ジャマイカ50周年記念ライヴ
http://www.youtube.com/watch?v=l0XlgIx3ihU
JAMAICA (創業 1961年)
http://jazzjamaica.blog.so-net.ne.jp/archive/c2301654809-1
http://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010103/1019985/
住所:札幌市中央区南3条西5丁目(狸小路5丁目)三条美松ビル4階
(場外馬券売り場「WINS」の向かい)
TEL 011-251-8412
営業時間:12:00〜24:00
日曜営業
定休日:12月31日〜1月3日
【座席】
カウンター席あり
テーブル席あり
メニュー
コーヒー 530円 ショットノーチャージ など
AUDIO SYSTEM [オーディオ]
SPEAKER: JBL PARAGON D44000
POWER AMPLIFIER: MARK LEVINSON NO.333L
AMPLIFIER: MARK LEVINSON ML-1L
RECORD PLAYER: THORENS PRESTIGE (2台)
TRANS: PARTRIDGE TH-7834U
ARM: S.M.E. 3012, EMT 997
CARTRIDGE: ORTOFON SPU-GE, EMT TSD-15
CD TRANSPORT: WADIA 270
D/A CONVERTER: WADIA DIGITAL DECODING COMPUTER
http://jazzjamaica.blog.so-net.ne.jp/2008-11-21
アクセス
地下鉄南北線すすきの駅から218m、徒歩5分
地下鉄南北線大通駅から徒歩5分
地図
https://maps.google.co.jp/maps?ie=UTF8&cid=12257981509942362750&q=%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%AB&iwloc=A&gl=JP&hl=ja
http://www.mapion.co.jp/m/43.05429_141.35443_9/
http://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010103/1019985/dtlmap/
札幌にある老舗のジャズ喫茶店と名曲喫茶店を訪れました
先週は仕事で札幌に出張しました。 とはいえ、仕事ですので市内を観光したりするような時間はありません。自由時間を利用して、老舗のジャズ喫茶店(「ジャマイカ」)と名曲喫茶店(「ウィーン」)を訪れました。
名曲喫茶ウィーン(札幌狸小路7丁目)
http://www.youtube.com/watch?v=IeDHAJx_Rmk
http://www.youtube.com/watch?v=B2LSaHANN20
http://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010103/1009395/
http://blogs.yahoo.co.jp/koukinkikaku/63470070.html
http://ameblo.jp/hotcake-remix/entry-10658497628.html
どちらも非常に長い歴史を誇る、LP・CDの所蔵量、オーディオ、お店の雰囲気共に申し分のないお店です。例えばスピーカー一つとってみても、ジャズ喫茶店の方はJBLパラゴン、名曲喫茶の方はマッキントッシュXR290といった具合で、こうしたハイエンドの再生システムで聴く音楽は本当に素晴らしかったです。
どちらも、お客さんの入りも良く、札幌のジャズファン、クラシックファンの層の厚さを伺い知ることができました。
ジャズ喫茶店では何と言っても入店時にかかっていたジョン・コルトレーンの「Coltrane」が素晴らしかったですし、名曲喫茶では途中、カラヤン・ベルリンフィルが演奏するシベリウスの「悲しきワルツ」(これは本当に名演だと思います)を圧倒的な迫力ある音で楽しむことができました。こういうお店はいつまでも続いて欲しいと願ってやみません。つかの間の休息でしたが、素晴らしい音体験を得ることができました。
http://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2012-12-11
クラシックを聞くなら名曲喫茶、北海道では『ウィーン』。
ジャズを聴くならジャズ喫茶、『ジャマイカ』。
このジャマイカは、1961年創業のジャズ喫茶のカリスマ。
札幌にJAMAICAあり、そういわれて行ったのが かれこれ25年以上前のこと。
昔は東映の映画館(札幌市中央区南2西5)の地下にあった。
札幌に住んでいるジャズ好きの大学生なら、絶対にここに来てそれぞれ沈没する店なのだが、はじめて行ったとき、まだ18-19歳の私は怖くて中に入れなかったことを覚えている。ドアを開けていないのに音量が尋常ではないことがわかった(今よりずっと大きかった気がする)。
それに、ジャズの良さをわかっていなかった。
あれから長い月日が経つ。
平成元年、建物の都合により移転。
しかし、壁一面大量のレコード、超高級オーディオ・・・・JAMAICAは、JAMAICA、本質は変わらず。
大量のアナログレコードとJBLの傑作、パラゴン。
<こんなに音場が良く、重低音から高音まで朗々と鳴るのはパラゴンだけだ。目を閉じて聴くと奏者が目の前にいる。世界最高傑作の夢のスピーカー。>
http://audio-heritage.jp/JBL/speaker/paragon.html
http://fukuroo3.com/paragon1.html
JBL Paragon
後期型D44000WXA(1984年) 3,500,000円
中期型(1965年) 1,680,000円
全長263cm、重量318.4kg
http://blogs.yahoo.co.jp/koukinkikaku/63488025.html
すべてはキンバリーの思い出につながる道・・・ 2012年3月25日日曜日
先日,久しぶりにJamaica に行ってきました。といっても,カリブ海にあるあのJamaicaではなく,狸小路5丁目にあるジャズ喫茶・バーのことです。
今はなくなった札幌東映の地下にあった頃,高校3年だった頃に初めて行ってから,もう35年くらい通っていることになる,札幌のいや日本でも屈指の歴史を誇るジャズの店です。
JBLパラゴンがこのJamaicaほど素晴らしい音で鳴っているところはないのではないかと思います。20年少し前に今の場所に移ってからも,美味しいお酒を飲みながら聴くジャズは格別で, 毎日のように行っていたものです。
キンバリーの病気治癒祈願で酒を完全にやめて4年になり,もはや酒を飲みたいという気持ちは深い井戸の中に沈めてしまってからは,Jamaicaに行く回数はぐっと減りましたが,コーヒーやノンアルコールビールでジャズを聴きにたまに行っています。
キンバリーとも何度も行ったことがあります。初めて出逢った1995年の4月8日からニューヨークに旅立った22日までの間にも,彼女を連れて行きました。そのとき,店にあったノートの切れ端に書いてくれた, いわば初めてのラヴレターが,今も大切な宝としてしまってあります。 娘の彩が生まれてからは,まだ生後数カ月の彩も一緒に行って,ジャズの洗礼を受けさせました(笑)
http://awao.blogspot.jp/2012_03_01_archive.html
札幌〜小樽ジャズ喫茶巡り3〜JAZZ喫茶「JAMAICA」訪問 2007年05月01日
札幌のジャズ喫茶の老舗JAMAICAへ行きました。そこで、ウィスキーのロックを注文し、しばし店内を眺めておりました。
スピーカーはJBLのパラゴンで、
CDプレーヤーはWADIA、
アンプはマークレビンソン、
アナログプレーヤーはトーレンス
の様でした。店の形が変則的なので、ベストポジションというのは無いのですが、お客さんはひっきりなしにやってきてはリクエストやらジャズ談義やらで楽しんでいる様子です。別段私は、ジャズ喫茶の経営者では無いのですが、とても羨ましく思いました。
札幌において、ジャズとは非常に身近にあるもので、ライブも頻繁に行われているようです。しかし、この変則的な試聴環境でもCDよりレコードの方が音が良いのが分かります。また、ジャズ喫茶「Groovy」の時と同じように、最新鋭の再生装置とスピーカーのギャップが凄いですが、このパラゴンでしか出せない音があるのでしょう。きっと。
http://exp.bakufu.org/exp030_diary04.htm
JAMAICA 2012.05.29 Tuesday
小樽出張の折、札幌JAMAICAにてパラゴンと再会。
1時間ほどしかいられなかったが、その音を聴けたことで満足。ただ、前回聴いたときよりも少し音がやせている感じがした。CDだったからだろうか。
来週再度出張が決まったので、リベンジしてみるか。今度の出張は1泊なので少し余裕がある。
コメント
from: なかまち 2012/05/29 10:40 PM
先程、市内で研修医をやってる息子が久しぶりに家に来たので、JAMAICAのパラゴンのことを教えてあげたら大喜びしてました。 大の音楽好きですが、パラゴンのことは全然しらなかったそうで、 それはもう大変な興味の示し方でした。NeoNさんに感謝です。^^from: NeoN
2012/05/29 10:53 PM
そうですか、ご子息は音楽好きですか。JAZZが好きならきっと気に入ってもらえると思います。 怪しい雑居ビルの一番奥にあって、どうしてこんなところに?という感じの小さな店です。
from: 詠伊順 2012/05/30 6:52 AM
パラゴン・曲線が美しいですね、職人がいなくなって製造中止とは・・
日本の大工ならつくれるでしょう??
