02. 2012年9月11日 14:52:36 : P0CWXam8a2
この検査は、大阪でできないのかな?
羊水検査はリスクが高すぎる。子供への影響も心配だが、母体影響のほうが心配。
歳を重ねるごとになんらかの影響はないのか??って思ってしまいます。
(1人目の時に、羊水検査を行った!2人目はこの血液検査で行いたい。)
費用の問題ではない。健康な子供を授かりたい!自分たちの将来も考えたい。
★阿修羅♪ > アーカイブ > 2012年9月 > 11日14時52分 〜 ★阿修羅♪ |
|
羊水検査はリスクが高すぎる。子供への影響も心配だが、母体影響のほうが心配。
歳を重ねるごとになんらかの影響はないのか??って思ってしまいます。
(1人目の時に、羊水検査を行った!2人目はこの血液検査で行いたい。)
費用の問題ではない。健康な子供を授かりたい!自分たちの将来も考えたい。
“保証人紹介”ビジネスでトラブル続出!高額キャンセル料に注意
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20120911/dms1209110738003-n1.htm
2012.09.11 夕刊フジ 連載:騙されるな!中高年を狙う詐欺の手口
アパートを借りたり、就職や入院をしたり、お金を借りるときに保証人が必要となる場合がある。身近に引き受けてくれる人がいればいいが、周りに誰もいないとなると、どうしても保証人を紹介してくれる業者に頼らざるをえない。こうした業者と利用者の間にさまざまなトラブルが起きている。
トラブルは大きく名義を借りる際と、貸す際の二つの場合で生じている。まず保証人の名義を借りる場合では、業者に申込金を払ったのに、保証人を紹介されなかったというケースが目立つ。利用者はすぐにでも見つけたい思いから、「今、入金すれば、その日のうちに保証人を紹介できる」という業者の言葉に釣られてお金を払ってしまう。
保証人を必要とする案件はさまざまで、必ずしも業者が紹介した保証人が審査を通るとはかぎらない。それにも関わらず、審査する前にお金を払わせようとするところは怪しんだ方がよいだろう。このほかにも、業者に申し込んだ後に身近で保証人が見つかり、すぐに取り消したのに高額なキャンセル料を請求される事例もある。
次に名義を貸す際である。保証人紹介会社に登録するだけでお金がもらえることから、副業感覚で保証人になってしまい、さまざまなトラブルに見舞われるケースが相次ぐ。業者の中には登録をする際の事前説明で、借金などのリスクは全て負担すると言っておきながら、実際には債務を負担せず、名義を貸した保証人に押しつけてしまうことがある。
こちら側がただ名義を貸すつもりであっても、保証人になれば支払いの義務が生じてしまうので、くれぐれも「保証人としての債務はすべて肩代わりする」などという業者の言葉をうのみにしてはいけない。時に、悪質な業者になると問い合わせただけで、その際の自らの個人情報を勝手に使われ、知らないうちに保証人にされてしまった例もある。
今は、ネット上で簡単に業者を通じて見ず知らずの人と名義の貸し借りができてしまう。しかし、名義とは信用の貸し借りである。一歩間違えれば、大変なとても危険をはらんでいるので、保証人紹介業者の選定には十分な注意を払いたい。
■多田文明(ただ・ふみあき) 1965年生まれ。ルポライター。詐欺・悪徳商法を数多く潜入取材。洗脳・カルトにも詳しい。著書『ついていったら、こうなった』(彩図社)を原案にした情報番組も定期的に放送されている。
今後、生産活動が減退するのであれば危険を冒してまで原発を推進していく必要はあるまいに。
http://www.asyura2.com/12/hasan77/msg/529.html#c26
公務員や政治家という職業には、良心や正義感に欠ける人を寄せ集め易いという性質もある。
という話だろ?
それとも、>>17 自身が、まともな政治家が増えてくると困る人なのかい?
http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/232.html#c18
速やかに自衛隊員常駐、港湾施設整備を致しましょう。
竹島の韓国軍施設の例のように、とりあえずは作った者勝ち、生活した者勝ちみたいな部分って有りませんか?
http://www.asyura2.com/12/warb10/msg/127.html#c2
DnMKHAQt3wさまがそういう意味で書いたのなら、そうはっきり書いてほしいですね。2,3年後には東京では子供らは走りまわれなくなるんですか。「次第に衰えてゆく」のではなく、「2〜3年で住めなくなる」と書いてありますよ。多摩散人。
http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/204.html#c93
学校の前を刃物を持った変質者が通ったら、校内に招待するのか。
世の中には色んな人がいるってことを学ぶいい機会だ、とか言って。
http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/232.html#c19
脅迫電話がかかってきたのは、北九州市小倉北区と、八幡西区の繁華街にある合わせて60余りの飲食店です。
警察によりますと、飲食店のほとんどが、福岡県の暴力団排除条例に基づいて、暴力団の立ち入りを禁止するステッカーを貼っていて、10日午後9時から11時半ごろにかけて、男が電話をかけてきて、「暴力団立ち入り禁止のステッカーを貼っていると、切りつけられた女性と同じ目に遭うぞ」などと、脅迫する内容だったということです。
北九州市では、先月末からステッカーを貼っている飲食店が入るビルのエレベーターが放火されたり、飲食店の女性経営者などが男に刃物で切りつけられる事件が相次いでいます。
警察は、脅迫電話は、ステッカーに反発している暴力団によるものとみて調べるとともに、一連の事件との関連についても調べています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120911/t10014939611000.html
>>03氏が言及した黒井文太郎の文章、「ですが、反体制派が降伏することは、現実的に考えられません。内戦は今後も続きます。であれば、唯一の道は、反体制派が1日も早くアサド体制を打倒することであり、その後押しをするために国際社会はもっと反体制派を積極支援すべきであるというのが、私の現時点の分析です。」はまさにエル・サルバドル方式そのものを指している。
黒井の心証が何処にあるか、俺にはたちどころに分る。
http://www.asyura2.com/12/warb10/msg/122.html#c5
中国とロシアの関係に亀裂を入れることは必要。
米国を説得して、極東開発を日露ですすめるべき。
極東と西太平洋の安定に日本は応分の負担増を匂わせば
米国説得も可能。極東開発で経済的旨みを米国に提示できる
手腕が政治家と官僚に欲しい。
米国は権益次第でどのようにも動く国(資本に支配されていると言える)
桁が一桁二桁違う権益に化けそうだけど、中国を押さえ込むには
ロシアの協力は必修。
「なぜ東京新聞は『脱原発』を貫くのか、それは読者の支持があったからだ。少数意見に耳を傾け、疑問に応えていく基本を守る」
この稲熊部長の言葉が、新聞記者の基本。この基本を守る限り、読者はついてくる。
ちなみに、大手新聞の発行部数の変遷をみる。
2009前期 2010年後期 2011年後期
読売 1001万部 1002 995(− 6万部)
朝日 803 790(−13万部) 764(−39万部)
毎日 380 350(−30万部) 340(−40万部)
日経 305 301 284(−21万部)
産経 184 161(−23万部) 157(−27万部)
出典はいずれも、日本ABC協会「新聞発行社レポート 半期・普及率」
増減比較は2009年を基準とした数字。数字は朝刊のみ、万部以下は切り捨てた。
全社とも2011年は軒並み減少した。企業対象の比較的安定している日経も大きく落ち込んだ。これはどの社東日本大震災の影響が大きい。また、ネット配信によるニュース媒体の変化は、必ずしも新聞を必要としない階層を産んだし、小泉改革以後の格差拡大により、新聞購読力が落ち続けていることも主要な要因だろう。
なかでも、朝日新聞と毎日新聞の凋落は激しい。
朝日新聞では、若宮啓文、星浩ら政治部記者の、ねつ造検察による
リーク記事をもとにした、反小沢キャンペーン偏向記事や社説、
天声人語に愛想をつかした知的階層の読者が離れたことが大きい。
朝日新聞は、小沢事件が政治的謀略事件であるという認識をまったく
持っていない。この体質は、村木氏を悪徳官僚として攻撃し、
スクープとして村木冤罪事件をでっちあげたのが朝日新聞であったが、
それと同様の、検察批判なしの冤罪事件を助長する重要な役割を担ってきた。
毎日新聞は外交、読売は生活記事に朝日は文化記事にという
なんとなくの特色があったが、外交では、やはり基盤が弱いので
以前も倒産しかけた。
ここも岩見隆夫、岸井成格記者などが「政治とカネ」反小沢でっち上げ記事を
書きつづけて、やはり、凋落が著しい。
同系のTBSの朝ズバが「全日空」5000万円受像ねつ造映像を流したことは
記憶に鮮明である。
これらのマスコミに擦り込まれた東京地裁裁判長登石郁郎は、証拠もなしに
裁判史上に名の残る推認有罪判決を出し、裁判は続いている。
朝日、毎日のような一見、良識的に見える新聞の
政治部記事の共通なことは、反小沢記事で満載し、
ねつ造検察についてはまったく触れていない、ということだ。
郷原さんや八木さん、小川元法務大臣、大坪元大阪地検特捜部長らの
『検察凋落』が毎日新聞出版局から出された。
『サンデー毎日』は鳴海崇記者が、検察による小沢事件の謀略の構図を
あきらかにしている。
政治部と出版局がそれぞれが独立して編集しているとしても
毎日新聞には、公正な新聞として再生する可能性が芽生えている。
東京新聞の稲熊部長の言は正しい。
「読者は、福島第一原発大事故が『レベル7』と発表されたとき、それまでの発表記事がウソだったと知ってしまった。このため報道機関は地に落ちた」
新聞だけでなく、ネットやさまざまな情報を総合して、新聞記事のウソを見抜く
読者が現れてきた。
東京新聞の販売部数の変遷を調べてみたが、以前の正確な数字がでてこない。
しかし、2009年あたりが51万部程度だったと記憶している。
2012年12月現在は、54.9万部だから、漸増傾向にあるとみてよいだろう。
東京新聞のように、真実を求める読者の期待にそうべく地道な取材努力をして
公正な報道をする新聞は読者が育てる。
検察リークばかりを記事にして、冤罪事件を助長している新聞は凋落を
続けるばかりである。
http://www.asyura2.com/12/hihyo13/msg/369.html#c3
原子力村の保安院幹部でさえ4号機使用済み核燃料プールは震度6強で危ないとわかっている。
東電が出来ないのなら政府がどうにかする
日本政府がどうにか出来ないのなら世界に向かって協力を呼びかける
それぐらい4号機は危機だ、時間がない
それとも広島原爆数千発分の死の灰を地球上に散撒きたいのか日本政府は
http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/229.html#c7
だよね。2号機と3号機の土中から激しい黒煙を見ました。
2号機の7万ミリシーベルトって70シーベルト/時間だよね。
7シーベルトで即死だから即死10倍レベル以上。
2号機の問題が大きいのか?
政治家は本当にこの問題を無視しているよな。
日本海側海底から放射性セシウム1キロあたり約460ベクレル 新潟・信濃川河口 日本海側もだめかぁ・・・
日本海側海底から放射性セシウム 新潟・信濃川河口
2012年9月11日(火)11:20
東京電力福島第一原発から200キロ離れた日本海側の信濃川河口の海底土にも、事故によるとみられる放射性セシウムが積もっていることが近畿大などの調査でわかった。濃度は東京湾の荒川河口と同程度。13日から静岡市で開かれる日本海洋学会で発表する。
近畿大の山崎秀夫教授(環境解析学)らは昨年8月に信濃川の大河津分水河口付近の新潟県長岡市の海岸で水深15メートル、20メートル、30メートルの海底の土を取り、深さ1センチごとの濃度を調べた。
水深30メートル地点では海底面から深さ2〜3センチの濃度が最も高く、乾燥重量1キロあたり約460ベクレル。大気圏内核実験などによる過去の汚染の数十倍の濃度で、昨年8月に東京湾の荒川河口付近で採取した海底土も同様に最大400ベクレル台だった。
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/K2012091005890.html
>濃度は東京湾の荒川河口と同程度
とほほ・・・
信濃川以外にも、
「川で何がおきているのか」Eテレより 水による放射性物質の移動と稲への移行数値が衝撃的
http://hibi-zakkan.net/archives/11111635.html
で
福島県から新潟県へ流れ日本海に注ぐ阿賀野川でも雪解けで大量の放射性物質が日本海へ。とあったよね。
http://livedoor.blogimg.jp/heart_ikki-hirose/imgs/2/8/28522841.jpg
阿賀野川だけじゃなく、信濃川もだったんだね・・・
日本海側も、やはりダメかぁ・・・
東京電力福島第一原発から200キロ離れた日本海側の信濃川河口の海底土にも、事故によるとみられる放射性セシウムが積もっていることが近畿大などの調査でわかった。濃度は東京湾の荒川河口と同程度。13日から静岡市で開かれる日本海洋学会で発表する。
近畿大の山崎秀夫教授(環境解析学)らは昨年8月に信濃川の大河津分水河口付近の新潟県長岡市の海岸で水深15メートル、20メートル、30メートルの海底の土を取り、深さ1センチごとの濃度を調べた。
水深30メートル地点では海底面から深さ2〜3センチの濃度が最も高く、乾燥重量1キロあたり約460ベクレル。大気圏内核実験などによる過去の汚染の数十倍の濃度で、昨年8月に東京湾の荒川河口付近で採取した海底土も同様に最大400ベクレル台だった。
ストロンチウムの生物学的半減期は50年です。セシウムは50日〜140日と諸説がありますが、それに比べても、ストロンチウムの生物学的半減期がいかに長いか、お分かりいただけると思います。
そんなストロンチウムを毎日摂取しつづければどうなるのでしょうか?ここに生物学的半減期の簡単な計算例などがありますが、これを元に計算しますと、ストロンチウムは1日あたり摂取量の最大で2万6000倍に濃縮します。
つまり、1日数ベクレルずつ摂取したとしても、数千倍以上にも蓄積しますから、体内には何万ベクレルものストロンチウムが蓄積してしまうことになります。
生物学的半減期から1日あたりに排出される量を計算すれば、生物学的半減期が70日として、セシウムの1日あたりに排出される量を計算すれば、
100 * (1 - exp((-0.693) / 70))≒約1%しか排出されません。生物学的半減期が短いとされるセシウムですら、体内に取り込んでしまえばこれだけしか排出されないのに、はるかに長いストロンチウムは
100 * (1 - exp((-0.693) / (50*365)))=0.0038%です。たったのこれだけしか排出されません。1万ベクレル体内にあったとしても、1日あたりには1ベクレル未満しか排出されないのですよ。ここにあるデータで色々計算してみて、わかる方は広めていただきたい。
http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/231.html#c7
半減期、半分になる時間ですが、関数方程式を解いたりすれば、もっと色々計算できます。wikiに詳しい計算結果や具体例などが載っているのですが、これによれば、10分の1になる時間は半減期に3.3を掛ければよく、セシウムやストロンチウムの半減期は約30年、とみなせばおよそ100年で1分の1になるということがご理解いただけると思います。
セシウムが1億ベクレルあったとしましょう。これが1ベクレルになるには、1億はゼロが8個ついているので、8を掛ければ良いのです。つまり800年です。
もうちょっとわかりやすく言えば、一桁下がるのに100年ですから、2桁下がるには200年、3桁下がるには300年・・・と計算していけばよく、半減期30年核種の場合は一桁になるのに約100年なので、ゼロを数えれば、一桁ベクレルになる時間は近似的に得られる、というわけです。
同様に、プルトニウムの半減期を2万4000年とすれば、3.3倍でおよそ8万年で一桁さがります。8万年で一桁ですよ。プルトニウムが1億ベクレルあれば、8掛ける8万で64万年で、ようやく一桁になります。一桁ベクレルでも危険で、0.01まで下がる時間ともなれば、80万年です。80万年前といえば4大文明以前でしょう。こんなに時間がかかるんですよ、プルトニウムがなくなるには。もっと現実をみてください。そしてどうか、このデータを広めて下さい。
http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/221.html#c13
未払い料金5億5000万円の賠償を請求――。NHKがビジネスホテル「東横イン」を相手に訴訟を起こした一件は、今後、受信料制度の見直しや再定義といった方向へ進むきっかけとなるのか。
9月10日に開かれた第1回口頭弁論で、東横イン側は未契約と指摘された約3万3700件分について、「空室やテレビを見ない人のことを考えておらず、納得できない」と、NHKと徹底抗戦する構えを見せている。「テレビはあるけど昼間は仕事だし、夜は民放しか観ていないから、一律で徴収されるのはおかしい!」(30代男性)といった多くの個人視聴者の訴えにも通じる反論だ。
立教大学社会学部(メディア社会学科)の服部孝章教授はいう。
「いまや病院にだって患者1人につき1台のテレビがついていますし、ホテルでも東横インのような稼働率が高いところもあれば、地方の空室が目立つ旅館もある。それぞれ業種によって視聴環境が異なる中で、受信料をどう払うべきなのか。今回はたまたま東横インが“人身御供”にされた形ですが、NHKは裁判で争うだけでなく、もっと広く社会に問うべきです」
いまさらだが、日本には放送法があり、「NHK(日本放送協会)の放送を受信できるテレビを設置している人は、放送受信契約を結ぶことが義務づけられ、受信料を払わなければならない」旨の条項(第64条)が定められている。つまり、NHKを視聴するしないにかかわらず、テレビ1台につき、地上波なら月額1345円、衛星放送の受信可能世帯なら月額2290円の支払い義務がある。
NHK調べによると、受信契約率は約8割ということになっているが、実際の数値は地域や居住環境(戸建て、マンション)によってもまちまち。そこで、NHKは契約率をさらに上げるべく、2010年から全国で不払いを続ける世帯に受信料の“強制執行の通告”という実力行使に出ている。8月末時点で通知を送付したのは125人、そのうち90人に強制執行の手続きが申し立てられている。
9月にも愛媛・松山市内の男性が簡易裁判所の第1回口頭弁論に臨み、5年4か月分の受信料約8万6000円の支払いを分割で行う“和解”勧告をされたばかり。
こうした裁判は今後も続くと見られており、家庭のみならず東横インなど法人契約の徹底、強化が図られていく見込みだ。そして、テレビの契約だけでは終わらない事態も想定されている。
テレビが見られるワンセグケータイやカーナビ、番組の配信サービスを行うパソコンなど通信端末もそれぞれ“受信可能な設備”に入る。これらにいちいち受信料の支払い義務が課せられたら、月にいくら徴収されるか分からない。
「小さな携帯画面でテレビを観ている人と60インチの大画面でテレビを観ている人が同じ受信料でいいのかという問題は当然出てきますよね。料金形態はメディアの特性に合わせたものにすべきです。そんな公平性を担保するための根本的な受信料改革をせずに、見せしめ的な裁判を続けていても逆効果。NHK離れが起こるだけです」(前出・服部氏)
NHKは10月から月額最大120円の受信料値下げを行う方針になっている。だが、小手先の改革だけでは不払い問題は終わりそうにない。
キャンディーズがあり、キャンディーズ・ジュニア(トライアングル)があり、そこまではわかるのだが、
じゃあ少女隊やワラベが三代目キャンディーズでいいのか?というならそれはうなずけないのだ。わかるよね?
大国が複数加わり、総力戦になるような世界大戦がこれからあるのか?という議題についてはどうか?
それはもう、答えがでている。戦争がしたいのは中東の奴にきまっている。先進国もカソリックの国家も
製造業でいそがしいアジアや東欧もどこもやらない。一番狂い度のはげしいドイツでさえ戦争はしないのだ。
具体的に火種になりそうな局地でシナリオをたてると・・・・・
イランxイスラエル・・・・・・・総力戦になりようがない。湾岸戦争でイスラエルの実力ははっきり
わかった。独力で戦争はしない。イスラエルがアメリカを、イランがロシアを背後に開戦するというシナリオは
絶対にありえない。サンコンさんがノーベル平和賞をとるような確率だ。
日本x中国・・・・・・・戦争にさえならない。日本に軍隊はないので、これも結局はアメリカを抱き込んで
中国と戦わせることができるかという話だが、それにはアメリカは乗ってこない。正直、彼らはもう
極東を放りたがっている。中国は日本が何もやり返せないことを知っているので、アメリカの顔色次第では
一層ずうずうしくのさばりだすだろうが、アメリカと戦争はしない。
【446】 電力はなぜ足りたのか ? シリーズ 3 関電が向いている方向
関西が今年の猛暑を乗り切ったのは、関電が原発再稼働無しに供給できると言っていた約2500万キロワット(後同じ)に対して、原発再開によって3000になった。これに対して、最大消費量は約2700だったからだと関電は説明した。
でも、大飯原発は2基で230だから、3000−(2500+230)=270万キロワットは原発ではない。つまり、「原発は必要か」を論じていた5月頃、関電が示した2500は「原発を動かさなければ」という意味ではウソだったのだ。
さらに、このブログにも書いたように、関電が動かそうと計画している量が2500とか3000であり、決して最大能力ではない。このことについて読者の方からのご協力で、次のことが新たにわかった。
まず、関電が原発依存を高める中で計画を中断していた和歌山火力(370万キロ)の再開の準備をしていなかったこと、2006年に廃止していた高砂火力(90万キロ)は動かすことができた。このほかに多奈川第二発電所(2005年休止)、宮津エネルギー研究所(2004年休止)、姫路第二(330万キロで半分だけ運転)などが休止している発電所だ。
昨年、関電が原発の再開を心配している関西の人に配慮して、これらの発電所を整備して稼働すれば、和歌山火力を除いて 70+165+90+347=672万キロワットからの電気が生産できた.そうすると、原発再開をしないで調達できる電気量は、2500+672=3172万キロワットだから、実際の消費量2700を遙かに超えるし、予想された最大消費量の3000もクリアーしていたのだった。
原発を動かすために関電が使った表は、発電所一覧に「停止中の発電機なし」と書いてあることだ。現実には停止中が多いのだが、これに対して関電は「計画的に停止しているものは、停止中の発電機に入りません」という説明をしている。
こんな日本語はない。このブログでも解説したように、電力会社の「供給電力」というのは電力会社が「供給しよう」と思ったもので、「発電機の量」ではないからだ。こんなに甘えたことが許されるのは電力が独占だからに他ならない。
これに福島事故のあとすぐ計画すれば来年にでも稼働できる和歌山火力の370を足せば、関電は原発無しに3540万キロワットがあり、当面、まったく電力には心配が無いという恐ろしいことが分かる。またこの計算には自家発電、他電力からの融通の努力不足などが含まれていないから、それを足すとおおよそ4000万キロワットの出力を持っていると推定される。
つまり、自分のお金(火力など)を出したくないので、4000円持っているのに、3000円もないといい、他人のお金(原発)で済まそうということなのだ。
関電は関西の人からお金をいただいている.その人達は「原発を動かさずにすめば動かしたくない」と希望していた。関電がお客さんの方を向いていれば、3540万キロとか4000万キロという数字を示していただろうし、その方が関電は信用が高まる。
最近、ある講演会に行ったら、電力会社の方がおられたが、その方に対して司会者が「良く出てこられた」と言っていた。電力会社は堂々たる会社なのに、社会に出てこれないような惨めな団体になった。まるでアウトローの取り扱いだが、それでは先輩が泣くだろう。
この際、関電は「全力を挙げたら、原発をやらずにこのぐらいは出せます」という「身を切るような」数字を出してみたらどうだろうか。日本のほとんどの会社はそうしているのだから。
パルシステムなど東京都内の複数の生活協同組合が、電力を共同購入し、一般家庭でも原発以外の電力を選べる仕組みの検討に入ったことが十日、明らかになった。
現在、家庭向けは大手電力会社が独占しているが、生協の仲介で、大手以外を選べるようにする。来年中の実現を目指し、脱原発を後押しする。
■複数の組合来年中に
世田谷区が主催した「自然エネルギー活用促進地域フォーラム」で同日、東京都生協連合会の秋山純組織課長は「都生協連では原発に頼らない社会の実現を目指している。各生協の組合員にも東京電力以外の電力を選びたいとの声は多い」と述べ、安心・安全の観点から太陽光や風力など再生可能エネルギーの”産地直送”を目指す考えを示した。
現在、大手電力会社以外の電力小売会社(特定規模電気事業者=PPS)から電力を
買えるのは、企業や団体など大口に限られている。構想は組合員の需要を束ねることで大口としての扱いを受け、各家庭に配電する。ただ、配電には東電の電線を使うため、電気事業法の特例措置が必要。特例措置には経済産業相の認可がいる。 これについて、世田谷区の保坂展人区長は「電力自由化へ社会実証モデル地域となれるよう、特区的な扱いを国に求める」と話した。脱原発に向けて高まる世論を背景に、生協の取り組みを支える。
経産省の有識者会議は今年七月に、「国民に電力選択の自由を保証する」として電力の小売り全面自由化を提起した。政府は具体的な制度設計をまとめ、来年の通常国会に関連する電気事業法改正案を提出する方針だ。
だが、各生協には早期実現を求める声が強く、世田谷区を法改正前の具体化モデルとしたい考え。世田谷区は今年年四月、東電以外の供給元として、都内のPPSから区の施設向けの電力の購入を始めた実績がある。
■安心・安全増える需要
東京都内の生活協同組合から電力を共同購入する構想が浮上したのは、政府の有識
者会議が提言した「選べるエネルギー」への理念を先取りして実行するものと言える。
原発事故を受け、東京都生協連合会は今年一月、「都生協連の目指すエネルギー政策」を策定。太陽光や風力など再生可能エネルギーの活用拡大のほか、地域独占型の電力事業の見直しを掲げ、大手電力会社以外の選択肢を模索していた。自前の風力発電に着手した生活クラブなど、一部では具体的な取り組みも始まっている。
各生協の組合員は、合計すると都内で約三割の世帯を占めており、構想が具体化すれ
ば影響は大きい。
自然エネルギーはコスト高とされるが、原発事故を機に安心で安全な電力を求める消費者が増えているのは間違いない。選べるエネルギーヘの取り組みは、理念から実行段階に移ろうとしている。 (三浦耕喜デスク)
http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/238.html
今一度いうが、半減期の3.3倍で10分の1、すなわち一桁減るまでの時間が計算できる。半減期30年核種なら1桁減るのに約100年かかる。100年たってもまだ10分の1にしかならず、100万ベクレルあっても10万ベクレルにしか減らんわけだ。
しかもセシウムの環境半減期は180〜320年と言われているが、これを3.3倍すれば600年から1000年でようやく一桁減るわけ。一桁になるんじゃなくて、一桁しか減らない。かりに1000年でやっと一桁減るとすれば、1億ベクレルが1ベクレルになるには8000年だ。
しかもまだプルトニウムやウランは残っている。プルトニウムの半減期から計算してみれば、8万年でようやく一桁減る。1億ベクレルプルトニウムがあれば、1ベクレルになるのに64万年だ。
毎日人体に取り込んだとすれば、生物学的半減期が問題となってくる。これもwikiに書いてあるんだが、
生物学的半減期(単位を日になおす)/0.693
でおおよその人体への濃縮係数が計算できる。毎日摂取し続ければ、どれだけ蓄積するか、だ。たとえばストロンチウムの生物学的半減期を50年、とすれば
50*365/0.693=26334.7763
つまり2万6000倍以上になる。だがストロンチウムでは物理的半減期のほうが長いから、体内でも壊れていくだろう。それでも数十年だから、数千倍には蓄積するだろうし、人体の寿命スケールからいったらとんでもない規模だ。
ではプルトニウムのはどうなるのか。生物学的半減期が200年と書いてあるが、同様に計算すれば10万倍となる。1日一桁ベクレルずつ摂取していっても、ほとんど排出されない。排出されるのは
100*(1-exp(-0.693/(生物学的半減期(単位は日))))
で1日あたり体内に蓄積された量の、何%が排出されるのかが計算できる。セシウムは生物学的半減期を70日とすると、
100 * (1 - exp((-0.693) / 70)) = 0.985115632
つまり、1%にすら満たないわけだ、1日あたりに排出されるのは。御用学者がセシウムは生物学的半減期が短いから大丈夫だといっているが、1回だけ食ったならそうかもしれんが、毎日摂取しつづければ、100倍に濃縮するわけ。1日1%も体の外に出て行かないわけ。体内に100ベクレル溜まっていたら、1ベクレルしか出て行かない。
同様にストロンチウムの場合、生物学的半減期が50年とすれば、
100 * (1 - exp((-0.693) / (50 * 365))) = 0.00379718818
百分率(%)表示でこれだ。0.04%すら出て行かないわけだ。体内に10万ベクレル蓄積していて、ようやく3〜4ベクレル、1日に体内から出ていくにすぎないわけ。いったいどういうことなのかがわかるか?どうにか、この情報を拡散してほしい。
http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/204.html#c94
半減期は、3.3倍すると、10分の1になる時間が計算できるのをご存知だろうか?セシウムはストロンチウムの半減期は約30年、これが一桁減るのにかかる時間が約100年、というわけだ。一桁にまで減少する時間ではない。今現在の状態から、一桁になるまでの時間だ。
100ベクレルあって、10ベクレルになる時間であって、1ベクレルになる時間ではない。同じように、1000万ベクレルあって、100万ベクレルに減るまでの時間だ。
これが、半減期というわけだが、4号機が倒壊してセシウムが100億ベクレルの汚染度になってしまったとしよう。で、これが1ベクレルに減るのに、1000年かかる、というわけだ。
だがセシウムの環境半減期、放射能汚染された環境で減っていくのにかかる時間。これはもっと長いのではないかと言われている。
具体的にいえば、180年から320年ほどではないかということだが、これも3.3倍すれば600年から1000年でやっと一桁減る、というわけ。
で、100億ベクレルから1000年で一桁ずつ減っていくなら、一桁になるには1万年もかかるということ。
http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/229.html#c8
もう何も言うことはない。こういう無欲で爽やかな人生をおくってきたからこそこの年まで健康で生きられるのだろう。
http://www.asyura2.com/12/hasan77/msg/557.html#c1
エビ増事件のとき、関東連合と在日朝鮮韓国と テレ朝はじめテレビ局と電通と芸能界一部が繋がってるのがバレたってのに こいつをデビューさせるそういった環境ってなんなのよ 日本人なめんな
----------------
↑ ↑
在日アウトローも攻めこまれているみたいです
http://www.asyura2.com/12/cult10/msg/144.html#c13
国内メーカーは、村のお付き合いをしてればよろしかろう。
それは、自分の子どもや孫に対して教育すれば良い・・
だが、
人さまのお子様に、
このような人間としてあるべき姿を知らない、
人間としての心を持たない輩に
セシウム食わせて リスクの
教育するなどと言う権利はないし、
これは教育でも何でもなく、これはただ単なる狂人の戯言である・・
親たちは、結託し立ち上がるべきである・・
お子様が発病してからでは遅いのである・・
http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/232.html#c21
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120911-00000161-sph-spo
http://www.asyura2.com/09/sports01/msg/423.html
送電と配電は発電と分離すべき。
もちろん、既存の電力会社の系列が送電配電をすることがあってはならない。
1,不可視の奥義は、この博士でさえ、
なんと、まだ、諸君らには、
教えてはいない、のだ(爆笑)。
2,悪用する、アホが、いるから!
