小沢氏、6月解散決意? 自グループ1年生議員に選挙指南
http://31634308.at.webry.info/201201/article_33.html
2012/01/29 21:43 かっちの言い分
昨日のブログで書いたように、小沢氏は消費税増税法案を強く批判し、現在精力的に各地を巡回している。29日も秋田の大仙市で以下のように消費税、TPPの批判をしている。
小沢氏が政権運営に重ねて反対 「増税の発想はいかがなものか」http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120129/stt12012917420001-n1.htm
民主党の小沢一郎元代表は29日、秋田県大仙市の会合で、野田佳彦首相の政権運営をめぐり「欧州債務危機による世界的不況が予想される時期に、増税の発想はいかがなものか」と述べ、消費税増税に重ねて反対した。一方で、自身が党員資格停止中であることを念頭に「自分は政権を批判する立場にはない」とも強調した。
この会合は秋田3区の民主党衆議院議員 京野 公子氏の選挙区で行われている。京野氏は1年生議員で、TPPに強く反対している。小沢氏グループに属しているのであろう。このように1年生議員の選挙区を精力的にてこ入れして歩いている。
この理由は、以下の記事のように、明らかに6月解散を意識している。というか、解散は小沢氏グループの手の内にあると思われる。なぜなら、野田首相は不退転の決意で消費税増税を法案を本国会会期中に提出すると言っているが、小沢氏グループは強く反対しており、彼らが法案採決において反対票を出さないと解散はないからである。野田首相が不退転と言った法案が通らなければ、野田氏は責任を取らなければならない。そうなると選挙管理内閣が発足し、衆議院を解散させて総選挙を行うことになる。
もう既に小沢氏を支持している1年生議員を対象に、5日間で25人と面談してハッパを掛けているという。
若手に選挙準備促す=6月解散意識、連日面談−小沢元代表
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012012900111&google_editors_picks=true
民主党の小沢一郎元代表が、自らに近い若手衆院議員との面談を重ね、選挙活動に本腰を入れるよう促している。元代表は、内閣支持率が下がり、消費増税を掲げる野田佳彦首相の下では「解散はできない」としているが、今国会は波乱含みの展開が予想されるだけに、選挙準備には万全を期す考えのようだ。
「世界的な不況があり得るタイミングでの増税の発想はいかがなものか」。元代表は29日、自身に近い民主党議員が秋田県大仙市で開いた会合に出席し、欧州債務危機に触れつつ、首相の消費増税方針を重ねて批判した。
元代表は23日から連日、当選1回の衆院議員を議員会館の自室に個別に呼んで面談。その数は、27日までの5日間で25人程度に及んだ。元代表は今国会の会期末解散を意識しているようで、若手らには「6月に照準を合わせて頑張れ」「国会にいてもしょうがない」などとハッパを掛けた。
小沢氏グループが法案に反対して否決されれば、党則違反で松木謙公氏のように除名されるだろう。つまり新党を作らざるを得なくなる。
そうなれば、分裂した民主党、自民党でも過半数を取れず、政権再編が起こるのは必定である。橋本市長は維新の会で150人の候補者を募集するとしている。みんなの党は維新の会と連携する。そうなると、第3極と小沢氏が率いる新党がキャスティングボードを握る。少なくとも小沢氏と第3極は既存の官僚システムをぶっ壊すと述べている。
今後の動きが、今の閉塞した政治状態を変える予感がする。