16. 2012年8月24日 00:00:15 : Y28uZ2IjEw
私は読まずにコメントします。こんな長々したものを読む人いますか。仕業屋さんでみんなに馬鹿にされたので今度は虎丸花蜂ですか。凝りませんね。菅さんをいくらほめても菅さんの本性見えたので恐ろしすぎて誰も投票しませんよ。つまり菅さんも残念だがただの人になります。そして最悪の場合告訴されて三畳の間のお世話になられるでしょう。冬は寒いし夏は暑いところです。今まで言い目をされてきたので3年ほど庶民のご飯を食べられるのもいい事です。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/749.html#c16
02. 2012年8月24日 00:01:15 : cPuqo958Vk
政党助成金制度辞めて、国民全員が自分で確定申告して、支持する政党や政治家に必ず岐阜県する制度にしたらどうかなぁ。
さすがに国民Bも真面目に政治家えらぶようになるんじゃない?
税金の使い方も真剣に考えるようになるんじゃない?
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/741.html#c2
08. 2012年8月24日 00:02:09 : 8hk0duzcU2
>尖閣諸島が米国の日本防衛義務を定めた日米安保条約5条の適用範囲であることも改めて確認された。
第五条には、日本が攻撃されてアメリカも自国(アメリカ)が危ないと認めた(判断した)ときに自国すなわちアメリカを守るために行動を起こすと書いてります。
日本が攻撃されればすぐに日本を守るなどとなっていませんねえ。
まして、尖閣のような小島を守るなどと書いていません。
第五条
各締約国は、日本国の施政の下にある領域における、いずれか一方に対する武力攻撃が、自国の平和及び安全を危うくするものであることを認め、自国の憲法上の規定及び手続に従って共通の危険に対処するように行動することを宣言する。
>有事発生の際には、大統領判断だけで動かせる米海兵隊は日本にとっても非常に重要な存在なのです。
大統領判断だけで撤退できるということですね。
26. 2012年8月24日 00:02:23 : fHC38dazRw
民主党の階猛(衆院岩手1区)の刺客は(千昌夫)
「星影のワルツ」作戦
涙隠して優しく斬る
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/709.html#c26
2012年8月23日(木)12:00〜新しい政策研究会定例会 小沢代表あいさつ
嘘つき野田総理の密室談合の会談内容バレる、衆院選11月上旬の意向示唆を暴露され今国会中での解散も
http://ameblo.jp/shimarny/entry-11335848139.html
2012年08月23日(木) 17時41分36秒 shimarnyのブログ
嘘つき野田総理が 消費税増税同様にまたも国民を欺き、民主党議員を欺き、密室談合で解散・総選挙の時期を示唆したことがバレた。どこまで民主主義を冒涜して嘘に嘘を重ねるつもりなのだろうか。
[23日 中国新聞]衆院選11月上旬の意向 首相、谷垣総裁に示唆
野田佳彦首相(民主党代表)が自民党の谷垣禎一総裁側に対し、8日の党首会談の前後に11月上旬の衆院選の意向を示唆していたことが22日、分かった。首相は衆院選を経ないままでの2013年度予算編成に否定的な考えを伝達。11月4日か11日の投開票を想定したスケジュールだったことから、今国会中の解散を求める自民党側は「とうてい受け入れられない」と反発し、拒否している。複数の自民党幹部が明らかにした。
衆院解散時期をめぐって首相は党首会談で「近いうちに信を問う」としたが、具体的な日程に関する首相の意向が明らかになるのは初めて。自民党は9月8日までの今国会解散を求めて首相問責決議案の提出も含め攻勢を強める構え。早期の衆院選を回避したい民主党執行部の異論も予想される。
自民党幹部によると、党首会談前後のやりとりで、首相は年末の予算編成について「野田政権でそこまで取り組むことは考えていない」と説明。新政権発足を、11月下旬から始まる編成作業に間に合わせたいとの考えも伝えた。
首相指名選挙や組閣といった新政権発足に伴う日程から逆算すれば首相の考えは11月上旬の投開票となる。この場合、10月初めに臨時国会を召集し、解散する段取りとなる。
自民党幹部の一人は共同通信の取材に「首相が自分の手で来年度予算案編成をする意思がないことは首相周辺から発信されている。おのずから解散時期は決まってくるが、この日程なら強行策に出ざるを得ない」と述べた。
首相周辺は自民党側に、9月8、9両日にロシアのウラジオストクで開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議や、10月12〜14日に東京で開かれる国際通貨基金(IMF)・世界銀行年次総会など外交日程に対する首相の意欲も説明している。
これとは別に官邸サイドは自民党側に、早ければ今国会会期末までに解散し10月7日投開票とする日程も首相が選択肢にしていると伝えたという。
【密室談合と前代未聞の嘘つき総理】
やはり、8月8日の党首会談は密室談合だったということなのだろう。
党首会談の前後に野田総理は、複数の自民党幹部に解散・総選挙で11月上旬衆院選の意向を示唆していたことが明らかになったのだ。
これは具体的に投開票日が11月4日か11月11日を意味する。
そして、解散時期も10月上旬の臨時国会冒頭で解散を意味する。
つまり、野田総理が「近いうちに信を問う」と谷垣総裁に述べたとされていた党首会談が、実は密室談合を行っていたことがバレたのである。
そして、その場で野田総理の口から投開票日が遅くとも11月4日か11月11日までに行うという確約を谷垣総裁がさせたということなのだろう。
この確約の条件に、早ければ今国会会期末までに解散して投開票日が10月7日とする日程も提示させたことから谷垣総裁も矛を収めたのだろう。
これにより、野田総理がまたも嘘をついたことが明らかになった。
野田総理は、野田総理と谷垣総裁の党首会談の前に民主党の両院議員総会で衆院解散の時期について下記のように述べているのである。
「内閣総理大臣の専権事項、大権として解散の時期を明示することはどんな事情があってもできない。前例もないし、あってはならない」
ここではっきりと民主党所属議員そして国民にも否定したのである。
つまり、解散の確約でも野田総理は嘘つきになったということなのだ。
この結果、野田総理は、消費税増税で国民に嘘をついて総理大臣に就任して、解散確約でも国民に嘘をついて総理大臣を辞任するのである。
嘘に始まり嘘に終わる前代未聞の総理大臣として名を馳せるのである。
【野田総理が今国会会期末までの解散も】
そしてこの結果、国民にとって早期の解散という朗報が届くのである。
民主党は次期総選挙で大敗確実な情勢であることから、民主党所属議員の大多数が早期の解散・総選挙に反対していることが明白だろう。
その民主党内で野田総理が10月上旬に解散・総選挙を谷垣総裁との密室談合で決定したとなれば、民主党所属議員はどのような行動を取るだろう。
ここで留意しておくべきは党首会談後に述べた輿石幹事長の発言である。
「2人が代わった場合には、この2人の話はどうなるのかと。2人がいなくなったんだから、2人の話は終わるでしょう。継続していると考えるなら、その時点で再度(党首会談を)やったらいい」
つまり、現時点で民主党所属議員の解散・総選挙を遅らせるための手段として、9月の民主党代表選で野田総理を交代させるしかないのである。
これにより9月の代表選で野田交代を望む声が高まること必死なのである。
そして、民主党所属議員の抵抗に遭い9月の代表選で野田総理が続投する可能性が無くなった場合、野田総理はどのような行動を取るだろう。
ここで留意しておくべきは消費税増税法案での野田総理の行動である。
民主党で意見がバラバラであろうが一切聞く耳を持たず反対派を切り、民主・自民・公明3党合意を重視して消費税増税法案を可決したのである。
おそらく、今回も同様に党内から解散・総選挙を先延ばしを求めようが一切聞く耳を持たず、党首会談を重視して解散・総選挙に持ち込むのだろう。
そして、自らで解散するには会期末前解散の確度が高いのである。
【大義を掲げる小沢代表が全てお見通し】
この民主党・自民党のやらせを完全に見破っているのが小沢代表である。
本日の自ら会長を務める勉強会でのあいさつをまとめると下記になる。
「野党・自民党と公明党は消費大増税法案が成立させたかと思えば、今度は内閣不信任決議案、問責決議案と言っている。どういう頭の構造になっているのか、古い人間にはさっぱりわからない」
「政府・民主党も、衆参で予算委員会の集中審議をやるのならば何も選挙法を強行しなくても良さそうなものである。とにかく、与党も野党も何を考えているのか、どこを目標にしているのか分からない」
「尖閣諸島や竹島など国の基本に関わる問題が発生しているが、政府はとにかく事なかれ的な対応をするだけで、見解もなく対応もできていない」
「国政を真剣に考えているのか疑わしい。日本の政治を盤石にするには、われわれが選挙で勝って多数派を形成し、政権をつくる以外にない」
一度、既存メディアはこの発言を記憶に留めておくべきだろう。
現在の状況で、国会で「一にも二にも政局」で動いているのは、与党の民主党であり、野党の自民党・公明党であり、何よりも野田総理なのである。
次期総選挙に負けるから解散するなという民主党、次期総選挙に勝ちたいから解散しろという自民党・公明党、その間で揺れる野田総理なのである。
他の野党はといえば、野田政権の消費税増税法案に反対するという大義名分を掲げて野党6党で内閣不信任案を提出しただけなのである。
小沢代表の言葉を借りれば、解散・総選挙を遅らせるために公職選挙法改正案を強行しようとする民主党に大義は無く、消費大増税法案に賛成して内閣不信任決議案を出そうとする自民党に大義は無いのである。
この大義なき民主党と自民党のゴタゴタ劇を一切批判せずに、大義のため民主党を離党して「国民の生活が第一」を結党したことを政局であると一斉に批判する既存メディアはどういう頭の構造になっているのだろう。
次期総選挙の大義は「消費税増税反対」と「脱原発」にある。
そして、民主・自民・公明による談合政治からの脱却である。
03. 2012年8月24日 00:02:49 : cPuqo958Vk
02です
岐阜県←寄付 間違えましたm(__)m
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/741.html#c3
27. 2012年8月24日 00:03:31 : yjVwtFm9qM
小沢代表にとって政治は、天職のようなもの。だからこそ、
選挙で大勝して、国民に了解も得ず、選挙公約を平気で踏みにじる
ような民主党は許せない。
日本国民のほとんども許せないはずだ。
国民は、どれだけ覚悟して政権交代させてやったと思っているんだ?
民主党よ。
田代元検事不起訴不服で検察審査会に審査申し立て。検察審査会の本当の真価が試される!
http://31634308.at.webry.info/201208/article_22.html
2012/08/23 22:49 かっちの言い分
八木氏が代表の市民団体が、生活の小沢代表を貶めた元東京地検特捜部の田代元検事、佐久間元特捜部長、木村元主任検事に対して、同時に審査申し立てをした。(http://www.ustream.tv/channel/iwakamiyasumi5)。この三人に限定したのは、まずはこの三名から始めるのであって他の人を外した訳ではないと述べた。
田代元検事:不起訴処分に不服、市民団体が審査申し立て
http://mainichi.jp/select/news/20120824k0000m040087000c.html
「国民の生活が第一」の小沢一郎代表(70)が強制起訴された陸山会事件を巡る捜査報告書問題で、虚偽有印公文書作成容疑などで刑事告発された、元東京地検特捜部の田代政弘・元検事(45)=6月27日付で辞職=に対する最高検の不起訴処分(容疑不十分)に不服があるとして、市民団体が23日、東京第1検察審査会に審査を申し立てた。
団体は、容疑なしで不起訴となった佐久間達哉・元特捜部長(55)▽木村匡良・元主任検事(50)についても、審査を申し立てた。
申立書は、田代元検事が作成した捜査報告書について「実際の取り調べ状況と全く異なっており、(元検事が)虚偽の認識を持たないことはあり得ない」などと指摘。佐久間元部長、木村元主任検事も報告書作成に深く関わっていたとして「起訴を相当とする議決を行うべきだ」と主張している。
市民団体の代表は記者会見で「不起訴はまっとうな捜査をして得た結論ではないと思う。(検察審には)国民目線での審査をしてもらいたい」と話した。
この申し立てに対して、まず東京第1検察審査会が受理するかどうかである。小沢氏の場合を扱った検察審査会の事務局は、完全に最高裁、検察と歩調を合わせた形で、指定弁護士の選定まで含めて闇の中で連携して2度の審査で強制起訴を行った。
今回のハードルは、まず最高裁、検察の息のかかる検察審査会の事務局が受理するかである。八木氏らは、受理せざるを得ない申し立てをしているが、何らかの圧力で受理しなければ、これは事務局が検察、最高裁らと何らかの繋がりあることを証明しており、日本ももう末期状態である。もし、受理されても、まずは指定弁護士の選定である。また小沢氏に不利になるような弁護士が選定されれば不利である。また審査員の選定も全く信用ならない。
さらなるハードルは、今度は検察がなぜ不起訴にしたかを、小沢氏の場合と逆に必死に審査員に弁解することであろう。この審査員の中に、一人でも阿修羅の掲示板を少しでも読んでいる人がいれば救いがある。八木氏はまず裁判で不起訴かどうかを明らかにすることを目的とすると述べている。
検察が自浄能力が全く無い以上、裁判ではっきりするしかない。その裁判所も、最高裁がああいう状態では救いがない。しかし、悲観ばかりしていても仕方ない。まずは声を上げないと行けない。
01. 2012年8月24日 00:05:49 : 7MrQjZKWxs
❍20120823 たね蒔きジャーナル「もうすぐ選挙?!今後どうなるの?!」〘recording〙
〘@〙http://www.youtube.com/watch?v=VdjZHo8B0fI&feature=youtu.be
〘A〙http://www.youtube.com/watch?v=6tYexvm0wpk&feature=youtu.be
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/753.html#c1
57. 2012年8月24日 00:07:15 : v4NjMhJCMQ
次の選挙で民主に投票する人は誰もいないだろう。「決められる政治」? 国民の審判を経ずに国民の負託を受けていない事を政治家が勝手に「決めまくる政治」は「独裁専制国家」と同じです。今の日本は議会制民主主義、間接民主主義が全く機能していない。国民は政権党に白紙委任したつもりはない。総選挙で国民が託した事と180度違う方向に進んでいる。日本の現状は「官僚社会主義」が諸悪の根源、よって次期政権には霞ヶ関解体を望みます。手始めに財務省から国税庁を完全分離して歳入庁を作って下さい。これだけで財務省の国税を通した政治家やマスコミのコントロールがだいぶ削がれます。国有財産や公務員宿舎も順次廃止・売却する。特別会計にメスを入れる。次に官僚の人事制度を徹底的にいじる。最大の問題は入省が省ごとになっていて省益追求者が出世する仕組みなので、新人は内閣府で一括採用して省をまたいだ人事異動を行う。これによって「省益あって国益なし」の状況を防げる。省に忠誠を誓うのではなくて国家に忠誠を誓わせるようにする。あと勿論記者クラブも廃止。こんな力技ができるのは小沢一郎しかいない。橋下には無理だろう。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/678.html#c57
29. donkyu 2012年8月24日 00:11:59 : YUBBEgldKquY2 : 64Xv10KMbc
横浜に住んでいます。この本を読んでみたくて、発行日から、近くの本屋に
何件か、毎日、いきましたが、どこも置いていませんでした。(レジで注文したら、10日経って入手できました。)
今回、はじめて、情報を隠蔽されている、いやな予感を実感しました。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/699.html#c29
17. 虎丸花蜂 2012年8月24日 00:15:47 : ZoHfPWCwONHuo : xrlZyiTLxY
実際は800レスくらいありますが、dat落ちでまとめ支援サイトに取り込めなかったので700ちょっとで切れてます。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/749.html#c17
15. 2012年8月24日 00:18:39 : oGaJdr1Zto
>>09
>>14
恥ずかしくないのか?
どんどんミサイル発射してくれや。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/728.html#c15
01. 2012年8月24日 00:19:30 : cbs7p2tWvE
市民団体、元検事の審査申し立て 虚偽捜査報告書問題
2012年8月23日19時28分
小沢一郎氏の元秘書・石川知裕衆院議員を取り調べた東京地検特捜部の検事が事実と異なる捜査報告書を作成した問題で、市民団体が23日、田代政弘・元検事(45)=辞職=を不起訴(嫌疑不十分)とした最高検の処分は不当だ、として検察審査会に審査を申し立てた。
団体は「健全な法治国家のために声をあげる市民の会」。田代元検事を虚偽有印公文書作成・同行使などの容疑で刑事告発していた。同じく不起訴とされた佐久間達哉・元東京地検特捜部長(55)=現・法務総合研究所国連研修協力部長=ら2人についても審査を申し立てた。記者会見した同会の八木啓代代表は「まっとうに捜査して不起訴にしたとは到底思えない。国民の目線で審査してほしい」と訴えた。
捜査報告書は小沢氏の資金管理団体「陸山会」の土地取引事件をめぐり、小沢氏を「起訴相当」とした検察審査会の1度目の議決を受けた再捜査で、2010年5月に作成された。最高検は「思い違いをした可能性を否定できない」などとして今年6月に田代元検事を不起訴とした。田代元検事は法務省から減給の懲戒処分を受けて辞職した。
http://www.asahi.com/national/update/0823/TKY201208230417.html?tr=pc
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/756.html#c1
08. 2012年8月24日 00:21:24 : KGDMSuAuaI
世の動きを陰謀論で語り始めると、その人間のすべてが台無しになる。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/742.html#c8
幻想に操られる日本人 藤原肇博士と小室直樹博士対談 1982年12月刊行の「脱ニッポン型思考のすすめ」電子テキスト第一章
http://www.asyura2.com/10/idletalk39/msg/567.html
丁度30年前の対談です。一部を抜粋転載します。
■「日本共和党」を実現させよ
小室
それでなくとも、アメリカとの関係で日本の立場は弱いのに、日本のマスコミは結果的に反ソ反米と相手に受け取られるようなことばかりここにきてやっていますね。ソ連のことはあとで論じるとして、八〇年代の世界情勢を展望するなら、日米は最大の敵対関係になるのは疑いないです。
藤原
僕もそう思う。最大の理由は、日本人のやり方があまりに手前勝手のヤラズブッタクリだからです。この点を反省して改善したら、敵対しないアプローチも生まれてくると思うんですよ。
小室
それは不可能です。破綻の原因が、無規範性を自覚しないでアメリカとの関係を維持しようとするという、日本人特有の行動様式にかかわっている以上、日本の前途には破局しかないのです。
藤原
そういった認識はすでにお互いに確認し合っている結論だけど、なんとか救いが欲しいですね。たとえ一時的な気休めにすぎないにしても、時間稼ぎをしながら破綻をより遠い時点に押しやる努力をしない限り、悲劇は悲惨の度合を増すばかりですよ。
小室
ひとつの選択としては、シベリア開発などでソ連を経済的に援助しながら、米ソ関係の調整の中で日本が生きる途をさぐることです。しかし、それだって日本が国際社会で生きのびる上で、これまでのような行動様式を改めなければだめです。
藤原
ということは、日本文化を自己否定してそれを乗り越えるということでしょう。むずかしいな。
小室
日本型の行動原理を日米関係から取り除くことです。官僚エリートによるタコツボ的発想から自らを解放して、無責任体制をやめる努力をするのです。
藤原
それは個人主義のベースを作ることだし、日本人の政治感覚の中にリパブリカンの思想を導入することです。これはある意味でモナルキーに対してのアンチテーゼに相当するので、現在の日本ではとてもじゃないけど認められないのじゃありませんか。下手にリパブリックなどと口にしようものなら、畳に出刃包丁をつきつける物騒な連中が日本にはまだ多いから....。
小室
リパブリックというと、日本人はすぐに共和国と訳したかるけれど、これがそもそも大間違いです。共和ということばは絶対君主としての王様の存在形式ではなく、リパブリックは王様がいるいないに関係がないのです。たとえば、ナポレオンが皇帝になるときに、「皇帝は共和国とその人民のために全力を尽くす」という宣誓をしている。日本語の感覚からすると、皇帝がいたら共和国ではないということになります。もともと、日本語の共和ということばは中国に起源があって、周の時代の皇帝がいないときに、いく人かの貴族と官僚が政治をやった例が強烈なイメージになって残っている。だから、共和国というと王様がいないという意味になってしまいかねないが、英語やフランス語のリパブリックというのはコモンウェルスの意味で、王様や皇帝の存在は無関係であり、共和国に王様がいても少しも差しつかえないのです。
藤原
これまで誰も厳密な意味でこういった議論をしないまま、リパブリックは天皇制を否定する反逆思想に連なるということで、一種のタブー扱いをしてきましたね。それゆえに、日本では幕末期に榎本武揚が五稜郭に立てこもって、蝦夷共和国を宣言したという歴史的な事実でさえ、文部省は懸命になって抹殺しようとしてきたのです。
小室 物事の本質を理解する能力を持ち合わせず、英和辞典を引くだけで横のものを縦に翻訳しようと考える程度の手合が、小役人として文部省で権力風を吹かせる国だから、こんなごく当り前のことさえ何十年も誤解され続けたのです。それくらいのことは、歴史の本を読めば常識以前の事柄で、共和国には貴族政と民主政の二つの政体が含まれているくらいは、日本以外の国では中学生でも知っています。
藤原 それに、行政の形式のいかんにかかわらず、法によって治められる国家を共和国と呼んだルソーの発想にしたがえば、合法的な政府を持つ国はすべて共和国です。現に彼は、君主政体そのものも共和的になる、と書いているし、マキャベルリの『君主論』こそ最も先鋭的な共和思想の教科書だという意味で、日本ほどリパブリックということばが間違った形で理解されている国は他に例がないですね。
小室
第二次大戦における連合国の戦争遂行機関であり、戦後に旧敵国の管理機構の役目を演じている国連を、日本人はまるで国際政治を調整するユニバーサルな機関のように誤解して、国連中心主義などという軽率なことを唱えている。この国連への誤解と同じで、共和政への日本人の理解は支難滅裂です。
藤原
日本人がアメリカを正しく理解できない理由の第一は、この共和思想に対しての無理解に由来しています。なぜアメリカの政治が民主党と共和党の二大政党対立の形をとっているのかと、南北戦争の時代に遡って歴史的に理解するところから始めなくてはいけない。
小室
世界史的に見ても、共和主義はブルジョワ階級の思想です。それは自らを治める能力と実力を持つ人々が自分たちにとって最も好ましい社会的規範を確立し、それを法理論の体系の下に政治的運営をしようということです。しかも、主体になる法体系は市民法であり、近代的な民主社会の基盤を作っているのです。
藤原
レーガン政権が共和党の政策執行機関として登場したことと、日米間の政治摩擦が高まろうとしている事実からするなら、日本人が何をさて置いてもやらなければならないのは、共和思想の正しい理解です。とくに現在の日本は、たとえグラスルーツにしても、偽装された共産主義路線を歩んでいる。自由を旗じるしにしたアメリカの共和主義に対して最も鋭く敵対するのが、実は日本的な平等感に墓づいた全体主義体制だという皮肉も生まれてくる。自由と民主を自称する日本の自民党がやっている政治が、実は共産主義であり、全体主義以外の何ものでもないという事実は、それ自体アメリカの共和主義と敵対関係を深めることです。
小室
日本の政治が内包するこの矛盾にアメリカ人が気がつけば、これはえらいことになる。しかし、日本の破綻はそれ以前の段階で、日本人の無規範性の側面から起こると思います。
藤原
僕の印象では、レーガンは自らが正義の味方で白いカウボーイ・ハットをかむった存在だと思い、当面はロシア人が黒いカウボーイ・ハットをかむった仇役だと信じきっている。だから、早撃ちの二丁拳銃で身構えて、スタイリストとしての見せ場を作っているが、そのうちふとロシア人もリパブリックを自称していると気がついて、「奴は間違って黒いカウボーイ・ハットをかむったに違いない」と首をかしげる。そんな所へ日本人が灰色のカウボーイ・ハットで登場すると、レーガンにはロシア人の黒が赤く見え、日本人のグレイが漆黒に映り、ほんとうの敵は日本だったということで滅多撃ちにする恐れもあります。
小室
そのきっかけになるのが中国問題です。中国市場に対しての投資で、日米が死にもの狂いで激突する日がくるのは、そんなに遠い将来のことではない。日米経済戦争はアメリカ市場ではなく、中国市場の奪い合いを通して火を吹きます。
藤原
僕はアメリカ市場での対決のほうが危険だと思うな。なにしろ、日本のやり方はヤラズブッタクリであり、日本人が中国市場で同じことをしても、アメリカ人には何ともないけれど、これ以上アメリカ市場で続けるとなれば、アメリカ人は灰色のカウボーイ・ハットの日本人に対してピストル乱射は必至です。徹底的な袋叩きにあいますよ。
小室
西部劇に見るように、昔から黄色人種に対しての蔑視は根強いものがある。だから、アパッチ族殲滅作戦と同じ阿鼻叫喚の惨状が起こり得ます。
藤原
そのときに、日本人がアメリカ人に講和を申し入れる最低案件として必要なのは、リパブリカンを使者に立てる才覚です。だから、できるだけ早い期間に、日本人は現在の与党と野党の他に、第三党として、共和党を設立して育成することです。不思議なことに、現在の日本では誰一人として日本共和党を発足させようといわないけれど、この辺に最大の政治的盲点があるんじゃいかな。
小室
日本に共和党が生まれれば、自民党と共産党が合同して、新しい名前をつけて共産自由新党とでも名のるのではないか。本質的にあの両党は官僚的で全体主義ですからね。
藤原
ともに偏狭な民族主義集団だから、ことによると国粋自共党という看板でやるかもしれませんよ。
小室
それなら国民党でいい。
藤原
国粋主義的でインタナショナルなセンスに欠けているから、国民国家党としたらどうでしょう。どう見ても正真正銘の全体主義攻党だということは一目瞭然だ。
小室
アメリカ人の本音には、日本が軍事的に力を持つことに対しての不快感がある。戦後三十年の蜜月が過ぎ去ろうとしているいま、宿命的なライバルとしての日米両国は、同床異夢の開係にあるのです。
藤原
ライバル関係であればあるほど、たてまえではなくて本音を知る必要があるのです。
小室
それをやるのが外交ですよ。
■外交技術のおそるべき稚拙さ
藤原
外交官が低迷しているがゆえに、マスコミなどでは、民間外交の一端としてのインタビューなどで、大いに頑張ってもらわなければいけないのに、逆に失点ばかりを稼いでいる現状がありますね。防衛予算の問題だって、焦点をカネの問題に限定せずに、もっと大枠からアプローチして、相手に本音をしゃべらせるべきです。たとえば、「防衛予算を増して日本の国防力を強化したところで、アメリカとしてはこれで安心できるという状況を、いまの日本人に期待していないのと違うか」という具合に切り返すアプローチを使うのも一法です。そうすれば、「日本の軍隊は実戦の経験を持つ韓国軍に較べて、はたしてほんとうに強いかどうかは疑問に思う」とか、「自衛隊がアジアの軍事的なバランスにとって、大きな意味を持つなどと、われわれは少しも思っていない。それは自衛隊に軍事顧問として派遣している将校の報告を読めば一目瞭然だし、第一、あの漫画ばかり読む日本の若者を見れば、緊急事態に臨んで彼らが役に立つとは夢にも期待し得ない」という返事になります。
小室
アメリカの中部には働き者で射撃のうまい若者たちがいっぱいいるから、いざとなれば彼らを徴兵すればいい。だから、無理してまで自衛力を日本に増強しろとはいわない、というのがアメリカ人の正直な気持です。
藤原
そこで政治的にもっとしっかりした役割をしてもらいたい、という本音が出ざるを得ない。経済援助を行なうにあたって米国に資金的余裕がないときには、日本が進んで肩替りするのを連中が期待しているとすれば、その気持をインタビューを通じて叩き出せばいいのだし、外交交渉の席上でも、そこまで相手の真意を引き出さなくてはいけないのです。
小室
つまり、日本には外交という発想がないのです。その証拠に、わが国の外務大臣が外国に行くと、向うの要人と酒を飲んで腹を見せ合い、「まあまあ」といった気分になることをもって外交だと思い込んでいる。外交というのは、よりよい契約を結ぶための話し合いのプロセスだが、日本人には契約という概念がそもそも存在しない。当然のことで、交渉が概念としても成り立ちません。たとえば、日本の外相がメキシコに行って、十万バーレルの石油を買ってくる。ところがそのやり方というのが日本的でして、「もし輸入の話がまとまらないと自分の顔が潰れるんだ」といったようなことをいって向うの大統領に泣きつき、その結果として、ねだり取るような形で石油を売ってもらうのです。
藤原
ロジックをベースにした取引じゃない。いうならばナニワ節の世界。
小室
こういう馬鹿なやり方ばかりを押し通してきたのが、戦後三十数年にわたる日米交渉の正体だった。だから、この頃ではアメリカ側が日本のやり方を覚えこんでしまい、日本の大臣がアメリカへ行って交渉すると、アメリカ側が、「この要求が通らないと議員としての面目が立たない」とか「南部諸州の議員を説得するから、ここは彼らの顔を立ててやって欲しい」といわれるのだそうです。すると日本側は、「それならば仕方がない。向うの顔を立てておくか」というようなことを呟いて譲歩せざるを得なくなるらしい。まったくあきれた話で、これでは論理もヘチマもあったものじゃないです。
藤原
日本人は昔から知日派アメリカ人とか親日派のアメリカ人とかいってきましたね。ところがアメリカ人の中には知日派はいるにしても、親日派などという存在しないのです。
小室
知日派といわれている人だって、日本のこともよく知っているというだけのことであって、何も日本のことだけを特別に知っているわけではありません。
藤原
だけど、お人善しの日本人は知日派というレッテルだけで嬉しくなってしまい、必要以上にチヤホヤして大もてなしをする癖があります。だから、彼らも日本人のしたいようにさせて、大いにエンジョイしながら歓待されてきたわけです。
小室
でも心ある知日派の外国人には、度を過ごした日本人のもてなし方はあまり気持がよくないはずです。
藤原
同じことが外交面などに現われていて、アメリカに住む心ある知日派アメリカ人たちが、最近における日本人のぶざまなやり方を目撃してイライラしており、ついには可愛さ余って憎さ百倍とでもいうのか、反日に転じているケースが多いそうです。これは日本が世界から孤立しないために、真の友人を一人でも多く必要とすることからすると、とても恐ろしいと思うんですよ。
小室
心から日本のためを思ってくれる外国人にとって一番つらいのは、規範を持ち合わせていないために、日本人がいったい何を考えているかも、何をやろうとしているかも見当がつかないという点です。
藤原
すべてが出たとこ勝負だし、一人よがりの自己満足に終わるからです。
小室
己れを知らないせいです。
藤原
そのいい例が、大統領がカーターからレーガンに交替したときに、駐日大使のマンスフィールドが留任になり、大使を続けることになった直後の日本側の反応です。政界・財界はいうに及ばず、日本人のジャーナリズムが、これは非常に結構な措置だといって、有頂天になって喜びました。
小室
マンスフィールド大使はアメリカ議会の長老であるだけでなく、日本では親日アメリカ人としてもてはやされていたから....。
藤原
ところが、アメリカ側の情報を総合すると、「誰が日本などに行くものか。あんな日本でこれから厄介な仕事をさせられると自分の出世の妨げになる」というのが真相だったのです。日本大使の候補として合計八人のアメリカ人がレーガンから話を受けたが、誰も喜んで引き受けようとしなかった。そこで仕方がなくて、結局はマンスフィールドが留任することになったのです。
小室
ところが、日本では誰一人としてそんなことはいっていないですよ。
藤原
日本側ではマンスフィールドがまた駐日アメリカ大使になったということで、これでパイプが再びつながったと大喜びしているのです。しかし、考えてみるまでもなく、この発想は実におかしいですよ。
小室
マンスフィールド以外に日本人を相手にしてもいいという大使役がいないのは、日本にとって重大問題です。パイプはたった一本しかないということですからね。しかも、日本人は、親日派のマンスフィールド大使がパイプ役だということで、さらに新しいパイプをいくつもつけ加えようという努力をしなくなってしまう。単細胞的な発想ですよ。
藤原
外交をすることの基本が、相手の強味を、条件を変えることによって弱味に転ずること、裏返せば自分の弱味を強味にする点にあるとすれば、ここに教訓があると思うんです。マンスフィールド大使が仕事を継続したのは、ある意味で非常に都合がいいと見えるが、条件が変わることで、とんでもない状況が生まれることだってあり得る。こう考える人が出ていいはずだし、次の駐日大使がもたらす問題点を予想する上でのヒントも提供されているのです。ところが誰もそれをやらないで、国をあげて軟迎の大合唱をしていた。これはある意味で、実におぞましいという感じがするんですよ。
小室
つまり日本では、単なるパーソナル・コンタクトがあることをもって、実質的なコミュニケーションがあると思い込んでしまう。そこでマンスフィールドがいればパイプがあるが、もし彼が死ぬようなことでもあればいったいパイプはどうなるのだ、パイプはなくならないのか、と理詰めに考えようとしない。誰がいても、日本とアメリカの利害を調整して、しかも日本と仲良くすることはこれだけ米国にとって利益の多いものですよ、といって説得するのが外交の役目だということを指摘しようとする人間がいない。
藤原
真珠湾奇襲直前の日米交渉のときだって、野村特使がルーズベルトとハーバード大学の同窓で、しかも、ワシソトン駐在武官のときに海軍次官だったルーズベルトと親しかったということだけで、パイプ役として交渉を担当させられたのです。ところが、野村海軍中将の英語力はとても外交をやるだけのものではなくて、彼が何をいいたいのか相手は理解に苦しんだらしい。そのことは当時の駐日アメリカ大使をやったグルーの『滞日十年』にも書いてあるけど、日本人はいまだに、個人的つき合いと交渉としての外交の違いについて、よくわかっていないようですね。
小室
日本人は、交渉や外交については想像を絶するほどの音痴です。この国では政治や外交がムードで動かされるし、ロジックのわからない人たちが仕事を担当しているので、何をやっているのか見当がつかなくなる。そして行きつくところは無秩序(アノミー)であり、破局です。
藤原
日本人の最大の欠点は次元の展開ができないことです。個人の次元と組織の組合せとしての企業間問題、それに東京都やカリフォルニア州というコミュニティの次元や、日本とかアメリカのようなソサイェティの次元を日本人はごちゃまぜに取り扱う。
小室
要するに、日本人は演算能力は優れたものを持っているが、数学的な思考能力では世界でも最も劣った人種です。だから、論理的なアプローチができないし、次元の問題となどになると、さっぱりわからなくなってしまうのです。
藤原
だから、クライスラーやトヨタの企業の問題をアメリカ国と日本国の自動車戦争といった具合に、メチャメチャな次元の枠組みの中で論じて大騒ぎしているんです。
小室 問題があることにさえ気づかないから平然としていられるのです。大平楽な国民ですよ。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/757.html
02. 2012年8月24日 00:24:49 : ewHFglRJ5I
http://blog.goo.ne.jp/fugimi63119/e/29ccca663b23645d9044876e57310274
http://esashib.com/kannaoto03.htm
菅降ろしは放射能列島維持勢力によって行われた。
国民の血税を盗み続ける勢力である。
つまり、
国家エネルギー政策を改憲軍需経済の邁進に位置付ける勢力が菅降ろしを計ったのだ。
理由は、菅が東電解体(送電分離)と原発からの新エネルギー移行に踏み込んだからだ。
東電・原発は日本の独占勢力にとって国民収奪の要である。
消費税増税にも二の足を踏む菅は降ろすしかない、と。
再び、腐敗の極にある日本財界の犬たちの時代に回帰するのか!
http://esashib.com/kanorosi01.htm
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/753.html#c2
18. 仕業屋 2012年8月24日 00:29:42 : cbPP7GXWFt4NQ : nePtcZjUpU
>>17.様
ご苦労様です。よき投稿ありがとうございます。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/749.html#c18
12. 2012年8月24日 00:40:30 : 4cs2FvLpTw
>島嶼防衛にはオスプレイは強力な兵器になる。
この人、こればっかりだが、何度も言うようだが、オスプレイはただの高速輸送機。
制空権制海権がない中、せっせと24人の兵士を運んでも何にもならんよ。
尖閣みたいなちっぽけな島では陸上兵力はほとんど意味がない。
大体、戦後この方、平和裏にはずっと譲って来ず、拿捕など強硬姿勢だったのが竹島であり、北方領土で、まさに韓国とロシア(ソビエト)は投稿者の言う通りにしてきたわけだが、それで日本は大人しく引っ込んだか?
ずーっとこれまで日本も領土だと負けずに主張してきたではないか。
強硬姿勢を取ろうが取るまいが、そんなことでは領土問題は解決しない。
大人の知恵を絞って解決するしかない。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/739.html#c12
09. 2012年8月24日 00:42:48 : dOqG9A5Aqs
親書返送に対する応答は竹島爆撃が必要でしょう。
モデルはクリントンのスーダン爆撃か
ただし日本国内の基地から発進すると報復対象になる可能性があるので、
ヘリコプター用とされている航空母艦からの発進が望ましい
56. 玄 2012年8月24日 00:45:34 : 3X5IG34.wmdiA : SVpTVvxQW6
橋下氏は、あの大阪で多くの公約を達成しています。
「公共事業からの暴力団排除という独自規定を盛り込んだ大阪府暴力団排除条例を制定」
「部落解放同盟に無償貸与されていた大阪人権センターを解体し、各種同和予算の削減」
「府の全ての公金支出と予算要求をHPで全面公開」
「府の監査に民間が参加できるようにする」
「知事交際費を廃止」
「職員給与・ボーナス・手当・福利厚生カット、退職金カット」
その一貫した妥協を知らない政治姿勢が腐敗した大阪行政に風穴を開け、大阪市民は快哉を叫んでいるのです。しかし、脱原発も一貫してつらぬくべきでした。彼が政権与党をとれば、全国の原発は必ず再稼動し始めます。そこの部分を本人がどう考えているのか私には謎なんです。なぜならこれは国民世論と矛盾しているでしょう?是々非々なんて言ってられる時でないでしょう?これは阿修羅の諸兄諸姉にご教示ねがいたいところです。
あと、国歌斉唱は義務にするべきものではない、強制するべきものでもない、
みんなが心から歌いたくなるような国づくりをすればいい。
それが政治家の仕事です。
01. 2012年8月24日 00:45:38 : mhCaiFHwiA
日米関係の行く末は破局ですか、見通し暗いですね。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/757.html#c1
02. 2012年8月24日 00:46:38 : 1ioo7h1uY6
■ 法を 片目つぶって 読んでも
田代・佐久間らの 行為は
明確な 法違反
犯罪です! きゃつらは 犯罪者です!
それを 犯罪にあらず とする
検察は 犯罪の 上塗りをしています
04. 2012年8月24日 00:49:29 : Mg3tQasmvA
起訴相当になる分けないがーーー。違法ソフトの問題も結局、不問に付されたのであるしー。最高裁に適当に処理されて終わりだ。期待薄い。
小澤自身も、正体不明の市民団体に任せて、自分は検察の、検察審査会に対する虚偽の報告書により不当起訴されたものであって、公訴棄却の裁判が相当として、無罪判決に対しても、控訴するべきだったのをしていない。いうことは、公訴を認めること自体が違法であることを裁判所で主張する手立てを自ら放棄したのであるから、後は、小澤に共謀があったか否かという争いに限定されてしまった。これは裁判官の心証一つで如何にでも転ぶ。
小澤側も攻めないのであるから、検察側が、田代を不起訴にしたのは当然です。
また秘書の虚偽記載の有罪の事実認定についても争わなかった。いくら争っても、この国の司法は腐り果てているから、国策裁判に付き合うだけ、精力が損耗するだけ無駄と考えたのであろうか。
いずれにしても小沢さんはわれわれ凡百の輩とは相違して、マンデラ(牢獄で何十年)、金大中(死刑判決)に匹敵する偉大な政治家であるからどのような控訴審判決にかかわらず、たいした罪にはならないから、生き延びていくと信じている。 何故なら登石判決、検察虚偽報告書だけ見ても、救いようも無く、病的な司法の現状からして、何も期待すべきでないし、できはしない。形骸的な判決だ。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/751.html#c4
橋下氏(右)と松井氏は、新党立ち上げで、第3極の主導権を狙う
橋下新党への合流は“解党”が条件だ!“永田町ガラクタ市”は御免
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120823/plt1208231541008-n1.htm
2012.08.23 夕刊フジ
大阪市の橋下徹市長が率いる「大阪維新の会(維新)」が、既成政党と対抗する第3極勢力の結集に向けて、維新とは別の新党を立ち上げることが分かった。次期衆院選を見据えて、国民的人気の高い維新には、既成政党や離党組が救命ボートのように群がっている。「維新=永田町ガラクタ市」という揶揄(やゆ)もあり、第3極の主導権を握りながら、候補者を選別する思惑もありそうだ。
「どこかの政党と組みたいとは一切思っていない。新しい政治集団を作りたいというのがわれわれの思いだ」
維新幹事長である大阪府の松井一郎知事は22日の記者会見でこう語った。維新の衆院選公約「維新八策」に対する公開論議を“踏み絵”とし、賛同する現職国会議員に現在の所属政党からの離脱を求め、同会の衆院選候補者とともに、新党を立ち上げるという。
この方針は、橋下、松井両氏が20日夜、大阪市内のホテルで、みんなの党の渡辺喜美代表と会食した際にも伝えられた。
「われわれの価値観を実現するための政党をつくっていきたい。一緒につくりませんか」という橋下、松井両氏に対し、渡辺氏は「結党の時から政界再編を掲げている」と防戦。約3時間の会談で、渡辺氏は、みんなの党の解党を意味する新党結成を、最後までのまなかったという。
みんなの党は、次期衆院選で「東のみんな、西の維新が補完して、二大政党に対抗する無党派層の受け皿になる」ことを基本戦略としてきたが、既成政党との違いをアピールしたい維新は“対等連携”を全否定。
松井氏は22日の記者会見で「いくら良いことを掲げていても、みんなの党は現実に広がっていない。政権を運営できるチームが必要だ」と、党勢が伸び悩むみんなの党を突き放した。
そのうえで、新党について「いろいろな人が結集できるような接着剤的な役割を果たしたい。(国会議員になったときの)最初のピュアな気持ちを思い出してもらえるような活動をしたい」と意気込んだ。
渡辺氏は同日、栃木県庁で記者会見し、「すみ分け、統一名簿、合流など維新との連携の仕方はいろいろあるが、一致させて政界再編することが望ましい」と語った。
第3極結集のタイムリミットは刻々と迫っているようだ。
57. 2012年8月24日 00:53:05 : GHeJ3joiSA
すべてがテレビ局が悪い。
橋の下は桝添えの禿と同じで
TVが作った虚像だったってこと?
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/714.html#c57
10. 2012年8月24日 00:55:36 : 4cs2FvLpTw
制空権制海権がない中、海兵隊だけを動かすなんてありえない。
もし尖閣上陸となれば、当然上陸部隊を護衛する艦隊と上空警戒の戦闘機が出て来るはず。
そんな中、有効な対空対艦攻撃の手段がない海兵隊だけ動いて何になるのだ。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/748.html#c10
04. 2012年8月24日 00:57:38 : URArbU7OMs
政治家がますます小物になっていく
国家のこと国民のことより
テメーの家族の事とかプライベートのこととか女のことしか頭にない
私の知り合い議員はマネーロンダリングのことしか考えていない
やっぱり徴兵制でもなければこの国は融けてしまうんじゃないのかな
やはり小沢チームしかいないのか
13. 2012年8月24日 01:01:27 : 7MrQjZKWxs
独島が朝鮮の領土であることを立証する
文書が公開される
8月18日、南朝鮮の「KBS」放送は、独トク島が朝鮮固有の領土であることを立証する文書を入手したことについて報道した。
それによると、1902年に朝鮮の内部大臣がウル陵ルン島と独島を管轄するウル島郡郡首に送った文書には、ウル陵島に出入りするすべての貨物に対し、税金を納めるようにという運営細則が記されている。これは、当時、李朝政府の行政権が独島にまで及んだことを示すものである。
また、1900年を前後して、アワビを購入しようと独島に来た日本の商人たちが、朝鮮のウル陵島監に輸出税を出すと書いた約条文とそれに署名した日本の商人たちの名簿が文書に記入されている。
日本の商人たちが輸出税を出した事実を記録した日本外務省の文書も発見された。
放送は、専門家たちが、この史料について、「朝鮮が独島を実効的に支配し、独島が朝鮮の領土であることを立証する国際法的証拠となる」と評している、と伝えた。
http://www.naenara.com.kp/ja/news/news_view.php?0+42025
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/739.html#c13
01. 2012年8月24日 01:01:30 : ewHFglRJ5I
偉そうに橋下コスプレ維新が・・・わらかすな!
2006年頃の橋下コスプレの愛人だった女性が言っている。
『え〜っ! 言ってることとやってることが違う!』ってビックリしましたよ。
「スケジュールは事務所と奥さんに完全に管理されていたみたいでしたね。私と一緒にいる時は、一切メールも見ないし、携帯も見ませんでした。マネージャーの目もあるし、奥さんの目もあるし」
大体食事してお酒飲んでラブホテルがパターンになりました。橋下さんは S っぽいところがあって、コスプレが好きでした。私といる時は、「普通に手をつないでデートがしたい」「こんな仕事早く辞めたい」って。やっぱりこの人はわからん人だったなぁ、今は楽しいのかな? って思います。
「週刊文春」7・26号より1部抜粋
http://8245.teacup.com/iwakuni2012/bbs
橋下のような姑息な男を、いまも信頼する者が果たしているのだろうか?
「ニヤけた表情で釈明する姿は、語気鋭く他人を小バカにするいつもの姿勢からはほど遠い。
そこに見えたのは「笑ってごまかそう」という姑息さでしかなかった。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/758.html#c1
22. 2012年8月24日 01:03:39 : PJOI1mYuFQ
20日に放送された文化放送番組内で、IWJ岩上さんと亀井亜紀子議員との会話で、
亀井「『生活』の議員とは今も連絡を取り合ってるし連携していきたいが、
今一緒になる事は政局ととられかねないし、マスコミも好意的には報道しないでしょう。」
と話してた。(今も無料でユースト視聴できるはず)
今「国民の生活が第一」の員数が5人、10人増えてもあまり意味が無いでしょう。
問題は次回選挙ですから、この時期に手の内を晒すのは愚の骨頂。
その意味でステルス議員を各所に配置する小澤さんの作戦を理解しますし期待してる。
ムネオさんも北方ステルスの一機だと思う。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/720.html#c22
30. 2012年8月24日 01:06:48 : Vkk7YVgyeg
天に召されし 中村 主水 殿
安らかな眠りを妨げて心苦しゅうござる。されど日の本の悪を根絶やしにする
ために是非ともこの件は引き受けていただきたい。その悪党の名は斯くの如し。
*悪の巣窟同窓会名簿http://www.asyura2.com/12/senkyo130/msg/459.html#c17
*東京新聞http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012062802000107.html
最新版+大甘処分
小沢一郎氏冤罪事件 売国奴クーデター部隊
竹崎博允 (最高裁長官)検察審査会を影で主導
登石郁郎 (秘書事件裁判官) ミスター推認 及び 訴因変更
山崎敏充 (前最高裁事務総局長) 一連の謀略実行部隊 名古屋高裁長官へ逃亡
手島健 (東京第一検察審査会総務課長) イカサマソフト作動者
伝田みのり(東京第五検察審査会事務局長) 架空議決実行
金子政之 (東京第五検察審査会事務管) 架空議決実行
樋渡利秋 (検事総長→TMI総合法律事務所顧問)逃亡
大鶴基成 (最高検検事→早期退職)
佐久間達哉(特捜部長→左遷) 捏造捜査報告書・アンダーライン 加筆<<戒告
吉田正喜 (特捜部副部長)
斎藤隆博 (特捜部副部長) 捏造捜査報告書作成 第五検審会説明役<<訓告
木村匡良 (東京地検・主任検事) 捏造捜査報告書作成<<戒告
田代政弘 (検事、調書捏造) 捏造捜査報告書作成者<<減給6か月・辞職
伊藤鉄男 (最高検次長) 鈴木宗男事件特捜部長
谷川恒太 (東京地検・次席検事) 鈴木宗男事件担当検事
岩村修二 (東京地検・検事正) <<厳重注意
民野健治 (東京地検・検事) 石川氏秘書取り調べ
前田恒彦 (大阪地検・元検事) 懲役刑2012年5月出所済み
米沢敏雄 (一度目の検察審査会補助弁護士)麻生総合法律事務所
吉田繁実 (二度目の検察審査会補助弁護士)城山タワー法律事務所・架空議決
**言いがかり・あら捜し・人権無視・弁護士法違反・根拠なき控訴・破廉恥集団**
大室俊三 (弁護士法違反)大室俊三法律事務所 控訴による人権無視
村本道夫 (弁護士法違反)マトリックス法律事務所 控訴による人権無視
山本健一 (弁護士法違反)六番町総合法律事務所 控訴による人権無視
漆間巌 (元官房副長官、政権交代直後に逃亡し、大和ハウス工業顧問に
麻生太郎 (首相として指揮権発動)
森英介 (法相として指揮権発動)
管直人 (首相として小沢排除を命令)
江田五月 (最高裁長官とトモダチ作戦を敢行)
仙谷由人 (民事法情報センタースキャンダルで法曹界と小沢排除を裏取引)
岡田克也 (イオン天下りで検察と小沢排除を裏取引)
堀田力 (イカサマソフト犯罪)さわやか財団、元特捜(ロッキード)
岩見隆夫 (イカサマソフト犯罪)毎日新聞
星 浩 (報道倫理違反・放送倫理違反)朝日新聞
後藤謙次 (報道倫理違反・放送倫理違反)三宝会、報ステ
岸井成格 (報道倫理違反・放送倫理違反)毎日新聞
橋本五郎 (報道倫理違反・放送倫理違反)読売新聞
杉尾秀哉 (放送倫理違反) TBS
大越健介 (報道倫理違反・放送倫理違反) NHK
辛坊治郎 (放送倫理違反) タレント
みのもんた(放送倫理違反) タレント
立花隆 (ロッキード事件) 評論家
青山繁治 (放送倫理違反) 評論家
三宅久之 (放送倫理違反) 評論家
田崎史郎 (放送倫理違反) 評論家
野田佳彦 (首相、小川法相更迭、隠ぺいに加担)
03. 無生物 2012年8月24日 01:08:37 : ce0Ar6eaeTZ7w : 8cmLjyQH4H
仕業屋さん、記事立てするほどの内容ですか?
本文は3行、82文字・・・投稿違反ですよ。
リンクを貼ってごまかさないで下さい。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/753.html#c3
02. 2012年8月24日 01:10:06 : pDTJ60heqw
>>1
あたかも「日米関係」という静態的な制度があるかのごとく捉えてらっしゃるように思えるのですが、日米関係は日本と米国の動態的な関係です。言うまでもなく重要です。
現行の関係が「破局」することはありえても、関係自体は日本がなくならない限り鎖国してもなくなりません。
米国側は自国の利益に沿って動いてるだけで、私が問題と思う米国の過剰な日本への介入は日本側(日本の現行の制度)が招き入れてると思います。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/757.html#c2
02. 2012年8月24日 01:11:10 : pphEUA8yso
両者(小独裁者ハシシタ、加齢臭善美)共、小異を捨て大同に就く寛容さがないのが致命的。所詮、政治を動かす器でないんだべさ。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/758.html#c2
「私もあの「一兵卒」って言葉好きなんです。あと、「僕には夢がある」も。:三宅雪子代議士」
http://sun.ap.teacup.com/souun/8388.html
2012/8/23 晴耕雨読
https://twitter.com/miyake_yukiko35/with_replies
小沢代表が会員制ブロマガを始める。
発信を多くするのはいいこと。
しかし、7月から小沢事務所は呟いていない。
K秘書、こちらもちゃんとやりましょう〜。
一日一回2、3分でいいんだから。
テレビ出演、会見、これらは党のホームページと重複してもいいと思います。
なぜ会員制にしたのか尋ねてみますね。
小沢さんの場合、コアな支持者の方々に支えられていますが、相変わらず「よくわからないけど、嫌い」(大手マスメディアの影響を受けた人達) は多くいます。
その方々に理解してもらうのが課題です。
それにしても、民主党は不思議な党だ。
選挙のプロをわざわざ座敷牢に閉じ込め、参議院選挙以来、ずっと負け通し。
そして野田総理の強引な政権運営で離党が相次ぎ(約)300人が250人へ。
各社衆議院選挙予想では70〜95人しか生き残らないと言われている。
わざとやっているのかと疑いたくなる。
> もうわざとやっていると思ってしまっています(笑)。何故なら、小沢さんはぎりぎりのぎりぎりまで党を割らないことに尽力されたのだから。
> 国民が欲しているのは選挙のプロではなく、政治のプロですから。この発言はあまり感心できませんね。三宅さんの発言としては残念です。
お、そうですね。
反省。
違う言い方がよかったな。
なんて言ったらいいですか?ごめんなさい。
> あなたの認識には重大な誤りがあります。選挙のプロとは何ですか?国民が欲しているのは国家の威信と国民の生命財産を守れ、安全保障や外交のプロであって。選挙のプロであっても中国に媚び餌へつらう政治家でありません!あなたの党こそ一桁に落ち込むでしょうね。
本当です。
ごめんなさい。
表現がうまくなくて・・・。
> この謎は有権者としては 本当に不可解です しかも 有権者が 政権から下ろした 敵政党の政策にのる 民主主義の破壊行為です
この謎がずっと解けません
TPPに関しての海外ニュース映像(6月)。
貿易協定」の仮面をかぶった「世界支配」。
ワラックさんインタビューあり。
こういう情報を頂けるのがツイッターのいいところ。(有難うございます) http://t.co/2g1sm5Dn
> 少なくとも鳩山さんや菅さんとは違い、野田総理は自分の信念を貫いて仕事をしていると思います。そして生き残れない、という意味で言えば「国民の生活が第一」も民主党の心配をしている場合ではないかと思います。
野田は信念を貫いて・・・そういう見方もあるんですね。
この1年皆無だった野田政権擁護TWが1日T件来るように。
「決められる政治」評価されてきたのだろうか。(まさか・・・)
しかし、批判TWはその倍増えている。
う〜ん。
先程の「信念を貫いて」TWで、あまりに驚いたせいか野田総理とすべきところを総理をつけ忘れてしまいました。
慎んでお詫び申し上げます。
> いつも選挙の事しか考えていない、おざわさんとは違いますよね〜(*^^*)
それは全く違います。
選挙が近くなったら、選挙の責任者(選挙対策委員長)が選挙のことを考えるのは当たり前でしょう。
私も党の役目が選挙対策副委員長なので当然その仕事もします。
いつも、と断言するほど代表の仕事を把握しているんですか?
明日の予算委員会は開かれるかどうか未定。
テーマは外交問題。
3時と4時半に外務省レクをお願いした。
外務省レク終わる。
ふー。
明日の予算委員会は午後から。
外交問題がテーマである。
新しいポスターの見本が来た。
何だか妙に優しいイメージ。
政策秘書Mが不満を漏らし写真が差し替えになる。
党の会議が多い一日だった。
数名のホームページ担当者に出席を要請され編集会議へ行ったら岡島議員が「なんでいるの?」
グサリ。(なんと呼んだ当人たちが欠席だった)
皆さんから来ている意見はお伝えした。
広報委員長にはTwitterを始めるようしつこく言っている。
> 岡島議員へ意見あり!彼のHPにも書きましたが、あまり小沢さんを囲わないでほしい。変に距離ができておかしくなる。
それ、私もいつも言っていることなんです。
今の総理が悪い見本で側近政治は悪い情報が入らなくなりいいことなし。
鈴木宗男さんも同じことを言ってました。
「生活」は立ち上がったばかりで試行錯誤。
いい点は、皆が同じ方向を向いていること。
国民目線が徹底していて、議論をしていても最終的にはそこが判断基準になる。
党議拘束がないので「小沢さんのお言葉ですから」もない。(笑い)
悪い点は小沢代表が党の顔でありどうしても「小沢新党」のイメージが強くなる。
HPに写真が多すぎという指摘を頂いた。
私も同感。
最近、口出し過ぎのホームページだが私は皆さんの意見を伝えるのが使命なので岡島さんに嫌われても(もう嫌われているし)言っちゃお。
今はHPは広報と総務で仕切っている。
横道に逸れたが、どの会議にもこのように(嫌な顔をされても)自由に出られるのもいいところ。
小沢代表の部屋はオープンで誰がいつ行っても気軽に入れてもらえる。(但し、小沢代表に会うにはK秘書という高いバーがある)
会議が短いので時間が効率的に使える。(回数が増えてきたので改善を申し入れた)
意見も言いやすい雰囲気。
自由だ。
> 見んなが同じ方向を向いている訳がないでしょう。 嘘はいけませんね。
同じ方向ですよ。
政策の差は細部なればあるにせよ、「国民の生活が第一」で一致してますから。
人を嘘つき呼ばわりする前に、決めつけをまず改めましょう。
> 民主党もそうだったんですが"代表代行"とか"幹事長代行"とか老若男女問わず「?」という役職って必要なんでしょうか? 小沢さんの「一兵卒」って気っ風のいい言葉に惹かれた僕の周囲の人間多いですが、〜
これも同感。
エライ人は仕方ないですがヒラはいりませんね
私もあの「一兵卒」って言葉好きなんです。
あと、「僕には夢がある」も。
あのポスターを見るたびに、あの代表選挙で勝てなかった、勝たせることができなかった無念で胸がいっぱいになります。
小沢さんは国を変えようという強い決意と志がありました。
役職についてご意見を頂きました。
「代行」とか「代理」などの評判がよくない模様。
会社員時代、部次長と部長代理、どっちがエライの?とよく話したものです。
民主党時代幹事長代行と幹事長代理、どっちが上?と最初悩みました。
「生活」も悪い慣習は断ち切るようにしないと。
リセットですね。
48. 2012年8月24日 01:14:41 : p1Jwnbn1zY
こんなヤツが政治家でござい・・とはあきれる。公言したことで何一つ実行したものは無い。あきれた野郎だ。早く死んでくれ、お国への最後のご奉公。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/672.html#c48
23. 賢者の石 2012年8月24日 01:16:10 : Qf5ShLuWtoZHs : CNWc213ObU
韓国の行動の意味のわかってない愚民どもに教えてやろう
主権国家の三要素は領土、人民、主権(統治主体)
李の竹島上陸は日本の領土保有を否定し、世界へ大アピール!
李の日本国民総本家たる天皇陛下への侮辱は日本人など事実上いないと、世界へ大アピール!
李の親書返却は日本には対等に扱う、主権(統治主体)が無いと世界へ大アピール!
してるわけだ。ここで事なかれ主義ですませばこの日本という島に
領土や人民を護れる統治権力もいないと言う事を世界に認め
主権国家という文明人の知的たる発明の理解できぬ酷く頭の悪い猿が
1億人いるだけと言う事を認める事になる。
事実上日本国滅亡だな。韓国は本気で日本を潰しにかかってる!わかっているか愚民ども
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/734.html#c23
05. 2012年8月24日 01:20:44 : 7amoWwiHOY
>市民団体の八木啓代代表は記者会見し、「検察は身内に甘く起訴しなかったが、検察審査会は国民の目線で審査して判断してほしい」と述べました。
「検察審査会は国民の目線で審査して判断してほしい」
これが目的ですね。すごい。
小沢事件では、単に「裁判でシロクロつけてもらいたい」というのは、一般人である検審の妥当な判断だ、と何度も検察よりの人間たちが口走っていたっけ。
まさに「国民目線で」逆利用ですね♪
19. 2012年8月24日 01:20:50 : pphEUA8yso
この大莫迦野郎が!何よトチ狂っているんだ!阿呆ん誰が!
ズル菅こと、菅直人は嘘つき市民政治家の典型、出しゃ張りおよねの伸子と二人三脚馬鹿ップル夫婦に鉄槌を!