3,そして、奥義は、
なんと、不可視の世界で、
諸君、一人一人に、個別で、教えが来るのだ。
個別に来るのですよ。他の人には、来ないのだ。
4,そして、教えを、考察し、理解した者のみが、
一つ一つ、奥義を、理解するのだ。
いいですか、一つ一つですよ。
そして、一歩一歩、階段を登り、頂上に来た時、
もうこれ以上、上はない、
と、悟るのだ。
そして、最後に、頂上からも、
あなたは消える。
消えて、また、戻ってくる。
戻ってきた時、あなたは、変身している。
もう探求はしない。
探求する者が、いないのだ!
静かに、余生を送る。あるがままに。
肉体が死ぬまで。
生きるのみだ。
その時その時、得たもので、知足を知り、
過分を、求めない。
何故なら、すでに必要なモノは、神が、用意する。
博士は、指摘しているだけなのだ。
現代で出会う、この阿修羅の読者にね。
道を行くのは、君等、なんやで!!!
釈迦や、博士では、ない。
一回行ってきたのに、また、行くわけないやろうが(爆笑)。
綺麗なネエチャンのケツでも、
触って、遊んでいる。
天人たちは、始皇帝が、会いに山に来ても、
なんと、無視して、蹴鞠で遊んでいた(爆笑)。
これが宇宙の高位の生命体の事実なのだ。
どこかの王が、わざわざ、サルの世話をするかいな!
釈迦は、バグワンは、クリシュナムルティ、ラマナ・マハルシ
は、
地球で生まれたから、人類に対し愛があるのだ。
困ったときは、お互い様、なのだ。
故に、人類に対し、教えを、述べられたのだ。
助けられたら、今度は、他の人を、
助ける。
当然やろう。
我々は、地球人なのだ!!!
東京電力福島第1原発事故による放射線の影響を調べている福島県の「県民健康管理調査」の検討委員会が11日開かれ、事故発生当時18歳以下を対象とした甲状腺検査について、1人が甲状腺がんと報告された。
甲状腺検査の対象は約36万人で、これまで結果が判明したのは約8万人。
福島県立医大の鈴木真一教授は「チェルノブイリでも甲状腺がんは(発生まで)最短4年。福島では広島、長崎のような外部被ばくや、チェルノブイリのような内部被ばくも起きていない」と述べ、放射線の影響を否定した。
◇
【速報:福島の子どもに甲状腺がん】「福島県民健康管理調査」18歳以下の子ども1人が甲状腺がんと報告。
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/600dfbe090393c8299e6e94eca6e8151?fm=rss
2012-09-11 15:58:27 木下黄太のブログ 「福島第一原発を考えます」
甲状腺がんの発症が、福島のこどもで一人確認されたようです。政府側、福島県側の調査でしかない、「福島県民健康管理調査」の検討委員会で、18歳以下を対象とした検査で、子ども1人に甲状腺がんがあると報告されたそうです。よろしいでしょうか、政府側の発表で福島のこどもに甲状腺がんが始まったという事です。
ちなみにきょうは、3.11.から一年半です、何か因縁も感じます。
今回の話は、政府側がおきている事象みとめたものにすぎませんが(福島由来でないと抗弁している模様、誰が聞くのかそんな話)。皆さん認知をしてください。この状況が始まっているという事は、おいおいさらに状況ははっきりしてきます。
例えば鈴木真一氏は「チェルノブイリは、甲状腺がんは三年はかかった。福島は汚染は少なく、おきても五年先」という趣旨の戯言を繰り返していました。もちろん、チェルノブイリは三年後ではありませんし、福島の汚染は酷いです。こういういい加減な認識でおきる事態はいつまでもごまかせません。
甲状腺がんに限らず、おきることは着実に、リアルにおきます。福島だけではありません。南東北・関東全域にことは及びます。東京はもちろん例外ではありません。
現実を見てください。「直ちに」おきなかったことは、一年半の時間の経過とともにおきはじめたということです。それがリアルという事です。この現実は間違いなく、貴女の足元にも及んでくるのです。
甲状腺の検査、甲状腺のエコー検査、さらにふつうの血液検査のうち、血液像の検査(白血球、特に好中球)や異型リンパ球の確認、大人の女性はサイログロブリンの数値も確認した方が良いと思います。
健康被害と思われる症状が先月中ごろから急増、深刻化しています。
政府は十日に予定していた関係閣僚らによるエネルギー・環境会議での二〇三〇年時点の原発依存度を含めた新たなエネルギー政策の決定を先延ばしにした。野田佳彦首相は週内に決定するとしているが、めどは立つていない。背景には「原発ゼロ」に傾く
日本の原発政策に米国が懸念を表明し、それを口実に抵抗する原発維持派の存在がある。「原発ゼロ」を何とか骨抜きにしたい原子カムラの意図がうかがえる。(金杉貴雄デスク)
政府は三〇年時点の民主党代表選告示までに原発依存度を含めた新決定する方針だった。政府関係者は「代表選で(首相が)原発方針はまだ白紙です、というのは通らない」と力説していた。
十日の決定が先延ばしされた理由について、ある民主党議員は「党が二〇三〇年代の原発ゼロをまとめたことで、日本の脱原発政策に米政府が懸念を示し、国内の原発維持派が激しく巻き返しているからだ」と指摘する。
クリントン米国務長官は八日、ロシアーウラジオストクでの首相との会談で、日本の原発政策への「関心」を表明。首相は会談後。「(米国と)緊密に意思疎通しなければならない」と記者団に語った。
日米両政府は原子力の平和利用を目的とした日米原子力協定を結び、日本に技術協力している。日本が原発ゼ口を打ち出せば、米国の原発政策にも影響を与える。また、日本のメーカーと共同で原発を開発・製造している米国内のメーカーも影響を受ける。クリントン氏の「関心」ぼ、協定を盾に内政課題に介入していると受け取られても仕方がない。だが、日米関係を理由にして、政府が従来の政策を変えようとしないのは、米軍普天間飛行場問題と同じだ。原発維持派は核燃サイクル事業継続を条件に大量の使用済み核燃緊一時保管している青森県の反発も、原発ゼロを打ち出させないための口実に利用している。
■口実に維持派巻き返し
’
日米の原子力関係に詳しい吉岡斉九州大副学長は「クリントン氏のニュアンスはやや弱い懸念で、さほど重くない。むしろ日本の原発関係者が下心を持ち、過剰反応的に振る舞い原発維持の口実に使っている」と批判する首相は国民に向いて脱原発に踏み込むか、原発維持派の巻き返しに身を委ねるのか、問われることになる。
http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/240.html
板を丸ごと占領したいんだろうが
ネトウヨの足がかりとなるようなクズ記事連投をしている
こいつのせいで、まったく経済板を見なくなったが
今度は戦争板にまで侵食してきた
>阿修羅掲示板がより多くの人に利益がある板にするために
あなたのお手伝いが必要です。
管理人
しかしだね
お知らせ板も基本、ネトウヨ常駐板、ネトウヨの管理人ゴマすり板になっていることは、管理人も分かっているはず
じゃまくさいんで、よほど目に余ることがない限りネトウヨしか書き込まんよ
http://www.asyura2.com/11/kanri20/msg/789.html#c41
--------------------------------------------------------------------------------
8月14日にサウジアラビアのリヤドで開かれたイスラム諸国会議(OIC)と、8月29日にイランのテヘランで開かれた非同盟諸国会議(NAM)という、中東、アジア、アフリカなどの発展途上諸国を集めた2つの国際会議が、中東の国際政治体制を大きく転換した。(Egypt and Iran, new twin pillars)
以前の中東は、油田の安全を米国に守られたサウジと、ムバラク前大統領による独裁体制だったエジプトというスンニ派の2大国が、対米従属的な親米諸国として、米イスラエルが敵視するシーア派のイランと対峙する体制だった。79年のイラン革命以来、米国はスンニ派とシーア派の対立を煽る分断戦略で中東を支配し、サウジやエジプトは政権維持のため、米国の分断戦略に乗っていた。
しかし、リヤドでのOICで、主催国のサウジは、仇敵であるはずのイランのアハマディネジャド大統領を会議に招待したうえ、サウジ国王は自分の隣の特等席にアハマディネジャド大統領を座らせ、イランとの和解を演出した。イランは、米軍撤退後のイラク(国民の6割がシーア派)を傘下に入れ、バーレーン(国民の7割がシーア派)では、スンニ派で親サウジの王政を倒すシーア派の民主化要求の反政府運動を隠然とテコ入れしている。シリアでは、サウジが支援する反政府勢力(米英諜報機関傘下のアルカイダ系)と、イランが支援するアサド政権が内戦を続け、膠着状態にある。(Saudi king sits next to Ahmadinejad)
イラクでもバーレーンでもシリアでもレバノンでも、サウジが支援するスンニ派勢力が苦戦し、イランが支援するシーア派系の勢力が台頭ないし巻き返している。サウジ王室は、米国がイランに核兵器開発の濡れ衣をかけて制裁・攻撃し、無力化してくれると期待してきたが、米国主導のイラン経済制裁は抜け穴が多くて効果が薄く、逆に、反米感情の強まる中東やイスラム世界でイランが英雄視される傾向が強まり、イランの国際台頭を招いている。(◆イラン危機が多極化を加速する)
サウジは、中東での米国の力が落ちていることもあってイランの影響力を認めざるを得なくなり、敵視策を懐柔策に変えることにしたのだろう。サウジとイランは引き続きライバルであり、表面的な和解のイメージと裏腹に両国関係の基本は対立的だ。だが、表面だけでもサウジがOICサミットでイランを宥和せねばならなくなったことは、中東での米国覇権が弱まり、スンニ対シーアで対立させられていた状態から、中東諸国が自立的な関係を持つ新秩序へと転換しつつあることを示している。(◆米覇権後を見据えたイランとサウジの覇権争い)
続くテヘランでのNAMサミットは、世界の人口の55%を占める150カ国の首脳や代表が出席し、バンキムン国連事務総長も、米イスラエルの反対を押し切って出席した。サミットは、イランに核の平和利用を行う権利があることと、中東(イスラエル)と世界の核兵器廃絶を進めることを全会一致で決議した。これまで、イランが核兵器開発しているという米イスラエルが作る濡れ衣を世界が鵜呑みにして、イランが悪で米国が善という構図が流布していた。NAMサミットは、米国のイラン非難が濡れ衣であり、イランが善で米イスラエルが悪であると世界の大半の国々の代表が認めるという、善悪の逆転を引き起こしている。(It's Cool To Be Non-Aligned)
NAMは、米ソ冷戦が激しかった1955年に、米ソどちらとも同盟しない「非同盟」を掲げ、アジア・アフリカ・中南米など発展途上諸国の団結によって米ソ対立を乗り越える新世界秩序を作ることを目標に結成され、60年代にある程度の政治力を持った。だが、米国CIAなどが、非同盟の指導者だったインドネシアのスカルノ大統領を失脚させて米国傀儡のスハルト政権を作ったり(オバマ大統領の母や義父がそれに協力していた)、米欧の金融機関が途上諸国に借金させて返済不能に追い込み、首を回らなくする累積債務問題を起こしたりして、80年代までに途上諸国の多くが自立的な状態を奪われた。(The South gathers in Tehran)(◆CIAの血統を持つオバマ)
80年代後半にソ連が衰退する一方、米英主導の債券金融システムが世界を席巻する金融覇権が始まり、途上国の多くが米英型の経済政策を採りたがり、非同盟運動は力を失った。しかしここ数年、米軍やNATOによるイラクやアフガニスタンの軍事占領の失敗で、途上諸国やイスラム諸国の反米感情が再燃し、08年のリーマンショック以降は金融覇権体制も崩れ出した。米欧中心の世界体制が機能不全に陥り、途上諸国の人々がより公平な世界体制を求めるようになった。歴史的に非同盟に近いインドやブラジル、中国、南アフリカを含むBRICSが台頭し、米欧中心でない多極型の世界秩序を求めるようになり、非同盟諸国の国際運動が再活性化する素地が生まれた。(A Major Failure by Washington, A Blast From the Past: The Non-Aligned Movement)
そうした中、米欧から濡れ衣をかけられて敵視・制裁され、米欧中心の世界体制に最も迷惑しているイランが、ちょうど今年から3年間NAMの議長国になり、テヘランでサミットが開かれた。中露や途上諸国の中には、以前からイランの核兵器疑惑を米欧による濡れ衣と看破し、米欧に批判的な国が多い(IAEAの報告書をよく読めば濡れ衣とわかる)。イランは、自国にかけられた圧力をはねかえすため、BRICSや途上諸国の結束を強化して米欧に対抗し、世界秩序を米欧中心から、イスラム世界を米欧の抑圧から解放しうる多極型に転換し、中東から欧米の影響力を追い出し、イスラエルを無力化し、イランを中東の主導国の一つにするところまでやろうとしている。この策略を現実に近づけられる点で、今の時期にNAMの議長国になったことは、イランにとって好機だ。(`Iran to open new page in NAM history')(Iran brings new direction to NAM)
NAMは、テヘランのサミットで「国連の民主化」を提唱した。今の国連は、世界秩序のあり方を決める国連の最重要機関である安保理事会が、米欧中露の常任理事国に権限が集中しており、途上諸国から見ると非民主的な体制だ。多数決で決める国連総会の地位を向上させ、世界の諸国の大半を占める途上国の権限を強めるのが、イランなどNAMの目的だ。(Iran NAM summit - Show of International solidarity)
国連の民主化、非欧米化の圧力は高まっている。国連機関の一つIAEAでは、アラブの17カ国が、IAEA非加盟のまま核兵器を持っているイスラエルを非難する決議を、9月の総会で提起する。イスラエルは中東で核兵器を持っている唯一の国で、イスラエルに核廃絶させることは、オバマ政権も提唱した「中東非核化」や「世界的核廃絶」につながる。(Israel angered over IAEA vote on nukes)
オバマ政権は「親イスラエル」を掲げつつ「中東非核化」を推進し、イスラエルに対して二枚舌の姿勢をとっているので、アラブ諸国が提案する中東非核化を容認する傾向がある。IAEAがイランでなくイスラエルの核を問題にすることは、IAEAの主導権が米欧から途上諸国や中露に移ることを意味する。イランが台頭し、イスラエルが不利になるのに合わせ、イスラエルや米国の右派は、イスラエルにイラン空爆を挙行させる要求を強めている。(Israel Rails Against IAEA Vote on Nuclear Arsenal)(Tehran summit echoes to war chants)
▼中東のすべての政治問題の枠組みが変わる
イスラエルは、いずれ核廃絶を迫られて窮し、核兵器を奪われてアラブ諸国に攻め入られて国家が滅亡するなら、その前に世界を巻き込んで核戦争を起こしてやれと、イランやアラブ諸国などに核ミサイルを撃ち込む「サムソン・オプション」「ハルマゲドン」を挙行するかもしれない。その場合、中東は先行き不明の大戦争になるが、イスラエルとイスラム諸国の双方に国家的理性があり、パレスチナなど中東の諸問題を戦争でなく交渉で解決しようとするなら、今後の中東は、米欧の影響力が低下し、イラン、エジプト、サウジ、トルコという地域4大国間の交渉で動いていくだろう。そこにイスラエルがどう絡むかが、まだ見えてこない部分だ。
喫緊の課題の一つは、シリア内戦だ。イランがアサド政権を、サウジとトルコと米国が反政府勢力を支援し、国際対立している。内戦開始後、いったん反政府軍が優勢になったが、その後、アサド政権の国軍が反政府軍からいくつかの地域を奪還した。だが長期的にみると、アサド政権は失脚しそうだ。(エジプト革命の完成と中東の自立)
モルシー政権になって政治的に米国から自立し、中東5大国の一角を担い始めたエジプトのモルシー大統領は、OICサミットに際し、エジプト、サウジ、イラン、トルコの4カ国で、米欧抜きでシリア問題を解決する新たな枠組みを提唱し、4カ国の支持を取り付けている。モルシーはその後、テヘランのNAMサミットにも出席し、アサド政権を強く非難する演説を放った。シリア代表は怒って退席したが、親アサドのはずの議長国のイランは、モルシーの発言を黙認した。(Mursi Lashes Syria, Sparks Walkout at NAM Summit)
このような流れをみて、イスラエルの新聞は、イランが最終的にアサド政権を見放し、その見返りとして中東の国際政治において大国の立場を得る道を選ぶだろうと分析している。(In Syria crisis, Iran seeks regional power even if it means losing Assad)
代わりの政権を用意せずアサド政権を潰すと、シリアはスンニ派とアラウィ派が殺戮しあう長期内戦になる。従来、米国やサウジは、この混乱のシナリオを描いていた。半面、エジプトの新提案は、代わりの政権を用意してからアサドを辞めさせる案と考えられる。長らくシリアの野党だったムスリム同胞団を強化して新政権をとらせるつもりだろう。シリアの同胞団はもともと、モルシー大統領が属するエジプトの同胞団と兄弟組織である。(Morsy on path-breaking visit to China, Iran)
従来の米サウジの戦略は、親イランのアサド政権を潰し、シリアを親イラン(アサドは非スンニのアラウィ派)から反イラン(スンニ主導)に転換することを目的とし、サウジ主導のスンニがイラン主導のシーア(非スンニ)を潰したいサウジ王政の国家戦略と、スンニとシーアを恒久対立させたい米英イスラエルの中東戦略に基づいていた。一方、モルシーの新提案は、シリアをムスリム同胞団の政権にするという、同胞団が漁夫の利を得る策略であるものの、中東を米英イスラエルの傀儡下から解放し、地域の主要国間の協調で、シリアを再び安定させようとする安定重視の枠組みと考えられる。
サウジは、イランを無力化できないものの、アサドを追放することで、シリアを親イランから離脱させられる。イランは、アサドが辞めてシリアがイラン傘下から離脱するのを看過せねばならないが、代わりに地域大国の一つとして公式に認められ、中東での米欧イスラエルの影響力を低下させるという大きな目標を実現でき、国際社会における自国の立場を大幅に強化できる。トルコは従来、アサドに言うことを聞かせて中東での影響力を拡大しようとしていたが、シリア内戦の長期化でそれが失敗し、窮している。モルシーの新提案は、トルコの面子を保てる点で歓迎されている。
シリアの隣のレバノンも、長らく米欧(米仏)が国内政治に介入し、この30年ほどはシリアが対抗的にレバノンに介入し、対抗してイスラエルが介入して対峙し、最近ではイランがシーア派武装勢力ヒズボラをテコ入れし、ヒズボラは事実上の与党にまで台頭した。今後、米欧の影響力が低下して中東諸大国間の協調が強まれば、レバノンも新たな枠組みで安定化が模索されるだろう。似たようなことは、シリア、トルコ、イラク、イランに分割されて住み、百年前から英米イスラエルの中東介入の道具にされていたクルド人についてもいえる(複雑なので詳述しない)。8月のOICとNAMで示された中東政治の新たな方向性は、中東のあらゆる政治問題の枠組みを変えそうだ。(Can Egypt Defuse the Iranian Nuclear Crisis?)
最近、モルシーもアハマディネジャドも「最も重要なのはパレスチナ問題だ」と言っている。中東で米欧の支配力が弱まり、代わりにイスラム側の4主要国の協調体制が組まれていく中で、もう一つの中東の地域大国であるイスラエルは、これとどう絡むのか。協調できるのか戦争しかないのか、問題が全く未解決だ。イスラエルがイスラム側と協調するなら、パレスチナ問題で譲歩せねばならない。国連が何度も決議したもののイスラエルが無視しているパレスチナ和平案に沿って、西岸入植地群や東エルサレムの占領をやめてパレスチナ人に返還する必要がある。(At Islamic conference, Egypt's Morsi calls for regime change in Syria)
イスラエルの内部には、イスラエル国家が潰れてもかまわず占領地の返還に絶対反対する「親イスラエルのふりをした反イスラエル」の右派が巣くっている(多くが米国出身)。パレスチナ問題は、アラブとパレスチナの交渉の問題でなく、イスラエルが国内右派の妨害を乗り越えて交渉に座につけるのかという、イスラエル(もしくは在米を含むユダヤ人)内部の問題になっている。(Abbas: Settler attacks carried out under IDF watch)
今のところ、イスラエルは右派の妨害を乗り越えられていない。米国とイスラエルの仲も、潜在的に悪化している。米国は「イスラエル(亡き)後の中東情勢に対する準備をしている」との指摘すら出ている。聖書に書いてあるので不可避とされる「ハルマゲドン」が起きるしかない。(US Preparing for a Post-Israel Middle East?)
・・・と書きつつ、実は私は、ハルマゲドンが起きる可能性を低く見積もっている。世界のシステムを立案するニューヨークあたりのユダヤ人たちは、イスラエルの滅亡と中東の核戦争を本気で起こしたいのでなく、そのようなものが起きそうだと世界とイスラエルをたきつけて、イスラエルをぎりぎりまで追い込み、イスラエルが米欧を見限って、中露など多極型新世界秩序の側に転向し、多極化を積極推進する方に押しやろうとしていると、私は考えている。(◆多極化に呼応するイスラエルのガス外交)
エジプトのモルシー大統領は、NAM出席のためイランに行く前に、中国を訪問した。エジプト経済を中国式に改善する案も出てきた。オバマ大統領は就任直後のモルシーに親書を書き、米国に招待したが、モルシーが向かったのは米国でなく、中国だった。モルシーは覇権の多極化を見据えており、中東安定化の一環として、中国などBRICSとの協調を強めたがっている。多くの読者は「多極化」より「ハルマゲドン」の方が、はるかに気になるだろう。しかし、今の世界の流れの本質はハルマゲドンでなく、多極化にある。(Morsy on path-breaking visit to China, Iran)
http://tanakanews.com/120907NAM.htm
http://www.asyura2.com/11/kokusai6/msg/837.html#c1
こういう時の因果関係の根拠にチェルノブイリ事故の健康被害を持ち出すのかね。
チェルノブイリの2年目なんて、旧ソ連の隠ぺい政策のため、まともなデータ無いですよね?
これ、NHKもドヤ顔でニュースで流していたけど、「降灰によってやられるのは」火力発電所だけじゃない。
交通機関や工場などの全ての施設だ。
いくら、「新潟の柏崎原子力発電所」で発電したとしても、送電線がやられたら送電できない。
柏崎や青森、下手したら福島第2など「原発必要論」のための、チンケなシナリオだ。
http://www.asyura2.com/12/jisin18/msg/526.html#c13
@kiitkoro: ネットや朝生での小沢支持は断トツ一位!今や最大の情報ツールとなったネットだが、政治に無関心な層は投票しない。同時に朝生の視聴者は関心度が高い事を考えると小沢支持は政治関心度が高いと言える。平日の無作為固定電話が殆どの大手調査は、今や(テレビ大好 ...
