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2012年1月26日09時59分 〜
記事 [原発・フッ素20] 原発と国〜元裁判官に聞く司法の限界(たね蒔きジャーナル2012/1/25)/井戸謙一・元裁判官と小出裕章・京大助教
http://www.mbs1179.com/tane/c-guest/2012/01/

2012年1月25日【水】
原発と国〜元裁判官に聞く司法の限界

 今夜は元金沢地裁の裁判官で、全国で唯一、原発の運転差止め判決をだした弁護士の井戸謙一さんにスタジオに来ていただき、話を聞きます。
 井戸さんは、06年に石川県の北陸電力志賀原発2号機の差止めを命じる判決を下し、去年春退官した後現在は、弁護士として、「脱原発」をめぐる活動に参加されてきています。
 そんな井戸さんに、裁判を通して見た、「原発と国」との関係や司法における力の限界などについてお話を伺います。
 また、京大の小出裕章さんにも、井戸さんとの話に参加していただき、原発をめぐる日本の司法事情などについて意見を聞きます。

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2012年1月25日【水】Radio News たね蒔きジャーナル Full Version
http://youtu.be/OWRh8pk8s20

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【関連サイト】

http://plaza.rakuten.co.jp/tanukiwanwan/diary/201201250001/

たね蒔きジャーナル2012/1/25 原発差し止め裁判官井戸謙一さん 原発と国、司法の限界(小出裕章先生 たね蒔きジャーナルの発言記録)

 永岡です、たね蒔きジャーナル、続いて、井戸さんのお話が続きました。井戸さんが一度だけ稼働中の原発差し止めの判決を出されたのです。

 井戸さん、32年間法廷で仕事をされて、昨年3月で退官され、震災・原発事故の後の退官であり、井戸さんのみ原発ストップを言われて、その井戸さんですら、3・11を、まさかこんなに早くこんなひどい事故が起こるとは思わなかったのです。井戸さん、メルトダウンの可能性を2006年に指摘され、それが現実化するとは、リスクがあるのは分かっているものの、安全に廃炉まで行くと思っていたのに、考えの甘さを思い知らされたのです。
 井戸さん、今は住民側に立ち、活動しておられます。
 近藤さん、合理的な考えと言われても、司法を担当して、覚悟のいる判決と考え、国策である原発を止めることは大変と思い、国策への皮膚感覚があり、それを乗り越えた井戸さんの考えを知りたいと言われました。
 井戸さん、3か月かけて判決起案して、眠れなかった、言い渡しが近づくとそれはなくなり、悩んでいたのは、結論は決まっていても、それを説得力ある文章に出来るかは問題であり、誰が見ても納得できる判決が書けるか、動揺もあったものの、形になり、気持ちは落ち着いたのです。
 近藤さん、国策への遠慮はなかったかについて聞かれて、国策でも勝った方に軍配を上げるのが裁判官の仕事であり、判決の結論は法定の主張で決めるものです。近藤さん、そういうことがすっと入らない裁判官もいると指摘し、井戸さん、自分の信じることに従うのが裁判官と言われて、水野さんも感心されました。
 住民は、いろいろなことをしてダメで、裁判になるものであり、しかし納得できない。井戸さん、福島・郡山の子供たち14人の弁護をされて、郡山(原発から60km)は高線量で(0.7〜0.8マイクロシーベルト/時間、年間5ミリ以上)、子供の生活は健康被害のリスクがあり、避難させたいのに、自主的に避難できる人はもうしているが、行政の支援がないと避難できない、それで、行政にもっと安全にしてくれと訴訟しているのです。この14人だけでなく、これを認めたら、この他の子供たちも疎開できるのです。
 しかし、これは却下され、特徴は2点、14人の子供だけ別に取り扱えないと、郡山3万人の避難と解釈して、よほど高いハードルを建てられ、郡山は安全ではないが、100ミリ以下であると、切迫した危険はないと却下されたのです。しかし、20ミリは批判のある数字であり、法律では1ミリなのです。
 チェルノブイリは5ミリを超えたら強制避難、1〜5ミリは権利的に避難できる(行政が支援できる)ものなのです。郡山は義務的避難区域になるのに、子供さん、親は行政に訴えてもダメで、福島県は100ミリまで安全と言ってそれを信じている人もいる、なら、司法なら理論通り、正義が通ると思ったのに、親御さんはショック、しかし、これで引きさがれないのです。仙台高裁に抗告したのです。
 井戸さん、福島の人の声を聞いて、子供、大人の体調が良くない声があり、鼻血、下痢+甲状腺の腫れ、疲れやすいことがあり、これが放射能のためと思われ、心配し、しかし福島では事故は収束し復興と言っており、給食も地元のもとを食べる雰囲気で、地元の食物が心配と言いにくいものなのです。内心は不安でも、表立って発言できない(人間関係に問題が出る)状況なのです。
 近藤さん、勝訴判決は事故による被曝を懸念して書いたと指摘し、今は第2章であると指摘され、井戸さん、チェルノブイリで甲状腺がんのみ認められているが、子供たちに被害があり、ウクライナで健康な子供は27%しかいない、免疫の低下で、福島がこのままだとチェルノブイリになると言われました。
 井戸さん、司法が最後の砦と思われているのです。

 近藤さん、「無私」の言葉が聞こえたと感想を語られました。

 今日は、原発差し止め判決を書かれた井戸さんのお話をお届けしました。


http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/499.html

記事 [経世済民74] 税金を下げれば、税収は上がる/お金を刷ってもインフレにならない日本・・生きたお金の流れを知らないドジョウ!
http://freedom-7.cocolog-nifty.com/blog/2012/01/post-3564.html
 
政府・民主党は1月6日、ついに消費税の増税素案を正式に決定した。
野田総理いわく「素案で終わっては意味がない、どの政権でも避けて通れないテーマだ」とのことで、まるで、消費税を上げる以外に道はないかのような口ぶりである。これでは、「増税(柔道)一直線」「増税(空手)バカ一代」「増税(キック)の鬼」などと揶揄されても仕方がない。まさに現在の民主党は『ネバー・エンディング増税内閣』と化している。
 
 政治的に税収を上げる方法には以下の3つがある。
 
 1、経済成長政策
 2、増税政策
 3、減税政策
 
民主党は、なぜかこの「2」だけに固執し、「1」にも「3」にも全く目を向けようとしないが、現在の日本に必要なのは、「1」と「3」の同時実行である。
 
ここで、「減税してなぜ税収が上がるのか?」と疑問に思う人がいるかもしれないが、減税政策というのは、単に「税金を下げれば税収が上がる」という表面的な現象のことではなく、国民に「税金を支払ってもいい」と思わせる心理的な税制改革のことである。
 
現在の日本の税収が足りていないのは、長引く不況の影響や過剰な社会保障費にもその原因を求められるが、それにも増して、“税金を納めないように努力している人間(や企業)があまりにも多過ぎる”ということも1つの大きな原因になっている。そういった隠れた努力をせずに済むような税制にすることができれば税収は高い確率で増加する。
 
例えば、法人税収が減少しているのは、法人税を支払っていない赤字企業が多過ぎることも大きな原因だ。しかし、“赤字企業が多いこと”だけが問題なのではなく、“赤字に見せかけている企業が多いこと”の方がより重要な問題である。
この不況で全国の7割もの企業が赤字ということになっているが、まさか本当に全国の7割もの企業が赤字であるはずがない。何割かの企業は節税行為によって無理矢理に赤字にしているだけの話である。
企業の節税行為と、その是非については、以前の記事でも述べたことがあるので、詳しくはそちらの記事【『節税対策』という見えない景気刺激策】を参考にしていただきたいと思うが、結論としては、企業の節税行為は景気刺激策でもあるので、必ずしも否定すべきものではないということを書いた。
現在の歪で高額な法人税課税環境の中では、企業は節税行為によって利益の再分配を行っているので、必ずしも法人税収が上がらないことを嘆く必要はない。★しかし、公平でフラットな法人税課税環境であれば、節税行為(脱税行為)は大幅に減少するだろうから、法人税収は必ず上がる。(この場合の「公平」とは世界と比較してという意味)
 
★個人の所得税においても、「これ以上、働けば税率が上がって損をする」というような後ろ向きな感情を抱くことなく、働いた分に比例した公平でフラットな税制であれば、働き過ぎるということを気にすることなく(つまり、税金を気にすることなく)働くことができるようになるので、所得税収も上がる可能性が高い。
 
「税金を下げれば、税収は上がる」というのは、一見、詐欺師の言葉のように聞こえるかもしれないが、実は本当のことであり、心あるエコノミストであれば皆そう言っている。

税収が増えないのは、税率の高低が問題なのではなく、国民の納税意欲を削ぐ不公平な課税制度に問題があるのである。そんな状況下にあって、税率を上げるだけでは根本的な問題解決にはならず、思った以上に税収もアップしないだろうから、どこまでも際限なく税率を上げていかなければならなくなる。消費税を10%に上げて、現在の日本の経済問題が全てクリアされるなどとは誰も思っていないだろうし、当の野田総理自身も思っていないはずだ。

最悪、もし、消費税を8%に上げても良い結果に結び付かないことが判明すれば、時の政党は消費税を10%にするのではなく、逆に3%以下(理想は0%)に戻すことをオススメしておきたいと思う。
 
結局のところ、税金の上げ下げというのは政治的な心理ゲームなのである。要は、国民に税率の高低を意識させることなく、税金を納めても損をしないという気持ちを抱かせることができるかどうか、そういった資質が政治家に問われるわけだ。
こう言うと、まるで政治家が詐欺師みたいだが、国民に夢や希望を抱かせることのできる真の政治家と、国民を失望させることしかできない偽物の政治家(=詐欺師)がいたとすれば、あなたはどちらを選択するだろうか? 現在の政府がそのどちらに属するかは、もはや述べるまでもないだろう。

「税金を上げれば、税収は上がる」などと言うのは、思考停止した政治家の言葉であり、その言葉こそが、まさに詐欺師の言葉なのだ。
 
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★お金を刷ってもインフレにならない日本の事情
http://freedom-7.cocolog-nifty.com/blog/2011/09/post-956c.html

民主党 “民主党=増税政党”という負のイメージは完全に定着してしまった感がある。
「お金を刷ってバラまけば、インフレになる」という意見がよく聞かれるが、お金が日本国中を正常に巡っている状態で極端なバラマキを行えば、インフレになる可能性もあるだろうが、お金の巡りが悪くなっているところにお金を供給してもインフレになる心配はほとんどない。
 
日本の個人金融資産は数年前には1400兆円とも言われていたが、現在では1100兆円程度まで引き下げられている。300兆円もの金融資産が減少しても物価には何の影響もないのは、そのお金が流動していないからだとも言える。このことから言えることは、★「いくら巨額の資金があったとしても、そのお金が動かない限り、インフレにはならない」ということである。
 
★バラマキというのは、流通している資金を増加させるというものではない。人間の身体に喩えて言うなら、失われた血液を補充するという、言わば「輸血」行為であって、血液の量を増加させるという手段ではないからだ。正常に血液が巡っている身体に余分な血液を入れると、肉体は異常をきたす(つまりインフレになる)が、血液が足りていない身体に血液を注入しても、正常な血液量に達するだけである。無論、正常な血液量をオーバーすればインフレになる可能性はある。

逆説的に言えば、現在のお金が足りていない状態を放置すれば、さらなるデフレ{(正確に言えばデプレッション(=不況))}を進めるだけである。
付け加えると、★増税による資金調達は、さらにタチが悪い。なぜならば、お金が足りている部分の血液量をも減少させることに繋がるからだ。(中略)


http://www.asyura2.com/11/hasan74/msg/748.html

記事 [昼休み51] JR福知山線脱線転覆事故で、JR西日本前社長への無罪判決は、逆に考えれば、事故原因は「別に」あることを意味している。 
  2005年4月25日に起き、乗客・乗員107名が犠牲となったJR福知山線脱線転覆事故で、事故現場に自動列車停止装置(ATS)を設置しなかったとして、「業務上過失致死罪」に問われたJR西日本山崎前社長に対して、2012年1月11日、神戸地裁で無罪判決が出された。
  この判決は、逆に考えればあの事故の真相が、カーブでのスピードの出し過ぎではなく、別の「原因」があることを推測させる。無論判事は別の「原因」があることは知らずに、判決を出したに相違ない。
  ただもし万が一、別の「原因」があることを世間に示唆するために、あの無罪判決を出したのなら、画期的なことである。
  あの事故の責任はJR西日本にはなく、別の「事故」原因を極めて巧妙かつ、狡猾・周到に時間を掛けて準備し、1秒単位で正確に、当日実行した勢力の存在を垣間見る。
  なぜ、事故現場レールに、鉄道事故では見られない「白い粉」が付着していたのか。
  なぜ、脱線転覆の瞬間に現場で、キノコ雲のような砂煙が、マンションの高さまで立ち昇ったのか。
  なぜ、乗客が「呼吸が苦しい」と訴え、肺気腫が死亡原因なのか。



http://www.asyura2.com/11/lunchbreak51/msg/747.html

記事 [国際6] イスラエル、EU加盟を希望・・パレスチナ建国の偽レトリックを今になって白状!?
http://japanese.ruvr.ru/2012/01/25/64585443.html

ウィーンで開幕した国際会議「欧州発展の展望」で、イスラエルのアビグドル・リーベルマン外相は、イスラエルはEUの一員となるべきだと発言した。

リーベルマン外相は、「イスラエルは中東で唯一の安定した民主政権で、同地域で西側文明の全てを体現している」と述べ、同国が「悪い隣国」に囲まれていることに遺憾の意を表している。さらに、同外相は「モーセがユダヤ人をドイツかオーストリアかイタリアの隣に導いてくれれば良かった」と発言している。

http://www.asyura2.com/11/kokusai6/msg/380.html

コメント [原発・フッ素20] 除染はムリ?責任は誰に?これから続出が確実な“高線量物件”の処分方法 (週プレNEWS)  赤かぶ
02. 2012年1月26日 10:11:21 : 545SbpbMvo

全国の放射性ガレキを焼却している都市のみなさん、
高線量の放射性土壌のうえで暮らすことを強いられているみなさん。

2月14日のバレンタインデーに
「健康によい」(高田純w)、「飲んでも大丈夫」(中川w)
ヘルシー灰やヘルシー土を、
いっせいに東京電力にプレゼントしませんか?

東京電力の会社だけでなく、この会社を経営して日本じゅうに「健康」を
まきちらしているエラい方々のご自宅にも、「健康」をプレゼントしませんか?

ヘルシー灰やヘルシー土を胸一杯に吸い込んで、東京電力の方々に
「健康」になってもらいましょう!
それが国民からのバレンタインプレゼント、愛の贈り物です。(笑)

http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/487.html#c2

コメント [自然災害17] 「M9」級、3500年間に7回発生!北海道から三陸に巨大津波 (zakzak)  赤かぶ
01. 2012年1月26日 10:13:52 : ym07otI6qs
宮城で震度4 震源地は宮城県沖
2012.1.26 08:05
 26日午前5時43分ごろ、宮城県で震度4の地震があった。気象庁によると、震源地は宮城県沖で、震源の深さは約50キロ。

 地震の規模はマグニチュード(M)5・1と推定される。

 各地の震度は次の通り。

 震度4=石巻桃生(宮城)▽震度3=一関山目(岩手)仙台、石巻、塩釜、気仙沼、名取、栗原築館、女川、南三陸歌津(宮城)▽震度2=大船渡(岩手)丸森(宮城)福島、郡山(福島)日立(茨城)など▽震度1=五戸(青森)盛岡、宮古、久慈、釜石(岩手)大崎岩出山(宮城)秋田河辺(秋田)山形、米沢、新庄、天童、(山形)小名浜、白河(福島)水戸、土浦(茨城)宇都宮(栃木)邑楽(群馬)久喜(埼玉)香取(千葉)など
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120126/dst12012608060001-n1.htm
http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/743.html#c1

コメント [原発・フッ素20] 原発避難者の「許されざる結婚」福島への偏見や差別は本当にあるのか(その1) ts
04. 2012年1月26日 10:17:44 : jYf1Zyy2qs
いとこは20歳くらいの時かなり年上(としか聞いていない)の人と
結婚したいと言ったが両親の大反対で破談になった
それっきりそんな話はなく、もう彼女は50歳になる。
たぶん両親は、やっぱり結婚させればよかった
と心から後悔しただろうね。
32才の娘の結婚に反対して潰した親も知ってる
理由は農家なのと、地方に嫁に行かせたくないから。
宗教のせいで、50すぎちゃった女の人も知ってる。
そういえば、うちの従業員もみんな独身だ。
となりの兄さんはお金持ちだしイケメンだし
いつも彼女がいるのに、もう50過ぎてるよね。
ニュースによると生涯未婚人口がどんどん増えている
2030年位だったと思ったけど
未婚人口は3割にもなるらしい
お見合いの激減が影響しているらしい
ぱげる前に早く結婚しろ。
ごめん、偏見のはなしだったっけ。
そんなにその人と結婚したいならすればいいじゃん、ばかみたい。
戦後すぐの日本じゃあるまいし、今どき親なんか関係ないでしょう。
アホくさ、ラスベガスに行けよ
24時間結婚式受付中。
ベガスで結婚しろよ。
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/495.html#c4
コメント [自然災害17] 「M9」級、3500年間に7回発生!北海道から三陸に巨大津波 (zakzak)  赤かぶ
02. 2012年1月26日 10:18:59 : 3dGzZDFgec
慶長三陸津波:北海道沖M9が原因…北大特任教授が新説

平川一臣・北大特任教授が提唱した北日本太平洋沖の巨大津波の震源域 東北地方で甚大な被害を出した1611年の「慶長三陸津波」は、北海道太平洋沖の千島海溝沿いを震源とするマグニチュード(M)9級の巨大地震だったとする研究成果を平川一臣・北海道大特任教授(自然地理学)がまとめた。従来は三陸沖が震源で、M8.1と考えられていた。北日本の津波対策に再考を迫る新説として、議論を呼びそうだ。【八田浩輔】

 ◇北日本の防災対策再考も
 平川特任教授はこれまでの地質調査で、北海道太平洋岸は300〜500年おきに巨大津波に襲われ、最後は約400年前の17世紀初めだったことを突きとめた。東日本大震災後に調査範囲を三陸に広げ、北海道根室市から宮城県気仙沼市まで計11地点の津波堆積(たいせき)物の分布を比べた。

 その結果をもとに、巨大津波を引き起こす震源のタイプを千島海溝沿い▽三陸中部から下北半島沖▽東日本大震災型の三つに分類。17世紀初めに大津波が2回続いたことを示す地層はなく、北海道東部で高さ15〜20メートルに津波が達した痕跡があったことなどから、慶長三陸津波は同海溝沿いの巨大地震だった可能性が高いと指摘した。

 慶長三陸津波は、宮城県内で揺れてから津波到達まで約2〜4時間あったと古文書に記録されており、震源が三陸沖だった場合、津波到達まで時間がかかり過ぎるとの疑問が指摘されていた。震源は北方領土の色丹島沖から襟裳岬沖まで広がり、規模はM9級の可能性があると推定した。

 平川特任教授は「東北は北海道、北海道は東北の沖で発生する津波にもそれぞれ警戒が必要だ」と指摘する。26日発売の「科学」(岩波書店)で発表した。

 ◇慶長三陸津波◇
 1611年12月に発生。東北を中心に津波で5000人近く死亡したと記録が残る。政府の地震調査研究推進本部は、揺れは小さいが大津波を起こす「津波地震」と分類。震源は三陸北部沖以南の日本海溝寄りで、規模はマグニチュード8.1と推定。東日本大震災前は、データが不十分として防災上の対象外だった。

毎日新聞 2012年1月26日 6時00分
http://mainichi.jp/select/science/news/20120126k0000m040097000c.html

http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/743.html#c2

コメント [マスコミ・電通批評12] さらばテレビ 地デジ化と共に音をたてて崩れゆくガラスの巨塔テレビはいつからこんなにつまらなくなった¥T間ポスト 極楽とんぼ
90. 2012年1月26日 10:20:53 : 2ajz7sPEiE
私は、とっくの昔にテレビはやめました。だってつまらないですものね。パソコンで充分ですし、むしろこのほうが有益のように思います。総務省は、ほとんど地デジに切り替わったと発表しましたが、これは世帯ベースのことで、別の調査では家庭内の2台目、3台目の旧式テレビは新式に買い換えることなく、価格が暴落した現在でも、そのままになっていると、でていました。いかに見なくなっているかがわかります。
http://www.asyura2.com/11/hihyo12/msg/237.html#c90
コメント [原発・フッ素20] 厳しさ増す海外からの視線 進まぬ情報公開、わからぬ海洋汚染の実態 ts
09. 2012年1月26日 10:22:43 : nQGygMzhM2
バカは死ななきゃ治らないってのと同じで
放射線マニア(政府、東電、福島県)も死なないと治らないでしょうね
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/471.html#c9
コメント [原発・フッ素20] チェルノブイリを経験した松本市長が「暗殺予告」で講演中止 (はなゆー) 乃依
21. 2012年1月26日 10:23:30 : ko0sP0IEMM
原発推進派に多いのは、右翼じゃなくて偽右翼ですよ(まあ現状偽右翼団体の方が数多いけど)
御用邸や皇居に死の灰降ってる現状で、皇室よりも東電守ろうとするあたりでわかるじゃないですか。
暴力団が規制逃れの為に看板だけ右翼団体に鞍替えなんてのも、聞く話ですしね。

どこへ行っても金や利権、子孫の命よりも金が大事。
核武装の為なんて過激な意見すら、「もはや方便」
原発にミサイル打ち込まれたら国防もへったくれもないんだから。
それでも原発が必要なんて言ってるのは右翼づらのただの金の亡者。
おおかたゴミ利権の関係者じゃないですかね。
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/478.html#c21

コメント [経世済民74] 恐れていたジレンマに直面するECB ギリシャ債務協議、中銀にも損失負担要請 ダボス会議、冬のリゾート地を覆う悲観論 ts
01. 2012年1月26日 10:23:56 : A4cr8yOAHc
英フィナンシャル・タイムズ紙(JBプレス)の投げ込み寺ですか?

FTインテリジェンス=「アメユダ」の投稿員のようですが・・

むかし、似たような投稿スタイルの投稿員がいて・・最近まで見かけなかったが

再登場でしょうか??

[sci]??
http://www.asyura2.com/11/hasan74/msg/745.html#c1

コメント [原発・フッ素20] 太田光クンに告ぐ!「原発問題は爆笑問題よりシリアスなのだ」(秋場龍一) 盗電マン
29. 2012年1月26日 10:25:31 : nQGygMzhM2
天罰としてあと2か3機くらい原発が壊れればいいんじゃない?
そうすれば夢から覚めるでしょう?
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/435.html#c29
記事 [カルト8] 英語の授業を大幅に削って囲碁、将棋、チェス、オセロの授業を創設すれば軟らか頭の優れたリーダーが育つのではないか。
今の日本は東大法学部を出ても長期的視野や大局的な視野や弱気を助け強気を挫くというリーダーの素質が育たず小利口なインテリしか育たない。
米国がそのように仕向けてきた面もあるし文部官僚も知らず知らずのうちによかれと思ってやってきたのだろう。
しかしいくら知識を身に付けてもそれを活かす方法が分からなければ無意味だしネット検索の時代は物知りの価値が低下している。
結局、人間というのは馬鹿なもので新しい事を身に付けるとそれ以前身に付けていたものができなくなってしまう生き物でこれから技術が更に進歩して宇宙旅行ができる時代になっても同じ事だ。
ネットのおかげで非常に便利になったが文字が書けなくなったり暗算ができなくなってそれ以前に誰でも普通にできた事ができなくなった事による弊害が発生している。
これは裏社会でも上流社会でも同じであり表社会から立て直していく必要がある。
それにはどうすべきか、温故知新や原点に戻るではないがリーダーになる者こそ昔ながらの生活や学習方法を思い出すべきだろう。
そのうちの一つとして国語の授業と重複する部分がかなりある英語の授業を大幅に削り、戦略的思考や勝敗の意味や社交性を学ぶ事ができる将棋などを授業どころか受験科目にまで高めるのが有効だろう。
そうすれば拝金主義や暴力主義の馬鹿馬鹿しさを教師が教えなくても学ぶだろうし腕を磨くために自ずと四書五経を始めとした世界の名著にも目が向く事になるだろう。
英語についても二つの文法を同時に学習させるよりも日本語の文法をしっかり学べば英語も中国語も嫌でもマスターできるようになるしネット時代は外国語学習は意欲のある者にとっては簡単な筈だ。
もっと言えば、一般人はハローとこれはペンですだけで十分だ。
優秀な外国人が我々以上に美しい日本語を身に付けてコンビニやスーパーで迎えてくれる時代だ。
松下政経塾の馬鹿者達をみていれば分かる通り、流暢な英語で米国人と悪巧みの打ち合わせをできてもその分日本語が下手だから日本人を納得させられずに騙す前に尻尾を出してしまい利口馬鹿のお手本のような失態を日々演じている。
着眼大局着手小局と着目長期着手短期の大宰相を生むには急がば回れという事だ。
トリックスターの橋下を担いだところで時間の無駄だ。
http://www.asyura2.com/11/cult8/msg/858.html
コメント [原発・フッ素20] スギ花粉飛散と花粉用マスクによる被曝防護について  最大1kgあたり約25万ベク レル ts
03. 2012年1月26日 10:31:37 : jYf1Zyy2qs
アメリカはアジア戦略で日本の土地を使いたいんじゃないの。
関東から日本人がどんどん避難してくれたら
横田なんて狭い所でがまんする必要なんかなくなるもんね。
東京の設備をそのまま使えたら楽だし。
北や中国の脅威に備えるために
2さんの発表があった、というのは考えすぎか。
とにかく、アメリカのやることは全てがアメリカのため、だからね。
TPPでよーくわかったでしょ。
アメリカがなにか言ったら
アメリカにどんなメリットがあるかをまずかんがえないと。
絶対に日本の利益なんか考えてないから。
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/494.html#c3
コメント [音楽5] グリーングリーン BRIAN ENO
02. BRIAN ENO 2012年1月26日 10:32:26 : tZW9Ar4r/Y2EU : 2aMGYmhAyE
地には平和を 様
先ほど、ピノキ様よりこの曲の本当の物語をご教示いただきました。
明るい曲調だけど、お別れの曲・・
なんだか、複雑でせつない曲ですね。
http://www.asyura2.com/11/music5/msg/893.html#c2
コメント [戦争b8] 米、イラン武力行使排除せず 大統領が一般教書演説(共同通信)   中田英寿
01. 2012年1月26日 10:34:22 : Ftf7FrTc3Q
ヒステリックに聞こえるほどオバマはイランに対する軍事行動を叫んでいる。 実際にはそれが出来ないことにいらだっているのだろうか。 それとも支持者である産軍共同体やイスラエル支持者に対するエクスキューズの心算であろうか。 アメリカの空母がホルムズ海峡を無事に通過したことがニュースになっているが、アメリカが攻撃しない限り、イランが先に手を出すことは無いだろう。 追い詰められているのはむしろアメリカとイスラエルの方で、イランは事態を静観しているように見える。 イラン原油輸入停止がどれほど効果があるのかも疑問である。 日本はイラン原油の輸入を停止したが中国はそれには組しないし、日本以外の東アジアの諸国は中国に倣って知らん顔。 ユーロ諸国は元々イラン原油に対する依存度が低い。 結局イランに対する制裁措置は決め手を欠く物にしかなるまい。 シリアに送り込まれた反政府武装組織がテロを繰り返しているが、それもアサド政権を覆すには力が足りない。 ぐずぐずしているうちに、3月になればギリシャ国債のデフォルトが現実のものになりCDSが発動する。 そうなれば金融機関に対する救済のために公的資金の大量な注入が必要になり、ドルの大暴落は避けられないと思うがね。 N.T 
http://www.asyura2.com/11/warb8/msg/646.html#c1
コメント [原発・フッ素20] 去年十二月からの一ヶ月間に、都内で乳幼児が突然死などする事例がハイペースで増加との情報。(木下黄太のブログ)  赤かぶ
06. 爺さん 2012年1月26日 10:35:04 : pkMRoq8j2xu8g : xF2VtPH0Gs
茶番はいつになっても片腹痛い。
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/492.html#c6
コメント [国際6] イスラエル、EU加盟を希望・・パレスチナ建国の偽レトリックを今になって白状!? 尚林寺
01. 2012年1月26日 10:36:23 : A4cr8yOAHc
ただでさえ、ユダヤ筋の格付会社がEU圏を引っ掻き回しているのに

こいつらが・・EU圏に国家主権として介在したら

EUの空中分解は必至である

それが目的?

それとも、イランの核ミサイルが怖くなって

頼りにしていたオバマがアテにならないので

むかしの仇敵ドイツのおばさんに・・泣きなのでしょうか?
http://www.asyura2.com/11/kokusai6/msg/380.html#c1

コメント [原発・フッ素20] 柏崎刈羽原発、定期検査で5号機停止へ これで稼働中の原発は全国でたった4基に (日々雑感)  赤かぶ
05. 2012年1月26日 10:43:03 : o1qX2pxyX6
本日島根2号機が、定期点検のため停止予定のはず。
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/465.html#c5
コメント [国際6] 米国民は気が狂いはじめている・・自殺願望が急増! 尚林寺
01. 2012年1月26日 10:45:04 : Ftf7FrTc3Q
精神に異常をきたしているのはアメリカ人だけじゃなく、日本人も同じかそれ以上の状態じゃないか。 小澤裁判に見られる異本の司法当局などは、完全な精神病になってしまっていると見える。 メデイアもそれ以上に頭がおかしいのは、皆さんご承知の通り。 気違いばかり増えてしまっては致し方も無し。 当分は傍観するしかない。 N.T

http://www.asyura2.com/11/kokusai6/msg/377.html#c1
コメント [経世済民74] 壮絶シミュレーション“第4次オイルショック”で日本経済の息の根は止まる (日刊ゲンダイ)  赤かぶ
01. 2012年1月26日 10:47:26 : zRKUnbyCIY
日本は海底領土を入れると、世界第6位かの領土大国だ。海底には、金、銀、レァメタル、天然ガス、メタンハイグレード,等、エネルギー、鉱物資源はふんだんにある。今からでも遅くない。為替介入で何拾兆円も使う金があるなら、国と日本人の頭脳の全総力で、開発を行えば、資源問題はずいぶん改善されると思うのだが。
http://www.asyura2.com/11/hasan74/msg/743.html#c1
コメント [音楽5] 野宮真貴 - 地球を七回半まわれ BRIAN ENO
05. BRIAN ENO 2012年1月26日 10:55:37 : tZW9Ar4r/Y2EU : 2aMGYmhAyE
実は野宮さん、昨日ユーチューブで名前を知ったんですが、

真貴はマサタカと読み、男だと思っていました。
唄を聞くと、女性の声、アレッ・・
バックで掛け声かけてる男性が仕掛け人か?
と思っていました。

調べてみると、
ピッチカート5のシンガーとのこと・・
みなさんよくご存じなんで・・
あれですが・・
こっちは、知らないので・・
マズイなあ〜と思っていましたが・・

あるバンド(ドラム不在のバンド)で、
一度、生ドラムを採用したいということになり、
友人の紹介で、3回くらいライブでドラム叩いたことが
あったんですが・・そのバンドけったいなバンドで、
「7回半回れ」もレパートリーにありました。
結構、これいい曲だし、カッコイイじゃんと思って、
自分でもひそかにコピーしていた曲なんです。
確か1979〜1980年くらいの頃だったかな?
渋谷の「屋根裏」で、「突然ダンボール」という
これまたけったいなバンドの前座をやりました。
ドラムセットは「突然ダンボール」さんのを借りました。
確か黄色で、ドラムの方に聞いたら、
買ったばかりなんで、あんりいい音しないんですよ・・
なんて言ってたの覚えています。
突然ダンボールって名前も凄いけど、
リハの時、ものすごい、音圧なんで、
なんじゃこれ!と思いました。
なんか普通の太めのおじさん(確か兄弟かな?)なんだけど、
ドラム叩きながら唄うというか、叫ぶというか・・
ライブも凄くて、
今でもやってると聞きましたが・・
http://www.asyura2.com/11/music5/msg/890.html#c5

コメント [原発・フッ素20] [被曝] 飛んでくる「セシウム花粉」の脅威は予想以上に高い  赤かぶ
03. 2012年1月26日 10:57:27 : 3dGzZDFgec
〔放射能写真〕マスクに付着した「放射性物質」

戸谷真理子
https://twitter.com/#!/irukatodouro/status/162344659723628545

マスクについた放射性物質の写真が公開されています。
http://lockerz.com/s/177488305
これはフィルムに感光させればいいのだろうから、写真をやっている人なら、同様に調査できないのだろうか。甲状腺にある放射線も同様に感光させることはできないだろうか?

http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/472.html#c3

コメント [原発・フッ素20] 甲状腺、0.7%の子どもが2次検査必要 福島県 (朝日新聞)  赤かぶ
04. 2012年1月26日 11:00:49 : 3dGzZDFgec
33人が年間推計10ミリ超

局地的に放射線量が高い地域がある伊達市で、9000人余りの住民を対象に放射線の外部被ばく線量を調査したところ、年間の推計値が10ミリシーベルトを超える人が33人いることがわかり、市はこの人たちがどのような生活状況で被ばくしたのかなどを調べることにしています。
市は去年8月以降、市内の中学生以下の子どもや妊婦それに局地的に放射線量が高い特定避難勧奨地点がある地域の住民を対象に、ガラスバッジと呼ばれる小型の線量計で放射線の外部被ばく線量を調査しています。
市によりますと、去年9月から11月までの3か月間に行われた2回目の調査で、対象の住民9443人のうち、年間の推計の外部被ばく線量が10ミリシーベルトを超える人が33人いることがわかりました。
このうち2人は、年間の推計値が避難の目安とされる20ミリシーベルトを超えていたということです。この33人は、いずれも特定避難勧奨地点のある地域の大人で、子どもや妊婦は含まれていないということです。
市では、この人たちがどのような生活状況で被ばくしたのかなど、詳しい聞き取り調査を進めるとともに、内部被ばくの検査も行うことにしています。
福島県健康増進課によりますと、こうした調査は住民に日常生活でどの程度の放射線に外部被ばくするのか知ってもらう目的で、県内の59のすべての市町村で主に子どもや妊婦を対象に行われています。
比較的放射線量が高い浪江町の砕石場でとれた石が、二本松市の新築マンションのコンクリートに使われ室内で高い放射線量が測定された問題も、こうした調査がきっかけで明らかになりました。
調査は各市町村が個別に行い、対象者や期間などが異なるため比較することはできませんが、県健康増進課の担当者は年間の推計の外部被ばく線量が20ミリシーベルトを超えたケースはこれまで聞いたことがないと話しています。
伊達市によりますと、今回の調査で推計値が20ミリシーベルトを超えた2人は、いずれも農作業で屋外にいる時間が比較的長かったと話しているということです。
推計値が20ミリシーベルトを超えたことについて、伊達市のアドバイザーを務める県立医科大学の宍戸文男教授は「将来の健康への被害はない」という見解を示しているということです。
伊達市では、去年8月の1回目の調査で、ガラスバッジが窓際に長時間放置されるなど正しく測定が行われなかったケースがあったことから、推計値が10ミリシーベルトを超えた33人について正しく測定が行われたかどうか確認するとしています。
また、今回の調査結果を分析し、現在進めている住宅などの除染をより効果的に進める対策に役立てられないか検討することにしています。

01月25日 12時43分
http://www.nhk.or.jp/fukushima/lnews/6055513791.html

http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/489.html#c4

コメント [自然災害17] 前兆現象がこんなに! M8M9大地震いよいよ本当に来そうで怖い 毎日揺れる日本列島 あの時と同じ・・・(週刊現代)  赤かぶ
03. 2012年1月26日 11:02:17 : 9zdvuwTV7s
 クジラが方向感覚を失う原因についてはいろいろ調査して欲しい。

 放射能にやられたせいじゃないだろうかとも思います。

 地球の磁気が狂えば、渡り鳥にも異変が生じて良さそうに思います。
http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/739.html#c3

記事 [音楽6] ロスチャイルド家の閨閥に含まれる「ジェーン・バーキンとセルジュ・ゲンズブール」の当時放送禁止の歌
先日、NHKBSの谷村シンジの番組でジェーン・バーキンの特集をしていたので、録画しておいた。ジェーン・バーキンといっても、1990年代の中頃に、私が読んだ広瀬隆の「赤い楯」に系図付で出てきたので、その時に初めてその名前を知ったのだが、その彼女が、1時間30分の枠で、NHKで語られる、本人も出演するとのこと、これは、録画するしかないと思い、録画した。

まだ、冒頭の部分しか観ていないので詳細は、別の機会に書くつもりであるが、その冒頭部分ですら、例によって広瀬隆作成の系図を自らが証明するがの如く、我々庶民が、触れることのできないようなイギリス・フランスの支配者階級方々のお話のオンパレード、そして、皆さまお仲間(親戚、縁者、閨閥)同士といったことが、本人の口から自然に次々と飛び出す。(NHKや本人の趣旨は、そこのところではない・・が)ので、メモを取りながら観なければならない代物であった。ただ、「赤い楯」を読んだことのないような人には、簡単に素通りしてしまうような話ではあるが・・。

参考までに、「赤い楯」(初版本ハードカバー)の上巻の系図38「ジェーン・バーキンとセルジュ・ゲンズブールの秘密」という系図が、広瀬隆がご丁寧にも作成しており、存在する。興味のある方は、この本は、文庫本の中古でブックオフ等なら10円くらいで売っているので購入して確認してみてください。

とりあえず、今日のところは、
ジェーン・バーキンとセルジュ・ゲンズブールの当時放送禁止の歌を紹介します。

突っ込んだ、話は後日にしたいと思います。



http://www.asyura2.com/12/music6/msg/102.html

記事 [原発・フッ素20] 東京都内の清掃工場で作業員被曝 深刻な放射能汚染 (新井哉の危機管理・国民保護ブログ) 
東京都内の清掃工場で作業員被曝 深刻な放射能汚染
http://ameblo.jp/kikikanri-h-arai/entry-11143403290.html
2012-01-23 00:06:55  新井哉の危機管理・国民保護ブログ


 宮城県女川町の「汚染がれき」焼却を予定している東京二十三区清掃一部事務組合は1月18日、汚染焼却灰運搬の作業員が被曝していたことを明らかにした。10月に区民との意見交換会で被曝の事実を明らかにしながらも、3カ月以上経ってからようやく同組合のホームページで公表。都民から「被曝を隠した」と受け取られかねず、住宅密集地にある清掃工場における被曝と放射能汚染の実態解明を求める声が上がりそうだ。
 同組合によると、「放射性物質を含む焼却灰の処理について」をテーマに昨年10月13日、東京区政会館で区民ら17人と職員12人が参加した「第3回 区民との意見交換会」を実施。東京電力福島第1原発事故による放射能の影響について、同組合施設管理部の大塚技術課長らが説明した。
 同組合によると、江戸川清掃工場の作業員の被曝は、昨年7月から9月までの3カ月間で最大0.03ミリシーベルト。同組合は1時間あたりの被曝線量を公表していないが、汚染焼却灰等を扱う作業時間を月20日勤務で1日5時間と仮定した場合、毎時0.1マイクロシーベルトの被曝量となる。汚染焼却灰等に接する時間によって値が変化するため、作業時間が短い場合、この数値よりも1時間あたりの被曝線量が高い可能性も考えられる。
 江戸川清掃工場では、昨年6月、放射能濃度測定で飛灰から1キログラムあたり9740ベクレルの放射性セシウムを検出。昨年12月23日現在、5940ベクレルと依然として高い値が続いている。この飛灰は7月13日からフレコンバッグに詰めて、中央防波堤外側の処分場に排出している。しかし同組合は「フレコンバッグ自体は鉛などで覆っている訳ではないので、(放射線は)出ていると思います」と、公道上を通行する搬送車両からの放射線放出を認めた。周辺住民や通行車両にとっては常に被曝の危険にされられていることになる。
 昨年7月から9月までの約3カ月間、江戸川清掃工場だけで約500トンもの汚染焼却灰が出たことを考えると、東京23区内では膨大な汚染焼却灰が清掃工場で「量産」されている。まさに、大量の放射性廃棄物を生み出す「ミニ原発」が都内各所にあることになる。
 放射性物質を含んだ処理飛灰が出ることを想定していなかったため、江戸川清掃工場では、汚染焼却灰を袋詰めにするための設備を新たに設置。工場内では原発作業員と同じタイベックの白い防護服を着た作業員が焼却灰を処理。1年間の被曝線量が1ミリシーベルトを超えないように線量計を持たせている。さらに江戸川清掃工場の放流水からセシウムを検出した。この「汚染放流水」は規制値以下として下水道に流されて汚染を拡大していたことも判明。まるで原発事故現場の様相だ。
 同組合管理者の放射能汚染対策への意識の低さも問題だろう。管理者は西川太一郎・荒川区長。23区内で最後まで自治体による測定と除染に取り組まず、荒川区民に無用な被曝を強いた人物だ。清掃工場の作業員に呼吸用保護具を着用させるなど内部被曝防止に配慮する一方、周辺住宅地等で放射性降下物測定をせず住民の被曝対策に取り組んでいない。
 東京都内の一般廃棄物の焼却でさえ、汚染焼却灰の処理や作業員の被曝に悩ませられる中、宮城県女川町の「汚染がれき」受け入れは、清掃工場内の汚染実態を無視した愚策といえよう。東北大学大学院の土屋範芳教授らが実施した津波堆積物調査では、青森県八戸市から福島県相馬市まで129地点のうち39地点で基準値超のヒ素検出。放射性物質と毒性の強いヒ素含むがれき焼却の恐れもあり、「汚染がれき」受け入れは危険極まりない選択だ。
 汚染焼却灰を積んだ車両から放射線が放出されていることや、作業員が被曝していることを考えると、周辺住民や作業員の厳格な被曝対策が求められる。清掃工場は放射性廃棄物を生み出す「汚染発生源」と認めた上で、汚染度の高い廃棄物は専用施設で処理、もしくは放射線量が下がるまで管理型処分場等で一時保管するなど実効性のある対策が必要だ。
 そして最も大事なことは、放射性降下物や空間の放射線量を測定するモニタリングポストを敷地内や周辺住宅地に設置し測定を強化するなど、住民の被曝を最小限に抑えることである。

【汚染焼却灰の管理・保管方法や被曝対策についての問い合わせ先】
東京二十三区清掃一部事務組合総務部企画室 企画係
電話03-6238-0624


http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/500.html

記事 [カルト5] 集団ストーカー妄想は統合失調症の被害妄想の症状ににぴったりと一致します。
これほどまで ぴったりと一致するのも珍しいのではないでしょうか?


http://togou.kon-wave.com/107.html

統合失調症の妄想型は妄想が主な症状で、妄想のことを除けば統合失調症とは分からないという特徴があります。
思考の型は乱れていないので、言われなければ統合失調症と分からない場合もあります。

誰かが小声で話しているといった、ちょっとしたことでも、妄想して解釈してしまいます。
普通、ゆっくり発症するのではなく、急激な発症がみられます。

幻覚や幻聴を伴うこともあり、その場合、「盗聴器が仕掛けられている」といったりする妄想とか、怒りが抑えられないという症状がでます。
比較的抗精神病薬が効きやすく、他の統合失調症に比べて治療がしやすいタイプです。

http://kokoromasic.com/repoat/11_mousougata.html

この妄想型の統合失調症は
終始一貫したストーリーを持つ妄想や幻覚を特徴としています。

本人の主張は、幻覚、妄想からきているので、
周りの人には納得できるものではありませんが、
思考がはっきりしており、
言うことが最初から最後まできちんとつながっています。

本人は妄想をもとにして、
周りの人にはわからないことを言うので、
「変な人」と見られることも多いですが、
他の症状がないため病気だと気付かないまま、
そのままの生活をしている人もいます。

当人はもちろん、
自分が統合失調症であるとは思っていませんから、
自分から進んで病院へ行くことはよほどのことがないとありません。

周りの人が、明らかにおかしいと気づいて、
当人を病院に連れて行く頃には、当人の妄想、
幻覚が周りの人に迷惑をかけるレベルに達していることが多いです。

患者の妄想・幻覚がどのようなものかにより周囲にかかる迷惑も変わってきますが、
たとえば、「周りの人が自分を傷つけようとしている」といって、
警察に駆け込んだり、「自分のことを中傷する報道をしている」
とテレビ局に怒鳴り込んだりと、
家族や被害を受けた人はたまりかねて、
やっと本人を病院へ連れて行く結果となります

http://merckmanual.jp/mmhe2j/sec07/ch107/ch107c.html

妄想性障害は成人期中期から後期にかけて発症します。妄想は奇異な内容のものではなく、後をつけられている、毒を盛られる、感染させられる、だれかが遠くから自分のことを愛している
実生活でも起こり得るような状況を含んでいます。妄想性障害の亜型もいくつか知られています。

被害型の場合は、だれかが自分に対して陰謀をたくらんでいる、見張られている、中傷されている、嫌がらせをされているなどと思いこみます。裁判所など行政機関に訴えて、繰り返し正当性を主張しようとします。まれに、想像上の迫害に報復しようとして、暴力的な手段に訴えることがあります。

妄想性障害から重度の障害に至ることはまずありません。しかし、次第に妄想に深くのめりこむようになることがあります。たいていの場合、仕事を続けることができます。
一般に、抗精神病薬は用いられませんが、場合によっては症状を抑える効果があります。
本人の関心を妄想からもっと建設的で満足感のあるものへ移すことが長期治療の目標とされますが、かなり難しい目標です。


http://merckmanual.jp/mmhe2j/sec07/ch107/ch107b.html
被害妄想がある人は、いじめられている、後をつけられている、だまされている、見張られているなどと思いこみます。関係妄想では、本、新聞、歌詞などの1節が特に自分に向けられていると思いこみます。人は自分の心が読める、自分の考えが人に伝わっている、外部の力によって考えや衝動が自分の中に吹きこまれているなどと思いこむ思考奪取や思考吹入という妄想もあります。音、視覚、におい、味、感触についての幻覚が生じることがありますが、最も多いのは音の幻覚(幻聴)です。自分の行動に関して意見を述べる声、互いに会話する声、あるいは批判的で口汚いことを言う声などを「聞く」ことがあります。

妄想は誤った信念のことで一般に、知覚や体験の誤った解釈に関係しています。

統合失調症の人のおよそ10%が自殺します。

心理療法: 心理療法では一般に、本人、家族、そして医師との間に協力関係を築くことを目標とします。そうすることにより、本人が自分の障害を理解してコントロールし、処方通りに抗精神病薬を服用し、障害を悪化させる可能性のあるストレスを管理する方法を学びます。医師と患者の間に良好な関係が築けるかどうかが、しばしば治療の成否を握る鍵となります。心理療法で症状が治まるケースもあれば、再発防止に役立つ場合もあります。


http://www.seiwa-pb.co.jp/shuki/15.html
この頃リチャードは、誰かに毒を盛られているとか、FBIがヘリコプターを飛ばして尾行している、「彼ら」が欲しいのは自分が知っている化学的な秘密情報だ、母親も「彼ら」の仲間だなどと言い始めました。そしてしきりに何かを書きとめていました。それは、古代エジプトの象形文字、化学方程式、HIVやAIDSに関するさまざまな理論、脳内化学物質に関する情報などでした。私はその文書を見ながら、不吉な予感を感じました。

http://www.bb-tougou.com/
「今まで仲良かった同僚たちが、私の悪口を言っている・・」
「マンションの上の階の家族が、うちを盗聴している・・」

「24時間、監視されている・・」

耳元で囁かれる、自分の悪口
振り返るといる、見知らぬ人間の姿
かなり怖いですよね。
まだ、あなたの知らない統合失調症の症状があります。

http://homepage2.nifty.com/LUCKY-DRAGON/kakurega-16-sosekigata-sb-2.htm

遅発性統合失調症(精神分裂病)
       

  遅発性統合失調症というのは、40歳代以降に発症し、主に、被害妄想を中心とする統合失調症(精神分裂病)です。
  通常の統合失調症が十歳代から、二十歳代の若い頃に発症するのに対して、四十歳代以降に発症するこの病気を区別し、分かり易くするためにつけられた病名です。精神分裂病(統合失調症)には、クレペリンが付けた「早発性痴呆」という病名がありますから、それと対比させたのかも知れません。

  具体的な症状としては、誰かが覗いている。 見張られているといった被害妄想が中心です。その結果、まともな日常生活が送れなくなるというものです。


  2008年6月24日、日本テレビの夕方、六時台のニュースで、この遅発性統合失調症が取り上げられました。また同じ内容が夜のニュース番組、『News Zero』でも紹介されました。これは近年、増えて来た病気だそうです。
  そして迷惑おばさんと呼ばれる人の中に、この病気に罹っている人が多いというものでした。
        ↓


  日本テレビの番組スタッフに、『一人暮らしをしている母親の言動がおかしい。どうやらご近所で、迷惑おばさんになってるらしい。心配なので、一緒に行って、調べてほしい』という娘さんからの依頼がありました。

  そこで娘さんと一緒に、その番組のスタッフが、ご近所の方に情況を聞いて回りました。なんでもご近所の方の話では、誹謗中傷の手紙をポストに入れられたり、怒鳴られたりしたことがあったということでした。

  そこで番組のスタッフが、その家にビデオカメラをセットし、その母親の日常の行動を撮影したところ、一人で部屋の中で叫んだり、怒鳴ったりしている。完全に妄想に支配されているような状態でした。

  娘さんは番組のスタッフと相談して、この状況を解決するために、精神科の医者にビデオを見せて判断してもらいました。診断の結果は、入院加療が必要な統合失調症(精神分裂病)でした。出演した精神科の医師は、やや重症だと話していました。

  その母親には、自分が病気であるという「病識」はありませんから、始めうちは精神科へ行くことを嫌がりました。
  そこで娘さんと、そのご家族が熱心に説明して、病院へ行く必要性を説きました。かなり時間がかかったようですが、それによって母親は、ようやく入院を了承しました。

  その際に母親は、次のような一言を洩らしました。
  「本当は、苦しかった。自分でもおかしいと思っていた。でも子供に、迷惑はかけられないと悩んでいた。」
  すぐに入院して、投薬治療が始められました。その後は、症状も治まり、日常生活も快適に過ごしているようでした。
  この母親が、そうなったきっかけは、ご主人を病気で亡くしてからだということでした。


  医師の説明によれば、この病気は50歳代から、60歳代の女性で多く発症する。そして、発症した女性の多くは離婚か、死別で、一人暮らしである。
  ただし、これは未知の病気ではあるけれど、早期に発見して適切な治療を開始すれば、症状は治まるとのことでした。



http://www.asyura2.com/07/cult5/msg/618.html

コメント [ホロコースト6] エリザベス女王とバチカンが運営していた学校の敷地から子供達の大量の死体が発見される(世の中おかしい・・・) こーるてん
06. 2012年1月26日 11:12:56 : iToXUW0mpQ
昭和16年正月頃からラジオ放送を通て日本全土(満州、朝鮮、台湾、ハ含マズ)に

古式道理の朗々たる葛野守様S.13の歌詠で、

日本書紀・古事記や続などから、一式、 源氏、平氏、家物語、一式、 四書五経、一式

勅撰和歌集、一式 小倉百人一首、一式 ほか一式、一式、 

が一挙生放送され、大日本帝国陸軍・海軍(艦艇ヲ含ム・顧問施設ヲ含ム)の全部隊で、

桃園親王家の四書五経手習始ノ礼に合て大元帥閣下から自主的に勉強会を準備し、

太子様の朗読や連歌を聴く事で勉強(会)始とする部隊が

大変多かったのを御存知ですか。

   若宮ゆかりの大根焚と粕汁         環境大学新聞
http://www.asyura2.com/09/holocaust6/msg/195.html#c6

記事 [音楽6] ブライアン・フェリーで「ヒロシマ」、そして、アラン・レネ監督の映画「二十四時間の情事」
ブライアン・フェリーで「ヒロシマ」を取り上げる。
以前からこの曲注目してたんだけど、
すぐに削除されたりで、なかなか投稿できませんでした。

アラン・レネ監督の「二十四時間の情事」という映画を観て、
ブライアンがこの「ヒロシマ」という曲を書いたそうですが、
私もこのブライアンのコメントを聞いて初めて、
この映画の存在を知りました。
ぜひとも観たい映画です。
この映画のタイトルとヒロシマがどのような関連性があるのかは、
私の説明より以下のウィキを参考にしていただければ幸いです。

二十四時間の情事
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%8C%E5%8D%81%E5%9B%9B%E6%99%82%E9%96%93%E3%81%AE%E6%83%85%E4%BA%8B




http://www.asyura2.com/12/music6/msg/103.html

コメント [音楽6] ブライアン・フェリーで「ヒロシマ」、そして、アラン・レネ監督の映画「二十四時間の情事」 BRIAN ENO
01. BRIAN ENO 2012年1月26日 11:15:31 : tZW9Ar4r/Y2EU : 2aMGYmhAyE
二十四時間の情事
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%8C%E5%8D%81%E5%9B%9B%E6%99%82%E9%96%93%E3%81%AE%E6%83%85%E4%BA%8B


http://www.asyura2.com/12/music6/msg/103.html#c1

コメント [お知らせ・管理20] 新世紀人さんの昼休みを終わらせたら如何でしょうか 一鍼多助
05. 2012年1月26日 11:17:44 : 8vr2t2DJAc
新世紀人です。

一鍼多助さんありがとう御座います。

ご意見には感謝いたしますが、管理は管理人殿のお考えによるお仕事であり、
私がそれに対して異議を唱える事は何の意味もありませんので、管理人殿の御指示に従っておりますので、

一鍼多助さんのご意見は私の投稿活動への応援と捉えて有り難く受け取らせて頂きます。

私は自分のブログを持っておりません。

自分で管理できる暇とか余裕とかがない立場に居りますので。

昼休み版に投稿する事により、阿修羅訪問者方々の目に触れる機会が少ないと思われるでしょうが、私はそんな事は全く考えておりません。

少数の目に触れる事に意味があるのではないでしょうか。

数は全く関係ないのであって、伝達とは光や電波にも例えられる「以心伝心」であると考えております。

「一投は波紋を発する」のであり、「転換は質と少数による」のでありますから、

そういう事で何処に居てもおなじですから、それで宜しくお願いいたします。
http://www.asyura2.com/11/kanri20/msg/492.html#c5

記事 [音楽6] スーザン・ボイルで「ハレルヤ」スーザン様には申し訳ないが、この映像の方が美しい・・


http://www.asyura2.com/12/music6/msg/104.html
コメント [自然災害17] 「M9」級、3500年間に7回発生!北海道から三陸に巨大津波 (zakzak)  赤かぶ
03. 2012年1月26日 11:30:43 : bSq9987ypc
平均500年に1回なら、耐震住宅を建てるより倒壊したときに備えて準備したほうが?
一般住宅なんて100年もったらすごく優秀でしょ。
通常50年ぐらいで建替えでしょう。だとすると耐震補強の意味って?
逆に壊れることを前提に再建しやすい街作りを考えても良いと思う。
耐震補強のために使うお金を準備金(準備資材)として備えておくのも良いことだろう。
建物は、倒壊しても安全なところが残る建物に
http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/743.html#c3
記事 [音楽6] スコット・マッケンジー「花のサンフランシスコ」


http://www.asyura2.com/12/music6/msg/105.html
コメント [国際6] イスラエル、EU加盟を希望・・パレスチナ建国の偽レトリックを今になって白状!? 尚林寺
02. 2012年1月26日 11:32:28 : 8vr2t2DJAc
驚くべき、聞き捨てならぬ発言だ。

同外相は「モーセがユダヤ人をドイツかオーストリアかイタリアの隣に導いてくれれば良かった」と発言している。

モーゼの言動は絶対の筈なのだが。

冗談か、本気か、狂気か?

