中国記事書き換え 当局介入に抗議活動広がる 投稿者 gataro-clone
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http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/230107031.html
“報道の自由”抗議広がる 地元政府が改ざん指示(テレビ朝日)
中国当局のメディアへの言論統制に批判の声が高まっています。
改革的な報道で知られる中国の週刊誌「南方週末」は、新年号の社説に「中国の夢、憲政の夢」と題して、憲法に基づく民主的な政治の推進などを掲載する予定でした。しかし、メディアを管理する地元政府の担当者が記事の書き換えを指示し、中国の現状を肯定する内容に改ざんしたということです。これに対して、南方週末の本社前では7日、記者や一般市民が集まり、地元政府の担当者の辞任と報道の自由を求めて抗議活動を行いました。また、ネット上でも抗議の輪が広がっています。南方週末は、当局の指示で改ざんされた記事が去年1年間に1034本に上ったと明らかにしました。
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http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130107/k10014618221000.html
記事書き換え 中国の新聞記者らが異例のスト表明(NHKニュース)
1月7日 4時19分
中国で、政治の民主化などを求めた新聞記事が地元当局によって書き換えられたとされる問題で、新聞社側が6日夜、記事の書き換えはなかったとする声明を出しました。
ところが、この声明に反発した記者たちがストライキを表明し、事態は異例の展開を見せています。
この問題は、中国南部・広東省の新聞、「南方週末」が、今月3日づけの新年号で「中国の夢、立憲政治の夢」と題し、政治の民主化や言論の自由などを求める記事を予定していたところ、地元当局の指示で「自由」や「民主」という言葉をすべて削除され、現状を肯定する内容に大幅に書き換えられたとインターネット上などで指摘されているものです。
これについて、「南方週末」は6日夜、「記事は編集者が共同で執筆したもので噂は事実ではない」と当局による書き換えを否定する声明をインターネット上で出しました。
ところが「南方週末」の記者や編集者およそ20人がこの声明に反発し、「声明は当局からの圧力によるものだ」として、問題の徹底調査を求めてストライキを表明し、事態は異例の展開をみせています。
「南方週末」は官僚の汚職や社会の不正を独自に取材した報道に定評があり、中国国内で最も影響力のある新聞のひとつですが関係者によりますと、ここ数年、当局による締め付けが強まってきていたということです。
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http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130107/k10014623821000.html
中国 新聞記者スト呼びかけに強い警戒感(NHKニュース)
1月7日 12時8分
中国・広東省の新聞で、政治の民主化などを求めた記事が地元当局によって書き換えられたとして、この新聞の記者らが反発しストライキを呼びかけている問題で、中国共産党系の新聞は7日、冷静な対応を呼びかける異例の社説を掲載し、国内で動揺が広がることに強い警戒感を示しています。
中国では、南部・広東省の新聞、「南方週末」が、今月3日付けの新年号で、政治の民主化や言論の自由などを求める記事の掲載を予定していたところ、地元当局の指示で記事の内容を大幅に書き換えられたとして、この新聞の記者らが反発してストライキを呼びかけるなど、波紋が広がっています。これについて、中国共産党系の新聞、「環球時報」は、7日付けの紙面の中で、「騒ぎが収まるように協力してほしい」として、関係者に冷静な対応を求める異例の社説を掲載しました。
この中では、言論の自由について、「中国のすべてのメディアの発展は、中国の現実に即したものであるべきだ」として、一部の記者らが主張する報道の自由は、現状では認められないなどとしています。この問題を受けて、インターネット上では、当局を批判したり、当局に対する抗議活動が呼びかけられたりしていますが、ほとんどが削除されています。
ただ中国では、習近平氏が最高指導者に就任して間もないだけに、当局は、この問題をきっかけに、国内で動揺が広がることを強く警戒しているものとみられます。