@internet_co: 亀井静香「石原は文士、ただの狼少年」と石原を突き離す。亀井「鳩山は民主党内で、小沢は脱藩して1国1城の主になって、野田を揺さぶり続けている。役割分担している」「小沢は筋を通した。鳩山は物笑いの種になっている。しかし、みな分かってやっている ...
http://www.asyura2.com/12/cult10/msg/145.html#c3
暴力団の立ち入りを禁止する「標章」を掲示した市内の飲食店などおよそ70店舗に昨夜、「警察に協力したら切りつけるぞ」などといった脅迫電話が相次ぎました。
警察は、暴力団による犯行の可能性もあるとみて捜査しています。
昨夜、北九州市小倉北区と八幡西区の飲食店などおよそ70店舗に、男の声で脅迫電話が相次ぎました。
電話の男は経営者らに対し、脅迫めいた言葉を一方的に話して切ったということです。
脅迫されたほとんどの店舗は、県の暴排条例に基づき暴力団の立ち入りを禁じる「標章」を掲示していました。
小倉北区と八幡西区では、飲食店関係の女性が刃物で顔などを切りつけられる事件が先月末から3件相次いでいます。
これを受けて、警察はきのう、暴力団被害に対する緊急相談室を今月15日から設置すると発表しました。
今回の脅迫について警察は、制度に反発した暴力団による犯行の可能性もあると見て捜査しています。
国民の生活が第一の基本政策検討案がつい最近発表された。
6つの基本方針からなっている。その各基本方針ついて主観を交えて紹介したい。
まず、生活は最初の第一の方針に「エネルギー政策の大転換」を挙げている。従来、生活は国の形を変える、政治主導、消費税増税廃止が政策の第一に出てくるかと思っていたが、原発問題、それを回避する将来のエネルギー政策が書かれている。それを以下に上げる。
1.原発は10年後を目途にゼロとする
電源構成は長期的には、2030年時点で、低炭素社会実現のため最も有利な再生可能エネルギーを35%(水力10%、新エネルギー25%)とし、熱効率を向上させた火力を65%(天然ガスコンバインドサイクル45%、最新型石炭 20%)とする。
10年後を目処にゼロとするとしているが、小沢氏はメルマガでは早く目処がつめば前倒しするのは構わないと述べている。つまり早く済めばそれに越したことはないということである。
その際「新エネルギーの普及を確実に増進させる」と挙げ、10年後の新エネルギー率を現状の1%から10%に上げるとしている。天然ガスによる発電は現状39.5%から50%に上げるとしている。
5番目、6番目にそれぞれ順位が低いので少し心配になるが、「地産地消」、「発送電を分離する」とある。ここで発送分離をはっきり約束することは良いことだ。
さらに言えば、「総原価方式」の見直しをすべきである。どんな状況下においても、電気会社だけが、絶対に利益が出る構造はおかしい。しかし、発送電分離が進めば多様なエネルギーの売価によって、必然的に安いエネルギー生産にシフトするであろう。
究極的には、原油、天然ガスのような燃料自体にコストが掛からない自然エネルギーが普及するのは必然である。政府は、このようになるように政策で方向付けしなければならない。
また民自公と根本的に違うのは、「原発の再稼働は原則として認めない」と、8番目に書かれている。既にあれだけ再稼働反対が叫ばれていたが、民主党はあっさりと認めてしまったと対照的である。
また9番目に「原発の廃止に伴って必要な措置を実施する」として、「原発の廃止によって発生する廃棄物の処理、使用済み核燃料の保存・管理・最終処分、及びその業務を円滑に行うための研究者・技術者の育成・確保に全力をあげる。原発立地地域の雇用・経済対策、電力会社の損失処理等に配慮した諸施策を推進する。 」を掲げている。
今までの原子力行政は、核廃棄物は青森県の6ヶ所村でリサイクルするという前提で考えられていた。従って、今各原発の核廃棄物はいずれ再処理されて、また使用出来るという前提だった。しかし「文殊」では再利用処理できないことが明らかになって、このロジックが破綻してしまった。
これは各原発で貯蔵している核廃棄物はどこかに処分しなくてはいけなくなったということを意味している。しかし、この狭い日本の中で10億年間、埋め立てて安定した地盤の場所を探すことは困難で不可能に近い。
この保管庫が確保される目処がない今、即時廃止して、これ以上核物質を増やさないことである。それがこれからの世代へのほんの少しばかりの人間としても矜持である。
小沢氏は現在東電で処理されている原発事故処理を信用していない。国が責任をもってやらなければならないと再三述べている。未だにメルトスルーした核物資が地下で何かと反応して煙を出していると阿修羅の掲示板に投稿されている。こんな小手先の対策ではこれから100年、1000年単位でみればどうなるかわからない。
当然、何十、何百世代に亘って管理して行かなければならない。いつもこれを考えると人間の愚かさを思い知らされる。
http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/241.html
ポストさんの大ファンです!!
http://www.asyura2.com/12/cult10/msg/144.html#c16
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/09/11/kiji/K20120911004093210.html
福島県立医大の鈴木真一教授は「チェルノブイリでも甲状腺がんは(発生まで)最短4年。福島では広島、長崎のような外部被ばくや、チェルノブイリのような内部被ばくも起きていない」と述べ、放射線の影響を否定した。
↓
517 名前:地震雷火事名無し(やわらか銀行)
投稿日:2012/09/11(火) 15:58:17.95 ID:bV8tS9Vw0
チェルノブイリと同じ汚染地域に住んでいるのなら4年ぐらいで甲状腺がんが発生するだろうという推定なら、汚染地域に住民を戻し、汚染食物を大量に流通させている日本で、発病までの期間が短縮してもおかしくないのではないか。
518 名前:地震雷火事名無し(関東・東海)
投稿日:2012/09/11(火) 15:58:23.67 ID:7oLZcnXIO
こうやってこれから何でも統計と結びつけて言い逃れするんだろう。
クソ国家だな
519 名前:地震雷火事名無し(家)
投稿日:2012/09/11(火) 15:58:45.06 ID:UAzoJSFx0 [4/6]
最短4年て事は、年々確実に、そして急増するって確定じゃないか
そこは否定しないんだろ
数年後もし生きてたらどんな詭弁使うんだろ
http://alcyone-sapporo.blogspot.jp/2012/09/blog-post_1975.html
http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/239.html#c2
3.11から1年半が過ぎた。新聞やテレビが伝える福島第一原発(フクイチ)の情報はめっきり減っているが、危機はいまだに続いている。
対策を講じているとはいえ、国や東電の危機意識の低さには、あきれるほかない。それを象徴する出来事が8月31日にあった。
「万が一の(燃料プールの)火災に備えて、化学物質を用意しているか」
来日していた米国の原子力技術者、アーニー・ガンダーセン氏は国会内の集会で東電の担当者に質した。4号機の危険性をいち早く訴えてきたガンダーセン氏はこの日、燃料棒が大気にさらされると発火することが実験で明らかになっているが、水素爆発を起こす可能性があるため、水は消火に使えず、代わりの消火剤としては化学物質がある、と指摘していた。
ところが東電の答えは、「(プール内に)燃えるようなものはないので、火災は想定していない」という信じられないものだった。会場には、「なに馬鹿なこと言ってんの!」「想定外じゃすまないんだよ!」といった怒号が飛び交った。
根拠を示してみろよ!
無いのなら感受性の強い子供を使った強制人体実験じゃないのか?
北日本は大なり小なり汚染しているから
全くのゼロは無理だとしても
10ベクレル前後は避けるべきだ。
なに、その適当な文章。
有名な人を無責任且つ適当に叩いて悦に入りたいだけじゃないの
http://www.asyura2.com/12/cult10/msg/139.html#c9
百歩でも千歩でも、譲りようがない話。
リコールされるべき。
http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/232.html#c25
了解!!
すっぱい活動に励みます!
http://www.asyura2.com/12/cult10/msg/146.html#c1
0点。魚のセシウム汚染の答えは、生物濃縮です。
海水のセシウム濃度は、海底付近を除けば、もう十分に低くなっているよ。セシウムが特に高いのは、セシウムが溜まっている海底に住むゴカイやエビを食べる底物魚。表層魚のセシウム濃度は、底物に比べると1桁以上低いのだから、海水からの取り込みは少ないことは容易に想像つく。
それに、海水中に天然のセシウムは元々ほとんどないので実証されていなかっただけで、海水魚がエラから塩類を排出することは高校の教科書にも書いてある程度の話し(例えば、啓林館「生物基礎」P108〜109)で、セシウムも同じ仕組みで排出されることは、一般人でも十分に想像できる範囲。そんなことをわざわざ発表して、海水魚は安全だなんて、今さら何を言っているのかと。
しかし、それにしても、生物学の教授まで御用っぷりを発揮しまくって、この国は本当に狂ってるな。
高校レベルの物理・化学・生物をしっかり理解できていれば、ほとんどのことは十分に説明がつく。みんな死にたくなければ、必死で勉強しろ!
http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/190.html#c16
福島・相馬市の松川浦では、特産のノリを残していくための養殖作業が始まった。
相馬市の特産アオサノリは、一部から1kgあたり100ベクレル(Bq)を超える放射性物質が検出されたため、2012年も出荷自粛が決まっている。
養殖作業は、2013年以降の出荷を目指して行われているもので、ノリの元になる胞子を保存するのが目的。
ノリ養殖業の菅原雄臣さんは「放射能がなくなれば、いつでも生産して売れるということを目的としてやっている」と話した。
養殖場は、津波の被害などから、仕掛ける網は7分の1に減ったが、2013年1月には再び検査を行うなど、出荷に向けての作業が続けられる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
原発・フッ素27
http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/243.html
異常事態になって官僚がパニックになってるときに、ビクビクしないのが間違い。
大事故とは無関係のドイツ放射線協会では大人8Bq/kg子供4Bq/kg
を推奨してますのでこちらを守るべきなの。
冷凍ミカンの9.1Bq/kgはアウト。りんご缶詰の1.6Bq/kgはセーフ。
それに人体は生物濃縮しますので被曝に弱い子供には4Bq/kgが限度。
人間の身体が100Bq/kgになったら、心臓に100%の人に異常が出てきます。
武田邦彦氏は20Bq/kgとされてますが、濃縮を考えれば8Bq/kgが人間
の限度と見るべき。
ーーーー引用開始ーーーー
一般に体内汚染が5bq/kgの場合、15%に心電図異常が生じてくる。
12-25bq/kgでは60%に異常。
http://www.asyura2.com/12/genpatu26/msg/407.html
http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/232.html#c26
マスコミにとっては、ニュース価値がないと取り上げないだけだ。
「ヤクザと原発」という本を読んだけど、口止めも確かにされてるけど
最大の理由はニュース価値。
ダイタイ証言すべき人は証言してるよ。
>> 日本が再度原発事故を起こすことを狙っているのは明白。
この可能性はある。
商売人として競争相手が売れない製品になれば、アメリカにとっては
都合がいいし、国家利益になる。
東芝の高性能旋盤をイチャモンつけて売れなくしたし、ヤマハの農薬散布
のラジコンヘリを武器転用できると輸出禁止にしたしね。
おかげさんでトヨタなど自動車産業まで中国進出の機会をなくし、フォル
クスワーゲンやゼネラルモーターにお客を取られた。
今回の大事故でも外国商人勢は内心では喜んでることだろうな。
http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/219.html#c1
机上の空論。1000m以上は風に乗ってすぐ、放射能は流れてくるよ。
空間線量が2.5μSv/hなんて場所では住むどころじゃない。
0.3μSv/hの場所であれば除染して住んでもいいと思うが・・・・
草むらで10μSv/hなんて、言語道断。
広大な森林の除染なんて不可能だし、飯館村は人間が住めるところじゃないよ。
>> 高橋教授は「(サルなら)人間の入れないところも測れる。
そんな場所を測ったって、屁のツッパリにもならん。
こんな学問のための学問をする学者に、税金を使う必要はない。
役にも立たん研究は遠慮しろ!
19兆円も増税を当てにして地震復興資金に使い、たった10%しか東北地方に
使わないで官僚が全国に大盤振る舞いしてしまってる。
たった40兆円の年収しかないのに、世間知らずの官僚に任せるからこんな事をする。
今の日本は民主主義国家じゃなく官主主義国家なんだろう。
>>08 自治体が受け入れ銭まで受け取っているのであるから、元のとおりにせよと迫るのは勝手すぎる。
俺もそう思う。
こいつらは金もらって原発を受け入れたんだから、国家に元に戻せという権利はない。
元に戻せという請求相手は東京電力だよ。
国家とは国民全員のもので、税金で運用されてるのだから無謬集団。
請求するのなら中曽根康弘元首相など、原発事故A級戦犯の個人に請求すべき。
どこまでシロアリは税金にタカルキだ!!!!
http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/226.html#c17
「原発は10年後を目途にゼロとする 」
「原発の再稼働は原則として認めない」
両者の関係がよくわからないのだが、どういうこと?
http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/241.html#c1
放射性セシウムと天然のカリウムとは違います。
放射線を出してるからと同一視しないでください。放射線の波長も違うし元素も違い
性質も違います。
セシウムは計り易い放射性物質だから、話題になるだけで放射性ストロンチウムや
プルトニウムなど計りにくい放射性物質も体内に入ってる証拠です。
放射性セシウムはただのリトマス試験紙に過ぎません。
放射性セシウムは身体の中に50Bq/kgになったら30%の方に白内障になり
100Bq/kgになったら100%が心臓異常になってます。
これは実際に研究したバンダジェフスキー博士の、研究結果だけどあなたの話
は何かの研究結果なのかい?
ーーーー引用開始ーーーー
体内の放射性セシウムの量が100bq/kgになると、ほぼ100%心臓に異常が出る、と
いうのです。さらに、たとえ100ベクレル以内でも、健康に支障をきたすということです。
http://www.asyura2.com/12/genpatu26/msg/407.html
http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/227.html#c28
「いのち・未来 うべ」では山口県知事に北九州市がれき問題についての申入書を提出します。
提出について詳しい内容はこちら↓
http://blog.goo.ne.jp/flyhigh_2012/e/71cca95cdd87b88583eb88cbef440307
申し入れ原案はこちら↓
http://atta-an.up.seesaa.net/image/20120907E5B1B1E58FA3E79C8CE79FA5E4BA8BE38182E381A6.pdf
この内容に賛同し、参加したい個人や団体を募集しています。
賛同される方は下記のフォームにご記入ください。
山口県に在住の方、ご本人ということでお願いします。
団体名の場合も住所をお願いします。
お問い合わせは、スタッフブログの左上メッセージ欄にお願いします。
※いただいた個人情報は厳重に管理いたします。
※いただいた署名は取りまとめの上、2012年9月13日県庁に提出します。(予定)
--------------------------------------------------------------------------------
*必須
氏名(必須) *
申し入れ書に記載します
住所(必須) *
申し入れ書に記載します
メッセージ
このメッセージは適宜ブログにあげさせていただきます。(匿名)
無題の質問
Powered by Google ドキュメント
不正行為の報告 - 利用規約 - 追加規約
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
http://blog.goo.ne.jp/flyhigh_2012
私たちは北九州市役所が市民に対してどういうことをするのか「証人」になるために行きます!
2012年09月11日 13時49分34秒 | 震災瓦礫問題9/10 仙台塩釜港を、がれきのコンテナを積んだ船が出港し、9/13に北九州市門司区の太刀浦埠頭に着岸します。宮城⇒北九州 はるばる1400q の距離を 1トンあたり5万円 約700トン 3500万円も輸送費をかけて北九州市にやってきます。宇部の前も通ります。
がれき焼却灰は、東電の福島原発に送り返すのではなくて、若松区の埋め立て地に埋めるとなっていますがまだ埋められていません↓ニュース画像をご覧ください。http://www.asahi.com/national/intro/SEB201206250060.html より
セシウムを含む焼却灰を埋めてはいけません。セシウムは水溶性で、いくら上からゼオライトや土をかけても海に染みだします。海に出てからでは遅いです。ドラム缶に入れてほしい。ブルーシートをかぶせただけで危険すぎる!普通のゴミも混ざっているとはいえ、放射性物質は30〜100倍に濃縮しています。どんだけずさんですか?!
80トンを10倍のごみで薄めて焼いたあとの灰がこんなにあります。これから毎日110トンも焼却するのです。市内三か所で24時間モクモクと。雨が降れば、拡散された放射性PM2.5は雨粒に捕集されて地上に落ちてきます。風向き次第ではどこにホットスポットができてもおかしくない。家庭菜園の畑、牧場、果樹園、農園、田んぼ、水源地。
日明工場は彦島の真ん前3キロ地点。彦島内に10か所の学校施設。
新門司工場は宇部市の対岸26キロ地点。宇部市では運動会の練習が連日屋外の運動場で行われ、9/23は運動会。
皇后崎工場は住宅密集地に囲まれている。
一体どうなるんでしょうか?「安全」と思える方が不思議ではないですか?
一緒に北九州市役所に行きませんか?明日、9/12恩田運動公園9時出発。帰りも同じバスですが早く帰りたい方はそれぞれ。まだ席がありますよ。
数は力。大集合!現地集合の方もいます。いのち・未来 うべのスタッフら12人+その他のみなさん。和気あいあいと意見交換しながら出発です。
【今後のスケジュール】
9月12日(水)11時〜小倉駅前近くの米町公園から勝山公園まで「9/3公開質問状」の回答を求めての行動と9/3公開質問状の回答を聞くため の行動
9月13日(木)10時〜 北九州市門司区太刀浦埠頭入口付近での抗議集会とコンテナ荷揚げ監視
9月14日(金)〜16日(土) 可能な限りでのトラックのコンテナ搬出を監視
9月17日(月・祭日) 9時〜環境局日明工場、日明中央卸売市場前の公園で抗議集会
9月18日 10時〜 北九州市役所1Fロビーでの抗議集会
(転写終了)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
原発・フッ素27
http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/244.html
今は、放射能の汚染問題があって、なおさらためらっています。
さいたま市も汚染があるので東日本はどこでも同じだといえばそれまでですが、わたしの気持ちのなかには、事実としての汚染と、それぞれのひとの気持がこの「汚染」についてどのくらい切実さをもって受け止めているか、について、これが決して同じではないのだろうということ、それを思って、移動することに積極的になれない。そういう気持ちの揺れがあるということなのです。
神奈川の両親とともに住む兄弟の子供(姪)が出産し、わたしには初めて姪の子供が(24年7月に)生まれたことになりました。この子を「見に来てね」と言われていますが、わたしの気持ちは複雑です。
恋愛して出産するとき「放射能」汚染について考えながら恋愛するひとはいません。だから子供はどんどん生まれるでしょう。注意深くネット等で情報を得ることをしない場合はテレビや新聞で間違った情報を正しいと思って生活し続けていることでしょうから、子供はどんどん生まれる。そうして、これから10年後に、この姪の子供になんらかの障害が出る日が来るのかもしれない。
しかし、そういうことを、出産を喜んでいる家族には(もちろん)言えない。言えないけれども、私の真底の気持ちにはは、「このひとたちは、日本に何があったのか知っているのだろうか」という思いがあるのです。この、チェルノブイリ以上の汚染状況を情報として受信しているのかいないのか、もうしょうがないと、わかっていて諦めているのか、...私にはわかりません。
3.11以来、放射能汚染について楽観的な考え方も随分出回っていますが、それらは要するに「為にする」言説です。危機があったとき、悪い見通しと良い見通しを想定して、悪い場合を基準に行動することが、要するに「危機管理」であるはずです。日本人は真剣に「危機管理」をしたことがないと思う。それほど、のんきでいられた国土だった。数十年数百年前の地震なんか考慮する必要はないと、原発関係者が切って捨てたくらい、ノンキだったわけですもん。
こういうノンキに、わたしは、国だろうが兄弟だろうが親だろうが、腹が立つのです。年金医療保険消費税、なにもかも国民の期待にすべて反した行動をしてきたこの国のどこが信じられるか?
親兄弟にこのような「理屈っぽい」話をして「その通りあんたの言うとおり」と賛同してもらえるか? わたしが新宿を通過して神奈川県に行くことがこわい、という気持ちを言っても「姪の子供の顔も見に来てくれない不人情」と思われるだけだろう。
いずれ、東日本は放射能汚染でひとが住めない土地となり、数年後には奇形が出てきて、当初はかくしておいても、いずれ隠しおおせなくなります。この小さな島国は(イギリスと異なり)アメリカの支配下に置かれたばかりに、ひとの住めない土地となるでしょう。どのような歴史の曲折を経てそうなるのか、わたしの寿命ではそれを知ることはできない。わたしが死んでから日本がどういう歴史をたどるのか、わたしにはわからない。以前は地球がある限り日本はあると(無意識に)思っていたが、3.11以降、地球があってもこの国があるかどうかわからない、と思うようになりました。そして、「ない」としたら、毎日朝起きて仕事して晩酌して就寝する当たり前の毎日が、辛くなったのです。
心安らかに毎日を暮らすことができなくなりました。
毎日、悲しいです。
http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/204.html#c95
(抜粋)
日本の”官僚”が、”選挙政治家”よりも上に立つために、
アメリカ依存の構造は不可欠、と。
もし日本が軍事的に何かあった場合、
日本が軍事的にも アメリカから独立していたら、
”政治家”のほうが上に立つことは火をみるよりも明らか。
では、アメリカ依存だったらどうか。
日本の政治家の存在意味はなし。
そのとき、”官僚の出番”となる。
というわけで、
戦後日本の ”対米従属” を望んでいるのは、
霞ヶ関の官僚たちであり、
その通りに動いている、と。
対米従属でいる限り、
官僚は ”選挙政治家”をゴミ同然にしていられるから。 (抜粋以上・・)
http://www.asyura2.com/12/cult10/msg/146.html#c2
北九州1000人アクション!!
がれき搬入前日の9月12日(水)から汚染がれき焼却に対するアクションがスタートします。
北九州市は福島第一原発の核爆発により放射能汚染された宮城県石巻市のがれきを受入焼却します。
がれきの放射性物質の検査方法は正確な測定方法ではありません。
焼却炉に付いているフィルターも放射性物質を除去できるフィルターではありません。
23,000トンものがれきを焼却することは小さな原発を稼動させるようなものです。
大分にとっても深刻な問題です。1年以上も燃やし続けたら排出される放射性物質の総量はとんでもないものになります。食材の汚染はもちろん、生産者にとっても大きな打撃になることは必至です。
被害が出てからでは遅いのです。
子どもたちや大地、海を守るためにいま皆で声をあげましょう。
【日程】
9月12日(水)
11時 米町公園集合(北九州市小倉北区3丁目5)
11時半 デモへ出発
12時半 集会 場所:勝山公園(小倉北区城内 小倉北区役所と市役所の間のエリア)
13時 市役所へ公開質問状への回答をもらいに行きます。
15時〜 今後の活動についてのミーティング(場所未定ですので当日市役所でお知らせします。)
12日の11時からの抗議デモには、プラカード、のぼり、横断幕、楽器などをぜひご持参下さい。
デモをやっていることだけが伝わるデモではなく、
何の為に歩いているのかが通りすがる北九州市民達に伝わりやすいデモをしたいと思っています。
英語表記や各国語表記の物も募集致します!海外へも発信しましょう。
【北九州市がれき焼却日程】
9月 3日 がれきをコンテナ詰め
9月10日 仙台港出発
9月13日 門司区太刀浦コンテナターミナル到着 (市内の仮置き場に一時保管)
9月17日 瓦礫焼却開始 皇后崎、日明、新門司の3か所の工場で焼却開始
焼却開始予定となっている17日まで色々なアクションが起きると思いますので
友人、知人等お誘いあわせのうえ、北九州市に集まりましょう!!