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/749.html#c19
09. 2012年8月24日 01:22:18 : YxpFguEt7k
孫崎享氏インタビュー
http://www.ustream.tv/recorded/24903934
メチャクチャ、面白い。Twitter時代の新しい出版の形。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/742.html#c9
選挙民は多くを知っている 野党第1党も空中分解寸前
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-6699.html
2012/8/23 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
野田民主党など問題にならないが、諸悪の根源は自民党積年の悪政にある
最近のメディアの世論調査を見ると、自民党の数字がいい。
政党支持率は2ケタ割れ寸前の民主より、6ポイントほど高い16〜18%程度。次期衆院選の比例代表の投票先を聞くと、必ずトップで20%を超える。読売の比例投票先だと、民主は維新の会を下回る11%で「第3党」に沈み、自民は21%と民主をダブルスコアで引き離した。
この数字を見て「イケる!」と調子づいているのが、今の自民党内のムードだ。3党合意の亡国増税で民主党と手を握ったクセに、一変して反転攻勢。領土問題やらナンやで難クセをつけ、野田政権に問責決議や内閣不信任案の提出をチラつかせ、コブシを振り上げている。
こうやって人気があるうちに解散に追い込むシナリオなのだが、庶民にすれば、倒閣に息巻く自民党の姿はドッチラケだ。増税法案を談合成立させた民主も自民も国民生活を破壊する共犯者ではないか。しかも、増税法案の中身たるや民主が自民案を丸のみしたものだ。主犯は自民と言ってもいいくらいだ。
国民の批判が渦巻く原発再稼働だって、原発推進派の自民が主役のようなものだ。今や自民と民主は同じ穴のムジナというか、親分・子分の関係だ。そんな政党が今さら民主攻撃なんて目くそ鼻くそで、ちゃんちゃらおかしい。
国民はすべてを知っているのだ。この国の抱える諸悪の根源が自民党にあることを。そんな政党が野田内閣を衆院解散に追い込んだところで、どうやって選挙に勝てるのか。じっくりと聞いてみたいものだ。
政治評論家の野上忠興氏も「なぜ、自民党がハシャいでいるのか。私には理解に苦しみます」とこう言った。
「党の選挙情勢調査で出た『220議席』という数字が、ひとり歩きしているようですが、あの調査はサンプル数も少なく、精度はかなりズサンです。読売の比例投票先にしても、態度保留の回答者は33%に上るのです。
彼らが民主はもちろん、自民に票を投じることはありません。有権者のホンネは『絶対に民主には投票しない』が『自民にも勝たせたくはない』。それだけ、既成政党による政官業癒着の利権分配政治にアレルギーがあるのです。私の分析では、自民の獲得議席はせいぜい170議席前後。第1党にはなっても即、政権の座が保証される数字ではありません」
これが選挙のプロの見立てなのだが、となれば自民は惨敗確実の民主や公明を巻き込み、大連立を仕掛けて、与党の座を狙うのだろう。有権者だって百も承知。だから、絶対にそんなことはできないような投票をする。自民党は楽しみにするといい。
◆デタラメの限りを尽くして悪びれないハレンチ政党
実際、ここ数年の間に噴出した世の中のあらゆる矛盾、歪み、制度疲労のすべては、本をただせば自民党政権の積年の悪政にたどり着く。
自民党が野田政権の対応をエラソーに批判している領土問題だって、例外ではない。香港の活動家が尖閣諸島に上陸したのは、小泉元首相が中国政府の抗議を無視して、繰り返し靖国神社に参拝し、いたずらに中国国民のナショナリズムを刺激した延長線上にある。
「そもそも、自民党は戦後60年以上にわたって領土問題を何ひとつ解決できなかったのです。その責任をすべて民主党政権に押し付けようなんて虫がよすぎます。こういう場面でこそ3党合意を呼びかけ、外交の連続性を重視し『ともに解決の糸口を探ろう』と冷静に呼びかけるのが“責任野党”の務めです。ところが、自らの責任をタナに上げ、領土問題を問責の材料にしているのだから、話にならない。責任野党とは名ばかりで、あまりにも無責任です」(政治評論家・本澤二郎氏)
さらに自民悪政が顕著に表れているのが、原発問題だ。地震列島の活断層に54基もの原発を建設し莫大な利権を享受してきたのは誰だ? 自民党よ、おまえだろう! 官僚や電力会社と手を結びウソの「安全神話」で国民を平気でだまし続けてきたのはどこのどいつだ。
そんな偽りの安全神話が福島原発事故を招いたのに、誰ひとり責任を取らず、反省すらせず、今なお原発推進の旗を振りかざす異常、狂気。こんなハレンチ政党に誰が国政を預けるものか。
◆国を覆う苦境は全て自民悪政が元凶
亡国増税の口実となった財政危機だって、自民党政権のバブル期の放漫財政、デフレ期の無為無策、何よりシロアリ官僚のやりたい放題を許したツケだ。ジャブジャブと税金をムダに使った後に残ったのが、1000兆円もの大借金である。
米国から“未亡人製造機”のオスプレイを押し付けられても日本が文句を言えないのも、米国ベッタリ自民が築いた悪習のタマモノだ。ほかにも、年金制度の破綻を放置してきた社会保障問題など、数え上げればキリがない。この国を覆いつくす苦境のすべては、官僚とタッグを組んだ自民悪政が原因なのだ。それを国民は知らないと思っているのか。選挙結果を思い知ればいいのである。
◆民・自放逐のためなら国民は政界混乱も辞さず
3年前の総選挙で有権者はなぜ、自民党に鉄槌を下したのか。どうして「脱官僚」を掲げた民主党に期待し、政権を託したのか。自民党の悪政を潰すためだ。ところが、民主党政権は失政続きの果てに自民と手を組み、国民に亡国増税を押しつけた。自民党政権時代と変わらない悪政に逆戻りしてしまった。
国民の怒りは頂点に達し、絶望感が漂う。そんな中で誰が自民に里帰りするものか。それこそ、元の木阿弥というものだ。
「結局、自民党政治とは、ひたすら既得権益を守り、責任を取らない官僚主導政治のことなのです。こんな政党に国政を任せてしまったら、この国が立ち行かないことは国民もイヤと言うほど思い知っています。もう一度、時計の針を戻して自民党政治の愚を犯す気は絶対にありません。民主もダメ、自民もダメ、ましてや両政党の大連立なんて、もってのほかです。こうした国民の空気は、選挙が現実味を増すほどに強くなっていく。民・自両党に未来はないのです」(立正大教授・金子勝氏=憲法・政治学)
選挙が近づけば、自民党もそうした空気が分かるだろう。そうなれば、今の民主党のように国民の鉄槌を恐れた脱党者が続出する。首相まで務めた安倍晋三のように、露骨に維新の会にスリ寄る議員も増えるはずだ。その結果、与党の民主だけではなく、野党第1党の自民も空中分解。そのまま選挙戦に突入すれば、勝者なき投票結果になる。
前出の野上忠興氏は「次の選挙は年金、子育て、ワーキングプアなどに不満を抱く20代、30代の投票率が上昇。民・自両党に反乱を起こす」と予測した。公認候補がバタバタと落選して初めて、自民も今のヌカ喜びに気付くのではないか。
選挙後の政界は未曽有の混乱が始まるのだろうが、民・自両党を退場させるには、それも仕方がない。すでに国民は覚悟を決めているということだ。
03. 2012年8月24日 01:26:04 : DbGJNqIv54
検察審査会という、不可思議な仕掛けを逆手に取った原告は
面白いことを考えたものだ。どんな化学反応が出るのか
楽しみだけど、大手新聞はこれを記事にするだろうか。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/756.html#c3
20. 2012年8月24日 01:29:55 : DbGJNqIv54
菅は口下手のぶんだけ正直者だ。
野田はペテンの詐欺師だ。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/749.html#c20
23. 2012年8月24日 01:33:05 : 7hPE6la2cI
20,21さん、おっしゃる通りでございます。
拡散致しましょう!!
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/712.html#c23
04. 2012年8月24日 01:34:33 : iHDitaPB0w
東京地検特捜部は自分達が仕掛けた陰謀と同じ手法によって逆に窮地に陥った。
因果応報である。もちろんごかかすつもりだろうがその過程で多くの人がどこに事実があるかを知るようになる。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/756.html#c4
03. 2012年8月24日 01:36:02 : pDTJ60heqw
とりとめもない自己レスです。
記事中に「モナーキーに対するアンチテーゼ」としてのリパブリカンの思想、というくだりがありますが
>米国の過剰な日本への介入は日本側(日本の現行の制度)が招き入れてる
日本の現行制度はモナーキーです。
薩長が制度設計したものが制度疲労をおこしています。
(だから、もしも公武合体で江戸時代を終えたら、こういう制度になったか?)
道州制(連邦制)の効果に以前は懐疑的でしたが、リパブリックな制度にするには、日本的には意外にいいんじゃないのとか思いました。現在の日本の民度では可能と思います。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/757.html#c3
06. 2012年8月24日 01:38:50 : qGW7VITKqw
革命だ。このさい腐れマスゴミは打果たそう。
日本をまともな国にするために。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/744.html#c6
07. 2012年8月24日 01:39:50 : 3eRaYB2APs
米国在住の者です。田中氏のオバマ・隠れ多極主義者についての分析は、此方の保守層の有権者(中級階級の白人・共和党)にも静かに広がっている見解のように見えます。
http://www.asyura2.com/10/senkyo80/msg/252.html#c7
08. 2012年8月24日 01:44:16 : a9KchyyHK6
ただのお調子者だな。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/745.html#c8
23. 2012年8月24日 01:44:55 : aM6uhtj72U
ムネオは小沢さんが北海道に候補者を立てないように
牽制しているだけだろう。ムネオ天下じゃ、北海道民は
人質にとられたようでかわいそうだ。なんとか土壇場で
「生活」が自主候補を立てて欲しい、道民も願っているだろう。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/720.html#c23
01. 2012年8月24日 01:47:08 : s8cI20Tdf6
>野田民主党など問題にならないが、諸悪の根源は自民党積年の悪政にある
>増税法案の中身たるや民主が自民案を丸のみしたものだ。主犯は自民と言ってもいいくらいだ。
>国民の批判が渦巻く原発再稼働だって、原発推進派の自民が主役のようなものだ。
>今や自民と民主は同じ穴のムジナというか、親分・子分の関係だ。
>そんな政党が今さら民主攻撃なんて目くそ鼻くそで、ちゃんちゃらおかしい。
>実際、ここ数年の間に噴出した世の中のあらゆる矛盾、歪み、制度疲労のすべては、
>本をただせば自民党政権の積年の悪政にたどり着く。
>さらに自民悪政が顕著に表れているのが、原発問題だ。
>地震列島の活断層に54基もの原発を建設し莫大な利権を享受してきたのは誰だ?
>自民党よ、おまえだろう!
>官僚や電力会社と手を結びウソの「安全神話」で国民を平気でだまし続けてきたのはどこのどいつだ。
>国を覆う苦境は全て自民悪政が元凶
>亡国増税の口実となった財政危機だって、自民党政権のバブル期の放漫財政、デフレ期の無為無策、
>何よりシロアリ官僚のやりたい放題を許したツケだ。
>ジャブジャブと税金をムダに使った後に残ったのが、1000兆円もの大借金である。
>ほかにも、年金制度の破綻を放置してきた社会保障問題など、数え上げればキリがない。
>この国を覆いつくす苦境のすべては、官僚とタッグを組んだ自民悪政が原因なのだ。
同意同感。
民主党壊滅は確実だが、
確実に葬り去るべきは、自民党だ。
自民党政権で、消費税20%、年金支給年齢70歳、社会保険料爆上げ、失業手当などセーフティネット削減、そして「原発村」維持となる。
「民主党惨敗=生活党の勝利」ではない。
生活党も、自民党に勝てないと躍進はあり得ない
自民党政治の目的は、自民党・官僚・業界・学会(政官業学)のネットワークから生じた既得権益を死守するためであり、
その「既得権益を死守する」ことが目的。
民主党は、少なくとも政権獲得までは、自民党政権下の社会制度で既得権を持つ人と持たない人がいること自体を問題視し、
それを変えて、より公平で透明性のある社会を構築することが「改革」だと考えていたが、 官僚に取り込まれて失敗。
これが現状。
この官僚機構や既得権益層の厚い岩盤をいかに穿(うが)ち、「国民のため」の政治を実現するか、それが日本政治の最大の課題。
生活党やみんなの党といった第三勢力にそれができるのかどうかだ。
既得権益をほとんど持たぬ無党派層、
中小企業・零細企業のサラリーマン・OL・非正規労働者等にとって真の敵は誰か?
言うまでもなく、真の敵は自民党。
もっと言えば、自民党という統治体制に象徴される日本全体に巣くう政官業の癒着体質、利権の構造。
自民党こそ諸悪の根源
喩えでいうなら
野田民主党が使い魔なら自民党は元締めの魔女や悪魔みたいなもんだ。
>彼らが民主はもちろん、自民に票を投じることはありません。
ただし、この見方は非常に甘い。敵を甘く見すぎている。
国民の大半はB層だ。
民主党壊滅は確実だが、自民党は圧勝してしまう。生活党は惨敗。
わけもわからずに、消費税20%引き上げ、年金支給年齢70歳引き上げ、年金保険料や健康保険料引き上げ、失業手当など雇用のセーフティネット削減、
そして原発推進の自民党に投票してしまうのがB層だ。
政策を理解できるほど知能が高くなく、
政策よりも雰囲気やイメージで投票してしまう層。
小泉進次郎が現れれば、「きゃー進次郎く〜ん(≧▽≦) 」「俺たちの進次郎!」と
熱狂し、何も考えずに自民党に投票する層。
その証拠に、2010年の参院選では、消費税10%引き上げを公約に掲げた自民党が圧勝したではないか。
(2010年参院選で、自民党は小泉をCMに起用し、圧勝)
その証拠に、報道各社の世論調査によると、自民党の支持率が1位ではないか。
そして、選挙制度。
得票率で相対多数の候補が総取りしかねない選挙制度が小選挙区制だ。
それが小選挙区制マジックだ。
日本は比例代表制ベースの選挙制度ではないのだ。
たとえば、ある選挙区で、
自民党得票率30%、生活党29%、民主党10%、みんなの党10%、その他の党21%だった場合、当選するのは自民党。
70%の票は死票。
極論すれば、300の小選挙区すべてがこういう状況だったら、
自民党はわずか得票率30%で、小選挙区300を独占してしまう。
自民党300議席、生活党0議席、その他の政党も0議席。
もちろん、実際はそんな極端なことは起こらないが、得票率30%程度で
240議席程度は取ってしまうことは十分ありうる。
しかも、自民党は公明党・創価学会の推薦を得る候補が多いから、実際の支持率プラス公明党・創価学会票という下駄をはいていることになり、
自民党はとても有利だ。
ではどうすればよいか。
オリーブの木(選挙連合)をつくるしかない。
小選挙区中心の現行制度を前提とする場合、
第三極は文字通りの「極」とならない限り票を奪い合い共倒れする。
民意は比例区に僅かに反映されるだけで後は死に票の山となる。
みんなの党代表 渡辺喜美(自署)
日本共産党幹部会委員長 志位和夫(自署)
社会民主党党首 福島みずほ(自署)
新党改革代表 舛添要一(自署)
新党日本代表 田中康夫(自署)
国民の生活が第一代表 小沢一郎(自署)
新党きづな代表 内山晃(自署)
これらの党は一致団結するべきだろう。
総選挙になった場合、消費税10%引き上げ、原発推進を掲げる支持率1位の自民党に勝たねばならない。
そのためには、生活党など少数野党連合は、
自民党に勝つために、舛添要一でも、渡辺善美でも、田中康夫でもいいから、
統一首班候補を擁立して戦うべきだろう。
イタリアのオリーブの木も、“メディア王”ベルルスコーニに勝つために、
経済学者のプロディを統一首班候補に擁立して選挙に勝った。
まあ、共産党はオリーブの木に反対しているからムリだろうが、
それ以外の政党は妥協して、統一首班候補を擁立して戦え!
それ以外、勝つ方法はない。
強いて言うなら、選挙制度改革もあるが、それも併行して尽力するべきだろう。
■小沢元代表「細川護熙がいねぇんだ」
■ルポ迫真 民主分裂(4)
「政権交代には『オリーブの木』が必要だ。俺はその木の完成に専念したい」。
新党「国民の生活が第一」の代表となった小沢一郎(70)は、
民主党を離れると決めた6月下旬ごろから支持議員らを前によくこう口にするようになった。
http://www.nikkei.com/article/DGXDASFS1200N_S2A710C1EA1000/
とにかく、小沢氏が言っているように中小政党は喧嘩せず、団結を!
選挙協力を!統一首班候補の擁立を!この際、舛添でもいい。
山口県知事選で善戦した飯田でもいい。とにかく、統一首班候補を擁立できれば
半ばオリーブの木は成功したも同然。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/760.html#c1
01. 2012年8月24日 01:49:21 : pphEUA8yso
私も好きですよ!雪子さん。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/759.html#c1
09. 2012年8月24日 01:51:39 : s8cI20Tdf6
■騒ぐ島を間違えている「日本の領土を守るため行動する議員連盟」
自民党の山谷えり子参院議員が会長の「日本の領土を守るため行動する議員連盟」などが参加を呼びかけ、
地方議員16人や田母神俊雄・元航空幕僚長ら民間人も参加したとあります。
残暑で頭が不自由になりましたか、それともただ頭が悪いんですか。
日本が実効支配している「領土問題」などまったく存在しない尖閣諸島にのこのこ視察に行って、何がメリットありますか。
日本の領土が安全に守られているところで何で「日本の領土を守るため行動する」パフォーマンスするのですか、
決死の行動をするというのなら場所が違うでしょ、竹島と北方領土でしょ。
2班に別れて山谷えり子会長率いる第一班はただちに竹島近傍に船を出し、沖合い500mから遠泳で竹島上陸を目指してください。
そして田母神俊雄・元航空幕僚長率いる第二班は北方領土に船を出し、やはり沖合い500mから遠泳で北方領土上陸を目指してください。
竹島も北方領土も近づくことすら容易ではないでしょう。
逮捕者も出るでしょう、特に北方領土には領海を越える時点で船は拿捕、あるいは最悪の場合機銃掃射を浴びせられ死者が出るかも知れません。
何、竹島も北方領土もすでに実効支配されている、あなた方がどんな行動に出ても日本は失うものはないのです。
それどころかそこに国際的な「領土問題」が存在することを、あなたがたの犠牲のうえに広く世界に知らしめることができるでしょう。
祖国のため人柱になる、これぞ「憂国の士」であります。
それなのに・・・
領土問題など存在しない尖閣諸島でわざわざ「安全に」わめきちらして、
中国や台湾に「ここに領土問題がある」ことを日本から認めて、どうするんですか。
もうね、完全に騒ぐ島を間違えている頭が不自由な山谷会長は国会議員は無理ではないでしょうか、
古巣の産経新聞記者がちょうどいい具合です。
http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20120819/1345344880
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/745.html#c9
10. 2012年8月24日 01:53:36 : iHDitaPB0w
こんなことは言いたくないが、いつまでも騙され続ける国民のレベルであれば一度落ちるとこまで落ちなければわからないのかも知れない。
オリンピックの大報道や無人島の帰属騒動ばかりに目を奪われている間に消費税を上げることが決まっても反応も出来ない愚民ばかりならば致し方ない。
その場合には、さらに落ち込んだ位置からでも真実を拡散し立ち上がることを目指すしかない。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/742.html#c10
21. 2012年8月24日 02:00:11 : 7MrQjZKWxs
<特例公債法案>民主、24日に衆院委で採決方針
毎日新聞 8月23日(木)22時3分配信
民主党は23日、今年度予算を執行するための特例公債法案を24日の衆院財務金融委員会で採決する方針を決めた。城島光力国対委員長が記者団に明らかにした。衆院の「1票の格差」を是正するとして同党が提出した衆院選挙制度改革関連法案も、早ければ24日の衆院政治倫理・公選法改正特別委員会で採決する。両法案とも28日の衆院本会議で可決させ、参院に送る構えだが、与党は参院で過半数割れしており、成立のめどは立っていない。
衆院財務金融委は23日、理事懇談会を開催。野党不在のなか、海江田万里委員長(民主)は職権で、24日に野田佳彦首相も出席する締めくくりの質疑を行うと決めた。
民主党の輿石東幹事長は23日の記者会見で、国会運営について「強引だとは思っていない」と主張。両法案に関し「政権与党としてタイムリミットだ」と述べ、早期の衆院通過を図る考えを示した。
政府は特例公債法案を1月に提出したが、消費増税法の成立を最優先した首相官邸の意向で審議を止めていた。しかし消費増税法が成立し、民主党は「成立しなければ自治体に影響が出る」(樽床伸二幹事長代行)と、成立に協力するよう自公両党に迫っている。
衆院政治倫理・公選法改正特別委は23日、前日に続いて野党不在のまま、民主党の選挙制度改革関連法案を審議した。最高裁で違憲状態とされた「1票の格差」の是正は衆院解散・総選挙の前提条件で、野党には「民主党の審議強行は法案の成立を困難にさせ、衆院解散を封じるため」との見方が出ている。
自民党の谷垣禎一総裁は23日の記者会見で、民主党の国会運営を「どう喝をかけ、成立の見通しがないまま突っ込んでくる。無責任だ」と批判した。【大場伸也、中島和哉】
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最終更新:8月23日(木)22時58分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120823-00000119-mai-pol
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/749.html#c21
09. 2012年8月24日 02:00:48 : s8cI20Tdf6
>第三極の中で最も勢いがあるとされる維新がこんな調子では、既成政党に勝つなんて絶対に無理だ。
>維新やみんな、そして小沢代表の「国民の生活が第一」など第三極がバラバラに候補者を擁立すれば、
>無党派層の票を食い合って共倒れに終わるだけである。
>「小選挙区制度の特性を考えると、
>民自公の既成政党に対抗するには、既成政党批判の受け皿になる第三極が結集しなければ勝負になりません。
>まずは第三極が協力し、総選挙で過半数を取れるような枠組みを考えるべきだ。>小さな政策の整合性にこだわって、少数政党が乱立していても仕方がない。
>何はともあれ、手を組んで既成政党を壊滅させること。
>それができなければ、第三極も国民から見放されることになる。
そのとおり。
このままでは、小選挙区制マジックで、2010年の参院選同様、
自民党が圧勝してしまう。(1人区は、自民党の21勝8敗で自民党圧勝)
それが小選挙区制というもの。
第三極は文字通りの「極」とならない限り票を奪い合い共倒れする。
民意は比例区に僅かに反映されるだけで後は死に票の山となる。
そうなることがわかっているから、小沢氏は「オリーブの木」「オリーブの木」といつもいっているのだろう。
生活党など少数野党連合は、
自民党に勝つために、舛添要一でも、渡辺善美でも、田中康夫でもいいから、
統一首班候補を擁立して戦うべきだろう。
イタリアのオリーブの木も、ベルルスコーニに勝つために、
経済学者のプロディを統一首班候補に擁立して選挙に勝った。
■小沢元代表「細川護熙がいねぇんだ」
■ルポ迫真 民主分裂(4)
「政権交代には『オリーブの木』が必要だ。俺はその木の完成に専念したい」。
新党「国民の生活が第一」の代表となった小沢一郎(70)は、
民主党を離れると決めた6月下旬ごろから支持議員らを前によくこう口にするようになった。
http://www.nikkei.com/article/DGXDASFS1200N_S2A710C1EA1000/
【オリーブの木】
レベル1:「小沢新党」と新党きづなの統一会派(いずれ合流?)←これだけでは選挙に勝てない。
レベル2:社民党、新党大地、そして大村・河村一派との選挙協力合意←これでも不十分。
レベル3:維新の会とも選挙協力合意←これなら、勝てる可能性が出てくる。
レベル4:みんなの党とも選挙協力合意←これなら、自公連合と互角の戦い。政権奪取の可能性も出てくる。
レベル1とレベル2ならクリアできる可能性は多少ありそうだが、
レベル3やレベル4はどうだろうか。維新の会やみんなの党幹部の発言を聞く限りでは難しそうだ。
そこで、オリーブの木が上手く行かない場合を想定して・・・
(3)選挙制度改革。
2000年の総選挙では、小沢党首率いる自由党は、比例区で約660万票も獲得したが、獲得議席はわずか22議席(比例区18議席、小選挙区4議席)。
このように現行制度は、中小新党に極めて不利。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC42%E5%9B%9E%E8%A1%86%E8%AD%B0%E9%99%A2%E8%AD%B0%E5%93%A1%E7%B7%8F%E9%81%B8%E6%8C%99
660万票取っても、22議席しか取れないのが現行の選挙制度なのだ。
小沢氏は小選挙区制にこだわらず、比例代表制中心の選挙制度への移行を真剣に考えたほうが良いと思う。
ドイツ型の併用制でよいと思う。この際、連用制でもいい。とにかく、今の選挙制度よりはマシだ。
2007年〜2009年時の小沢民主党の10分の1の支持率しかない生活党は、
このままでは惨敗する。
(1)オリーブの木
(2)選挙制度改革
どちらかを実現しない限りは、厳しい。
とにかく、小選挙区制導入は失敗だった・・・('A`)
「過ちては改むるに憚ることなかれ」(論語)
「過ちを改めざるこれを過ちという」(論語)
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/738.html#c9
11. 2012年8月24日 02:03:29 : s8cI20Tdf6
■尖閣問題 最大の責任は 石原慎太郎と小泉にある
政府は17日、尖閣諸島に上陸した香港の活動家ら14人を強制送還した。
この対応に、自民党からは批判の声が噴出している。
しかし、自民党はエラソーに言える立場なのか。
そもそも、尖閣問題に火をつけたのは石原慎太郎・都知事である。
外交ジャーナリストがこう言う。
「今年は日中国交正常化40周年。
国内の“反日派”が暴走することを恐れる中国政府は、
年明け早々、石垣市議が尖閣に上陸した時も、中国外交部の羅照輝アジア局長が
『(尖閣論争は)しばらく棚上げすべき』と発言するなど、尖閣問題を大きくしたくなかった。
日本にとっても、尖閣は竹島や北方領土と違って“実効支配”しているのだから、現状でも何の問題もなかったのです。
逆に尖閣問題が広がると海外に領土問題があるとみられてしまう。
なのに、慎太郎が『尖閣を買う』とブチ上げたことで、中国の『反日感情』を刺激してしまった。
しかも、発言場所が米国だったから、中国は『石原のバックには米国がいる』と思い込んだ。
こうなると、中国は引き下がるわけにいかない。
結局、香港の反日活動家が尖閣に上陸することも黙認せざるを得なかったのです」
石原は17日の会見で「日本の弱腰外交、中国にへつらう姿がまた出た」なんて言っていたが、
自分が火ダネをまいたくせに、ホント、いい気なものだ。
それに自民党や慎太郎は、政府が14人を強制送還したことを弱腰外交と批判するが、
その“前例”をつくったのは、自民党の小泉純一郎元首相だ。
「小泉元首相は04年に中国人活動家が尖閣に上陸した際、今回と同様に強制送還した。
この時の活動家は、島内の石碑を壊したりしたから、器物損壊にも問えた。
海保も身柄送検の方針を固めていたのに、小泉元首相が政治判断で強制送還にしたのです。
これで中国は『上陸したって大したことはない』と日本をナメたのです。
中国人をツケ上がらせたのは小泉自民党なのです」(海保担当記者)
喜んでいるのは、これでオスプレイ配備の大義名分を得た米国だけだ。
http://news.livedoor.com/article/detail/6872669/
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/685.html#c11
01. 2012年8月24日 02:06:43 : 7MrQjZKWxs
首相、10月解散示唆 「代表交代なら約束無効」民主に浸透
産経新聞 8月23日(木)7時55分配信
拡大写真
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120823-00000086-san-pol.view-000
野党欠席の中開かれた衆院倫理選挙特別委員会で、衆院選挙制度改革の民主党案を趣旨説明する民主党の樽床伸二幹事長代行 =22日午後、国会内(酒巻俊介撮影)(写真:産経新聞)
■先送り狙い「野田降ろし」
野田佳彦首相が自民党に対し「10月解散」を示唆したことが分かったことで、9月に予定されている民主党代表選、自民党総裁選への影響は必至だ。早期総選挙に反対論が強い民主党では解散封じのため「野田降ろし」の動きが出てくるのは確実。自民党内でも支持率が低い谷垣禎一総裁の交代論が浮上する可能性がある。民主、自民両党ともに党内の動きは活発化しそうだ。
民主党内では「早期解散阻止」が大勢を占めており野田佳彦首相が解散に踏み切ろうとすれば、主流派、非主流派を問わず退陣論が高まることになりそうだ。
輿石東(こしいし・あずま)幹事長が記者会見で「(首相と谷垣禎一自民党総裁の)2人がいなくなったら2人の話は終わり」と語ったのは民主、自民、公明3党首が「近いうち」の衆院解散で合意した直後の今月9日だ。
この発言はその後、ジワリと民主党内に浸透し「野田さんが早期解散を約束しても、交代したらそんな約束はなくなる」(中堅)との声が平然と飛び交う。次期総選挙での敗北は必至とみられるなか、党内では「解散恐怖症」が蔓延(まんえん)しているためだ。
◆カギ握る前原氏
すでに「反野田」勢力としては増税反対派による「消費税研究会」や「真の一体改革を実現する一期生の会」などがある。29日には反消費税増税、反原発、反TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)を唱える勢力の結集を狙う「民主党復活会議」も発足する。
いまのところ野田再選を覆す勢いにはなっていないが、動向が注目されているのが前原誠司政調会長率いるグループ「凌雲会」だ。
同グループは、「首相はころころ代わるべきではない。私はどんな立場でもしっかりと野田さんを支えていきたい」(前原氏)として、首相再選を支持してきた。
だが、その凌雲会が早期解散阻止のため「野田降ろし」に走れば、首相の政権運営が行き詰まるのは確実だ。凌雲会の後ろ盾、仙谷由人政調会長代行はすでにそうした事態になることも想定して、「ポスト野田」候補を“物色”しているとされ、岡田克也副総理や細野豪志環境相の名前がささやかれている。若手には前原待望論もくすぶる。
輿石氏や樽床伸二幹事長代行ら党執行部は、国会運営でも「早期解散」阻止の動きに出た。
22日の政府・民主三役会議では城島光力国対委員長らが今年度予算の執行に必要な特例公債法案について「粛々と参院に送るしかない」と主張し、民主党単独でも衆院を通過させる方針があっさり決まった。
強硬姿勢は衆院選挙制度改革関連法案でもみられた。22日の衆院倫理選挙特別委員会(倫選特)で民主党は、単独で一部連用制を盛り込んだ独自案の趣旨説明を、野党欠席のまま行い、審議入りさせた。
民主党が野党側との事前協議なしに特例公債法案、衆院選挙制度改革法案を衆院通過させても、野党が多数を握る参院で可決・成立する見込みはない。両案は参院で否決されるか、9月8日の会期末をもって廃案となる見通しだ。
◆問責提出も看過
民主党執行部が衆院通過を強行しようとするのは、両案が成立してしまえば、解散風が吹きかねないとの懸念からだ。執行部には自民党が29日にも提出する予定の問責決議案回避に向け交渉する気はもはやない。
党幹部は首相を見放すかのように言い放つ。
「首相が問責決議を受けレームダック(死に体)になるのを防ぐよりも、解散先送りが優先だ」(坂井広志、水内茂幸)
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最終更新:8月23日(木)12時46分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120823-00000086-san-pol
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/755.html#c1
02. 2012年8月24日 02:11:12 : pphEUA8yso
久方ぶりに、墓地からゾンビ自滅党議員群がしゃしゃり出て来て、政界のイニシャティブを握るべく、恥気もなく(猿以下)手前ら長年の失策を糊塗すべく言掛りや、詭弁を弄し、ご託宣を並べおった(石破茂馬鹿が見本)。総ては、おんどれらの負(怠慢、無能、官僚任せ)のツケを次政権(民主党)に引継いだだけや。
最も、よちよち歩きの民主党に自滅党のツケを払拭する力量も能力もない(馬脚)を現した事象は、国民に取っては良い判断材料にはなった。
問題は、国民がこれらを、どう捉え、判断するかが肝要であり、今後を見据える試金石となる。所謂、民意の尺度となる。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/760.html#c2
04. 2012年8月24日 02:11:37 : pDTJ60heqw
≪支配の為の「装置」と「道具」、苫米地英人著『洗脳支配―日本人に富を貢がせるマインドコントロールのすべて』より一部抜粋≫
http://www.asyura2.com/10/senkyo86/msg/273.html
投稿者 Roentgenium 日時 2010 年 5 月 13 日 04:11:28: qfdbU4Y/ODJJ.
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/757.html#c4
30. 2012年8月24日 02:12:21 : 1o3azzYLkk
この本を買って読まれた方は、是非とも知り合いの
マスコミに洗脳されてる人に貸してあげてください。
つたない私達の言葉で何回語るより、数倍効果があります。
私自身、知り合いのバリバリのb層に以前植草さんの
「日本の独立」をわたしましたが、彼は見事に覚醒しました。
この本を100万人が読めば100万人が覚醒することになる。
そうすると100万人が小沢さんの戦いを理解することになる。
その人々は、国民の生活が第一党に一票入れる事が
日本を救う方法だと理解するようになる。
この本を出来るだけ多くの人に読んでもらう活動が、
私自身の小さな戦い方です。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/699.html#c30
11. 2012年8月24日 02:15:33 : dOqG9A5Aqs
尖閣はすでに米軍爆撃訓練地に指定されているのではなかったかな?
竹島も自衛隊の爆撃訓練地に指定してから爆撃するのが望ましいが
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/748.html#c11
03. 2012年8月24日 02:16:17 : iHDitaPB0w
維新がどうしてこんな腐れメンバーで国政選挙で勝てるのかね。
大阪はもともと府知事など誰でもいいという土地柄。過去には横山ノックなるコメディアンの府知事を何度か当選させたが府の行政は適当に回っていた。それでも大した害がなかったと思っている。
だからと言ってどんな選挙でも、わいせつ常習知事やコスプレ市長の陣営へ票が集まるわけではない。
維新の会の地方議員など、実際には支持者の口聞きを主にやってきた元自民党地方議員の集団にすぎない。”党”で決めた国政の方針を自分の頭で口で説明することだけでも困難だろう。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/758.html#c3
12. 2012年8月24日 02:17:35 : 7MrQjZKWxs
韓国、首相親書を書留で郵送…返却拒否され
読売新聞8月23日(木)19時8分
韓国の聯合ニュース(電子版)は23日夜、李明博(イミョンバク)韓国大統領の竹島上陸や天皇陛下への謝罪要求に遺憾の意を表明した野田首相の親書について、日本側が返送受け取りを拒否したことから、書留郵便での送付措置が取られたと報じた。
聯合電は郵便がどこから送られたかなど詳しい経緯に触れていないが、東京の在日韓国大使館が外務省宛てに送付したとみられる。
聯合電によると、この日、韓国大使館の参事官が外務省を訪れて親書を手渡そうとしたが、外務省側は大使館車両の正門通過を許可せず、参事官の面談要請も拒否したという。韓国政府当局者は「(日本の)外務省の正門を(韓国の外交官が)通れなかった」としたうえで、「やむを得ず、書留郵便を通じて、野田首相の親書を外務省に発送した」と明らかにした。
COPYRIGHT THE YOMIURI SHIMBUN
http://news.biglobe.ne.jp/domestic/0823/ym_120823_9825838147.html
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/748.html#c12
02. 2012年8月24日 02:21:50 : dOqG9A5Aqs
三宅という人は Lawrence Vaincourt も Reverend Martin Luther King も知らないんだろうな
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/759.html#c2
07. 2012年8月24日 02:23:05 : cwRIGy8a1U
浅卑・塵売・埋日・惨傾・日刑の各新聞社と系列放送局は
暴力団同様の非合法組織取締法様の立法でお取り潰し、
TV出演して虚偽コメントを繰り返す似非解説委員どもは、
市中引き回しの上張り付け獄門だ。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/744.html#c7
31. 2012年8月24日 02:24:11 : Glt7A88w6E
迷っていましたが、私もこの本買います。
孫崎享さんすごい。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/699.html#c31
03. 2012年8月24日 02:27:18 : iHDitaPB0w
01氏へ
キミは同じことばかり何度も何度も同じコメントをあきもせず書いているようだが維新の会の橋下やみんなの党の善美が本当に、口で言っていることを実行するような人物だと思っているのかね。
口で言っていることを実行せず官僚言いなりの政策ばかり実行するのは今の民主党の有り様を見ればわかるはず。その数衆議院民主党議員300人余りのうち250人。維新の会のメンバーなどこのレベルがそれ以下の人材しかいない。あちら側とこちら側の区別くらいは理解するように。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/760.html#c3
04. 2012年8月24日 02:31:36 : JajxBKfqqQ
主権は国民にある。これを理解しない、官僚の手先や、党の社員のような政治家は断じて不要。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/760.html#c4
40. 2012年8月24日 02:33:07 : poQOFMI7QA
何と言おうが、消費税を廃止する政党に投票する。
公務員天国を維持するための消費税。(公務員のほとんどは給料ばかり高くて仕事がなくて、退屈で死にかけています)
財務省職員が、新天下り先のIMFで懐を肥やし、でかい面するための消費税。(IMFは日本のみならず、世界の庶民いじめの尖兵。日本の貧民の消費税が世界の貧民をさらに苦しめる)
腐敗政治の元凶のひとつの土建業界を維持するための消費税。
だいたい、どの党派がどんな理屈を並べようが、今の日本や世界の混乱と悲惨の奥にある全世界的中央銀行制度(Debt Money System)にメスを入れる勇気のない政党は、とどのつまりは信用できない、といえる。メスを入れれば必ず殺される、ケネディやリンカーンのように。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/721.html#c40
22. 2012年8月24日 02:34:59 : txfDxGOXwI
マニフェストを破棄し、消費増税とTPPで日本を破滅させる路線へシフトさせたのはどこのどいつだ。細野よ、何が日本を救っただ、バカも休み休み言え。菅は原発事故が起こる以前に、日本を破滅への道へ導いていた国賊だ。野田は菅が敷いたその路線を走っているだけだろうが。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/749.html#c22
127. 2012年8月24日 02:36:22 : KZWsL1KpwQ
『<109〜0EopofEgjc様>への再反論。』
“媒体権”なんて概念は、法律上も商取引上も皆無だよ。単なる部分的“買占め”や“馴れ合い談合癒着キックバック構造”を勝手にそう称してるだけのこと。
それからさぁ、広告代理店を通す無くったっって、各メディアの広告局直で掲載できるんだよ?そんなことも知らないの?
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/631.html#c127
24. 2012年8月24日 02:42:56 : DO0AUHSW8k
民主党議員は、「国民を騙した」ということ。
民主主義を、台無しにし、「マニュフェスト=嘘」を
実証した政党、つまり、「詐欺政党」ということ。
だから、その「報い」を受けなければ、ならない。
議員数が、10分の1に減って当然である。
「ヤクザ」の世界にだって、「仁義」があるだろう!
「落とし前」は、選挙だ!
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/712.html#c24
32. 2012年8月24日 02:45:09 : 1o3azzYLkk
日本の独立にとって自主独立派の政治家は、どれだけ貴重か。
角栄さんのなした石油のメジャーを介さないルートの確立。
周恩来と成し遂げた日中国交樹立。
彼は志半ばで亡くなったけど、その意志を角榮さんは、
最強の小沢一郎という政治家にバトンを渡した。
小沢さんは、もう70才。
次の世代に
バトンを渡す時がくるだろう。
しかし、誰が後を継げるか?
肝の座った男はいるだろうか?
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/699.html#c32
Roentgenium:苫米地英人氏の著作『洗脳支配―日本人に富を貢がせるマインドコントロールのすべて』 より、一部抜粋。
◆ ◆ ◆
本書では、サブプライムローン問題の「カラクリ」を世界で初めて明らかにしています。この問題こそ、資本主義というマネーゲームのカラクリそのものなのです。その渦に巻き込まれた日本人は、必死で貯めた預貯金を海外に吸い上げられ、それが100倍、1000倍の外資に化けることで、より多くの資産を奪われています。そして意図的に作られた絶望の中で、本来送るべき生活水準よりも遥かに低い生活を強いられ、奴隷のように働かされているのです。
洗脳経済の泥沼に引き摺り込もうとする支配者はこう言って私達に安楽を与えています――。
「何も知らないことが、一番の幸せだ」「奴隷でいることが一番の幸せだ」
そんな幸せであなたは満足ですか?
〔苫米地英人 著『洗脳支配―日本人に富を貢がせるマインドコントロールのすべて』 第1章 日本人に掛けられたヒルガードの洗脳 より P.12−P.51〕
■催眠学者の知られざる戦後日本での功績
アメリカを代表する洗脳の専門家に、アーネスト・ヒルガード Ernest Ropiequet Hilgard(1904−2001)という人物がいます。催眠学者で、スタンフォード大学教授、旧米軍と関係があったことは余り公にされていませんが、大変著名な人物です。(中略)
ヒルガード教授が没した2001年に、スタンフォード大学 Stanford University が彼の追悼文を発表しました。それをたまたま読んだ私は、驚いてしまいました。そこには、ヒルガード教授の功績の1つとして、「戦後日本の教育の非軍事化の為」にGHQ(連合国最高司令官総司令部)に呼ばれて来日したと書いてあったからです。
催眠学者が、何故日本の非軍事化の為に教育に一役買わなければならなかったのでしょうか。私は、即座に理解しました。
■日本人に掛けられたWGIPという洗脳
戦後占領下の日本で、GHQが「ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム War Guilt Information Program(WGIP)」を徹底的に推し進め、日本人に戦争犯罪人として罪の心をこれでもかと刻み込んだことは、公文書として残っている事実です。
『漱石とその時代 第1部〜第5部』(新潮社 1970〜1999年刊行)などの文芸評論で知られる慶応大学の故・江藤 淳(江頭淳夫 1932−1999)教授は、晩年、このWGIPの実態を掘り起こし、占領下で行われたアメリカによる新聞検閲と、専横としか言い様のないGHQの力による徹底的な思想統制について、糾弾する著作を次々に著しています〔※『閉された言語空間―占領軍の検閲と戦後日本』(文藝春秋 1989年刊行 ※文庫版は1994年刊行)〕。
もちろん、当時の戦勝国アメリカとしてみれば、神風特攻隊や玉砕などを見て、日本人を徹底的に再洗脳すべきと判断したことは理解出来ることでもあります。とは言うものの、WGIPのことを私が洗脳と言うのは、例えばこういうことです。
原爆投下の理由について、新型爆弾である原爆を当初、米国の原爆を開発した科学者達は、呉などの軍港の、それも沖合いに投下するという説明を受けていました。それを、当時の米国軍部は原爆の威力を測定する意味合いで、都市部に落とすことに変えました。人体実験を目的として日本に落としたと言えます。このことは、残された米軍の資料など、様々な証拠から明らかになっています。
ところが日本人の多くは、「第2次世界大戦を早く終らせる為に、アメリカは日本に原爆を投下せざるを得なかった」と教育され、いまだにそう思い込んでいます。
実際、1945年(昭和20年)の東京大空襲など、一連の空爆による日本全土焼き払い作戦の時から、米軍部は日本に戦争遂行能力がないことをはっきり知っていました。日本全土を焼き払うこと自体、既に人体実験です。一般国民が無差別に死んでいく中で、戦争の恐怖がどの様に天皇を頂点にした国家を変えていくのか、研究していたのだと私は見ています。そして、その次に原爆投下です。敗戦前の少なくとも半年の間、日本人は国ごと一部の米国人の実験用モルモットとして、やりたい放題に殺されたというのが歴史の事実です。(中略)
しかしながら、おかしなことに、私達には被害者としての実感が余り湧いてきません。とんでもない大量殺人を実験として行われ、同胞が見るも無残な殺され方をしたのですから、本来ならば、筆舌に尽くしがたい悲しみと恨みを占領軍に抱いて当然のはずです。
にも関わらず、「ギブ・ミー・チョコレート」「進駐軍、いい人」みたいな根拠のない好感を伴いながら、戦後一貫してGHQによる日本の支配というものを受け止めているではありませんか。これは極めておかしな心情と言わなくてはなりません。
日本人の心に、「戦争を起こした私達は愚かな罪人だ」という情報の書き込みが行われたことは確かなことです。だからこそ、GHQは新聞の徹底的な検閲を行い、都合の悪い記事は削除して、日本人を先ず、洗脳に必要な「情報遮断」の状態に置いたのです〔※現在の日本に置き換えれば、例えば、「輸出戻し税」(や経団連の献金)のことなどを知らないまま消費税増税を受け入れている人達にも共通して言えること〕。(中略)
GHQが占領下の日本にWGIPを遂行する背後には、もちろん本国アメリカ政府のコントロールがあったでしょう。(中略)もしもヒルガード教授の指導でGHQが洗脳教育を行ったとすれば、それが新聞検閲や情報操作、要人の洗脳程度の生易しいもので済むわけなどないのです。
ところで、このような視点に立つと、いま日本で起こっている経済の問題も、相当に根が深いことが分かります。アメリカという世界最大の赤字国をあらん限りの力で支え、これでもかと資金を貢ぎ続けている日本は、今でもヒルガード教授の洗脳にがんじがらめにされているということが出来ます。
〔資料〕Ernest Ropiequet Hilgard(1904−2001) - Wikipedia
http://en.wikipedia.org/wiki/Ernest_Hilgard
〔資料〕米国教育使節団報告書(要旨)1946年3月31日|文部科学省 ※Ernest Ropiequet Hilgardの名前あり
http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/hpbz198102/hpbz198102_2_034.html
〔資料〕戦争犯罪宣伝計画 War Guilt Information Program(WGIP) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%AE%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A0
〔資料〕江藤 淳(江頭淳夫 1932−1999) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%9F%E8%97%A4%E6%B7%B3
〔資料〕江藤 淳 著『閉された言語空間―占領軍の検閲と戦後日本』(文藝春秋 1989年刊行 ※文庫版は1994年刊行)
http://www.amazon.co.jp/%E9%96%89%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E8%A8%80%E8%AA%9E%E7%A9%BA%E9%96%93%E2%80%95%E5%8D%A0%E9%A0%98%E8%BB%8D%E3%81%AE%E6%A4%9C%E9%96%B2%E3%81%A8%E6%88%A6%E5%BE%8C%E6%97%A5%E6%9C%AC-%E6%96%87%E6%98%A5%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%B1%9F%E8%97%A4-%E6%B7%B3/dp/4167366088
■富を約束された人達
1990年代の後半から、「勝ち組」「負け組」という言葉が流行りだし〔※元々『日経新聞』紙上やテレビ東京(日経が筆頭株主)で多く用いられていた→新自由主義者達の巣窟である日経・CSISバーチャル・シンクタンク〕、最近では「格差社会」「下流社会」といった言葉が広く人々に使われるようになりました。ビジネスの場における優勝劣敗がはっきりし、その結果、社会的地位を得て所得を増やす人と、世の中の片隅に追いやられ不遇を託(かこ)つ人との差がはっきりついてきたわけです。
格差が人間の活動を回転させるエンジンとして働くのであれば、それは喜ばしいことかも知れません。少なくとも、頑張った人が報われる社会にしようという格差肯定論の意図はそこにありました。
ところが、格差は付いたが「負け組」に敗者復活戦の機会はない。これが日本の現状です。08年の春闘では賃上げを行うことが決りましたが、大手企業が軒並み史上最高益を稼ぎ出している現状から見ると、労働者に対する配分は微々たるものと言わざるを得ません。それが、サラリーマンの労働実感でしょう。
格差肯定と言っても、実際日本で巨額の報酬を貰える様な人は、ほんの一握りの限られた人達だけです。この人達は、言わば「お約束の人物達」で、お調子者の評論家が「頑張った人が報われる仕組み」と幾ら説いて回ったとしても、殆んどのサラリーマンには一切関係のない仕組みだと言うことが出来ます。(中略)
実は、本当の「勝ち組」は別のところにちゃんといるのです。それが「約束された人物達」です。この人達は、これまでどのような時代になっても、身分や収入が危ぶまれるようなリスクに晒されることはありませんでした。仕事が出来る、出来ないには大して関係なく、資産も収入も固く守られて生きてきた人達です。
■明治維新は外資によって成し遂げられた
話は飛びますが、明治維新の時の日本を想像して下さい。
明治政府になって、その後、日本の民主主義は急速に発展を遂げていきます。資本主義が発展する為には、先ず資本がなくてはならないはずですが、その資本は何処からやって来たのでしょうか。工業や重工業の発展に連なる経済の基礎は、誰がどのようにして築いたのでしょうか。
カネの存在を抜きにして、歴史を考えることは出来ません。大政奉還(1867年)から明治維新、そして明治新政府が成立する歴史の転回点で、日本に巨額のファイナンスを行った勢力がいたわけです。
戊辰戦争(ぼしんせんそう、1868〜1869)の戦費に使われたカネにしても、同様のことが言えます。倒幕軍の戦費は、薩摩と長州が自分達の金蔵から出してきたものではありません。幕府軍の戦費にしても、徳川家が全額賄(まかな)ったものではないでしょう。現代の国際紛争モデル、或いは内戦モデルから類推すれば、戊辰戦争が外国の2大勢力による代理戦争という性格を色濃く持っていたことは容易に想像が付きます。
実際、政権交代を目指す薩長勢力にはイギリスが、政権維持を目論む幕府勢力にはフランスが、潤沢な資金を供給していました。もっとはっきり言えば、当時の財政破綻状態のイギリスやフランスの事実上のオーナーとも言えたイギリスのロスチャイルド家とフランスのロスチャイルド家が、日本に隠然たる影響力を行使する為、薩長勢力と徳川幕府の双方へ資金を供給したと見るべきなのです。
■世界の富の95%近くを持つ人々
ロスチャイルド家は現代においても、例えば、ソロモン・ブラザーズ Salomon Brothers、ゴールドマン・サックス Goldman Sachs などの投資銀行、証券銀行を擁し、世界金融を支配する金融シンジケートを構成しています。日本の日本銀行に当るイングランド銀行 Bank of England(1694年〜)もロスチャイルド傘下の銀行です。
実に不思議なことに、何かにつけこういった人々の名前が表に出ることは先ずありません。世界の富の95%近くを所有するほどの人々であるにも関わらず、これらの人々の活動は謎に包まれ、全貌は杳(よう)として掴めないというのが実態です。とにかく厚いベールに覆い隠された存在なのです。
これらの人々はこのように、私達の想像を超えた強大な権力を行使しているはずですが、その直接的な活動は何処にも見当たりません。そんな存在に対して、全ての原因を都合よく求めること自体、分析事実の信憑性を疑われて当然かも知れません。
しかし、東インド会社やアフリカ開拓の昔から、イギリスやフランスの海外進出は、ヨーロッパを代表する幾つかの名家の莫大な富を背景に行われてきたという動かし難い事実があります。
日本という極東の島国は、彼らにとって格好の前線基地であり、アジア大陸への進出を考えた場合、補給或いは兵站(へいたん)の要衝でもあります。
日本人の教育水準は高く、国民性は勤勉で、当時としては相対的に進取(しんしゅ)の精神に満ちていたと言うことが出来ます。しかも、既に宣教師を大量に送り込んでいたので、キリスト教徒に帰依しなくとも理解を示す者が増え、また外国人受け入れという地ならしも出来ています。つまり、日本の投資環境は申し分ない状況にありました。
諸外国の覇権主義、植民地主義の矛先は、当然のことながら日本に向けられました。だからこそ、開国か否かで日本に国を二分する内戦が起こったわけです。当然、日本に開国を迫ったイギリスやフランスに、そうした外交政策の立案やその遂行資金を提供した人物達がいることになります。
もちろん、ロスチャイルド家だけでなく、その他の名家も名を連ねていたでしょう。そうした名家達による意思決定が明治維新を実現させたと言っても過言ではないのです。
■日本における「勝ち組」の正体
ところで、徳川幕府に取って代わった明治維新の新勢力は、結局どのような人物達でしょうか。もちろん、薩摩と長州の武士達です。脈々と現代に生き続ける、日本の「勝ち組」の正体は、実はこの薩摩と長州を中心とする勢力だと言うことが出来ます。事実、この21世紀の今、政治家、官僚共に、鹿児島県、山口県出身者は数多く、そこには大変な偏りが見られます。
明治維新以来、昭和21年に日本国憲法が施行されるまでの間に任ぜられた延べ45人の内閣総理大臣のうち、薩摩出身者は延べ5人、長州出身者は述べ11人に上っています。倒幕に参加した土佐藩からは延べ1人、肥前藩からは延べ2人で占有率は実に42%を超えてしまいます。大蔵大臣、外務大臣などの主要ポストも薩長閥が殆んどです。
中央省庁の中でも、特に警察庁と防衛省は、薩長の牙城です。鹿児島県、山口県の出身者が多く、事情を知る関係者の間には「鹿児島県、山口県の出身者でなければ出世出来ない」という暗黙の了解があるほどです。最後まで新政府軍と戦った会津藩の福島県には、昭和になってようやく国立大学が創られたというのも有名な話です。
〔資料〕格差社会 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%BC%E5%B7%AE%E7%A4%BE%E4%BC%9A
〔資料〕内閣総理大臣の一覧 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%85%E9%96%A3%E7%B7%8F%E7%90%86%E5%A4%A7%E8%87%A3%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7
〔資料〕萬晩報:園田義明のコラム ※薩長因縁の昭和平成史、他。重要
http://www.yorozubp.com/sonoda.htm
〔資料〕≪鬼塚英昭 著『黒い絆 ロスチャイルドと原発マフィア』 より要約(19)≫|MelancholiaT ※大化の改新と明治維新
http://ameblo.jp/antibizwog/entry-10978824023.html
〔資料〕日本人が知らないニッポン―隠されてきた歴史から読み解く世界の成り立ち - THINKER
http://thinker-japan.com/thinkwar.html
〔資料〕源氏と平氏の政権交代 1〜3 - ルーツ調査研究会 2011年3月7〜10日
http://roots-origin.jugem.jp/?eid=3
http://roots-origin.jugem.jp/?eid=4
http://roots-origin.jugem.jp/?eid=5
■日本で平民が政権を獲ったことは一度もない
話は明治維新に戻ります。政権交代後のセオリーとして、権力を握った新勢力は、人物から社会システムまで、旧来の悪弊を徹底的に叩き悪口を言います。ところが、旧勢力が使っていたシステムを徹底的に破壊することはしません。支配の為に好都合な旧来の仕組みは残しておき、巧く利用するのが常套手段です。
先ず、旧勢力のやり方を徹底的に叩いたことについてですが、その痕跡は、私達が受けた教育にはっきりと残されています。日本史の教科書には、徳川幕府が倒されて文明が開化した、と言うようなステレオタイプの記述があります。
それまでの武家社会が崩壊し、平民が代表される議会制度が作られ、その代表者は平民による投票で決る。或いは、優秀な人材であれば、身分に関係なく取り立てられ、官僚として国を動かす仕事が出来る。封建制度から、そうしたフェアな制度に世の中の仕組みを変えた。また、鎖国対策を行っていた暗黒時代の日本を、新しい近代国家に変えた、と。
しかし、それは分かり易く巧妙に加工された嘘というものです。実は現代においても同じなのですが、日本では平民が政権を獲ったことは一度もなく、平民が選ぶ平民の代表者は武家階級か、或いはその階級から取り立てられ、階級の仲間入りを果たした人物に限られていたからです。
例えば、平民宰相と言われた原 敬にしても、生れは盛岡藩の藩士で、家は家老職を務めた上級士族です。原 敬は分家して平民籍に入るのですが、それだけの理由で一般市民と同じ平民という括(くく)りで語るのは無理があるというものです。原 敬にしても、藩閥に接する機会を得ることで外務省に入省し、政治家としての足掛かりにしているのです。
明治政府が優秀な人材を適材適所で取り立てたということにしても、それは専(もっぱ)ら人口の1%にも満たない下級士族のことを指していました。平民を積極的に登用するなどということは、薩長の権力者の念頭にはなかったはずでしょう。
仮に、戊辰戦争で幕府軍が勝ったとしても、日本に文明開化はやって来たはずです。仮に、明治、大正、昭和、平成の時代へと徳川幕府が存続していたとしても、日本人の性格から諸外国を参考にして憲法が制定され、資本主義が根付き、議会制度が制定され、婦人参政権も確立されていたはずです。
このように考えると、明治維新が革命と呼べるような性格のものではなかったことがはっきりします。
■不平不満を収める常套手段
次に、支配の為の統治システムを残した、という点についてです。
例えば明治政府は、官僚制を残しました。私達の多くは、明治政府が官僚制を作ったかのような印象を植え付けられていますが、それは全く誤った認識です。律令制を起源とする日本の官僚制は、6世紀末の飛鳥時代から存在していました。つまり、明治維新からの官僚制については、薩長の新勢力がその装いのみを改め、存続させた支配システムであると言うことが出来ます。
同様に、天皇を中心とした統治権力も、明治政府は残しています。これは、当然のことかも知れません。天皇による統治こそ、日本を丸く治める歴史的に確立したシステムだからです。天皇制の存続については、第2次世界大戦後、GHQがやはり同じことをしました。もちろん、天皇を尊重したからではなく、日本人を従順な子羊としておくには、天皇制を残すことが最良の道という支配者としての判断が働いたからです。
もちろん、薩長の討幕軍は、天皇のお墨付きを象徴する「錦の御旗」を掲げて幕府軍の戦意を喪失させたわけですから、天皇はその新政権樹立構想に初めから組み込まれた存在だったということでしょう。
しかし、このように明治維新の成果として、開国をした、廃藩置県を行って大名を廃した、国会を開催して議会制民主主義を生んだ、色々と並べ立てることは出来るでしょう。しかし、たとえ徳川幕府が続いていたとしても、幕府は同じような改革を成し遂げたことでしょう。たとえ明治以降も幕府がまだ政権を握っていたとしても、民主主義に移行していた可能性は高いし、婦人参政権は確立されていたはずです。
幾ら徳川幕府と言えども、馬鹿ではないのです。逆に太平洋戦争は避けられたかも知れません。明治政府になろうがなるまいが、日本は近代化したのです。世界の趨勢(すうせい)がそうなっていく以上、それに歩調を合わせていかざるを得ないのが、社会の自立的な発展というものだからです。
明治維新が仮に革命と呼べるものであるとしたら、江戸時代の権力者は皆殺しにあっていて当然です。少なくとも、徳川家など旧勢力の代表者や要職にあったものは死罪、旗本はお家取り潰しにしていかなければなりません。革命と言い張るなら、それ以外のやり方では格好など付かないのです。
しかし実際のところ、例えば徳川一族は、松平一族を含め、みな貴族として生き残りました。彼らの地位はその後もずっと守られ続けています。今でも東京の一等地に広大な家屋敷を構え、外部からは簡単に窺い知れない事業内容の会社を経営し、財団法人や社団法人の理事、或いはスポーツの国際委員会などの団体理事など、名誉職を幾つも兼任し、軽井沢の一等地に別荘を持ち、悠々自適の生活を送っています。
確かに、政権の座から徳川一族は下ろされましたが、21世紀の平民が決して手の届かない世界で、手厚い警備の下、堂々と生きています。彼らの周りには当然、人脈、海外コネクションなど、徳川幕府時代から受け継がれてきた無形資産もふんだんにあることでしょう。
徳川一族を存続させた理由は、そうすることが薩長勢力にとっても都合がいいからです。維新後も貴族として存続させたほうが、徳川の親藩だった勢力の不平不満を収め易い。過去にそのようにして行われた政略と計算によって、「勝ち組」は「勝ち組」独自の世界とネットワークを張り巡らしていくわけです。
■武家社会がそのまま続いている現代の日本
資本主義という建前の下、徳川家がどのようにしてカネを稼いで一族の繁栄を築いているのか分かりませんが、明治維新の立役者達が徳川家以上に発展していなければ、勢力のバランスが取れず、その不均衡は必ず衝突を生み出してしまいます。つまり、明治政府の中枢を占めた薩摩と長州の勢力も、その後その地位を守るばかりか、維持発展させているということです。
このように見てみると、日本の支配者はいまだに江戸以前からの武家社会に所属する人々である、と理解することが出来るでしょう。日本は、武家社会の階級がいまだに押さえている国なのです。
例えば、日本経団連がいい例です。日本経団連のメンバーになるということは、商人のトップとして認められ、支配者である武家階級に出入りを許されるということです。
余談かも知れませんが、日本経団連会長の代名詞となった「財界総理」という言葉は、日本経団連と時の政権との微妙な関係性をうまく表している呼称だなと感心させられます。要するに、日本経団連のメンバーは支配者達の為にお金を集めて上納するサポーターである、だから会長は「財界総理」として物申す、と聞こえてくるわけです。
日本経団連の会員企業を見てみると、明治以前からの支配階級の一員であるか、もしくは支配階級の許に出入りしていた人物が興した会社ばかりです。ここしばらくの間に、ソフトバンクや楽天、ライブドアなどIT関連企業〔※情報技術 Information Technology(IT)〕が相次いで会員に加えられもしましたが、ちょっとした新参者では先ず、余程成功を収めていないと経団連のメンバーにはなれないわけです。
ライブドアは、有価証券虚偽記載が発覚した後、日本経団連から無期限活動自粛の処分を受けました。また同様に、介護保険の水増し請求問題が発覚したグッドウィル・グループは、除名処分を下されています。当り前の処分かも知れませんが、新参者には厳しく、元からの会員企業へは甘さが余りにも際立っているのではないでしょうか。
例えば、戦後最大の疑獄であるロッキード事件の丸紅にお咎めが下ったと言う話は聞いたことがありません。また、ODA(政府開発援助)を巡る不祥事やディーゼルエンジンのデータ捏造など、度々不正事件を起こしている三井物産についても、日本経団連が何らかのアクションを取った事実は一度もないのです。
ライブドアやグッドウィル・グループが悪質なルール違反を犯したことは事実です。しかし、日本経団連も経団連で、その処分は全く恣意(しい)的で御都合主義だと言わなくてはなりません。ここにも支配階級の論理が働いているのです。
とは言え、これはまだほんの序の口です。
≪≪明治の資本主義の黎明期に起こった日本を代表する企業群の成り立ちを見れば分かるように、日本の経済は元々「勝ち組」による莫大な利権の争奪戦として発展してきました。エスタブリッシュメント達はそこに群がり、時に相手を出し抜き、時に談合し、結果的には抱えきれないほどの果実を程好く分け合って、自分達だけの「約束された世界」を作り上げました。
そうした自分達の縄張りに、新参者がやって来ても、自分達の利益になるうちはチヤホヤするでしょうが、一度(ひとたび)不利益を被(こうむ)るとなれば冷たくあしらうのが当然です。≫≫
〔資料〕伊藤忠兵衛(1842−1903) - Wikipedia ※伊藤忠商事・丸紅の創業者
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〔資料〕日本経済団体連合会:人事一覧及び政策提言
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〔資料〕キヤノン・トヨタなど経団連企業・団体 自民党に献金7.7億円超 派遣切りのさなかに - しんぶん赤旗 2009年10月1日
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〔資料〕消費税増税 やっぱり大企業減税穴埋めの為:法人税の減収額と消費税税収の推移 - しんぶん赤旗 2010年6月20日
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〔資料〕税金で政党CM 自民・民主とも 100億円超 電通・博報堂が受注トップ - しんぶん赤旗 2007年6月2日
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〔資料〕毎年税金60億円 電通・博報堂・産経新聞社など事業請け負い 「安全神話」刷り込み - しんぶん赤旗 2011年7月16日
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〔資料〕≪斎藤貴男 著『消費税のカラクリ』 第3章 消費者が知らない消費税の仕組み、他 より抜粋(1〜11)≫|MelancholiaT
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〔資料〕消費税増税に経団連が賛成するのは“輸出戻し税”ある為 - NEWSポストセブン 2012年2月21日 ※社会保障財源が補助金として輸出大企業の懐に
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〔資料〕消費税10%なら大企業は6兆円(一般会計の7分の1に相当)のボロ儲け - 『日刊ゲンダイ』 2012年4月10日
http://gendai.net/articles/view/syakai/136076
※消費税増税の先にあるもの
http://9300.teacup.com/donannto/bbs/1481
〔資料〕国際公共政策研究センター(CIPPS):組織・スタッフ ※小泉進次郎(CSISエージェント)の支持母体。日本経団連会員企業(理事会をクリック)、共に日経・CSISバーチャル・シンクタンクに在籍
http://cipps.org/group/index.html
〔資料〕国民政治協会 大口献金一覧 - 地 獄 へ の 階 段 2009年5月6日
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※国民政治協会(自民党の献金窓口) 2010年収支報告:8〜24頁
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※国民改革協議会(民主党の献金窓口) 2008年収支報告
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〔資料〕日経・CSISバーチャル・シンクタンク CSIS-Nikkei Virtual Think-Tank ※リンクを参照。CIAや連邦準備制度理事会(FRS)と繋がっている。小泉進次郎(CSISエージェント)や前原誠司政調会長はじめ松下政経塾も名を連ねる新自由主義者達の巣窟
