告発受理:もしかしたらもしかする?!
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2012-05-25 八木啓代のひとりごと
一部の記者の方の話では、田代検事不起訴決定のXデーではないかといわれていた今日。
「地方在住で告発に参加できず、いてもたってもいられなくて、検察庁に抗議の電話をかけたら、非常にていねいに話を聞いていただけました」
「必ず上に伝えます、と誠意のある感じで言われました」
そういうメールが何通も、会の方に届いていたのが午前中。
中には、「電話を受けた事務官の方の方が、むしろ、『まったくもって恥ずかしいことです』『不起訴なんて、自分も個人的にはどうかしてると思っています』『本来、言うべきではないようなことを記者に言っている幹部がいるのは確かです』『こんなんで検察に信頼が回復できるわけがないと思っています』などと、まっとうすぎるほどまっとうなことを答えてくださって驚きました」
という報告を入れてくださる方まであり......。
検察庁の中に、真っ当な人のほうがむしろ多数派なのではないか、とまで思い始めていた今日の午後7時過ぎ。
ふたたび、あたくしのiPhoneに「検察庁」の文字が。
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
てっきり、「不起訴にしましたんで」というのかと思って、暗澹たる気持ちになったのですが。
そうではなかったのです。
最高検察庁の事務課の方で、非常に丁重に、昨日提出した告発状が最高検で受理されたことと、さらに、1月12日に提出し、東京地検刑事部回送になっていた田代検事の虚偽有印公文書作成及び行使の告発状が、移送申立を受けて、最高検で受理されたことをお知らせいただきました。
ということは、田代検事に関して、「不起訴の見込み」と新聞各社に派手にリークされていた地検の捜査はチャラになって、最高検で捜査をやり直しするってことなのでしょうか?
もちろん安心するのはまだぜんぜん早いのです。
そもそも、新聞で書かれていたのは、田代の不起訴は5月末。となると5月が終わるまで、まだ数日ありますし。
それに、捜査をやり直すといっても、ずるずるサボタージュして、大きな事件でも起きた隙を狙って、不起訴を出そうと、単に結論を先延ばしにしているだけかもしれないのです。
というか、いままでの検察のやり方を見ていると、そう考える方が、妥当である気はします。
が、もしかしたら、検察の中で、「真っ当な感覚」を持っている方たちが増えてきて、それが流れを変えているのだとしたら、これはもしかしたら、とっても凄いことが起こっているのかもしれません。
そして、もし、そういうことが起こっているのだとしたら、それは、まさに、全国から告発に参加してくださった勇気ある皆さん、あたくしたちの会を応援してくださった皆さん、せめてできることをとばかりに電話をかけて声を伝えてくださった皆さんの力が大きいと思います。
霞ヶ関で権力を持つ人たちが決め、もはや決定的と思われた流れが、市民の声で変えられるのか。
まさに、日本の民主主義が試されているのだと思います。
田代検事の処分が決まると言われているのは、5月の末。週明けのあと数日が攻防戦となりそうですね。