拡散用のちらしを作成しましたのでプリントアウト等して拡散にご利用ください。
1:33am | URL: http://tmblr.co/ZggQLuT88h0B
http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/245.html
2011年度に自殺した小中高校生は前年度比44人増の200人に上り、過去25年間で最悪だったことが11日、文部科学省の問題行動調査で分かった。うち、いじめが原因だったのは中学生の4人だった。同省は詳細を明らかにしていないが、昨年自殺した大津市の中2男子=当時(13)=、熊本県八代市の中3男子=同(14)=については、担当する教育委員会がいじめが原因と報告したとしている。
半数以上の115人は、自殺の理由が不明だった。同省児童生徒課は「不明の中にいじめが含まれているか分からないが、学校の報告からはいじめによる自殺が増えたとは言えない」としている。
警察庁の統計では、11年中に自殺した小中高生は353人。集計時期が異なるものの、150人以上の開きがある。同省によると、学校が警察から詳細を知らされなかったり、事故死にしてほしいと望む遺族に配慮して自殺にカウントしなかったりしたケースがあるためという。
学校別では、高校が前年度比45人増の157人で最も多く、続いて中学が4人減の39人、小学校が3人増の4人だった。
自殺の理由(複数回答)で最も多かったのは「不明」で、57.5%を占めた。「普段の様子と変わらない」「悩みを抱えている様子も見られなかった」などの回答が多く、小中は7割以上が不明だった。ほかに多かったのは、父母らの叱責(24人)、進路問題(20人)など。(2012/09/11-17:39)
男性はエルンスト・ヘス氏(1890〜1983年)で、ヒトラーが第1次大戦で従軍した際の上官。文書は40年8月19日付で、ナチス親衛隊(SS)隊長のヒムラーが警察幹部に宛て「総統の希望による」としてヘス氏の保護を求めた。
同紙記者がドイツの公文書館で見つけた。
ソース 西日本新聞 2012年7月14日
-------------------------
ヒトラーも香具師ですな。
http://www.asyura2.com/12/cult10/msg/146.html#c3
結局、最後は自分で因果関係を証明するしかない。
http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/204.html#c96
火力発電に使う液化天然ガスは、アジアプレミアムといって、アメリカの購入価格の4倍以上の値段で日本は購入している。ここで直ちに原発を0にすると、足元を見られてされにアジアプレミアムは増加することになる。そうして日本は資産を無駄に失っていくわけだ。
メタンハイドレートとかシェールガスだとか、日本は輸入液化天然ガスと競合できるものをできるだけ早く開発してから、原発を廃止しなければならないということだろう。
一つのことしか見れないような素人ではなく、全体を見据えた政治のプロらしい考え方だと思う。
http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/241.html#c3
この国は、相変わらず黒船に国政をゆだねるのがお好きの用ですね。
原子力村が米国のロービストをお金で買収して(金に有無を言わして)巻き返しているのでしょう。
それほど、原子力ってお金が儲かるようですなぁ。
http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/240.html#c1
【北京時事】中国人民解放軍機関紙・解放軍報(電子版)は11日、日本政府による沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)の国有化決定に関して「第2次大戦以降、中国の主権に対する最も赤裸々な挑戦だ」と批判し、「われわれは厳粛に日本政府に対して『火遊びはやめなさい』と警告する」と強くけん制する論評を掲げた。
同紙は同時に「今日の中国は甲午戦争(日清戦争)時代の中国でもないし、日本の対中侵略戦争時代の中国でもない」とした上で、「主権・領土問題において中国政府と、屈強不屈の中国人民は決して半歩も退かないことは事実が必ず証明するだろう」と強調。さらに「(日本政府が火遊びをやめなければ)その危険かつ無駄な茶番がつくり出す一切のツケは日本側が負うしかない」と報復措置を示唆した。
一方、中国中央テレビはこのほど、解放軍済南軍区(山東省)部隊の兵士が、黄海で揚陸艇に乗り込み、無人島に上陸し、相手と戦う訓練を行ったと伝えた。具体的な内容は不明だが、尖閣諸島上陸を念頭に置いたものとの見方が強い。
中国政府が尖閣諸島の国有化を決定した日本政府への反発と抗議を強める中、解放軍も対日圧力を増大させていると言えそうだ。 (2012/09/11-16:19)
自分は、おかしな事を言っている人には、はっきりとおかしいと言ってきた。 勿論、「その人」が・・・ではなく、「その主張内容が」と明確にしてである。
にもかかわらず、「そんなことを言ったら(言われた方が)かわいそう」とか「相手の気持ちを考えろ」といった注意をされてきた。 あくまでも主張内容に対する否定であり人格否定ではないと何度説明しても、わからない人が多かった。
おかしな事を言っていても、適当に相槌を打って不問に付す・・・日常におけるそういう積み重ねが、今のような状況を生むひとつの原因となっているように思う。
法的にも人道的にも明らかな犯罪者に対してさえも、「その人だって人間だから」、「かわいそう」と庇う人が少なくないのも周知のとおり。「罪を憎んで人を憎まず」を何故か「人を憎んではいけないから、罪も憎まず」と曲解して勘違いしている人が多い。
「何でもかんでもかわいそう病」に冒された人々が、厚顔無恥な開き直りの犯罪者の闊歩を許してきた。もういい加減、「何でもかんでもかわいそう病」も撲滅しなければならない。
http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/242.html#c1
あまりにも見えすいた記事であったのでどうしても書きたくなった。
私にしか書けない事を書いてみる。
私は8月20日のメルマガ第626号「やっと決まった主要国大使
人事とその本当の意味」で書いた。
これは外務官僚による外務官僚のための人事だと。
政治主導の民主党政権が結局は官僚に屈服した、その象徴のような
人事だと書いた。
自慢をするわけではないがその後の報道はこの私の見立てを見事に
証明してくれた。
すなわち、野田首相が「了承した覚えはない」と不満を漏らしたと
報じられ、きのう(9月10日)発売の月刊文芸春秋「霞ヶ関コンフィ
デンシャル」では藤村修官房長官、斉藤つよし官房副長官が怒ったと
書いている。
つまりこの人事は事前情報をリークした外務官僚とそれに操られる
玄葉外相が大手メディアと仕組んだ外務省復権の人事だったのだ。
もちろん、そんな人事でも、それが適任人事であれば文句はない。
しかしもはや今の外務官僚には日本の外交を任せきることはできない。
彼等の一人一人を元同僚、先輩として見てきた私がそう言うのだから
間違いない。
彼らが無能だというつもりはない。
しかし保身と出生に汲々とする彼らには、もはや正しい外交をデザ
インするだけの構想力も余裕もないのだ。
ところが、この外務官僚による外務省人事の独占を手放しで評価する
記事を見つけた。
夕刊フジにジャーナリスト歳川隆雄の「永田町・霞ヶ関インサイド」
という連載コラムがある。
9月11日付の夕刊フジのそのコラムにおいて、歳川氏は今回の一連
の外務省幹部人事について、手放しで絶賛している。
歳川氏は、それぞれの幹部職員の入省年次とその経歴を詳しく書いた
上で、今度の人事を、よく練られた周到な人事であり、佐々江新駐米
大使と河相新事務次官の新体制で日米関係の修復が期待されると書いて
いる。
これは外務官僚のつくった作文をそのまま記事にしているのと同じだ。
まさか歳川氏は私が彼の書いたこの記事を読むとは思わなかったに
違いない。
何しろ私は歳川氏がそこで論評している一人一人を、身をもって知っ
ている。
35年間彼らと一緒に仕事をしてきた私が言うのである。
彼らが無能だというつもりはない。
しかしおよそすべての官僚と同様に凡庸な優秀さでしかない。
事なかれ主義の仕事を重ねるだけの官僚でしかない。
とてもじゃないが、彼らでは日米関係はおろか行き詰まった日本外交
を立て直すことなどできはしない。
それにも関わらず歳川氏はこの人事を絶賛している。
私は歳川氏というジャーナリストの評価を知らない。
しかし少なくともこの記事を読んで断言できる。
彼は外務官僚から情報を貰い、その見返りに官僚の都合のいいちょう
ちん記事を書く。
日本の悪しきジャーナリストの典型である。
外務省関係の記事に限っては私の眼をごまかすことはできない。
◇
外務省局長級人事の全容判明!大幅若返りで日米関係修復へ
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120911/plt1209110734001-n1.htm
2012.09.11 夕刊フジ 永田町・霞が関インサイド
外務省の局長級人事の全容が分かった。大幅に若返る。
次期駐米大使が確定している佐々江賢一郎事務次官(1974年入省)の強い意向が反映した。
9月11日発令の同省人事は、事務次官に就任する河相周夫内閣官房副長官補(75年)以下、官房長に梅田邦夫アジア大洋州局南部アジア部長(78年)、総合外交政策局長が平松賢司国際極力局地球規模課題審議官(79年)、国際法局長は兼原信克内閣情報調査室次長(内閣審議官・81年)、経済局長に片上慶一経済局大使(経済外交担当・80年)、欧州局長は上月豊久同局審議官(82年)、地球規模課題審議官が石井政文総合外交政策局審議官(80年)である。
82年入省組から初の局長誕生である。ロシアンスクール出身の上月氏は、駐ロシア日本大使館参事官、欧州局ロシア課長を歴任するなど、同省切ってのロシア専門家である。
くしくも同氏は、9月8、9両日、ロシア極東のウラジオストクで開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席した野田佳彦首相がプーチン大統領と会談した直後の人事で、ロシア政策を所管する局長を射止めたことになる。
同日発令人事で、既に報道されたように、斎木昭隆駐インド大使(76年)が外務審議官(政務担当)、鶴岡公二総合外交政策局長(76年)が外務審議官(経済担当)にそれぞれ就任する。
杉山晋輔アジア大洋州局長(77年)と伊原隆一北米局長(79年)は留任。そして、八木毅経済局長(77年)は駐インド大使、長嶺安政国際法局長(同)が欧州の大使に転出する。
「次の次の次官」が有力視される杉山氏は、香港の反日民間団体の尖閣諸島上陸、李明博韓国大統領の竹島強行上陸など対中、対韓政策で難題を抱える。一方で今月末から本格再開する日朝交渉を担当することから「余人をもって代え難い」として、留任が決まった。
一部新聞へのリークによって官邸サイドが激高したとされる主要国大使人事については、別所浩郎外務審議官(政務担当・75年)の駐韓大使のみが11日付で発令される。佐々江駐米大使と西宮伸一外務審議官(経済担当・76年)の駐中国大使の着任は10月中旬になる見通しだ。
いずれにしても、外務省新執行部の河相体制は大幅に若返り、強力な陣立てとなったといえる。佐々江・河相ラインによる日米関係修復が期待される。(ジャーナリスト・歳川隆雄)
これ答えにならない。いい加減にしろ!
>まあ、聞くとラジコン飛行機に夢中しているから、無職なんだ。ふ〜ん。だから、ニートなんだ 今、若者も失業が多いけど、高齢者を雇ってくれる企業はない。ラジコンとは関係なし。いまさら無理して働くこともない。悠々自適 何のために働くのかアホ
http://www.asyura2.com/12/warb9/msg/341.html#c420
【保守の怒り】皇室問題を語る【疑問と不満】part49
978 : 朝まで名無しさん : 2012/09/11(火) 15:35:57.61 ID:o3BrdZFB : AAS
皇后が朝鮮に謝罪行脚に行こうと何度も画策してたのは、何度か出てるけど、
中川昭一氏が亡くなった同じ日に、宮内庁の原口式部官長が登山中倒れ急死してる。
この方もチョン行きを阻止した方と当時言われていたけど、
奇妙なことに中川昭一氏同様、ナルが関わる水フォーラムに関係してたんだよね。
外務省時代は、北朝鮮問題を担当してた。
水フォーラムは橋本元総理から中川氏は受け継いだけど、橋本氏も突然亡くなったなぁ。 怖いな。
やっぱり日本を貶めてるのが皇室の中にいてその為に日本の力も落ちてるのかな。
在位20年の式典で秋元康プロデュースだったのもエイベックスが仕切ったのも
臭かったが、当時確かEXILEって、国外追放、亡命、流刑って意味だよ!!って
言われてたけど・・ (後略)
982 : 朝まで名無しさん : 2012/09/11(火) 16:33:57.29 ID:VhpLu8uj : AAS
>中川昭一氏が亡くなった同じ日に、宮内庁の原口式部官長が登山中倒れ急死してる。
この二人の死はこわいね。 わかる人になら充分脅しになる。
トルコ風呂で殺されるよりはなんぼかマシだけど。あの死に方だけはイヤだよね。
Posted by 藤雲石 at 2012年09月11日 17:38
(いつになるかはわからないが)海がきれいになって、ノリから放射性物質が検出されなくなっても、それに至るまでの間に遺伝子がズダズダに破壊されてしまい、残したいノリそのものではなくなってしまっているかもしれないのだぞ。
http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/243.html#c1
http://www.seikatsu1.jp/images/user_files/基本政策検討案.pdf
を読んだら意味が分かった。
これを言ったのは東京電力 原子力立地本部 土木建設設備GM 佐藤芳幸氏だ
この事からも事故処理はもう東電では無理というのがよくわかる。
原発は、安全性・経済性・必要性の全ての面において、完全に破綻している。膨大なデメリットとゼロのメリットが日本国を実験材料として証明されてしまったのだ。
原子力発電および原子力発電事故の事情を大方知れば、まともな人間なら皆、原発全廃を望むだろう。何事も、店じまい・解体するのはあっという間のはずだ。原子力ムラは、さっさと廃炉・使用済み核燃料管理・除染(移染)に転職すればよい。それを、すぐに廃止できない影には、悪巧み以外見えない。
「ただ単に、やめるだけなのに、どうして18年以上もかかるの?」聡明な小学生がいたら、すぐにそう尋ねるであろう。今から18年以上もの間、一体何をやって時間を潰すつもりだ。不思議で仕方がない。
所詮、原子力ムラの目的は、ただ一つ、停止している原発をジワリジワリと再稼働させることだ。
なんの取り柄も無い、発電の劣等物原発を、政府が頑なに弁護するのは、国民を虫けらの如く犠牲にしてでも、一重に官僚・政治家・電力会社・マスコミの利権を保持したいからに他ならない。このことは、もう痛いほど分かった。だけれど、国民の一人ひとりは、虫けらなりに一つの「生命体」として健気に生きる権利がある。国民よ、怒れ!
【日本民族滅亡のリスクを抱えて原子力発電をするのは、馬鹿げたことだ。】
こんな基本的なことを、何故、政治家や官僚や電力会社は直ぐに理解してもらえないのだろうか?ホント嫌気がさしてくる。
百害あって一利ない、生命体の生存を脅かす危険極まりない無用の長物原発は、今この瞬間をもって全廃を決定するべきである。原発事故が国内で起こっていないが、さっさと脱原発を決めたドイツを見習いたい。
地震の巣の上で原発を動かすことが、100%危険な事は、福島第一の事故で実証されたばかりである。それなのに、この事故が無かったことのように処理されている現状には寒気を覚える。
そして、日本が滅ぶということは、日本の「原子力ムラ」も滅びるということだ。残念ながら、原子力ムラの人は、それが分かっていないらしい。懐に札束が入り込めば、それだけで人生満足のようである。ああ虚しい。
【火力発電より原子力発電が安いなんて、誰がどう考えても大嘘である】
脱原発で電気代が高騰するとの根拠は何か?
電量100万キロワット当たりの建設費・燃料費・人件費・減価償却費・維持費・地震対策費を、原子力発電と火力発電の対照表を作って証明するべきだ。
原子力発電には、無限大といっていいほど特別な維持費がかかっている。
@使用済み核燃料の保管:
これが原子力発電の、長い目で見た最悪おバカ部分である。原子力発電につきまとう核のウンコ=使用済み核燃料は、言わば死神のウンコだ。何万年も永久に超有害なのである。何万年もプールで冷やし続けなくてはならない。世界中探しても、処理できる人もいないし施設もない。保管する場所を移しているのに過ぎない。引き取ってもらうには膨大なコストがかかる。人類が原子力発電を初めて以来、この死神ウンコは日本のみならず世界中にたまり続ける一方なのである。時が経てば経つほどこの維持管理コストは重く膨れ上がっていく。電気代は高くなる一方である。この問題のみで、もうすでに原子力発電は、経済的に破綻している。
A廃炉のための費用:
一基当たり数兆円と、膨大なコストがかかるらしい。はっきり言って原発の減価償却費は発電によって得た利益をまるごと食ってしまう。
B建設費
火力は原子力の1/5のコストだと分かっている。けっこうなお金をかけて作っているのだ。
C燃料費
例えば、100万キロワットあたりの正味の燃料費を、火力と原子力で比較したデータは意外と無い。計算結果を提示した単価のデータはあるが、計算式に隠され、原子力発電の純粋な燃料単価は、実は「隠れブラックボックス」の状態である。
原子力発電の燃料費そのもの値段を「原子力発電所1基に1回あたり詰め込むウラン燃料は何円ですよ。MOX燃料は何円ですよ。使用前燃料棒は1本あたり何円ですよ。」とはっきりと提示し、火力発電の重油・石炭に比べて安価であることを証明するデータがあれば見せてほしい。
そして今や、LNGガスの方が、原発より安くなっている。原発を再稼働するくらいなら、LNGガス火力発電を増設するべきであることは明らかだ。
D人件費
危険物を扱う原子力発電の方が高くつくことは容易に分かる。
D地震・津波対策費
火力発電は、耐震補強くらいかもしれない。火力発電所に防波堤を作るという話は聞いたことがない。が、原子力発電は延々とコストがかかる。津波対策のための防波堤設置費はいくらかかるだろうか。福島第一の遮水ダムさえも、「そんなお金はない。」と作れないほどの経済状況である。津波対策の防波堤を完璧に気づいたら、原発のコストはいくらかかるだろうか。原発コストはこの領域においても無限大なのである。
以上のように原発は、「バカの産物」である。
にも関わらず、NHKは、火力発電のコストが、電力会社に重くのしかかっているかのようなニュースを流している。この放送局は、人から受信料を貰っていることを忘れたのだろうか。受信料を払うどころか「迷惑情報料」として受信料を返納して欲しいくらいである。
結局、電気会社は、上記のような原子力発電に伴う膨大なコストを、火力発電のコストになすりつけ、原子力発電のコストそのものからは差し引いて、いかにも原子力発電が安いかのように粉飾し、悪質なコスト計算をしていることは察しがつく。
【原発無くても、今年の夏は乗り切れた。】
今年の夏は、総発電量のうち原子力発電は1.3%のみで十分に乗りきれた。むしろ、電力が余ってしまったので、多数火力発電所を止めたのが現実だ。大飯原発再稼働はムダ回しであったとデータは証明している。
【福島第一は漏れ続けている】
ふくいち4つの地獄釜の蓋は、まだ開いたままである。着実に海に空に陸に漏れ続けている。東日本の汚染状況は、大方全貌が見えてきたが、深刻なデータが目白押しである。
人の手に負えないどうしようもない領域に達してしまった。原発事故は、東北・北関東を修復不可能なまでに汚染してしまったのだ。この範疇においてもコストは無限大と言って良いであろう。
【野田総理のウソとそれに対する回答】
野田総理は、何とか脱原発を阻止しようと、屁理屈・イチャモンを繰り出してくる。嘘のバリケードを山のように積み上げて籠城する野田総理。
原発推進の為のウソは、誰にでも簡単に切り崩すことができる。降伏させるまで、闘い続けなければならない。嘘のバリケードはさっさと突破らおう。
脱原発は、経済発展の為の妨げになる。→原発そのものが経済的に破綻している。
自然エネルギー発電はお金がかかる→自然エネルギー発電は段階的に増加させればそれでよい。それまではLNGガス火力発電で賄うのだ。
安全性が確保される場合は、原発を再稼働できる。→今さら原発を安全だと主張するバカはいない。
原発を止めたら電気代が高騰する→上記のごとく、原発を続ければ電気代が高騰する。それが事実だ。原発のせいでいらないコストがかかるのだ。火力発電の燃料費のせいでは断じてない。
脱原発すると、雇用が失われる。→確かに、原子力村は失業する。が、原子力発電は、安全面でも経済面でも既に破たんしており、この世に不要なものだ。原子力ムラは廃炉・使用済み核燃料管理・除染(移染)に転職するのが宿命であろう。
【結語】
さあ、今この瞬間に原発を全廃しよう。
【自殺考】
不況の中で
(1)心のケアでは救えない 格差、無職、独り者(6月9日)
(2)3万人に含まれない 自ら食断ち「孤独死」(6月9日)
(3)倍増…若者の死因、半数は自殺 「就職失敗」心壊す(6月10日)
(4)飛び降り直前の電話 相談1割に満たぬ背景(6月10日)
(5)普通の人3割「考えた」 未遂30万人…社会復帰の重圧(6月11日)
【自殺考】被災地から(全5回)
(1)津波で助かった命 妻はなぜ、闇の海へ(4月28日)
(2)折れる心 自殺を決める「使命の有無」(4月28日)
(3)心の防波堤 津波の経験でも「話す」重要性(4月29日)
【自殺考 不況の中で(1)】心のケアでは救えない 格差、無職、独り者
2012.6.9 08:00
“自殺の街”大阪市。西成区は常に最悪レベル
「ここに暮らしている人は、大なり小なりみんな死について思っているのではないでしょうか」
日本最大の日雇い労働者の街、大阪市西成区のあいりん地区で、路上生活者らの支援を行うNPO法人釜ヶ崎支援機構の山田實理事長(61)が言う。
同機構では、仕事に就けなかった人を対象に道路清掃などの仕事を低賃金で斡旋(あっせん)している。なぜか。
「人はパンのみに生きるにあらず、です。仕事から得るのはお金だけでない。低賃金でも仕事をしているという誇りを得ることができる。働きたくても求人がなく、働くことができない労働者は『必要とされる誇り』を失うんです」と山田さん。
高度経済成長期、あいりん地区には全国から日雇いの職を求める人々が集まった。バブル景気の時代には、鉄道の線路に囲まれたわずか約20ヘクタールほどの地域に2万とも3万ともいわれる人々が暮らしていた。
しかし平成初頭のバブル崩壊、近年のリーマンショックなど不景気の波を最初にかぶり、最後まで上向かないこの街では、自ら死を選ぶ者も後を絶たない。建設工事は減少し続け、現場は自動化が進んで特殊な技能が必要とされることも多くなった。
大阪万博(昭和45(1970)年)の会場や高速道路建設を下支えした、力と経験が自慢の労働者らの誇りは風化してしまった。この地区に暮らす60歳代の男性は「自殺したら周りに迷惑をかける。でも、いつも明日は目を覚ますことなく死んでいたらいいなあ、と思います」とつぶやく。
生きる使命を失った時、人は死を身近に感じてしまうのだ。
◇
自殺者が毎年3万人を超えるわが国。中でも大阪市は人口10万人あたりの自殺死亡率が極めて高く、市内24区の中でも、西成区は常に自殺者数は最悪レベル。同市によると、平成22(2010)年の自殺死亡率は西成区が68・9人、次いで浪速区が43・7人、平野区が32人。2番目や3番目は入れ替わるが、西成区の多さは変わらない。
あいりん地区に限らず同区では、自殺者に多い境遇として近年問題視されている生活保護受給と高齢者の独居率が高い。出口の見えない不況に洗われる現代の格差・高齢社会の縮図だ。
大阪市では、平成18年に施行された国の自殺対策基本法を受けて市内の状況を調査、21年に「大阪市自殺対策基本指針」を策定した。精神科救急医療体制の強化や自殺未遂者に対する支援の充実などを図ってきた。しかし、思うように効果は上がっていない。
この対策の重要な柱である「こころの健康センター」(大阪市都島区)精神保健医療担当課の永井照佳さんは、一般的に自殺者が減らない要因は景気悪化による雇用問題が大きいと指摘する。その上で「景気が回復してくれれば自殺者は減ると思います。でも何もせず、回復するかどうかわからないものを待っているだけでは仕方がない。今、救える命を救いたいんです」と話す。
しかし、同センターのある職員は本音を吐露した。
「景気が悪く職に就けない。その問題を解決せずに、心のケアをしているだけでは、人は救えない」
◇
釜ヶ崎支援機構の山田さんが、死への願望が底辺に流れると語るあいりんの街で、生きることをやめてしまった男性がいた。
=次回「あえて孤独死」は9日夕に掲載
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/print/120609/wlf12060908010001-c.htm
【自殺考 不況の中で(2)】3万人に含まれない 自ら食断ち「孤独死」
2012.6.9 18:00
日雇い肉体労働も求人が半減 若者にも影
昨年11月20日、“とっつぁん”は死んだ。75歳だった。
大阪市西成区萩之茶屋のマンションの一室で、介護のケアマネジャーが発見した。とっつぁんは床に足を投げ出して座った状態で、ベッドにもたれかかるように死んでいた。自ら食べることをやめた結果だった。
◇
とっつぁんの本当の素性を知る人はほとんどいない。この街では、過去を語る人はほとんどいないからだ。少なくとも10年前にはあいりん地区にきていたという。
わずかにとっつぁんを知り、亡くなるまで交流があったという男性(69)は、「政治や社会問題の話題ができるのはあの人だけだった」と振り返る。
資産家の家に生まれ、東京の大学を卒業したが家の金を使い込んだ、と話していたという。亡くなった部屋から広辞苑と源氏物語が見つかったというから、大卒は嘘ではなかったかもしれない。
とっつぁんと男性は約5年前に簡易宿泊施設から単身向けのマンションに移り住んだ。男性が受け取っていた年金は月6万円ほど。最低限の生活費で無くなる額だ。当初はパートの仕事で食費を工面していたが、その職もなくなった。
仕事をして食べていきたい。でも仕事がない。実際、あいりん地区の求人数はこのところ、激減している。西成労働福祉センターによると、リーマン・ショック前の平成19(2007)年と比べると約4割減少している。
ためらい悩んだすえ、男性は生活保護を申請した。「とっつぁんも同じような生活をしていた。足りない分は生活保護を受けていた」という。
長期の失業とマンションでの独居、生活保護の受給。年を重ねていくさなか、ケガが拍車をかけた。
自転車で転倒して足を骨折し、松葉づえが必要な体になったのだ。
このころから、とっつぁんは死を口にするようになった。「(自分の部屋がある)10階から飛び降りたら楽になれるのにな」。男性は「最初は冗談だと思っていました」と振り返る。しかし日増しに酒量が増え、食が細っていった。
アルコール依存症の治療のため入院した病院からも、すぐに「脱走した」と戻ってきたという。
亡くなる約1カ月前、男性はとっつぁんの部屋を訪ねた。男性がちゃんと食べるよう促すと、「『もういい。医者にもかからず自然に死ねるのがありがたい』と言うんです」。
その後、とっつぁんは一切の食を断ったようだ。
警察によると、こうした死は通常「衰弱死」とされ、毎年3万人を超える自殺統計にはカウントされない。近年は「孤独死」と呼ばれるようになった。自殺と他の死の境界は限りなくあいまいになっている。
とっつぁんを死に追いやった状況は、実はそんなに特殊なことではない。
こころの健康センター(大阪市都島区)の精神保健医療担当課の松本孝博課長は、「この人には全てが集約されています。独居や生活保護受給に加え、長期の失業、アルコール依存の問題もある。しかしすでにこうした状況にある高齢者は、全国に数多くいらっしゃるはずです」と言う。
そしてその危機は高齢者だけの問題ではない。不況は、すでに若者にも黒々と影を落としている。
=次回「若者の自殺」は10日朝に掲載.