http://www.csis-nikkei.com/
http://blog.goo.ne.jp/kenken_3981/e/feb54de4e0f2172acfa8619cb0afdef8
〔資料〕≪関岡英之 著『国家の存亡―「平成の開国」が日本を滅ぼす』 より抜粋(7)≫|MelancholiaT ※【日経・CSISバーチャル・シンクタンクの顔触れ(新自由主義者達の饗宴)】 【CSIS-HGPI】細川佳代子 【三極委員会】
http://ameblo.jp/antibizwog/entry-11076818385.html
〔資料〕≪斎藤貴男 著『消費税のカラクリ』 第3章 消費者が知らない消費税の仕組み、他 より抜粋(4〜11)≫|MelancholiaT ※小泉純一郎・竹中平蔵らによる「構造改革」の正体、竹中平蔵の正体、(対日)年次改革要望書、松下政経塾の正体、MRA、郵政民営化研究会、郵政選挙と広告代理店(BBDOとFleishman-HillardはロックフェラーのOmnicom Group Inc.傘下企業)、他
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※岡田克也(―三菱グループ)について
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〔資料〕進行形の「日本再占領」に日本の統治機構はどのように臨むべきか。 - ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報 2011年6月23日 ※日経・CSISバーチャル・シンクタンク
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〔資料〕≪苫米地英人 著『現代版 魔女の鉄槌』 より抜粋(8)≫|MelancholiaT ※Shock Doctrine(惨事利用型資本主義)、ヘーゲルの弁証法(正・反・合)鳩山・菅・野田
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〔資料〕≪「対日年次改革要望書」とTPP:日本語翻訳 PDFファイル(1996年〜2011年)≫ ※東北大震災、福島原発事故、TPP、余りにも出来過ぎた一連の流れ
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〔資料〕田中康夫議員がTPPと野田政権の本質を斬る - Kaleidoscope 2012年2月7日
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〔資料〕衆議院会議録情報:第180回国会 総務委員会 第9号 2012年(平成24年)6月20日 ※吉井英勝・日本共産党議員による質疑
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〔資料〕全国商工団体連合会の国分稔会長が2月27日の衆院予算委員会で行った意見陳述(要旨) - 全国商工新聞 2012年3月12日 ※輸出戻し税、ちなみに衆議院会議録情報では「第180回国会 予算委員会 第16号」が欠けている
http://www.zenshoren.or.jp/zeikin/shouhi/120312-01/120312.html
〔資料〕野田新首相 財務相当時の昨年10月 経団連会長から接待 税制論議のさなか - しんぶん赤旗 2011年9月2日 ※野田佳彦(松下政経塾第1期生)総理―日本経団連・米倉弘昌会長、丹呉泰健
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-09-02/2011090201_01_1.html
※丹呉泰健
http://ameblo.jp/antibizwog/entry-11273446031.html
http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-1125.html
〔資料〕【新春に語る】海外計画継続で原発の輸出拡大 三菱重工・大宮英明社長「日本政府は輸出を拡大する姿勢だが、国内が脱原発だと矛盾するので、国内の再稼働をサポートしながら、海外展開も強力に進めたい」 - SankeiBiz 2012年1月3日
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120103/bsc1201030500000-n1.htm
〔資料〕Crowley Files of 1996 ※ジェラルド・カーティス、船橋洋一(CIAへの情報提供者)―CIA
http://cryptome.org/cia-2619.htm
〔資料〕あのジェラルド・カーティス(と船橋洋一)の正体はCIAへの情報提供者だった!そのカーティスが菅首相を操ろうとしている By 中田安彦 2010年7月1日 ※CSISのエージェント教育―中曽根康隆・小泉進次郎
http://www.asyura2.com/10/senkyo89/msg/614.html
http://nakasone-family.blog.so-net.ne.jp/2010-04-28-2
http://8413.teacup.com/julia/bbs/646
http://8413.teacup.com/julia/bbs/647
〔資料〕ジェラルド・カーティスとそのCIA疑惑が問われたFCCJ講演会(加筆済み) - ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報 2012年4月27日
http://amesei.exblog.jp/15782104
〔資料〕ジェラルド・カーティスが野田首相(と岸本周平)に消費税法案の21日までの成立を、再度厳命した - ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報 2012年6月16日
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〔資料〕大蔵省スキャンダルと増税議員・岸本周平の米留学からわかること - ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報 2012年6月28日 ※岸本周平―ジェラルド・カーティス
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〔資料〕米澤敏雄弁護士の陰謀 検察審査会で『起訴相当』とされた小沢幹事長、他 - 糾弾 ※谷垣禎一ら
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※囚人のジレンマ(スケープゴートとしての小沢事件と2つの観点)
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http://www.kyudan.com/opinion/ozawa.htm
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■丸の内をつくったのはポンドである
三菱財閥の成り立ちを例にとって、話を進めてみましょう。
創業者の岩崎弥太郎(1835−1885)は、土佐藩の出身で、幕末の風雲児、坂本龍馬(1836−1867)と繋がりがありました。岩崎自身は、地下(じげ)浪人の出身で、龍馬の出身である郷士よりも更に低い身分だったとされています。
海援隊の経理を担当していた岩崎は、龍馬が起こした海難事故の賠償で7万両という賠償金を目の当りにします。その価値は正確には分かりませんが、現代の貨幣価値に換算して、およそ36億円とも言われています。岩崎は龍馬の死後、この賠償金を元手に、三菱財閥の前身である三菱商会を設立したと言われています。
岩崎弥太郎は、政府高官の後藤象二郎(1838−1897)と盟友となり、政商としての頭角をどんどん現していくことになるのですが、だからと言って1代で簡単に三菱財閥が築けるものでしょうか。36億円という元手が事業資金として十分か否か、ここではそれを問題にしません。私は、もっと遥かに巨額の金が動いていたと見るからです。
東京・丸の内は、よく三菱村と称されます。三菱地所(じしょ)が土地を所有し、三菱グループ企業のそれぞれの本社が、テナントとして瀟洒(しょうしゃ)なビルを構えています。
丸の内は、東京駅と皇居のお堀端に挟まれた正真正銘の一等地です。江戸時代には、大名の江戸藩邸が立ち並び、南北の町奉行所や勘定奉行所などがあった場所です。維新後、陸軍の練兵場として整地され、それが明治23年に岩崎家に払い下げられました。そこに東京駅が誘致され、ロンドンを模して、岩崎家はここに赤レンガのビル群を建て、それが「一丁ロンドン」と言われる街並みとなったわけです。
もちろん丸の内の買収資金は岩崎家のものだったことでしょう。ところが、この一丁ロンドンの建設資金は、政府調達のもので、実はその殆んどが一丁ロンドンの名に相応しくポンドだったと言われています。これは、どういうことでしょうか。
■真の「勝ち組」企業の成り立ち
明治政府は二度、財政破綻しています。一度目は1881年(明治14年)、大隈重信(1838−1922)の大蔵卿の時代、二度目は1904年(明治37年)からの時期で、第1次桂内閣が御前会議で日露戦争開戦の決定を下した時代です。ちなみに、「工場払い下げ概則」が制定され、官営工場の民間払い下げによって財閥がはっきり形成され始めたのは、この前年の1880年(明治13年)です。
政府が最初に財政破綻をきたした時、三菱や三井、住友といった財閥が政府に対して莫大な資金援助を行っています。岩崎弥太郎の弟で三菱財閥第2代総帥の岩崎弥之助(1851−1908)が丸の内の土地を陸軍から買い取ったのもこの時期の1890年(明治23年)です。もちろん、援助を行うに当っては、様々な見返りの要求があって当然です。丸の内に東京駅が出来たのもその為です。
政商の下には国内に限らず、海外の資金ルートも当然あり、そうした海外の資金提供者に対する収益の配分も行わなければなりません。ちなみに、丸の内の土地を購入した岩崎弥之助は、総裁の座を弥太郎の長男・久弥(1865−1955)に譲り、44歳の若さで第4代日銀総裁の座に就いています。この後、三菱は財閥として急成長を続けました。
先に述べたように、明治維新そのものが海外の資金によって成し遂げられたようなものですから、そうした資金ルートが政商達の企業活動によってむしろ整備されていたと言っても過言ではないと思います。政商とはそういうものですし、そうでなければ1代で巨万の富を築くことなど出来ない相談です。
重工業が発展する為には、巨額の初期投資が必要ですし、鉄鉱石といった1次産品の採掘、輸送網などを整備する必要にも迫られます。これが国内の資金だけで賄(まかな)えるはずはありません。当然のことながら、海外からのファイナンスが必要になります。
これは三菱をはじめとする財閥に限ったことではありません。明治期に創業した日本の基幹産業の大半は、何らかの形で外国資本を利用して事業を発展させました。そうした主要企業は、ヨーロッパ名家の後ろ楯で政権を握った薩長勢力の意を受け、殆んど国策として薩長閥かそれに連なる人物が興しているわけですから、彼らにとって外資の利用が極当然の成り行きだったことは想像に難くありません。
GHQによる財閥解体を受けて、日本経団連の前身である経営者団体連合会が発足したのは敗戦の翌年、1946年(昭和21年)のことです。その会員は、右記の様な明治期資本主義の流れを汲む日本の基幹産業であり、明治維新以来、薩長の「勝ち組」の下でビジネスを勝ち抜いてきた企業群です。
その日本経団連が丸紅や三井物産に厚く、ライブドアやグッドウィル・グループに冷たいとしても、彼らにとっては極自然な振る舞いだと言えるわけです。
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〔資料〕日本人が知らないニッポン―隠されてきた歴史から読み解く世界の成り立ち - THINKER
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〔資料〕源氏と平氏の政権交代 1〜3 - ルーツ調査研究会 2011年3月7〜10日
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〔資料〕東京駅:地下水上昇問題 - Wikipedia
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■金を合法的に持ち去られた日本
ところで、現代の日本で新興企業が目覚しい成長を遂げる背景には、外国資本によるファイナンスが絡んでいることがよくあります。マネー経済に国境線は無くなりましたし、株式や債券、通貨などありとあらゆる国際市場がありますから、今では起業家にとって外国資本と手を組むことも当り前になっています。
ところが、一昔前、外為法(外国為替及び外国貿易法)での円の流出、ドルの流入を規制されていた時は、そうはいきませんでした。1980年代後半のバブル経済も、そうした環境の中で生れました。
日本が円を刷りまくり、その円を当局が市中から回収しなかった為に生じた「経済事故」という見方も出来ます。1985年(昭和10年)のプラザ合意 Plaza Accord でG5(先進5カ国蔵相・中央銀行総裁会議)が「ドル安」に向けた協調介入を決めた為、輸出企業を中心にした景気の悪化を心配した日本政府が、湯水のように円を市中に供給したからです。国境に守られ、国内に溢れた円が、不動産や株式市場などに流れ込み、バブルを生み出しました。
第2次世界大戦後のIMF(国際通貨基金)による国際通貨管理体制の下で育った私達には、マネーが自由に世界を駆け巡る今の時代がとても新鮮に感じられるはずです。しかし、日本が通貨の国外流出を法律で規制し始めたのは、実はそんなに遠いことではありません。
日本では1932年(昭和7年)に、外為法の前身となる「資本逃避防止法」が作られています。その翌年には、外国為替銀行制度の導入により「外国為替管理法」が制定されています。その後、1936年(昭和11年)に、大蔵省令によって貿易為替管理が始められました。戦時体制への移行に伴い、「外国為替管理法」が改正され、規制が強められたのは1941年(昭和16年)のことです。
明治の頃に必要とされた貿易に使うお金の決済は、かなり原始的だったと言えるのではないでしょうか。1871年(明治4年)に「新貨条例」で金貨を日本の通貨としました。それまで流通していた銀貨と金貨のどちらを統一的な通貨とするかを決めたのですが、横浜や神戸の港では海外銀貨で決済されることが多かったと記録に残っています。
諸外国の狙いの1つは、日本の「金(純金)」を合法的に持ち去ることでもあったことでしょう。1881年(明治14年)の財政破綻を機に、政府は金本位制を取り下げましたが、明治政府は金の国外流出に随分頭を悩ませたようです。
当時、諸外国にとって、日本は魅力ある産金国でした。誰でも名前を知っているような欧米の名門財閥をはじめとする外国資本がその魅力に吸い寄せられ、食指を伸ばしてくるのは当然です。
時代が時代ですから、管理された為替市場などなく、国民の監視が届くような国際金融システムも存在しません。北朝鮮への送金ルートを引き合いに出すまでもなく、現代においても、ファイナンスの抜け道は幾らでもある状況です。投資収益の見返りさえ約束すれば、外資は自由に流れ込んで来たことでしょう。
明治政府は、軍備の殆んど全てを外資から提供して貰ったと言っても過言ではありません。もちろん、例えば外国の名門一族の誰かが訪ねて来て、直接、資金を提供したわけではなく、色々なルートでその資金がファイナンスされたということです。
こうした資金を元に、日本は資本主義を発達させ、近代化を成し遂げました。先にも述べましたが、仮に薩長が天下を取っていなかったとしても、徳川氏を中心にして同じような社会発展を辿ったことは間違いありません。もちろん、その時の資金の大半はイギリスではなく、フランスのロスチャイルド家がファイナンスすることになったことでしょうが。≫≫
〔資料〕外為法(外国為替及び外国貿易法) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%96%E5%9B%BD%E7%82%BA%E6%9B%BF%E5%8F%8A%E3%81%B3%E5%A4%96%E5%9B%BD%E8%B2%BF%E6%98%93%E6%B3%95
〔資料〕プラザ合意 Plaza Accord(1985年) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B6%E5%90%88%E6%84%8F
〔資料〕外国為替管理のコントロールと国際通貨基金協定加盟国の一般的義務(一):8条2項b節の Interpretation にみるその対応 By 大西公照 1988年3月31日(PDF、全34頁)
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〔資料〕経済夜話:資本逃避防止法実施と影響 By 松藤秀雄 1932年7月20日(PDF、全5頁)
http://ci.nii.ac.jp/els/110002528869.pdf?id=ART0002794898&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1341306543&cp=
〔資料〕国際私法における外国為替管理法 By 岡本善八 1961年2月1日(PDF、全22頁)
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〔資料〕金融・資本市場制度改革の潮流:施行された改正外為法 By 野村資本市場研究所 1998年(PDF、全14頁) ※表1・図1参照
http://www.nicmr.com/nicmr/report/repo/1998/1998spr04.pdf
〔資料〕金 - 資源について
http://resource.ashigaru.jp/gold.html
〔資料〕黄金の国ジパング再来、金輸出100トン突破へ 個人の換金売り殺到で - Bloomberg 2011年12月8日
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-LVCPOM1A1I4H01.html
■支配の為の「装置」と「道具」
このように外資の力を借りながら、薩長勢力を中心とした貴族、政治家、官僚は、様々な治世の綻びを経験しながらも、磐石な基礎を築いたと言えます。彼らは「武家社会」の支配階級を温存する国家システムを創り、表面上はそれが見えないように一般国民から隠し、髷(まげ)を落とし、洋装に改め、平民に苗字を与え、あたかも武家社会の権力基盤と権力者が一掃されたかのような一大キャンペーンを行いました。
私は、「勝ち組」がそのようにして、法律を始めとする支配の為の「装置」や「道具」を生み出し、確固たる支配のグランドデザインを練り上げたのだと考えます。いつの時代でもそうですが、権力を手中にした者は、自らの保身と権力の強化、維持を第一に政策を考え、遂行していくものです。それこそが、彼らにとって「国家百年の大計」だったと言えます。
現代の日本を眺めると、今もあちこちにその仕掛けが生きています。先ず目立つのが、名家出身の国会議員の存在です。彼らはそのルーツを遡ると、江戸時代の藩主や上級士族に辿り着きます。それが2世、3世、4世という具合に、まるで世襲制のように常に政治の表舞台に登場するのは、本当に個人の能力と資質に因るものでしょうか。
このことは官僚にも当て嵌まります。3代、4代続く国家上級公務員も決して珍しい存在ではありません。
人間が何か特別な集団を作る時、その人員の採用の仕方をちょっと考えてみて下さい。その集団に加入が認められるのは、目的と利害を共にする人物でその意思と能力があり、かつソサエティの先人達にそのように認められた人間だけです。企業が社員を採用する時も、こうした手続きを踏んでいます。つまり、新参者は、集団の利益を維持発展させる能力があると集団の構成者たちに認められて初めて仲間に加えられるわけです。
国を動かす政治家と官僚は、元々薩長勢力の牙城でした。選挙に当選し、或いは国家公務員試験に合格し、その牙城に入ることが許されるのは、薩長勢力が自分たちの仲間として認めた人間だけだ、ということになります。逆に言えば、新参者達もまた、最初からそうした勢力に加えられることを希望して、政治家や官僚という集団の門を叩いていることになります。
こうした両者の暗黙の了解は、それと無縁な第三者に直ぐにピンとくるものではありません。大抵の場合、両者の間にある利害関係は、私たちの目に触れないように隠されているからです。これが、一般的な多くの国民にとって、国会議員や国家公務員の世界が身近に感じられない理由の1つになっています。
しかし、そういう世界で生まれ育った当事者達にとって、その利害は直感的に了解される代物です。例えば、先に紹介した、薩長出身が防衛省と警察庁における出世の条件というようなことも、「西郷隆盛以来、薩摩隼人は軍人に向いている」というような何気ない言い回しで、親から子に利権の存在が口承され、その強化が計られてきたわけです。
■親から子へ存続され続ける莫大な権益
貴族制度こそなくなりましたが、皇族に連なる旧宮家、或いは元大名などの貴族も、現在(いま)に息づく存在です。先の徳川一族を引き合いに出すまでもなく、大名や公家の多くは、その家系と権益を現代に脈々と受け継い出来ました。実際、854名の華族以上の旧貴族とその嫡男が会員とされる霞会(社団法人霞会館、旧華族会館)という団体が今もあります。
同社団法人が編纂の『華族会館の百年』(霞会館 筑摩書房事業出版 1975年刊行)によると、霞が関ビルのオーナー法人でもあり、大変な含み資産を持った団体です。霞が関ビルの土地3000坪を所有しているので、数千億から1兆円位の資産を持っていることになります(2007年の会計報告によると、何故か簿価はたった90万円という税務上の優遇を受けています)。ちなみに霞が関ビルを経営する三井不動産は旧三井本社であり、三井家と言えば明治維新で薩長に付き、華族に取り上げられた新興の華族でした。
「あそこの家は、元は伯爵だったそうだよ。実は・・・・」さも価値のあることのように、時々こんな話をする人もいます。そういう人は、そこに謎めいたものを感じて話題にしているはずですし、多かれ少なかれ、その謎めいたものの正体が社会的地位や人脈、財産といった権益であることに気が付いているはずです。
貴族がどのようにして自らの資産と権益を代々継承してきたのか、その存続の方法をここで一々論(あげつら)うようなことは控えます。ただ、親から子へと行われる権益の継承は、能や狂言、華道、茶道といった伝統芸能の世界を例に採れば、おおよその骨格が分かるはずです。
例えば、家元制度では、その技と知識、地位、暖簾などが親から子へ世襲されますが、一方でその技と知識は先生から弟子へと伝えられます。家元を維持する為に、多く弟子を獲得しなければなりませんから、これは当然のことです。ところが、家元制度の世襲を守る為には、先ず、家元の跡継ぎの子供よりも技量が上というお弟子さんを、絶対に作らないようにしなくてはなりません。そうしないと、家元の家元たる理由が失われてしまいます。
つまり、伝統芸能の世界において、相続知識としての秘伝は一子相伝であり、かつ家元という地位の継承権と共に受け継がれます。このようにして地位の継承権を守るからこそ、権力もお金も全てそこに集中する仕組みが維持出来るわけです。
制度的な身分を失った貴族の場合も、彼らがその権力の承継を続けていくことが出来るのは、伝統芸能の場合と同様、その承継者にだけそっと伝えられる「秘伝」が存在するからです。土地や金などの財産以外に、一体何があるかと言えば、一般人には手の届かない人脈であり、密約ということになるでしょう。
能や狂言にしても、華道、茶道にしても、その家元は元々大名の元に出入りを許された一エンターテイナーに過ぎません。それが現代に、大変な資産家一門として残り、或る種の特権階級を構成しています。私は或る時、或る伝統芸能の家元から、「僕達にとって、金は便所のチリ紙と同じだよ」と、彼らの金銭感覚の一部を聞いたことがあります。かつて一エンターテイナーの一族でさえこうなのですから、貴族や旧宮家が代々存続してきた権益が、私達の想像を遥かに超えるものであることは間違いないことです。
〔資料〕霞会館 - Wikipedia
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http://www.disclo-koeki.org/02a/00286/index.html
〔資料〕霞が関ビルディング - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9C%9E%E3%81%8C%E9%96%A2%E3%83%93%E3%83%AB%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0
〔資料〕三井財閥 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E4%BA%95%E8%B2%A1%E9%96%A5
〔資料〕三井財閥の企業形態展開史論的考察 By 吉田準三 1988年10月(PDF、全16頁)
http://ci.nii.ac.jp/els/110007187855.pdf?id=ART0009147086&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1341379245&cp=
〔資料〕坂本雅子 著『財閥と帝国主義―三井物産と中国』(ミネルヴァ書房 2003年刊行):書評 By 須永徳武(PDF、全4頁)
http://www.ide.go.jp/Japanese/Publish/Periodicals/Ajia/pdf/2004_07/06.pdf
〔資料〕戦後秘史/伏せられ続けた日本帝国軍の中国「阿片戦略」の詳報 By 木村愛二 - 木村書店
http://www.jca.apc.org/~altmedka/ahen.html
〔資料〕≪NHKスペシャル『圓の戦争』 より文字起こし≫|MelancholiaT
http://ameblo.jp/antibizwog/entry-11287692118.html
〔資料〕戦前「朝鮮紡織」と中外コンツェルン By 鄭 安基 2002年(PDF、全16頁)
http://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/44537/1/24_61.pdf
〔資料〕三井財閥の「境界」と鐘淵紡績 By 鄭 安基 2007年(PDF、全26頁)
http://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/151197/1/kronso_180_1_71.pdf
〔資料〕日本の株式所有の歴史的構造(1):4.三井財閥と三菱財閥の株式所有構造 By 増尾賢一(PDF、全16頁)
http://wwwlib.cgu.ac.jp/cguwww/02/23_01/023-01-01.pdf
■森ビルの建設資金
勿論、現代のビジネスでも、外資の思惑としか表現出来ない不思議な現象を幾つか挙げることが出来ます。例えば森ビルです。森ビルは、東京・六本木の新名所となった六本木ヒルズの建設で日本中に知れ渡る存在になりました。森ビルという会社は、虎ノ門や新橋など、港区に何十棟ものオフィスビルを経営している優良企業ですが、それらの貸しビル群は創業者の森 泰吉郎(もり たいきちろう 1904−1993)氏が殆ど一代で築いたものです。
森 泰吉郎氏は、アメリカの経済紙『Forbes』の世界資産家ランキングに登場したこともある資産家です。森ビルが経営するオフィスビルは、地の利からか、中央省庁の分室が入居することもあるなど、なかなか立派な造りをしています。さぞや立志伝中の人物かと言えば、実はそうではなく、森氏は横浜市立大学の商学部長を務めた教授で、経営史学の研究者でした。クリスチャンでもあり、森ビルが六本木に建てた商業ビル、アークヒルズの中庭の壁には、聖書の1節が記されています。アークヒルズは、「箱舟の丘」とも訳すことが出来ます。
そうした人物が一代で、世界資産家ランキングに取り上げられるほどの大金持ちになりました。港区の一等地に何十棟ものオフィスビルを建てた、その建設資金は何処から調達したものなのでしょうか。
また、ハンバーガーチェーンの日本マクドナルドを創業した藤田 田(ふじた でん 1926−2004)氏も、同様の意味で不思議な存在です。藤田氏は、元々輸入雑貨販売店の経営者でしたが、日本マクドナルドの経営にも大変な才能を発揮しました。同氏は、フジタ未来経営研究所というシンクタンクを設立し、霞が関の官僚達の論文に対しフジタ未来経営賞という賞を与えていたことでも有名です。ですが、米マクドナルドが日本での営業権の譲渡先を本気で探したとすれば、もっと資金力があり、好条件を提示するパートナーを幾らでも見つけることが出来たはずです。
〔資料〕森ビル - Wikipedia
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〔資料〕森 泰吉郎(1904−1993) - Wikipedia
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〔資料〕水交社→MASON→ACCJ(在日米商工会議所 第39メソニック森ビル) - ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報 2008年2月4日
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http://d.hatena.ne.jp/rainbowring-abe/20060913
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〔資料〕藤田 田(1926−2004) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%97%A4%E7%94%B0%E7%94%B0
〔資料〕世界最大の穀物商社・カーギル社の対日食糧戦略 - 板垣英憲「マスコミに出ない政治経済の裏話」 2005年4月3日
http://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/47040a3b1c2b2c72b2cba890e478c0c0
〔資料〕地球上でマクドナルドのハンバーガーを「食品」と認識する生物種は人類のみだった! By Mike Adams - Beyond 5 Senses, tamekiyo.com 2010年10月17日
http://tamekiyo.com/documents/healthranger/happymeal.html
〔動画〕浜岡原発の危険を語る。(5-5) - YouTube [3分01秒] ※フライドポテト・ポテトチップスと産地ハンフォード
http://www.youtube.com/watch?v=p18qIyiNh3g
http://ameblo.jp/jikyuujisoku/entry-10100707192.html
http://blog.goo.ne.jp/okawaraarishige/e/355dbcf1df57e3a4ad084ada5dcd7a1f
■西部グループの謎
更に、時代は些(いささ)か遡りますが、西部グループの創業者であり、衆議院議長でもあった堤 康次郎(つつみ やすじろう 1889−1964)氏も、実に不思議な存在です。西部グループは、プリンスホテルや西武鉄道、国土計画を中心とする新興財閥です。西部グループを、康次郎氏はどのようにして一代で築くことが出来たのでしょうか。
プリンスホテルの名前は、現在も皇室専用ホテルとして存在している千ヶ滝プリンスホテル(旧・軽井沢プリンスホテル)から始まっているようですが、これは元々皇室の土地でした。皇室から払い下げて貰うこと自体、普通の起業家には出来ないような難事業です。その後、北白川宮邸、東伏見宮邸、竹田宮邸、李王家邸などを次々と買い取って高輪プリンスや赤坂プリンスなどのホテルにしています。
このように、当時GHQに断絶させられた宮家達が次から次へと、堤 康次郎氏に土地を売却していくのですが、当時のGHQでしたら、皇族の土地はそのまま国有にし、宮内庁の管理下に置くことも出来たのです。
それを敢えて堤氏に売却というシナリオを描き出したのは、一度民間にすることで外資が買い取ることを可能にするという目論見があったと見ます。実際、多くの西部グループの資産は現在シティグループに売却されています。しかも、土地の払い下げとホテル建設に掛かった資金の出所ははっきりとしていません。
西部グループについてはもう1つ謎があります。
康次郎氏の跡を継いだ堤 義明(1934−)氏は、日本オリンピック委員会のドンでした。1998年の長野オリンピックをプロデュースし、成功に導いたことはまだ記憶に新しいはずです。その長野オリンピックの競技の会場となった土地の多くも堤家の土地でした。その土地を開発し、新幹線を通し、そこに堤 義明氏はオリンピックという世界の一大イベントを持ってきました。堤家の、このような桁外れの政治力が、果たして個人の商才だけで生み出せるものでしょうか。
〔資料〕堤 康次郎(1889−1964) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A0%A4%E5%BA%B7%E6%AC%A1%E9%83%8E
〔資料〕堤 義明(1934−) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A0%A4%E7%BE%A9%E6%98%8E
〔資料〕Prince Hotels, Inc. - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%9B%E3%83%86%E3%83%AB
〔資料〕西武HD傘下のプリンスホテル(旧コクド)のスキー場一覧 ※多くの売却先がCiti Group(―David Rockefeller, Sr)
http://homepage3.nifty.com/yomoyama_banashi/sc/seibu.htm
■「勝ち組」の仲間入りを許された人々
ここに挙げた例は、松下電器やソニー、或いはマイクロソフトやグーグルなどの企業成長とは全く異なっています。新技術の発明や新製品の開発によって彗星の如く現れたわけではなく、まるで棚から牡丹餅(ぼたもち)が落ちてきたかの様に、突如としてアメリカ流の不動産ビジネスやチェーン・ビジネスが生まれるのです。明治の三菱財閥が、官営工場や錬兵場の払い下げを受け、グループ企業を増やし、丸の内ビルを建てたケースにどこかそっくりだと言えないでしょうか。
思い起こして頂きたいのですが、日本では、ほんの一昔前まで、銀行は土地担保なしに事業資金の貸し出しを全くしませんでした。時価総額によるレバレッジ(梃子)という資金調達方法にしても、その概念さえない状態でした。
1980年代半ば、アップルやマイクロソフトといった米ベンチャービジネスの勃興に刺激され、日本の若者も起業家への夢を膨らませビジネスを立ち上げようと意気込みました。しかし、僅かばかりのソフト開発費、人件費を調達することが出来なかった多くの優秀な若手起業家が敗北していきました。その時、私達が胸に刻んだのは、資本主義はそんなに甘いものではない、という皮膚感覚だったと思います。
ところが、こうした実感とおよそかけ離れた世界が、この世の片隅にはしっかり存在しています。豪華ホテルチェーンや瀟洒(しょうしゃ)なオフィスビル群の建設資金は、ベンチャー起業家が必要とした開発資金とは比較にならないほど巨額です。ハンバーガー店のチェーン展開事業にしても、必要資金の桁は比較にならないほど違います。
≪≪とすれば、一体どのような理由から勝者と敗者が選別され、はっきりと色分けされたと言うのでしょうか。その鍵を握るのが、この日本で営々と利権を受け継いできた「勝ち組」たちの存在です。これまで見てきたように、明治以来、国の実権を握り続けてきた「勝ち組」には、スポンサーがいます。政商達は、下働きをし、利益を上納することで、自らもその配分に与(あずか)って来たのです。≫≫
ポピュラーな例として、ここでは森氏、藤田氏、堤氏の3人を紹介するに留めますが、これはほんの一部に過ぎません。彼らは新興財閥の経営者、或いはその候補者として、何故か巨大外資から白羽の矢を立てられたのです。
憶測に過ぎないという批判は甘んじて受けるとして、私は、こうした起業家達の背景に、明治から続く外国資本の力と思惑が横たわっており、それ故に政治と行政の強い協力があったはずだと思います。彼らは皆、出身地もまちまちで、一見、薩長勢力とは無関係に見えますが、何かのきっかけで薩長勢力から仲間入りを認められた人物と言えるでしょう。
■国民とは私達のことではない
≪≪日本の経済は、いわゆる動脈の部分では国民に新しい血液を送り生命活動を支える役割を果たしていますが、一方の静脈の部分では、国民から搾り取った血肉を我々の知らない相手に捧げるように作られています。
例えば、防衛省の装備品調達でおよそ40億円の水増し請求が発覚し、またアメリカへは2007年度で2173億円の思いやり予算を拠出することが決まりました。また、社会保険庁は、自らの怠慢で招いた年金未払い問題で、年金を貰えないまま死んでいく国民に対して、「それがどうした」と開き直りました。こうした事件で政府が驚くほど冷たい対応を取る度に、私には、然(さ)もあろうという気持ちが生じてきます。
彼らは、国民の為に働いたことなど一度もないのです。明治以来140年間に亘(わた)り、彼らは薩長勢力の一員として武家社会の頃と同じ支配者に仕え、その高邁(こうまい)な自己保身計画の為だけに働き、そうすることで自分の地位と収入を維持して来たのです。彼らは薩長勢力の使用人であり、薩長と関わりのない人間など国民として扱いません。
そのような人達に、国民の利益を第一に考えるよう求めても全く無理な話です。彼らが国民主権という時、国民とは薩長勢力のことであり、私達が考える国民ではないことを肝に銘じなくてはなりません。こうした言葉の摩り替えに満ち満ちた政治と行政に、騙されてはならないのです。≫≫
■支配者の本音
私は既に、或る特定の集団と、その集団に所属することを望む新参者とが、暗黙の了解で結ばれていることについて指摘しました。薩長勢力と政商との関係がそうですし、更に巨大外国資本と薩長勢力との関係も同じです。ヨーロッパの名家を頂点とする外国資本の意向を受けつつ、薩長勢力は日本に、言わば彼らの王国を築いたということです。
しかも、その王国には、象徴天皇はいても、はっきりと目に見える王様はいません。まるでカフカ Franz Kafka(1883−1924、ユダヤ人)の小説『城 Das Schloss』(1922年執筆、1926年刊行)のような世界が広がっているばかりです。
≪≪実は、この王様の姿を隠すという仕掛けこそ、私達を騙し洗脳する巧妙な罠と言えます。
私達には、日本のトップである総理大臣の姿しか映りません。総理は言わば王様の補佐役で、本当の王様は王座に姿を見せることも、私達の前で演説することもありません。どのようなビジョンを持っているのか、私達に何を求め、何を与えようとしているのか、王様の考えも分かりません。何か問題が起こると、トップの首は挿げ替えられます。その度に、私達は新しい風が吹くことに期待を寄せ、その期待は必ず裏切られます。トップが誰に代わろうと、薩長支配、武家社会支配がそのまま続くのですから、それは極自然なことなのです。
その結果、まるでパチンコ通いに興じる人間のように、毎日少しずつ持ち金を減らしながら、一時の快楽をむさぼり、明日に僅かな希望を託しつつ、飼い馴らされ、人生を磨り減らし続けていくのです。
少々マシな識者は、日本の進路選択に当り、王様が何を考えているのか慮(おもんばか)り、「こういうことに違いない」とマスメディアで発言します。アメリカの動向などを気にする評論家などが、その代表でしょう。しかしながら、王様の考えは単純明快です。日本人や世界の人々が考えている平和や理想については、何も考えていません。あるのは、自分の権力を守り、その為に人間を奴隷化し、お金を儲けることだけです。
姿を隠し、沈黙を守っているのは、そうしていれば人々が落ち着かなくなり、何か意図や思惑があるのではないかと勝手に推測し、行動を始め、益々奴隷化の深みに嵌まってくれるという計算があるからです。薩長勢力はそれを知りながら、王様を受け入れ、国民の犠牲と引き換えに自分達の権力基盤を強化して来たわけです。
その結果として、当然のことながら、静脈の世界を通して私達が稼いだ金はどんどん海外に流出しています。明治の頃、日本の金貨がどんどん海外に流出していった時とほぼ同じ状況と言えます。≫≫
薩長勢力は現在(いま)、国民の懐から掠め取ったお金をスポンサーサイドに益々流し込もうとしているのですが、この根深い問題については、第3章でじっくり考察していくことにしましょう。
〔資料〕Franz Kafka著『城 Das Schloss』(1922年執筆、1926年刊行) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9F%8E_(%E5%B0%8F%E8%AA%AC)
〔資料〕銀行という名の搾取システム - Anti-Rothschild Alliance
http://rothschild.ehoh.net/main/04.html
〔資料〕日本人が知らない 恐るべき真実 目次 - Anti-Rothschild Alliance
http://rothschild.ehoh.net/truth/part1/find.html
〔資料〕日本人が知らないニッポン - THINKER
http://www.thinker-japan.com/thinkwar.html
〔資料〕Richard A. Werner著『知れば知るほどコワくなる!日本銀行24のヒミツ―不況をつくり、悪化させたのは日銀だった!』(実業之日本社 2003年刊行)
http://www.j-n.co.jp/books/?goods_code=978-4-408-62645-1
http://rothschild.ehoh.net/material/new_05.html
〔資料〕≪苫米地英人 著『利権の亡者を黙らせろ―日本連邦誕生論』 より抜粋(3)≫|MelancholiaT ※FRS―日経・CSISバーチャル・シンクタンク(1頁添付資料を参照)、中央銀行に関する添付資料多数
http://ameblo.jp/antibizwog/entry-11253445914.html
(3頁へ続く)
(2頁からの続き)
〔苫米地英人 著『洗脳支配―日本人に富を貢がせるマインドコントロールのすべて』 第2章 みそがれた階級 より P.54−P.87〕
■差別思想の根源にある穢れの概念
戦場ジャーナリストの長井健司(1957−2007)さんが兵士の銃撃によって殺されたのは、ミャンマー軍事政権が民主化勢力の抗議行動を武力鎮圧した2007年9月27日のことでした。長井さんは私の友人で、彼を派遣したAPF通信社の代表〔※山路 徹(1961−)〕も私の古くからの友人です。
長井さんの葬儀が10月8日に、東京の青山葬儀所で行われました。告別式の受付を済ませると、葬儀所の職員らしき礼装の人物が、私に塩を渡そうとしました。「家に帰ったらこれを撒(ま)いてお清め下さい」と言うのです。(中略)
お清めに塩を撒くという習慣は、仏教にはありません。浄土真宗などでは禁止していますが、何故か一部の仏教宗派ではそれを許しています。長井さんの御家族は真言宗の分派だそうですが、青山葬儀所の職員の説明によると、社会的な慣習として、通常塩を配っているということでした。
死の世界が穢れているという思想は、中国の道教の影響から来たもののようです。日本の神道は、道教の影響を強く受けていますから、それ故に、死の世界が穢れの世界であるという考えが根を張っているのでしょう。実際、神道では塩を撒くことが重要な御祓(おはら)いの儀式であると位置付けられ、穢れの概念が塩を撒くという行為に直結しているわけです。
この穢れの概念こそが差別思想の根源であり、私達から自由を奪う洗脳の道具に他なりません。単純化して言えば、支配階級は、誰が一番クリーンであり。誰が一番穢れているかという恣意(しい)的な判断基準を私達に押し付け、階層を作り、私達をその中に閉じ込めたわけです。
私が青山葬儀所で怒り心頭に発したのは、長井さんと私、そして仲間達の多くが、そうした支配階級の思想の対極に自分を置き、その打破を共通の目的として、常々活動してきたからです。
〔資料〕穢れ - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A9%A2%E3%82%8C
〔資料〕神道と塩 - 西野神社 社務日誌 2008年6月24日 ※「気枯れ(生命力の枯渇)」と清め塩
http://d.hatena.ne.jp/nisinojinnjya/20080624
〔資料〕天皇大帝 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E7%9A%87%E5%A4%A7%E5%B8%9D
〔資料〕道教:日本における道教 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%93%E6%95%99
http://fleshwords.web.fc2.com/dt/dt067.htm
■宗教という支配の為の道具
日本人は歴史的に差別意識がとても強い民族です。支配階級で言うと、一番クリーンな人とは、例えば神社やお宮の中にいる人達、一番穢れているのは死体を扱う人達で、その間に幾つもの階層を作りました。そうすることで、社会の順位を決めることが出来ます。一番クリーンな人に近付けば近付くほど身分が高いというわけです。
体から流血した血も穢れとされてきましたから、女性は月経があるので、女人禁制で代表される差別の対象でした。
信教の自由は当然ありますから、宗教としてこれを信じることに異論を唱えるつもりはありません。ですが、宗教は“あの世”の論理です。“あの世”の論理を“この世”に持ち込んで来ることは、許せないわけです。まして、それを国の論理に持ち込むとしたら、見逃して済む問題ではなくなります。
キリスト教社会でも、同じようなことが行われていました。バチカン Civitas Vaticana(英:Vatican City)に近い人達ほど偉いとされ、中世の頃の王様は、如何にしてバチカンに破門されないようにするか、大変に頭を悩ませました。そのようにして、バチカンは権威を維持してきたわけです。
政教分離を掲げる今の日本でも、こうした支配者の論理はちゃんと維持されてきました。それが、青山葬儀所で塩を撒くということに繋がります。そこには、誰が一番クリーンで、誰が一番穢れているのかという概念が、目立たないように、でもはっきりと参列者の記憶に残るよう、入り込んでいるわけです。
■不思議な「日本教」の存在
≪≪天皇家の宗教は、古くはいわゆる神道であり、少なくとも聖徳太子〔※大山誠一氏の著書を参照(または添付資料)〕以後は本来は仏教であったはずです。と言うよりは、宗教学者の島田裕己(しまだ ひろみ 1953−)氏が指摘するように、明治に入って「宗教」という概念が導入されるまで、日本には「宗教」という概念そのものが無かったので、神道と仏教は2つの別々な宗教に分けられていなかったのです。
1例を示すと、「門跡(もんぜき)」という言葉があります。今では寺の格を表す言葉とされていますが、元々は天皇家から出家して寺に入ると、その法統を継ぐ意味で「門跡」と呼んだわけです。門跡は幾つもあるのですが、徳川家康(1543−1616)が恐れた一向一揆の一向宗の浄土真宗にさえあるのです。もし天皇家の宗教が本来仏教でないとすれば、あり得ない話です。
つまり、儀礼としての古神道の伝統は守りつつも、天皇家の宗教は明治維新まで仏教でした。天皇家の宗教が神道として仏教から分けられたのは、明治政府以来の話です。
では、その仏教が、本当の仏教なのかと言えば、これもおかしいのです。仏教で釈迦は、僧侶は葬式をしてはいけないと教えています。ヒンドゥー教式の輪廻転生という教えもありません。にも関わらず、日本では仏教の葬式がありますし、バラモン教(古代ヒンドゥー教)のままのような輪廻転生を信じています。
かつて私は、仏教研究の第一人者、ひろ さちや(増原良彦 1936−)さんと対談したことがあります。その時、ひろさんが仰っていたことは、日本には仏教は伝わっていない、ということでした。
私は、日本の仏教は中国道教に強い影響を受けた仏教と、ヒンドゥー教が密教として混じって出来たものだと思います。だからこそ教義にも、ヒンドゥー教のままの輪廻転生があり、アートマン思想の霊魂がいて、更には穢れの思想まで許した仏教宗派があるといった具合に、本来の仏教にあるはずのない存在があるのでしょう。
とすると、今私達に多かれ少なかれ影響を与えている仏教は「日本教」である、と言うことが出来ます。この不思議な日本教の存在によって、青山葬儀所の職員が私に塩を渡そうとし、“あの世”の論理であるはずの穢れの論理がこの世に持ち込まれ、差別主義を助長することで国民が権力者の意のままに動かされている、というわけです。≫≫
青山葬儀所は東京都の公共の施設です。此処で来場者に塩を渡しているということは都議会で問題にすべきです。
〔資料〕島田裕巳 著『日本の10大新宗教』(幻冬舎 2007年刊行)
http://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE10%E5%A4%A7%E6%96%B0%E5%AE%97%E6%95%99-%E5%B9%BB%E5%86%AC%E8%88%8E%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E5%B3%B6%E7%94%B0-%E8%A3%95%E5%B7%B3/dp/4344980603
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20080117/144741/?rt=nocnt
〔資料〕霊友会 - Wikipedia ※―石原慎太郎
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9C%8A%E5%8F%8B%E4%BC%9A
http://yokoze.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/yokoze_ec52.html
〔資料〕≪鬼塚英昭 著『黒い絆 ロスチャイルドと原発マフィア』 より要約(24〜26)≫|MelancholiaT ※石原慎太郎の虚像の裏側
http://arsmagna2.jimdo.com/melancholiaT-roentgenium-資料保管庫-目次/
〔資料〕≪広瀬 隆 著『地球のゆくえ』 第3章 細川政権誕生の謎、他 より抜粋(5)≫|MelancholiaT ※藤原不比等と聖徳太子
http://ameblo.jp/antibizwog/entry-11086519906.html
〔資料〕バラモン教(古代ヒンドゥー教) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%A9%E3%83%A2%E3%83%B3%E6%95%99
〔資料〕ヒンドゥー教 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%B3%E3%83%89%E3%82%A5%E3%83%BC%E6%95%99
〔資料〕梵我一如 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A2%B5%E6%88%91%E4%B8%80%E5%A6%82
〔資料〕道教 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%93%E6%95%99
■エスタブリッシュメントの論理
≪≪「日本教」を頂く現代社会においては、一番みそがれた人達と、みそがれていない人達というのが、善人と悪人の差になっています。一番みそがれた人達というのは、大変小さな集団として、一般の人間には見えない日本の裏側で、のほほんとして生きている人々です。これが日本の「勝ち組」です。
〔※1990年代の後半から、「勝ち組」「負け組」という言葉が流行りだしたが、元々『日経新聞』紙上やテレビ東京(日経が筆頭株主)で多く用いられていた→新自由主義者達の巣窟である日経・CSISバーチャル・シンクタンク〕
そして、いい大学を出て、上級公務員試験に合格して官僚になった人達、或いはいい大学を出て、一部上場企業に入社し、社長に昇り詰め、日本経団連に加盟出来た人達は、その末席に並ぶことを許されるのです。
そうしたエスタブリッシュメント達 Establishment〔※社会的な権威を持っている階層〕の牙城を切り崩そうとする者が現れると、彼らは直ぐに潰しに掛かってきます。そのいい例が、ライブドアの堀江貴文(1972−)〔※―Lehman Brothers〕でしょう。
堀江がやろうとしたことは、主に2つです。1つは、ライブドアの株価を吊り上げて時価総額を増やし、その金で企業買収を繰り返したこと。もう1つは、テレビ局に手を出して買収しようとしたことです。
彼は、投資事業組合という道具を使って、かなり強引にライブドアの高株価を演出しました。時価総額を使って企業買収を繰り返す手法は、買収した企業の株式を再び公開することで時価総額を更に大きく見せることが出来る為、更なる企業買収を可能にします。手法自体は、当時既にアメリカでは当り前になっており、早晩、日本でも誰かが使うだろうことは明らかでした。
もちろん、手法自体に違法性があったわけではなく、見せ掛けの利益を操作したことが問題だったのです。ただ、時価総額を梃子(てこ)にした買収が問題であるかのようなイメージが定着し、新興企業が既存企業を同様な手法で買収することが極めて難しくなりました。
一方、今日本で、不動産投資信託(REIT)を使って不動産を買い漁っている外国人達は、手法は堀江と同じですが、当局に問題にされることなく、やりたい放題です。彼らは、REITの株価(証券価格)高を演出し、その時価総額をベースに新たなREITを作って土地や建物を買い占めているのです。(中略)
しかも、日本では2007年5月、外資による三角合併さえ解禁されました〔※2002年10月23日付「(対日)年次改革要望書」の商法の項目において、三角合併を認める法案を2004年度までに国会提出しろと米国側が命じている。添付資料を参照〕。外国の会社が、自社の株式で日本の会社を買収出来るようにする仕組みです。外国企業の日本法人が親会社の株式との交換で日本企業を買収出来るようになりました。これにより日本企業の100%吸収合併を一切の現金を使わずに外国企業が出来るようになったのです。
アメリカの企業は、社債や株式発行など、有利な資金の調達を行う際に、全て株式時価総額の大きさで勝負をしています。経営者達が血眼(ちまなこ)になって高株価の演出に奔走するのは、株価がこのように、資金調達にダイレクトに結び付く仕組みになっているからです。その熾烈な競争に晒され日々鍛えられている海外企業に三角合併を許したら、日本の企業は一溜りもなく買収されてしまいます。
ところが、それがあっさり認められてしまったわけです。≫≫
〔資料〕堀江貴文と「坂本龍馬」という幻想 - ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報 2011年4月29日
http://amesei.exblog.jp/13477889
〔資料〕ライブドア事件:マネーロンダリング疑惑(クレディ・スイス)、野口英昭の自殺について - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96%E3%83%89%E3%82%A2%E4%BA%8B%E4%BB%B6
http://www.murakami-bocho.com/district/070124/kotani2.html
http://www.murakami-bocho.com/
http://www.asyura.com/0510/nihon18/msg/822.html
※新じねんより、ライブドア事件を巡る様々な相関図、小泉純一郎、竹中平蔵、安倍晋三、松下政経塾、他
http://9300.teacup.com/donannto/bbs/t1/244
〔資料〕収支報告に映る故永田寿康議員の叫び? - 地 獄 へ の 階 段 2009年9月12日 ※野田佳彦、前原誠司
http://blogs.yahoo.co.jp/voteshop/6929511.html
http://blogs.yahoo.co.jp/voteshop/2095544.html
〔資料〕何故「日経新聞」は年次改革要望書についてまともに報じないのか? - ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報 2006年12月7日
http://amesei.exblog.jp/4323374
〔資料〕日経・CSISバーチャル・シンクタンク CSIS-Nikkei Virtual Think-Tank ※リンクを参照。CIAや連邦準備制度理事会(FRS)と繋がっている。小泉進次郎(CSISエージェント)や前原誠司政調会長はじめ松下政経塾も名を連ねる新自由主義者達の巣窟
http://www.csis-nikkei.com/
http://blog.goo.ne.jp/kenken_3981/e/feb54de4e0f2172acfa8619cb0afdef8
〔資料〕≪関岡英之 著『国家の存亡―「平成の開国」が日本を滅ぼす』 より抜粋(7)≫|MelancholiaT ※【日経・CSISバーチャル・シンクタンクの顔触れ(新自由主義者達の饗宴)】 【CSIS-HGPI】細川佳代子 【三極委員会】
http://ameblo.jp/antibizwog/entry-11076818385.html
〔資料〕≪斎藤貴男 著『消費税のカラクリ』 第3章 消費者が知らない消費税の仕組み、他 より抜粋(4〜11)≫|MelancholiaT ※小泉純一郎・竹中平蔵らによる「構造改革」の正体、竹中平蔵の正体、(対日)年次改革要望書、松下政経塾の正体、MRA、郵政民営化研究会、郵政選挙と広告代理店(BBDOとFleishman-HillardはロックフェラーのOmnicom Group Inc.傘下企業)、他
http://arsmagna2.jimdo.com/melancholiaT-roentgenium-資料保管庫-目次/
※岡田克也(―三菱グループ)について
http://9300.teacup.com/donannto/bbs/1453
〔資料〕進行形の「日本再占領」に日本の統治機構はどのように臨むべきか。 - ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報 2011年6月23日 ※日経・CSISバーチャル・シンクタンク
http://amesei.exblog.jp/13859223
〔資料〕≪苫米地英人 著『現代版 魔女の鉄槌』 より抜粋(8)≫|MelancholiaT ※Shock Doctrine(惨事利用型資本主義)、ヘーゲルの弁証法(正・反・合)鳩山・菅・野田
http://ameblo.jp/antibizwog/entry-11273446031.html
〔資料〕≪「対日年次改革要望書」とTPP:日本語翻訳 PDFファイル(1996年〜2011年)≫ ※東北大震災、福島原発事故、TPP、余りにも出来過ぎた一連の流れ、【国会質疑の中で取り上げられた「(対日)年次改革要望書」 両院会議録記述一覧(43件)】
http://ameblo.jp/antibizwog/entry-11066706411.html
〔資料〕三角合併 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E8%A7%92%E5%90%88%E4%BD%B5
http://japan2.usembassy.gov/j/p/tpj-jp0260.html#商法詳論
■ホリエモンが潰された本当の理由
堀江は狙い撃ちにされたものですが、彼のどこが薩長勢力の気に障ったと言うのでしょうか。理由は2つあります。
第1に、彼は支配階級に受け入れられた人間ではなかったということです。彼は東京大学に合格しましたが、上級公務員になったわけでも、日銀など「勝ち組」の登竜門に合格したわけでもありませんでした。第2に、堀江が本気でテレビ局を手に入れようとしたことです。
新聞とテレビは、日本のマスメディアの中でも、法律によって強力に守られた存在です。新聞については別のところで触れますが、テレビ局は電波法、放送法などによって、簡単には買収出来ないよう、様々な網を被(かぶ)せて守っているのです。
放送は、立法、行政、司法に並び、第4の権力に数えられるほどの力を持っています。特にテレビが持つ映像と音声の影響力は強く、大衆操作(プロパガンダ)も容易です。極当然のことですが、テレビ局は、早くから薩長とそのシンパ勢力に牛耳られ、支配階級の厳しい管理下で運営されてきた事業と言えます。(中略)
些(いささ)か余談になりますが、テレビ局は特権的な地位を保っている企業です。役員、社員は年収が高いだけでなく、様々な副収入を得る機会に恵まれています。会社が儲かっているのだから問題ないと言いますが、そもそもテレビ局の発展を築いた資金は、草創期に注ぎ込まれた莫大な税金であることを忘れてはいけません。また現代でも地上デジタル放送の移行に膨大な税金が注ぎ込まれています。
薩長の支配階級が自分達の勢力を拡大する事業分野や組織は、常にこのような方法で発展し、特権を築いてきました。もちろん、その秩序を掻き乱す新参者には、常に手荒い洗礼が待っているということです。
〔資料〕≪苫米地英人 著『利権の亡者を黙らせろ―日本連邦誕生論』 より抜粋(4)≫|MelancholiaT ※談合マスコミの電波利権の実態、“絆=談合”の裏側
http://ameblo.jp/antibizwog/entry-11255176418.html
※2009年9月9日、第45回衆議院議員総選挙の結果を受け民主・社民・国民新党は党首会談を行い、3党による連立政権を組むことで合意。総務省は地上波テレビ・ラジオ放送局195社のうち107社(前年比43社増)において2008年度の収支で純損失を計上。記録が残っている1975年度以降の業界全体の計でも初めて赤字に転落したと纏めた。
〔動画〕自分の金は出さない芸能人の募金活動 - YouTube [1分43秒] ※「人気者」の利用価値(権威付け)、“絆=談合”にも利用
http://www.youtube.com/watch?v=h-hKMPZNDLA
〔資料〕恐るべき電通の歴史 1〜2 - ブログ de なんで屋@東京
http://blog.goo.ne.jp/nande_ya/e/97eb215734bf1795ad54f27da77267c2
http://blog.goo.ne.jp/nande_ya/e/efaf6c4fa9c64880684b4423f94d753b
〔資料〕税金で政党CM 自民・民主とも 100億円超 電通・博報堂が受注トップ - しんぶん赤旗 2007年6月2日
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-06-02/2007060215_01_0.html
〔資料〕毎年税金60億円 電通・博報堂・産経新聞社など事業請け負い 「安全神話」刷り込み - しんぶん赤旗 2011年7月16日
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-07-16/2011071603_02_1.html
■家系や血筋という価値
さて、みそがれた人達の話に戻ります。
日本で一番みそがれた人は、天皇ということになります。ここでは、天皇制の是非については、主題から離れる為論じません。
お見合いという制度があります。見合い結婚では、自分の経歴をかなりい詳しく相手に伝えるよう求められます。親は誰で、場合によっては祖父や祖母は誰か。家系図まで持っている人もいて、それが有力者の血を引く一族という証明書になっています。そうやって職業や家柄をお互いに交換し合って、「これなら大丈夫」と言って結婚する。恋愛結婚にしても、婚約する時は家同士で、似たような手続きを踏むわけです。
私達の大半は平民出身で、お家柄など元々問題ではないはずです。であれば、お見合いでは、相手の氏名と携帯電話番号だけの情報があればいいはずです。私達は家系とか血筋といったものに、どことなく価値を置いてしまいます。職業に貴賤は無いという教育を受けながら、その実、職業に貴賤があるように振舞ってしまうのも同様です。しかも、私達の多くはこの矛盾に向かい合っても胸の底から不思議だと考えることもありません。実に奇妙なことです。
子供は親の考え方を自然に受け継いでいく存在ですから、そうした価値観が生れる原因を、親の影響に求めることは出来ます。しかし、親はどうでしょうか。親はその祖父や祖母に、ということでしょうか。では、祖父や祖母はどうでしょう。曾祖父や曾祖母に、ということでしょうか。こう考えていくと、ひたすら遡(さかのぼ)るだけで、いま家系や血筋に価値を求めるかのような行動を取る理由が、段々あやふやになってきます。
とすれば、今に息づく日本教に原因があるのでしょうか。私達の多くは、熱心な信者ではありません。葬式や結婚式など、私達が祭儀に触れる度に、そうした情報が私達の無意識に刻み込まれているとしても、それだけの問題ではないはずです。
実は、これは私達に掛けられた洗脳なのです。私達は知らず知らずのうちに、機会ある毎(ごと)にそうした考えを心に書き込まれ、植え付けられているわけです。
■日本人の多くは奴隷である
≪≪こうした洗脳が行われている目的は何でしょうか。
実は、私達の多くが既に奴隷として扱われています。奴隷とは何か。それは、労働に対して正当な報酬が与えられない存在のことです。
例えば、次のようなことを考えてみて下さい。
現代は科学技術が発展し、社会資本は整備され、教育が行き届いています。私達は、訓練された能力を元に、最新の道具を使いこなして仕事をし、日々成果を上げているはずです。生産性も、史上かつて無いほど高まっています。
では、それに伴って私達の生活は果たして豊かになったでしょうか。確かに、身の回りには物が溢れています。しかし、それが何だと言うのでしょうか。収入面で十分かと言えば、それも違います。
30代、40代の人は住宅ローンや子供の教育費に頭を悩ませ、10代、20代の人は毎日の食生活でも汲々としているはずです。週40時間に労働時間が短縮したとしても、それは見掛けだけのこと。サービス残業は増え、朝から晩まで働いていた江戸時代のお百姓さんの労働時間と、大差があるとは思えません。
むしろ江戸時代のほうが、たとえ物質的には貧しくとも、人々の衣食住は豊かに見えます。生産性が上がり、私達が本来受け取るべき正統な報酬が、実は想像以上に搾取され、何処かへ消えているのです。何処に消えていくのか。もちろん、みそがれた人達の下に流れていくのです。
何故か。みそがれた高貴な集団にとっては、それが当り前のことであり、武家社会、或いはそれ以前から続いていることだから。ただ、それだけの理由です。
■不正当な報酬の支払いと理不尽な搾取
みそがれた高貴な集団は、私達からどんどん合法的にお金を奪っていきます。
例えば、賃金です。かつて正当な労働対価と言える賃金が、サラリーマンに支払われたことがあったでしょうか。賃上げにしてもそうです。トヨタ自動車は、営業利益1兆円企業に躍り出た2006年でさえ、ベアゼロを続けました。トヨタの労働組合はそれを受け入れたばかりか、我慢を続けて更なる会社の発展を誓ったと言うことです。本当にこれは素晴らしいことなのでしょうか。
正当な報酬の支払いは抑制しつつ、大企業では不透明な資金の流れは止まりません。つい最近では、大分県のキヤノンの工場建設に絡んで、或る人物に6億円が渡ったことがニュースになりました。どのような性格のカネで、どのような人達に渡ったのか、詳細は分かりません。キヤノンと言えば、会長の御手洗冨士夫(1935−)氏は、薩長勢力を支えるビッグビジネスの総本山、日本経団連の会長でもあります。
また、山田洋行の事件に限らず、薩長勢力の政治家、高級官僚の懐には何かに付け貢ぎ物が転がり込むようになっています。こうした権力者への利益供与に使われたお金は、一体誰が稼ぎ出したものでしょうか。
搾取の最たるものは、税金と言えるかも知れません。税収が適正に使われていれば、そのお金は国民の懐にそっくり返ってくることになり、お金は循環し、経済は成り立ちます。ところが、本来循環すべき税金が途中で何処かに消えてしまうのです。みそがれた高貴な集団に属する人々の懐に流れたお金は、次なる搾取を行う為の事業資金などに使われ、奴隷を更に奴隷化する為に使われていくというわけです。
消費という面でも、奴隷の搾取は強化されています。
差し迫った必要性が無く、利幅ばかり大きい商品を買わされることで、少ない実入りから更に搾取を重ねられるわけです。支配者はその為に「ブーム」を作り、消費を煽ります。ブランドブームなどはその1つです。≫≫
〔資料〕脱税疑惑:大分のコンサル会社、所得30億申告せず キヤノン進出事業、鹿島から裏金 - 毎日新聞 2007年12月9日
http://ratio.sakura.ne.jp/archives/2007/12/09231320/
〔資料〕鹿島の裏金工作は常習か 大分県と高松市の疑惑は符合、他関連記事 - 四国タイムズニュース 2008年1月号(平成20年1月5日発行)
http://www.shikoku-times.com/html/back_number/2008_01/index.html
〔資料〕大分・徳島・香川の相似点 各知事には建設癒着の疑惑あり - 四国タイムズニュース 2008年2月号(平成20年2月5日発行)
http://www.shikoku-times.com/html/back_number/2008_02/index.html
〔資料〕西松建設から「大光」大賀規久社長へ数千万円 - 匿名党 2009年2月16日、他続報 ※大賀規久社長(御手洗の同郷・大分県佐伯市の後輩であり兄同士が親友という間柄)のオフィスが民主党本部の真上の階に
http://tokumei10.blogspot.jp/2009/02/blog-post_16.html
http://tokumei10.blogspot.jp/2009/02/9f.html
http://tokumei10.blogspot.jp/2009/02/ob.html
〔資料〕カネに物言わすイオンの姿勢 - 四国タイムズニュース 2007年8月号(平成19年8月5日発行)
http://www.shikoku-times.com/html/back_number/2007_08/index.html
〔資料〕西松建設とイオンの深い仲 寺岡会長の配下に二代目若林組が - 四国タイムズニュース 2009年4月号(平成21年4月5日発行)
http://www.shikoku-times.com/html/back_number/2009_04/index.html
http://www.nishimatsu.co.jp/cnstrct/ken/com/list.htm
※岡田克也(―三菱グループ)について
http://9300.teacup.com/donannto/bbs/1453
〔資料〕≪鬼塚英昭 著『黒い絆 ロスチャイルドと原発マフィア』 より要約(25)≫|MelancholiaT ※鹿島建設―中曽根康弘、石原慎太郎、原発利権
http://ameblo.jp/antibizwog/entry-10991718897.html
〔資料〕キヤノンの工場無人化は遅過ぎた - 三田典玄の「体育館の裏話」 Ver.3.0 2012年5月14日
http://report2.mita.minato.tokyo.jp/article.php/20120514091138181
〔資料〕キヤノン[7751]:大株主 - Ullet
http://www.ullet.com/%E3%82%AD%E3%83%A4%E3%83%8E%E3%83%B3/%E5%A4%A7%E6%A0%AA%E4%B8%BB
〔資料〕外国人持ち株比率ベスト100 999銘柄(常時更新) - StockWeather 個人投資家向け投資・株式情報 ※外国人持ち株比率が高く、法人税もろくに納めない経団連のグローバル企業は“日本企業”と呼べるのか?
