09. 2012年10月20日 15:25:55 : Z47Cj7N52w
★遺伝子組換食品はマジでヤバいようです★
http://www.sap.com/japan/campaigns/2010/ifrs/expert27.epx
現在の我が国の実情を考えると、農業会計の基準はまだまだ未整備です。従って、このままの状態でIAS39号を受け入れるのは極めてリスクが高いと思われます。特に[3]で述べたように、「公正価値の評価」については、対応できる素地があるとはとても言えません。従って、現段階ではIAS41号はカーブ・アウト(適用除外)した上で、ASBJに相当するような機関を設立し、我が国独自の農林水産業会計基準を整備し、IAS41号とのコンバージェンスを図るのが適切であると思われます。勿論、過度な時価会計主義との批判があり、EUが適用除外したIAS39号、IFRS9号もカーブ・アウトするべきであることは言うまでもありません。(IFRSはあくまでも開示のための手段であり、目的ではありません。制度のために人々が不幸になるならそれは本末転倒であり、本来のIFRSの趣旨には合致しません。)
この点について、同等性評価について懸念する向きもありますが、2009年12月に、EU委員会は2010年4月以降のJGAAP (JGAAP2011) をもって同等性を承認しています。また、JGAAP2011に似た中国の「新企業会計準則」も同等性が否定されていません。これまで述べてきましたように、ASBJは、IFRSのアドプションについてAll or Nothingで判断するのではなく、「カーブ・アウト戦略」を立て、個別の議論を行うべきです。
http://www.asyura2.com/12/cult10/msg/286.html#c9