おれにとって今日の、新宿駅西口街宣活動、それから王子駅街宣活動は
濃密な一日だった。
王子駅にて、彼岸の夕暮れ、季節の風、身体の物語
涼しい風が、王子駅でチラシ配布、署名活動で立っていると
ふいてきた。
おれの身体の肌その細胞思考装置はよみがえった。
この赤道直下より暑い、関東の猛暑、熱帯をどうにか
くぐりぬけてきたのだ、という生命感に満たされた。
「おれは生存してきたのだ」
とにかく嬉しかった。
小沢一郎支持、「国民の生活が第一」党応援の勝手連運動、その
同志たちと共に、生き延びてきたのだ、そのリアリズムに
おれは感謝し、嬉しかった。
物語をつくってきたのだった。
これからだ、これからだ。
東京から新風をふかしてやるという気概がある。
新潟、群馬、山梨、茨木、埼玉、千葉、神奈川、そして東京。
おれたちの勝手連運動は、関東甲信越から、同志が参加している。
王子駅にて
青年から天から降臨した言葉に教えられる。
その青年は営業のチラシを配っていた。
「現場から逃げない、自分から逃げない、ひたすら頭を下げ、腰をおり
配り続けるのです。そうすれば体がなれてきます。最初は自分のことばかり
気になりますが、駅頭で配り続けていると、今度はお客様が気になり相手のことが
大きく見えてきます」
まさに天の言葉だった。
現場とは学習装置でもある。人から教えられるのだ。
王子駅では40歳代の若き実業家が署名をしてくれた。
「実はわたしは過去、極左活動の経験があり獄中にも入ったことがあります」
と話したら
その若き実業家は
「そのような物語があることは素晴らしいことです」
と、語ってくれた。
おれは、王子駅にて署名をしてくれた青年経営者から励まされたのだった。
王子駅にて、彼岸の夕暮れ、季節の風、身体の物語
おれは帰ってきた。大船のアパートへ。そして焼酎を飲んでいる。