アルミの叩きだしでバイオリンつくれる日本人ですから・できますよ。
広島の山奥の音楽喫茶でウエスタンエレクトリックのSP聴いたことがあります、
普通の民家で看板もなくて・・
呼び鈴おしたら・・窓があいて・・
気に入らない来訪者は・無視・・、
メニューもなくて・・オーダーも聞かない・・
コーヒーでいいてすね、と聞いてきました・・・
音は最高でした・・喫茶としては・・問題(苦笑)ありますね。
from: stripe-s 2012/05/30 8:10 AM
パラゴン、まるで家具のようなスピーカーですよね、以前はジャズばかり聞いていたのですが、 最近はクラシックばかり聞くようになりました。気持ちいいんです。
from: NeoN 2012/05/30 8:17 PM
喫茶店のマスターにはいろんな人がいますよね。実は私も喫茶店経営に憧れているんですが、人付き合いはあまり得意ではなくて。。。。(笑)。
パラゴン、復活したらおもしろいでしょうね。でも大きいですよ〜。うちのリビングには無理ですね<^^;
from: NeoN 2012/05/30 8:19
まさに家具ですよ。昔はこんな家具みたいなスピーカーを高い金出して買う人の気持ちが全くわかりませんでした。今は気持ちはわかるんですが、金がないのは相変わらずで(笑)。
クラシックはあまり聴かないのですが、深夜のガラ空きの首都高速をあり得ないスピードで飛ばしながらクラシックを聴くとしびれます。
from: seki 2012/05/30 11:35
PMパラゴンってもう作れないんですね(汗)
自分は音楽関係はよくわかりませんが
そんなにすごいものがもう作られていないなんて・・・
なんか、悲しいですねM3みたい(笑)
from: NeoN 2012/05/31 12:37 AM
工芸品レベルのものには、もう作ることの出来ないものってありますね。
M3を今作るとなるといくらになるでしょうね。「お金を捨てることが趣味の人」でも買えないくらいの価格になるのかな。
from: N☆GY 2012/06/01 5:21 PM
ボクはごく若い頃、大理石の天板の乗った箱のランサーを持っていました…
A130+LE175だったかなー?…
2−3年は保持しましたが、ついにお金がなくて友人に売っちゃいました(^_^;)
そのあとはLE8T…これもエッヂがダメになりました(*^o^*)
当時JBLは「ジムラン」と言ってもてはやされましたね(1970年代)…
円がそれまでの1ドル・360円から220円ぐらいに高くなっていたように記憶しています。
from: NeoN 2012/06/01 10:41 PM
ジムラン、って呼んでいましたね。私はぎりぎりジムランではなくJBL世代かなと思います。中学生のころ読んでいた雑誌などでジムランという言葉を見かけていましたが、自分がジムランという呼び方をしたことはないです。
マッキントッシュとJBL。憧れです。
http://harvest-moon.jugem.jp/?eid=1295
JAMAICA@札幌 2009-08-16 21:55:14
札幌の老舗JAZZ喫茶JAMAICA。
ジャマイカって言ってもレゲエのお店ではありません。
1961年オープンだから、約半世紀も札幌のジャズファンに愛されている。
アート・ブレイキーやビル・エバンスも足を運んだ店である。
扉を開けて、驚いた。
僕のイメージしている老舗JAZZ喫茶は、’70年代初期に学生がたむろした遺産のような店。 遺産なのだから、椅子からスプリングが飛び出ていても有難がらなくてはいけない。しかしここJAMAICAは、店内全てに手が行き届いている。それに、センスが良い。木目と黒のコントラストが大人の隠れ家を思わせる。
パラゴンは大人の隠れ家にふさわしい^^
まずかかっていたレコードに意表をつかれた。
マイルスの「THE MAN WITH THE HORN」
次のディスクはケニー・バレルのアコースティックギター。
しつこいが、「老舗」ジャズ喫茶はハンク・モブレーか、コルトレーンやアルバート・アイラーがいつも鳴っているイメージなのだ。
収蔵レコードは2万枚以上!!
電話台の下、タウンページが入るべきスペースまでLPで埋まっている。
レコードの片面が終盤にかかると、ママさんはちょっと宙を見つめて思案した後、膨大なコレクションからスイッと次のレコードを引き出す。また実に良い選盤なのだ。
MARK LEVINSON NO.333L
MARK LEVINSON ML-1L
WADIA 270
WADIA DAC(27?)
PARTRIDGE TH-7834U
THORENS PRESTIGE (2台)
オーディオだって、こだわりのシステム。 トーレンスの分厚いプラッターがゆったり回るのを眺めるのはホント良い気分になる。
パラゴンから聞こえるのはエッジが立っていないが、芯のある音。
これは一つの良い音の形だ。
ワイドレンジが現代オーディオの条件であるが、果たしてレンジが広い=良い音なのだろうか。
しかし、僕がパラゴンを手に入れて鳴らしても直ぐには良い音がしないであろう。
JAMAICAのパラゴンは恐らく何十年もかけて一つの良い音に到達したに違いない。
この辺が老舗たるところ。
僕の固定観念は簡単に溶解し、再凝固したようだ。
噂には聞いていたが、札幌はお洒落な町だ。通りを歩いていても気がつかないが、この町にはJAMAICAがある。もし札幌に転勤する事になっても、オーディオシステムは持って行かなくても良いだろう。毎晩JAMAICAに入り浸っていたい。
http://ameblo.jp/blog-daijin/entry-10322262021.html
JAMAICA(ジャマイカ)は札幌・狸小路にある老舗のジャズ喫茶です。2011年に創業50周年を迎えました。 「JAMAICA」という名前は、元々純喫茶だったため、コーヒー豆のブルーマウンテンから名付けたそうです。 決して「レゲエ喫茶」ではありません。
マスターの名言、「うちはレゲエより歴史が古い」
モダンジャズをメインにアナログ盤約2万枚、CD約4000枚あり、壁一面に詰め込まれている図は壮観です。 行くと必ず今まで聴いたことのないような珍しい一枚に出会えます。私にとっては「ジャズの学校」で、ホレス・シルヴァー、ウイントン・ケリー、レッド・ガーランドもここで知りました。
雑誌やテレビでも紹介されたことがあり、ジャズファンには全国的に知られた存在です。 また、ジャズミュージシャンもよく訪れ、名ドラマーであるアート・ブレイキーはよく来ていたそうです。私はテナーサックス奏者のQ・いしかわ氏に会いました。
席料は取られません。
コーヒーの他、紅茶やアイスコーヒー、コーラやジンジャーエールなどのソフトドリンク、ビール・ワイン・ウイスキー等のアルコール類、軽食・おつまみもメニューにあります。
(メニューの全容は私も把握してないです(^_^;)A ボッタくられるような事はないのでご安心を)
初めてで心配な方は、コーヒーでも注文して雰囲気を味わって下さい。(コーヒー:税込530円)
入り口のドア。狸小路から見て、ビルの4階の一番奥に店があります。
よ〜く探してください。
店が入っているビルは、狸小路商店街のアーケードをたどって5丁目にあります。札幌にお越しの際は、是非お立ち寄りください。
なお、このドアは防音のため、分厚くてかなり重たいです。
手前に見えるのがずっしりとした存在感のあるパラゴンスピーカー。
後ろに見えるのはテーブル席です。
どうです?、この壁一面に詰め込まれたレコードの壮大な光景は!