末期?と言ったところだろう。
http://www.asyura2.com/11/kokusai6/msg/380.html#c2

コメント [原発・フッ素20] 「農家できなくなる」 食品のセシウム新基準に怒り/福島の農家 (日々雑感)  赤かぶ
14. 2012年1月26日 11:35:01 : y2uZ6unCgw
福島の農家の人たち、自分らはわざわざ九州あたりのコメ買って食って、
自分たちの作った汚染米は売ってるじゃないの。w
冗談じゃねえよ。エゴもいい加減にしろ。
これは東電に責任があるとかないとかとは別の、人間の倫理の問題だ。
すりかえるな。
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/491.html#c14
記事 [昼休み51] テヘラン大教授、「イラン制裁の目的は、世界の支配」 (イラン・ジャパニーズ・ラジオ)
http://japanese.irib.ir/index.php?option=com_content&view=article&id=24856:2012-01-25-13-13-52&catid=17:2010-09-21-04-36-53&Itemid=116

2012年 1月 25日(水曜日) 17:40

テヘラン大教授、「イラン制裁の目的は、世界の支配」

テヘラン大学のマランディ教授が、「制裁における西側の標的はイランではなく、これらの制裁の根本的な目的は、西側が世界の他の地域を支配することにある」と述べました。
マランディ教授はプレスTVに対し、「アメリカとそのヨーロッパの同盟国は、一つは軍事力の点で、もう一つは世界のより多くの石油の支配という点で、二つの主要な力と見なされる」とし、「中東地域の多くの独裁政権はアメリカ側の陣営にあり、アメリカ政府の緊密な同盟国と見なされる」と述べました。
マランディ教授は、中国は2つの重要な友好国リビアとスーダンを失っているとし、「したがって、もしアメリカがイランの立場を変更させることが出来たなら、アメリカは世界の石油の産出量をさらにコントロールすることが出来、中国とインド、その他の国々は、非常に困難な状況に置かれるだろう」と述べました。
政治問題のアナリストでもあるマランディ教授は、続けて、「基本的に彼らが行っているのは、独立国としてのイランの主権を標的にすることであり、このことはある程度、アメリカとヨーロッパの同盟国が、中東や世界各地で没落しようとしているという事実と関わりがある」と述べました。
マランディ教授は、中国、イラン、ロシア、インド、ブラジル、南アフリカ共和国といった新興国は、これまでにも増して重要性を有していると表明しました。
EU加盟国の外務大臣らは、23日月曜、イラン産原油禁輸制裁とイラン中央銀行の資産凍結について、「イランを核問題の協議に復帰させるため、イランに圧力を行使する」として合意に達しました。
フランス、ドイツ、イギリスも23日、これらの制裁が可決された数時間後、声明を発表し、イランに協議の用意がある場合、彼らもその意向があることを表明しました。
こうした中、この声明ではイランに対し、主要な核活動を即時停止し、自国の国際的な責務に完全に従うよう要請されています。
EUが対イラン制裁を可決したことを受け、イラン外務省は声明を発表し、「イランに対する
EUの最近の声明は、非論理的で正当化できないものだ」と述べています。
イランは23日月曜、「イランは、この非原則的な動きを非難し、国際的な法と規定、そして相互尊重という原則に基づき世界各国と関係を整えるという自らの責任ある政策を改めて強調するとともに、EUによる決定は、ヨーロッパや他の国の人々に好ましくない影響と結末をもたらすものとなるだろうと考えている」と表明しました。


 2 81 +−
http://www.asyura2.com/11/lunchbreak51/msg/748.html

記事 [Ψ空耳の丘Ψ60] 人間は幸福な一生を送るためにはどうすれば良いのか
人間は死んだらどうなるのか?人間は何の目的でこの世に生まれてきたのか?

以上の命題は古代ローマ以降思想家の研究課題であった。余も齢85歳となり、そろそろ死期も近づいたと感じる昨今であるが、人生の締めくくりとして、高揚した洞察力を駆使してこの命題を考察することにする。

さて、人間の身体を創る設計図が遺伝子であり、DNAの中に人の場合30億個の遺伝子が並んでいることが分かっている。遺伝子の指示に従い人体が出来上がる過程は極めて精巧且つ複雑であり、まさに想像を絶する神秘性を帯びたものである。ダーウインの進化論や遺伝子の突然変異だけでは絶対に説明不可能である。人間はアメーバから進化した偶然の産物と考えることはどうしても出来ない。「何らかの大いなる力」が働いて、初めて人類がこの世に誕生する事が出来たと考えざるを得ない。宇宙の生成も亦然り。ここに吾人は、輪廻転生を信ずると信ぜざるとに拘わらず、造物主(神)の存在については、之を認めざるを得ないことになる。地球上の全ての生物(人・動物・植物)は何れもその細胞の核の中に、遺伝子が並んだDNAを持っている。つまり地球上の全ての生物は造物主(神)の創ったものと考えざるを得ない。そして、地球上の全ての生物は造物主によってDNAに組み込まれた指令によって、生きているものと考えられる。

つぎに、生物(人・動物・植物)と造物主(神)との意思の疎通は可能かについて考えてみる。

造物主(神)は、人間の五感では認識できない次元の違う多次元の精神界に存在するのではないかと考えられる。更に、造物主の精神の一部は生物(人・動物・植物)の精神の一部に組み込まれているものと考えられる。生物(人・動物・植物)は死んだ場合、肉体・固体は消滅するが精神(霊魂)は精神界に吸収されることになる。そして、万物の根源は波動によって構成されているのであるから、波動によって生物(人・動物・植物)の精神(心)と多次元の精神界とは繋がっているものと考える事が出来る。

上述の推論から、人間は死んだ場合、肉体そのものは朽ち果てるが、肉体から分離した霊魂は多次元の精神界へ戻る事になる。

つぎに、人間は何の目的でこの世に生まれてきたのか?について考えてみることにする。

それではこの命題を解決するに当たって「大腸菌は永遠に生き人はなぜ死ぬのか」について考えてみることにする。大腸菌は安定していて異状分裂の危険はないが、反面進化がない。人間の細胞は癌に変化する危険を内臓しているが、反面進化がある。

大腸菌の遺伝子はゴム輪のような環状をしており、異状分裂を起こさない。異状分裂を起こさないから、栄養や酸素、水分といった環境が整えば永遠に生き続けることが出来る。しかし進化はしない。

人の遺伝子は進化の過程で遺伝子情報が複雑化し、環状から線状になっていった。そして、有性生殖をするようになり、線状の遺伝子は分裂などの過程で、切れたり、くっついたり、遺伝子変異をみるようになっていった。

このように遺伝子異常をもったものが永遠の命を持つと、遺伝子異常はさらに集積し、種は滅亡してしまう。線状の遺伝子を持ったもので種の滅亡を逃れたものは、実は死を獲得したものであった。人のDNAにも死がプログラミングされた。ヒトという種が絶滅しないで今も続いているのは、個々の死があったからである。遺伝子異常は集積することなく、個々の死でもって終る。

今日吾人が生きていられるのは、過去の見ず知らずの人や隣人の死があったからである。他の人の死で吾人は今生かされている。人は絶滅から逃れるために死を獲得したのである。吾人もいづれ、次世代へ命をつなぐために死んでいく。人としてこの世に生を受けた者として、自然で必要な役割であり宿命である。

さらに、線状遺伝子を持つ生物には進化がある反面遺伝子変異の発生を受忍せざるを得ない。よって、非健常者の犠牲の上に健常者の存在があることを忘れてはいけない。

そして人のDNAに組み込まれた生き抜くための強烈は闘争本能は、今日でも国家間の戦争を必要悪として是認しており、領土や資源獲得等のための紛争が絶えない。よって、吾人は過去の戦没者の犠牲のうえに生かされていると言える。

さらに、吾人は他の生物を食べてつまり他の生物の死の犠牲のうえに生かされている。

さて、造物主(神)が生物(人・動物・植物)を創ったあとは、生物(人・動物・植物)と精神界の造物主(神)との意思の疎通に基づく、環境により一層順応した進化がなされるものと考えられる。ここに進化は「環境順応性を高める人間と造物主との共同作業である」と言うことが出来る。

因みに、今日の自然科学はミトコンドリアDNAの解析により、現代人共通の祖先は、20万年前アフリカに現れた、一人のアフリカ人女性であるとの科学的な結論を出している。

造物主(神)は人間を生態系の頂点に位置づけられた。そして、人間の心は造物主(神)に通じている。この真理と誇りを忘れることなく、地球を宇宙の楽園にするという究極の目的に向かって、吾人が現在置かれている環境下で精一杯の努力をして生き抜くことが、造物主(神)の意思に従うことになる。

科学が進歩発達して生活が便利になり、金や物が豊かになっても、人間は幸福にはなれないことは現在の社会が立証済みである。余が85歳にして悟ったことは、「人間はこの世に貴重な存在として生を受けたのであるから、物心がついたなら人生の目標を定め、自分が置かれている環境に応じて、軌道修正と休息を交えて、全力を尽くして目標に向って前進すればそれでよい。成功失敗は時の運であり問題ではない。とにかくこの世と別れるときに、あのときもっと頑張っておけば良かったと後悔するような人生を送るべきではない。精一杯頑張りぬいたので我が人生に悔いは無いと、にっこり笑って死を迎えることができたら立派な人生を送ったことになる。」ということである。

詳述すると、吾人は「精神性の向上により精神的な喜びが得られる」と言う「真理」を認識する必要がある。それでは、精神性の向上に資する為の具体的な方策を例示すると、哲学する心(人は何の目的でこの世に生まれてきたのか自らの心を徹底的に探求する)・感謝する心(先人や生物の犠牲によってこの世に生かされている)・反省の心(間違いを正す)・奉仕の心(世のため人のために役立ちたい)・まろやかな愛の心(愛は神の喜びの表現であると言う事を理解する)・勉学する心(読書の習慣をつける事により情報量を増やす)・勤勉の心(働くことに喜びを感ずる)・スポーツする心(体力と気力の練成をする)・技術を磨く心(各人が携わっている職業に係わる技術の工夫向上を図る)・施しの心(努力して得たパイを他人や社会に還元する)・良心に恥じない心(良心に問う事により良心に従った行いをする)・美を探求する心(芸術の研鑚をする)・自然を愛する心(環境破壊をしない)・科学を探求する心(演繹法や帰納法を駆使して真理を発見する)等無数に有ると思料されるが、以上例示したような心を身につけるべく実践する事である

如かして、吾人は歴史を通して或は生物の生態系における食物連鎖を通して「弱肉強食・優勝劣敗」と言う、生存競争上の「真理」を学んでいる。地球上の生物は全て「弱肉強食・優勝劣敗」と言う、生存競争上の「真理」の基に、適応と淘汰を繰り返し乍ら進化し成長発展を続けて来た。人類も亦然り。さて、人類は核兵器を創り出してしまった。核兵器を用いての戦争が勃発すれば、人類を含む地球上の全ての生物の絶滅と地球そのものの壊滅を招来する事になる。これは、造物主(神)の望むところではない事は明白である。

そこで、人類にとっては今後、「弱肉強食・優勝劣敗」と言う、生存競争上の「真理」」を「精神性の向上により精神的な喜びが得られる」という「真理」に止揚することが必要不可欠の命題となる。人間の良心(神の心)を大いなる愛、つまり人と人との愛をも含んだ人類愛、延いては宇宙の万物への愛、と捉えて人間各人が「精神性の向上」を目的として、切磋琢磨するように、人間のアイデンティティに根差した意識革命をする必要がある。遺伝子として受け継いだ逞しい競争心を各人の「精神性の向上」と言う目的に向けて奮い立たせる他に、人類が生き残る道は無い事を自覚する必要がある。例えば「弱肉強食・優勝劣敗」と言う、生存競争上の「真理」を、各国間の争いを解決する手段として、武力を行使すると言う形で表現した場合は、人類の滅亡のみならず地球の壊滅を招来する事になる。

ところで、今日実社会における、人と人、企業と企業、国と国との間における、経済的な熾烈な競争は神が与えた試練であると考える事が出来る。精神性の向上には絶好の機会であるから、創意工夫して競争に勝利してパイを手にする事は、努力に対する正当な評価であり喜ばしいことである。問題は勝ち得たパイを社会に還元する事によって、社会の福祉を増進させる目的がある事を忘れてはならないと言う事である。努力精進して得たパイを社会に還元する事に、精神的な喜びを感ずるように、人格を向上させなくてはならない。例えば、地震等の天災による被災者救済の為の義援金の提供、福祉社会実現の為のボランティア活動、育英の為の奨学金給付に係る財団法人の設立等、還元の方法は無数に有ると思料される。国際的に有名な「ノーベル賞」「日本国際賞」「京都賞」等の科学賞も、同一のカテゴリーに入れる事が出来る。

この様に、勝者が敗者を不幸にするという、生存競争上の「真理」の中に介在する矛盾を止揚すると言う命題のもとに、競争に勝利する事が、精神性の向上につながる事になる。勝者である自分が獲得したパイを、競争相手であった敗者をも含めて社会に還元する事によって、人類の幸福を増進させるべく、意識革命をする必要がある。たとえ「真理」の中に矛盾が介在する場合であっても、矛盾を止揚する事により、つまり「精神性の向上により精神的な喜びが得られる」と言う「真理」にまで高める事により、人類の平和と繁栄を招来する事が出来る。

ここに吾人は、「精神性の向上により精神的な喜びが得られる」と言う「真理」の存在を認識する事が出来る。因みに、魂の浄化・魂の鍛練・人間性の向上・人格の向上・精神性の向上、はいずれも同意義の文言である。如かして、更に精神的な喜びの質の向上に努めること、つまり精神的な喜びを、限りなく良心(神の心)に近づけるべく努力(修行)する必要がある。

結論としては、「人間は終生、人のため、世のため、に尽くすことで己を磨き続けることに喜びを見出して、精一杯の努力を重ねつづけること」がこの世に生まれてきた目的である。 (旧提言5必参照)

最後に、極めて長いスパンで将来を展望すると、人類がDNAに組み込まれている「闘争本能」を制御して、同じくDNAに組み込まれている「協力してパイを獲得する。そして、獲得したパイを分かち合うという本能」を駆使することで、核兵器を用いた馬鹿げた戦争を起すことなく、地球上に今後益々共存共栄した場合であっても、今日の自然科学は、極めて遠き将来においては、太陽系惑星のみならず銀河系宇宙そのものも消滅すると予言している。そして其の頃には人類が銀河系宇宙以外の惑星へ移動する手段も実用化されているものと思われる。

http://www12.bb-west.ne.jp/matuoka/
http://www.asyura2.com/11/bd60/msg/574.html

記事 [音楽6] スリー・ディグリーズで「天使のささやき」


http://www.asyura2.com/12/music6/msg/106.html
記事 [昼休み51] アメリカ大統領、「イラン核問題は平和的に解決できる」 (イラン・ジャパニーズ・ラジオ)
http://japanese.irib.ir/index.php?option=com_content&view=article&id=24834:2012-01-25-11-15-04&catid=17:2010-09-21-04-36-53&Itemid=116

2012年 1月 25日(水曜日) 15:41

アメリカ大統領、「イラン核問題は平和的に解決できる」

アメリカのオバマ大統領が、「イラン核問題は平和的に解決できる」と認めました。
BBCによりますと、オバマ大統領は、24日火曜の一般教書演説で、イランに対する世界の立場を、自身の外交政策の成功と見なし、「イラン核問題の解決法を巡る溝が深まった時期に、アメリカは、外交力によって世界を結束させることができた」と主張しました。
また、アメリカ政府のいつもの主張を繰り返し、「アメリカ政府はイランの核兵器製造を阻止する決意であり、そのためには全ての選択肢を排除しない」と述べました。
イラン政府は度々、イランの核活動が平和目的であることを強調すると共に、IAEA国際原子力機関との協力を継続してきました。
IAEA査察団は、近年、何の障害もなく、イランの核施設への査察を行ってきました。
IAEAが発表した報告は、イランの核活動が国際法規の枠内で行われてきたことを示しています。
オバマ大統領はまた、一般教書演説で、経済面の公正の確立、全ての国民への平等な機会の創出を強調しました。
オバマ大統領は今回の演説を、共和党の対立候補に対する選挙戦の戦略を描くために利用しました。
オバマ大統領はさらに、イラクからのアメリカ軍の撤退とアルカイダの指導者オサマ・ビン・ラディン容疑者の殺害を、自身の政権の成果として挙げた他、シオニスト政権イスラエルの安全保障、アフガニスタン駐留兵士の削減、アメリカの元同盟国リビアのカダフィ大佐の失脚、中東情勢の変化といった問題について触れました。

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http://www.asyura2.com/11/lunchbreak51/msg/749.html

記事 [経世済民74] 「2012年は石油を買え」とゴールドマン・サックスは言った ・・ゴールド6000ドル説も煽るのは誰?
http://www.bllackz.com/2012/01/2012.html

2011年12月1日、ゴールドマン・サックスは「石油価格が今後2008年以来の高値をつける可能性がある」との見方を示した。
そして、2012年1月9日にも、「2012年は石油を買え」とゴールドマン・サックスは再び投資家・投機家に言っている。

これはインターナショナル・ビジネス・タイムスが報じているもので、「中国の成長は石油に対する需要を上昇させる可能性が高い」とゴールドマン・サックスはいう。

****もっともショッキングなシナリオ
ゴールドマン・サックスは原油価格の上昇をイランとはまったく結びつけていない。
しかし、フランスのソシエテ・ジェネラルは逆にイラン情勢を理由にして、もしホルムズ海峡で混乱が生じた場合は、原油先物相場は1バレル200ドルまで上昇するという見方をしている。

イランを巡る世界情勢は徐々に緊迫しているのは間違いない。2011年はチュニジア・エジプト・リビア・イエメンと、アラブ諸国が次々と激変に入っていった。その流れは今年に入ってもまだ続いている。2012年はシリアとイランが政権崩壊して国家大混乱に見舞われるのではないかと言われている。

米国と激しい対立を見せているイランが追い詰められて暴発して行ったとき、もっともショッキングなシナリオは、イスラエルやNATOを巻き込んだ戦争に発展していくことだ。

****戦争の次に悪いのは、石油ショック
それを避けるために欧米諸国はイランのウラン濃縮施設の稼働を非難して、即時停止を求めているが、イランは断固拒否の姿勢を崩していない。
「すべての政府機関が断固としてこの原則を守り、脅しに屈することはない」

アメリカはこれを「深刻な脅威である」「核兵器製造を意図したもの」として、EUと足並みを合わせて経済制裁のレベルを引き上げてイランを孤立させようとしている。
しかし、イランのほうは経済封鎖が限度を超えるなら、原油輸送の要衝であるホルムズ海峡を封鎖すると宣言している。

核戦争が起こる最悪の事態の次に悪いのは、実際にホルムズ海峡が封鎖されて、石油ショックが全世界に波及していくことである。
そうなれば、一気に石油の価格が暴騰してインフレが到来し、全世界の経済システムが麻痺してしまうだろう。デモ・暴動・略奪・政治的混乱が起きるのも間違いない。全世界がそうなった場合、そのインパクトはユーロ圏の問題どころではなくなる。

こういった事態を見越して、ソジェンやピムコが「2012年は石油だ」と言っているのである。

石油は古臭いビジネスではない。現代文明は石油が支えているのであり、石油が一滴も入らなくなった瞬間に文明は完全に崩壊する。
石油の時代は続いており、石油の重要性はこれからも数十年に渡ってなくなることはない。(脱石油の時代はない。人類は石油と心中しなければならない)

****石油を巡って大きな混乱が起きる可能性
イランは核開発をあきらめることは絶対にない。しかし、アメリカ・イスラエルはイランが核兵器を持つ前にそれを辞めさせたい。
ただ、時間が経てば経つほどイランの核兵器製造は進んでいくから、もし欧米がイランに核兵器を持たせたくないと本気で思っているのであれば、経済封鎖をさらに強化していくことは間違いない。

経済封鎖がより進んでいけば、どうなるのか。

イランの国内情勢・国内経済は極端に悪化していく。そうすると、国民が一気に不満分子になっていく。
そうすると、いつもの例で、イラン政府は不満分子の怒りの矛先を外部に向けて「こうなった責任は欧米だ」と喧伝していくことになる。イランの暴発の可能性はどんどん高まっていく。

今、イランのホルムズ海峡封鎖は脅しにしか過ぎないかもしれない。しかし、事態が悪化していくと、イランは本気でホルムズ海峡を封鎖してくる。あるいは、かなり封鎖に近い行動を起こして来る。

しかし、どう転んだにせよ、石油が2012年のキーワードになっていく確率は高い。

名うてのヘッジファンドが「石油に焦点を絞った」のは、こういった情勢を利用して世界中の資金を石油に嵌め込みさせる罠だという見方もできる。

逆に、石油というコモディティで投機するチャンスだという見方もできる。

どの見方を取るのかは立場によって違うだろう。しかし、いずれにせよ言えるのは、石油がクローズアップされるのが2012年であり、場合によっては石油を巡って大きな混乱が起きる可能性もあるということだ。
石油には注意を払ったほうがいい

ただ、考えなければならない点は、もはやアメリカには大規模な戦争をするためのカネがないことだ。
もしイランをターゲットにした戦争が始まると、アメリカそのものが経済的な疲弊で自壊してしまう可能性も高い。これはNATOにも同じことが言える。

また、イランの石油に頼っているのが中国で、中国は全面的に欧米とイランの激突に反対する。これは兵器産業でイランと結びついているロシアも同じだ。

ではイスラエルが単独でイラン攻撃をすることができるのかと言えば、それも無理だ。チュニジア・リビア・エジプトが混乱して次に出てくる政権は民主主義政権ではなく、イスラム主義政権の可能性も高い。

イスラエルがイランと戦争を起こした瞬間に、イスラエルは周辺国すべてを敵に回していく。

アメリカも、欧州も、イスラエルも戦争で動けないのであれば、今起きているイラン情勢は、戦争に結びつく可能性は低いという見方もできる。

だから、イランが核兵器製造をしていて欧米が断固としてそれを阻止したいと考えていたとしても、それがすなわち「戦争の道」を示しているものではないという見方も説得力があるものなのである。
だから、多くの国際マスコミの見方が割れていて、戦争が起きるとも起きないとも言いたがらない。分からないからである。

★興味深いのは、この「分からない」という状況をもっとも愛するのが投機屋ヘッジファンドであるということだ。
事態が長引けば長引くほど、石油危機を煽って投機家を寄せつけて石油価格を釣り上げることができるようになるからだ。
「2012年は石油を買え」とゴールドマン・サックス以下、多くのヘッジファンドが言っている。石油には、注意を払っておいたほうがいい。


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■ゴールド6000ドル説がキタ〜
http://blogos.com/article/30219/

ゴールドは現在1オンス1660ドル前後となっています。直近のピーク(約1900)からは10%以上下落しています。

ゴールド・バブルの終わりの始まりという見方と、押し目という見方がありますが、ここにきてゴールド6000ドルがあり得るという言説を見かけました。

★ニューヨークダウ÷ゴールドの倍率(ダウ・ゴールドレシオ)は、かつて1930年代の金融恐慌時は約2.1倍、1980年のオイルショック・インフレ懸念期に約 1.3倍まで下落したことがあります。それを根拠に「NYダウ12,000ドル前後でゴールド6000ドルが試算される」と述べられていました。

★確かに中東情勢は緊迫しており、欧州情勢もまだまだ予断が許さないかもしれません。ECBもFedも大規模な量的緩和を続ける可能性が高く、世界的な金融緩和の流れもゴールドに追い風かもしれません。
しかし、こういう極端な言説が出てくると身構えたくなります。思い出したのは、ゴールドマンサックスが2008年に出した「原油200ドル」という予測です。
こうした予測にビビッてデリバディブを購入して、原油価格の上昇に備えようとした投資家は、その後の原油価格の大暴落で、手痛い損失を被りました。

★当時ゴールドマンサックスは、対外的には原油高を声高に主張していましたが、自社のトレーディングでは原油をかなりショート(売り)していたのが後に判明しました。

「たとえどんなに立派でも、特定の利害関係がある市場参加者の過激な予測を安直に信じるのはリスキー」というのは、2008年に得られた教訓です。


http://www.asyura2.com/11/hasan74/msg/749.html

記事 [原発・フッ素20] 玄海町長が官官接待 エネ庁職員ら30回/原発推進派 この癒着ぶり(しんぶん赤旗)
岸本英男玄海町長による官官接待問題、朝日新聞によるとこの5年間で回数にして16回、計50万円を超える、ということだったが…。 

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http://www.asahi.com/politics/update/0106/SEB201201050068.html

玄海町長、交際費の使途基準作成へ 官官接待問題で(朝日新聞)

 九州電力玄海原発のある佐賀県玄海町の岸本英雄町長が、県職員との会食に過去5年間で計約52万円の交際費を使っていたことがわかった。岸本町長は5日、国や県の職員を相手に高額の接待をしないよう、交際費の使途基準を新たに作る考えを明らかにした。

 岸本町長の交際費をめぐっては、経済産業省職員らとの会食に約44万円を出したことが明らかになっている。現在、玄海町には交際費の使途基準がない。

 町によると、県職員との会食は2007年5月〜11年1月に16回あり、計51万8525円を払った。

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実際には、30回で約106万円も公金から出費。原発行政推進のために公金を使って官官癒着の場を作っていたのだ!九電も国も地方も案の定「グル」だった。

<参照>

九電主催の忘年会に/玄海町長と11町議参加/やらせメール問題さなか 佐賀【しんぶん赤旗】
http://ameblo.jp/warm-heart/entry-11145978467.html

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http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2012-01-26/2012012601_01_1.html

「しんぶん赤旗」 2012年1月26日(木)
玄海町長が官官接待 エネ庁職員ら30回/原発推進派 この癒着ぶり


 九州電力玄海原子力発電所がある佐賀県玄海町の岸本英雄町長が町長交際費を使い、判明しただけでも経済産業省資源エネルギー庁と佐賀県などの職員を5年余で30回、約106万円分の“官官接待”をしていたことがわかりました。岸本町長は、多額の原発関連事業を請け負っている実弟が経営する「岸本組」の大株主。原発をめぐる各地のシンポジウムで「やらせ」を指示、誘導してきたエネ庁職員らとの公金を使った会食は“原発利益共同体”の癒着の深さを浮き彫りにするものです。


 岸本町長による“官官接待”は、本紙が入手した町長交際費の支出記録で判明しました。

 これによると、岸本氏が町長に就任した2006年度から11年度途中までの5年余で、佐賀県職員を18回、エネ庁職員を11回、内閣府原子力委員会の近藤駿介委員長と昼食を1回の計30回にのぼる接待をしていました。

 とくにエネ庁職員との接待は、昨年の東電福島第1原発事故後だけで4回。このうち3回は、玄海原発2・3号機の再稼働の動きが浮上した4、5月に玄海町内の和食料理店などで接待をしていました。

 07年6月には、エネ庁とみられる中央省庁の参事官と、岸本町長と財政企画課長の3人で東京都千代田区内の高級中華料理店で4万円を支出しています。

 「原子力関係交付金事業等の打ち合わせ」として、09年8月には中央区銀座の佐賀牛のステーキ店で佐賀県職員と6人で4万円を支出。07年にも銀座にある別の佐賀牛料理店で、「企業誘致懇談会」と称して岸本町長と佐賀県の東京の出先機関の職員ら3人で8万8210円の飲食をしていました。

 国家公務員倫理法では、利害関係者からの贈与を禁止しているほか、国民から疑惑や不信をもたれる行為の防止もうたっており、この“官官接待”はこれに抵触する恐れがあります。

 また、町長交際費から飲食代を支出することは地方財政法の趣旨からは不適切とする見解が一般的。支出のやり方自体も不適切だったといえます。

 玄海町は、国から「電源三法交付金」の給付を受けており、その交付金による公共工事を岸本組が多数受注しています。

 佐賀県は、この“官官接待”について内部の聞き取り調査を行い20日、「状況からやむを得ないと認められる」などとした調査結果を公表し、職員の処分はありませんでした。経済産業省は「調査中」としています。



http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/501.html
コメント [経世済民74] 税金を下げれば、税収は上がる/お金を刷ってもインフレにならない日本・・生きたお金の流れを知らないドジョウ! 尚林寺
01. 佐助 2012年1月26日 11:40:25 : YZ1JBFFO77mpI : gHqpcm4bVU
その通りです

「はじめに」
世界的な需要(市場)が供給(生産能力)を下回っているため,すべての国が関税をゼロにしても、世界の貿易額は拡大できない。なぜなら保護しなければならない産業が発生するし世界的な過剰生産でダンピングが不可避になる。

需要が供給の倍以上になると、どんな商品でもバブルが発生する。そして、需要が供給の半分以下になると弾ける。

マクロ的に需要が不足して実質生産が生産能力を下回っているとき、その差をデフレ・ギャップと呼ぶわけで(近年なぜか、経企庁はこのことを国民の目から秘匿し続けています)。

これとは逆に、需要が生産能力を上回っているとき(実質生産は生産能力を上回ることができませんから、この場合はモノ不足になります)、その差を「インフレ・ギャップ」といい、インフレ的な物価上昇(ディマンドプル・インフレ)を引き起こすことになります。

このように生産能力の上限という「天井」よりも、需要が下回っているか、それとも上回っているかで、デフレ・ギャップ、インフレ・ギャップが生じることがわかれば、デフレ・ギャップが存在する間は、決してインフレ・ギャップは発生しないことがわかります。
(毎年実質7%成長しても、10年間インフレ・ギャップは生ぜず)


「デフレはインフレにならないインフレ」
紙幣を印刷すれば、百倍の赤字を埋めることができる。それなのにナゼ、国家は、紙幣や国債の増発を避けるのだろうか,将来に必要な巨大な年金や保険を、できるだけ増やそうと思ったが、食いつぶしてしまった年金保険の役人が、国家に責任が及ばないよう切腹させられないのはナゼか?

政府官僚たちは紙幣と国債を増発して穴埋めするとハイパーインフレとなり、米騒動的な全国暴動に波及して、国家が転覆すると恐れているためだ。デフレで放置すると暴動などが全国的に波及しないと思っているのである。だがインフレ待望論者は、インフレを起こせば、国家や企業の赤字は、手品のように消えてなくなる。と同時に、利益のない低価格に悩む企業を助けられるという妄想を抑えることができない。

通貨の垂れ流しは、必ずインフレ=物価の上昇を発生させる。だが、通貨の価値の下降=物価の上昇を発生させるハズなのに、インフレが発生しない現象だから、デフレ(インフレにならないインフレ)とよばれる。日本のデフレは、日本の生産工場を半分以上も移転することによって、労働者の収入が抑えられたために維持された。国内の企業はデフレ=価格上昇できないために「偽装」努力していたことになる。

敗戦直後の日本とドイツのハイパーインフレは、預金凍結や新紙幣の発行交換をしても、沈静化には三年以上かかった。その後の開発途上国で発生したハイパーインフレは、米ドルとのぺッグ制を採用したり、米ドルそのものを自国通貨にすることで沈静化した。しかし今回はどの国も、米ドルとのぺッグ制によって、ハイパーインフレから脱出することができなくなる。

中国の元も米ドルとのペッグ制を採用している。そのために香港ドルを売り米国のドル買いを続けた。そして米ドルの世界的暴落と、中国元の米ドル切上げ政策への転換は、最後の民営通貨である香港ドルの崩壊消滅を、秒読み段階に突入させている。米ドル大暴落は、確実に、香港銀行のデフォルト(債務不履行)を間違いなく発生させるだろう。だから2015年の第二のリーマンショックはここらだと予告できる。

日本は、インフレがハイパーになる恐怖から、第一次石油危機時のように、厳しく消費を節約制限し、高騰する原材料確保のために狂奔して、カナダの石油サギにひっかかった安宅産業のような企業が多発する。そして、一時もどりかけた、海外からの国内への生産工場の移転ブームは、海外の安い労働力を求めるブームヘと反転する,だが、自国の消費市場の縮小は世界貿易を縮小させる。各国の原産地表示とその国で生産した部品を使用しなければならない範囲は拡大され規制される。そして,自由主義は,中小企業と農業の既得権益を奪い、自国の労働者の職を奪い、開発途上国を疲弊させる元凶だとして批判されるようになるだろう。

金融商品と原材料の値上がりを放置しながら,消費者の所得は増やさないまま、生産工場を海外に移転すれば、どうなるか,当然国内市場が縮小する。そして消費者物価のインフレは発生することはない。そして、輸出の好調のセイで、3年半ごとの景気循環さえ見えなくなる。だからバブルの膨張が頂点で爆発することも予測できなくなる。そして世界経済は関税引き下げと通貨切下げ競争で、長期間悪夢にうなされることになる。

デフレ時に生産者への優遇策を取ると、生産量が増えてもその増加分を貯蓄を取り崩して消費することができず所得に結び付かない。おまけに消費税増税の時期を明記するよう指示したことは心理的に節約ムードが助長してデフレを促進しているようなものである、素人的には考えられない政策である。消費者の所得がインフレに追い付けない最大の根因は,低賃金国に間接・直接的に5割以上も依存しているため,国民所得を上げれない


ケインズ理論やクルーグマンの提唱した「調整インフレ論」では消費税増税は需要と供給のバランスが崩れて内需が低迷する。政府は三年先に消費税を上げる事によって、一時的なマイナス金利を演出してるんだと思うが。消費税は国全体の売上を直接下げるものである(消費が低迷する)。これに対して法人税、所得税は、売上の中から利益を出しそれをどのように配分するかの問題である。デフレでの消費税を増税するとデフレスパイラルを起こすことを意味している。激しい経済縮小が起こり、低価格競争と、所得低下が循環的に繰り返される。雇用が減り所得も減り、物価が安く、株価が底をつくことになる。消費税増税で失速は確実である。
http://www.asyura2.com/11/hasan74/msg/748.html#c1

コメント [自然災害17] 前兆現象がこんなに! M8M9大地震いよいよ本当に来そうで怖い 毎日揺れる日本列島 あの時と同じ・・・(週刊現代)  赤かぶ
04. 2012年1月26日 11:40:55 : lqOPOFnyLE
当分の間、ネタとして困らない地震の話題。
>メカニズムとしては、いつ地震が起きてもおかしくないと言えます

そもそも地震のメカニズムが全くわからない時代だって、いつきてもおかしくないものだった。現在わかっているといっても、時間的なことでは全くあてにならない知識にすぎない。東日本大地震の影響か、そうでないか、など全くもってわからないことだ。
 我々はなにを本当に対応すべき事柄なのか、よく考えてほしいものだ。そして、個人として何を考慮して行うべきか、とっくりと考えてみてほしい。
http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/739.html#c4

記事 [音楽6] ソウル・トレインのテーマ
ソウル・トレインのテーマ SOUL TRAIN / ソウル・サウンド・シンフォニー
http://www.youtube.com/watch?v=mCE_f6T1N2s

※埋め込み無効の為、リンク先でご覧ください。
http://www.asyura2.com/12/music6/msg/107.html

記事 [カルト8] 集団ストーカーは統合失調症の被害妄想の症状ににぴったりと一致します。
集団ストーカー被害そのものを表しています。


妄想型統合失調症

比較的、発病時期が遅い傾向があり、30歳〜中年以降の発病が多いといわれます。文字通り、妄想・幻覚が症状の中心で、妄想や幻覚に関連しないことでは相手に合わせた会話ができます。
初期は「なんとなく周囲の人が自分を嫌っているようだ」「自分の噂をしている」とい った被害妄想から始まります。近くにいる人の動作や小声など、ちょっとした出来事を被害妄想に結びつけて考え、周囲の人に苦情をいうこともあります。
軽症のときは、ただ「変わった人」と見過ごされることもありますが「盗聴器が仕掛けられている」とベランダの置物を壊す。などの行動があった時に、はじめて病気が発見されることが多いのです。

-妄想-
ほとんどの妄想が自分が被害者であり、周囲の出来事や人の行動を被害的に自分に結びつけるという内容のものです。初期には「なんとなく周囲の雰囲気がおかしい。大災害が起こりそうだ」という漠然とした恐怖や不安(妄想気分)を抱き、不安や恐怖を周囲の人に話すようになります。
さらに
 ・人に追われている。(追跡妄想)
 ・周囲の人はみんな敵で、自分を殺そうとしている。(被害関係妄想)
 ・食事の味が変だったのは、毒を盛られていたからだ。(被毒妄想)
 ・私の部屋にはのぞき穴があり、いつも部屋 をじっとのぞかれている。(注察妄想)
 ・何かが自分にとりついている。(惹依妄想)
などがあります。
症状の進行とともに、具体的な妄想を訴えるようになりますが、周囲の人に否定されことにより、
次第に妄想を話さなくなります。

http://www.s3wam.net/mental-health/sickness/si_xcont08b03.html

あと、遅発性統合失調症 でも検索してみてください。
http://www.asyura2.com/11/cult8/msg/859.html

コメント [戦争b8] イラン危機が日本を襲う!原油1バレル=200ドルの深刻度(夕刊フジ) 中田英寿
01. 2012年1月26日 11:46:07 : rWmc8odQao
駒野欽一氏
「日本とイランはシルクロードの時代からつながりがある。政治情勢はデリケートだが、こういうときこそ文化交流を頑張りたい」

イラン市民
「日本はアメリカの言いなりにならず、イランとの関係を続けてほしい」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120126/k10015539051000.html

続けましょう。
http://www.asyura2.com/11/warb8/msg/647.html#c1

記事 [原発・フッ素20] 福島の母たちと立ち上がる24時間 日本全国の友人たちへ  Avaaz.org
福島の母たちと立ち上がる24時間


日本全国の友人たちへ


いま、恐ろしいことが起きつつあります。福島のお母さんたちは、子供たちのために、放射能汚染のない未来を築くことを求めて、経済産業省前で平和的なキャンペーンを行っています。そのお母さんたちに対して、枝野幸男・経済産業大臣が退去命令を出しました。警察がお母さんたちのテントを撤去しにやってくるまで、あと24時間ほどしかありません。警察を止められるかどうかは、私たちの今の行動にかかっています!

枝野大臣は、影響力ある原子力産業の圧力に負けつつあります。原子力産業は、福島のお母さんたちの闘いが社会の注目を集め、その真摯な努力が実り始めていることに脅威を感じています。今、全国で多くの国民が、お母さんたちの闘いに呼応して、危険な原子力発電をやめるように、声を上げ始めています。この勇気あるお母さんたちが警察によって立ち退かされないように、私たちが今、みんなで支援をしなければ、子供たちの命を守る闘いはつぶされてしまいます。

残された時間は一日だけです!今すぐ、枝野大臣の受信箱に何千通のメッセージを送り、退去命令の撤回を要請しましょう。枝野大臣をはじめとする政治家たちにとっても、人命や安全が大事か、それとも目先の利益に固執するのか、選択の時が来ています。いま、福島のお母さんたち、そして脱原発に取り組む活動家たちとともに立ち上がり、原子力産業の汚いやり口を終わらせるために、クリックしてください。そして、このメッセージをすべての人に伝えてください。

http://www.avaaz.org/jp/stand_with_fukushima_mothers/?vl

日本では、驚くべきことが今起きています。福島での大事故から数ヶ月、原子力が安全でもクリーンでもないという事実に、国民が気づき始めました。メディアでも、数多くの活動家たちの努力が取り上げられ、放射能汚染が危険なレベルに達していること、また、それが日本の未来にとって何を意味するのかということが、極めて身近な問題として取り上げられ、多くの国民がこの事態に懸念を抱くようになっています。

原子力産業に対する、国民からのこの圧力は功を奏しています。今、日本国内で稼動している原子炉は4基のみで、4月末までには、この数がゼロになるかもしれません。強力な原子力産業は、この事態に脅威を感じ、全力で延命策を講じています。福島のお母さんたちによる経済産業省前の座り込みが長引くほど、国民の支持はお母さんたちの方に傾くことを知っているからです。そこで、原子力産業は全力で政府内の支持者に働きかけて、抗議行動を終わらせ、見せかけの平穏を取り戻そうとしています。しかし、私たちはもう後戻りできません。

金曜日には、経済産業省の係官と警察が、抗議行動を行っているお母さんたちを力づくで排除する可能性があります。警察官たちは、退去しなければ、懲役刑や罰金刑になると脅迫を加えるでしょう。でも、お母さんたちは、平和的に、合法的に座り込んでいるのです。私たちは、日本国民、また、日本に住む市民として団結し、政府が、原子力関連の利権団体が主催する晩餐会における乾杯の音頭にではなく、国民の声にこそ耳を傾けるように、要求しましょう。私たちが今日とる行動が、主権者である国民の、異議申し立てを行う権利を守り、私たち全員の安全な未来を築くために闘っているお母さんたちと活動家たちを支え、その決意をさらに強めることにつながります。あと24時間しかありません。メッセージを今送信し、これをすべての人に転送してください。

http://www.avaaz.org/jp/stand_with_fukushima_mothers/?vl

環境に優しいクリーンエネルギーに支えられた日本の未来を築くチャンスは、今、大きな広がりを見せています。この可能性の扉が閉ざされるのを防ぐため、今こそ立ち上がりましょう!そのために、平和的に抗議行動を続ける福島のお母さんたちの権利を守ることから、取り組みを始めていきましょう。

希望をこめて、

イアン、キア、ベン、アリス他Avaazチーム全員

出典:

Fukushima Diary "JP Gov is planning to remove the antu-nuclear tent in front of METI":
http://fukushima-diary.com/2012/01/jp-gov-is-planning-to-remove-the-antu-nuclear-tent-in-front-of-meti/#.Tx_tgGGqDb8.twitter

経産省前テントひろば "【緊急】報道・記者会見予定など拡散願います。
http://tentohiroba.tumblr.com/


枝野産業相は明日、勇敢な福島の母親たちを追い出します。彼女たちの崇高な目的をもった行動を封じたい原子力業界の圧力に屈し、彼女たちの子供の命を危険にさらし続けるのです。しかし私たちは抗議の声を上げ、枝野産業相がこのショッキングな行動を阻止せざるを得なくなるよう働きかけることができます。今すぐメッセージを送信しましょう:


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AVAAZについて
Avaaz.orgは世界の人々の声や価値観が政策決定に反映されるよう世界規模でキャンペーンを行う非営利団体です(Avaazは様々な言語で「声」を意味します)。Avaazは政府や企業から一切資金援助を受けず、ロンドン、リオデジャネイロ、ニューヨーク、パリ、ワシントンDC、そしてジュネーブを拠点とするスタッフにより運営されています。
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/502.html

記事 [音楽6] 泉谷しげルが唄う「サティスファクション」バックは高中、吉田拓郎、森高千里
森高千里 オン ドラム
http://www.youtube.com/watch?v=PsuYUD86gR0&feature=results_main&playnext=1&list=PLD522F3ACC32E10BB

※埋め込み無効の為、リンク先でご覧ください。
http://www.asyura2.com/12/music6/msg/108.html

記事 [昼休み51] 経済崩壊−ペンタゴンは地方警察の重武装化を進めている (カレイドスコープ)
http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-1081.html

Wed.2012.01.25 経済崩壊

経済崩壊−ペンタゴンは地方警察の重武装化を進めている


アメリカでは、軍用車両の移動が活発に行われています。
その車両の色はOD green(森林の緑色)です。
つまり、中東の砂漠地帯向けではなく、国内向けなのです。


合衆国は、アメリカの大通りを軍事武装化しようとしているのか、でなければメキシコに侵入しようとしているのか?
Is The U.S. Preparing To Militarize The Streets Of America Or Invade Mexico?
Pakalert Press 2012年1月23日

(以下、翻訳)

このビデオを観たとき、気になったこと。

移動中のすべての車両が、軍のオリジナル・カラーのOD Green(森林の緑色)にペイントされていること。

中東から帰ってきた場合、あるいは中東に向けて運搬される場合は、Desert Tan(土色、砂漠の茶)でペイントされているはずなのです。

米軍は、これらの兵器を、メキシコ・カルテルと戦うため、あるいは麻薬戦争のために米国−メキシコ国境に移動しようとしているのでしょうか?

いえいえ、アメリカの特別作戦チームがメキシコに移動したことは、すでに知っています。

Increased Military Traffic Seen Across North America (Potent News Blast 1-20-2012)


Scary! Filmed today 1/20/2012 in Watsonville, CA South of Santa Cruz going South.mp4


Tanks on train in hayward california


military_tanks_on_train.mp4


これは現実です。
私は「2012年の予言」の記事を信じています。
これが、ほんの数ヵ月後に迫っている「世界の終り」であることを。

我々の目前に展開されている、こうした風景の背後には、他の動機があります。
我々は、合衆国が地方の警察に重武装の兵器を供給していることを知っています。

この風景によって、ペンタゴンのほとんど知られていないプログラムの一部として、とても危険なもの(兵器)が地方警察に供給されており、それを地方の警察は大量に保有していてることが明らかとなったわけです。

このことをやっている国防総省のおじさん方、それに1033ものプログラムのために、あなたが税金を支払わされている事実、そして、何億もの軍用品を血気盛んな男たちに与えていることに感謝するといいですよ。

だって、あなたが好きな、すぐ近くにいる警官の手に、それが渡っているのですから。

(「危険な犯罪者から身を守ってくれる警官が、国防総省から宛がわれた重武装を施しているのだから、あなたは、以前より、一層安全になりました。しかし、あなたが信頼している、その警官は、あなたに対して、その武器を使うようになるかもしれない」と皮肉っている)

※この記事は、RT(ロシア国営のデジタルTVニュース・チャンネル・英語版)のニュースを基にして書かれたものです。
Battlefield US: Pentagon arms police departments with free heavy weaponry
(アメリカは戦場:ペンタゴンは警察に重武装させている)

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管理人:

これは、全米的な暴動、自国テロ(アメリカ人によるテロ)に備えたものです

去年から、このようなアメリカ国内での軍用車両の移動の様子を映した動画(動画@、動画A、動画B)が、ひんぱんにyoutubeにアップされるようになりました。

車両は、主に内戦などのときの暴動鎮圧に駆り出される装甲車です。
まれに戦車もありますが、小型のものばかりです。

まるで、あらかじめ決められた配置図に吸い込まれるように移動していきます。
これは米国内での暴動、テロ(アメリカ人自体によるもの)に備えたものです。


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アメリカ崩壊は、ユーロ圏の国々の混乱のタイムライン次第

欧米の大方の経済・金融アナリストの見方によれば、まずユーロ圏の国々が金融危機(債務危機)でドミノ倒しのように崩壊してから米国の経済崩壊が起こる、という順番になっているようです。

何より不可解なのは、ECB(欧州中央銀行)が債務危機に陥っている国から債務の一部をいったん引き取れば、市場から悪材料懸念が薄れるのですから、債務危機も、ドミノ崩壊の危機もいったんは遠のくはずなのですが、それと逆のことばかりやっており、ギリシャを益々追い詰めているのです。

ユーロ圏のドミノ倒しのトリガーを引く“最有力候補“は、やはりギリシャでしょうから、なにが何でもギリシャを完全に崩壊させないようにしなければならないはずなのですが、どうもECBのやっていることはユーロを採用している国々を混乱に陥れるように誘導しているようです。

ここにきて、ギリシャの債務を減免して、生きながらえさせよう(あるいは、崩壊を先延ばしにしよう)という動きが出てきましたが、格付け会社のフィッチは、「ギリシャは一時的なデフォルトに陥った」と宣言しているのですから、よほど大量の資金を投入しないと支えられないところまで来ていると見なければならないのでしょう。

ECBは、ギリシャだけでなくイタリアに対しても容赦のない態度を貫き通しています。
債務危機から国債の利回りが暴騰したイタリアですが、このときもECBは、イタリアを冷酷に突き放しています。
そのせいで、ベルルスコーニ首相は失脚させられました。

ベルルスコーニーの捨て台詞は、「ECBは債務を引き受けるべきだ!」でした。

とうとうイタリアでは、銀行からの現金引き出しに制限が設けられたようです。
1000ユーロ以上の現金取引が、すべて禁止され、1000ユーロの以上の資金の移動には、 「銀行に記録の残る」電子処理によらなければならないとされたのです。

これはビジネス上だけでなく、家族間(たとえば仕送りなど)での取引でさえも銀行の電子取引を経由しなければならず、1000ユーロ以上の銀行取引のすべてが記録に残されることになるのです。

「資金の流れをきっちりトレースすることが可能となり、 不正取引や脱税を防止できる」というのが「表向きの」理由のようですが、どう見ても銀行の取り付け騒ぎを防止することを目的としたものに違いないでしょう。

(管理人:日本でも同じようなことになっていますが)

あるいは銀行から預金の引き出し制限をすることによって、ユーロの切り下げ位置を算定するものではないかとも考えられます。

ECBは、ユーロの切り下げを計画しているに違いありません。
「現金(ユーロ)の価値が目減りする…」。

どうも、ギリシャをなんとしてても完全に破綻させようとしている人々がいるようです。

未来予報官・ジェラルド・セレンテは、EUがいよいよ、という段になると、アメリカでも最終的にバンクホリデーが起きて、その後、経済戒厳令が布かれると分析しています。

アメリカの人々は大混乱に陥り、カオス状態になってしまうため、そこで「あらかじめ」通してあったNDAA(国防権限法)を適用して経済戒厳令を発令する、というシナリオができているということです。

セレンテは、どうもNDAA適用による経済戒厳令の後には、ファシズムの世界が待っていると見立てているように見受けられるのですが、これについては、ウェブスター・タプリー博士も同じような見立てをしています。

つまり、経済戒厳令後のアメリカはファシズム国家に生まれ変わると。

無政府主義者と共産主義者にとっては、ファシズムというのは、衰退した資本主義が発生させる「怪物」であり、ファシズムは資本主義の消滅を避けるための最後の道具だと分析する。

その意味で、ファシズムは反階級闘争的なシステムであり、支配階級が救われるようなイデオロギーであると主張する。(Wikiより)
また、セレンテは、アメリカでバンクホリデーが実施されることで、人々が慌てて銀行から現金を引き出した後、ドルの切り下げが行なわれると分析しています。

いかさま金融工学によって世界中でジャブついしまったドルを切り下げると同時に、新しい通貨に取って代わるのかもしれません。
新通貨によって(ドル換算で)1ドル50円などという時代が目前に迫っているかもしれないのです。

それはファシズム!

