★阿修羅♪ > アーカイブ > 2013年3月 > 01日00時08分 〜
 ★阿修羅♪  
 
2013年3月01日00時08分 〜
記事 [政治・選挙・NHK144] 安倍政権支持率上昇の危うい未来 株価高騰なら何でもいいのか (日刊ゲンダイ) 
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-8163.html
2013/2/28 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ


いくらお人よしでも熟慮すべき現在の国情、政府官僚マスコミは既得権益保持安泰に安堵し真相を一切知らせず総体制化になったこの国

カムバックは美談を伴う。再起不能とされたスポーツ選手がケガや病気を克服して勝つ。会社を潰した社長が新ビジネスで目覚ましい業績を挙げる。そんな復活劇のウラには、血のにじむ努力や苦労があるものだ。それに見る者は感動を覚える。人並み外れた精神力や知識、そして何よりも他を圧倒する実力があればこそ、返り咲きがかなうのだ。

第2次政権を発足させた安倍首相は、ワシントンの講演で「I am back」と胸を張った。それでは安倍も、人知れず努力や苦労を重ねたのだろうか。前回の退陣から6年だ。政策について勉強をしたり、価値観が違う人に意見を聞いたりして、政治家としての幅を広げる時間は十分にあったはずだ。

確かに株式相場は調子がいい。安倍政権になってから、日経平均は右肩上がりだ。昨年11月の解散時から2000円あまり上昇した。最近はイタリア総選挙の煽(あお)りでグラグラしているものの、いまだにリーマン・ショック前の水準を維持している。株価が上がれば、暮らしも上向きそうな気がしてくるから不思議だ。国民は株高を運んできた安倍を歓迎している。実際に大新聞の世論調査を見ると、安倍内閣の支持率は7割と高い。

だが、株価が高騰すれば何でもいいのか。

そもそもこの相場は、安倍の手腕でも何でもない。

「投資家が市場に戻ってきたのは、貧乏神みたいな野田首相が退陣したから。そこに米国の財政の崖や欧州の債務危機といった問題が峠を越すタイミングも重なり、一気に過熱した」(大手証券)というのが真相だ。

安倍はきのう(27日)の夜、中小企業経営者を前に、「安倍さんは運がいいと言われるが、運も実力のうちですから」と話している。本人が誰よりも分かっている。安倍は運が良かっただけ。6年前から進歩したわけではない。

◆2本の矢が折れたアベノミクス

政治評論家の山口朝雄氏が言う。

「安倍首相は前回の失敗を書き留めたノートを毎日のように読み返しているそうです。保守的な政策を前面に出さず、経済の再生から訴えたのも、前回の反省からでしょう。ただ、勉強しているのは見せ方や振る舞い方ばかりのようで、中身は変わっていない。経済政策にも目新しさはありません。公共事業のバラマキは自民党の伝統的手法だし、金融緩和は民主党政権もやっていた。安倍首相の退陣は体調を崩したためとされますが、持病の悪化は参院選の敗北が原因です。それを招いたのは幼稚な政権運営にあった。お友達内閣とヤユされたように、仲間内だけで物事を進めようとして、国民の信頼をなくしたのです。経済政策では、格差拡大の小泉構造改革路線を踏襲している。そんな無能首相に重大な仕事ができるとは思えません」

実際、経済政策は早くも行き詰まっている。

「財政出動と金融緩和、成長戦略を3本の矢としていますが、すでに2本は折れてしまった。財政は限界が近づいているし、金融はG20が通貨安戦争の回避で合意するなど国際的に釘を刺された状態。結局、規制緩和を成長戦略の柱と位置付けてTPPに参加し、米国の要望を聞くことしかできないのです」(筑波大名誉教授・小林弥六氏=経済学)

TPPは国内産業をズタズタにする猛毒だ。相手国で不利な扱いを受けた企業の提訴を認めたISDS条項は政府の手足を縛る。中小零細企業の保護に乗り出せば、「不公正な競争を阻害する」と待ったがかかる恐れも強い。とてもじゃないがのめるようなものではないのだ。

◆輸入デフレ招くTPP歓迎の支離滅裂

それでもマスコミは、安倍政権に注文を付けようとしない。それどころか、「内政・外交の課題に着実に取り組んでいる」と思い切りヨイショしている。

腰抜け野党のテイタラクで補正予算が成立すれば、「決められる政治」と自画自賛した安倍の言葉を無批判に垂れ流す。オバマ米大統領と会談すれば、「日米同盟の復活をアピール」と大騒ぎ。社説ではTPP賛成の論陣を張っている。

「マスコミは、TPPで関税がなくなれば、外国製品が安くなると肯定的に報じています。しかし、安倍政権は、2%の物価上昇を目標にしたインフレターゲットも打ち出し、デフレ脱却を目指すと強調している。これにもマスコミは賛成しているから支離滅裂です。輸入デフレを招くことになるTPPを支持する一方で、物価上昇策も必要だとするのはおかしい。政策の不整合は明らかなのに、それを指摘しようとしないのだから、理解に苦しみます」(法大教授・五十嵐仁氏=政治学)

民主党は政権交代で明治以来の官僚統治を改めると訴えた。先頭に立ったのが、小沢一郎だ。官僚やマスコミの既得権にメスを入れようと奔走した。だが、既得権を守りたい霞が関とメディアの執拗なバッシングで地位を追われ、野田の自爆テロ解散で旧体制の自民党が復権。官僚統治は頑強なままで崩れず、権益も残された。安倍批判が高まらないのは当然だろう。

◆翼賛体制許した戦前に似た危うい雰囲気

国民は何も真相を知らされず、総体制化に組み込まれていく。長い物に巻かれるのは日本の国民性だ。明大講師の関修氏(心理学)が言う。

「フランスでは、『人と同じことをしていては、あなたらしさを発揮できない』と教育されます。だが、日本人は協調性が美徳とされる。ご飯のときも、だれかが注文すると『私も同じで』と言ってしまう国民性です。しかも、都合の悪いことは見ようとしない。安倍首相が政権運営に失敗して退陣したことも、水に流して忘れている。東京五輪招致なども、デメリットがたくさんあるのに、みんなで応援しようなどと肯定するのです。大政翼賛体制を許した戦前に近い雰囲気。危うい感じがします」

スポーツでも、日本が勝てば「やった、やった」と大騒ぎ。柔道で、しごきと称する暴力が横行していても、金メダルを取れば「よくやった」と喝采を送る。そんな一体化を善とする国粋主義の国民性が、安倍の暴政を肯定しているのだ。

「安倍政権になっても、この国の問題は一歩も前進していない。原発事故の収束は見えないし、復興もスピードアップしている様子は伝わって来ない。良くなったのは、株価だけでしょう」(山口朝雄氏=前出)

その一点で「すべてオーケー」と評価できるほど、日本の課題は少なくない。不都合な真実を知ろうとせず、曖昧な期待感で安倍政権を支持するのは愚かな行為。努力や苦労のない安易なカムバックを許してはいけないのだ。



http://www.asyura2.com/13/senkyo144/msg/536.html

記事 [政治・選挙・NHK144] 「安倍がいくら強い日本といったところで、世界からは、バカでなければ嘘つきだとしか見られない:兵頭正俊氏」 (晴耕雨読) 
http://sun.ap.teacup.com/souun/10169.html
2013/3/1 晴耕雨読


https://twitter.com/hyodo_masatoshi

安倍晋三がしきりに「日本を取り戻す」と言っている。

これは「米国の日本を取り戻す」という意味なのだが、安倍は勘違いしている。

鳩山のときに多少のもたつきはあったが、菅直人、野田佳彦とすぐに持ち直し、自民党ばりの対米隷属、官僚依存になったのである。

国会もねじれているが、世相もねじれている。

「右翼」が売国のTPP参加に賛成し、リベラルあるいは「左翼」が愛国や民族の自立を唱えている。

TPPほどの不平等条約はこれまでなかったと思われるが、賛成する向きは、米韓FTAを調べることだ。

先の衆議院選挙で自民党は、TPPに反対するような公約をした。

あれはすべて嘘だったのである。

米国に巧妙にナショナリズムを牽制された安倍晋三は、TPP参加表明に追い詰められた。

宗主国にとって植民地は、富の略奪地以外の意味はないのである。

米中戦争に巻き込む植民地など、必要ないのだ。

安倍は22日のオバマとの首脳会談で、日本の防衛力を強化するとの方針を伝えた。

これは米国の防衛関連予算の負担軽減のため命令されたものである。

尖閣をめぐる日中関係の緊張については、安倍はオバマに、日本は常に冷静に対処していく考え、と述べた。

安倍にも次第に米国の空気がわかってきたのだ。

安倍はオバマに、防衛予算を10年以上ぶりに増額させることを公約とし、自衛隊の人員強化も認めたと報告した。

自衛隊の活動範囲を厳格に制限している国内法を緩和する意向も示した。

米国の高額な兵器購入に結びつく話ならOK。

しかし米中戦争に巻き込む話ならダメ。

はっきりしているのだ。

オバマとの会談の後、戦略国際問題研究所(CSIS)で、安倍は 「強い日本が戻ってきた」と20分間の講演を行った。

その中で「日本は尖閣問題を拡大するつもりはなく、日中関係は日本にとって最も重要な二国間関係のひとつである」と述べた。

このあたりに米国の空気を読み取った跡がある。

安倍は、戦略国際問題研究所(CSIS)で、「強い日本が返ってきた」と力んで見せた。

しかし、世界からすれば、強い日本とは米国に対して対等にものをいえる日本、のことだ。

安倍はオバマに対して、米軍の基地負担に苦しむ沖縄のことについては何もいえない。

また、安倍は、世界の最大の安全保障上の関心事である福島原発事故から逃げ回っている。

そんな安倍が、いくら強い日本といったところで、世界からは、バカでなければ嘘つきだとしか見られないのである。



http://www.asyura2.com/13/senkyo144/msg/537.html

記事 [政治・選挙・NHK144] 世論操作された日米首脳会談の真相 [春名幹男「国際情報を読む」] (日刊ゲンダイ) 
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-8168.html
2013/2/28 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ


政権の浮沈は報道にかかっている。メディアに巧みに情報を供給すれば、世論操作は可能だ。

日米首脳会談での環太平洋経済連携協定(TPP)をめぐる「聖域」問題は、そんな単純な公式を示しただけだった。

実はTPPに関する日米共同声明は、ニュースでも何でもなかった。それが証拠に、欧米を代表する経済紙フィナンシャル・タイムズもウォール・ストリート・ジャーナルも「聖域」問題など全く伝えなかった。

そもそもTPP交渉では、「聖域」などという言葉は全く使われていない。自民党が衆院選公約で「聖域なき関税撤廃を前提にする限り、交渉参加には反対」と明記したのが初めてだろう。

現在、TPP交渉の参加国は11。いずれの国にも聖域らしきものがある。最終的には、各国の産業保護に配慮して関税を残す例外が設けられるのは常識といえる。

またオバマ米政権が日本の参加を熱望しているのも事実だ。日本が入れば、TPP参加国が世界の国内総生産(GDP)に占める割合は30%弱から40%弱へと拡大する。

交渉が本格化すればオバマ政権は議会から「一括交渉権限」を得る必要があるが、日本が交渉未参加の状況ではまだそんな手続きもしていない。オバマ氏はTPPと米欧自由貿易協定で製造業復活と雇用増を図る狙い。

だから日本の参加はオバマ戦略に王ラスだ。「交渉前(に)異例の『声明』」(読売)に応じたのはそんな理由からだ。

安倍首相はこれを受けて「聖域なき関税撤廃は前提ではないことが明確になった」と勝利宣言、党内でも一任を取った。

しかし共同声明は「聖域」という言葉さえ認めていない。国内事情で微妙な問題があると「センシティビティー」を認め、すべての物品が「交渉の対象」と確認した。実際は「交渉継続」(ウォール・ストリート・ジャーナル)で一致しただけだ。

安倍首相が自ら「聖域」というハードルを設け、自分の解釈でハードルを越えた、と宣言して、メディアもそれをうのみにしたというわけだ。

米外交誌フォーリン・ポリシーのブログはオバマ大統領自身が歴史問題を熟知していると書いた。安倍首相がタカ派色を封印してから実現した今回の首脳会談。共同会見も夕食会もなかった。

◇春名幹男 早大客員教授。1946年、京都市生まれ。大阪外大卒。共同通信ワシントン支局長、特別編集委員を経て現職。95年ボーン・上田記念国際記者賞受賞。「秘密のファイル―CIAの対日工作」など著書多数。



http://www.asyura2.com/13/senkyo144/msg/538.html

記事 [政治・選挙・NHK144] 蒋介石が隠したかった 尖閣の新事実
尖閣諸島をめぐる日中関係の緊張は収まる気配がない。
中国は従来、尖閣諸島は「古来、中国の固有の領土」であり、「日清戦争のときに盗み取られた」と主張。
中国外務省は、「第2次世界大戦後、『カイロ宣言』と『ポツダム宣言』などの国際文書に基づいて、釣魚島(尖閣諸島の中国名)を含む島嶼は、日本に占領されたその他の中国領土と共に中国に返還された」と指摘している。
ところがそのカイロ宣言が発表された1943年のカイロ会談の舞台裏で、中国が尖閣諸島の領有権を放棄していたことを示す決定的な事実が見つかった。
筑波大学名誉教授で東京福祉大学国際交流センター長の遠藤誉さん(72)が、新著『チャイナ・ギャップ 噛み合わない日中の歯車』(朝日新聞出版)の中で明らかにした。
カイロ会談には、米英中首脳が出席。この時、中華民国主席の蒋介石は米大統領ルーズベルトと2人だけの「密室会談」を行った。ここでルーズベルトが、

「日本を敗戦に追いやった後、琉球群島をすべて中華民国にあげようと思うが、どう思うか」

と何度も聞いたにもかかわらず、蒋介石が断ったというのだ。
ここでいう「琉球群島」には、尖閣諸島も含まれる。1895年に尖閣諸島は沖縄県に編入されているからだ。この密談の後、蒋介石は琉球群島領有を断ったことをひどく後悔し、同席した部下に「絶対に口外するな」と口止めしたという。
蒋介石が領有を断った理由は、日本と新たな摩擦を起こすより、内戦中の中国共産党を倒すことに全力を注ぎたかったためではないかと遠藤さんは見る。
※AERA 2013年3月4日号
http://www.asyura2.com/13/senkyo144/msg/539.html

記事 [政治・選挙・NHK144] TPP賛成で超党派議連準備…狙いは民主分断?
安倍首相が21日から訪米するのを前に、環太平洋経済連携協定(TPP)への交渉参加をめぐる駆け引きが活発になってきた。

 民主党と日本維新の会、みんなの党の有志議員が、TPPへの交渉参加を求める超党派議員連盟の設立準備を進めていることが19日、分かった。みんなの党の浅尾慶一郎政調会長が、民主、維新の会両党に呼びかけたもので、浅尾氏は19日、国会内で記者団に「野党にもTPP交渉参加の応援団がいると見せることが、首相へのプレゼントになる」と趣旨を説明した。民主党からは枝野幸男前経済産業相が参加する見通しで、維新の会も参加する意向だ。

 民主党内にはTPP交渉参加に推進・反対両派の議員がいることから、「民主党を分断する狙いではないか」との見方が出ている。

(2013年2月20日00時08分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130219-OYT1T01319.htm?from=ylist
http://www.asyura2.com/13/senkyo144/msg/540.html

記事 [政治・選挙・NHK144] 菅直人氏 山口生まれでも山口県出身総理大臣展から「除名」
2013.02.28 16:00
http://www.news-postseven.com/archives/20130228_173531.html


 政界どころか、自身の生まれ故郷にとっても“忘れてしまいたい”人になってしまったのかもしれない。
 
 山口県では現在、2度目の安倍首相誕生を記念して、「安倍晋三内閣総理大臣御就任/山口県の総理大臣展」が開催されている(3月まで県内各地を巡回)。安倍首相の愛用品や、「主張する外交」などの活動記録、昭恵夫人のコーナーとともに、伊藤博文、桂太郎、岸信介、佐藤栄作ら、山口県出身の8人の総理の歴史と業績を映像やパネルで紹介する内容だ。
 
 だが、そこには山口県出身である菅直人・元首相の名前が見当たらない。
 
「首相官邸のホームページには、『(歴代総理大臣の)出身地は原則として、戦前は〈出生地〉を、戦後は〈選挙区〉を記載』とある。それに従ったということです」(山口県総合政策部)
 
 東京生まれ、東京育ちの安倍首相が“主役”で、山口生まれ、山口育ちの菅元首相が“除名”とはかわいそうな気もするが、菅氏に感想を聞くと、「特にコメントはありません」という素っ気ない回答だった。
 
 実はこの展覧会、アベノミクスによる好景気を追い風にしてさぞ盛り上がっているかと思いきや、お祝いムードはすでに薄れている様子。2月11〜16日に展示場所となっていた萩美術館では、「総理とツーショット」が撮れる安倍氏の等身大パネルもひとり寂しく佇んでいた。
 
「ロビーの一角で展示していますが、見ていくお客様は少ないです。写真を撮っている人は1時間にひと組くらい」(美術館関係者)
 
 展覧会が大入り満員なら菅氏も悔しがったかもしれないが、閑古鳥なので胸をなで下ろしているのかな。

※週刊ポスト2013年3月8日号

http://www.asyura2.com/13/senkyo144/msg/541.html

記事 [政治・選挙・NHK144] 安倍晋三首相の施政方針演説は、平成版「富国強兵」策、国民の70%が賛成! (板垣 英憲) 
http://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/09a8b6970ee5cd50da35838c2b80ca88
2013年03月01日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」

◆平成版「富国強兵」策、安倍晋三首相が2月28費午後、衆院本会議で行った首相就任初の施政方針演説は、まさに明治政府が掲げた国策をほうふつとさせる内容で、実に名演説だった。

 「強い日本を取り戻す」「世界1をめざす」「美しい日本づくりを行う」と元気で、勇ましい言葉が散りばめられていた。

 バブル経済崩壊後、約20年続いた「デフレ経済」から脱却して「インフレターゲット2%」をめざして、日本経済を強化する。その手段が「アベノミクス」である。

 金融出動、財政出動、成長戦略の3つ、すなわち「3本の矢」(サンフレッチェ)を束ねて、日本経済再生の武器として、「世界1の経済大国」を再び実現しようと、鼻息が荒い。国民生活を豊かにするには、サラリーマンの給与を上げなくてはならない。安倍晋三首相は、経団連の米倉弘昌会長(住友化学会長)に「各企業の給与を引き上げるよう」要請している。これも勇気ある行動だった。自民党のトップである首相が最大スポンサーである経団連トップらに給与について意見を言うなど、極めて異例なことだったからである。
◆しかし、この「3本の矢」もまだ、「未完の武器」である。

 全産業を牽引する機関車となる産業を特定していない。「産業競争力会議」が取り上げているのは「規制緩和」というシステム上の問題にすぎないのである。「1995年IT元年」以来、IT革命を主導したような産業を見つけなくてはならないのだ。

 いま想定されているのは、ロボット産業、太陽光産業、バイオ産業などだが、全国民、あるいは全世界の人々が「そうだ!」と思うようなものでなくてはならない。具体的に決まるのは「6月」というから、それまではお預けだ。その間に「株高=円安」の勢いが続けば良いのだがという心配もさせている。

◆「強兵」策の方は、オバマ大統領をはじめ米国からの強い要請で着々と準備が進められている。

 安倍晋三首相は、2013年度政府予算案で、防衛予算を増額したことを明記した。日米同盟・安倍体制の下で、日本は米国の「核の傘」と駐留米軍の兵力によって守られてきたが、いまは米国が財政難のため、原点に戻って「自分の国は自分の手で守る」しかなくなっている。当然の論理として「憲法改正」→「国民皆兵・徴兵制(男女平等)」→「海外派兵」→「世界戦争参戦」(国際協力部隊〜国連正規軍への参加)が待ち構えていることを日本国民は覚悟しなければならない。

 「日本を取り戻す」とは、大日本帝国陸海軍の栄光を取り戻すことである。

 日本は、太平洋のハワイ以西の海域を、米国は、以東の海域を分担して支配する時代が到来しつつある。中国に対しては、日米両軍が共同して封じ込めていくのだ。

 教育面では「道徳教育」に力を入れるという。これは、戦後廃止された「教育勅語」の復活を意味している。また、「6・3・3・4制」の単線型学制を改革しようとしている。「帝国大学・高等学校・師範学校・高等専門学校・中学・尋常高等小学校など」「陸軍士官学校・海軍兵学校」の複線型に戻そうとするのかは、まだ定かではない。しかし、これもまた復古主義への回帰を狙っているのかも知れない」

 日本国民有権者の70%が安倍晋三首相を支持しているというから、おそらく、この「富国強兵」策を諸手を上げて賛成しているに相違ない。


本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
安倍晋三首相が原発再稼動に意欲を燃やす陰で、福島第1原発に投入された数多くの作業員が消息不明になっている

◆〔特別情報@〕
 「3.11」から間もなく丸2年になる。大事故の処理に投入された作業員たちはいま、どうなっているのか?果たして、健康で生きているのか。それともすでに亡くなって闇から闇に葬られているのか?悲惨な目に遭っているといわれながらその実態が明らかにされていない状況の下で、朝日新聞が2月28日付朝刊「1面」で「原発作業員の被爆記録 東電、2万人分未提出」という見出しをつけて、東電が原発作業員の健康管理に手を抜き、文字通り「人権無視のズサンな会社」である実態を暴露している。


http://www.asyura2.com/13/senkyo144/msg/542.html

記事 [政治・選挙・NHK144] オバマ政権が安倍政権に示した「三本のイヤ」 (植草一秀の『知られざる真実』) 
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2013/03/post-8032.html
2013年3月 1日 植草一秀の『知られざる真実』