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/print/120609/wlf12060918010022-c.htm
【自殺考 不況の中で(3)】倍増…若者の死因、半数は自殺 「就職失敗」心壊す
2012.6.10 08:00
「自分は(世の中から)必要とされていない。それならいっそ、これで終わりにしたいとずっと自殺のことを考えていました」
現在NPO法人のスタッフとして働く男性(25)が重い口を開いた。男性は2年前に大学を卒業したが、就職先は見つからなかった。「何社にエントリーしても、その都度だめで、だんだん気分がめいってしまった」と振り返る。
大学を卒業してからもアルバイトに出かけていたが、“普通の会社員”が働いている時間に出歩くと「あの子、就職できなかったんじゃないの」という目で、周囲から見られているような気がしてきた。世間の目が煩わしくなり、「ほぼ引きこもり状態だった」という。親の言うことにもいらだちを感じ、もやもやした思いを相談する相手はいなかった。「自殺」の文字が絶えず頭をかすめた。
◇
長引く景気の低迷による就職難が、若者の命を脅かしている。「健康問題」や「家庭問題」など、複数の要因が重なり自殺に至るとされるが、若年層のなかで顕著に増加している動機がある。
「就職の失敗」だ。
自殺対策基本法(平成18(2006)年施行)を受け、自殺の動機を調査する警察庁によると、平成23年の自殺理由の中で「就職の失敗」は10歳代が9人、20歳代は141人。統計を取り始めた19年には10代が0人、20代が60人だったことから、この5年間で2・5倍に増加したことになる。
厚生労働省の人口動態調査(22年)によると、15歳から39歳までの死因は「不慮の事故」やがんなどを抜いて自殺がもっとも多い。20〜24歳では約5割にもなる。
こうした現状に国や自治体の機関などでは自殺防止対策が行われるが、思い詰める若者は減らない。せっかく就職した会社を簡単に辞め、アルバイトで食いつなぐ独居の若者。自殺を勧め、呼びかけるような内容の「自殺サイト」の存在。社会問題化している練炭による集団自殺は、若者にとって自殺が身近なものになる要因が存在し続けていることを明瞭に示している。
◇
新卒者を専門に受け付けるハローワーク「大阪学生職業センター」(大阪市北区)には毎日たくさんの学生が訪れる。端末で求人情報を閲覧できるほか、ジョブサポーターと呼ばれる就職活動専門の支援員が面接の練習や提出書類の添削などに無料で応じている。
上席職業指導官の小阪博さんは「面接が思うようにできなかったと泣き出す学生や、威圧的な面接を受けその後の面接に臨めなくなった学生もいます」と話す。サポーターはこうした学生を根気強く励まし、面接の練習を繰り返す。センターでは週2回、臨床心理士が駐在しており、相談を受ける前にカウンセリングを勧めたのは昨年延べ140件だった。
この傾向は同センターと同じフロアにある既卒者向けの「大阪キャリアアップハローワーク」ではさらに顕著だ。臨床心理士の相談室は常に予約が入っている。週2回の相談で年間で延べ約400件のカウンセリングを行っているという。「状況をみて、精神科の受診を勧めることもあります。相談にこなくなった人のなかには自殺した人もいるかもしれません」とキャリアアップハローワークの藤本博一室長は厳しい表情を見せた。
NPOのスタッフ男性も述懐する。
「自分の人生、これではいけないとカウンセリングに通い出してから道が開けた。でも、もしかすると自分も自殺していたかもしれないんです」
=次回「飛び降り前の電話」は10日夕に掲載
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/print/120610/wlf12061008010003-c.htm
【自殺考 不況の中で(4)】飛び降り直前の電話 相談1割に満たぬ背景
2012.6.10 18:00
月600件「まず、その場から離れて!」
小さな部屋に置かれた机の上にある一台の電話が鳴る。受話器から聞こえてきたのは「いま、ビルの屋上にいる」という言葉だ。
大阪市内で活動する「大阪自殺防止センター」にかかってくる相談の電話はときに一刻を争う状況の場合がある。相談員は「とにかく、その場から離れて」と促し、話を聞く。しかし、電話を切ったあとどうなったのか知るすべはない。
「電話相談は1カ月で600件受けています。でも、電話の受信記録をみると取れなかった電話が6千件もあるんです」。同センターの深尾泰所長(61)は、今年5月にスタートした相談員の養成講座で受講生に訴えた。
話をしたい人はたくさんいる。でも相談員の数が足りない。同センターは平成22年(2010)、ボランティア相談員の減少から、24時間対応だった電話相談を金曜日から日曜日の57時間に短縮した。最大約120人いた相談員は今は約30人だ。
減少の理由は分からないという。もともと主力だった40〜50歳代の主婦層が介護など身の回りの重大事に時間を取られるなどしているのでは、と深尾さんは推測する。そして、受ける相談の内容は重い。
同センターは、昭和53(1978)年に発足。その後、英国で始まった自殺防止活動に賛同して国際組織に加盟した。いまでは活動は東京や宮崎にも広がっている。活動目的は相談者の言葉に寄り添うこと。他の相談窓口を紹介したり、アドバイスしたりすることはない。心情の吐露を受け止めることで、相談者が自ら次の一歩を踏み出す手助けをしている。
バブル景気の崩壊後続く不況下においてもこの姿勢は一貫している。「ただ実感として3、4年前から失業や就職難に悩み、電話をかけてくるケースが増えています」と深尾さんは語る。
相談員は「気持ちが楽になった」という言葉を励みに活動を続けるが、全員がそう言って電話を切るわけではない。「話を聞いてくれてありがとう。でも自分の考えは変わらない」と電話が切れることもあり、相談員は自分の対応は間違っていたのかと悩む。
一方、センターで実施した講座を含む研修には初日に、20歳代から60歳代の男女16人が参加した。
しかし研修が進むと実際に電話を取ることもあり、自分には荷が重いと辞退する参加者もいる。
電話には、遺族からの相談も多い。同センターでは平成12(2000)年から「遺族の会」を開催している。
センター側は会場を設定し、場所を提供するだけ。数人から十数人の遺族が集まり、話したいタイミングで話す。
会の数は少しずつ増えている。センターから独立して活動している会もある。大阪市と堺市で遺族の会を開く「ぬくもりの会」だ。
設立に携わった田内誉広さん(43)は心理カウンセラー。仕事を始めて間もなく、3歳下の弟が自ら命を絶った。遺書はなく、原因がわからない。「心のケアを仕事としていながら、命を助けられなかった」と自責の念に駆られた。
「弟に胸を張れるよう、自殺から目を背けてはいけないと思うようになり」遺族同士が思いを分かち合える場を作った。自殺者の何倍も遺族がいる。多くの遺族が自殺を公表せず、誰にも胸の内を伝えられずに苦しんでいるからだ。
田内さんは言う。「会のなかで『自分も死にたい』と言えるのがいい。否定も肯定もせず『わかる』とうなずいてくれる。みんな気持ちをはき出したい。大阪は遺族の会が多い方ですが、もっとたくさんあっていいと思います」
大切な人を失った遺族まで孤立させてはならない。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/print/120610/wlf12061018000018-c.htm
【自殺考 不況の中で(5)】普通の人3割「考えた」 未遂30万人…社会復帰の重圧
2012.6.11 08:00
鬱病で休職50万人…社会の損失2・7兆円
大阪市内に住む30歳代の女性は、26歳のころに自殺を意識していたという。就職を機に親元を離れ1人暮らしを始めたが、会社から帰宅しても「お帰り」の声がない。そのとき、ふと寂しさを感じた。
「仕事でつらいときも親に迷惑をかけたくないので相談できなかった。本当のことを話せる相手がいなく、どんどん孤独感が深まりました」
何年もそうした状況を過ごすうち、女性は衝動的なリストカットを繰り返すようになった。
幸い、痕に気付いた友人の存在で立ち直ることができたという。ささいな愚痴にも寄り添い、話を聞いてくれる友人が、女性を孤独から救い上げた。
◇
自殺者が3万人を超えたのは平成10(1998)年。その前年まで2万4391人だったのが、3万2863人と急増した。統計が始まった昭和53(1978)年以降、3万人を超えるのは初めてだった。以降、14年間自殺者数が3万人を切ることはない。こうした状況のもと、「死にたい」という感情は、社会の中に広がっている。
今年1月に内閣府が成人男女3千人を対象に行った意識調査で、4人に1人が「自殺したいと思ったことがある」と回答した。
むろん若者の自殺の大きな要因となっている就職の問題に関しては、好材料もある。「大阪学生職業センター」の小阪博上席職業指導官によれば、若年層の雇用を制限していた会社が、将来の経営維持のため採用を再開するケースも増え、求人数も増加傾向にあるというのだ。
しかし、平成9(1997)年に起こった北海道拓殖銀行や山一証券など、大手金融機関の破綻後、銀行の貸し渋りなどの影響は全国に広がり、40〜50歳代の男性が自殺者数を押し上げた。自殺者3万人の時代は経済問題が招いたともいえる。
以降、自殺は身近な問題となってしまった。死への意識は知らないうちに社会全体に広がり、今回の調査で「死にたい」と考えたことがあると答えた年代層は20歳代がもっとも多い(28・4%)という結果が現れている。
◇
自殺の衝動に駆られる背景には、鬱(うつ)病が関わるケースも多い。
「現在、鬱病で休職している人は推計で50万人を超えます。自殺と鬱による社会的損失は2・7兆円にもなるとされています」。そう話すのは企業に対するメンタルヘルス支援を行う「フェアワーク・ソリューションズ」(東京都中央区)の事業本部長で精神科医の吉田健一さん(39)。精神疾患からの職場復帰支援は緊急の課題だと訴える。
こうした状況を受け、国も労働安全衛生法を改正して今年度中にも企業におけるメンタルヘルス対策の義務化を予定しているという。
しかし、うつ病での休職以上に自殺未遂者の職場復帰は困難なものになる。
大阪自殺防止センター所長の深尾泰さん(61)も「自殺未遂者は自殺者の10倍いるといわれています。既遂でなくても周囲には大きなショックを与える。しかし、上司や同僚に対するケアや復帰までの支援体制は確立されていません」と話す。職場復帰の重圧が自殺未遂を繰り返すことにつながりかねない。
「がむしゃらに働くことがよしとされ、それができなかったり、はずれてしまった人が再びチャンスを得られる社会ではない。自殺が社会全体の問題だというのは、こういう点にもあるのかもしれません」
経済成長を最優先する中で起こった核家族化や地域のつながりの希薄化に加え、不況下では企業内でさえ安定的な人間関係の形成が難しい。失われた「人とのつながり」に、もう一度目を向けることが自ら命を絶とうとする人を救うことにつながるように思う。
=第2部おわり
◇
佐々木詩(うた)が担当しました。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120611/wlf12061108010000-n1.htm
【自殺考 被災地から(1)】津波で助かった命 妻はなぜ、闇の海へ
2012.4.28 07:00
岩手県釜石市。未曾有の大津波から1年がたった。三陸のリアス式海岸特有の入り組んだ湾は、波も立てず穏やかな表情を見せていた。あの日から5カ月あまりが過ぎた昨年8月、この海へ一人の女性が身を沈めた。当時54歳だったその女性は、震災後、避難所の運営にも携わるほど快活な人だったという。津波で助かった命が、なぜ海へ向かわなければならなかったのだろう。
女性の夫(64)が暮らす仮設住宅は、自宅からほど近い学校のグラウンドにあった。あたりは春を前に、最後の雪が積もっていた。
2DKの仮設住宅には、妻が自宅から持ち込んだという家財道具があふれていた。生花が供えられた仮の仏壇には満面の笑みをたたえる女性の遺影があった。「お見合いで結婚したんだけど、もう30年も一緒だったんだなあ」。夫は写真に目をやりながら笑った。
震災まで、家族は夫婦と長男(27)、そして夫の両親の5人暮らしだった。漁業関係の仕事につく夫を支え、自らも積極的に近所付き合いを行う、明るい女性だったという。
3月11日。自宅にいた女性は間一髪で高台に逃れたが、自宅で横になっていた当時97歳の義父は、黒い津波にのまれ、自宅近くで冷たくなって発見された。
遠く離れた内陸部の体育館で始まった避難生活で、女性は当初、避難所の運営に携わり、食事の配布などを手伝っていた。しかし、次第に「眠れない」などと、体の不調を訴えるようになったという。
「助けてあげられなかった」自責の念と喪失感
「おとうさんを助けてあげられなかった」。よくそう言って自分を責めていたという。しかも、亡くなったのは義父だけではなかった。女性の親友や、幼い頃から親しかったいとこまでもが津波で命を落とした。
「津波で話し相手が一気にいなくなってしまったんですよ」。夫は大きな支えを失った妻の気持ちを思いやった。
7月、仮設住宅が建って、遠い避難所から地元に戻れることになった。多くの被災者が喜ぶ中で、女性は暮らしていた町へ戻ることを嫌がった。「帰りたくない。海を見たくない」。海辺の町は、忌まわしい記憶と直結していたのだ。ようやく家族だけの生活が始まっても、彼女の不調が改善されることはなかった。
長男の結婚待たずに
8月20日午前4時ごろに目を覚ました夫は、隣で寝ていたはずの妻の姿がないことに気付いた。散歩にでも行ったのかと、しばらく待ってみたが戻ってくる様子はない。不安になって、心当たりを探し回った。
海辺で妻のバッグが見つかった。亡くなった親友からもらったものだった。知人が船を出し、波間を漂う妻を見つけてくれた。
長男の結婚が年内に決まっていた。7月に行った両家同士でのささやかな会食では笑顔で、結婚する日を楽しみにしていたという。「なんでなのかなあ。そのうち孫も生まれるだろうし、これから楽しいこと、いっぱいあるのに」。夫はうつむいた。
生と死の境界、曖昧に
震災から5カ月を経てもたらされたひとつの訃報。
「なぜ」。遺族はもとより、被災者を支援してきた周囲の人々もショックを隠せない。
女性が自ら死を選んだ本当の理由は誰にも分からない。ただ、被災地で聞いた50代の女性の言葉が耳に残っている。
「釜石では震災で1000人以上の命が失われたんです。奥さんと息子さん夫婦を亡くした方や、80歳のおじいちゃんと孫2人だけ残った家庭もある。ここでは生と死の境界があいまいになっているんですよ」
(文化部・佐々木詩)
◇
内閣府と警察庁が先週公表した統計によると、日本では14年連続で3万人以上の人が自殺によって亡くなっている。なぜ自ら命を絶たなければならないのか。第1部では、被災地の自殺と心のケアについてリポートする。
=次回は28日の昼に掲載
【自殺考 被災地から(2)】折れる心 自殺を決める「使命の有無」
2012.4.28 12:00
家計簿に記されていた“絶望”
震災から5カ月あまりたった8月20日。海に身を沈めた女性は、日記代わりにしていた家計簿に、こんな言葉を書き付けていた。
「子供の能力しかなくなった。本当に長い間お世話になりました。ごめんなさい。片付けもできなくなり 子供になりました」
妻の行方が分からなくなって心配した夫が、妻の枕元に置かれていた家計簿で、この走り書きを見つけた。その文字は震えるようなつたない筆跡で、家計簿の上下を逆さにして書かれていた。
自宅にいた義父を津波で亡くし、親友やいとこも失いながら、避難所でも仮設住宅に移ってからも、忙しく動き回っていた女性。とくにお盆は自宅に訪ねてくる親類のための応対に追われ、多忙を極めた。
その反動か、お盆が過ぎると、夕食を作る気力もなくなっていたという。そんな妻に夫は「適当に食べるから気にするな」と声をかけていた。
「彼女はまじめで責任感があり、家事などを忠実にこなしてきたタイプでしょう」。精神科医の片田珠美さんはこう分析する。
「お世話をしていた義父を失い、助けられなかったことに罪悪感を感じていたのでしょう。また主婦として、料理や掃除の役目をきちんと果たせなくなったことで、『自分は存在価値がない』と思うようになってしまったのではないでしょうか」
「眠れない…」それは前兆だった
避難所で「眠れない」などと体調の不良を訴えた女性に対し、看護師や医師は、女性を別のスペースで生活させるなどの措置をとり、女性は一時的に回復した。仮設住宅に移ってからも、避難所にいるときからみてもらっていた看護師が定期的に訪問していた。亡くなる2日前にも、看護師が面談に訪れ、様子を確認していた。
しかし、夫には今も心に引っかかる出来事がある。仮設住宅に移ってから妻の状態が再び悪化した際、精神的な治療を受けようと、避難所で受診した医師のもとへ妻を連れて行った。ところが-。
「『熱があるからうちでは診られない』と言われたんです。ほかの病院に連れて行っても同じこと言われて、仕方ないから内科で熱冷ましもらって帰った。もっとちゃんと心のケアが受けられていたらなあ。『ストレス病』なんて、おれは知らないもの」
混乱収まるにつれ増す危険
大津波を生き延びた被災者に襲いかかるさまざまなストレス。とくに大事な人を失った被災者の心の負担は計り知れない。
「ただ、意外に思われるかもしれませんが、震災から1年、少なくとも岩手県では、自殺は前年に比べて減少しています」
そう話すのは、岩手県障がい保健福祉課で自殺総合対策にあたる小川修特命課長。県が公表した昨年3月から今年1月までの自殺者数は、大船渡、釜石、宮古、岩泉、久慈の沿岸5署管内で83人。前年同期と比べると15人少なかったという。内閣府の統計では、福島、宮城両県でも、自殺者は前年を下回っている。
片田さんによると、大規模災害の発生直後は、命が助かったことへの感謝や生きることへの使命感から、自殺は減少する傾向にあるのだそうだ。
「ですが、災害発生後の混乱が落ち着いてくると、気分の落ち込みから鬱状態になる人も増えてくる。がれきの処理も進まず、目に見える形で復興が進まない状況では今後、傾向が悪化する恐れがある」と片田さんは警告する。
震災から1年が過ぎた被災地。長引く仮設住宅での暮らしは、新たに孤独死やアルコール依存の問題を増加させるおそれがある。これらを「消極的な自殺」と表現する精神科医もいる。長期的な継続性が必要といわれる心のサポートは、まだ始まったばかりだ。
(佐々木詩)
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/print/120428/waf12042812000013-c.htm
【自殺考 被災地から(3)】心の防波堤 津波の経験でも「話す」重要性
2012.4.29 07:00
岩手県釜石市の小佐野地区。釜石から内陸の遠野方面へのびるJR釜石線沿いにある仮設住宅には、約50世帯が住んでいる。
訪問したのは3月3日。仮設住宅の談話室として使われている一室には、支援物資として送られた豪華なひな人形が飾られ、女性たちがいなり寿司を作っていた。時折男性がのぞいては目を細める。
ひとときの華やいだ雰囲気のなかで、相談員の菊池美奈子さん(44)は住民に声をかけた。
「これからも楽しいイベントをやっていきましょうね」
心の相談員 自らも傷抱え
釜石市の社会福祉協議会が中心になって行っている被災者の相談事業。相談員が被災者を訪ね、生活に対する不満や心身の相談を聞き、行政や医療機関に橋渡しをする。
昨年8月にスタートし、23人の相談者が自宅や仮設住宅、「みなし仮設」と呼ばれる賃貸住宅で暮らす被災者を訪問している。市内を8地区に分け、地区担当の相談員を固定したことで、住民と相談員の間には信頼関係がうまれているという。
「今でも3月11日当日の話をする方が多い。すぐに泣きだす人もいれば、1時間とか2時間とか、ずいぶん長いこと話してくれる人もいます」
「でも、話してくれる人はまだいい」と菊池さん。「私は大丈夫」という人や、仕事などで家を留守にしがちでなかなか会うことができない若い世代のストレスが気になっている。「なかなか会えない住人に会えたときは、本当にほっとします」
「あなたの被災は…」に声を詰まらせ
「高熱が出たのでお医者さんに診てもらったけど、インフルエンザじゃなかった。これから仕事にいってもいいですか」
2月中旬、ある女性の相談員から事務所に電話があった。
相談員をとりまとめる高田健二さん(61)は、「お医者さんの言うとおりにした方がいいけれど、大丈夫なら出てきてもらえるかな。ここで何かしていた方が気が晴れるかもしれないよ」と指示した。
相談事業のスタートから半年あまりが過ぎ、相談員にも疲れが出てきている。相談員は30人くらい必要だが、現状では23人しかいない。当然、相談員一人ひとりの負担が大きい。
「熱が出たのもきっと疲れのせいだろう。みんな被災者だからな」と高田さんは言う。
被災地で相談にあたる相談員がつらいのは、相談員自身もほとんどが津波で自宅や肉親を失っていることだ。電話をかけてきた女性相談員も自宅が流されて、狭い仮設住宅での生活を余儀なくされている。一緒に暮らす高齢の親類にも気を遣う。
菊池さんも実家が津波で流された。見回りをする中で、津波の経験を聞くとつらくなり、どう対応していいのかわからなくなることもある。「訪問した人に、逆に『あなたはどうだったの』と聞かれ、つい自分のことも話してしまう。私も話す機会があるだけいい方です」と声を詰まらせた。
“ご用聞き”の精神で寄り添う
高田さんは、相談業務は“ご用聞き”のようなものだという。
「人の心はうかがい知れない。活発な人でも命を絶ってしまう。原因がわからないから、残された人びとは思い悩む。見回りをすることがどこまで人の命を守れるのかわからないけれど、私たちは訪問を通じて『いつも見守っていますよ』というメッセージを発信していくしかない」
震災から1年。「一周忌を迎えて、故人への思いを新たにすることで、心の症状が出てくる人が増加することもありえます。見回りにはいっそう神経を使います」と高田さん。
被災者の心に寄り添う人びとは、自らも心の傷を抱えながら、手探りで見回りを続けている。
(佐々木詩)
=次回は29日の昼に掲載
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120429/wlf12042907000000-n1.htm
【自殺考 被災地から(4)】七回忌までは癒えぬ傷 「黙々と耳を傾ける」支援を
2012.4.29 12:00
動き出したネットワーク
震災直後、さまざまな団体が心のケア支援に被災地に入っていたが、長期的・継続的なケアを行うため、自治体はそれぞれ、県や医師会などと連携したネットワーク作りに奔走している。
釜石市では昨年5月ごろから、全国心理業組合(東京都港区)や、自治医大の同窓会有志などの団体が、それぞれ現地に入り、被災者の心のケアを支援していた。市はこれらの団体との連携を進め、「釜石市こころのケア対策関係者連絡会議」を立ち上げ、1月から実質の運用を開始している。
ネットワークでは市内を8つに分け、それぞれに「生活応援センター」を設置。1人ずつ保健師を配置した。さらにセンターを3つに分けて全心連が2カ所、岩手県臨床心理士会が1カ所を担当。相談を受け付け、必要に応じて訪問やカウンセリングを行う。また、釜石保健所などを通じて、医師との橋渡しも行う。
自殺対策を担当する健康推進課は、市役所本庁舎にほど近い、釜石のぞみ病院の2階の保健福祉センター内にある。午後6時すぎ、夕食をはこぶカートの音だけが響く病院で、このフロアにだけはこうこうと明かりがともり、職員たちが忙しそうに動き回っていた。
保健師の洞口祐子さんはこの日、ネットワークに関する会議に立て続けに出席し、ようやく本来の保健師としての業務に手をつけようとしていた。家には寝に帰るだけ。それでも、睡眠時間が取れなかった震災当初に比べれば、よくなった。
動き出したネットワークを周知したい。軌道に乗せて被災した人みんなに目を向け、心や体の不調を発見したい、という強い思いが彼女を突き動かす。
ボランティアはありがたい ありがたいけれど…
洞口さんには、悔しい思いがある。
昨年秋ごろ、病を抱える被災者の対応した。入院治療が必要だが、仮設住宅を離れることをなかなか了承しない。職員らは日に何度も訪問し、住人を説得して入院の段取りを決めた。
その直後に、看護師資格を持つボランティアがこの被災者を訪問した。ボランティアは市の対応状況を知らず、「なぜこのような状態でここにおいておくのか」と叱責の電話をかけてきたという。
「住人の方も混乱しました。入院当日の交通手段の確保まで、念入りに段取りを考えたのに、また一から始めないといけなくなるところだった」と洞口さん。住人は無事に入院することができたが、後日、ボランティアが所属していたNPOの代表らが市の仮庁舎を訪れ謝罪したという。
市の対応を知らないボランティアがそれぞれ活動し、統率がとれない現状はいまもある。受け入れる行政には歓迎したいと思う半面、困惑を抱えていることの事実だ。生活応援センターで活動する保健師らには「違う人が来て、毎回同じようなことを聞かれる」という苦情も寄せられているという。心のケアが心の負担になりかねない。
「心のケアの支援で活動したいと電話してくださる団体は、お断りすることもあります。でも、私たちの知らないところで活動している団体に関しては把握すら難しい」
ただ「聞いてくれる」だけでいい
被災した人のなかには話したいことをたくさん抱えている人がいる。被災者が語る話に、ただ耳を傾けるという「傾聴」は、心のケアにとってとても大切なことだ。「被災者の話を聞いてくれるボランティアは来てほしい。でも、傾聴に徹してほしい」。それが洞口さんの本音だ。
震災から1年が過ぎたが、心のサポートは7回忌を迎えるまで必要といわれる。心折れそうな人びとに対して、何を、どこまで行えば必要十分な支援となるのか。答えが出ない問いの中で、心のケアに携わる人間たちは動いている。
(佐々木詩)
=次回は29日夜に掲載
【自殺考 被災地から(5完)】5月に増える自殺 「働く喜び」が支える心の安定
2012.4.30 07:00
大津波は漁業にも大きな打撃を与えた。北海道から千葉県まで、漁船や加工施設など漁業関連の損失は約1兆2千億円にものぼるという。復興に向けて漁を再開した関係者もいれば、いまも職を失ったままの人も少なくない。
津波への恐怖か 生活への不安か
住み慣れた海辺の集落を離れ、岩手県釜石市内の山間の仮設住宅で一人暮らしをする女性(60)は、震災前まで同県大槌町の冷蔵施設で働いていた。沿岸部の工場はほとんどが流されたため、同じような仕事はない。60歳という年齢と、自動車の免許を持っていないことがハンディとなり、新しい仕事を見つけられずにいる。
「震災直後は津波を思い出して眠れず、薬をもらったりしていたけれど、先月失業手当が切れてからは、仕事が見つかるか心配で眠れない」。心配し訪ねてくれる友人の姿を見ると、涙がこぼれるという。
被災した人たちが「心配で夜も眠れない」というとき、それが災害の恐怖によるPTSD(心的外傷後ストレス障害)なのか、生活再建のめどが立たないために希望が見いだせないのか、という点は見極めが必要だ。前者に必要なのは心のケアだが、後者に必要なのは就労支援だ。
釜石市の心のケアを担当する健康福祉課の保健師、洞口祐子さん(53)も「精神的なケアだけでは限界がある。就労支援が心のケアにつながることを感じます」と話す。
内閣府と警察庁が発表した昨年の全国自殺者数は、5月に急増。震災を受け、4、5月に企業倒産が増加したことなどから、「震災をきっかけに経済リスクが広がり、自殺に影響した可能性がある」と指摘した。経済不安は自殺と密接に関わっている。
もともと仕事のない地域…
釜石市の国道283号沿いに、「ハローワーク釜石」がある。釜石市と隣接する大槌町などの求職者が仕事を探しにやってくる。30台ちょっとの来館者用駐車場には午前中からひっきりなしに車が出入りし、ほとんどのスペースが埋まっている。
ハローワーク入り口付近の掲示板に貼られた求人情報に熱心に目をやっていた、市内に住む女性(42)は、働いていた水産加工会社が津波で流されて職を失った。国の求職者支援制度を利用し介護の資格を取得したが、なかなか求人がないという。「もともと仕事がないところに震災だもの。いっときよりは増えたけど、難しいね」とため息をついた。
岩手労働局によると、岩手県沿岸部の雇用保険受給資格の決定者数は、1万2546人(1月22日現在)で、前年の3倍近くに膨れあがっている。昨年10月から、雇用保険の給付期間を最大210日延期する措置が取られたが、条件に満たなかった被災者から、給付期限がきている。
海の仕事で食べていきたい
