小沢氏の裁判と虚偽記載検事らの処分。順序が逆ではないのか。
http://31634308.at.webry.info/201203/article_16.html
2012/03/16 23:53 かっちの言い分
ネット社会や本ブログでも、田代検事が石川議員の虚偽報告を書いたのは個人の意志で行ったのではなく、上司が関与していないはずがないと思われている。なぜなら、田代検事という一担当検事が、次期総理大臣になるはずの小沢氏を失脚させるメリットは何もないと考えられるからだ。
今日のビックニュースは以下のニュースのように、虚偽記載は上司の指示で書き換えたというものである。それも複数の検事が関与していたというものだ。
石川議員の虚偽報告書、上司指示で書き換えか 複数検事、関与の可能性
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120316/crm12031608590003-n1.htm
この記事のソースは「関係者」となっている。こんな事実を知ることが出来るのは、東京地検の刑事部の関係者であろう。検察庁の中にも、特捜部の暴走を苦々しく思っている検事もたくさんいるはずである。特捜部の暴走で、検察全体が「悪」というレッテルが張られてしまったからだ。
当時の上司からも、既に事情聴取している感じである。つまり、当時の上司である吉田副部長、佐久間特捜部長、それを指揮していた大鶴検事らも当然聴取対象になっている。
記事によれば、「法務省は田代検事らの行政上の処分を検討している。」、「処分の時期については、小沢被告の公判に影響を与えることも考慮し、判決が予定されている4月下旬以降を軸に検討を進めている。」と書かれている。
法務省は行政上の処分を検討、としているが、これは当然である。しかし小沢氏が今、起訴されているように、今、刑事裁判を行ってもらわないと、あまりにも不公平である。それも、小沢氏の判決が出てから処分するという。小沢氏が無罪ならまだ許せるが、むしろ有罪の可能性も有り得る中、判決の後にいくら処分をされても、小沢氏にとっても国民にとっても、何の利益もない。
むしろ、判決の前に行って、強制起訴自体を無効としてもらわないと意味が全くない。
法務省の行政処分というからには、民主党の小川法相の指示ということになる。小川大臣が、そんな遅くてはダメだと言えば早めることは出来る。
それをしないところに、今の民主党執行部の意図を感じる。つまり、小沢氏に有罪を出すという切り札を、大善裁判長に担保させているように思えてならないのは私だけか?