58. 2012年7月28日 12:51:46 : JcyROYnoKY
共産党は昔から反原発だったというコメントがいくつかありましたが、これは、共産党が、党員や支持者に、共産党が一貫した反原発であったと思わせていることを意味しているのでしょう。これを読むと、ああ、相変わらず共産党の歴史偽造の体質は変わっていない、と改めて思わされました。
どのような党でも、個人でも、間違いも歴史的制約もあるのに、共産党は、そのようなじぐざぐ(どころか大転換)を幾度もおこないながら(それ自身が悪いということではない)、以前の誤りを切開・総括して次に進むのでなく、自分たちは一貫して正しかった、という歴史偽造で自己正当化することを常としていました。
ソ連が崩壊した時、自分たちは一貫してソ連を批判してきた、とまで言えた党です。少し前には、アメリカとソ連との双方を批判することですら、結果としてアメリカ帝国主義を利するもので、アメリカの側に立つことを意味する、などと、ソ連批判恫喝、規制してきた見解は膨大にあるにもかかわらず。
このような総括なき転換を繰り返した結果、自発的に考える党員、支持者は次々に党を去っています。
共産党の衰退は、党員や赤旗の減少に現れていると言っても、根幹は、本来は、最も党を牽引するような自立的な党員の離脱にあるでしょう。
だからといって、共産党が、自公民より悪いわけでもないし、反原発に寄与するなら良いことです。
それに、共産党による反原発運動の「囲い込み?」を心配する必要もありません。過去をこのようにごまかしてやっている共産党の反原発運動では、自主的に考える人にとって、共産党系にとりこまれることは、そうないはずです(正体を隠して共産党系の運動に引き込む子はあっても、今は、かつてのような統制力はないので、大した心配はありません)。
人々が自発的に参加してつくりだしている今の運動の広がりは、既成組織の枠を超えています。それを囲い込もうなどと考える組織がもしあれば、逆に見放されるだけでしょう。
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