アメリカでは中産階級が、崩壊の憂き目に遭っています。

アメリカの大きな都市で繰り広げられている(ウォールストリート占拠抗議デモのような)Occupy運動は、今は若者たちが主流ですが、やがて中産階級の人々がその核となるはずです。(このOccupy運動の背後には、シオニストのジョージ・ソロスがいると言われています)

Occupy運動は、形こそ変えるかもしれませんが今後もなくなりません。

というのは、タプリー博士が指摘しているように、ウォールストリート占拠運動を運営しているのは、得体の知れない20人による統治体だというのです。その中には米軍関係者(あるいは若くして退役した)が混じっているとも言われています。

タプリー博士の分析のとおり、この運動は、軍、それともワシントンが推進し扇動している可能性も棄てきれないのです。

どうも、“アメリカ平民”希望の星であるOccupy運動が、実は階級闘争を刺激・拡大し、人々の変化へのエネルギーを消耗させてしまうことが目的のように見えてきます。

反階級闘争である(新生アメリカの)ファシズムにとっては、これこそが「みそぎの儀式」であり、「絶望から脱却」になるはずです。

つまり、Occupy運動はシンボリズムのひとつなのです。

9.11WTC航空機テロによって自信を失い、いまやフードスタンプの前で行列を作る日々が、善きアメリカ人に押し付けられています。
そこに、ユーロの崩壊が訪れれば、「いよいよ資本主義はダメなんだ」とアメリカ人は悟らざるを得なくなるかもしれません。グローバリストの資本によって運営されているアメリカのメイン・メディアは、少なくとも、そのように喧伝するでしょう。

「資本主義の限界だ。我々アメリカ人は、次の世界を目指そう!」。
「我々は間違っていた、新しい体制を喜んで受け入れよう」。

グローバリストの基本戦略は、いつでも「喜んで自発的に受け入れさせること」ですから。

それはファシズム。

何より環境問題、とりわけ二酸化炭素排出問題は、狩猟的で働き者のアメリカ人にブレーキをかける心理的作用として働いています。
世界一のエネルギー消費大国には、いまや暗雲が立ち込めているのです。
「このままいけば、どっちみち世界は破滅だ」という。

そうしたところに、年明け早々、「おやっ?」というニュースが飛び込んでました。
「米エクソンが事実上の日本撤退」。

このニュースの内容が、どうのこうのというより、日本の近未来を象徴するニュースではないかと気に留めていました。

アメリカ+イスラエル連合は、イランを、これでもかというくらい挑発しています。
あまりにも不可解な挑発。
日本がABCD包囲網によって第二次世界大戦に引きずり込まれていったようなきな臭さを感じます。

もしホルムズ海峡が封鎖されたら…。
少なくとも、世界中は、よりいっそう原発推進に突き進むでしょう。

日本の脱原発派の人々に奇策はあるのでしょうか。
石油がなくなっても、農業がだめになっても、ゴミ番組を流し続けるテレビの放送時間が短縮されても、それでも脱原発を貫き通す信念を失わず、新しい価値観を創造できるのかが日本人に問われています。

「ユーロ圏崩壊」と「アメリカ崩壊」、そして「日本の脱原発が達成されるか否か」。
これらは、少なからずリンクしています。


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http://www.asyura2.com/11/lunchbreak51/msg/750.html

コメント [経世済民74] 格差ということで私のブログで書きました  縄文ビト
02. 2012年1月26日 11:48:08 : IOzibbQO0w

>格差が危機を作り出している

ヒトは、多くの野生動物を滅ぼし、家畜やペットという名目で大量虐待と大量虐殺、果ては廃棄までしている

ヒトの間の格差なんて、多種との比較では、ほとんどないに等しい

存在のあり方に差がある限り格差はなくならないが


ただし格差をなくしたいと思う存在もいる

だから格差を減らすための努力も消えることはないだろう

今回の危機で言えば、

生産力の低い国家の浪費は歯止めが必要

金融に関しては規制をかけ、銀行の自己資本が毀損しないようにする

政府は失業対策など最低限の安全網の充実に専念し、余計なことはしない
結局、失敗のツケが後世代に廻るだけだからだ



http://www.asyura2.com/11/hasan74/msg/746.html#c2

コメント [原発・フッ素20] 東日本破滅の寸前だった東電福島原発事故:政府が原発災害対策記録を隠蔽しなければならない隠された理由とは?   赤かぶ
03. 2012年1月26日 11:48:40 : AcXjVpcBFk
アメリカの空母2隻、日本の近海にいたのは、決して偶然ではない。
私は、3.11東北沖地震は、ハイチやスマトラなどと同様、アメリカが人工的に引き起こしたと信じている。いずれも、事前に待機していたアメリカ空母が、あまりにも素早く対応している。これは、事前に知らなければできないことである。
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/449.html#c3
記事 [音楽6] 森高千里  風に吹かれて
森高千里  風に吹かれて


http://www.asyura2.com/12/music6/msg/109.html

記事 [音楽6] 森高千里 二人は恋人


http://www.asyura2.com/12/music6/msg/110.html

コメント [カルト8] 暴力団排除条例施行!カルト被害者、集団ストーカー被害者は相談して下さい! ジャスミン姫
15. 2012年1月26日 11:53:32 : FRqtw475cU

>今へりが自宅を低空飛行。彼らは投稿するとヘリを呼ぶ。
>決まって集団ストーカー関連である。他の政治、経済、文化はどうでもいいらしく
>集団ストーカーとそれに関わる技術が広まることだけが問題と考えている。


典型的な関連妄想ですね。
なぜ、その航空機が自分に対する仄めかしだと確信できますか?
その考えを間違いかも知れないと考えることは出来ますか?

それとも、現実として認識しているので分離することは不可能ですか?

http://merckmanual.jp/mmhe2j/sec07/ch107/ch107b.html

被害妄想がある人は、いじめられている、後をつけられている、だまされている、見張られているなどと思いこみます。関係妄想では、本、新聞、歌詞などの1節が特に自分に向けられていると思いこみます。人は自分の心が読める、自分の考えが人に伝わっている、外部の力によって考えや衝動が自分の中に吹きこまれているなどと思いこむ思考奪取や思考吹入という妄想もあります。音、視覚、におい、味、感触についての幻覚が生じることがありますが、最も多いのは音の幻覚(幻聴)です。自分の行動に関して意見を述べる声、互いに会話する声、あるいは批判的で口汚いことを言う声などを「聞く」ことがあります。

http://www.asyura2.com/11/cult8/msg/584.html#c15

記事 [音楽6] 森高千里 渡良瀬橋 松浦亜弥のカバーも・・




http://www.asyura2.com/12/music6/msg/111.html

記事 [原発・フッ素20] 頭の整理・・・被曝と健康(3) 病気にならないために(鎌形赤血球白血症)  武田邦彦 
頭の整理・・・被曝と健康(3) 病気にならないために(鎌形赤血球白血症)
http://takedanet.com/2012/01/post_02b1.html
平成24年1月26日  武田邦彦(中部大学)


端的に言えば、「放射線で被曝しても病気にならなければ良い」ということです。キュリー夫人がラジウムの崩壊を発見してから、およそ100年。レントゲン写真、原子力発電など人類は多くの原子力科学を「人間の人生をより豊かに、健康に送ることができるため」に使ってきました。

その中には原子爆弾のような間違いもありましたが、それは間違いであって、原子力という科学が本来、目指しているものは「幸福と健康」に他なりません。間違えないようにしたいのは、原子力が目指すものは「電気」とか「兵器」ではないのです。

・・・・・・・・・

もしも原子力が電気を起こしたり、肺結核を検査することができるだけなら問題がないのですが、「放射線の被曝」というやっかいなものを伴うので、そのバランスが大切になります。そこで、「被曝と健康」という関係は原子力にとって最重要なテーマでもあったし、また今後もありつづけると考えられます。

人間は約600万年前に誕生して以来、ずっと「自然からの放射線」を浴びています。なにしろ、太陽が巨大な原子炉ですし、宇宙のエネルギーのほとんどが原子力エネルギーですから、自然界に放射線があるのは当然で、人間はそれを浴びることになります。

日本では平均して1年に1.5ミリシーベルトで、東日本は少し低く、西日本は高い傾向があります。これは放射線をだす岩石が西日本に多いからです。そのほかに宇宙線やカリウムの中の放射性同位元素などからも被曝します。

世界では自然放射線が強いところがあります。極端な場所は別にして、古い岩石の多いところなどで高いところがあるようです。平均は1年に2.4ミリシーベルトぐらいになります。

人間ばかりではなく、あらゆる生物はその環境で最適になるように体ができていて、それは自然淘汰で決まっています。たとえば、放射線にとても弱い生物はもともと地上で生きていくことができませんし、自然の放射線が強いところには「被曝に強い生き物」が競争に勝ち残りますし、放射線が弱ければ「被曝には弱いけれど、他の攻撃には強い」というような生物が残ります。

・・・・・・・・・

たとえば、有名な遺伝子障害(被曝が原因では無いと考えられているが)に「鎌形赤血球白血症」という病気があります。この病気は遺伝的にヘモグロビンの異常があり、多くは30歳ぐらいで重度の貧血を起こして死亡します。だから、「普通の環境のところ」では鎌形赤血球白血症の人はほとんどいません。

30歳で死亡する人より60歳まで生きる人の方が子供を作るチャンスが多く、また社会の競争にも勝てるからです。

ところが、マラリアが蔓延する地方(亜熱帯)では、この病気が多いのです。その理由は、昔はマラリアにかかったら25歳で死に、マラリア原虫(マラリアのもと)は鎌形赤血球の人には感染しないからです。つまり、鎌形赤血球貧血症になれば30歳で死にますが、マラリアにかかると25歳。そして鎌形赤血球貧血症になればマラリアにはならないので、25歳で死を迎えることなく、30歳まで生きることができるからです。

両方とも哀しいのですが、自然淘汰というのは厳しいもので、25歳でマラリアで死ぬような地方では、それより少しでも長生きするチャンスがあれば、それが30歳で死ぬ病気でも、そちらを選ぶのです。

・・・・・・・・・

このようなことなので、日本人の場合、1年1.5ミリシーベルトまでの自然放射線なら「一応」安全と言うことができます。ここで「一応」と括弧をつけたのは、「自然にある放射線だから安全」というのは何の根拠もないということです.むしろ、厳密に言えば「自然放射線だから、あきらめる」と言った方が科学的・医学的には正しいと言えます。

なぜかというと、生物の歴史は自然放射線や太陽からの紫外線との戦いでした。初期の頃の生物は空から降ってくる放射線や紫外線でガンなどの病気になり、抵抗力をつけていきました。そのような戦いの結果、今では「一応の人生を送ることができる」ということだけで、現在、1年に30万人の方がお亡くなりになっているガンのうち、どのぐらいが「自然放射線による被曝が原因」しているかは「医学的に不明」だからです。

「不明」というのは「安全」とは違います。ヨーロッパの被曝専門の医師が言っているように、「現在のガンのある程度は、放射線によるものだから、医療用被曝も注意が必要」というのが本当なのかも知れないのです。

つまり、「自然放射線だから安全」とか、「自然放射線が1.5ミリだから、それ以下は大丈夫」というのは医学的にも論理的にもなんの意味もないのです。仮に人口放射線が1年1ミリとすると、合計で2.5ミリになりますが、「1.5ミリの被曝が安全だから2.5ミリは安全」というのも非科学的です。

政府の人が事故を小さく見せるために、放射線医療の専門家が放射線医療をやりやすくしたいために、新聞がよい子を演じたいために、「大丈夫だ」と言いたい気持ちはわかりますが、「自分の利益のため」ではなく「被曝する子供たちのことを考えて」発言して貰いたいものです。



http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/503.html

コメント [音楽6] 森高千里  風に吹かれて BRIAN ENO
01. BRIAN ENO 2012年1月26日 11:59:27 : tZW9Ar4r/Y2EU : 2aMGYmhAyE
こういった、荒い画像の場合は、
でっかいサイズはダメですね・・
今後は、考えながら投稿いたします。
http://www.asyura2.com/12/music6/msg/109.html#c1
コメント [原発・フッ素20] ふくいちは本当の映像? 888(スリーエイト)
08. 2012年1月26日 12:05:12 : 1uznzqOAHs
04さんに大賛成です 本当の情報なんか絶対に出てこない アレーと思った時は
もう直ぐ上から放射能が落ちて来るって
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/474.html#c8
コメント [原発・フッ素20] 原発避難者の「許されざる結婚」福島への偏見や差別は本当にあるのか(その1) ts
05. 2012年1月26日 12:05:33 : rWmc8odQao
◆参考◆

安原晃氏「誰かを悪者にしなければ収まらない状況から離れねばならない」
http://mainichi.jp/kansai/news/20120125ddn041040006000c.html

原発問題は、一筋縄ではないなぁ…
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/495.html#c5

コメント [経世済民74] 税金を下げれば、税収は上がる/お金を刷ってもインフレにならない日本・・生きたお金の流れを知らないドジョウ! 尚林寺
02. 2012年1月26日 12:07:42 : IOzibbQO0w

>税金を下げれば、税収は上がる

投資効率が低い国では、長期的に成功した例はほとんどない
マネーが輸入や投資で海外に流れ
減税での景気刺激で、減税を上回る税収増にはならないからだ

http://www.asyura2.com/11/hasan74/msg/748.html#c2

コメント [原発・フッ素20] 去年十二月からの一ヶ月間に、都内で乳幼児が突然死などする事例がハイペースで増加との情報。(木下黄太のブログ)  赤かぶ
07. 2012年1月26日 12:08:10 : rdFABfdk2U
>芸能界でも同じ時期に子供が生まれた有名人がたくさんいるが
>芸能界でも同じ時期に子供が生まれた有名人がたくさんいるが
>芸能界でも同じ時期に子供が生まれた有名人がたくさんいるが
>芸能界でも同じ時期に子供が生まれた有名人がたくさんいるが

これは自殺もの。これほど学がないことを自らさらす書き込みは珍しい。
生まれた子供も親に似て、凄いバカになるのだろう。放射能は関係なく。
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/492.html#c7

コメント [原発・フッ素20] 「農家できなくなる」 食品のセシウム新基準に怒り/福島の農家 (日々雑感)  赤かぶ
15. 2012年1月26日 12:09:50 : st0fUFZvo2
農家の人たちの怒りは理解できる。しかし、記事では、厳しい放射能基準を決めた政府に対して怒っているようだが、怒りの先が違う。

農民が怒るべき先は放射能をまき散らした東電、金のために原発を誘致した福島の自治体首長や議会、そんな人を選挙で選んできた県民だ。そして、自分自身も原発を容認してきたのなら、自分自身にも怒って反省しなければならない。

農民のなすべきことは、放射能の基準が厳しいことや風評被害を怒るのではなく、東電や政府や原発で潤ってきた人達の責任を追及して補償を求めることだ。放射能で売れなくなった農産物は、政府や自治体や東電に全量買い上げを迫れ。

原発事故で最も大きな被害を受けているのは福島県民だが、その福島県民は被害者意識だけが先行して自分たちの反省や責任にはうとい感じがする。農民だけでなく、金のために原発立地を許し、そのあげく甚大な被害を受けた福島県民のすべきことは、このような事故を日本で二度と起こさないために、当事者として何を反省し、何をし、全国民に何を訴えるか、ということだ。福島県民よ、もっと怒れ。そして、怒りの先を間違えるな。
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/491.html#c15

コメント [社会問題8] 東大「秋入学」の独り善がり [日刊ゲンダイ] さそり座
03. 2012年1月26日 12:11:19 : vmOYAu7Mgk
TPPの一環だろ。急にこんな話が出てくるほうがおかしい。
http://www.asyura2.com/10/social8/msg/563.html#c3
コメント [経世済民74] 税金を下げれば、税収は上がる/お金を刷ってもインフレにならない日本・・生きたお金の流れを知らないドジョウ! 尚林寺
03. 2012年1月26日 12:12:36 : IOzibbQO0w

最近で言えば、日本や米国の減税でも、景気刺激効果は小さく、税収が落ち込み続けたのが記憶に新しい

PBを維持している北欧に学ぶなら、効果的な教育投資で水準を高め、余計な規制や海外に比べて非効率な税制を排除し、投資効率を高める一方、個人の最低生活保障を行うこと(一方で、老人優遇の年金や医療もやめる)が最大の景気対策


http://www.asyura2.com/11/hasan74/msg/748.html#c3

記事 [昼休み51] 日航ジャンボ123便 橋龍エリツィン会談は川奈ホテルロビーにて真空管アンプを眺めながら行われた。Tu95ベアは真空管多用
1985年8月12日の日航ジャンボ123便を受けて、
1998年(平成10年)4月18日に行われた橋龍エリツィン会談
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B7%9D%E5%A5%88%E3%83%9B%E3%83%86%E3%83%AB
が行われた。川奈ホテルロビーで真空管アンプを眺めながら、ロシアに対し北方領土4島一括変換を迫った。
これは、JAL123便の尾翼を破壊したソ連Tu-95ベアについて、ソ連はいけませんでしたね。ロシアになったのですから北方4島を一括変換願います。という申し入れであった。
真空管アンプが置かれたロビーで真空管を眺めながら会談が行われた背景には、ソ連軍機Tu-95ベアは、超旧型機のため、レーダー等に多数の真空管が採用されていることがあります。


<参考>
ソ連Tu-95ベアは、
http://japanese.china.org.cn/politics/txt/2011-01/19/content_21772988.htm
のような超旧型機です。
特に通信やレーダーに真空管が多用されています。
http://www.asyura2.com/09/lunchbreak31/msg/774.html
http://www.asyura2.com/bigdata/up1/source/10289.jpg


卵型スピーカーにつきましては、
二重回転プロペラ4機から出る音響についてだと想定されます。
要は、
卵型スピーカーを4個並べて
ロガーをかけると、
JAL123便CVR尾翼破壊前後に記録されている音響音
http://img.asyura2.com/us/bigdata/up1/source/7060.jpg
(運輸省JAL123便報告書)に近い物が記録できるということです。

さらに、卵型スピーカーを8個使って、2個一組×4個で並べて
ロガーをかければ
JAL123便CVR尾翼破壊前後に記録されている音響音
http://img.asyura2.com/us/bigdata/up1/source/7060.jpg
(運輸省JAL123便報告書)と相似な波形が記録できるということです。

<参考>橋龍エリツィン会談が行われた川奈ホテルロビー
http://www.asyura2.com/bigdata/up1/source/10289.jpg
橋本龍太郎総理大臣はアメリカの支援の下、川奈ホテルに真空管アンプを設置し、ロビーで眺めながらロシアエリツィン大統領に北方領土4島一括変換を迫った。
http://www.asyura2.com/11/lunchbreak51/msg/751.html

コメント [音楽5] Just the two of us ― Grover Washington Jr 五月晴郎
07. BRIAN ENO 2012年1月26日 12:16:25 : tZW9Ar4r/Y2EU : 2aMGYmhAyE
蛇足ですが、
グローバーワシントン・ジュニアと言えば、
こんなことがありました・・

1991年くらいだったと思うけど
あるバンドが、ディスコで演奏したいとのこと、
ドラマーが不在なので、私に依頼があって、
そのバンドにドラマーとして参加していましたが、
そのバンドの女性ボーカルが
結構、誰とでも簡単に友達になる
社交的な人なんだけど、

札幌の大通公園になぜかグロヴァーが、現れ、
彼女、偶然にも出くわし、なぜか、
簡単に友達になり、
(ここんとこがすごい・・)
電話番号と住所の交換を行って、
一緒に写真を撮ったということで、
歓喜していたのを思い出しました。

彼女いわくとても気さくな方で、
いい人だったんだよ〜

とのことでした・・
その後の交流は????ですけど、

でも彼女まだ、ボーカルやってますよ・・
ジャズになっちゃったんだけど・・

ご主人は知る人ぞ知る、
ベンチャー・ビジネスのトップを走る方だけど・・
玉の輿と思いきや、お子様いないし、
いまだに二人、古い質素なマンションに住んでます。
違いますよね・・普通の人とは・・
http://www.asyura2.com/11/music5/msg/876.html#c7

コメント [経世済民74] 売国企業はユニクロだけじゃない。言い始めればキリがないし、もっと現実を見なければなりません(日本の面影) 元引籠り
06. 2012年1月26日 12:16:35 : yeZ5OFsh2w
>>04. 2012年1月22日 01:13:49 : SzSQU0fir2
> 少子高齢化の対策は、年間100万人以上の移民を受け入れることであり、彼らと共存するためには、アメリカ型の国家体制が必要となる。

食料の自給率が僅かに40%の日本が、何故年間100万人以上の移民を受け入れる必要があるのか?

日本には工場を建てる土地もない。
タイの洪水で水浸しになった工場を見れば、日本が如何に広大な工場をタイに持っているかが分かる。
あのような広大な工場を日本に建てるためには、全ての田畑を潰さねばならない。

日本の用に狭い国土に、アメリカ型の国家体制は不要である。

http://www.asyura2.com/11/hasan74/msg/686.html#c6

コメント [自然災害17] 「M9」級、3500年間に7回発生!北海道から三陸に巨大津波 (zakzak)  赤かぶ
04. 2012年1月26日 12:16:43 : CpnfTave5E
>>03
えーと、地震の被害において最も重要なのが「震度」ですよ
いくら地震の力が大きくでも(マグニチュードが大きくても)
地表まで到達した際に力が減衰して震度の低く(揺れが弱く)
なっていれば、被害は小さくなります

(M7.3で震度7を叩き出した阪神淡路大震災があれば)
(M8.3で震度5の十勝沖地震とかもある)

つまり、どれだけ力が発生しても揺れなければ住宅には被害はいきません。

そして震度は1〜7とありますが
日本ではその最大震度7の大地震がだいたい5年に1回のペースで起きる地震大国です

http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/743.html#c4

コメント [自然災害17] 「アウターライズ地震」が列島を襲う 「3・11」まで2ヵ月を切った 官邸と文科省が隠蔽しつつ密かに恐れる「次」の悪夢  赤かぶ
18. 2012年1月26日 12:22:50 : oiTIcwrVM6
>>17
2012年過ぎたらこういう記事書いてみてねw

◎「2012年に世界は終わる」と信じた男が目を醒ますまで―中国紙 
http://www.asyura2.com/09/china02/msg/893.html
投稿者 mrboo 日時 2012 年 1 月 09 日 17:43:49: .YDrFW/K2MhJI
http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/726.html#c18

記事 [Ψ空耳の丘Ψ60] 人類の思想進化こそが地球の平和を招来する
学問を構成する三つの柱である、自然科学・社会科学・精神科学が跛行的な進歩発展を遂げることは、人類にとって不幸であると言うこと。人類の思想進化こそが地球の平和を招来すると言うこと。

今日の自然科学(天文学・物理学・生物学等)の進歩発展は目を見張るものがある。自然科学の研究に於いては、若い人であっても、試行錯誤の実験の繰り返しによって、場合によっては、早期に真理を発見する事が出来る。

社会科学(社会学・経済学・歴史学等)の研究に於いては、ある程度の社会的な経験が必要不可欠である。例えば、小学生のとき歴史の勉強をしても、殆ど項目を暗記するに過ぎない。よって面白味は少ない。何故か、その理由は社会経験が少ないからである。大学に入ってから読む歴史は一味違うものになる。中年になって読む歴史は興味深い。高年になって読む歴史は興味が倍加する。何故か、実社会における裏切り・背信・失敗・挫折等のどろどろした人間関係にもまれ、試行錯誤の人生を送ったことにより、社会経験が豊富になり、世の中を洞察する力が出来た事により、若い時には見えなかった、活字の下に隠されていた情報がどんどん目の中に飛び込んで来るからである。従って、社会科学の進歩は社会経験を積む必要があるので、自然科学の進歩に比べて進歩が遅いのはある程度止むを得ない。付言すると、第二次世界大戦後ヨーロッパで生まれた「平和学」についての真摯な研究が軌道に乗りつつある事は、人類にとって喜ばしい限りである。

ところで、精神科学(哲学・宗教学・心理学等)に至っては、古代ギリシャ時代以降未だ僅かしか進歩の跡を見る事が出来ない。これは、人類にとって甚だ不幸な事である。

因みに、上記の区分は学問の世界を敢えて例示的に三つに区分したものであり、例えば経済学は心理学の研究無くしては成立し得ないのと同様に、夫々が互いに他を補完する密接不可分の関係に立つものである事は勿論である。

今日でも、大量殺戮を繰り返す馬鹿げた無価値な戦争が止む事がない。悲惨極まりない戦争の最大の被害者は、常に一般国民大衆である。更には人類自らの手で、大切な地球環境を破壊して止む事を知らない。智能の発達した人類が、何故にこの様な愚かな行為を続けるのか。その理由は、精神科学の進歩発展が遅れている事に起因する。人間が正しい人生観・世界観を持たないからに他ならない。

吾人の日常の生活活動には、常に「心」が働いている。自分の感情の問題から人種偏見や戦争のような大きなものまで、全て人間の心の問題から発していると言う事が出来る。一般に「心」の働きは大脳によって具現されると言われているが、「心」は大脳を超える大きさを持っている。「心」は全宇宙を呑み込んでいると言っても過言ではない。古代ギリシャの哲学者が、広大無辺の宇宙をマクロコスモス(大宇宙)と呼び、それと比較して無限小とも言うべき人間をミクロコスモス(小宇宙)と名づけた事は、正に先見の明が有ったものと思料される。

学問の世界は、自然科学・社会科学・精神科学のバランスのとれた発展がなされなくてはならない。調和がとれている事が必要である。例えば,実定法としての法学を勉強するに当っては何はともあれ、法哲学の勉強が必要である事を見ても明らかである。そうでないと唯物論に陥る弊害が生じる。これは、人類にとって甚だ不幸な事である。マルクス以後の、唯物論に基づく無神論国家の出現は、造物主(神)の子である人間を単に労働が価値を生むだけの、人造機械としての人間にまで引きずり降ろしてしまった。造物主(神)の存在を認めない唯物論を「真理」だと考えるようになると、快楽のみを追い求めるか、闘争だけに熱中するような人生を送る事になる。

ところで、近年DNAの研究が盛んになり、発展を遂げつつある。身体を創る設計図が遺伝子であり、DNAの中に人の場合、約30億個の遺伝子が並んでいる、とされている。遺伝子の指示に従い人体が出来上がる過程は極めて精巧且つ複雑であり、まさに想像を絶する神秘性を帯びたものである。ダーウインの進化論や遺伝子の突然変異だけでは絶対に説明不可能である。人間はアメーバから進化した偶然の産物と考える事はどうしても出来ない。「何等かの大いなる力」が働いて、はじめて人類がこの世に誕生する事が出来たと考えざるを得ない。宇宙の生成も亦然り。ここに吾人は、輪廻転生を信ずると信ぜざるとに拘わらず、造物主(神)の存在については、之を認めざるを得ない事になる。地球上の全ての生物(植物・動物・人)は何れも、その細胞の核の中に、遺伝子が並んだDNAを持っている。つまり地球上の全ての生物は造物主(神)の創った物と考えざるを得ない。無宗教者も造物主(神)の存在を否定することは出来ないであろう。

さて、吾人は「精神性の向上により精神的な喜びが得られる」と言う「真理」を認識する必要がある。それでは、精神性の向上に資する為の具体的な方策を例示すると、哲学する心(人は何の目的でこの世に生まれてきたのか自らの心を徹底的に探求する)・感謝する心(神によってこの世に生かされて修行の場を与えて貰っている)・反省の心(間違いを正す)・奉仕の心(世のため人のために役立ちたい)・まろやかな愛の心(愛は神の喜びの表現であると言う事を理解する)・勉学する心(読書の習慣をつける事により情報量を増やす)・勤勉の心(働くことに喜びを感ずる)・スポーツする心(体力と気力の練成をする)・技術を磨く心(各人が携わっている職業に係わる技術の工夫向上を図る)・施しの心(努力して得たパイを他人や社会に還元する)・良心に恥じない心(良心に問う事により良心に従った行いをする)・美を探求する心(芸術の研鑚をする)・自然を愛する心(環境破壊をしない)・科学を探求する心(演繹法や帰納法を駆使して真理を発見する)等無数に有ると思料されるが、以上例示したような心を身につけるべく実践する事である

如かして、吾人は歴史を通して或は生物の生態系における食物連鎖を通して「弱肉強食・優勝劣敗」と言う、生存競争上の「真理」を学んでいる。地球上の生物は全て「弱肉強食・優勝劣敗」と言う、生存競争上の「真理」の基に、適応と淘汰を繰り返し乍ら進化し成長発展を続けて来た。人類も亦然り。さて、人類は核兵器を創り出してしまった。核兵器を用いての戦争が勃発すれば、人類を含む地球上の全ての生物の絶滅と地球そのものの壊滅を招来する事になる。これは、造物主(神)の望むところではない事は明白である。

そこで、人類にとっては今後、「弱肉強食・優勝劣敗」と言う、生存競争上の「真理」」を「精神性の向上により精神的な喜びが得られる」という「真理」に止揚することが必要不可欠の命題となる。人間の良心(神の心)を大いなる愛、つまり人と人との愛をも含んだ人類愛、延いては宇宙の万物への愛、と捉えて人間各人が「精神性の向上」を目的として、切磋琢磨するように、人間のアイデンティティに根差した意識革命をする必要がある。遺伝子として受け継いだ逞しい競争心を各人の「精神性の向上」と言う目的に向けて奮い立たせる他に、人類が生き残る道は無い事を自覚する必要がある。例えば「弱肉強食・優勝劣敗」と言う、生存競争上の「真理」を、各国間の争いを解決する手段として、武力を行使すると言う形で表現した場合は、人類の滅亡のみならず地球の壊滅を招来する事になる。

ところで、今日実社会における、人と人、企業と企業、国と国との間における、経済的な熾烈な競争は神が与えた試練であると考える事が出来る。精神性の向上には絶好の機会であるから、創意工夫して競争に勝利してパイを手にする事は、努力に対する正当な評価であり喜ばしいことである。問題は勝ち得たパイを社会に還元する事によって、社会の福祉を増進させる目的がある事を忘れてはならないと言う事である。努力精進して得たパイを社会に還元する事に、精神的な喜びを感ずるように、人格を向上させなくてはならない。例えば、地震等の天災による被災者救済の為の義援金の提供、福祉社会実現の為のボランティア活動、育英の為の奨学金給付に係る財団法人の設立等、還元の方法は無数に有ると思料される。国際的に有名な「ノーベル賞」「日本国際賞」「京都賞」等の科学賞も、同一のカテゴリーに入れる事が出来る。

この様に、勝者が敗者を不幸にするという、生存競争上の「真理」の中に介在する矛盾を止揚すると言う命題のもとに、競争に勝利する事が、精神性の向上につながる事になる。勝者である自分が獲得したパイを、競争相手であった敗者をも含めて社会に還元する事によって、人類の幸福を増進させるべく、意識革命をする必要がある。たとえ「真理」の中に矛盾が介在する場合であっても、矛盾を止揚する事により、つまり「精神性の向上により精神的な喜びが得られる」と言う「真理」にまで高める事により、人類の平和と繁栄を招来する事が出来る。

ここに吾人は、「精神性の向上により精神的な喜びが得られる」と言う「真理」の存在を認識する事が出来る。因みに、魂の浄化・魂の鍛練・人間性の向上・人格の向上・精神性の向上、はいずれも同意義の文言である。如かして、更に精神的な喜びの質の向上に努めること、つまり精神的な喜びを、限りなく良心(神の心)に近づけるべく努力(修行)する必要がある。

それでは参考迄に、仏教を主体とした日本国内の各宗教の教理を要約してみる事にする。若干の違いはあるが、おおよそ次の如きものである。

1.霊魂は不滅である。人は宇宙の大原則により輪廻転生するものである。人は皆前世のカルマを刈り取る為に肉体を纏って、仮の世である現世に魂の修行の為に生まれたものである。現世(仮の世)で魂の浄化つまり修行をして、一段と魂を良心(神の心)に近づけて死んだあとは、本来の住むべき所である、あの世(現実界)へ戻って、霊位をより高めるべく修行に努めるべきものである。この世で良心(神の心)に反した行為をした場合は、あの世では地獄に落ちることになる。地獄界で修行した後ようやく輪廻転生してこの世に生まれる時は、より大きなカルマを背負って生れなくてはならず、この世で一層の苦痛を背負う事になる。神は人の心の中に宿っている。良心は即ち神の心である。よって人は皆良心(神の心)に恥じない行いを採らなくてはならない。神の心はつまるところ、大いなる愛・人類愛である。従って人類が良心に恥じない行いをする事は世界の平和を招来する事になる。

2.宗教の教祖は、霊界の位の極めて高い神が、世直しのために輪廻転生して降臨したものである。人は皆神の子であるから、お互いに神の意思を尊重して、教祖の教えを神の教えとして、戦争のない平和な住み易い世の中を創って行かなくてはならない。但し宗教の名をかたる不届き者が居るので、宗教を選ぶに当たっては充分の注意が必要である。
因みに、キリスト教やイスラム教には輪廻転生と言う概念は無い。一方通行である。

従って、良心(神の心)に従って行動出来る人は、必ずしも宗教団体に入る必要はない。無宗教の人(無神論者ではない)であっても楽しい人生を送る事が出来る。しかし乍ら、個人の力ではどうしても良心(神の心)との対話が充分に出来ないと考える人々は、集団を造って良心(神の心)との対話をスムーズに行う必要が生じる。この集団が宗教団体であり、リーダーが教祖である。如かして、この場合宗教団体の教祖が「神の心」をどのように捉えるかが、重要な命題となる。信徒は教祖によって洗脳・マインドコントロールされる事になるので、信徒の生殺与奪は教祖の意のままとされる。宗教の怖さはこの点にある。そこで、教祖が絶対に守るべき準則を列挙する。

1.究極の目的を「人の精神性の向上・人類の幸福・地球の平和・宇宙の平和」とする事。
2.理想とする目的達成への道は無数にあるのであるから、他の宗教をみだりに誹謗してはいけない。
3.宗教団体の活動のあらゆる分野において、人権侵害の行動を採ってはいけない、人に迷惑をかけてはいけない。
4.宗教団体の運営に必要不可欠な経費以外の、経済的な金品の提供を信者に要求してはいけない。

宗教団体に入る人は、その宗教が上記の準則を満たしているか否かを充分に見極める事が重要な前提条件となる。

そこで、此れ迄に述べてきた事を要約して言える事は、人は皆良心(神の心)を持って居るのだから、毎日の行いを反省して、壁につき当たった時は、神が与えた試練だと感謝の気持ちで受け止め、ひたすらに良心(神の心)に従って、つまり良心(神の心)を大いなる愛、人と人との愛をも含んだ人類愛、延いては宇宙の万物への愛、と捉えて、精神性の向上に努める事により、先ずは、人の心の中に「やすらぎの心」を創る必要がある。つまり、悲しみや苦しみの試練の壁を乗り越える事により、謙虚さや優しさが育まれて、より高い人格を形成する事が出来る。物の世界よりもずっと豊かな精神の世界の充実を求める必要がある事に吾人は覚醒するべきである。かくして始めて、地球を宇宙の楽園とする事が出来る。従って、戦争は造物主(神)の心に反する最大の愚挙である。更に宗教に起因する戦争は、造物主(神)を冒涜する最たるものである。

吾人は造物主(神)の存在を認めない唯物論を真理だと誤解してはいけない。ここに、唯物論とは、精神に対する物質の根源性を主張する立場を執る理論である。つまり、物質から離れた良心(神の心)・意識を認めず、意識は高度に組織化された物質(脳髄)の所産と考え、認識は客観的実在に対する物質(脳髄)による反映であるとする理論である。

唯物論を真理だと考えるようになると、衣食住の問題を第一義とする立場(物質主義)を信奉することになり、拝金主義者・守銭奴に堕落する恐れがある。更には、本能を満足させる事が人生の最高目的であるとする人生観(本能主義)を持つようになる。因みに、文部大臣の諮問機関である中央教育審議会が1998年にまとめた「心の教育」に関する報告書は、社会全体の子供に対する教育力の低下を指摘したが、その原因は、利己的・享楽的・刹那的・拝金的な「大人社会自体の精神の荒廃」にあると分析した。正に、「正鵠を射たもの」と受け止める事が出来る。

造物主(神)は人間を生態系の頂点に位置づけられた。そして、人間の心は造物主(神)に通じている。この真理と誇りを忘れることなく、地球を宇宙の楽園にするという究極の目的に向って、吾人が現在置かれている環境下で精一杯の努力をして生き抜くことが、造物主(神)の意思に従うことになる。今後は、遺伝子研究の成果を精神科学に採り入れて、精神科学(哲学・宗教学・心理学等)の飛躍的な進歩発展を促す必要がある。今後の課題として、DNAの研究が進み、DNAに組み込まれている遺伝子の意味が全て解読されて、人の過去生の記録が若しも遺伝子上明らかにされたとしたら、輪廻転生が科学的に立証された事になる。

さて、科学の世界もバランスの採れたものでなくてはならない。吾人はバランスの採れた科学(自然科学・社会科学・精神科学)を勉強する事により、始めて幅の広い且つ深い洞察力を得る事が出来る。正しい人生観・世界観を身につける事が出来る。例えば、今日地球上で平和を希求しない民族は皆無であるにも拘わらず、現実は、地球上どこかで戦争が行われている。その理由は何故か。戦争を起こさせて、漁夫の利を得ている輩が居るのではないのか。更には、麻薬売買により利益を得ている輩の実態、国際金融財閥によるヘッジ・ファンドを利用しての国際金融界支配の実態、戦争発生のメカニズムを構成する軍産複合体の解体の必要性等について、幅の広い深い洞察力を以って、地球(世界)情勢の実相に迫る事が出来る。

絶対平和主義を謳った日本国憲法は、天皇に係る規定以外は、造物主(神)の意思を反映させたものと観る事が出来る。人の心に国境は無いのであるから、地球上の人々が、「人は何の目的でこの世に生まれてきたのか」といった、人間のアイデンティティに根差した意識革命を今こそ真剣に実践する必要がある。人は皆、裸で生まれ裸で死んでゆく運命の基に在る。物質欲にこだわり過ぎてはいけない。今日までなおざりにされていた精神の世界の充実を希求する事が、つまり「物中心」から「心中心」へと視点を移動する事により、物質の世界と精神の世界とのバランスを採る事が、人間としての幸福をより高める事になり且つ真の地球の平和を招来する事になると言う事を、吾人は認識する必要がある。

ここに吾人は、「精神性の向上により精神的な喜びが得られると言う真理を、自然との調和を保ちつつ実践する。如かして、精神的な喜びを限りなく良心(神の心)に近づけるべく努力(修行)する。そして将来的には、地球だけの生命を宇宙の生命にまで発展させる。」これが正に、人間がこの世に生れて来た目的である事を悟るべきである。

今日の自然科学は、ミトコンドリアDNAの解析により人類のルーツを探求した結果、「現在地球上に生存している、現代人共通の祖先は、20万年前アフリカに現れた、一人のアフリカ人女性である」と言う科学的な結論を出している。

人は皆、造物主(神)の分身として、人種の差別・身分の上下・職業の貴賎などあるはずも無い、お互いに尊重されるべき存在である。そして、大宇宙の中の運命共同体としての宇宙船・地球号の乗組員である。この宇宙船である地球を大宇宙の楽園とするべき使命を自覚して、思想革命に基づいた人類の叡智を存分に駆使する事によって、人類に平和と繁栄をもたらす責務がある事を吾人は肝に銘ずるべきである。地球上の人類が挙ってこの使命を自覚しない限り戦争・テロを地球上から根絶する事は不可能である。

新千年紀(ミレニアム)を迎えた人類は、政治のみならず有らゆる分野に亘って、地球的視点で思考する地球市民としての自覚を持つ事により、世界連邦から世界共和国へと、栄誉ある思想の進化を為さざる可からず。「狭義の国家」の束縛から脱皮して、「広義の国家」つまり地球単位の民主主義国家、「地球共和国」設立の夢を開花さすべく、思想革命を為さざる可からず。

http://www12.bb-west.ne.jp/matuoka/
http://www.asyura2.com/11/bd60/msg/575.html

記事 [カルト8] ロシアと中国とインドとJRが音頭をとりイランと日本を結ぶリニア山の手線を開通させたらいいのではないか。
平成のシルクロードという事だ。
東京と名古屋を我々が死んでから20分で結んでも仕方あるまい。
イランと日本を寝台超特急で結ぶのだ。
そうすれば海賊だか米軍だかゴールドマンサックスの子会社だかがホルムズ海峡に出没して沈没させられる事もなくなる。
タイタニックもイタリアの客船も韓国のタンカーも多分連中の仕業ではないのか。
半年前の中国リニアの事故も未熟さもあるが下山事件や三鷹事件や阪神電鉄事件やJR北海道事件を起こした連中の
仕業のような気がする。
アフガンもイラクもリビアもシリアも今イランに因縁をふっかけている連中の仕業だがもう沢山だ。
そんなに破壊工作がしたいなら砂場で子供が作った砂山を崩したり保育園で園児が作った積み木のお城を崩してアルカイダ
ごっこでもしたらどうなんだ。
人類は馬鹿者どもの宇宙人ごっこや秘密結社ごっこのお守りをしているほど暇ではないし老害の看護にいい加減疲れたのだ。
これからの時代は旅の恥はかきすての流浪の民ではなく大地に根をはった者が治める時代だ。
弱い者いじめは大好きだが死ぬのが怖くて仕方がない老害は老人ホームに去りゆく事だ。

http://www.asyura2.com/11/cult8/msg/860.html
コメント [原発・フッ素20] 現在、いくつかの放射線測定所において漸増する線量を測定中(日野市ナチュラル研究所はじめ数箇所) 宮島鹿おやじ
15. 宮島鹿おやじ 2012年1月26日 12:26:23 : NqHa.4ewCUAIk : 5KzVOf3DQg
>月にかわって様

コメントありがとうございます。

今回の線量上昇については、同時期の福島県内の数値が急上昇していないことから、なんとも由来が不明のままです。
もし、原因がラドンだったとしても、福島については様々な情報が流れてきています。地震による燃料プールへの影響も当然考慮しなければなりません。

すべてにおいて、東電・政府が信頼できるのであれば、あれこれ推測する必要もなかったと思います。とても残念な国です。
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/440.html#c15

コメント [自然災害17] 前兆現象がこんなに! M8M9大地震いよいよ本当に来そうで怖い 毎日揺れる日本列島 あの時と同じ・・・(週刊現代)  赤かぶ
05. 2012年1月26日 12:27:43 : 9YjkRU1QTU
ゲンダイさん日付指定するのもうやめたの?

今までハズレ過ぎて後退しちゃったのか?
http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/739.html#c5

コメント [原発・フッ素20] NHKニュース「宮城県丸森町の甲状腺検査で子供12人に『しこり』」  赤かぶ
24. 2012年1月26日 12:28:07 : 1uznzqOAHs
放射能に弱い人間は淘汰され強い人間だけが今後の長い被曝生活を生き残る即ち
日本列島人間改造論だわなー政府が冷温停止状態と言い灯台の教授が放射能は安全
と言えば現在の日本は安全が保障された事になるのじゃ 最早信じられる事は無い
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/470.html#c24
コメント [Ψ空耳の丘Ψ60] 恐るべき裏支配が進んでいる日本 真理を愛する者
30. 2012年1月26日 12:31:09 : f9icyEX8vY
ジャスミン姫さんも、ストーカーに追い駆けれている様なコメントしてましたが 多いのでしょうか?


彼女は 気にしていない様子でしたが 真理を愛する者さんも そうされてはいかがでしょうか?

パワー・スポットに出掛けられたりして 英気を養う方が宜しいかと思います。


ヒーラーを専門にしている方も多いようなので 以下の方なんかに相談するのも良いと思います。

きぃあさんのブログを見ていたら、
 友達の宇宙人と買い物に出かけた!
と言う記述があったので、最初は 妄想が入っているのかと思ってしまいました。
2008年の日記の何処かに書いてあったのですが・・・

良く読むと、仲間と神事も行っているまともな女性のようです。
この女性なら きっと良いアドバイスと導きをして頂けるのではないでしょうか?

URLの貼り付けが出来ない??