2013年の2ヵ月が過ぎた。「光陰矢の如し」だ。

安倍政権は絶好調に見えるが、本当にそうなのだろうかとの側面も見え始めている。

2月28日の施政方針演説で、安倍氏は原発再稼働を明言した。

日米首脳会談を受けてTPP交渉への参加意向を表明しつつある。

さらに、普天間代替施設を名護市辺野古海岸に建設するための埋め立て同意申請書を名護漁協に提出した。

なぜ、ここまで先を急ぐのか。

2013年7月には参院選がある。

安倍政権は参院選勝利に照準を合わせたはずだ。

参院選に照準を合わせるなら、それまでは「音無しの構え」というのが既定路線のはずだ。

円安・株高の宴を催し、客をほろ酔い気分にさせる。

その半催眠状態で参院選になだれ込む。

これが基本戦略であったはずだ。TPPも原発も辺野古基地も選挙後に先送りするということではなかったのか。


ところが、安倍氏は先を急いでいる。何かにせき立てられるかのように。

政権に勢いが出てきたタイミングを逃さず、懸案事項を一気に片づけてしまおうということなのか。

それとも、政権にとっての重荷をあえて目の前に広げなければならないような事情が発生しているのか。


安倍氏の訪米を日本のメディアは大きく取り上げ、絶賛の嵐の様相だが、米国では安倍訪米がほとんど伝えられていない。

明らかに著しい温度差がある。

実際、米国の安倍氏受け入れは、極めてぞんざいなものだった。

出迎えなし、

晩餐会なし、

共同記者会見なし、

のないないづくしだった。

米国による「三本のイヤ」といったところか。


冷遇しても、すべて言いなりになる政権であると、甘く見られているのか。

安倍首相は米国で英語での講演をしたが、大統領はもちろん、上席の大統領補佐官、閣僚、上院議員は誰一人として講演会に出席しなかったように見える。

子会社の社長が本社を表敬訪問するときに、親会社の課長代理や係長が出て応対したかのような対応だった。


土産の大きさ、土産の多さは、政権の「追い込まれ度」を測る尺度であるとも言える。

原発、TPP、辺野古だけで、訪米3回分の土産であるということができるだろう。

この訪米前に、すでに牛肉輸入規制緩和のお土産を航空便で送っていた。

その上に、上記の特注土産の三連発だ。

これでは、交渉にならない。

まさに朝貢外交である。

歴史上の朝貢外交は、中心国への貢物よりも中心国から従属国への下賜物の方がはるかに大きな価値を示していたから、植民地外交と言った方が適切かも知れない。


この現実を見ると、安倍政権が対米関係において、実際には追い込まれた状況にあるとの仮説も浮上する。

元外務省国際情報局長の孫崎亨氏が

新著
『これから日本はどうなるか−米国衰退と日本−』
(ちくま新書)

を出版された。

米国を取り巻く世界情勢の現在が、この1冊に凝縮されている。

米国外交に関する基本文献が網羅的にサーベイされたうえで、米国を取り巻く世界情勢が急激に変化していることが正確に、そして客観的な視点で示されている。

現代世界を鳥瞰するうえで、最高の情報を提供くれている。

必読書のひとつと言ってよいと思う。孫崎氏は本当に素晴らしい仕事をされる。


米国外交においても、最大の環境変化は中国の台頭、中国の躍進なのである。

日本人は米国が嫌中国で親日本であることを絶対の前提に置いてものを考えがちだが、米国のなかにも中国の台頭を正確に認識し、中国の重要性を強く認識する勢力が拡大している。

この点を読み誤ると、日本は大きな間違いを犯すことになる。

安倍政権の焦りとも言える行動の裏側に、米国外交の構造的な変化が透けて見えるのである。


http://www.asyura2.com/13/senkyo144/msg/543.html

記事 [政治・選挙・NHK144] ◎維新の内紛が物語る空中分解の予感 もうブームの再来はない (永田町幹竹割り) 
http://thenagatachou.blog.so-net.ne.jp/2013-03-01
2013-03-01 06:04  永田町幹竹割り


 江戸っ子流にいえば維新の内紛は「ガキのけんかでもあるめえし」というところだろう。それにしても日銀総裁という最大の人事案件まで得意の“政治的アピール”に使うとは、維新の会共同代表・橋下徹はどういう神経の持ち主なのだろうか。国会議員団を“下部(しもべ)”とでも考えているのだろうか。もともと総選挙における大阪以外の地方区の壊滅は、橋下維新の虚飾性を露呈するものであった。ブームは幻であったのだ。これでは参院選挙で、再びブームなど起きるはずがない。

 かねてから「双頭のヘビ」と指摘してきたところだが、大阪から国会議員団を“遠隔操縦”することなど不可能だ。ましてや、橋下の頭の上がらない石原慎太郎がトップだ。「黒田東彦日銀総裁」人事に異論を唱えたかったら、大阪市長を辞めて自ら衆院議員になるべきであったのだ。維新の国会議員団の判断はまっとうであった。騒動の発端は、日銀総裁に副総裁候補の岩田規久男を充てるべきだとする橋下の主張に国会議員団側が反発したことにある。国対委員長・小沢鋭仁が「人事はベストに近い」と述べ、橋下の逆転人事を「黒田さんは辞退するだろう」と反対したのは筋が通っている。橋下は財務省出身だけを問題視しているが、日銀人事は純粋に適材かどうかに絞って判断すべきであって、経歴を問題にするのは不見識のそしりをまぬがれない。「口を出すな」という声ももっともだ。

 ところが橋下はこけんに関わると思ったに違いない。国会議員団にメールを送り、方針を覆そうとしたが、議員団の大勢は人事容認に向かっている。ついに頭にきて「代表に口を出すなと言われたら、どうぞお好きにやってくださいということになる。そんなこと言われて代表のポジションにしがみつくような人生哲学は持っていない」と、お得意のたんかを切るに至った。記者会見でも議員団を「与党ぼけ」と、とんちんかんな批判をする始末。かねてから橋下の一貫した政治手法は、あらゆる事象を利用して“しゃしゃり出る”というテレビタレント型である。

 先の桜宮高校の体罰・自殺問題でも、過激な発言を繰り返し、入試の中止や廃校の可能性にまで言及、心ある人々のひんしゅくを買った。教育の場を一挙に我田引水のアピールの場に変えてしまうのである。日銀人事も小沢が陳謝してけりがついたが、不思議なことに共同代表の石原慎太郎(80)や副代表の平沼赳夫(73)は関与しないまま。なぜかというと、二人ともメールが出来ないし、チェックもしないからだ。橋下はそれを知っていて下っ端にだけに怒りをぶつけたことになる。

 国会議員団は白旗を掲げたが、これもだらしがない。結局人事を容認するなら最後まで突っ張るべきだった。次の選挙でも橋本人気を利用しようという魂胆があるからに違いない。しかし、おそらくその思惑は、無駄に終わるだろう。一連の橋下の行動で出てきた政治能力は、一部民放コメンテーターたちが「天才」と褒めそやすようなものでは全くない。むしろ「狭量」で「こらえ性」のない性格の露呈である。これでは国政はつかさどれない。橋下流で国際情勢に対処すれば、尖閣問題ではレーダー照射があった途端に、反撃命令を出すようなことになるだろう。政治とは咀嚼(そしゃく)であり、熟成である。橋下の手法は大阪の市長レベルでは通用しても、国政には通用しない。

 総選挙で維新が取った54議席はその数ばかりに目が行っているが、詳細に選挙結果を分析すれば、もう既に維新ブームは陰りを見せていたことが明白だ。54議席の内実は選挙区では当選者は大阪中心であり、全国的には地方区は壊滅状態であった。立候補者と当選者の割合は自民党が82%当選なのに対して、維新は9.2%にとどまった。大阪以外の当選率はわずかに1.4%だ。

 この結果が予感させるるものは参院選挙の不振であろう。今回の内紛は起きるべくして起きた。もともと石原や旧太陽系との合流は実体的には政策抜きの“野合”の色彩が濃厚であり、今後国会審議や具体的政策課題が発生するたびに、双頭のヘビは立木に引っかかって動けなくなる様相を呈するだろう。原発一つ取っても騒動の要因となる。この実態を度々有権者が目の当たりにすれば、再び維新のブームなどは起きえない。まさに自民党副総裁・高村正彦が「多くの国民が橋下氏を野党ぼけと思っている」と、批判したとおりだろう。 


http://www.asyura2.com/13/senkyo144/msg/544.html

記事 [政治・選挙・NHK144] 安倍「隷米“軍需”政権」は「伊勢神宮創建」精神を曲解した紀元二千六百年&皇国史観型の軍需経済(原発利用式)パラノイア
<span class="deco" style="font-size:large;font-weight:bold;">■[情報の評価]安倍「隷米“軍需”政権」は「伊勢神宮創建」精神を曲解した紀元二千六百年&皇国史観型の軍需経済(原発利用式)パラノイア</span>


<span class="deco" style="font-size:small;font-weight:bold;"><注記>お手数ですが、当記事の画像は下記URLでご覧ください。</span>
<span class="deco" style="font-size:small;font-weight:bold;">http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20130301</span>


[f:id:toxandoria:20130301060901j:image:w360]
<span class="deco" style="font-size:x-small;">・・・画像『宇佐神宮の梅』2013.2は、http://urx.nu/3mZo より転載</span>。


[f:id:toxandoria:20130301061014j:image:w640]
<span class="deco" style="font-size:x-small;">・・・画像『太宰府天満宮の梅』は、http://urx.nu/3mZZ より転載。</span>


<span class="deco" style="font-weight:bold;">Lara Fabian - Je t`aime encore _ 2012</span>
[http://www.youtube.com/watch?v=T8npW8AHP04:movie]


[f:id:toxandoria:20130301075327j:image:right]<span class="deco" style="font-weight:bold;"><注記>神憑り安倍・隷米“軍需”政権の御神体「神道政治連盟」</span>
・・・「事実上、全国88,000社の神社を統括する」神社本庁の外郭政治団体である神道政治連盟の会長は安倍晋三・自民党総裁で、神道政治連盟(神政連)は国政選挙等における自民党の中核的集票マシンである。また、その神道政治連盟(神政連)が<ウラニウムもプルトニウムも放射能もれっきとした大自然の一部なので、それらを有効に活かす日本の原子力平和利用(原発、核燃サイクル、もんじゅ)は自然アニミズム信仰たる神道の道理に叶った日本にこそ相応しいエネルギー・産業政策である>という、やんごとなくも“神憑る”お墨付きを安倍・自民党政権へ授けていることは周知のとおり。


<span class="deco" style="font-size:large;font-weight:bold;">(プロローグ)“神憑り”安倍政権の正体</span>


[f:id:toxandoria:20130301061427j:image:w360:right]<史実の可能性が高く真の国家安全保障を実現した『7−8C/天武・持統期〜平城京遷都頃の伊勢神宮創設と日本民族伝統確立の真の意義(民百姓の安寧・福利を第一とする国家建設理念の存在)』を隠蔽する意思が潜む>という意味で、「神武天皇と神功皇后新羅(三韓)征討」なる空想論の神話論理(ミソロジー/それは、日本書紀が創作した時に先ず上層・貴族世界層で共有化され、以降は南北朝末期の太平記で民百姓へ普及し、以降は太平洋戦争期まで真実として疑われなかった)は、「科学と経済の両合理性」を、疾うに、完全に失ったにもかかわらず未だに「原発安全神話」を高く掲げて世界原子村&ウラニウム資源コングロマリット御用達の詭弁に付き従うばかりか、「一般国民の犠牲を一切厭わぬ非情な上層(1%派)の代理人たる安倍政権」の紀元二千六百年型<虚構論理>に通じる(画像『神武天皇説話のイメージ』は、http://urx.nu/3lls より転載)。
http://www.facebook.com/tadano.oyaji.7#!/photo.php?fbid=340635172720445&set=a.110630322387599.11985.100003218947947&type=1


案の定だが、原発復帰へ猛進し始めた安倍・自民党!フクシマ3.11原発事故の過酷な現実(4号機問題等)を無視した神憑りの安倍政権は「エネルギー計画検討委員会」から脱原発派の委員を排除して、オバマと米CSIS(ネオコンの牙城とされる保守系シンクタンク)へ原発推進を確約した!⇒ エネ計画検討委 脱原発派を交代 経産省方針hanachancaue2013.02.21 07:08 http://urx.nu/3mNo


[f:id:toxandoria:20130301061650j:image:w360]かくて、<原発安全神話>が復活し<反・脱原発派へのクレージー呼ばわり>も取り戻される鴨?!日米首脳会談の目的は安倍が米CSISへ原発推進の復活を報告することだった!メディアのプロパガンダにコロリと騙される余りにも善良な日本国民!<原発推進>賛成が60%超も時間の問題だろう!⇒TPP賛成63%に増 内閣支持上昇72%へ増 共同通信世調 - MSN産経http://urx.nu/3nES hanachancause2013.02.25 04:09


ホ〜ラ、それ見たことか!医療保険こそが米国のTPP本命ターゲット、場外で神輿を担ぎ祝詞を上げる安倍・軍需アホノミクスと、今ごろ騒ぎ出すアホ・マスメディア!⇒【TPP】の焦点に医療保険浮上 厚労省「国民皆保険制度」崩壊に危機感−MSN
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130226/trd13022622420008-n1.htm
hanachancause2013.02.28 11:10


<span class="deco" style="font-size:large;">1 古代日本における渡来文化の痕跡</span>


<span class="deco" style="font-size:large;"><span class="deco" style="font-weight:bold;">(日本の古代化/幼生期・日本へのプロローグ) </span></span>


[f:id:toxandoria:20130301075024j:image:w640]


[f:id:toxandoria:20130301075053j:image:w640]


<span class="deco" style="font-size:x-small;">・・・これら二枚の画像は『大阪高低差学会のブログ』 http://osakakoteisa.blog.fc2.com/ より転載。</span>


この『大阪高低差学会のブログ』から引用した二枚の画像(それぞれ低地を青塗りしたもので、一枚目は大阪湾を中心とする地域を、二枚目は奈良から京都南部辺りを俯瞰している)は、縄文海侵(進)、平安海侵(進)など遥かな太古から古代にわたり海水面の上昇が幾度となく繰り返された時代の様々な可能性を連想させて非常に興味深い。


無論、それは特に想定される数回の大きな海侵(進)の時代にだけ渡来人が押し寄せたという意味ではなく、それらの狭間の時にも海水面の上昇と後退が幾度となく繰り返されてきたことが想像されるからであり、加えて、これらの画像について『大阪高低差学会のブログ』さんが<以下>のように分析しているからだ。


<地形図に歴史ある神社をプロットしてみた。すると低地と高台の境目にすべてが当てはまる。岬や崖の上は古来より聖地とされてきたというが、あるべき場所に重要な神社が置かれていることを改めて実感する。また、上町台地の南には世界的歴史遺産である百舌鳥(もず)古墳群があり、その東側に古市古墳群がある。百舌鳥古墳群は海からよく見える場所にあり、古市古墳群は大和川を遡り大和へ向かう途中にある。両古墳群は渡来人が多く訪れた地域でありアースダイバー的にもとても興味深い地域だ。>


因みに、二枚目の奈良から京都南部辺りの俯瞰図(画像)を見ると、四天王寺と難波宮跡(飛鳥宮、斑鳩宮、大津宮、平城京などとの間で遷都の往還的繰り返しはあるものの凡そ大化の改新から律令国家形成期の舞台となったところ)が半島状地形の上に南北の関係で並び、さらに生駒山を挟む真東の奈良盆地内の対称地点に平城京があり、その南には法隆寺が位置し、平安時代前期(9世紀半頃)に宇佐神宮(九州・豊前国)から勧請された石清水八幡宮が淀川から宇治川へ変わる辺りの岬状の場所(川岸の近く)に立地するなどがわかり興味が尽きない。まるで、古墳時代末期〜飛鳥時代〜奈良・平安初期の歴史をリアルに俯瞰しているかのような錯覚に襲われる。


更に連想されるのが凡そ飛鳥・古墳時代末期から遥か紀元前後まで遡る「日本古代化へのプロローグ」の時代、つまり「日本書紀」、「古事記」が描写する日本の神話・説話の世界と重なる時代だ。そこで、大きく此の「日本古代化へのプロローグ」期から「日本国の輪郭が成立して天皇の呼称が開始する天武・持統期(7世紀後半)」の時代辺りまでを「広義の日本の古代化(日本国の幼生期)」と見立てることが可能であるだろう。すると、この時代に見逃せないのが渡来人の夥しいばかりの数の多さと、彼らが此の日本国の幼生期(黎明期)の基盤造りに果たした役割の大きさということである。


歴史学者・上田正昭氏(京大名誉教授/参考文献、下記◆)によれば、およそ奈良時代末〜平安時代初期辺りを境(基準)として、それより遥か以前に渡来した人々は「前渡(まえわたり)」、その頃に来たばかりの1・2世位の渡来人は「今来(いまき)」と呼ばれ、貴族あるいは官僚・学者・僧侶・特殊技術者などとして朝廷に仕えた「前渡」が自国の話し言語を忘れた(殆ど倭人化した)ため「今来」が通訳に取り組むなどの場面も見られたようだ(一方、この頃の日本語の書き言葉は漢字で書かれた、つまり中国語での表記なので指導層に属する倭人と渡来人の間での意思疎通は可成り図れたと考えられる)。


◆上田正昭編『古代の日本と渡来の文化』−学生社−


より深く「広義の日本の古代化(日本国の幼生期)」が意味するところの概観のため、もう一人の注目すべき歴史学者・深谷克己氏(早大名誉教授)の著書『東アジア法文明圏の中の日本史』(岩波書店)から、関連する部分を下に引用・転載しておく。


・・・社会が政治的支配・被支配ではなく、長老・祈祷者などの経験知・託宣に導かれ、集団の合意によって行為を決定する「運営社会」から、特段の有力者か少数上位者の意思によって左するか右するかを指図される「政治社会」へ変化することが「古代化」である。中でも日本史では、当初から東アジアの「古典古代」を継受するという(自意識を持つ)大陸諸王朝群の、さらに周辺に位置して、かつ王への上昇を欲求するいくつもの集団(日本列島でいえば渡来系、倭人系の諸豪族から成る数多くの集団)が一段上へ争闘を繰り返し鬩ぎあう地域であったために、国際的な力が往復的に働く中で消長し、長い時間を要した古代化になった。・・・


・・・そのような意味での「古代化」は、数世紀にわたる長い過程であって、初めから「日本国」だったのではない。「別れて百余国」と記された時代から、奴国・邪馬台国等の小国あるいは連合国時代を過ぎて何世紀も後に、東アジア法文明圏において承認される「国号」として「日本」、「日本国」が称され始めた。日本列島にはなお独立性の強い広大な政治的勢力、部族社会が各地に跋扈しており、それらに対抗しつつ、幼生期の日本国は国際関係において優越した地位を得たということである。・・・


・・・東アジア世界では、618年、後継中華王朝である唐が隋を滅ぼして周辺諸国に圧力が及んだ。「異国」化の意識を強めた「倭」は百済の遺民と連合し、新羅と連合した唐と663年に白村江で戦い敗れた。唐は、講和の施設を日本へ派遣し、華夷の国交が始まり、それが「日本国」であろうとする、またその方向を中華王朝が認める画期となった。国号変更は、倭という文字が雅(みやび)でないという価値観が日本側にあったからだとされる。・・・


・・・また、古代以後にも、広い範囲の「唐物(からもの)」文物の渡来は留まることがなかった。ことに古代の「日本国幼生期」に、東アジア古典古代を継ぐ中華王朝の政治文化を吸引し続けたことによって、「外来文化の影響」を超えて、自らの「体質」(特に日本的と見なすべき超個性的な中華帝国よりも或る意味で高度化しソフィすティケイトされた体質←只野親父ことtoxandoria、補足)に近い域にまでそれが及んだ。最初に吸収したものから、さらに二次的に紡ぎ替えて日本風になった事物も数多くあり、身辺化して派及が気付かれなくなっているものさえある。それは、日本の政治文化の「基層」の構成要素となったと言ってもいいくらいである。・・・


<span class="deco" style="font-weight:bold;font-size:large;">(古代日本における渡来文化の痕跡/事例サンプル)</span>


飛鳥・古墳時代末期から遥か紀元前後まで遡る「日本古代化へのプロローグ」期に関わる渡来人と、渡来系関連文化の痕跡を少し探ってみると、その数は夥しいものとなり驚かされる。ただ、些かでも気を緩めるや否やトンデモ論、陰謀論あるいは与太話の類の術中に嵌るリスクもあるので、これらの点に留意しつつ幾つかの事例を以下に採録しておく。


<span class="deco" style="font-weight:bold;">大夫・難升米(たいふ・なんしょうまい)</span>(歴史学者、上田正昭氏)
・・・3世紀、邪馬台国の卑弥呼が魏に使わした大夫(中国で使われた役職名)とされる文字(漢字)を理解し、それを使うことができたとされる渡来系の人物。


<span class="deco" style="font-weight:bold;">史部(ふひとべ)</span>(歴史学者、上田正昭氏)
・・・記録・文書をつかさどって朝廷に仕えた部民(べのたみ)だが、3世紀頃に渡来したという王仁(わに)の子孫・西史部(かわちのふひとべ)と阿知使主(あちのおみ)の子孫・東史部(やまとのふひとべ)の二大勢力があったとされる。金石文(金属や石などに記された文字資料)の記録者が史部であったと考えられる。