パラゴンスピーカーを正面から撮った写真です。
ガンガンと生楽器がそこにあるような迫力のある音を出してくれます。
後ろに見えるのは、やはり壁一面に詰め込まれたレコード。これでもごく一部です。
オーディオ機器を撮った写真。
大きなパワーアンプと、これでもかという厚みのあるターンテーブルが目に入ります。
金色に光って見えるのは、「JAMAICA」のロゴが入ったレコードのゴールドレプリカです。このレコードは見るたびにため息が漏れます。
マスターの樋口重光氏。この道40年以上のベテラン。生きる札幌ジャズ史です。膨大な量のレコードの中から、リクエストしたディスクをすぐに探し当てます。 レコードの量もさることながら、保存状態が良いのも素晴らしい。
改めて見ても、レコードの量たるや、凄いです。
ここがカウンター席になっています。
http://jazz.tmks.client.jp/jamaica.html
札幌の本格的なジャズ喫茶
店名は「JAMAICA」。今年(2006年)で45周年を迎える。アート・ブレイキーやビル・エバンスも足を運んだ店である。マスターの樋口重光氏と、妻のママと、娘の三人が主に切り盛りをしている。マスターのいる日にはアルバイトの女性もいる。
ここはコーヒーがうまい。コーヒー豆の産地を店名にするほどである。しかし、昔はコーヒーの名前を店名にする喫茶店がよくあったらしい。今ではそのような店名の付け方は珍しくなった。酒も置いてある。マッカランなどがあり、ノーチャージでショットを頼んだり、ボトルをキープすることもできる。
オーディオの迫力はかなりのものがある。オーディオに詳しい人でも聞き入ってしまうことだろう。スピーカーはJBLのPARAGON。二台のレコードプレイヤーはTHORENS(トーレンス)。
店内の壁一面にレコードとCDが二万一千枚ある。
マスターはアート・ブレイキーと酒を酌み交わしたことがある。恐らく話が弾んだことだろう。それは店にあったブレイキーのレコードの本人のサインが物語っている。「FORGET ME NOT」。
ジャズ喫茶全盛の頃は店内で雑談ができなかったとのこと。まさにジャズを聞いて楽しむための店だった。当時の学生はコーヒー一杯で何時間も粘ったようである。今では店の人と、あるいは客同士で会話を楽しむこともできる。
店に来る客は曜日と時間帯によって違ってくる場合がある。店の人が曜日によってそれぞれ分担して働いているためである。なかにはこの客は何曜日の人、と決まっていることもある。店の人の人柄に惹かれているためと思われる。もちろん、純粋にジャズを楽しむ客もいる。
リクエストができるので、好きなジャズを良く響く音で満喫することができる。この音は店に足を運んだ人にしか分からない。
一度店の扉を開けてくれることを願っている。
http://jazzjamaica.blog.so-net.ne.jp/2007-09-20-1
札幌の老舗のジャズ喫茶 2006年10月10日
9月に遅い夏休みを取った僕は、2泊3日で札幌へ行ってきました。とりあえず札幌に残された2軒の名だたるジャズ喫茶である「Jamaica」と「Bossa」とを表敬訪問してきました。
Jazz Cafe BOSSA
http://www.bossa.tv/
http://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010103/1000121/
http://blogs.yahoo.co.jp/koukinkikaku/63532907.html
http://blog.livedoor.jp/hakodatedayo/archives/51751391.html
事前に札幌のジャズ喫茶情報に関してインターネットで調べていたところ、
「北海道の最近の状況が分からないので、友人の店の常連でジャズ通の方に札幌ジャズ喫茶近況を教えて貰ったが、やはり札幌もご多分にもれずジャズ喫茶はなくなってしまったそうだ」
などという書き込みを見つけ、いささか絶望的な気分になってしまいました。確かに、札幌には以前には「Act」・「Ayler」・「B♭」・「ニカ」等といった有名店が存在していましたが、これらの店も既にすべて姿を消しています。
しかし、「Jamaica」と「Bossa」との2軒は、訪れた僕に対して“こんな立派なジャズ喫茶が2軒も残っているだけでも凄い事やん”という気持ちにさせるような実に素晴らしいお店でした。
この2軒のお店が僕に対してかくなる満足感を与えた最大の理由としては、その伝統とソフト数の多さという点が挙げられると思います。
「Bossa」は1971年(昭和46年)、そして「Jamaica」に至っては何と1961年(昭和36年)の開店であり、このジャズ喫茶苦難の時代にあっていずれのお店も長い歴史を刻んでおられます。
また、ソフト数は「Jamaica」がLP約2万枚・CD約4000枚、「Bossa」はLP約9000枚・CD約5000枚との物凄い数を所有しているそうです。僕は壁面一面を無数のレコードが飾るとの光景が大好きであり、とても美しいと思うと共にそのようなおびただしい数のレコードを眺めているとたまらなく安堵感を感じてしまいます。このような理由により、僕はこの2軒のジャズ喫茶に魅了されてしまいました。
「Bossa」は古いビルの3階にあり、扉を開けるとまずカウンターが目に入ってきますが、カウンターの奥には壁一面にLPレコードが並んでおり、まずこの光景を見ただけでホッと一安心といった気分です。そして、コの字型になった店内の奥にはいくつかのテーブル席もあり、意外に広いスペースのお店です。
現在夜はアルコール主体の営業との事ですが、この時代にジャズ喫茶なるものが生き延びていくためにはそれも当然の事でしょう。ただ、僕が訪れたお昼間には 珈琲を啜りながら大音響のジャズに耳を傾けている先客が既におられ、扉を開けるなり何か往年のジャズ喫茶が持っていた独特の雰囲気を肌に感じて、とても懐かしい気分になってしまいました。
一方「Jamaica」は、「Bossa」から歩いてほんの2分程度の距離のやはり古いビルの4階の一角に位置しています。店内は比較的狭く、細長いカウンター席以外にはテーブルが1つあるだけです。かつては本格的なジャズ喫茶だったそうですが途中で移転されたとの事で、現在のお店ではカウンターの奥の棚にはキープされたボトル瓶が多数並べられており、この箇所だけをみるとまるで間違ってスナックに迷いこんだような印象を感じてしまいそうです。
しかし、一旦カウンターの後ろの壁一面の目をやると、驚くなかれそこには御自慢の2万枚のレコードが整然と並べられ、且つそのレコード棚の中央部の下段にはかのJBLパラゴンが埋め込まれるような形で鎮座しておられたのです。この光景を見て僕は、驚きと感動で腰が砕けるような感覚さえ覚えてしまいました。
「何かリクエストがあればおかけしますが」
とのママさんの有り難いお言葉に対して、僕はBud ShankのPacific盤をと所望し、“Bud Shank Plays Tenor”というレコードを聴かせて頂きました。そして、名だたる銘器であるJBLパラゴンから聞こえてくるBud Shankのやや甘味をおびた音色のスインギーな演奏を耳にして、とても幸せな気分を味わう事ができました。だけど2万枚もレコードがあれば、たとえどんなリクエストをされても答えられない事は恐らくないでしょうね。
僕のホームタウンである神戸〜西宮にも数軒のジャズ喫茶があり、日本全体の中では恵まれたジャズ喫茶環境だと言えるでしょう。これまでにもこのような事は何度も書いてきましたが、ジャズと珈琲が好きな僕にとって、もしどこかへ転居せざるを得なくなった時にはその街に素敵なジャズ喫茶があるか否かという事はとても大きなポイントなのです。そういった意味から、この2軒のジャズ喫茶の存在が故に僕は札幌という街に対してとても好感を抱きつつ帰途につく次第となったのでした。
http://www.jazz-voice.biz/harasusu/harasusu_2/harasusu_59.html
JAMAICA in 札幌狸小路に行くの巻 2007/5/11(金)
札幌狸小路5丁目に、老舗ジャズ喫茶「JAMAICA」がある。1961年(昭和36年)から創業し、今年の夏で46周年を迎える。横浜の「ちぐさ」がマスターの吉田氏の没後、妹さんが経営していたが、13回忌を迎えたのを機に、看板を降ろした。今や「JAMAICA」は日本で一番古いジャズ喫茶になったそうだ。
店名は、当時、ブルーマウンテンを使用しており、その産地がジャマイカだったことから、名づけられたという。今はブレンドだが、珈琲も美味しい(530円)。
1938年生まれのマスター、樋口重光氏が23歳のときに店を開業した。60年代から70年代は、アート・ブレイキーが来日したら必ず店に寄って飲み歩いたそうだ。あのビル・エバンスも一度来店したことがあるとのこと。
「JAMAICA」では、LP+CDで2万1千枚は越えたという。
自宅にもかなり貯蔵している。
店はマスターと奥さん、娘さんが切り盛りし、北海道大学のジャズ研の子が3年半卒業までアルバイトしていたそうだ。店の営業は12時まで。時間がくるとどんなに混んでいても閉店するとのこと。
60年代70年代のジャズ喫茶全盛期の頃は、私語禁止だったそうだ。それは「JAMAICA」だけでなく、他のジャズ喫茶も6、7割はそういう時代だったという。
マスターのお気に入りのアルバムは何ですか?という定番の質問をしたら、それがものすごく難しいそうだ。そのときの気分などにも左右されるという。
「どちらかと言うとフリー・ジャズが好きなんですよ。オーネット・コールマンとか大好きですね」
50年代60年代はどれも素晴らしいんだけどね。
――じゃあ、エリック・ドルフィーは好きですか?