> 自己紹介

> 名前:Kia(きぃあ)

> 関東で生まれ育ち、「森へ帰れ!」との天啓から長野へ移住してきました

> これから大好きなこの地で大好きなヒーリングのお仕事を通じて、
> 地球に貢献していきたいと思いますラジオニクスAtlanを使用し、波動調整を行っております。
> 他にはクリスタルやクリスタルボウルを使ったセッションも好評です

> 好きなタイプは? プレアデス系宇宙人☆

http://www.asyura2.com/11/bd60/msg/572.html#c30

コメント [原発・フッ素20] 除染はムリ?責任は誰に?これから続出が確実な“高線量物件”の処分方法 (週プレNEWS)  赤かぶ
03. 2012年1月26日 12:32:38 : pIad38DQnM
福島の事故がおきた原発周辺の警戒区域、計画的避難区域、緊急時避難準備区域
という呼び方に違和感があるんだけど。

けい‐かい【警戒】
[名](スル)危険や災害に備えて、あらかじめ注意し、用心すること。「徹夜で―にあたる」「インフレを―する」


本当は、ちょー危険区域、めっちゃ危険区域、危険区域じゃないのか
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/487.html#c3

コメント [Ψ空耳の丘Ψ60] 恐るべき裏支配が進んでいる日本 真理を愛する者
31. 2012年1月26日 12:33:01 : f9icyEX8vY
真理を愛する者さんへ

URLの貼り付けが、出来ませんでした。
検索して 該当のサイトを読んで参考になさって下さい!
http://www.asyura2.com/11/bd60/msg/572.html#c31

コメント [原発・フッ素20] 厚生労働省の人口動態調査を分析した結果、福島県などにおいて相対的に高い死亡率wo 宮島鹿おやじ
32. 宮島鹿おやじ 2012年1月26日 12:39:42 : NqHa.4ewCUAIk : 5KzVOf3DQg
ZbEkMfgIXY さん

情報提供ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします。
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/293.html#c32

記事 [戦争b8] ソマリアで人質2人救出、米特殊部隊が武装勢力を急襲  AFP
【1月26日 AFP】米海軍特殊部隊シールズ(SEALs)が25日未明、アフリカ東部ソマリアの武装勢力を急襲し、3か月にわたって人質となっていた米国人女性とデンマーク人男性を救出した。

 救出されたのは、ソマリアで地雷撤去などの活動を行っていた米国人のジェシカ・ブキャナン(Jessica Buchanan)さん(32)とデンマーク人のポール・ティステズ(Poul Thisted)さん(60)で、ともにデンマークの人道支援団体職員。前年10月25日にソマリア中部ガルムドゥグ(Galmudug)州で武装グループに誘拐され、身柄を拘束されていた。

 ブキャナンさんの健康状態が悪化しているとの情報を受け、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領が23日夜、救出作戦決行を指示。ヘリコプター6機余りによる急襲作戦が実行されたという。武装グループ側は9人全員が死亡した。

 ブキャナンさんとティステズさんは2人とも無事で、報道によれば現在はアフリカ唯一の米軍基地がある隣国ジブチ(Djibouti)で治療を受けているという。

 オバマ大統領は声明で、「米国は断じて自国民の拉致を容認しない。米市民の安全確保のためなら、あらゆる手段を辞さない」との声明を発表し、救出作戦について「米国民への脅威に対し米国は毅然と対応するという世界へのメッセージ」だと述べた。

「アフリカの角(Horn of Africa)」とも称されるソマリアは、20年間に及ぶ内戦で無政府状態が続き、各地でイスラム武装集団や海賊が勢力を奮っている。(c)AFP/Mathieu Rabechault


http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2853447/8364452

http://www.asyura2.com/11/warb8/msg/648.html

記事 [テスト24] Re: てすと
 特集 いまこそ 日朝国交正常化を急げ!
 日朝交渉を妨害する韓国 元公安調査庁第二部長 菅沼光弘 
(画像は、「月刊日本編集部ブログ」より転載)


 金氏朝鮮の確立

―― 12月19日、唐突に金正日総書記の死が発表され、同時に三代目・金正恩体制が発足した。この北朝鮮の権力移譲がもたらす国際政治への影響をお伺いしたい。まず、北朝鮮の内部は今、どうなっているのか。

菅沼 確かに金正日の死自体は突然であったが、三代目・金正恩体制への移行過程は既定路線として周到に準備が進んでいた。2010年5月に金正日は訪中したが、その時に金正恩を同行している。金親子は吉林省の毓文中学校を訪れているのだが、これは国父・金日成の革命の原点とされる場所だ。この訪問の折には北京から長春まで胡錦濤がわざわざ駆けつけたという。この政治的演出が意味しているものは、金正恩が金日成の嫡孫であることを内外に示し、次代の北朝鮮の指導者として、中国から承認を得たということだ。
帰国後の同年9月28日に第三回労働党代表者会議が開かれたが、ここで朝鮮労働党の組織に本質的な転換が行われている。すなわち、金正恩を支える組織として大掛かりな転換が行われた。それは、人事の刷新、首脳部の若返りといったレベルに留まらない。党規約という労働党の根幹に関わる部分に修正が行われたのだ。
これまで、労働党は、「偉大な首領金日成同志により創建された主体型の革命的マルクス・レーニン主義の党」と定義されてきたのだが、それがこの時に、簡潔に「偉大な首領・金日成同志の党」となった。さらに、規約には「金日成朝鮮」という文言まで盛り込まれた。この言葉は1995年4月16日付『労働新聞』に現れたのが初出とされるが、この言葉が規約という公的文書に明記されたことが大事だ。
すなわち、名実ともに、北朝鮮は金王家を頂点とする王朝体制への移行を遂げたのだ。
共産主義を旗印に掲げる国家の最大の問題点は、独裁的指導者死後の権力闘争にある。レーニン死後、スターリン死後、あるいは毛沢東死後にどれだけ過酷な権力争いが行われたかを見ればそれは明らかだろう。党は分裂の危機に見舞われる。
だが、王朝であれば、権力の移行は血の原則に基づいて行われる。「金日成朝鮮」という言葉は、「李成桂朝鮮」、すなわち李氏という王朝が国家そのものである「李氏朝鮮」に比肩することができる。いわば、三代目金正恩への権力移行が果たされたことによって、「金氏朝鮮」が名実ともに確立したのだ。
王朝には王朝の問題もある。血族内部での権力闘争だ。金正恩の有力なライバルと目されてきたのは長男・金正男だ。その容貌と巷間伝えられる逸話とは異なって、正男は極めて優秀だと言われている。英語はもちろんフランス語も堪能で、豪快な親分肌なので慕う人間も多いという。東京ディズニーランドに遊びに来た姿が有名だが、金正男はバカ殿を演じていた可能性が高い。
実際、金正日も父・金日成存命中は徹底してバカ殿のふりをしていた。偉大な首領である金日成にはまったく及びません、と、常に一歩引いていたのだ。そうしなければ権力の簒奪者として命が危ないからだ。そして金日成没後、権力を掌握すると、ライバルである異母弟・金平一(もしくは金平日。金日成と金聖愛の息子)を大使という形で体よく国外へ放逐し、金平一派に徹底的な粛清を行った。現在に至るまで金平一は北朝鮮に戻ることはできないでいる。
金正恩も、こうした歴史を繰り返すだろう。金正男は何らかの形で権力の中心から放逐されるか、粛清される可能性が高い。金正恩は着実に権力基盤を固めている。これまで金正恩の肩書きは「朝鮮人民軍大将」「党中央軍事委員会副委員長」「党中央委員」の三つだったが、金正日の葬儀を終えた直後、12月30日の政治局拡大会議において、人民軍最高司令官に推戴された。さらに、年明け早々、105戦車師団の視察に赴いている。金正日が金日成の死後一年間は喪に服して目立った行動を取らなかったのとは対照的だ。この105戦車師団とは、1960年8月に金日成と金正日が訪れ、先軍思想指導を行った歴史的な場所だ。ここを訪れることで、金正恩は金正日の遺志を継いで先軍政治を推進する姿勢をアピールしたのだ。
もともと、金正日は12年には金正恩へ権力を委譲する予定だったと思われた。12年は金日成の誕生年を元年とする主体元号によると「主体101年」という、新しい時代の始まりであり、この年に「強盛大国の大門を開く」ということが宣伝されていた。新時代を新しく若い指導者に委ねるという演出を金正日は考えていたのだろう。死によってそれが少し早まったものの、金正日が描いたとおりに、権力は正しく金正恩へ移行され、金正恩も着実に権力を固めている。
金正恩がまだ若年で経験も不足していることから、長老たちによる集団指導体制が取られるのではないかという観測もあるが、あくまでも北朝鮮は金王朝だ。主権者は金正恩であることに変わりはない。金正日時代もそうだったが、表に出ている長老たちとは別に、金日成総合大学を卒業し、アメリカにも留学をしたような極めて優秀な若い世代がブレーンとして金正恩を支えている。こうした体制がある限り、北朝鮮内部が根幹から動揺するような事態は起こらないだろう。


金正恩には戦争をする「胆力」がある

―― 三代目体制のもと、北朝鮮は内政・外交においてどのような政策を取るのか。
菅沼 これまでの既定路線を着実に進めていくだろう。すなわち、「強盛大国の大門を開く」ための先軍政治をより一層強力に推進するだろう。「強盛大国」とは、「政治思想大国」「軍事大国」「経済大国」という三つを併せ持つ国家になるということだ。政治思想についてはすでに「主体思想」という概念によって完成している。また核保有によって軍事大国も達成した。残るは経済大国だ。
 北朝鮮は金正日死去の直前から「咸南の炎」、「21世紀の新しい産業革命の炎」と称して、産業を軽工業からさらに重工業発展大キャンペーンを展開していた。その中心となるのが咸鏡南道の道都・咸興市の興南地区だ。ここには戦前、日本窒素社の巨大肥料工場があり、日本が化学産業の重点地区として開発した場所だ。創設者の野口遵は鴨緑江をせき止めて巨大なダムを作り、当時としては世界最大の水豊水力発電所も作っている。こうした旧大日本帝國の残したインフラを最大限に活用しつつ、重工業を発展させるのが現在の内政の最重要課題だろう。
とはいえ、先軍政治という大きな枠組みは変わらない。軍事を最優先とするこの方針の根幹には、朝鮮戦争は法的には終結しておらず、北朝鮮が未だにアメリカと「休戦状態」であり、従って、状況によってはいつでも再び戦闘状態になりうるという背景がある。また、金日成による朝鮮革命の目標は朝鮮半島の統一だ。韓国との統一という目標が未だ果たされていない以上、戦闘は続く。金日成が死んだ時、その遺体は赤い革命の旗に覆われていたが、足の爪先が盛り上がっていた。つまり、軍靴を履いたまま遺体は安置されていた。靴を履いたまま埋葬するのは北朝鮮の風習というわけではない。これは、金日成の魂は未だに戦闘態勢にあり、北朝鮮はその遺志を継いで、今後も金日成の祖国解放戦争を継続するという決意の表明だ。今回公表された金正日の遺体も、やはり同じように靴を履いていた。すなわち、戦闘はまだ継続しているのであり、南北の統一は未だに国家目標だということだ。
金正恩は、後継者として相応しい『胆力』を持っている、と言われている。三代目が金正恩に決定するまでの経緯はいろいろあっただろうが、その時決め手になったのは、容貌とこの『胆力』だ。金正恩の容貌は国父・金日成にそっくりで、「金日成朝鮮」の指導者としてふさわしい神話的な風格がある。そして、『胆力』があるのだが、これは「右顧左眄することなく戦争を遂行できる能力」のことだ。
金正日は政治能力が高い優れた指導者だったが、実はこの『胆力』には欠ける所があった。戦争よりも映画や音楽、芸能といった文化的なものを好む、文人肌の政治家だったのだ。金正日時代に決定的な軍事行動がついに起きなかったのも、金正日個人の資質に負う所は非常に大きい。
だが、金正恩は『胆力』がある、すなわち、直接的な軍事行動を取るハラが座っている。それを、金日成時代からの軍事のスペシャリストである李英浩総参謀長が補佐している。李英浩は対韓強硬派だから、今後、軍事的に韓国をゆさぶってくるだろう。
また、今年の四月には韓国で国会議員選挙が行われる。今、韓国国内は米韓FTAの是非をめぐって国論が二つに割れている。現在の観測では与党ハンナラ党は大敗し、年末の大統領選挙では親北朝鮮派の大統領が登場する可能性が高い。そうなれば、李明博大統領は逮捕される可能性が高い。親北朝鮮の政権が韓国にできれば、南北融和は一気に進む可能性もある。ハンナラ党が大敗した場合、北東アジア情勢は重大な緊張局面を迎える。南北の統一という問題は単に韓国、北朝鮮間の問題ではなく、北東アジアの安全保障を根幹から揺るがす位相転換となるからだ。すなわち、米中露を巻き込んだ国際的緊張が高まることになる。


 4月の韓国国会議員選挙がカギ

―― そこでお伺いしたいのが、諸大国の動向だ。
菅沼 現在、北朝鮮は中国との連携を強め、一方、韓国はアメリカの庇護下にある。米韓FTAが推進されれば、実質的に韓国はアメリカの51番目の州になる。米中という二大国の利害が衝突する場所が朝鮮半島だ。ここで万が一、南北が統一した場合、北東アジアの中心に七千万の人口を持つ核武装国家が現出することになる。その新国家がアメリカ寄りになるのか、中国寄りになるのかで北東アジアの政治・軍事バランスは大きく変動する。わが国の安定にとっても、重大な危機が出来(しゅったい)する。
 北朝鮮はアメリカによって自らの生存が脅かされた場合、必ず中国を巻き込んで、北朝鮮対アメリカという構造を中国対アメリカという二大国の衝突という構造に位相を転換してしまうだろう。大国を巻き込んで世界的規模での紛争にしてしまい、その中で生存を図るというのが朝鮮半島の歴史だ。かつて日本が朝鮮半島に進出した折には清を巻き込んで日清戦争を演出したし、その次にはロシアを巻き込んで日露戦争を演出した。こうした歴史的経緯は再び繰り返されることになるだろう。
 とはいえ、アメリカも財政危機に苦しんでおり、軽々に軍事行動を取ることはできないし、まして中国と直接対峙することは避けたい。北朝鮮もアメリカの足元を見透かして、4月の韓国国会議員選挙の結果次第では、大胆不敵に攻勢を強めてくる可能性も高い。
 中国と北朝鮮は昨年、「中朝友好相互援助条約」の50周年を祝う行事を行ったが、この条約はいずれか一方の国家が戦争状態に突入した場合、自動的にもう一方の国家も参戦することが定められている。中国側もアメリカとの直接対決は避けたいから、「名存実亡」、すなわち、言葉の上ではそういうことになっているが、実質的には機能しない、という見解を発表している。とはいえ、条約に定められている以上、国際情勢の変化次第によっては、この解釈は容易に変更されうる。中国共産党政府にとっては、北朝鮮の存続は地政学的な意味の他にも、極めて重要な意味を持っている。
 それは、中国共産党による一党独裁体制の正統性の問題だ。かつてソ連と東欧共産諸国が崩壊した時、共産党政権の正統性が揺らいだことがあった。だが、崩壊したのはヨーロッパ型の共産主義であり、アジア的共産主義は有効に機能しているというのが中国共産党が拠り所にした正統性だった。ベトナム、北朝鮮を見よ、アジア的共産主義はうまくいっているのだ、というわけだ。だが、ここで北朝鮮が崩壊するようなことがあれば、中国共産党政権の正統性も揺らぐことになる。実際、2008年12月、「改革・開放30周年式典」において胡錦濤は「中国共産党の政権党としての地位は永遠でも不変でもない」と、共産党支配に危機が迫っていることを率直に認めている。万が一北朝鮮が崩壊すれば、共産党打倒の火は中国に飛び火してしまうだろう。「アラブの春」のようなドミノ倒し的政治暴動のきっかけとなりかねない。
この意味においても、中国は北朝鮮を支え続ける必要があるのだ。
 いずれにせよ、朝鮮半島をめぐる国際政治情勢は4月の韓国国会議員選挙をきっかけに大きく動くだろう。


 日本人は朝鮮を知らなさすぎる

―― その中で、わが国はどのようにこの新世代の北朝鮮に臨むべきか。
菅沼 根本的な問題として、現政権のみならず日本人は一般に、朝鮮および朝鮮人というものに対する正しい理解が欠けている。朝鮮人とは何ものかも知らずして適切な外交方針を立てることはできない。日本は朝鮮半島との長い交流の歴史があり、また彼らが言うところの『日帝36年』という、日韓併合時代もあったのだが、戦後、その知的・経験的遺産が完全に断絶してしまった。朝鮮半島のどこにどのような資源があるかは軌鮮総督府の資料に網羅されている。また、日本の技術で朝鮮半島を一気に近代化させたため、現在に至るまで、朝鮮半島の基本インフラは日本の魔術に負っている。たとえば、韓国では金泳三大統領がフランスの新幹線(TGV)を導入して近年開通したが、事故が続いている。これは日本製のインフラの上に、原理が全く異なるフランスのインフラを導入したことが根幹にある。
 朝鮮人についても、彼らが歴史的に有する事大主義について、日本人はよく知っていたはずだ。彼らは国家の生存のため、常に強大な国家の権威・権力を笠に着る。今、韓国は日本に対して竹島問題、従軍慰安婦問題で攻勢を強めているが、これは日本が強大な国家ではないからだ。
 さらに韓国について言えば、その内在的論理を考えれば、韓国は国家の統一を維持するためには敵のイメージが必要なのだ。実は韓国は思想的に非常に脆弱な国家で、韓国人に愛国心は希薄だ。それは、大韓民国の正統性が明確ではないからだ。たとえば戦争において、韓国の若者は「李明博大統領の命令に従って死ね」と言われた時、命を捨てるだろうか。北朝鮮人民なら喜んで金正恩の命令に従って戦地へ赴くだろう。
 だが韓国人ならば、急いでアメリカなどへ逃げ出すだろう。政権の求心力が失われると、北朝鮮は別として、アメリカや中国を敵とすることはできないから、一番手頃な敵として、日本が標的となる。これが韓国の竹島問題、従軍慰安婦問題の真髄だ。
 脱北者という言葉はよく使われるが、実は韓国建国以来、「脱南者」は300万人にものぼる。皆、迫害を逃れ、経済的利益を求めてアメリカへ逃げ出したのだ。
韓国では英語教育が盛んだが、英語の堪能な人々は国難となればすぐにアメリカへ逃げ出す準備ができているというわけだ。これが事大主義というものだ。
「アラブの春」において、旧宗主国であるフランスやイギリスなどが陰に陽に影響力を発揮したが、これは、旧宗主国というものは旧植民地に対する極めて深い理解とアドバンテージがあるからだ。旧宗主国としての自覚も能力も喪失しているのは日本ぐらいだろう。日本の対北朝鮮外交の根幹に、まず、朝鮮半島に対する歴史的理解を取り戻す必要がある。
 その点で、金正日が死んだ時に国家として弔意を示さなかったのは致命的だ。国際政治には弔問外交というものがあるのに、千載一遇のこのチャンスを活かすことができなかった。『労働新聞』は日本が弔意を示さなかったことを強く非難しているが、それは、なぜこのチャンスに何もしなかったのかという問いかけでもある。
 拉致問題を理由に、金正日に弔意を示すなどとんでもないという世論も想定できないわけではない。だが、日本は世界にも稀な、礼節を重んじる国であったことを忘れてはならない。
 かつて大東亜戦争のさなか、ルーズベルト大統領が死んだ時、鈴木貫太郎首相は弔意を示し、弔電を送りさえしたのだ。金正日の死を悼み、その功績を称えると共に「金正日と解決したかった拉致問題をこれから力をあわせて解決していこう」ぐらいのメッセージを送るべきだったのだ。


 日朝交渉を妨害しているのは韓国だ

―― 拉致問題の解決は一段と遠のいた。
菅沼 確かに日本と北朝鮮の間には拉致問題がある。拉致問題は、金正日が認め、責任者を処分し、謝罪し、拉致被害者を日本に帰すことで解決した、というのが北朝鮮の見解だ。金正日が「解決した」と述べた、すなわち、この言葉は遺訓となり、「神の言葉」となったのだ。「神の言葉」を変更できるのは神しかいない。従って、日本側の主張する拉致問題の解決はもう不可能になった。拉致問題の解決を真剣に考えるのならば、金正日の健康状態こそが日本外交にとって最大の関心事だったはずだ。
だが、いかなる兆候も察知できないうちに金正日は死んでしまった。
 日本政府がぼんやりしていたためにこのチャンスを見過ごしたと言うよりも、日本政府には拉致問題を解決する意志がないというのが正確だろう。日本としては、拉致問題を入り口にしている限り、決して北朝鮮との外交折衝が進展することはない。だから本気で事態の打開を図るのならば、拉致問題を入り口にするのではなく、出口とすることが大事だった。すなわち、まず交渉を始め、日朝平和条約を結んで戦後処理を行い、その中で拉致問題についても交渉を進めるという方法だ。これ以外に現実的打開策はなかった。
 だが、日朝国交正常化を極度に嫌がる国家がある。韓国だ。韓国は日朝接近を妨害するため、さまざまな手段を講じている。実際、内閣官房や拉致被害者の会にも韓国の意向を受けた人間が多数入り込んでいるし、その中には韓国国情院からカネを受け取っている人間もいるだろう。拉致問題を入り口に掲げて、制裁を叫んでいる人間は、実際には拉致問題の解決を遠のかせているというわけだ。こうした国賊とも言うべき人物が政府中央に巣食っている限り、日朝外交の進展は望むべくもない。
 だが、朝鮮半島こそわが日本の生命線であることは昔も今も変わらない。朝鮮半島に対するわが国の影響力が皆無になれば、わが国は滅びざるを得ない。それが地政学的結論だ。
 わが国存亡の危機は目前に迫っているのだ。
                (聞き手・構成 尾崎秀英)


 月刊日本編集部ブログ



http://www.asyura2.com/11/test24/msg/635.html

記事 [アジア13] 〔特集 いまこそ 日朝国交正常化を急げ!〕「日朝交渉を妨害する韓国」元公安調査庁第二部長菅沼光弘『月刊日本』2012.2

 特集 いまこそ 日朝国交正常化を急げ!
 日朝交渉を妨害する韓国 元公安調査庁第二部長 菅沼光弘

 
(画像は、「月刊日本編集部ブログ」より転載)


 金氏朝鮮の確立

―― 12月19日、唐突に金正日総書記の死が発表され、同時に三代目・金正恩体制が発足した。この北朝鮮の権力移譲がもたらす国際政治への影響をお伺いしたい。まず、北朝鮮の内部は今、どうなっているのか。

菅沼 確かに金正日の死自体は突然であったが、三代目・金正恩体制への移行過程は既定路線として周到に準備が進んでいた。2010年5月に金正日は訪中したが、その時に金正恩を同行している。金親子は吉林省の毓文中学校を訪れているのだが、これは国父・金日成の革命の原点とされる場所だ。この訪問の折には北京から長春まで胡錦濤がわざわざ駆けつけたという。この政治的演出が意味しているものは、金正恩が金日成の嫡孫であることを内外に示し、次代の北朝鮮の指導者として、中国から承認を得たということだ。
帰国後の同年9月28日に第三回労働党代表者会議が開かれたが、ここで朝鮮労働党の組織に本質的な転換が行われている。すなわち、金正恩を支える組織として大掛かりな転換が行われた。それは、人事の刷新、首脳部の若返りといったレベルに留まらない。党規約という労働党の根幹に関わる部分に修正が行われたのだ。
これまで、労働党は、「偉大な首領金日成同志により創建された主体型の革命的マルクス・レーニン主義の党」と定義されてきたのだが、それがこの時に、簡潔に「偉大な首領・金日成同志の党」となった。さらに、規約には「金日成朝鮮」という文言まで盛り込まれた。この言葉は1995年4月16日付『労働新聞』に現れたのが初出とされるが、この言葉が規約という公的文書に明記されたことが大事だ。
すなわち、名実ともに、北朝鮮は金王家を頂点とする王朝体制への移行を遂げたのだ。
共産主義を旗印に掲げる国家の最大の問題点は、独裁的指導者死後の権力闘争にある。レーニン死後、スターリン死後、あるいは毛沢東死後にどれだけ過酷な権力争いが行われたかを見ればそれは明らかだろう。党は分裂の危機に見舞われる。
だが、王朝であれば、権力の移行は血の原則に基づいて行われる。「金日成朝鮮」という言葉は、「李成桂朝鮮」、すなわち李氏という王朝が国家そのものである「李氏朝鮮」に比肩することができる。いわば、三代目金正恩への権力移行が果たされたことによって、「金氏朝鮮」が名実ともに確立したのだ。
王朝には王朝の問題もある。血族内部での権力闘争だ。金正恩の有力なライバルと目されてきたのは長男・金正男だ。その容貌と巷間伝えられる逸話とは異なって、正男は極めて優秀だと言われている。英語はもちろんフランス語も堪能で、豪快な親分肌なので慕う人間も多いという。東京ディズニーランドに遊びに来た姿が有名だが、金正男はバカ殿を演じていた可能性が高い。
実際、金正日も父・金日成存命中は徹底してバカ殿のふりをしていた。偉大な首領である金日成にはまったく及びません、と、常に一歩引いていたのだ。そうしなければ権力の簒奪者として命が危ないからだ。そして金日成没後、権力を掌握すると、ライバルである異母弟・金平一(もしくは金平日。金日成と金聖愛の息子)を大使という形で体よく国外へ放逐し、金平一派に徹底的な粛清を行った。現在に至るまで金平一は北朝鮮に戻ることはできないでいる。
金正恩も、こうした歴史を繰り返すだろう。金正男は何らかの形で権力の中心から放逐されるか、粛清される可能性が高い。金正恩は着実に権力基盤を固めている。これまで金正恩の肩書きは「朝鮮人民軍大将」「党中央軍事委員会副委員長」「党中央委員」の三つだったが、金正日の葬儀を終えた直後、12月30日の政治局拡大会議において、人民軍最高司令官に推戴された。さらに、年明け早々、105戦車師団の視察に赴いている。金正日が金日成の死後一年間は喪に服して目立った行動を取らなかったのとは対照的だ。この105戦車師団とは、1960年8月に金日成と金正日が訪れ、先軍思想指導を行った歴史的な場所だ。ここを訪れることで、金正恩は金正日の遺志を継いで先軍政治を推進する姿勢をアピールしたのだ。
もともと、金正日は12年には金正恩へ権力を委譲する予定だったと思われた。12年は金日成の誕生年を元年とする主体元号によると「主体101年」という、新しい時代の始まりであり、この年に「強盛大国の大門を開く」ということが宣伝されていた。新時代を新しく若い指導者に委ねるという演出を金正日は考えていたのだろう。死によってそれが少し早まったものの、金正日が描いたとおりに、権力は正しく金正恩へ移行され、金正恩も着実に権力を固めている。
金正恩がまだ若年で経験も不足していることから、長老たちによる集団指導体制が取られるのではないかという観測もあるが、あくまでも北朝鮮は金王朝だ。主権者は金正恩であることに変わりはない。金正日時代もそうだったが、表に出ている長老たちとは別に、金日成総合大学を卒業し、アメリカにも留学をしたような極めて優秀な若い世代がブレーンとして金正恩を支えている。こうした体制がある限り、北朝鮮内部が根幹から動揺するような事態は起こらないだろう。


金正恩には戦争をする「胆力」がある

―― 三代目体制のもと、北朝鮮は内政・外交においてどのような政策を取るのか。
菅沼 これまでの既定路線を着実に進めていくだろう。すなわち、「強盛大国の大門を開く」ための先軍政治をより一層強力に推進するだろう。「強盛大国」とは、「政治思想大国」「軍事大国」「経済大国」という三つを併せ持つ国家になるということだ。政治思想についてはすでに「主体思想」という概念によって完成している。また核保有によって軍事大国も達成した。残るは経済大国だ。
 北朝鮮は金正日死去の直前から「咸南の炎」、「21世紀の新しい産業革命の炎」と称して、産業を軽工業からさらに重工業発展大キャンペーンを展開していた。その中心となるのが咸鏡南道の道都・咸興市の興南地区だ。ここには戦前、日本窒素社の巨大肥料工場があり、日本が化学産業の重点地区として開発した場所だ。創設者の野口遵は鴨緑江をせき止めて巨大なダムを作り、当時としては世界最大の水豊水力発電所も作っている。こうした旧大日本帝國の残したインフラを最大限に活用しつつ、重工業を発展させるのが現在の内政の最重要課題だろう。
とはいえ、先軍政治という大きな枠組みは変わらない。軍事を最優先とするこの方針の根幹には、朝鮮戦争は法的には終結しておらず、北朝鮮が未だにアメリカと「休戦状態」であり、従って、状況によってはいつでも再び戦闘状態になりうるという背景がある。また、金日成による朝鮮革命の目標は朝鮮半島の統一だ。韓国との統一という目標が未だ果たされていない以上、戦闘は続く。金日成が死んだ時、その遺体は赤い革命の旗に覆われていたが、足の爪先が盛り上がっていた。つまり、軍靴を履いたまま遺体は安置されていた。靴を履いたまま埋葬するのは北朝鮮の風習というわけではない。これは、金日成の魂は未だに戦闘態勢にあり、北朝鮮はその遺志を継いで、今後も金日成の祖国解放戦争を継続するという決意の表明だ。今回公表された金正日の遺体も、やはり同じように靴を履いていた。すなわち、戦闘はまだ継続しているのであり、南北の統一は未だに国家目標だということだ。
金正恩は、後継者として相応しい『胆力』を持っている、と言われている。三代目が金正恩に決定するまでの経緯はいろいろあっただろうが、その時決め手になったのは、容貌とこの『胆力』だ。金正恩の容貌は国父・金日成にそっくりで、「金日成朝鮮」の指導者としてふさわしい神話的な風格がある。そして、『胆力』があるのだが、これは「右顧左眄することなく戦争を遂行できる能力」のことだ。
金正日は政治能力が高い優れた指導者だったが、実はこの『胆力』には欠ける所があった。戦争よりも映画や音楽、芸能といった文化的なものを好む、文人肌の政治家だったのだ。金正日時代に決定的な軍事行動がついに起きなかったのも、金正日個人の資質に負う所は非常に大きい。
だが、金正恩は『胆力』がある、すなわち、直接的な軍事行動を取るハラが座っている。それを、金日成時代からの軍事のスペシャリストである李英浩総参謀長が補佐している。李英浩は対韓強硬派だから、今後、軍事的に韓国をゆさぶってくるだろう。
また、今年の四月には韓国で国会議員選挙が行われる。今、韓国国内は米韓FTAの是非をめぐって国論が二つに割れている。現在の観測では与党ハンナラ党は大敗し、年末の大統領選挙では親北朝鮮派の大統領が登場する可能性が高い。そうなれば、李明博大統領は逮捕される可能性が高い。親北朝鮮の政権が韓国にできれば、南北融和は一気に進む可能性もある。ハンナラ党が大敗した場合、北東アジア情勢は重大な緊張局面を迎える。南北の統一という問題は単に韓国、北朝鮮間の問題ではなく、北東アジアの安全保障を根幹から揺るがす位相転換となるからだ。すなわち、米中露を巻き込んだ国際的緊張が高まることになる。


 4月の韓国国会議員選挙がカギ

―― そこでお伺いしたいのが、諸大国の動向だ。
菅沼 現在、北朝鮮は中国との連携を強め、一方、韓国はアメリカの庇護下にある。米韓FTAが推進されれば、実質的に韓国はアメリカの51番目の州になる。米中という二大国の利害が衝突する場所が朝鮮半島だ。ここで万が一、南北が統一した場合、北東アジアの中心に七千万の人口を持つ核武装国家が現出することになる。その新国家がアメリカ寄りになるのか、中国寄りになるのかで北東アジアの政治・軍事バランスは大きく変動する。わが国の安定にとっても、重大な危機が出来(しゅったい)する。
 北朝鮮はアメリカによって自らの生存が脅かされた場合、必ず中国を巻き込んで、北朝鮮対アメリカという構造を中国対アメリカという二大国の衝突という構造に位相を転換してしまうだろう。大国を巻き込んで世界的規模での紛争にしてしまい、その中で生存を図るというのが朝鮮半島の歴史だ。かつて日本が朝鮮半島に進出した折には清を巻き込んで日清戦争を演出したし、その次にはロシアを巻き込んで日露戦争を演出した。こうした歴史的経緯は再び繰り返されることになるだろう。
 とはいえ、アメリカも財政危機に苦しんでおり、軽々に軍事行動を取ることはできないし、まして中国と直接対峙することは避けたい。北朝鮮もアメリカの足元を見透かして、4月の韓国国会議員選挙の結果次第では、大胆不敵に攻勢を強めてくる可能性も高い。
 中国と北朝鮮は昨年、「中朝友好相互援助条約」の50周年を祝う行事を行ったが、この条約はいずれか一方の国家が戦争状態に突入した場合、自動的にもう一方の国家も参戦することが定められている。中国側もアメリカとの直接対決は避けたいから、「名存実亡」、すなわち、言葉の上ではそういうことになっているが、実質的には機能しない、という見解を発表している。とはいえ、条約に定められている以上、国際情勢の変化次第によっては、この解釈は容易に変更されうる。中国共産党政府にとっては、北朝鮮の存続は地政学的な意味の他にも、極めて重要な意味を持っている。
 それは、中国共産党による一党独裁体制の正統性の問題だ。かつてソ連と東欧共産諸国が崩壊した時、共産党政権の正統性が揺らいだことがあった。だが、崩壊したのはヨーロッパ型の共産主義であり、アジア的共産主義は有効に機能しているというのが中国共産党が拠り所にした正統性だった。ベトナム、北朝鮮を見よ、アジア的共産主義はうまくいっているのだ、というわけだ。だが、ここで北朝鮮が崩壊するようなことがあれば、中国共産党政権の正統性も揺らぐことになる。実際、2008年12月、「改革・開放30周年式典」において胡錦濤は「中国共産党の政権党としての地位は永遠でも不変でもない」と、共産党支配に危機が迫っていることを率直に認めている。万が一北朝鮮が崩壊すれば、共産党打倒の火は中国に飛び火してしまうだろう。「アラブの春」のようなドミノ倒し的政治暴動のきっかけとなりかねない。
この意味においても、中国は北朝鮮を支え続ける必要があるのだ。
 いずれにせよ、朝鮮半島をめぐる国際政治情勢は4月の韓国国会議員選挙をきっかけに大きく動くだろう。


 日本人は朝鮮を知らなさすぎる

―― その中で、わが国はどのようにこの新世代の北朝鮮に臨むべきか。
菅沼 根本的な問題として、現政権のみならず日本人は一般に、朝鮮および朝鮮人というものに対する正しい理解が欠けている。朝鮮人とは何ものかも知らずして適切な外交方針を立てることはできない。日本は朝鮮半島との長い交流の歴史があり、また彼らが言うところの『日帝36年』という、日韓併合時代もあったのだが、戦後、その知的・経験的遺産が完全に断絶してしまった。朝鮮半島のどこにどのような資源があるかは軌鮮総督府の資料に網羅されている。また、日本の技術で朝鮮半島を一気に近代化させたため、現在に至るまで、朝鮮半島の基本インフラは日本の魔術に負っている。たとえば、韓国では金泳三大統領がフランスの新幹線(TGV)を導入して近年開通したが、事故が続いている。これは日本製のインフラの上に、原理が全く異なるフランスのインフラを導入したことが根幹にある。
 朝鮮人についても、彼らが歴史的に有する事大主義について、日本人はよく知っていたはずだ。彼らは国家の生存のため、常に強大な国家の権威・権力を笠に着る。今、韓国は日本に対して竹島問題、従軍慰安婦問題で攻勢を強めているが、これは日本が強大な国家ではないからだ。
 さらに韓国について言えば、その内在的論理を考えれば、韓国は国家の統一を維持するためには敵のイメージが必要なのだ。実は韓国は思想的に非常に脆弱な国家で、韓国人に愛国心は希薄だ。それは、大韓民国の正統性が明確ではないからだ。たとえば戦争において、韓国の若者は「李明博大統領の命令に従って死ね」と言われた時、命を捨てるだろうか。北朝鮮人民なら喜んで金正恩の命令に従って戦地へ赴くだろう。
 だが韓国人ならば、急いでアメリカなどへ逃げ出すだろう。政権の求心力が失われると、北朝鮮は別として、アメリカや中国を敵とすることはできないから、一番手頃な敵として、日本が標的となる。これが韓国の竹島問題、従軍慰安婦問題の真髄だ。
 脱北者という言葉はよく使われるが、実は韓国建国以来、「脱南者」は300万人にものぼる。皆、迫害を逃れ、経済的利益を求めてアメリカへ逃げ出したのだ。
韓国では英語教育が盛んだが、英語の堪能な人々は国難となればすぐにアメリカへ逃げ出す準備ができているというわけだ。これが事大主義というものだ。
「アラブの春」において、旧宗主国であるフランスやイギリスなどが陰に陽に影響力を発揮したが、これは、旧宗主国というものは旧植民地に対する極めて深い理解とアドバンテージがあるからだ。旧宗主国としての自覚も能力も喪失しているのは日本ぐらいだろう。日本の対北朝鮮外交の根幹に、まず、朝鮮半島に対する歴史的理解を取り戻す必要がある。
 その点で、金正日が死んだ時に国家として弔意を示さなかったのは致命的だ。国際政治には弔問外交というものがあるのに、千載一遇のこのチャンスを活かすことができなかった。『労働新聞』は日本が弔意を示さなかったことを強く非難しているが、それは、なぜこのチャンスに何もしなかったのかという問いかけでもある。
 拉致問題を理由に、金正日に弔意を示すなどとんでもないという世論も想定できないわけではない。だが、日本は世界にも稀な、礼節を重んじる国であったことを忘れてはならない。
 かつて大東亜戦争のさなか、ルーズベルト大統領が死んだ時、鈴木貫太郎首相は弔意を示し、弔電を送りさえしたのだ。金正日の死を悼み、その功績を称えると共に「金正日と解決したかった拉致問題をこれから力をあわせて解決していこう」ぐらいのメッセージを送るべきだったのだ。


 日朝交渉を妨害しているのは韓国だ

―― 拉致問題の解決は一段と遠のいた。
菅沼 確かに日本と北朝鮮の間には拉致問題がある。拉致問題は、金正日が認め、責任者を処分し、謝罪し、拉致被害者を日本に帰すことで解決した、というのが北朝鮮の見解だ。金正日が「解決した」と述べた、すなわち、この言葉は遺訓となり、「神の言葉」となったのだ。「神の言葉」を変更できるのは神しかいない。従って、日本側の主張する拉致問題の解決はもう不可能になった。拉致問題の解決を真剣に考えるのならば、金正日の健康状態こそが日本外交にとって最大の関心事だったはずだ。
だが、いかなる兆候も察知できないうちに金正日は死んでしまった。
 日本政府がぼんやりしていたためにこのチャンスを見過ごしたと言うよりも、日本政府には拉致問題を解決する意志がないというのが正確だろう。日本としては、拉致問題を入り口にしている限り、決して北朝鮮との外交折衝が進展することはない。だから本気で事態の打開を図るのならば、拉致問題を入り口にするのではなく、出口とすることが大事だった。すなわち、まず交渉を始め、日朝平和条約を結んで戦後処理を行い、その中で拉致問題についても交渉を進めるという方法だ。これ以外に現実的打開策はなかった。
 だが、日朝国交正常化を極度に嫌がる国家がある。韓国だ。韓国は日朝接近を妨害するため、さまざまな手段を講じている。実際、内閣官房や拉致被害者の会にも韓国の意向を受けた人間が多数入り込んでいるし、その中には韓国国情院からカネを受け取っている人間もいるだろう。拉致問題を入り口に掲げて、制裁を叫んでいる人間は、実際には拉致問題の解決を遠のかせているというわけだ。こうした国賊とも言うべき人物が政府中央に巣食っている限り、日朝外交の進展は望むべくもない。
 だが、朝鮮半島こそわが日本の生命線であることは昔も今も変わらない。朝鮮半島に対するわが国の影響力が皆無になれば、わが国は滅びざるを得ない。それが地政学的結論だ。
 わが国存亡の危機は目前に迫っているのだ。
                (聞き手・構成 尾崎秀英)


 月刊日本編集部ブログ



http://www.asyura2.com/09/asia13/msg/860.html

コメント [原発・フッ素20] 「農家できなくなる」 食品のセシウム新基準に怒り/福島の農家 (日々雑感)  赤かぶ
16. 2012年1月26日 12:57:24 : PocvFh66bY
>15さん
同意します。

ところでセシウムはまだ地表5センチ位のところに留まっているそうですが
汚染が深刻化するのはこれからではないのでしょうか
チェルノで20数年経って地下30センチの所でセシウムが発見されるという
映像を見たような気がします?、
また河田先生が果物は根を深く張るので影響は5年先位からが問題・・・そんなことをこれまた講演の中で話していたような気がしますが?
記憶があいまいですが

http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/491.html#c16

コメント [マスコミ・電通批評12] 朝日新聞が販売縮小 → 来た〜 イヨイヨ朝日の落日が始まった(民間人です) 元引籠り
41. 2012年1月26日 13:00:33 : ZKXyT76jtC
紙面の70%が広告の新聞。新聞にチラシがついているのではなく、チラシに新聞がついている。こんな新聞に月3、4千円!払う方もバカだが、とる方の厚顔無恥も日本のマスコミならではだ。陸山会事件報道だけではなく、世間並みの常識、良識なんて期待できないのは当然だ。
http://www.asyura2.com/11/hihyo12/msg/598.html#c41
コメント [音楽5] Pizzicato Five - Twiggy Twiggy 地には平和を
01. 2012年1月26日 13:00:57 : bQwKJlscJc
大大拍手!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
めずらしい動画をありがとうございます。
感激屋のば〜かですが、すごいウレシイです。

メイクかなりちがうけど、かわゆいですねー。
ピチカートも野宮さんもまるで知らなくて(初代さんは今も知りません)
子供が高校のころセンセーに借りてきた
「トーキョーは・・」が入ったCD聴いて衝撃を受け
いきなりファンになりましたんです。
この独特の音楽性と、エレガントでお茶目なヴォーカル。

「トゥイッギーみたいにやせっぽちなアタシ♪」
お代わりいませんよ。この方。
この才能集団、解散したのは残念だけど
今もそれぞれに活躍しておられることでしょうね。

塾生


http://www.asyura2.com/11/music5/msg/901.html#c1

コメント [原発・フッ素20] 福島の母たちと立ち上がる24時間 日本全国の友人たちへ  Avaaz.org 愚民党
01. 愚民党 2012年1月26日 13:01:52 : ogcGl0q1DMbpk : NZg0IR8heg

枝野経済産業相に

メッセージを送信する

http://www.avaaz.org/jp/stand_with_fukushima_mothers/?cpjgmcb



http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/502.html#c1

コメント [原発・フッ素20] スギ花粉飛散と花粉用マスクによる被曝防護について  最大1kgあたり約25万ベク レル ts
04. 2012年1月26日 13:05:24 : mkTPh4WPYU
「セシウム花粉が大量飛散した場合、
原発事故から1カ月後ほどの濃度までに高まる可能性」(北和之・茨城大学教授)

http://mercury7.biz/archives/17619
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/494.html#c4

コメント [原発・フッ素20] 武蔵野エリアの学校、高校生二人が突然死。教師が「近隣の学校で突然死増加」と懸念。(木下黄太ブログ) スカイキャット
02. 浅見真規 2012年1月26日 13:14:00 : AiP1TYI88G3dI : 78gzDj7Pnc
まず、その話が真実で原発事故が原因だと主張するなら遺族を説得して学校名と死んだ生徒の実名を開示すべきだ。別に死亡した生徒や遺族の不名誉となる事ではないから公表すべきだ。

木下黄太の話は伝聞だらけだ。

阿修羅の管理人はこういう伝聞の話はカルト板に投稿させよ。

こういう伝聞の話だったら、放射能突然変異怪獣ゴジラやモスラの目撃談でも書けるぞ。ゴジラやモスラの目撃談と違って原発事故が無くても偶然起きそうな話だから真実かもしれないと思える分だけゴジラやモスラの目撃談より始末が悪い。
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/497.html#c2

コメント [原発・フッ素20] 福島の母たちと立ち上がる24時間 日本全国の友人たちへ  Avaaz.org 愚民党
02. 愚民党 2012年1月26日 13:15:23 : ogcGl0q1DMbpk : NZg0IR8heg

電話をかけて、インパクトを与えよう!

枝野経済産業相は、反原発を訴える市民や福島のお母さんたちに対して、日本時間の午後7時までに経済産業省前からテントの撤去と敷地内からの退去を要請し、従わない場合はそれなりの対応をする考えを示しました。                     

あふれるほどの抗議メールを経産省に送る他、直接の抗議電話やファックスにも大きな効果があります。電話もファックスも難しいことは何もなく、時間もかかりません。経済産業省に電話をかけ自分が誰なのか説明した上、立ち退き要請を撤回するよう求めましょう。電話番号はこちらです:

経済産業省大臣官房:
TEL 03-3501-1609
FAX 03-3501-6942


枝野経産相東京事務所:
TEL 03-3508-7448
FAX 03-3591-2249


枝野経産相地元(大宮)事務所:
TEL 048-648-9124
FAX 048-648-9125

http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/502.html#c2

コメント [原発・フッ素20] 東電と勝俣会長らを公害罪法違反で特捜部に告発 (読売新聞)  赤かぶ
10. 2012年1月26日 13:15:26 : 2vr0xl1ehj
Publiceye ch が 開かない


http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/473.html#c10

コメント [原発・フッ素20] 赤ちゃん激減  年金・労働・・・未来真っ暗? 青木
26. 2012年1月26日 13:16:56 : iJjdVkEgHU
8さん、25さん、出生数減少の記事を紹介してくださり
ありがとうございます。
芥川賞作家の金原ひとみさんが 新生児を守ろうと
原発事故後、岡山に避難していましたね。彼女のような
方が多かったのですね。
日本は毎日福島第一原発から放射性物質が放出される
放射能大国になってしまいました。
粉ミルクからもセシウムが出る国。
牛乳からも数ベクレルのセシウムが出る国。
内部被ばくのことを考えたら
子どもを持つ気には当分なれないのが
おおかたの女性の気持ちでしょう。
国も県も市も
保健師、学校の先生、病院の医師や看護婦も
場合によっては夫も祖父母も
誰も「こども」を(放射能から)守ってくれない。
ただ1人、母親だけがわが子を守らなければ
ならないのだとしたら、こんな大変な子育てはない
ですね。

http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/361.html#c26
記事 [昼休み51] 尼崎JR脱線 前社長の無罪確定 地検 控訴断念 (2012年1月26日 朝刊 東京新聞)

そろそろ「自重」を解除しても良いなかと思い、「昼休み」版にチョットだけ書いてみる。

ま、元々そんなに沢山投稿していた訳でも無いので、これは気まぐれ、そして次に投稿する事が有っても、また気まぐれである。

神戸地方裁判所で出た判決に対し、地検は2012年1月25日に控訴をする事を辞め、JR西日本 山崎正夫 前社長の無罪が同年1月26日に確定した。

何とも言えない複雑な心境にさせる展開である。

地裁レベルでもう降参!?

まだ高等裁判と最高裁判が残っているではないか。

もう諦めてしまうのか?

これでは「即決裁判」、「速攻控訴断念」と避難されても仕方があるまい。

最高裁まで闘い抜いて、それで諦めるというのならまだ話は分かる。

だがなぜ地裁レベルで試合放棄なのか???

仮に最高裁で負けたとしても、再審請求をし続けて良いぐらいである。107人もの人々を残酷な死に至らしめているのだから・・・。

事故の原因には様々な説があるが、状況証拠だけで死刑判決を出せる程度の国なのだから、本来刑事責任を問われて然るべき人間に、証拠不十分で有罪判決が下っても何ら不思議は無い筈。

そうならないのは、本来有ってはならない誰かと誰かがグルになっている証拠・・・。

「誰かと誰かがライ麦畑で出逢うとき、二人はきっとキスをするだろう。何も嘆くことはない。誰でも恋はするものなんだから・・・ラ イ麦(はだかむぎ)は草丈が大人の背丈ほどあるため、夜でなくても畑の中に紛れ込むと、キス以上のことをしても、恥ずかしい思いをすることがないようだ。」
( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%85%E9%83%B7%E3%81%AE%E7%A9%BA )

キスでもHでも、何でもやってくれ。

でも、それ以外の事なら・・・。

朝っぱらから、悲しい気分にさせてくれた。

目覚まし時計

(注意:「めざまし時計」ではありません。ワザトかどうかは分かりませんが、私のと間違い易い、紛らわしいペンネームを持った人がいるんです。)
http://www.asyura2.com/11/lunchbreak51/msg/752.html

コメント [原発・フッ素20] 去年十二月からの一ヶ月間に、都内で乳幼児が突然死などする事例がハイペースで増加との情報。(木下黄太のブログ)  赤かぶ
08. 2012年1月26日 13:22:28 : NHD8uR69eQ
左向いた馬鹿が関係ない揚げ足取りして顔真っ赤に発狂してますねww
左翼って本当に馬鹿w
02, 07, は死ぬ程恥ずかしい低能だろwwww
幼稚園児以下だわww
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/492.html#c8
コメント [経世済民74] 格差ということで私のブログで書きました  縄文ビト
03. 2012年1月26日 13:28:43 : KEB5qurkjI
〉ヒトは、多くの野生動物を滅ぼし、家畜やペットという名目で大量虐待と大量虐殺、果ては廃棄までしている

 このようなことをしながら人間だけは死後あの世があると欺瞞している。それとも前世ということを信じているなら別だが。

 まだ「人間とは」という回答を得ていない時代が我々の生きている、今という時代ではないだろうか。

〉生産力の低い国家の浪費は歯止めが必要

 これをギリシャやイタリアのことを言ってているのであれば、ユーロ圏という枠組みを作るべきではなかった。貨幣の原則は一国一通貨ということを無視した経済感覚だといえる。

 時間が経てばいずれ分かることであるといえる。
http://www.asyura2.com/11/hasan74/msg/746.html#c3

コメント [原発・フッ素20] 福島原発の放射能,被曝,子供が心停止で突然死!続々報告!政府マスコミは隠蔽!(日本語訳) Arex Jones・米国TV てんさい(い)
44. 2012年1月26日 13:29:02 : 1wHO00nK5g
03、36、37
彼ら全てが典型的な“バイト工作員”であるかどうかは別として、
1 批判する相手を品のない言葉で悪し様にいう。
2 具体的・科学的な論理展開もなく悪罵を投げつける。
等の点が共通している。まともではない。

工作員風情にもバイト・東電関係者・学者崩れ・右翼・その他いろいろと
考えられるが、広い意味でそれら全てを“工作員”とくくっておこう。
その中でも、2があてはまる者はバイト工作員に多いと思われる。
私は彼らのことを“低レベル工作員”と名付けてあげよう。
“低レベル”なればこそ、もっともらしい理論を振りかざす連中よりは
害毒が少ないとも言える。(笑)

クリス・バズビー博士の所属する欧州放射線リスク委員会(ECRR)の
対局にあるのはICRPなどだが、ICRPが放射線リスクを不当に低く
見積もったり、産業界の意をくんだ基準値を設定したり、
委員の大半が各国政府筋の原発推進勢力をバックグランドとしている
ことなどが、つい先頃NHK 追跡!真相ファイル「低線量被ばく揺らぐ国際基準ICRP」
で暴かれていた。
曰く、「1980年代後半、ICRPが「政治的な判断」で、被ばくでガンになるリスクを
実際の半分に減らしていた事実が浮かびあがってきた。」「25年前のチェルノブイリ
原発事故で、大量の放射性セシウムが降り注いだスウェーデンでは、ICRP基準を
大きく上回るガンのリスクが報告されている。」等々。
ICRPとバズビー博士のどちらが“イカれ”ているか、これだけでも明らかではないか。
批判の矛先は、「<原発推進>11大学に104億円 国と企業が提供」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120122-00000004-mai-soci
で札束に浴した学者センセイ達にこそ向けて欲しいものである。
彼らは万死に値する。
まあもっとも、工作員に“本分”からはずれたことをリクエストしても詮ないこと
ではある。(笑)
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/396.html#c44

コメント [原発・フッ素20] 中学生アイドル・藤波心さん 一人一人が声上げて危機感語ったブログ炎上(東京新聞 こちら特報部 1月22日)  赤かぶ
71. 浅見真規 2012年1月26日 13:38:34 : AiP1TYI88G3dI : 78gzDj7Pnc
>>69
>東電に買われた豚の発言パターン
>・・・・・(中略)・・・・・
>原発事故は津波という自然災害のせい


早川由紀夫twitter語録

http://twitter.com/#!/HayakawaYukio/status/114996334943150080
>3月11日の地震を「異常に巨大な天災地変」だったとして、
>東電はもうほとんど逃げおおせたようにみえる。


http://twitter.com/#!/HayakawaYukio/status/124989930748383232
>この事故は東電が起こしたものだ。しかしその規模からすると
>自然災害と同じ扱いをせざるをえない。
>自然災害への対処は基本的に自己責任だ。


http://twitter.com/#!/HayakawaYukio/status/69923899416133633
>国や東電の責任を問う声が聞こえますが、
>3月15日の東京汚染は(一般人にも)予見できたことです。

http://twitter.com/#!/HayakawaYukio/status/79321833341583360
>被害者が避けられなかったわけではなかった事実を私が着々と積み上げている。
>交差点の出会いがしらの衝突事故の過失相殺の割合で考える。
>東電と国の責任割合をどんどん下げてる。
>逃げる必要があった客観的事実を私が積み上げてる。

http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/436.html#c71

コメント [原発・フッ素20] 「農家できなくなる」 食品のセシウム新基準に怒り/福島の農家 (日々雑感)  赤かぶ
17. 2012年1月26日 13:41:13 : 9vdxoJJx0M
農地を耕してはいけないのです。

より深くセシウムが入り込んでしまいます。

北海道で福島産と表示した農産品探しているのですがナゼか見当たりません。


http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/491.html#c17

コメント [原発・フッ素20] 東京都内の清掃工場で作業員被曝 深刻な放射能汚染 (新井哉の危機管理・国民保護ブログ)  赤かぶ
01. 2012年1月26日 13:51:17 : u7jxBFUYFU
ヒドい話だ!
余りにも問題が有りすぎて、論点に眼がまわってしまうぜ。
作業者や住民を危険にサラしていいと言う公務員権限は無い以上このクラスのチホー役人に放射能をあつかわせてはいかん。
公務員法違反で告訴してやめさせろ!
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/500.html#c1
コメント [原発・フッ素20] 東京都内の清掃工場で作業員被曝 深刻な放射能汚染 (新井哉の危機管理・国民保護ブログ)  赤かぶ
02. ぺぇるぎゅんと 2012年1月26日 14:02:03 : z/RrAnnk03NJU : 8qP4w96vyw
都市部は有識者が多くて、こういった問題指摘があるだけマシ。
田舎はもっと、ひどい状況だろうなあ・・・・。
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/500.html#c2
コメント [原発・フッ素20] 「農家できなくなる」 食品のセシウム新基準に怒り/福島の農家 (日々雑感)  赤かぶ
18. 2012年1月26日 14:10:14 : CGaB34XTl
>09. 2012年1月26日 07:17:27 : SSBi8pmoGA
>農家を責めるのは間違い。

えっぇー!