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http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130107/t10014639051000.html
中国紙記事書き換え 抗議活動
1月7日 19時13分
中国で新聞に掲載される予定だった、政治の民主化などを求める記事が、地元当局によって書き換えられたとして、この新聞の記者らが強く反発している問題で、広東省にある本社の前などで7日、抗議活動が行われ、習近平氏が最高指導者に就任してまもない今の時期に、この問題をきっかけに国内で動揺が広がることを当局は強く警戒しているものとみられます。
中国では、南部・広東省に拠点を置く新聞「南方週末」が、今月3日付けの新年号で、政治の民主化や言論の自由などを求める記事の掲載を予定していたところ、地元当局の指示で、記事の内容を大幅に書き換えられたとして、この新聞の記者らが反発する声明を発表するなど波紋が広がっています。広州市にある「南方週末」の本社前では、7日、記者たちを支援するなどとして300人を超える人たちが集まり、「言論の自由が葬られた」として、菊の花を手向けるパフォーマンスで抗議の意思を示していました。
周辺には30人以上の警察官などが出て警戒に当たり、菊の花を撤去して、参加者の一部と言い争いになる場面もありました。
抗議に訪れた大学生の男性は「真相に迫る報道が好きで、新年の特別記事には特に期待していました。政府の、圧力への不満を表明したいと思って来ました」と話していました。
抗議活動は、北京にある「南方週末」の支社の前でも行われ、10数人の人たちがプラカードなどを持って集まりました。
この問題を巡っては、中国のインターネット上でも、記者を応援したり、言論の自由を求めたりする声が相次いで書き込まれていますが、ほとんどがすぐに削除されています。
中国共産党系の新聞は、7日付けの紙面で、関係者に対して冷静になるよう呼びかける異例の社説を掲載しており、習近平氏が最高指導者に就任してまもない今の時期に、この問題をきっかけに国内で動揺が広がることを、当局は強く警戒しているものとみられます。
「南方週末」とは
「南方週末」は、中国南部、広東省に拠点を置くメディアグループが毎週1回発行し、中国各地で販売されています。
官僚の汚職や社会の不正などについての独自取材で定評があり、都市部の若年層を中心に人気を集めています。
南方週末のホームページによりますと、近年、発行部数は年15%のペースで増え続け、現在は170万部を超えているということです。
中国国内で最も影響力のある新聞の1つとされ、2009年にオバマ大統領が中国を訪れた際には、アメリカ側が南方週末を選んで単独インタビューに応じています。
中国言論の自由は
中国では、言論の自由について、憲法の第35条で、「国民は、言論と出版の自由がある」と規定されています。
しかし、実際は、共産党の中央宣伝部が、国内メディアの伝え方を厳しく管理しています。
共産党中央宣伝部は、党や政府にとって好ましくない情報については、各メディアに対して、独自の取材をしないよう指示したり、新聞の発行停止の措置を取ったりすることがあります。
2006年には、共産党系の新聞が発行する「氷点週刊」が、国内の歴史教科書を批判する大学教授の論文を掲載したことで、中央宣伝部から一時、発行停止の処分を受け、編集長が解任されました。
この論文は、中学生の教科書について、清朝末期の義和団事件を例に挙げて、義和団を当時の帝国主義諸国に対する民族の抵抗運動とだけ位置づけるのではなく、略奪や虐殺にも関与した側面も指摘すべきだなどとして、当時、共産党が推し進めていた歴史教育を、客観的に見つめる必要があると主張しました。
一方、おととし7月、中国東部の浙江省で、高速鉄道どうしが衝突し、40人が死亡した事故では、中央宣伝部が事故に関する独自の記事を禁止する通達を出したにもかかわらず、政府の対応を痛烈に批判する報道が出たほか、紙面に掲載されなかった記事を、インターネット上に投稿する記者もおり、メディアと当局との間のせめぎ合いが目立つようになっています。
北京でも記者支持の動き
北京にある「南方週末」の支社にも、7日、記者たちに支持を表すため、花束やプラカードを手にした人たちが次々と駆けつけました。
30代の男性弁護士は「報道は政府に牛耳られてはならないし、市民には真実を知る自由があるということを、より多くの人々が知る機会だと思う。
当局は反省し、永遠に自分たちの思い通りになるわけではないことを知るべきだ」と話していました。
また、コラムニストの男性は「当局が直接、手を下して私たちの新聞を書き換えることはがまんならないし、物書きなら誰しも耐えられないことだ。
私は『南方週末』を支持しているし、もっと自由に中国を報道してほしい」と話していました。