http://www.stockboard.jp/flash/sel/?sel=sel533
http://stockboard.jp/flash/ranking.html
〔資料〕キヤノン株式会社 CSR活動:適正な情報開示と利益還元 外国人投資家との対話
http://web.canon.jp/csr/report/or/04.html
※日本経団連会館のフクロウ
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/2972
〔資料〕田中康夫議員がTPPと野田政権の本質を斬る - Kaleidoscope 2012年2月7日 ※輸出戻し税については1頁の添付資料を参照。
http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-1088.html
〔資料〕衆議院会議録情報:第180回国会 総務委員会 第3号 2012年(平成24年)1月27日 ※輸出戻し税、田中康夫・新党日本代表による質疑と野田佳彦(松下政経塾第1期生)総理の答弁
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/180/0001/18001270001003a.html
■日本における奴隷制の定義
話は些(いささ)か逸れるかも知れませんが、ここで日本人がいつから奴隷になったのか、もう少し掘り下げてみたいと思います。
近代の奴隷制は、東インド会社の設立にその起源を求めることが出来ます。ことは非常に単純で、奴隷制は元々、人間とは何かという定義から始まりました。その経緯はおおよそ次のようなものです。
現在ではカトリックと言えば博愛主義の代名詞で、バチカンは世界の戦争や差別を無くす中心的な役割を果たす機関となっています。ところが中世の頃のバチカンはそうではなかったのです。
1600年、インドに渡ったヨーロッパの貿易商は肌の黒いインド人を見て、同行した神父にこう訊ねました。「この肌の黒い人は人間ですか?」。その神父はその場で答を出さず、バチカンにその回答を求める質問状を送るのですが、随分して戻ってきた返書には「人間ではない」と認(したた)めてありました。その理由は“キリスト教徒ではないから”というものです。
アフリカに渡った時も、同じ手続きが踏まれました。商人から同じことを訊かれた神父が、やはりバチカンに、人間かどうかの判断を仰ぐ質問状を送っているのです。すると、こちらも「人間ではない」と言う回答がきちんと帰ってきました。そういう記録が残っていると言うのです。
こうした当時のバチカンの判断によって、奴隷制が始まったと言われています。魔女狩りや異端審問がピークの時代です。東インド会社が行った最大の交易は、人身売買ですが、その背景にはキリスト教徒ではない者は人間ではなく奴隷であると言う判断があったわけです。
このことは、日本の場合にも当て嵌まると思います。
戦国時代、日本は海外から鉄砲の調達を始めました。織田信長(1534−1582)がその近代兵器を駆使して勝利を収めたことは有名ですが、その為には高性能の火薬、つまりガンパウダー Gunpowder〔※黒色火薬(英:Black Powder)のこと〕が必要になります。当時のガンパウダーの値段はどのように付けられたかと言うと、1樽につき、娘50人です。織田信長の時代から戊辰戦争(1868〜1869)の時代まで、鉄砲隊のガンパウダーは、日本人の若い女性を海外に売ることで調達したのです。
この事実は裏を返せば、日本人の人身売買を行うに当り、日本人は「人間ではない」というお墨付きがあったということになります。もし、人間を売買したとなると、キリスト教の教義に反し、大変なことになります。しかし人間ではないから、鉄砲を求める戦国武将との間で、売買が成立したわけです。その為、当時、大量の日本人の娘がヨーロッパに売り渡されたと言う記録が残されています。
つまり日本における奴隷制は、鉄砲隊がその引き金を引くと同時に始まったと考えることが出来るわけです。
〔資料〕奴隷貿易:日本人奴隷の貿易 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%B4%E9%9A%B7%E8%B2%BF%E6%98%93
〔資料〕日本宣教論序説 第16回 第2部 キリスト教の土着化 第3章 キリシタンの土着化 By 皆川尚一(PDF、全13頁) ※1.キリシタン迫害の理由 (2)奴隷売買
http://www.christ-ch.or.jp/5_torinashi/back_number/2005/2005.04.pdf
〔資料〕イエズス会宣教史考:日本人女性人身売買考 - れんだいこブログ
http://www.marino.ne.jp/~rendaico/jesukyo/iezusukaico/zinshinbaibaico.htm
http://www.marino.ne.jp/~rendaico/nihonchristokyoshico/tuihorei.htm
〔資料〕「日本人奴隷」について読んでおかなければならないテキストのメモ(日本語のみ) - 愛・蔵太の気になるメモ 2007年8月30日、他 ※元ネタを検証http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20070830
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20070831
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20070904
〔資料〕日本人奴隷の謎を追って=400年前に南米上陸か! 連載1〜10 - ニッケイ(日系)新聞 2009年4月9日 ※重要
http://www.nikkeyshimbun.com.br/2009rensai-fukasawa3.html
〔資料〕池本幸三・下山 晃・布留川正博 共著『近代世界と奴隷制―大西洋システムの中で』(人文書院 2003年刊行)
http://www.amazon.co.jp/%E8%BF%91%E4%BB%A3%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%A8%E5%A5%B4%E9%9A%B7%E5%88%B6%E2%80%95%E5%A4%A7%E8%A5%BF%E6%B4%8B%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0%E3%81%AE%E4%B8%AD%E3%81%A7-%E6%B1%A0%E6%9C%AC-%E5%B9%B8%E4%B8%89/dp/4409590014
http://www63.tok2.com/home2/ahonokouji/sub1-1.html
〔資料〕イギリス領西インドの奴隷法について By 池本幸三 1976年3月25日(PDF、全10頁) ※奴隷の処遇について(白人を傷付けた場合、他)
http://ci.nii.ac.jp/els/110000198718.pdf?id=ART0000567676&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1341756314&cp=
〔資料〕池本幸三 著『近代奴隷製社会の史的展開―チェサピーク湾ヴァジニア植民地を中心として』(ミネルヴァ書房 1987年刊行):書評 By 布留川正博 1988年1月20日(PDF、全9頁) ※グローバル資本主義(新自由主義)と奴隷制
http://doors.doshisha.ac.jp/webopac/bdyview.do?bodyid=BD00001068&elmid=Body&lfname=3920007.pdf
〔資料〕15、6世紀 ポルトガル王国における黒人奴隷制〜近代奴隷制の歴史的原像〜 By 布留川正博 1〜2 1988年(PDF、全51頁)
http://doors.doshisha.ac.jp/webopac/bdyview.do?bodyid=BD00001097&elmid=Body&lfname=4020002.pdf
http://doors.doshisha.ac.jp/webopac/bdyview.do?bodyid=BD00001106&elmid=Body&lfname=4030003.pdf
〔資料〕ウィリアムズ・テーゼ再考〜イギリス産業革命と奴隷制〜 By 布留川正博 1991年3月(PDF、全36頁)
http://doors.doshisha.ac.jp/webopac/bdyview.do?bodyid=BD00008265&elmid=Body&lfname=007000460003.pdf
〔資料〕入江節次郎 著『世界金融史研究』(藤原書店 1991年刊行):書評 By 布留川正博 1992年6月(PDF、全10頁)
http://doors.doshisha.ac.jp/webopac/bdyview.do?bodyid=BD00001187&elmid=Body&lfname=4340005.pdf
〔資料〕下山 晃 著『世界商品と子供の奴隷―多国籍企業と児童強制労働』(ミネルヴァ書房 2009年刊行):書評 By 藍澤光晴 2009年12月15日(PDF、全9頁) ※グローバル資本主義(新自由主義)と奴隷制
http://repo.lib.ryukoku.ac.jp/jspui/bitstream/10519/622/1/r-kz-rn_049_03_008.pdf
〔資料〕日本人が知らないニッポン - THINKER
http://www.thinker-japan.com/thinkwar.html
〔資料〕天皇=売春業者 - オルタナティブ通信 2007年5月2日
http://alternativereport1.seesaa.net/article/49608120.html
〔資料〕≪広瀬 隆 著『地球のゆくえ』 第3章 細川政権誕生の謎、他 より抜粋(7)≫|MelancholiaT ※本文及び添付資料
http://ameblo.jp/antibizwog/entry-11090371588.html
(4頁へ続く)
(3頁からの続き)
■現代にも行き続ける奴隷制
ところで、人間ではないという奴隷の定義は、実は現代にも生き残っています。
2003年3月末のこと、私は、ハワイのホテルでテレビの『ラリー・キング・ライブ Larry King Live(L.K.L)』(1985〜2010、CNNの看板トーク番組)という番組を観ていました。イラク戦争が始まった頃のことで、カトリック Catholicus(英:Catholic)の神父、プロテスタント Protestant の牧師、ユダヤ教のラビ(宗教指導者)、そしてイスラム教の導師(宗教指導者)、そしてインド人のニュー・エイジ系指導者の5人が出席し、視聴者からの質問に答えるという番組でした。
その中で「何故、我々はイスラム教の人々を殺す(murder)のですか?これは許されることなのですか?」という質問が出たのです。すると、ユダヤ教のラビが「キル(kill)とマーダー(murder)は違います。これはキル(kill)であって、マーダー(murder)ではありません」と答えたのです。
この時のニュアンスは、人殺しはマーダー(murder)であり、人以外のものを殺すのがキル(kill)。それは英語の用法で、普通のアメリカ人ならそう受け止めます。実際、家畜を殺す時に、マーダー(murder)を使うことはありません。もちろん中間的な言葉としてキル(kill)を人間にも使いますが、マーダー(murder)には許されないものという意味が強く含まれています。
私はその時強い違和感を受けましたが、カトリックの神父も、プロテスタントの牧師も、イスラム教の導師も、誰一人として異論を唱えず、「その通り」という顔ですっとその場が流れてしまいました。つまり、カトリックの神父も、プロテスタントの牧師、イスラム教の導師も、「あなた方にとって私達は家畜だし、私達にとってあなた方は家畜なんだよね」という感じです。
『ラリー・キング・ライブ Larry King Live(L.K.L)』(1985〜2010、CNNの看板トーク番組)は、結構な視聴率を取っているCNNの番組です。その番組で、平然とこのような発言が出て、しかも一同が誰も文句を言わないのです。そこで私は認識を新たにしました。元々宗教の論理の中では、その宗教を信じている人以外は、人間ではない、もしくはその宗教を信じていない人を殺すことは許される、ということなのです。
アメリカ南部10州では、いまだに1年に1回は妊娠中絶医が撃ち殺されるという事件が起きています。妊娠中絶はキリスト教では禁止されており、その教えを破る妊娠中絶医は人間ではないと判断されるわけです。たとえ妊娠中絶医が「私はキリスト教徒です」と主張したところで、生れてくる赤ん坊は洗礼を受けてキリスト教徒になる。そのキリスト教徒を殺した中絶医は非キリスト教徒であり、死刑が相応しい。だからこそ、そうした悲惨な事件が後を絶たないわけです。
〔資料〕Catholicus(英:Catholic) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF
〔資料〕Protestant - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%86%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%88
〔資料〕CNN『Larry King Live(L.K.L)』(1985〜2010) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96
http://ukmedia.exblog.jp/16446227
〔資料〕メタトロンの魔力 - LEGACY OF ASHES 2009年8月14日 ※聖書における神の殺人命令、Vatican:Vatis=Diviner and Can=Serpent(蛇)から由来
http://angel.ap.teacup.com/gamenotatsujin/22.html
■人間に順位をつける支配システム
さて、こうして始まった奴隷制を支えるのが、先に述べた、みそがれた人とみそがれていない人を対置し、その間で人間の順位を決める方法です。先のお見合い制度も、人間の順位を決める為の大いなる仕掛けです。一番みそがれた人が頂点にいて、一番みそがれていない人が最底辺にいる。その社会の中で今どのポジションに位置するか、その情報を交換し合って、結婚を決めるのがお見合いというわけです。
社会の理想や倫理とは別にして、人間の順位を探り合うことこそ、私達が一番やってはいけないことです。何故なら、その差別思想を受け入れることは、自ら進んで奴隷になる道だからです。武家社会からの支配階級である薩長の勢力は、政治家も官僚も財界人もみなこれを受け入れて奴隷となり、支配階級の論理の虜と化し、更なる奴隷を生み出すことに躍起になって醜悪な姿を晒しています。
人間の順位を決めることは、人間を洗脳し、奴隷化する技術の1つです。
それはカルト宗教のやり口を見れば、直ぐ理解出来ます。カルトでは、頂点と最底辺との間に細かい階層を作り、身分を分けていくことを基本にしています。有名なオウム真理教に限らず、いわゆるカルトはみなそうです。信者本人でないと分からないような細かいランキングが決められ、その中で互いに自分達の貴賤を確認し合うのです。
修行を積むことで身分の階段を1つずつ上ることが出来、それを喜びにして上からの命令を受け入れる。つまり、奴隷の連鎖です。教祖以外、一つ一つの階層が、全て奴隷化されているわけです。
ここ数年流行している富裕層マーケティングも、こうした支配原理を応用した細かい階段の新メニューと言えます。マーケティングの対象とされる年収3000万円、4000万円、5000万円、或いは金融資産1億円以上の富裕層は、薩長勢力の支配階級から見ると富裕層と言うには程遠いレベルの存在です。にも関わらず、「富裕層」と名付け、マスコミを使ってセレブだ何だと持ち上げることしきりです。
彼らが進んで奴隷の度合いを強め、更に下の階層がその姿を目指し、それをテレビで眺めている人々の奴隷の連鎖をも強化する、仕組まれた支配システムだということです。
(後略)
■支配階級の頂点にいる人物の正体
さて、一番みそがれた人を頂点にする武家社会以来の支配システムは、情動に流され易い日本人の洗脳に好都合で、明治維新以来140年間、薩長勢力と外国資本はそれを巧く利用し、支配と収奪の社会システムを築いてきました。
その結果、現代の日本人は、ほぼ完全に彼らの手中に閉じ込められているのですが、私達に悟られないように、そのことは表から隠されています。第一、私達は権力者その人の存在さえもはっきりつかむことが出来ません。何故かと言えば、1つは「偽装」、そしてもう1つは「情報を隠す」からです。
彼らは何を装っているのでしょうか。先ず、私達は権力者ではありませんよ、と装っています。場合によっては、お金持ちではありませんよ、とも装っています。そして一番の装いは、私達はあなた方と同じなんですよ、ということでしょう。
彼らが大多数の国民と同じであるはずがありません。もっとも、同じなんですよと装いながらも、その人達はやはり私達とは異なる何かを醸(かも)し出します。他人から見て、やっぱりこの人は違うな、というニュアンスを発するわけです。すると、その人の周りにいる他人は、その人と同じようになることが良いことだと思い始めます。そして、その人に同化することが、ブランド化していくわけです。
そうやって、みんながその人の真似を始めると、益々その人はその中に隠れ込み易くなります。そうして生れた集団のカルチャーの中に、彼らはひっそり隠れているわけです。
例えば、日本人従業員200人、300人規模の商社や銀行のニューヨーク支店、アメリカ支社などで、日本社会の縮図とも言うべきそうした集団をよく見受けます。会合に出席する奥さん達の席は、夫の職制上の位に従った順番になっています。一番上座に座るのは、支店長か支社長の奥さんです。そこでは支社長の奥さんのスタイルやカルチャーを真似し、自分がその世界の一員であり、更にあたかも自分がその中心に近いかのように、これでもかと態度で示すようになります。
宗家の奥さんを中心にしたお茶やお花の世界の集まりでも、同じような光景が見られます。宗家の奥さんを取り囲む奥様連中が、如何にその中心人物に似たことを言うか、如何に似た考え方をするか、如何に似た服を着ているか、それを競って示そうとする。自分達のアイデンティティが同一化してくると、自分が宗家であるかのように振舞い始めます。
ここでは女性を例に挙げましたが、男性の集まりも似たような状態です。
そうすると、何か起こるのでしょうか。周囲の人が中心人物に同化し始めると、その人も周囲に合わせようとし始めるわけです。私は何も特別ではなく、あなた方と同じですよ、という具合に。周囲の人はそれを受けて、更にその中心人物を守るようになります。これが虚栄心であり、恥の文化の裏返しの作用です。
権力者は先ず、そうした関係性の中に隠れ込んでいます。私達が、その存在になかなか気付かない第一の理由はこれです。
■支配に都合の好いリアリティ
≪≪次に、「情報を隠す」ということも、彼らが得意とするところです。
例えば、世界の本当の中心にいる人物は、絶対に正体を見せません。ヨーロッパ名家の本当の当主といった人々は全くと言っていいほど表に出て来ないのです。
しかも、ただ隠すだけであれば何も存在しないのと同じですから、彼らは代わりの何かを見せるわけです。代わりの何かと言うのは「リアリティ」です。彼らは、何かを装うのではなく、人々の周りにリアリティを作るのです。
例えば、人間は自分の周りに作られたリアリティの中で毎日、ベストの選択をします。選択においては誤った選択などありません。完全な選択などない中で、選択の結果を齎(もたら)されることは、何が起こってもベストの結果だと言えます。
ところが、ベストの選択であるはずの結果なのに、自動的に支配者にとって都合の好い結果が生れるようリアリティが設計され、作られているとしたら、その人がどのように足掻いたところで彼らの思う壺です。
それが、今六本木ヒルズや東京ミッドタウンといった高層ビルの外資系投資銀行や弁護士事務所などで働く年収3000万円から1億円稼ぐビジネスマンの姿です。普通の会社勤めなら年収は30台でせいぜい500万、600万でしょう。その5倍から20倍稼いでいるわけですから、彼らの「俺は、凄いだろう」という気持ちは分かります。ですが、その「凄いだろう」という世界そのものが、支配者が作り上げたリアリティでしかないわけです。
もう少し具体的に言えば、彼らの会社がある高層ビルは、不動産投資信託(REIT)で建設資金を手当したハリボテ(張りぼて)〔※張子(はりこ)で或る形に作ったもの、張子作りの芝居の小道具などを指す。「混凝紙(こんくりがみ)」で作られ、中空であるため外観と比較して軽いものが大半であり、見掛けや威勢ばかりで中身の伴わないことを指す「張子の虎」という諺(ことわざ)の語源となった〕のビルです。私がハリボテと言うのは、土地や建物が上げる収益性に基づいて造られたビルだということです。
収益性?本当でしょうか。その収益の源泉は、金融業とそれに付随する顧問業で、これまたハリボテの事業と言うことが出来ます。彼らは、他人が持って来たお金を投資し、その利ザヤを稼ぐだけで、何も生み出しはしません。言わば他人の預金通帳を右から左に動かして、それを意味のある仕事のように勘違いしているだけのことです。
つまり、ハリボテがハリボテを支えている格好です。六本木の高層ビルと、其処に入っているものの正体は、そんな程度のものなのです。にも関わらず、当事者は「俺は凄いだろう」と考えるわけです。リアリティは全部、支配者に都合好く作られたものだと言うのに。
今、年収1000万円の人と年収1億円の人とで買えるものと言えば、実は殆んど差はありません。1億円なら「グッチ GUCCI(伊 PPR Group)」や「ルイ・ヴィトン Louis Vuitton(仏 LVMH Group)」の本店で、1000万円なら伊勢丹や丸井になるのかも知れませんが、買える商品に機能面だけから見れば差は殆んど無いのです。素材そのもの価値は殆んど差が無く、違いと言えばまさにブランド名ぐらいのものでしょう。
私達は、元々そうした世界に生きているはずです。にも関わらず、ハリボテの住人達は「俺は1億円だから凄いだろう」と考え、「お前は1000万円だから、大したことないよ」と考えるのです。
これが、リアリティを作る、ということなのです。支配者は、自分達の情報を隠し、代わりに遠隔操作でリアリティを作った。そして、そのリアリティの上に、森ビルの六本木ヒルズや三井不動産の東京ミッドタウンのような「REITビル」を作っていくわけです。≫≫
〔資料〕≪中田安彦 著『ヨーロッパ超富豪 権力者図鑑―世界を支配する欧州の覇者たち』 より抜粋(1)≫|MelancholiaT ※ブランドという権威付け、LVMH Group、PPR Group、他
http://ameblo.jp/antibizwog/entry-10913517225.html
〔資料〕張子(はりこ) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%B5%E3%82%8A%E5%AD%90
■煩悩を巧みに利用する支配者の罠
≪≪私達は、支配者が作るリアリティによって洗脳され、騙されます。これが人間の自由を奪い、目を曇らせ、考える力を喪失させる「支配者の罠」です。私達が闘い、勝ち取るべき第一は、この作られたリアリティからの解放と言えます。
私達が取るべき闘い方の鍵は、こうしたリアリティの形成過程に隠されています。
先ず問題にすべきは、私達が持っている「煩悩」の存在です。御存知の通り、煩悩は、脳幹という脳の一番古い器質に刻み込まれた物理的欲求によって齎(もたら)される、食欲、性欲、睡眠欲などに纏(まつ)わる様々な欲求です。側坐核(そくざかく)、扁桃体、辺縁系といったところのプリミティブ Primitive(最も基本的)な情報処理です。支配者が作るリアリティは、この物理的欲求が、あたかもそうではない、もっと抽象度の高い前頭前野外側部の高貴な欲求のように見せ掛けられ、生み出されているのです。
分かり易い例として、ワインを取り上げてみましょう。
ボトルに詰めて日本に運んで来る手間賃や運賃が高いのかと言えば、そうではありません。フランスの瓶入りミネラルウォーターなどは、スーパーマーケットで200円、300円で販売されていますから、瓶代や運送費が高いというわけではないのです。中身がミネラルウォーターから葡萄になった瞬間に値段が上がる。
フランス政府が上手いのですが、私達がそれを美味しいと思うのは、詰まるところ洗脳されているからです。味噌と醤油のアミノ酸食文化で育った日本人が全員、ワインを美味しいなどと思うわけがありません。ところが、ワインが口に合わないとはっきり言える日本人はかなり稀です。実際にそう感じていても、そんなことを口にすると、まるで野蛮人のように受け止められるからです。
日本人は、そのように教育され、洗脳され、その結果、高いワインを有難がるように仕向けられているのです。
例えばソムリエは、ワインの細かい味を利き分け、それがさも素晴らしいことのように品評します。確かに、細かい味の違いが分かるというのは良いことです。ですが、この味はボルドーの中でもどの辺りの土壌に特有のもので、この年の夏は日照りがとても良く・・・・・・、そんなストーリーとたかだか1本のワインとが結び付き、それがさも貴重なことのように演出されるのですから、やり過ぎも目に余るというものです。
この時ソムリエ本人は、ワインの利き酒をするという本来の役割から外され、リアリティを作る支配者のシステムに嵌め込まれてしまっています。そして私達は、1本5万円、10万円という世界を受け入れてしまうように誘導されるわけです。
ところで、ワインが美味しいと言っているのは、今日はちょっと羽目を外して酒が飲みたいと要求する、私達自身の煩悩です。人間誰しも煩悩があり、聖人君子でない以上、或る程度、それを満たしてやることは重要です。ところが、自分の偽りのない煩悩であると思っていたものが、ふと気付くと、違うものに化けているのです。つまり、いつの間にか、「酒」から「年代ものボルドー赤」にすり替えられているわけです。≫≫
■目的の摩り替えとブランド志向
もう少し、例を引きましょう。
例えば、子供が有名私立小学校に入ったとします。「うちの子はどこどこに入ったんですよ」と、親は誇るでしょう。もちろん、明治時代から続いているような会社のオーナーは、有名私立小学校に子供を入れていくと、将来は付属の大学にも入れるだろうし、有名大学は言わば薩長大学ですから薩長勢力にも迎え入れられ易く、何かと好都合でしょう。三菱に慶應出が多いのはまさにこれでしょう。
ところが、こうした情報が小学校をブランド化してしまいます。そして、有名小学校に子供が入ったことに虚栄心の満足を感じるようになるわけです。本当は有名小学校がブランドなのではなく、有名小学校に入学した子供の中に本当のブランドがいますよ、という話に過ぎないはずなのですが。
こうした勘違いを生み出す情報操作が、やはり世の中のどこかしらで度々行われています。そうして情報価値を受けて洗脳された親達が、自分の子を何とか有名小学校に入れようと、必死になってお受験に取り組み、無駄な受験テクニックを子供に教え込む為に高いコストを掛けるのです。
ここでも、子供に良い教育を受けさせるという本来の目的が、見せ掛けのブランドを手に入れるということに、いつの間にか摩(す)り替えられているのです。
ここが重要なポイントで、煩悩に働き掛けられると、人間は容易く摩り替えを許してしまいます。沢山の嘘が紛れ込んだ情報価値が、私達の脳幹に訴え、物事の本質とは異なった考えの虜にしてしまうわけです。
もちろん、ライブドアの堀江がそうであったように、強い煩悩に従って仕事をし、支配者達を一時(ひととき)超えるような存在になる人間もいます。そのような人間が現れると、支配者達は最初は無視します。その存在を認めた途端に、自分達の価値が下がるからです。それでも無視し得ないほど相手が大きくなってきたら、最後は権力を揮(ふる)って踏み潰しに掛かります。こうして潰された人間は、過去、何人もいます。
煩悩が強いこと自体は悪いことではないのですが、煩悩の力だけでは支配者に勝てません。そして、私達の煩悩そのものは、支配者がリアリティを作り、私達を操る為の道具として好いように利用されるのが常なのです。
(5頁へ続く)
(4頁からの続き)
〔苫米地英人 著『洗脳支配―日本人に富を貢がせるマインドコントロールのすべて』 第3章 マネー経済の奴隷 より P.110−P.136〕
■郵政民営化の裏の顔
(略)≪≪民営化すれば、資金運用に市場原理が働いて、儲けの出るところに資金が流れていくはずだという理屈です。これが、「小泉構造改革の目玉」と言われた郵政民営化が持つ表の顔です。
ところが、実は郵政民営化には、これとは別の大きな狙いが隠されているのです。それは、郵政民営化に当り、独立行政法人郵便貯金・簡易生命保険管理機構が設立され、その資産がそっくり渡ったことからも分かります。
郵貯の貯金の運用対象の殆どは、日本の国債でした。その国債は、郵貯から管理機構に移されました。民営化して、効率的な資産運用を行うのであれば、保有している国債の保有、処分は、全てゆうちょ銀行に任せるのが、本来のあり方であるはずです。ところが、いまの制度では、民営化以前に購入した国債は管理機構に移管し、民営化後に購入する国債はゆうちょ銀行が保有する仕組みになっているわけです。
そもそも民営化に伴って、独立行政法人を創ること自体、極めて怪しいことです。管理機構設立の目的は、郵貯、簡保の事業承継をスムーズにすることだとしていますが、その心は、国債が市場に流れ、国債相場が暴落しないよう、蔵の中に封印しておくことなのです。
御存知の通り、小渕恵三内閣以来、日本は大量の赤字国債を発行してきました。累積総額は800兆円にも上り、今後、国債の大量償還を控えています。国債相場が暴落すれば、当然、政府は今後、おいそれと国債を発行出来なくなります。勿論、国債は民間銀行も引き受けています。国債価格が暴落すると、国債の表面金利が上がる為、途端にに逆ザヤが生じ、表面的には収まったかのように見えていた「銀行の不良債権問題」が直ぐにでも再燃し始めるわけです。
日本の不良債権問題は、実は何も解決していません。90年代後半から2000年代にかけ、銀行は、貸し出しを極端に抑制し、更に貸し剥がし貸しを行うことで、不良債権化しそうな取引先を倒産に追い込み、命を存(ながら)えてきました。
ところが、最大の不良債権と言うべき国債の処理については、何ら有効な対策が取れません。薩長勢力の支配者達が発した「国債を引き受けてくれ」との命令に、出入りの両替商が逆らえるはずもなく、政府が巧いトリックを拵(こしら)えてくれることをひたすら待っていたのです。
そのトリックの手始めが、管理機構の設立でした。国債相場の暴落を阻止することが出来れば、日本の不良債権問題は先送りすることが出来ます。ゆうちょ銀行にしても、保管機構に国債を買い取らせ、移管してしまえば、政府が発行する新発国債を今後もたっぷり飲み込むことが出来ると言えるのではないでしょうか?
現に、ゆうちょ銀行の資金運用先は、郵政民営化法で、「国債、地方債、政府保証債」と、「銀行への預金」という具合に、極めて狭く限定されています。民営化されたゆうちょ銀行をこのように規制すること自体、極めて不可解なことなのです。しかし、そこに国債購入という暗黙の了解が存在しているのですから、これが如何に見せかけの民営化であるか、推して知るべきでしょう。
いまでは、2007年3月期発効の「新BIS規制 BaselUAccord」によって、民間銀行には輪を掛けて厳しいリスク管理をすることが義務付けられるようになりました。
これは国債の発行が1965年に始まって以来、これまでずっと銀行の保有する国債はリスクゼロで計算することが許されていたのが、市中金利が上昇すると、預金金利を国債利回りが下回る逆ザヤリスクがある為、保有する国債の逆ザヤ損失リスクを計算することが義務付けられたことです。
「新BIS規制」が2007年3月期から日本に課せられたのは、2007年10月の郵政民営化に合わせてであることは明らかです。
このような事情から、ゆうちょ銀行が今後、国債を引き受けにくくなることは確かでしょう。国債の表面利率は大変低く抑えられています。国債の購入が、やがてゆうちょ銀行への批判に変わる日もそう遠くないはずです。となると、ゆうちょ銀行は国民の貯金を効率よく増やす為の、有効な資金運用先を持てない、ということになります。
実際、2007年末には、ゆうちょ銀行自身から「金利リスクのコントロール手段を確保する」という理由で運用対象の拡大が政府に対してリクエストされています。この資金運用先の問題は、民営化のほとぼりが冷めた頃、「新BIS規制」を主たる理由に掲げ、そっと拡大されることでしょう。実は、ここが日米の密約のポイントと言える核心部分なのです。≫≫
〔資料〕≪「対日年次改革要望書」とTPP:日本語翻訳 PDFファイル(1996年〜2011年)≫ ※【国会質疑の中で取り上げられた「(対日)年次改革要望書」 両院会議録記述一覧(43件)】
http://ameblo.jp/antibizwog/entry-11066706411.html
〔資料〕郵便貯金・簡易生命保険管理機構 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%83%B5%E4%BE%BF%E8%B2%AF%E9%87%91%E3%83%BB%E7%B0%A1%E6%98%93%E7%94%9F%E5%91%BD%E4%BF%9D%E9%99%BA%E7%AE%A1%E7%90%86%E6%A9%9F%E6%A7%8B
http://www.jp-bank.japanpost.jp/information/mineika/inf_mn_index.html
〔資料〕≪宋 鴻兵 著『通貨戦争―影の支配者たちは世界統一通貨をめざす』 より抜粋(20)≫|MelancholiaT ※郵政民営化「運用委託」
http://ameblo.jp/antibizwog/entry-11028633661.html
■FRBという事実上、不可侵の存在
≪≪ここで、アメリカの経済について、若干の説明が必要だと思います。アメリカという国は、乱暴な言い方をすればヨーロッパの属国です。政治的には大英帝国の植民地から独立しましたが、経済の核心部分ではヨーロッパの支配階級がオーナーを務めている国ということです。
〔※補足〜「FRB」「FRS」という略称について:連邦準備制度 Federal Reserve System(FRS)、連邦準備制度理事会 Board of Governors of the Federal Reserve System(FRS)/Federal Reserve Board of Governors(FRB)、12の地区連銀である連邦準備銀行 Federal Reserve Banks(FRB)。尚、日経・CSISバーチャル・シンクタンクのウェブサイトでは、連邦準備制度理事会 Board of Governors of the Federal Reserve System(FRS)としている〕
一番の証拠は、FRBの主要株主がヨーロッパの個人銀行主である点です。FRBは、金融政策を決定する最高意思決定機関であり、準備制度における中央銀行であるアメリカの連邦準備銀行のことですが、連邦準備銀行そのものは民間銀行であり、その株主はロンドン銀行をはじめとする、主にイギリスを中心としたヨーロッパ系なのです。
またFRBには、1913年12月23日のクリスマス休暇中に、ヨーロッパ名家や、ロックフェラー家 Rockefeller Family やモルガン家 Morgan Family〔※ロックフェラーとモルガンの両財閥については、広瀬 隆 著『億万長者はハリウッドを殺す《上・下巻》』(講談社 1986年刊行)を参照〕をはじめとするアメリカの名家の息の掛かった議員だけが突然集められ、成立したFRS(連邦準備制度)法案により成立させられたという驚くべき経緯があります。
面白いのは、アメリカの所得税法が、連邦準備銀行への利払いの為に導入されたものだという事実です。
アメリカでは、所得税の徴収は憲法違反とされていました。その後、1913年の合衆国憲法修正第16条に「議会は income に対して税を徴収することが出来る」とあることが、所得税徴収の根拠となっていますが、この income は、事業の利益(gain)のことであり、個人の労働報酬は income ではないとされており、個人所得税は連邦裁判所で違憲の判決が何度も出ているほどです。その為、アメリカには日本のような所得税法は無く、言ってみれば所得税徴収法があるのみなのです。
通貨であるドルの発行方法は、先ずアメリカ政府が財務省証券を発行します。これは日本で言うところの国債です。これをFRBが同額の小切手を発行することで引き受けます。この小切手をアメリカ政府がFRB傘下の銀行に入金することでドルが生み出されるのです。
財務省証券には金利が付いていますから、政府はFRBに対して利払いをする必要が生じます。その利払いの原資を確保する方法として、そもそもアメリカはFRBが創設された1913年に所得税を導入したという経緯(いきさつ)があるのです。連邦裁判決では、トマス・ジェファーソン Thomas Jefferson(1743−1826、第3代米大統領任期:1801〜1809)〔※―Freemasonry, Illuminati〕がかつて「税は平等に負担されるべきである」としたように、個人所得税は累進性がある為に違憲とされています。
実は。アメリカでは所得税を納めない高額所得者に対して、情け容赦ない強権を揮(ふる)います。内国歳入庁 Internal Revenue Service(IRS、いわゆる国税庁)所属の特殊部隊が銃を携帯して押し掛け、本人を連れ去ってしまうことさえあります。逮捕容疑は所得税徴収法違反で、最高15年の禁固刑です。
そうした強権を上流へと遡(さかのぼ)っていくと、FRBに辿り着きます。或る意味、FRBは大変恐い存在と言えるわけです。所得税法が無いのに、所得税を強引に徴収し、更にはそれをFRBへの国民からの利払いとして徴収しているのです。
アメリカの税収は、日本円に換算しておよそ600兆円。所得税は、その内の約380兆円です。その中のかなりの部分が、アメリカ政府がFRBに払っている利払い金とまで言われています。いわばヨーロッパのオーナー達に自国の通貨を印刷して貰う「印紙代」の支払いにアメリカ人が毎年、全員汗を流して働いているという構図です。
更に、FRBの議長人事は、大統領の指名になるわけですが、大統領はFRBが用意する候補者リスト以外の人選を行うことが出来ません。また、政府によるFRBへの監査権も無く、FRBは事実上、不可侵の存在になっているのです。
こうしたことを考えると、金本位制時代にアメリカから金準備が無くなっていった背景も何となく見えてきます。そもそも、1国の金準備がすっかり無くなってしまうなどということが、どうすれば起こるのか、私達はもっと想像力を逞(たくま)しくして理解する必要があるはずでしょう。
〔資料〕≪苫米地英人 著『現代版 魔女の鉄槌』 より抜粋(10)≫|MelancholiaT ※添付資料全般
http://ameblo.jp/antibizwog/entry-11279468141.html
〔資料〕G. Edward Griffin著, 吉田利子 訳『マネーを生みだす怪物―連邦準備制度という壮大な詐欺システム』(草思社 2005年刊行)
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%82%92%E7%94%9F%E3%81%BF%E3%81%A0%E3%81%99%E6%80%AA%E7%89%A9-%E2%80%95%E9%80%A3%E9%82%A6%E6%BA%96%E5%82%99%E5%88%B6%E5%BA%A6%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E5%A3%AE%E5%A4%A7%E3%81%AA%E8%A9%90%E6%AC%BA%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0-%E3%82%A8%E3%83%89%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%B3/dp/4794214545
〔動画〕『資本家の陰謀(1972年)』 By G. Edward Griffin 1〜5 - YouTube [47分12秒]
http://www.youtube.com/watch?v=hy3tPen4saM
http://www.youtube.com/watch?v=DqV3ASrKM20
http://www.youtube.com/watch?v=zUVuebhwapo
http://www.youtube.com/watch?v=vb4-Hbu9h2Y
http://www.youtube.com/watch?v=RGHI0AuYf3Q
■日本人が米財務省に払う税金
こうしたFRBの強権は、これまでも度々日本に及んでいます。かつて財政危機の時、宮澤喜一(1919−2007)元首相が財務省証券を売りたいとアメリカに打診したことがあります。アメリカ側は、日本がそれを売るということは宣戦布告と見なす、、と言ったそうです。アメリカ政府の強硬な発言で宮澤首相は震え上がり、以来、この話を一切出さなかったと言います。
〔※補足:三極委員会メンバーの中で日本側の委員長も務めた宮澤喜一は、三極委員会設立後、翌1974年外相、77年経企庁長官、80年官房長官、86年蔵相、87年副総理兼蔵相を歴任し、91〜93年の3年間首相となり、首相退任後も98年小渕内閣で蔵相、2000年森内閣で蔵相と財務相を務めた。
ちなみに、小泉純一郎(1942−)は宮澤内閣で郵政大臣(1992〜1993)に就任している。本人は郵政民営化をあくまで持論と主張しているが、この頃には既にエージェント化していたものと考えられる。
首相だけでなく、これだけ繰り返し経済担当大臣を務めた政治家は稀であり、宮澤が活躍した時代、つまり三極委員会が設立されて以後の日米関係は、より一層アメリカ主導になった。
85年プラザ合意、89年ブッシュ父大統領 George Herbert Walker Bush(1924−)の提案による日米構造協議、93年宮澤首相・クリントン大統領間で日米包括経済協議が開始されたが、首脳会談を行う宮澤喜一とビル・クリントン William Jefferson “Bill” Clinton(1946−)の2人は、共に三極委員会メンバーだった。翌94年から、米国による(対日)年次改革要望書という命令書が毎年送られてくるようになった〕
また、橋本龍太郎(1937−2006)元首相も、同じような目に遭っています。バブル崩壊後の経済不況の中で訪米した橋本首相は「これだけ苦しんでも経済が良くならない。財務省証券を手放してしまいたい誘惑に駆られることもある」と、会見で話してしまったのです。その時のアメリカ側の反応に恐れをなした橋本首相は、翌日、直ぐにその発言を撤回してしまいました〔※添付資料≪広瀬 隆 著『赤い楯』 第4章 最後の隠れ家:5「スイス銀行の金庫」、他 より抜粋(21〜22)≫を参照〕。
アメリカの財務省証券は、日本では日銀が主に引受けています。ここ数年、アメリカが発行する財務省証券の3分の1に当る30兆から40兆円を、日本が毎年大量購入しています。
日銀のホームページを見ると、財務省証券の保有高が公開されていますが、実はこれ、財務省証券のうちの為替介入で売買される、いわゆる短期物に限った数字になっているのです。
財務省証券には、10年、20年、30年といった長期物があり、これを日銀は大量購入しているはずですが、その保有残高は公表されていません。隠しているとすれば、凄い話です〔※『日本のゆくえアジアのゆくえ』より【図30・31・32A・32B・32C・33・34】『私物国家』より【日本人の個人金融資産(96年12月31日現在) 日銀統計】〕。
財務省証券については日米間で、或るルールが取り交わされています。日本が購入した財務省証券が満期を迎えると、償還されたお金で再び財務省証券を購入するというものです。
つまり、アメリカ側から見ると、借り換えです。永久に返さなくていいということです。財務省証券という紙と引き換えに、日本が常にお金を貸し続けてくれるというわけです。その結果、現在の日本は400兆円程度の財務省証券を保有しています。
最も、日本銀行券そのものも実は紙っぺらです。1万円札が持つ1万円という貨幣価値は、政府が裏書きしているわけでも、金準備があるわけでもありません。しかし、少なくとも日本のサラリーマンにとっては、1万円は自分が提供した労働対価としての価値があり、それを使って生活しているわけです。
そのお金が、日本では通用せず、換金も出来ず、償還もされない財務省証券と引き換えにアメリカへ吸い上げられることは、日本人が米財務省に毎年30兆円以上の税金を払っているということになります。≫≫
これ以上の出来事が更に、ゆうちょ銀行という「カラクリ」を通じて、私達に襲い掛かろうとしています。そのシナリオとは、私が掴んでいる限りでは、次のような筋書きです。
■新BIS規制という罠
≪≪ゆうちょ銀行の資金運用は、現時点では外国政府が発行する国債の購入には充てられないことになっています。ただ、ここには罠があります。それが、2007年3月期に郵政民営化に合わせて導入された「新BIS規制 BaselUAccord」です。≫≫
かつてのBIS規制では、自国の国債は、リスクゼロで評価していいことになっていました。国債保有分については、銀行の自己資本は毀損(きそん)されないとなっていたわけです。ところが、新BIS規制では、国債についてもリスク評価を行い、引当金を積まなくてはなりません。
日本の国債は、海外のそれに比べて低い評価がされています。日本という国は、バランスシート上は既に債務超過、つまり破産状態です。その発行する債券ですから評価が低いのは当然です。日本の財政が赤字国債の発行に依存していることは、先に述べた通りです。
しかも、国債がダブついており、その市中消化が危ぶまれていることも、既に指摘しました。消化が困難になって、国際価格が暴落すると、日本の財政は一溜りもありません。そこで、郵政事業の民営化に際して、独立行政法人の管理機構を作り、其処にこれまで郵貯が保有していた国債を放り込んで、とりあえず蓋(ふた)をして隠してしまいました。
しかし、このような経済状態を続けている日本の国債に高い格付けが付けられるはずはありません。ゆうちょ銀行は、引き続き新発債の購入を行うでしょうが、国債価格の下落により、逆ザヤとなってしまい、それが出来なくなるのは時間の問題です。
現在のところはゆうちょ銀行は誰にも貸し出しをしていないということで、民間銀行で唯一、新BIS規制の対象外と金融庁はしていますが、国債を買うということ自体が国への貸し出しですから、この論理をBISは何れ排除するでしょう。実際、国債購入のリスク計算をせよと言っているのですから。また、ゆうちょ銀行自体が住宅ローンへの参入を表明していますから、どちらにしてもこの論理は近々成り立たなくなります。
そのうち、制限された資金運用対象の改正が行われ、その中に当然、アメリカの財務省証券が含まれるようになるでしょう。新BIS規制の下、国民の貯金を守り、安定した利回りを続ける為に、そうせざるを得なくなるわけです。アメリカ財政も火の車ですが、日本国債よりも遥かに安全性が高く、また利回りがいいからです。単純に日本国債では逆ザヤで預金が目減りするからとも言えます。
■予(あらかじ)め仕組まれた日本
とすると、貯金はどんどん財務省証券に化けていくことになります。何と言っても、「俺の言うことを聞け」と言われて、イランへの送金を直ぐに停止してしまう銀行ですから、筋書きさえ出来ればアメリカ財務省に苦労はありません。
つまりアメリカ財務省は、当分の間、ある時払いの催促無しで、かつ返済計画さえ立てなくて済むようなファイナンスのルートを、日本から引き出したということです。
ゆうちょ銀行の帳簿上は、日本国債が財務省証券に取って代わるだけですから、現金の取り付け騒ぎでも起こらない限り、問題は何も生じません。貯金が取り崩され、減っている状況ならともかく、まだ増え続けていますし、安全神話に包まれた世界最大の銀行というブランド価値の力もあって、この趨勢(すうせい)があっさり崩れるとも思えません。
≪≪要は、新BIS規制という網が掛かった時点で、日本人の預金はアメリカ財務省のものになるように予(あらかじ)め仕組まれたのです。そうなると特別会計の原資が無くなり、日本は完全に破算です。≫≫
郵政民営化の議論が喧(かまびす)しく交わされた小泉純一郎元首相時代(2001〜2006)の国会論戦で、郵貯貯金が丸ごと乗っ取られるのではないか、という質疑がありました。しかし、その論点は深く掘り下げられることもなく、尻すぼみのまま消えていきました。
私はこの時も、ネオコン的な圧力があったのではないかと見ています。それが、FRBからのものなのか、それともブッシュ政権からのものか、それとも「Aがダメだと言っている」という手合いのものか、判然とはしません。ただ、宮澤元首相や橋本元首相が慌てふためいたと同じようなことが、実はあったのではないでしょうか。
そして、ゆうちょ銀行と直接関わりがあったかどうか分かりませんが、安倍晋三(1954−)前首相の降板にも、同じ支配者の影が差していると感じられてならないのです。
〔資料〕Michael Hudson著, 広津倫子 翻訳『超帝国主義国家アメリカの内幕』(徳間書店 2002年刊行) ※原著は1972年刊行
http://www.amazon.co.jp/%E8%B6%85%E5%B8%9D%E5%9B%BD%E4%B8%BB%E7%BE%A9%E5%9B%BD%E5%AE%B6%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%81%AE%E5%86%85%E5%B9%95-%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B1%E3%83%AB-%E3%83%8F%E3%83%89%E3%82%BD%E3%83%B3/dp/4198615209
〔資料〕Bill Totten 著『日本は日本のやり方で行け―アメリカに負けない方策』(PHP研究所 1998年刊行)
http://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AF%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E3%82%84%E3%82%8A%E6%96%B9%E3%81%A7%E8%A1%8C%E3%81%91%E2%80%95%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%81%AB%E8%B2%A0%E3%81%91%E3%81%AA%E3%81%84%E6%96%B9%E7%AD%96-%E3%83%93%E3%83%AB-%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%86%E3%83%B3/dp/456960143X
〔資料〕日本の「バブル経済」はアメリカによって仕掛けられた壮大な罠だった - にほん民族解放戦線 2007年7月28日 ※重要
http://blog.goo.ne.jp/nanbanandeya/e/5409b785e5b1d90fa5e0acbf95863dc6
〔資料〕日本は何故「負債大国」となったか? By Michael Hudson 1〜9 - kobaの開拓日誌
http://square.umin.ac.jp/koba-Riv/keizaigaku/keizaigaku%20index%20.html
「日本の有権者は、大蔵省や与党が何故消費税増税を迫っているのか、その理由を理解すべきである。これは極めて重要なことなのだ。日本の歳出を補う為に必要な税金を投資家が支払っていない為に、消費者が代わって税金を払わなければならないのである」
「日本の財政問題や国債残高の問題を語る時、日本政府は国民への課税が少な過ぎる、或いは歳出が多過ぎる、という言い方をする。これは金融、保険、不動産部門の税負担が低過ぎるという事実から焦点を逸らして、日本国民全体がもっと税金を支払うべきだということを仄(ほの)めかす為である」、他
〔資料〕むしられ続ける日本:日本政府、日本企業が所有する米国債の実体 - 本山よろず屋本舗 2001年1月14日
http://homepage2.nifty.com/motoyama/bond.htm
〔資料〕≪広瀬 隆 著『地球のゆくえ』 第3章 細川政権誕生の謎、他 より抜粋(3)≫|MelancholiaT ※Lazard Frères&Co.―澄田 智
http://ameblo.jp/antibizwog/entry-11084724762.html
〔資料〕≪広瀬 隆 著『地球のゆくえ』 第3章 細川政権誕生の謎、他 より抜粋(6)≫|MelancholiaT ※Lazard Frères&Co.―澄田 智―日本ユニセフ協会―細川佳代子、他
http://ameblo.jp/antibizwog/entry-11089234073.html
〔資料〕≪関岡英之 著『国家の存亡―「平成の開国」が日本を滅ぼす』 より抜粋(7)≫|MelancholiaT ※【日経・CSISバーチャル・シンクタンクの顔触れ(新自由主義者達の饗宴)】 【CSIS-HGPI】細川佳代子 【三極委員会】
http://ameblo.jp/antibizwog/entry-11076818385.html
〔資料〕世界の中央銀行金保有ランキング(IMFの国際金融統計2010年9月版に依拠) - 哲野イサクの地方見聞録 2010年11月10日
http://www.inaco.co.jp/isaac/shiryo/world_data/world_gold_council.html
〔資料〕財務省証券(米国債)の保有者 2010年12月発表 - 哲野イサクの地方見聞録 2010年12月23日
http://www.inaco.co.jp/isaac/shiryo/Economy_of_the_US/05.htm
〔資料〕アメリカ財務省証券(米国債)国外保有者 2009〜2010年の推移 アメリカ財務省及び連邦準備制度 2011年2月28日発表 - 哲野イサクの地方見聞録 2011年3月2日
http://www.inaco.co.jp/isaac/shiryo/Economy_of_the_US/06.htm
〔資料〕他国をダミーに大量のアメリカ国債(財務省証券)を保有していた中国 - 哲野イサクの地方見聞録 2011年3月2日
http://www.inaco.co.jp/isaac/shiryo/zatsukan/021/021.html
※本文内容に関する誤りの指摘
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1424620119
〔資料〕緊急事態法制:2.アメリカ (B)国際緊急事態経済権限法(IEEPA) By 清水隆雄(PDF、全12頁)
http://www.ndl.go.jp/jp/data/publication/document/2003/1/20030105.pdf
〔資料〕売れない米国債を購入したゆうちょ銀行 - 世界の真実の姿を求めて!2010年7月15日
http://www.asyura2.com/11/hasan72/msg/130.html
http://members.jcom.home.ne.jp/u33/i%20think%20091123urenai%20beikokusai.htm
〔資料〕≪広瀬 隆 著『赤い楯』 第4章 最後の隠れ家:5「スイス銀行の金庫」、他 より抜粋(21〜22)≫|MelancholiaT ※The Basel Club、日本を“狙い撃ち”した「BIS規制」の嘘、他
http://arsmagna.jimdo.com/melancholiaT-roentgenium-資料保管庫-目次/
〔資料〕≪斎藤貴男 著『消費税のカラクリ』 第3章 消費者が知らない消費税の仕組み、他 より抜粋(4〜11)≫|MelancholiaT ※小泉純一郎・竹中平蔵らによる「構造改革」の正体、竹中平蔵の正体、(対日)年次改革要望書、松下政経塾の正体、MRA、郵政民営化研究会、郵政選挙と広告代理店(BBDOとFleishman-HillardはロックフェラーのOmnicom Group Inc.傘下企業)、他
http://arsmagna2.jimdo.com/melancholiaT-roentgenium-資料保管庫-目次/
〔資料〕≪宋 鴻兵 著『通貨戦争―影の支配者たちは世界統一通貨をめざす』 より抜粋(20)≫|MelancholiaT ※郵政民営化「運用委託」
http://ameblo.jp/antibizwog/entry-11028633661.html
〔資料〕竹中平蔵「日銀は変化球やめ国債購入の直球投げよ」 vs. 白川方明「際限ない国債買い入れは制御不能なインフレ招く」 - 園田義明めも。 2012年4月22日
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2012/04/22/6421833
〔資料〕やさしいデリバティブ 目次 - 知るぽると 金融広報中央委員会
http://www.shiruporuto.jp/finance/kinyu/deriv/index.html
〔資料〕国際決済銀行 Bank for International Settlements(BIS):BaselUAccord(新BIS規制) - Wikipedia
http://en.wikipedia.org/wiki/Bank_for_International_Settlements
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〔資料〕Banking:The Basel Club - TIME 1963年6月23日
http://www.time.com/time/magazine/article/0,9171,839561,00.html
〔資料〕Google books - 東谷 暁 著『BIS規制の嘘―日本と世界の金融危機を招いた元凶』(PHP研究所 2009年刊行)
http://books.google.co.jp/books?id=wF2iDgVM3BIC&printsec=frontcover&hl=ja&source=gbs_ge_summary_r&redir_esc=y#v=onepage&q&f=false
〔資料〕安倍晋三と日本の闇 - 日本人が知らない 恐るべき真実 2006年8月14日
http://d.hatena.ne.jp/rainbowring-abe/20060814
〔資料〕≪NHKスペシャル『圓の戦争』 より文字起こし≫|MelancholiaT ※ミャンマー―麻薬利権・天然ガス、小泉進次郎(CSISエージェント)、安倍夫妻
http://ameblo.jp/antibizwog/entry-11287692118.html
■「勤倹貯蓄」という不確かな国民性
ところで、日本人は勤倹貯蓄に励む国民性を有していると言うことが、いつの間にかしきりと言われるようになり、私達もすっかりその気になっています。しかし、本当にそうでしょうか。
ゆうちょ銀行の話をするついでに、郵政事業の生みの親である前島 密(まえじま ひそか 1835−1919)のことを思い付いたのですが、残された当時のエピソードを読むと、日本人が必ずしもそのような国民性に染まっていたわけではなかったようです。
イギリスの郵便貯金事業を視察して帰国した前島は、明治8年、郵便局に郵便貯金制度を導入しました。ところが、制度はスタートしたものの、一般の国民はまだ貯蓄意識が低く、郵便貯金にはなかなか集まらなかったのです。弱った前島は、識者や地域のオピニオンリーダーに、広く国民に貯蓄思想を普及する手助けをして貰おうと頼んで回ったものの、「国民の気質に合わない」と断られることが多かったと言うのです。
明治、大正の文献を読んでもそうですが、日本人が勤倹貯蓄に励む国民性であるとする確たる証拠は殆んどありません。現代においても、郵便貯金を奨励する郵便局などが、日本人の勤倹貯蓄を美徳として謳い文句にしていることが目立つくらいです。
私は、実は勤倹貯蓄を奨励する風潮は、前島 密の郵便事業の導入と共に広まっていき、それが戦後の焼け跡を生き抜こうとする日本人の合言葉として定着したのではないかという仮説を持っています。
もしそうだとすれば、これは皮肉なものだと言わざるを得ません。何故なら、美徳として囃(はや)し立てられ、その気にさせられて蓄えた貯金が、ものの見事に強者に吸い上げられるという結果を招いているからです。
■マネーサプライは「借金総額」
そもそも貯金や預金をすることは、決して良いことではありません。私は、貯金、預金は即刻止めるべきだと考えていますし、折に触れてそのように話をしてきました。実際に私の会社では、社員の年金積み立ての代わりに、純金(金塊)を積み立てることが出来ないかと検討したほどです。純金(金塊)を購入出来れば、預貯金することなく将来必要なお金を用意出来るからです。
預貯金のカラクリは、マネーサプライ Money Supply(通貨供給量)/マネーストック Money Stock(通貨残高)という経済用語を吟味すると、解ってきます。マネーサプライは、市中に供給されたお金のことを指す言葉だと一般に理解されていますが、これだけではそれが私達にどう関係することなのか、本当の姿を把握することは出来ないでしょう。
経済の虚飾を削ぎ落として言えば、マネーサプライとは借金の総額である、と言うことが出来ます。お金の供給が増える、つまりマネーサプライが増えるというのは、言わば見せ掛けのお金、それも借金が増えるということなのです。
ところで、不幸なことに、私達が勤倹貯蓄して預けた郵便貯金は、やがて私達を苦しめる結果を齎(もたら)すはずです。そのことについて述べる前に、マネーサプライの何処に問題があるのか、その点を明らかにして論を進めていきましょう。
先ず、銀行の成り立ちを考えてみてください。
銀行は、人が預けたお金を他の人に貸して、その金利で稼いでいます。実は、日本では人から100万円を預かった場合、そのおよそ1000倍の10億円ものお金を他の人に貸すことが出来るのです。これが銀行の信用創造機能と言われるものだと、経済学の教科書にはもっともらしい解説が載っています。但し、教科書では何故か、現在でも10倍という数字が使われていますが。
銀行は随分特権的なやり方で営業を行うことが出来るわけですが、何故それが許されているのか調べても、納得のいく根拠は何処にも見当たりません。
〔資料〕「支那事変国債」売り出し宣伝ポスター - 『写真週報』 にみる昭和の世相
http://www.jacar.go.jp/shuhou/topics/topics01_03.html
〔資料〕貯蓄奨励ポスター - 『写真週報』 にみる昭和の世相
http://www.jacar.go.jp/shuhou/topics/topics01_04.html
〔資料〕公的年金制度における年金記録管理問題の歴史的経緯 By 密田逸郎 2008年9月(PDF、全15頁) ※「厚生年金」は戦費調達、「国民年金」は財政投融資による長期年金資金の活用を目的としたもの
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/cg/ss/sansharonshu/442pdf/03-02.pdf
〔資料〕年金積立金は、本当はいくら残っているのか? - 学習院大学教授・鈴木 亘のブログ(社会保障改革の経済学) 2012年3月29日
http://blogs.yahoo.co.jp/kqsmr859/36208916.html
〔資料〕マネーサプライ Money Supply(通貨供給量)/マネーストック Money Stock(通貨残高) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4
〔資料〕前島 密(1835−1919) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%89%8D%E5%B3%B6%E5%AF%86
〔資料〕内閣記録局 編『法規分類大全 運輸門之巻(1891年)』:第7 郵便局所・郵便区画線路・郵便為替・郵便貯金・飛信 - 近代デジタルライブラリー
http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/994235
〔資料〕郵便貯金制度の歴史的意義〜大蔵省預金部資金の形成過程〜 By 伝田 功 1972年(PDF、全26頁)
http://libdspace.biwako.shiga-u.ac.jp/dspace/bitstream/10441/8402/2/KEIZAI%20SHIRYOKAN%20KIYO_005_001-026Z.pdf
〔資料〕藤沢利喜太郎の保険思想:12.簡易保険の創成と藤沢 By 小林惟司(PDF、全47頁)
http://www.jili.or.jp/research/search/pdf/C_90_1.pdf
〔資料〕明治期郵便貯金制度の歴史的展開〜大衆資金動員システム形成に関する試論〜 By 田中 光 2008年(PDF、全33頁)
http://jww.iss.u-tokyo.ac.jp/publishments/dp/dpj/pdf/j-170.pdf
〔資料〕日本人の貯金性向の淵源〜郵便貯金制度に着目して〜 By 岩崎浩之(PDF、全2頁)
http://www.soc.titech.ac.jp/publication/Theses2011/graduate/07-03463.pdf
〔資料〕高度成長期郵便貯金の発展とその要因〜郵便貯金増強メカニズムの形成を巡って〜 By 伊藤真利子(PDF、全18頁)
http://www.teipark.jp/display/pdf/research_01_06.pdf
〔資料〕安定成長期の郵便貯金〜郵便貯金増強メカニズムの変化とその要因〜 By 伊藤真利子(PDF、全16頁)
http://www.teipark.jp/display/pdf/research_02_05.pdf
〔資料〕バブル経済下の郵便貯金〜「90年ショック」を巡って〜 By 伊藤真利子(PDF、全24頁)
http://www.teipark.jp/display/pdf/research_03_05.pdf
※『郵政資料館 研究紀要』PDF資料一覧
http://www.teipark.jp/display/pdf/
(6頁へ続く)
(5頁からの続き)
■信用創造のカラクリ
≪≪さて、信用創造を行う為に必要な銀行が保有する預金額のパーセンテージ Percentage(百分率、百分比)を「預金準備率(支払準備率)」と言います。銀行はこの準備率に見合うお金を、日銀の当座預金に預けるよう義務付けられています。要するに、銀行が貸出を行う為の証拠金ということです。
準備率は、特に決った数式で導き出されるパーセンテージがあるわけではありません。その算定根拠はやはり希薄で、経済学の教科書では「準備率を仮に10%とする」という記述が見られるだけです。
余談ですが、中国人民銀行(中国の中央銀行)は当初、準備率を10%としていました。それが引き上げられ、今では13.5%になっています。資本主義を学びたてだった中国共産党は、準備率の決め方が分からず、教科書通りに信用創造を始めたということでしょう。
現在(いま)の日本の準備率はと言えば、定期性預金ならば、0.05〜1.2%、その他の預金なら0.1〜1.3%に過ぎません。驚くほど僅かな証拠金と言えます。