 「毎日食べるわけではない、あんぽ柿やブルーベリーなどの嗜好(しこう)品まで100ベクレルとすべきではない」、なんていう農家がおかしいですよ。

>日本経済破綻で、食料の輸入ができなくなり、食糧不足になる。
>そのとき農家を非難する連中はきちんとセシウム食品を食って貰おう。


言ってる事がハチャメチャだよ。
こんな事を言う農家を責めるのが間違いって言うのなら、それこそあなたこそ

きちんとあんぽ柿やブルーベリーなどの100ベクレル以上のセシウム食品を毎日
食って福島農家を応援して下さい。
是非是非毎日食ってやってね^^
出来たら親戚一同にも配ってやってください。



http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/491.html#c18

記事 [ペンネーム登録待ち板6] 指導者肖像画・国旗100万枚を配布、狙いは寺院の共産党化か?―チベット自治区  
指導者肖像画・国旗100万枚を配布、狙いは寺院の共産党化か?―チベット自治区
2012年1月26日
RecordCina http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=58232&type=
2012年1月22日、チベット自治区共産党委員会や同自治区政府が入居するビル「党政大楼」の正面入り口上部の外壁に巨大な肖像が登場。中国国旗の五星紅旗をバックに毛沢東、トウ小平、江沢民、胡錦濤の歴代指導者が描かれた巨大肖像画の除幕式が盛大に開催された。24日付で中国新聞社が伝えた。



写真は11年2月、陝西省で行われた元宵(旧暦1月15日)の祝賀行事。ここにも4人の肖像画が掲げられた。

チベット自治区では、現在「中国国旗と指導者肖像を村の各世帯、寺院に送ろう」キャンペーンを展開中。すでに100万枚の国旗と肖像画が送られているという。さらに昨年12月8日、同自治区共産党委員会統一戦線部は自治区内の寺院に対し「九有(国家指導者の肖像、国旗、道路、水道、電気、テレビとラジオ、映画、書庫、人民日報と西蔵日報の新聞の9つを有すること)」政策を推し進めると発表。その予算は自治区政府が負担するという。

このニュースが報じられると、中国のマイクロブログ・新浪微博にはユーザーからの辛らつなコメントが相次いだ。「寺の中で無神論者の毛沢東を拝むのか?ありえない!」「チベット自治区で文化大革命を起こすのか?」「自治区の民から信仰の自由を徹底的に奪うつもりだ!」など、党の民族政策に疑問を抱く内容のものがほとんどだった。
http://www.asyura2.com/10/nametoroku6/msg/2362.html

コメント [経世済民74] 「2012年は石油を買え」とゴールドマン・サックスは言った ・・ゴールド6000ドル説も煽るのは誰? 尚林寺
01. 佐助 2012年1月26日 14:11:19 : YZ1JBFFO77mpI : gHqpcm4bVU
予測なんて当たるわけないが,しかしテータから推測できるものがある。

キン相場は必然的に上がる(10倍)これはかなり自信があります。

理由
(国際通貨はキンからお札そしてキンを集めたポンドが世界の基軸通貨からドルになる,そして多極化を迎える)

世界から集めた金を鋳造した複数国の通貨が,世界の基軸通貨でした。その後、英国の両替商が預かった金の証券を発行。金と交換できると印刷されたお札が、金銀にかわって全世界で流通。そして、第一次産業革命を牽引したロンドンに、世界の金が集まって英国のポンドが世界の基軸通貨になりました。第一次世界大戦と植民地戦争で、金とポンドのリンクは停止され。日米欧は戦争バブル景気に沸くのです。そして戦争終結でバブルは破裂したのです。日米欧はポンド金本位制への復帰を試みる,しかし25%の金を保有するドルを無視して失敗した。日本は世界で最後のポンド金本位制採用しドル投機者が勝利して、日本の金交換紙幣は消滅。ドルが基軸通貨になる。このドタバタが周期を分からなくしている。そして紙幣の膨張から行き詰まり,再び金本位制を採用することになろう,世界基軸通貨はドルから多極化に向うことになる(ドル・ユーロ・円・元等が考えられる)

(キンは価格が高騰すると、産出量が逆に低下してしまう唯一の希少金属である)
キンは高騰すると,世界の基軸通貨額と金価格が1対1となり高値で安定するのです(為替は固定化できることになる)

1929年1オンス3.5ドルだったキンが固定為替時代の1965年からニクソンショックの為替はフロートにした1972年までは1オンス35ドルになったキン,1976年の10年後に1オンス350ドルになりました(ドルの世界の流通量と相対的に均衡した)。2008年まで±3割の範囲で横ばい安定していた。そして40年後のバブルが破裂2012年にパニックが発生し、必然的に通貨は再び金とリンクさせ、固定為替にもどすはず。そうすると10倍になる予測ができる。すなわち一オン3500 ドルになると推測できる。キンは上昇続け,キンは百倍に暴騰していることがわかる。

そこで世界恐慌,「発行する国債又は通貨発行高を保有する金とリンクさせる」とドルとユーロが約束すれば、為替の乱高下と、国債をデフォルトする危機は収束できるので過去のピーク値からピーク値は1オンス8000ドルと断言できる。あくまでも3500ドルが安定値でしょう。世界各国の金獲得戦争は激烈になります。日本、中国、ロシヤ、インド、ブラジル、豪州、南アフリカの通貨が、第三の世界の基軸通貨をめざします。でも、どの国も25%の金を市場から購入することができません。そして、バルブで支えている景気が作裂し、外国投資が引上げられるので金買いどころではありません。

米国の政治と経済の指導者は、円が一ドル60 円台を越えるか、欧州連合の一国で債券がデフォルトされるか、新興国のバブルが弾けなければ、金とリンクすることを決意しないだろう。金本位制でなく無視して戦争になると2015年古今未曾有のパニックを迎え,10年以上はドロ沼から脱出できなくなる。

http://www.asyura2.com/11/hasan74/msg/749.html#c1

コメント [原発・フッ素20] チェルノブイリを経験した松本市長が「暗殺予告」で講演中止 (はなゆー) 乃依
22. 2012年1月26日 14:12:35 : fqzPberNjI
原発マフィアは与太者集団だ。金のためなら幼子の命さえ平気で殺めるクズ中のクズだ。こいつらは国の事も国民の事も一切考えたりしない。他人を平気で殺して金もうけることしか頭にないのだ。

そんなとてつもない悪党らの欲得のために、原発作ったり維持しようとしているのだ。電気不足などという大嘘をこき、バカな国民を騙し煽りながらだ。

クズダニの原発マフィアらにとり、原発は底なしにおいしい資金源だぜ。
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/478.html#c22

コメント [医療崩壊3] リエゾンの診療報酬と医療崩壊(kyupinの日記) ナキウナギ
01. 2012年1月26日 14:12:47 : 5hQrowjinc
一般の医科の在宅の往診の場合、たしか、往診料、治療費以外に毎月在宅管理料が4万円以上取れると聞きましたが。10軒回れば毎月40万円以上の収入になると思います。
病院に出向くから管理料が取れないのですかね。
歯科は、20kgの機器を担いで在宅往診に行っても、毎月の管理料は元々ありませんがね。医科歯科差別の典型でしょう。
まず、歯科から医療崩壊を防がないと。全ての診療報酬が原価割れですもの。
http://www.asyura2.com/09/iryo03/msg/497.html#c1
コメント [原発・フッ素20] 去年十二月からの一ヶ月間に、都内で乳幼児が突然死などする事例がハイペースで増加との情報。(木下黄太のブログ)  赤かぶ
09. 2012年1月26日 14:13:16 : 0Cjyv97Lco
>08 wwwの多用は「馬鹿・低脳」と見られるって事を知らんらしいな。幸せな奴。

http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/492.html#c9
コメント [音楽3] ミック・ジャガーという人・・・ライブ・イン・ジャパン1988 BRIAN ENO
04. BRIAN ENO 2012年1月26日 14:13:21 : tZW9Ar4r/Y2EU : 2aMGYmhAyE
mick jagger & jeff beck throwaway
http://www.youtube.com/watch?v=svnljoW3Wlo&feature=related

http://www.asyura2.com/10/music3/msg/625.html#c4
コメント [原発・フッ素20] [被曝] 飛んでくる「セシウム花粉」の脅威は予想以上に高い  赤かぶ
04. 2012年1月26日 14:15:25 : nQGygMzhM2
またくるのねwww

ただちに人体に影響のない放射能花粉www

東電含めて政府関係者は、「ただちに人体に影響のない放射能花粉」を社食のご飯に振り掛けて食べてくださいwww
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/472.html#c4

記事 [テスト24] Re: テスト
【必見】NHKスペシャル、汚された大地で〜チェルノブイリ 20年後の真実〜、2006年4月16日(日)放送。(低線量被ばくについてなど)
http://soba.txt-nifty.com/zatudan/2011/05/2006416-5d3b.html#top


 低線量被ばくのところがとても参考になります。制作当時、NHKは福島原発事故を想像もしていなかったはず(他の54基の原発事故についても)。今から見ると驚くほど率直に語る内容になっています。福島でこれから起きる事を教えてくれるだけでなく、低線量汚染されているエリアでもこれから何が起きるのかを予見させてくれます。なおNHKが著作権を理由に動画を削除するなら、その都度下の方で記録しておきます。代わりの動画をすぐ探せない場合があるので、削除に備え、1/5から5/5までそれぞれの動画の下にアップしたmp3のリンクをはっておきました。音声を聞きながらキャプチャ画像を見れば取り敢えず分かるでしょう。キャプチャ画像はすべてクリックすると拡大します。なお甲状腺ガンについては動画の3

(以下転載始め)
2006年4月16日(日) 午後9時〜9時49分 総合テレビ
http://www.nhk.or.jp/special/onair/060416.html

【NHKスペシャル】汚された大地で〜チェルノブイリ 20年後の真実〜

史上最悪の原発事故からこの4月で20年、人々の苦しみは続いている。というよりむしろ悪化している。ウクライナにある、放射線を浴びた人々が集まって暮らすアパートでは、がんなどの重病患者が増加、毎週のように死者が出ている。さらに大量の放射性物質がまき散らされたベラルーシでは、ヒロシマ・ナガサキでは否定された「遺伝的影響」が報告された。

一方、20年の節目にIAEA(国際原子力機関)などからなる委員会がまとめた報告書によれば、事故で放出された放射線を浴びたことによる死者は全部で60人足らず。健康被害の多くを、「被曝の影響とは言えない」として退けた。患者の支援者などからは「問題の幕引きをはかる過小評価」と批判されている。

「いまだわからないことばかり」とも言われる放射線の人体への影響。広島の医師や研究者も加わって、暗中模索の事実解明、因果関係の究明が続けられている。

最新の動きを追う中で、「汚された大地」で本当は何が起きているのか明らかにしていく。
(以上転載終り)

汚された大地で 〜チェルノブイリ 20年後の真実〜1/5(9分32秒)
Hilomalu さんが 2011/05/07 にアップロード
http://youtu.be/pIY5AT3o8SI

mp3版1/5←音声だけのを、阿修羅にアップしておきました。

(最初のナレーション)
0003
←ベラルーシ。

0026
←立ち入り禁止です。入るには許可証が必要です。

0035


0047
← 1986年4月26日未明、旧ソ連ウクライナのチェルノブイリ原子力発電所4号炉が爆発した。屋根が吹き飛ばされ大量の放射能が漏れ出しました。

0121
← チェルノブイリ原発の終息処理に60万人の人々が動員された。

0136
←ロシア語で、リクビダートル、後始末をする人と呼ばれた。それから20年、ソ連各地で生活するリクビダートルにガンが多発しています。

 放射性物質が広がった地域は600km先まで及び、500万人の人々が被ばくしました。

 放射性物質は除去されておらず今も放射線を出し続けています。


 長期にわたって被ばくした人々からは染色体の異常が相次いで見つかっています。

 先天的異常を持って生まれてくる子も多くいるため被ばくとの関連が研究者によって調べられています。

0307
← チェルノブイリ事故から20年、今何が起きているのか追いました。

0316
←チェルノブイリから南に120km、ウクライナの首都キエフ、ここに旧ソ連政府がリクビダートルとその家族に提供した4万戸のアパートがあります。

0357
← 

0400


0411
← 葬儀の人だかり、リクビダートルの男性の葬儀で44歳心臓病でした。ここでは最近亡くなる人が急増、移住してきた4万人は2万人にまで減っています。

 次々と人が死んでいます。私の父も亡くなりました、45歳でした、50歳まで持たないんです。

 最近、リクビダートルに多発しているのがガンです。
(最初のナレーション終わり)


0454
←リディア・ツァリョバさん、65歳、5年前腸にガンが見つかり手術したが未だに殆ど食事がとれない。

0508
←ツァリョバさんはチェルノブイリでトラックの運転手をしていた。事故後も4年間原発の中で放射能を測定する仕事をしていた。しかし、自分がどれだけ被ばくしたかは知らされなかった。「当時はどれくらい危険なのかよく分かりませんでした。体に異常も感じませんでしたし、あとになってこんなに酷い事になるなんて思いもしませんでした。」

0557
←ビクトル・ガイダクさん、65歳、一昨年胃に癌が見つかり、胃の大半を切除し現在は一日の大半をベッドで過ごしている。

0631
←事故の時、隣接する原子炉で建設作業に携わっていたが、その後も原発内で仲間のリクビダートルのあびた放射線量をチェックする仕事を9年間続けた。(右から二人目)事故の起きた年の被曝量は50レントゲン。その後線量は減ったが9年間放射能をあび続けた。

0726
←放射線の人体への影響は広島・長崎の原爆被曝者12万人の追跡調査によって明らかにされてきた。事故の時にガイダクさんがあびた50レントゲンは広島では1.5キロの地点での被ばくに相当する。広島では10数年から20年をへてガンになる人が増えた。事故から18年を経てガンを発症したガイダクさんのガン、広島の被曝者の例と符合している。酒も飲まず、タバコも吸わず健康に暮らしてきたガイダクさん、突然の発病だった。

0848
←ガイダクさんが大切にしている勲章。国家の危機を救った英雄として授与された。

0904
←事故後、政府の表彰式に参列するリクビダートルの映像。

0910


0913
←リクビダートルには危険な仕事の代償として住まい、高額な年金、無料の手厚い医療などが生涯補償されたが、。

 

汚された大地で 〜チェルノブイリ 20年後の真実〜2/5(9分13秒)
http://youtu.be/AESaKnNONzM

mp3版 2/5←音声だけのを、阿修羅にアップしておきました。

 しかし、事故から5年後ソビエト連邦が崩壊、60万人のリクビダートルは分離独立したウクライナ、ロシア、ベラルーシなどに分かれて暮らす事になった。補償されていた特権はそれぞれの政府に引き継がれたが、経済の低迷が続く中、年金は大幅に目減りし医療費も事実上自己負担を求められている。

0129
←事故当日、ガイダクさんが暮らしていた町を映した映像。白くなっているのは放射線で感光したあと。

0148
←原発から4km、ガイダクさんの家族や住民は重大な事故が起きた事を知らされず避難命令が出るまでの1日半大量の放射線を浴び続けた。

0222
←今、リクビダートルだけでなく、その家族までガンが広がっている。ガイダクさんの妻リディアさん、ガイダクさんが胃がんに倒れた直後、子宮癌を発病したが手術を受けられずにいる。

 広島でガンが増えたのは被ばくから20年後の事。リクビダートルとその家族のガンはこれから更に増える可能性がある。

0349
←ウクライナに住むリクビダートル20万人の健康状態を追跡調査した報告書。ガンによる死者の調査は事故の6年後から資金不足で打ち切られる2000年まで9年間毎年行われた。

0425
←リクビダートルのガンによる死亡率は年々上昇し、2000年には一般の人の3倍に達していた。

0452
←ウクライナ放射線医科学研究所 ボロディミール ベベシュコ博士

 リクビダートルの癌による死亡率は、更に上昇していると考えている。

0542
←しかし去年(2005年)、オーストリア・ウイーンに本部を置くIAEA(国際原子力機関)※はチェルノブイリの事故と、健康被害との因果関係を限定的にみる報告書を発表した。

※IAEA(国際原子力機関)は基本的に原発を推進するための機関。いわば原発村の国際機関。

0613
←エルバラダイ事務局長は会議の席で、「死亡者が何万人にも登るという誤った情報が事態を更に悪化させた。原子力産業への根深い不審をもたらした。」と発言した。

0634
←欧米では事故後、大規模の原発反対運動が起こり、原発の新規の建設が次々と中止に追い込まれた。※

※原発村のIAEAにとって憂慮する事態だった。

0702
←9月マスコミや一般向けに発表された一般の報告書は、被害の規模や因果関係の人体について厳しい姿勢を打ち出した。

「事故の死亡者が何万人何10万人にも登るという主張があるが、これは誇張である。多くは放射線の影響というより、貧困や医療の不備によるもので、酒の飲み過ぎタバコの吸い過ぎのほうが問題である。」

0750
 そしてリクビダートルの死者については、被曝が原因で死亡した可能性があるのは50人と記した。この報告書に対しては各国の研究者から反論が相次いだ。チェルノブイリ事故ではおよそ40種類の放射性物質が大量に大気中に放出され、風によって広い範囲を汚染した。

 

汚された大地で 〜チェルノブイリ 20年後の真実〜3/5(8分58秒)
http://youtu.be/Ur5a4q_ZWnA

mp3版 3/5←音声だけのを、阿修羅にアップしておきました。小児甲状腺ガンについては動画の1分55秒の所からです。

0026
←ベラルーシのブレスト州、チェルノブイリ原発から400キロ離れたこの地で、体調の異変を訴える人が急増している。

0035
←広島の甲状腺の専門医、武市宣雄医師。事故後、繰り返し現地を訪れ今回が10回目の訪問。武市さんは数年前から、中年女性の甲状腺癌が目立って増えてきたと実感している。

0130
←甲状腺のX線写真、青く突き出ている所が(ガンの)腫瘍。3日間で診察した52人のうち、武市さんは、7人を甲状腺癌と診断した。

0206
←武市さんが現地で診療を始めたのは、事故の5年後。子どもに甲状腺癌が増えていると聞いたからだった。診察してみると広島長崎では、ほとんど見られなかった小児甲状腺癌が次々と見つかった。

0240
←事故から10年後には、小児甲状腺癌は事故前のおよそ100倍に急増。IAEAも、被ばくが原因だと認めた。

0252
←事故から20年、小児甲状腺癌は殆ど見られなくなり、かわって大人の甲状腺癌が急増している。

 子どもに甲状腺癌を引き起こしたのは原発から放出された放射性ヨウ素、原発の北にあるベラルーシは風向きの影響で国土のほぼ全域が汚染された。ヨウ素は数カ月にわたって放射線を発し、200万人が被ばくした。

0351
←更に大地に撒き散らされた放射性ヨウ素は、農作物は牛乳などを通して、人の体に取り込まれた。体内から被曝することから内部被ばくと呼ばれる。

0402
←子どもの甲状腺は成長に必要なホルモンを出すため

0406
←大量のヨウ素を吸収しようとする。

0412
←甲状腺に蓄積された放射性ヨウ素が、がんを引き起こしたと考えられている。

武市さんは吸収した放射性ヨウ素が少なかった大人も、被ばくから20年経った今になって、次々と癌を発症している可能性があると考えていた

0520
←事故のあと毎日畑に出た上、畑でとれた農作物を食べていたというスベトラーナ・ワデイコさん。この日の診察で甲状腺癌と診断された。

 IAEAの報告書は、被ばくによる大人の甲状腺癌の増加を認めていない。増加は検査技術の向上によって発見が増えているからだとしていた。

 現地に15年通い続けている武市さんは、起きている事実を直視すべきだと考えていた。「大丈夫ですよという報告出るのは、ある意味じゃそんなにひどいもんじゃないという安心感を与えるつもりかもしれません。しかし実際に起こっていることが本当に、がんの人が、被ばく者、汚染の軽い人たちに比べて多いんだったら、それ出していただかないと。早く見つけて早く治療してあげれば、その子供たちは長生きでいるんですよ。ということも言わないといけませんよね。」

 チェルノブイリ原発から放出された40種類の放射性物質の中には、今も放射線を出し続けている物質がある。汚染が続く地域では、低い線量でも、長期に渡る被ばくが、新たな健康被害を引き起こしている可能性が指摘されていた

0715
←チェルノブイリから130キロ、ベラルーシ南部のゴメリ州に被ばく者の専門病院がある。ここで最近白血病の患者が増えていた。2年前、白血病患者のベッドを事故前の2倍、70に増やしたが、空きのない状態が続いていた。

0749
←レオニード・ブラフコさん、36歳。去年5月(2005年)、急性白血病と診断され、副作用の強い抗癌剤治療を続けている。

0812
←事故の時16歳だったブラフコさんは、重大な事故だという情報がなく、毎日屋外でサッカーをしていた。

0830
←事故後も同じ町に住み続け、結婚して子どもをもうけたが、去年(2005年)突然、体にアザのようなものがいくつもあらわれ、高熱に襲われた。

0845
←「去年までは普通に生活していました。放射線のことは気にしたことはありませんでした。なのにある日、突然病気に襲われ、悪くなる一方です。」

 

汚された大地で 〜チェルノブイリ 20年後の真実〜4/5(9分56秒)
http://youtu.be/S_PLpUP1iqI

mp3版 4/5←音声だけのを、阿修羅にアップしておきました。

0006
←大地を汚染し続けるのは、チェルノブイリ原発から放出された、放射性物質の1つ、セシウム。300年にわたって放射線を出し続ける。濃い紫色のところは大量のセシウムで汚染され、立ち入りが禁止されている。しかし、それ以外のほとんどの地域では、人の居住は制限されていない。

0040
←ブラフコさんが住んでいたのもこうした地域だった。

0047
←ゴメリ州カリンコビッチ。ブラフコさんは、セシウムによる低線量の被ばくが続くこの町で、事故後19年間暮らし続けていた

 国は、この町が今も汚染されていることを認めているが、住民には特に説明していなかった。

0145
←去年5月(2005年)、夫婦で撮った写真。この翌日、診察を受けたブラフこさんは、そのまま入院した。事故から19年、突然の発病だった。

0243
←ブラフコさんは病状が悪化し無菌室に隔離された。熱は連日39度を超えていた。

0331
←国連の国際がん機関の論文。これまでブラフコさんのような、低い線量の被ばくと、癌や白血病との因果関係は、認められて来なかった。しかし最近、低線量でも、長い間被爆すると、白血病やがんを引き起こすという研究が相次いで発表されている。

 長期にわたって低線量を被ばくしている、世界15カ国60万人の原発労働者を調査したところ、癌や白血病で亡くなった人のうち、1%から2%が被ばくが原因だった可能性があることが明らかにされた。

0443
←国際がん研究機関 エリザベス カーディス博士。「チェルノブイリで被ばくした人たちは、事故後ずっと放射線を浴び、それは今も続いています。被ばくしている人の数も膨大です。低い線量であっても、白血病や癌を発症する危険性を無視してはいけません」

 しかし、この主張は、去年9月(2005年)のIAEAの報告書には盛り込まれなかった。――この程度の被ばくで白血病が増加している証拠を掴むのは「到底無理だ」――としていた。

 ベラルーシでは今も多くの国民が汚染地でとれた農作物や家畜を食べ続けている。これまでベラルーシ政府は、汚染された土や家屋を除去するなど、多い時には国家予算の2割を費やして対策を行って来た。

0608
←先月(2006年3月)三選をはたしたルカチェンコ大統領は汚染地の再利用に乗り出している。

0618
←放射能を恐れ人が住まなくなったゴメリ州の農地に新しい住宅を建てた。

0630
←人々に帰ってきて農業を再開するよう呼びかけているところ。

0638
←「事故を忘れるのは良い事です。代わりに私たちが憶えておきますから。政府は国民に恐怖を植え付けすぎたのです」事故から20年低い線量による長期被曝による影響が解明されていない中、ベラルーシ政府の汚染対策が転換し始めている。20年に及ぶ低線量長期被曝でもう一つ懸念されていることがある。生まれてくる子どもへの遺伝的影響だ。

0814
←広島大学名誉教授佐藤幸男医師。遺伝的影響の調査のためベラルーシをこれまで50回ほど訪れていた。広島では被曝による遺伝的影響は確認されていない。しかし、佐藤さんは広島とは違う長期にわたる被ばくの影響を懸念している。「広島のデータって言うのは非常に参考にはなりますけど、決してオールマイティではない訳で、ご存じのように被ばくの型も様相も違いますから、即こちらに持ち込んでその通りでないといけないと言う目で見るのは間違いだと思います」

0836
←ゲンナジー・ラジューク博士。佐藤さんはベラルーシで40年に渡って遺伝の研究を行っているゲンナジー・ラジューク博士と共同調査を行ってきた。二人はこれまで低線量による被ばくをし続けている住民の染色体を調べてきた。

0906
←異常が見つかった血液の細胞の染色体です。

0909
←矢印の染色体がちぎれ、

0917
←別の染色体にくっついています。染色体の異常が精子や卵子で起きれば子どもに先天的な影響が現れる可能性がある。

0936
←汚染の続くゴメリ(チェルノブイリに近い汚染地)とミンスク(離れている殆ど汚染されていない地域)では異常の現れる頻度がどのくらいあるか比べた。

0951
←この調査では、ゴメリで生まれた子どもに染色体の異常が見つかる頻度はミンスクの子どもの10倍にのぼった。

 

汚された大地で 〜チェルノブイリ 20年後の真実〜5/5(11分15秒)
http://youtu.be/VWSsRvN5pLs

mp3版 5/5←音声だけのを、阿修羅にアップしておきました。

0021
←先天的な子どもの数も調べた。ベラルーシでは以前から先天異常の研究が行われていたため、事故前のデータがある。調査の結果、事故後、先天的な病気を持つ子どもの数がおよそ2倍に増えていることが分かった。

 IAEAは事故による遺伝への影響を一貫して認めていない。発見と報告の制度が整備されたことで、先天的異常の子どもの登録数が増えたとしている。

 二人は新たな調査を始めた。ベラルーシ各地で生まれた、先天的な病気を持つ137人の子どもとその親の染色体を調べたのだ。

0131
←子どもに見られる血液の細胞の染色体異常が親にも見つかれば、親にも先天的な病気がある。それが受け継がれたものと考えられる。

0150
←親に染色体の異常が見られない場合は、被ばくを含む何らかの理由によって、親の生殖細胞の染色体に突然変異が起きたと考えられる。その突然変異の割合を、汚染地とそれ以外の地域で比べた。

0216
←子どもの先天的な病気が、親の生殖細胞の突然変異によっておきた割合は、汚染の殆ど無い地域では68%。これに対して汚染地では89%に達した。

 調べた親子の数はまだ少なく。二人は更に調査が必要だと考えている。この日は首都ミンスクのアパートに暮らす、ある一家を訪ねた。ビクトル・マシコさんの家族。マシコさんの3人の子どもと甥と姪、合わせて5人のうち4人に染色体の異常が見つかっている。

0342
←一家はチェルノブイリから60キロのゴメリ州ナローブリャに、5年間住んでいた。大量のセシウムが撒き散らされた地域だ。

0358
←長女のオリガさん、20歳。生まれて6ヶ月の時事故が起き、5歳まで汚染地で暮らした。このアパートに移った後血液細胞に染色体の異常が見つかった。

 「私たちは5年間、汚染地帯に暮らしていました。ですから娘たちの子ども、更にその子どもに何かが起こるかもしれません。何も異常がないことを祈るだけです」

 血液細胞の染色体異常は遺伝に直接つながるわけではない。健康にも今のところ問題はない。しかし幼い頃、5年間被ばくしていたという事実はオリガさんに重くのしかかっている。「傍目には元気に見えるかもしれませんが、忘れることは出来ません。放射能、事故、そこからは逃げられないんです」

佐藤さんの妻は、原爆の被ばく者だ。同じ不安を抱えてきた広島の被ばく者のことを話すなどしてオリガさんのことを支えている。

0657
←去年9月(2005年)、IAEAが出した報告には会議に参加した各国の専門家や公的機関から異論が相次いだ。批判を受けたIAEAは、先月改訂版を発表した。何箇所か修正が加えられている。

 癌による正確な死者の数は、推定が不可能とした上で、リクビダートルの死者を50人としていた記述を、現在把握している人数は、50人と改めた。白血病については、増加している証拠を掴むのが到底無理だという表現が削除され、かわりに、調査を継続すべきだという一文が加えられた。遺伝的な影響についての記述には代わりがなく、この程度の線量では起こりえないとしている。

0829
←リクビダートルが暮らすウクライナのアパート。この日も癌でなくなった住人の葬儀が行われていた。

0851
←ベラルーシ・ゴメリの被ばく者専門病院。この3ヶ月で15人が白血病でなくなった。
 ブラフコさんの病状は更に悪化しています。一切の面会は謝絶。正常な白血球は殆ど失われていました。

0948
←妻のナターシャさん。医師から助かる見込みは殆ど無いと告げられていた。

文字「声:ブラフコさん」

「話すこともほとんで出来ないんだ。のどが痛いし、窓も開かないのに、なんでおれはかぜをひくのかな」「でも、前を向かないと、もがかないと、溺れてしまうからな」「生きたいよ、家族のために」

 人類史上最大の核汚染、チェルノブイリ原発事故から20年。事故の幕引きの動きがある中、真実を突き止めようとする医師たちの治療と研究が続いている。500万人の被ばく者に何が起きているのか。明らかにされるのはこれからだ。


関連:
御用学者、山下俊一の「福島県原発事故の放射線健康リスクについて」講演会。

低線量被曝とDNA切断について

 

※参考:

(1)『NHKスペシャル|汚された大地で〜チェルノブイリ20年後の真実〜』文字おこし……チェルノブイリ事故作業員の20年後

http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65733900.html

(2)『NHKスペシャル|汚された大地で〜チェルノブイリ20年後の真実〜』文字おこし…チェルノブイリ事故作業者の癌死亡率、一般の3倍

http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65734193.html

(3)『NHKスペシャル|汚された大地で〜チェルノブイリ20年後の真実〜』(文字おこし)……400キロ離れた地で小児甲状腺がん・白血病増加

http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65733586.html

(4)『NHKスペシャル|汚された大地で〜チェルノブイリ20年後の真実〜』(文字おこし)……400キロ圏セシウム低線量被ばく、癌・白血病の実態

http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65734848.html

(5)『NHKスペシャル|汚された大地で〜チェルノブイリ20年後の真実〜』(文字おこし)……最終回セシウム被曝による生殖細胞の突然変異の実態

http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65734874.html

 

 最初にアップしていた、下記の動画はNHKが削除

汚された大地で 〜チェルノブイリ 20年後の真実〜1_5.avi から5_5.aviまで

TheAFALD

http://www.youtube.com/watch?v=PHeq8TfSRBM


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今こそ、「主権者は私たち国民」、声をあげよう!!!

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http://www.asyura2.com/11/test24/msg/636.html

コメント [音楽5] ユッスー・ンドゥール ザ・ラバーバンド・マン 地には平和を
03. 2012年1月26日 14:22:17 : bQwKJlscJc
ワールドミュージックですの〜。

ケイタさん。マイケル君以外の白い人は見たことなかったです。
広辞苑には差別用語とも書いてないですが
アルビノ(albino)を英和で調べると
@[医](人・動物の)白子(しらこ)
A《略式》[動・植]アルビノ,白化変種 とありました。
サリフさん、特別な人として崇められとるかもね。
(息子がアルビノのフィアンセ連れてきたら・・
やっぱちょっと考えるけど・・反対しない)
なんかこぶしがアラビア調ですが、影響ある国なんですかね?

他に、Habib Koiteさん、色々聴きました。
とてもよろしゅうございました。
Daby Toureさんもよかったです。
南米の?Sara Tavaresねーさん
もよかったです。ボサノバに似ていて気に入りました。
コメントに「Cape Verdian Musicはブラジル音楽より古いんだぞ」
とか「彼女は従姉妹だ。私の誇りだ」とかありました。

もっと聴きたくなってまいりました。
またええヤツご紹介おねがいちまちゅ。

かに

http://www.asyura2.com/11/music5/msg/880.html#c3

コメント [音楽4] 映画「愛と青春の旅立ち」のテーマソングより、ジョー・コッカー&ジェニファー・ウォーンズ BRIAN ENO
01. BRIAN ENO 2012年1月26日 14:26:21 : tZW9Ar4r/Y2EU : 2aMGYmhAyE
ジェニファー・ウォーンズのプロとしてのキャリアのスタートが
レナード・コーエンのバック・コーラスだという。
それがなければ、ジョー・コッカーと、
デュエットすることもなかったんでしょうね・・
http://www.asyura2.com/11/music4/msg/641.html#c1
記事 [IT11] シリコンバレー技術職の平均年収は802万円―人材獲得競争も   
シリコンバレー技術職の平均年収は802万円―人材獲得競争も
2012年 1月 24日
JST http://jp.wsj.com/Business-Companies/node_380176?mod=bullet_WSJFeatures


技術系雇用情報のウェブサイトを運営するダイス・ホールディングスによると、シリコンバレーにおけるソフトウエアや他の技術職の平均年間給与は、5.2%上昇して10万4195ドル(約802万円)となった。全米の技術職の平均年間給与は2%増の8万1327ドルで、シリコンバレーの給与はこれを上回った。ダイスのシニア・バイスプレジデント、トム・シルバー氏によると、同社が2001年に調査を開始して以来、10万ドルの壁を越えたのは初めてだという。

現在、フェイスブックやジンガ、ツイッターなどの企業により、ウェブ・ブームが起こっている。昨年は、リンクトインやジンガなど、複数の企業が株式を公開した。フェイスブックは今年公開の準備をしている。こうした企業の成功に刺激され、多数の企業が立ち上げられ、その結果ソフトウエア技術者などの獲得競争が起こっている。

これに対して、米国のそれ以外の部分では、雇用の増加は相対的に緩慢だ。12月には20万人分の雇用が増加し、失業率は2009年初め以来最低の8.5%となった。だが、こうした増加がどれだけ継続的なものなのかは不明確だ。

シルバー氏は、「シリコンバレーでは人材の奪い合いが拡大しており、雇用主は賃金を上げなければならない」と話す。ダイスのサイトにおけるシリコンバレーでの技術職の募集件数は、1年前の3974件から26%増加し、今月初めには5026件になった。全米での技術職の募集件数も、同時期で11%増加した。

雇用ブームはスマートリクルーターズでも明らかだ。同社はサンフランシスコの新興企業で、無料のリクルーティング・ツールを提供している。同社のジェローム・テルニンク最高経営責任者(CEO)によると、今月にはベンチャーキャピタルから500万ドルの出資を受ける契約を締結し、夏までには従業員を40人増やしたいという。

だが、多くの採用候補者が複数の内定をもらっており、テルニンク氏は「思うように人材を集められないことが事業の足かせになっている」という。

シリコンバレーの雇用市場の強さは、ボーナスにも影響を与えている。ダイスによると、昨年、シリコンバレーの技術職のボーナスは13%上昇し、平均で1万2450ドル(約96万円)となった。全米では8%増の8769ドルだった。一方で、シリコンバレーの時給契約者の給与は11%上昇し、1時間当たり74ドル(約5700円)となった。全米では63ドルだった。

http://www.asyura2.com/09/it11/msg/703.html

コメント [音楽5] 野宮真貴 / YOU ARE MY STAR 地には平和を
01. 2012年1月26日 14:29:34 : bQwKJlscJc
真貴ひめイズマイスーパースターであります。
ダイナマイトバデーじゃなくても、かぁっこええ!!

塾生
http://www.asyura2.com/11/music5/msg/900.html#c1

コメント [経世済民74] 「2012年は石油を買え」とゴールドマン・サックスは言った ・・ゴールド6000ドル説も煽るのは誰? 尚林寺
02. 佐助 2012年1月26日 14:29:46 : YZ1JBFFO77mpI : gHqpcm4bVU
追記
日銀がクリントン大統領候補に3京相当のキン小切手を渡したとの噂もある。米国の一部の州はすでに金本位制を取り入れているしIMFもなにか不審な動きもある。中国もEUもキン寄こせと不穏な噂は消えない。

このことから金の輸出輸入を国家管理にし、原価百円の1万円札紙幣で、国民から金価格相場にプレミヤムを付けて買上げると、円は間違いなくドルとユーロと共に、25%の金を保有して、第三の基軸通貨となれる。
http://www.asyura2.com/11/hasan74/msg/749.html#c2

記事 [テスト24] Re: テスト
 雑談日記で2011/05/06にアップしたエントリーですが、長らくYouTube動画だけアップしてました。Twitterで低線量被ばくについての話題がよく流れるので、削除された動画を入れ替え、またキャプチャなど追加してお見せできるようにエントリーをまとめました。


【必見】NHKスペシャル、汚された大地で〜チェルノブイリ 20年後の真実〜、2006年4月16日(日)放送。(低線量被ばくについてなど
http://soba.txt-nifty.com/zatudan/2011/05/2006416-5d3b.html#top


 低線量被ばくのところがとても参考になります。制作当時、NHKは福島原発事故を想像もしていなかったはず(他の54基の原発事故についても)。今から見ると驚くほど率直に語る内容になっています。福島でこれから起きる事を教えてくれるだけでなく、低線量汚染されているエリアでもこれから何が起きるのかを予見させてくれます。なおNHKが著作権を理由に動画を削除するなら、その都度下の方で記録しておきます。代わりの動画をすぐ探せない場合があるので、削除に備え、1/5から5/5までそれぞれの動画の下にアップしたmp3のリンクをはっておきました。音声を聞きながらキャプチャ画像を見れば取り敢えず分かるでしょう。キャプチャ画像はすべてクリックすると拡大します。なお甲状腺ガンについては動画の3

(以下転載始め)
2006年4月16日(日) 午後9時〜9時49分 総合テレビ
http://www.nhk.or.jp/special/onair/060416.html

【NHKスペシャル】汚された大地で〜チェルノブイリ 20年後の真実〜

史上最悪の原発事故からこの4月で20年、人々の苦しみは続いている。というよりむしろ悪化している。ウクライナにある、放射線を浴びた人々が集まって暮らすアパートでは、がんなどの重病患者が増加、毎週のように死者が出ている。さらに大量の放射性物質がまき散らされたベラルーシでは、ヒロシマ・ナガサキでは否定された「遺伝的影響」が報告された。

一方、20年の節目にIAEA(国際原子力機関)などからなる委員会がまとめた報告書によれば、事故で放出された放射線を浴びたことによる死者は全部で60人足らず。健康被害の多くを、「被曝の影響とは言えない」として退けた。患者の支援者などからは「問題の幕引きをはかる過小評価」と批判されている。

「いまだわからないことばかり」とも言われる放射線の人体への影響。広島の医師や研究者も加わって、暗中模索の事実解明、因果関係の究明が続けられている。

最新の動きを追う中で、「汚された大地」で本当は何が起きているのか明らかにしていく。
(以上転載終り)

汚された大地で 〜チェルノブイリ 20年後の真実〜1/5(9分32秒)
Hilomalu さんが 2011/05/07 にアップロード
http://youtu.be/pIY5AT3o8SI

mp3版1/5←音声だけのを、阿修羅にアップしておきました。

(最初のナレーション)
0003
←ベラルーシ。

0026
←立ち入り禁止です。入るには許可証が必要です。

0035


0047
← 1986年4月26日未明、旧ソ連ウクライナのチェルノブイリ原子力発電所4号炉が爆発した。屋根が吹き飛ばされ大量の放射能が漏れ出しました。

0121
← チェルノブイリ原発の終息処理に60万人の人々が動員された。

0136
←ロシア語で、リクビダートル、後始末をする人と呼ばれた。それから20年、ソ連各地で生活するリクビダートルにガンが多発しています。

 放射性物質が広がった地域は600km先まで及び、500万人の人々が被ばくしました。

 放射性物質は除去されておらず今も放射線を出し続けています。


 長期にわたって被ばくした人々からは染色体の異常が相次いで見つかっています。

 先天的異常を持って生まれてくる子も多くいるため被ばくとの関連が研究者によって調べられています。

0307
← チェルノブイリ事故から20年、今何が起きているのか追いました。

0316
←チェルノブイリから南に120km、ウクライナの首都キエフ、ここに旧ソ連政府がリクビダートルとその家族に提供した4万戸のアパートがあります。

0357
← 

0400


0411
← 葬儀の人だかり、リクビダートルの男性の葬儀で44歳心臓病でした。ここでは最近亡くなる人が急増、移住してきた4万人は2万人にまで減っています。

 次々と人が死んでいます。私の父も亡くなりました、45歳でした、50歳まで持たないんです。

 最近、リクビダートルに多発しているのがガンです。
(最初のナレーション終わり)


0454
←リディア・ツァリョバさん、65歳、5年前腸にガンが見つかり手術したが未だに殆ど食事がとれない。

0508
←ツァリョバさんはチェルノブイリでトラックの運転手をしていた。事故後も4年間原発の中で放射能を測定する仕事をしていた。しかし、自分がどれだけ被ばくしたかは知らされなかった。「当時はどれくらい危険なのかよく分かりませんでした。体に異常も感じませんでしたし、あとになってこんなに酷い事になるなんて思いもしませんでした。」

0557
←ビクトル・ガイダクさん、65歳、一昨年胃に癌が見つかり、胃の大半を切除し現在は一日の大半をベッドで過ごしている。

0631
←事故の時、隣接する原子炉で建設作業に携わっていたが、その後も原発内で仲間のリクビダートルのあびた放射線量をチェックする仕事を9年間続けた。(右から二人目)事故の起きた年の被曝量は50レントゲン。その後線量は減ったが9年間放射能をあび続けた。

0726
←放射線の人体への影響は広島・長崎の原爆被曝者12万人の追跡調査によって明らかにされてきた。事故の時にガイダクさんがあびた50レントゲンは広島では1.5キロの地点での被ばくに相当する。広島では10数年から20年をへてガンになる人が増えた。事故から18年を経てガンを発症したガイダクさんのガン、広島の被曝者の例と符合している。酒も飲まず、タバコも吸わず健康に暮らしてきたガイダクさん、突然の発病だった。

0848
←ガイダクさんが大切にしている勲章。国家の危機を救った英雄として授与された。

0904
←事故後、政府の表彰式に参列するリクビダートルの映像。

0910


0913
←リクビダートルには危険な仕事の代償として住まい、高額な年金、無料の手厚い医療などが生涯補償されたが、。

 

汚された大地で 〜チェルノブイリ 20年後の真実〜2/5(9分13秒)
http://youtu.be/AESaKnNONzM

mp3版 2/5←音声だけのを、阿修羅にアップしておきました。

 しかし、事故から5年後ソビエト連邦が崩壊、60万人のリクビダートルは分離独立したウクライナ、ロシア、ベラルーシなどに分かれて暮らす事になった。補償されていた特権はそれぞれの政府に引き継がれたが、経済の低迷が続く中、年金は大幅に目減りし医療費も事実上自己負担を求められている。

0129
←事故当日、ガイダクさんが暮らしていた町を映した映像。白くなっているのは放射線で感光したあと。

0148
←原発から4km、ガイダクさんの家族や住民は重大な事故が起きた事を知らされず避難命令が出るまでの1日半大量の放射線を浴び続けた。

0222
←今、リクビダートルだけでなく、その家族までガンが広がっている。ガイダクさんの妻リディアさん、ガイダクさんが胃がんに倒れた直後、子宮癌を発病したが手術を受けられずにいる。

 広島でガンが増えたのは被ばくから20年後の事。リクビダートルとその家族のガンはこれから更に増える可能性がある。

0349
←ウクライナに住むリクビダートル20万人の健康状態を追跡調査した報告書。ガンによる死者の調査は事故の6年後から資金不足で打ち切られる2000年まで9年間毎年行われた。

0425
←リクビダートルのガンによる死亡率は年々上昇し、2000年には一般の人の3倍に達していた。

0452
←ウクライナ放射線医科学研究所 ボロディミール ベベシュコ博士

 リクビダートルの癌による死亡率は、更に上昇していると考えている。

0542
←しかし去年(2005年)、オーストリア・ウイーンに本部を置くIAEA(国際原子力機関)※はチェルノブイリの事故と、健康被害との因果関係を限定的にみる報告書を発表した。

※IAEA(国際原子力機関)は基本的に原発を推進するための機関。いわば原発村の国際機関。

0613
←エルバラダイ事務局長は会議の席で、「死亡者が何万人にも登るという誤った情報が事態を更に悪化させた。原子力産業への根深い不審をもたらした。」と発言した。

0634
←欧米では事故後、大規模の原発反対運動が起こり、原発の新規の建設が次々と中止に追い込まれた。※

※原発村のIAEAにとって憂慮する事態だった。

0702
←9月マスコミや一般向けに発表された一般の報告書は、被害の規模や因果関係の人体について厳しい姿勢を打ち出した。

「事故の死亡者が何万人何10万人にも登るという主張があるが、これは誇張である。多くは放射線の影響というより、貧困や医療の不備によるもので、酒の飲み過ぎタバコの吸い過ぎのほうが問題である。」

0750
 そしてリクビダートルの死者については、被曝が原因で死亡した可能性があるのは50人と記した。この報告書に対しては各国の研究者から反論が相次いだ。チェルノブイリ事故ではおよそ40種類の放射性物質が大量に大気中に放出され、風によって広い範囲を汚染した。

 

汚された大地で 〜チェルノブイリ 20年後の真実〜3/5(8分58秒)
http://youtu.be/Ur5a4q_ZWnA

mp3版 3/5←音声だけのを、阿修羅にアップしておきました。小児甲状腺ガンについては動画の1分55秒の所からです。

0026
←ベラルーシのブレスト州、チェルノブイリ原発から400キロ離れたこの地で、体調の異変を訴える人が急増している。

0035
←広島の甲状腺の専門医、武市宣雄医師。事故後、繰り返し現地を訪れ今回が10回目の訪問。武市さんは数年前から、中年女性の甲状腺癌が目立って増えてきたと実感している。

0130
←甲状腺のX線写真、青く突き出ている所が(ガンの)腫瘍。3日間で診察した52人のうち、武市さんは、7人を甲状腺癌と診断した。

0206
←武市さんが現地で診療を始めたのは、事故の5年後。子どもに甲状腺癌が増えていると聞いたからだった。診察してみると広島長崎では、ほとんど見られなかった小児甲状腺癌が次々と見つかった。

0240
←事故から10年後には、小児甲状腺癌は事故前のおよそ100倍に急増。IAEAも、被ばくが原因だと認めた。

0252
←事故から20年、小児甲状腺癌は殆ど見られなくなり、かわって大人の甲状腺癌が急増している。

 子どもに甲状腺癌を引き起こしたのは原発から放出された放射性ヨウ素、原発の北にあるベラルーシは風向きの影響で国土のほぼ全域が汚染された。ヨウ素は数カ月にわたって放射線を発し、200万人が被ばくした。

0351
←更に大地に撒き散らされた放射性ヨウ素は、農作物は牛乳などを通して、人の体に取り込まれた。体内から被曝することから内部被ばくと呼ばれる。

0402
←子どもの甲状腺は成長に必要なホルモンを出すため

0406
←大量のヨウ素を吸収しようとする。

0412
←甲状腺に蓄積された放射性ヨウ素が、がんを引き起こしたと考えられている。

武市さんは吸収した放射性ヨウ素が少なかった大人も、被ばくから20年経った今になって、次々と癌を発症している可能性があると考えていた

0520
←事故のあと毎日畑に出た上、畑でとれた農作物を食べていたというスベトラーナ・ワデイコさん。この日の診察で甲状腺癌と診断された。

 IAEAの報告書は、被ばくによる大人の甲状腺癌の増加を認めていない。増加は検査技術の向上によって発見が増えているからだとしていた。

 現地に15年通い続けている武市さんは、起きている事実を直視すべきだと考えていた。「大丈夫ですよという報告出るのは、ある意味じゃそんなにひどいもんじゃないという安心感を与えるつもりかもしれません。しかし実際に起こっていることが本当に、がんの人が、被ばく者、汚染の軽い人たちに比べて多いんだったら、それ出していただかないと。早く見つけて早く治療してあげれば、その子供たちは長生きでいるんですよ。ということも言わないといけませんよね。」

 チェルノブイリ原発から放出された40種類の放射性物質の中には、今も放射線を出し続けている物質がある。汚染が続く地域では、低い線量でも、長期に渡る被ばくが、新たな健康被害を引き起こしている可能性が指摘されていた

0715
←チェルノブイリから130キロ、ベラルーシ南部のゴメリ州に被ばく者の専門病院がある。ここで最近白血病の患者が増えていた。2年前、白血病患者のベッドを事故前の2倍、70に増やしたが、空きのない状態が続いていた。

0749
←レオニード・ブラフコさん、36歳。去年5月(2005年)、急性白血病と診断され、副作用の強い抗癌剤治療を続けている。

0812
←事故の時16歳だったブラフコさんは、重大な事故だという情報がなく、毎日屋外でサッカーをしていた。

0830
←事故後も同じ町に住み続け、結婚して子どもをもうけたが、去年(2005年)突然、体にアザのようなものがいくつもあらわれ、高熱に襲われた。

0845
←「去年までは普通に生活していました。放射線のことは気にしたことはありませんでした。なのにある日、突然病気に襲われ、悪くなる一方です。」

 

汚された大地で 〜チェルノブイリ 20年後の真実〜4/5(9分56秒)
http://youtu.be/S_PLpUP1iqI

mp3版 4/5←音声だけのを、阿修羅にアップしておきました。

0006
←大地を汚染し続けるのは、チェルノブイリ原発から放出された、放射性物質の1つ、セシウム。300年にわたって放射線を出し続ける。濃い紫色のところは大量のセシウムで汚染され、立ち入りが禁止されている。しかし、それ以外のほとんどの地域では、人の居住は制限されていない。

0040
←ブラフコさんが住んでいたのもこうした地域だった。

0047
←ゴメリ州カリンコビッチ。ブラフコさんは、セシウムによる低線量の被ばくが続くこの町で、事故後19年間暮らし続けていた

 国は、この町が今も汚染されていることを認めているが、住民には特に説明していなかった。

0145
←去年5月(2005年)、夫婦で撮った写真。この翌日、診察を受けたブラフこさんは、そのまま入院した。事故から19年、突然の発病だった。

0243
←ブラフコさんは病状が悪化し無菌室に隔離された。熱は連日39度を超えていた。

0331
←国連の国際がん機関の論文。これまでブラフコさんのような、低い線量の被ばくと、癌や白血病との因果関係は、認められて来なかった。しかし最近、低線量でも、長い間被爆すると、白血病やがんを引き起こすという研究が相次いで発表されている。

 長期にわたって低線量を被ばくしている、世界15カ国60万人の原発労働者を調査したところ、癌や白血病で亡くなった人のうち、1%から2%が被ばくが原因だった可能性があることが明らかにされた。

0443
←国際がん研究機関 エリザベス カーディス博士。「チェルノブイリで被ばくした人たちは、事故後ずっと放射線を浴び、それは今も続いています。被ばくしている人の数も膨大です。低い線量であっても、白血病や癌を発症する危険性を無視してはいけません」

 しかし、この主張は、去年9月(2005年)のIAEAの報告書には盛り込まれなかった。――この程度の被ばくで白血病が増加している証拠を掴むのは「到底無理だ」――としていた。

 ベラルーシでは今も多くの国民が汚染地でとれた農作物や家畜を食べ続けている。これまでベラルーシ政府は、汚染された土や家屋を除去するなど、多い時には国家予算の2割を費やして対策を行って来た。

0608
←先月(2006年3月)三選をはたしたルカチェンコ大統領は汚染地の再利用に乗り出している。

0618
←放射能を恐れ人が住まなくなったゴメリ州の農地に新しい住宅を建てた。

0630
←人々に帰ってきて農業を再開するよう呼びかけているところ。

0638
←「事故を忘れるのは良い事です。代わりに私たちが憶えておきますから。政府は国民に恐怖を植え付けすぎたのです」事故から20年低い線量による長期被曝による影響が解明されていない中、ベラルーシ政府の汚染対策が転換し始めている。20年に及ぶ低線量長期被曝でもう一つ懸念されていることがある。生まれてくる子どもへの遺伝的影響だ。

0814
←広島大学名誉教授佐藤幸男医師。遺伝的影響の調査のためベラルーシをこれまで50回ほど訪れていた。広島では被曝による遺伝的影響は確認されていない。しかし、佐藤さんは広島とは違う長期にわたる被ばくの影響を懸念している。「広島のデータって言うのは非常に参考にはなりますけど、決してオールマイティではない訳で、ご存じのように被ばくの型も様相も違いますから、即こちらに持ち込んでその通りでないといけないと言う目で見るのは間違いだと思います」

0836
←ゲンナジー・ラジューク博士。佐藤さんはベラルーシで40年に渡って遺伝の研究を行っているゲンナジー・ラジューク博士と共同調査を行ってきた。二人はこれまで低線量による被ばくをし続けている住民の染色体を調べてきた。

0906
←異常が見つかった血液の細胞の染色体です。

0909
←矢印の染色体がちぎれ、

0917
←別の染色体にくっついています。染色体の異常が精子や卵子で起きれば子どもに先天的な影響が現れる可能性がある。

0936
←汚染の続くゴメリ(チェルノブイリに近い汚染地)とミンスク(離れている殆ど汚染されていない地域)では異常の現れる頻度がどのくらいあるか比べた。

0951
←この調査では、ゴメリで生まれた子どもに染色体の異常が見つかる頻度はミンスクの子どもの10倍にのぼった。

 

汚された大地で 〜チェルノブイリ 20年後の真実〜5/5(11分15秒)
http://youtu.be/VWSsRvN5pLs

mp3版 5/5←音声だけのを、阿修羅にアップしておきました。

0021
←先天的な子どもの数も調べた。ベラルーシでは以前から先天異常の研究が行われていたため、事故前のデータがある。調査の結果、事故後、先天的な病気を持つ子どもの数がおよそ2倍に増えていることが分かった。

 IAEAは事故による遺伝への影響を一貫して認めていない。発見と報告の制度が整備されたことで、先天的異常の子どもの登録数が増えたとしている。

 二人は新たな調査を始めた。ベラルーシ各地で生まれた、先天的な病気を持つ137人の子どもとその親の染色体を調べたのだ。

0131
←子どもに見られる血液の細胞の染色体異常が親にも見つかれば、親にも先天的な病気がある。それが受け継がれたものと考えられる。

0150
←親に染色体の異常が見られない場合は、被ばくを含む何らかの理由によって、親の生殖細胞の染色体に突然変異が起きたと考えられる。その突然変異の割合を、汚染地とそれ以外の地域で比べた。

0216
←子どもの先天的な病気が、親の生殖細胞の突然変異によっておきた割合は、汚染の殆ど無い地域では68%。これに対して汚染地では89%に達した。

 調べた親子の数はまだ少なく。二人は更に調査が必要だと考えている。この日は首都ミンスクのアパートに暮らす、ある一家を訪ねた。ビクトル・マシコさんの家族。マシコさんの3人の子どもと甥と姪、合わせて5人のうち4人に染色体の異常が見つかっている。

