http://mainichi.jp/select/news/20120803k0000m020039000c.html
2012年08月02日 19時49分(最終更新 08月02日 20時17分)
大阪ガスと積水ハウスは2日、太陽光発電と燃料電池、蓄電池の3電池を備えた省エネ住宅「スマートエネルギーハウス」を奈良県王寺町に実際に建てて実施した居住実験で、購入電力量が約88%減らせる節電効果があったと発表した。3電池を備えた住宅で、実際に1年以上住んでデータ集積をしたのは国内初という。
実験用住宅は2階建てで、昨年7月から今年6月末の1年間のデータを取った。燃料電池の利用が少ない深夜に発電して蓄電池にためておき、朝や夜など消費電力が多い時間帯に蓄電池から放電した。この結果、関西電力からの購入電力量は大幅に減り、3電池がない場合、年間4830キロワット時の購入電力量が、実験では584キロワット時にとどまった。太陽光発電は発電分のほとんどを売電することで、光熱費は年間で9万5695円のプラスになった。大ガスは「節電効果は試算に近い理想の結果だった。課題は蓄電池のコストダウン」としている。今回、実験に使用している蓄電池は制御機能が付いたもので、市販されている蓄電池とは異なるという。【横山三加子】
http://www.asyura2.com/12/genpatu26/msg/315.html