<span class="deco" style="font-weight:bold;">古代の交流史、日韓で共有/百済の昆支王、ソウルで展示へ)</span>(2011.11.16産経MSN)http://urx.nu/3nrG
・・・5世紀の雄略天皇の時代に倭国(古代日本)に派遣された百済(古代韓国)の王族、昆支王(こんきおう)に関する展示スペースが、日本側の働きかけで、韓国・ソウル市に2012年・春開館する市立漢城百済博物館に設置された。
・・・昆支王は百済の21代・蓋鹵王(こうろうおう)の弟。日本書紀には、雄略5(461)年、蓋鹵王の命により倭国に派遣され、その際、兄の后(きさき)を妻として同行したが、出産したため、生まれたこの継子を帰国させ、後に25代武寧王となったと記されている。
・・・倭に渡った昆支の行跡に関しては、河内•近飛鳥で百済系の移住民を糾合して根拠地としたという見解がある。『新撰姓氏錄』の河内近飛鳥戸造の先祖と河内近飛鳥戸造神社の祭神が昆支である点と、倭で多くの子女が生まれたという点から推測すると、昆支を先祖とする後裔(末裔)の氏族が、今の河内・飛鳥郡一帯を中心に繁栄していたと思われる。これは百済人が倭に渡って造った横口式石槨が主流をなす河内平野古墳群の分布からも立証できる
http://urx.nu/3nrR)。
・・・なお、桓武天皇の生母である高野新笠(たかののにいがさ)は武寧王を遠祖とする渡来人「和」氏の出身という記述が『続日本紀』にある。新笠は皇后になることはできなかったが桓武天皇の生母として皇太夫人と称され、更に皇太后とも称された。


<span class="deco" style="font-weight:bold;">渡来系氏族の中で国号を氏姓とした氏族で最も著名なのが百済王氏(くだらのこにきしし)</span>(歴史学者、坂本義種氏ほか)
・・・百済最後の王・義慈王の子である善光を始祖とする日本の氏族。持統朝に百済王の氏姓を賜与された。氏として百済がつく氏族は百済朝臣、百済公、百済連、百済宿禰などがあるが、王という特殊な姓は、かつての百済を象徴する宗主的な存在であったことが窺われる。
・・・百済最後の国王義慈王は倭国と同盟し、その王子豊璋王と禅広王(善光王)を人質として倭国に献上した。しかし、660年百済は唐の進攻によってあっけなく滅び、百済王室は唐の都に連行された。百済復興のため倭国から朝鮮半島に戻った豊璋王(阿倍比羅夫が半島へ送り届け王位に就かせたとされる)も白村江の戦いに敗れ、高句麗に亡命するも、やがて唐に捕らえられ流刑となったため、日本に残った禅光王が百済王族の血統を伝えることとなった。
・・・奈良時代末期には百済王氏の後裔の俊哲が陸奥守・鎮守将軍・征夷副使などに任じられ、武鏡は出羽守となるなど百済王敬福(くだらのこにきしのきょうふく/陸奥守在任時に陸奥国小田郡から黄金が発見された)いらい東北地方の経営と征夷事業に関わり、平安時代中期まで中級貴族として存続した。
・・・平安時代初期には、桓武天皇の母(高野新笠)が百済系渡来氏族の「和」氏出身であったため天皇の外戚とみなされ厚遇を受けた。一族の娘を桓武天皇・嵯峨天皇らの後宮の宮人としたため、天皇と私的なつながりを結んで繁栄を得た。また、桓武天皇の時の宮中には百済人の女官が数多く採用されていたとの説もある。
・・・また、平安京遷都(794)で桓武天皇(生母が百済の武寧王の子孫(高野新笠)であると続日本紀に記されているとの今上天皇自身からのご発言もある)へスポンサー的な意味で大きな影響を与えた秦氏(百済系/秦河勝の私邸が御所として桓武へ提供されたとの説もある)以前の渡来系部族として物部氏(百済系?)と蘇我氏(新羅系?)の大きな存在は無視できない。
・・・因みに、近年の考古学調査で物部氏の仏教系氏寺と目される遺跡が発見されたため(http://urx.nu/3bT2 http://urx.nu/3bT3 )、教科書的定説とされる<廃仏・物部氏VS親仏・蘇我氏>の崇仏論争という歴史解釈にも疑問が投げかけられ、それは政治的権力抗争であった可能性が高くなっている。
・・・百済王氏の本拠地は難波であったが、その後北河内交野郡中宮郷(現・大阪府枚方市中宮)に本拠を移し、この地に百済王氏の祀廟と百済寺を建立した。百済寺は中世に焼失したが百済王神社は今も大阪府枚方市に残る(http://urx.nu/3pQQ )。
統計学的推計手法を使った直近の歴史研究によると、関東・東北辺りに住んでいた俘囚と呼ばれる人々こそが原日本人(縄文系の子孫)であり、一方、西日本〜畿内・中部辺りに住む日本人(弥生系の庶民層)は、その6〜7割が半島又は中国からの渡来系の人々ないしは、その混血であり、その当時の日本全国の人口規模は約700〜800万人と考えられるようだ(典拠:日本歴史学会編、井上満郎著『人物叢書/秦河勝』―吉川弘文館―)。
・・・飛鳥・奈良〜平安初期の時代についての統計学的推計手法を使った直近の歴史研究によると、関東・東北辺りに住んでいた俘囚と呼ばれる人々こそが原日本人(縄文系の子孫)であり、一方、西日本〜畿内・中部辺りに住む日本人(弥生系の庶民層)は、その6〜7割が半島又は中国からの渡来系の人々ないしは、その混血であり、その当時の日本全国の人口規模は約700〜800万人と考えられるようだ(典拠:日本歴史学会編、井上満郎著『人物叢書/秦河勝』―吉川弘文館―)。
・・・また、「新撰姓氏録(しんせんしょうじろく)」(平安時代初期の815年(弘仁6年/799年(延暦18)12月の嵯峨天皇による本系帳提出命令に端を発する)に編纂された古代氏族名鑑)の記録によれば、当時の貴族・豪族層は約3割が渡来系とされるが、それは自己申告方式だったため、この3割の数字には疑わしい点がある。実際には、畿内・中部辺りの貴族・豪族は庶民層以上に渡来系が占めており、前渡と今来を合わせれば7〜8割程度までが渡来系という実態ではなかったかと思われる。


<span class="deco" style="font-weight:bold;">先進的な製鉄技術を日本に伝えたアメノヒボコ </span>(歴史学者、上田正昭氏)
・・・アメノヒボコは、4〜5世紀の狭間ころに渡来し、播磨を経て但馬に定着したとされる新羅の王子で、記紀と播磨風土記に登場するが、製鉄、水田開墾などの技術者集団の渡来の可能性があるようだ(アメノヒボコはそのリーダー?)。
・・・事跡としては、比売許曽神社(ひめこそじんじゃ/大阪市東成区)、揖保郡太田里条(兵庫県揖保郡太子町太田)、出石神社(いずしじんじゃ/兵庫県豊岡市)、糸井神社(奈良県磯城郡川西町)、アメノヒボコの後裔の可能性がある三宅連(みやけのむらじ)、糸井造(いといのみやつこ)、但馬守(たじまのかみ)など。


<span class="deco" style="font-weight:bold;">王辰爾(おうしんじ)</span> (歴史学者、上田正昭氏)
・・・6世紀後半に敏達天皇の朝廷で活躍して、船氏(船史/ふねし)らの祖となった渡来系(百済)の人物。大阪府曳野市古市にある野中寺(やちゅうじ)は船氏の氏寺。日本書紀では、船の賦(みつぎ/積荷)を数え記録する仕事に功があったので「船長」に任じられて、「船氏」の氏姓を与えられた人物として登場する。また、「津史(つのふひと)」の氏姓を与えられた牛(うし)という人物は王辰爾の弟とされる。


<span class="deco" style="font-weight:bold;">隋書倭国伝にある秦王国(はたorしんおうこく)、つまり豊前国(ぶぜんのくに/現在の福岡県・東部から大分県・北部辺り)に入っていた仏教(538年の仏教公伝以前の仏教伝来)、および其の薩摩・隼人との関係 </span>(古代史研究家、大和岩雄氏/歴史学者、中村明蔵氏)
・・・豊前地方には欽明期の創建になる仏閣が大変多く、中には538年以前のものもある。その後、百済系の秦氏(はたし)は、山背国葛野郡(現在の京都市右京区太秦)、同紀伊郡(現在の京都市伏見区深草)、河内国讃良郡(現在の大阪府寝屋川市太秦)など各地に土着したが、薩摩・大隅地方との関わり(移住?)も窺われる。大隅正八幡宮(鹿児島神社)(霧島市隼人町)、韓国宇豆峰神社(霧島市上井)、韓国岳(霧島山最高峰)などの痕跡がある。
・・・霧島市隼人町の地名が残るとおり、百済系の秦氏と薩摩・隼人の繋がりが窺われる。厳密には其の居住地の違いにより阿多隼人(薩摩隼人)、大隅隼人、日向隼人などの区別がある。彼らは畿内とその周辺部にも居住しており、その一部は律令制下で衛門府被官(官吏)の隼人司(はやとのつかさ)に属し、天皇と朝廷の守護役を勤めていたともされる。


<span class="deco" style="font-weight:bold;">「神武天皇東遷神話」の新しい研究/森浩一『日本神話の考古学』(朝日新聞社) </span>(泉森皎氏、考古学者・元奈良県立橿原考古学研究所 / 研究員)
・・・これは、虚心に神話・伝説と考古学の接点を探るべきとする意欲的な著書である。それによれば、神武天皇東遷神話については、九州地方(南九州および豊国(北九州北東部))に遺されている考古学的資料・遺跡関係等と奈良県宇陀地方の古墳群との関連を視野に入れつつ下記の諸問題についての研究推進が期待される。


●何らかの政治的まとまりや軍事力を持った南九州の豪族集団の移動があったと考えられる(豊国から薩摩・大隅地方へ移住した秦氏系の分派?)
●出発地点は日向(宮崎県)で、船団を組んでの移動であった
●途中には多くの寄港地と水崎案内人(ウズ彦=根源津彦/倭国造(やまとのくにのみやつこ)?)がいた
●宇佐(豊国地方の秦氏系?)の建造物と思われる足一騰宮(あしひとつあがりのみや/一本柱建築)の記述(記紀による)などからは中国の南方的要素の渡来が窺われる
●同じく、記述(記紀による)の関連記述では宗像神社(北九州)のある玄界灘沿岸らしい特殊性が窺われる


<span class="deco" style="font-size:large;font-weight:bold;">2 「幼生期・日本の完成」(中国律令制と儒教の日本化プロセス)は伊勢神宮創建期(天武・持統期)に重なる</span>


<span class="deco" style="font-size:large;font-weight:bold;">(7世紀後半の天武・持統期は中華帝国の律令制・儒教の日本化プロセス/幼生期・日本の完成)</span>


<span class="deco" style="font-weight:bold;font-size:large;">(1)祖型「伊勢神道」(律令制・儒教の日本化プロセス)についての概観 </span> (一部は、http://urx.nu/3oZ3 より部分再録)


推古天皇(厳密には推古大王/位593 - 628)の600〜618年の18年間に5回以上派遣された遣隋使(小野妹子の派遣は607年)による文化的な衝撃が大きかった。そこで国威発揚を目的とするグランドデザインの必要性を意識し着手されたのが「日本書紀」(720/養老4年)に記述がある「天皇記」、「国記」など国史(両者とも現存せず)の編纂であるが、その過程で「日神祭祀」(太陽神、つまり天照大神(あまてらすおおみかみ)を崇め望拝する宗教儀礼)を伴う王権神話が創作されたと考えられる。


現存する日本書紀の中の推古紀に具体的な「日神祭祀」(天照大神)の指摘と記述はないが、同じく用明紀が引用する別の推古祀の記述からは、その「日神祭祀」が行われていた可能性が窺われる。


しかも、日本書紀の編者・舎人親王らが、その事実に一定の脚色を加えつつ、より古い時代の崇神紀・垂仁紀へ其の記述内容を意識的に移行し、その上に重ね書きした可能性が高い。つまり、8世紀初頭に成立した「日本書紀」と「古事記」(出来た順序は逆になるが、古事記は日本書紀の副次派生的テキストと考えられる)は、幼生期・日本の深層記憶をヴァーチャル化したものであったと考えられる訳だ。


垂仁紀に記載されている<御杖代(みつえしろ/神や天皇の杖代わりとなって奉仕する役目を負う人物)の皇女が天照大神の奉祭地を求め大和から伊勢へ移動する物語における、近江から美濃への大きな迂回伝承>は、「壬申の乱(672)における戦線の地理的展開と移動」が反映していると考えられる。


ともかくも、伊勢神宮・創期のプロセスで見逃せないのは、すでに推古朝(593-628)において「日神祭祀」(天照大神の祭祀)が行われていた可能性があること、斉明朝の百済滅亡(660年/倭(日本)は百済からの亡命者を多数受け入れた)の前後における「伊勢とは異質な出雲の外部性(百済・大陸系渡来文化等の影響)を伴う祭祀世界の吸収」(参照、下の注記3)、持統朝における社殿造営と行幸(692年?)、という三代の天皇の治世下における三つの出来事である。


<span class="deco" style="font-weight:bold;"><注記>出雲の二つの外部性</span>
・・・出雲には、伊勢とは異質な二つの外部性があると考えられる。一つは伊勢の太陽神(日出)を補完すると言う意味で伊勢とは異質な日没の神々、つまり大己貴神(おほなむち=大国主命)を中心として祀る杵築神社(現、出雲大社)の神々の存在。もう一つは、半島・大陸系文化が流入して来る窓口としての外部性であり、例えば古代に東出雲(現在の松江辺り)で勢力を誇った蘇我氏は新羅系ともされる(聖徳太子の没後に実権を握った蘇我馬子らの背景?)。


つまり、この7世紀後半(近江浄御原令(668/天智朝))の頃に律令制が定められ神祇官・太政官・徴税制などが制定されてから、各地域に分散伝来して行われてきた仏教の寺院建築(中国・百済等系の先進文明の象徴)に倣う意味もあり、天地神祇(伝統の民族的・鬼道信仰的風習/この時代には未だ神道(シントウ)の呼称はなく、神祇が一般的であったがジンドウと呼ばれていた可能性は高い/参照⇒2013-01-17toxandoriaの日記、http://urx.nu/3bT4 )を祀る神社(元来は氏族単位で存在した?)が、神仏習合的観念の下で本格造営が行われるようになっていたと考えられる。


そこで問題とすべきは、そもそもの<伊勢神宮創建時の『超越神聖王権』の神話論理(ミソロジー)とは一体どの様な内容であったのか?>ということだ。それは、この<伊勢神宮創建時の『超越神聖王権』なる神話論理(ミソロジー)への根本的誤解>こそが、明治維新期以降における<国民玉砕型の狂った偽イデオロギー/偽保守主義=皇国史観のベースとなった『紀元二千六百年』型歴史観>をもたらしていると考えられるからだ(伊勢神宮のミソロジーの詳細については、下記◆を参照乞う)。


◆アベノミクスへの応援で国民の文化マインドコントロールを謀る神政連のトンデモ「原発必要論」(祖型伊勢神道比較/正統保守試論)http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20130207


そして、特に留意すべきは、<伊勢神宮創建時の『超越神聖王権』なる神話論理(ミソロジー)そのものが誤りだということではなく、その『超越神聖王権』の本質的部分についての曲解(時によっては意図的・恣意的な?)とミスリードが、明治維新期以降の『皇国史観⇒太平洋戦争への突入』や現代日本の『国策原発』なる『国民玉砕型の恐るべきほどリスキーな国家グランドデザインのジレンマ』を日本へもたらしているという現実>を、我われはメディアプロパガンダなどに惑わされることなく冷静に直視すべきだということである。


<span class="deco" style="font-weight:bold;font-size:large;">(2)優れたオリジナル日本文化と天皇制の象徴たる祖型・伊勢神宮の建築と儀礼が意味すること</span>


[f:id:toxandoria:20130301063619j:image:w360]
<span class="deco" style="font-size:x-small;">・・・この伊勢神宮の画像は、http://urx.nu/3puU より転載。</span>


[f:id:toxandoria:20130301063823j:image:w360:right]・・・以下は、伊勢神宮・斎宮歴史博物館、学芸普及課長・榎村 寛之氏の論文『伊勢神宮の建築と儀礼‐棟持柱建物は神社建築か?‐』を参照して書かせて頂いた内容である(出典:上田正昭編『古代の日本と渡来の文化』‐学生社‐)(斎宮歴史博物館の画像は、http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/saiku/ より転載)


<伊勢神宮創建(日本幼生後期)の意義>は『伊勢神道の精神性/創設時の歴史と根本理念(天皇の超神聖王権の主柱)』にあることは既に書いてきたとおりである。また、その日本国幼生後期において<勢神宮が天皇の超神聖王権の主柱として創建された意義>についての詳細は、下記◆を参照願いたい。


◆フクシマの直視ができず対象喪失ホワイトアウトに嵌り過半超の反原発意思が7割の安倍「原発推進」支持へ転換する不可解ニッポンhttp://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20130216


◆アベノミクス&国策原発の玄宮で蜷局(とぐろ)を巻く「神道政治連盟」なる自民党御用達「極右ウロボロス神」の現象学的考察http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20130117


ここでは、そのような意味での「創建・日本国」のオリジナリティである<伊勢神宮の建物(および神道儀式)の起源>について、更に観察を深めてみることにする。結論からいえば、そのアーキタイプは、外来・渡来系の文化、特に関連儀式に関しては、その起源が明らかに古代中華帝国の律令制にあるということだ。


日本精神の起源の象徴である伊勢神宮のモデルが中華帝国の律令にあることを知ると、それは沽券(こけん/原義は不動産の売り渡し証券、転じて人やモノの値打ちのこと)に関わると思う向きもおられると思うが、およそ世界文明の伝播・発展プロセスを概観すると、全くの独創(オリジナリティ)的文化様式が、ある日、突如として此の地球上の何処かに出現し、まるでボーフラの如く湧き出すなどということはあり得ないことだ。


須らく、人間文明は其の意味で果てしない模倣の繰り返しの連続なのである。だからこそ、宿命的に付き纏うという意味での此の模倣から、如何にして其の土地固有の自然環境や地域文化環境と調和させつつ当該地に最も相応しいオリジナリティを創造できるかということが問題となる訳だ。日本が世界に誇る国風文化(10世紀初頭〜)もそのようにして誕生し、それこそが日本語(漢字かな混じり文としての書き言葉)、日本文化、そして誇り高い日本人としての他に代え難く、とても洗練されて魅力的な個性を育んできたという事実は、我われが義務教育過程の日本史の中で学んだとおりである。


[f:id:toxandoria:20130301064004j:image:w360]だからといって、現代の中国で横行する他国模造品の乱造ビジネスや日本国内でのパロディー商品の類(例えば、吉本興業の“面白い恋人”騒動など←コレには“原発安全神話”風味で何となく妖しいメディアぐるみのヤラセ的空気が漂うが・・・←只野親父ことtoxandoria、補足www)を礼賛する訳ではない、それとこれは全く異次元の問題である(画像は、http://urx.nu/3puP より転載)。


・・・以下、伊勢神宮の建築と儀礼が古代中華帝国の律令制等の導入であることに関わる問題点を箇条書きで纏めておく・・・


●伊勢神宮の棟持柱高床建築(神明造)について


・・・(参照、上掲画像)を持つ高床式建築(神明造)は伊勢神宮・社殿建築の特徴となっている。そして、一般的に、これは神社建築の特徴と見なされているようだが、これには問題がある。


・・・棟持柱を持つ高床式建築は縄文中期頃からの発掘事例はあるが、伊勢神宮の建築を除けば、それらの全てが神社建築と断定された訳ではなく、むしろ伊勢神宮が例外的なものである。


・・・考えられるのは、伊勢神宮を除く棟持柱建築は倉庫建築ないしは宮殿建築ではないかということである。因みに、現在、神明造と呼ばれる神社建築は唯一伊勢神宮だけであり、現在の神社建築の大多数を占めるのは、平安時代以降に成立したと考えられる流造(賀茂神社正殿の様式)と春日造(春日大社正殿の様式)である。


・・・それ以前の古い形式と見られる住吉造、大社造(出雲大社造)、大鳥造(大阪府大鳥社)、和歌山県日前国懸社(図面のみ存在)は棟持柱を採用していない。
・・・伊勢神宮の諸儀式の根本的意味は、天皇と同じく御神体の鏡が行幸(移動)し出御することにあると考えられており、諸儀式が神宮正殿の内部で行われることはなく、それは正殿前の外部空間で行われることになる。


・・・従って、棟持柱の意義として考えられるのは、建物と儀式が一体化して荘厳な空気を醸し出す演出上の効果が期待されていたということだ。つまり、正殿の屋根の棟持柱効果による巨大化の背景には、屋根という、建築がたとえ塀で囲まれていても外部から見ることのできる、いわば最も目立つ部分を拡大することで、建築の荘厳性を強調すること以上の積極的意味はないと考えられる。


・・・なお、豪壮な印象効果を演出する棟持柱建築を持つ古代建築のルーツはヨーロッパ、中国南西部、東南アジア、朝鮮半島などにも拡がっているが、その殆どは内部空間の合理的仕切りの必要性などから消え去っており、伊勢神宮の神明造は、その意味でも世界的に非常に貴重な遺産である(Cf. http://urx.nu/3pxG )。