「あ〜もう大好き! 瀬戸内晴美(寂聴)さんが、ドルフィーの名盤「ラスト・デイト」が大好きらしいんですよ。
「あなたは恋の味を知らない(You don’t know what love is」)」ってね。名演ですよ。
昔の人はすごいことやっていたんだよ。今は楽器もよくなっているしね。レコーディング技術もよくなっているし、そして楽器自体にマイク内臓してね。昔は汗だらだらかいて演奏してたんだけどね。音色を聴いたら、白人か黒人か、わかったんですね。
だから、今だったらテクニックはあるけど、ハートにくるものがない。
昔だったら聴いたらこれは誰だとかわかったもんですけど、今の若い人は自分のその特徴みたいなものはあまり出す人は少なくなってきた」。
いろいろライブ見ましたけど、いくらうまくても感動しなかったり、下手なのに惹き付けるものがあったりそれが不思議なんですよという私にマスターは、
「だから、それがジャズなんですよ。ビリー・ホリデイなんて決して、美声でもないしね、それでも未だに人を惹きつけて。誰が好きかというとボーカルではビリー・ホリデイですね」
と語る。ジャズ辞典のマスターと話に花が咲いた一時だった。
http://blogs.yahoo.co.jp/sey5120002000/32594789.html
2万枚のレコード ジャマイカでドルフィー 2006年05月14日13:43
やまざきでうれしい体験をしたが、今夜はもう一軒。札幌最後の夜は誘惑が多い。狸小路の雑居ビル、飲み屋やスナックの並ぶ中、ビルの突き当たりにジャマイカの黒いドアを見つけた。創業1961年の老舗ジャズ喫茶だ。
ドアを開けると壁一面に並んだレコードが壮観だ。カウンターの一番奥に座ってジントニックを注文する。カウンターの中にはバイトの若い女の子。しばらくすると奥から赤シャツの風格あるマスターが出てきた。「生きる札幌JAZZ史」と称される樋口さんだ。
オリヴァー・ネルソンの「ストールン・モーメンツ」などインストの曲ばかり、勝手に詞をつけてノリノリで歌う男性ヴォーカルがかかっている。マーク・マーフィーだと教えられた。
パラゴンというスピーカーの音は生々しく、肉声の魅力そのままの再現だ。
マスターはレコードの壁面に近寄り、次のレコードを選び出した。コルトレーンの「セルフレスネス」!
ハードな選曲だ。部厚いターンテーブルに慎重にセッティングする。
「俺は最初に聞いたときチャルメラかと思ったよ」
マイ・フェイヴァリット・シングスを聴いて上機嫌のサラリーマン風客が語る。マスターにこれから旅する夕張・美唄などの旧炭鉱地帯にジャズの店はありますかと尋ねると、
「昔はたくさんあったけど、今はないだろうね。夕張のダンスホールなんか、札幌よりギャラがよくてバンドマンがみんな行っちゃったもんですよ」
と気さくに語った。この店のレコードは2万枚。自宅にも7000枚があるという。レコードの配置は楽器別の分類で、マスターはもちろん、バイトの女の子もだいたい頭の中に入っている。彼女は音大のジャズ研でベースを弾いているそうだ。
このスピーカーでドルフィーを聴いてみたくなり、イン・ヨーロッパVol.2のB面をリクエストした。1曲目のアップテンポの演奏が終わり、バラード「ローラ」が始まると店内の空気が変わった。
「ローラをこんな風に演奏するなんて・・・」
とさっきのサラリーマン客が感嘆し、カウンターに並んだ客たちがみな声にならないうめきをあげ聴き入っている。甘い映画音楽をめくるめく斬新な解釈で吹くこの演奏は、私の愛するドルフィーの名演のひとつだが、パラゴンの楽器そのもののような鳴りはその魅力をさらに増幅する。客たちはドルフィーの突出したフレージングに「イェイ」と声をあげ応える。ドルフィーをリクエストしてこんなに連帯感を感じたのは、ジャズ遍路史上初めてだ。
ハードなジャズにコーヒーが欲しくなりオーダー。純喫茶としてオープン後、ジャズ喫茶になったというジャマイカのコーヒーは旨い。ドルフィーの興奮のあとはアート・アンサンブル・オブ・シカゴ。夜深い時間、バータイムにもかかわらず生ぬるいレコードなどかからないこのコアな空気。刺激的なサウンドを堪能してホテルに帰った。都会札幌とは今夜でお別れ。明日からは炭鉱遺産の旅がはじまる。
http://blog.livedoor.jp/schizou/archives/50487089.html
ジャマイカ〜ジャズ喫茶 2009-2-19
私が20代の頃、札幌東映映画館の地下に『ジャマイカ』というジャス喫茶がありました。40代のジャズファンならご存知の方も多いと思います。
『穴ぐら』っていうイメージ。重いドアを明けると、うす暗く、大音量のジャズ。
フリーター&プータローだから時間はたっぷりある。
スケッチブックを持って良く行きました。
入り浸っていると無言でマスターがコーヒーを一杯ご馳走してくれる。
無言で・・・・・有難かったな・・・・会話なし。
と言っても、会話ができない。音が大きすぎて。。。。
当時は喋ってはダメ、リクエストもだめ。
ジャスの音のプールにただ沈んでいる感じ。全身『音漬け』。
モダンジャスがメインでした。
バブルの頃、別の場所に移ったのと時を同じくして人並みに仕事が忙しくなり興味の対象は、アウトドアに移り行かなくなってしまった。
先ほど、今でもあるのか調べてみました・・・・・
ありました〜^^。今はお酒も出している様子。
かつての様に、アナーキーではないでしょうけど今度行ってみます。
旧ジャマイカに入り浸っていた頃から20年以上経ってるんです・・・・
時が過ぎても 未来は明るい!!
