モタつく自民の早期解散要求 党内の大勢は「衆参ダブル選」狙い
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2012/8/25 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
早期解散に追い込みたい自民党に、「切り札」が見つからない。「民主党の強引な国会運営はケシカラン」「だから参院で問責決議だ」とコブシを振り上げるが、多くの国民はドッチラケだ。そりゃあ、そうだろう。国民の7割が「急ぐ必要はない」と反対の消費増税で野田と談合して手を組みながら、一方で「問責だ」と騒いだところで、何の説得力もない。共産党の志位委員長が「増税仲間が問責決議案を突きつけても茶番だ」と言っていたが、それが正解だ。
自民党はなぜ、簡単に見透かされる幼稚なことをやっているのか、そこが疑問だったが、その理由が分かった。自民党の大半は、野田政権を早期解散に追い込む気などないのだ。ポーズにすぎないのである。
「森喜朗とか青木幹雄とか自民党の長老たちは選挙は来年のダブル選挙でいいと思っている。衆院選で第1党に復活できても、ねじれの参院は自公でも過半数に足りない。仮に政権に返り咲いてもまた参院対策で苦しむのは目に見えている。とにかく、来年夏の参院選で大勝することが最優先課題。それで衆参ダブル選挙がホンネなのです」(政治ジャーナリスト)
早期解散に本気なのは、再選がかかる谷垣総裁など一握り。それに、落選組だけである。
こんな状況だから、自民党の野田追い詰めは中途半端なのである。