・・・なお、屋上屋になるが、神明造のルーツも古代世界の文化伝播の流れの中で縄文期頃に渡来伝播したものと考えられる。しかし、既述のとおり、「神武天皇東遷神話」に関連して<宇佐(豊国地方の秦氏系?)の建造物と思われる足一騰宮(あしひとつあがりのみや/一本柱建築)の記述(記紀による)から中国の南方的要素の渡来が窺われる>という指摘があることは興味深いことだ(← 只野親父ことtoxandoria、補足)。


●「日本古来の伝統祭祀と渡来『律令制または唐風』儀式の融合文化」としての伊勢神宮祭祀
・・・黒田龍二氏(神戸大学教授、建築学)の研究によれば、伊勢神宮の社殿は心御柱(社殿の中央にある柱)を基準(遷宮の定点)に、神宮の平面プランが作られている。ただ、「心御柱」自体の「依り代(日本古来信仰の鬼道で神霊が依り憑くとされる対象物)」的な性格も重視すべきと思われる。


・・・つまり、依り代である心御柱を定点とする広場を中心として意識しつつ、柵・門・建物を整然と配したところに伊勢神宮祭祀の二重性(日本古来の信仰である鬼道プラス渡来・律令制等の宮廷儀礼・寺院儀礼の視角化された「礼秩序」の二重構造)が見られるという訳だ。なお「礼秩序」および其れに付随する「拝礼作法・規定服飾」等は中国・春秋戦国時代の儒家および法家が観念的に確立し、かつ外形的にそれらを整備したものである。・


・・・それは、遷宮の制度が定着した7世紀末〜8世紀初頭、つまり、まさに天武・持統期という日本型・律令国家の形成期に初めて実現された儀礼である。なお、天皇の命により神社・山陵などに幣帛(神道の祭祀において神に奉献するもののうち、神饌以外のものの総称)を奉献する儀式「奉幣(ほうべい、ほうへい)」も、中華帝国の律令儀式・心法(老荘の精神修養法)などから援用され、日本的という意味で高度にソフィスティケイトされたものと考えられる。


・・・なお、斎宮儀式における唐風女性の装束を始めとして、日本の宮廷における儀式が唐風儀式の援用であることも周知のとおりである。無論、それは全くの模倣ということではなく、遣唐使による実際の見聞、あるいは渡来系貴族層などによってもたらされた文物や風俗文化・儀礼作法などの模倣・習得を通じて、日本宮廷の貴族層が次第に日本風に演出するようになり、より高度化・洗練化する形で其れらを採り入れていったものと考えられる(← 只野親父ことtoxandoria、補足)。


<span class="deco" style="font-weight:bold;">【参考動画】臺北市孔廟-古禮祭典《雅樂舞》</span>
[http://www.youtube.com/watch?v=pNV14bHAXdE:movie]


<span class="deco" style="font-size:large;font-weight:bold;">(3)8世紀初頭に成立した古事記(712)、日本書紀(720)は「プロローグ幼生期・日本の深層記憶」のヴァーチャル化</span>


既述のとおり幼生期・日本の国威発揚を目的とするグランドデザインの必要性を意識し書かれたのが『古事記』と『日本書紀』である。そして、天武天皇の命で稗田阿礼が誦習した内容を太安万侶が日本語で書いたものが『古事記』であるとされるが、厳密に言えば、それは<文字は漢字を使ったが日本語の語順である“漢字和文”で書かれた>ということだ。一方、『日本書紀』は漢文(中国語)で書かれており神代から持統天皇の時代までを扱う。


そして、この両者は現代の日本へも様々な意味で大きな影響を与え続けている。そこで、「古事記(712)、日本書紀(720)はプロローグ幼生期・日本の深層記憶のヴァーチャル化であること」が、現代にも大きな影響を与えているという事実の説明に代えて、古事記と日本書紀が伝える「神功皇后三韓征伐(新羅征討説話)」の意義を説明する歴史学者・深谷克己氏の著書『東アジア法文明圏の中の日本史』から、関連する部分についての説明を下に一部引用しておく。


・・・3世紀のことと『古事記』、『日本書紀』が伝える、「新羅・高句麗・百済征服」の記録は、後世、「神功皇后三韓征伐」と呼ばれ、近世でもその信憑性が疑われないまま近代に持ち込まれた「説話」あるいは「霊験譚」である。日本近代史の朝鮮国植民地化の古代史像を提供してきた武功物語である。


物語の中心は、『日本書紀』に第14代天皇として記録された仲哀天皇の后で、応神天皇の母である神功皇后が新羅に対して行ったとされる出兵である。新羅は降伏し、百済・高句麗も日本の支配下に入ったとされる。8世紀初頭の『日本書紀』の完成が、おそらく貴族世界において、史実の根拠の確信される画期になったものと思われる。


しかし、全国民的に大きな情報源となっていったのは、南北朝時代の末期に書かれた(1370年頃までに成立)軍記物語『太平記』である。いわば「中世」によって送り継がれた「民族物語」である。そして、これは史実と信じられた。江戸時代の学者でも、これを疑う者はなかった。なぜなら、それが虚偽だという発想はなく、また疑っても証明はできず、近世にあるのは「朝鮮通信使」が単方向的に来日するという「来聘(らいへい)」の事実だったからである。


しかも、「神功皇后三韓征伐」は、第二次世界大戦(太平洋戦争)が終わるまで、日本では広く真実とみなされていたのである(それは、全ての日本国民が記紀創作の『日本の深層記憶のヴァーチャル化』に囚われて集合的パラノイア状態になっていたということ!←只野親父ことtoxandoria、補足)。・・・途中、略・・・


そして、おそらく、この武功物語は「朝家(天皇家)」(および、摂関政治期以降に定着した日本伝統の二重権力構造のもう一本の柱である武家政権←只野親父ことtoxandoria、補足)が「政(まつりごと)」を担う威信を社会から獲得するうえで大きな保障力になったものと考えられる。なぜなら、「覇権を誇張する安全の保障者」こそが国家権力の掌握者に相応しいと見なすのが、無辜な民百姓(一般国民層)の気持ち(民意)の常(つね)だからである。・・・・


・・・


つまり、歴史学者・深谷克己氏のように冷静で、かつ十分に客観的な観点で日本の歴史を概観すれば、当然のこととして見えてくるのは<天武・持統期(7世紀後半頃の伊勢神宮創建期)を中心とする7〜8世紀にかけてヤマト朝廷が律令制の充実による独立国家・日本の基盤づくりと個性的な国風文化確立への準備に取り組みを始めた時代>の歴史を正しく理解することが全ての基本であり、かつ最重要であるということだ。ただ、これも深谷氏が述べるとおりであるが、「覇権を誇張する安全の保障者」こそが国家権力の掌握者に相応しいと見なすのが一般国民層の民意となり易いということも厳しい現実なのだ。


だからこそ、一般国民層に対して正しい情報を提供するジャーナリズム活動のための環境が十分に整った民主主義国であるはずの現代日本における主要メディアの役割が非常に重要だということになる。そして、民主党政権の自滅崩壊を受けて政権に就いた安倍自民党政権が、ポスト・フクシマで言葉巧みに「覇権(実はひたすら隷米!)を誇張する安全の保障者」を演じていることは周知のとおりだ。他方、知る人ぞ知るではあるが、安倍政権のホンネは<「紀元二千六百年」型の歴史観(皇国史観)と原発推進を日本に取り戻す>ということにある。


安倍政権は、明らかに「衣の下に刃を忍ばせている(一般国民に対して!)」のであり、これを野合的、凭れ合い的な関係で必死に支援しているのが<6世紀から紀元前にまで遡る日本の“神話的色彩が濃い幼生時代を現実の歴史と見なすべき(しかも原発はアニミズムだとのトンデモ屁理屈を騙る!)>と主張する神道政治連盟など、いわゆる右派系と呼ばれる諸団体(その内実は、単なる文化的な意味で見栄っ張りのウソ吐き集団であり、伝統保守の風上にも置けない輩!)である。


このような意味でも、アベノミクス(アホノミクスこそ相応しい!)なる隷米“軍需&原発一極型”経済政策をひたすら持ち上げるばかりで、安倍の「仮想(日本の深層記憶)のヴァーチャル化/皇国史観復活の企み」の超リスクを無視し続ける、つまり<権力のイヌと化した主要メディア>の罪は非常に重い。また、その意味でも『古事記』と『日本書紀』は現代日本へも、まことに大きな影響を与え続けているということになるのである。


<span class="deco" style="font-weight:bold;font-size:large;">3 「伊勢神宮創建」精神の曲解による皇国史観型「軍需経済(原発利用型)」の取り戻しを謀る「安倍・軍需政権」パラノイアの核心</span>


1930年代の日本では、先進諸国からの軍縮圧力への反感と経済格差拡大への危機感増大から軍部が中心となってファシズム思想が強まり、彼らは「昭和維新」(昭和の改革)を合言葉にファシズム的な国家改造を夢見ていた。彼らは、ワシントン体制(1921年のワシントン会議と四カ国条約を前提として日本の独占的な中国進出が抑えられた/1930年代の東アジアを巡る国際協調体制)を前提としつつ英米と協調しながら日本の国際外交の展開を構想する中庸な国際派の政治勢力を「現状維持ないしは守旧派」として蔑み、自らを「改革派・革新派」と位置づけて胸を張った。


そして、彼らは、対外的には軍備強化による東アジアでの強圧的、制圧的、支配的な軍事力の形成を目指し、国内的には神格化された天皇を前面に押し出して立憲主義的な政党政治(議会制民主主義)を掲げる一派を強引に押さえ込むことを謀った。


一方、このファシズム体制の中核となった日本陸軍の内部では「皇道派」(天皇親政の昭和維新を実現しようとする、やや観念的・直情的な青年将校らが中心の勢力)と「統制派」(日本の伝統神学的な意味で観念的な皇道派に対し、ファシズムへの現実的プログラムを持つ一派/その中心は東条英機、片倉衷、永田鉄山らで、いわばこちらこそが確信犯的な「明治維新の流れを汲む本流の軍国・軍需経済主義」であった)の対立が深刻化していた。


そして、遂に1936年2月26日(昭和11年)、国家社会主義者である北一輝、西田税(当事件の首謀者と見なされる軍人でもあった)らと結び皇道派の軍事政権樹立を目指した青年将校たちが、歩兵第1・第3連連隊及び近衛歩兵第3連隊ら千数百名の兵士を率いて、クーデタ「2・26事件」を引き起こした。彼らは、内大臣・斉藤実、大蔵大臣・高橋是清、陸軍教育総監・渡辺錠太郎らを殺害し、首相官邸・東京朝日新聞社などを占拠した。


結局、これら青年将校らの反乱は鎮圧されるが、クーデタの勃発当初に反乱を容認するかのような態度と対応措置を取った陸軍首脳部(行動派系)は、自らの失態を隠蔽し、事件に対する国民からの非難を逸らすために、決起した青年将校らを速やかに極刑に処す決定を下した。


そして、クーデタにかかわった青年将校らは“一審制・非公開・弁護人なしの「特設軍法会議」で死刑の判決を受け直ちに処刑された。この「2・26事件」以降、事実上、日本の政治は軍部(陸軍)の独走を抑えることが不可能になったというのが定説である。しかしながら、「2・26事件」そのものについては軍内外の上部構造が絡む陰謀説などもあってコトの深層は未だに藪の中だともいえる。


また、政友会の森恪(明治16年− 昭和7/田中義一首相(外務大臣・兼)下の政務次官の立場ながら事実上の外相格で辣腕を振い対中国強硬外交を強力に推進して「山東出兵」、「東方会議開催」などに奔走し、「張作霖爆殺事件」への関係も取り沙汰される帝国主義者)らが、もしも第一次世界大戦後の軍縮の流れに不満を持つ軍人を政治に巻き込む「統帥権干犯問題に絡めた策謀」を仕掛けなかったならば、あるいは日本の特殊権益を保持・発展させる方向で満州問題を上手く処理できたと思われる節もある。


<span class="deco" style="font-weight:bold;"><注記>統帥権干犯問題</span>・・・統帥権干犯について、政友会の森恪が天皇の神聖(万世一系の皇国史観)を盾にこれを政治問題化した事件。1930年(昭和5年)のロンドン条約(ロンドン海軍軍縮条約)に調印した浜口内閣に対し、これが統帥権(大日本帝国憲法第11条が定める天皇大権の一つで陸海軍への統帥の権能を指す)の独立を犯すものだとして野党政友会が攻撃し、これに軍令部や右翼が加担する形で政府を攻撃した結果、政治が軍事を統率する力を失い、結局は(この問題で政府を攻撃した当の本人である)犬養毅が「5.15事件」(国家社会主義者・大川周明の1932年(昭和7年)5月15日に起きた大日本帝国海軍の青年将校を中心とする反乱事件。武装した海軍の青年将校たちが首相官邸に乱入し、犬養毅首相を暗殺した。)で射殺され、日本の政党政治は、事実上の生命を絶った。


今まさに太平洋戦争へ雪崩れ込もうとる一大エポックの時代における、以上のプロセスと顛末を冷清に観察すると、不気味にも其のような過去と現代日本との間に何やら共鳴するものが感じられてくる。そして、現在の安倍政権下で起こりつつある政治状況と、およそ「5.15事件」、「2.26事件」辺りの時期から太平洋戦争・突入期までの過去のプロセスとが共鳴すると思われるものの中から、特に注目すべき政治上の特異点が三点浮上してくる。


<span class="deco" style="font-weight:bold;">(1)「天皇と国民の距離」の問題(神格へ戻るのか、憲法改正による国家元首化か、象徴天皇の維持か?)</span>


・・・そもそも、日本国・幼生の完成時(天武・持統期)における独立国家の重要な基盤は、中国伝来の律令制を模倣・敷衍することによって生まれた「民百姓」である。ただ、ここでいう百姓は、近世以降における農民を指す言葉ではなく、官僚も含めた国民一般の意味であった。ただ、この時、同時に「賤民」の意識も生まれており、その時の差別の対象は俘囚(蝦夷など)であった。


・・・「5.15事件」、「2.26事件」に影響を与えたとされる大川周明、北一輝ら国家社会主義者の思想の根本にも「国民の天皇」なるコトバで代弁される「天皇と国民の距離」についての問題があった。ただ、彼らの思想が悲劇で終わったのは、神格天皇そのものへの疑問が湧かなかったという意味で、皇国史観のフレーム内でアジア主義(大川周明)などを短兵急に完結させるという一種の短絡に陥り、健全な民主主義構築への戦略が一切視野に入らなかったことである。


<span class="deco" style="font-size:large;">(2)格差拡大の放置</span>


・・・1930年代以降において次第に強まった日本ファシズム思想の背景の一つに超格差問題(特に、当時の農村の疲弊と悲惨化の問題があり、今で言えば1%派vs99%派)が存在した。戦前の日本でも、政官財界の堕落と実行権力層の横暴が蔓延り、政治自身がなす術を見失っていたため、特に青年将校層を中心とする軍部が危機感を膨らませていた。


・・・また、日本国・幼生の完成の時(天武・持統期)における独立国家の重要な基盤(日本国・幼生期の手本)となった中国伝来の律令には「中庸」に加えて、福祉の遥かな魁(さきがけ)とも見える「鰥寡孤独(かんかこどく)」そして「凡ゆる批判を受け止める多様性」(神仏・儒教・道教・老荘・神仙・陰陽など諸要素の習合)の観念があり、特に此の「中庸」の(言い換えれば、国家権力と民百姓(国民)の均等(バランス)を図るべしとする)観念は、天武・持統期に約20年の歳月をかけて漸く完成した日本型・律令制(中華帝国のそれをより進化させたとも言える)の中に入っていたことを理解する必要がある。


<span class="deco" style="font-weight:bold;">(関連情報)</span>


◆東京新聞 [自著を語る]『東アジア法文明圏の中の日本史』深谷克己さん(早稲田大学名誉教授)http://www.tokyo-np.co.jp/article/book/jicho/list/CK2012122502000216.html


・・・以下、記事の転載・・・


◆鰥寡孤独(かんかこどく)への視線で結ぶ


本書で私は、「政治文化」の視角から見れば日本史は東アジアの内側にあったことを、長期的な通観によって明らかにしようとした。東アジアは古くから確執を抱え、今なお猜疑から自由になれない。現在の猜疑のもとが近代の「大日本帝国」の進み方にあったことは、多くの論著が論じている。近世史研究者の私は、異なる立脚点から東アジア史を検証し、「歴史認識」の次元でだが、猜疑を払う「希望の種子」を見いだす工夫を進めた。


「歴史学」では、東アジアが一体的な世界であることは自明ではない。「対外関係史」は濃密な交流を証明したが、交流の盛んさと社会の類似性は同じではない。東アジアの個々の要素は相違が大きく、歴史学でも明治維新で日本だけが「独立」し、日本だけが「資本主義発達史」を実現したことから、アジアで例外的な欧米社会への近似性を強調してきた。これが日本先進観をともなう「脱アジア論的日本異質論」となって、今も生きている。


本書は、東アジア固有の古典古代(神話・聖典・聖人)を始原とする「儒教的政治文化」を持つ「東アジア法文明圏」の膨張の過程で、日本史は、「東アジア化」(君主制的な民本・教諭主義)と、対抗する「日本化」(鬼道支配の持続)の相克として進展すると論じた。そして優位な政治文化として、「民主制」ではないが、「民本」「安民」「太平」など、今でも再鍛造の可能な要素がいくつも取り込まれ政治文化の日本的個性として磨かれたことを指摘した。


「鰥寡孤独(かんかこどく)」も頻繁に言われるが、それは、安定した生産者家族の経営保護を超えて、「年老いて妻なき男と夫なき女、みなし子や子なく老いたひとり者」、つまり「よるべなき者」に生きる方途を与えることが「政(まつりごと)」の要諦だとする政治文化である。


孤独な高齢者を増やしていく日本社会が、この政治文化を無駄にすることはもったいない。しかも、同質の政治文化のなかに、磨きなおす値打ちのあるものを共有しあっていることを知るのは、東アジアの猜疑を乗りこえるヒントにもなるのではあるまいか。(岩波書店)


<span class="deco" style="font-weight:bold;">*ふかや・かつみ</span>:1939年三重県生まれ。早稲田大学大学院を経て同大学文学部助手。日本近世史担当教員として同大学に勤務。2010年3月退職。博士学位論文「百姓一揆の歴史的構造」『深谷克己近世史論集』全6巻。


<span class="deco" style="font-weight:bold;"><注記>アニミズム・シャーマン信仰の核心たる鬼道と鰥寡孤独について </span>(只野親父ことtoxandoria的理解)


・・・縄文〜弥生時代という長い歴史時間と、比較的温和で恵まれた自然・文化環境で崇拝されてきたアニミズム信仰の賜物と見るべき日本型「鬼道」は、言い換えれば広義のシャーマニズムであるが、まぎれもなく「神道」(古くは神祇信仰)こそが其の中心的役割を担ってきたといえる。しかも、「神道」は、中国伝来の儒教精神と一体化した律令政治の模倣化プロセスの中で自らの個性の輪郭を明瞭化させ始める(7〜8世紀)頃より遥か前の時代から、そもそもが神仏習合であったと考えられる。


・・・「鰥寡孤独」は、律令制下において国家による救済対象とみなされた、儒教的理解に基づく困窮化した家族構成のことであり、わが国でも国家・日本の輪郭が析出し始めた天武・持統期から幕末に至るまで、最上位に天皇制を掲げる二重権力構造の中で連綿と引き継がれてきた日本的な伝統観念(政治文化)であった。


・・・しかし、「明治維新」以降は、19世紀的植民地主義の酷薄な弱肉強食の論理に翻弄され其の伝統の根本が崩壊した。乱暴に言ってしまえば、それが短絡であったとは雖も、北一輝・大川周明らが国家社会主義的な発想へ取り憑かれた悲劇の原因も此処にあるとすれば彼らにも同情し得る気がする。しかし、クーデター、テロリズム、あるいは軍国・戦時型経済への没入は愚の骨頂であるし、まして自由主義の全否定も、国家社会主義や共産主義を偶像化する設計主義もナンセンス(自由原理主義は論外!)である。


・・・要は、日本の自然環境、文化、歴史などに十分目を配りながら、資本主義の先鋭化で必ず祀り上げられ図に乗る「花見酒経済/偽ケインジアニズム」から湧き出る1%派なるボーフラを退治する有意な方法を創造し、確立することだ。「東アジア法文明圏」で共有する「鰥寡孤独」に再びスポットを当てるべきという 深谷克己氏の主張が重要であるのは、まさに此処にあると考えられる。


<span class="deco" style="font-weight:bold;font-size:large;">(3)軍需経済(安倍自民党政権では、これに科学・経済両合理性を疾うに失った「原発」の一極利用による非常にリスキーな軍需経済への異常なほど強いこだわりが加わる)</span>


・・・先ず、押さえておくべきポイントは、<民主主義国家において国策軍需経済へ過剰傾斜することは、事実上、開戦(戦争)するか否かを決定する最も重要な主権を官僚・軍人・財界人らへ安く売り渡すに等しい最大の愚行である!>というリアルな認識が必要だということだ。この点を軽視すると、確実に軍靴の足音が近づくことになる。


