焼け跡から“火炎瓶”抗争か
きょう未明、久留米市で2階建ての建物の一室が焼け、焼け跡から火炎瓶のようなものが見つかりました。この建物は、暴力団の幹部が所有しているということで、警察は暴力団同士の抗争事件の可能性もあるとみて捜査しています。きょう午前3時ごろ、久留米市津福今町の木造2階建ての建物から火が出ていると、近くに住む住民から消防に通報がありました。
火はまもなく消し止められ、1階の室内の壁が高さ80センチ、幅50センチにわたって焼けました。けが人はいませんでしたが、警察が調べたところ、焼けた部屋の窓ガラスが割れていて、室内から火炎ビンのようなものが見つかったということです。
警察によりますとこの建物は、大牟田市に本部がある指定暴力団・九州誠道会の幹部が所有していて、リフォーム工事中で空き家でした。久留米市では先月、市内に本部がある指定暴力団・道仁会系の暴力団事務所に、手りゅう弾とみられる爆発物が投げ込まれる事件が起きていることから、警察は暴力団同士の抗争事件で、先月の事件に対する報復の可能性もあるとみて捜査しています。
09月10日 14時23分