日本政界の実力者である小沢一郎元民主党代表が2009年12月に来韓して李明博(イ・ミョンバク)大統領と会談した際、「条件付きの独島(トクト・日本名竹島)の領有権放棄」の用意を表明していたことが明らかになった。
小沢氏と李大統領の会談に関わった外交筋によると、当時政権与党民主党の幹事長だった小沢氏は、「韓日関係の改善のためには韓国人の恨みを癒してあげなければならない」とし、「そのためには独島問題の解決が最優先だ」と強調したという。
また小沢氏は、独島問題の解決策に関連して、「日本が領有権の主張を中断して韓国の領有権を認めなければならない」として「(自分が)首相になればそうする」と李大統領に話した。その上で、「日本の独島領有権主張は漁業と関係がある」とし、領有権を放棄する前提条件として島根県漁民たちに独島周辺海域での漁獲活動を保証することを要求したと、同筋は伝えた。
非公式での発言ではあるが、日本の主要政治家が独島領有権の放棄用意を表明したのは大変異例のことだ。
さらに小沢氏は、また自身が首相になれば、日本王が百済系であることを日本王室の担当機関である宮内庁を通じて正式に発表するとし、韓国併合100年になる2010年に日本王の韓国訪問を推進したいと話したという。
李大統領は、小沢氏の発言に反応を示さなかったとされる。
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