話を簡略化する為に、日本の全ての預金の準備率が1%だったと仮定しましょう。銀行は100万円を預かると、全額を日銀に預け、9900万円を借り手の口座に創設することが出来ます。つまり合計の預金残高は1億円になります。1%の準備率でマネーサプライは100倍に増えるのです。日本の現在の準備率は0.1%程度ですから、100万円の預金があれば10億円が創造されるということです。
これが、マネーサプライ Money Supply(通貨供給量)/マネーストック Money Stock(通貨残高)が増えるカラクリです。つまり、準備制度の下では、銀行は信用(つまり借りてから見ると借金)を元手の100倍や1000倍生み出すことが出来る、というのがマネーサプライのカラクリです。
と言うことは、例えば皆さんがマンションの購入に銀行から30年ローンで4000万円の借金をしたとします。この為には銀行は、元手として4万円から40万円の預金があればいいということです。バブルの崩壊は、担保としての不動産の価値が2分の1とか10分の1になることで起こりましたが、実際は100分の1とか1000分の1にならない限り銀行は損をしていないのです。
ですから、本来、銀行業に「不良債権」という概念は無いのです。
実際のところ、4000万円のローンでは、恐らく皆さんは毎月20万円とかの元利払いを30年間し続け、合計7300万円の総額を支払うことになるでしょう(金利4.5%の場合)。ところが、銀行は最初の元利払いが始まった時に元手は回収していて、その後の30年間は元手無しのボロ儲け状態が続くのです。これが準備制度のカラクリです。
いわゆる「不良債権」という概念は、単純に言えば日本の銀行を潰す為、もしくは日本のバブルを崩壊させる為に、わざわざ銀行に一般企業のような会計制度を導入し、借り手の返済能力の低いローンを不良債権と呼び、それが多い銀行は不健全であるとしたものです。
実際は借り手がローンの100分の1とか、1000分の1を返したところで全てのローンは不良債権ではないにも関わらずです。当時の日本政府が欧米の圧力により日本の銀行を潰し、欧米に譲り渡したのです。≫≫
■死に物狂いで働く日本人
≪≪このように、マネーサプライは信用の合計金額であり、借金の総額です。
日本はマネーサプライが増えているので良い状態だ、とコメントする経済評論家を時々見掛けますが、本来なら借金が増えて良かったと言う人はいないはずです。現代のマネー経済では、そうした嘘が巧く使われているわけです。
このようにマネーサプライは借金の総額ですから、世界中で21世紀の借金チャラ令が出た瞬間に、マネーサプライそのものが消滅します。
私が「経済をやめてしまって、マネーサプライなんかなくしてしまえ」とでも言おうものなら、「マネーサプライがなくなると、世界が潰れる。大変なことになりますよ」と、即座に激しい反論が返って来るでしょうが、本当にそうでしょうか。借金が無い世界のほうが、ずっと健全な世界のはずです。世界にしても、潰れることなどあり得ません。
単純に言えば、マネーサプライ増大の結果生れた、国の借金800兆円を返す為に我々は日々働いているのです。もしくは、マネーサプライ全体に対する本来存在する必要のなかった金利を返す為に我々は日々働いているのです。日本人の金融資産の合計は1400兆円と言いますが、逆に言えば、借金の合計が1400兆円ということでもあります。その金利負担は全て、直接、間接的に我々が負うのです。
しかしながら、「借金が大きいほど健全で、借金チャラのほうが恐ろしい世界である」と、どうしても思い込むような心理を作り上げてしまっています。
それは、お金の見掛け上の数字が大きければいい、という話に過ぎません。私達は、完全にそう信じ込まされているだけで、そうした洗脳がマネーサプライ制度の本質だということです。
支配者はリアリティを作る、という話を先に述べました。今日本を席捲している外資のハゲタカファンド、或いは投資銀行に勤め、「俺の年収は凄い」と自画自賛している日本人は、こうしたマネー経済の作られたリアリティの虜になり、更なる奴隷を生み出そうと死に物狂いで働いています。実際は、もしマネーサプライが無ければ、我々は遥かに裕福な生活をしているはずなのに、です。≫≫
〔資料〕準備預金制度:準備率と運用 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BA%96%E5%82%99%E9%A0%90%E9%87%91%E5%88%B6%E5%BA%A6
〔資料〕財政赤字、銀行、マネーサプライについて人々が知らない7つの真実 By Mike Adams - NaturalNews.com 2011年8月2日
http://rockway.blog.shinobi.jp/Entry/602/
■「勤倹貯蓄」が招く悲劇
≪≪その結果、何が起こるでしょうか。
郵便貯金で国債を購入し、その資金で財務省証券が購入されるというルートによってアメリカ財務省に吸い上げられた皆さんの郵便貯金が、FRBを通じてアメリカ国内の信用創造で何百倍にも膨れ上がり、その資金がハゲタカファンドに流れ込んで、日本の土地や企業を買い漁っていきます〔※『日本のゆくえアジアのゆくえ』より【図30・31・32A・32B・32C・33・34】『私物国家』より【日本人の個人金融資産(96年12月31日現在) 日銀統計】〕。
〔※補足〜「FRB」「FRS」という略称について:連邦準備制度 Federal Reserve System(FRS)、連邦準備制度理事会 Board of Governors of the Federal Reserve System(FRS)/Federal Reserve Board of Governors(FRB)、12の地区連銀である連邦準備銀行 Federal Reserve Banks(FRB)。尚、日経・CSISバーチャル・シンクタンクのウェブサイトでは、連邦準備制度理事会 Board of Governors of the Federal Reserve System(FRS)としている〕
銀行預金にしても同じことが言えます。元々日本人のお金だったものが、預金の運用先が海外金融商品になることでいつの間にか海外の投資家が自由に使える1000倍のお金に変わり、そのお金で日本人が持っている資産を持っていかれるわけです。つまり、お金も、日本に固有の資産も、奪われるのです。
例えば、仮に「自分の親は実家だけでなくもう一軒家を持ちそれを貸しているし、結婚相手の実家も同様だ。合計で4軒の家があり、将来的に自分達が暮らす不動産には困らない」というような人がいたとします。確かに、少子化と核家族化で、将来的に日本人が暮らす為のマイホームの絶対数が余る時代がやって来るかのように感じられますが、これは大いなる誤解と言わなくてはなりません。
何故なら、そのマイホームはその時既に外資の所有物になっているはずだからです。日本人がせっせと貯めた貯金が海外に流れ、それが100倍、1000倍になって日本に返って来て、そのお金で日本の土地や建物が買われている。それは近い将来起こることではなく、既に東京・六本木などで現実に起こっていることです。私達が貯蓄したお金が、まさにこのような結果を招いています。
このように、今起こりつつあることは、勤倹貯蓄に励んだことが、自分の資産をごっそり奪っていくという、極めて深刻な事態です。これ以上に屈辱的な奴隷化が、国際経済の中でかつてあったでしょうか。だからこそ、私は、貯金を即刻止めるべきだと言っているのです。≫≫
■国債の購入で預貯金は目減りする
≪≪日本を支配する薩長勢力の一部は、恐らくこのことを早くから理解していたはずです。
例えば、竹中平蔵(1951−)元大臣が推進した郵政民営化のスキームは、明らかに郵貯の丸取りプロジェクトだったと言えます。国民の目からが隠されていましたが、郵貯を民営化して、そっくりそのまま外資に持たせる、その意図が見え見えでした。つまり、2000年、日本長期信用銀行を外資に売った時と同じルールに則(のっと)ってやる、ということでしょう。
ところが、これにはさすがの官僚達も抵抗したのでしょう。独立行政法人の管理機構を作り、少なくとも貯金そのものを譲り渡すことはしませんでした。その為の法律まで作り、そこに「国債以外は買えない」と明記しました。
大したものだ、よくそこまで抵抗したよ、という感じですが、それは即(すなわ)ち「アメリカに郵貯を渡してしまったら絶体絶命だ」という裏事情を、図らずも雄弁に物語る抵抗でもあったわけですが。何しろ官僚の利権そのものである特別会計200兆円の原資を丸々持って行かれてしまうリスクを彼らがよく解っていたということです。
もう1つ、2007年3月期導入の新BIS規制に対しても、それが罠であることを感じ取ったのか、官僚達は少なからず抵抗しました。
新BIS規制に従うと、相場によって金利が変動する国債は、市中金利との逆ザヤが生じる可能性があり、リスク商品ということになります。だから、国債をも厳格に査定しなくてはならないということになるわけですが、それに対して官僚は「ゆうちょ銀行は、貸し出していないのでそのケースには当らない」と突っぱねようとしたのです。
その時の官僚の理屈は、こうです。
<
《新BIS規制がリスクと言う時、それは預金者保護を目的としている。貸し出しをする側のリスクだと解釈出来る。そうしてみると、郵貯は事実上、貸し出しをしていない。何故なら、郵貯は全て国の特別会計に組み入れられているからだ。お金を貸していない銀行であるゆうちょ銀行に、新BIS規制のリスク要因を当て嵌める必要はない》
>
郵貯は実際にはお金を貸し出しています。個人でも、郵貯からお金を借りることは出来るのですが、銀行のように人からお金を集めて、準備率で1000倍にも増やして貸し出すということは今のところやっていません。彼らは、それを強調したわけです。しかし、そんな理屈はいとも簡単に破られてしまいます。
第1に、そんな銀行が民間銀行になったら、直ぐ潰れます。銀行法により堂々と利用可能な準備制度を利用せず、また、預金利回りより有利な運用の出来ない銀行はアウトです。
第2に、論理がなっていません。貸出先にお金を貸していないことが問題なのではなく、新BIS規制では、預貯金が目減りするリスクを問題にしているのです。貸し出していようがなかろうが、リスクはリスクなのです。このことは次章で述べますが、国債を購入することで、実際預貯金は目減りするのです。
第3に、国債を購入するということは、国に貸し出しをしているということです。その日本という国は借金800兆円の債務超過の国です。貸し倒れリスク計算をするのは当然のことです。「ゆうちょ銀行は貸し出していないので、新BIS規制は当らない」という日本政府の言い分は子供騙しのレベルでBISには通用しないでしょう。
恐らく、政府官僚がこう発言したのは、これしかないという確信犯であったのだと思います。虚しいことに、こうした抵抗も、ゆうちょ銀行完全民営化までのささやかな抵抗に終ります。ゆうちょ銀行は今後2009年に株式上場というスケジュールを控えていますから、日本国債の暴落という問題は、時限爆弾として依然、時を刻み続けているわけです。
政府保証債と赤字国債の残高は、財務省のホームページではおよそ600兆円とあります。税収が50兆円に満たない国で、年々借金を増やしていながらこの残高です。返せるわけがありません。そしてそれは全て、日本国民の預貯金が買っている国債の総額です。決して日本国民が直接買っている国債の総額ではありません。
政府はここぞとばかりに個人向け国債をPRし、さも国民が買っているかのように見せ掛けています。国債を個人に引き受けさせてしまおうというスキームも既に俎上(そじょう)に上(のぼ)っています。今時、表面利率がせいぜい1%台の金融商品を買う個人など、何処を探してもいないのです。もしいたとしても、それは騙されてしまった一部の国民というに過ぎないのです。
郵政民営化と新BIS規制――。
この2つの仕掛けによって、ゆうちょ銀行の貯金がアメリカの財務省証券、もしくはアメリカの投資銀行が仕掛けた海外金融商品に換わる日は、もう直ぐそこです。そして、日本という国は、国債の消化が出来なくなり、国債相場の暴落の日をひたすら待つだけだと言えます。
そして何よりも、一般会計と特別会計合わせて実質300兆円という日本の国家予算の原資の3分の2である200兆円が無くなるということです。国家は破産し、民間は大不況となり、国民はハイパーインフレ Hyper Inflation に窮するでしょう。≫≫
■更なる奴隷国家へ
日本がIMF(国際通貨基金)の管理下に置かれることを、臆面もなく話題にする政治家や官僚も既に出始めました。確かにこのまま行けば遅くとも5年以内に、日本がIMF管理下に置かれることは、先ず間違いありません。日本はもはや債務超過であり、その問題を先送りすることも出来なくなりましたから、当然のことです。郵政民営化でこれが決定的になりました。
日本がIMF管理下に置かれるということは、政治的に独立国ではなかった日本が、経済的にも独立国ではなくなるということです。
その結果、既にIMFの管理下に置かれた韓国と同様、極端な外資の導入、企業の徹底的な再編が待っているということです。韓国はそうした社会、経済改革を行って一時はV字回復を遂げましたが、その後、数々の改革の矛盾に直面し、経済状況は悪化、雇用面でも大きな不安を抱えたまま、先の大統領選挙を迎えました。
日本の場合にも言えますが、財政破綻寸前の状況が露呈するわけですから、それが茨の道であることに間違いはないのです〔※『日本のゆくえアジアのゆくえ』より【図32A・32B・32C・34・47A・47B・47C・48・49・50A・50B】〕。
そこで、私達は何をどうすればいいのでしょうか?見せ掛けのマネー経済に踊らされる奴隷から、自らを解放する為に、次章ではこの問題をもう少し深く掘り下げてみましょう。
〔資料〕如何にして富が世界に貧困を齎すのか By Michael Parenti - Anti-Rothschild Alliance
http://rothschild.ehoh.net/material/12.html
〔資料〕貧困と飢餓が起こる真の原因構造(世銀が貧困と飢餓を拡大させた) - にほん民族解放戦線 2008年10月2日
http://blog.goo.ne.jp/nanbanandeya/e/21a36493c36282262689f2221bb30bf2
〔資料〕アジア通貨危機 Asian Financial Crisis - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2%E9%80%9A%E8%B2%A8%E5%8D%B1%E6%A9%9F
〔資料〕韓国の経済どうなる?1〜IMFの介入により、外資に乗っ取られた国内企業・金融機関〜 - 金貸しは、国家を相手に金を貸す 2008年11月5日
http://www.financial-j.net/blog/2008/11/000724.html
〔資料〕韓国の経済どうなる?2〜紙幣を刷る中央銀行が赤字?〜 - 金貸しは、国家を相手に金を貸す 2008年11月20日 ※大手7行の株主保有構造
http://www.financial-j.com/blog/2008/11/000730.html
〔資料〕韓国証券市場 外国人の保有分が33.3%に上昇 - 聯合ニュース 2012年7月15日
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2012/02/10/0200000000AJP20120210000900882.HTML
http://d.hatena.ne.jp/vnasoinvro/20100808/1281254601
〔資料〕朴 槿恵(1952−) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%B4%E6%A7%BF%E6%81%B5
http://www.afpbb.com/article/politics/2888832/9234879
〔資料〕≪苫米地英人 著『現代版 魔女の鉄槌』 より抜粋(12)≫|MelancholiaT ※朦朧会見とIMF9兆円融資の真相、消費税増税―IMF=財務省
http://ameblo.jp/antibizwog/entry-11284541707.html
〔動画〕第180回国会 参議院予算委員会 第22回 2012年7月10日 森ゆうこ・国民の生活が第一議員の質疑 - YouTube [17分44秒] ※IMFへの融資額について
http://www.youtube.com/watch?v=l5HvhsYqLQg
〔資料〕日本の借金時計 - team-nippon 平山 誠
http://www.team-nippon.com/
〔資料〕野田総理(松下政経塾第1期生)は、IMFの要求通り消費税を上げる - 国際金融と日本 2012年4月1日
http://zaiseijapan.blog.fc2.com/blog-entry-208.html
〔資料〕消費税増税、IMFからのお墨付き? - 「生きる権利、生きる自由、いのち」が危ない! 2012年1月25日
http://ameblo.jp/hirumemuti/entry-11145542277.html
※消費税増税の先にあるもの
http://9300.teacup.com/donannto/bbs/1481
◇
〔資料〕インタビュー #251 新自由主義は、人間の尊厳をかえりみない By 斎藤貴男 - MAMMO.TV ※重要
http://www.mammo.tv/interview/archives/no251.html
〔資料〕≪斎藤貴男 著『消費税のカラクリ』 第3章 消費者が知らない消費税の仕組み、他 より抜粋(4〜11)≫|MelancholiaT ※小泉純一郎・竹中平蔵らによる「構造改革」の正体、竹中平蔵の正体、(対日)年次改革要望書、松下政経塾の正体、MRA、郵政民営化研究会、郵政選挙と広告代理店(BBDOとFleishman-HillardはロックフェラーのOmnicom Group Inc.傘下企業)、他
http://arsmagna2.jimdo.com/melancholiaT-roentgenium-資料保管庫-目次/
〔資料〕≪宋 鴻兵 著『通貨戦争―影の支配者たちは世界統一通貨をめざす』 より抜粋(20)≫|MelancholiaT ※郵政民営化「運用委託」
http://ameblo.jp/antibizwog/entry-11028633661.html
〔資料〕≪「対日年次改革要望書」とTPP:日本語翻訳 PDFファイル(1996年〜2011年)≫ ※東北大震災、福島原発事故、TPP、余りにも出来過ぎた一連の流れ、【国会質疑の中で取り上げられた「(対日)年次改革要望書」 両院会議録記述一覧(43件)】
http://ameblo.jp/antibizwog/entry-11066706411.html
〔資料〕売れない米国債を購入したゆうちょ銀行 - 世界の真実の姿を求めて!2010年7月15日
http://www.asyura2.com/11/hasan72/msg/130.html
http://members.jcom.home.ne.jp/u33/i%20think%20091123urenai%20beikokusai.htm
〔資料〕≪広瀬 隆 著『赤い楯』 第4章 最後の隠れ家:5「スイス銀行の金庫」、他 より抜粋(21〜22)≫|MelancholiaT ※The Basel Club、日本を“狙い撃ち”した「BIS規制」の嘘、他
http://arsmagna.jimdo.com/melancholiaT-roentgenium-資料保管庫-目次/
〔資料〕竹中平蔵「日銀は変化球やめ国債購入の直球投げよ」 vs. 白川方明「際限ない国債買い入れは制御不能なインフレ招く」 - 園田義明めも。 2012年4月22日
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2012/04/22/6421833
〔資料〕やさしいデリバティブ 目次 - 知るぽると 金融広報中央委員会
http://www.shiruporuto.jp/finance/kinyu/deriv/index.html
〔資料〕国際決済銀行 Bank for International Settlements(BIS):BaselUAccord(新BIS規制) - Wikipedia
http://en.wikipedia.org/wiki/Bank_for_International_Settlements
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E6%B1%BA%E6%B8%88%E9%8A%80%E8%A1%8C
〔資料〕Banking:The Basel Club - TIME 1963年6月23日
http://www.time.com/time/magazine/article/0,9171,839561,00.html
〔資料〕Google books - 東谷 暁 著『BIS規制の嘘―日本と世界の金融危機を招いた元凶』(PHP研究所 2009年刊行)
http://books.google.co.jp/books?id=wF2iDgVM3BIC&printsec=frontcover&hl=ja&source=gbs_ge_summary_r&redir_esc=y#v=onepage&q&f=false
〔資料〕≪苫米地英人 著『洗脳支配―日本人に富を貢がせるマインドコントロールのすべて』 より抜粋(1)≫|MelancholiaT ※添付資料全般。日経・CSISバーチャル・シンクタンク―FRS・CIA、消費税増税の先にあるもの、経団連の政策提言、法人税の減収額と消費税税収の推移、他
http://ameblo.jp/antibizwog/entry-11279468141.html
〔資料〕外国人持ち株比率ベスト100 999銘柄(常時更新) - StockWeather 個人投資家向け投資・株式情報 ※外国人持ち株比率が高く、法人税もろくに納めない経団連のグローバル企業は“日本企業”と呼べるのか?
http://www.stockboard.jp/flash/sel/?sel=sel533
http://stockboard.jp/flash/ranking.html
◇
(7頁へ続く)
(6頁からの続き)
〔苫米地英人 著『洗脳支配―日本人に富を貢がせるマインドコントロールのすべて』 第4章 経済で行われる洗脳テクニック より P.138−P.190〕
■銀行に現金は無い
≪≪通帳に1000万円、2000万円と記載されているので、「私の1000万円、いま欲しいんだけど」と銀行の窓口で申し出ても、現金は絶対に下ろせません。無い、のです。
私は幾つかの会社を経営してます。その為、1000万円クラスの取引をしなくてはならないことがありますが、当日に現金が必要になっても、絶対に無いのです。その時、銀行員が言う言葉は「最低でも前日に仰(おっしゃ)って下さい」。
給料日の集中する毎月25日など特別な日は、さすがに銀行も現金を用意しています。しかし、如何に都市銀行と言えども、普段の日にそれを期待しても無駄なのです。「前日にお知らせ頂ければ・・・・・・」と言うのであれば、「私の普通預金、いつから通知預金になったんでしょう。当然、利率は通知預金のほうが高いんですよね」と一発かまして、利率の変更を要求しなくてはならないような事態です。
つまり、1000万円と言っても、口座にそれが「入っている」のではなく、通帳に1000万円と「書いてある」だけのことなのです。
皆さんが5000万円のローンを組んで不動産を買うとします。銀行は不動産に抵当権を設定する手続きを行い、皆さんの通帳に5000万円と数字を書きます。これで5000万円の借金が生れます。それを銀行小切手か振り込みで売り手の口座に入金するわけですが、その時も売り手の通帳に5000万円という数字が印字され、皆さんの口座の数字がゼロになるわけです。この間、現金は一度も動きません。
5000万円の現金を下ろすことなどありませんが、それを紙で行おうとした場合、銀行手形か小切手です。便利かも知れませんが、それは現金ではなく、ただ5000万円と書いてある紙っぺらです。それを何処かに持って行って、相手に渡す。この間、現金である円は一度として動かないのです。もちろん、現金振り込みでも同様です。
何故、こんなことを述べるかと言うと、現金は無い、そのことを強調する為です。現金は実際、そんなに無い、のです。
■マネーサプライとGDP成長の嘘
このことは、マネーサプライ Money Supply(通貨供給量)/マネーストック Money Stock(通貨残高)の実態を如実に表している現象だと考えます。
マネーサプライは、信用の合計であり、借金の合計です。ですから、バーチャルにどんどん増えていきます。通帳に書いているだけで、マネーサプライは伸びるのです。つまりマネーサプライは、物理空間ではなく、情報空間の概念ということです。対して、よく問題にされるGDP(国内総生産)は、物理空間における生産の増大を表す概念です。
普通は、マネーサプライとGDPの伸びは相関関係にあり、GDPの成長に伴ってマネーサプライも伸びるとされています。私達の通帳に書いてある数字、つまり貯蓄についても、それが伸びるとGDPの成長に大いに貢献すると解釈されているわけです。
ところが、ここに嘘があるのです。
GDP成長の源泉は、生産性の向上もありますが、基本的に人口が増えないことには成長を続けることが出来ません。実際、自殺により年間1兆円のGDPが失われているという統計があるくらいです。日本は、今後100年以上にわたる人口減少社会に突入していますから、GDPは基本的にマイナス成長です。
かつて、日本が経済成長を更新し続けていた時、度々問題にされながらも、インフレは国民生活を致命的に圧迫することはありませんでした。何故なら毎年、インフレに見合うような賃上げが必ず行われ、その度に国民は胸を撫で下ろすことが出来たからです。もちろん、当時にしても、インフレ率を完全にカバーするだけの収入増が齎(もたら)されたはずはないのですが。
現代はどうかと言うと、収入は一部の大企業を除いて低く抑えられ、賃上げについても、永らく据え置かれている状態です。そういう中で、インフレだけは進行しています。日本は運良くGDPが成長している為、この実感が急激には感じられていないだけです。
つまりマネーサプライは、GDPの伸びとは無関係に生み出されているということです。ですから、マネーサプライが伸びているか、伸び悩んでいるかでは、経済の好不調は測れないわけです。
私はよく、マネーサプライなんかやめてしまえ、と言っています。その理由は、1つには既にマネーサプライがGDPの成長に役立たなくなっていること、もう1つはマネーサプライという概念がいつまでも大手を振って罷(まか)り通っているからこそ、国民の悪戯(いたずら)な貯蓄行動を助長することになると考えるからです。
貯蓄が自分で自分の首を絞める結果を齎(もたら)すということについては、既に書いた通りです。≫≫
■個人資産はインフレと共に目減りする
≪≪また、貯蓄が内包する、次のような重大問題も指摘しておかなければなりません。
それは第一に、貯蓄は必ず目減りするものだ、ということです。何故ならば、インフレは基本的に続くものだからです。少々抽象的な話になりますが、その理由を簡単に説明してみましょう。
経済用語に「限界効用」という言葉があります。これは元々効用(財やサービスを手に入れた時の満足感のこと)を追及していくと、どんどんその効果が薄れ、終いにはそれ以上手に入れても満足感が増さなくなる状態になることを指している用語です。経済学では、こうした効果のことを「限界効用逓減(ていげん)の法則」と呼んでいるわけです。
この限界効用を資源投入とそれによる利得の効用関数の限界性として一般化してみれば、物理空間で起こることには全て、限界効用というものがあります。
GDP(国内総生産)は物理空間で測られますから、GDPの伸びが鈍化する、或いはマイナス成長にあるということは、限界効用逓減の法則が働いていることの、1つの表れということが出来ます。
一方、インフレ率は、マネーサプライ Money Supply(通貨供給量)/マネーストック Money Stock(通貨残高)と同じ、情報空間の概念です。何故なら、財やサービスの値段が上がることは、そこに書いている値札の数字が大きくなるだけのことだからです。
情報空間の問題であるインフレ率については、情報空間に属する全てのものと同様、資源投入の利得関数としてみれば、限界効用が働きません。インフレはそれに関係なく、どんどん高進する性格を持っているのです(ここでの限界効用とは経済学で言う満足度のことを言っているのではなく、インプットに対するアウトプットの利得関数の性向のことです)。
90年代後半から2000年代前半にかけて、日本経済はデフレという異常事態を迎えました。この時ばかりはお金の価値が上がり、それが消費を先延ばしにすると問題視されました。ですが、いま振り返ってみると、消費者物価はそれほど下がったとは言えません。地価は下がりましたが、それは収益に見合う地価へと価格の調整が行われただけのことです。そして、その後、じわじわとインフレが進んでいます。
更に危ないことに、今、原油の高騰に端を発したスタグフレーション Stagflation の兆しが世界中で生じています。
スタグフレーションというのは、GDPがマイナス成長であるにも関わらず、インフレ Inflation(通貨膨張、物価上昇)が進む、大不況のことです。こうなると、原材料が軒並み高騰し、企業は悲鳴と共に価格転嫁を行って、そうした価格上昇が更に消費を冷やします。現代のスタグフレーションは、物理空間のGDPと、情報空間のインフレ率という、両者の性格の違いから生み出されるものだと言うことが出来ます。
そうした経済状況の中で、今あるとされる日本人の金融資産1400兆円が、マネーサプライの増大に一役も二役も買っています。これは借金の総額であり、通帳に書いてあるだけの数字にも関わらず、です。
そして、この1400兆円は、インフレの進行と共にどんどん目減りしていくのです。国民の貯蓄指向を煽ることで、確かに1450兆円になり、やがて1500兆円になることでしょう。それ故に、私達は、自分達の金融資産が増えていくような錯覚に囚(とら)われます。しかし、貨幣価値で計算すると、1万円で買えたものが1万1000円になり、やがて1万2000円になり、私達の預貯金は価値を少しずつ減らしているのです。
私達が貯蓄に励めば励むほど、私達の資産はマネーサプライの指数的な桁違いの増大により、インフレと共にどんどん目減りします。これが紛れもない現実です。美徳とされ、私達が励んできた貯蓄は、皮肉なことに、すればするほど時間と共にどんどん減っていくという結果を招くわけです。≫≫
■政府は国民の貯蓄を毎年使い切っている
≪≪更に、貯蓄は私達を裏切ります。何故なら、預貯金として貯蓄したお金は、実は丸ごとそっくり税金として持って行かれ、もはや返って来ることがないからです。
「そんなおかしな話は無いでしょう」という人は、政府の特別会計予算のことを思い出して下さい。それは郵貯のお金と、国債購入に充てられた銀行の預貯金から拠出されたお金です。その全てが、国民が預けたお金なのです。
日銀の2005年度の数字では、郵貯年金掛け金等の政府系預貯金が40.5%、日銀が14%、民間銀行が32.7%、外国人保有が3.8%、その他1.3%が国債の保有者の内訳です。これがそのまま特別会計の出所のブレークダウンと言っていいでしょう。つまり、全体の約9割は皆さんの預金や年金掛け金なのです。
私達の多くは、そのお金がまだ銀行に残っていると思い込まされています。ですが、政府は特別会計予算として、使い切ってしまっています。私達の通帳に書き込まれた数字が消されることはない為、まだその金額が残っているように感じることでしょう。ですが、それはもう現金としては銀行口座に無いのです。
このことは、日本国債を購入する代金として支払ったお金もそうですし、年金保険として支払ったお金もそうです。将来の為として、私達が金融機関に預け、払い込むお金は、全て政府に吸い上げられ、その年の内に返す必要の無いお金として使われてしまうのです。
何故、返す必要が無いのでしょうか。答えは簡単、インフレが続くからです。
国は消費者物価指数 Consumer Price Index(CPI)という統計で、物価は横這いか下がっているように主張しますが、これはパソコンやデジカメのように同性能のものが毎年半額ぐらいになっているものの数字を巧く組み合わせているからです。
実際、全てのモノの価値のベースとなる原油価格(モノを作るのに必ずエネルギーが要る為)は2002年の20ドル/バレルCIF価格が2007年には80ドルと5倍になっています。毎年32%の価格上昇率です〔※CIFはCost, Insurance and Freight(価格と保険料と運賃)の略であり、輸出業者が貨物を荷揚げ地の港で荷揚げするまでの費用を負担し、一方で荷揚げした以降の費用は輸入業者が負担するという貿易の取引条件のこと〕。
インフレが続く限り、借り手である政府から見れば、それは毎年毎年、刻一刻と目減りしていきます。私達がこのカラクリに気付くまでに、目減りが目減りを呼んで、借金の額はやがてゼロに近付きます。例えば、実質7%のインフレが30年続けば国の借金は10分の1になります。
特別会計予算が、一般会計に比べて随分大きいことを、不思議に思ったことはないでしょうか。郵貯や簡保の資金が、必要も無く誰も利用しない保護施設の、巨額の建設費に使われることに、疑問を感じたことはないでしょうか。それが建設費の10分の1、或いは100分の1という破格の値段で外資に払い下げられることに、カラクリの存在を感じ取ったことはないでしょうか。
そのようなことが平然と行われるのは、全てそれが返済する必要が無い国民の貯蓄を使って建てたものだからなのです。彼らはそれが分かっているからこそ、性懲りも無く、次から次へと、相も変わらず同じことを繰り返すのです。そのカラクリを知らないのは、一般の国民だけなのです。≫≫
〔資料〕統計データ:消費者物価指数(CPI) - 総務省 統計局・政策統括官・統計研修所
http://www.stat.go.jp/data/cpi/index.htm
■ブラジル国債に纏(まつ)わるヤバイ噂
一度国民の懐から離れ、金融機関や政府の下に入ったお金は返済をする必要が無い、ということは、支配者達にとって常識中の常識です。
私達国民は、こんな単純なカラクリの種明かしさえ、教えて貰うことが出来ません。同じ仕組みを使ったファイナンスは、新聞の一面、或いは経済面のトップニュースになるような場合さえありますが、国民の多くはそれを読んでもピンと来ないよう、思考力を奪われているのです。
例えば、ブラジルが通貨危機に陥り、その衝撃波が各国経済に深刻な影響を与えようとしていた1999年1月、宮澤喜一(1919−2007)蔵相は、次のようなウルトラCを編み出しました。
それは、G7(先進7カ国)に対して行った、「ブラジルに担保があることにして、みんなで経済立て直しの資金を出しましょう」という提案でした。担保の無いブラジルに対して、無いはずの担保を元に、資金を貸し出すのです。
実際は償還期限が付いたブラジル国債が発行され、それと引き換えに、各国が協調融資をしました。その国債が償還されたという話は、寡聞にして聞きません。最初から、返して貰うことを前提にしていない融資だったわけです。そのお蔭で通貨危機から立ち直り、経済のエンジンが動き始めたブラジルは息を吹き返しました。その後、同様なスキームが各国で行われています。
噂に過ぎませんが、こうして各国が発行した本来期限付きの国債は、全部ニューヨークのワールドトレードセンタービル(WTC)〔※―David Rockefeller, Sr.〕に集められており、あの9.11で燃えてしまったとも囁かれています。
〔※補足:三極委員会メンバーの中で日本側の委員長も務めた宮澤喜一は、三極委員会設立後、翌1974年外相、77年経企庁長官、80年官房長官、86年蔵相、87年副総理兼蔵相を歴任し、91〜93年の3年間首相となり、首相退任後も98年小渕内閣で蔵相、2000年森内閣で蔵相と財務相を務めた。
ちなみに、小泉純一郎(1942−)は宮澤内閣で郵政大臣(1992〜1993)に就任している。本人は郵政民営化をあくまで持論と主張しているが、この頃には既にエージェント化していたものと考えられる。
首相だけでなく、これだけ繰り返し経済担当大臣を務めた政治家は稀であり、宮澤が活躍した時代、つまり三極委員会が設立されて以後の日米関係は、より一層アメリカ主導になった。
85年プラザ合意、89年ブッシュ父大統領 George Herbert Walker Bush(1924−)の提案による日米構造協議、93年宮澤首相・クリントン大統領間で日米包括経済協議が開始されたが、首脳会談を行う宮澤喜一とビル・クリントン William Jefferson “Bill” Clinton(1946−)の2人は、共に三極委員会メンバーだった。翌94年から、米国による(対日)年次改革要望書という命令書が毎年送られてくるようになった〕
その話はともかく、この時日本から拠出されたのは、日本国民が貯蓄したお金です。私達はそのことに殆んど気付いていませんが、要するに私達の預貯金が日本政府によって勝手に使われ、それは間違いなく、決して戻って来ることはないということです。
政府にとって私達の預貯金は、ことほど然様(さよう)に、使ったら使いっぱなしで済むお金です。政府にとって私達の預貯金は、取れるだけ取ればそれでいいという性格のお金になっているわけです。預貯金は、まさに税金である、と言えます。
〔資料〕9月11日「世界が変わった日」:キャンター・フィッツジェラルド証券の惨状、他 - 大和インベスター・リレーションズ(大和証券グループ) 2001年9月21日
http://www.daiwair.co.jp/topics-old.cgi?filename=20010921&num=91
〔資料〕Cantor Fitzgerald L.P. - Wikipedia
http://en.wikipedia.org/wiki/Cantor_Fitzgerald
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=242323
〔資料〕デリバティブピラミッド - 松藤民輔の部屋 2006年9月12日
http://blog.ushinomiya.co.jp/blog/d74-3?PHPSESSID=088959dc5dc0d99a4e7e690f17b9a12f
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=161221
〔資料〕松藤民輔(1955−) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E8%97%A4%E6%B0%91%E8%BC%94
〔資料〕Enron Corporation:日本におけるエンロン、影響 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%AD%E3%83%B3
〔資料〕カジノでポーカーに興じるスパイ、カジノと化した金融市場 - ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報 2006年12月3日 ※エンロン事件―9.11
http://amesei.exblog.jp/4288795/
〔資料〕One World Trade Center(1 WTC) - Wikipedia ※WTC跡地に建設中の超高層ビルで、2013年完成予定。2009年に「Freedom Tower」から「1 WTC」に名称変更された。
http://en.wikipedia.org/wiki/One_World_Trade_Center
〔資料〕ゾロアスター教:ヴェンディダードの7大魔王(6大魔王) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%83%AF
〔資料〕≪苫米地英人 著『現代版 魔女の鉄槌』 より抜粋(5)≫|MelancholiaT ※『悪魔学』と『新約聖書』
http://ameblo.jp/antibizwog/entry-11266605753.html
〔資料〕七つの大罪 Seven Deadly Sins - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%83%E3%81%A4%E3%81%AE%E5%A4%A7%E7%BD%AA
〔資料〕World Government - Wikipedia ※―One World Government(世界統一政府)
http://en.wikipedia.org/wiki/World_government
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%96%E7%95%8C%E6%94%BF%E5%BA%9C
〔資料〕≪苫米地英人 著『現代版 魔女の鉄槌』 より抜粋(12)≫|MelancholiaT ※朦朧会見とIMF9兆円融資の真相、消費税増税―IMF=財務省
http://ameblo.jp/antibizwog/entry-11284541707.html
〔動画〕第180回国会 参議院予算委員会 第22回 2012年7月10日 森ゆうこ・国民の生活が第一議員の質疑 - YouTube [17分44秒] ※IMFへの融資額について
http://www.youtube.com/watch?v=l5HvhsYqLQg
〔資料〕日本の借金時計 - team-nippon 平山 誠
http://www.team-nippon.com/
■サブプライムローン問題に潜む「闇」
政府がこうですから、金融機関もお金というものに対して似たり寄ったりの考え方を取るのは必然と言えます。
金融機関は、政府とは逆に、返ってこないお金であっても貸し出したいと常々考えています。準備制度の下では本当は、金融機関にとって、貸し出しが返済されるかどうかという問題は、実は大した問題ではないのです。
例えば、バブル崩壊で破綻した日本債権信用銀行や日本長期信用銀行の蓋を開けてみると、裏には「飛ばし」の山が築かれていました。「日債銀、長銀はけしからん」とばかり、両行が特別に悪いことをしたかのようにマスコミはバッシングしましたが、銀行経営者からすれば、そのくらい当り前、政府に破綻させられなければ問題にならないことなのです。
このことは、サブプライムローン(低所得者向け住宅ローン)問題を見ても明らかです。米国で始まったサブプライムローン問題が全世界の景気に大きな被害を与えていることは、新聞などでも報道されていますが、これがどういうものかをよく分かっている人は少ないのではないでしょうか。
元々サブプライムローンというのは、本来は銀行貸付の対象にならない返済能力が低い低所得者向けの、特に住宅向けローンを中心とした抵当権設定方ローンのことです。このローンの債権(ローン担保証券)が、米国投資銀行流の複雑な経路で全世界に金融商品として販売され、それらの価格暴落からサブプライムローン問題が全世界に波及しているというレベルの知識は、何となく持っている人も多いのではないでしょうか?
この問題は本書が問題としている信用創造の問題の本質と深く関わっているので、少し詳細に解説します。
本書をここまで読まれた皆さんは、「何で返済能力が無い人に最初に銀行が貸し付けたのか?」という一般の人の疑問はもはや持たないと思います。連邦準備制度の下で、預金を何千倍、な何万倍にもして貸付金を創造出来るので、米国の銀行にとっては1兆円オーダーの資金は簡単に生み出すことが出来、それが返済されなくても一向(いっこう)に構わないのです。
ただ、それだけでは注(つ)ぎ込んだ資金に対する回収は、低所得者の元利払い金の回収によって行われるわけで、利益が生み出されるのに時間が掛かります。
また、元々融資不適格の借り手に貸しているので、1年ぐらいで直ぐ破産してしまう人が出てしまう為、もっと旨みのある金融商品で、世界最大級の銀行達が手っ取り早くボロ儲けをしたのがサブプライムローンです。
〔資料〕銀行という名の搾取システム - Anti-Rothschild Alliance
http://rothschild.ehoh.net/main/04.html
〔資料〕日本人が知らない 恐るべき真実 目次 - Anti-Rothschild Alliance
http://rothschild.ehoh.net/truth/part1/find.html
〔資料〕日本人が知らないニッポン - THINKER
http://www.thinker-japan.com/thinkwar.html
〔資料〕Richard A. Werner著『知れば知るほどコワくなる!日本銀行24のヒミツ―不況をつくり、悪化させたのは日銀だった!』(実業之日本社 2003年刊行)
http://www.j-n.co.jp/books/?goods_code=978-4-408-62645-1
http://rothschild.ehoh.net/material/new_05f.html
〔資料〕≪斎藤貴男 著『消費税のカラクリ』 第3章 消費者が知らない消費税の仕組み、他 より抜粋(8)≫|MelancholiaT ※Lazard Frères&Co.―澄田 智、プラザ合意(1985年)、バブル経済の責任者は誰か
http://ameblo.jp/antibizwog/entry-11215981112.html
〔資料〕≪斎藤貴男 著『消費税のカラクリ』 第3章 消費者が知らない消費税の仕組み、他 より抜粋(4〜11)≫|MelancholiaT ※小泉純一郎・竹中平蔵らによる「構造改革」の正体、竹中平蔵の正体、(対日)年次改革要望書、松下政経塾の正体、MRA、郵政民営化研究会、郵政選挙と広告代理店(BBDOとFleishman-HillardはロックフェラーのOmnicom Group Inc.傘下企業)、他
http://arsmagna2.jimdo.com/melancholiaT-roentgenium-資料保管庫-目次/
〔資料〕日本債券信用銀行 - Wikipedia ※旧・朝鮮銀行、現・あおぞら銀行
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%82%B5%E5%88%B8%E4%BF%A1%E7%94%A8%E9%8A%80%E8%A1%8C
〔資料〕≪NHKスペシャル『圓の戦争』 より文字起こし≫|MelancholiaT ※「預ヶ合」
http://ameblo.jp/antibizwog/entry-11287692118.html
〔資料〕日本長期信用銀行 - Wikipedia ※現・新生銀行(外資系普通銀行)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E9%95%B7%E6%9C%9F%E4%BF%A1%E7%94%A8%E9%8A%80%E8%A1%8C
■巨大銀行が仕掛けた一大ボロ儲けゲーム
かつてはグラススティーガル法 Glass-Steagall Act(1933年銀行法)というのがあり、米国では銀行と証券の垣根がしっかりとありました。米国流の言い方では、商業銀行と投資銀行です(投資銀行というのは法人相手の証券会社のことで、準備制度における銀行とは違います)。
商業銀行が証券業を行うことで不当な利益を生み出すことを禁ずる為、1933年に商業銀行の有価証券引き受け業務をグラススティーガル法が禁じてから、この2つは完全に分離されていたので、このように分かれていたのです。
1999年にグラム・リーチ・ブライリー法 Gramm-Leach-Bliley Act(1999年金融サービス近代化法)〔※―Citibank(Rockefeller)〕が制定され、その垣根が撤廃されることにより、現在では、例えばシティグループのように、米国の巨大商業銀行が投資銀行を次々と買収し、また巨大投資銀行も商業銀行を買収して、という金融業界の一大再編がこの10年間米国で繰り広げられました。
その結果、アメリカの超大手金融企業は、商業銀行部門と投資銀行部門の両方を持っています。日本でもかつては4大証券と言われた日興證券がシティグループに買収されたことは記憶に新しいでしょう。これら超大手金融企業群が仕掛けたのがサブプライムローン派生金融商品 Subprime Derivatives です。
これは、準備制度で預金額の何千倍もの資金を創出して貸し付ける商業銀行部門と、その債権を証券化して全世界に売りまくる投資銀行部門が両輪となって繰り広げた、まさに資本主義そのものと言える、世界を相手にした一大ボロ儲けゲームです。
1933年のグラススティーガル法は当時、銀行顧客を利用した有価証券引き受けが不正の温床だったので、これを取り締まる為に制定されたのですが、これが1999年に経済最優先のクリントン政権(1993〜2001年1月20日)下で解除され、結局、1930年代の米立法府が問題としたことが世界規模で行われるようになったのがサブプライム金融商品です。
ただ、1933年とは違い、現在は米巨大銀行の商業銀行部門が直接サブプライム住宅ローン貸し付けをすることはなく、また、ローン債権の証券化も、間に何重にもブローカーが入り、その後ろにFRBの株主達でもある世界トップクラスの同じ巨大銀行の投資銀行部門が隠れていることは見えなくなっています。
〔※補足〜「FRB」「FRS」という略称について:連邦準備制度 Federal Reserve System(FRS)、連邦準備制度理事会 Board of Governors of the Federal Reserve System(FRS)/Federal Reserve Board of Governors(FRB)、12の地区連銀である連邦準備銀行 Federal Reserve Banks(FRB)。尚、日経・CSISバーチャル・シンクタンクのウェブサイトでは、連邦準備制度理事会 Board of Governors of the Federal Reserve System(FRS)としている〕
と言うよりは、これらの巨大銀行は、サブプライムローン問題の被害者であるかのように振る舞い、問題を連邦住宅抵当公庫などのせいにしているのです。
メディアもそう報道しています。メディアがそういう報道をしてしまうのは、彼らにサブプライムローン問題の解説をする有識者達自身が、これら巨大商業銀行や投資銀行の関係者だからです。彼らが自分達の非を認めたり、何と言ってもこれらのカラクリを自ら解説することはあり得ないからです〔※『地球のゆくえ』より【図2・系図16-1・16-2】『赤い楯』より【系図76-1・76-2・76-3】〕。
〔資料〕Glass-Steagall Act(1933年銀行法) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%83%AB%E6%B3%95
〔資料〕Gramm-Leach-Bliley Act(1999年金融サービス近代化法) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%83%BC%E6%B3%95
〔資料〕第3章 国際金融資本に支配される世界:外国資本が所有する米国中央銀行FRB - 日本人が知らない 恐るべき真実
http://rothschild.ehoh.net/truth/part1/03/part1_34.html
〔資料〕≪苫米地英人 著『現代版 魔女の鉄槌』 より抜粋(10)≫|MelancholiaT ※添付資料全般
http://ameblo.jp/antibizwog/entry-11279468141.html
〔資料〕G. Edward Griffin著, 吉田利子 訳『マネーを生みだす怪物―連邦準備制度という壮大な詐欺システム』(草思社 2005年刊行)
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%82%92%E7%94%9F%E3%81%BF%E3%81%A0%E3%81%99%E6%80%AA%E7%89%A9-%E2%80%95%E9%80%A3%E9%82%A6%E6%BA%96%E5%82%99%E5%88%B6%E5%BA%A6%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E5%A3%AE%E5%A4%A7%E3%81%AA%E8%A9%90%E6%AC%BA%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0-%E3%82%A8%E3%83%89%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%B3/dp/4794214545
〔動画〕『資本家の陰謀(1972年)』 By G. Edward Griffin 1〜5 - YouTube [47分12秒]
http://www.youtube.com/watch?v=hy3tPen4saM
http://www.youtube.com/watch?v=DqV3ASrKM20
http://www.youtube.com/watch?v=zUVuebhwapo
http://www.youtube.com/watch?v=vb4-Hbu9h2Y
http://www.youtube.com/watch?v=RGHI0AuYf3Q
〔動画〕NHKスペシャル「ユーロ危機 そのとき日本は」(2011年11月23日放送) - 优酷 [49分26秒] ※分断化された被支配層(借金奴隷牧場としての国家) 対 国際談合や閨閥による支配層(グローバル企業群・国際金融資本)、新自由主義の名の下に財産と権利を搾取する仕組み
http://v.youku.com/v_show/id_XMzI2NTg3NDUy.html
◇
〔資料〕イングランド銀行:世紀の大犯罪=LIBOR不正操作事件 - nueq lab 2012年7月13日
http://nueq.exblog.jp/18597231
〔資料〕銀行間取引金利 不正防止策を検討 全銀協「東京も対岸の火事でない」 - SankeiBiz 2012年7月11日
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120711/bse1207110503002-n1.htm
〔資料〕Richard A. Werner著『知れば知るほどコワくなる!日本銀行24のヒミツ―不況をつくり、悪化させたのは日銀だった!』(実業之日本社 2003年刊行)
http://www.j-n.co.jp/books/?goods_code=978-4-408-62645-1
http://rothschild.ehoh.net/material/new_05.html
〔資料〕≪苫米地英人 著『利権の亡者を黙らせろ―日本連邦誕生論』 より抜粋(3)≫|MelancholiaT ※FRS―日経・CSISバーチャル・シンクタンク(1頁添付資料を参照)、中央銀行に関する添付資料多数
http://ameblo.jp/antibizwog/entry-11253445914.html
◇
〔資料〕英連邦 Commonwealth of Nations - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B9%E9%80%A3%E9%82%A6
〔資料〕英連邦王国 Commonwealth Realm - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8B%B1%E9%80%A3%E9%82%A6%E7%8E%8B%E5%9B%BD
〔資料〕イギリスの海外領土 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%81%AE%E6%B5%B7%E5%A4%96%E9%A0%98%E5%9C%9F
〔資料〕Large World Map|World Political Map ※英国中心(Standard)の世界地図
http://www.mapsofworld.com/world-political-map-large.html
〔資料〕William and Kate:The Big Cover-up By Grace Powers 2011年4月20日
http://www.helpfreetheearth.com/news305_wedding.html
http://satehate.exblog.jp/16314762
〔資料〕ロンドンとローマに於いて…ベルテーンの儀式 - David Icke in Japan 2011年5月8日
http://www.davidicke.jp/blog/20110508/
〔資料〕フランス革命とゴールドシュミット・ロスチャイルド+「完全犯罪」 By William Guy Carr - さてはてメモ帳 Imagine&Think! 2011年5月16日
http://satehate.exblog.jp/16338644
◇
(8頁へ続く)
(7頁からの続き)
■サブプライムローン問題のカラクリ
では、このカラクリを見てみましょう。例えば、2007年4月に破産法第11条(チャプター11)の申請を行ったサブプライムレンダー〔※サブプライムローン金融業者。lender:貸し手、金貸し〕、第2位のニュー・センチュリー・フィナンシャル社 New Century Financial Corporation の例で見てみます。
サブプライムレンダーは、住宅ローンの直接的な貸し手です。ニュー・センチュリー・フィナンシャル社の場合は、その住宅ローン貸付金の金主として、クレディ・スイス Credit Suisse AG〔※『赤い楯』より【4大帝国のトンネル・スイス・系図84-1・84-2・スイスの暗黒部】〕やシティグループ Citigroup〔※―Citibank(Rockefeller)〕などの超大手銀行から資金を借り入れていました。
直接の融資もありますが、間接的に巨大な資金が投入されています。この間接的な資金投入の経由ルートとしては、日本でも名前をサブプライムローン問題で聞くことがある連邦住宅抵当公庫 Federal National Mortgage Association(FNMA、通称:ファニー・メイ Fannie Mae)などの政府系機関があります。
例えば、2003年10月にはシティグループは連邦住宅抵当公庫に子会社を通じて1000億ドル、つまり、10兆円オーダーのサブプライム貸付枠を設定しています。
このように、民間銀行からではなく、低所得者や社会的弱者を福祉的に補助する公的ローンに見えるカラクリが先ず組まれています。実際は公的資金が福祉として注(つ)ぎ込まれているのではなく、民間銀行が資金を注ぎ込んでいるのです。これは、準備制度で民間銀行は幾らでも資金を生み出せるので、回収不能になっても痛くも痒(かゆ)くもないからというのは先に説明した通りです。
よく誤解されているのは、日本では住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)の「フラット35」などの商品名で知られるローン債権証券化金融商品は、元々民間銀行が持っているローン債権を支援機構が買い上げ、証券化するという逆向きの資金の流れであり、その意味で安全な商品だということです。
どうやら日本のデイトレーダー達は、サブプライム金融商品をこういったものと勘違いして被害に遭ったようです。
■資本主義ゲームの大技
もちろん、これら超巨大銀行にとっては借り手が最初の月に元利払いをした瞬間にボロ儲けなのですが、これだけでは大きな稼ぎを得るには時間が掛かります。
これら超巨大銀行は、見掛けの利益を徹底的に膨らませることで時価総額を巨大化し、競争相手を吸収合併するという弱肉強食の世界にいます。幾らでもお金を生み出せる特権を持っている民間銀行は幾つもあるので、それら導師で更に熾烈な、食うか食われるかの戦いが繰り広げられています。そしてこの資本主義のゲームは果てしなく続いているのです。
そこで、彼ら、弱肉強食の勝者達が生み出した技は、こうして貸し付けられたローン債権を金融商品にして全世界に売ることです。これで短期で高利益を生むことが出来ます。
もちろん、直接には行いません。この為に金融工学を利用して複数のローン債権を組み合わせ、貸し倒れリスクを複雑にヘッジした変動金利型高利回り金融商品を作るACAキャピタル・ホールディングス社 ACA Capital Holdings Inc(ACAH)のような専門企業が経由されます。
こうして、複数の住宅ローン担保を組み合わせて証券化した変動利回り金融商品が生み出され、これが、シティグループ Citigroup〔※―Citibank(Rockefeller)〕の投資銀行部門、メリルリンチ Merrill Lynch〔※現・Bank of America Merrill Lynch〕、ゴールドマン・サックス Goldman Sachs、リーマン・ブラザーズ Lehman Brothers、モルガン・スタンレー Morgan Stanley などの超巨大投資銀行を経由して世界中に金融商品として販売されました。
〔※『地球のゆくえ』より【系図1・2-1・2-2・3・図2】、他『赤い楯』より【系図1〜10・21〜30・31〜40・41〜50・51〜60・61〜70・71〜80・81〜85】『ロマノフ家の黄金』より【系図1〜10・11〜20・21〜30・31〜41】『アメリカの経済支配者たち』より【図1〜4】〕
実際にこれらの企業は全てニュー・センチュリー・フィナンシャル社の破産法申請時の債権者として名前が出ている企業です。
また、これらの巨大投資銀行が全世界に金融商品として引き受ける前に、ローン債権は複数のブローカーを経由していますので、超巨大金融企業の、自身の商業銀行部門が仕掛け、自身の投資銀行部門が全世界に販売するという図式がそう簡単には分からなくなっています。まさにグラススティーガル法が本来禁止したことがそのまま行われているのです。
これらの超巨大金融企業のそれぞれの部門の従業員さえも、このカラクリは分かっていないのかも知れません。
もちろん、最初に個人の住宅ローンを貸し付ける窓口企業であるサブプライムレンダー企業は、これらの巨大銀行とは異なり、銀行ではないので、日本のサラ金と同様に準備制度でお金を創造することは出来ません。ですから、債権者の支払いが滞(とどこお)ればたちまち経営危機に陥(おちい)ります。
それでサブプライムレンダーのニュー・センチュリー・フィナンシャル社は破産法の適用を申請したのです。とは言うものの、再建を何度も転売して十分に儲けてからの第11条の適用だとは思いますが。
〔資料〕New Century Financial Corporation - Wikipedia
http://en.wikipedia.org/wiki/New_Century
〔資料〕サブプライム・ローン問題の進捗状況 - 森 崇のニューヨークレポート 2007年3月7日
http://mori-pickup.seesaa.net/article/35403403.html
http://ameblo.jp/kabuto-ox/theme-10002122495.html
〔資料〕米サブプライムのニュー・センチュリー、破産法適用を申請 - Reuters 2007年4月3日
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-25374320070402
〔資料〕連邦住宅抵当公庫 Federal National Mortgage Association(FNMA、通称:Fannie Mae) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%A3%E9%82%A6%E4%BD%8F%E5%AE%85%E6%8A%B5%E5%BD%93%E5%85%AC%E5%BA%AB
〔資料〕住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%8F%E5%AE%85%E9%87%91%E8%9E%8D%E6%94%AF%E6%8F%B4%E6%A9%9F%E6%A7%8B
〔資料〕≪宋 鴻兵 著『通貨戦争―影の支配者たちは世界統一通貨をめざす』 より抜粋(20)≫|MelancholiaT ※【ギリシャ危機とGoldman Sachs―Rothschild】
http://ameblo.jp/antibizwog/entry-11028633661.html
■1ドルも損していない銀行
一方、サブプライムレンダー〔※サブプライムローン金融業者。lender:貸し手、金貸し〕の本当の金主である銀行は貸付金を準備制度で創造しただけですから、たとえサブプライムレンダーが破産しても痛くも痒(かゆ)くもありません。
最近、シティグループ Citigroup〔※―Citibank(Rockefeller)〕が2007年下半期で3兆円の損失を出し、1兆6000億円増資というニュースが流れ、新聞などでは、サブプライムローン問題でシティグループが経営危機に陥(おちい)ったかのような論調があると言われますが、これは誤りです。
1兆6000億円の増資は、彼らが大損したからではなく、帳簿上サブプライムレンダーへの貸付金が不良債権化した為、「BIS規制 Basel Accord」により資本金を積み増す必要があるからです。ただそれだけです。
現在、米国の銀行の準備率は事実上ゼロです。ですから、何十兆円も貸し出して、債務者が倒産したり、債務者の支払い能力が落ちて会計上で不良債権化しても、実際は1ドルも損していないのです。だからこそ1兆6000億円の増資に他の機関投資家が直ぐに応じたのです。
シティグループ規模の企業にとって1兆6000億円の増資など、会計上の必要性はあっても、実質殆んど影響の無い金額です。「自分達は損している」というイメージを作る為に、彼らの戦略広告コンサルタントが仕掛けた増資の可能性もあります。
実際、先に書いたように2003年のシティグループから連邦住宅抵当公庫に対する貸し付け枠だけで10兆円あるのです。サブプライム問題では、シティグループの商業銀行部門はボロ儲けをしたはずであり、1兆6000億円は、だからこそ資本金を本当にBISルール(BIS規制)で積み増す必要があった可能性が高いです。
つまり、1兆6000億円の増資は、経営が危ないのではなくボロ儲け経営がうまくいっている証拠ということです。それで機関投資家が直ぐに増資に応じているのです。
だからこそ巨額損失を出して辞任したと言われるシティグループのチャールズ・プリンス Charles O. Prince V(1950−)CEO〔※株式とストックオプション(自社株購入権)の約3000万ドル(約33億8400万円)、他〕とメリルリンチのスタンレー・オニール Earnest Stanley O'Neal(1951−)CEO〔※1億6150万ドル(約184億円)〕に巨額の退職金が支払われたわけです。
2人のCEOは表向き引責辞任となっていますが、裏ではそれぞれシティグループ、メリルリンチの一大功労者として讃(たた)えられているわけです。
■巧い言い訳に利用されるサブプライム
また、サブプライムローン問題が世界の金融市場を揺るがしていた2007年11月、アラブ首長国連邦 United Arab Emirates(UAE)〔※『世界石油戦争』より【系図1〜10・11〜17】『世界金融戦争』より【図1〜20】『一本の鎖』より【図1〜15】〕のアブダビ投資庁が75億ドル(約8100億円)の投資をするというニュースが市場を駆け巡り、株価は一斉に上昇しました〔※アブダビ投資庁(ADIA)は2007年11月26日シティグループに75億ドル(約8100億円)出資し、株式の4.9%を保有する筆頭株主になっている〕。