http://omode.blog73.fc2.com/blog-entry-5.html
ジャマイカ訪問 2007年01月29日
私はこのジャマイカを、歌の手帖別冊「JAZZ MASTERS MAGAGINE」(2003年)(以下「ジャズマガジン」という。)という本の、「ジャズ喫茶風土記」という記事で知った。そこには1961年に開業し、ジャズ喫茶全盛期には富樫雅彦、カルーセル麻紀が出入りし、店が終わったあとマスターが客を引き連れてのみに行ったという逸話が書いてあり、非常に興味深いジャズ喫茶であると知った。そこで札幌に出かける際にはここに是非立ち寄ろうと思っていた。
ジャマイカの話を家内にしたところ、家内も関心を持ったのでジャマイカに家内とともに赴く。
我々の宿泊していたホテルから狸小路をテクテクと歩いて10分もしないうちに、狸小路5丁目にある4階建てのジャマイカが入居しているビルにたどり着く。ジャマイカは4階に入居している。エレベーターで4階に上がると、そのビルの最奥部にジャマイカが位置していた。
黒いドアを開けるとジャズが大音響でかかっている。照明は暗くもなく明るくもなくジャズ喫茶として極めて妥当である。壁には一面にジャズレコードとCDが陳列されている。カウンター席とテーブル席(一つのテーブルに数名座れるようになっている)がある。客は誰もいない。
若いママさんが「いらっしゃいませ」と歯切れのよい応対をしてくれる。我々はカウンターに座り、私はラフロイグをストレートで、家内はグラスワインを頼む。
そのうち奥の方から若くないママさんが出てくる。この若くないママさんは若いママさんの母親である。ジャズマガジンの記事には、若いママさんと若くないママさんが並んで映った写真があるが、そうしてみると何となく親子という感じである。客が一人入ってきてカウンターに座ると若いママさんがその客の相手をする。どうも常連客のようだ。
その客、ウィスキーのロックを注文し、「ユリイカ」という雑誌を広げ、その日買ったCDを広げて若いママさんとジャズの話をしている。買ったCDを見ると、どうもPrestigeレーベルの15年くらい前に再発された1960年代のジャズCDを中古で買ったようである。フィリー・ジョー・ジョーンズの「ブルース・フォー・ドラキュラ」という作品が目に入る。で、
「俺、ナット・キング・コールとジョニー・ハートマンの違いがわからなくてねぇ」
「ベティ・ローシェって人好きなんだよねぇ。テイク・ジ・エイトレインがいいんだよぉ」
と誇らしげに話している。購入CDと会話レベルからして、ジャズ初級者を卒業するかしないかという感じである。ジャズを聴いている自分に酔っている私、というところであろうか。
その後また単独で客が入ってくる。オッサンである。こちらの客は、奥のテーブル席に座り、静かにコーヒーを注文するやいなや、目を閉じて大音響のジャズに没頭する。コーヒー、単独、瞑想。これが由緒正しいジャズ喫茶での態度というものである。
本来ジャズ喫茶はジャズ鑑賞の場である。かつてジャズレコードの値段は高く、しかもジャズを聴くためのオーディオ設備は大衆にとっては入手困難であった。にもかかわらずジャズの人気は高かった。そうした状況の下、ジャズを心行くまで堪能できる箇所はジャズ喫茶をおいて他になかった。
そういうわけで、ジャズ喫茶に通う人たちは、別にそこで会話なんかすることが目的ではなく、コーヒー一杯でひたすら好きなジャズを浴びるほど聴くことを目的としてジャズ喫茶に通うわけである。
ジャズ喫茶では会話なんかせずにジャズを聴くのだから、必然的に一人で行く。ジャズ喫茶では飲み物が目的ではないから飲み物はコーヒーでよい。
ジャズ喫茶では集中してジャズを聴くことが目的だからジャズ喫茶では修験僧のごとく瞑想してジャズを聴く。
こうしてジャズ喫茶の正統な態度としては、コーヒー、単独、瞑想、ということになる。
しばらくしてまた客が単独で入ってくる。やはりオッサンである。この客もテーブル席に陣取り、コーヒーを頼むや否や、目を閉じて瞑想体勢に入る。この人もどうやらコーヒー・単独・瞑想という正統派ジャズ喫茶顧客のようだ。そして、テーブル席は、ジャズ修験僧がどっしりと瞑想にふけるジャズ道場と化している。
こうしてみると、客層としては、
カウンター席=アルコール=ママさんとの会話=ジャズ初心者の語らいの場
テーブル席=コーヒー=単独・瞑想=ジャズ修験僧のジャズ道場
という構図が成り立っている。しかしながら、客層は異なれども、JBLパラゴンから発する大音響のジャズを平等に楽しんでいる。何というか、ジャズの下の平等という感じである。日本国憲法の「法の下の平等」よりも、何となくおおらかでゆったりして楽しめる感じである。
ころあいを見て、若くないほうのママさんに色々話を聞いてみる。
「ジャズマガジン」の記事をみてこのお店に来ました
と私が言うと、
「え〜とどの取材でしたかねぇ」
と言う。どうもジャズマガジンの取材を覚えていないようである。そこで、
「ママさんと、お嬢さんが並んで撮影した写真が載っている雑誌ですよ」
というと、
「ああ、あの本のことですね」
と思い出した様子。ジャズマガジンは2,3年前に出た本なので、月日が経つにつれ取材があったことを忘れてしまったのだろうか。それとも、あまりにも色々な取材があるので、いちいち取材なんか覚えていられないのだろうか。それはそれとして、若い方のママさんははきはきとした語り口調なのだが、若くないほうのママさんは、何となくけだるくおっとりとした口調であり、対照的で面白い。
「このお店では、昔トイレに入った後出てきたお客さんが裸で踊ったりしたこともあったんでしょ」
と、ジャズマガジンに載っていたネタを振ると、若くない方のママさん、笑いながら
「そういうこともありました。しかし最近はそういう人も減りましたねぇ」
という。しかし、「そういう人が減った」ということからすると、最近でも少しは裸で踊る人もいるのか???? まぁおそらく裸で踊る人はいないだろうが、裸で踊るようなことをするインパクトのある人は少なくなった、ということであろう。
若くないママさんによると、40年ほど前は全盛期で相当お客さんがきたという。ジャズマガジンに書いてある通り、床に新聞紙を敷いてお客さんがジャズを聴いていたらしい。
この店、昔は修行僧型ジャズリスナーを対象としていたため、当然会話禁止で大音響ジャズを流すというジャズ道場であった。しかし、最近は会話もOKにしたとのことである。
昔ながらの瞑想型の修行僧的ジャズリスナーや、朝から晩までジャズを聴いているような熱狂的ジャズリスナーは滅亡しつつあるが、それでも最近若い人が結構ジャズを聴くようになっているという。
仕事とはいえ一日中ジャズを聴いていて嫌になりませんか
と聴くと、
「確かに休みの日にはジャズは聴きませんが(笑)」
と断った上で、
「でも、やっぱり私はジャズが好きでこの店をやっていますから、店にいてジャズを聴いていて嫌だと思ったことはありませんね」
と答えてくれる。さすがジャズ喫茶46年、骨太な筋の通った答えである。
そうこうしているうちに、カウンターのジャズ初心者は帰り、今度はまた別の人が来る。スイングジャーナルを手にしてうれしそうにその客がカウンターに座ると、新旧ママさんで歓待する。この人も先ほどの客と同様アルコールを頼む。話を聴いているとこの人ジャズ初心者っぽい。
やはりこの場では、カウンター=ジャズ初心者、テーブル席=ジャズ道場と分割されているようだ。
しかし、それはおそらくたまたまその場がそうなっただけで、おそらく店全体がジャズ修験僧ばかりのこともあれば、店全体がジャズ初心者ばかりということもあり、その日によって客層は違うのであろう。
かつて数十年前、ジャズ喫茶最盛期のころは、ジャズ喫茶はまさにジャズ道場であり、ジャズ修験僧であふれていたはずである。しかし今となっては、そうしたジャズ修験僧は減少の一途をたどり天然記念物に等しい存在となっている。しかもジャズ修験僧は、コーヒー一杯で粘るので、ジャズ修験僧がジャズ喫茶に落としていく金は少ない。もはやジャズ修験僧だけを相手にしていたのではジャズ喫茶は営業にならないのだろう。
そこで、ジャズ喫茶は収益性の高いアルコールを出し、ジャズ修験僧のみならず、幅広い客層を対象としなければならない。これも資本主義下においてジャズ喫茶が生き残るための時代の趨勢というものであろう。
しかしながら、それでも、ジャマイカの大音響のジャズに、「うちの売りはジャズです」という矜持を未だ感じる。誰が来ようがジャズ喫茶の基本はジャズを聴いてもらうことである以上、仮に会話までは譲歩しても、ジャズを大音響で流すことはジャズ喫茶がジャズ喫茶である以上当然である。
ジャズ喫茶においてはスターバックスあたりと違い、ジャズは会話のBGMではない。ジャズはジャズ喫茶における立派な商品なのである。若くないママさんの、