0342
←一家はチェルノブイリから60キロのゴメリ州ナローブリャに、5年間住んでいた。大量のセシウムが撒き散らされた地域だ。

0358
←長女のオリガさん、20歳。生まれて6ヶ月の時事故が起き、5歳まで汚染地で暮らした。このアパートに移った後血液細胞に染色体の異常が見つかった。

 「私たちは5年間、汚染地帯に暮らしていました。ですから娘たちの子ども、更にその子どもに何かが起こるかもしれません。何も異常がないことを祈るだけです」

 血液細胞の染色体異常は遺伝に直接つながるわけではない。健康にも今のところ問題はない。しかし幼い頃、5年間被ばくしていたという事実はオリガさんに重くのしかかっている。「傍目には元気に見えるかもしれませんが、忘れることは出来ません。放射能、事故、そこからは逃げられないんです」

佐藤さんの妻は、原爆の被ばく者だ。同じ不安を抱えてきた広島の被ばく者のことを話すなどしてオリガさんのことを支えている。

0657
←去年9月(2005年)、IAEAが出した報告には会議に参加した各国の専門家や公的機関から異論が相次いだ。批判を受けたIAEAは、先月改訂版を発表した。何箇所か修正が加えられている。

 癌による正確な死者の数は、推定が不可能とした上で、リクビダートルの死者を50人としていた記述を、現在把握している人数は、50人と改めた。白血病については、増加している証拠を掴むのが到底無理だという表現が削除され、かわりに、調査を継続すべきだという一文が加えられた。遺伝的な影響についての記述には代わりがなく、この程度の線量では起こりえないとしている。

0829
←リクビダートルが暮らすウクライナのアパート。この日も癌でなくなった住人の葬儀が行われていた。

0851
←ベラルーシ・ゴメリの被ばく者専門病院。この3ヶ月で15人が白血病でなくなった。
 ブラフコさんの病状は更に悪化しています。一切の面会は謝絶。正常な白血球は殆ど失われていました。

0948
←妻のナターシャさん。医師から助かる見込みは殆ど無いと告げられていた。

文字「声:ブラフコさん」

「話すこともほとんで出来ないんだ。のどが痛いし、窓も開かないのに、なんでおれはかぜをひくのかな」「でも、前を向かないと、もがかないと、溺れてしまうからな」「生きたいよ、家族のために」

 人類史上最大の核汚染、チェルノブイリ原発事故から20年。事故の幕引きの動きがある中、真実を突き止めようとする医師たちの治療と研究が続いている。500万人の被ばく者に何が起きているのか。明らかにされるのはこれからだ。


関連:
御用学者、山下俊一の「福島県原発事故の放射線健康リスクについて」講演会。

低線量被曝とDNA切断について

 

※参考:

(1)『NHKスペシャル|汚された大地で〜チェルノブイリ20年後の真実〜』文字おこし……チェルノブイリ事故作業員の20年後
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65733900.html

(2)『NHKスペシャル|汚された大地で〜チェルノブイリ20年後の真実〜』文字おこし…チェルノブイリ事故作業者の癌死亡率、一般の3倍
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65734193.html

(3)『NHKスペシャル|汚された大地で〜チェルノブイリ20年後の真実〜』(文字おこし)……400キロ離れた地で小児甲状腺がん・白血病増加
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65733586.html

(4)『NHKスペシャル|汚された大地で〜チェルノブイリ20年後の真実〜』(文字おこし)……400キロ圏セシウム低線量被ばく、癌・白血病の実態
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65734848.html

(5)『NHKスペシャル|汚された大地で〜チェルノブイリ20年後の真実〜』(文字おこし)……最終回セシウム被曝による生殖細胞の突然変異の実態
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65734874.html

 

 最初にアップしていた、下記の動画はNHKが削除

汚された大地で 〜チェルノブイリ 20年後の真実〜1_5.avi から5_5.aviまで
TheAFALD
http://www.youtube.com/watch?v=PHeq8TfSRBM


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コメント [原発・フッ素20] NHKニュース「宮城県丸森町の甲状腺検査で子供12人に『しこり』」  赤かぶ
25. 2012年1月26日 14:34:02 : mpoLMtLyVk
Eテレで放送されているサイエンスゼロという番組は最先端の科学を
紹介する番組で原発事故も深く追求はして紹介しているものの、総じて
御用学者を多用して安全偏向性が強いものだ。

そして勿論チェルノブイリ事故との比較対象も行なっているのだが、そこで
ある事実に気づいた。

その当時現地に派遣された学者たちが現在は放射線学の権威となっていて、
チェルノブイリ事故での実情を理解しているからと頼りにするにはあまりに
原子力行政寄りで不安な人材ばかりだということだ。
逆を言うならば、チェルノブイリからの帰国後、業界から徹底して狙われ懐柔
されたのが彼らではなかったのかという強い疑いだ。

あの山下俊一教授もその一人であるが、そこに被害者がチェルノブイリ事故
の実態把握を許さないような、また許しても歪曲される可能性が強く存在し、
注意する必要があると感じる。
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/470.html#c25

コメント [原発・フッ素20] 福島の母たちと立ち上がる24時間 日本全国の友人たちへ  Avaaz.org 愚民党
03. 2012年1月26日 14:35:27 : u8T2aRIP9Y
双方が納得できるまでコミュニケーションをとればいいのに。まあ、追い出されるということは変なプロ市民が混じっているのだろう。
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/502.html#c3
コメント [経世済民74] 日本経済いま知っておくべきこと あなたがすべてを失わないために (週刊現代)  赤かぶ
11. 2012年1月26日 14:35:30 : EDNn9oFazs
韓国の場合は不動産バブルが貧富の差を拡大させているのだと思います。統計上、韓国は日本の3分の1の人件費ですが、不動産価格は日本円で6000万円です。日本人の感覚だと単純に考えて3倍の1億8000万円です。1980年代後半の日本でも、もう庶民には家は買えないということが言われましたが、韓国の不動産バブルが不動産投機で大儲けしている富裕層と家賃の高騰で生活が苦しい庶民の貧富の差を拡大しているのだと思います。FTAが問題というよりもバブルを黙認している政府、バブルを作った韓国中銀のインフレターゲット政策が問題だと思います。
ただ、バブルがつぶれればつぶれたで、金融危機が起こるので、それはそれで問題です。韓国では国の抽選で6000万円のマンションが3000万円で購入できるという政策が行われていますが、公共住宅の整備や家賃の補助など住宅関連の社会保障を充実させることで対応するしかないでしょうね。
それと、日本の累積政府債務問題は金利ターゲット政策や日銀の国債購入で解決できます。普通ならバブルになると思いますが、預金準備率の引き上げなどで信用創造を抑えて対応できると思います。多分。
http://www.asyura2.com/11/hasan74/msg/718.html#c11
コメント [原発・フッ素16] 〔悪魔思想3〕 東京電力と関西電力は原発マフィアの餌食となった/鬼塚英昭 仁王像
05. 2012年1月26日 14:36:43 : VAtwxZSk4w
東電は悪魔だ、悪魔が悪魔を呼んで地震がきた、福島原発は自爆した、電気料金上げるのは詐欺だ、
原発被害の賠償は全て東電が払い破綻しろ。刑務所に行け、東電作業員福島原発関係者事故責任者は,東電が地震を起こしているみたいに思える災難だ、地震や津波が来るところに原発をおく危ない
http://www.asyura2.com/11/genpatu16/msg/857.html#c5
記事 [原発・フッ素20] (必見)NHKスペシャル、汚された大地で〜チェルノブイリ 20年後の真実〜、2006年4月16日(日)放送。
 雑談日記で2011/05/06にアップしたエントリーですが、長らくYouTube動画だけアップしてました。Twitterで低線量被ばくについての話題がよく流れるので、削除された動画を入れ替え、またキャプチャなど追加してお見せできるようにエントリーをまとめました。


【必見】NHKスペシャル、汚された大地で〜チェルノブイリ 20年後の真実〜、2006年4月16日(日)放送。(低線量被ばくについてなど
http://soba.txt-nifty.com/zatudan/2011/05/2006416-5d3b.html#top


 低線量被ばくのところがとても参考になります。制作当時、NHKは福島原発事故を想像もしていなかったはず(他の54基の原発事故についても)。今から見ると驚くほど率直に語る内容になっています。福島でこれから起きる事を教えてくれるだけでなく、低線量汚染されているエリアでもこれから何が起きるのかを予見させてくれます。なおNHKが著作権を理由に動画を削除するなら、その都度下の方で記録しておきます。代わりの動画をすぐ探せない場合があるので、削除に備え、1/5から5/5までそれぞれの動画の下にアップしたmp3のリンクをはっておきました。音声を聞きながらキャプチャ画像を見れば取り敢えず分かるでしょう。キャプチャ画像はすべてクリックすると拡大します。なお甲状腺ガンについては動画の3

(以下転載始め)
2006年4月16日(日) 午後9時〜9時49分 総合テレビ
http://www.nhk.or.jp/special/onair/060416.html

【NHKスペシャル】汚された大地で〜チェルノブイリ 20年後の真実〜

史上最悪の原発事故からこの4月で20年、人々の苦しみは続いている。というよりむしろ悪化している。ウクライナにある、放射線を浴びた人々が集まって暮らすアパートでは、がんなどの重病患者が増加、毎週のように死者が出ている。さらに大量の放射性物質がまき散らされたベラルーシでは、ヒロシマ・ナガサキでは否定された「遺伝的影響」が報告された。

一方、20年の節目にIAEA(国際原子力機関)などからなる委員会がまとめた報告書によれば、事故で放出された放射線を浴びたことによる死者は全部で60人足らず。健康被害の多くを、「被曝の影響とは言えない」として退けた。患者の支援者などからは「問題の幕引きをはかる過小評価」と批判されている。

「いまだわからないことばかり」とも言われる放射線の人体への影響。広島の医師や研究者も加わって、暗中模索の事実解明、因果関係の究明が続けられている。

最新の動きを追う中で、「汚された大地」で本当は何が起きているのか明らかにしていく。
(以上転載終り)

汚された大地で 〜チェルノブイリ 20年後の真実〜1/5(9分32秒)
Hilomalu さんが 2011/05/07 にアップロード
http://youtu.be/pIY5AT3o8SI

mp3版1/5←音声だけのを、阿修羅にアップしておきました。

(最初のナレーション)
0003
←ベラルーシ。

0026
←立ち入り禁止です。入るには許可証が必要です。

0035


0047
← 1986年4月26日未明、旧ソ連ウクライナのチェルノブイリ原子力発電所4号炉が爆発した。屋根が吹き飛ばされ大量の放射能が漏れ出しました。

0121
← チェルノブイリ原発の終息処理に60万人の人々が動員された。

0136
←ロシア語で、リクビダートル、後始末をする人と呼ばれた。それから20年、ソ連各地で生活するリクビダートルにガンが多発しています。

 放射性物質が広がった地域は600km先まで及び、500万人の人々が被ばくしました。

 放射性物質は除去されておらず今も放射線を出し続けています。


 長期にわたって被ばくした人々からは染色体の異常が相次いで見つかっています。

 先天的異常を持って生まれてくる子も多くいるため被ばくとの関連が研究者によって調べられています。

0307
← チェルノブイリ事故から20年、今何が起きているのか追いました。

0316
←チェルノブイリから南に120km、ウクライナの首都キエフ、ここに旧ソ連政府がリクビダートルとその家族に提供した4万戸のアパートがあります。

0357
← 

0400


0411
← 葬儀の人だかり、リクビダートルの男性の葬儀で44歳心臓病でした。ここでは最近亡くなる人が急増、移住してきた4万人は2万人にまで減っています。

 次々と人が死んでいます。私の父も亡くなりました、45歳でした、50歳まで持たないんです。

 最近、リクビダートルに多発しているのがガンです。
(最初のナレーション終わり)


0454
←リディア・ツァリョバさん、65歳、5年前腸にガンが見つかり手術したが未だに殆ど食事がとれない。

0508
←ツァリョバさんはチェルノブイリでトラックの運転手をしていた。事故後も4年間原発の中で放射能を測定する仕事をしていた。しかし、自分がどれだけ被ばくしたかは知らされなかった。「当時はどれくらい危険なのかよく分かりませんでした。体に異常も感じませんでしたし、あとになってこんなに酷い事になるなんて思いもしませんでした。」

0557
←ビクトル・ガイダクさん、65歳、一昨年胃に癌が見つかり、胃の大半を切除し現在は一日の大半をベッドで過ごしている。

0631
←事故の時、隣接する原子炉で建設作業に携わっていたが、その後も原発内で仲間のリクビダートルのあびた放射線量をチェックする仕事を9年間続けた。(右から二人目)事故の起きた年の被曝量は50レントゲン。その後線量は減ったが9年間放射能をあび続けた。

0726
←放射線の人体への影響は広島・長崎の原爆被曝者12万人の追跡調査によって明らかにされてきた。事故の時にガイダクさんがあびた50レントゲンは広島では1.5キロの地点での被ばくに相当する。広島では10数年から20年をへてガンになる人が増えた。事故から18年を経てガンを発症したガイダクさんのガン、広島の被曝者の例と符合している。酒も飲まず、タバコも吸わず健康に暮らしてきたガイダクさん、突然の発病だった。

0848
←ガイダクさんが大切にしている勲章。国家の危機を救った英雄として授与された。

0904
←事故後、政府の表彰式に参列するリクビダートルの映像。

0910


0913
←リクビダートルには危険な仕事の代償として住まい、高額な年金、無料の手厚い医療などが生涯補償されたが、。

 

汚された大地で 〜チェルノブイリ 20年後の真実〜2/5(9分13秒)
http://youtu.be/AESaKnNONzM

mp3版 2/5←音声だけのを、阿修羅にアップしておきました。

 しかし、事故から5年後ソビエト連邦が崩壊、60万人のリクビダートルは分離独立したウクライナ、ロシア、ベラルーシなどに分かれて暮らす事になった。補償されていた特権はそれぞれの政府に引き継がれたが、経済の低迷が続く中、年金は大幅に目減りし医療費も事実上自己負担を求められている。

0129
←事故当日、ガイダクさんが暮らしていた町を映した映像。白くなっているのは放射線で感光したあと。

0148
←原発から4km、ガイダクさんの家族や住民は重大な事故が起きた事を知らされず避難命令が出るまでの1日半大量の放射線を浴び続けた。

0222
←今、リクビダートルだけでなく、その家族までガンが広がっている。ガイダクさんの妻リディアさん、ガイダクさんが胃がんに倒れた直後、子宮癌を発病したが手術を受けられずにいる。

 広島でガンが増えたのは被ばくから20年後の事。リクビダートルとその家族のガンはこれから更に増える可能性がある。

0349
←ウクライナに住むリクビダートル20万人の健康状態を追跡調査した報告書。ガンによる死者の調査は事故の6年後から資金不足で打ち切られる2000年まで9年間毎年行われた。

0425
←リクビダートルのガンによる死亡率は年々上昇し、2000年には一般の人の3倍に達していた。

0452
←ウクライナ放射線医科学研究所 ボロディミール ベベシュコ博士

 リクビダートルの癌による死亡率は、更に上昇していると考えている。

0542
←しかし去年(2005年)、オーストリア・ウイーンに本部を置くIAEA(国際原子力機関)※はチェルノブイリの事故と、健康被害との因果関係を限定的にみる報告書を発表した。

※IAEA(国際原子力機関)は基本的に原発を推進するための機関。いわば原発村の国際機関。

0613
←エルバラダイ事務局長は会議の席で、「死亡者が何万人にも登るという誤った情報が事態を更に悪化させた。原子力産業への根深い不審をもたらした。」と発言した。

0634
←欧米では事故後、大規模の原発反対運動が起こり、原発の新規の建設が次々と中止に追い込まれた。※

※原発村のIAEAにとって憂慮する事態だった。

0702
←9月マスコミや一般向けに発表された一般の報告書は、被害の規模や因果関係の人体について厳しい姿勢を打ち出した。

「事故の死亡者が何万人何10万人にも登るという主張があるが、これは誇張である。多くは放射線の影響というより、貧困や医療の不備によるもので、酒の飲み過ぎタバコの吸い過ぎのほうが問題である。」

0750
 そしてリクビダートルの死者については、被曝が原因で死亡した可能性があるのは50人と記した。この報告書に対しては各国の研究者から反論が相次いだ。チェルノブイリ事故ではおよそ40種類の放射性物質が大量に大気中に放出され、風によって広い範囲を汚染した。

 

汚された大地で 〜チェルノブイリ 20年後の真実〜3/5(8分58秒)
http://youtu.be/Ur5a4q_ZWnA

mp3版 3/5←音声だけのを、阿修羅にアップしておきました。小児甲状腺ガンについては動画の1分55秒の所からです。

0026
←ベラルーシのブレスト州、チェルノブイリ原発から400キロ離れたこの地で、体調の異変を訴える人が急増している。

0035
←広島の甲状腺の専門医、武市宣雄医師。事故後、繰り返し現地を訪れ今回が10回目の訪問。武市さんは数年前から、中年女性の甲状腺癌が目立って増えてきたと実感している。

0130
←甲状腺のX線写真、青く突き出ている所が(ガンの)腫瘍。3日間で診察した52人のうち、武市さんは、7人を甲状腺癌と診断した。

0206
←武市さんが現地で診療を始めたのは、事故の5年後。子どもに甲状腺癌が増えていると聞いたからだった。診察してみると広島長崎では、ほとんど見られなかった小児甲状腺癌が次々と見つかった。

0240
←事故から10年後には、小児甲状腺癌は事故前のおよそ100倍に急増。IAEAも、被ばくが原因だと認めた。

0252
←事故から20年、小児甲状腺癌は殆ど見られなくなり、かわって大人の甲状腺癌が急増している。

 子どもに甲状腺癌を引き起こしたのは原発から放出された放射性ヨウ素、原発の北にあるベラルーシは風向きの影響で国土のほぼ全域が汚染された。ヨウ素は数カ月にわたって放射線を発し、200万人が被ばくした。

0351
←更に大地に撒き散らされた放射性ヨウ素は、農作物は牛乳などを通して、人の体に取り込まれた。体内から被曝することから内部被ばくと呼ばれる。

0402
←子どもの甲状腺は成長に必要なホルモンを出すため

0406
←大量のヨウ素を吸収しようとする。

0412
←甲状腺に蓄積された放射性ヨウ素が、がんを引き起こしたと考えられている。

武市さんは吸収した放射性ヨウ素が少なかった大人も、被ばくから20年経った今になって、次々と癌を発症している可能性があると考えていた

0520
←事故のあと毎日畑に出た上、畑でとれた農作物を食べていたというスベトラーナ・ワデイコさん。この日の診察で甲状腺癌と診断された。

 IAEAの報告書は、被ばくによる大人の甲状腺癌の増加を認めていない。増加は検査技術の向上によって発見が増えているからだとしていた。

 現地に15年通い続けている武市さんは、起きている事実を直視すべきだと考えていた。「大丈夫ですよという報告出るのは、ある意味じゃそんなにひどいもんじゃないという安心感を与えるつもりかもしれません。しかし実際に起こっていることが本当に、がんの人が、被ばく者、汚染の軽い人たちに比べて多いんだったら、それ出していただかないと。早く見つけて早く治療してあげれば、その子供たちは長生きでいるんですよ。ということも言わないといけませんよね。」

 チェルノブイリ原発から放出された40種類の放射性物質の中には、今も放射線を出し続けている物質がある。汚染が続く地域では、低い線量でも、長期に渡る被ばくが、新たな健康被害を引き起こしている可能性が指摘されていた

0715
←チェルノブイリから130キロ、ベラルーシ南部のゴメリ州に被ばく者の専門病院がある。ここで最近白血病の患者が増えていた。2年前、白血病患者のベッドを事故前の2倍、70に増やしたが、空きのない状態が続いていた。

0749
←レオニード・ブラフコさん、36歳。去年5月(2005年)、急性白血病と診断され、副作用の強い抗癌剤治療を続けている。

0812
←事故の時16歳だったブラフコさんは、重大な事故だという情報がなく、毎日屋外でサッカーをしていた。

0830
←事故後も同じ町に住み続け、結婚して子どもをもうけたが、去年(2005年)突然、体にアザのようなものがいくつもあらわれ、高熱に襲われた。

0845
←「去年までは普通に生活していました。放射線のことは気にしたことはありませんでした。なのにある日、突然病気に襲われ、悪くなる一方です。」

 

汚された大地で 〜チェルノブイリ 20年後の真実〜4/5(9分56秒)
http://youtu.be/S_PLpUP1iqI

mp3版 4/5←音声だけのを、阿修羅にアップしておきました。

0006
←大地を汚染し続けるのは、チェルノブイリ原発から放出された、放射性物質の1つ、セシウム。300年にわたって放射線を出し続ける。濃い紫色のところは大量のセシウムで汚染され、立ち入りが禁止されている。しかし、それ以外のほとんどの地域では、人の居住は制限されていない。

0040
←ブラフコさんが住んでいたのもこうした地域だった。

0047
←ゴメリ州カリンコビッチ。ブラフコさんは、セシウムによる低線量の被ばくが続くこの町で、事故後19年間暮らし続けていた

 国は、この町が今も汚染されていることを認めているが、住民には特に説明していなかった。

0145
←去年5月(2005年)、夫婦で撮った写真。この翌日、診察を受けたブラフこさんは、そのまま入院した。事故から19年、突然の発病だった。

0243
←ブラフコさんは病状が悪化し無菌室に隔離された。熱は連日39度を超えていた。

0331
←国連の国際がん機関の論文。これまでブラフコさんのような、低い線量の被ばくと、癌や白血病との因果関係は、認められて来なかった。しかし最近、低線量でも、長い間被爆すると、白血病やがんを引き起こすという研究が相次いで発表されている。

 長期にわたって低線量を被ばくしている、世界15カ国60万人の原発労働者を調査したところ、癌や白血病で亡くなった人のうち、1%から2%が被ばくが原因だった可能性があることが明らかにされた。

0443
←国際がん研究機関 エリザベス カーディス博士。「チェルノブイリで被ばくした人たちは、事故後ずっと放射線を浴び、それは今も続いています。被ばくしている人の数も膨大です。低い線量であっても、白血病や癌を発症する危険性を無視してはいけません」

 しかし、この主張は、去年9月(2005年)のIAEAの報告書には盛り込まれなかった。――この程度の被ばくで白血病が増加している証拠を掴むのは「到底無理だ」――としていた。

 ベラルーシでは今も多くの国民が汚染地でとれた農作物や家畜を食べ続けている。これまでベラルーシ政府は、汚染された土や家屋を除去するなど、多い時には国家予算の2割を費やして対策を行って来た。

0608
←先月(2006年3月)三選をはたしたルカチェンコ大統領は汚染地の再利用に乗り出している。

0618
←放射能を恐れ人が住まなくなったゴメリ州の農地に新しい住宅を建てた。

0630
←人々に帰ってきて農業を再開するよう呼びかけているところ。

0638
←「事故を忘れるのは良い事です。代わりに私たちが憶えておきますから。政府は国民に恐怖を植え付けすぎたのです」事故から20年低い線量による長期被曝による影響が解明されていない中、ベラルーシ政府の汚染対策が転換し始めている。20年に及ぶ低線量長期被曝でもう一つ懸念されていることがある。生まれてくる子どもへの遺伝的影響だ。

0814
←広島大学名誉教授佐藤幸男医師。遺伝的影響の調査のためベラルーシをこれまで50回ほど訪れていた。広島では被曝による遺伝的影響は確認されていない。しかし、佐藤さんは広島とは違う長期にわたる被ばくの影響を懸念している。「広島のデータって言うのは非常に参考にはなりますけど、決してオールマイティではない訳で、ご存じのように被ばくの型も様相も違いますから、即こちらに持ち込んでその通りでないといけないと言う目で見るのは間違いだと思います」

0836
←ゲンナジー・ラジューク博士。佐藤さんはベラルーシで40年に渡って遺伝の研究を行っているゲンナジー・ラジューク博士と共同調査を行ってきた。二人はこれまで低線量による被ばくをし続けている住民の染色体を調べてきた。

0906
←異常が見つかった血液の細胞の染色体です。

0909
←矢印の染色体がちぎれ、

0917
←別の染色体にくっついています。染色体の異常が精子や卵子で起きれば子どもに先天的な影響が現れる可能性がある。

0936
←汚染の続くゴメリ(チェルノブイリに近い汚染地)とミンスク(離れている殆ど汚染されていない地域)では異常の現れる頻度がどのくらいあるか比べた。

0951
←この調査では、ゴメリで生まれた子どもに染色体の異常が見つかる頻度はミンスクの子どもの10倍にのぼった。

 

汚された大地で 〜チェルノブイリ 20年後の真実〜5/5(11分15秒)
http://youtu.be/VWSsRvN5pLs

mp3版 5/5←音声だけのを、阿修羅にアップしておきました。

0021
←先天的な子どもの数も調べた。ベラルーシでは以前から先天異常の研究が行われていたため、事故前のデータがある。調査の結果、事故後、先天的な病気を持つ子どもの数がおよそ2倍に増えていることが分かった。

 IAEAは事故による遺伝への影響を一貫して認めていない。発見と報告の制度が整備されたことで、先天的異常の子どもの登録数が増えたとしている。

 二人は新たな調査を始めた。ベラルーシ各地で生まれた、先天的な病気を持つ137人の子どもとその親の染色体を調べたのだ。

0131
←子どもに見られる血液の細胞の染色体異常が親にも見つかれば、親にも先天的な病気がある。それが受け継がれたものと考えられる。

0150
←親に染色体の異常が見られない場合は、被ばくを含む何らかの理由によって、親の生殖細胞の染色体に突然変異が起きたと考えられる。その突然変異の割合を、汚染地とそれ以外の地域で比べた。

0216
←子どもの先天的な病気が、親の生殖細胞の突然変異によっておきた割合は、汚染の殆ど無い地域では68%。これに対して汚染地では89%に達した。

 調べた親子の数はまだ少なく。二人は更に調査が必要だと考えている。この日は首都ミンスクのアパートに暮らす、ある一家を訪ねた。ビクトル・マシコさんの家族。マシコさんの3人の子どもと甥と姪、合わせて5人のうち4人に染色体の異常が見つかっている。

0342
←一家はチェルノブイリから60キロのゴメリ州ナローブリャに、5年間住んでいた。大量のセシウムが撒き散らされた地域だ。

0358
←長女のオリガさん、20歳。生まれて6ヶ月の時事故が起き、5歳まで汚染地で暮らした。このアパートに移った後血液細胞に染色体の異常が見つかった。

 「私たちは5年間、汚染地帯に暮らしていました。ですから娘たちの子ども、更にその子どもに何かが起こるかもしれません。何も異常がないことを祈るだけです」

 血液細胞の染色体異常は遺伝に直接つながるわけではない。健康にも今のところ問題はない。しかし幼い頃、5年間被ばくしていたという事実はオリガさんに重くのしかかっている。「傍目には元気に見えるかもしれませんが、忘れることは出来ません。放射能、事故、そこからは逃げられないんです」

佐藤さんの妻は、原爆の被ばく者だ。同じ不安を抱えてきた広島の被ばく者のことを話すなどしてオリガさんのことを支えている。

0657
←去年9月(2005年)、IAEAが出した報告には会議に参加した各国の専門家や公的機関から異論が相次いだ。批判を受けたIAEAは、先月改訂版を発表した。何箇所か修正が加えられている。

 癌による正確な死者の数は、推定が不可能とした上で、リクビダートルの死者を50人としていた記述を、現在把握している人数は、50人と改めた。白血病については、増加している証拠を掴むのが到底無理だという表現が削除され、かわりに、調査を継続すべきだという一文が加えられた。遺伝的な影響についての記述には代わりがなく、この程度の線量では起こりえないとしている。

0829
←リクビダートルが暮らすウクライナのアパート。この日も癌でなくなった住人の葬儀が行われていた。

0851
←ベラルーシ・ゴメリの被ばく者専門病院。この3ヶ月で15人が白血病でなくなった。
 ブラフコさんの病状は更に悪化しています。一切の面会は謝絶。正常な白血球は殆ど失われていました。

0948
←妻のナターシャさん。医師から助かる見込みは殆ど無いと告げられていた。

文字「声:ブラフコさん」

「話すこともほとんで出来ないんだ。のどが痛いし、窓も開かないのに、なんでおれはかぜをひくのかな」「でも、前を向かないと、もがかないと、溺れてしまうからな」「生きたいよ、家族のために」

 人類史上最大の核汚染、チェルノブイリ原発事故から20年。事故の幕引きの動きがある中、真実を突き止めようとする医師たちの治療と研究が続いている。500万人の被ばく者に何が起きているのか。明らかにされるのはこれからだ。


関連:
御用学者、山下俊一の「福島県原発事故の放射線健康リスクについて」講演会。

低線量被曝とDNA切断について

 

※参考:

(1)『NHKスペシャル|汚された大地で〜チェルノブイリ20年後の真実〜』文字おこし……チェルノブイリ事故作業員の20年後
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65733900.html

(2)『NHKスペシャル|汚された大地で〜チェルノブイリ20年後の真実〜』文字おこし…チェルノブイリ事故作業者の癌死亡率、一般の3倍
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65734193.html

(3)『NHKスペシャル|汚された大地で〜チェルノブイリ20年後の真実〜』(文字おこし)……400キロ離れた地で小児甲状腺がん・白血病増加
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65733586.html

(4)『NHKスペシャル|汚された大地で〜チェルノブイリ20年後の真実〜』(文字おこし)……400キロ圏セシウム低線量被ばく、癌・白血病の実態
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65734848.html

(5)『NHKスペシャル|汚された大地で〜チェルノブイリ20年後の真実〜』(文字おこし)……最終回セシウム被曝による生殖細胞の突然変異の実態
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65734874.html

 

 最初にアップしていた、下記の動画はNHKが削除

汚された大地で 〜チェルノブイリ 20年後の真実〜1_5.avi から5_5.aviまで
TheAFALD
http://www.youtube.com/watch?v=PHeq8TfSRBM


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http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/504.html

コメント [地域13] 大阪市 朝鮮学校に用地無償貸与…50年にわたって(スポニチ)やっぱり大阪でも在日特権が発覚! 木卯正一
02. 2012年1月26日 14:41:43 : V5ca49VYGw
じゃあ、この人達も?
http://fp-worldmoney.seesaa.net/article/116524792.html
大たこ、道頓堀のたこ焼きの名所は不法占拠だった....
http://blog.livedoor.jp/nnnhhhkkk/archives/65530408.html
不法占拠の「大たこ」が自主撤去
http://www.asyura2.com/09/ishihara13/msg/513.html#c2
コメント [原発・フッ素20] 頭の整理・・・被曝と健康(3) 病気にならないために(鎌形赤血球白血症)  武田邦彦  赤かぶ
01. 2012年1月26日 14:44:35 : puFNFZeGJo
◎ヨアヒム・チルナー監督インタビュー【録画・IWJ:CH1】

http://www.ustream.tv/recorded/20011908
http://www.ustream.tv/recorded/20012240
http://www.ustream.tv/recorded/20012262
http://www.ustream.tv/recorded/20012291
http://www.ustream.tv/recorded/20012317
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/503.html#c1

記事 [原発・フッ素20] 脱原発運動で世界の表舞台に復帰―菅直人前首相(ウォールストリートジャーナル電子版)
【東京】菅直人前首相がスイスのダボスで25日に開幕した世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で世界の表舞台に再登場する。福島第1原発の事故では自ら陣頭指揮した政府の対応が各方面から批判を浴びたが、今回の菅氏の役回りは反原発運動の推進である。
菅直人前首相
 菅氏はウォール・ストリート・ジャーナルとのインタビューで「世界が原発に依存しなくてもやっていける社会を目指すべきということを、世界に発信していきたい」と語り、26日に予定されているダボス会議での演説に盛り込む意向を明らかにした。
 菅氏は東日本大震災とそれに伴う福島原発事故の発生から5カ月後の昨年8月、就任から1年余りで辞任を表明した。原発事故対応や、頑固なうえ場当たり的ともいわれた政権運営に対し、野党だけでなく与党民主党内からも非難が噴出し、退陣に追い込まれた形だ。
 日本では首相交代が頻繁に起こる。菅氏を含めて過去5年で6人が首相に就任した。首相経験者が内外で影響力を行使することは非常にまれだが、国会議員になる前は市民運動家だった菅氏は、初心に帰ることでこのような前例を打ち破ることを目指している。同氏は1980年の衆院選で初当選する前、東京の一般サラリーマンでも手ごろな価格でマイホーム購入が可能になるような市民生活改善を掲げた運動に参加していた。
 菅氏はインタビューで「原点復帰と言われている」と現在の活動について語り、「最優先で時間と力を注いでいる。楽しくやっている」と付け加えた。
 菅氏はこのところ、世界を飛び回っている。最近訪れたスペインとドイツでは、代替エネルギー関連の施設を視察し、太陽光発電施設も訪問した。インタビューに応じた際も、菅氏は、省エネ建築基準やバイオマス発電の研究施設についての資料を説明しながら、生き生きとした表情を見せた。首相在任当時にはめったになかったことだ。
 後継者の野田佳彦首相が停止中の原発の再稼働と、ベトナムやトルコへの日本の原発技術の輸出を推し進めようとする一方で、菅氏は現在、元首相という立場や経験を活用して脱原発というアジェンダを追求している。「原発に依存しなくてもよい世界を目指すべきだ。日本はそのモデルの国になることが望ましいと考える」とその抱負を語った。
 菅氏の最近の活動は、ある意味、上り詰めた似つかわしくないキャリアの終わりに、ようやく本来の姿に戻るようなものだ。菅氏は4度目の挑戦で国会議員になった。しかし、当時ミニ政党に属し、市民活動出身の菅氏の主張は、大企業・官僚・自民党の結束の下で高度成長期からバブル期に向かう日本で共鳴を得ることは難しかった。
 「官僚べったりの自民党政権から交代したい、という話はよくしていた」。菅氏と交友の深い北海道大学の山口二郎教授はそう語り、「夢みたいな話で、まさか彼がいつか首相になるとは思っていなかった」と述べた。
 菅氏は、若手議員時代に再生エネルギーへの関心を強めた。その頃、同氏は、米コロラド州の風力発電施設を視察しており、その際の自身の写真を今でも自慢げに見せることがある。1982年には国会で風力発電の問題を取り上げ、議事録によると、当時の中川一郎科学技術庁長官から、「原子力は要らないのではないかということの口実に使う、利用する、乗りすぎ、悪乗りがないよう、是非ご理解いただきたい」とクギを刺されている。
 菅氏は、この際のやりとりを困惑気味に振り返る。原子力に触れたわけでもないのに、そうした反応が出てくるのは、政府側に原子力への必要以上のこだわりがあったのではないかと、菅氏は言う。当時の日本は、1970年代の石油ショックが尾を引き、輸入原油に代わるエネルギー源として原子力の推進を模索していた。
 だが、その菅氏も、政治家としての階段を上るなかで、原子力の必要性を認めざるを得なくなる。
 菅氏は、自身がまだ若手政治家だった頃、原発を過渡的なエネルギー源と考えていたという。しかし、その後の流れとして「政党が大きくなると、もっと積極的に原子力は安全なんだからいいんじゃないか、という意見の人も多くなった」と指摘する。
 民主党は2009年の総選挙で歴史的な勝利を収め、政権を奪取したが、新政権は自民党の原発推進政策を継承しただけでなく、2030年までに新たに原子炉を14基建設することを約束した。原発はクリーンなエネルギーと再定義され、民主党が世界に公約した、2020年までに炭素排出量を1990年比で25%削減するという計画の柱となった。
 しかし、昨年3月11日の東日本大震災によってすべてが変わった。危険の増す原子炉周辺から作業員を撤退させたいという東京電力の要請を却下するなど、菅氏は断腸の思いの決断をしなければならなかった。同氏は原発関係者に対して「戦後初めて、命をかけてでも収束に向けて頑張ってほしい、とお願いした」という。そして、首都圏に住む3500万人を避難させるというシナリオを頭の中で描いた。「日本の領土を半分奪われてしまう。しかもその影響は他国まで及ぶ。国そのものの存在がかかっていると感じた」と菅氏は回想する。
 菅氏とは30年来の盟友の関係にある江田五月氏は、「頂点に立ったときに、一番原点を問われる事故がおきた」と語る。
 菅氏は、福島原発の事故から4カ月後の昨年7月、「原発に依存しない社会を目指す」として「脱原発宣言」を行った。原子力は律することができないリスクを伴うとするこの宣言は、閣僚にも発表数時間前に知らされ、根回しが当然の政界に激震をもたらした。
 民主党内でかつて菅氏を支持した議員でさえ、原発事故や事故後の対応における同氏の能力を疑問視する者もいる。菅政権で官房長官を務めた枝野幸男氏は、先月、菅氏について、「攻めの政治家としての破壊力や突破力というものは、すごいものがあると思う。しかし危機管理と、日々の発信というのは攻めの局面ではない」と述べている。
 当の菅氏はあくまでマイペースだ。「色々な批判のなかに、唐突だとか、思いつきだというものがあった。人間は思いつかないと発信できない。思いつきはいいこと、私にとってはポジティブなこと」と同氏は語る。
 そして、首相という重職から解放された今、菅氏は思いついたことを自由に実践できる。江田氏は菅氏について、「元の彼に戻って毎日を送っているのだろう」と感想を漏らした。

http://jp.wsj.com/Japan/Politics/node_381277?mod=WSJWhatsNews


http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/505.html

コメント [Ψ空耳の丘Ψ60] 人類の思想進化こそが地球の平和を招来する PCOG
01. 2012年1月26日 14:46:10 : Mb4DcXILmI

「人類の消滅こそが地球の平和を招来する」

          そう思えてならないのですが・・・・。
http://www.asyura2.com/11/bd60/msg/575.html#c1

コメント [音楽6] ロスチャイルド家の閨閥に含まれる「ジェーン・バーキンとセルジュ・ゲンズブール」の当時放送禁止の歌 BRIAN ENO
01. 2012年1月26日 14:49:59 : bQwKJlscJc
はいはい、見ました、これ。
途中からだったんですが、彼女イギリス人と聞いて
「へーっ?!でもまあ、名前がそっか・・・」と思ってました。
身なりからしてザックバランでいい人そうでしたね。
この二番目の旦那になる人が結構かわいいとこが
ある人だったようで、ちょっと好感もちました。
この歌は、まあ禁止もヤムヲエンですね(>3<)
「おお!やばっ!えーどえーど」って感じ。

ロス茶系ですか。所謂セレブゆうことですね。
広瀬さん、これはどうでもよまにゃいけますまいて。
またつづきよろしく。
弟子

http://www.asyura2.com/12/music6/msg/102.html#c1

コメント [原発・フッ素20] 汚染疑い牛3千頭流通先不明、検査時既に消費か (読売新聞)  赤かぶ
03. 2012年1月26日 14:50:04 : m1YZZ5LAbE
この稲わらを食べた疑いのある肉牛3000頭が今頃になって「流通先不明」としてお茶を濁されてしまった形。とんでもない話だ。

私がそれ以上に心配しているのが、3月末から日本全国に移動させられた福島の牛。
牛を洗って外側だけの放射性物質を測定しているだけの検査で、内部被曝ノーチェック状態で全国に拡散された。自治体に問い合わせても牧場名はもとより隠しまくって、その後も放射能検査をしていないようだ。

(実際に昨年熊本に移動した豚は、たまたま何匹かが死んだか弱っていたかで、飼い主の依頼で検査したところセシウムが検出されている。)

3月末にまず宮崎に相当数行っている。福島より移動先での飼育期間が長くなった時点で、たとえば「宮崎牛」などと表示され市場に出てくる。
いちいち個体識別番号でチェックしない限り、今までのように産地名で判断し購入すると、とんでもないものをつかまされることになる。また、豚や鶏は個体識別番号などないから、お手上げだ。

飯館など計画的避難区域の家畜も5月くらいまでに相当数全国に売られていった。
昨年、稲わらを食べた肉牛が子どもの給食まで入り込む事態になったのだから、
福島から移動した家畜だって空気・水・餌から被曝していないはずがない。
大失態をしでかした農水省が、全国に移動させられた家畜の追跡調査・検査するべきだ。
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/496.html#c3

コメント [経世済民74] 政府も老人も農協も略奪者だ 国民の財産が奪い取られるカラクリ 『略奪大国』 ts
19. 2012年1月26日 14:50:05 : JVrPLTta0k
アメリカと合併だと?

おまえは、バカか。

日本人はアメリカインヂィアンのごとく扱われることになる。
国富は収奪され、国土も乗っ取られる。
51番目の州になるときは、独立運動が始まるであろう。
特攻・サムライを、鬼畜米英に見せつける時になる。

スキナーとか?
日本を黄色人種だとなめるなよ!
アメリカ自体、国家としてすでに破綻しているのでないか?
米国債を引き上げると、、だな〜。
日本・中国と歩調合せて米国債を売りに出す。
どうするアメリカよ!FRBの輪転機が回っても結果は分かっている。
FRBも、ドル札輪転機が回せる期間も今年きりになるのか?。
アメリカ議会も、この問題しっかり正常に戻さないといけない。
でないと、アメリカ国家が、更に崩壊することになる。
国際金融家;エイリアンが、アメリカを覆いかぶさっているのだ。
エイリアンを退治せよ!アメリカ国民よ。
アメリカが乗っ取られるぞ!貧富はさらに広がるゾ。
スキナーさん、足元をよく見て、持論しなされ!
http://www.asyura2.com/11/hasan74/msg/715.html#c19

コメント [お知らせ・管理20] 画像リンクURLの変更をお願いします たそがれ竹べえ
03. たそがれ竹べえ 2012年1月26日 14:50:09 : EzRc1UvJydDio : JdIjssY5Ho
今のUP板のURLを知りませんでした。
ありがとうございます。ブックマークしておきました。

また、今回、下記の順路から古いUP板?につながらずエラーになりましたので、念のためお知らせしておきます。

トップページ

資料UP板(http://www.asyura2.com/0306/imgup.htm

★阿修羅♪掲示板用画像UP板0306(http://www.asyura.com/0306/up1/up1.cgi

Internal Server Error
http://www.asyura2.com/11/kanri20/msg/491.html#c3

コメント [音楽6] ロスチャイルド家の閨閥に含まれる「ジェーン・バーキンとセルジュ・ゲンズブール」の当時放送禁止の歌 BRIAN ENO
02. BRIAN ENO 2012年1月26日 14:54:18 : tZW9Ar4r/Y2EU : 2aMGYmhAyE
JANE BIRKIN & SERGE GAINSBOURG Je T'Aime 1969
http://www.youtube.com/watch?v=YqcsDz0nJic&feature=fvst

http://www.asyura2.com/12/music6/msg/102.html#c2
コメント [マスコミ・電通批評12] 読者離れを呼んだ朝日新聞の惨状をグラフ化したら・・・毎日新聞が見えてきた(太陽光発電日記) コードナンバー17805
117. 2012年1月26日 14:57:03 : iToXUW0mpQ
昭和16年正月頃からラジオ放送を通て日本全土に朗々たる太子様S.13の歌詠で、

記紀などから後記、源氏・平氏.家物語、四書五経、勅撰和歌集、百人一首などが

一挙放送されました。


昭和64年正月頃にテレビ画像を通て感情露に外務省職員S.7が、

オールド・ドラゴン。/デッド。デッド。/スネーク・モンスター。/キル。キル。/と

叫声を挙げたのを御存知ですか。

若宮ゆかりの大根焚と粕汁      環境大学新聞
http://www.asyura2.com/11/hihyo12/msg/577.html#c117

コメント [原発・フッ素20] 福島県で震度5弱を観測、1月23日 21時40分 (NHKニュース)4号機大丈夫なんかなあ〜? ジャック・どんどん
13. 2012年1月26日 15:06:18 : pPJ5gJb78A
今年始めの地震で、4号機燃料プールに漏水があり、燃料が溶融したという説がある。
セシウム降下量が増えたのはそのせいか。

JNNの画像を加工して巨人に作業させたり、工作員ハッピーに
「オペフロにも上がってたよ」と言わせて、何のトラブルもないかのように装ったのが怪しい。

その後きわ立った増加がないところを見ると、何とか漏水は食い止めることができたのかも。

しかしこの先、どのくらい地震に耐えられるかは全くわからない。

補強したと言っても、底につっかえ棒しただけ。強い横揺れが来たら終わりだろう。

http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/438.html#c13

コメント [原発・フッ素20] NHKニュース「宮城県丸森町の甲状腺検査で子供12人に『しこり』」  赤かぶ
26. 2012年1月26日 15:06:28 : J3eZdbDLPz
>検査を受けた64人のうち、12人にしこりが・・・

ってこと自体異常だと思いませんか?
インフルエンザだったら学級閉鎖並の発症率ですよ

http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/470.html#c26

コメント [Ψ空耳の丘Ψ60] 恐るべき裏支配が進んでいる日本 真理を愛する者
32. 2012年1月26日 15:07:45 : iToXUW0mpQ
昭和16年正月頃からラジオ放送を通て、朗々たる太子様S.13の歌詠で、

記紀などから後記、源氏・平氏.家物語、四書五経、勅撰和歌集、などが

一挙放送られました。


昭和64年正月頃にテレビ画像を通て、感情露に外務省職員S.7が、

オールド・ドラゴン。/デッド。デッド。/スネーク・モンスター。/キル。キル。/と

自衛隊かアメリカ軍のスクランブルか演習で雄叫を挙げました。

               若宮ゆかりの大根焚と粕汁  環境大学新聞


http://www.asyura2.com/11/bd60/msg/572.html#c32

コメント [自然災害17] 次の大地震を巡る妄念 〜北大森谷博士へ捧ぐ〜 たそがれ竹べえ
10. たそがれ竹べえ 2012年1月26日 15:08:55 : EzRc1UvJydDio : JdIjssY5Ho
関連情報の追加ね。

25日午後7時2分 ニュージーランド南西沖 M5.7

GeoNet – New Zealand Earthquake Report - Jan 25 2012 at 7:02 pm (NZDT)
http://www.geonet.org.nz/earthquake/quakes/3648170g-maps.html
http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/738.html#c10

コメント [音楽6] ロスチャイルド家の閨閥に含まれる「ジェーン・バーキンとセルジュ・ゲンズブール」の当時放送禁止の歌 BRIAN ENO
03. BRIAN ENO 2012年1月26日 15:09:34 : tZW9Ar4r/Y2EU : 2aMGYmhAyE
弟子 様
ご覧になっていたんですね・・
途中からとのこと・・
冒頭に、日本でやったライブの映像流していたんですけど、
それが結構よくって・・
オリジナルはそんなんでもないんですが、
その日本のライブバージョンはレゲエ的なアレンジで・・
音がスカスカ・・
音の隙間だらけ・・
こないだ紹介したのと分野は違うけど
音の空間を利用するアレンジがされてました・・
(以下の音楽もスカスカ)

ミシェル・ンデゲオチェロ&ファンク・ブラーザーズで「You've Really Got a Hold on Me 」
http://www.asyura2.com/11/music5/msg/872.html
投稿者 BRIAN ENO 日時 2012 年 1 月 23 日 10:57:56: tZW9Ar4r/Y2EU

自分のことを、おっぱいがないから薄っぺらい胸なので、
男みたいだとか・・こんなこと、
たぶん、日本の女子なら、自分が肉体的に劣等感を感じるような
歌詞の内容では、唄いたがらないと思うけど・・
(それを売りにしているようなコメディアンは別として・・)
唄ってしまうところに、彼女らのいう、イギリスと違って、
いろんな意味で保守的じゃない自由なフランス気風ってのが
あるんでしょうけど・・

まあ、いい曲でした。
当然ですがユーチューブには投稿されてませんね・・

代わりに、オリジナルを以下に貼り付けます。

Di Doo Dah - THE BEST OF JANE BIRKIN
http://www.youtube.com/watch?v=QTEHj46kYYI&feature=related



http://www.asyura2.com/12/music6/msg/102.html#c3

コメント [戦争b8] 日本タンカー狙う新型ミサイルの恐怖!緊迫のホルムズ海峡 (zakzak)  赤かぶ
03. 2012年1月26日 15:12:46 : FUviF2HWlS
日本のタンカーを撃沈する可能性があるのは、米国のミサイルだろう。

米国が対イラン戦争を始めたら、中立国である日本のタンカーは、イラン軍艦に護衛誘導されて、機雷を避けながらホルムズ海峡を通過する。

http://www.asyura2.com/11/warb8/msg/643.html#c3

コメント [原発・フッ素19] 「放射性核種 体外排泄 サプリ (重金属デトックス剤)」---- 皆さんどうお考えですか? 爺さん
221. 爺さん 2012年1月26日 15:13:13 : pkMRoq8j2xu8g : 8lm6WhXRpA
サウナデトックスについて、これは放射性核種についてではないですが、SaveChildさんがあげたアメリカの軍関係のpdfのなかで、
ハバード法について(chelationtherapyonlineによるとチェルノブイリで実践された)、7点にまとめています。
他の二つのpdfを見ると米軍はCs-137についても実験していますね。

http://www.detoxacademy.org/pdfs/nsn.pdf 2ページ
@多価不飽和脂肪酸オイル
Aエアロビ・エクササイズ
B108度から148度のサウナで発汗
Cニコチン酸を少しずつ増やしながらビタミンとミネラルを添加、これは体組織からの毒物排出を促進する。
Dカルシウムとマグネシウムのサプリメント
E集中的な発汗による脱水と塩分欠乏に対処する必要量の水分と塩
Fバランスの取れた食事と適切な睡眠を伴う規則的な日課
http://www.asyura2.com/11/genpatu19/msg/503.html#c221

コメント [原発・フッ素20] 除染はムリ?責任は誰に?これから続出が確実な“高線量物件”の処分方法 (週プレNEWS)  赤かぶ
04. 2012年1月26日 15:13:34 : pPJ5gJb78A
>それぞれの放射性物質の核種の半減期を考えると、
>線量は4年後には現在の4分の1になる

それは、半減期が2年のセシウム134の場合。
セシウム137は30年だから、5年程度ではほとんど変わらない。

ウソを言うな。
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/487.html#c4

記事 [テスト24] Re: テスト
御用学者、山下俊一の「福島県原発事故の放射線健康リスクについて」。講演会
http://soba.txt-nifty.com/zatudan/2011/03/post-c9ae.html#top


 後ろでYouTube動画と、テキスト完全版採録してます

 まず、福島県HPの講演会紹介ページ。末尾で訂正とお詫びをしてます。

トップページ > 組織別 > 知事直轄 > 広報課 > 福島県放射線健康リスクアドバイザーによる講演会

(平成23年3月22日更新)
福島県放射線健康リスクアドバイザーによる講演会
http://wwwcms.pref.fukushima.jp/pcp_portal/PortalServlet;jsessionid=6A027FEA894454F939E0C850C22D8C62?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=23695)←魚拓をとって見ましたが、

3月21日(月)14時00分〜15時00分
場所:福島テルサ

【演題】

福島県原発事故の放射線健康リスクについて(46分45秒)
http://wwwcms.pref.fukushima.jp/download/1/kouhou_kouen110321.wvx

質疑応答(5分59秒)
http://wwwcms.pref.fukushima.jp/download/1/kouhou_kouen11032101.wvx

(↓福島県HPが訂正している部分をそのままコピペ)
訂正:質疑応答の「100マイクロシーベルト/hを超さなければ健康に影響を及ぼさない」旨の発言は、「10マイクロシーベルト/hを超さなければ」の誤りであり、訂正し、お詫びを申し上げます。ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ありません。※

福島県はHPのこのページで上記のように訂正しているにも関わらず、質疑応答の動画では最初の所でそのまま流してます。←福島県HP頁、質疑応答(5分59秒)の5秒から33秒のところです。以下、その部分。

環境の汚染の濃度、マイクロシーベルトが、100マイクロシーベルト/hを超さなければ、全く健康に影響及ぼしません。ですから、もう、5とか、10とか、20とかいうレベルで外に出ていいかどうかということは明確です。昨日もいわき市で答えられました。「いま、いわき市で外で遊んでいいですか」「どんどん遊んでいい」と答えました。福島も同じです。心配することはありません。