岩手労働局では昨年4月から、車を流され移動が制限される被災者らのため、臨時に採用した就職支援ナビゲーター30人を避難所や仮設住宅に派遣する出張相談会を実施している。雇用保険の給付に関する質問を受けるほか、端末を利用してリアルタイムで求人情報を提供している。
当初からナビゲーターとして活動している田中寿さんによると、釜石市の求人はほぼ震災前の水準まで回復しているという。しかし、その多くが雇用期間限定の非正規雇用。もちろん被災者には、突然奪われた仕事への愛着がある。田中さんは「被災者の多くは一つのところに長年勤めてきた。職選びにも葛藤を抱えています」と分析する。
漁業関係者が住民の3分の2を占める釜石市箱崎町では、残った船などを使って共同で漁を再開した。しかし漁獲は震災前の3割ほど。60代の漁師は「今年、海で食べられないと貯金を切り崩して生活することになる、そうなればもう漁業に戻れなくなる」と危機感をつのらせる。
心の安定のためには、生活の安定が必要だ。なすべき支援は、まだまだ多い。
(佐々木詩)
=第1部おわり
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120430/wlf12043007000002-n1.htm
http://www.asyura2.com/10/social8/msg/886.html
第2部 復興の犠牲者たち
(1)美談で済まされぬ「フクシマの英雄たち」(1月7日)
(2)「裏切ったな!」日給2万円…原発労働の対価と代償(1月7日)
(3)津波被害と闘い死…町民から「税金で食ってる、当然」(1月8日)
(4)男泣き父「訴えぬのは、いい息子でいさせたいから」(1月8日)
(5)「なぜ主人が2度も派遣…」曖昧な境界、暗黙の強制(1月9日)
第3部 若者に迫る危機
(1)ワープア、ブラック企業、鬱で自殺…悪循環(3月17日)
(2)“正社員”餌に残業100時間 「マジで無理…」首つり(3月18日)
(3)“国策”地デジの影…SEは鬱率3倍(3月20日)
(4)ITに無理解、労災認定2.2%(3月20日)
(5)労基署さえサービス残業…根絶へ防止法を(3月20日)
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/topics/west_economy-17494-t1.htm
【karoshi 過労死の国・日本(1)繰り返される悲劇】tsunami、復興…なぜ死ぬほど働くのか
2011.8.8 14:35
「震災で業務量が増えた。帰宅は毎日午前3時で、睡眠は3時間程度しかとれない」。建設業の30代男性は、電話越しにこう訴えたという。
震災復興の影で
東日本大震災から3カ月がたった6月18日、過労死弁護団全国連絡会議が行った無料電話相談「過労死110番」には、全国から震災に関連する過重労働のSOSが10件以上相次いだ。
死者も出ていた。被災地に派遣されたある自治体職員の男性は、多忙な業務に追われ、鬱病を発症した末に自殺した。作業員の健康が問題となっている福島第1原子力発電所の事故も含め、今回の震災は、過労死という新たな犠牲を生む危機に直面している。
過労死問題に詳しい弁護士、松丸正(64)は言う。「復興に向け、極限の状況で働く人々が存在するいまこそ、私たち日本人は過労死と向き合うべきだ」
日本の過労死は、世界的に知られた社会問題だ。しかし、震災で世界が息をのんだ「tsunami」(津波)と同様に「karoshi」(過労死)もまた、ローマ字表記で世界に通じる単語であることは、あまり知られていない。
tsunamiは、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)が1897(明治30)年、村人を避難させた豪商の物語「稲むらの火」の原作を英語で書いた際に使った。1946(昭和21)年には、アリューシャン地震で米ハワイが津波に襲われ、日系人が英語に定着させたとされる。一方、karoshiは2002(平成14)年、オックスフォード英語辞典のオンライン版に掲載されている。
世界が見つめる
「あなたの国、日本はkaroshiを克服できないのか」
世界181カ国が加盟する国際労働機関(ILO)の前理事、中嶋滋(66)は昨年11月までの在任中、他国の理事や海外の労働組合関係者から、よく過労死について説明を求められた。中嶋によれば、国際社会で労働問題に取り組んだことのある日本人ならほぼ例外なく、外国人のこうした質問に直面するという。
オックスフォード英語辞典オンライン版に、karoshiの意味は「働きすぎや仕事による極度の疲労が原因の死」とあるが、日本の実態はこれだけで説明できないほど深刻だ。年間何人が過労死しているのかさえ、だれも正確に把握していない。
厚生労働省によると、平成22年度に労働災害(労災)と認定された過労死による死者は113人。長時間労働や職場のストレスから鬱病などになって自殺する「過労自殺」は、未遂を含め65人にのぼる。だが、過労自殺を含めた広義の過労死の申請に対する認定率は約4割にとどまるうえ、申請自体をあきらめた例も相当数あるとみられる。
「統計に表れる死者数は氷山の一角にすぎない」。大阪過労死問題連絡会会長で関西大教授の森岡孝二(67)の実感だ。
「必要悪」の風潮
ILOは1993(平成5)年、年次報告で過労死問題について、日本に警告を発した。それでも「過労死をなくせ」と強硬に求めているわけではない。
文京学院大特別招聘(しょうへい)教授で、ILO事務局長補などを歴任した堀内光子(67)は意外な理由を明かす。「日本は労働時間の規制に関するILO条約を一本も批准していない。批准しない政府には、監視も改善勧告もできない」
世界では、過労死に直結する長時間労働の制限が92年前に始まった。1919(大正8)年、ILOは初めての総会で、工場労働者に1日8時間を超えて働かせてはならないという第1号条約を採択している。これを含め、労働時間に関する条約は現在約10本ある。
一方で日本の労働基準法は、昭和22年に制定されて以来、会社が労働者の代表と協定を結べば残業や休日出勤を認めている。
過労死弁護団全国連絡会議の幹事長で弁護士の川人(かわひと)博(61)は、日本では過労死を建前では拒絶しながらも、本音では必要悪とみなすような風潮があると指摘する。そして、こう訴える。「人間は生きるために働くのに、なぜ死ぬほど働かねばならないのか」(敬称略)
◇
第1部では、日本のkaroshiを世界に知らしめてしまった、ある男性の話を通じ、日本の抱える過労死問題の知られざる実態に迫る。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/print/120106/wec12010613050005-c.htm
【karoshi 過労死の国・日本(2)繰り返される悲劇】米紙が1面で報じた「経済戦争の戦死者」
2011.8.9 14:22
「仕事に生き、仕事に死ぬ日本人」。1988(昭和63)年11月13日、米紙シカゴ・トリビューンはこんな見出しをつけ、日本の過労死問題を1面トップで報じた。海外メディアでは初めて、過労死を「karoshi」というローマ字表記で紹介し、「経済戦争の戦死者」として、その年の2月に過労死したある工場労働者を取り上げている。
ベアリング大手「椿本精工」(現ツバキ・ナカシマ)の工場班長、平岡悟=当時(48)。63年2月23日夜、大阪府藤井寺市の自宅に戻って数時間後に、急性心不全で死亡した。
中間管理職でありながら製造ラインに立ち、日勤と夜勤を1週間ごとに繰り返していた。度重なる早出と残業が加わり、1日当たりの労働は12〜19時間。年始から51日間、まったく休みがなかった。
作業着を脱ぎ風呂に入っても、体に染みついた工場の臭いがとれない。少しでも仕事から離れて仮眠してほしいと願った家族は、夜勤明けにクラシック音楽のコンサートに誘ったが、残業で行くことは叶(かな)わなかった。死の2日前のことだ。
心に響かぬ弔辞
葬儀の席で当時の社長が述べた弔辞は、悟をこうたたえた。「幾多の同志とともに、いばらの道を切り開き、苦難を乗り越えながら、まさに椿本精工の発展の歴史とともに、人生を歩んでこられました」。だが妻、チエ子(69)の心には響かなかった。
確かに悟はまじめに働いてきたが、実直な性格に乗じて休ませなかったのは会社ではなかったか。死の背景には会社の理不尽な働かせ方があったのではないか。労働災害(労災)を申請し、後に会社へ損害賠償を求める訴訟を起こしたのは、そう疑ったからだ。
会社はタイムカードなどの資料提供を拒否。担当者は「平岡さんのような労働は、ほかにも7人ほどやっています」と説明し、労働組合の関係者までもが「残業代が出て生活が楽になって、良かったんじゃないですか」などと心ない言葉をぶつけた。
チエ子は実名と顔を出して、新聞やテレビの取材に応じた。世間に訴えるしかないと考えたからだ。思いが通じたのか、悟の過労死は全国ニュースで報道され、反響を呼んだ。
「狂信的な献身」
シカゴ・トリビューンは記事の中で「労働への狂信的な献身が、日本を戦後の廃虚から世界で最も豊かな国に引き上げた」と、高度成長の負の側面として過労死をとらえていた。
いまや国内総生産(GDP)で中国に抜かれた日本だが、当時は「東洋の奇跡」を起こしたわが国への関心の高さから、皮肉なことに「karoshi」は国際語として定着していった。ただし、シカゴ・トリビューン掲載時、チエ子は「主人の生きた証しを残せた」という以上の感慨を持てなかったという。
「それよりも、過労死をなくす運動を根づかせたり広げたりしたいという思いが強かった。そうすることが、会社に対する最大の抵抗だと考えていました」
チエ子自身は、悟の死に直面するまで過労死という言葉を知らなかった。日本には、働きすぎやストレスで死んでいく労働者が多いという実態があることを、想像すらしていなかった。
意識を変えたのは、四十九日を終えたばかりの4月19日、偶然目にした新聞の、ある“ベタ記事”だった。それは弁護士や医師らでつくる大阪過労死問題連絡会が、全国に先駆けて初めて行う無料電話相談「過労死110番」の開催を告知していた。
(敬称略)
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/print/120106/wec12010613100006-c.htm
【karoshi 過労死の国・日本(3)繰り返される悲劇】先進国なのに…24時間働かせても合法
2011.8.10 13:37
米紙シカゴ・トリビューンに「経済戦争の戦死者」として取り上げられた大阪府藤井寺市の工場労働者、平岡悟=当時(48)=の妻、チエ子(69)は昭和63年4月23日、大阪過労死問題連絡会による初の無料電話相談「過労死110番」が始まった午前10時きっかりに電話を鳴らし、くしくも第1号の相談者となった。
電話を受けたのは、連絡会の結成に尽力した弁護士の松丸正(64)。悟は1日12〜19時間も働き続けた末に亡くなっていたが、松丸が問題と考えたのは、そこまでの長時間労働を可能にした「三六(さぶろく)協定」と呼ばれる協定だった。
日本の労働基準法が許す労働時間の上限は、国際基準並みの1日8時間、週40時間である。ただし、同法第36条では、会社が労働組合などの労働者の代表と協定を結んで労働基準監督署に届け出れば、残業や休日出勤を可能にしている。
その協定が、条文の数字にちなんで三六協定といわれているのだ。
三六協定が温床
「長時間労働を許す三六協定が、過労死の温床になっている」
これは今も変わらぬ松丸の持論だ。
しかし、悟の勤務先である椿本精工(現ツバキ・ナカシマ)の三六協定が、労基署から開示されたときばかりは、さすがの松丸も目を疑った。
残業可能な時間を「1日15時間」で労使が合意していたからだ。それは、法定の労働時間8時間と休憩1時間を足せば、実質24時間働いても合法になることを意味していた。
三六協定の存在は、国際労働機関(ILO)が採択した労働時間に関する条約約10本のうち、日本が一本も批准していないことと密接に関係している。
ILO前理事、中嶋滋(66)は「一本も批准していない先進国は珍しく、日本も早く批准すべきだという国際的な圧力があることは事実だ」としたうえで、こう指摘する。
「もしも批准をしたら即、実態が条約違反に問われてしまう。批准しないのではなく、できないと言った方が正しい」
ILOには、批准各国で条約が適用されているかどうかを調べる専門家委員会がある。労働法や国際法に詳しい学者ら18人で構成され、現在、委員長は初の日本人として法務省特別顧問の横田洋三(70)が務めている。
条約を批准していない日本に対し、改善を勧告することはできないが、横田は「ILOの国際基準に沿って、日本の実態を変えた方がいい」と話す。 「青天井」で物議
悟の過労死は、平成元年5月に労基署から労働災害(労災)と認定され、その後、チエ子が椿本精工を相手に起こした民事訴訟は、同社が全面的に責任を認めて6年11月に和解した。裁判の過程では、労務部長が「残業時間は青天井だった」と証言して物議を醸した。それでも、三六協定があることから、労働基準法違反には問えなかった。
「悟は自分の意思で残業し、過労になった」と主張していた会社側は、最終的にチエ子に謝罪した。チエ子は、まじめに堂々と働いてきた夫の名誉を守ることができたが、引き換えに過労死をなくすという理想を実現する手段を失ったようにも感じた。
悟の過労死から23年。三六協定をめぐる状況はほとんど改善されていない。次に取り上げる、ある若者の過労死をめぐる訴訟では、まさに三六協定に関して信じがたい主張を、会社側が行っている。
(敬称略)
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/120106/wec12010613120007-n1.htm
【karoshi 過労死の国・日本(4)繰り返される悲劇】「23年前の繰り返し」激安を支える月100時間残業
2011.8.11 14:50
ドイツの公共放送「ARDドイツテレビ」の日本特派員だったマリオ・シュミット(41)は昨年8月、報道番組で日本の過労死問題を取り上げた。「仕事のために自分を犠牲にするという倫理観のある日本だけでなく、ドイツでも『自分は仕事で疲れ切って死ぬかもしれない』と追いつめられる人は少なくない」との思いがあったからだ。
EU加盟国の中でも労働時間短縮に率先して取り組むドイツは、週35時間制を敷く国として知られるが、シュミットによると、それは「夢の世界」。現実には、過重労働に悩まされている国民は多いという。
ARDドイツテレビの取材を受けた京都市北区の吹上了(さとる)(63)と妻、隆子(56)は平成19年8月、長男の元康=当時(24)=を急性心不全で亡くした。東証1部上場の居酒屋チェーンの新入社員として滋賀県内の店舗で働きはじめてから、わずか4カ月後のことだ。
給与のからくり
元康はほぼ毎日、従業員のだれよりも早く午前9時ごろには出勤し、終電で帰宅していた。仕込み、昼営業、仕込み、夜営業と間断なく仕事を強いられ、休憩時間は包丁の練習や使い走りに費やされていた。
そうした実態もさることながら、問題は会社の給与体系にあった。公表していた初任給は19万4500円。ところが、実際には基本給を12万3200円に抑えた上で、残りを「役割給」と称し、月80時間残業しなければ満額支給しない仕組みをとっていたのだ。
厚生労働省が脳・心臓疾患の危険が生じると判断する平均残業時間は、まさに月80時間である。
きちょうめんな性格だった元康は、入社後の研修で知らされた初任給のからくりを、ノートに書き残していた。死後、ノートを見つけた隆子は「組織ぐるみで長時間の残業をし向けられていた」と痛感したという。
吹上夫妻は、会社に加え、経営陣4人を相手に、安全配慮を怠ったとして民事訴訟を起こし、1、2審とも勝訴した。過労死をめぐって大手企業経営陣の個人責任を初めて認めた判決だったが、会社側は上告している。
価格破壊の裏側
実は、役割給のほかにもうひとつ、見過ごせない争点があった。残業時間の上限を労使で決める「三六(さぶろく)協定」だ。この会社では繁忙期などの特別な事情があるときに限ってではあるが、月100時間に設定しており、1審判決が「労働者への配慮がまったく認められない」と指摘する根拠となった。
すると会社側は、2審になって同業他社13社の三六協定を証拠として提出。中には特別な事情があるときの上限を月135時間に決めている企業もあり、これを基に「外食産業で、残業を上限100時間とすることは一般的だ」と主張した。
企業は利益を出すために人件費を抑える。従業員は安い給料を残業代で補おうとする。価格破壊の裏側にあるこの構図が、長時間労働を常態化させている。
吹上夫妻の代理人を務めた大阪過労死問題連絡会の弁護士、松丸正(64)は「低価格を売りにする外食産業が、過労死の危険のある三六協定を常識としているなら、社会常識に反している」と批判した。
2審判決は「誠実な経営者なら、労働者の生命・健康を損なわない」とした上で、こう続ける。「だが過労死は、日本だけが突出して議論している特異な問題というのがILOの考えだ」
日本の不名誉として、世界に知られてしまった「karoshi」は、日本が先進国であるかぎり、自力で解決すべき国内問題なのだろうか。だとすれば、毎年死者が出続ける状況を放置することは、もはや許されない。
(敬称略)
=第1部おわり
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/print/120106/wec12010613160009-c.htm
【karoshi過労死の国・日本 第2部(1)復興の犠牲者たち】美談で済まされぬ「フクシマの英雄たち」
2012.1.7 12:00
福島第1原発の事故収束にあたった原発労働者や消防・自衛隊員たちが、スペイン王室のアストゥリアス皇太子基金から「フクシマの英雄たち」として表彰された。基金は創設約30年と歴史は浅いが、過去には国境なき医師団など国際平和に貢献した個人や団体に平和部門賞を授与しており、欧州ではノーベル賞に匹敵する権威ある賞として知られている。
作業開始40分後に倒れ…死亡
「彼らは極限状態にあるにもかかわらず、さらなる大惨事が起きるのを避けようと闘った。義務感や自己犠牲の精神という、日本社会に根付いた価値を示してくれた」。授賞理由にはそうあった。だが、10月21日の授賞式に原発労働者の姿はひとりもなかった。
東日本大震災による大津波で炉心溶融(メルトダウン)を起こした原子炉は、冷温停止の達成目標が年内に前倒しされたとはいえ、今も「誰か」が放射線に身をさらさなければ、制御できない。
厚生労働省によると、福島第1原発では毎日約2千人が働き、フクシマの英雄たちは、東京電力の社員と下請け労働者だけで、10月の段階で累計1万9237人にのぼっているというのだ。
一方でこんな現実もある。3〜6月に作業に当たった下請け労働者のうち、341人が一時、所在不明となった。
「推測にはなるが、労働者たちが過酷さや恐怖のあまり逃げ出した可能性がある」。原発労働に詳しい関西労働者安全センターの事務局次長、片岡明彦(52)はこう指摘する。「無名の労働者たちによる献身という美談で、済まされる話なのだろうか」
自然に息さえも…
真夏の作業。高線量の放射線から原発労働者の身を守った防護服は、代わりに42人を熱中症にした。
防護服は、微細なポリエチレン繊維を幾層にも重ねた特殊シートが素材で、空気をほとんど通さない。場合によっては厚手の上着や雨がっぱを上から着込み、酸素ボンベ付きの人工呼吸器を背負うこともある。
暑さに加えて息苦しさも追い打ちをかける。顔面を覆う防護マスクには、放射性物質を吸着する活性炭入りのフィルターが組み込まれているためだ。福島第1を含む原発3カ所で約30年前、下請け労働を体験したフリーライターの堀江邦夫は、著書「原発ジプシー」(現代書館)の中で、その過酷さをこうつづる。「ごく自然に息をすることさえできない-こんな生理的・精神的な苦痛を伴う労働が他にあるだろうか」
死と隣り合わせの重圧
静岡県御前崎市の配管工、大角信勝=当時(60)=は5月14日、汚染水処理施設の配管設置工事にあたっていたさなか、心筋梗塞で死亡した。雇い主である建設業者の説明は、こうだ。
深夜に宿舎を出発し、午前3時半、前線基地である「Jヴィレッジ」で防護服に着替えた。その後、約20キロ離れた福島第1原発で朝礼を受け、6時から作業を開始。重さ約50キロの機械を同僚と2人で運ぶ途中、体調不良を訴え意識を失った。6時40分ごろのことだったという。
構内には当時、医師は常駐しておらず、東電の業務用車両に乗せられJヴィレッジに引き返し、さらに約45キロ先の福島県いわき市内の病院に搬送されたが、すでに倒れてから約2時間40分も経過していた。
大角は作業2日目に死亡したが、生活は楽ではなく半年前からは建設現場でガス溶接の仕事に当たっており、狭い所に無理な姿勢で潜り込む厳しい作業が続いたことから、毎日のように「しんどい。大変だよ」と妻に漏らしていたという。
7月13日、妻は労働基準監督署へ労災を申請している。代理人を務める弁護士の大橋昭夫(63)はこう語る。「直前までの負担に加え、死と隣り合わせの環境で緊張を伴い、さらに防護服による蒸し暑さにも耐えようとした。これは、れっきとした過労死だ」
(敬称略)
◇
「karoshi」として世界に知られてしまった日本の過労死問題。第2部では、東日本大震災の復興に立ち向かう人々が直面する“震災過労死”を追う。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/print/120107/wec12010712000000-c.htm
【karoshi過労死の国・日本 第2部(2)復興の犠牲者たち】日給2万円…原発労働の対価と代償
2012.1.7 19:00
「おまえ、裏切ったな!」
福島第1原発事故の収束作業中に死亡した静岡県御前崎市の配管工、大角信勝=当時(60)=の妻、カニカ(53)は、夫が勤めていた建設業者の社長の言葉が忘れられない。
社長は50万円と引き換えに、ある書類に判を押すよう迫っていた。タイ国籍で日本語が不自由なカニカには読めなかったが、示談書のたぐいだったことは間違いないだろう。一度断ると、社長は金額を倍の100万円に引き上げ、それでも頑としてうなずかないカニカに、そう怒鳴りつけたという。
最初から社長はこんな態度をとっていたわけではない。福島市内の斎場で大角が荼毘(だび)に付されるまで、カニカにかかった宿泊費や交通費を負担した。大角が働いた分の給料も払い、生活に困るカニカに米を10キロ差し入れもした。
だが、カニカは市役所の無料相談を通じて代理人弁護士の大橋昭夫(63)と連絡をとり、労災申請の準備を進めていた。
「裏切ったな」という社長の言葉は、弁護士に助けを求めたことに対する逆恨みだけではなかったはずだ。背景には、労災が認められれば経営が傾きかねないという抜き差しならない事情があるのだ。大橋は端的に言う。
「元請けから仕事が来なくなるのを心配したのだろう」
「協力会社」の欺瞞
この業者は、東京電力が工事を発注した大手企業からみて4つめの下請けに当たる。電力会社が呼ぶところの「協力会社」である。
「協力を強いられているのに、あたかも進んで協力していると錯覚させる欺瞞(ぎまん)に満ちた名称だ」。そう批判するのは、約40年間にわたり原発労働者を取材してきたフォトジャーナリスト、樋口健二(74)だ。樋口は言う。
「底辺の労働者が何社もの下請け業者から搾取されている構造の上に、日本の原発は成り立っている」
汚染水処理施設の配管設置工事で、社長が大角に約束した賃金は、日給2万円だった。ただし、東電が発注した際の人件費が日給いくらと見積もられていたかは、定かでない。
2万円という日給が、危険とストレスの大きい仕事に見合った金額だったかはともかく、大角夫妻にとっては願ってもない条件だった。自宅アパートは6畳2間の2DKで、家賃は4万5千円。カニカが働くコンビニ弁当の製造工場の月給は、手取りで10万円強だ。
一方で、配管工としての大角の仕事は、この不況ともなれば収入も限られる。浜岡、島根、志賀…。大角の放射線管理手帳には、少なくとも平成3年から各地の原発を転々として働いていた記録があった。生きていくには、その経験を生かすしかなかったのだ。
最後の晩餐、愛の言葉
「福島での仕事が決まったとき、私は『頑張ってな』と言ってしまった。止めたらよかった」。カニカはそう涙をぬぐった。
自宅アパートは中部電力浜岡原発から約2キロの住宅地にある。停電の多いタイの農村で生まれ育ったカニカは、世界有数の技術力で電気を量産する日本の原発が、たとえ事故を起こしていても危険なはずはないと考えていた。出発の前日、夫とともに旅行かばんと作業着を買いに行き、食卓に好物のカレーと刺し身、缶ビール2本を並べてささやかに前祝いまでした。
「お父さん、周りの人に迷惑かけちゃだめよ」
「心配するな。母ちゃんは自分のことを考えな。そして2年でお金をためて、早くタイで暮らそう」
カニカが労災を申請したのは、「原発事故の収束のために死んだのだから、仕方がない」と思われることが、耐えられなかったからだ。カニカは言う。「地震や津波でさよならも言えず亡くなった方々は大勢います。私よりつらいと思います。でも私もつらいんです」
(敬称略)
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/120107/wec12010719000003-n1.htm
【karoshi過労死の国・日本 第2部(3)復興の犠牲者たち】津波被害との闘いの果てに…
2012.1.8 15:00
東日本大震災から1週間たった3月18日未明。集中治療室に搬送された宮城県七ケ浜町の税務課長、佐藤栄一郎=当時(60)=は、輸血をされながらあるうわごとを言った。「心配するな。早く役場に戻ってくれ」。付き添いに町職員がおらず、家族だけだと知ると、妻の久美子(55)に「ごめんな」と言い残し、息を引き取った。
町民から「税金で食ってる、当然だ」
仙台湾に面した七ケ浜町は、町内の約4割が津波にのまれた。死者・行方不明者は107人。隣接する石油コンビナートは火災で4日間、燃え続けた。電気は復旧までに2週間、水道は1カ月以上を要している。
非常用の発電機でしのいでいた町役場で、佐藤は当時、部下らとともに不明者の安否確認や炊き出しに追われていた。不眠不休で働き、職場で吐血し倒れたという。
こんな非常事態に、帰宅することは絶対にない、と久美子が悟っていたとおり、辛うじて被害に遭わなかった自宅に、佐藤は震災後、一度も戻らなかった。家族旅行や子供の行事よりも仕事を優先する男だ。久美子は、夫を誇りにこそ思っても、責める気持ちになどならなかった。
久美子は言う。「主人は死ぬまで役場で働けて、本望だったんじゃないかと思うんです」
労災申請に“罪悪感”
実は、佐藤にはC型肝炎の持病があった。3月末で定年退職する予定だった佐藤は、あと20日余りで治療に専念できるはずだったのである。
「震災さえなければ、佐藤さんは死んでいなかった」-。
ともに震災に立ち向かった七ケ浜町役場の職員たちはそう痛感し、公務員の労災にあたる公務災害を率先して申請した。もちろん、持病があっても、長時間労働や過重なストレスなどが原因で持病が悪化したと証明されれば、過労死と認定される可能性はある。
ただ、遺族は是が非でも過労死だと認めてほしいと思っているわけではない。最も気にかけているのは、佐藤の名誉を守ることであり、次女の美佳(28)は「申請が父の遺志に反しているのではないかと考えることもある」と、迷いさえ打ち明ける。
家族を失った町民がおり、海岸沿いには津波がえぐり取った家々の残骸がうち捨てられている。自分たちだけが公務災害にこだわる状況ではないと思ってしまう、いわば“罪悪感”のような感情なのだという。
いらだちの矛先
原発事故の収束と同じく、震災復興もまた、誰かが担わなければ前には進まない。ただあのとき、被災した市町村に勤める自治体職員なら、誰もが過重労働をするしかないという現実があった。
七ケ浜町役場の職員は約160人がいたにすぎなかったが、町民約2万1千人の絶望は、ときにいらだちとなって押し寄せてきた。「いつになったら給水の順番が回ってくるのか」「食料が届かないじゃないか」。「税金で食っているんだから、働いて当然だ」と、面と向かって言われた職員もいた。
復興にあたる自治体職員のなかでも、とりわけ住民と接する機会の多い職員は、いまもよく似たストレスを感じているという。美佳は「人手が足りていないのに、自衛隊や警察と違って目立つ仕事をしていない自治体職員は、あまり感謝される機会もなかった。職員も同じ被災者なのに…」と語る。さらに久美子は、長引く復興への道程をこう案じる。
「私たちと同じ思いは誰にも味わってほしくありませんが、こうした状態が続けば、震災過労死が起きるのは避けられないのではないでしょうか」
(敬称略)
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/print/120108/wec12010815010003-c.htm