「昔はうちでは話は出来ませんでしたが、最近は話をできるようにしました。しかしうちは大き目の音でジャズを流しています」
との話も、そうしたジャズ喫茶としての矜持の現れであろう。
そんなわけで私は札幌の老舗ジャズ喫茶ジャマイカを非常に堪能することができた。しかし、それは私がジャズ喫茶のジャズ喫茶たるゆえんとか、ジャズ喫茶の楽しみ方を知っていたからであり、後で家内に聞くと、家内は少し退屈していたとのことであった。今度ジャマイカに行くことがあれば、当然私ひとりで行って修験僧と化す所存である。
http://bill-evans.seesaa.net/article/32319475.html
マイル名人さんの口コミ( 60代前半・男性 ) '11/12 訪問
今年創業50年で、全国にあるJAZZ喫茶の中でも相当な古株。以前はおしゃべり厳禁のハードなJAZZ喫茶だったが、今のビルに移転後はカウンターでお酒も飲めるようになったので、少しリラックスしてJAZZを聞けることにもなった。
好きなレコードをリクエストできるので、他ではまず聞けない幻の名盤を最高のオーディオ装置で聴いてみよう。
http://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010103/1019985/dtlrvwlst/3651794/
hewettさんの口コミ( 50代前半・男性・北海道 ) '12/08 訪問
Jazz喫茶を語るには絶対外せないお店
札幌では数少なくなってしまったJazz喫茶。
1961年オープンの老舗中の老舗で、Bossa同様、札幌でJazz喫茶を語るには欠かせないお店です。
昭和時代は東映地下(もうないです^^;)にあり、同級生がバイトしておりました。平成元年に現在の場所に移転したようです。
当時は薄暗いタバコの煙る空間の中で、コーヒー1杯で目を閉じたまま、体を小刻みに揺らしながら何時間もJazzに聞き入ってるという独特のものでした。現在ではレコードと音響機器に囲まれたバーって感じで、どなたでも気軽に入れると思います。
カウンター中心で、壁には12000枚のレコードと古き良き時代のJBL名機パラゴンがうなってます。
さすがにCDソースも多い時代ですから、それに対応すべくパワーアンプは新しめのレビンソンとマッキンのCDプレーヤー。
しかし、プリがレビンソンML-1Lだったのは嬉しかったな〜。
途中CDから分厚いターンテーブルのトーレンスでアナログレコードに変わり、その音は柔らかく暖かい音でした。
おっと!ここは食べログでした^^;
スタウトを頼み、他社ブランドのグラスが出てきました。
同時に出されたスナック菓子(チャーム?)は、この湿度ではすぐ湿気った。
そんな細かいこと、ここではどうでも良い感じ^^;
スタッフさんは年配の女性お一人で多くを語らず、Jazzだけが延々と流れ続けます。
自分にとってNo.1の座は揺るがないJazz喫茶であります。
末永く続いてほしい。
http://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010103/1019985/dtlrvwlst/4316489/
パスポートさんの口コミ( 男性・東京都 ) '10/10 訪問
場所は、狸小路5丁目のWINSの正面にある雑居ビルの4F。
こちらは創業が1961年ということで、正に札幌の街にジャズを発信し続けている大老舗。私が初めてこの店を訪れてからウン十年が既に経つ。
移転前、店が映画館が入ったビルの地下にあった時から通っている。あの時も今も店内は薄暗いが、どちらかと言えば以前の店の方が暗かったような気がするし、なんか薄汚い、ウナギの寝床のような細長い店だった気がする。
マスターも見た目が達磨大師みたいに厳つく、そんなちょっと怪しげな雰囲気の店で大音量でバリバリにジャズを掛けていたが、移転後の今はもう少しオシャレで洗練された店になった気がする。
どちらかというとカウンター席がメインだと思うが、テーブル席もスピーカーの前にあり、会話するのが難しい音量でジャズがかかっている。
コーヒー(530円)は、しっかり濃い目で、砂糖とミルクが必須。
変わらぬ味は飲む度に、「あー、この味だよ、この味」、と懐かしさがこみ上げる。
いつまでも変わらぬこの味、この店がこれからも続きますように。
http://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010103/1019985/dtlrvwlst/2097756/
2009.0.25 北の街のパラゴン 塙一郎
すざましいサウンドのパラゴンを聴きました。
丁度、マッコイの新譜CDだったのですが、シンバルの音が最高でした。
関東から、1月の札幌へレコードを探して街を彷徨った時に、立ち寄ったジャマイカのサウンドが忘れられません。マスターは一見、強面てですが優しさを感じられる人でした。マークレビンソンのアンプも力強く響いていました。
1997年7月27日 shft様
今から6年前、札幌に出張した際に訪れました。
場所は札幌市街地ですが、わかりにくくてかなり歩き回って探したのを覚えています。
音、店の雰囲気、客、すべてにわたって迫力があり、私のような“一見客”はやたらと緊張しました。
カウンター越しに「コーヒー」の一言が伝えにくいほど音は大きい。客が増えてくると、店員はテーブル席の客に席を詰めさせる。
私の右隣の年配の男性は、乗ってくると“ヴァーチャル・ドラム”を叩き始めた。
左の黒づくめの若い男性は、アドリブの部分では腕を組んでじっと虚空を見つめたままで、テーマに戻るとようやくコーヒーを一口すすっていた。そしてそれを繰り返して2時間ほど居座っていた(私はそれ以上いたが、コーヒーの後にビールも頼んだ)。
ジャズ喫茶の全盛時代ってどこの店でもこんなんだったんだろうなぁ、と感じていました。
細長くて余り広くないお店ですが、広い壁のひとつがすべてレコードとパラゴンで占められていて、それだけでも異様な雰囲気がありました。照明はかなり暗めだったと記憶しています。
また、帰りにビルの4階から降りてくるときに、エレベーターの中まで音が聴こえていたのが印象に残っています。 切れ味鋭い正真正銘の正統派。
ハッタリも遊びもなくて、実力だけで圧倒されたという感じです。
自分をある空間に閉じ込めて、浴びるようにジャズを聴くことによってカタルシスを得ようとするなら、これ以上ないほど適した場所です。
2003.1.27 まかして 灼・俺について
札幌の老舗といえばジャマイカです。
現在の場所は14年くらいに移転した場所です。僕が行き始めの時は、別の場所にお店があり、話をしてはダメ、リクエストはダメ、というくらい、厳しいお店でした。
お客さんとのコミニュケーションをとるノートが、ありました。当然、お客さんも、腕組をしてじっと目を閉じて真剣に耳を傾けていました。
現在は、リクエストは多分、OKです。軽食程度の食事もあります。札幌に来ましたら、是非、着てみてください。パラゴンがいい音を響かせ、いつまでも、心地よい空間です。
2004.6.7 JAMAICA 刑訴
こんにちは。まだまだひよっこのジャズファンです。初めて行ったジャズ喫茶がジャマイカです(‘94〜5年くらいのことです)。
ドアの前まで行ったところで、店から漏れてくる大音響に圧倒されて、入る決心をするまでしばらくかかりました。店の人も余計な愛想はないので、初めの何回かはガチガチに緊張しながらコーヒーをすすっていました。しかし迫力満点のサウンドに臓腑を揺すぶられる感覚に圧倒され、心の中は大興奮状態。
「ジャズ好きはジャズ喫茶に行かなければダメだ」
という言葉の意味がよくわかりました。
何度か通ううちに、おそるおそるリクエストもするようになりました。学生だった私はお客の少ない昼に行くことが多かったのですが、その時はいつもマスターの奥さんか娘さん(?)が店番でした。この時間は新譜や、特に娘さんのいるときはメインストリームではない作品がかかっていることが多かったようです。名盤が聞きたい私にはちょっと不満でした。
夜は常連さんが酒を飲みながら結構にぎやかにやっています。ちょっと肩身が狭かったし、音楽に没入したかったので、夜に行ったことはあまりありません。「おれもいつかこの店でボトルキープしたいなあ」貧乏な私はそう思っていました。
ここ数年はすっかりご無沙汰しています。
店は15人くらいでいっぱいになります。
ほとんど休まないのはエライ。
http://www.jazzsoda.com/cafe/jamaica.htm
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ジャマイカのパラゴンは昔 Bossa で使っていたもの?