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←最初にご紹介した頁は生きてますが、一応キャプチャ保存。スクロールして見るなら

山下俊一
長崎大学大学院医師薬学科薬学総合研究科長、世界保健機構緊急被ばく医療協力研究センター長、日本甲状腺学会理事長。

高村 昇
長崎大学大学院医師薬学総合研究科に勤務、2010年1月から2010年9月まで世界保健機構テクニカルオフィサー。

 

 福島県HPの動画映像中、編集削除部分があります。43分25秒のところで山下の講演姿が一瞬飛びますが、実際には続けて次の様な発言をしていました。(これがその部分。YouTubeでの音声を録音)「これから福島という名前は世界中に知れ渡ります。福島、福島、福島、何でも福島。これは凄いですよ。もう、広島・長崎は負けた。福島の名前の方が世界に冠たる響きを持ちます。ピンチはチャンス。最大のチャンスです。何もしないのに福島、有名になっちゃったぞ。これを使わん手はない。何に使う。復興です、まず。」です。

42分44秒から(上記問題発言の前後部分を含めたテキスト)
一方的な国寄り、一方的な反対、一方的な、即ち、そこに恣意が入ったり利益誘導の考え方が入るがために、国民は何となく不信、あるいは不安、疑いの目を向ける訳です。お墨付きがいるんですよ。水戸黄門が印籠を出すように、これは大丈夫だと。そういうふうな関係を、この福島原発を契機に日本はつくり直す必要があります。残念なことにJCOの事故でも、チェルノブイリの事故でも、それがなされて来ませんでした。

 これから福島という名前は世界中に知れ渡ります。福島、福島、福島、何でも福島。これは凄いですよ。もう、広島・長崎は負けた。福島の名前の方が世界に冠たる響きを持ちます。ピンチはチャンス。最大のチャンスです。何もしないのに福島、有名になっちゃったぞ。これを使わん手はない。何に使う。復興です、まず。震災、津波で亡くなられた方々。本当に心からお悔やみを申し上げますし、この方々に対する対応と同時に、一早く原子力災害から復興する必要があります。国の根幹をなすエネルギー政策の原子力がどうなるか、私にはわかりません。しかし、健康影響は微々たるものだと言えます。唯一、いま決死の覚悟で働いている方々の被ばく線量、これを注意深く保障していく必要があります。ただ、一般の住民に対する不安はありません。(上記問題発言の前後部分を含めたテキスト)

 

山下俊一トンデモ発言
sievert311 さんが 2011/05/08 にアップロード

http://youtu.be/PuwFrNEgDTg

始めから28秒まで、福島県HPの動画では下記部分を編集削除。
 これから福島という名前は世界中に知れ渡ります。福島、福島、福島、何でも福島。これは凄いですよ。もう、広島・長崎は負けた。福島の名前の方が世界に冠たる響きを持ちます。ピンチはチャンス。最大のチャンスです。何もしないのに福島、有名になっちゃったぞ。(このYouTubeの音声をmp3保存

30秒から、
 放射線の影響は、実はニコニコ笑ってる人には来ません。クヨクヨしてる人に来ます。これは明確な動物実験でわかっています

50秒から、福島県HPの動画では下記部分を編集削除。
環境の汚染の濃度、マイクロシーベルトが、100マイクロシーベルト/hを超さなければ、全く健康に影響及ぼしません。ですから、もう、5とか、10とか、20とかいうレベルで外に出ていいかどうかということは明確です。昨日もいわき市で答えられました。「いま、いわき市で外で遊んでいいですか」「どんどん遊んでいい」と答えました。福島も同じです。心配することはありません

1分21秒から、
内部被ばくの方が1/10、そういうリスクは少ないです。でも、それも外部被ばくと同じような基準で議論します。2つのスタンダードを作ると混乱しますから、内部被ばくも外部被ばくと同じように基準を作っています。ですから、今の基準は幾重にも安全に厳しく作っているというふうに考えてもらっていいと思います。

1分48秒からは別の会場。

)福島県HP内「福島県放射線健康リスクアドバイザーによる講演会」頁の魚拓を二度とりましたが、クリックすると福島HPのトップ頁にリダイレクトされます。魚拓URLを見ると、2度とも181文字目だけ迄で、182文字目以降の「S_ID=23695」がちょん切れてました。魚拓可能URL最大文字数があるのでしょうか。どうしても保存したい大事な頁は「頁の丸ごとキャプチャ」が必要と思います。
1度目⇒http://megalodon.jp/2012-0120-1757-43/wwwcms.pref.fukushima.jp/pcp_portal/PortalServlet;jsessionid=6A027FEA894454F939E0C850C22D8C62?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENT

2度目⇒http://megalodon.jp/2012-0120-1807-12/wwwcms.pref.fukushima.jp/pcp_portal/PortalServlet;jsessionid=6A027FEA894454F939E0C850C22D8C62?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENT

 

関連:

【必見】NHKスペシャル、汚された大地で〜チェルノブイリ 20年後の真実〜、2006年4月16日(日)放送。低線量被ばくについてなど

始めに戻る

 

 こちらは同じ講演会のYouTubeですが、福島県HPで紹介されている動画の16分2秒からです。16分2秒からは質疑部分も含め最後まで丸ごと放送してます(福島HPの動画では質疑部分はダイジェスト)。

3月21日 山下俊一氏講演会 その1

 この動画部分のテキスト

 

3月21日 山下俊一氏講演会 その2

http://youtu.be/aIMMmBY1qU8

 この動画部分のテキスト

 

3月21日 山下俊一氏講演会 その3

http://youtu.be/ddz3EwqLcLI

 この動画部分のテキスト

4分25秒から4分55秒まで、以下の問題発言あり。福島のHPの以下では削除されてる(動画が一瞬飛んでいて分かる)⇒http://wwwcms.pref.fukushima.jp/download/1/kouhou_kouen110321.wvx
 これから福島という名前は世界中に知れ渡ります。福島、福島、福島、何でも福島。これは凄いですよ。もう、広島・長崎は負けた。福島の名前の方が世界に冠た
る響きを持ちます。ピンチはチャンス。最大のチャンスです。何もしないのに福島、有名になっちゃったぞ。これを使わん手はない。何に使う。復興です、まず
。(このYouTubeの音声をmp3保存

 

3月21日 山下俊一氏講演会 市民を交えて質疑1

http://youtu.be/He9h6IIPa7I

 この動画部分のテキスト

 

3月21日 山下俊一氏講演会 市民を交えて質疑2

http://youtu.be/Ms-AwzcIdw0

 この動画部分のテキスト

6分50秒から、問題発言。
山下:科学的に言うと、環境の汚染の濃度、マイクロシーベルトが、100マイクロシーベルト/hを超さなければ、全く健康に影響及ぼしません。ですから、もう、5とか、10とか、20とかいうレベルで外に出ていいかどうかということは明確です。昨日もいわき市で答えられました。「いま、いわき市で外で遊んでいいですか」「どんどん遊んでいい」と答えました。福島も同じです。心配することはありません。是非、そのようにお伝えください。

 

3月21日 山下俊一氏講演会 市民を交えて質疑3

http://youtu.be/wRTnZcNI1a0

 この動画部分のテキスト

 

3月21日 山下俊一氏講演会 市民を交えて質疑4

http://youtu.be/5jnIDjLUDYc

 この動画部分のテキスト

始めに戻る

 

 以下、下記リンク先のテキストを参照・チェックし、漏れている所などを若干補足しました。講演会の最初の挨拶から、テキスト完全版です。

2011年3月21日14時- 山下俊一氏・高村昇氏「放射線と私たちの健康との関係」講演会(前半)
2011-03-24 00:41:13

http://ameblo.jp/kaiken-matome/entry-10839525483.html

司会:

14秒から
 それでは、私の方から本日ご講演を頂きますお二人の先生方をご紹介させて頂きます。

初めに山下先生でございますが、山下先生は長崎大学大学院医歯薬学科薬学総合研究科長をされておりまして、世界保健機構緊急被ばく医療協力研究センター長、日本甲状腺学会理事長をされています。 

次に高村先生をご紹介します。高村先生は同じく長崎大学大学院医歯薬学総合研究科に勤務され、2010年1月から2010年9月まで世界保健機構テクニカルオフィサーを勤められておったと聞いております。現在、お二人は福島県民の安全・安心を図るため放射線による健康被害に関する世界的権威からアドバイスを頂いておりまして、放射線と健康に関する正しい知識を県民に提供することを目的とした福島県放射線健康リスク管理アドバイザーに、去る23年3月19日付で就任・委嘱されているところでございます。本日は「福島原発事故の放射線健康リスクについて」と題しましてご講演を頂きます。それでは、山下先生、高村先生、よろしくお願いします。

 

高村昇:

 長崎大学の高村でございます。今日はお忙しいところ、こんなにも沢山お集り頂いて本当にありがとうございます。そしてまた、今回の震災、福島県でも多くの方が被害に遭われ、またお亡くなりになられたと聞いております。心よりご冥福をお祈りしますとともに被災に遭われた方々にお見舞いを申し上げたいと思います。

 私共、先程ご紹介ありましたように長崎大学から参っております。ご承知のように長崎、広島といいますのは、日本でたった2カ所、というより、世界でたった2カ所原爆が落とされた土地でございます。1945年に原爆を落とされて以来、我々長崎大学は被ばく者に向き合い、被ばく者の方のケアを行って参りました。その間、65年という長きにわたります。私自身も元々は内科医でございます。内科医としまして被ばく者の方の診療をし、あるいは被ばく者の方の健康リスクを解明するといった仕事やって参りました。そしてその一方、盛んに最近報道にありますチェルノブイリという言葉が出てきますね。私、実はかれこれもう、40回から50回でしょうか。チェルノブイリの方に足を運んでおります。そしてチェルノブイリの被災者の方に向き合いまして、その診断・治療を行う。あるいは、そういった方々を対象としたいろんな研究を行う。そういった活動をもう、かれこれ15年あまりやってきております。

 そのように長崎大学では被ばく者、これは長崎の被ばく者に限りません。国際的な、世界的な被ばく者の健康のリスクといったものをずっと診断・治療あるいは研究してきたわけですけれども、今回、このような福島で、地震に伴う津波、これだけでも非常に大変な災害なわけですけれども、それに加えてこの原子力発電所の予想外の事故。そして、それに伴う放射能の漏出、そして放射線が至る所で観測されるという、この予想だにしなかった事態におそらく県民の皆さんは困られている、心配が非常に大きいんじゃないかなと思っておりました。それは、長崎からニュースで見てもそう思いましたし、おそらくマスコミの報道とか、あるいは新聞の報道とか、そういうのを見るたびにおそらく皆さん、不安感があるのではないかと大変心配しておりました。

 その理由の1つとしましては、おそらく皆さん方は放射線ってそんなに身近にあるものではないと思います。おそらく、例えば胸のレントゲンを撮るとか、CTを撮るとか、そういった時には放射線のお世話になる訳ですけれども、それ以外にそんなに身近に放射線があるとは思っておりません。実はある訳ですけれども、思っておりませんから、なかなか馴染みがなかろうと。そういったところに、いきなりニュースで「これはチェルノブイリ級の事故である」とか言われれば、これは不安であろうなと。そう思いますと、我々は本当に居ても立ってもいられなくなりまして、これはやはり我々が行って、ちゃんと市民の皆さんに放射線、放射能についての説明をしなければいけないんじゃないかと思い立ちました。それで、福島県知事さん、あるいは福島県立医科大学の皆様の本当に大きな協力もあって、今回このような場を設けさせて頂く事になりました。

 今日はまず私の方から、ごく簡単に放射線とはどういうものかというお話をします。そして、長崎あるいは広島で原爆が落ちた、そしてチェルノブイリの事故があった。それと今回はどういうふうに違うのか。結論から言えば全く異なるし、全く健康に対する心配はしなくていいんですけれども、それは何故かということ、どれくらい規模が違うのかというのを簡単にご説明申し上げます。その後、山下俊一教授の方から質問を受け付けるという形にしたいと考えております。

 まず、皆様、先程申し上げましたように、放射線というのは一般の生活に関係があるとすれば、例えばX線を撮ります。最近よく胃の透視という話が出てきますね。あるいはCTを撮りますという時に放射線を使います。これは、どうやるかといいますと、身体の外から放射線を当てて、それを使って写真を撮ったりして診断に役立てるという事をする訳です。あるいは放射線は治療にも使います。例えば、ガンになった時に、そこに放射線を当てることによってガンを手術をすることなく治療するとか、そういったことにも使います。このように放射線は人の診断や治療といったものに役立つという事がある訳です。これを利益、英語でベネフィットと言ったりします。

 その一方で、放射線はリスクも負っています。私が先程申しましたような、長崎・広島の原爆、これによって多くの方が被ばくされたわけです。それによって多くの方が亡くなられた訳ですし、例えば私が現在働いております長崎大学の医学部は、原爆が落ちた所から大体500メートルから600メートルくらいの所にありました。多くの学生さんやスタッフが亡くなりました。そういった原爆、いわゆる殺傷兵器としても放射線は使われた訳です。

 その一方、原子力発電所というのがあります。原子力発電所は、普段は我々の役に立っている訳です。要するに電力を供給してくれるという、非常にベネフィット、役に立つ面がある。ところが、いったんこれが事故を起こすと、これが最も有名なもの、世界史上最悪の事故というのが、先程来出ているチェルノブイリの事故ということになるのです。

 このチェルノブイリの事故は1986年に起こりましたけれども、チェルノブイリの4号炉の炉心が、最近、皆さんよくテレビ・新聞等でご覧になられている思いますけれども、炉心が完全に爆発して、そこから大量の放射能がまき散らされるという状態だった。それによって最近よく報道されているような、放射性ヨードであるとか、あるいはセシウム137といった、いわゆる放射性物質、放射能が放出された訳です。その中で特におそらく放射性ヨード、ヨウ素131という物質があるんですが、これが大量にまき散らされたことによって、多くの住民、特に子供さんが被ばくして、それによって甲状腺ガンが発症したというのが、チェルノブイリの事故な訳です。

 そういった事実がベースにあるものですから、今回、例えばヨウ素131が出ました、セシウム137が出ました、毎日いろいろな所で今日はどのくらい、今日はどのくらいと報道されます。そうすると、これは危ないんじゃないか、これは福島でこのまま暮らして大丈夫なのか、と思われると思います。これはやむを得ない、仕方のない感情だと思います。しかしながら、先程、私は申し上げました。これによって、福島県民、あるいはもっと言えば日本国民といってもよいでしょう、その健康リスクはありませんと申し上げました。何故かと言いますと、これはひとえにその出た放射能の量、あるいはその放射能から出される放射線の量に起因します。

 つまり、ある一定の量、具体的な線量は後からおそらく山下先生から説明があると思いますが、ある一定の線量は人間のためには害にならない、むしろベネフィットになる。例えば今言いましたような、X線を使うとか、胃の透視に使うとか、あるいはCTに使うとか、そういった量は、例えばもちろん、原爆の被ばくする量、原爆によって被ばくした量、あるいはそれよりも少なくなりますけれども、チェルノブイリで被ばくした線量に比べれば遥かに低い線量な訳です。そして、ニュースでよく説明がありますように、今回、例えばヨウ素131が1時間当たりに出ている量、あるいは1日当たりに出ている量、それも空気中にある量ですね、それは、そのCTであるとか胃の透視の検査よりもさらに少ない量であるとよく説明を受けられていると思います。ですから、それを考えると、明らかにチェルノブイリやあるいは長崎・広島の原子爆弾とは、今回の一連の福島第一原発の事故というのは全く性格の異なるものであろうということが言えます。

 ただし、1つだけ皆さん方がもう1つ心配になってらっしゃることがあると思います。それは、こういうふうに少しずつでも漏れ出しているのが、いつまで続くんだろうということが恐らくあるんだろうと思います。確かに少しの量、ですから、これは決して原発の炉心全部が壊れて、そこから大量の放射能が出ているわけではなく、ごく一部の所から漏れ出して、それが風に乗ってやってきているという状況ではあります。しかし、それがダラダラダラダラと、長期、数日間、この一週間ですかね、続いているということが、これが皆さん不安なんだろうと思います。しかしながら、今日の特にデータなどを見る限りでは、少しずつやはり状況は改善してきているように思います。

 ご承知のようにテレビでは必死に原子力発電所の消火作業に当たったり、冷却作業に当たったり、あるいは発電所の非常電源を繋いだりと、一生懸命働いている方が沢山いらっしゃるというのが連日報道されております。そういった状況もあって、少なくとも、例えば、ここからさらに大きな爆発があるといか、それを皆さん一番心配してらっしゃると思いますけれども、そういった状況になるとはちょっと考えにくいと思いますし。ですから、現時点では、そしてこの先も、この原子力発電所の事故による健康リスクというのは、非常に、と言ってはいけません、全く、考えられないと言ってよろしいかと思います。

 ですので、これは質疑応答の中で各論でお話があると思いますけれども、大事なことは皆さん是非、情報をきちんと集められてください。そして、きちんと情報を集めて、それで冷静に判断して頂くという事が大切であろうと思います。恐らく、今日ここに来ていらっしゃる方の中には、福島市内だけでなく、いろんな所から避難されている方もいらっしゃるかと思います。ここ福島は原子力発電所から50キロくらいですかね、61キロですか。失礼致しました。61キロ離れているということですけれども、もっともっと近い所かた避難されている方もいらっしゃると思います。そういう方は恐らくもう一週間以上、避難生活がきておりますので、非常にストレスもあると思います。肉体的にもきついと思います。ですから、それにプラス、この放射線のこういった一連の報道、あるいは事故ということで、かなりストレスの溜まっている状態であると思います。大変であると思いますけれども、やはり冷静に、是非情報を集められて、冷静に対応して頂ければと思います。

 そして同時に、今日は質疑応答をここで致します。終わった後も、先程申しましたように、私と山下教授は福島県の放射線健康リスクアドバイザーに就任致しました。是非、県を通じまして種々の媒体で質問頂ければ、それはわかりやすく説明しようと思いますし、今後もできるだけいろんな市町村を回りまして、説明会をしていきたいと思います。そういった場を通じて、情報を公開する、正しい放射線に関する知識を公開するよう努めて参りたいと思います。私たち長崎大学、あるいは長崎は福島の皆さんをこれからも継続して応援したい、支援したいと考えておりますので、是非よろしくお願いしたいと思います。これで私の説明を終わらせて頂きます。ありがとうございます。

 

山下俊一:

 引き続きまして、少し年をとった山下が出て参りました。皆様方、今のお話を聞いて少しは放射線が何かということをご理解頂ければと思いますが、ここ福島にあって最も心配していることは、環境中の放射性レベル、あるいは土壌の汚染レベル、もっと言うと、野菜、あるいは水、いろんなレベルが安心、安全なのかどうかということだろうと思います。もちろん、火元である原発の事故が収束しない事には何ら将来の安全や安心をお話することはできません。

 私たちが何故ここに来たかというと、専門家の話はよくわからん、あるいは数字が出てきたり単位が出てくると何にことかさっぱりわからん。どの情報を信用していいのかもわからん。わからんずくめ。わからんずくめで判断をして皆様方は行動をとったり、あるいは不安になったり、不信感を持ったり、避難して逃げて行くという、そういうふうな悪循環を是非断ちたいということで、広島・長崎の経験をいかすべくここに来ました。

 皆様方は原発でいま作業されている方々の被ばくの量と、今ここに我々が居る被ばくの量が全然違うということは感覚的にわかりますよね。火元に近ければ近いほど熱線として熱を浴びる、あるいは火傷をします。これが今の現状です。火元から遠いと、火は当然熱線も届かないし、火の粉も降り注がない、もっと言うと、火山が爆発した。火山が爆発した近くに居ると、火砕流が流れてくる。大きな岩石が飛んでくる。火の雨も降る。危険。5キロ、10キロ、20キロ、30キロ離れると火の粉は飛んで来ん。飛んで来たとしても灰になっとる。そのように考えていただけると、この事故の影響は、実は火元さえ抑えれば治まります。しかし、未曾有のこの大惨事で、残念な事に全く予期しないことが次々と起こってきました。

 私も国の原子力安全委員会の一人のメンバーですけれども、毎年原発事故を想定して訓練をします。シナリオありきの訓練です。そのシナリオは10キロゾーンで避難ということで、10キロ内の避難を想定したシナリオでありました。でも皆さん、今回の事故はどうでしょうか、なんだか知らないうちに20キロ圏内が避難地域になってしまいました。実は訓練では、まず危ないということがわかると、屋内退避をします。環境中に放射性物質が出ると危ないから、屋内に避難しないさいという判断がなされます。それでも危ないということであれば、当然避難をする訳です。避難、すなわち安全なところへ逃げて行くというのが避難です。でも、今回は10キロの倍、20キロ避難したにもかかわらず、いま20〜30キロの間は屋内退避というふうな言葉で、一般の住民は何の事かよくわからん。これは危険なのか、危険じゃないのか。しかも、マイクロシーベルトという値が出て来て、0.02というバックグランドはいつの間にか1になって2になって、20になって、30になって、そんなふうにどんどん日ごとに何か悪くなっている。今度は福島市でも20マイクロシーベルト/hと言っているぞと。

 これについて枝野官房長官も、あるいは政府も、出す声明は正しいんです。値は正しい。環境の汚染、あるいは物理学的なデータは原子力安全・保安院が出すデータは正しいんです。しかし、何が足りないか。じゃあこれが健康に危険かどうかをきちんと説明し得る、その説明の仕方が足りない。何故足りない。誰もこんなことを経験した事がないからです。想定外のこの事故に対して、専門家も自分の専門の分野のコメントを述べます。マスコミを通じてそうです。色んな人が色んな事を言うから、全く違うことに聞こえる方もあるかもしれません。私達はそういうことをイヤというほど過去の事例で経験してきました。

 今は非常事態ですからご心配が多いけれども、いずれこれは治まって、安全宣言がされて、復興のいかづちを上げなくてはいけません。しかし、今はその渦中です。火の粉が降り注いでいるという渦中で、これをどう考えるかということを皆様方は念頭に置いてください。今その渦中にいる我々が予測をする、あるいは安心だ、安全だという事は、実は非常に勇気のいる事であります。危ない、危険だ、最悪のシナリオを考えるという事は、これは、実は誰でも出来るんです。しかし、今の現状を打破するためにどう考えるかという時に、今のデータを正直に読んで皆様に解釈してお伝えするというのが私たちの役割であります。

 放射線の健康への影響は大きく2つに分かれます。高野先生がおっしゃった外部被ばく、外から放射線を浴びるというのを外部被ばくと言います。私たちが20年来仕事をしているチェルノブイリでは、内部被ばくといいます。規模は違いますが、その様相がよく似ています。だから、海外のメディアは心配をして、これは第二のチェルノブイリ型になる怖れがあるから、皆さん遠い所に避難しましょうと。自国の外国人の、東京のいわゆる入国を減らしたり、国外退去を勧告したりしている訳であります。これも、日本の情報が正しく海外に伝わっていないからであります。

 一般の、私たち20キロ、30キロ離れた人たちの放射線の被ばくは何が問題かというと、内部被ばくであります。決して、ここにいる私たちは直接あの原発の放射線を受けません。これは明確です。20キロ、30キロに住んでいる方々は、あそこの熱線を感じることはありません。唯一、大気中に放散された放射性の物質が飛んで来てるんです。これを拡散といいます。風、あるいは温度、あるいは地形によって、その飛び方は違います。同心円的に3キロ、5キロ、10キロ、20キロ、30キロと言っていますが、これは全く意味がありません。いいですか。20キロだから安全、30キロだから屋内退避、40キロだから安全と、そういうものではないんです。

 しかし、どこかで線引きをしないといけない。その線引きは、安全だと言えるから線引きをする訳です。20キロを超えれば、放射性降下物が降り注いだとしても、少々汚染しても全く健康に影響がないから、20キロあるいは30キロ屋内退避という今、令が出されています。

 しかし、残念なことに国もこれは困っています。何が困っているか。屋内退避というのは次は避難なんです。じゃあ30キロ以降まで避難させるかどうかという話になります。でも、この一週間その指令は全く出ません。これだけ原発がトラブルを起こして危ない、最悪のシナリオだといいながら、じゃあなぜ国は20〜30キロの人を避難させないんでしょうか。ここは知恵の絞りどころです。今の現状は危険じゃないからです。だから、避難させる必要がないのです。大気中の濃度は恐らく下がります。そして、食物中の汚染も、これは減ってなくなります。どうしてでしょうか。物質は安定なものと不安定なものから成ります。どのような元素も安定な元素と不安定な元素があります。不安定な元素は、不安定ということは安定になるために分裂をします。その時に放射線を出すんです。でも、安定に近づくから放射線は出なくなります。これを半減期といいます。どんどん放射線の活性は減っていきます。エネルギーが強いほど減っていきます。

 大気圏中に出る今回の多くの放射性元素は、放射性ヨウ素であります。ヨウ素は半減期が8日間。8日間で半分になります。そしてその量も非常に少ないために、大気圏中にあるものが身体に入る確率は1/10です。放射性ヨウ素というのは甲状腺ホルモンの原料です。甲状腺に取り込まれます。ワカメや昆布に沢山入っているものと同じものです。その不安定な元素が実は原子炉から出ます。それを吸入して、少しは甲状腺が被ばくをするかもしれません。私が敢えて「少し」と言っているのは、今からお話をするチェルノブイリの事象と比較をするためです。

 放射線は何故怖いかというと、エネルギーだからですよ。紫外線で火傷をする人もいますね。紫外線、みなさん一生懸命、女性の方は特にお化粧のメイキングや紫外線防護に気を遣われます。ただ単に日焼けであけではなくて、欧米ではこれが皮膚がんの原因になるからです。じゃあ、太陽でみんなガンになる?ならないですよ。放射線は紫外線と異なってエネルギーですから、身体に当たるとそれが細胞の遺伝子を壊すということで怖がります。だから、ガンの治療に使うということにもなります。

 放射線はエネルギーとして、1つ覚えてください。1ミリシーベルトの放射線を浴びると皆様方の細胞の遺伝子の1個に傷が付きます。簡単!100ミリシーベルト浴びると100個傷が付きます。これもわかる。じゃあ、浴びた線量に応じて傷が増える。これもわかる、みんな一様に遺伝子に傷が付きます。しかし、我々は生きてます。生きてる細胞はその遺伝子の傷を治します。

 いいですか。1ミリシーベルト浴びた。でも翌日は治ってる。これが人間の身体です。100ミリシーベルト浴びた。99個うまく治した。でも、1個間違って治したかもしれない。この細胞が何十年も経って増えて来て、ガンの芽になるという事を怖がって、いま皆さんが議論している事を健康影響というふうに話をします。まさにこれは確率論です。事実は1ミリシーベルト浴びると1個の遺伝子に傷が付く、100ミリシーベルト浴びると100個付く。1回にですよ。じゃあ、今問題になっている10マイクロシーベルト、50マイクロシーベルトという値は、実は傷が付いたか付かないかわからん。付かんのです。ここがミソです。

 にもかかわらず、新聞報道ではバックグラウンドの千倍とか、一万倍とかいう話が出ます。そのために、即それが健康影響を及ぼすというふうに誤解されます。書いてる新聞記者がよくわかっとらん。報道関係もよくわからないのに、我々専門家の意見をつまみ食いして記事を書きます。決して100%信用できるデータではない、コメントではないのですが、我々専門家も悪い。これを否定したり、あるいはきちんと反論して来ませんでした。

 私が敢えて今回、このように皆様方の前に立って、専門家としてできるだけ分かりやすい話をしたいと思う理由は、国民がこの原発事故を通じて初めて、理科音痴が解消されるかなと期待しているからです。皆さん福島県民は原発がここにあるので、よく放射線の事をご存知で、放射能のことも知っているのかなと思ったけれども、何の事はない皆逃げ出している。出て行けと言ったら、皆出て行ってしまった。おかしいという疑問の手を挙げるためには理科音痴を日本国民全部、払拭する必要があります。特に新聞記者はそうです。報道関係は初めて今回、自分たちの科学的知識のなさに困惑しているはずです。付け焼き刃で記事を書いている。でも、これも大事なことです。勉強する、福島の原発事故は日本国民全員に理科を勉強するチャンスを与えました。シーベルト、何? ベクレルって、何じゃこりゃ??

 そんなことから実は、私は是非皆様方にご理解頂きたいと思います。熱が上がったか上がらんかは手で触ればわかると言いますけれども、体温計が要るでしょう。いいです? 体重が太ったか太らんか、わからん。体重計が要るでしょう。数値化するということで放射線のレベルを知る事が出来ます。杉花粉がいっぱい飛んで来た。どんくらいあるかわからんぞ。測れんもん。見えん。でも、みんなアレルギーに、アトピーになる。これに対して放射線は測れるというのは、これは1つの武器なんです。いいです? ということは、測れるということは、その数値を政府が正しく出しても、それを理解する国民、我々が正しく理解できなければ何の事はない。全くの馬耳東風、猫に小判なんです。そういうふうにして、いま数値が一人歩きして、ピンポン球でメディアに踊らされています。これは由々しき状態。

 ですから、私は皆様方にまず単位のことでご心配をしないようにお話をします。ミリシーベルトというのが、さっき言った1個細胞に傷が付く、100ミリシーベルトは100個傷が付く。だから、いま原子力発電所の事故で決死の覚悟で働いている方々は、250ミリシーベルトに安全基準が引き上げられたのです。100ミリシーベルトが1回の、その時の作業時間の被ばくの線量が労働衛生上決められています。それを250というレベルで今彼らは仕事をしています。じゃあ、これで病気起こるの?ガンになるの?というと、そうではありません。このレベルをまず覚えてください。100ミリシーベルトとか250ミリシーベルト。我々日本人は年間約3.5ミリシーベルト被ばくしています。皆さん方全員そうです。私もそうです。ですから、年間数個の傷は放射線のせいです。でも、それ心配いらないんですよ。どうしてか。病気は、いいです?今この話はガンの話ですけれども、ガンは、色んな原因で起こるんです。放射線以外にたばこ、食生活、あるいは遺伝的な背景、環境因子、色んなもので起こります。100ミリシーベルト浴びると、100人、その生涯ずーっと調査すると、100人の内1人ガンが起こるかどうかという頻度です。100人が、平均78歳としましょうか、生きて1人ガンが起こるかどうかという、そういう確率論的な問題です。でも、70も80も生きればT/3はガンで死んどる。33人はガンで死んどるうちの、1人は放射線のせいかわからんという量の、100ミリシーベルトでみんな議論しています。

 まず、そのレベルをご理解ください。こんな高いところで放射線の障害を議論している。でも、実際はその千分の1、マイクロシーベルトの環境中の問題。体内に入るともっと低い、そういう問題の中で皆さん不安がってます。何故、不安がるか。論理的にいま、私は数値で測れるという話をしました。何故怖がるか。音もしない、においもしない、わかんない。わかんないものに対する不安は、理性ではなく感性、感情で判断するんです。これが人間です。

 私たちは科学の力で、この人類の発展と平和を築こうとしてきました。しかし、残念ながら原子力に関しては、原爆という兵器の開発が先行しました。そのために、原子力の平和利用という原発は常に負のイメージをもって推進されてきました。科学に善し悪しはありません。しかし、科学には善悪は判断できないとしても、事故は付き物です。科学の限界も当然あります。ヒューマンエラー、人のエラーも積み重なります。科学は単に原子力工学だけではありません。医学もそうです。あるいは経済学にしてもそうです。政治学もそうです。科学はありとあらゆる学問体系を含みます。その根幹は皆様方が持っている生き様、哲学です。そして、宗教学です。こういうものを全部含めたものが科学です。その科学が作り出した原子力発電所の過ちや事故を、じゃあ誰が清算し、誰が元に戻すことができるのでしょうか。それはやはり、科学の過ちは科学でしかコントロールすることはできません。これは人間の性です。人間の守備範囲である、自分たちが作り出した物に対しては自分たちで責任をとるという必要があります。

 ミリシーベルトになったら、そのような生体、健康影響がありますが、マイクロシーベルトではありません。だから、私は大胆にも「心配いらん」というふうなことを断定し、バッシングされるかもしれませんが、皆様方に是非このナイーブ(?)から安心と安全を伝えたいということで、この講演会を企画しています。

 昨日、いわき市に行ってきました。びっくりしました、いわき市に行ったら。途中、杉花粉がいっぱい飛んどる。これは原子力のありえんかなと思うくらい杉花粉だらけ。行ったら閑散として、福島市で見るようなガソリンスタンドの長い列がない。人がおらん。どうなっとるんだろうかと思って会場に入ると、ここ福島市民は、あるいはこの地区の、中通りと言うんでしょうか、は、みんな紳士淑女ですね。いわき市に入ったら、「おい、市長帰れ!」「帰るな!」とか、そんな罵声が飛ぶような所だったんです。これはまあ、どうして我々はつるし上げに来たのかと昨日いわき市で思いました。そうしたら、私の友人の鈴木先生が、「いや、これはもう、浜通りと中通りは人種が違うんだ」と言っておられましたので、少しは安心しましたが(笑)。

 大切なことは、科学の目を持って新聞を読む。理科の知識がないのに数値が一人歩きするから心配。具体的な心配しないでいいって言うお話しをします。例えば、この福島市は20マイクロシーベルト/hというふうな値が暫く続いたそうです。しかし、今は10マイクロシーベルト以下になっています。20マイクロシーベルト/hというのは、1時間にずっとそこに居ると20マイクロシーベルト環境中にあり続けるという問題です。24倍すると1日約480マイクロシーベルトがそこにあります。しかし、屋内に居ると、約1/10の48マイクロシーベルトにしかなりません。1日の量は。身体の中に入っていくのは1/10です。つまり1/100しか身体の中に入ってきません。いいです?すると、数マイクロシーベルト我々は1日に浴びるという計算になります。では、この浴びた内部被ばくはずっと蓄積するんでしょうか。せん。どうして?半減期があるからどんどん減って行く。放射線がここに付いてもずっとそこに残らないんです。だから、汚染という実は表現は、体表面に付いたという意味の汚染であって、ずっとペンキがそこではがれないというわけではありません。そこにたとえ付いて洗わなくても、実は半減期といって不安定な物質が安定に向かって減って行きます。じゃあ、そこにあればいつまでもその局所は被ばくするじゃないかと言いますが、圧倒的に量が少ないです。

 今日は雨が降っているから、ひょっとしたら放射性物質が付いているかと思われるかもしれませんが、私は全然怖くありません。理由は、もう新しい爆発が来ていません。今ここにある放射性物質は、数日前の放射性物質がここに飛んで来て、それが落ちてここに溜まっとる。それだけの話です。だから、これからは色んな所に、盆地、あるいは農場、あるいは牧草地帯、野菜畑、土壌にそういうものが降り注いでいますから、そこを測ればけっこう高い値が出るはずです。じゃあ、それが即危険かというと、まさにいま私が話をしたように、たとえ口にしても、それは危険ではありません。問題はその量をずっと1年間食べ続けた時に、トータルとしてどのくらいになるから、安全基準に沿って、そうならないように制限をかけたというのが暫定的な基準です。

 いいです? 安全な値を決める時に、トータル1年間どのくらい浴びたかということで安全基準を決めますが、これは1回それだけ浴びたということと換算、同じ状態と仮定して安全基準を作っています。微量を長期間受けるということを、1回に沢山受けて沢山細胞に傷が付いているのと同じ割合として安全基準を設けています。ここが一番、放射線の健康影響の重要な点です。放射線は入ったらずっと残っとる。大間違い。半減期があって消えて行く、洗い流される。拡散する。なぜそれが普通の日常の出来事かというと、物質は不安定なものから安定なものに変わる。その時に出す放射線の力は、だから半減期と共になくなっていきます。

 今、日本で一番理科の知識が高いのは、ここ福島市の皆さん方です。こんなことを話をされて首を振って、もっとわかったような感じでいらっしゃいますけれども、なーんもわかっとらん、だいたい。それでいいんです。そんな、何でもかんでもわかったら我々の商売上がったりですよね。こんな話を一度でわかると皆さんはもう大学院卒業、単位をやります。わからんでいいんです。

 唯一お願いしたいのは、皆さんと我々、あるいは皆さんと県、あるいは国の信頼関係の絆をつくるということです。今、何を信用していいのかと。今、皆さん方が最も信頼できるデータは何かということです。これは、好むと好まざるとに関わらず我々は日本国民です。日本で戦争で敗れ、そして原子力産業を支え、今の復興を成し遂げたこの日本において、我々が少なくとも民主主義国家として信じなくてはいけないのは、国の方針であり、国から出る情報です。これをきちんとオーディット、監査して、正しいのか正しくないかを説明する、実は機関が我が国にはありません。中立的に国の出す情報を正しいか正しくないかということを評価する機関がないんです。一方的な国寄り、一方的な反対、一方的な、即ち、そこに恣意が入ったり利益誘導の考え方が入るがために、国民は何となく不信、あるいは不安、疑いの目を向ける訳です。お墨付きがいるんですよ。水戸黄門が印籠を出すように、これは大丈夫だと。そういうふうな関係を、この福島原発を契機に日本はつくり直す必要があります。残念なことにJCOの事故でも、チェルノブイリの事故でも、それがなされて来ませんでした。

 これから福島という名前は世界中に知れ渡ります。福島、福島、福島、何でも福島。これは凄いですよ。もう、広島・長崎は負けた。福島の名前の方が世界に冠たる響きを持ちます。ピンチはチャンス。最大のチャンスです。何もしないのに福島、有名になっちゃったぞ。これを使わん手はない。何に使う。復興です、まず。震災、津波で亡くなられた方々。本当に心からお悔やみを申し上げますし、この方々に対する対応と同時に、一早く原子力災害から復興する必要があります。国の根幹をなすエネルギー政策の原子力がどうなるか、私にはわかりません。しかし、健康影響は微々たるものだと言えます。唯一、いま決死の覚悟で働いている方々の被ばく線量、これを注意深く保障していく必要があります。ただ、一般の住民に対する不安はありません。

 しかしながら、それでも不安はある。誰に不安がある?女性、妊婦、乳幼児です。次の世代を背負う子供達に対し、私たちは責任があります。だから、全ての放射線安全防護基準は、赤ちゃんの被ばく線量を基準につくられています。いいですか。子供を守るために安定ヨウ素材の投与、あるいは避難・退避ということの基準は作られています。大人は二十歳を過ぎると放射線の感受性は殆どありません。もう限りなくゼロです。大人は放射線に対して感受性が殆どないということをまず覚えてください。そのくせ、一番心配するのは大人。これは間違いです。特に男は大間違い。我が身を省みれば、自分はタバコを飲んだり、酒を飲んどるのに、放射線より遥かにリスクが高いのに。男はまず心配いらないです。守るべきは女性、女子供、妊婦、乳幼児です。もし、この状態が悪くなるとすれば、逃げるのは妊婦と子供でいいんです。男は戦わなくちゃ。復興に向けてここで福島県民として、会津の白虎隊です。それくらいの覚悟はあって然るべきです。

 放射線の影響は、実はニコニコ笑ってる人には来ません。クヨクヨしてる人に来ます。これは明確な動物実験でわかっています。酒飲みの方が幸か不幸か、放射線の影響少ないんですね。決して飲めということではありませんよ。笑いが皆様方の放射線恐怖症を取り除きます。でも、その笑いを学問的に、科学的に説明しうるだけの情報の提供がいま非常に少ないんです。是非、今の私の話を聞いて、疑問が沢山あると思いますから沢山質問してください。これは講演でも講義でもないんです。皆様と私のキャッチボールなんです。

後半の質疑応答へ続く

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2011年3月21日14時- 山下俊一氏・高村昇氏「放射線と私たちの健康との関係」講演会(後半)
2011-03-24 01:04:27

http://ameblo.jp/kaiken-matome/entry-10839534940.html

それでは、今からの残りの時間を質疑応答にします。私も少し喋りすぎましたから、是非皆様の方から手厳しい、いわきのような質問をしてください。それでは順番にいきましょう。

Q1:昨日、炉心容器を取り出すというような報道がされました。そうすると、放射能は放出されるんじゃないでしょうか。そういう不安定な時期であるのに、心配はないといういわれはないと思うんですけれども、もしそれが本当であれば、コンクリートミキサー車、ポンプ車で炉心が安定した時にコンクリートで固めて頂ければ、本当に安心すると思いますが。それと、山下教授にですけれども、放射性ヨウ素だけを取り上げて、セシウムを問題とされないのはおかしいのではないかと思いますけれども。食物の内部被ばくに対してですね。それと、数値なんですが、福島市、10とか9とか、その辺のμ(マイクロ)なんですけれども、県北地域をもっと細かく測定してみますと、どういうわけか福島市役所だけが高いんですね。高値なんですよ。例えば、県庁の自治会館とか2.0だったり、福島ICが6.5とか。だから平均をとればもっと低い値になるんですけれども、その辺の数字のマジックというか、何故、観測地点を変える、今までやってきたから変えないでと言うんですけれども、やはりそこは正確な情報として言わないと、なかなか福島県にも必要な物資が来ないんじゃないでしょうかね。その辺のところ、いかがでしょうか。

山下:ありがとうございます。3つとも私が答えます。素晴らしい質問ですね。
 まず最初に頂いた原子炉の問題。これは、我々は健康の専門家で、原子力工学の専門ではありませんから、今の状況を抑えるのに水だけで十分なのか、冷却水が回れば全部反応が収まって、次のステップをどうするかというのは次の問題です。恐らく廃炉にする覚悟があれば、今言ったようにコンクリート固めするということも可能だと思います。しかし、それをするかしないかは、また別の判断があると思います。ただ言えることは、数日前から放射性物質は明らかに下がりつつありますので、現状の計画にまず注視したいと思います。
 2つ目の質問、何故放射性ヨウ素だけなのか。セシウムもあるのではないか、おっしゃる通りです。セシウムもあります。放射性のヨウ素は半減期が8日ですが、セシウムは30年です。身体に入ると60日で半分になります。エネルギーの力はヨウ素に比べると遥かに低いんですが、セシウムは必ず入ります。じゃあ、この放射性のセシウムは身体に入ったらどこに行くでしょうか。殆ど尿に流されますが、一部、身体の筋肉に入ります。筋肉。しかし、それは半減期と共に減って行きます。私たちの最大の研究成果は、放射性セシウムをずっと食べ続けたという人々がチェルノブイリの周辺に数百万人います。このレベルどころではありません。放射性セシウムに汚染されたキノコを食べ続けたという方が沢山いるんです。20年フォローしてきて病気は何も増えていません。つまり、筋肉に少し入った放射性セシウムは半減期が身体の中で60日で消えて行きますし、ベクレルも非常に低いので、全く心配しないでいいというので、今日は放射性セシウムの話はしませんでした。ましてや、水道水の中ではフィルターで全部抜かれますから、水の中に出てくるのは放射性ヨウ素だけです。しかし、井戸水は注意が必要ですから、しっかり測ることが必大事だということであります。
 3つ目の質問は、福島市でも場所によって異なる。これはその通りです。理由は、みんな均一に降り注ぐ訳ではありません。非常にまだらです。杉花粉がパーッと飛ばすとみんなまだらに行くと同じで、放射性物質もふわふわ浮いて、そういう環境中に留まる密度は全部異なります。数マイクロシーベルトはある意味、誤差範囲です。ミリシーベルトの誤差範囲はあり得ませんが、マイクロシーベルト、0.01〜0.2という、そいいうのは非常に誤差範囲ですから、その辺の変動は当然、市内であります。ただ、あなたが仰った「じゃあ、福島市は平均で出せばいい」、仰る通りです。平均で出していいんです。しかし、観測のポイントがそこというふうに登録されていますので、そこのデータは出すということになっています。よろしいですか。

Q2:半減期とは何か(回答からの類推。全く聞き取れず)

山下:ごめんなさい、半減期ね。10という放射線のレベルが5になるのにかかる日数です。自然に放射性物質は壊れて行きます。壊れるというのは、放射線を出して安定なものに変わっていくんですね。その時に出す放射線の量が半分になっていきます。それにかかる日数を半減期といいます。申し訳ございません。半分に減ずる期間という意味で半減期といいます。

Q3:切実な問題として、まず飲み水、洗濯水、生活用水、それから食べ物ですね。 そして、安全だ、安全だって先生おっしゃいますが、だったら何で、官房長官が茨城の放射線汚染されたほうれん草を食うな、川俣で取れた原乳を捨てろ。それで本当に安全だったらば、全国民がほうれん草を食べて、全国民が福島の牛乳飲んでもいいんじゃないんですか。それを福島まで来て、福島県民は汚染された食べ物を食べてもいい、飲み水飲んでもいい、それから洗濯水に使ってもいい、牛乳も飲んでもいい。半減する。福島県民だけが、もちろん、食べなくちゃいけない、飲まなくちゃいけない、生きて行くために。だったら、全国規模で枝野官房長官が、ほうれん草大丈夫ですよ、今先生がおっしゃったみたいに、健康被害ないですよ。食べてください、 洗ってください、牛乳も飲んでください。半減しますから。どうしてそういう事が言えないんですか。原発がまだどうなるかわからないこの現状で、私たちが不安なのは、これから先、飲まなくちゃいけない、洗濯しなくちゃいけない。いくら安全だ、体内に取り入れられるのはいくらくらいで、半減期があって、安全ですよ、もちろん、長崎・広島に原爆落とされても、被ばくしても70も、80も生きた方います。でも、その人たちの子孫が白血病、それから先生は甲状腺の権威だと言いましたけども、甲状腺の病気、子供に対する奇形。そういったものを全然出さないで、私たちの不安はそこにあるんです。乳幼児、それから妊婦、女性がいち早く出なくちゃいけないというのは、そういう人たちに対しての被ばく効果があるからでしょう。いま現に福島にいる私たち女性、若いお母さんたち、妊娠するかもしれない女学生、そういう人たちに対しての安全宣言というのが1つも聞かれないんですよ。ですから、怒っている人がいますけれども、私が聞きたいのは、今現在、福島市で通している水が安全なのかどうか。それを飲み水として、お味噌汁に使えるのかどうか、洗濯していいのかどうか。それから、自分たちが自家栽培でつくっている野菜を食べていいのかどうか、今、この日、食べていいのかどうか。それが聞きたいんです。

山下:ありがとうございます。それが皆さんの声の代表だと思います。今、安全宣言はできません。しかし、今のレベル(の水)を既に飲んだ人は全く心配要りません。1回こういうのを測られて、基準値を超えたということであれば、枝野官房長官でなくても、みんなこれは、そういうふうな指示を出します。じゃあ、今ここで汚染されたミルクを飲みなさいと言って、みんな飲むでしょうか。飲まないですよね。福島県民だけにそういう辛い思いをさせるということは許されません。日本国民が全部がこれは分かち合うべきだと思います。だからこそ、風評被害を減らすために私達はここに来ています。枝野官房長官には今日連絡しましょう。ここに来て食えと。まさにそういうことですよね。

Q3:一番最初に食べてほしいし、飲んでほしい。

山下:はい、そう伝えますので。ありがとうございます。

Q4:3点ほど質問させてください。まず1点目なんですが、福島市として放射能濃度が高い。それが福島市の、例えば盆地とか、あるいは立地条件的に何か地形的な、何か高くなる要因があるのかどうか。これがまず第1点。
 それから2点目。前の彼と同じなんですが、我々ずっと住むということは水を飲まないと生きて行けない訳で、水が大変心配です。水道水が安全なのか。それとも、福島は扇状地でちょっと掘ると井戸水が出まして、井戸水を使っている人が大変多いんです。今のように短期間、長期的なスパンではなくて、短期間の方ならば地下水の方が安全とか、あるいは濃度的にどのくらいまでならば、先生のお考えで、どのくらいまでならば飲めるという数値的なものがもしあれば、教えて頂きたい。これが2点目です。
 3点目は高村先生に質問なんですが、チェルノブイリで、ソ連の方で味噌を日本から大量に事故後輸入して、味噌を沢山食べると健康にいいというふうなことがあったように、これも噂なんですが、その辺の真偽についてご質問したいと思います。以上よろしくお願いします。

山下:まず、水ね。まず、水からいきましょう。水道水は、問題になるのは放射性のヨウ素だけです。セシウムはフィルターで取られてゼロになりますので、たとえ少し汚染してもゼロになります。放射性ヨウ素はそのフィルターを通り抜けますから、このレベルが問題です。原則的には確か300ベクレル/kgということで、単位が出ます。各地区の水道水は定期的にチェックされていますから、それを超す場合には今の勧告は飲まない方がいいでしょう。しかし、ボイリングしたり、あるいは洗濯に使う分には全く問題がないし、その水は極めて、8日の半減期で拡散されてほぼゼロになります。今の放出がなければ、もう数日すると安全性が出ると思います。
 それから、もう1つ。どこに溜まりやすいかというお話です。同じような地形であっても、どこに溜まりやすいか。当然、 雨が降って高き所から低きに流れる。低い所に溜まります。これが原則です。じゃあ、将来、これが地下に入っていって、じゃあ地下水を汚染するかということは、まずありません。地下の微生物、あるいはフィルターの効果は極めて強いので、地下水に到達する前に半減期でもう、なくなっています。ですから、原則地下水は数メートル以上であれば全く心配ありません。それと、もうひとつ、

高村:味噌の話ですね。味噌を配ったという話は、私は初耳でした。放射能と味噌という関連は、それはよくわかりません。それが特に効果があるとは思いませんけれども、一般的に非常に植物性のたんぱく質で、塩分も適度に含みますから、そういう意味では栄養補給にはいいと思いますけれども、それと放射能の関連ということはあまりないと思います。

Q5:毎日、毎日、放射線量が今、話題になっている何マイクロシーベルトって発表になるんですけれども、今日の新聞なんかを見ると乳製品が汚染されていると。ベクレルっていうことで。で、シーベルトで言うと本当に少ない量のところでも汚染があるということで、実際、我々関心があるのは、水とか乳製品とかそういうものが汚染されることに非常に関心があるんですが、報道されているマイクロシーベルトと、そういう汚染というのはパラレルなんでしょうか。それとも、全く別なものでしょうか。

山下:たぶん、汚染はベクレルで単位されていて、我々の被ばく線量はシーベルトという単位なんですが、これは換算します。いま何故、乳製品にそれだけ高いかというと、大地に沢山降っているんです、放射性物質は。その雑草を食べた牛のお乳には、放射性ヨウ素が濃縮されるんです。これが1つの原因です。そのために原乳を測ると放射性ヨウ素が高く出る。というのは、他の食材でも非常に高いということで、これが常識です。汚染された物を飲まなければいいんです。これは多分、輸出、あるいは流通に乗らないと思います。チェルノブイリで子供の甲状腺ガンが増えたのは、残念ながらこの汚染されたミルクを子供が飲み続けたんです。これが原因です。ですから、日本の国でもあるレベルになると飲まない、捨てようということを言っているわけです。これは子供に非常に特異的に起こった現象です。

Q6:こんな大変な時に福島まで入って頂いて、こういうお話が聞ける事に本当に感謝しております。みんな感情的になっているんですが、辛い時って怒りが別の方向に向かうので、お許しを願いたいと思いますし、皆さんも怒りを別の方向にぶつけるのは止めましょう。
 先生方に1つ質問です。WHOにもいらっしゃったということなので、うちの教員のアメリカ人とかは国家から安全圏に避難するようにということで、帰っております、母国に。この時に気になったんですが、避難の距離が80キロとか90キロとか、非常に長いですよね。こうした国際的な違いというものは何を根拠においてあるのでしょうか。それだけお聞きします。

山下:根拠はないです。基本的には放射性降下物がどのレベルかということで各国で決めます。少しでも懸念されれば、危険といえば危険というふうに判断をします。アメリカは関東平野まで飛ぶと考えたのでしょう。実際に飛んでいます。しかし、私が強調したいのは、そのレベルでは健康影響は全く出ません。ただ、外国人です。外国人は日本と心中する必要ありません。そういう意味では、私は遠く離れたアメリカがそういう判断をしたのは理解できますし、明日、外国人記者クラブでこの福島の現状、あるいは原発について説明するつもりです。

Q6:つまり、国際基準はないということで、各国で設定しているということですね。

山下:はい。5キロ、10キロ、20キロ、そうです。

Q7:現実的な問題として、聞くように言われて来たんですけど、洗濯物を外に干していいのか。あとは、福島って農業県なんです。果樹とか畑とか沢山あります。雨が降って土のところに放射線が降り注いだという話が沢山ありました。今後、その土を使って畑とか田んぼとか、果物とか、そういったものをまだやっても大丈夫なのかどうか、というところ。最後にもう1つ。いま、避難している方、福島県内から各県に。沢山いらっしゃるっていう報道があります。そういった方が、どのくらいになったらば福島に戻ってきていいのか。そういったところを、ちょっと教えて頂きたいと思いました。

山下:洗濯物だけは答えられます。できるだけ干さない方がいいと思います。屋内退避のところは。部屋の中に干す方が安全です。1/20〜1/10くらい放射性のチリの付き方が違います。ただ、2つ目の質問、3つ目の質問は、これは安全宣言に関わります。これは政府が責任を持ってやるべきで、これなくしては農作物あるいは農耕の再開はできません。ですからこそ、政府の情報公開が第一になります。まず、モニタリングして測る。安全宣言を出すということが、この復興の第一歩になると思います。

Q7:ありがとうございます。あとは、先生方2人の穏やか話し方、私たち聞いて凄い安心しました。本当にありがとうございました。次の方。

Q8:福島に住んでいるアンザイと申します。よろしくお願いします。2つあるんですけれども、報道で基準を超えた牛乳を1年間飲み続ければという報道がされるんですけれども、具体的に1日何ミリリットル飲み続ければとか、そういう具体的な量を知りたいというのと、うちは水道が通っていないので、地下水だけ飲んでいるんですね。この地下水を、放射性物質が含まれているかどうかを、どの機関に持ち込めば見てくれるのかというのを教えて頂きたいんです。

山下:地下水については、これは県に言えば測れると思います。たぶん、これは県民全部の安心を保ために、井戸水の安全・安心ということであろうかと思います。最初の質問は?