・・・ところで、これは格差拡大の問題とも絡むのだが、戦前、政友会の森恪らが満州国を舞台にした軍需経済拡大を深謀遠慮(策謀)した事実がある。一方、現下においては、安倍政権が堂々と改憲と自隊法の改変等を前提とする「国防軍創設」、そして安全保障と安定エネルギー源確保目的の「原発推進(フクシマの現実を無視した原発政策の完全な取り戻し)」を謳いあげており、それは紛れもなく確信犯的に軍需経済へ前のめりになっているということだ。


・・・これら二つの歴史の共鳴に対し主要メディアも国民一般も、ほとんど看過するか、あるいは無関心を装う如き空気が拡がりつつあることに不気味さを覚える。また、「2.26事件」の直後にあたる昭和11年(1936年)6月3日に13年ぶりの第三次「帝国国防方針」改訂が行われた。ここで明確化したのは、内需拡大策などへ傾注して格差拡大を図るよりも、爾後は政財界が一致結託し全国民が一丸となり「軍需経済」の振興策へ突き進む国策方針が明快に決定したということである。


・・・無論、軍需を賄う円増刷に抵抗した財務大臣・高橋是清は首尾よく(?)「2.26事件」によって粛清されていたという訳だ。この辺りの経緯が、余りにも、メディア・プロパガンダ絡みで原発再起動型のアベノミクス(アホノミクス?)路線を突き進む現下の日本の状況に酷似することに驚かされる筈だ。

http://www.asyura2.com/13/senkyo144/msg/545.html

記事 [政治・選挙・NHK144] TPP参加への意思表示は、日本史上、最も愚かな亡国の選択肢 (神州の泉) 
http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2013/03/post-d0b4.html
2013年3月 1日 神州の泉

 TPPに関する推移を見ていると、政治を中心として、日本の現状はつくづくひどいものだと思う。とくに政治に関して言えば、小泉政権以前と以降では、日本に対する米国の統治スタイルが完全に切り替わっているように見える。小泉政権以前の自民党は、55年体制という、政官業癒着を骨子とする旧田中派型スタイルの属国保守政治を踏襲していたが、小泉政権以降の以降の自民党及び民主党政権は、わずか9カ月弱の鳩山政権を除けば、“米官業”トライアングル主導の政治に変遷している。

 これは米日関係を古代ローマ帝国とカルタゴの比喩で捉えると、日本は明らかにカルタゴ化し、米国は露骨にローマ帝国化していることを示す。日本はまるで蛇に睨まれたカエルであり、ほとんど蛇に生死を左右されているという生き地獄に突入しているのだ。

 戦後の日米関係は、サンフランシスコ講和条約締結以降も米国の属国状態が続いたが、それでも旧田中派には面従腹背、臥薪嘗胆の気概がどこかに存在していた。しかし、小泉政権が旧田中派である橋本経世会の残党を完全に駆逐した後は、政権与党は完全に米官業の支配下に入ってしまった。ジャパンハンドラーズの内政干渉が露骨に先鋭化したということでもあるが、これは言い方を変えると、アメリカの対日本戦略が、間接統治形態から事実上の直接統治形態に切り替わったことを示している。

 小泉政権時代は米国統治の出先機関が、米国大使館、ACCJ、USTR、横田幕府などが入り乱れていたが、野田佳彦政権になってからはっきりと分かったのは、直接統治(内政干渉)の出先機関が、日本経済新聞とタイアップしているCSIS(米戦略国際問題研究所)日本支部であり、ここが日本の国政を直接動かしているように見えることだ。今回の日米首脳会談の設定も間違いなくCSISの設定である。安倍首相は2月22日午後、ワシントンD.C.のCSISで講演したが、冒頭にCSISの重鎮の名を3人上げていることからそれが見える。

「昨年、リチャード・アーミテージ(元国務副長官)、ジョセフ・ナイ(ハーバード大教授)、マイケル・グリーン(CSIS日本部長)や、ほかのいろんな人たちが、日本についての報告を出した。彼らが問うたのは、日本はもしかして、二級国家になってしまうのだろうかということだった。日本は今も、これからも二級国家にはならない。それが、私が一番言いたかったことだ。繰り返して言うが、私はカムバックした。日本も、そうでなくてはならない。――以下略。」

 ジョセフ・ナイ、リチャード・アーミテージ、マイケル・グリーンは、名だたるジャパン・ハンドラーズでも筆頭株揃いである。日米首脳会談は確か1月に予定されていたが、日本側の事情でそれは実現しなかった。日本側の事情とは、TPPに対する自民党員過半数以上の猛反発があり、米国に提出できる手土産が整わなかったからだと思う。おそらく安倍首相は国会答弁とは違って、オバマ大統領に対し、鮮明にTPP参加意思を表明している。そのためにCSISは日米双方のお膳立てを整え、2月の後半に首脳会談が実現したのだと思う。CSISが仕組んだ計略は、TPPの判断基準である6項目の一つである「政府が『聖域なき関税撤廃』を前提にする限り、交渉参加に反対する。」だけを特化させ、これに米国が後でどうにでもなる玉虫色の謙譲姿勢を見せた。これによって、政府は参加へ向けて態度をはっきりさせた。

 しかし、全体の流れを見ると、「自由貿易の理念に反する自動車等の工業製品の数値目標は受け入れない」、「国民皆保険制度を守る」、「食の安全安心の基準を守る」、「国の主権を損なうようなISD条項は合意しない」、「政府調達・金融サービス等は、わが国の特性を踏まえる」という、残りの5項目の肝心な内容は完全にスルーされている。27日と28日の国会でこの件が質問されたが、非常に悪質なことに、大手メディアはこれについてはいっさいニュースとして流さない。これは典型的な言論統制である。

 TPPは包括的に眺めると、関税自主権喪失、国家主権喪失、コーポラティズムによるアジアの完全支配、農林水産業の壊滅、食の安全の消滅、地域経済の衰退、公的医療保険制度の崩壊、医療薬物の寡占化による値段高騰、「残留農薬、食品添加物、遺伝子組み換え食品」の規制崩壊、穀物メジャーによる作付け支配、ISD条項その他の不平等条約によって日本の安全や環境保全が崩壊、米国企業に都合の良い理不尽な訴訟体制が構築される、「特許、実用新案、著作権」など知的財産権の極端な米国傾斜が始まる、司法占領が現実化する、事実上、日本に残る制度や慣習はほとんど非関税障壁として廃止される方向へ進むなど、日本という国家の大瓦解となる。

 気づいた範囲でも以上のように事実上の国家崩壊を招く極悪条約である。一旦参加したら、ラチェット規定という不可逆的な縛りがあるから後戻りはできない。米国ではTPPの内容にアクセスできるのは大企業の600人だけであり、米国議員たちにとってもその内容はブラックボックスになっているという。意外なことに米国内でもTPP反対論があるが、この事実は、TPPという極悪海賊経済を企てている主犯が多国籍企業であるということである。これによって、全人類が1%の支配階級に奴隷化される道が敷かれるが、この状況は新約聖書の黙示録に出てくる666そのものである。TPPの全容が把握できない状況で、『参加か否か』という提示が出ているわけであるから、最初から不参加以外の選択肢はないはずである。

 対米従属のポチ議員が、TPP不参加が米国の機嫌を損ねると考えているなら、その連中はアホである。なぜなら、TPPに参加すること自体が日本の崩壊を招くからである。米国の機嫌取りをしてまで国を亡ぼすことはない。全容が分からないままに参加に突き進むことは、日本対外史の中でも最も愚かな選択肢と言えるだろう。


http://www.asyura2.com/13/senkyo144/msg/546.html

記事 [政治・選挙・NHK144] 朝日が安倍首相に屈した光景を再現した月刊エルネオスの記事  天木直人 
http://blogs.yahoo.co.jp/hellotomhanks/63824476.html
★「天木直人氏の視点ー(2013/03/01)」★  :本音言いまっせー!


 私は2月21日のメルマガ第132号「安倍首相と米国の仲を取り持つ
朝日の正体」の中で政府内部に近い事情通のある人物から
次のような話を聞いたと書いた。

 すなわちその人物は、最近の事だとして、政治部長を含む朝日の幹部
がそろい踏みして安倍首相と会食し、その場で安倍首相に恭順の意を
表した事、それを知って「朝日と食事をすることがこれほど楽しい事とは
知らなかった」と安倍首相が相好を崩した事、などを見てきた事のように
私に教えてくれた、と。

 この話をそっくり再現して見せてくれた記事を、発売されたばかりの
月刊エルネオス3月号に見つけた。

 その記事によるとこうだ。

 安倍自民党総裁が総選挙に圧勝し、まだ組閣する前の昨年暮れの事で
あるという。その晩、朝日新聞の曽我豪政治部長はまるで「太鼓持ち」
だった。曽我政治部長は木村伊量社長、和気靖常務(広告・出版事業担
当)をともなって安倍氏と朝日の仲を取り持つ宴をお膳立てした。曽我
部長は会食が始まるとすぐ安倍氏をほめそやし、曽我部長のヨイショに
続いて木村社長も安倍氏を盛り立て、やがて和気常務も続いた。宴会
後、安倍氏は「こんな朝日と気持ちいい会食ができたのははじめて」と
漏らしたという。年が明けて1月16日、「安倍批判は社是」と言って
きたとされる若宮敬文主筆は朝日を退社した。あれだけ日銀の肩を持っ
てアベノミックスを批判的に報じてきた朝日だが、安倍首相の金融緩和
策が奏功し、円安、株高が続くと、舌鋒鋭かった批判も影をひそめた。
参院選の自民圧勝をも見越して、しばらく安倍政権にすり寄ることに
なるだろう。

 これがリベラル紙を誇る朝日の正体である。

 ウルトラ右翼の産経新聞は、そのイデオロギーとは離れて、時として
是々非々の姿勢を見せる。

 そんな産経新聞しか、もはや安倍政権を批判するメディアはなく
なってしまった如くである。

 これ以上ないパラドックスである。


http://www.asyura2.com/13/senkyo144/msg/547.html

記事 [政治・選挙・NHK144] Re: <記事内容の末尾が切れていた>ので、追加で此処に書いておきます
<記事内容の末尾が切れていた>ので、追加で此処に書いておきます


・・・・


<注記>昭和11年「帝国国防方針」第三次改訂

・・・「2.26事件」の直後ともいえる時期の昭和11年(1936年)6月3日に「帝国国防方針・第三次改訂」が行われた。この時、陸軍はソ連を仮想敵の中心とみなして軍備増強の方針を決定したが。これが太平洋戦争への直接的始動を運命づけたことになる。

・・・ここで国防方針は外交で国家の発展を確保するものの、その上で<有事においては先制攻撃と短期決戦を軍事ドクトリンとする>ことが定められた。また持久戦・総力戦に配慮しながらも短期決戦に必要な平時における軍事力の準備が強調された。

(関連情報)

【権力と交尾(つる)む醜悪なマスメディア】唯一の“成果”「原発推進」決定を浸隠す異常メディア!⇒自民という危険極まりない隷米独裁政党の暴走(日々雑感)/関税自主権破棄が正しいかの如き論調で足並みを揃える。TPP参加前のめりで日米首脳会談は「大成功!!」と持ち上げる。http://urx.nu/3paP

万世一系皇国史観、軍事国体論、徴兵制、安倍型アナクロへの道!⇒安倍首相、96条見直しに意欲=憲法改正本部が初会合、「国防軍」創設の必要性を訴えた−自民
http://t.co/n4qyhFLKNX hanacahnacauseposted at 19:07:242013年02月21日

「アベノミクスの正体は互恵的?軍需創造なる19世紀型アナクロ経済戦略/安倍政権・価値観外交と表裏のダイアモンド(日米印豪)同盟戦略なる誇大妄想ツールが<国防軍創設>と<国策原発>復活」、そして其の補完たる「軍需・国策原発増強即応型の円増刷臨機対応用日銀総裁人事」のコラボレーションhttp://urx.nu/3mQC hanacahnacauseat 00:31:152013年02月12日(画像『アジアの安全保証ダイアモンド』はhttp://urx.nu/3gnD より)

(エピローグ)

戦前に一般国民が共有していた『紀元二千六百年』型の歴史観が否定される現下の日本の状況にご不満の向きが多くおられるようであり、<憲法改正、教育改革、国軍創設、徴兵制、天皇元首制、天賦人権論(基本的人権)否定、国体論・国体明徴、万世一系皇国史観への復帰・・・、そして其れらと「国策原発」必要論を牽強付会で強引に結びつけて騙りつつ明治維新型のアナクロ・ミソロジー(アナクロ神話論理)を必死で取り戻そうとする安倍自民党、日本維新の会などの“偽装or勘違いorトンデモ”保守派>へのシンパシーが勢いよく日本国中で拡大しつつある。

そして、これらアナクロ・ミソロジー(アナクロ神話論理/『紀元二千六百年』、つまり戦前型の万世一系・皇国史観の取り戻しを謀る詭弁)の推進役を担うのが安倍自民党総裁が会長職を兼務する神道政治連盟(神社本庁の外郭)であり、それに連なる全日本愛国者団体会議、 日本を守る国民会議、 創生「日本」、 日本の前途と歴史教育を考える議員の会(『紀元二千六百年』の学校教育への導入を謀る会)、美しい日本をつくる会、日本協議会、日本青年協議会etcなどの関連諸団体(これらは全て自民党の強力な集票マシン!)が其れを強力にバックアップしている。

加えて、原発が稼働せぬから貿易赤字が拡大するというようなトンデモ論までもがアホノミクスの名を借りてのさばり始めている。そして、神道政治連盟(神社本庁の外郭)が<一般国民向けの文化マインドコントロール/ウランもプルトニウムも放射能も自然の一部なので原発推進は日本伝統の神道アニミズムに違反しないという屁理屈、http://urx.nu/3j7t>を掲げて、安倍自民党政権の原発取戻し戦略を強力に支援していることは周知のとおりだ。

これら諸勢力が<伝家の宝刀として頼る>のが、上で縷々述べてきた「日本古代化へのプロローグ」の時代に入る古事・説話である。言い換えれば、それは『古事記』、『日本書紀』が古代ヤマト民族中心の説話ないしは霊験譚として脚色・創作したと考えられる「神武天皇、建国神話(BC660.2.11?/現在の建国記念日)」と「神功皇后三韓征伐(新羅征討説話/AD3世紀頃?)」の二本柱である。しかしながら、我が日本国の創建と天皇の称号の開始は、その時代より後の「日本国の輪郭が成立して天皇の呼称が開始する天武・持統期(7世紀後半)」とするのが考古学と歴史学が検証した現時点での結論である。

日本の高度な伝統文化と美しく恵まれた自然環境を保全・継承すべきと考える正統保守的な観点からすれば、「日本古代化へのプロローグ」の時代に入る古事(説話ないし霊験譚)の類について、<それは歴史的事実であり、かつ誇り高き「原発の超リスクすら封じ込めが可能な神国・日本」なる皇統の証なので此れを否定するのは国賊・非愛国者ないしは狂人か犯罪者だ>とムリヤリ決めつけるアナクロ・ミソロジー(アナクロ神話論理、というよりも一種のパラノイア型論理)を当て嵌めるべきではないと思われる。

ともかくも、神道政治連盟(神社本庁の外郭)が、言い換えれば安倍総理大臣自身が唱える<ウラニウム・アニミズム論による原発取り戻し戦略なるパラノイア型の異常論理>は余りにも国民を小ばかにし過ぎではないか?こんなトンデモを素直に信ずるのが日本国民の自画像だよ!・・・と言ってしまえば其れまでのことだが・・・。

しかしながら、神道政治連盟(神社本庁)や自民党系の原発族議員らの魂胆はともかくとして、既述のとおり、伊勢神宮に所属する専門の神道学者ないしは歴史学者らが、<伝統信仰プラス古代中国伝来の律令・儒教等を祖型として創建された「優れたオリジナル日本文化と天皇制の象徴たる伊勢神宮の建築と儀礼」が意味すること>を客観的に研究しているという非常に冷静な現実があることに、些か安堵の感を覚えたしだいである。フクシマ由来の過酷な放射能被害で福島県内の神社関係者が大変ご苦労されているらしいことも伝え聞いている。

ところで、この記事の表題は普通の表現を採るなら「安倍“右傾”政権」と書くべきであるのだろうが、敢えて此処では“軍需”政権とした。それは、日本の正統保守を真剣に意識する立場からすれば、いまや陳腐化した右傾化or左傾化の議論は無意味であるからだ。事実、グローバル市場原理主義なる偽装資本主義が席巻する現代においては、右=自由(資本)主義、左=共産主義なるドグマ・メジャーで世界の政治・経済の現実を理解する思考方法そのものが既に破綻し、その有効性が殆ど失われているのは周知のとおりだ。

要は、各国それぞれが、自国のアイデンティティを正しく客観的に捉えなおしつつ、自他双方の国民についての「鰥寡孤独」、「中庸」、「多様性尊重」などの価値観を地球・自然環境へ配慮して平和裏に共有すべきだということである

http://www.asyura2.com/13/senkyo144/msg/548.html

記事 [政治・選挙・NHK144] 北米シェール革命が日本の政治・経済に大きな影響を与える
日米首脳会談:シェールガス、対日輸出「前向き」燃料費抑制に期待
毎日新聞 2013年02月24日 東京朝刊

日米首脳会談で安倍晋三首相がオバマ大統領から天然ガスの一種である米国産シェールガスの対日輸出解禁に対し「同盟国日本の重要性は常に念頭に置いている」と前向きな言質を引き出したことで、エネルギー業界は「燃料費抑制に大きな前進」(電力会社幹部)と胸をなでおろしている。対日輸出は早ければ3月にも認められるとの観測があり、日本のエネルギー調達費の高騰に歯止めをかける効果が期待される。

シェールガスの大量生産が続く米国では、国内の天然ガス価格が100万BTU(英国熱量単位)当たり3ドル程度で、日本の液化天然ガス(LNG)輸入価格の約5分の1で取引されている。

日本政策投資銀行の試算では、米国産シェールガスの調達が実現し、現在の米国ガス価格が他国との契約にも好影響を及ぼした場合、2020年の日本のLNG調達価格は最大15・2%下がるという。原発の再稼働が遅れ、今後も火力発電用燃料としてLNG需要が増え続けることは確実なだけに、電気料金の抑制につながる期待がある。

日本企業は輸出の解禁を見越し、大阪ガスと中部電力、東京ガスと住友商事、三井物産と三菱商事の3連合が米国内のLNG基地などへの投資に乗り出している。米政府は国内ガス価格の上昇を避けるため、「輸出総量に上限を設定する可能性が高い」(業界関係者)とみられ、輸出枠に達するまでは「早い者勝ちになる」(ガス大手幹部)ためだ

以上毎日新聞記事からの引用

最近「シェール革命」についての新聞・テレビの報道がチラチラ見られるようになってきた。
「シェール革命」は単なるエネルギー問題に止まらず、アメリカだけでなく日本の政治経済にも多大な影響を与える可能性が出てきたことが背景にある。

1. シェールガス・シェールオイルは破綻寸前にあったアメリカ経済に革命的変化をもたらした。国際エネルギー機関(IEA)が歴史的な予測を発表。米国は17年までにサウジアラビア・ロシアを抜いて世界最大の産油国になり、20年代には原油まで自給自足できると云うのだ。勿論世界経済に与える影響は大きい。

2. シェール革命は産業のすそ野が広く、電力の卸売価格は08年に比べ半値になり電力多消費型のアルミや鉄鋼、ガラスをはじめ、全産業に恩恵を与えている。エタンを原料としたエチレンではダウ・ケミカルが世界最大のエチレン工場をフリーポート市に建設する。運輸費が圧縮され、家電・自動車まで米国回帰の動きを示す。現にゴールドラッシュの再現を想起される米国北部のバッケンでは人口急増による住宅不足・求人急増等、好景気に浮かれている。

3. 世界のエネルギー地図は大変貌を遂げる。シェールガスの低価格化は中東・ロシアにドミノ倒しのように影響を及ぼしている。余ったガスは欧州に向かい、欧州ではガスが余り始めている。

4. 日米首脳会談では安倍首相がシェールガスの対日輸出解禁を申し入れ、オバマ大統領は前向きの姿勢を示している。中部電力・大阪ガス・三井物産・三菱商事・住友商事・東京ガスはすでに権益確保に動いており、早ければ3月にも輸出許可が下りる可能性すらある。ロシアはLNGを日本に向けて売り込もうと懸命になっていることも報道のとうりだ。

5. 特に注目すべきは頁岩層(地下800メートル〜2Kメートル)からの採掘は殆ど不可能に近いと云われていたのが、高圧水で割れ目に特殊な砂を入れて抽出する「水圧破砕」の技術は何と中小企業によって1990年代に開発されたのだ。小規模のプラントは資材さえ集まれば3ケ月程度で立ち上がる。米国ではシェールガスの埋蔵量は200年分あると云われる。日本の対応は当面はシェールガス効果を利用して化石燃料のコスト低減を図るとともに、ガス火力発電の効率化・ガスコンバインドサイクルで発電設備の早急な合理化を進めるべきだ。このためにも発送電配電分離・地域独占の廃止等の電力改革を早急に進めなければならない。

6. シェール革命の恩恵を受けている間に、我が国はエネルギー自給の動きを加速させなければならない。メタンハイドレード・オーランチオキトリウム・バイオマス・地熱・その他自然エネルギーの開発が急務だ。米国で中小企業がシェール革命の発端を担ったように、日本でも産業界を総動員して開発すれば完全自給も夢ではない。