アブダビ投資庁はアラブ首長国連邦のオイルマネーを一手に運用する国家機関です。それが何故シティグループに投資するかと言えば、「そんなおいしい話なら、我々にもやらせろ」というぐらいに受け止めるべきです。全従業員の5%解雇とか、日本のアイクなどの消費者金融子会社を事業譲渡するなどという話が出ると、サブプライムローンで損したからだと盲目的に結び付ける有識者が多いようですが、これらは全て彼らの戦略的なPRに乗せられています。
シティグループクラスの超巨大企業は常に従業員の何%かを解雇したいのです。ただ、言い訳が必要なだけです。ちょうどサブプライム問題が旨(うま)い言い訳になったということです。
また、日本の消費者金融は、法的な枠組みの変更により世界の投資家にとって旨(うま)みがなくなり、米国の大手キャピタルはどんどん撤退しています。GEがレイクを売却したのと同様です。日本での消費者金融事業は米大手金融企業にとっては現在足枷(あしかせ)に過ぎないのです。シティグループは好い言い訳が出来たので、早速アイクなどを売却するでしょう。
帳簿上で赤字を計上していることと、実際に損していることは銀行にとっては全く異なるということをよく認識する必要があります。
ところで、アメリカの銀行の準備率が事実上ゼロなのは、アメリカの連邦準備預金制度では、中央銀行であるFRBの当座預金に現金を入れなくても、自分の銀行に準備率に見合う現金を置いておけばいいとされているからです。
米国ではシティグループのような大手銀行は大量のATMを持っています。これら大手銀行では、ATMの機械に入れておく支払い用の現金だけで、FRBへの準備預金残高を満たしているという統計があります。
〔※補足〜「FRB」「FRS」という略称について:連邦準備制度 Federal Reserve System(FRS)、連邦準備制度理事会 Board of Governors of the Federal Reserve System(FRS)/Federal Reserve Board of Governors(FRB)、12の地区連銀である連邦準備銀行 Federal Reserve Banks(FRB)。尚、日経・CSISバーチャル・シンクタンクのウェブサイトでは、連邦準備制度理事会 Board of Governors of the Federal Reserve System(FRS)としている〕
また、アメリカでは元々、利回りのある預金セービング・アカウント Savings Account(普通預金)では準備率はゼロです。そこで、準備率の規制のある当座銀行などに貸付金が創出されると、リアルタイムにコンピュータプログラムで瞬時に準備率のない普通預金に資金を移動して、そちらの預金で準備率を満たすということを自動的に繰り返すシステムが導入されているのです。
要するに、抜け穴ソフトウェアが堂々と運用されているのです。もちろん、彼ら自身がFRBの大株主ですから、FRBがこれに文句を言うはずがありません。これらの理由から、アメリカでは準備預金制度は形骸化していて、実質の準備率は、ここ10年ぐらいはずっと0%なのです。
日本の金融当局もこれを見習って、日本の銀行もATMに入れられている現金は日銀当座預金への準備預金の預け入れと同じと扱うべきでしょう。
〔資料〕Charles O. Prince V(1950−) - Wikipedia
http://en.wikipedia.org/wiki/Charles_Prince
〔資料〕塩じぃがシティグループの外部諮問会議の会長に - HEATの雑記 2007年7月11日 ※Charles O. Prince
http://d.hatena.ne.jp/HEAT/20070711
http://d.hatena.ne.jp/HEAT/20070214
〔資料〕Earnest Stanley O'Neal(1951−) - Wikipedia
http://en.wikipedia.org/wiki/Stanley_O'Neal
〔資料〕メリルリンチがナイジェリアの債務を買い取る - HEATの雑記 2007年3月4日 ※Stanley O'Neal
http://d.hatena.ne.jp/HEAT/20070304
〔資料〕米シティのプリンス氏:株式とオプション約34億円持って退社へ(2) - Bloomberg 2007年11月9日
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-JR7VUB07SXKX01.html
〔資料〕アラブ首長国連邦 United Arab Emirates(UAE) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%83%96%E9%A6%96%E9%95%B7%E5%9B%BD%E9%80%A3%E9%82%A6
〔資料〕アブダビ投資庁 Abu Dhabi Investment Authority(ADIA) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%96%E3%83%80%E3%83%93%E6%8A%95%E8%B3%87%E5%BA%81
〔資料〕アブダビ利権 - HEATのメモ 2008年1月7日
http://heat666.seesaa.net/article/149473434.html
■歯止めを失ったマネーゲーム
また、サブプライムローンでは、ローン債権は証券化される前に何回もブローカーによって転売されていますから、これらブローカーも手数料を何度もボロ儲けしています。また、投資銀行(証券会社)も、証券化されたローン債権を売って手数料を稼いでいますから、ボロ儲けしています。
損をしたのは、これら証券化されたローン債権の金融派生商品を買ってしまった、日本の地銀などの事情を知らない投資家だけです。無知のお蔭でババを引かされてしまったわけです。
もちろん、これらの全世界の無知な最終投資家が、サブプライムローンを仕掛けた投資銀行や商業銀行の重要な顧客ですから、これらの最終投資家が大損したことで、世界的なクレジットクランチが起こり、結局、仕掛けた彼ら自身にも跳ね返って来るという皮肉な事態となっていることはあります。
ただ、銀行業は証券市場から資金の調達が儘(まま)ならない不況の時こそ儲かりますから、現在の全世界的な金融市場の混乱を敢えて演出した可能性さえあります。
現在、メリルリンチは、サブプライム商品で80億ドル程度の評価損を出し、シティグループ投資銀行部門も20億ドル程度の評価損を出しています。これらは、全世界にサブプライム派生金融商品を売りまくっている最中に、クレジットクランチ Credit Crunch(信用危機、信用収縮)で売れ残りの金融商品の在庫価格が暴落した為の損であり、まさに自業自得の評価損です。
もちろん、この程度の損は彼らには痛くも痒(かゆ)くもない金額です。彼らのゲームは1つ1つは1000億ドル(10兆円)オーダーのゲームなのです。サブプライムローン派生金融商品もそういったゲームの1つで、とっくにボロ儲け済みです。
帳簿上、商業銀行部門ではサブプライムローンを不良債権化出来るし、また、投資銀行部門では在庫証券の評価損を計上することにより、たっぷり儲けても会計上は赤字を計上出来ますから、税金も払わなくて済むということです。これが、最新の金融工学を利用した世界の超巨大金融企業による最先端の資本主義のマネーゲームなのです。
もちろん、その裏には銀行が事実上無限にお金を生み出すことが出来る準備制度があるわけです。特にアメリカの連邦準備制度は、生み出すマネーサプライ Money Supply(通貨供給量)/マネーストック Money Stock(通貨残高)の歯止めを既に完全に外してしまっているのです。
2008年1月22日、FRBは全世界の株式市場関係者の強い要請を受け、渋々ながら民間の金融機関同士が資金を融通する短期市場金利(フェデラル・ファンド金利)の誘導目標を0.75%ポイント引き下げて3.50%にすることを発表し、これが日本でも各新聞のトップニュースになっていました。これは過去23年余りで最大の引き下げでした。全世界的な株安と米経済景気後退懸念に対処する為、という発表でした。
米国大銀行の利益を代表するFRBとしては、取りたくなかった選択でしょうが、全世界の金融市場、株式市場の人口から考えると、ほんの一部の仕掛け人達が自分達のボロ儲けの為に仕掛けたサブプライムローンが、如何に世界の経済を混乱させ、また、私達の富を奪って行ったかが象徴的に見られる出来事でした。
≪≪このサブプライムローンの仕掛け人達がこれから日本に本格上陸してきます〔※→TPPの24分野のうち保険・金融サービス分野〕。
日本の銀行は準備制度による信用創造の枠組みを持っているとは言え、「BIS規制 Basel Accord」、「新BIS規制 BaselUAccord」でがんじがらめにされています。特に国債という不良債権を大量に持っている為に身動きが取れません。金融工学のIQレベルからも、マネーサプライの創出力からも世界の超巨大金融企業には全く太刀打ち出来ず、今後、日本の銀行と証券会社は、彼らに次々と吸収合併されていくでしょう。
そして、私達一般人には、どんどんと新手のサブプライムローンの誘惑が繰り広げられるでしょう。例えばテレビCMなどで、「多重ローンの一本化」とか、「より魅力的なローンへの借り換え」とか、「これまで借りられなかった人にも貸します」といった甘い言葉が、これらの超巨大金融企業の日本の傘下銀行などから掛けられてくると予想されます。
それどころか、私が危惧するのは、シティグループが連邦住宅抵当公庫を経由して10兆円の貸し出しの為に、弱者救済のイメージを演出してサブプライムローンを仕掛けたように、今後、超巨大金融企業がゆうちょ銀行を経由し、郵貯の公共的なイメージを利用して、日本人にサブプライムローンを仕掛けてくるのではないかということです〔※→東北復興プロジェクトなど、CSIS-HGPI〕。
実際、最近になってゆうちょ銀行は住宅ローンへの進出を民営化委員会に打診し始めています。≫≫
■日本発サブプライム問題
昨年度の日本株の下落率が世界で2位であったというニュースが、今年1月15日にNHKのトップニュースとして全国に流れました。
調査対象の世界52カ国中、1年間で株価が下がったのは、たった5カ国という世界的には右肩上がりの株式市場の中で、日本が下落率2位という日本の経済史に残る不名誉な地位を記録しました。市場として魅力がないということと、日本経済そのものに今後成長を期待出来ない為、日本の株式の6割を商う外資系機関投資家達がそういう判断を下したということです。
これは裏を返せば、日本の有価証券市場は、東証のような分かり易い表の証券市場の時代ではなくなったということでもあります。この株価下落率が示すように、現在、日本人は世界の貧乏人になりました。
≪≪日本という国は既に債務超過の国であり、日本の国債は、先進国で最低の格付けです。要するに日本という市場そのものが、「サブプライム」なのです。そして、こういったサブプライムの借り手こそ、逆に金融工学を駆使した高利回り商品を生み出す巨大金融企業にとってカモであることは、これまで説明してきた通りです。だからこそ、シティグループは日興證券を買収したのです。
ここでは、シティグループ1社を特に例に挙げて書きましたが、これは、欧米の超巨大金融企業全てに当て嵌まることです。
もちろん、アメリカのサブプライムローンの借り手であった低所得者層は、甘い言葉で、最初だけ金利の低い中長期ローンに手を出して、1、2年後には破産し、家を追われました。彼らに住宅を供給する為ではなく、彼らにお金を貸し付けて、その債権から派生金融商品を作り出し、全世界に売り出す為に、巨大銀行は貸し付ける資金を準備制度で創出したのです。
これと同じことが近々日本に起きると断言します。先に述べたように、ゆうちょ銀行がアメリカでの連邦住宅抵当公庫のようにこの窓口とされる可能性が高いのです。
また、個人だけでなく、法人でも同様なリスクがあります。例えば、先の破産法第11条の適用申請をした、ニュー・センチュリー・フィナンシャル社 New Century Financial Corporation のホームページを見ると、彼らは自身を、サブプライムレンダー〔※サブプライムローン金融業者。lender:貸し手、金貸し〕とは呼ばず、「REIT企業」と呼んでいます。
不動産投資信託(REIT)〔※4頁参照〕は、要するに不動産の証券化です。ですからアメリカのサブプライムローンもREITですから、ニュー・センチュリー・フィナンシャル社 New Century Financial Corporation の言い方が間違っているわけではありません。
ただ、現在のところ日本ではREITは、ビルの資金調達に利用されている程度です。新しいビルをREIT資金で建設することも可能ですが、日本では主に、既存物件をREIT資金で購入して、内装工事などをして、付加価値を上げて、証券化されることが多いものです。簡単に言えば、商業不動産におけるサブプライムローンが日本でのREITです。
そんなことはない、REITの運用対象は優良物件だと、REIT企業から声が聞こえてきそうです。もしそうならば、そのREITに信託された物件は証券化せずとも、ストレートな銀行ローンでファイナンスして建設・改築されればよかったのです。総量規制とか色々な問題はありますが、銀行の通常の融資スキームではファイナンスが出来ないからREITが組まれるのです。
ですからREITはサブプライム派生金融商品です。
日本ではかつては2社しかなかったREIT企業が現在では40社を超えています。私は、REITが近々、日本発のサブプライム問題となると読んでいます。もちろんその先には、日本の個人の住宅を対象にしたサブプライム商品も続々と組まれていくことでしょう。
特に、既存の住宅ローンの借り換えとしてのサブプライムローンは、既に一部の外資系銀行が仕掛け始めています。これらのサブプライムローンを借りる場合も、また、これらのサブプライムローン派生金融商品を購入する時も、それら、全ての信用創造の元が皆さん自身の預金を利用して仕掛けられた「金融商品」であることを忘れないで下さい。
出来れば、これらの金融派生商品には手を出さずに、買うならREITなどの金融商品ではなく、不動産そのものを買うべきです。また、住宅ローンを借りる場合には、今後は長期的には不動産価格は下落していく可能性が高いということを理解した上で購入してほしいものです。
日本の金利は今後どんどん上がっていかざるを得ませんから、変動金利型のリスクをしっかりと考えて、安易な借り換えや新規借り入れはすべきではありません。≫≫
■専門用語を使った情報遮断
≪≪ここまで好き勝手に収奪されているにも関わらず、私達にはその情報が隠され、世界経済がどのように成り立っているのか、知らされることはありません。何処かで情報が遮断されているのです。情報遮断は、洗脳を効率よく行う為の一番の方法です。
支配者達が作るリアリティは、先ず情報を遮断することから始まります。これが最も重要です。戦後にGHQ(連合国最高司令官総司令部)が情報遮断を行いました。それが、マスメディアに対する検閲です。もちろんGHQだけでなく、薩長勢力が支配する政府も財界も、皆それを行っています。
その情報を流さない方法は、GHQが行ったような強権的なやり方だけとは限りません。もっと身近に幾らでも方法があるからです。例えば、わざと難しい専門用語を使って、相手を理解不能にさせ、それ以上の情報を与えない。これも情報遮断の1つの手法です。
経済学の専門家がテレビで行う、専門用語を使った断片的な解説も、私達から本当の情報を遮断します。難しい法律用語にも、そのような効果を生み出す作用があります。わざわざ難しく書いて、その法律が何の為にあるのか分からなくするわけです。
更に国会で言えば、巧みに答弁をはぐらかす。郵貯の民営化で、郵貯がそっくりアメリカに売り渡されるのではないか、と質問されれば、「そんな馬鹿なことは起こりえない」と一蹴し、それで話を終わりにするのも1つの手法です。
支配者達は、一般の国民に分かりにくい言い方をして権威を保ち、或いはそんなことに答えるのも馬鹿馬鹿しいという態度を示して、私達がそれ以上の内容に突っ込むことが出来ないよう、固くガードします。分からないことを、分からないまま鵜呑みにするよう間をおいて、私達が訳も無く納得するのをじっと待つわけです。
そうやって、彼らは私達に、情報の空白部分を作ります。情報の空白部分が生れると、そこに偽の情報を書きこむことが容易になります。
例えば、「日本人にとって勤倹貯蓄は美徳だ」、「貯蓄をしておけば将来安心だ」、「不正に手を染めている金融機関は極一部だ」、「郵政民営化は国民の為になる」、「サブプライムローンでアメリカの巨大金融機関は損をした」、などです。
それに当って、公共機関、社会福祉、社会企業、NGO〔※非政府組織 Non-Governmental Organizations(NGO)〕、NPO〔※非営利団体 Nonprofit OrganizationまたはNot-for-Profit Organization(NPO)〕などの仮面を利用しながら、彼らは仕掛けてきます。多くの場合、利用されたNGOやNPOの職員すらも知らない仕掛けが組まれます。≫≫
〔資料〕サブプライム住宅ローン危機 Subprime Mortgage Crisis - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%96%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%A0%E4%BD%8F%E5%AE%85%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%B3%E5%8D%B1%E6%A9%9F
〔資料〕米国住宅ローン証券化商品(RMBS)とシンセティックCDOについて―米国サブプライムローン問題における複合商品の構造 By 北見良嗣 2010年3月31日(PDF、全19頁)
http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/43002/1/HLR60-6_012.pdf
〔資料〕やさしいデリバティブ 目次 - 知るぽると 金融広報中央委員会
http://www.shiruporuto.jp/finance/kinyu/deriv/index.html
〔資料〕フェデラル・ファンド金利 Federal Funds Rate - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%87%E3%83%A9%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%83%89%E9%87%91%E5%88%A9
〔資料〕アメリカで「TPP」を推進して米政府を操る黒幕達の正体 - GIGAZINE 2011年11月4日 ※TPPに賛成・推進している米企業名一覧
http://gigazine.net/news/20111104_tpp_mastermind/
〔資料〕National Foreign Trade Council(NFTC) - Wikipedia
http://en.wikipedia.org/wiki/National_Foreign_Trade_Council
〔資料〕≪苫米地英人 著『洗脳支配―日本人に富を貢がせるマインドコントロールのすべて』 より抜粋(1)≫|MelancholiaT ※添付資料全般
http://ameblo.jp/antibizwog/entry-11291791209.html
〔資料〕日本人が知らない 恐るべき真実 研究ノート目次 - Anti-Rothschild Alliance ※アメリカの占領政策、他
http://rothschild.ehoh.net/truth/part3/find.html
〔資料〕日興コーディアルグループが東京スター銀行を買収か? - HEATの日記 2006年3月24日
http://plaza.rakuten.co.jp/HEAT666/diary/200603240000
〔資料〕日興コーディアルがシティグループの傘下に・・・ - HEATの雑記 2007年2月24日
http://d.hatena.ne.jp/HEAT/20070224
(9頁へ続く)
(8頁からの続き)
■年間自殺者3万人が示す「意図的な絶望」
さて、経済で行われている情報遮断と情報の書き込みでは、私達にもっと恐ろしい操作が行われています。
例えば、経済苦を理由にした自殺者が毎年増えています。自殺者の総数も毎年3万人を超え、これは交通事故の死亡者数1万人の3倍にも当ります。「3万人も自殺している。これは異常事態だ」と言うのが大方の反応でしょうが、私はそうは思いません。「よく3万人で収まっているな」これが私の率直な感想です。
1億人の中のパーセンテージ Percentage(百分率、百分比)で言えば、0.03%、たったの3万人。全然少ないのです。この3万人は、事情は様々ですが、みな絶望して死んでいることは確かです。私に言わせれば、本当はもっと多くの人間が絶望して死んでいなければおかしいはずです。もし、いま置かれている日本人の現実を知ったとすると、1億人がみな絶望しているはずだからです。
ということは、私達はそこまでの現実を知らされていない、ということになります。
人間が何故絶望するかと言えば、自分に対する期待があり、その期待が満たされないと思うからです。更に、その期待を実現する次なるチャンスが無い、と思い込むからです。ですから、たとえ取り返しの付かない失敗をしたとしても、別の道にチャンスがあると思えば、自殺などする必要はありません。逃げることもそうでしょう。他に逃げ場がある人間は自殺なんて考えませんし、逆に自殺する人は、逃げ場が無いと思い込んでいます。
ここが重要なポイントなのですが、自殺する人もしない人も、そこにある世界は全て作り上げられた世界です。その線引きはつまり、操作が利(き)く世界ということです。
私が考えるに、絶望し自殺するに至るラインは、本来あるべき位置よりずらされているのです。日本の経済は厳しく、働けども失敗し、とうとう何もかも上手くいかなくなり自殺しました、という中の、どこにラインがあるかという問題ではないのです。本来十分な仕事をし、余裕で自殺しなくてもいいだけの稼ぎをしているのに、自殺せざるを得なくなる。
つまり、日本にあるべき社会的なインフラストラクチャー Infrastructure(下部構造、社会的経済基盤と社会的生産基盤とを形成するものの総称)と経済構造が、本来あるべきところよりも思い切り下げられている。問題の本質は、ここに隠されています。つまり、絶望が意図的に作られている。
このように、元々思い切り低いところに切り下げられたリアリティ Reality(現実感。Virtual Reality:人工現実感、仮想現実)が作られているせいで、自殺者が3万人という極めて低い数字に収まっているということなのです。日本の経済社会は、あたかも「悪い環境ではない」かのように見せ掛けられているだけです。
働いたお金が支配者達の下にどんどん吸い上げられていき、本来送っていて然(しか)るべき生活水準よりも遥かに低い生活を強いられている。それが、私達日本人が置かれている現実です。
しかし、それを知らされず飼い馴らされた日本人は、そのことに気付かず、だからこそ3万人程度の自殺者で事が収まっているのです。もし、全員が真実に気付いたとしたら、何十万人、何百万人というオーダーで自殺者が出ても不思議はありません。
■権力者の操り人形と化した団塊の世代
≪≪私達日本人が、意図的に作られた絶望に骨の髄まで慣らされてしまった大きな原因の1つは、60年代の学生運動に求めることが出来ます。何故なら、その時期、権力サイドから完膚なきまで押さえ付けられたことで、今の団塊世代が「操り人形化」してしまったからです。
私は、東京大学安田講堂の陥落に至る1968年、69年の学生運動鎮圧について、警察のトップ官僚OBと話をしたことがあります。その警察OBは、当時、学生運動鎮圧の指揮を執った当事者の1人です。彼は、学生達への激しい鎮圧行動が上からの指示で行われたこと、そのやり方が現場の人間として余りにもやり過ぎだと感じたことを話してくれました。
鎮圧する警察側と、デモと投石を繰り返す学生側とでは、やはり大人と子供以上の攻撃力の差があったことは頷(うなず)けます。催涙弾をぶち込み、催涙銃の水平撃ちまで行って、痛みと恐怖で燻(いぶ)り出し、出てきたところを警棒でそれこそボコボコに叩きのめしました。
どういうことかと言うと、圧倒的に強かった警察側が、圧倒的に非力な学生側に襲い掛かり、息の根を止める寸前まで捩じ伏せ、二度と自分の足で立ち上がれないように、徹底的に暴力を振るったわけです。大人が子供に暴力を振るったら、どのような結果が齎(もたら)されるでしょうか。それは、さながら極悪非道のテロリストに対する武力鎮圧だったとも言えます。
学生運動の焦点は、日米安保改正問題でした。安全保障条約を結ぶかどうかではありません。安保締結は、敗戦の時サンフランシスコ講和条約(1951年)と同時に行われたものです。ですから、急進的な学生が安保は期を標榜していても、その心は、安保を破棄するにしろ改正するにしろ「内容を検討しようよ」という言論によるものが始まりでした。
それが火炎瓶を投げる物理的な行動にエスカレートするまでは、当局との様々なぶつかり合いがあったのです。その後、学生運動は徹底的に叩き潰されました。あそこまでする必要があったのか、「極めて疑問だ」「学生の、権力に対抗するという意欲を完膚なきまでに叩き潰してしまった」と彼は言いました。
実際、学生運動の嵐が過ぎ去って見ると、彼らは殆んど魂を抜かれたも同然でした。つまり、徹底的な武力鎮圧を受け、二度と立てないような精神状態に置かれてしまったということです。
そのような仕打ちを受けた団塊の世代に共通するのは、「何をしたところで、社会は何も変わらない」「言葉を尽くしても、何の役にも立たない」という深い諦念(ていねん)です。彼らは、圧倒的な力を持つ国家権力によって、そのことを心に、徹底的に刻み付けられてしまったのです。
その団塊の世代が、そのまま普通に就職し、普通のサラリーマンになり、高度経済成長の尻尾にぶら下がってぬくぬくと生き長らえました。どういうことかと言うと、彼らは、権力サイドに都合の好い操り人形として、骨の髄まで従順なサラリーマンにされたわけです。
徹底的な敗北を心に刻んだ世代は、意図的に作られた絶望を受け入れ、何も疑問を持ちません。「世の中なんか、そんなものだ」という思い込みは、彼らの下に奴隷を作る力に変わってこそすれ、彼らの下に続く世代に新しい気付きを生み出す力にはなり得ません。
残念ながら、彼らの経験と思考は、支配者達の思惑通りに私達の目と耳を塞ぐ力にはなり得ても、社会の変革パワーになり得ないのです。≫≫
〔資料〕日本人が知らないニッポン―隠されてきた歴史から読み解く世界の成り立ち - THINKER
http://thinker-japan.com/thinkwar.html
〔資料〕日本はサンフランシスコ講和条約で独立国として承認されていなかった!?(苫米地英人著『脳と心の洗い方』より抜粋) - Anti-Rothschild Alliance
http://rothschild.ehoh.net/material/36.html
〔資料〕日本人が頭に入れておくべきこと 1〜2 - 山本正樹オフィシャルブログ 2011年10月22日、11月2日
http://www.yamamotomasaki.com/archives/714
http://www.yamamotomasaki.com/archives/723
〔資料〕日本人が知らない 恐るべき真実 研究ノート目次:アメリカの占領政策、他 - Anti-Rothschild Alliance
http://rothschild.ehoh.net/truth/part3/find.html
〔資料〕1942年6月米国「日本プラン」と象徴天皇制 By 加藤哲郎(『世界』2004年12月号掲載文) - 加藤哲郎のネチズン・カレッジ
http://homepage3.nifty.com/katote/JapanPlan.html
〔資料〕George R. Packard著, 森山尚美 翻訳『ライシャワーの昭和史』(講談社 2009年刊行)
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%81%AE%E6%98%AD%E5%92%8C%E5%8F%B2-%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%BBR%E3%83%BB%E3%83%91%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89/dp/4062151952/
〔資料〕金貸し支配と労働運動は繋がっていた? - 日本を守るのに右も左もない 2009年5月8日 ※二層化された世界の下層部分に対する分断統治
http://blog.trend-review.net/blog/2009/05/001129.html
〔資料〕ウォール街金融資本が作り出す歴史構造 By Antony C. Sutton〜左翼右翼の対立、戦争etc〜 - 日本を守るのに右も左もない 2007年12月10日
http://blog.trend-review.net/blog/2007/12/000553.html
〔資料〕Antony C. Sutton著『ウォール街とボルシェヴィキ革命』を読む。 - ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報 2006年12月3日
http://amesei.exblog.jp/4291064/
〔資料〕Antony C. Sutton著『ウォール街とボルシェヴィキ革命』翻訳 - ショーン007aの日記
http://www.nn.em-net.ne.jp/~komoda/index2.html
〔資料〕資本主義と共産主義はユダヤの両建て主義 - truthseeker's archive 2010年7月27日
http://blog.livedoor.jp/truthseeker/archives/65388637.html
〔資料〕ロスチャイルド胤「二卵性双生児」マルクスとニーチェ By Andrew Hitchcock - さてはてメモ帳 Imagine&Think! 2008年10月3日
http://satehate.exblog.jp/9845623/
〔資料〕≪NHKスペシャル『日米安保50年 第1回 隠された米軍』 より文字起こし≫|MelancholiaT
http://ameblo.jp/antibizwog/entry-10855996289.html
〔資料〕≪宋 鴻兵 著『通貨戦争―影の支配者たちは世界統一通貨をめざす』 より抜粋(14)≫|MelancholiaT ※Walter Lippmann著『世論』、【蛇の如く聡くあれ Be Wise As Serpents】
http://ameblo.jp/antibizwog/entry-11012233277.html
■絶望に飼い馴らされた日本の最大勢力
≪≪この団塊の世代の下に生れた団塊の世代ジュニアが、また問題です。
小泉純一郎(1942−)元首相が郵政民営化を問うた、2005年9月の解散総選挙では、「B層戦略」なる作戦が使われました。そこには、人間をAとBの2つに分けて、Bを狙うことが明記されていました。Bの人と言うのは、普段投票に来ない浮動層のことです。
(中略)この「B層戦略」を請け負った大手広告代理店には「B層マーケティング」というものがあり、彼らの言うB層とは、団塊ジュニア、もしくは団塊の世代から影響を受けた人のことなのです。つまり、自民党が行った「B層戦略」は、浮動層と言いながら実は団塊の世代の子供達をターゲットにした選挙戦略だったのです。
〔※補足〜「B層戦略」を請け負った広告代理店について:「B層戦略」は、表向きには在日米商工会議所の系列の広告会社であるプラップ・ジャパンが自民党の選挙戦略として立案したことになっているが、実際には、電通、プラップ・ジャパン、I&S/BBDO、フライシュマン・ヒラード Fleishman-Hillard(民主党側、当時の党代表は“レント・シーカー”岡田克也)といった主立ったPR会社が、「米国の金融資本の為の郵政民営化」を実現する為に大掛かりなチームを組んでいた。
尚、添付資料にある「郵政民営化・合意形成コミュニケーション戦略(案)」は、竹中大臣が側近の岸 博幸(1962−、元経産省官僚)を介して、PR業者である有限会社スリードに随意契約で発注し、作成させたもの。
その総責任者が、米国の金融資本の命令を受けて動いているアレン・ローゼンシャイン Allen Rosenshine(1939−、BBDO Worldwide Inc.のCEO)であり、ローゼンシュタインは、郵政民営化が参議院で一旦否決されて総選挙となる8月5日の3日前の8月2日に、突如首相官邸を訪れ、小泉首相と極秘会談を持った。BBDOは自民党側、フライシュマン・ヒラードは民主党側の選挙戦略を担当していたが、この2社は実は共にロックフェラーのオムニコム Omnicom Group Inc. の傘下企業。→郵政民営化研究会、日経・CSISバーチャル・シンクタンクなどを参照。双頭政治〕
(中略)こうしたB層を一言で言うとしたら、私は、世の中に対する抵抗心が無い世代だと思います。幼い時から、世界に疑問を抱くことを禁じられてきたのです。
私達の世代は、少なくとも、自分の目の前にある現実に対して、抵抗する気持ちを持っているはずです。つまり、批評眼が大事だと考え、それを通して社会の出来事を眺め、もっともらしい常識を疑い、もっと上手いやり方があるはずだと工夫を凝らします。ところが、団塊ジュニアと呼ばれる世代はそのような価値観を持っていない、或いは極めて希薄だと、何処からどう眺めてもそう評さざるを得ないのです。
団塊ジュニア世代の親は、徹底的にやっつけられた世代です。何をしても駄目だということを厳しく悟ったわけです。そうした親の姿勢や思想に影響されて育ったジュニアが、目の前の現実に疑問を持たず、世の中の流れに抵抗する心を持っていないのは、極当然の帰結だと言えます。
自民党の「B層戦略」は、疑問を持たない人間を取り込む為の戦略だったということです。だからこそ、優勢を民営化すると何が良くて何が悪いのか、彼らはそんなことなどお構いなしに自民党に投票しました。小泉チルドレンが薄気味悪いほど大量に当選したのも、こうした仕掛けが奏功した結果だったと言うことが出来るのです。
団塊の世代と団塊ジュニアの世代、この両者こそ、支配者が作る意図的な絶望に慣らされた最大勢力と言えます。彼らは、この作られた絶望を見破れないばかりか、この世が作られていることそのものを疑おうとしないのです。
残念なことですが、彼らがこの日本の作られた絶望を肯定し、受け入れたままである限り、薩長勢力を祖とする日本の「勝ち組」による、国民の奴隷化を止める力は生れません。何故なら、この世代こそ日本の人口ピラミッドの最大ボリュームゾーンであり、政治を、そして経済をも、数の倫理で押し流してしまうからです。≫≫
〔資料〕≪斎藤貴男 著『消費税のカラクリ』 第3章 消費者が知らない消費税の仕組み、他 より抜粋(9〜11)≫|MelancholiaT ※小泉純一郎・竹中平蔵らによる「構造改革」の正体、竹中平蔵の正体、(対日)年次改革要望書、松下政経塾の正体、MRA、郵政民営化研究会、郵政選挙と広告代理店(BBDOとFleishman-HillardはロックフェラーのOmnicom Group Inc.傘下企業)、他
http://arsmagna2.jimdo.com/melancholiaT-roentgenium-資料保管庫-目次/
〔資料〕郵政民営化・合意形成コミュニケーション戦略(案) By 有限会社スリード・株式会社オフィスサンサーラ 2004年12月15日(PDF、全15頁)
http://tetsu-chan.com/05-0622yuusei_rijikai2.pdf
〔資料〕広告代理店というのは、「国民洗脳産業」である。 - ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報 2006年3月26日
http://amesei.exblog.jp/2879210/
〔資料〕≪苫米地英人 著『利権の亡者を黙らせろ―日本連邦誕生論』 より抜粋(3)≫|MelancholiaT ※小泉劇場と地デジ利権、他
http://ameblo.jp/antibizwog/entry-11253445914.html
〔資料〕≪苫米地英人 著『洗脳支配―日本人に富を貢がせるマインドコントロールのすべて』 より抜粋(1)≫|MelancholiaT ※添付資料全般
http://ameblo.jp/antibizwog/entry-11291791209.html
■テレビの世界で起きている恐ろしい現実
≪≪更に悪いことに、この世代から次の世代に、負の遺産が受け継がれようとしています。子羊としての団塊ジュニアが、更に子羊を産む。このことももちろん問題ですが、それだけではありません。問題の本質は、奴隷化の為の教育が推進されることです。
例えば、いまテレビでは、明らかに馬鹿な日本人を作るプロジェクトが始まっています。テレビ局トップが相談して決めたのか、アメリカ大使館からそのような指令が飛んだのか、確認する術はありませんが、トップクラスの意思決定が働いているとしか言いようがないほど、その兆候がはっきりと現れているのです。
その典型が、テレビ画面に、テロップや字幕風の活字(スーパーインポーズ)を映すやり方です。最近のバラエティ番組では、タレントの喋(しゃべ)りに被せて、大きな活字でその内容を採録したり、第三者的にツッコミのナレーションを入れたりするようになりました。その活字が躍ったり、更にそこに効果音が被せられたりすることも、よく見受けられるようになりました。
これこそが、人間のIQを下げる最も効果的な方法だとされているのです。果たして最も効果的かどうかについて、私はまだ科学的に検証を終えていません。しかしはっきりしているのは、この方法をテレビで多用すれば、確実に人間のIQは下がります。何故なら、テレビ画面を見ている人間は、抽象的な思考を抑制され、何かを見ることで抽象的な思考を進めていくという思考力をどんどん喪失していくからです。
実際、過去に行われた実験で、次のような結果が生れることが証明されています。その実験では、被験者に映像を見せながら、画面に映った内容を表す擬態語など、抽象的な単語を次々と見せていくということが行われました。
それを続けていくと、僅かな時間で段階的に思考能力が失われました。そして、更に続けていくと、被験者の脳波が何も考えていない状態と同じ波形になり、そのままそれが継続していきました。つまり、そうした映像が遂(つい)には見る側の思考そのものを止めてしまったということです。
人間は、そうした刺激を受け続けると、能動的に思考を行うことが出来なくなります。これが出来なくなれば、物事を見て感じ取り、そこから抽象的な思考を進めていくことも出来なくなるわけです。抽象的な思考を行うことは、人間の脳の前頭前野(ぜんとうぜんや)、最も高度な部分における脳の働きなのですが、この働きをそっくり失ってしまうのです。
テレビ局の人間は、一般の人々が想像する以上に、映像における大衆操作についてよく学んでいます。もちろん、制作会社のADさんがそうだと言っているのではなく、テレビ局の中には、大衆操作の禁じ手など、テレビの闇のテクニックに通じた専門家がいるのです。
いま番組制作に当っている主力世代の年齢は、団塊ジュニアの中でも35歳から40歳くらいです。彼らは、上からの命令に何も疑問を持ちません。既に、抽象的な思考を抑制する番組制作にも慣らされ、それはおかしいと問題にするようなこともありません。当然、闇テクニックを知る上層部からの命令に疑問を持つこともなく、番組制作に邁進(まいしん)することでしょう。
団塊ジュニアは、自分達と同じ子羊を作る為に、日本人の抽象的思考を無差別に大量破壊し始めるのかも知れません。あたかも朝起きて神の声を聞き、歯を磨いてお茶を飲み、1人で用意した爆弾を車に積み込み、そのまま人々の集まる繁華街に突っ込んでいくテロリストのように・・・・・・。
B層が、更に輪を掛けたB層を生む為に、自ら進んで「B層戦略」を推し進めるような事態だけは、何とか回避しなければならないと思うのです。≫≫
■馬鹿な日本人を作るプロジェクト
馬鹿な日本人を作ろうとしている点で、ここで1つ付け加えたいのは、教育の問題です。教育基本法の改正、ゆとり教育など、ここ数年の日本を眺めると、単に日教組と文部科学省との対立だけでは説明し切れない数々の問題が噴出しています。
その典型が、一時的にせよ、円周率を「3」にするとした学習指導要領の問題です。私は学校教育も、既に馬鹿を作るプロジェクトの一環に取り込まれたという気がしてなりません。
円周率というのは、御存じのように、3.141592・・・・・・と数字がランダムに永遠に続きますよ、ということを教えるのが重要な目的です。つまり、無理数という概念を子供に初めて教える為のものでもあります。
にも関わらず、円周率を「3」だと言い、それが問題にされると「いや、あれは計算をし易いよう、計算をする時だけ3でいいことにしたんですよ」と、文部科学省は理屈に合わない弁解をし始めました。教育の専門家が、無理数の概念を教えることと、計算し易いよう小学生に便宜を図ることを、そもそも混同するわけがありません。
英語教育でも「イマージョン・プログラム Immersion Programs(浸漬(しんし)教授課程)」という、いわゆる英語付け教育を導入した高校から米国の名門大学のマサチューセッツ工科大学 Massachusetts Institute of Technology(MIT)やハーバード大学 Harvard University に合格者を輩出している学校が出始めているという朝日新聞の記事が最近ありました。
イマージョン・プログラム(浸漬教授課程)が良いと分かっているのに大半の高校が導入していないのは、米国の名門大学に入れる英語力は付いても、東大や京大に入れる英語力が付かないからです。要するに「受験戦争」という、日本でしか通用しない人工言語が出来るようにならないからという理由です。
まさに本末転倒ですが、ここにも、日本人は世界で発言出来なくてもいいのだ、という意志が働いているように感じます。日本の教育がこれだけボロボロになったことについても、私はそこに、何か意図的な仕掛けがあったのではないかと考えざるを得ません。
〔資料〕Immersion Programs(浸漬教授課程) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A0
■進化した人間はワインの味が分からない
例えば、人々が美味いものをありがたがる、という現象があります。元々、美味い、不味いとは、どういう感覚なのか御存知でしょうか。
味覚というのは、脳幹の中で一番古い部分の情報処理です。それは元々毒性を見分ける為に発達し、進化したものなのです。(中略)ですから、基本的に自分の身体にとって良いもの、悪いものを見分ける為の昨日であることに変わりはないわけです。
その欲求を身体のほうから見ると、より自分の個性が長生きするよう、より多くの子孫を残すよう求める心ということになります。それを「煩悩」と呼びます。一般に、煩悩が強ければ強いほど、野蛮人だということになります。逆に、煩悩が弱ければ弱いほど、進化した人間だということです。
例えば、再びワインを例に取りますが、ソムリエがワインの美味い、不味いを細かく味わい分ける。細かく分ければ分けるほど、美味い、不味いに象徴される煩悩は強くなっていきます。何故なら、ワインの細かい味が分かるということは、つまるところ「俺の子供を産めば美味しいワインが飲める。だから俺の子供を産め」と言うに等しいからです。ワインの味が分かることは、最終的には、子孫の繁栄という目的に合致するのです。
とすれば、乱暴な言い方で誤解を恐れずに言えば、ワインの味が分かる人間は、野蛮人。進化した人間とは、ワインの味なんか全然分からない人間のことになります。
■思考をコントロールする為の教育
このように、文化の名を語る煩悩には、人間の欲求をもっと細かく、或いはもっと沢山というように、増大させる効果があります。ワインの味にしても、そう教育されたから、それが美味いと感じるに過ぎません。そうした教育を繰り返し受けることで、人間は煩悩をより強くしていくわけです。
日本には穢れという思想があり、私達にはみそがれた人間に近付きたいという欲求が埋め込まれています。自然淘汰が行われる世界の中で、弱肉強食で生き残ってきた遺伝子が日本人の中にもちゃんと残っています。そうすると、ワインの味がもうワンランク上がるようになることで、相手に弱肉強食で勝ったという考え方が生れます。それは仕方のないことだとも言えます。
≪≪しかし、人間はそれを超える能力を持っている存在です。その能力が、抽象的な思考が出来るということなのです。
つまり、「弱肉強食で勝たなくても、まあいいや」とか「自分のことはいいから、隣の人を助けてよ」と言うのがそれです。私達が日常的に行っているこうした思考こそが、私達が人間であることの本来の証しですが、支配者達にとっては、これをやられると困るのです。
それは、人間のコントロールが効かなくなるからです。支配者達が人間をコントロールする為には、自分の事だけを考える人間の集まりであればあるほど都合が好いのです。抽象的に物事を考えようとせず、それに与えられた価値を疑わずに忠実に動いてくれれば動いてくれるほどいいわけです。ですから、その為の教育を繰り返すのです。
先ほど述べた学校教育についても、その点が明らかに仕掛けられていると思います。無理数を整数に直してしまえば、それは数学を学ぶことで身に付けるはずの抽象的な思考を奪うと言うに等しくなります。数学が、単に計算をする勉強ではなく、数という世界を元に抽象的な思考回路を作る勉強である、と理解出来ない人間を育てます。≫≫
「3」という道具を使って、計算だけしていなさい――。
彼らの意図はやはり、日本人の頭をどんどん馬鹿にしていくこと以外ない様に思えます。
■支配者は再び貯蓄を呼び掛ける
本章の最後にもう一度、貯蓄の話に戻りましょう。現在(いま)、貯蓄に最も関心を持っているのはやはり30代、40代、その一翼を団塊ジュニア世代が背負っています。
大手広告代理店の「B層マーケティング」が絡んでいるのかどうか判然としませんが、金融機関による団塊ジュニアに対する評価は、押し並べて「彼らこそ貯蓄や投資に敏感で、自己の資産を増やす為にはリスクを取る投資も行う積極世代」というような具合です。
客観的な世代評価のように記述していますが、実は「あなたも団塊ジュニアなら、貯蓄するのは当り前。リスク投資も行って下さい」と、柔らかく脅迫しているかのようにも読めるのです。どうして、このようにしてまで貯蓄を煽るのでしょうか。
既に紹介したように、日本が早晩IMF(国際通貨基金)の管理下に置かれることは、知る人ぞ知る、薩長勢力の支配者達にとっては規定の進路です。
具体的に何が起こるかと言えば、極端なインフレです。それがハイパーインフレ Hyper Inflation と呼ぶに足るかどうかはともかくとして、日本国債の引き受け手がいなくなるのですから、それは国が右往左往するようなインフレであることは確かです。
極端なインフレである以上、預貯金は大変な目減りを起こします。海外の金融商品であれば、日本がそのような事態になった時に一時的には安全かも知れません。しかし、日本がそういう状況下では、海外に移住する以外、私達にはそのお金の使い道がありません。もし円を受け取ると、インフレ進行中は円安が日々進行している為、円の価値はどんどん下がるはずです。
戦後、敗戦国の常として、日本はハイパーインフレに襲われました。GHQ(連合国最高司令官総司令部)は、預金封鎖と新円切り替えを行い、日本はその場を凌ぎましたが、国民の懐(ふところ)から復興の為の資金は消えてなくなりました。
再び預金が封鎖されるか否か、それははっきり分かりませんが、少なくともIMF管理が行われるということは、戦後GHQが介入したと同じくらいのインパクトがあるということです。私達の資産が消えてなくなる可能性さえあるのです。
それでも尚、私達に貯蓄を勧める勢力がいます。彼らはきっと、こう言うでしょう。「国を復興する為には、本源的な金融資産が必要だ」、と。彼らは、次の支配システムに向かって、再び国民に貯蓄を呼び掛けます。金融機関も、その尻馬に乗ります。私達にもう一度、返済する必要のないお金を貢(みつ)がせる為に。
(中略)国民からお金を預金、年金などの貯蓄名目で税金として召し上げる彼らこそ、失うことが確実な国民のお金を使って、私達を洗脳経済の泥沼に引き摺(ず)り込み、私達に次なる安楽を用意するのです。つまり――。
何も知らないことが一番の幸せだ、と。奴隷でいることが一番の幸せだ、と。
〔資料〕≪苫米地英人 著『洗脳支配―日本人に富を貢がせるマインドコントロールのすべて』 より抜粋(6)≫|MelancholiaT ※添付資料全般、アジア通貨危機とIMF管理下に置かれた韓国経済
http://ameblo.jp/antibizwog/entry-11303586007.html
(10頁へ続く)
(9頁からの続き)
〔苫米地英人 著『洗脳支配―日本人に富を貢がせるマインドコントロールのすべて』 第5章 経済洗脳から自由になる方法 より P.192−P.208〕
■消費コントロールという名の支配システム
テレビのホームコメディ番組などを通じて、アメリカ流の生活様式や思想が日本人の頭に深く刻まれるようになったのは、1960年代のことです。(中略)戦後、GHQ(連合国最高司令官総司令部)が日本人に罪の意識を植え付ける為に、「ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム War Guilt Information Program(WGIP)」を徹底的に行いましたが、それはテレビなどの番組制作にも色濃く反映されています。
例えば、NHKが1960年代に制作した数多くの太平洋戦争ドキュメンタリーは、その典型的な例と言えます。戦争に担ぎ出された兵隊の人生や、戦争に巻き込まれた婦女子の悲哀、大量の自決者を出した沖縄の悲劇、ヒロシマ、ナガサキの原子爆弾の恐怖。こうしたドキュメンタリー番組は、左翼が作ったのではないかと疑うほど、1つ1つの映像が日本軍部などに対する強烈な告発意識で貫かれていました。
恐らく、GHQの意向を受けて、NHKの番組制作能力を総動員し、入念に撮影・編集したものと思われます。私達はこうした番組を観る度に、「日本の軍部が悪かった。日本人の選択こそ間違っていた」との意識を埋め込まれたのです。
その洗脳の地ならしが粗方(あらかた)出来上がると、今度はアメリカ流の生活様式や思想が如何に素晴らしいものであるか、冒頭に上げたコメディや西部劇といった番組を通じて、埋め込まれることになります。
アメリカ流の生活様式や価値観に対する憧れは、直ぐに国民的な消費に結び付きました。これが、1950年代の白黒テレビ・冷蔵庫・洗濯機という「三種の神器」から、30年代のカラーテレビ・カー・クーラーという「3C」への、凄まじい消費熱を呼ぶわけです。
≪≪私が前振りとしてこんな解説を述べたのは、実は消費こそ、常に支配者によって仕掛けられているものだからです。資本主義の中で支配者達が行っていること、その最大のものは、消費行動の徹底的なコントロールです。何故なら、私達がお金を稼ぎ、そのお金を彼らのコントロールが利かないところで使われると、彼らの支配システムが維持出来なくなるからです。≫≫
例えば、明治維新以来、日本に「洋モノがいい」というカルチャーが根付きました。カルチャーと言うと、人々の間に自然発生的に生れたかのような印象を受けますが、これは支配者達によって意図的に仕掛けられたものと言わざるを得ません。
原初的には、尖兵となった貿易商がヨーロッパの魅力的な品々を手掛かりに彼らの価値観を日本人に植え付けることから始まったということです。その仕掛けは現代に継承され、例えば「グッチ GUCCI(伊 PPR Group)」や「ルイ・ヴィトン Louis Vuitton(仏 LVMH Group)」というブランドの隆盛となって現れています。
実際、これらのブランドのオーナーは、みなヨーロッパの支配階級です。互いに競合関係にあるブランドですが、オーナーはみな仲間内の人々と言えます。彼らの消費コントロールは、実に圧倒的な力で私達の現在を支配しています。(中略)
戦後GHQによるWGIP、アーネスト・ヒルガード Ernest Ropiequet Hilgard(1904−2001)教授〔※1頁を参照〕が関わったと思われる洗脳にしても、それまでの鬼畜米英がいつの間にか支配階級に変わり、「ギブ・ミー・チョコレート」となりました。そして、そこで展開されたコントロールが、「欲しがりません、勝つまでは」という戦時中の抑圧に作用し、爆発的消費へと結び付いたわけです。
既に紹介した「B層戦略」にしても、日本の広告代理店が生み出したのではなく、オリジナルはアメリカの広告代理店です。これは消費行動の一環としての投票をコントロールする方法です。つまり、選挙はお金の代わりに票を用いて政治家を買っているわけで、其処に消費コントロール技術を巧みに織り込んでいるわけです。
その手法を日本の広告代理店が輸入し、日本で展開し、私達はその結果として小泉首相サイドに票を投じました。
〔資料〕Ernest Ropiequet Hilgard(1904−2001) - Wikipedia
http://en.wikipedia.org/wiki/Ernest_Hilgard
〔資料〕米国教育使節団報告書(要旨)1946年3月31日|文部科学省 ※Ernest Ropiequet Hilgardの名前あり
http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/hpbz198102/hpbz198102_2_034.html
〔資料〕戦争犯罪宣伝計画 War Guilt Information Program(WGIP) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%AE%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A0
〔資料〕江藤 淳(江頭淳夫 1932−1999) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%9F%E8%97%A4%E6%B7%B3
〔資料〕江藤 淳 著『閉された言語空間―占領軍の検閲と戦後日本』(文藝春秋 1989年刊行 ※文庫版は1994年刊行)
http://www.amazon.co.jp/%E9%96%89%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E8%A8%80%E8%AA%9E%E7%A9%BA%E9%96%93%E2%80%95%E5%8D%A0%E9%A0%98%E8%BB%8D%E3%81%AE%E6%A4%9C%E9%96%B2%E3%81%A8%E6%88%A6%E5%BE%8C%E6%97%A5%E6%9C%AC-%E6%96%87%E6%98%A5%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%B1%9F%E8%97%A4-%E6%B7%B3/dp/4167366088
〔資料〕日本人が知らない 恐るべき真実 研究ノート目次 - Anti-Rothschild Alliance ※アメリカの占領政策、他
http://rothschild.ehoh.net/truth/part3/find.html
〔資料〕≪中田安彦 著『ヨーロッパ超富豪 権力者図鑑―世界を支配する欧州の覇者たち』 より抜粋(1)≫|MelancholiaT ※ブランドという権威付け、LVMH Group、PPR Group、他
http://ameblo.jp/antibizwog/entry-10913517225.html
〔資料〕≪苫米地英人 著『利権の亡者を黙らせろ―日本連邦誕生論』 より抜粋(4)≫|MelancholiaT ※談合マスコミの電波利権の実態、“絆=談合”の裏側
http://ameblo.jp/antibizwog/entry-11255176418.html
資料〕恐るべき電通の歴史 1〜2 - ブログ de なんで屋@東京
http://blog.goo.ne.jp/nande_ya/e/97eb215734bf1795ad54f27da77267c2
http://blog.goo.ne.jp/nande_ya/e/efaf6c4fa9c64880684b4423f94d753b
〔資料〕税金で政党CM 自民・民主とも 100億円超 電通・博報堂が受注トップ - しんぶん赤旗 2007年6月2日
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-06-02/2007060215_01_0.html
〔資料〕毎年税金60億円 電通・博報堂・産経新聞社など事業請け負い 「安全神話」刷り込み - しんぶん赤旗 2011年7月16日
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-07-16/2011071603_02_1.html
■カルチャーという仕掛け
ところで、消費はどのようにして仕掛けられていくと言うのでしょうか。それを明らかにする為に、私達の消費が向うカルチャーというものについて考えてみましょう。
例えば、グルメカルチャーです。食事をする時、グルメブームに乗って、東京・六本木の東京ミッドタウンや六本木ヒルズのレストランに行く必然など、本来ありません。ですが、六本木で何処かに腰を落ち着けようとすると、「あそこのレストランに行こう」という話になります。
別に、食事をするならセブンイレブンの弁当でいいわけです。(中略)にも関わらず、みな瀟洒(しょうしゃ)なビルに入った一流レストランに行こうとするのは、そこに仕掛けられたグルメカルチャーがあるからです。しかし、それが本当にカルチャーかと言えば、全く違います。それは食の煩悩であるに過ぎません。例えば、食がカルチャーであると言うのは、次のような場合です。
その昔、王侯貴族が暇を持て余していた頃、彼らの食卓に並んでいた食べ物は、食事とは程遠いものでした。テーブルの上の料理は、貴族がそれを一口食べると直ぐ終わりです。彼らにとって並べられた料理の数々は、権力の誇示というに過ぎません。
一方、王宮に雇われた料理人にとってはどうかと言うと、料理の味よりも見た目が何より重要であったのです。何故かと言えば、それは権力の誇示の為に捧げられるものであるわけですから、何よりも格好良く見えなくてはいけません。味が二の次になる理由は、王侯貴族がそれを食べないからです。ですから、食材の包丁の入れ方の美を競ったり、ソースの色に気を遣ったり、小手先の技術が先ず競われたわけです。
このことは、フランスをはじめとするヨーロッパの貴族料理のみに代表されるものではありません。中国の宮廷料理もそうでしたし、韓国の宮廷料理もそうでした。もちろん、日本も例外ではありません。こうした料理はアートだったのです。見た目が最も重視されるという点で、絵画や彫刻と同じなのです。そのうち、料理は味も美味しいほうが良いということになり、本当に食べるようになったわけですが。
王侯貴族や宮廷の料理は見せる為のものであり、食べる為のものでないからこそ、文化であり、芸術になったと言えます。このことは、逆に考えるとはっきりします。
食べることから出発した庶民の料理は、その伝統や知恵を取り沙汰されこそすれ、文化や芸術とは言いません。また、そもそもの宮廷料理が美味しかったとすると、それは文化や芸術ではなく、「美味しいし、栄養たっぷりだからね」というただの食べ物になっていたわけです。
食が文化だったと言うのは、このような宮廷料理の時代のことであり、食べることが目的ではなかった頃の話です。従って、食べる物になっていれば、料理は既に文化ではなく、煩悩だと言うことが出来ます。美味しい、栄養がある、健康に良い、長生き出来る、それらは全て煩悩を満たすものです。もちろん、貴族の食を利用した権力誇示も別な煩悩であることは言うまでもありませんが。
だからこそ、料理はただの消費財に過ぎないのですが、それを「食の文化」だと喧伝(けんでん)する人間が現れて、私達はまんまと騙されているわけです。
もう1つ、例を挙げましょう。
例えば、70万円のグッチのライダー型革ジャケットがあります。本来ジャケットは、それを着て外出すると温かい、それだけのものであるはずです。ところが、それがグッチになると「これグッチだよ、高いんだよ」と言う為のものに変わります。女性がしているダイヤの指輪と同じようなものです。余り役に立たない、無くてもいいわけです。
しかし、そうなった時こそグッチは芸術の域に達してきたと言えるわけです。何故かと言えば、本当のオートバイのライダーが着たら破れるし、濡れたら直ぐに傷むので雨の日は着ない。実用で役立つことは二の次です。そこで初めて、洋服は芸術になるわけです。
■善悪の判断は簡単に変えられる
≪≪私達の消費が芸術に向かう時、それをコントロールしようとしても出来ません。何故なら、芸術は“この世”のものではなく、“あの世”のものですから、コントロールのしようがないからです。
ところが、芸術に見せ掛けた消費財の場合はこれが出来ます。例えば、デザインを変え、色を工夫し、流行遅れにさせる。そして、新しいものを買わせる。本物の芸術は、流行遅れになることなどありません。流行性が無くなって、普遍的になってしまいますから、コントロールする道具になり得ないわけです。
このようにすると、支配者達は、自分のところにちゃんと富を集中させることが出来ます。要するに、人間の煩悩が向かう先を集中させるのです。お金だけではありません。消費行動のコントロールとは、欲求をコントロールすることですから、善悪の判断を変えることも出来るし、投票する人を変えることも出来ます。
コントロールの第一は、人間のもっとも煩悩に近いところを押さえることに始まります。それから、最初は性欲や食欲、そして衣や住という具合に、徐々に抽象度を上げたところに網を掛けていきます。
或る国に対するイメージや親近感を作ることなど、実に簡単です。人間は、例えば自分が欲しいクルマを作っている国のことを、次第に好い国だと思い込むようになります。例えばアルファロメオが愛車の人は、イタリアはマフィアの国だと言われたら「そんなことはない、イタリア人は良い奴ばかりだし、良い国だ」と反論したくなります。
実際、アメリカの日本に対するイメージは日本車が優秀になるに連れて上がってきました。見せ掛けの文化に包まれたただの消費財が、上手に仕掛けると遠い国に対する親近感を生み出すのです。
金持ちの支配層は、既に世界の富の99.99%を押さえていますから、それ以上の富を我が物にすることを目指しているわけではありません。彼らは消費行動をコントロールし、彼らが世界に敷いたシステムを維持する為に、人間の思考そのものを支配下に置きたいのです。
このように、支配は消費行動をコントロールすることで決まります。逆に言えば、支配されない為に私達が取り得る一番の手段は、自分の消費を自分でコントロールすることです。特に、最も抽象度の低い自分の行動をコントロールすることでしょう。
例えば、食べ物。グルメ雑誌があったら直ぐ捨てる、このレストランが美味しいと聞いたら直ぐ疑う、美味いものは食わない、グルメ番組は観ない、などなど。これはとても重要なことです。そして、見せ掛けの文化に彩られた抽象度の高い消費へと、自己コントロールの幅を広げていくのです。≫≫
■エネルギーにおける消費コントロール
支配者達の消費コントロールは、例えばエネルギーといった、抽象度の極めて高い分野でも行われています。
例えば、いま流行(はやり)の水素エネルギーです。御用学者や御用研究者は、水素エネルギーは地球に優しいと嘯(うそぶ)いていますが、ここには明らかに意図的な操作があります。水素エネルギーの作り方を考えていくと、彼らの論理が破綻していることが直ぐに分かります。
水素エネルギーが地球に優しい理由は、燃焼させることによって後に残るものが、H2Oのみであるという点です。彼らは口々に、こんなクリーンなエネルギーはないと言うわけです。では、水素はどうやって作られるのでしょうか。
宇宙の始まりの頃は、H(水素)という元素が単独で大量に存在していました。いま宇宙は終焉へと向かう道の途上にあり、H元素そのものは不安定な為、地球上ではH2Oという安定した状態で存在しています。単独のHという形では存在していない、ということです。つまり、H元素は、単独では地球上何処を探しても無いのです。ですから、Hを利用する為には、水からHを分離して作り出す以外にありません。
H2Oは安定した結合状態ですから、ここからHを分離する為には、それ相当のエネルギーを必要とします。いま知られている最良の方法は、電気分解です。私達が中学校の理科の実験で行ったそれです。水を張った水槽に電極を入れ、電気を通すと、ブクブクと泡が出て、それが生み出された水素と酸素に成ります。
しかし、この時必要な電気はどうすると言うのでしょうか。当然、発電が必要になるわけです。(中略)殆んどの国がまだ火力発電に頼っている状況ですから、トータルで考えると、実は水素を作るほうが重油を燃やしている計算になるのです。
もちろん、バイオマス技術があるから大丈夫だとするという反論もあることでしょう。バイオマスとは、微生物を使って水素を生み出す技術です。既に大学などでは、遺伝子を操作された微生物を利用して水素を作り、水素エネルギーを作ることが始められています。
いま日本で、満タン70リットルのガソリンを精製する時に必要とされる原油は、大体ドラム缶1個分です。ドラム缶たった1個の原油に相当する石油燃料にとって代わる水素の量でさえ効率良く生み出すことの出来るバイオマス技術など、何処を探しても無いのです。
こうした白黒がはっきりしている問題にも関わらず、尚も地球環境を守る為には水素エネルギーが良い、という宣伝があちこちで続けられています。何故か。
やはりここには、裏事情が存在します。水素エネルギー技術に巨額の投資を行った欧米の投資家達がいて、彼らはこの技術分野のパテントを圧倒的に所有しており、それをお金に換えるという運動を強く繰り返しているのです。
■穀物メジャーと石油メジャーの暗闘
同じことは、アルコール燃料についても言えます。アルコールも代替エネルギーとして脚光を浴び、それが元でトウモロコシの値段が思いっきり跳ね上がりました。トウモロコシだけでなく、アルコールはサトウキビや穀物からも作れますから、相場が高騰し、その波を受けて食料品が軒並み高騰しました。
穀物などからも取れるアルコールは燃料としてとても良い、と宣伝されていますが、これも大嘘です。
トウモロコシからアルコールを作るというのは、ウィスキーを作るのと同じ工程ですから、その過程で石油を燃やしているのです。地球環境に良いと言われますが、そんなことはないのです。しかも、今でこそ石油よりもコストが低いかも知れませんが、原油相場が落ち着けば、むしろコスト高になるのです。水素の場合と同様、微生物を作ってバイオマスでアルコールを作る方法もありますが、量とコストの両方で化石燃料を燃やして作る方法に取って代われるものではありません。
では何故、アルコール燃料が良いと言われ始めたのか。実は、穀物メジャーが、アルコール生産性が高い穀物の遺伝子特許の殆んどを押さえており、その利権で化石燃料エネルギー市場を奪い取ろうと企画しているのです。
有名な穀物メジャーはそれぞれ家族経営色の強い同族会社で、経営者一族は、それぞれロックフェラー家やロスチャイルド家と深い関係にあります。もちろん、これらの大富豪達は欧米石油メジャーのオーナー達でもあります。
一方、原油はイスラムのOPEC(石油輸出国機構)が支配しています。その両者が熾烈な綱引きを演じており、穀物メジャーが原油の買占めを行い、意図的に原油相場を吊り上げているとの情報もあります。原油高騰によるアルコール燃料への代替を進めることによって、穀物メジャーがOPECに取って代わろうとしているというわけです。アメリカの対イスラム戦略の1つと見ると分かり易いでしょう。
