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2013年2月24日 14:27
2月22日首相官邸・国会前などで、伊方原発などの再稼動と原発に反対する抗議行動が行われた。先週までの寒さがやや和らいだとはいえ、夕方以降は空気が冷え込む。だが、官邸・国会前は労働者民衆の「原発なくせ」「再稼動反対!」の熱いコールがとどろいた。全学連やNAZENの仲間たちもともに叫びを上げ続けた。
官邸前でアピールが始まった。真っ先にマイクを握った若い女性は「原子力規制委員会は安全基準をつくって原発を動かそうとしている。そんなことを許さないために、私たちは毎週ここで抗議している。みんなであの官邸に向かって抗議の声をぶつけましょう!」と声を振り絞り訴えた。
年輩の女性が「私はあなたが見捨てた浪江町からやって来た」と、官邸の安部に向かって弾劾の声を上げた。「女は誰も卵を持って生まれて来る。その卵が放射性物質で汚されたのではないかと、中学生の女子は悩んでいる。こんな思いをもうどこの誰にもさせてはならない。あなたたちは、原発を動かして経済を優先すれば国は豊かになると言った。私たちがこんな暮らしをしていてどこが豊かだ! 原発は絶対に動かしてはならない。私と同じ不幸を日本中の誰にもさせてはならない。このことを伝えたい。出てきなさい! 出てきて私の話を聞きなさい!」と、安部と自民党に怒りをたたき付けた。
国会前でも多くの人が発言に立った。伊方原発に反対している松山市の女性は「皆さんがこうして声を上げてくれていることをとても感謝しています。地元でも伊方町の住民の6割以上が反対です。でも声を出すことができない状況があります。けれども3・11福島以降、声を上げ始める人が出ています」と報告した後、「首相官邸前行動は全国に広がっていて、愛媛県の私たちの活動にも大きな力を与えてくれています。私たちは松山から伊方に行って、その人たちと一緒にこのような声を上げたいと思っています」と溢れる決意を表明。拍手と歓声が一斉に国会前を覆い尽くした。
続いてマイクを握ったたんぽぽ舎の男性は、「伊方は中央構造線があって地震の心配がある。今、日本は地震活発期です。政府は地震保険料を来年から15%アップすると発表しました。政府と損害保険会社が地震のリスクが高まったと判断したのです。そのあと次は南海地震の心配があるので、もう一度上げると検討しています」と明らかにし、「こんなに地震のリスクは高まった。そんな中で原発を再稼働しようとする。しかも規制委員会の田中委員長は、『断層があっても真下でなければ原発を認める』と発言しています。巨大地震のリスクが高まっている中で再稼働を許してしまえば第二の福島原発事故の大惨事が起こりうる。どうしてもこれを防がなければならない。伊方を止めよう! 日本の原発を止めよう! ともに頑張りましょう!」と訴えた。
安倍首相は訪米し、前首相の野田がペテン的に打ち出した「2030年代原発稼働ゼロ」を見直し、原発を維持する方針を米大統領・オバマに伝えた。絶対に許せない! 原発再稼働と原発輸出、TPP推進、改憲・戦争と外注化・非正規化に突き進む極右・超反動の安倍を打倒しよう。3・1原発いらない杉並集会の成功を実現し、3・11反原発福島行動13に全国から集まろう!(H)
http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/450.html