7. シェール革命は日本企業の直接的需要を喚起しており、シェールガス用の特殊鋼管や継手(新日鉄住金・JFEスチール)、フラックサンド(住友ベークライト、砂をフェノール樹脂でコーティングしたもの)、LNGプラント(日揮・千代田化工建設・東洋エンジニアリング)など日本の特有技術に依存する面も増大している。将来的には日本が世界に誇るこの技術を自国のエネルギー開発に向ければ、エネルギー自給は可能だ。

シェール革命はアメリカ経済の再生を可能にし、円安ドライブがかかる傾向があることを見逃してはならない。円安はモロバの剣で、過度な円安は財政悪化、長期金利上昇、国債の信任低下、等々の懸念があり要注意だ。

その一方、米国の財政の崖は依然として解消されてはいない。このまま行けば強制歳出削減は避けられず、ドル安から円高に進む懸念も拭いきれない。
事態は短期的な予測と長期的展望に分けて考える必要がある。短期的には円安は逆転局面を迎えることもあり得るが、長期的に見ればアメリカ経済は再生に向かいドル高・円安が見込まれると云うのが正しい予測だろう。

いずれにしても、エネルギー問題が日本の政治・金融・経済に及ぼす影響度はますます増えることは間違いなく、エネルギーの自給、エネルギー供給の独占排除、エネルギーの公正な利益配分等が日本の持続可能な経済や平和と民主主義を守るキーテーマとなるであろう。(市民エネルギー調査会 http://iy5.org )
http://www.asyura2.com/13/senkyo144/msg/549.html

記事 [政治・選挙・NHK144] 民主党「お家芸」の“ブーメラン”再び 玄葉氏の痛い?質疑(ZAKZAK) 
衆院予算委員会で質問に立つ民主党の玄葉光一郎前外相=28日午前、国会・衆院第1委員室(酒巻俊介撮影)


http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20130301/plt1303010920001-n1.htm
2013.03.01 ZAKZAK


 民主党は以前から、放った言葉が必ず自分に戻ってきて突き刺さる「ブーメラン政党」といわれてきた。28日の衆院予算委員会での質疑を通し、党の次代を担う玄葉光一郎前外相もその「お家芸」をきちんと継承していることが得心できた。

 玄葉氏は環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)について、オバマ米大統領との会談で関税撤廃に事実上「例外」を認める共同声明を文書でまとめた安倍晋三首相にこう迫った。

 「当たり前のことで国内向けのパフォーマンスだ。明示的に文書にしたわけではないが、すでに昨年4月に私と米通商代表部(USTR)のカーク代表との間で、関税は交渉の中で決まっていくと確認している」

 これに対し、首相はあきれた様子でこう返した。

 「だったら民主党政権時代に文書にすればよかったではないか。政治は結果だ。『そんなの俺たちだってできた』と言っても世の中に通らない」

 外交交渉は往々にして「言った、言わない」の水掛け論に陥りがちだからこそ、文書化の意義は大きいはずだ。玄葉氏の交渉相手のカーク代表より、オバマ大統領の言葉が重い意味を持つのは論をまたない。玄葉氏がいくら言い募っても、負け惜しみにしか聞こえない。

 また、玄葉氏は平成23年3月の東日本大震災発生から首相が自民党総裁に就任する24年9月までに、何度福島県の被災地を訪ねたかと質問した。そして首相が「3回ぐらいだ」と答えると、早速こう決め付けた。

 「福島に思い入れがないと思えて残念だ」

 だが、首相はマスメディアに宣伝はしていないものの、震災後にたびたび被災地に足を運んでいる。

 例えば、震災発生間もない3月26日には支援物資を積んだトラックで福島県南相馬市、相馬市、新地町、福島市の避難所を訪問している。4月8日にはやはりトラックで宮城県仙台市、亘理町、山元町の避難所計8カ所、5月30日には岩手県盛岡市と宮古市の避難所、仮設住宅など、党総裁就任までに計10回ほど被災3県を訪ねている。

 福島県が地元の玄葉氏は、それでも足りないと考えたのかもしれない。ならばまず、鳩山由紀夫、菅直人、野田佳彦の民主党政権の3代の首相が退任後、どれだけ被災地で活動してきたかの実績を示してほしかった。さぞや足しげく被災地に通い、復旧・復興に尽くしていることだろう。

 もっとも、福島第1原発事故で全村避難を強いられた福島県飯舘村の菅野典雄村長は菅氏が退任後、四国霊場八十八カ所巡りを再開したことに対し、こう憤っていた。

 「菅さんよ、首相を終えたならお遍路じゃなく、被災地の仮設住宅を歩くのが普通じゃないか」

 3代の首相と同様、玄葉氏もブーメラン投げの名手となる資質を十分備えているようだ。(阿比留瑠比)


http://www.asyura2.com/13/senkyo144/msg/550.html

記事 [政治・選挙・NHK144] またまた茶番劇の「日本維新の会」と橋下共同代表(simatyan2のブログ) 
http://ameblo.jp/usinawaretatoki/entry-11480949905.html
2013-03-01 10:00:23NEW ! simatyan2のブログ


2月28日、次期日銀総裁人事に関し、維新国会議員団のメンバーから
「口を出すな」と言われたとして、日本維新の会共同代表の橋下市長は、
「代表のポジションにしがみつかせてほしいというつもりは毛頭ない」
と発言をしました。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130228/waf13022811330018-n1.htm

また橋下さん得意のキレ芸劇場が始まったと思いましたが、まだ免疫が
出来上がってない人はこんな茶番劇にも騙されてしまうんでしょうね。

でもその日のうちに議員団が橋下さんに詫びを入れて決着がついたとの
報道に至っては大抵の人は気がつくんじゃないかと思います。

なんでも松井大阪府知事が両者間を取り持って事なきを得たそうです。

シナリオ的には「橋下さんが長老達を従わせた」とも受け取れる報道
の仕方をしてましたが、こんな内輪の話を積極的に報道陣に語る代表も
代表なら何の疑問も持たないマスコミもマスコミですね。

自民党をぶっ壊すと言って偽抵抗勢力を作った小泉劇場の時と同じ報道
の仕方をしてるんですから。

もっともみんなグルですから当然といえば当然ですけど・・・。

それにしてもいつまでこんな茶番劇が通用すると思ってるんでしょうか。

国民もそこまで馬鹿じゃないですよ!

と言いたいところですが、本当に通用してしまうのが怖いところですね。

東京にいると

「こんな子供だましに騙されるなんて、大阪府民はなんて馬鹿なんだ」

と考えたりしますが、2週間ほど大阪に滞在してみて

「なるほど」

と納得したことがあります。

それは関西マスコミの「橋下押し」が半端じゃないということです。

東京キー局の比じゃないんですね。

例えば26日、大阪ローカルの朝日放送が橋下市長と松井知事の支持率
調査の結果を発表していたのですがそれを見て驚きました。

橋下市長が61パーセント、松井知事が55パーセントだというんですね。

一時は高い支持率を誇ったものの、最近じゃ化けの皮が剥がれてきたので
例え地元の大阪でも40パーセントくらいだとばかり思っていたのです。

それがまだ61パーセントもあるとは・・・。

もちろん初めは捏造だろうと思いましたが、ただそうとも言い切れない
部分があることに気がつきました。

それは関西で活躍するタレントのほぼ全員が橋下市長に仲間意識を持って
応援してるんだということなんですね。

一般市民じゃなく芸人達がです。

例えば大阪でテレビを見ると朝から夜までの時間、吉本興業のタレントで
埋め尽くされているのがわかります。

全チャンネル、ニュースを覗いてバラエティはもちろんドラマも報道も
何らかの形で芸人が出演しています。

もともと関西のテレビ局というのはアバウトで、ちゃんとした台本もなく
芸人達に番組進行をまかせて視聴率を稼いでるんですね。

以前「やしきたかじん」が言ってましたが、2時間以上のスペシャル番組
ですら台本は紙切れ一枚だったそうです。

つまりテーマだけ決められて、後は自分達で番組を時間いっぱい持たせ
なきゃならないので、芸人達はあの手この手思いつく限り必死で時間まで
引っ張って無事に番組を終えるわけです。

だから関東のタレントとはまた違った芸人同士の連帯意識みたいなものが
非常に強いんでしょうね。

出演予定のない橋下市長が突然テレビ局に現れて自己PRをして帰ったり

するシーンも度々ありました。

そのときは出演者も観客も全員拍手喝さいです。

東京のキー局じゃ考えられないことです。

そのような環境で橋本さんも知事や市長になるまでは芸人達に混じって
レギュラー番組をいくつも持っていたんです。

話術に長けた橋下さんが重宝されたのは言うまでもありませんね。

僕が大阪にいたころ橋下さんが知事選に出馬したわけですが、一緒に番組
仲間だった落語家が、

「わしらのために頑張ってくれ」

と涙を流しながら橋下さんにエールを送っていた姿が今も記憶にあります。

だから厳密に言えば橋下市長を支えているのは関西芸人で、弁護士の肩書
きをもつ芸人「橋下徹」が政治家になって、芸人仲間が一丸となって市長を
応援してるって感じですね。

じゃあ大阪の一般市民はどうかというと、橋下市長の本性を見抜いた人が
増えつつありますが、しかし周りの雰囲気はまだまだ「橋下頑張れ」なので
沈黙せざるを得ない状態なんですね。

政治評論家の森田実氏は小泉批判をしたため、東京のマスコミから干されて
今は関西で活躍してるのですが、その森田氏が、

「私は小泉のマネをする橋下は評価しないが
 関西で橋下を批判するのはタブーである」

とまで言っています。

もともと大阪人は芸人に仲間意識を持つ人が多く、街で芸人を見かけると
タメ口で話しかけたり、芸人もそれに応えたりして友達みたいな雰囲気が
出来上がってるんですね。

そんな芸人が

「橋下さんをよろしく」

と頼まれると、

「わかったまかしとけ」

ってなってしまうんですよね。

橋下さんは一般大衆には冷たいですが利用できるタレント仲間には愛想が
いいですからね。

だから関西芸人が勧める橋下市長が支持され、その橋下市長が押す松井知事

も当然支持を集めるんですよね。

芸人以外では、評論家の宮崎哲也とか有馬晴海、コラムニストの勝谷誠彦
は関西番組で橋下さんとレギュラー仲間だったので仲間に引き入れています。

勝谷誠彦は小沢一郎支持者で「国民の生活が第一」結党大会で乾杯の音頭
を取るほどだったのに橋下さんの仲間なんですね。

でもこの人が吉本興業所属というのを知って納得しました。

こうして多くのタレント仲間を操れる橋下さんに電通が目を付けたのにも
納得しました。

ただし橋下市長の弱点はテレビに出演できなくなると終わりだと言うことです。



http://www.asyura2.com/13/senkyo144/msg/551.html

記事 [政治・選挙・NHK144] NOと言えない日本の首相・・・安倍首相が早い段階でのTPP交渉参加を表明 (政経徒然草) 
http://haru55.blogspot.jp/2013/03/notpp.html
2013年3月1日 政経徒然草


安倍総理の「なるべく早い段階」というのは、いつのことなのかはわからないが、どちらにしてもアメリカの要望に沿い、早期にTPP交渉に参加したいと思っているようだ。

しかし、おそらく事前協議には、1回参加できる程度で、日本の要望は、ほとんど受け入れられないと考えた方が間違いないだろう。TPPは外交交渉であり、各国が自国に有利な条約になるように交渉するわけで、自国に不利(日本に有利)な条件を、わざわざ提示するとは考えにくい。

どちらにしても、すべからずアメリカの言うとおりに進めるという「NOと言えない日本」の典型的な事例である。安倍内閣に本気で条件闘争する気があるのかも疑われる状況だ。

今回の訪米で感じられたことは、思った以上に米国の態度が冷ややかだということだ。やはり米国にとっての最大関心国は中国だということだろう。

そう考えると、今後の日米関係がどうなるかは、おおよそ想像がつきそうだ。

日本にとって外交の基軸になるのは日米関係だ。米国にとって外交の基軸になるのは米中関係だ。米国にとって日本は中国との外交交渉の為の駒でしかないということだろう。

TPPに関しても、医療、保険、金融、農業などを除けば、そんなにアメリカにメリットがあるわけではない。自動車に関しても、日本国内の自動車販売台数の減少傾向が続く中では、そんなに期待できるわけではない。今や少子高齢化、国民の可処分所得の減少が進む日本は、将来性がある市場ではなくなりつつある。

同じように、日本にとってもTPPのメリットは、ほとんどないと言っても過言ではないだろう。

現状でも、貿易収支は赤字だ。TPPで関税が自由化されれば、更に輸入が増え、貿易赤字が増える可能性が高い。それ以上に輸出が増えればいいが、日本の貿易構造の変化、でそれも余り期待できそうにない。

いくら農産物の輸出を増やしても金額ベースでは微々たるものだろう。ましてや原発事故によるマイナスイメージは、そんなに簡単にぬぐい去られるものでもないだろう。

TPP=日本の国力を低下させる条約
と考えた方がいい。

いつも書いているように、日本の課題は、行き着くところ人口問題に突き当たる。
少子高齢化、人口減少、晩婚化、結婚しない人の増加、離婚の増加など課題は山積している。

政治家や官僚、評論家は問題の対処法として環境の整備を口にするが実は、これ以前の問題の方が大きいことは余り取り上げない。

「結婚したいと思わない。 子供を産みたいと思わない。 子供は一人で十分だ。」などと考える人が増加したことが問題なのだと思う。そしてこれは個々の気持ちや考え方の問題であり、環境が整備されたからといってすぐに変わるようなものではない。

勿論、経済的な理由も大きいが、それは雇用の問題であり、まずは国民が「結婚生活はいいものだ。」「家族とはいいものだ。」「子供は多い方がいい。」などと思えることが重要ではないだろうか。

その上で環境整備が必要なものは、進めていく。というのが順序だろう。
時間がかかることはわかりきっているが、この部分をないがしろにして、日本の将来を考えることはできない。

残念ながら、現状の日本は、道徳観や倫理観が欠如している人が増えているように思えてならない。

活力のある日本をどのようにして作るのか。それは個々の国民が前向きになり活力ある生活を送ることであり、それの根本は家庭にあると思う。

安倍首相は「強い日本」を造りたいようだが、その根本は国民生活にあることを理解しているのだろうか。

威勢のいい言葉ばかり安倍首相の口から聞こえてくるが、それとは裏腹に顔色が優れないのはなぜなのだろう。心の中に闇を抱かえているのでは・・・。とつい勘ぐりたくなるのは私だけであろうか。


http://www.asyura2.com/13/senkyo144/msg/552.html

記事 [政治・選挙・NHK144] ニュージーランド国民の大半が秘密TPP交渉を終わらせたいと考えていることが世論調査で判明
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/tpp-65e5.html
2012年12月 4日 (火)

ニュージーランド国民の大半が秘密TPP交渉を終わらせたいと考えていることが世論調査で判明

2012年12月2日

報道発表 ジェーン・ケルシー教授

“TPP反対派で、世論調査を委託したジェーン・ケルシー教授によると、11月中旬に行われたコンシューマー・リンク世論調査で、環太平洋戦略的経済連携協定案を巡る秘密主義は圧倒的に拒否された。”世論調査は、大半のニュージーランド国民が、政府にTPPA交渉の秘密主義を止めるよう望んでいることを示している。

TPP反対派で、世論調査を委託したジェーン・ケルシー教授によれば“11月中旬に行なわれたコンシューマー・リンク世論調査で、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)案を巡る秘密主義は圧倒的に拒否された”。

ニュージーランド国民のほぼ三人に二人は、交渉が完了し、協定に署名する前に、最新かつ最大の自由貿易協定の内容を公表すべきだと考えている。

意見を述べた人々の中では四倍もの人々が、ニュージーランドが環太平洋戦略的経済連携協定に向け他の十ヶ国と交渉中の文書を、事前に公開することに賛成だった。

コンシューマー・リンクが行った世論調査では、65%のニュージーランド国民が、政府は交渉が完了し、条約が署名される前に条約内容を公表すべきだと考えており、14%はそうならなくともかまわないという意見で、21%は意見無しであることが分かった。

ケルシー博士は、交渉担当者達に対し、月曜日、スカイ・シティで秘密裏に今回の会合で集まる際に、これら交渉の秘密主義的手法は、民主的な正統性に欠けていることを認め、選挙で選ばれた我が国の指導者達が提案している文書と関連書類を、国民が読み、分析し、議論できるよう、公開することを要求している。

“交渉担当者達の主張に反して、これに前例がないわけではありません。大いに批判されている世界貿易機関(WTO)でさえ、TPPと比べれば透明性の星です。”

草案文書の公開要求は再三拒否されてきた。

“こうした要求は、市民社会団体からのみならず、交渉担当者達は、協定の影響を受けるであろう何千万人もの人々を代表する、あらゆるTPP加盟諸国の組織からも要請を受けています。”

“ニュージーランドの野党各党も、政府を将来無期限に束縛するようなルールに関する秘密交渉によって自分達の民主的な機能が侵害されることに反対しています。”

カナダ、オーストラリアとニュージーランドの緑の党は、TPPは“根本的に非民主的で、不透明だ”と烙印を押した。ニュージーランド・ファースト党のウィンストン・ピーターズは、ニュージーランド国民が主権に対する影響について議論できるよう、交渉を保留するよう要求しており、マナ党は、あらゆる詳細の公開を要求した。

重要なことに、先月の労働党大会で圧倒的多数で採択された付託は“協定文書草案の通常の一般公開を含む、全面的な公開協議”を条件として、TPPを支持している。

米議会は更に強く主張している。過去四ヶ月間、オバマ大統領はTPPを可決するのに支持が必要な民主党と共和党からの手紙で責めたてられている。

今年3月、ロン・ワイデン上院議員は、アメリカの交渉上の立場の開示や、知的財産権に対する提案や、インターネットに関する提案を入手可能にすることを要求する法改定を提出した。文書が開示されない限り、国家安全保障上の脅威となる。これは極めて意義深い。ワイデンは過去のあらゆるアメリカの自由貿易協定を支持してきた保守派の自由貿易支持派指導者で、上院の国際貿易・税関・ グローバル競争に関する小委員会委員長だ。

“世論調査は、ニュージーランド国民は、TPPが闇から出て、民主的な精査をしっかり受けることを望んでいることを示しています。ニュージーランド政府も、他のTPP加盟十ヶ国の政府も耳を傾けるべきです”とケルシー教授は話を結んでいる。

ENDS

情報源はscoop.co.nz

元のurl

記事原文のurl:www.itsourfuture.org.nz/poll-shows-most-nzers-want-to-end-secret-tppa-negotiations/

http://www.asyura2.com/13/senkyo144/msg/553.html

記事 [政治・選挙・NHK144] 国民全員に番号、マイナンバー法案を閣議決定(読売新聞):最優先で審議し、早急に可決・成立させるべきだ
 予算案と並行して審議して、
 早急に可決・成立させるべきだ。

 もう、時間切れで、先送りは許されない。

**********************

国民全員に番号、マイナンバー法案を閣議決定(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130301-00000474-yom-pol

政府は1日午前の閣議で、社会保障サービスの提供や徴税を適切に行うため、国民全員に番号を割り振る共通番号制度関連法案(マイナンバー法案)を決定した。

 昨年の衆院解散で廃案となった法案を一部修正した。政府全体のIT(情報技術)政策を担当する内閣情報通信政策監を新設する内閣法改正案も合わせて閣議決定した。今国会での成立を目指す。

 政府は2016年1月の共通番号制度利用開始を予定している。15年秋ごろ、個人番号などを記載した「通知カード」を送付する方針だ。希望者は「通知カード」と引き換えに、顔写真付きの「個人番号カード」を受け取ることができる。

 マイナンバー法案は昨年2月に国会に提出され、自民、民主、公明3党が修正協議を進めていた。今回の法案は、この修正協議などを踏まえ、施行1年後をめどに、情報流出を防ぐ第三者機関の権限拡大を検討することを新たに盛り込んだ。

http://www.asyura2.com/13/senkyo144/msg/554.html

記事 [政治・選挙・NHK144] 朴槿恵大統領、日韓関係「加害者と被害者。千年の歴史が流れても変わらない」(ZAKZAK) 
          独立運動を記念する政府式典で演説する韓国の朴槿恵大統領=1日、ソウル(共同)


http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20130301/frn1303011215004-n1.htm
2013.03.01 ZAKZAK


 【ソウル=加藤達也】韓国の朴(パク)槿(ク)恵(ネ)大統領は、朝鮮半島の日本統治に抵抗して1919年に起きた「三・一独立運動」から94年にあたる1日、ソウルで開かれた式典で演説し、日本について「われわれの同伴者として21世紀の東アジアの時代をともに導いていくためには、歴史を正しく直視して責任を負う姿勢を持たなければならない」と述べた。島根県の竹島に関する問題や「慰安婦」など、具体的懸案には言及しなかった。

 朴大統領は2月25日の就任式当日、麻生太郎副総理との会談で日本に歴史問題への対応を求めたが、演説で日韓関係への認識を示したのは初めて。

 朴氏は日韓関係を「加害者と被害者という歴史的立場」と表現。「(この立場は)千年の歴史が流れても変わることはない」と語った。その一方で、「両国の未来世代にまで過去の歴史の重荷を持ち越してはならず、現世代の歴史指導者の決断と勇気が必要だ」とも強調し、自らの政権下での懸案解決に意欲を見せた。

 朴氏はまた、核実験を強行し緊張を高める北朝鮮について「北朝鮮は核開発をあきらめて挑発をやめてこそ、国際社会の責任ある一員になれる」と指摘し、核開発の放棄を北朝鮮に改めて促した。



http://www.asyura2.com/13/senkyo144/msg/555.html

記事 [政治・選挙・NHK144] 平山幸司参議院議員の必勝を期して! 小沢一郎代表が全国行脚第1弾 
平山幸司参議院議員の必勝を期して!
http://www.seikatsu1.jp/activity/act0000025.html
2013年2月23日 生活の党