全てのエネルギーを公平に眺めると、実は普通の値段で原油を買い、それを精製して使うのが地球環境という観点からも、経済性からも、最も合理的だということが分かります。それを、水素エネルギーだ、アルコールエネルギーだと喧伝(けんでん)し、意図的に消費のコントロールを行っているわけです。この後ろには、「欧米」対「イスラム世界」という大きな政治的な覇権の取り合いがあるのです。
単純な事実を知らされていない私達の消費は、無知の世界に閉じ込められると、いとも簡単にコントロールされてしまうわけです。
〔資料〕≪広瀬 隆 著『二酸化炭素温暖化説の崩壊』 より抜粋(10)≫|MelancholiaT ※Honda FCX Clarity、他
http://ameblo.jp/antibizwog/entry-11246332705.html
〔資料〕石油の歴史 No.40 中東地域と世界石油市場を独占したセブンシスターズ - 痩田肥利太衛門残日録
http://blogs.yahoo.co.jp/futoritaimon/48207575.html
〔資料〕石油の歴史 No.1〜No.62 - 痩田肥利太衛門残日録
http://blogs.yahoo.co.jp/futoritaimon/folder/1441972.html
〔資料〕第4章:イギリスのユダヤ人マーカス・サミュエルの成功物語 - THE HEXAGON ※日本とロスチャイルド財閥、日露戦争にも絡む
http://inri.client.jp/hexagon/floorA6F_he/a6fhe200.html
〔資料〕原子力発電の推進の根拠は全て嘘である - Beyond 5 Senses, tamekiyo.com 2011年3月30日 ※第1次&2次オイルショックの狙い、他
http://tamekiyo.com/documents/original/20110330.html
〔資料〕戦争と「石油ピーク」〜元「石油ピーク」信者の告白〜 By F. William Engdahl - Beyond 5 Senses, tamekiyo.com 2007年9月26日
http://tamekiyo.com/documents/W_Engdahl/peakoil.html
〔資料〕≪広瀬 隆 著『二酸化炭素温暖化説の崩壊』 より抜粋(1〜10)≫|MelancholiaT ※―Rothschild
http://arsmagna2.jimdo.com/melancholiaT-roentgenium-資料保管庫-目次/
■通貨統一による世界支配
≪≪さて、消費の次に支配者が押さえたいものは、通貨です。
第2次世界大戦後のIMF(国際通貨基金)体制は、世界共通の通貨、バンコール Bancor を創設するか、国際基軸通貨ドルの下に各国通貨が結び付く体制を取るか、という二者択一を行いました。
IMFの初代総裁となったイギリスの経済学者ジョン・メイナード・ケインズ John Maynard Keynes(1883−1946)〔※―Victor Rothschild, 3rd Baron Rothschild(1910−1990)『ロマノフ家の黄金』より【系図8・36・37・38・39】、Rothschild Family、―Darwin Family〕が主張したのが世界共通通貨の創設です。しかし、結局、この構想は破れ、アメリカのハリー・デクスター・ホワイト Harry Dexter White(1892−1948)が提唱したドルを国際基軸通貨とする案が採用されたのです。
ケインズ以来のIMFの理想は、世界政府を創り、世界通貨を創ることに違いはありません。世界共通通貨には、為替変動リスクがない、決済事務が大幅に低減するなど様々なメリットがあるでしょうが、支配者達が狙っている最大のものは、通貨発行益(シニョリッジ Seigniorage)を独占出来るということでしょう。
通貨発行益というのは、通貨を発行した時に国に入る利益のことです。例えば、日本銀行が1万円札1枚を発行すると、その原価は20円。残る9980円は国際の購入に充てられ、これが国の利益になる仕組みになっています。
この通貨発行益は、それぞれの国が持っている権利なのですが、これをIMFが独占するとすれば大変な利益と言えます。IMFの最大の出資国はアメリカですが、IMFそのものはヨーロッパ支配階級の代理人とも言える存在です〔※『アメリカの経済支配者たち』より【図1〜4】〕。
アメリカは第2次世界大戦後、国際基軸通貨ドルを兌換紙幣(だかんしへい)として、1ドルが35分の1トロイオンスの金本位制を敷きました。しかし、1971年のニクソンショック (Second)Nixon Shock で、アメリカはドルと純金(金塊)との交換を一方的に停止し、金本位制は完全に崩壊するに至っています。
その時既に、ケンタッキー州フォード・ノックス Fort Knox, Kentucky にあるアメリカの中央銀行(FRB)の地下金庫(米国金塊保管所) United States Bullion Depository に保管されているはずの金準備がなくなっており、それは全部国外に売り渡されたとも囁かれました。
IMFに金本位制復活の意思があるとしたら、それは通貨統一による世界支配が狙いということは明らかではないでしょうか。ヨーロッパが再び世界の盟主としての力を取り戻し、ヨーロッパ以外の国々は言わば生(なま)殺しということになるかも知れません。≫≫
■アメリカと日本が蚊帳(かや)の外であるワケ
≪≪こうしたIMF(国際通貨基金)の思惑に対して、そうはさせじと対抗姿勢を見せているのが、中東のイスラム圏と中国です。既に中国は、共産党が一党独裁する資本主義国に成っています。表も裏も資本主義国であると宣言する日もそう遠くはありません。もちろん、当の中国としては、IMFに加盟するつもりはさらさら無いはずです。
また、イスラム教に基づいた経済哲学を持つ中東イスラム圏にしても、ヨーロッパのプロテスタント教的な資本主義を簡単に肯定することは出来ません。こちらもIMFに、容易に与(くみ)することは出来ないでしょう。従って、今世界の通貨を巡る攻防は、ヨーロッパ対中国対イスラム圏という三つ巴になっているわけです。
一方、アメリカ、そして日本ですが、この2国は既に蚊帳(かや)の外と見ることが出来ます。日本もアメリカも金準備は殆んど無く、円もドルもただの紙っぺらです。
しかも、日本の国際収支は、金額的にアメリカの国際収支とイコールです。アメリカは基軸通貨を持っていたが故に財政節度がないと言われます。ですが、それは日本も同じなのです。何故なら、財務省証券を購入し、節度の無いアメリカ経済を支え続けることで、日本はアメリカ経済と一蓮托生(いちれんたくしょう)の関係です。もっと言えば、その姿は殆んど一体化しています。
従って、ヨーロッパの番犬であるアメリカと、その奴隷として番犬に餌をせっせと与えている日本は、既にその戦いとは無縁になっているわけです。≫≫
〔資料〕『人口論 An Essay on the Principle of Population(1798年)』 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E5%8F%A3%E8%AB%96
〔資料〕John Maynard Keynes(1883−1946) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BA
※Sir Geoffrey Keynes(1887−1982)&Margaret Elizabeth Darwin(1890−1974)
http://www.geni.com/people/John-Maynard-Keynes/6000000010793039939
〔資料〕≪鬼塚英昭 著『黒い絆 ロスチャイルドと原発マフィア』 より要約(1)≫|MelancholiaT ※John Maynard Keynes―Victor Rothschild
http://ameblo.jp/antibizwog/entry-10950959199.html
〔資料〕進化論 Evolution Theory - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%B2%E5%8C%96%E8%AB%96
〔資料〕反進化論 - whatislife ※重要
http://www.whatislife.jp/
※進化論―Rothschild
http://blog.kuruten.jp/katukan03/204336
〔資料〕優生学 Eugenics - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%84%AA%E7%94%9F%E5%AD%A6
〔資料〕今西錦司(1902−1992) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%8A%E8%A5%BF%E9%8C%A6%E5%8F%B8
〔資料〕社会進化論 Social Darwinism - Wikipedia ※―新自由主義
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%8B%E3%82%BA%E3%83%A0
〔資料〕清沢満之の進化論批判 By 角田玲子 2005年3月20日(PDF、全3頁) ※ヘーゲルの弁証法(正・反・合)
http://ci.nii.ac.jp/els/110002707390.pdf?id=ART0002989124&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1343551185&cp=
〔資料〕ケインズの忘れられた貿易機関構想 By Susan George - 『LE MONDE diplomatique』日本語・電子版 2007年1月
http://www.diplo.jp/articles07/0701-3.html
〔資料〕金本位制には3つある - Electronic Journal 2008年6月13日 ※バンコール(国際通貨)
http://electronic-journal.seesaa.net/article/100348096.html
〔資料〕Harry Dexter White(1892−1948) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%9B%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%88
〔資料〕One World Trade Center(1 WTC) - Wikipedia ※WTC跡地に建設中の超高層ビルで、2013年完成予定。2009年に「Freedom Tower」から「1 WTC」に名称変更された。
http://en.wikipedia.org/wiki/One_World_Trade_Center
〔資料〕ゾロアスター教:ヴェンディダードの7大魔王(6大魔王) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%83%AF
〔資料〕≪苫米地英人 著『現代版 魔女の鉄槌』 より抜粋(5)≫|MelancholiaT ※『悪魔学』と『新約聖書』
http://ameblo.jp/antibizwog/entry-11266605753.html
〔資料〕七つの大罪 Seven Deadly Sins - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%83%E3%81%A4%E3%81%AE%E5%A4%A7%E7%BD%AA
〔資料〕World Government - Wikipedia ※―One World Government(世界統一政府)
http://en.wikipedia.org/wiki/World_government
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〔資料〕銀行という名の搾取システム - Anti-Rothschild Alliance
http://rothschild.ehoh.net/main/04.html
〔資料〕通貨発行益 Seigniorage - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%8B%E3%83%A7%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%B8
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〔資料〕NY地下に眠る金塊7000トンの保管庫 - AFPBB News 2011年8月2日
http://www.afpbb.com/article/economy/2817611/7593955
〔資料〕ストロスカーン逮捕と「フォートノックスの金保管所」 その1〜2 - ニューノーマルの理 2011年6月2、27日
http://ameblo.jp/eiichiro44/entry-10910803078.html
http://ameblo.jp/eiichiro44/entry-10935605131.html
〔資料〕≪広瀬 隆 著『パンドラの箱の悪魔』 第3話 妖しいダイヤモンドの輝き より抜粋(2)≫|MelancholiaT
http://ameblo.jp/antibizwog/entry-10851816670.html
◇
〔資料〕連邦準備制度を批判して毒殺されたマクファッデン By 菊川征司、他 - さてはてメモ帳 Imagine&Think! 2008年11月2日
http://satehate.exblog.jp/10050801
〔資料〕現代文明を支える社会システム By 関岡正弘 - 東京国際大学 ※Eurodollar
http://www.tiu.ac.jp/seminar/sekiokazemi/Topfile/Lectuers/ResDev1/Develop/develop.2.html
〔資料〕世界を操るユーロダラーの陰謀 By 神保隆見 - アジア国際通信 ※Eurodollar
http://www.geocities.co.jp/WallStreet/2070/172bank.htm
〔資料〕第3章 国際金融資本に支配される世界:外国資本が所有する米国中央銀行FRB - 日本人が知らない 恐るべき真実
http://rothschild.ehoh.net/truth/part1/03/part1_34.html
〔資料〕≪苫米地英人 著『現代版 魔女の鉄槌』 より抜粋(10)≫|MelancholiaT ※添付資料全般
http://ameblo.jp/antibizwog/entry-11279468141.html
〔資料〕G. Edward Griffin著, 吉田利子 訳『マネーを生みだす怪物―連邦準備制度という壮大な詐欺システム』(草思社 2005年刊行)
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%82%92%E7%94%9F%E3%81%BF%E3%81%A0%E3%81%99%E6%80%AA%E7%89%A9-%E2%80%95%E9%80%A3%E9%82%A6%E6%BA%96%E5%82%99%E5%88%B6%E5%BA%A6%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E5%A3%AE%E5%A4%A7%E3%81%AA%E8%A9%90%E6%AC%BA%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0-%E3%82%A8%E3%83%89%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%B3/dp/4794214545
〔動画〕『資本家の陰謀(1972年)』 By G. Edward Griffin 1〜5 - YouTube [47分12秒]
http://www.youtube.com/watch?v=hy3tPen4saM
http://www.youtube.com/watch?v=DqV3ASrKM20
http://www.youtube.com/watch?v=zUVuebhwapo
http://www.youtube.com/watch?v=vb4-Hbu9h2Y
http://www.youtube.com/watch?v=RGHI0AuYf3Q
〔動画〕NHKスペシャル「ユーロ危機 そのとき日本は」(2011年11月23日放送) - 优酷 [49分26秒] ※分断化された被支配層(借金奴隷牧場としての国家) 対 国際談合や閨閥による支配層(グローバル企業群・国際金融資本)、新自由主義の名の下に財産と権利を搾取する仕組み
http://v.youku.com/v_show/id_XMzI2NTg3NDUy.html
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〔資料〕イングランド銀行:世紀の大犯罪=LIBOR不正操作事件 - nueq lab 2012年7月13日
http://nueq.exblog.jp/18597231
〔資料〕銀行間取引金利 不正防止策を検討 全銀協「東京も対岸の火事でない」 - SankeiBiz 2012年7月11日
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120711/bse1207110503002-n1.htm
〔資料〕Richard A. Werner著『知れば知るほどコワくなる!日本銀行24のヒミツ―不況をつくり、悪化させたのは日銀だった!』(実業之日本社 2003年刊行)
http://www.j-n.co.jp/books/?goods_code=978-4-408-62645-1
http://rothschild.ehoh.net/material/new_05.html
〔資料〕≪苫米地英人 著『利権の亡者を黙らせろ―日本連邦誕生論』 より抜粋(3)≫|MelancholiaT ※FRS―日経・CSISバーチャル・シンクタンク(1頁添付資料を参照)、中央銀行に関する添付資料多数
http://ameblo.jp/antibizwog/entry-11253445914.html
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〔資料〕英連邦 Commonwealth of Nations - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B9%E9%80%A3%E9%82%A6
〔資料〕英連邦王国 Commonwealth Realm - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8B%B1%E9%80%A3%E9%82%A6%E7%8E%8B%E5%9B%BD
〔資料〕イギリスの海外領土 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%81%AE%E6%B5%B7%E5%A4%96%E9%A0%98%E5%9C%9F
〔資料〕Large World Map|World Political Map ※英国中心(Standard)の世界地図
http://www.mapsofworld.com/world-political-map-large.html
〔資料〕William and Kate:The Big Cover-up By Grace Powers 2011年4月20日
http://www.helpfreetheearth.com/news305_wedding.html
http://satehate.exblog.jp/16314762
〔資料〕ロンドンとローマに於いて…ベルテーンの儀式 - David Icke in Japan 2011年5月8日
http://www.davidicke.jp/blog/20110508/
〔資料〕フランス革命とゴールドシュミット・ロスチャイルド+「完全犯罪」 By William Guy Carr - さてはてメモ帳 Imagine&Think! 2011年5月16日
http://satehate.exblog.jp/16338644
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〔資料〕「傳法大阿闍梨」苫米地英人の正体(その2) - 陽光堂主人の読書日記 2011年2月14日 ※統一教会との接点?(注.リチャード・コシミズは無視)
http://yokodo999.blog104.fc2.com/blog-entry-174.html
http://www.brain-book.com/report/noukino-1.html
〔資料〕苫米地英人 著『洗脳支配―日本人に富を貢がせるマインドコントロールのすべて』(ビジネス社 2008年3月刊行)
http://www.amazon.co.jp/%E6%B4%97%E8%84%B3%E6%94%AF%E9%85%8D%E3%83%BC%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%81%AB%E5%AF%8C%E3%82%92%E8%B2%A2%E3%81%8C%E3%81%9B%E3%82%8B%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%AE%E3%81%99%E3%81%B9%E3%81%A6-%E8%8B%AB%E7%B1%B3%E5%9C%B0-%E8%8B%B1%E4%BA%BA/dp/4828414126
(11頁へ続く)
(10頁からの続き)
〔安部芳裕 著『日本人が知らない 恐るべき真実』 第1章 今そこにある危機 より P.54−P.78〕
■日本は官制経済国家
幾ら借金が大きくても経済規模=GDP(国内総生産)が大きくなれば相対的に借金の割合が低くなり、返済出来るようになる。だから経済成長が必要なのだという説もあります。確かに原理的には可能かも知れません。但し、非常に特殊な経済構造を持つ日本には、その指摘は当て嵌まらないと思います。
世界には、色々な経済体制がありますが、日本は独特な経済体制を取っています。
2002年10月に刺殺された故・石井紘基(いしい こうき 1940−2002)衆議院議員は、日本独特の経済体制を「官制経済体制」と名付け、その知られざる実態を告発していました。石井議員が殺される直前に発行された『日本が自滅する日―官制経済体制が国民のお金を食い尽くす!』(PHP研究所 2002年刊行)という本には、通常、国会議員でなければ分からない財政構造の実情が詳しく描かれています。
少々長いですが、この遺書とも言える『日本が自滅する日』から引用して、その構造を紹介させて頂きます。
<
通常、国の予算と言うと、一般会計のことを言い、マスコミもこれしか報道しないが、実は特別会計と呼ばれる裏の予算があり、こちらの規模の方が遥かに大きいのである。特別会計とは、国が郵政とか道路整備とかといった特定の事業を営む場合や、厚生年金保険のような特定の資金を保有して、その運用を行う場合に作ることが出来る、一般会計とは別の会計のことだ。
その特別会計がいま38もあって、それらの歳入を合計すると336.5兆円、歳出を合計すると318.7兆円にもなる。ここに入ってくるのは、揮発油税のような税金もあれば、厚生年金の保険料もある。一般会計の4倍もの規模を持つ、この特別会計こそが“財政の横綱”なのである。
この国の財政には、もう1つ、他の先進国には見られない「財政投融資」という大きな枠組みがある。私達の郵便貯金や簡易保険料、年金の積立金を集めて、それを特殊法人に融資したり、国債や地方債を引き受けたりしている。その規模が平成12年度(2000年度)の計画段階では43.7兆円だった。
通常、一般会計を「第1の予算」と見なし、財政投融資を「第2の予算」と言うことが多いが、それは事の本質を見ていない。規模の点でも実質的な意味でも、特別会計こそが第1の予算であり、財政投融資はそれに次ぐ第2の予算、一般会計は単なる建前予算と言っても過言ではないのだ。
また、これらの3つの枠組みの間では、例えば一般会計から特別会計に資金が繰り入れられたり、財政投融資で調達された資金が特別会計に繰り入れられたり、相互に複雑な資金のやり取りが行われている。そしてその財投資金が様々なルートを通って地方自治体に流れたり、特殊法人・公益法人に流れたりし、更には関連企業に流れて、この国の“官制経済”体制の動脈を形成しているのである。
我が国の本当の予算は幾らなのか。これを弾(はじ)き出す為には「一般会計」と「特別会計」から複雑極まりない出入りや二重三重の重複部分を除いた数字を算出しなければならない。
平成12年度(2000年度)の一般会計予算は85兆円である。次いで平成12年度の特別会計の概要を見ると、〈歳入〉の単純合計が336.5兆円であり、そのうち重複分(一般会計、他の特別会計から入ってくる分)は192.3兆円である。つまり、重複分を差し引いた総額は144.2兆円である。これに対して〈歳出〉は単純合計が318.7兆円であり、そのうちの重複分は143.3兆円である。つまり、重複分を差し引いた総計は175.4兆円となるわけだ。
以上の通り、一般会計の歳出が85兆円、一般会計との重複分を除く特別会計の支出が175.4兆円であるから、我が国の歳出における財政規模(=年度予算額)は260.4兆円ということになるのである。
そもそも我が国政府は憲法違反を犯し、法律に反した財政運営を行っている。憲法第83条は「国の財政を処理する権限は国会の決議に基づいて、これを行使しなければならない」と謳っている。
しかし、国の一般会計予算から特別会計、特殊法人などへ年間約30兆円も投資されており、この財務については現実には国会の与り知らぬところとなっている。特別会計における“公共事業”などの事業予算・箇所付けについても国会を素通りして決定されているのである。我が国では、税金の使い方や配分には血道を上げるが、その金がどう使われたか、つまり、決算には殆んど無関心である。
即(すなわ)ち、我が国の決算は21世紀になったというのにまだ平成9年(1997年)までしか行われていない。平成10年度(1998年度)分の委員会審議は、遂に平成14年(2002年)に持ち越しという有様だ。つまり決算しなくても予算が組める。決算の結果が予算に影響を及ぼさない国会では4年前の決算が行われなくても何ら不都合はない(!)というのが我が国の現状なのである。
国の決算がおざなりにされている理由はただ一つ、税金の本当の使途を国民に知らせることが出来ないからなのである。
これには様々な要因があるが、根本は我が国の財政制度に問題があるのだ。我が国の財政制度は行政権力による“事業”展開の体系として各省庁が所管する「特別会計」を軸に構成される。その中で歳出については大半が「補助金」であり、それは行政権限による配分の形で決められる。
年間予算260兆円のうち「一般予算」として提出されるのは80兆円であり、それも大半は特別会計に繰り入れられ、省庁による箇所付けに付される為、予算は事実上、決して憲法の定めるように国会で決められているとは言えないのである。
国会で決めるのは単に抽象的な「予算」に過ぎない。「予算」支出の中身は省庁(官僚)が与党の指示や族議員の意向などを考慮して決めるのである。
いったん特会のトンネルを潜(くぐ)った公共事業費、社会保障費などは、大部分が補助金の形で地方公共団体や特殊法人、公益法人などを通して業者へと流れていく。それらの経路は全てにおいて政治家と繋がっており、金の流れは本流から傍流へ、傍流から支流へと消え去っていく。
尚、特別会計を通らない補助金もあり、これは各省庁から直接に特殊法人、公益法人、業界団体へと配られる。一部は直接業者に行くが、何れも政治献金と天下りが付き物であることに変わりはない。
≪≪「特別会計」が裏予算であり財政の黒幕であるとすれば、「財政投融資計画」はその裏予算を支える“闇予算”である。国ぐるみの投資事業(=行政ビジネス)の為に大量の資金を供給する“胴元”と言ってよい。先進諸国には例のない特異な制度であると共に、日本の“歪み”の根本でもある。
財政投融資は特別会計と共に多くの特殊法人などの官企業と相互に不離一体の関係にあって政官業の一大利権体制の主な資金源となっている。しかも、特別会計と財政投融資は、国家予算であるにも関わらず、省庁の裁量で動くのが特徴である。
財政投融資の原資となるのは、国民の税金の一部の他、郵便貯金や簡易保険、更には厚生・国民年金の積立金などである。
それら「国民の積立金」はいったん大蔵省の資金運用部(会計上の名称で、そういう組織があるのではない。平成13年度(2001年度)から財政融資資金に名称が変わった)に繰り入れられる。その資金を社会資本の整備などの為に「投融資」するというのが、教科書的な財政投融資の定義である。
「財政投融資計画」は平成12年度(2000年度)までは国会にも掛けられなかった。13年度(2001年度)から初めてその大枠が国会に提出され審議・議決を受けるようになった。しかし、財政投融資は投資・運用(公会計と国家財政法に馴染まない)である為に決して予算とは言わない。しかも、実際には長期の投資・運用計画であるにも関わらず、当該年度分しか議決出来ないという矛盾した姿になっている。
「財政投融資」資金の“貸し出し先”は、「政策目的」の名分で社会資本整備、住宅対策、地域活性化、中小企業対策、国際協力などを行う機関である。
各年度の財政投融資計画は、各機関における具体的な金の使途が示されない極めて抽象的かつ模糊としたものである。莫大な国民の金を使う特殊法人や特殊会社の予算などの財務内容も出されなければ、それらの機関に例外なく巣喰う天下り役員の給与なども公表されない。
「財政投融資」資金は「政策目的に使う」、ということであるが、これは詭弁である。
「財政投融資」の当初の目的は極めて限られた、国民生活に欠かせない基本的社会整備としての鉄道や少数の港と空港、国道、電力基盤などで、その財政規模も極めて限定的なものであった。ところが、特に1960年前後から「整備法」「開発法」等の他、特殊法人などの「設置法」、予算の「措置法」という具合に次々に新たな“事業”の為の「政策」が法定化された。
しかも「政策」は必ずしも国会の議決がなくても出来る。その為、閣議決定や総理決定、政省令、通達などで無節操に増やし続けた。
年金も郵貯も基本的には不良債権化しているのである。このまま行けば、極近い将来にも悲劇的事態を迎えることが確実だ。年金や郵貯から「財政投融資」への貸出残高は鰻登りに増えているが、それは既に“使い込み総額”と言っても過言ではない状態になっている。
と言うのも特殊法人などは、返済相当額を毎年新たに借り入れる“サラ金地獄”に陥っているからだ。「財政投融資」の“使い込み”が将来返済される見込みは極めて薄い。請求書は必ず国民に回される。その時「知らなかった」では済まされないツケなのである。≫≫
国による歳出は一般会計と特別会計を合わせた純計で約260兆円、地方公共団体の支出は、国とのやりとりを除いた純計で90兆円である。従って、国と地方を合わせた一般政府の支出は350兆円となる。
この国の「経済」は極端に言えば、国と地方と合わせて国民の税金と貯金、年金、保険積立金など350兆円を上から流し込んで消費しているだけのものと言ってよい。つまり、市場特有の拡大再生産機能によって生み出される果実はないに近い。経済価値を創出する“市場”が死亡状態となり、回復不能の、借金が借金を呼ぶ財政破綻構造に陥っている。
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外国人ジャーナリストには「日本は社会主義・共産主義国家だ」と指摘する人が沢山いました。しかし、社会主義・共産主義と違う点は、それらは(もちろん実際には異論を持っている人も沢山いるとは思いますが、表向きは)国民の同意の下にその制度を採用しているということです。日本は、国民は資本主義・自由主義国だと思っているのに、規制という権限を元に官僚が国家経済を管理・コントロールしているという点で独特なのです。
本書が書かれたのが2001年なので、書かれているデータが若干古いものになっていますが、特に注意をして見て頂きたいのが「国と地方を合わせた一般政府の支出は350兆円となる」という部分です。
当時のGDPは約510兆円でした。一般政府の歳出の中には年金のように実際の消費ではなく、お金の移転として計上されているものもあります。そうした部分を除いたとしても約300兆円規模の政府支出があります。つまりGDPの約6割が政府歳出となります。そして、その支出は、これまで見てきたように“借金”によって支えられてきたのです。
〔動画〕石井紘基事件の顛末 - YouTube [61分34秒]
http://www.youtube.com/watch?v=dtIdmuVxkd8&hd=1
※石井紘基殺害事件―菅 直人
http://ameblo.jp/kriubist/entry-10643541473.html
〔資料〕石井紘基さん殺害事件から8年、封印されたもう1つの「謎」 - 保坂展人のどこどこ日記 2010年10月31日
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/b57bd555544f837f9b2caab70714949c
〔資料〕石井紘基 著『日本が自滅する日―官制経済体制が国民のお金を食い尽くす!』(PHP研究所 2002年刊行)
http://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%8C%E8%87%AA%E6%BB%85%E3%81%99%E3%82%8B%E6%97%A5%E2%80%95%E3%80%8C%E5%AE%98%E5%88%B6%E7%B5%8C%E6%B8%88%E4%BD%93%E5%88%B6%E3%80%8D%E3%81%8C%E5%9B%BD%E6%B0%91%E3%81%AE%E3%81%8A%E9%87%91%E3%82%92%E9%A3%9F%E3%81%84%E5%B0%BD%E3%81%8F%E3%81%99-%E7%9F%B3%E4%BA%95-%E7%B4%98%E5%9F%BA/dp/4569614140
〔資料〕石井紘基 著『だれも知らない日本国の裏帳簿―国を滅ぼす利権財政の実態!』(道出版 2002年刊行)
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%A0%E3%82%8C%E3%82%82%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%9B%BD%E3%81%AE%E8%A3%8F%E5%B8%B3%E7%B0%BF%E2%80%95%E5%9B%BD%E3%82%92%E6%BB%85%E3%81%BC%E3%81%99%E5%88%A9%E6%A8%A9%E8%B2%A1%E6%94%BF%E3%81%AE%E5%AE%9F%E6%85%8B-%E7%9F%B3%E4%BA%95-%E7%B4%98%E5%9F%BA/dp/4944154410
〔資料〕公的年金制度における年金記録管理問題の歴史的経緯 By 密田逸郎 2008年9月(PDF、全15頁) ※「厚生年金」は戦費調達、「国民年金」は財政投融資による長期年金資金の活用を目的としたもの
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/cg/ss/sansharonshu/442pdf/03-02.pdf
〔資料〕≪苫米地英人 著『洗脳支配―日本人に富を貢がせるマインドコントロールのすべて』 より抜粋(5)≫|MelancholiaT ※本文及び添付資料全般
http://ameblo.jp/antibizwog/entry-11301190138.html
■特別会計の歳出額
2007年度の特別会計予算を見ると歳出総額は362兆円でした。特別会計の歳出総計から重複計上分を差し引けば統計は175兆円。これに一般会計の82.9兆円と地方歳出の65.7兆円を加えると合計323.6兆円になります。
そして、この特別会計の原資も、私達の預貯金、年金、保険金が多く使われています。つまり、日本経済の実態とは、私達の預貯金、年金、保険金を原資とした借金を上から流し込み、政・官・財そして暴力団などがその利権に群がるという構造になっているのです。
このような日本の経済構造の中でGDPを増やすということは、更に借金を増やすことと同義です。今でも「日本は経済大国」と信じている日本人は多いと思いますが、それは砂上の楼閣であり、借金の上に築かれた幻想は、近い将来、崩れ去る時が必ず来るでしょう。
■財政投融資の不良債権はどれくらいある?
慶應義塾大学経済学部助教授の土居丈朗(どい たけろう 1970−)氏〔※消費税増税論者、野田内閣及び橋下 徹のブレーンの1人。国会で捏造した資料を提出→添付資料を参照〕は『財政投融資の健全性』というレポートで、2000年度末で267兆円の不良債権を指摘しています。当時の融資総額は357兆円だったので、76%が不良債権となっていることになります。
日医総研(日本医師会総合政策研究機構)は2002年4月に『公的年金積立金の運用実態の研究』という報告書を発表。年金積立金147兆円のうち、これまでその全額が財政投融資に回っていて、そのうち87.7兆円が不良債権化していると結論付けています。
日本経団連など財界のシンクタンクである日本経済調査協議会が2003年に分析したところによると、特殊法人等の準政府部門が抱える借金は400兆円になるということです。これは政府が保証人となっていますから、政府の「隠れ借金」と言えるものです。
2007年、5000万件の記録が消えていたという「消えた年金問題」が発覚しました。これはこれで由々しき事態ですが、私はこの事件を不良債権化した年金基金を有耶無耶に誤魔化す為の茶番ではないかと疑っています。
1988年(昭和63年)に出版された財団法人厚生団(現・財団法人厚生年金事業振興団) 編『厚生年金保険制度回顧録』(社会保険法規研究会 1988年刊行)には、旧厚生省の初代年金課長、花澤武夫(?−1989)氏の驚くべき発言〔※1986年(昭和61年)に厚生省の外郭団体が主催した座談会で講演した内容〕が収録されています。
<
それで、いよいよこの法律が出来るということになった時、これは労働者年金保険法ですね。直ぐに考えたのは、この膨大な資金の運用ですね。これをどうするか。これを一番考えましたね。
この資金があれば一流の銀行だって敵(かな)わない。今でもそうでしょう。何十兆円もあるから、一流の銀行だって敵わない。
これを厚生年金保険基金とか財団とかいうものを作って、その理事長というのは、日銀の総裁ぐらいの力がある。そうすると、厚生省の連中がOBになった時の勤め口に困らない。何千人だって大丈夫だと。金融業界を牛耳るくらいの力があるから、これは必ず厚生大臣が握るようにしなくてはいけない。
この資金を握ること、それから、その次に、年金を支給するには20年も掛かるのだから、その間、何もしないで待っているという馬鹿馬鹿しいことを言っていたら間に合わない。
その為には直ぐに団体を作って、政府のやる福祉施設を肩替りする。社会局の庶務課の端っこのほうでやらしておいたのでは話にならない。大営団みたいなものを作って、政府の保険については全部委託を受ける。そして年金保険の掛金を直接持ってきて運営すれば、年金を払うのは先のことだから、今のうち、どんどん使ってしまっても構わない。
使ってしまったら先行困るのではないかという声もあったけれども、そんなことは問題ではない。20年先まで大事に持っていても貨幣価値が下がってしまう。だからどんどん運用して活用したほうがいい。何しろ集まる金が雪ダルマみたいにどんどん大きくなって、将来みんなに支払う時に金が払えなくなったら賦課式にしてしまえばいいのだから、それまでの間にせっせと使ってしまえ。
>
こんな意識で資金運用をしてきたのですから、帳簿上にお金はあるように見えても実際は相当な金額が焦げ付いて回収不能になっているのではないでしょうか?(後略)
〔資料〕参議院会議録情報:第180回国会 予算委員会公聴会 第1号 2012年(平成24年)3月22日 ※土居丈朗・慶應義塾大学経済学部教授(御用学者)と藤井 聡・京都大学大学院教授の両公述人のやりとり
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/180/0029/18003220029001a.html
■レント・シーカー達の饗宴―利権に巣食う魑魅魍魎
英語でRent Seekers(レント・シーカー)という言葉があります。レント・シーカーとは「公的なものを利用して自分の利益を誘導する人々」のことです。
例えば、市場に政府が介入すると、それを利用して利益を得ようとする政治家が現れる。規制を作れば、そこには利権が発生する。規制によって官僚は権限を振るうことを許され、規制された市場では企業が独占的な利益を手にし、これらが既得権益と化す。政治家は、自分の支持基盤となる団体や業界の為に、規制を作り、便宜を図り、その見返りとして献金や票を集める。
このように自由市場では生じえない政治的利益を「レント」と呼び、圧力団体やロビー活動によってレントを求める行動を「レント・シーキング活動」と呼びます。
≪≪特別会計や財政投融資はレント・シーカー達の温床になっています。ダム、高速道路、スーパー林道、原発、揚水発電、リゾート開発、港、空港、ODA、そして世界銀行やIMFへの融資等、環境破壊や社会問題を引き起こしている様々な開発の資金源は、この財政投融資から出ていて、何れも累積赤字を計上し続けています。≫≫
レント・シーカーが増えると、
@国有財源で不急不要な事業が自己増殖的に行われる。
A硬直的で過大な資源配分が行われる。
B多額の繰越金や剰余金が放置される。
C一般会計からの繰り入れなどにより、受益者と負担の関係が全く不明になる。
という弊害が起き、レント・シーカーが増えるほど国家は疲弊します。彼らが自ら作り出した赤字に寄生して生きているからで、赤字を減らせば彼らの利益は消失してしまうからです。
■国家破綻の歴史
余り知られていませんが、日本は明治維新以降、既に2回破産しています。1回目は1904年(明治37年)から1916年(大正5年=第1次世界大戦中)にかけて。2回目は1931年(昭和6年=満州事変勃発)から1945年(昭和20年=終戦)までの14年間。過去2回の破産は戦争絡みで、ハイパーインフレと大増税という荒波を受けました。国債が紙切れになったのは、まだほんの60年前のことなのです。
第2次世界大戦直後のインフレ進行を阻止する為に、1946年(昭和21年)2月16日の夕刻、政府は突然、「金融緊急措置令」及び「日本銀行券預入令」を公布し、5円以上の日本銀行券を預金、或いは貯金、金銭信託として強制的に金融機関に預入させ、「既存の預金と共に封鎖の上、生活費や事業費などに限って新銀行券による払出しを認める」という非常措置を実施しました。これが、いわゆる「新円切り替え」と呼ばれているものです。
また、この時に総国民の資産調査が行われ、10万円を超える資産に対し25〜90%の高額な財産税が掛けられました。
更に、郵便貯金は10年間の払い戻し拒否が実施され、払い戻せるようになった時には、貯金は一律3分の1をカットされたのです。10年間で物価は300倍に上がりましたので、殆んどの人達の貯金は実質的には900分の2しか戻ってこなかったことになります。
古典派経済学の始祖アダム・スミス Adam Smith(1723−1790)は「公債は、税金を担保とする借金で、非生産的であり、国を亡ぼす」と指摘しています。公債に頼った財政は、最終的には、国民の生活が犠牲になるのです。
■財政史から見る財政破綻の原因
戦後、日本の財政は忌まわしい戦時経験から、憲法で「財政の国会中心主義」(83条)を謳(うた)い、財政法では「国債の日本銀行引き受け禁止」を決めました。憲法は、税金だけで国家の財政を賄(まかな)う「租税国家」を謳っています。
1949年(昭和24年)のドッジ・ライン Dodge Line〔※1949年2月GHQ経済顧問として公使の資格で来日したデトロイト銀行頭取ジョゼフ・ドッジ Joseph Morre Dodge(1890−1964)が指導して行った厳しい財政金融引締政策。施行後、戦後インフレは収まったが逆にデフレが進行し、失業や倒産が相次ぐ「ドッジ不況」が引き起こされた〕以来、日本は均衡財政主義を堅持し、財政規律を守ってきました。そして、財政法4条【※1】では「歳入欠陥が生じた時に、国債で賄(まかな)ってはいけない」つまり赤字国債の発行は禁止とされてきました。
しかし、転機は1964年(昭和39年)に訪れます。東京オリンピック(1964年)による好景気の反動で不況に陥り、歳入に欠陥が生じたのです。この欠陥を埋める為「昭和40年度における財政処理の特別措置に関する法律」が公布施行され、1965年度限りの臨時特別措置として、収入の減少見込み額2590億円の範囲内で「赤字国債」を発行することになったのです。
しかし、特措法というのは、記憶に新しいところで「イラク特措法」もそうでしたが、なし崩し的に破られるものです。
10年後の1975年からは国債の大量発行が始まり、10年後の1985年から赤字国債の償還が始まるはずでした。それまで赤字国債は、当該年度中に返すのが大原則でした。しかし、1984年に「昭和59年度の財政運営に必要な財源の確保を図る為の特別措置等に関する法律」によって国債の償還は60年まで延長されたのです。
60年償還ルールを採用すると、例えば、償還期限10年の国債の場合ならば、10年たった時に全額の6分の1だけを現金で返済し、残りの6分の5は赤字補填の為の借換債を発行して賄(まかな)うことが出来ます。ちなみに借換債は民間では粉飾(不正な意図を持って、財政状態を実際より良好な状態に見えるように人為的操作を加えること)となるため原則として行われていません。財政特例法にも「借り換え発行はしない」と明記されていました。
しかし、大蔵省は国会や国民に十分な情報開示もしないまま、憲法と財政法を無視して「借換債」という償還の先送りを行ったのです。この時から赤字国債増発を抑える歯止めがなくなってしまいました。
借換債は、既に「死に体」となった日本財政の生命維持装置です。日本は既に借換債を返済する為に、また新たな借換債を発行するという借金地獄に嵌(は)まってしまいました。国債発行額や国債費は予算書に計上されるから国民の目に触れますが、借換債は予算書はもとより、どこにも現れていないので、批判の対象になることがありません。
国債の60年償還と借換債は「ご都合主義」によるルール変更であり、結局は問題を先送りにし、一方的に負担を将来世代に強いらせるものです。因果応報。『理念なき政治』を行ってきた政治家及び官僚、また、それを放置してきた国民にも、その報いを受ける時が必ず訪れるでしょう。
【※1】財政法4条 1.国の歳出は、公債または借入金以外の歳入を以って、その財源としなければならない。但し、公共事業費、出資金及び貸付金の財源については、国会の議決を経た金額の範囲内で、公債を発行し又は借入金をなすことが出来る。2.前項但し書の規定により公債を発行し又は借入金をなす場合においては、その償還の計画を国会に提出しなければならない。3.第1項に規定する公共事業費の範囲については、毎会計年度、国会の議決を経なければならない。
■日本の財政は何故わかりづらい?
企業は複式簿記や貸借対照表、連結決算という会計手法を使っています。しかし、日本国の公会計は、単式簿記で行われています。
だから国が会計を公開しても、お金の流れ(フロー)と財産(ストック)の増減が連動せず、その上、一般会計と特別会計、特殊法人会計、認可法人会計が連結していないので、日本全体で幾らの資産と負債があるのか、全く分からないようになっています。
複式簿記には自動検証機能があり、それがあって始めて原価が正確に計算出来、利潤も正確に計算出来るようになります。単式簿記で公会計を続ける限り、財務省はいつまで経っても説明責任から逃れることが出来るでしょう。
ちなみに、公会計に複式簿記を導入していない国は、資本主義国の国家ならば世界中の何処にもありません。
■国家破産の方程式
これまで見てきたように、このままでは日本が財政破綻を避けることは難しいようです。ジョン・メイナード・ケインズ John Maynard Keynes(1883−1946)〔※―Victor Rothschild, 3rd Baron Rothschild(1910−1990)『ロマノフ家の黄金』より【系図8・36・37・38・39】、Rothschild Family、―Darwin Family、10頁の添付資料を参照〕は『貨幣改革論』(1923年)の中で国家破産の方式には3通りあると主張しています。
a.債務帳消し型
b.債務所有者に対する資本課税型
c.財政暴力出動型
a.の債務帳消し型には2つの方法があります。1つは「デフォルト」。つまり借金の返済をやめてしまうことです。この場合、既に見てきたように国債の保有者は9割近くが金融機関なので、殆んどの銀行は倒産してしまい、国民の預貯金は殆んど引き出せなくなります。また、国際的な信用も無くなり、日本円の暴落も予想されます。
もう1つの方法は、いわゆる「預金封鎖」。預金を新旧に分け、当分の間、旧の預金勘定を一定額しか引き出せないようにします。これをやる理由は、政府が大量に発行した国債を旧勘定にして凍結する狙いがあります。前述のように日本が2回目に破産した時、この手法が採用されました。
b.の債務所有者に対する資本課税型ですが、日本の債務所有者は直接的には金融機関ですが、間接的には国民です。政府には課税権がありますので、大増税をして国民から税金を出来るだけ搾(しぼ)り取ることが出来ます。戦後の破産時にも10万円を超える資産に対し25〜90%の高額な財産税が掛けられました。
現在、政府が検討している案から想定してみると下記のような増税が予想されます。
1.消費税は10%にし、将来的には30%を目指す。
2.環境税などの新税を導入する。
3.所得税を所得の低いアルバイト等からも徴収する。
4.所得税の計算の時の各種控除を縮小する。
5.高所得者に適用される所得税の最高税率を引き上げる。
6.酒税やタバコ税を増税する。
7.社会保険料、年金保険料、雇用保険料、労災保険料等の保険料を増やし、給付を減らす。
8.子供の扶養控除を増やし、子供のない夫婦からは上乗せ所得税を徴収する。(少子高齢化対策として)
但し、大増税は、国民からの反発が強いのと、反(かえ)って不況を促進する為、なかなか実施することは難しいようです。
c.の財政暴力出動型というのは、ハイパーインフレ、貨幣価値の大幅下落を指します。原理的には通貨供給量を10倍にすると貨幣価値は10分の1になり、通貨供給量を100倍にすると貨幣価値は100分の1程度になります。貨幣価値が100分の1になると1000兆円の借金は、実質的には10兆円となります。
これは日本銀行がお札(日銀券)をどんどん印刷することで可能です。但し、預貯金の価値も同じように減ります。1000万円の預貯金は100分の1になると10万円の価値となってしまいます。国民が何十年もかけて貯めてきた資産が、あっと言う間に消えてしまうことになります。
上記のような方法は、何れも大不況を招くことになってしまいますが、このままでは何れかの方法、もしくはこれらをミックスした方法を取らざるを得ないというのが、多くのエコノミストの指摘するところです。
〔安部芳裕 著『日本人が知らない 恐るべき真実』 第5章 もう1つの「お金」は可能だ より P.260−P.264〕
■日本の景気対策が効かない理由
日本政府はこのような事態に対し国債を増発して財政支出の拡大や減税を含む景気対策を何度も実施してきました。日銀も0%近くにまで達する低金利政策や思い切った量的緩和政策を行いました。しかし、これらの景気対策の効果は、殆んど一時的なものに止(とど)まり、時間の経過と共に事態はむしろ悪化しているように見えます。
何故日本の景気対策が効かないのでしょう?
基本的にお金の量を増やし、流通をスムーズにするということは景気対策として間違っていません。但し、今の金融システムを通じて景気対策を実施しても、殆んど効果はありません。バブルの崩壊により銀行を始めとした金融機関には膨大な不良債権が積み重なり、その処理の為、市場にお金が回らなかったのです。
政府が財政支出を増やし、企業にお金が流しても、多くの企業は既に多額の借金を抱えていて、返済しなければ倒産してしまう状態でした。政府が流したお金(そのお金も政府が借金をすることにより創られています)は、直ぐに銀行というブラックホールに吸い込まれ、消えて無くなってしまいました。
現代のお金は銀行から借金することによって創られているので、銀行に返済をすればお金が無くなるだけなのです。結局、企業の借金が政府の借金に転化されただけという結果になりました。
国民経済をマクロ的な視点で見ると、P・V=M・Tの恒等式が成立します。Pは価格(Price)、Vは物とサービスの量(Volume)、Mは通貨供給量(Money)、そしてTは通貨回転率(Times)です。国内総消費=P・Vは、通貨供給量×回転数に一致するのです。政府の対策は通貨供給量を増やしましたが、回転率が低いので効果が出ないのです。
それ以前の問題として、既に日本の企業の多くは、新たに借金をする体力も残っていなかったという問題がありました。また、トヨタのように一部の業績の良い大企業は既に自己資本を蓄えていたり、証券や社債による直接投資によってお金を集められるようになっていました。つまり、大企業に資金需要がないのです。だからお金を増やしたくても借り手がいない。
これまで銀行が担ってきた産業銀行(大企業に短期的な運転資金を貸し出したり、長期的な設備投資資金を貸し出すことを主な業務とする銀行)というモデルは、既に歴史的な役割を終え、ローリスク・ローリターンのリテールバンク(小口金融)に転向せざるを得なくなっていました。
更に、小泉政権時に行われた構造改革によって、日本にグローバリゼーションの波が本格的に押し寄せました。日本の企業は世界を相手に同じ土俵で戦うことを強いられ、企業も欧米型に改革しなければ生き残れないという風潮が広まりました。
欧米型の企業とは、いわゆる株主資本主義です。株主の利益を第一に考え、短期的な利益を追求することが会社の目的となり、商品クオリティの向上や労働者の雇用待遇などは後回しにされました。その後、大企業の業績は改善されていきましたが、その殆んどは大規模なリストラや下請け企業に無理なコスト削減を押し付けた結果であり、非常に大きな痛みを伴うものでした。
そして、それは結局、日本経済の地力を全体的に弱めることになりました。終身雇用の廃止、非正規雇用や日雇い覇権などの増加は、将来への不安と貧富の格差を拡大させました。
一部の富裕層はお金を持っていても、既に必要なモノ、欲しいモノは揃っており、余剰金は消費よりも投機に使われます。中間層は将来の不安に備えて、余剰金が合っても、消費よりは貯蓄を優先します。一方、貧困層は生活だけで精一杯。将来に備えての貯蓄も出来ませんし、生活費を出来るだけ切り詰め、綱渡りのような毎日を送っています。
つまり、生活圏の中でお金が循環しなくなってしまっているので、お金が回ってこない貧困層から壊死が始まっているのです。
これまでの経済対策のように、上流からお金を流したところで下流にまでは達しません。下流にいる中小・零細企業、そして個人はお金が流れてこなくて苦しんでいます。中小・零細企業の割合は全企業数の9割を超え、また、個人消費はGDP全体の6割弱を占めており、その変動が経済全体に及ぼすインパクトは非常に大きなものになります。
下流にある個人消費が伸びなければ、景気が回復することはないでしょう。つまり、今の金融システムを通して幾ら上流からお金を流しても無駄なのです。もし、この不況を脱したいのならば、これまでとは逆にお金を下流から、それも借金ではないお金を直接注ぎ込むことが必要です。下流には消費をしたい人が沢山います。その人達にお金が回れば、消費は放って置いても回復するでしょう。
http://rothschild.ehoh.net/truth/part1/find.html
◆ ◆ ◆
(全11頁完)
http://ameblo.jp/antibizwog/entry-11291791209.html#main
http://ameblo.jp/antibizwog/entry-11293732247.html#main
http://ameblo.jp/antibizwog/entry-11297892531.html#main
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http://ameblo.jp/antibizwog/entry-11315079587.html#main
http://ameblo.jp/antibizwog/entry-11316865379.html#main
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/761.html
01. 2012年8月24日 03:03:13 : zRXfoMSWAE
おやおや?
10月に選挙があるかも知れないと言う?この時機に?
本気で下記をやると言うのかね?
>■TBSみのもんた嘘ズバ!をズバッと告発!!
>■水谷建設旧役員を告発(済み)
これで騒いで!選挙前に!!!
これが?
うまく解決するのですかね?
選挙前に!!!ですよ!
これが!!!
「“小沢一郎”を「国民の生活が第一」党を“本当に”盛り上げる事に成る!」と!
深く深く思料した結果ですかー?
例え!選挙後であっても!
こんな事は“半端で終わるので在れば”遣らない法がマシですよねー?
要するに他人の選挙はどうでもいいと言う事ですかね??
★本当に考えを聞かせて欲しいものです。
ここまで!
“□□□”では、○○○には向いていませんよ〜?
あぁ!また、半端で眠れません。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/752.html#c1
13. 2012年8月24日 03:19:13 : iHDitaPB0w
アメリカはどこにも日本を支持などとは言っていない。
まさにウソを拡散するゴミ売り新聞。アメポチの本領発揮の図。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/748.html#c13
63. 2012年8月24日 03:19:42 : KZWsL1KpwQ
『私が言いたいことは唯一点、<大阪維新の会>の存在そのものが<コスプレ>だったってこと!』
だってさぁ、例の<なんちゅうアホ策>を仔細に検討すればわかるじゃん。
単に、アレもコレも、とっかえひっかえ<コスプレ>してるだけで、真の「民主主義的な国の形」を提示・追求する「理念」もヘッタクレモ無い、ツマミ食い策に過ぎないのである。
結局のところ、<小泉・横須賀プレスリーちゃん>の「郵政民営化こそ改革の本丸!」ってデマゴーグ・アジ政策と似たり寄ったりの<なんちゅうアホ策>なのである。透けて見える体質は、<ノダメブタくん>や<イ・ミョンバクくん>と同根の「アメポチ」でしかない。
28. 2012年8月24日 03:22:09 : tBnqM55d9s
新党は芸能人やスポーツ選手に頼るな。
党の弱体化を招くだけ。
そうは言うものの、プロらしき連中の中身も心許ない。
弁護士は特に怪しい。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/709.html#c28
24. 2012年8月24日 03:28:24 : tBnqM55d9s
ステルス戦術ありそうではあるが、出来過ぎの気もする。
宗男は分からん。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/720.html#c24
25. 2012年8月24日 03:30:53 : tDCwalEuzo
ムネオ、二度とムショに入りたくないのか、言動がアチラ擁護で怪しいわ
野田を評価しているし、原発も容認発言してたし
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/720.html#c25
23. 2012年8月24日 03:39:21 : KETC2FM1jE
何か書こうと思ったが22さんが言いたい事簡潔に言ってくれてた。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/749.html#c23
07. 2012年8月24日 03:41:00 : KZWsL1KpwQ
『<06〜HvtiBYaIAk様>のお怒りが全ての“欺瞞”を指差している!』
「脱原発依存」って言葉そのものが“欺瞞”なのである。
このフレーズはもともとが、例の<妄想性人格障害患者・カンカラカン氏>がヌケヌケとホザイタ言葉なんだが、最近になって、流石にコレでは世間に通用しないってんで、「脱原発ロードマップ」なんて、これまたアホの上塗りフレーズに書き換えている。こんなもんは「福一原発事故の収束工程表」と全く同じ、現実認識を著しく欠いた“タワゴト”或いは“ヘドロ官僚レベルの先送り有耶無耶戦術”としか言いようが無い。要は、決して「原発0」を打ち出せなし、その論拠も皆無なのである。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/713.html#c7
02. 街カフェTV 2012年8月24日 03:43:32 : Hm7C6dkbN36Gg : Fo6LrpwYhI
ほう… 面白い。。。私の記事にいろんな勢力が関心を示しているようだ。上手く協力体制が築けている。総力戦ですか?
それなら遣り甲斐がある。かかってきなさい。
03. 2012年8月24日 03:48:59 : zRXfoMSWAE
>東京地検が、私の水谷建設旧役員に対する告発状を突き帰してきた件では、国家賠償請求訴訟を提起している。
これもそうだ!
それならば、なぜ、高検に自分で手直しした書面を提出しなかったのだな?
現実は!!!
高検が手直ししたものを、高検が地検に廻したのであろうが!
これでは!
地検で不起訴判断が出されたら!!
なんと!
裁判をするのだな?
高検に「仕組まれた!」のだー!かな?
彼らの用意周到さは知っていようが?
それとも、妥協の覚悟が在ったのかな?
である。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/752.html#c3
05. 賢者の石 2012年8月24日 03:54:11 : Qf5ShLuWtoZHs : CNWc213ObU
これは小室氏の事実認識が古いのではないか?
共和制でも立憲君主制でも元首はいる。
共和制は大統領、立憲君主制では皇帝や王
両者の違いは議員内閣制があるか、どうかだと記憶している
議員内閣制で首相の居る国は元首(天皇、女王、大統領)の実権がない(日本や英国、ドイツ)
議員内閣制がなく首相のいない国は実権のある大統領が居る。(アメリカ、フランス)
イスラエルが実権ある、大統領と首相の並立をして失敗。
ナポレオンは皇帝であっても所詮、権力であり、後者の実質大統領に近い。
権威はローマ法王あたりがギリシャ正教会なら総主教あたりか
天皇陛下やイギリス王室は伝統的な権威であり、権力を従える。
多分、伝統的、権威と権力のポジションと役割を理解されていないご発言ですな。
小室信仰の御仁は小室氏といえば神の如く知識人と敬う風潮があるが、
それは亡き本人の望むところではないだろう。
智は批判、継承、発展してこそ生きるのだから
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/757.html#c5
04. 2012年8月24日 03:57:39 : zRXfoMSWAE
>>02. 街カフェTV 2012年8月24日 03:43:32 : Hm7C6dkbN36Gg : Fo6LrpwYhI
>ほう… 面白い。。。私の記事にいろんな勢力が関心を示しているようだ。上手く協力体制が築けている。総力戦ですか?
それなら遣り甲斐がある。かかってきなさい。
>藤島
なにを“いつまで”自惚れているのだ。余分な事はいいから!
内容で語る事だ。
当方は北詰淳司であろうが!
それに、当方は正々堂々と遣るであろうが!
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/752.html#c4
08. 2012年8月24日 04:05:47 : YP0GxGlfAw
家族だろ。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/747.html#c8
33. 2012年8月24日 04:08:58 : RVnrE5OvJQ
>>26さん
当方22のコメント者です。
あなたのおっしゃる「自分は物を知っているって・・・」ですが、当方も知っていると強調しているわけではありません。当然当方も孫崎さんの本は購入する予定です。ただ、12さんが余りにも非常識なコメントを投稿したので、それへの反論です。あしからず。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/699.html#c33
10. 2012年8月24日 04:12:56 : KZWsL1KpwQ
『この愚行を名づけて「尖閣熱中症」という!』
まぁ、勝手にカッカカッカしてやってれば?
どっかの旅行代理店や広告代理店や船会社を嗾けて、「尖閣熱中クルージング」でもやってみたら?(集団上陸さえしなければ<ヘドロ政府&ヘドロ官僚機構>は何にも手出しは出来ないからねぇ?)
それにしても、<山谷ネトウヨ婆さん>と<田母神物狂い爺さん>の話は聞いていたが、<マズシタ包茎塾・ダブルヒロシくん>の話は初耳…情報収集能力をもっと磨かなきゃ…って大反省してる次第です。
05. 2012年8月24日 04:41:34 : VbWAbFllIA
維新やみんなの党は大阪や東京の大都市圏ではかなりの
支持が有ると思われる。
この地域で働く若年から中堅サラリーマンは大企業や外資系の新自由主義者が多い。
しかし日本はすでに超高齢国家。65歳以上の老人は3000万人いる。
これに対して20歳から40歳以下の若手人口は2500万人を切った。
老人達は維新やみんなの新自由主義はもう関係ないし、むしろ怖い存在。
自分たちで金を稼ぐことはもうほとんど無い。お上からの年金だけだ。
自民党は国土強靱化計画で古い橋やくたびれて来た役場や老人達の大切なサロンの
市民病院を建て直し年金・福祉を保障してくれるそうだ。財源は赤字国債ではなくて
建設国債であり財政には響かない。
また投票率でも老人は圧倒的。平均でも80%を切ることはまずない。
3000万×80%で2400万票。
これに対して若手は投票率が低く40%行けばいい方。
2500万×40%で1000万票。
結果はもう明らか。
前回は年金や福祉政策で老人達も民主党に投票したがこれはすべて夢と散った。
国民の生活やきずなやみどりの党は反増税、国民生活が一番だがどうもうさんくさい。
今度の総選挙では現実的な選択で老人達は自民党に投票するのは間違いないだろう。
日本は以前の自民党中心の官僚主導・公務員天下国家へと回帰して行く可能性が高い。
14. 2012年8月24日 04:43:56 : NpZAQlBVGM
アメリカは、2008年ブッシュが大統領が竹島は韓国領土であると韓国に伝え、アメリカの地図では竹島は独島と表記するとした。
アメリカが理解したというのは、日本の言い分は分かったと言っているに過ぎないのでは?