札幌のジャズ喫茶
社会人になってからは、レコードも購入できるようになりすっかりご無沙汰なジャズ喫茶だけど、 あの雰囲気だけは、行かないと味わえない。 でも今の時代は、あの当時とはずいぶん変わったという。
当時よく行ったのは、ボッサ(BOSSA)だった。当時は珍しいタワーレコードと同じビルだった。
すぐ近くにジャマイカもあったが、あの頃のジャマイカは、JAZZファン暗黙のお約束で、店内でお話はできなかったもので敬遠したのだった。
この2店舗は今でも健在だそうだが、ボッサのほうは、JAZZカフェバーになっているようだ。昔は、話こそできたが、JBLのビンテージスピーカーであるパラゴンがあったこともあり、いい音を聞く事ができた。音響工学に進んだのもそのせいかもしれない。
今ではそのパラゴンのある店はジャマイカだという。
そのうちパラゴンの音を聞きにいってみたい。 JAZZのCDでRGVだの音がどうだの言う人も多いが、そういう方には是非、このビンテージスピーカーのパラゴンを聞きにいってほしい。目から鱗が1トンくらいでるだろう。アンプはできれば、札幌の音蔵のものがいい。手作りの真空管アンプだから。
http://jazz01.blog.so-net.ne.jp/2012-04-13-2
23 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/03/26(土) 21:43:02 ID:27DU1dlD
札幌のjamaicaはまだあるのかな?
24 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/03/26(土) 21:47:55 ID:HdIJzFAi
2〜3年行ったときはあった。
ススキノに面したビルの3階か4階のところだったとしたら。
32 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/03/26(土) 21:56:46 ID:27DU1dlD
>>24
わたしは10年以上前に良く通ってました。
時々あのガツンとしたサウンドと煮詰まって渋くなった珈琲が懐かしくなりますよ。
35 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/03/26(土) 21:59:11 ID:HdIJzFAi
>>32
私も札幌に行くたびに寄ります。
あのJamaicaは映画館の地下にあったJamaicaが引っ越したのですか?
また、あのパラゴンは昔の「パラゴン」から譲り受けたものなのでしょうか?
御存知でしたら。
29 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/03/26(土) 21:52:41 ID:HdIJzFAi
札幌に昔、パラゴンというジャズ喫茶があったが、そこはBOSSAという名前に変わったみたい(経営者も変わったかどうかは分りません)。
パラゴン時代はパラゴンがあったが。
158 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/03/27(日) 23:09:08 ID:OnLbcE0H
>あのJamaicaは映画館の地下にあったJamaicaが引っ越したのですか?
そう、あの頃はパラゴンじゃなかったけどね。
http://www.do-jazz.com/info-jazzshop.htm
何時のデータか知らんが「現在は狸小路にある」は間違い。
http://park14.wakwak.com/~arborea/kissa/kissa.html
BOSSAはエベレスト、酷い音だけどね・・・・(苦藁
160 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/03/28(月) 00:10:42 ID:lRTIgRLR
>>158
それ見るとBOSSAは最初別のところにあった「安しいJazzの店BOSSA」が最初みたい。
後で「パラゴン」の跡に移転した。
「ジャマイカ」の三条美松ビルで思い出したが、その近くのビルの地下に「ビーフラット」 があったね。こっちのビルは北側が狸小路に面していた。
それとススキノに面していたビルの5階あたりに「六本木」があったが、ススキノ
交差点のウエシマコーヒー(だったっけ)のビルの地下に移転して「モンク」に名前を変えた。
165 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/03/28(月) 02:15:45 ID:Fw0qUr0X
ジャマイカでパラゴンの評価をするのは難しい。
なにせ、ウナギの寝床の様な店だからしてSPにマトモに対峙出来る席は無い。
カウンター席に座ると背中で聴く事になる(w
トーレンスのプレステージかリファレンス(どっちか忘れた)2台がやたらと目立つ。
167 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/03/28(月) 16:12:10 ID:KVC6cu4V
ジャマイカの音は素晴らしいと思うのだが。
あと、大分の湯布院にある「あーでん」
パラゴンとタンノイのRHRを並べており壮観なり。
168 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/03/28(月) 19:24:39 ID:FhjRL7RI
ジャマイカが東映地下に有った頃は、如何にもジャズ喫茶然としていた。
可成り薄暗くて、会話は殆ど不可能なくらいデカイ音で鳴らしてた。
壁にコントラバスが張り付いていた気がする。
今は小洒落たスナック風。
172 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/03/28(月) 19:48:01 ID:R+HzgjIG
>>168
> ジャマイカが東映地下に有った頃は、如何にもジャズ喫茶然としていた。
私はあの頃の方が好きだな。パラゴンはなかったけど。
にしても、札幌にはちょいと歩いてすぐ行ける近所どうしにたくさんジャズ喫茶があったと思う。古き良き時代だった。 今も私の知らない店がいくつかできたようだが、ジャズ喫茶というよりクラブという感じ。
http://hifi.denpark.net/1111838675.html
パラゴン 2009年12月25日(金)
CDというものが出てきてましたが、まだレコード盤が主流の頃です。
札幌市にあった BOSSA というお店は私が、JBLのパラゴンの音を初めて聴いたジャズ喫茶でした。
検索してみると、HPが見つかりました。
http://www.bossa.tv/
引っ越してから、、、
当時の雰囲気がもうないように思いますが洒落たお店に違いないと思われます。
http://ameblo.jp/bt2006/entry-10419111659.html
札幌ジャズ喫茶の草分け Bossa 2010/6/3(木)
1971年創業の、北海道でも指折りのジャズ喫茶。
これまで数多くの有名ミュージシャンのライブを主催してきた。
2年ほど前にこのビルに移転。
「前のビルの雰囲気が悪くなっちゃったし、レコードスペースの確保のため」
ということだが、通っていた私にとっては前の空間がはるかに好きではある。 ただ、前の店で壁に書いていたミュージシャンたちの多数のサインは、そのまま移設され、現在の店の壁になっている。
ジャズ喫茶といえばオーディオ。
スピーカーセットだけでも新車2台買えるくらいの金額か。
以前はJBLのパラゴンが朗々と鳴っていた。
その後、JBLのエベレストに変わり・・・・
現在はM9500. 写真では右の真っ黒いもの。
現在のアンプはマークレビンソン。
http://blogs.yahoo.co.jp/koukinkikaku/63532907.html
BOSSA のオーディオシステム
プリアンプ :マランツ SC1000
パワーアンプ:マーク・レヴィンソン336L
スピーカー : JBL M9500 K2
http://www.bossa.tv/cafe/audio.html
PLEYEL (385) さんの口コミ '09/09 訪問
BOSSA はカフェバーとして生き残った、札幌でも一二を争う老舗JAZZ喫茶です!