全国行脚第1弾〜青森県〜(2013年2月23日)


2月23日、小沢一郎代表が全国行脚第1弾、平山幸司参議院議員の選挙区である青森県を訪れました。そこで行われた記者会見の要旨は以下の通りです。


【内容】
•参議院議員選挙について
•日米首脳会談後の共同声明について
•青森視察について
•民主党について


参議院議員選挙について


Q.青森選挙区では乱立が予想されているが、調整をどう見ているか。現時点で民主党の候補者は出ていないが、選挙協力についてどう考えているか。


A.選挙協力をしなければ一般論として勝てないわけだから、去年の選挙をみたでしょ。自民党は、票は増えていないのに議席は3分の2以上取っている。なぜか。非自公の連中がバラバラに立てたからである。票が割れてしまって。全部合わせれば自民党より多いわけだから。そういう意味で、最後まで力を合わせるということについては前向きに追い求めていきたいと思う。しかし一方では、ならないものに希望だけ託していてもしょうがないので、自力できちんと戦える体制も十分準備していく。


Q.小沢代表の方から協力を求める気はあるか。


A.誰にでも言っている。どのグループに対しても言っている。ただ民主党は、惨敗はしたが野党第1党なのだから、野党第1党が呼びかけて選挙協力をするというのが順序じゃないか。その方が、みんなが納得する可能性が強いのではないか。


日米首脳会談後の共同声明について


Q.TPPに関して、すべての関税撤廃を求められるものではないことが明記され、TPP交渉参加に向かう可能性が高いが、どう思うか。


A.日米会談で、中身をまだ聞いていないからわからないが、すべての関税撤廃を含むものではないと明記されたことは、多少日本の顔を立ててくれたのだろうけれども、周りでは例外はないと一生懸命言っている閣僚もいる。要は、あとは交渉である。TPPは環太平洋といっているが、所詮日米の問題だから、アメリカと2国間で、バイできちんと交渉できる日本政府であるならば心配はない。従来とも、肝心のところでそうじゃなかったから、みんな、農家の人もいろんな人も心配する。もし共同声明に(すべての関税撤廃を求められるものではないと)入っているとしたら、そういう表現にして、政府はおそらく参加することにすると思う。


Q.安倍政権の能力で、TPP交渉はどうなると思うか。


A.アメリカの主張に沿って参加するという前提があっての話じゃないかと思う。その言い訳、理由に、表現としては、アメリカが文言として(関税撤廃について)入れたことにより、妥協、了承したと。やはりよっぽどしっかりしないと、農業だけの話ではないから大変だと思う。


青森視察について


Q.豪雪の青森を視察しての所感は。


A.視察というよりも、生活の党の現職の中で地方区の1人区というのは平山(幸司)君で、1人区というのは例外なく厳しいので、まずは(青森)ということ。それから自分(岩手)の隣組でもあるから、お互いに力を合わせてぜひ勝利を得たいと思っている。雪景色はしばらく振りに見た。僕の最初の選挙の時の最終日の街頭は吹雪の中だった。この雪国ということをもう少し民生の向上の為に活用する知恵はないものか。ただ雪が降って大変だ大変だと言っていてもしょうがない。世界どこを見ても雪が降っているところは人が住まないかといえば逆で、むしろ欧米では雪の多いところに産業立地があり、人口がたくさんあるというのが現実だから、少し発想を変えて考えなくてはいけないと思っている。ただ、りんごの選果場を見たが、相馬村のフルーツステーションはすごい。あのような大きい選果場は果物では初めてである。


民主党について


Q.明日の民主党大会を控え、植松恵美子、川崎稔両参議院議員が離党届を提出したことについてどう受け止めるか。また、海江田代表が再生に向けて反転攻勢と言っているが、民主党再生に向けてどういうことが必要か。


A.2人が離党したことは、当たり前のことだが、政治家は国民に選ばれて政治家になっているのだから、その出処進退、行動は全部自分で判断してやるべきことだから、彼らがそう考えたことについて傍でとやかく言う必要はないと思う。ただ民主党にとっては痛手だろう、党大会の日にというのは。それから、再生ということは政権を取りたいということではないのか。政権取りたい、選挙に勝ちたい、すなわち国民の支持を得たいというなら、やっぱり自民党政治ではだめだという原点に返って、みんなで力を合わせるということしかないのではないか。いくら理屈をこねても国民はもう信用しない。1度失った信用はなかなか取り返せない。地道に着実にきちんとした受け皿を作るように努力しないといけない。


【2013年2月23日・生活の党本部】小沢一郎代表 青森記者会見



http://www.asyura2.com/13/senkyo144/msg/556.html

記事 [政治・選挙・NHK144] 麻生「ギャング」Tシャツが人気だってさ <ファッションばかりが話題に 完全に“色モノ”扱いだ> (日刊ゲンダイ) 
麻生「ギャング」Tシャツが人気だってさ
http://gendai.net/articles/view/syakai/141215
2013年3月1日 日刊ゲンダイ


 安倍首相が国会で使用した「マイボトル」やオバマ大統領にプレゼントした「パター」に、問い合わせが殺到している。安倍政権は“商売になる”と判断したのか、「ギャングスタイル 麻生太郎」なんていうTシャツを売り出す業者まで出てきた。

 もちろん、G20に参加した麻生財務相のファッションをデザインしたものだ。

「18日に発売後、1日5〜10枚の売れ行きでしたが、評判を呼んで、今は1日100枚単位で注文を受けています。女性の購入者が3割います」(販売するグラフィック・オン・デマンド)

 時事ネタTシャツをウリのひとつにしているこの会社では、民主党政権時には鳩山元首相なども商品化されたという。

「自民の政治家と比べて反響は少なかった。麻生氏については当時もトートバッグを出していて、それなりに売れました。固定ファンがいるようです。最近は、石破氏をデザインした『国防軍石破茂』や『帰ってきたジミントウマン』も、1日5〜10枚ペースで売れています」(同)

<“色モノ”扱い>

 麻生といえば、マンガ好きを公言し、外務相時代の07年には「国際漫画賞」を創設。

 これでオタクファンを獲得し、08年の総裁選前には、秋葉原に「オレ達の太郎!」という麻生グッズの専門ショップまで登場した。

 財務相としての仕事ぶりより、ファッションばかりが話題になる麻生。完全に“色モノ”扱いだ。


       ◇

麻生太郎氏の“マフィア・スタイル”の勘違い
http://www.asahi.com/and_M/style/TKY201302280164.html?ref=comtop_fbox_u
2013年3月1日 文 上間常正 朝日新聞


25日にソウルで行われた韓国新大統領の就任式にも同様のいでたちで出席。アフガニスタンのカリーム・ハリーリー副大統領と話す麻生太郎氏
http://www.asahi.com/and_M/style/TKY201302280164.html?ref=comtop_fbox_u


 安倍新内閣に限るわけではないのだが、日本の政治家たちの海外出張の時の装いにはいつも違和感を覚えさせられる。先月中旬、モスクワで開かれた主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に出発したときの麻生副総理・財務相のいでたちは、違和感を超えたインパクトがあって結構な話題になった。その理由は、気合はたっぷりなのに「意図不明」だったからだ。アベノミクスによる円安誘導、との各国からの批判を少しでもかわすため? というわけではなかっただろうし。

 問題の装いは、ファーの襟付きの黒のロングコートに淡いブルーのマフラー、斜めにかぶった黒のボルサリーノ。この組み合わせはファッション的には粋なクラシックスタイルなのだが、彼の人相の特徴ともあいまって、たいていの人はイタリアのマフィアを連想してしまっただろう。アメリカのウォール・ストリート・ジャーナル紙も「粋なデビュー」としつつも、それを「ギャングスター・スタイル」と評した。

 政治家の中ではとの限定付きで言えば、麻生氏のファッション感度は自他共に認めるトップクラスの一人だ。たとえば夏の「クール・ビズ」の装いでも、多くの政治家たちがスーツのネクタイをただ外しただけだったりほとんどゴルフ場スタイルみたいだったりする中で、麻生氏はシャツの素材とボタンの外し方、カラーコーディネートなどでいつも抜群のセンスを発揮している。もうだいぶ以前に、ベストドレッサー賞も受賞した。今回の“マフィア・スタイル”でも、素材はもちろん十分に上質だしワイシャツのサイズやネクタイの締め具合にも隙がない。

 日本の政治家や官僚、そしてビジネスエリートたちのファッションで共通して見られる欠点の一つは、まずサイズが身丈ときちんと合っていなくて、たいていは大き過ぎること。そのためどこか不活発に見える。

 もう一つが、ネクタイの色がスーツの色と形に全く合っていないこと。ネクタイの色と柄が派手過ぎるのが原因だ。それは多分、自分で選ばずに人から贈られたり夫人(ないしは特定の女性)が買ってきたりしたものを使っているからだろう。

 麻生氏はもちろんそんな欠点に陥ってはいない。彼が長く通っているというテーラーによると、スーツはすべて仕立て。基本は英国調のクラシックスタイルだという。コートはチェスターフィールドタイプ。それからすれば、そのスタイルは英国発のダンディズムが理想の形ということになる。今回のスタイルでも、氏はおそらく世界のVIPたちにも伍したダンディーなのだと気合を入れて気取ってみたに違いない。

 だが、ダンディズムということで言えば、麻生氏の今回のスタイルは大きな過ちを犯している。ダンディズムの衣装哲学の最も大切なルールは、「決して目立たないこと」だからだ。ダンディーがおしゃれに凝るポイントは、一見それとは分からないようなディテールに誰にも真似できないような工夫を重ねることなのだ。それによって初めて、ダークトーンのシンプルな装いが「黒の華」とでも言えるような光を放つ。

 この基本ルールとは逆に、麻生氏は目立つことに重点を置いてしまったようだ。特に、襟にファーをあしらったり、帽子を斜めにかぶったりしたのは決定的な誤りだったというほかない。それに今回のG20では、日本の円安傾向をなるべく目立たないようにして各国からの批判をやり過ごすことが求められていたはずだ。それなのに、このような「これ見よがし」の装い方は、国策(それが見当外れなものであるかもしれないとしても)にも反するものではないか? 今回はアメリカに助けてもらった形となったが、その分は利子をつけて返すことになりかねないだろう。

 ダンディズムといえば、以前にVANの故・石津謙介氏から「君ね、服は誰の意見も聞かずに自分で選んで、長く着るもんだよ」と言われたことを思い出す。彼が愛用していた服は、どれもが一見全く目立たないが、とても上質でよく手入れが行き届いていた。もう50年近く着ているというのに、その装いはいつもどこか新しさと、何よりも彼独特の個性が感じ取れた。もちろん、注意してよく見れば、なのだったけれど。



http://www.asyura2.com/13/senkyo144/msg/557.html

記事 [政治・選挙・NHK144] <北朝鮮>金正恩氏 元NBAロッドマン氏とバスケット観戦:核実験もなんのその、なお続く「米朝パートナーシップ」

 メディアではほとんど取り上げられていないが、日米首脳会談に臨んだ安倍首相は、表現は異なるが実質的に、自分の政権で「日朝国交正常化」を達成することを表明した。
 この問題の詳細は、追って投稿したいと思っている。

 この間、米朝が“仲良し”であるという投稿をいくつか行ってきたが、あまり受け容れられていないようだ。

 転載する記事も、「3度目の核実験で米国への敵対姿勢を鮮明にする一方、スポーツ・文化交流に対する柔軟な姿勢を示すことで、オバマ政権を揺さぶる狙い」があると頓珍漢な解説を行っている。
 北朝鮮が米国でのスポーツイベントに競技者を派遣したのならわかる話だが、アメリカのテレビ局が絡み、有名なデニス・ロッドマン氏が訪朝し、北朝鮮人と米国人の混成チーム同士が試合しているのだから、そのような分析はできない。
 ご丁寧に、ロッドマン氏は、観衆向けスピーチで、「米朝関係は残念な状態だが、私は個人的には金正恩元帥と北朝鮮の人々の友人だ」とも語っている。

 米朝関係は、「日朝国交正常化」が実現されれば、秘匿されたかたちではなく表の公式的なかたちで正常なものになるだろう。ミャンマーと同じように...

======================================================================================================
<北朝鮮>金正恩氏 元NBAロッドマン氏とバスケット観戦
毎日新聞 3月1日(金)10時38分配信

 【ワシントン白戸圭一】平壌発の中国国営新華社通信によると、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記は28日、平壌市内の体育館で、北朝鮮を訪問中の米プロバスケットボール(NBA)の元スター選手、デニス・ロッドマン氏(51)とバスケットボールの試合を観戦した。


 金第1書記が公の場に米国人と姿を見せるのは極めて異例。3度目の核実験で米国への敵対姿勢を鮮明にする一方、スポーツ・文化交流に対する柔軟な姿勢を示すことで、オバマ政権を揺さぶる狙いがあるとみられる。

 新華社によると、金第1書記は李雪主(リ・ソルジュ)夫人と共に体育館に姿を見せ、ロッドマン氏と通訳なしで会話しながら試合を観戦した。試合は北朝鮮人と米国人の混成チーム同士で行われ、110対110の引き分けで終了。ロッドマン氏は試合後、観衆へ向けたスピーチで「米朝関係は残念な状態だが、私は個人的には金正恩元帥と北朝鮮の人々の友人だ」と述べたという。

 ロッドマン氏は米テレビ局の番組制作のため、26日から北朝鮮に滞在している。米国務省のベントレル副報道官は28日の記者会見で「私的な渡航であり、米政府としては特定の立場を取らない」と述べた。ロッドマン氏は80〜90年代にNBAで活躍し、11年に米バスケットボール殿堂入りした。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130301-00000025-mai-kr



http://www.asyura2.com/13/senkyo144/msg/558.html

記事 [政治・選挙・NHK144] 施政方針演説『安全確認された原発は再稼働』安倍首相」←福島第一も「絶対安全」のはずでした(JIROの独断的日記)
◆記事:<施政方針演説>「安全確認された原発は再稼働」安倍首相(毎日新聞 2月28日(木)13時45分配信)

安倍晋三首相は28日午後の衆院本会議で、第2次安倍内閣発足後初めての施政方針演説を行った。首相は「原子力規制委員会の下で、新たな安全文化を創り上げ、安全が確認された原発は再稼働する」と明言。「原発の再稼働は、原子力規制委の専門的知見の判断による」との自公連立政権合意から一歩踏み込んだ。

環太平洋パートナーシップ協定(TPP)については、日米共同声明を踏まえ「政府の責任で交渉参加について判断する」と交渉参加への意欲を強くにじませた。首相は冒頭で、福沢諭吉の「一身独立して一国独立する」という言葉を引用し、演説全体を通じて「自立」を強く訴えた。

外交・安全保障分野では、「在日米軍再編を日米合意に従って進める」と述べ、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設を早期に進める考えを表明。日米安保体制の抑止力を高めるため、日本として「さらなる役割を果たす」と述べ、集団的自衛権の行使を禁じた憲法解釈の見直しなどを進める意向を示した。(引用者注:以下、省略)


コメント:こんなのが支持率70%とは、日本人は皆、バカになったのでしょうか?
2月28日の過去を調べたら、1953年のこの日、麻生太郎氏の祖父、吉田茂首相の「馬鹿野郎解散」の日でした。何のことか分からない方は、「字引を引い」て下さい。謂わば、「バカヤロウ記念日」ですので、私はコメント見出しに敢えて「バカ」と書きました。

安倍首相の施政方針演説に関する毎日新聞の記事を途中までしか載せなかったのは、これ以上は意味がない、と思ったからです。抜萃引用した部分だけでも、文句を言いたいところは幾つもありますが、今回は原発の問題に絞ります。今、日本にある(壊れたのも含めて)54基の原発は、全て自民党政権時代に造られたものです。

自民党という政党は、原発は絶対安全だ、と国民に言い続けていましたが、福島第一原発は、東日本大震災の震央から約180キロもはなれているのに、簡単にこわれました。元はと言えば電源喪失により核燃料を冷却出来ず、ベントも遅れたので、水素爆発が起きたのですが、その程度で、壊れている。これが「絶対安全」の正体だった。自民党は「安全だ」といって建てた原子炉が壊れ、何十万という人々が故郷から避難し、大変な苦悩を強いられているというのに、国民に謝罪もせず、原発を再稼働するという。正気の沙汰とは思えません。

そもそも、デフレ脱却もTPPも憲法改正もへったくれもありません。福島第一原発の1号機から3号機までのメルトダウンした核燃料がどういう状態でどこにあるのかわかっていません。あまりにも強い被曝環境のため、人が原子炉建屋に入って、中の様子を確認することもできない。もしかすると、建屋の床のコンクリートなどとっくに溶かして地面を沈降しているかもしれない。それが地下水脈に達したら、放射能汚染は日本中に拡がり、もうどうしようもない。

現在はとにかく上から水を注入して核燃料がありそうな所を冷却していますが、その水は汚染されていて、無限に溜まっていくわけです。放射能は無毒化できないから、汚染水もどうしようもない。捨てられません。超長期的には日本中に汚染水のタンクを置いてもやがて置き場所がなくなります。更に、4号機の使用済み核燃料プールには、放射性セシウムでいうと「広島原爆の一万発以上」(小出助教)を発する放射性物質が沈んでいますが、プールが宙づりのような不安定な状態であるうえに、度重なる余震で、プールの構造が脆弱になっている可能性が高い。これが壊れたら、南ならば、横浜あたりまで人が住めないほどの放射能が出るだろうといいます。

一カ所の原子力発電所で事故がおきたことにより、日本の国土そのものが危ないというときに、施政方針演説では、福島第一の処理について真っ先に述べるべきなのに、首相も国民も、見なければ、考えなければ、問題は存在しない、とみなす 謂わば、「一億、総オストリッチコンプレックス」に陥っているのではないと思います。

本稿の要点を結論的に繰り返すならば、福島第一原発の処理が出来ないために、国が存続が危ういというときに、まだ懲りないで、壊れていない原発を再稼働しようとしている。経済も外交も憲法も日本が存続できなくなったら、意味がないのに政治家も大衆も「怖いものはないことにする」という行動において一致してる。それは正しくない。ということになります。国家が「物理的存続の危機」にあるのに、そんなことは誰も考えようとせず、ただ、安倍内閣になってから、株が上がっているからいい内閣だと思っている日本人が多すぎます。安倍政権が支持率が70%です。日本人から、「考える能力」が失われていると思います。悪夢を見ている気分です。
http://jiro-dokudan.cocolog-nifty.com/jiro/2013/03/post-a598.html
http://www.asyura2.com/13/senkyo144/msg/559.html

記事 [政治・選挙・NHK144] 『幸洋はこうして国民を騙す』を如実に現すコラム炸裂 長谷川氏が政府になった! (世相を斬る あいば達也) 
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/5d94482aa4fed906aea329b685836e0d?fm=rss
2013年03月01日 世相を斬る あいば達也

 今日は多忙につき、コラムの更新を放棄するつもりだったが、リフレ・銭亡者の尤もらしいコラムが目に入ったので、参考の為掲載しておく。勿論、筆者は、長谷川氏の現実主義な生き方に同調は出来ない。まぁ朝日にせよ東京新聞にせよ、完全に安倍自民に恭順の意を示したのか、オバマに土下座しているのか、困った世の中だ。この長谷川氏への反論コラムは、明日でも安倍自民のシッチャカメッチャカ政策論として掲載予定。 長谷川氏が例示する夕刊紙は日刊ゲンダイのことだろう。たしかに、売り上げが激減している。小沢支持からの脱却を試み、大政翼賛報道にチェンジしようとする中途半端が売上激減に繋がっている。

≪政権批判ばかりのメディアや「ダメダメ」論の学者はもういら ない! いま、国民が知りたいのは「どうしたら暮らしが良くなるのか」である!

 首都圏で売れている夕刊紙の編集者と懇談していたら「最近は読者の関心が株一色。株の話を書かないと売れない」とぼやいていた。その夕刊紙は激しい 政権批判が売り物で、民主党政権の時代は民主党を批判し、いま安倍晋三政権になったら安倍を「これでもか」という調子で批判している。

 読者が時の政権に対する怒りを募らせているときは、そういう批判記事が読者の溜飲を下げさせて共感を集める。ところが、いま編集者は批判紙面を展開しながらも、どうも読者の様子が変わってきたことを敏感に感じ取っている様子なのだ。

 これだけ株価が上がってくると、政権批判より「どの株を買えば、ひと儲けできるか」という点に読者の関心が集まる。これは夕刊紙に限らず、毎週の企画記事で勝負している即売の週刊誌も同じだ。

 読者は夕刊紙や週刊誌に立派な能書きや上から目線のご託宣を求めているわけではない。政権の打ち出す政策がピンぼけばかりで、生活が苦しくなる一 方なら、激しい政権批判の紙面でも売れる。だが、ひと儲けできるチャンスが目の前にあるなら、能書きより「どうすれば儲かるのか」という話に関心が向かうのは当然だ。

 これは夕刊紙や週刊誌だけの話だろうか。

■月例経済報告の上方修正は何を表すのか

 私はそう思わない。実は、政治の本質そのものに迫っている。「どうすれば儲かるのか」という話は「どうすれば暮らしが良くなるのか」という話と裏表の関係にあるのだ。儲かれば、暮らしは良くなる。

 そんな思いを抱きながら、2月28日付の新聞各紙を読んでいたら、真っ先に目に入ったのは、2月の政府月例経済報告が「景気判断を2ヵ月連続で上方修正した」というニュースである。月例経済報告は政府が毎月、発表する景気に関する公式見解だ。その上方修正とは、政府が「景気は上向いていますよ」と 公式に認めたという話である。

 基調判断も個人消費も生産も企業収益も業況判断も、みんな上方修正である。こういうニュースを読者は待っていたのではないか。同じ経済記事でも、 私は日銀総裁人事なんかより、こちらの方がはるかに重要なニュースだと思う。  日銀総裁人事は「これから新しい総裁がどんな金融政策をするか」という将来の話である。だが、月例経済報告の上方修正は「結果が出ました。景気は 上向きです」という結論にかかわる話であるからだ。

 たった2ヵ月の連続上方修正で「結論が出た」というのは、いかにも気が早すぎるかもしれない。しかし、昨年11月からの円安株高が目先の景気に好 影響を与えているのは、もう間違いない。

 株高でひと儲けした人が多いのか、高級時計や高級車が売れ始めたという話もある。もっとスケールが大きくなると、首都圏で5,000万円台のマン ションが売れ始めたという話も、ある大物テレビタレントから聞いた。投資資金に余裕のある層にとって、5,000万円程度の不動産投資はすぐ手が出せるの かもしれない。

 株価が上昇すれば企業のバランスシートは改善する。それで、これまで控えていた新規の設備投資を刺激する。家計も利子のつかない預貯金より株に短 期投資して小遣いを稼ぐ。それで消費を増やす。そんな好循環に入る。

■円安株高は格差を広げるからダメ?  