【karoshi過労死の国・日本 第2部(4)復興の犠牲者たち】男泣きに泣いた父「訴えぬのは、いい息子でいさせたかったから」
2012.1.8 18:00
「俺、疲れたよ」。村の麓で会った同僚に、復興へ向けて走り回っていた青年は、ぽつりと言った。少し休んでいくよう勧められても「こうしちゃいらんねえ」と車を走らせた。車はその後、信号柱に激突し、青年は帰らぬ人となった。
新潟県山古志村(現長岡市山古志)の村職員、星野恵治=当時(32)。東日本大震災と同じ最大震度7を記録した平成16年10月23日の新潟県中越地震は、棚田や闘牛場、ニシキゴイの養殖池が点在する村の風景と同様、恵治の生活を激変させた。
全村民2167人が自衛隊のヘリで隣の長岡市に逃れ、恵治は避難所になった高校の体育館に入った。ボランティアとの交渉や村民からの相談を夜遅くまで受け、夜明け前に出発しては、孤立した村へ徒歩で入る日々を続けた。手塩にかけた簡易水道の被害状況を確認するためだ。
雪が降り積もる前に被害額を確定させなければ、復旧の予算がおりない。職員78人の中でやり遂げられる可能性があったのは、12年余りかけて簡易水道を全戸に敷設した恵治だけだ。孤軍奮闘するしかなかった。
村のため“本望”
「東北も依然、大変な状況なのだから、際限のない仕事を無理して全部やろうとしたり、一人だけに仕事を押しつけられたりすれば、恵治のように過労死してしまう」。母、信子(64)の訴えは切実だ。
地震2カ月後の12月22日に死亡した恵治は、復興に伴う長時間の過重労働があったとして、公務員の労災にあたる公務災害が認定されている。ただ、それは“震災過労死”の証明にはなっても、復興を願う被災者でもあった両親には、複雑すぎる感情しかもたらしていない。
父、祐治(69)は「そんなに疲れていたなんて…。俺が気づいてやれなかった」と、7年たった今も悔やむ。両親は地震後、恵治のいる避難所に身を寄せていたが、恵治とはほとんど顔を合わせず、たまに会っても話しかけなかった。村職員が村のために必死で働くのは当然、と思っていたからだ。
恵治には、高校卒業後に民間企業で1年間働き、村職員の募集があるまで待っていたという経緯がある。「山古志のために働きたい」。それは、本人が望んだことでもあった。
国会議員が忘れぬ“原点”
土砂崩れした崖道を、子供を背負って歩いてもらったという近くの集落の村民や、一時帰宅したとき玄関先でずっと待ってくれたことが忘れられないひとり暮らしの高齢者など、恵治を悼んで両親に感謝を伝えにくる人は、後を絶たなかったという。
祐治は壊れた自宅でひとり男泣きに泣き、信子は仮設住宅で一日中、遺骨を抱きしめたこともあった。それでも、「恵治の名誉を傷つけたくなかった。いい恵治のままでいさせたかった」と、裁判などで村と争わなかった。
ただ一度だけ、信子は偶然、顔を合わせた村長の長島忠美(ただよし)(60)に「恵治を亡くして、切なくてしようがない」と感情をぶちまけている。
山古志村が長岡市と合併した後、衆院議員に転身した長島は、中越地震と復興に向けた日々を回想した著書「国会議員村長-私、山古志から来た長島です」(小学館)の巻頭言に、こう記した。「山古志復興に尽くして亡くなった星野恵治氏に-この本を捧(ささ)げる」。そして、恵治の過労死に直面したとき、村長を辞職しようと思った、と告白している。
著書での長島の言葉にはこうある。「悔やんでも悔やみ切れない気持ちは今も胸に抱いている。でも私がどれだけ悔やもうとも、彼はこの世にはいない。そのことの重さは生涯忘れるつもりはありません」
(敬称略)
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/print/120108/wec12010818010004-c.htm
【karoshi過労死の国・日本 第2部(5)復興の犠牲者たち】「なぜ主人が2度も派遣された…」
2012.1.9 18:00
「被災地に2度も行かなければ、主人は死んでいなかった。なぜほかの職員ではなく、主人が派遣されてしまったのか。その思いだけは、ずっとある」
東日本大震災の復興支援で大阪府から岩手県に派遣された職員、垣内祐一=当時(49)、仮名=は平成23年5月14日夜、宮古市内の宿泊先で倒れた。脳内出血だった。4月3〜7日に続いて2度目となった派遣のさなかのことだ。運転手である祐一は、同じく応援組の保健師や栄養士を車に乗せ、宮古市内の避難所20カ所あまりを巡回していた。
妻の友子(49)=仮名=は、搬送先の宮古市内の病院に駆けつけたとき、被災地での運転が想像していた以上に大変だっただろうと痛感した。震災から2カ月たっていても、がれきのほかに何もない光景は、テレビで見ていたよりずっと悲惨だったからだ。
2度目の派遣が決まったとき、祐一は友子に不安げにこう語っていた。「被災地は困っている。でも誰も行きたがらない。だから、少しでも道に慣れた自分が行くべきなんだろうな」
だが、上司からの打診に対し、祐一は表向き「わかりました」と即答している。2度目だから断ってもいいと告げられたのに、冗談交じりに「もっと長く被災地にいてもいいですよ」とも応じていた。
曖昧な境界、暗黙の強制
上司とのやりとりを伝え聞いた同僚たちの中には「祐一が被災地への派遣を志願した」と誤解した人もいるが、友子にとって「わかりました」という即答は、強い責任感の表れだったとしか思えない。
甲南大名誉教授(労使関係論)の熊沢誠(73)はこう指摘する。「人間として断れない状況に追い込まれるのであれば、たとえ災害派遣でも、強制という側面があるのではないか」
熊沢は過労死問題を「強制された自発性による悲劇」ととらえる。例えば、少しでも残業代を得るために深夜まで働くことは「自発的」とは限らない。基本給だけで生活できないのなら、そのような働き方は「強制された」とも受け取れるからだ。「強制と自発の境界があいまいになっている日本の労働現場は、過労死を起こしやすい」という熊沢の観点からみれば、祐一の死もまた、強制された自発性による悲劇といえるかもしれない。
橋下行革の果て、畑違い業務に
「『被災地派遣で過労死』大阪府職員遺族、公務災害申請へ」と、8月25日のMSN産経ニュースで報じた通り、友子は祐一の死について、公務員の労災にあたる公務災害を申請した。「誰も恨まないけれど、主人も『復興の犠牲者』という証明がほしいと思うはずだから」と友子は語る。
もともと、祐一は技師として大阪府に採用され、20年以上にわたり医療機器の操作を担当していた。それが、橋下徹知事流の行政改革のあおりで、約2年前、運転手に配転された。
まぶしさを感じすぎる軽い白内障を患っており、必ずしも運転に向いていたわけではない。それでも祐一は、新しい仕事に慣れようと懸命に働いた。支給される地図だけでは道に迷うからと、自費でカーナビを購入し、公用車に取り付けていたほどだ。
大阪府で運転手をしている職員は約30人。祐一と同じく保健師らを乗せる避難所の巡回業務は、3月24日から7月2日まで派遣が続いた。祐一を2回選んだ府健康医療部は「介護や子育てといった家庭の事情、本人の体調、日常業務の都合を加味して誰を出すか決めていた」と説明する一方、期間中に一度も派遣されなかった運転手がいたことも明かしている。
被災自治体に派遣された全国の職員の総数は、7月1日までだけで延べ5万6923人を数える。被災自治体の職員を兼任する辞令を伴った派遣もあり、長い人では今年24年の3月まで現地にとどまるという。
“震災過労死”のリスクは、まだ続いている。
(敬称略)
=第2部おわり
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/print/120109/wec12010918000001-c.htm
【karoshi過労死の国・日本 第3部(1)若者に迫る危機】ワープア、ブラック企業、鬱で自殺…悪循環
2012.3.17 18:00
昨2011年世界規模で起きた、ある重大ニュースの発信源は米ニューヨークだった。「ウォール街を占拠せよ」。格差社会に疑問を持つ若者たちによって9月に自然発生したデモが、フェイスブックやツイッターといった新しいメディアを通じ、わずか1カ月間で東京を含む1400以上の都市に波及したのだ。
非正規20代の2割、月10万円みたぬ収入
デモは、先導者がおらず統一した要求もないという異例づくしだったが、だれかが必ずこんなプラカードを掲げていた。「We are the 99%」(私たちが99%だ)。1%の富裕層が招いた金融危機を99%の貧困層が尻拭いしているという批判を込めた言葉だ。これが、日本の若者たちの間でも共感を呼び続けているという。
貧困問題に詳しい作家の雨宮処凛(36)は「デモの広がりは、非正規労働者と正社員が対立するという構図が、嘘であることを気づかせてくれた」と説明し、過労死問題について重要な指摘をしている。「非正規労働者の貧困と正社員の過労死は、表裏一体の社会問題なのだ」と。
派遣社員やパート、アルバイトといった非正規労働者の待遇が悪くなれば、正社員は明日はわが身と感じて会社にしがみつく。正社員は過労死のリスクを抱え、非正規労働者は仕事を奪われてますます貧困に陥る-。そんな悪循環が、日本の労働現場に起きつつあるというのだ。
30代3割が精神発症で労災申請…20代も2割
兆候は、若い世代にほど顕著に表れている。一昨年の厚生労働省調査によると、20代前半の働く男性のうち、非正規労働者の割合は46%。うち44%が月収10万円にも満たない。
大阪過労死問題連絡会会長で関西大教授の森岡孝二(67)は言う。
「ワーキングプアと過労死は、特に“ブラック企業”の中で併存している」
ブラック企業-。低賃金での長時間労働やサービス残業を強いたり、暴言などのパワーハラスメントが当たり前だったりする会社を意味する言葉だ。
この呼び方は、ネット掲示板への書き込みを書籍化した黒井勇人の「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」(新潮社)で知られるようになった。
出版された平成20(2008)年は、ちょうどリーマン・ショックと「年越し派遣村」で、非正規労働者の貧困問題が注目された年だ。
年越し派遣村の出現を境に、若者に迫る過労死の危機が表面化したと考えるのが、NPO法人「POSSE(ポッセ)」事務局長、川村遼平(25)だ。川村は、POSSEが受ける年間約350件の労働相談に、ある変化を感じている。派遣切りに続いて、入社1〜2年目の正社員が不当に解雇されはじめ、それがなおも続いているというのだ。
「相談者の大半が、自分でも気づかないうちに過労死寸前まで働き、心を病んだ末に退職を強要されている」。川村はそう明かす。
パソコン相手、孤独な労働
厚労省によると、働き過ぎや職場でのストレスから鬱病などの精神疾患を発症したとする労災申請は22年度、過去最多の1181件にのぼった。年代別では、30代の390件(33%)が最も多かったが、20代も約2割を占めていた。
「karoshi」が英語として使われだした約20年前は、40代の働き盛りが急死する例が目立っていた。
それが今は、精神疾患を悪化させて正常な判断力を失い、自ら命を絶つ「過労自殺」として、若者に蔓延(まんえん)している。これこそが、過労死問題に取り組む弁護士や学者、遺族たちに共通する、現状への危機感だ。
甲南大名誉教授の熊沢誠(73)は「今の若い労働者はコンピューターに向かう孤独な作業が多く、上司の圧力にも1人で対峙(たいじ)しなければならない」と指摘し、こう持論を述べる。
「若者は昔に比べて弱くなった、という精神論は必ず指摘されるが、それは本質的な問題ではない。ワーキングプアの若者が過労自殺の危機に直面しているいまだからこそ、社会は過労死問題と真剣に向き合わなければならないのだ」
(敬称略)
◇
第3部では、日本の将来を担う若者たちが過労自殺という形で「karoshi」に至る現実を探る。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/print/120317/wec12031718010009-c.htm
【karoshi過労死の国・日本 第3部(2)若者に迫る危機】“正社員”餌に残業100時間 「マジで無理…」首つり
2012.3.18 18:00
「本人には悪いが、息子は就職戦線での“負け組”でした」。長男を「過労自殺」で亡くした父親は、そう言葉を絞りだした。
平成20(2008)年8月2日朝、村井義郎(65)=仮名=は兵庫県尼崎市の自宅で長男、智志=当時(27)、仮名=の変わり果てた姿を見つけた。スーツのズボンに白い肌着という出勤時に着る服装のまま、首をつっていたという。
智志は、死のわずか4カ月前に「正社員」になったばかりだった。それまでの5年間を、アルバイトなどの非正規労働者として働きながら就職活動に費やしていたのだ。
智志が大学を卒業したのは、就職氷河期まっただ中の15年3月。前年10月時点での就職内定率は、64・1%だった。いまや24年3月の卒業予定者で59・9%というさらに厳しい時代を迎えているが、当時でも智志は3年生から応募を始め、書類選考だけで落とされ続けたという。
ようやく面接にこぎつけた会社からは、容姿をけなされる“圧迫面接”を受け、自信を失ったこともあったが、希望は捨てなかった。義郎を安心させたいという思いが強かったのだろう。回り道の末に採用が決まったとき、智志は「やっと正社員になれたよ」と笑顔で報告している。
「朝7時15分〜午後4時15分」で求人、実際は
就職先は大手飲料メーカーの孫請けで、自動販売機に清涼飲料水を補充する会社。コンピューター関係の仕事に就きたいという夢を持ち、資格取得に向け勉強もしていた智志にとって、求人広告にあった午前7時15分〜午後4時15分という勤務時間は魅力だった。
だが、実態は違った。朝は6時台に出社し、清涼飲料水を運ぶトラックの洗車を済ませておかねばならない。トラックで自販機を回り、商品補充を終えて夕方帰社しても、翌日分の積み込み作業とルート確認、在庫管理などに追われ、帰宅は深夜になった。
補充自体も過酷な肉体労働だ。1日のノルマに加え、自販機の故障や客からの苦情があれば、急行しなければならない。「倒れそうです」。自殺1週間前の7月26日の日報にはこう記したが、智志だけでなくほかの従業員も「まじで無理!!」とつづっていた。
「耐えられないなら、辞めてもいいよ」。姉の寛子(34)=仮名=は何度もいたわったが、智志の答えはいつも同じだった。
「せっかく正社員になれたんやから、もう少し頑張ってみるよ」
実際は「元請けの契約社員」
智志の死後、義郎と寛子は会社を訪ねて遺品を受け取った。そのとき、机の引き出しから見つかったある書類に、2人は目を疑った。智志が正社員ではなく、元請けの契約社員であると明記してあったのだ。
書類の日付は7月11日。自殺の約3週間前だ。これ以降、日々の出費や雑記がこまめに記されていた手帳は、ほぼ空白になっている。「正社員だと信じて疑わずに就職したのに、本人は相当なショックを受けたに違いない」。義郎はわがことのように悔しがる。
智志の過労自殺は22年6月、直前1カ月間の時間外労働(残業)が100時間を超えていたなどとして労災が認定され、義郎は会社を相手に民事訴訟を起こした。智志が本当に正社員でなかったのかは、まだはっきりしないが、義郎は少なくともこう確信している。
「会社は正社員という餌をちらつかせて、アリ地獄のように待ち構えていた。健康でまじめに働く息子はいい獲物だったはずだ」
夢を持ちながら頑張り抜いた智志を、義郎は就職戦線の負け組とは口にしても、人生の負け犬だとは、決して思ってはいない。
(敬称略)
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/print/120318/wec12031818000002-c.htm
【karoshi過労死の国・日本 第3部(3)若者に迫る危機】“国策”地デジの影…SEは鬱率3倍
2012.3.20 07:00
最後の言葉「もう一度だけ、会社に戻る」
「命が大事。もう会社を辞めて」
神戸市須磨区の西垣迪世(みちよ)(66)は平成17(2005)年秋、鬱病で休職し帰省していた一人息子の和哉に、たまりかねて言った。見るからに疲れ果てていたからだ。
就職氷河期のさなか、システムエンジニア(SE)として川崎市内の会社に入って4年目。日本有数の大手企業の子会社だったが、人間らしく働かせているとは到底思えなかった。
「もう一度だけ、会社に戻るよ。それでダメなら帰ってくる」。最後に和哉は母を気遣うようにそう言い残し、社員寮へと戻った。そして復職から約2カ月後の18年1月、鬱病の治療薬を大量に飲んで死亡した。27歳だった。
生前、和哉は迪世にこう漏らしている。同僚にも鬱病患者が多く、自分だけ弱音を吐くわけにはいかないこと。上司の期待に応えたい気持ちがまだあること。もしこのまま退職しても、再就職は難しいこと…。
すし詰め231人、昼夜ブロイラー状態
厚生労働省が発表する新卒とパートを除く有効求人倍率は5年以降、毎年1倍を切っている。正社員に転職したくても、全員には職がないという現実は、たしかに厳然としてあったのだが、「同僚にも鬱病患者が多い」とは、何を意味していたのか。
「過労自殺」につながる精神疾患での労災申請が急増している現状を踏まえ、厚労省は昨年11月、新しい認定基準をまとめた。2カ月連続で月120時間残業すれば「強い心理的負荷」に当たる-などと例示し、審査を迅速にするのが目的だ。
迪世のケースは同年3月の東京地裁判決で労災認定されるまでに、約5年を要している。その過程で会社側は、和哉と同じ14年入社組の6人に1人がメンタル不調を訴えた経験があった事実までも明かしていた。
「なぜ僕が止められなかったんだ」。同僚の一人で和哉の友人でもあった清水幸大(29)=仮名=は、突然の訃報を聞かされたとき、自責という言葉では足りないほどの怒りが自分に対してこみ上げた。清水もまた、鬱病を患っていた。和哉と違ったのは、病状の悪化に耐えられずに退職し、営業職の非正規労働者に転職していたことだ。
合併や再編…メンタル対策継続できぬIT業界
当時、清水は和哉と食事をともにした機会に、見かねて「体を動かす職人のような仕事をした方がいい」と勧めていた。和哉は「そうやな」と答えただけだったという。
「和哉がSEに誇りをもって働いていたのは分かっていた。ただ僕は、心と体を壊してまでやる仕事じゃないと思った。もっと強く辞めろと言っていればよかった」。清水は悔やむ。
2人が鬱病になったきっかけは、入社1〜2年目の平成15年に相次ぎ投入されたプロジェクトだった。在京テレビ局の地上デジタル放送のシステム開発だ。昨23年7月の完全移行に向け、地デジ化への準備は当時、すでに始まっていた。
失敗の許されない“国策”だったためか、会社はワンフロアに最大231人ものSEを集め、作業を急がせた。狭い机と人いきれの中、2人は昼夜を問わず働き続けた。食事は弁当をかき込むだけ。終電を逃せば机に突っ伏して朝を迎えた。仮眠室やソファが与えられなかったからだ。
著書「ITエンジニアの『心の病』」(毎日コミュニケーションズ)がある精神科医の酒井和夫(60)は、SEなどのIT技術者は機械相手で会話が少なく、仕事を抱え込むおとなしい性格の人が多いため「一般企業の会社員に比べ鬱病の発症率が2〜3倍ほど高い」と指摘している。
酒井は警告する。「IT企業は、合併や再編が多く、大半が継続してメンタルヘルスに取り組んでいない。IT時代は若いSEを大量に生んだが、こうした若者も過労自殺の危険にさらされているのだ」
(敬称略)
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/print/120320/wec12032007010001-c.htm
【karoshi過労死の国・日本 第3部(4)若者に迫る危機】ITに無理解、労災認定2.2%
2012.3.20 12:00
「職業の専門家であるはずなのに、あの人たちはシステムエンジニア(SE)やIT業界がどういうものなのかを知らなすぎた」。元SEの清水幸大(29)=仮名=は、そう振り返った。かつての同僚、西垣和哉=当時(27)=の死をめぐる労災申請に協力し、「労働保険審査会」で証言したときのことだ。
「過労自殺」を含む広義の過労死の労災申請は“三審制”を敷いている。まず会社のある労働基準監督署に申請し、認められなければ各都道府県にある労働局の審査官に不服を申し立てる。それでも棄却された場合に再審査を求めるのが、厚生労働大臣が所管する労働保険審査会だ。
法廷に似た小さな一室に、裁判官役の委員3人が並ぶ。委員は「労働問題に関する識見を有する学識経験者」と法に定められており、任命には国会の同意も必要とされている。
だが、清水に対する質疑は当初予定の10分を大幅に超えて1時間以上に及んだものの、その大半はSEに対して理解がないとしか思えない内容だったという。
そして、決定は覆らなかった。
残業80時間なら“過労死ライン”
労働保険審査会は“狭き門”で知られる。労災を逆転認定したケースは、平成22年度で2・2%にすぎないのだが、棄却という裁決を下された大多数の中には、さまざまな事情から、その先にある行政訴訟をあきらめざるを得なかった過労死遺族がいることも確かだ。
大阪府八尾市の富原美恵(61)は20年1月、東京の大手企業に勤め始めてわずか10カ月だった営業マンの長男、貴史(たかふみ)=当時(23)=を、過労自殺で亡くした。
美恵は労災を申請したが、労基署と労働局審査官からは棄却されていた。自殺直前の時間外労働(残業)が“過労死ライン”である月80時間に満たないと判断されたためだ。
それでも、貴史が鬱病を発症していたことは明らかだった。死の4日前には、先輩社員に少し話を聞いてもらっただけなのに「このご恩は一生忘れません」と、目に涙をためて頭を下げた。「仕事がやばい。自殺を考えている」。交際中だった女性に対する憔悴(しょうすい)しきった告白は、もっと直接的だった。
上司「10時間超す残業を付けるな!」
実は、貴史の労働時間は勤怠表の記録よりも長かった可能性がある。上司は「残業を月10時間以上つけるな」と叱責したことがあったからだ。取引先の接待が午後10時すぎまであった日でも、記録上は6時終業になっていたという。
労働保険審査会に臨むにあたり、美恵はかつて貴史と同じ部署で働いていた元社員と会うために、移住先のオーストラリアへ飛んだ。自殺の1カ月前から会社で寝泊まりする機会が増えていたこと。パソコンが動いている時間が労働時間と数えられるため、電源を切ってまで仕事していたこと…。元社員は、貴史の知られざる働き方を明かし「労災が認定されるように」と陳述書を書いた。
美恵は、この元社員を含む同僚5人から陳述書を取りつけ、事前に提出した。当然のように質疑があると考えていたが、当日、委員3人は「陳述書はもちろん拝見しています」と言ったきり、ほとんど質問もせずに審査を打ち切った。「本当に読んでくれているのだろうか」。美恵がそう感じたのはこの日、ほかの審査が実に10件以上入っており、時間をかけたくないという態度がありありとうかがえたからだった。
いくら状況証拠を集めても…
裁決は棄却だった。美恵は、実際の残業時間を証明する有力な証拠を独力で集めることができず、行政訴訟を断念した。美恵は言う。「これだけ状況証拠を集めても、だめなんだと痛感した。厚労省には心の底から失望しています」
(敬称略)
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/print/120320/wec12032012010004-c.htm
【karoshi過労死の国・日本 第3部(5完)若者に迫る危機】労基署さえサービス残業…根絶へ防止法を
2012.3.20 18:00
「過労死の労災が認定されるかどうかは、ある意味“運”もある。担当者の力量に左右されるからだ」。労働基準監督署で約20年間勤務していた元職員、後藤圭次郎(40)=仮名=はそう明かす。労災申請の窓口となる労基署は全国に321あり、ハローワークと同様、47都道府県にある労働局が管轄している。
後藤の勤務先では、労災審査の担当職員を「輪番制」で決めていた。つまり申請のあった順に、機械的に割り振っていたのだ。新人、ベテランを問わず、ましてや過労死問題に詳しいかどうかは関係ない。
労災の認定は「労災保険金」の支払いを意味するため、輪番制にはこんな弊害もあったという。「労働者保護の観点から、払えるだけ払おうとする職員もいれば、民間の損保会社並みに渋る職員もいる」
労災保険金の原資は、ハローワークの失業給付金と同じ「労働保険料」だ。主に企業から徴収され、厚生労働省所管の特別会計で運用されている。平成23年度当初予算では、徴収予定の3兆2210億円のうち、労災保険金には7930億円(24・6%)しか回されず、大半は失業給付金に充てられてしまう実態があるのだ。
積極認定なら過労死を減らせる
担当になった職員は申請者本人から話を聞いた上で、同僚や上司、人事管理者らから事情を聴く。検察官や警察官と同様に“調書”を取り、署名と押印も求める。合わせてタイムカードや賃金台帳、出勤簿の提出を求めて証拠を集める。
「企業は、労災認定の先にある責任追及やイメージダウンを恐れる。だから非協力的になることが多い」。ただし、虚偽や妨害などには6月以下の懲役または30万円以下の罰金を科すというから、担当職員には強い権限があるといえる。
後藤が問題視するのは、それでもこの権限を使いきることができない内部事情だ。「担当職員が抱えている案件が多すぎる。笑えない冗談だが、職員もサービス残業をしている」
在職中、後藤は「過労自殺」やそれにつながりかねない鬱病などの精神疾患の事案を、10件以上担当した。近年はやはり若者の事案が多いことを痛感していたが、調査の人手が足りないというお粗末な状況では、認定のハードルは高かった。
「労災保険金を早くもらえれば、申請者は症状が軽いうちに治療に専念できる。行政が積極的に認定すれば、亡くなるほどの深刻な事案は減るのだが…」。後藤はそう考えている。
署名100万人、超党派で
既存の労働行政と法令だけでは若者たちが過労自殺してしまう現状は打破できないのではないか。過重労働を課すことは、企業にとって短期的に利益になっても、長期的には人材の流出や枯渇を招くだけではないのか-。そんな思いが今、過労死問題に取り組む弁護士と遺族を突き動かしている。
昨年11月18日、衆議院第1議員会館で「過労死防止基本法」の議員立法による制定を目指す院内集会が開かれた。参加者約250人のうち、国会議員は党派を超えた約20人(代理を含む)。100万人の賛同署名を集めようと決議したこの集会は、大阪過労死問題連絡会が中心になって仕掛けたものだった。
法案には、国や企業の責務を明確にし、国が調査研究にあたって過労死対策を立てることなどが盛り込まれる。連絡会事務局長で弁護士の岩城穣(ゆたか)(55)は言う。
「働き方と働かせ方だけでなく、日本の根幹を変える法律になる。わたしたちはそれに挑戦し、過労死の根絶を目指す」
(敬称略)
◇
この連載は小野木康雄が担当しました。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/print/120320/wec12032018000005-c.htm
想定して準備をするのが当たり前だと思うけど。
水がプールから抜けたら、あらゆる対応を考えるべきだろうに、脳みそがないのかな。
いまだに東京電力幹部はコストカッターで四苦八苦してるようだ。
ゴルフ場にばら撒いた放射能も、無主物として弁償もしないケチンボぶり。
それを裁判所までが認めるという異常な日本だ。
誰でも想定できることも、東京電力は想定さえ出来ないお殿様ばかりなのか!
http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/242.html#c3
700kmも離れた新潟市沖にセシウムが溜まるくらいなら、韓国本土では
人間が住めないくらいの放射能に包まれてるよ。
フクシマ原発から200kmだから、信濃川沿岸のセシウムを集めて濃縮し
新潟市河口の土から検出されたの。
阿武隈川の河口仙台付近ではセシウムがどれだけ濃縮してるか寒気がする。
http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/236.html#c3
でも一般国民は、よう理解できないなぞ・・・。
http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/204.html#c97
おそらく、じきに売国奴政府は、にっちもさっちもいかない不利な状況に立たされるだろう。だから、最初から売国奴政府とは、一線画しておくことが必要だ。
→棚上げ合意の無視は無視である。大きな約束違反だ。日本は日本として、こういう違反をしてはならない。売国奴政府のスタンドプレイであり・この一方的なやりかたには大反対だ!