島嶼を守るのは自衛隊である。竹島のように尖閣諸島が中国に武力占有されたら、管轄権は中国に移り、アメリカは手を出さない。なぜか、日米安保は日本の管轄権を離れた地域に日米安保の対象から外れる。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/748.html#c14
58. 2012年8月24日 05:03:34 : Qt3KoT2Yh6
>>57
マスゴミを信じているあんたのほうが異常だろ。
諸外国ではマスゴミは所詮ゴミとしてまじめに信用なんかしていないわさね。
ところが日本人は新聞やテレビとなると信用する人が多い。
極めて異常だと思う。
冗談半分に見てるのが自然だろう。
報道する自由、しない自由、中身もすべてプロデュースする人間の意志が
入っている。信用するほうがおかしいと思う。
自分がマスゴミに影響されやすい、洗脳されやすい人間と思ったら、
テレビも新聞も見なければいいだけじゃないか。
少なくとも、俺はテレビは見ないけどね。中身がないだろ。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/714.html#c58
10. 2012年8月24日 05:05:24 : VbWAbFllIA
大阪維新も一時は破竹の勢いだったがどうも雲行きが怪しい。
維新やみんなの党は大阪や東京の大都市圏ではかなりの支持が有ると思われる。
この地域で働く若年から中堅サラリーマンは大企業や外資系の新自由主義者が多い。
しかし日本はすでに超高齢国家。65歳以上の老人は3000万人いる。
これに対して20歳から40歳以下の若手人口は2500万人を切った。
老人達は維新やみんなの新自由主義はもう関係ないし、むしろ怖い存在。
自分たちで金を稼ぐことはもうほとんど無い。お上からの年金だけだ。
自民党は国土強靱化計画で古い橋やくたびれて来た役場や老人達の大切なサロンの
市民病院を建て直し年金・福祉を保障してくれるそうだ。財源は赤字国債ではなくて
建設国債であり財政には響かない。
また投票率でも老人は圧倒的。平均でも80%を切ることはまずない。
3000万×80%で2400万票。
これに対して若手は投票率が低く40%行けばいい方。
2500万×40%で1000万票。
結果はもう明らか。
前回は年金や福祉政策で老人達も民主党に投票したがこれはすべて夢と散った。
国民の生活やきずなやみどりの党は反増税、国民生活が一番だがどうもうさんくさい。
今度の総選挙では現実的な選択で老人達は自民党に投票するのは間違いないだろう。
これに小選挙区制特有の1人しか当選しない総取りも手伝って自民党は圧勝。
日本は以前の自民党中心の官僚主導・公務員天下国家へと回帰して行く可能性が高い。
17. 2012年8月24日 05:12:27 : hzsfPtuQQg
パチンコは明らかにギャンブルだ。競馬、競輪、競艇、オ―ト、toto、全部合わせてもパチンコの十分の一だろう。如何に日本社会の隅々までパチンコに犯されてしまっているかである。この金の流れはどうなっているのか、詳しく知りたいものだ。決していい事には使われていまい。戦後を精算するならパチンコと自衛隊と巨大新興宗教だ。国民の国益を守る、国家セキュウリテイ管理のお粗末な事、杜拙なことは今度の津波、フクシマでもはっきりした。掘削船「ちきゅう号」が何故笹川財団に管理が移っているのか理解に苦しむ。それに東大柏キャンパスには塀がなく守衛がいないって本当か。知的財産がみんなどこかへ漏えいしているのではないか。秋入学などで誤魔化してはだめだ。この国は根本からネジを巻きき直さなければならない。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/669.html#c17
08. 2012年8月24日 05:16:41 : HbEKwKsW2k
公開質問状の黒塗り部分、凝視すれば読めますよ(笑
プライバシーに関することなので、もう少し濃くするか、切り抜くことをおすすめします。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/744.html#c8
06. 2012年8月24日 05:27:11 : HbEKwKsW2k
>>04
>小澤側も攻めないのであるから、検察側が、田代を不起訴にしたのは当然です。
わけわからん。結果として「有罪」になったのならまだしも、小沢弁護団は他の証拠で十分「無罪」判決が得られると判断した(実際その通りになった)のだから、あえて「虚偽捜査報告書」の論点を持ち出さなかった戦略は全然間違ってない。
大体、小沢が現在の訴訟で戦っている相手は指定弁護士であり、(不起訴にした)検察は相手ではないから、わざわざ別の当事者を引き込む必要はまったくないはず。
論理的にハチャメチャすぎる>>04
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/751.html#c6
05. 2012年8月24日 05:31:54 : dlp5rHUhkk
ところで秘密会どうなったのですか。法務委員会の問題のようですが。民主党の委員が動かないようですか。階さんとかどうしました。税金を払っている市民に苦労をかけるのは理解できません。国会議員の仕事です。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/756.html#c5
49. 2012年8月24日 05:35:50 : QKqHErR7zI
松下マネーロンダリング塾卒も与党でいたから生金(成金)出来たが
落選唯人乞食を一度経験してから国民目線政治家を目指してください
一度サルベーションアーミーの列にプレートをもって並ぶことをお勧めする
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/672.html#c49
29. 母系社会 2012年8月24日 05:46:17 : Xfgr7Fh//h.LU : wkQi1dJqVc
>>15さんへ
母系の系統から人間のルーツを探せる「ミトコンドリアDNA」
についての最新の研究では、いわゆる「大和民族」の80%は、
中国や朝鮮など大陸系の人々と同じ「ミトコンドリアDNA」
なのだそうです。
つまり・・・
●大半の大和民族は、中国人や朝鮮人の祖先から分離した人々
の子孫であり、彼らと同一の祖先を持つ兄弟民族ということです。
残りの20%が日本列島でしかみつからない日本列島固有の
「ミトコンドリアNDA」を持つ人々で、そのような人々は、
アイヌ人や東北、沖縄地方の人々に多いそうです。
つまり、分子人類学で強いて日本人と呼べる人は、アイヌ人
であり、古代から東北や沖縄に住み続けていた人々です。
もちろん、より広い視野では、我々は全員が新生人類ですから、
かつてアフリカに住んでいたある一人の女性(ミトコンドリア・イヴ)
の子孫ですが。
また、別のDNAの調査では、平均的な日本人はアイヌ人、朝鮮人、
中国人、台湾先住民などとの混血ですから、身体的に純粋な
日本人など、世界中、どこを探していません。
すると、人間の精神面を問題にするしかありませんが、精神面
を問題にすると、日本人以上に日本文化に詳しい外国人もいます
から、更に複雑なことになり、下手をすると、日本固有の文化
を余り知らない我々の大半が日本人ではないということになり
かねません(笑)
最近亡くなった吉本隆明氏は、世界には日本人ほど顔つきが
ばらばらな民族はいないと言っていました。
「日本人」(WIKI)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/709.html#c29
59. 2012年8月24日 05:48:51 : eBazFPpioM
ほとんどが、俺が俺がの主導権争いなんですよ、、
大阪都構想も国との主導権争い、、
維新とみん党の合流がうまく進まないのも、(個人で
離党して擦り寄るのはOK)どちらが頭になるかの主導
権争い、、
もちろん、主導権争いを全否定するものでも無いけど、
維新とみん党の場合も、自分らが主導権を取ったら公
務員たたき以外、何をやりたいかがもう一つ見えない、
その点、小沢氏は政局だけとか豪腕とか言われるけど
全然ちがう、、
民自合併の時など、まずは自民党政治を倒し政権交代を
実現する為には、党名党則人事などすべて(俺は一平卒
でいいから)あんたらの好きしたらいいとの事であった、
ただ、小沢氏が考えていたのは、何回か政権交代をする
中での二大政党の確立後は、官僚からマスコミから自立
した国民による、真の国民主権である「普通の国」を作
る事であった、、
しかし、旧民主党派は政権交代だけが最終到着点のまさ
に自己権力欲だけであった、、
小沢さんが言ってる、オリーブの木構想も自分が頭でな
くてもいいとの事ではあるが、、
全ては、本物と偽者を見極める事が出来るマスコミから
自立した国民をいかにして創るか、、とも思うが、、
この国の民は、100年たっても無理かも知れない、、。
03. 2012年8月24日 05:50:43 : txbu087ACs
02.さんは何を言いたいのかね? 凶弾に倒れた人の何を知れというのかね。オスカー・カーマイケルって知っているのか? その程度のことだ。
政治家のサラブレッドのひとり、三宅さん。ただ血筋だけがよくても駄目。いま相当に勉強されている。彼女の得手は英語がぺらぺらで同時通訳が出来ること。アメリカのことは十分に知っている。知的レベルの高い素材。大きく羽ばたいてもらいたい。期待しています。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/759.html#c3
06. 2012年8月24日 05:57:31 : RsreIIQ23Y
隷官政党 民自公
廃棄しなければ
日本が滅びる
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/760.html#c6
04. 2012年8月24日 05:58:00 : Fci3v6y8dg
>>03
そうだね。だいたいが、この松井府知事と橋下は本来の仕事どうなってんの?
国政選挙のことばっかりじゃん。大阪府民も大阪市民も地元行政はどうでもええのかな
ちょっとは心配したらどうなん
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/758.html#c4
07. 2012年8月24日 06:06:59 : qIbqY63gOg
>>04
>無罪判決に対しても、控訴するべきだったのをしていない
無罪になった一審被告人側から控訴することは、「訴えの利益がない」ため刑訴法上不可能であることも知らない法律音痴は黙れ。かえって小沢さん支援者側を混乱させるだけだ。もっと法的知識(それも初歩的な)を身に着けてから書き込め。
「無能な味方は有能な敵よりも怖い」とはこのことだ。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/751.html#c7
16. 2012年8月24日 06:08:02 : 9GiWAg2Ztr
14の方は、日本会議を知ってるか?
鳩山兄弟は、日本会議に入っているでしょ。
統一協会が牛耳っている日本会議を貴方は知っているよね。
貴方は、その辺の繋がりの有るエスタブリッシュ仲間ですね。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/701.html#c16
60. 2012年8月24日 06:11:08 : txKoq6KBVw
マスコミが悪いんです。
ハシシタの悪い所をちゃんと報道しないから。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/714.html#c60
06. 2012年8月24日 06:24:21 : mp6fw9MOwA
検察はあまりにも明確な証拠を見せつけられているのに不起訴との我田引水と言える捜査結果を出してしまった。
この件が蒸し返されると闇は更に表に出てくるだろう。
外務省は首相親書の内容をHPに掲載してから韓国に渡そうとして送り返された。
姑息な手段で親書返却を阻止しようとして、書留郵便で送り返されるとの不祥事も招いた。
米国が日本の味方をすると思ったが両国に不快感を示しただけで当事者同士の解決を迫っている。
法律違反をしてでも既得権益者を守る官僚のやり方が諸外国に知れてしまい、官僚の言いなりで有る野田政権は信用されておらず、国内でも違法を咎められ、海外には相手にされないとの状況に追い込まれている。
検察・裁判所がこれ以上違法行為を続けると自ら崩壊する以外ない所にまで追いつめられている。
しかし、この状況を理解出来る官僚中枢は少ないのだろう。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/756.html#c6
05. 2012年8月24日 06:24:39 : txbu087ACs
橋下徹は松井という盆暗が参謀に就けていだから苦労する。大阪には数々の英雄がいる。改革を訴え頭角を現した当初は、与力、大塩平八郎の再来か、と期待したが、どうやらその純粋さはどんどんと消えている。二重府政の打破で、権力機構の統一による無駄の排除と、腐敗した公務員の利権構造の改革に拍手を送ってみたものの、どうやら最近は、それを成就する第一義的なものより、国政の参加という野望にシフトし始めたようだ。維新という名を借り、船中八策なる坂本竜馬の野心を引っ張り出して話題を集めるまではよかったが・・竜馬成就せずと同様、果たして上手くいくのだろうか。既成政党の政治家のレベルが落ちたと見限った橋下の甘い囁き。その誘惑の虜になっていく議員たちの姿は情けないの一言である。大塩平八郎はクーデター後、たった一週間でその命を断った。久宝寺で自害している。付いて来るはずの味方は殺され、人心離れて孤立してしまう結果であった。久宝寺といえば橋下の出身地に近い。そこにはもう一人、天下を席巻した豪傑がいた。弓削道鏡である。あわよくば天皇になろうと野心そのものの男、ハッタリを噛まし天下人に取り入って実権を握る地位に登りつめるが、やはりこの下品な詐欺師の陰謀に気付いた男たちに消されてしまう。どうやら橋下は現代の道鏡に近いといえるだろう。次々と騙されていく政治の中枢にいる人たち。まさに好き勝手な要求に振り回されている姿は当時とそっくり。いまの政界は、その手法で橋下に手玉を取られている図ではないだろうか。ともにこれらの英雄たちは悲劇の幕を閉じている。平成の大ハッタリ師、橋下徹の今後を注視する必要がある。-飛車角-
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/758.html#c5
07. 2012年8月24日 06:25:07 : V1ktS70IDI
>>01
以前もコメントで返答して、君は読んでないのかもしれないが、
下記のとおり、2010年参院選は、菅の消費税発言などによる民主党の人気低下と候補者立てすぎが失敗の原因。自民党の勝ちなんかじゃありません。というか、比例票数減少からもわかる通り、国民は確実に自民から離れてます。
要は、いかに小選挙区で、効率よく民自公を倒すか。彼らが自然と「候補者立てすぎ」になるのは自明なんだから、こちらはいかにそれ以下に抑え、適正な候補者数に絞れるかが、勝負の分かれ目でしょう。
参院選選挙区(改選数どちらも73)
民主党 2007 得票数約2400万 立候補数45 一人当たり約53万票
2010 〃 2275万 〃 61 〃 37万票
自民党 2007 〃 1860万 〃 48 〃 39万票
2010 〃 1949万 〃 49 〃 40万票
参院選比例代表得票率
民主党 2007 39.48% 2010 31.56%
自民党 2007 28.08% 2010 24.07%
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/760.html#c7
24. 2012年8月24日 06:34:49 : V1ktS70IDI
千歩譲って、菅の過去の行為を全部まっさらにして評価するとしても、
原子力規制委員長人事で、田中俊一氏起用に何にも言えないということだけで、菅は反「脱原発」だろ。
ぺーぺーの1年生議員じゃないんだ。「あがり」の首相まで務めた男。引退したって構わないぐらいのつもりで、ノブタを牽制してくれないと。
菅マンセーする奴って、典型的なバカB層か、意図的な売国奴だろう。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/749.html#c24
06. 2012年8月24日 06:36:32 : RsreIIQ23Y
なんで地方自治体の首長が
国政に口を出すのか悪いのか
それだけ霞が関がやることとなすこと
手放さないから
稟議書のはんこが多い会社ほど
ヒラメが増える
お厄所組織も同様だ
そして国民の生活が第一にならない
参院議員は知事との兼務でもいいかもしれない
ドイツは憲法を戦後60回も修正したとのこと
主権在民の国家であるなら
憲法や法律が現状にそぐわないなら
そのつどどんどん変えればいい
まず全政党が一部利害の代表者ではなく
国民の生活が第一に考え行動するようになれば
そのためにはまず隷官政党議員の一掃だ
渡辺よしみも私心を捨てて
一兵卒になられないなら
みんなの党も偽物まがい物
個人的には江田けんじは信用できない
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/758.html#c6
07. 2012年8月24日 06:36:54 : maxkpWHZCo
現存の民自公の受け皿を独占するつもりなのでしょうね
だから第三極には政策的には成りえず
大票田の確保は困難になるかもしれないね。
第三極がひと塊りになり、既得権を脅かす
存在に逢えてなろうと亜しないのだろう。
これから具体的な政策が比較対照される。
原発再稼働と消費増税は容認だから苦戦するだろうね。
橋下氏のブレーンは小泉総理のそれと同一だ。
各党はそこを総攻撃するだろうね。
関電株スキャンダルの火薬がパキパキ音がしている。
彼は出馬すれば、その火薬が爆発するし、
情勢が維新に傾けば、そこ得爆発するかもしれない。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/758.html#c7
25. 2012年8月24日 06:39:55 : poRxZgP8CY
>菅は口下手のぶんだけ正直者だ
菅は口下手なだけの詐欺師だ
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/749.html#c25
15. 2012年8月24日 06:42:55 : poRxZgP8CY
>11
竹島も自衛隊の爆撃訓練地に指定してから爆撃するのが望ましい
グッドアイデア!国内法の範囲で可能だ。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/748.html#c15
30. 2012年8月24日 06:44:47 : RSElPr0ehc
次期選挙に落ちる、とはヌルい言い方だ。すなわち、国会議員には今後二度となれないというのが正しいだろう。
民主党に残った愚かな一・二回生議員はとくとこのことを噛み締めることだろう。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/695.html#c30
02. 2012年8月24日 06:46:04 : maxkpWHZCo
辞任するしかないでしょうね。
解散はこの内外の深刻 な憂慮の事態に
相当な無理がある気がする。
野田は日本を潰す気か?
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/755.html#c2
08. 2012年8月24日 06:47:44 : V1ktS70IDI
07つづき
それから、
消費税にきっちり反対した、みんなの党は一応仲間に考えてもいい。
しかし、維新は消費税すら、地方税化とかなんとか言ってごまかし、適正な税率すら言おうとしない。まして、自民党清和会プリンスで元首相の安倍を誘うなんざ、もはや完全に自民党別働隊であることを隠そうともしてない。
小沢はきっちり敵と認識して、ヨイショするのは控えるべき。
選挙区に維新が立てても、生活も立てればいい。「維新は増税だ」と決めつけて攻撃すべきだ。きっちりわかりやすく宣伝すれば、国民だって理解しますよ。「非減税」「安倍元首相」の二つが合い言葉だ。
26. 2012年8月24日 06:47:44 : GDaBjOHv2U
菅は犯罪者、野田ともに最低の総理、自分の利益のみに生きる屑。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/749.html#c26
07. 2012年8月24日 06:48:42 : maxkpWHZCo
秘密会は民主も反対しています。
民主主義の破壊者たちは死んでも馬鹿のようですね。
差し替えなければこの世は救われぬ
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/756.html#c7
04. 2012年8月24日 06:52:01 : maxkpWHZCo
菅は利権を撮ろうとして潰された
だが泥棒同士のいさかいでしかない
菅は余計な事をすると政治献金問題で
逮捕される事を理解しているんですな
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/753.html#c4
05. 2012年8月24日 06:54:09 : RsreIIQ23Y
仕業屋さんは脱原発運動に
色を付けようとする
脱原発依存運動派
この運動に英雄はいらない
だから奸はイラナイ
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/753.html#c5
26. 2012年8月24日 06:54:56 : JMQK1aFeGk
宗男さんが、野田を評価している?
余計な敵をつくりたくないから。
決して腹の底から支持はしていない。それくらい見抜くべきだ。
彼は「北方領土解決」がライフワークだ。
(他の議員さんには真似ができない)
この微妙な時期に、政権与党の野田佳彦さんと喧嘩して何の意味がある。
民主党だって、宗男さんを敵にまわしたくない。
宗男さんは議員ではないが、依然北海道では影響力ある政治家だ。
行動とブレのない政治家では、小沢一郎をしのぐ評価を私はしている。
小沢さんは好きだが、宗男さんは、それ以上に共感している。
「ムネオ日記」というブログを読んでいるが、その意見にいつも共感している。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/720.html#c26
05. 2012年8月24日 07:00:09 : JMQK1aFeGk
民主党が、実は「離党者分」の政党交付金を
受け取り続けている。
それって、おかしい。
離党者分の政党交付金は受け取れない。
どうなっている。マスコミはなぜ報じない? 詐欺だ。
マスコミは詐欺の仲間?
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/741.html#c5
27. 2012年8月24日 07:00:46 : gLkWC3nolY
東電が撤退を申し出たときに菅が災害対策の国による実施宣言と東電の接収でもやってたら話はすっきりしたんだがなぁ
当時の印象では、原発が大事なのを良いことに地震災害はないがしろにしていたという風に見えてしょうがなかったので、不信任決議の提出には大義名分があったというのが正直な感想
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/749.html#c27
28. 2012年8月24日 07:01:57 : V1ktS70IDI
国民生活派は、消費税にきっちり反対した、みんなの党はとりあえず仲間に考えてもいい。
しかし、維新は消費税すら、地方税化とかなんとか言ってごまかし、適正な税率すら、言おうとしない。まして、自民党清和会プリンスで元首相の安倍を誘うなんざ、もはや完全に自民党別働隊であることを隠そうともしてない。
小沢はきっちり敵と認識して、ヨイショするのは控えるべき。
選挙区に維新が立てても、生活も立てればいい。「維新は増税だ」「非脱原発だ」と決めつけて攻撃すべきだ。きっちりわかりやすく宣伝すれば、大丈夫、国民だって理解しますよ。もし維新が反論するなら、議論で追い込んで言質をとらせればいい。
「非減税」「非脱原発」「安倍元首相」の三つが合い言葉だ。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/749.html#c28
第三次アーミテージ・ナイ報告書の怪 日本が米国戦争屋に支配される“仕掛け”を覗く
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/3c5e9410063182ce9523cd0de0f9c905
2012年08月24日 世相を斬る あいば達也
先ずは、アメリカポチ軍団・外務省アジア大洋州局長の米国のリップサービスの歓喜する記事から読んでいただこう。
≪ 尖閣諸島「日米安保を適用」 米高官、日本の立場に理解
http://www.asahi.com/international/update/0823/TKY201208230256.html
訪米中の杉山晋輔外務省アジア大洋州局長は22日、米ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)のラッセル・アジア上級部長、米国務省のキャンベル次官補らと相次いで会談した。米政府側は、香港の活動家が尖閣諸島に上陸した問題に関連し、尖閣諸島には日米安全保障条約が適用されるとの立場を示した。
日米安保条約5条は、日本の施政下にある領域において、米国が日本を防衛する義務を定めた内容。米政府はこれまでも、尖閣諸島は日本の施政下にあり、同5条が適用される、との立場を取ってきた。ただ、領有権については中立の立場だ。
香港の活動家の上陸をきっかけに、尖閣諸島をめぐる日中間の対立が先鋭化するなかで、米側が改めて立場を明確にしつつ、理解を示した形だ。杉山氏は一連 の会談後、記者団に、尖閣問題について「協議の中で確実に出た。(米側から)その点にきちんと言及があった」と強調した。
一方、杉山氏は竹島問題について「国際法に基づいて問題を解決すべきだ」として、国際司法裁判所(ICJ)に提訴する日本政府の方針を米側に説明。杉山氏は記者団に「一般論として、国際紛争は平和的な手段で、国際法にのっとって解決すべきである、という点で、日本の考え方に米側は賛同している」と述べた。
また杉山氏は、29日に北京で行われる予定の日本と北朝鮮の予備協議についても、日本政府の対処方針を米側に説明。日朝間の協議が再開されれば、日米韓3カ国の連携が一層重要になる、との認識で一致した。≫(朝日新聞デジタル:ワシントン=伊藤宏)
尖閣が日本の施政下にあるのは、明白な事実で、何も国務省官僚らに言われなくても判っている。問題は領有権への関与だろう。そこは適当に日中でやれば良いことだ、と言っているわけで、糞の役にも立たない情報に過ぎない。まぁ、この記事で口角泡を飛ばす必要もないのだが、アメリカ様が尖閣・竹島に言及してくれたと歓んでいる外務官僚と云うだけの話に過ぎない。筆者などが知りたいのは、何故“慰安婦問題”などで、韓国李大統領を煽ったのか?そこが聞きたいし、日本国内で台頭し始めた「アメリカって怪しくないか?」と云う世相への応急措置行動を行っているとしか思えない。≪日朝間協議再開に関し、日米韓の連携が一層重要になる」に至っては、笑い話だろう。正直、米国戦争屋勢力の焦りは相当なレベルに達している。それこそ“レベル7”だ(笑)。ただ、あくまで米国内の一部勢力の焦りである点も考慮に入れて、観察する必要がある。
孫崎氏の一連の著書の影響もさることながら、国民の反原発世相の台頭も彼らの心を掻き毟っているのだろう。彼らの多くは共和党中心の政権で動きが活発になる人種なのだ。現在の民主党オバマ政権にあっては、外野とまで言わないが、動きが思うに任せない事情を抱えている。特に、クリントン国務長官と云う人の中国贔屓は夙に有名で、日本など無きに等しい扱いになっている。正直、政界・経済界・官界において、共和党戦争屋と持ちつ持たれつで既得権益で潤っていた人々にとって、“アメリカへの疑惑”とか“再生可能エネルギーシフトの世論”など、忌々しいことだらけで、焦りは頂点に達しようとしている。
それでは、尖閣への香港噴き上がり族の尖閣上陸は、なぜ起きたのだと疑問を持つ人達もいるだろうが、あれは個人的集団レベル、米国戦争屋が裏から手を回せば、即刻動く勢力に過ぎない。ただ中国政府も、中国の国旗を振りまわした連中を一定の範囲で支持せざるを得ない国内事情があるだけで“愛国だ”と賛辞を送っているわけではない。竹島はそうはいかない。なにせ韓国大統領の所業だから、国家レベルだ。しかし、これもレームダック李大統領が、退任後の身分保障と引き換えに、共和党戦争屋の唆しに乗った可能性は大いにある。ただ、外交上、現大統領の言動であり、政府としては守らざるを得ない事情もあるのだろう。
また、あのアホ臭いとまで言われた米韓FTA協定締結の見返りとして、TPPを入り口に、日米FTA協定まで持ち込み、アメリカが日本市場もコントロールするから、韓国企業(殆ど国際金融マフィアの傘下・笑)にも御裾分けがあるからさ、と尤もらしい誘導もあったのだろう。韓国大統領が、あの野田が狂ったのではないかと訝るほどの言動に出ている理由は、明らかに日本の力など問題ではないだけの、力の均衡を持つ勢力の示唆がなければ起こり得ないことである。
日米同盟に関する有識者の政策提言書が、戦略国際研究センター(CSIS)からアーミテージとナイの名で発表された。内容について此処では多くに言及しない。(興味のある方は、検索すれば色々ヒットする)2000、2007年に次ぎ第三回目の報告書だ。上述しているように、戦後の日米同盟の中核をなしていた勢力の報告書と云うポイントを確認しながら読む必要がある。この報告書を読んで、短絡的「やっぱり、ジャパン・ハンドラーズの思うが儘に状況は動いている」と早とちりしない方が良いだろう。ただ、彼らも、日本国内の世論の大きなウネリに即応する身軽さを持ち合わせている点は流石である。前回までふたつの報告書では、日米軍事同盟と云う色彩が強く出ていたのだが、今回の報告者では、エネルギー安全保障、経済と貿易、「隣国との関係、安全保障戦略の順になっている。CIAが軍事や嫌米政権崩壊暗躍から経済への関与を強めるとした、方向性とピッタリになっている。ナイ教授はCIAの知的バックボーンでもある。
筆者から見ると、既存政党離れの「空気」が醸成されつつある日本の現状に、恐怖を抱く既得権益勢力があり、彼らの不安と不満と云う弱味につけ込む形で“白馬の王子”の役を演じつつ、優しく血で汚れきった悪魔の手を差し出している構図にしか見えないが、溺れる者藁をも掴むわけで、経済界などは死に物狂いで、彼らのご託宣を拝み続けることになるだろう。政界に関しては、小沢一郎が「古い人間には判りません」と皮肉を語るほど極めて視界不良で、カオスの世界への突入だが、もう避けて通ることは不可能になったようだ。官界は裏で画策はするが、最終的には政権を握った勢力に仕える身なので、表向き動くことは出来ない。次期政権は、民主党の政権交代時のドジを反面教師とし、すかさず幾つかの手枷足枷を講ずることになるだろう。
勿論、民自公政権が勝利をおさめてしまえば、もう筆者などが出る幕はなくなり、2,3年は休みと云うことになる(笑)。次の次の総選挙まで、政治コラムをそれなりの意欲で書き続けることが可能かどうか、些か心もとない(笑)。先ずは今夜はこんなところで、オヤスミナサイ! *そうそう、シュライバーとか云うアーミテージの子分が、上述報告書の解説をしていたようだが、この前哨戦のような按配の米下院公聴会の情報を見つけた。共和党戦争屋と共に当時の藤崎一郎駐米大使やシュライバーやマイケル・グリーンが登場し、実しやかに語っている情報を拾った。これは、よく読んでから別途書くことにする。
12. 2012年8月24日 07:05:25 : JMQK1aFeGk
アメリカの要求で日本の国益は・・・・
どうなってきたか。言わなくてもわかるでしょう。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/733.html#c12
16. 2012年8月24日 07:11:20 : QRDQsLPBIo
中曽根の地元:群馬県民の皆様、渡辺の読売新聞関係者下僕!原発放射能禍!消費増税禍!これで本当に良いのですか!???
http://www.asyura2.com/12/hihyo13/msg/342.html
投稿者 アサマタロー 日時 2012 年 8 月 21 日 19:19:54: UiY46YlCu.Moc
群馬県吾妻郡の方から浅間山の間や碓氷峠側からモクモクと雲が湧き立ち、峠を越えて長野軽井沢側に流れ込んでくる。農家の稲藁が放射能でやられ、南佐久郡の稲藁が使われるそうだ。鹿肉も放射能が酷く食用に出来ないと聞いた。湯川の川下の千曲川や信濃川は鮎や鱒は放射能は大丈夫か?=====それにしても群馬県は原発の父:中曽根の出身地だが、赤城大沼の放射能はどうなったのか??放送禁止か??関東平野の北西の角地が群馬県だ。放射能をしっかり調べているか!??群馬大学教授は今何を???
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
【半径約300キロ・メートルの放射能汚染地図を作成 茨城県南部、千葉県、埼玉県、東京都の一部高濃度放射能汚染 群馬大の】
http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/134.html
投稿者 てんさい(い) 日時 2011 年 6 月 20 日 00:35:41: KqrEdYmDwf7cM
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中曽根大勲位が小沢控訴後、出て来たらしい。産経?出て行く所は福島原発被災者の所だろ!
http://www.asyura2.com/12/senkyo130/msg/141.html
投稿者 アサマタロー 日時 2012 年 5 月 12 日 12:24:59: UiY46YlCu.Moc
=======================================
読売新聞にも立派な記者がいたが、渡辺暴君が80歳を越えて尚権力を持てる読売とは何だ?? 西武と同じ株の支配をしていて、小泉政権下でヤラレタ小渕系の西武堤義明さんはやられ、読売渡辺は助かった。中曽根・原子力村・司法の応援団が助けた?清武さんの目の綺麗さと渡辺の汚濁しきった目では見た目も明白だが、読売は本当にコンプライアンスが酷い会社だ。社説も恥ずかしくないものだ。買ったことはないが、阿修羅に出て今日初めて見た。『動いても胡麻』の連中の巣窟なのか???
正力・中曽根・渡辺が日本の原発事故の張本人・遠因だ。欠陥原子炉を高く買わされ喜んだ連中は福島に移住せよ!!
読売はこれ以上、地震や領土問題で原発放射能禍や消費増税禍を隠すな!!堂々と言論できるならやってみよ!!読売を購読しているのは会社・官公署・警察官くらいだろう。
国民の心に滲みる名文を書いてみよ!!渡辺主筆では無理でしょう!!読売にマトモナ男子は居ないのか??
=======================================
@マスコミは庶民・貧乏人圧殺の消費増税画策の隠蔽に自然災害の地震をダシに使うのか!
http://www.asyura2.com/12/jisin18/msg/202.html
投稿者 アサマタロー 日時 2012 年 4 月 01 日 12:19:16: UiY46YlCu.Moc
Aマスコミは大衆圧殺の消費増税画策隠蔽に地震予測をダシに使い、消費増税決定後は新築住宅駆け込み、サタン勝の真似させる!
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/440.html
投稿者 アサマタロー 日時 2012 年 8 月 15 日 15:04:38: UiY46YlCu.Moc
Bやりすぎ都市伝説でユダヤ大物ラビが『東の海の辺からユダヤ教も知らない人々が帰り、諍いが無くなる!』意味深だ!!
http://www.asyura2.com/12/senkyo133/msg/888.html
投稿者 アサマタロー 日時 2012 年 8 月 05 日 18:02:22: UiY46YlCu.Moc
C新聞社編集委員・顧問の官邸お抱えザブン・ドボン接待が平然と行われ、銀行の官僚接待同様に自己批判しないのか?!!
http://www.asyura2.com/12/senkyo130/msg/214.html
投稿者 アサマタロー 日時 2012 年 5 月 15 日 02:42:50: UiY46YlCu.Moc
Dファウスト?橋本五郎!そんなに貧乏人から消費増税で取らせたいか!いつも壊れたれたレコードの様な政治と金?
http://www.asyura2.com/12/senkyo129/msg/480.html
投稿者 アサマタロー 日時 2012 年 4 月 28 日 10:32:20: UiY46YlCu.Moc
======================================
読売諸兄は立てないのか!男ではないのか?言論人の意地を示せ!!清武を会長にする政変を起こすなら、株式の購入資金問題と実態から攻めてほしい。本当に潰れるぞ!!
読売の愛国者は立ってくれ!!
*************************************
前世紀遺物の領土問題に21世紀友好解決法は本当に無いのか?今、ワザと外に敵愾心求め放射能恐怖忘却?!
http://www.asyura2.com/12/senkyo133/msg/516.html
投稿者 アサマタロー 日時 2012 年 7 月 26 日 04:45:49: UiY46YlCu.Moc
アメリカが尖閣を安保の対象?何故、日本の主権を認めない?認めて下さい!!絶対服従しますから!ご主人様!下僕:外務省一同?でしょうか?
福一原発放射能被害が有るのに、無い様に装う政府民主裏切り党!国民の信任が一度もない管・野田一派。国民が負託したのは国民の生活が第一の小沢=小沢冤罪でリリーフ鳩山の命を守りたい!だった。彼ら以外に2009衆議院選挙の国民の信託=正統性は無い!
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尖閣諸島は日清戦争直前に領有権主張して国有化した?そうかもしれないが、火事場泥棒と言われることも分かる。
当時、中国は西洋列強に侵食され、植民地化の瀬戸際だった。日本は中国の植民地化を見て、倒幕・明治国家建設が出来、植民地化を防止した。半病人だった中国のお陰だ。世界の大国中国が西欧にやられたショックは大きかった。
そんな時に領有権主張して如何か?日中国交回復は難問は後世の両国民の英知に期待すると云う角栄・周恩来・毛沢東の世紀の大物の英断に従い、今はそれを強調すべきではないか?欲を掻かない程度で所有者の高齢化で東京都に売りたいなら、売ればよい。急にそこに国が出れば後世の英知に期待する両国の英断が台無しになる、と思わないか!浅薄患者内閣だ!
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来るべき日本大震災で中国・韓国と融和せずして大和民族の安寧は無い!と知るべきだ。中国が日本を攻めて来た事があるか?蒙古襲来は有ったが、中国では無い。韓国もしかりだ。
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21世紀の後半にでも、
尖閣も4島有るなら、一つの中国(中国+台湾):日本=2島+2島にして、海域は共同管理で如何か?
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竹島・独島も昔は高句麗・百済・渤海は日本と兄弟国だった。日本海は倭民族の内海だった。朝鮮半島から列島植民地への中継基地島だった。
ここも2島有るなら、西島を韓国、東島を日本で両島を橋で繋ぎ、兄弟橋と私なら命名する。
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北方4島は面積折半3島でも良い。戦前住民の権利が売買されているようだが、如何か。樺太・朝鮮・満州・台湾も権利者が居ただろう。旧島民に比例配分で返還する問題だろうか?でなければ永遠の未回収地として歴史で教える事だ。平和条約も要らない。
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それが外務省とアメリカの望むところだろう。極東アジアに緊張が有れば、軍事基地化を邪魔する勢力は潰しやすいとルーピー鳩山事件が証明した。日中韓共同体や友好関係はご主人達は決して望んでいない。揉めて欲しい様だ。国民もそろそろ学習出来ただろう!!
今、日本存亡の放射能被害下で外敵を求めてどうするのか!!野田は早稲田に凱旋演説?大隈重信が生きていれば野田を破門にしただろうし、明治14年の政変で内閣を追い出されたのは大隈重信だった。言うなれば大隈は小沢だったノダ!早稲田学生・OB諸兄!!早稲田マスコミ閥の集団自決が待っている!
34. 2012年8月24日 07:12:38 : JMQK1aFeGk
・日本の検察が汚職などの犯罪捜査を、
首相ないし近辺のものに行う.有罪にならなくても良い。
一時的な政治上の失脚があれば目的が達せられる。
鉢呂議員も「つけちゃうぞ〜」で大臣を追放された。
小沢一郎さんも、検察トラップにかかった。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/699.html#c34
08. 2012年8月24日 07:12:51 : V1ktS70IDI
生活は、消費税にきっちり反対した、みんなの党はとりあえず仲間に考えてもいい。
しかし、維新は消費税すら、地方税化とかなんとか言ってごまかし、適正な税率すら、言おうとしない。まして、自民党清和会プリンスで元首相の安倍を誘うなんざ、もはや完全に自民党別働隊であることを隠そうともしてない。
小沢さんはきっちり敵と認識して、ヨイショするのは控えるべき。全選挙区に維新が立てても、生活も立てればいい。
衆院選のため西松事件で代表を降りちゃった、参院選のため菅にゆずってしまった時もそうだが、小沢さんはつい、当座の選挙勝利第一と弱気に考え、かえって遠回りしてしまうことがままある。
資金がないなら一人当たり100万円のみ補助ということで、基本的に自弁立候補者を募ってもいいんじゃないか。
「維新は増税だ」「非脱原発だ」と決めつけて攻撃すべきだ。きっちりわかりやすく宣伝すれば、大丈夫、国民だって理解しますよ。もし維新が反論するなら、議論で追い込んで言質をとらせればいい。
「非減税」「非脱原発」「安倍元首相」の三つが合い言葉だ。
29. 2012年8月24日 07:16:05 : V1ktS70IDI
すみません。28はコメントの場所間違えました。ミスです。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/749.html#c29
08. 2012年8月24日 07:17:53 : RsreIIQ23Y
この国は長らく
建前と本音が違うことを
美徳した伝統がありました
真実の究明よりも
大同に従う
しかしやり過ごせないぐらい
真実と建前がかい離してきました
日本をまた戦前に戻さないためにも
官庁もガラス張りにならにといけません
そうしないと、検察のやることなすこと
国民のためではないと
みんなが知り始めたのです
国税長官の脱税は不問にし
捜査官の公文書偽造も不問にする
しかし、 ノブタも奸も
江田けんじも、町村も犯した
政治資金規正法虚偽記載について
小沢さんだけは告訴する
こんな不整合で合理性のない
法律の適用に関心を持たない
ゴミメデャイアは
我々国民の一人や二人死にそうになっても
立ち上がってもくれない
死んで初めて政府をせめて
自分たちは正義を体現していると天狗になる
人権意識のないチンドンヤに過ぎないのだ
小沢冤罪事件でこの国が
官僚独裁国家である実態がよくわかった
これもまた
国民生活が第一の国にするための
重要な選挙の争点である
透明公正公平な司法と司法行政の確立
これが保障されない国は
民主主義の国ではない
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/751.html#c8
30. 2012年8月24日 07:19:58 : JMQK1aFeGk
東電が全面撤退してたら福島原発の制御法、対処法なんて誰もわからんぞ
そうですよね〜
菅直人は嫌いだが、東電の逃亡をおしとどめたのは評価できる。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/749.html#c30
06. 2012年8月24日 07:23:42 : QRDQsLPBIo
山田 宏(やまだ ひろし、1958年1月8日 - )は、日本の政治家。日本創新党党首。大阪市特別顧問。
衆議院議員(1期)、東京都議会議員(2期)、東京都杉並区長(3期)を歴任した。
目次 [非表示]
1 来歴2 政策・主張2.1 杉並区長時代の主な政策2.2 杉並改革3 著書4 関連項目
5 脚注6 外部リンク来歴 [編集]
東京都八王子市生まれ。東京都立国立高等学校、京都大学法学部卒業。京大卒業後は松下政経塾に入塾した(第2期生)。松下政経塾の同期には長浜博行、松原仁、嶋聡、海老根靖典、河内山哲朗、神藏孝之、近藤康夫らがいる。
熊谷弘衆議院議員の秘書を経て、1985年の東京都議会議員選挙に新自由クラブ公認で出馬し、史上最年少で当選を果たす(新自由クラブからは松原仁、下村博文、柴野実も出馬したがいずれも落選)。松下政経塾出身者では小野晋也に次いで2番目に政界入りを果たした。都議時代は松下政経塾の創設者である松下幸之助の意向を受け、「政経塾新党」構想の具体化を模索。そんな中、松下政経塾の評議員を務めていた細川護煕元熊本県知事から新党への参加を請われ、日本新党結党に参加する。この時、新党結成に加わったメンバーには松下政経塾同期生の長浜博行や野田佳彦、樽床伸二、前原誠司、中田宏らがいる。
1993年の東京都議会議員選挙には出馬せず、後に山田の後任の杉並区長に就任する田中良を支援した。同年の第40回衆議院議員総選挙に旧東京都第4区から日本新党公認で出馬し、当選。党立法調整委員長(国会対策委員長)に就任する。
1994年、日本新党の解党により新進党結党に参加。新進党では1995年の党首選挙で鳩山邦夫擁立の中心的役割をになった[1]。1996年の第41回衆議院議員総選挙には小選挙区比例代表並立制導入に伴い東京都第8区から出馬したが、自由民主党の石原伸晃に敗れ、落選した。その後、再び新党結成に向けて動き、日本新党に参加した野田、長浜、中田らに加え市村浩一郎、海老根靖典、河井淳一、小田全宏、勝又恒一郎、河村たかし、中村時広らが参加して「志士の会」を結成するが、その後の第18回参議院議員通常選挙での民主党の躍進が影響し、新党結成の動きは頓挫する。
1999年、東京都杉並区長選挙に立候補し、当選。当初はあくまでも衆議院の議席奪回を狙っていたため区政には関心を示さなかったが、年配の女性支援者から「国を変えるのは地方自治体でもできる」という趣旨の手紙を受け取り、杉並区長選への出馬を決断した。2003年に再選、2007年に3選された。国政では、かつての対立候補だった石原伸晃を支持した。
2010年4月18日には地方自治体の首長経験者らで日本創新党を結成、党首に就任した。5月31日には、第22回参議院議員通常選挙の東京都選挙区へ出馬するため杉並区長を辞職[2][3]。選挙戦では日本創新党からの公認に加え、維新政党・新風からも支援を受けたが落選した。
2012年1月26日、大阪市特別顧問に就任。
政策・主張 [編集]
保守派であり、教育問題・歴史認識問題などで積極的な行動・発言をしている。衆議院議員時代には石原伸晃と選挙で争ったが、政治信条の面では伸晃の父石原慎太郎や杉並区議の松浦芳子に非常に近い立場にある。日本文化チャンネル桜にて「山田区長の一言申しあげます―杉並区アワー」を担当していた。
教育問題にも熱心であり、学校校庭を芝生にした。また杉並区独自に教員を採用し養成する「杉並師範館」を開設し、都の教員採用を大幅に上回る7倍もの倍率となった。また日本教職員組合に対し、「自分達の権利だけを主張している日教組は、すでに保護者から見放されており、そのような態度を改めない限り、組織率低下もこのまま続いていくであろう。日本の教育が悪化した原因は日教組にある」と批判している[4]。
2005年8月、杉並区教育委員会が中学校歴史教科書として「新しい歴史教科書をつくる会」編集の教科書を採択した際には積極的に賛成をした。
2007年7月13日にアメリカ大使館に手渡された慰安婦問題に関する米下院決議案の全面撤回を求める要望書にも、賛同人として名を連ねている[5]。
2009年6月16日 、新興宗教の統一協会関係者が代表を務めるNPO法人のイベントで、講演を行っていたことが報じられた。[6]このNPOが主催するイベントでは、統一協会系のNGO団体である天宙平和連合用の受付を会場に設けるなどしていた。山田区長は「統一教会と関係があると分かっていれば、講師を断っていた」としている。霊感商法の対策を行っている全国霊感商法対策弁護士連絡会の山口広弁護士は「NPOが霊感商法の入り口に使われる恐れがあり、国や自治体が協力するのは不適切だ」と指摘している。
2010年には月刊誌「Voice3月号」にて「外国人参政権が国民生活を壊す」と題する論文を発表した。
杉並区長時代の主な政策 [編集]
2002年3月、レジ袋税条例。同様の法定外目的税は全国初。5年後に買い物客に占めるレジ袋辞退率60%が達成されれば、課税の実施は見送られることになっていた。目標は達成されなかったものの、区の方針転換もあり、条例は2008年廃止。以後もマイバッグの啓蒙運動などは行われている。
2002年8月、住民基本台帳ネットワークへの接続を拒否(現在は選択制に移行中)。
2003年3月、区長多選自粛条例を全国で初めて制定し、区長は三期12年を超えた在任を自粛するよう努めることを定めた。
2004年3月、「杉並区防犯カメラの設置及び利用に関する条例」。防犯カメラの運用基準を全国で初めて条例で規定。
2006年4月、杉並区独自の教員養成塾「杉並師範館」を開設。全国初。
2012年2月 26日、大阪市内で開いた支援団体のパーティーで講演し、河村たかし名古屋市長が「南京事件はなかった」との発言を擁護、自らも南京事件を否定した。「南京事件はなかった」 山田宏・創新党首も発言
アニメーション産業振興。杉並区役所には「産業経済課アニメ係」があり、アニメを地域振興・地場産業として捉えたのは自治体としては初[1]。
拉致問題への取り組み。横田滋の録音メッセージを役所全体に流し、杉並区の取り組みを全職員に説明した。また管理職には全員ブルーリボン着用を義務づけ、一般職員にも任意でブルーリボンシールを名札に貼付させる。その他区役所で写真パネル展開催、杉並公会堂にて1000人区民大集会開催〔ゲストに家族会から横田滋夫妻、北朝鮮による拉致被害者家族連絡会会長・飯塚繁雄、事務局長・増元照明参加。特定失踪者問題調査会グッズの共同販売実施〕、映画「めぐみ―引き裂かれた家族の30年」上映とパネル展〔セシオン杉並〕、署名運動、ブルーリボン区民普及運動を展開。
杉並改革 [編集]
杉並区は山田が区長に就任時(1999年)には約900億円の区債を抱え、貯金は20億円程度で財政危機状態にあった。そこで山田は「杉並改革」と称した行革に力を入れ、就任以来自身の給与の1割、賞与の5割を返上するとともに、区職員1000人削減計画をつくり、平成13年から22年4月の9年間で1000人削減を達成した。その結果、平成21年度末には借金が約5分の1に減り(平成23年度末で完済予定)、一方で貯金は11倍の219億円になった。
関西社会経済研究所の自治体経営ランキング調査によると2004年度で全国1位、2006年度で全国2位という結果を出すまでとなった。また節約などをする一方で特別養護老人ホームの入所待機の削減や区独自の救命救急体制の構築、区民の足となる「すぎ丸」路線の充実なども実現し、日経リサーチの行政サービス調査によると全国7位(2006年)という結果が発表され[7]、財政的にもサービス的にも高ランキングに位置する区となった。
また、次の目標として、日本で初めての「住民税の減税自治体」「住民税の無税自治体」を実現する「減税自治体構想」を発表し、「杉並区減税基金条例」を成立させた。これは毎年一定の予算額を積み立てし、30年から50年後には、その利子で区民税を3割から5割削減し、いずれ区民税はゼロにする、というものである。
著書 [編集]
『一言(いちごん)申しあげます。〜杉並改革〜』(ぎょうせい、2004年7月 ISBN 4324073422)
『前人木を植え、後人涼を楽しむ 〜杉並改革手帳〜』(ぎょうせい、2006年12月 ISBN 4324081301)
『住民税が安くなる!?「減税自治体」実現への道』(ぎょうせい、2009年10月 ISBN 9784324088753)
『日本よい国」構想 ―豊かで、楽しく、力強い日本を!』(ワック、2010年04月 ISBN 9784898316238)
『第3の道 日本人が豊かに暮らせるための答え』(マガジンハウス、2010年05月 ISBN 9784838720996)
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/741.html#c6
17. 2012年8月24日 07:24:14 : maxkpWHZCo
米国憲法議会に宣言権、大統領に実施権、73年戦争権限法、
投入する権限で法律、条約からの推定禁止(第8条)。
政治的に大統領は議会に宣言権認識し行動、法的には日米安保条約根拠に
介入不可。さらに米国政府の公式見解は「領有権問題で米国は日中のいずれにもつかない」としている。安保条約で「日本の管轄下」への攻撃の際、米国は「自国憲法に基づき行動」としているので、戦争は議会の権限となり、米国の条約上の義務は議会で検討するまでが責任だ。さらに05年2プラス2で島ショウ防衛は日本の役割とされているので米国は助けにこないということ。
中国攻撃時米軍は当てにしてはならないってことです。
島が中国占拠なら管轄地は中国に移り安保対象外。
さーどしますか?屑新聞TVはkの事をひた隠しにしています。
それどころか、ブッシュ政権時にアーミテージ国務副長官が、尖閣諸島は
安保の適用範囲に含まれる、としたことを盛んに宣伝。
たしかに対象である事は当然間違いない訳だが、それと米軍出動とは違う。
2005年2+2、「役割」で「日本は島ショウ等自ら防衛」。
つまり自分たちでまもれってことですな。
イ・ミョンバクも野田もデキレースを演じているだけです。
電通が宣伝をコーディネイトしている張本人です。
奴等をッブsましょう。戦争仕掛け人の悪魔ですから。
17. 2012年8月24日 07:30:35 : mBaFLinGWE
>>16
日本会議なら自民党議員が多いだろ。
麻生や安倍、福田、石破もいるし、民主党でも前原や藤井などが入っている。
しかし、鳩山兄弟が加入しているのは初耳だな。
ひとまずググってみたがそれらしい情報がヒットしなかったから、たとえ加入していても積極的に参加していんじゃないのか。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/701.html#c17
61. 2012年8月24日 07:32:43 : JMSc3i2d1o
橋下のバックに小泉と竹中がいる。 最悪になっちまった。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/714.html#c61
25. 2012年8月24日 07:34:57 : WRq6eP2ha2
何かいい知恵は?
参院選で国民新党が伸びずみんなの党が伸びたのはムサシという機械で不正をした為のようで不自然な小沢新党1%もその布石だろう
http://www.asyura2.com/12/cult9/msg/869.html
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/712.html#c25
04. 2012年8月24日 07:36:05 : txbu087ACs
アメリカに占領され続けている国が敵視する唯一の国が日本だというこの矛盾だらけの愛国心を扇動する手段は、異常である。中国の江沢民が選んだ悪魔の手法をなぞる反韓主義の大統領が率いる国には、誇れる過去がなく、被害妄想の発想が大半を占めている。自らが平和的な統一を大上段に構え、北朝鮮との対話による統一という夢物語はいまだ成就しないのは当たり前の矛盾であり、このままの対立構造を壊したくないのである。対話の出来ない国が対話で物事を解決したがる矛盾に誰も、冷静に判断する術を知らない。アメリカの望む対共産圏と自由圏の最前線に据え置く半島分裂状態は、韓国国民がそれを望んでいるからである。それゆえにFTAPなどの強姦行為にも似た不平等貿易協定で根こそぎ利ざやを吸い取られる条約にも署名せざるを得ないのである。売国と国民から言われようとそれが現在の経済を支えるための手段であり、民族の誇りは二の次で、その誇りを日本に向けて自慰行為を行っている。阿呆な絵図が浮かび上がる。国連軍という名のアメリカ軍の存在は北からの守成に不可欠で、いなくなれば北に負けることは誰もが知っているがためのジレンマである。日本は韓国を見捨てる。北に対して取った経済封鎖をされれば韓国は部品調達ができず車も、電子製品も壊滅的で、レアアースの場合と同じ遭遇にあうのである。北はいま拉致を解決し、日本と経済的な協力を目指している。日本も生意気な韓国よりも、北にTVの生産工場を建てればいいのである。それをよく知る現体制の北朝鮮は、友好モードに変身してくることだろう。拉致さえ解決すれば大きな前進が保障されている。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/526.html#c4
11. 2012年8月24日 07:37:50 : QRDQsLPBIo
中田 宏(なかだ ひろし、1964年9月20日 ‐ )は、日本の政治家。日本創新党代表幹事。大阪市特別顧問。
衆議院議員(3期)、横浜市長(2期)を歴任した。
目次 [非表示]
1 概要1.1 略歴1.2 スキャンダルと裁判1.3 人物1.4 著書1.5 関連文献
1.6 メディア出演2 脚注3 関連項目4 外部リンク概要 [編集]
略歴 [編集]
神奈川県横浜市港北区(現青葉区)[1]出身。神奈川県立霧が丘高等学校を卒業し、2浪を経て青山学院大学経済学部に入学[2]。1年の留年を経て青山学院大学を1989年に卒業し、松下政経塾に入塾(第10期生)。松下政経塾の同期生には宇佐美登、坂井学、小林温らがいた。松下政経塾時代はゴミ問題に取り組み、やがて商工会議所や地方自治体から講演を依頼されるようになった。
1992年、日本新党の結党に参加。日本新党を結党した細川護煕や、元ニュースキャスターの小池百合子の秘書を務めた後、1993年の第40回衆議院議員総選挙に旧神奈川県第1区から日本新党公認で出馬し、同区トップ当選を果たした。翌1994年、日本新党解党により新進党結党に参加。1996年、小選挙区比例代表並立制導入後初めて実施された第41回衆議院議員総選挙では神奈川県第8区から新進党公認で出馬し、再選を果たす。新進党解党後は無所属の会に入党した。
2000年の第42回衆議院議員総選挙では、民主党の支援を受けて神奈川8区から出馬。自民党が擁立した、橋本龍太郎首相の首席秘書官を務めた新人の江田憲司を破り、3選。翌2001年、森喜朗首相の辞任を受けて行われた首班指名選挙では、会派「民主党・無所属クラブ」の所属ながら、鳩山由紀夫民主党代表ではなく同じ神奈川県選出の小泉純一郎自由民主党総裁に投票。この行動が菅直人民主党幹事長の逆鱗に触れ、会派から除名された[3]。以後、2002年に議員辞職するまでは無所属で活動する。
2002年、衆議院議員を辞職。無所属で横浜市長選挙への出馬を表明する。当初、先んじて立候補の意向を示していた竹田恒泰が中田の出馬表明後、自身の立候補を撤回して中田の支援に回った。中田は、4選を目指し、自民・公明・保守・民主4党相乗りで出馬した現職の高秀秀信市長を下馬評を覆して破り、初当選した。なお高秀が1990年に初当選した際には、中田は高秀陣営のボランティアの1人であり、学生時代から中田は高秀家に出入りしていた。
市長就任後、中田はゴミの分別回収の徹底や横浜市立大学の機構改革、市職員の削減や保育所の民営化に代表される行政改革を横浜市民からの賛否両論を受けながら実行する。2006年の横浜市長選挙は事実上のオール与党支持により難なく再選された。その後もファイナンス手法の活用、緑地保全を名目とした増税(新緑税)や市バスの路線削減などによる財政健全化を進め、2008年度に横浜市は1961年度以来47年ぶりに普通交付税の不交付団体となった。
2009年7月28日、2期目の任期途中で辞職を表明。辞職の理由について、第45回衆議院議員総選挙と同日に横浜市長選挙を行えば、選挙コストの削減に繋がることなどを挙げた[4]が、明確な説明や謝罪もなく、また中田が推進した開国博Y150が結果的に失敗に終わったり(中田は開国博失敗について自身の責任を明確にしていない)、多数のスキャンダルを報道される中であったため、「投げ出しだ」等の批判が相次いだ[5]。盟友関係にあった松沢成文神奈川県知事も中田を批判し、横浜市会が求めた開国博Y150失敗究明の中田の参考人招致[6]に賛意を示した。中田は地方自治法第145条の規定に基づき、辞職の届け出から20日を経過した2009年8月17日午前零時をもって、横浜市長を退任した[7]。なお、参考人招致は中田が多忙を理由に拒否したため見送られた。
2009年10月、山田宏ら地方自治体の首長及び首長経験者らが結成した政治団体「よい国つくろう!日本志民会議」の結成に参加し、同団体の政治委員会幹事長に就任した。2010年になり、同年7月に予定される第22回参議院議員通常選挙に向け、新党結成の動きが報道されるようになり[8]、4月18日に山田らとともに日本創新党を結成。中田は代表幹事に就任した。
2010年7月、第22回参議院議員通常選挙に日本創新党公認で比例区から出馬。日本創新党ではトップの得票となる122,978.154票を獲得するも落選。
2012年1月5日、大阪市特別顧問に就任。
2012年現在、青山学院大学大学院 国際マネジメント研究科客員教授、岡山理科大学客員教授、倉敷芸術科学大学客員教授、千葉科学大学客員教授などを務める。
2012年8月1日に設立した、北極星の会を本格的に始動させる。27日に横浜市中区で第1回の政策勉強会で維新八策について講演を行う予定だ。
スキャンダルと裁判 [編集]
中田は市長在任中に週刊現代から多くのスキャンダル報道を掲載されたことから、2007年11月、特に悪質であるとする以下の3つの記事について名誉毀損で東京地検に告訴した。
看護学生と称する女性への強制わいせつ疑惑
横浜市の公金横領疑惑
市長公務の放棄疑惑
2010年10月29日、東京地裁は講談社側に550万円の支払いと謝罪広告掲載を命じる判決を下した。さらに、週刊現代の一覧の記事について「裏付け取材はほとんど行われておらず、ずさん」かつ「中田の政敵ともいえる相手の情報を鵜呑みにして記事にしたことが問題であった」と言及している[9]。続く2011年12月21日の控訴審判決でも東京高裁は一審・東京地裁判決を支持し中田が勝訴した[10]。
また、2008年12月24日、中田と不倫関係があったと主張する元クラブ従業員の女性が結婚が実行されずに精神的、肉体的苦痛を受けたとして中田に3000万円の慰謝料支払いを求めて横浜地方裁判所に提訴した。これに対し、中田は「交際の事実はない」と主張、2010年11月12日、「原告の主張は、具体性に乏しいうえ、十分な客観的裏付けがない」として女性の請求を棄却する判決が下された[11]。
これらの判決によって、中田へのスキャンダル報道のほとんどが十分な裏付けのないものであったことが認められたが、市長在任中はスキャンダル報道が市議会でも取り上げられ、そのような事態をテレビや新聞各紙が取り上げられたため、市民の中田へのイメージは悪化していった。
中田はスキャンダルが報道された背景を自身の著作物において、「市長として実行した改革が、既得権益や利権を奪われた人々の恨みを買い、その報復としてバッシング記事が仕掛けられたということだ。私のイメージダウンを図り、政治生命を絶とうとした」「政治家を殺すのに刃物はいらない。スキャンダルをでっちあげればいいというやり方である」と述べている[12]。また、不倫関係があったと主張する女性からの提訴については、スラップ(恫喝訴訟)であると主張している。
人物 [編集]
RFラジオ日本の「ミッキー安川の朝まで勝負」にゲストとしてよく出演した。ミッキー安川から改革成功の理由について質問され、とにかく頭を下げること、よく笑うことの2点を挙げた。
2007年10月からコメンテーターを務めるニッポン放送「上柳昌彦のお早うGoodDay!」では、「360万人都市、横浜市の社長」と紹介されていた。
横浜市長時代、衆議院議員総選挙では、自身が選出されていた神奈川県第8区では民主党の岩國哲人、それ以外では自由民主党の鈴木恒夫(中田は青山学院大在学中、選挙で鈴木陣営にボランティアとして参加している)を支援していた。
選択的夫婦別姓制度には賛成の立場。
著書 [編集]
単著
「行革のレシピ : 日本の料理法NZ風」読売新聞社、1997年11月、ISBN 4643970510
「なせば成る : 偏差値38からの挑戦」講談社、2003年11月、ISBN 4062121034
「中田主義―僕の見方、考え方」講談社、2006年4月、ISBN 4062133962
「政治家の殺し方」幻冬舎、2011年10月、ISBN 9784344020856
共著
「国会の掟 : 国会の常識は世間の非常識」田近伸和構成、プレジデント社、1995年9月、ISBN 4833415801
「ニュージーランド行革物語 : 国家を民営した国」山田宏、長浜博行著、PHP研究所、1996年10月、ISBN 4569553273
「民の力が存分に発揮される都市へ」北海道大学大学院法学研究科附属高等法政教育研究センター編、北海道大学大学院法学研究科附属高等法政教育研究センター、2003年3月、ISBN 490206605X
「勉強がキライな子どもたちへ勉強がキライだった大人たちへ : キタハラナカダ・スクール」北原照久著、ネコ・パブリッシング、2005年6月、ISBN 477705084X
「ナカダのナゼダ!?」海原純子著、小学館、2005年10月、ISBN 4093876061
関連文献 [編集]
「希望のシナリオ : 次世代論客が語る「明日」への突破口」日本テレビNNN24、青山和弘編、PHP研究所、2003年3月、ISBN 4569626564
「オンリーワン都市・横浜」横浜市都市経営局編、有隣堂、2003年6月、ISBN 4896601785
「あすを植える : 地球にいのちの森を」宮脇昭、毎日新聞「あしたの森」取材班著、毎日新聞社、2004年9月、ISBN 4620317020
「くじらと散歩 : 江戸東京湾 : 東京湾から房総・三浦半島を訪ねて : 豊穣の海」小松正之著、ごま書房、2004年7月、ISBN 4341130919
「未来企業へのメッセージ : 社会・顧客と共生し価値を協創する」池上孝一著、日経BP企画、2005年11月、ISBN 486130119X
「横浜市改革エンジンフル稼働 : 中田市政の戦略と発想」南学、上山信一編著、東洋経済新報社、2005年1月、ISBN 4492211489
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/745.html#c11
30. 2012年8月24日 07:42:24 : 0kx5xOrgpI
29様
頭がすっきりしました!
島国ゆえ流れついた人間が日本のルーツでしょうね!
それを「日本人」「日本人」と
大口叩く人間が多いことにはびっくりです!
卑下しているわけではない!
どこの国の人間でも同じでしょう
人類みな友達!(笑)
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/709.html#c30
62. 2012年8月24日 07:44:44 : 0kx5xOrgpI
橋下の意にそむくと区長にもなれなかったようですよ!
そんな人間の元で国会議員になんてなれますか?
普通の感覚の人間なら
橋下の言いなり国会議員なんぞにはなれないでしょ
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/714.html#c62
26. 2012年8月24日 07:46:34 : ElKraKmAUZ
マスゴミ11社の世論調査とは世論“操作”にすぎず、昼間に自宅にいなくて携帯電話しか使わない20〜40代の勤労層の意見は絶対に捕捉できない。
つまり今時「新聞とTVをまだ信じてる」ような愚民B層に自分達の擦り込みがどれだけ効いたかを自己満足的に表示しているのがマスゴミ11社の世論調査なのである。
国政選挙の結果と食い違うのも当然だ。
不正開票を心配する向きがあるようだが、普通選挙の投票用紙は2年前の民主党代表選みたいに「候補者名剥き出し」ではない。開票作業前に生活党候補者票だけ抜き取って自民党候補者票にすり替えるなど不可能である(笑)。仙谷や枝野のイカサマは無法地帯の密室開票作業だから可能だったに過ぎない。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/712.html#c26
02. 2012年8月24日 07:46:57 : pCMqMK8CoY
「決められる政治」
・・・ 決められる、というか、シロアリ様に決めさせられる政治なノダ、ブー
「未来への責任」
・・・ 未来、というか、国民のはどうでもよく、シロアリ様の未来なノダ、ブー
「逃げない政治」
・・・ 逃げない、というか、シロアリ様にしっぽを踏まれて動けないノダ、ブー
08. 2012年8月24日 07:50:43 : Mg3tQasmvA
余所の党のことですから民主は関係ないということですね。小林も、辻も階も関係ない。生活党では何も出来ない。
違法ソフトもなかったことになり、審査員の差し替えもやり放題で、各地裁管轄の検察審査会の構成員の選定結果は矢張り最高裁に送られチェックを受けることも繰り返されるだろう。本件の不起訴相当が粛々と議決されることだろう。
無かったように小澤控訴審裁判が繰り返され判決される。まるで原発事故がなかったように再稼動され、国民が極度に汚染された国土に放置される事により、やがては平均年齢が50歳ほどに低下してしまう、ように、この国には極度に順法意識の低い国になってしまうだろう。罪に問われても誰も悪いことと感じなくなり、法を守ることがまるで馬鹿気たことと看做されるようになる。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/756.html#c8
04. 2012年8月24日 07:52:19 : 7GaC8pyNnI
>>02
>自民党も朝鮮系に支配されていたし[1]、民主党は完全に朝鮮系に支配されている[2]
その頃の日本景気良かったし朝鮮系優秀だな。
ずっと朝鮮系に仕事やってもらってる方がイインジャネ?(棒読)
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/719.html#c4
09. 2012年8月24日 07:52:52 : b8FLhM35fI
橋下も松井もなぜこんなに人気があるのかさっぱり分からない。それにあやかろうと保身しか考えない政治家ども我も我もと蜜に集る蟻と同じである。それを良いことにみんなの党に解党的に維新との合流しろとか、上から目線では話にならない。大恩人、伸介にもう一度弟子入りして出直せ。弁護仕上がりや松下政経塾に政治家は無理がある。
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/758.html#c9
50. 2012年8月24日 08:03:50 : 4TnXEasZwg
JNNの報道
「政治資金収支報告書に事実と異なる記載」だってよ(笑)
小沢のときはしきりに「嘘の記載」ばっか連呼していたくせによ!
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/672.html#c50
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