 こういう話は、これまで「そうなるはずだ」という議論にとどまっていた。だが、今回の月例経済報告でいよいよ実証段階に入ってきた。人々の暮らし を良くするのは、政治のもっとも重要な使命である。景気が上向いてきたのが本当なら、私はとりあえず安倍政権に60点を与える。

 ただし「安倍政権はまだほとんど何もしていない」という点も付け加えなければならない。政権がやったことといえば、日銀に2%の物価安定目標を飲 ませたことくらいで、肝心の金融緩和はまだだ。補正予算は成立したが、2013年度本予算はこれから。それに中長期の安定成長に不可欠な規制緩和は議論を 始めたばかりである。 つまり、いまの株高円安はほとんど市場の期待先行で実現しただけなのだ。期待に応えて、実際の政策をきちんと実行していかなければならない。それが できて初めて80点になる。100点に近づくかどうかは、3〜5年先の日本経済を見ないと分からない。

 一方、経済学者の中には相変わらず「円安株高は格差を広げるだけ」という批判もある。  たとえば、斉藤誠一橋大学大学院教授は「エネルギー、食料の価格が上昇しているところに円安が進めば、ガソリンや灯油、野菜の値段はさらに上が る。給与明細の額が増えても必需品価格がもっと上がれば、暮らし向きは悪くなる。・・・小泉構造改革で問題になった『格差』がもっと顕著になる可能性があ ります」と主張している(27日付朝日新聞オピニオン欄)。

 こういう議論は一見、もっともらしい。ときに口汚く政権をののしる夕刊紙より上品そうな趣もある。だが、言っていることは夕刊紙とたいして変わら ない。ようするに「円安株高は格差を広げるからダメだ」と言っているのだ。

 斉藤教授は「デフレの要因は、日本経済の国際競争力が弱くなったからです」とも言う。それじゃ、どうしたらいいのかと言えば「日本がこれだけ高い 生活水準の経済を保とうと思ったら、それに見合う労働の質が必要。いつも学生に言っています」と指摘する。つまり「もっと勉強しろ」だ。

■「ダメダメ」論はもう聞き飽きた

 私も「勉強せよ」という話に反対ではない。だが、それは議論のすり替えではないか。中長期の経済成長に高い能力の労働者が必要なのは間違いない。 それを認めたうえで、目先の景気刺激に金融緩和と拡張的財政政策が効くのは、それこそ経済学の常識である。

 アカデミズムの世界でだれもが認める世界的権威である米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長(元プリンストン大学教授)も「首相は緩和 が十分でないと考えており、デフレ脱却を目指す試みを支持する」と米上院委員会で証言している(28日付毎日新聞)。

 はっきり言おう。私は斉藤教授のような言説をまったく信用しない。それはもう、さんざん聞き飽きた。株高になっても景気が上向いても「ダメダメ」 と言って、けちツケに終始する。いっそ「学生がしっかり勉強しない限り、デフレは脱却できない」とはっきり言ったらどうか。それくらい分かりやすく言え ば、学生もこの先生に教わろうかどうしようか、しっかり自分で判断できるだろう。

 夕刊紙編集者には「政権批判もお役目だろうけど、どうせするなら産業革新機構とか官民ファンドの無駄遣いとか、もうちょっと工夫したら」と助言し た。たぶん、読者はそんな記事より「何を買えば儲かるのか、教えてくれ」というだろうけど。いいか悪いか、ではない。世間の空気はいま、そういう局面である。

(現代ビジネス:ニュースの深層・長谷川幸洋)≫


http://www.asyura2.com/13/senkyo144/msg/560.html

記事 [政治・選挙・NHK144] アベノミクスが庶民を殺す 増税&値上げ地獄 年間負担増50万円の衝撃 (日刊ゲンダイ) 
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-8174.html
2013/3/1 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ


施政方針「家計に還元」は大ウソ

きのう(28日)、再登板後初の施政方針演説を行った安倍首相。経済再生で「家計に還元」なんてブチ上げたが、デタラメを言うのもいい加減にしろだ。企業はベアどころか定昇さえ渋っているし、値上げラッシュと大増税の“アベノミクス不況”で、庶民の家計は火の車だ。

安倍の演説には、野党からも「国民の関心事は灯油や小麦粉などの物価上昇への対応策だ。こうした不安への答えがない」の声が上がったが、実際、円安による輸入価格の高騰は深刻だ。

ガソリン価格は12週連続で上昇し、1リットル=156円。電力10社は4月の電気料金を標準家庭で最大131円引き上げる。ガス代も最大104円の値上げだ。

4月からは輸入小麦も平均9・7%アップ。ほかにも、トイレットペーパーが15%、レジ袋や食品の包装は6%前後、鉄鋼も5%増と、あらゆるモノの値段が上がる見通しだ。

しかし、これで驚いてはいけない。

第一生命経済研究所の主席エコノミスト・永濱利廣氏によると、「円安を原因とした値上げは、まだ全体の4分の1程度。ガソリン代は原油価格の高騰、電気代は原発事故による影響が大きく、本格的な物価の上昇は秋以降になる」というのだ。

実際、1割も値上げする小麦でさえ、直近6カ月間の平均為替レート、1ドル=84円で算定されている。それでも「穀物価格上昇の影響だけで、家計へのダメージは年間1500円に上る」(永濱氏)という。まだ、ホンの序章に過ぎないのだ。

それもこれも、安倍が消費者物価2%の上昇を掲げ、円安に突き進んでいるせいだが、2%もインフレになったら、家計への負担はどうなるのか。参考にすべきデータがある。

◆2%のインフレが家庭を直撃したら…

「08年秋のリーマン・ショック前も、投機マネーの流入で原油や穀物の国際価格が高騰し、国内のガソリンや食品価格が値上がりしました。08年夏にガソリン価格は185円を付けましたが、このときの月間の物価上昇率が2%でした。当時、日本総研がはじいた家計への影響は、勤労者世帯の平均で月7619円の負担増。年間にして9万円超です」(経済ジャーナリスト)

背景が違うとはいえ、これはショッキングな数字だ。そこに、1月にスタートした復興増税や毎年の年金保険料アップ、消費増税が加わってくるのである。

年収600万円世帯では、これらの増税メニューだけで40万円近い負担増になるという指摘もある。物価上昇による負担増と合わせると、実に年間50万円! 家計はもう持たない。

8月からの生活保護費カットに加え、TPPへの参加で「皆保険」制度崩壊も危惧されている。
円安、株高で浮かれているのは大企業や金持ちだけ。庶民には地獄しか待っていないのである。


http://www.asyura2.com/13/senkyo144/msg/561.html

記事 [政治・選挙・NHK144] 韓国の朴大統領が千年経ても加害者と被害者の立場は不変、天皇侮辱発言以来の一線越え (Shimarnyのブログ) 
http://ameblo.jp/shimarny/entry-11481310138.html
2013-03-01 20:36:06NEW ! Shimarnyのブログ

韓国の朴大統領から下記発言をされた日本が信頼関係の構築などできるだろうか。

「加害者と被害者という歴史的立場は千年の歴史が流れても変わらない」

この発言が意味することは、半永久的に日本が加害者であり続け、半永久的に韓国が被害者であり続け、半永久的に日本は韓国に謝罪しなければならず、半永久的に日本は韓国にお金をせびられるということである。

これにより、日本と韓国とどんなに経済交流を深めようと、どんなに文化交流を深めようと国民同士が信頼関係を構築することは不可能であると言えよう。

この民族の深層に眠るのは、「日本は加害者、韓国は被害者」の精神なのである。
韓国は、どうしても国民一体となるこの民族アイデンティティが必要なのである。

もし、半永久的に日本を加害者であり続け、半永久的に韓国は被害者であり続けなければ、韓国の捏造された歴史が日本の真実となる歴史に飲み込まれて、これまで教育してきた韓国史の過失を認めざるを得ないからである。

その結果、韓国では国家元首たる李前大統領が「日王(天皇陛下)は跪いて謝罪しろ」と発言したり、朴現大統領が「加害者と被害者の歴史的立場は千年経っても変わらない」と発言したり尊厳なく反日発言を続けるのである。

日本の国民は反日教育で洗脳された韓国の国民の本性に気付かなければならない。


[3月1日 産経新聞]韓国大統領演説要旨
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013030100361
【ソウル時事】韓国の朴槿恵大統領が1日、「三・一独立運動」の記念式典で行った演説の要旨は次の通り。

◇対日関係
歴史は自己省察の鏡であり、希望の未来を開く鍵だ。韓国と日本、両国の歴史も同じだ。歴史に対する正直な省察がなされるとき、共同の繁栄の未来もともに開ける。

加害者と被害者という歴史的立場は千年の歴史が流れても変わることはない。日本がわれわれとパートナーになり、21世紀東アジア時代をともに導いて行くためには、歴史を正しく直視し、責任を取る姿勢を取らなければならない。そのとき初めて、両国間に固い信頼が重ねられ、真の和解と協力も可能になるだろう。

両国の未来世代にまで歴史の重荷を負わせてはいけない。われわれ世代の政治指導者の決断と勇気が必要なときだ。韓国と日本がつらい過去を一日も早く治癒し、共栄の未来に共に進めるように、日本政府は積極的な変化と責任ある行動を取らなければならない。

◇南北関係

私は確固たる安保を基に、韓(朝鮮)半島(の南北間)に信頼を積み、幸福な統一の基盤をつくり上げる。このためには何より北朝鮮が正しい選択をしなければならない。北朝鮮は核開発と挑発では何も得ることはできず、孤立と苦痛だけ大きくなるという事実を悟らなければならない。

北朝鮮が核を放棄し、挑発を中止するとき、国際社会の責任ある一員になることができ、南北の共同発展の道が開かれる。「韓半島信頼プロセス」もしっかり進めていけるだろう。北朝鮮の挑発には一層強力に対応するが、北朝鮮が正しい選択で変化の道を歩もうとするなら、さらに柔軟にアプローチする。

北朝鮮もこれまでの南北合意と国際的合意を尊重し、お互いを認める信頼の道に進むことを願う。


朴大統領は就任して間もないことから、国民の支持率を上げたい、政権の求心力を高めたい、国の団結力を示したいとの気持ちに駆られているのは理解できる。

歴史を省察することや未来世代に重荷を負わせないことは両国共通認識であろう。

しかし、日本が責任ある行動を取ること、加害者と被害者を半永久的に定義することは、歴史の省察することと未来世代に重荷を負わせないことに相反する。

日韓両国が歴史を省察することとは、お互いの歴史認識の善し悪しを専門家に委ねて調査して判断していくことであって、韓国の朴大統領が韓国の歴史が正しく日本の歴史が間違いであると一方的に決め付けることではない。

未来世代にまで歴史の重荷を負わせないことは、歴史問題を日韓両国の現役世代によって解決して結論を得ることであって、日本が加害者として韓国が被害者としてレッテルを貼られたまま将来世代も引き継いでいくことではない。

おそらく、朴大統領の「責任を取る姿勢」「決断と勇気」「責任ある行動」が暗に示していることは、李前大統領の天皇侮辱問題発言に由来するのである。

つまり「日本の天皇陛下が韓国に訪問して跪いて謝罪する」ことを指すのである。

参考記事:韓国の李大統領が日本人の尊厳まで土足で踏みにじる、天皇陛下を「天皇来るなら詫び入れろ」発言で侮辱
http://ameblo.jp/shimarny/entry-11329223166.html

このことは、韓国は日本に対して、天皇陛下が韓国を訪問して跪いて謝罪すること、日本政府が従軍慰安婦を認めて巨額の賠償金を支払うことができなければ歴史問題は解決しないと述べていることに等しいのである。

そして、日本が韓国と決定的に信頼が構築できず相容れないところはここにある。

これまで事実を検証された世界史と、事実を捏造された韓国史では歴史認識が違うのである。これこそ、韓国史のガラパゴス化と言っても過言ではない。

韓国の李前大統領が日本の天皇陛下を侮辱する発言をしてから半年以上経過して、既に大統領も任期を終えているのだが、この件について日本政府が韓国政府に謝罪と撤回を要求することはどうなったのだろうか。

本当に、10月に当時の李前大統領と会談後に当時の麻生元総理が発言した「天皇陛下に韓国に来いとか謝れと言ったことはない」という言質だけを鵜呑みにすることで、一件落着と済まして良かったのだろうか。

参考記事:李大統領が天皇侮辱発言の否定で幕引きは甘過ぎる、韓国に同じ過ちをさせないため必要不可欠な確約
http://ameblo.jp/shimarny/entry-11375294863.html

李前大統領による天皇侮辱発言がこのような言った言わない論で幕引きした結果、今回の朴大統領による加害者と被害者の不変発言となったのではないのか。

現在のところ、今回の朴大統領による加害者と被害者の不変発言について、既存メディアが穏便に済ませようという意図を持って穏便報道で済ませている。

しかし、韓国の朴大統領が日韓の加害者と被害者の関係を永遠に引き継ぐことを国家元首として発言したとなれば、この事実を国民が知る必要があるだろう。

そして、韓国の朴大統領のこの問題発言を受けて、日本政府がどのような見解を述べて、どのように対処するのかを聞き出して国民が知る必要があるだろう。

既存メディアが何処の国に属するメディアなのかと錯覚するのはこの部分である。

日本には、韓国に反論するメディアと米国に反論するメディアが皆無なのである。

既存メディアは、韓国を擁護するメディアと米国を擁護するメディアが全てであり、逆に反論されている国が自国である日本という歪な構図なのである。

既存メディアが韓国を擁護する事実は、李前大統領の天皇侮辱発言と竹島上陸、朴大統領の加害者と被害者の不変発言の穏便報道を見れば明らかだろう。

既存メディアが米国を擁護する事実は、国益無視でTPP交渉参加すべきの偏向報道、安全無視で原発再稼動すべきの偏向報道を見れば明らかだろう。

既存メディアは、国益を損なうことでさえ日本を擁護する報道をしないのである。

福島原発事故以降の、消費税増税法案の成立、大飯原発の再稼動、そしてTPP交渉参加も寸前となり、この一連の流れで国民も気付き始めたはずである。

既存メディアは日本のためにも国民のためにも全くならない報道機関なのである。

国民は、日本を守るため、国民を守るため、国益を守るため、主権を守るため、歴史を守るため、領土を守るため、安全を守るため、制度を守るため、文化を守るため、将来を守るために断固として声を上げなければならない。

韓国の朴大統領が加害者と被害者の不変発言は明らかに一線を越えた発言である。
これをそのまま放置すれば竹島の違法占拠と同じ結果を生むことになるのである。
歴史は、着実に事実を積み上げるによって正当化されることを忘れてはならない。

一線を越えたものに「ならぬことはならぬものです」という姿勢が不可欠である。
遺憾を発言した事実でなく、謝罪と撤回を要求した事実を積み上げるべきである。


http://www.asyura2.com/13/senkyo144/msg/562.html

記事 [政治・選挙・NHK144] 実績ゼロ 森田"無風"再選のドッチラケ (日刊ゲンダイ) 
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-8172.html
2013/3/1 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ


千葉県知事選がきのう(2月28日)告示された。投開票は17日。現職の森田健作(63)、共産推薦の千葉大名誉教授・三輪定宣(75)、自営業・佐藤雄介(31)の3氏が立候補を届け出たが、選挙は“無風”。事実上の森田知事の信任投票といわれ、関心は過去最低投票率24・89%を更新するかどうかだという。

だが、千葉県民はすんなり森田再選でいいのか。過去には、自民党支部代表のくせに「完全無所属」とウソをついたり、政党支部を通じた迂回献金疑惑が取りざたされた男だ。そのうえ、この4年間の実績はほとんどゼロ。宮崎県知事時代の東国原をマネして“千葉のセールスマン”になるとか言っていたが、メディア露出が少なく、千葉のイメージはまったく上がっていない。

森田県政に詳しいジャーナリストの小林佳樹氏がこう言う。

「森田知事の実績といえば、アクアラインを800円にしたことと、アクアラインマラソンをやったことぐらいでしょう。ただ、アクアラインの800円は国の社会実験の一環で来年3月で終了予定。森田氏は出馬会見で『麻生さん(財務相)が言っていたアニメ館は私がやる』と主張していましたが、これは800円を延長してもらうための麻生大臣へのゴマスリといわれています」

森田知事の1期で財政は悪化した。13年度予算で県債残高は2兆9320億円にまで膨らみ、過去最高を更新した。

「08年から11年の間に税収が1300億円も減っているのに、ムダを削らず積極財政でやってきたからです。千葉県の職員給与は国家公務員の給与を100とした時のラスパイレス指数で全国3位の110・5という高額。給料をカットしない都合のいい知事なので、職員はワッショイワッショイと支えています」(小林佳樹氏)

◆県債残高は過去最高、東電と癒着

森田は東京電力ともベッタリだ。

知事就任前の08年に、東電から講演料として20万円の政治資金をもらっていたうえ、知事就任後も、東電1社提供のラジオ番組のパーソナリティーを続けていた。番組は原発事故から半年後に終了したが、県内に放射能汚染のホットスポットとして騒がれた柏市を抱えながら、一貫して「原発推進」なのは、東電と癒着し、モノが言えないからだ。

それにしても、こんなヒドい無風選挙になってしまったのは、自公だけでなく、みんなの党と維新の会までもが森田を支援し、民主が独自候補を見送ったから。野党がだらしないのは国会だけじゃない。


http://www.asyura2.com/13/senkyo144/msg/563.html

記事 [政治・選挙・NHK144] TPP交渉参加安倍に一任。売国にひた走る安倍の邪悪な意志だけで日本終了させてはいけない(属国離脱への道)
TPP交渉参加の判断を安倍に一任という。“TPP自民慎重派、首相一任を容認 公明も一任を伝達”http://www.asahi.com/politics/update/0226/TKY201302260428.html

果たしてこれでいいのだろうか、TPPに断固反対してきたはずの自民党議員の皆さん方。ジャパンハンドラーズの掌中で踊らされている安倍の判断に任せれば、TPP参加は決まったも同然だ。野田豚のときもそうだったが、いくら反対しても、ユダ米の奴隷と化した首相本人のろくでもない一言で重要政策が決められてしまう。民主主義もくそもあったものではない。ユダ米に誉められたい一心の安倍の意志だけで、日本が終了してしまっていいわけがない。よく考えてみろ、自称愛国保守の似非右翼ども。
http://blog.zokkokuridatsu.com/201303/article_1.html

http://www.asyura2.com/13/senkyo144/msg/564.html

記事 [政治・選挙・NHK144] 日航機爆破予告で再逮捕へ=PC遠隔操作で片山容疑者―警視庁など(時事通信) 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130301-00000201-jij-soci
時事通信 3月1日(金)22時5分配信


 遠隔操作ウイルス事件で、警視庁などの合同捜査本部は1日、IT関連会社社員片山祐輔容疑者(30)=威力業務妨害容疑で逮捕=が、大阪府の男性のパソコン(PC)を遠隔操作して日本航空に爆破予告メールを送った疑いが強まったとして、ハイジャック防止法違反容疑で勾留期限の3日にも再逮捕する方針を固めた。

 男性は大阪府警に誤認逮捕されており、捜査本部は一連の遠隔操作事件の全容解明を進める。

 捜査関係者によると、片山容疑者は昨年8月1日、ウイルスに感染した男性のPCを遠隔操作し、日本航空に航空機の爆破予告メールを送信。成田発ニューヨーク行きの便を引き返させた疑いが持たれている。

 片山容疑者は同月9日にウイルスに感染した名古屋市の会社PCを遠隔操作し、インターネット掲示板に殺人予告を書き込んだとして、今年2月10日に逮捕された。直後は取り調べに応じ、容疑を否認したが、同月19日以降は調べを一切拒否している。 


関連記事
IP偽装事件:検察と警察は青ざめているのではないでしょうか(八木啓代のひとりごと)http://www.asyura2.com/13/senkyo144/msg/498.html


http://www.asyura2.com/13/senkyo144/msg/565.html

   

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > アーカイブ > 今月

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
     ▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪

 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