石原の言葉で寄付をした東京都民はどうだろう?
最初から、石原独断の完全なミスリードであり、結果的に、国政の危機を誘発するだけだった。国民に不利益をもたらせる政治家をみわけるべし。
外国から奪われそうな領土を奪い返そうというのは結構。しかし、その前にアメリカに可なりの部分が奪われていて、尚完全に国家全体が強奪されようとしていることへの対策と、日本の国家権力の奪い返しのほうが最優先だ。そうしたら、まず出てくるのが、国士面しているスパイ政治家達の駆除が対象として最初に出てくるのだ。石原や野田、石破、前原、橋下などが。こういうスパイ等日本を奪い返そうということ。
日本の正しい言い分は当然だが、石原や野田の強硬な態度は、本来の日本人のとる判断ではない。
中国は引き下がらない。
必ず大きなペイバックを用意してくる。
きっと大掛かりなものを考えている。
後で日本が必ず後悔したくなるような。
国民はとにかく売国奴権力と、切れることだ。
本気になった中国に、今度は何を買収されるか分かったものではない。北京閥もこの攻撃には加わる。中国cia上海閥所有のスカラー兵器は日本国民に向けて、前回になるだろう。鬱病が増える。
そこへ日本の破滅なんか念頭に無い各国ciaの手下のハイエナ共が、儲けのチャンスと見て、連携して盛んに動き回るということが重なるのだ。
インチキ売国奴日本政府にはそもそも確たる領土認識も防衛責任も無い。
ロシアは中国を助けて、売国奴政府を嘲笑するかのように、北方領土で世界から人を呼ぶ国際的な催しを開催するかもしれない。野田や石原なら招待されてのこのこ行くかも知れん。正体は日本売国奴の国家切り売りセールスマンなのだから。
まちがいなくユダ金の悪手打ちである。それに従った売国奴だけに責任を取らせるのだ。
国民は売国奴勢力の戦争誘導に乗らないように。
上手く立ちまわって、この国から売国奴を一掃するのだ。
売国奴には、重要なイニシャチブをもたせてはいけない。もったら、危険と判断して、とにかく、日本破壊工作排除の攻撃目標を探す努力に努めなくてはならない。
日本の子供並みの不徹底さ。無責任、杜撰な見識。←これがユダ金が日本時のこころの中に植え付けて染みこませ作ったものなのだ。いつまでもこんなことにも気付かずに、売国奴に好きにさせているから情けないんだ。国民が総出で負けているのだ。
言うとおりにされないには ←大衆誘導の最大の狡猾な研究者はユダ金なのだ
日本国民が売国奴の主張とは別な主張を、中国に対しては共有していなければならない。これは売国奴とは別の、売国奴とは高い所に何事も国民は正しいイニシャチブを持たねば、簡単に支配されて、誘導されると言うことだ。
何事にも無関心無感動なすがまま傍観者無責任の態度が、ユダ金の日本支配のねらい所だ。
そもそも国内の売国奴との同行への見切りがはっきりつけられない日本国民の弱さに起因していることだ。反対分子は除去され、奴隷に便利なイエス・マンばかりを重用する風潮にさえ変わり果てた。若造イエスマンが義理人情を近視眼の儲けの大小だけの基準で、切り捨てているのを見ても、トップが見て見ぬふりだ。
価値観レベルの完全支配が、日本の国のトップから長い時間をかけて行われてきたことなど、現在の無力な市民がどうして急に理解できようか?労働環境の破壊は、人間の道具視による人間関係の破壊に向かって突き進む。
日本が支配されているこの大掛かりな価値観全体に、根本からノーを突きつける必要がある。画策してきた相手は、とうに分かっているのだ。
正論の支柱を共有して維持していくのには、知性も精神も良心も責任も協力もハイレベルの者が国民の間に多数必要だ。
育成が必要なことだ。
しかし、その育成は若者からは拒絶され、妨害も多く、手段方法も見いだされていない。
売国奴文部科学省教育、売国奴マスコミ洗脳が、今痛いほど日本の危機に効果を現している。烏合の衆。しかも敵味方の識別もつかず、国の危機回避に役立たず。創価のように、亡国の道具に使われてまるで気付かず、得意になるくらいなのだ。
ユダ金汚染世界の奴隷になるな!
全世界中を席捲している、ユダ金発の数世紀の悪行の完成、拝金弱肉強食汚染価値観の秩序の横暴がある。あろうことか現実の経済支配もされてしまっている。
しかし、最近になり、正体と全貌が分かり、対策が練られ、成功しつつある。世界のあちこちに、この人類の敵ユダ金プロテストに団結する人々が現れた。この人々は希望である。この人々の中から出る主体性(イニシャチブ)こそ、力を増し加えて欲しいものだ。国にとっての主体性(イニシャチブ)とは、国民主権、国家主権である。いま日本国OSの防備セキュリティソフトは大変に脆弱。ユダ金スパイウイルスに好きにされている。
日本のキリスト教徒はなさけないなあ。キリストを殺した、傲慢不遜ユダヤ人リーダー達の、一貫してキリストを拒み続けてきた彼等の子孫達が、歴史的金融詐欺で世界に悪魔帝国を築き上げたというのに。
キリスト教会破壊の歴史的な偽物がたくさんでてきているというのに、かび臭い古臭い役立たずの教義の繰り返し。
どっち着かずの当たり障りのない二股のお利口さんを決め込んでいる。時代を進んで見分けもしない。まともな意見もみかけない。情けねえなあ。日本のキリスト教!まったく頼りにならん。
http://www.asyura2.com/12/warb9/msg/823.html#c145
こいつら、いつも、えらそうに予言者面してるけど、いざとなるとゴキブリのようにこそこそ逃げ出すだけなんだよな。テレビの評論家もそうだ。
自分の予測がはずれたら、切腹して見せてくれよ。
>日本国債の売り崩しを狙うヘイマン・キャピタルのカイル・バス
不安を煽って、国債を売り崩して、逃げ出す人間のくずだろ?
http://www.asyura2.com/12/hasan77/msg/539.html#c20
中国の経済不均衡、当面は正しい路線
2012年 09月 11日 13:07
コラム
コラム:「政局秋の陣」カギ握る自民総裁選
コラム:資源国通貨は割高か、経常赤字でも通貨高の謎解き=亀岡裕次氏
コラム:アマゾンがアップルに仕掛けた勝負
コラム:ECB合意でユーロ高、105円も想定内=佐々木融氏
By John Foley
[北京 10日 ロイター BREAKINGVIEWS] 中国の不均衡是正、ここにあり。胡錦濤国家主席はアジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議でインフラ投資の利点を激賞し、折しも中国政府は地下鉄から下水道に至るまで約1兆元規模の地方公共事業を承認した。景気拡張のけん引役を投資から個人消費に移すという目標は棚上げされた。
しかし当面はこれがあるべき姿だ。
投資は既に中国の経済支出の46%を占めている。移行経済においては正常な水準だが、工業化がピークに達すると低下するのが普通だ。シンガポール、韓国、タイ、日本といった国々はいずれも、投資比率が中国と同様の水準まで上昇した後、低下している。しかし中国の投資比率は拡大を続けている。
ある意味で、中国は避けがたい事実を受け入れていると言える。不均衡是正を短期間で達成するのは元より難しそうだった。中国では、個人消費の伸びが投資の伸びをしつこく下回り続けてきたからだ。8月の小売売上高は前年同月比13.2%増となったが、固定資産投資は1─8月期に20.2%増加している。国内景気が減速し、諸外国からの需要も低迷を続けそうな今、政府肝入りのインフラ投資は財政面での景気刺激策として最も即効性が期待できる。
投資を縮小することで一心不乱に不均衡是正を追求すれば、経済原理主義者は喜ぶかもしれないが、ほとんど意味はない。中国では既に投資が貯蓄を下回っており、貿易相手国をいらだたせる巨額の貿易黒字を生んでいる。投資を削減しながら、その他の項目が変化しないとすれば、中国の資本輸出は増え、貿易収支の不均衡は拡大するだろう。必要なのは所得増を通じた消費の促進(これは実現しつつある)と、通貨高(今のところ実現していない)だ。
その上、中国はまだ適切な種類の投資を必要としている。輸送網と基礎的な公益施設が不足している。ゴールドマン・サックスによると、2010年時点で、1平方キロメートル当たりの鉄道路線はベトナムと同規模で、インドの約3分の1。ノムラによると、先週発表されたプロジェクトの約25%は地下鉄と都市交通で、中国が都市化を続ける中で必要なものだ。
中国が投資で失敗を犯してきたのは間違いない。地方の銀行支店や地方当局への依存が鉄鋼、アルミニウム、不動産といった部門への過剰投資をあおった。新たな景気刺激策においては、これまでよりも中央からの管理と資金拠出を強める必要がありそうだ。しかし中国が無駄のない投資を生み出せるなら、経済は当面、不均衡ながらも健全でいられるだろう。
* 筆者は「Reuters Breakingviews」のコラムニストです。本コラムは筆者の個人的見解に基づいて書かれています。
関連ニュース
中国国家主席がインフラ投資の加速求める、政府は1570億ドル規模の投資承認 2012年9月10日
中国主席がAPECでインフラ投資要請、政府は12兆円規模承認 2012年9月10日
日中、首脳会談を調整 2012年8月31日
中国、より柔軟な為替政策推進に良好な状況=米財務次官 2012年8月28日
中国、景気底上げにインフラ投資加速へ─政府系エコノミスト=証券報 2012年4月23日
http://jp.reuters.com/article/jp_column/idJPTYE88A02K20120911
焦点:好調な豪経済、「資源ブームと崩壊」サイクル食い止める
2012年 09月 11日 16:42 JST
トップニュース
焦点:仏大統領約束の成長軌道復帰に疑問の声、赤字削減計画足かせに
焦点:BRIC株ファンド、運用成績振るわず投資家は資金引き揚げ
8月の人民元建て新規融資、予想上回る:識者はこうみる
中国の習近平国家副主席は療養中、水泳中に背中を負傷か=関係筋
[シドニー 11日 ロイター] オーストラリア経済は資源ブームとその崩壊を繰り返してきたが、今回は過去のサイクルとは状況が異なるようだ。
1850年代のゴールドラッシュ、第1次世界大戦や朝鮮戦争の際に起きた羊毛ブームなど、豪州では過去の活況はほとんどリセッション(景気後退)で幕を閉じてきた。
その原因は資源需要の落ち込みや価格下落ではなく、交易条件の向上で国内に資金があふれかえり、消費ブームがインフレを招いたためだ。
例えば、1970年代終盤の資源ブームの際はインフレ率が12%を突破。金利は17%に達し、抑制不能となった高インフレが経済を台無しにした。
だが、今回はこれまでとは異なり、インフレの気配はうかがえない。一部の関係者は、インフレが起きなければ、資源ブームに陰りが差しても景気の急激な悪化は回避できると期待している。
豪州は7年間に及ぶ現在の景気拡大局面で経済規模が60%拡大したのに対し、インフレ率は豪準備銀行(中央銀行)が目標レンジの下限としている2%を下回っている。
豪経済は過去21年にわたりリセッションを経験しておらず、世界的な金融危機に見舞われた際にも景気後退を回避できた唯一の先進国だ。
人口は世界で52位にとどまっているにもかかわらず、国内総生産(GDP)の規模は今年、スペインを抜いて世界12位に浮上すると予想されている。
こうした恵まれた環境を生んだ主因は豪ドル高だ。豪ドル高は輸入価格を押し下げ、鉱山以外のセクターを抑制する役割を果たした。
柔軟な労働市場も賃金の抑制に寄与したほか、世界的な金融危機も過剰消費を食い止め、貯蓄を促す要因となった。
そのため、多くのメディアが資源ブームの終焉と景気悪化を警告しているにもかかわらず、政策当局者は自信を失っていない。
スティーブンス豪準備銀行総裁は先月、議会で「これまでは交易条件ブームが起きても崩壊し、すべてが逆戻りしていたが、今回はインフレを伴っておらず、景気低迷に陥ることはないだろう」との楽観的な認識を示した。
<LNG投資が追い風>
資源ブームはいくつかの段階を経て、何年にもわたって広がる。今回は2005年に起きた交易条件の上昇が資源セクターへの投資に火をつけた。
その第1段階は、交易条件が約150年ぶり高水準に達した2011年第3・四半期にピークを付けた。交易条件は10年間に倍増した後、10%下落したが、それでも歴史的に見ればかなり高水準にある。
第2段階となる投資ブームは2007年に始まった。現在は鉱山会社が投資を控えつつあるとみられているが、まだ数年はブームが続く見通しだ。
現在進行している、あるいは発表されている投資プロジェクトは2700億豪ドルに上り、投資がピークを迎えるのは2013年あるいは2014年になるもよう。
投資プロジェクトのうち約1800億豪ドルが液化天然ガス(LNG)向けであることも追い風となる。
LNGは日本や韓国が大口の買い手で、鉄鉱石のように中国の需要に依存しているわけではない。しかも、LNGの大半は長期買い取り契約が結ばれており、原油価格と連動する価格で2039年まで契約が成立しているプロジェクトもある。
TDセキュリティーズのストラテジスト、アルビン・ポントウ氏は「豪州の資源投資の大半をLNG向けが占めているという事実は、最近の鉄鉱石および石炭価格の急落がこれれらのプロジェクトに悪影響を及ぼす恐れはないことを意味している」と語る。
豪政府は、LNG輸出は2020年までに現在の5倍に拡大し、鉄鉱石と同じくらい貴重な輸出品になると予測している。
<鉄鉱石価格は急落>
確かに一部の鉱山は野心的なプロジェクト拡大計画を後退させているが、それとて悪いことばかりではない。なぜなら、一部鉱山会社の利益が豪州の鉱山セクター全体の利益になるとは限らないためだ。
鉱山会社は資源ブームの恩恵を最大限受けようと、他社より少しでも早くプロジェクトを拡張したいと考える。その結果、賃金や生産コストが高騰し、インフレを招いて将来の利益率を圧迫する要因となる。
そればかりか、各社が生産拡大を急げば供給過剰に陥り、価格下落にもつながりかねない。
そうした視点で考えれば、長期的に利益を最大化するためには秩序あるプロジェクト拡大が望ましい。
もっとも、すべてが理想どおりに進むわけではない。豪州にとって最大の輸出品である鉄鉱石の価格は7月初め以降3分の1以上下落し、3年ぶり安値となる1トン=86.70ドルに落ち込んでいる。
価格下落のペースや規模は、中国の鉱山会社にとって損益分岐点となる110―120ドルが下値と想定していた豪州の鉱山会社に大きな衝撃を与えている。
現在の価格水準が続けば、年間600億豪ドルを超えていた鉄鉱石輸出は、少なくとも200億豪ドル押し下げられることになる。
それは国全体の名目GDPにも影響を与え、一時は年間8%以上に達していた豪州の名目GDP伸び率は、今年第2・四半期までにわずか3.2%に鈍化した。
第3・四半期も交易条件の急速な低下が続いた場合、名目GDPもマイナスの領域に突入する可能性がある。
コモンウェルス銀行のチーフエコノミスト、マイケル・ブライス氏は「交易条件の悪化は、豪経済を守っていた緩衝材が失われつつあることを意味する」としながらも、「『今回は違う』というのはい危険な台詞だが、やはり『今回は違うだろう』」と述べている。
(Wayne Cole 記者;翻訳 長谷部正敬)
c Thomson Reuters 2012 All rights reserved.
関連ニュース
アングル:豪企業の好調な利益、景気が低迷する米市場がけん引 2012年8月31日
オーストラリア、資源ブームは終わった=豪資源・エネルギー相 2012年8月23日
アップルの時価総額が史上最高、99年のマイクロソフト上回る 2012年8月21日
豪中銀、12年成長率見通しを3.5%に上方修正=金融政策報告 2012年8月10日
焦点:好調な米企業決算はコスト削減が奏功、今後の見通しは慎重 2012年7月23日
ロイターのツイッターアカウント登場!色とりどりのニュースをフォロー
BRIC投資、資金引き揚げ進む
BRIC諸国企業が対象の株式ファンドはこの数年、運用成績が振るわず、投資家の資金引き揚げが進む。 記事の全文
尖閣購入費20億円超で閣議決定
コラム:資源国通貨は割高か
中国の習副主席は療養中=関係筋
全米OP、マリーが四大大会初優勝
『ロイター.CO.JP』アクセスランキング
オバマ米大統領を「抱っこ」で大歓迎、フロリダ州のピザ店主
米大統領が同郷少年に「出生証明書あるか」、論争逆手にジョーク
米女優M・サイラスが19歳で婚約発表、豪出身の俳優と
アフガン従軍の英王子殺害を予告、タリバン「総力を結集」
インドでMBAブームに幕、経済失速で卒業生にも格差
(24時間以内のアクセス)
ツイートされた記事ランキング
米国防総省、日本国内の「被ばく線量確認サイト」開設 639
松下金融相、自宅で死亡=報道 76
米アップル、新型iPhoneでサムスンへの発注減らす 69
韓国公取委がサムスンを独禁法違反容疑で調査、アップルの訴え受け 56
人口増加で水不足深刻に、「ナイル川あと20本必要」=報告書 32
トップニュース
焦点:好調な豪経済、「資源ブームと崩壊」サイクル食い止める 4:42pm
日経平均は続落、米株安やJAL換金売り要因で軟調 4:01pm
政策相場に早くも一巡感、下げ止まらないインテル株に警戒 2:32pm
人口増加で水不足深刻に、「ナイル川あと20本必要」=報告書 1:51pm
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE88A04A20120911?sp=true
2012年 09月 11日 13:51 JST
[オスロ 10日 ロイター] 世界各国の元大統領や首相経験者をメンバーとする国際会議「インターアクション・カウンシル(OBサミット)」は10日、人口増加に伴う食糧需要の拡大に対応するためには、2025年までにナイル川20本分の水を確保する必要があるとの報告書を発表した。
同報告書によれば、世界の人口は2025年までに約10億人増える見込みで、それによって農業用水だけでも年間1000立方キロメートルが必要になる。この量は、ナイル川20本分の年間の流量に相当するという。
メンバーの1人でもあるカナダのクレティエン元首相は「将来の水不足による政治的影響は甚大なものになるだろう」と警告。報告書では、国連安全保障理事会が水問題を最大の懸念事項として扱うべきだと提言した。
なお国別に見ると、人口の増加や経済成長によって水への需要が最も高まるのは、中国、米国、インドだという。
© Thomson Reuters 2012 All rights reserved.
関連ニュース
日本もシリア大使に国外退去要求、国際社会がアサド政権に圧力 2012年5月30日
先進国の物価上昇率、マネーより人口増加率と関連強い=日銀総裁 2012年5月30日
BRICS、貿易で自国通貨決済の拡大が必要=ロシア大統領 2012年3月29日
中国のネット人口、昨年11月末時点で5億人突破 2012年1月12日
米国の最富裕層の収入、約30年で3倍に増加 2011年10月26日
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE88A03120120911/
http://www.asyura2.com/12/jisin18/msg/530.html
グローバル経済の発達で、世界中が日本並みの消費水準になるだけで、
温暖化がなくても、希少な生物種は絶滅し、地球の生態系は壊滅する
地球種の人口をせめて今の半分、できれば1/10以下に圧縮するか、
世界緊縮不況で、先進国や新興国の大部分が途上国レベルの消費水準に落ちて
エネルギーや食糧(特に肉)の消費を大幅に減らせれば、大分負荷は小さくなるだろう
主張はちゃんと理屈つけてやってね。
ついでにいうならアメリカとか現地生産もあるからね。
そこまで含めて書いてくださいね。
http://www.asyura2.com/12/hasan77/msg/517.html#c18
ジリッ、ジリッと原子力村が失地回復を果たしていますね。
選挙で脱原発を一挙に決めて押し返そう!
http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/246.html#c1
>>08 自治体が受け入れ銭まで受け取っているのであるから、元のとおりにせよと迫るのは勝手すぎる。
そうだね。
全国の原発立地県市町村は、全員で、応援に行くべきだ。
経産官僚も全員で、応援に行くべきだ。
フジテレビも行けよ。
http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/226.html#c18
☯日明工場
時間 天候 測定結果(範囲)
9:45晴0.06(0.06〜0.07)
☯日明積出基地
時間 天候 測定結果(範囲)
10:20晴0.07(0.05 〜0.09)
☯http://www.city.kitakyushu.lg.jp/files/000122589.pdf
●新門司工場
月日 時間 天候 測定結果(範囲)
H24.9.10 10:27曇0.06(0.06〜0.07)
H24.9.9 9:10曇0.07(0.06〜0.07)
H24.9.8 10:05曇0.07(0.06〜0.07)
H24.9.7 10:18晴0.07(0.07)
H24.9.6 9:40曇0.07(0.07)
●日明工場
時間 天候 測定結果(範囲)
8:55曇0.06(0.06〜0.07)
8:00曇0.06(0.06)
8:10曇0.06(0.06)
9:25晴0.06(0.06〜0.07)
9:00晴0.06
◎http://www.city.kitakyushu.lg.jp/files/000122589.pdf
場所
❍皇后崎工場
月日時間天候測定結果(範囲)
H24.9.11 10:00曇0.06(0.05〜0.08)
H24.9.10 10:00曇0.06(0.05〜0.08)
H24.9.9 10:00曇0.06(0.05〜0.09)
H24.9.8 10:00曇0.07(0.06〜0.09)
H24.9.7 10:00晴0.07(0.05〜0.08)
H24.9.6 10:00晴0.06(0.05〜0.08)
❍響灘西地区廃棄物処分場
時間天候測定結果(範囲)
10:03晴0.05(0.04〜0.05)
9:59雲0.05(0.04〜0.05)
9:54雲0.05(0.04〜0.05)
9:40雨0.05(0.04〜0.06)
9:58晴0.05(0.04〜0.06)
10:07晴0.05(0.04〜0.06)
※単位はマイクロシーベルト/時
※測定結果は敷地境界の4地点の平均値を記載した。
※測定器具は日立アロカメディカル社製NaIシンチレーションサーベイメータ
❍http://www.city.kitakyushu.lg.jp/files/000122590.pdf
http://www.asyura2.com/12/genpatu24/msg/153.html#c140
彼らが裏で結束して、在日米軍の訓練などを隠れ蓑に利用し、日本に対して、雷雨や渇水を仕掛けてくる気象テロに関しても将来的には十分、注意する必要があるだろう
09月11日 18時30分
18の人は安全派の立場で言ってるような気がするけど、それが事実と言うことは安全派のところには人が集まらなくなっていると言うことだよ。良いことではないか。
ここで、安全だと書き込まずにいられないのは、工作員と多摩さんくらいか。
関東産の野菜が地方に流れてる。
本来は、東京の大量消費に向けての関東の大生産地帯だ。
東京の人がそれを食べなくなったから余ってるということだよ。
地方の野菜を東京に持っていった空白に、関東産野菜が流れ込んでる。
他に説明しようがない。
気づいてるよ、危険なことには。
行動に移せるかの問題だ。
安全派の人が記事を立てたら、あ〜、また馬鹿なこと書いてるよってくらいの認識でいいんだよ。
あと高度な技術が必要な上に目立ちやすい気象兵器を使うより、害虫や疫病といった伝統的なテロ手段を使う方が現時点では効率的かもしれない
もちろん、後者は遺伝子組み換えで増殖能力を奪っても、被害の制御が難しく、下手をすると自国にまで被害が返ってくるリスクもあるから、降雨制御などの気象兵器も全く需要がないわけではなさそうだ
こっちも今後の技術開発次第か
植草氏には本当に感心する。あの国策逮捕事件が植草氏を偉大な評論家、文章家への道を歩ませる事になったようにさえ思える。
植草氏は経済分析を専門とするエコノミストがそもそもの姿なのであろうが、今や政治分析の方も車の両輪の一つになっていると思う。
エコノミストという人種にはいいイメージはない。マスコミに出てくるエコノミストはほとんど全部が如何わしい。本物の知性を感じない。専門バカの佇まいだ。
そこ行くと、植草氏は漢学者のような佇まいもあり、エコノミストと対極のイメージだ。この感じは小出氏にも通じるものだ。専門家としての優秀さと人間としての優秀さが高い次元で両立している。素晴らしいの一言である。
小沢新党が発足して、植草氏の存在価値はますます高まっている。小沢新党にとって今や経済のみならず政治の面でも党常任顧問のような立場であろう。小沢一郎の政策決定に植草氏は不可欠と見ている。
そんな植草氏が橋下維新の本性を鋭く突き始めた。今政治はマスゴミの橋下誉めそやしを中心に回っているような感じになっている。植草氏がこの流れに危機感を抱いたものと思う。橋下維新国政進出過剰報道の本質を小沢新党潰しと断言した。
そして「維新ハッサク」を、小泉・竹中政治の二番煎じであり、その3本柱は「対米隷属」「弱肉強食」「強欲資本主義」である、と喝破した(神州の泉氏から文言拝借)。
植草氏はブログでもハッサクについて一つ一つ論評していたが、メルマガでは非常に詳細に論評しているそうだ。小泉竹中のニセ改革の本質を誰よりも早く見抜いていた植草氏が、橋下維新のニセぶりも早速断固として一刀両断している。
野田のシロアリ動画が植草氏のブログ発信から爆発拡散したように、橋下偽改革も植草氏のブログ発信から爆発拡散しそうだ。橋下に擦り寄ろうとするバカ議員どもに大きなプレッシャーになるだろう。
ネット界で植草氏が橋下批評を下した事は、マスゴミの思惑に強い抑制が掛かる結果になるだろう。イケイケドンドンで行く今は効果の程は見えてこないが、深く静かに鎮静効果が効いて来る。
小沢一郎の一言は影響が大きい。植草氏の一言もそのようになって来ている。この2人、非常にいい関係だ。多分、我々が思っている以上に強い繋がりがあるんじゃないかな。植草氏は小沢新党を如何に政権党にするかを、ちょっと裏側から画策している気がしている。本当に最早単なるエコノミストではない。政治経済を一体に語り、行動し、小沢新党を通して革命を成就しようとしている。
植草氏の橋下批評はネット界で大増幅して、橋下維新の増殖に必ず歯止めをかける。ネット界は更に検察最高裁クーデターを表に引きずり出して、小沢新党大増殖を助けなければならない。
ヤハリ今度の選挙はネット界が鍵を握る。
==========
以下 コメント等
植草さんって何か予想を当てたことありましたっけ?
そんな能力あれば自称冤罪でとっつかまるわけないでしょうに。
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/321.html
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > アーカイブ > 今月