思えば40年近く前、二階建てのログハウス調のお店から札幌市中央区南三条西4の5番街ビルで何回かビル内移転を繰り返した後、ついに駅前通に出てきました。
客層も10代から60代?まで、相当幅広くなりました。
高橋マスターの人柄に惹かれて、30年以上通う常連多数。写真にも載せたように9000枚のレコードは今でも現役です。CDも5000枚ありますが、2連式のターンテーブルが今でも活躍しています(写真参照)。
思えば札幌では、昔からあるJAZZ喫茶は数えるほどしか残っていません。
オーディオは開店当時から本格的で、5番街ビルに移ってからアンプはアメリカ時代のマランツを使っていた時代が長かったですが、現在は新しいマークレビンソンでJBLのモニタースピーカーを鳴らしています。
音はそれほど尖っているタイプではなく、昔から真剣に聞きたい人はそれなりに、バックグラウンドミュージックとしたい人もそれなりに・・・と言った感じの聞きやすい音です。
30年以上マッチはデザインが変わっていませんが、店の表の行灯はついに変わってしまったのが残念です。(駅前通の行灯に相応しくなったとも言えますが・・・)
コーヒーも美味しいですが、今は2000円未満でカクテル飲み放題とか、若い人も気楽に使えるお店に変身しています。(それでもおっさん多いそうですが・・・)
http://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010103/1000121/dtlrvwlst/1187142/
2012.01.13 Friday
昨夕は、札幌へ出て「Bossa」へ行って来た。
Bossaは、札幌駅前通りのススキノ交差点手前小さなビル2Fにあった。
Bossaとの出合いは、今から40年ほど前か、開店した年に、噂を聞いて入ったのが最初だ。噂というのは、ジャズ喫茶の仲間入りを果たし、再生する装置も最高級のシステムを揃えていたのだ。
その頃の札幌のジャズ喫茶界は、SMILE、ACTを筆頭にJAMAICA、BEAT、Bossaなど、最高級のマシーンを取り揃えて集客戦争を繰り広げていた感があった。小生は、ひと通り通ったが、BEATを最も好んで他はあまり行かなくなった。
Bossaが五番街ビルに移って洋酒と喫茶を始めると、また噂を聞き、見に行った事がある。噂は、多分、スイング・ジャーナル誌の記事から得たと思うがキース・ジャレットの壁一面のサインとJBLの大SP、「パラゴン」が有ると言うのだ・・・。
行って観たら、流麗な曲線に包まれたパラゴンの横長SPに気品と華麗とダイナミックさに圧倒されてしまったのだが・・・。
キースのサインもパラゴンの真上にデカデカと書かれており、書いている時の写真も近くにあったのでキース本人の手になるサインに違いなかった。
以来、札幌へ来る機会があると、コーヒーを飲みに寄ったし、同僚も何人か連れて来た・・・。
BEATにも行ってたが、辺りが土地区画整理に引っ掛かり立ち退く事になり、近くのACTも同様の理由で無くなった・・・。
ジャマイカは遠くへ移ってスナックバーに変わるし、スマイルなどは早い内に違うテナントになっていた。ジャズの人気も喫茶店の利用も全国的に低下して来た頃で、Bossaだけは生き残った形で、ずっと孤高を守っていた。
店を出る時、店長さんに訊くと
「五番街ビルから此処へは5年ほど前に移った」
と言う。小生は8年前に行っているので、それから2,3年で現在地へ来た事になるのだ・・・。
SPは、JBLの2機で390万¥だと言うが、相変わらずの高級装置で人気があるようだ。最早、小生の関知する範囲には無い世界だが、恐ろしいほどリアルで、透き通った金属音がビンビン、腹に響く音を出し続けていた。
また、この音を聴きに通いたいなあとドアを閉め、狭い階段を下りる時に思った・・・。
http://maru-maru0960.jugem.jp/?eid=319
札幌 jazz bossa 2012年11月18日
さて、ススキノ3次会は、札幌ではよく行っていた「jazz cafe BASSA」です。 以前は、ボトルもキープしていたお店です。 こちらは、新しいお店でして移転後、はじめて入ります。
ドアには、デビット・サンボーンやへれん・メリルのコンサートのポスターが貼られていまして、jazzの雰囲気がいっぱいです。 ドライフルーツ、チーズ、いものなんとかのツマミで、バーボンのダブルを飲みます。 このダブル、けっこうな量でした。
JBLの新しいスピーカーが、けっこういい音で流れています。
やっぱ、jazz barは、こうでなきゃと思いつつも、j団体客が、2つほど来まして、あっという間に店内は満杯でして、席の移動をしました。
jazzとは無縁な方々のようでして、音楽もjazzからjazzとはいえないようなポップス系に変わりました。んー、以前は団体客は、来なかったはずなのですが、ちょっと驚きました。以前のお店は、いろんな思い出のある場所でして、ちょい雰囲気をかみ締めながらグラスを傾けたかったのですが、ちょい退散しました。
コメント
1. Posted by takeot 2012年11月18日 22:26
オヤジさん今晩は!私は先月初めてココに行きました!割引券も大事に持っております(^^;
立派なJBLのSPなんですが、セッティングが悪いのか?音がチープで残念でした!アンプも良いアンプなんですけどね?惜しいです!
2. Posted by オヤジ 2012年11月18日 23:05
お店の雰囲気のあまりの変わりように、ビックリでした。
やっぱjazzだけでは商売にならないんでしょうねー。
ちょっと寂しい気がします。
JBLですが、最新のものはわかりませんが、アルニコのJBLが好きかなー。
http://blog.livedoor.jp/hakodatedayo/archives/51751391.html
札幌〜小樽ジャズ喫茶巡り4〜JAZZ CAFE「BOSSA」訪問 2007年05月01日
JAZZ CAFE「BOSSA」へ行きます。店内は豪快におしゃべりが自由の様で肝心のジャズを楽しむと言うよりは、「会話を楽しむBGMにジャズが流れている。」と言うのが正しい表現でしょうか。
ただ、再生装置はマークレビンソンのアンプに、JBL M9500という本格的な物で、なぜかスピーカーがテーブルの上に置かれています。そのためバーチカルツインのホーン部が耳の高さに来ないため、せっかくの音質が、台無しになっているように思われます。
しかし、お客さんが多く、周りのお客さんの楽しい雰囲気は伝わって来ます。きっとこの会話を妨げないような音作りをしているのでしょう。
GrayとBlackを基調とした店内もオシャレで、こんなにもにぎわっているバーには、なかなかお目にかかることは出来ないものです。試しに壁に立てかけてあった、Bill EvansのWaltz for Debyをリクエストしたところ、リクエストに応じてかけてくださいました。
http://exp.bakufu.org/exp030_diary04.htm