Q8:飲み続ければ、の量です。

山下:ミルクですね。一番高い、例えば1万5千ベクレルとかいうものであれば、1リットルを飲み続けたという場合の1年間の量が、CT1回の6ミリシーベルトに相当するというコメントです。

Q8:365日ですね。

山下:そうです。

Q8:わかりました。ありがとうございました。

Q9:私ども、今日聞いた中では非常に安心しているんですが、ただ、私ども年寄りを預っている事業所を持っている者、そして職員の家族を預っている私なものですから、職員にもう少し、こうしてこうすれば安心ですよと言える言葉で、もう少しわかりやすく、これとこれをすれば安心ですよという言葉があれば教えて頂きたいと思っております。

山下:科学的に言うと、環境の汚染の濃度、マイクロシーベルトが、100マイクロシーベルト/hを超さなければ、全く健康に影響及ぼしません。ですから、もう、5とか、10とか、20とかいうレベルで外に出ていいかどうかということは明確です。昨日もいわき市で答えられました。「いま、いわき市で外で遊んでいいですか」「どんどん遊んでいい」と答えました。福島も同じです。心配することはありません。是非、そのようにお伝えください。

Q9:すみません、私も今日、マスクをして来たんですが、マスクあるいは帽子と言われているんですが、それについてはどうなんでしょうか。

山下:これは、花粉症には効くでしょう。はい。放射能のそういう物質をどうやってブロックするか。皆さん、濡れタオルを口にしたことはありますか。窒息するぞ、これ。でも、そんなことを平気で書いとるね、新聞は。これは気休めです。でも、気休めを言わなくちゃいけないようになっとるんです。基準がそう書いとるから。だから、皆さん、マスク止めましょう。はい、次の方。

Q10:ベクレルとたぶんシーベルトが今後、ごっちゃまぜで出てくると思うんですけれども、公式発表を全部統一した形でシーベルトに揃えるということは、科学的ではないと思うんですけれども、それは可能でしょうか。

山下:それはできないと思います。1ポイントでベクレルという放射線の出す力の、汚染のベクレルと、受けた時の実効線量のシーベルトは式を換算しますから、仮定の上に仮定を立てるので、実測値しか出せないと思います。

Q11:先程の先生方のお話で、数10マイクロシーベルトぐらいではDNAの破損は問題ないのではないかという話だと思って認識しているんですが、報道なんかによりますと、胃のレントゲンで600マイクロシーベルト、あるいは飛行機に乗って成田からNYを往復すると160マイクロシーベルトとか、そういうような報道がありますけれども、これは多分レントゲンでも放射線を直接出す訳ですね。現在、空気中に拡散している放射性物質がある所で何マイクロシーベルトだと、その辺を単純に比較するというのは整合性があるのかどうかということと、 私はいま、大変この辺、ガソリン不足なんです。ガソリンが。会社まで大げさに言うと約2時間弱くらい自転車で行っている訳ですね。そうすると、マスクをしてもかなり汗をかくくらい、運動しながら外を歩いているということになりますが、これは先生のお話の、普通、外へ出ても1/10のくらいの吸入だということですが、その辺は問題はないのかどうか。この点をお教え頂ければと思うんですが。

山下:今の外に出て2時間半くらい自転車でこいで行って吸っても、たいへん嬉しいことに、あるいは残念なことに、まず男、20歳以上、全く影響ありません。どんどんやって大丈夫です。それはご心配いりません。最初の質問は何でしたかね。

Q11:放射線を直接浴びるのと、放射性物質がある所にいる放射能の量、その整合性はどうかということです。

山下:要するに外から浴びる、レントゲンその他は外部被ばくです。今、彼が質問したのは中から入ってくる内部被ばくと同じように考えていいのかという話ですね。内部被ばくの方が1/10、そういうリスクは少ないです。でも、それも外部被ばくと同じような基準で議論します。2つのスタンダードを作ると混乱しますから、内部被ばくも外部被ばくと同じように基準を作っています。ですから、今の基準は幾重にも安全に厳しく作っているというふうに考えてもらっていいと思います。

Q12:わからないこともあったんですけれども、今、現状が安全だということは、話を聞いてちょっと安心しております。ありがとうございました。それと、僕個人の思いと、福島県民全員が思っている事だと思うんですけれど、原子力発電所はなくなった方がいいと僕は思っているんけど、先生はどう思われますか。

山下:難しい質問ですね。

Q12:はい、そうだと思います。

山下:私は原爆を浴びた両親から生まれましたから、被ばく2世です。しかし、こうやって元気に仕事をしています。高村先生は被ばく3世です。そういう意味で考えますと、科学に善悪、善し悪しはない。原子力発電所を我々がコントロールする術はこれから学ばなくてはいけませんけれども、全廃とか、あるいは原子力発電所が悪いという意見を持っていません。では、どれをどのようにして管理するかはこれからのまた、大きな議論になると思いますので、私は申し上げません。ニュートラルな立場でこれが不要だとは言えませんし、言いません。
 1つ参考になるかもしれません。永井隆をご存知ですね。「長崎の鐘」の永井隆は、原爆を被ばくした直後、彼は瀕死の重傷で日の丸を描いて、復興に当たります。奥さんが、みどりさんというご夫人が亡くなりました。しかし、家に帰ることなく彼はその後3ヶ月間、荒野で、原子野で、被ばく者の救護に当たりました。その時の救護報告書が10月の初めに書かれました。全く何もない中で200数十名の被ばく者の健康影響を書いて、最後に彼がこう書いています。「祖国は破れた。国は壊滅し、荒野になった。しかし、この思いは日本人、日本国民が科学者をないがしろにしたせいである」と。彼は放射線科の先生でしたから、原子力の知識もありました。先に欧米が原子力爆弾を開発したということで非常に悔やみます。と同時に、この惨禍を乗り越えるためには、このエネルギーを良きものとして、世界の幸福のために使うべきだということを彼は述べています。そういう意味では、科学をコントロールする力を持つ事が我々の責務だというように思いますので、今の考えの答えにはなりませんけれども、そのように答えさせて頂きます。

Q12:わかりました。僕にも子供が居ます。正しい知識を身に付けて、頑張って生きて行こうと思います。ありがとうございました。

Q13:3月18日の朝日新聞の方で、同じ長崎大学の教授の方なんですけれども、残念ながら名前の方は覚えていないんですけれども、急性的な200ミリシーベルトと、そういったものの症状だけではなくて、積算値として、私たち福島でも最初20マイクロシーベルト、それが10日近く続いているような状態で、単純に日にち時間で1年で計算したような場合に、放射線従事者が緊急時に100ミリ、認められている数値を超える訳ですよ。急性的な症状はわかるんですけれども、積算として緊急時に100ミリ、それを超えるような数字になるということに対しての危険性。先程、細胞は再生するので、その怖れはないような話だったんですけども、積算値に対する危険性というのはどうなのか。食物とか水から積算されることもあると思うんですけれども、そこの危険性について述べて頂きたいと思います。

山下:はい、内部被ばくで少量、長期間浴びた場合に、それがあるレベルを超したら、1回こっきり受けた量と同じかどうかという質問ですよね。これは防護上は同じと考えて防護します。しかし、生物学的には圧倒的に少量浴びる方が障害が出ません。これはもう明確に疫学的に証明されていますし、動物実験でも、私が話した細胞のレベルでもわかっています。これ、安全防護の基準上、積算で超えたら危険だから、逆算していつもこういう話をしています。ここがわかりにくいんですけれども、少量の慢性被ばくの影響は非常に低いと思ってもらって結構です。

Q13:圧倒的に、その原子力でいま働いている方が100ミリシーベルト受けたものと、我々が福島に1年間居て100ミリシーベルト積算して受けたものとでは、明らかに危険度が違うと。

山下:違います。だから、我々は原発の職員を心配しています。

Q14:南相馬市出身の原と申します。よろしくお願いします。汚染レベルというのは今、川俣とか、土壌が汚染されててミルクに影響が来ているというんですけれども、このまま、あと例えば1ヶ月後、完全に収束したとして、出なくなったといった時に、ただ汚染レベルというのはこれから幾つか続いていくと思うんですけれども、それっていうのは、例えば今から1ヶ月後に完全に原発の方もある程度問題が収束して終わったといった時に、大体どの程度その汚染レベルが、ミルクだったりほうれん草だったりの汚染レベルが、今までの通常時期と同じくらいになるのかということと、もう1つ、そうなった時にも、やはり福島県産のものより他の県の方が食べたいっていうような、風評というのは拭いきれないと思うんですけども、それを払拭するために、これからどのようにしていくのがいいのかという、この2点をお願いします。

山下:仰る通りであります。いつ安全宣言をして、いつその中に入っていけるか。あるいは、今の土壌が安全かというのは、まさにこれは政府の責任で測定をして決めます。だから、土壌の汚染がどのくらい残れるかということで、最も重要なのがセシウム137です。30年の半減期があるわけです。ですから、これが消える間、あるいは安全になるレベルということがまず安全基準の評価になります。じゃあ、福島原産のものがいつ流通が自主規制がなくなって、皆さんが安心して食べれるかというのは数値でしか判断できません。200ベクレル/kg、あるいは300というふうなものによって決まってますので、その基準以下になったら、もう議論する必要は全くないと思います。それは農林水産省と厚労省が両方で決めるというように思います。(場内からの声に対し)そうです、そうです。

Q15:私は15歳の娘が居るんですけれども、子供の事が心配なので色々情報をインターネットで調べたりしたので、間違っていることかもしれませんので、お聞きしたいんですけれども、いま3号機、あそこに今、冷却していますよね。あれは使用済み核燃料ですよね。それで、使用済み核燃料から出るのは、放射線ではなくて中性子線であるということ。それで中性子線というのは、放射線とは違って、コンクリートやガラスや全てを通り越して生きている人体をコロ(?)としてしまうと、そういう危険なものであるということ。で、それは半径80キロ圏内だと被ばくすると。そういう情報がありましたので、放射線の方は心配ないと思うんですけれども、その中性子線というものが一体どのようなものなのか、それが人体にどのような影響を及ぼすのか、そして、いまこの福島市は(原発から)60キロなので、もし仮に爆発などして中性子線が放出されたら、この福島市は大丈夫なのか。子供達は大丈夫なのか、その辺を教えて頂きたいんです。

山下:中性子線というのは熱線と同じでエネルギーですから、これはある距離しか届きません。中性子線を被ばくすると何が一番怖いかというと、自分の身体の元素が破壊されます。JCOの事故を思い出してください。2人の方が被ばくして亡くなりました。これは臨界事故といいます。まさに原発の中における臨界と同じ状況です。いま出てくるのはそういう状況と異なりますから、溜まっている放射性物質が冷やされないで出てくるという状況で、私の理解する限りでは中性子線は出ていないと思います。臨界事故ではありませんから。そして、その届く距離は、確かに鉄筋コンクリートを突き抜けますけれども、そんな数百メートル、数キロメートルも届きません。ですから、ましてや10キロ、20キロ避難した所には絶対に中性子線は届きません。これは長崎の原爆がそれを証明しています。中性子、爆弾として爆発された時の中性子線は、2.数キロの所で留まりました。これはウラン燃料を99%に濃縮した爆弾です。ここは3%のウランを使ってます。全くエネルギーも違いますし、中性子線の心配は全くここではする必要はありません。

Q15:じゃ、子供達も大丈夫だと。

山下:はい。

Q16:放射線が首に集まり、甲状腺ガンを引き起こすと聞いたのですが、それは皮膚から入り込むため、首を守るためにタオルを巻いた方がいいと聞いたのですが、実際はどうなんでしょう、単純に。巻かなくてもいいんでしょうか。

山下:単純にそれは間違い。

Q16:気休めですか。

山下:唯一心配しないといけないのは、飲み続けるミルクに入った放射性ヨウ素。内部被ばくでそのヨウ素が甲状腺に入るから、外をいくらブロックしてもダメ。中に入る事をブロック。汚染されたものを食べない、飲まないというのが大事です。

Q17:私は結婚したばかりで近い将来赤ちゃんがほしいんですけど、母体や子供への影響はこれからあるんでしょうか。何か凄く不安で、これから先。特に夫婦で男の人の方がダメとか、女の人の方が放射能を浴びるとよくないとかっていうのはあるのかなと思って、お聞きしたかったんですが。

山下:これは全部、放射線の量ですね。ですから、ある一定の量以上浴びるとやはりよくありませんが、今の現状が、例えば1ヶ月間収束しなかったとすれば、それは避難した方がいいと思います。しかし、今の状況がここ1週間で収束すれば何ら問題はありません。そうご理解ください。それ以上のことはわかりません。

Q18:私の実家は原発から10〜20キロの圏内なので、避難してきたんですけども、この会場の中、福島市の方いっぱいいる中、この質問をするの恐縮なんですけども、いつになったら元の生活に戻れるのか。原発の状況とか、放射能の測定値、マスコミで流れてると思うんですけど、今までの事故を参考にして環境面、衛生学的面から見て、いつ私達は実家に戻れるのか、本当に気がかりなんです。避難生活がいつまで続くのか。それを先生方からの見解をお聞きしたいなと思いました。

山下:南相馬市というのは、10キロですか。

Q18:10キロの範囲です。

山下:私は今日、日本チェルノブイリ連帯基金という、一緒にチェルノブイリの支援活動をしているグループから連絡をもらいまして、福島には放射能が危険だから、NGOやボランティアが入って行きづらいという連絡を受けました。私は心配いらんと言って、彼らは今、南相馬市に入っています。ですから、早晩この事故が終焉すれば早い時期に安全宣言されるだろうと思いますが、そのための全責任は国が負って安全宣言します。ですから、これは国をかなり強くお願いして、まず測定してもらわないといけません。汚染が大前提で避難しましたから、その地区が安全かどうかは、環境、モニタリングをして、評価をして帰るということになると思います。ですから、いつということは私は言えません。しかし、もう既にボランティアは南相馬に昨日から入りました。それほど危険ではないと思います。

Q19:福島市飯野で酪農をやっています。先程、牛乳に放射能が出てくるのは、降下物のせいだと仰った点でちょっと疑問だったのは、牛と人が共通しているのは空気と水。あと、えさがあると思うんですが、殆ど屋根のかかる所においてある牧草であるとか、配合飼料を食べます。ですから、大地に生えてる草を食べることは、今は全くないんです。ですから、降下物ということであれば、空気と水は人と同じなんですね。私の家族で、姪が間もなく出産します。息子の子供も7月には生まれます
。いま、妊娠5ヶ月、6ヶ月のところです。そこで同じ水と空気が、小さい子供、胎児とかに影響するということで、非常にその事が気になっています。このまま福島に居ていいのか、実家とか県外に行った方がいいのか、凄い単純なことなんですが、どうなんでしょうか。

山下:これは最も難しい質問です。お母さんと妊婦が汚染ゼロの所で当然生活すべきです。じゃあ、今の汚染が安全か安心かということになります。今、お住まいは何キロですか。

Q19:50キロくらいです。

山下:国の今のスタンダード、標準からいくと、30キロより遠い所は心配は要らないと言っていますが、もし私がそのような立場で心配があれば、それはより遠くに避難した方がいいと思います。何故か。避難させなかったばっかりに何かあった時の後悔を持つのは親であり、そしておじいちゃん、おばあちゃんです。そういう意味では、これは理論ではありません。理性ではない。感情論として、女性は行動していいと思います。ですから、もし本当にご心配であれば、その値を客観的に判断して、避難することは何ら恥じることではありませんし、もしそういう事が可能であれば、それを誰も止めることはできないと思います。

Q19:あともう1点。うちはこの地震が起きてから、停電・断水が続いてました。その間、発電機を使い、近所の水道、川俣なんですけれども、もらって、牛の世話をして、牛が病気にならないように搾乳してました。全て捨ててました。それが今の状況で、安全基準を満たすまで出せないって事は理解してます。でも、この後、ここで必ずその仕事を続けることはできるっていうのを、先生の新聞を見て、もう一度そのことを聞きたかったんです。

山下:必ずできます。是非、今はちょっと苦しいし厳しいと思いますけれども、是非乗り越えてください。

Q19:ありがとうございました。

Q20:市内の中学校の教員です。具体的に、生徒が外で体育の授業をしている、もしくは部活動をしている、駅伝の練習をしている、そういった時にモニタリングの結果が出た際、例えば、屋内に「念のため」というような文字が、テロップが入る訳なんですが、屋内にという指示を出すとしたら、そういった基準というのは、教育委員会の方でも設定すべきでしょうか。

山下:仰る通りです。子供は守らなければなりません。20歳以上は放ったらかしておいて大丈夫です。そういう意味では、まさに仰った教育委員会はその義務があると思います。

Q20:だとしたら、その数値の目安としては、

山下:私がいつも言うように100マイクロシーベルト/hというのは、それ以上になると屋内退避すべきだと思います。

Q21:土壌汚染が気にかかるんですが、セシウム137は30年の半減期とおっしゃいましたけども、福島市内にもそういうのが降っているのどうか、それを聞きたかったんですが。

山下:降ってます。日本中、あるレベルまで全部降ってます。調べればわかりますが、希釈されて消えて行きますし、たとえ30年という半減期でも、微量なものであれば全く心配いりません。はい、降ってます。

Q22:現時点で取り組まれているスクリーニングについて、今の時点でどんな意味があるのかということで、私はもう少しマンパワーを別な所に回したらいいのではないかと思っている人間なんですけれどもね。

山下:ありがとうございます。これはもうJECの事故の時からそうですが、被ばくか被ばくでないかを分けるのは、最初のスクリーニングするということが決まっています。それでしていますが、その線量は極めて安全なレベルです。ほとんど人が、除染の必要がある人は今の数をこなしてもゼロだったそうです。ですから、本当に安全なんです。たとえ、千カウント、1万カウント、1万5千カウントあったとしても、実はこれは身体に何ら影響を及ぼしませんから、洗う、服を脱ぐで済むんですが、でも、最初に言ったように測らないとわからない。今回初めて、皆様、CPMとか、大気中に放射線があるかということがわかりましたから、これは次の教訓に活かすべきだと私は思います。しかし、今は国の流れで測らないといけないんです。ですから、マンパワーが足りないんですね、確かに。仰る通りです。

Q23:土壌汚染のことですけども、毎日、福島の野菜を食べてる訳ですけども、洗っていいものと、そうでないものもありますけども、地上に落ちてきますね、放射能が。堆積していきますね。雨もありますね。これから、3ヶ月、6ヶ月、1年と継続していく訳ですね。そういう中で、安全に差し支えないものなんですか。生育していく訳ですけども、その中に取り込まれていくってことはないんでしょうか。

山下:土壌から取り込まれていくという不安ですね。それはあります。だからこそ、そういう野菜類にしても、食物にしても出荷の前には検査がされると思います。あるレベルであれば心配ありません。それから2つ目は、土壌に蓄積されるとおっしゃいましたけど、これは拡散します。そして、雨が降ればどんどん流されます。雨が降るということは実は天の恵みなんですね。ですから、雨は歓迎してよろしいと思います。その条件は、今の事故現場から放射性物質はもう出ないということが大条件です。今のところは、ある数日間は止まってますので、これが続くことを私たちは念願しています。ですから、今言ったようなご心配は、おそらく無くなるだろうと思いますが、絶対はないので、もう一度これが何らかの大きな事故をすれば、また考え直します。今の段階での、これは解釈です。

司会:これで一応、質問を打ち切らせて頂きたいと思います。それでは、最後にお2人の先生からまとめということでお願いします。

山下:いや、もう、まとめはありません。皆さん方の十二分なご質問と厳しい追及を受けましたので、ギロチン台に立ったような気がしましたけれども、でも、私は皆さんに是非お伝えしたい。大変な状況下にありますけれども、少なくとも日本国民、広島や長崎の同じ被ばく県民は、みんな応援してます。絶対に福島を忘れることはありませんし、これからずっと続けます。そういう意味で、今日は実は私たちの大学の副学長が来てくれました。この会をするというので、最後にあいさつを彼がしてまとめにさせて頂きます。調(しらべ)理事です。

調 漸:ご紹介頂きました長崎大学の調です。こんなに活気のある会は初めてでした。私は今月の14日の日に長崎大学の水産学部が船を持っておりまして、 そこに荷物を満載して、4日間航海をして、小名浜に入りました。そこで7トントラック4台分を降ろして、その後、宮古に行きまして、そこでまた同じように降ろしまして、そこで私は船を降りまして、釜石に入りました。いずれも大変悲惨な所でしたけれども、その後、学長から帰ろうと思ったら福島大変だから、山下先生を手伝いに行けということで、帰るアテもなく、東北地方を彷徨っている訳です。
 この2人は佐藤知事さんに、放射線リスクアドバイザーということで、福島県のアドバイスをするという任命を受けております。私共の大学の学長も、今は短期的な集中的な支援ということでございますけれども、次に中期的な支援に移るということで、できれば長崎大学のスタッフが誰かですね、福島県立医大に居て、この県の健康と安全を支えるお手伝いをしたいというメッセージをお伝えしたくて、壇上に上げて頂きました。

司会:ありがとうございました。本日のご講演はこれで終了させて頂きたいと思います。ここで、お忙しい中、また本日の講師をお引き受け頂きまして、また、先生方からは力強いお言葉を頂きました。先生方が退席されますので、本日の感謝の意を込めまして、皆さんで拍手でお送りしたいと思います。

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知事抹殺 つくられた福島県汚職事件 佐藤 栄佐久 (著)

原子炉時限爆弾 広瀬 隆 (著)

隠される原子力・核の真実―原子力の専門家が原発に反対するわけ 小出 裕章 (著)


http://www.asyura2.com/11/test24/msg/638.html
コメント [経世済民74] 株価は30年前の水準にまで低迷!パナソニックを迷走させた中村邦夫会長は潔く責任を認めて去るときではないか[現代ビジネス] さそり座
06. 2012年1月26日 15:21:25 : D8sfmlzq1R
マネした電器がいつまでも存続できる条件はない。
他社の模造品を少しだけ安く売る商法。
(真面目な社員には悪いが)、
半島からの密航者は阪神工業地域に潜り込む。
不法労働力を安く使うことで近畿一円は生き延びている。
そのために”反社会勢力と共存できるのだ”。

しかし、さすがの”マネ下電器商法も”中国共産党。朝鮮半島には勝てない。
商売がだめなら政治により資産保全に頼る。(どこの国も同じだな)
http://www.asyura2.com/11/hasan74/msg/742.html#c6

記事 [テスト24] Re: テスト
御用学者、山下俊一の「福島県原発事故の放射線健康リスクについて」。講演会
http://soba.txt-nifty.com/zatudan/2011/03/post-c9ae.html#top


 後ろでYouTube動画と、テキスト完全版採録してます

 まず、福島県HPの講演会紹介ページ。末尾で訂正とお詫びをしてます。

トップページ > 組織別 > 知事直轄 > 広報課 > 福島県放射線健康リスクアドバイザーによる講演会

(平成23年3月22日更新)
福島県放射線健康リスクアドバイザーによる講演会
http://wwwcms.pref.fukushima.jp/pcp_portal/PortalServlet;jsessionid=6A027FEA894454F939E0C850C22D8C62?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=23695)←魚拓をとって見ましたが、

3月21日(月)14時00分〜15時00分
場所:福島テルサ

【演題】

福島県原発事故の放射線健康リスクについて(46分45秒)
http://wwwcms.pref.fukushima.jp/download/1/kouhou_kouen110321.wvx

質疑応答(5分59秒)
http://wwwcms.pref.fukushima.jp/download/1/kouhou_kouen11032101.wvx

(↓福島県HPが訂正している部分をそのままコピペ)
訂正:質疑応答の「100マイクロシーベルト/hを超さなければ健康に影響を及ぼさない」旨の発言は、「10マイクロシーベルト/hを超さなければ」の誤りであり、訂正し、お詫びを申し上げます。ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ありません。※

福島県はHPのこのページで上記のように訂正しているにも関わらず、質疑応答の動画では最初の所でそのまま流してます。←福島県HP頁、質疑応答(5分59秒)の5秒から33秒のところです。以下、その部分。

環境の汚染の濃度、マイクロシーベルトが、100マイクロシーベルト/hを超さなければ、全く健康に影響及ぼしません。ですから、もう、5とか、10とか、20とかいうレベルで外に出ていいかどうかということは明確です。昨日もいわき市で答えられました。「いま、いわき市で外で遊んでいいですか」「どんどん遊んでいい」と答えました。福島も同じです。心配することはありません。
_1306772990091
←最初にご紹介した頁は生きてますが、一応キャプチャ保存。スクロールして見るなら

山下俊一
長崎大学大学院医師薬学科薬学総合研究科長、世界保健機構緊急被ばく医療協力研究センター長、日本甲状腺学会理事長。

高村 昇
長崎大学大学院医師薬学総合研究科に勤務、2010年1月から2010年9月まで世界保健機構テクニカルオフィサー。

 

 福島県HPの動画映像中、編集削除部分があります。43分25秒のところで山下の講演姿が一瞬飛びますが、実際には続けて次の様な発言をしていました。(これがその部分。YouTubeでの音声を録音)「これから福島という名前は世界中に知れ渡ります。福島、福島、福島、何でも福島。これは凄いですよ。もう、広島・長崎は負けた。福島の名前の方が世界に冠たる響きを持ちます。ピンチはチャンス。最大のチャンスです。何もしないのに福島、有名になっちゃったぞ。これを使わん手はない。何に使う。復興です、まず。」です。

42分44秒から(上記問題発言の前後部分を含めたテキスト)
一方的な国寄り、一方的な反対、一方的な、即ち、そこに恣意が入ったり利益誘導の考え方が入るがために、国民は何となく不信、あるいは不安、疑いの目を向ける訳です。お墨付きがいるんですよ。水戸黄門が印籠を出すように、これは大丈夫だと。そういうふうな関係を、この福島原発を契機に日本はつくり直す必要があります。残念なことにJCOの事故でも、チェルノブイリの事故でも、それがなされて来ませんでした。

 これから福島という名前は世界中に知れ渡ります。福島、福島、福島、何でも福島。これは凄いですよ。もう、広島・長崎は負けた。福島の名前の方が世界に冠たる響きを持ちます。ピンチはチャンス。最大のチャンスです。何もしないのに福島、有名になっちゃったぞ。これを使わん手はない。何に使う。復興です、まず。震災、津波で亡くなられた方々。本当に心からお悔やみを申し上げますし、この方々に対する対応と同時に、一早く原子力災害から復興する必要があります。国の根幹をなすエネルギー政策の原子力がどうなるか、私にはわかりません。しかし、健康影響は微々たるものだと言えます。唯一、いま決死の覚悟で働いている方々の被ばく線量、これを注意深く保障していく必要があります。ただ、一般の住民に対する不安はありません。(上記問題発言の前後部分を含めたテキスト)

 

山下俊一トンデモ発言
sievert311 さんが 2011/05/08 にアップロード

http://youtu.be/PuwFrNEgDTg

始めから28秒まで、福島県HPの動画では下記部分を編集削除。
 これから福島という名前は世界中に知れ渡ります。福島、福島、福島、何でも福島。これは凄いですよ。もう、広島・長崎は負けた。福島の名前の方が世界に冠たる響きを持ちます。ピンチはチャンス。最大のチャンスです。何もしないのに福島、有名になっちゃったぞ。(このYouTubeの音声をmp3保存

30秒から、
 放射線の影響は、実はニコニコ笑ってる人には来ません。クヨクヨしてる人に来ます。これは明確な動物実験でわかっています

50秒から、福島県HPの動画では下記部分を編集削除。
環境の汚染の濃度、マイクロシーベルトが、100マイクロシーベルト/hを超さなければ、全く健康に影響及ぼしません。ですから、もう、5とか、10とか、20とかいうレベルで外に出ていいかどうかということは明確です。昨日もいわき市で答えられました。「いま、いわき市で外で遊んでいいですか」「どんどん遊んでいい」と答えました。福島も同じです。心配することはありません

1分21秒から、
内部被ばくの方が1/10、そういうリスクは少ないです。でも、それも外部被ばくと同じような基準で議論します。2つのスタンダードを作ると混乱しますから、内部被ばくも外部被ばくと同じように基準を作っています。ですから、今の基準は幾重にも安全に厳しく作っているというふうに考えてもらっていいと思います。

1分48秒からは別の会場。

)福島県HP内「福島県放射線健康リスクアドバイザーによる講演会」頁の魚拓を二度とりましたが、クリックすると福島HPのトップ頁にリダイレクトされます。魚拓URLを見ると、2度とも181文字目だけ迄で、182文字目以降の「S_ID=23695」がちょん切れてました。魚拓可能URL最大文字数があるのでしょうか。どうしても保存したい大事な頁は「頁の丸ごとキャプチャ」が必要と思います。
1度目⇒http://megalodon.jp/2012-0120-1757-43/wwwcms.pref.fukushima.jp/pcp_portal/PortalServlet;jsessionid=6A027FEA894454F939E0C850C22D8C62?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENT

2度目⇒http://megalodon.jp/2012-0120-1807-12/wwwcms.pref.fukushima.jp/pcp_portal/PortalServlet;jsessionid=6A027FEA894454F939E0C850C22D8C62?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENT

 

関連:

【必見】NHKスペシャル、汚された大地で〜チェルノブイリ 20年後の真実〜、2006年4月16日(日)放送。低線量被ばくについてなど


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 こちらは同じ講演会のYouTubeですが、福島県HPで紹介されている動画の16分2秒からです。16分2秒からは質疑部分も含め最後まで丸ごと放送してます(福島HPの動画では質疑部分はダイジェスト)。

3月21日 山下俊一氏講演会 その1

 この動画部分のテキスト

 

3月21日 山下俊一氏講演会 その2

http://youtu.be/aIMMmBY1qU8

 この動画部分のテキスト

 

3月21日 山下俊一氏講演会 その3

http://youtu.be/ddz3EwqLcLI

 この動画部分のテキスト

4分25秒から4分55秒まで、以下の問題発言あり。福島のHPの以下では削除されてる(動画が一瞬飛んでいて分かる)⇒http://wwwcms.pref.fukushima.jp/download/1/kouhou_kouen110321.wvx
 これから福島という名前は世界中に知れ渡ります。福島、福島、福島、何でも福島。これは凄いですよ。もう、広島・長崎は負けた。福島の名前の方が世界に冠た
る響きを持ちます。ピンチはチャンス。最大のチャンスです。何もしないのに福島、有名になっちゃったぞ。これを使わん手はない。何に使う。復興です、まず
。(このYouTubeの音声をmp3保存

 

3月21日 山下俊一氏講演会 市民を交えて質疑1

http://youtu.be/He9h6IIPa7I

 この動画部分のテキスト

 

3月21日 山下俊一氏講演会 市民を交えて質疑2

http://youtu.be/Ms-AwzcIdw0

 この動画部分のテキスト

6分50秒から、問題発言。
山下:科学的に言うと、環境の汚染の濃度、マイクロシーベルトが、100マイクロシーベルト/hを超さなければ、全く健康に影響及ぼしません。ですから、もう、5とか、10とか、20とかいうレベルで外に出ていいかどうかということは明確です。昨日もいわき市で答えられました。「いま、いわき市で外で遊んでいいですか」「どんどん遊んでいい」と答えました。福島も同じです。心配することはありません。是非、そのようにお伝えください。

 

3月21日 山下俊一氏講演会 市民を交えて質疑3

http://youtu.be/wRTnZcNI1a0

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3月21日 山下俊一氏講演会 市民を交えて質疑4

http://youtu.be/5jnIDjLUDYc

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 以下、下記リンク先のテキストを参照・チェックし、漏れている所などを若干補足しました。講演会の最初の挨拶から、テキスト完全版です。

2011年3月21日14時- 山下俊一氏・高村昇氏「放射線と私たちの健康との関係」講演会(前半)
2011-03-24 00:41:13

http://ameblo.jp/kaiken-matome/entry-10839525483.html

司会:

14秒から
 それでは、私の方から本日ご講演を頂きますお二人の先生方をご紹介させて頂きます。

初めに山下先生でございますが、山下先生は長崎大学大学院医歯薬学科薬学総合研究科長をされておりまして、世界保健機構緊急被ばく医療協力研究センター長、日本甲状腺学会理事長をされています。 

次に高村先生をご紹介します。高村先生は同じく長崎大学大学院医歯薬学総合研究科に勤務され、2010年1月から2010年9月まで世界保健機構テクニカルオフィサーを勤められておったと聞いております。現在、お二人は福島県民の安全・安心を図るため放射線による健康被害に関する世界的権威からアドバイスを頂いておりまして、放射線と健康に関する正しい知識を県民に提供することを目的とした福島県放射線健康リスク管理アドバイザーに、去る23年3月19日付で就任・委嘱されているところでございます。本日は「福島原発事故の放射線健康リスクについて」と題しましてご講演を頂きます。それでは、山下先生、高村先生、よろしくお願いします。

 

高村昇:

 長崎大学の高村でございます。今日はお忙しいところ、こんなにも沢山お集り頂いて本当にありがとうございます。そしてまた、今回の震災、福島県でも多くの方が被害に遭われ、またお亡くなりになられたと聞いております。心よりご冥福をお祈りしますとともに被災に遭われた方々にお見舞いを申し上げたいと思います。

 私共、先程ご紹介ありましたように長崎大学から参っております。ご承知のように長崎、広島といいますのは、日本でたった2カ所、というより、世界でたった2カ所原爆が落とされた土地でございます。1945年に原爆を落とされて以来、我々長崎大学は被ばく者に向き合い、被ばく者の方のケアを行って参りました。その間、65年という長きにわたります。私自身も元々は内科医でございます。内科医としまして被ばく者の方の診療をし、あるいは被ばく者の方の健康リスクを解明するといった仕事やって参りました。そしてその一方、盛んに最近報道にありますチェルノブイリという言葉が出てきますね。私、実はかれこれもう、40回から50回でしょうか。チェルノブイリの方に足を運んでおります。そしてチェルノブイリの被災者の方に向き合いまして、その診断・治療を行う。あるいは、そういった方々を対象としたいろんな研究を行う。そういった活動をもう、かれこれ15年あまりやってきております。

 そのように長崎大学では被ばく者、これは長崎の被ばく者に限りません。国際的な、世界的な被ばく者の健康のリスクといったものをずっと診断・治療あるいは研究してきたわけですけれども、今回、このような福島で、地震に伴う津波、これだけでも非常に大変な災害なわけですけれども、それに加えてこの原子力発電所の予想外の事故。そして、それに伴う放射能の漏出、そして放射線が至る所で観測されるという、この予想だにしなかった事態におそらく県民の皆さんは困られている、心配が非常に大きいんじゃないかなと思っておりました。それは、長崎からニュースで見てもそう思いましたし、おそらくマスコミの報道とか、あるいは新聞の報道とか、そういうのを見るたびにおそらく皆さん、不安感があるのではないかと大変心配しておりました。

 その理由の1つとしましては、おそらく皆さん方は放射線ってそんなに身近にあるものではないと思います。おそらく、例えば胸のレントゲンを撮るとか、CTを撮るとか、そういった時には放射線のお世話になる訳ですけれども、それ以外にそんなに身近に放射線があるとは思っておりません。実はある訳ですけれども、思っておりませんから、なかなか馴染みがなかろうと。そういったところに、いきなりニュースで「これはチェルノブイリ級の事故である」とか言われれば、これは不安であろうなと。そう思いますと、我々は本当に居ても立ってもいられなくなりまして、これはやはり我々が行って、ちゃんと市民の皆さんに放射線、放射能についての説明をしなければいけないんじゃないかと思い立ちました。それで、福島県知事さん、あるいは福島県立医科大学の皆様の本当に大きな協力もあって、今回このような場を設けさせて頂く事になりました。

 今日はまず私の方から、ごく簡単に放射線とはどういうものかというお話をします。そして、長崎あるいは広島で原爆が落ちた、そしてチェルノブイリの事故があった。それと今回はどういうふうに違うのか。結論から言えば全く異なるし、全く健康に対する心配はしなくていいんですけれども、それは何故かということ、どれくらい規模が違うのかというのを簡単にご説明申し上げます。その後、山下俊一教授の方から質問を受け付けるという形にしたいと考えております。

 まず、皆様、先程申し上げましたように、放射線というのは一般の生活に関係があるとすれば、例えばX線を撮ります。最近よく胃の透視という話が出てきますね。あるいはCTを撮りますという時に放射線を使います。これは、どうやるかといいますと、身体の外から放射線を当てて、それを使って写真を撮ったりして診断に役立てるという事をする訳です。あるいは放射線は治療にも使います。例えば、ガンになった時に、そこに放射線を当てることによってガンを手術をすることなく治療するとか、そういったことにも使います。このように放射線は人の診断や治療といったものに役立つという事がある訳です。これを利益、英語でベネフィットと言ったりします。

 その一方で、放射線はリスクも負っています。私が先程申しましたような、長崎・広島の原爆、これによって多くの方が被ばくされたわけです。それによって多くの方が亡くなられた訳ですし、例えば私が現在働いております長崎大学の医学部は、原爆が落ちた所から大体500メートルから600メートルくらいの所にありました。多くの学生さんやスタッフが亡くなりました。そういった原爆、いわゆる殺傷兵器としても放射線は使われた訳です。

 その一方、原子力発電所というのがあります。原子力発電所は、普段は我々の役に立っている訳です。要するに電力を供給してくれるという、非常にベネフィット、役に立つ面がある。ところが、いったんこれが事故を起こすと、これが最も有名なもの、世界史上最悪の事故というのが、先程来出ているチェルノブイリの事故ということになるのです。

 このチェルノブイリの事故は1986年に起こりましたけれども、チェルノブイリの4号炉の炉心が、最近、皆さんよくテレビ・新聞等でご覧になられている思いますけれども、炉心が完全に爆発して、そこから大量の放射能がまき散らされるという状態だった。それによって最近よく報道されているような、放射性ヨードであるとか、あるいはセシウム137といった、いわゆる放射性物質、放射能が放出された訳です。その中で特におそらく放射性ヨード、ヨウ素131という物質があるんですが、これが大量にまき散らされたことによって、多くの住民、特に子供さんが被ばくして、それによって甲状腺ガンが発症したというのが、チェルノブイリの事故な訳です。

 そういった事実がベースにあるものですから、今回、例えばヨウ素131が出ました、セシウム137が出ました、毎日いろいろな所で今日はどのくらい、今日はどのくらいと報道されます。そうすると、これは危ないんじゃないか、これは福島でこのまま暮らして大丈夫なのか、と思われると思います。これはやむを得ない、仕方のない感情だと思います。しかしながら、先程、私は申し上げました。これによって、福島県民、あるいはもっと言えば日本国民といってもよいでしょう、その健康リスクはありませんと申し上げました。何故かと言いますと、これはひとえにその出た放射能の量、あるいはその放射能から出される放射線の量に起因します。

 つまり、ある一定の量、具体的な線量は後からおそらく山下先生から説明があると思いますが、ある一定の線量は人間のためには害にならない、むしろベネフィットになる。例えば今言いましたような、X線を使うとか、胃の透視に使うとか、あるいはCTに使うとか、そういった量は、例えばもちろん、原爆の被ばくする量、原爆によって被ばくした量、あるいはそれよりも少なくなりますけれども、チェルノブイリで被ばくした線量に比べれば遥かに低い線量な訳です。そして、ニュースでよく説明がありますように、今回、例えばヨウ素131が1時間当たりに出ている量、あるいは1日当たりに出ている量、それも空気中にある量ですね、それは、そのCTであるとか胃の透視の検査よりもさらに少ない量であるとよく説明を受けられていると思います。ですから、それを考えると、明らかにチェルノブイリやあるいは長崎・広島の原子爆弾とは、今回の一連の福島第一原発の事故というのは全く性格の異なるものであろうということが言えます。

 ただし、1つだけ皆さん方がもう1つ心配になってらっしゃることがあると思います。それは、こういうふうに少しずつでも漏れ出しているのが、いつまで続くんだろうということが恐らくあるんだろうと思います。確かに少しの量、ですから、これは決して原発の炉心全部が壊れて、そこから大量の放射能が出ているわけではなく、ごく一部の所から漏れ出して、それが風に乗ってやってきているという状況ではあります。しかし、それがダラダラダラダラと、長期、数日間、この一週間ですかね、続いているということが、これが皆さん不安なんだろうと思います。しかしながら、今日の特にデータなどを見る限りでは、少しずつやはり状況は改善してきているように思います。

 ご承知のようにテレビでは必死に原子力発電所の消火作業に当たったり、冷却作業に当たったり、あるいは発電所の非常電源を繋いだりと、一生懸命働いている方が沢山いらっしゃるというのが連日報道されております。そういった状況もあって、少なくとも、例えば、ここからさらに大きな爆発があるといか、それを皆さん一番心配してらっしゃると思いますけれども、そういった状況になるとはちょっと考えにくいと思いますし。ですから、現時点では、そしてこの先も、この原子力発電所の事故による健康リスクというのは、非常に、と言ってはいけません、全く、考えられないと言ってよろしいかと思います。

 ですので、これは質疑応答の中で各論でお話があると思いますけれども、大事なことは皆さん是非、情報をきちんと集められてください。そして、きちんと情報を集めて、それで冷静に判断して頂くという事が大切であろうと思います。恐らく、今日ここに来ていらっしゃる方の中には、福島市内だけでなく、いろんな所から避難されている方もいらっしゃるかと思います。ここ福島は原子力発電所から50キロくらいですかね、61キロですか。失礼致しました。61キロ離れているということですけれども、もっともっと近い所かた避難されている方もいらっしゃると思います。そういう方は恐らくもう一週間以上、避難生活がきておりますので、非常にストレスもあると思います。肉体的にもきついと思います。ですから、それにプラス、この放射線のこういった一連の報道、あるいは事故ということで、かなりストレスの溜まっている状態であると思います。大変であると思いますけれども、やはり冷静に、是非情報を集められて、冷静に対応して頂ければと思います。

 そして同時に、今日は質疑応答をここで致します。終わった後も、先程申しましたように、私と山下教授は福島県の放射線健康リスクアドバイザーに就任致しました。是非、県を通じまして種々の媒体で質問頂ければ、それはわかりやすく説明しようと思いますし、今後もできるだけいろんな市町村を回りまして、説明会をしていきたいと思います。そういった場を通じて、情報を公開する、正しい放射線に関する知識を公開するよう努めて参りたいと思います。私たち長崎大学、あるいは長崎は福島の皆さんをこれからも継続して応援したい、支援したいと考えておりますので、是非よろしくお願いしたいと思います。これで私の説明を終わらせて頂きます。ありがとうございます。

 

山下俊一:

 引き続きまして、少し年をとった山下が出て参りました。皆様方、今のお話を聞いて少しは放射線が何かということをご理解頂ければと思いますが、ここ福島にあって最も心配していることは、環境中の放射性レベル、あるいは土壌の汚染レベル、もっと言うと、野菜、あるいは水、いろんなレベルが安心、安全なのかどうかということだろうと思います。もちろん、火元である原発の事故が収束しない事には何ら将来の安全や安心をお話することはできません。

 私たちが何故ここに来たかというと、専門家の話はよくわからん、あるいは数字が出てきたり単位が出てくると何にことかさっぱりわからん。どの情報を信用していいのかもわからん。わからんずくめ。わからんずくめで判断をして皆様方は行動をとったり、あるいは不安になったり、不信感を持ったり、避難して逃げて行くという、そういうふうな悪循環を是非断ちたいということで、広島・長崎の経験をいかすべくここに来ました。

 皆様方は原発でいま作業されている方々の被ばくの量と、今ここに我々が居る被ばくの量が全然違うということは感覚的にわかりますよね。火元に近ければ近いほど熱線として熱を浴びる、あるいは火傷をします。これが今の現状です。火元から遠いと、火は当然熱線も届かないし、火の粉も降り注がない、もっと言うと、火山が爆発した。火山が爆発した近くに居ると、火砕流が流れてくる。大きな岩石が飛んでくる。火の雨も降る。危険。5キロ、10キロ、20キロ、30キロ離れると火の粉は飛んで来ん。飛んで来たとしても灰になっとる。そのように考えていただけると、この事故の影響は、実は火元さえ抑えれば治まります。しかし、未曾有のこの大惨事で、残念な事に全く予期しないことが次々と起こってきました。

 私も国の原子力安全委員会の一人のメンバーですけれども、毎年原発事故を想定して訓練をします。シナリオありきの訓練です。そのシナリオは10キロゾーンで避難ということで、10キロ内の避難を想定したシナリオでありました。でも皆さん、今回の事故はどうでしょうか、なんだか知らないうちに20キロ圏内が避難地域になってしまいました。実は訓練では、まず危ないということがわかると、屋内退避をします。環境中に放射性物質が出ると危ないから、屋内に避難しないさいという判断がなされます。それでも危ないということであれば、当然避難をする訳です。避難、すなわち安全なところへ逃げて行くというのが避難です。でも、今回は10キロの倍、20キロ避難したにもかかわらず、いま20〜30キロの間は屋内退避というふうな言葉で、一般の住民は何の事かよくわからん。これは危険なのか、危険じゃないのか。しかも、マイクロシーベルトという値が出て来て、0.02というバックグランドはいつの間にか1になって2になって、20になって、30になって、そんなふうにどんどん日ごとに何か悪くなっている。今度は福島市でも20マイクロシーベルト/hと言っているぞと。

 これについて枝野官房長官も、あるいは政府も、出す声明は正しいんです。値は正しい。環境の汚染、あるいは物理学的なデータは原子力安全・保安院が出すデータは正しいんです。しかし、何が足りないか。じゃあこれが健康に危険かどうかをきちんと説明し得る、その説明の仕方が足りない。何故足りない。誰もこんなことを経験した事がないからです。想定外のこの事故に対して、専門家も自分の専門の分野のコメントを述べます。マスコミを通じてそうです。色んな人が色んな事を言うから、全く違うことに聞こえる方もあるかもしれません。私達はそういうことをイヤというほど過去の事例で経験してきました。

 今は非常事態ですからご心配が多いけれども、いずれこれは治まって、安全宣言がされて、復興のいかづちを上げなくてはいけません。しかし、今はその渦中です。火の粉が降り注いでいるという渦中で、これをどう考えるかということを皆様方は念頭に置いてください。今その渦中にいる我々が予測をする、あるいは安心だ、安全だという事は、実は非常に勇気のいる事であります。危ない、危険だ、最悪のシナリオを考えるという事は、これは、実は誰でも出来るんです。しかし、今の現状を打破するためにどう考えるかという時に、今のデータを正直に読んで皆様に解釈してお伝えするというのが私たちの役割であります。

 放射線の健康への影響は大きく2つに分かれます。高野先生がおっしゃった外部被ばく、外から放射線を浴びるというのを外部被ばくと言います。私たちが20年来仕事をしているチェルノブイリでは、内部被ばくといいます。規模は違いますが、その様相がよく似ています。だから、海外のメディアは心配をして、これは第二のチェルノブイリ型になる怖れがあるから、皆さん遠い所に避難しましょうと。自国の外国人の、東京のいわゆる入国を減らしたり、国外退去を勧告したりしている訳であります。これも、日本の情報が正しく海外に伝わっていないからであります。

 一般の、私たち20キロ、30キロ離れた人たちの放射線の被ばくは何が問題かというと、内部被ばくであります。決して、ここにいる私たちは直接あの原発の放射線を受けません。これは明確です。20キロ、30キロに住んでいる方々は、あそこの熱線を感じることはありません。唯一、大気中に放散された放射性の物質が飛んで来てるんです。これを拡散といいます。風、あるいは温度、あるいは地形によって、その飛び方は違います。同心円的に3キロ、5キロ、10キロ、20キロ、30キロと言っていますが、これは全く意味がありません。いいですか。20キロだから安全、30キロだから屋内退避、40キロだから安全と、そういうものではないんです。

 しかし、どこかで線引きをしないといけない。その線引きは、安全だと言えるから線引きをする訳です。20キロを超えれば、放射性降下物が降り注いだとしても、少々汚染しても全く健康に影響がないから、20キロあるいは30キロ屋内退避という今、令が出されています。

 しかし、残念なことに国もこれは困っています。何が困っているか。屋内退避というのは次は避難なんです。じゃあ30キロ以降まで避難させるかどうかという話になります。でも、この一週間その指令は全く出ません。これだけ原発がトラブルを起こして危ない、最悪のシナリオだといいながら、じゃあなぜ国は20〜30キロの人を避難させないんでしょうか。ここは知恵の絞りどころです。今の現状は危険じゃないからです。だから、避難させる必要がないのです。大気中の濃度は恐らく下がります。そして、食物中の汚染も、これは減ってなくなります。どうしてでしょうか。物質は安定なものと不安定なものから成ります。どのような元素も安定な元素と不安定な元素があります。不安定な元素は、不安定ということは安定になるために分裂をします。その時に放射線を出すんです。でも、安定に近づくから放射線は出なくなります。これを半減期といいます。どんどん放射線の活性は減っていきます。エネルギーが強いほど減っていきます。

 大気圏中に出る今回の多くの放射性元素は、放射性ヨウ素であります。ヨウ素は半減期が8日間。8日間で半分になります。そしてその量も非常に少ないために、大気圏中にあるものが身体に入る確率は1/10です。放射性ヨウ素というのは甲状腺ホルモンの原料です。甲状腺に取り込まれます。ワカメや昆布に沢山入っているものと同じものです。その不安定な元素が実は原子炉から出ます。それを吸入して、少しは甲状腺が被ばくをするかもしれません。私が敢えて「少し」と言っているのは、今からお話をするチェルノブイリの事象と比較をするためです。

 放射線は何故怖いかというと、エネルギーだからですよ。紫外線で火傷をする人もいますね。紫外線、みなさん一生懸命、女性の方は特にお化粧のメイキングや紫外線防護に気を遣われます。ただ単に日焼けであけではなくて、欧米ではこれが皮膚がんの原因になるからです。じゃあ、太陽でみんなガンになる?ならないですよ。放射線は紫外線と異なってエネルギーですから、身体に当たるとそれが細胞の遺伝子を壊すということで怖がります。だから、ガンの治療に使うということにもなります。

 放射線はエネルギーとして、1つ覚えてください。1ミリシーベルトの放射線を浴びると皆様方の細胞の遺伝子の1個に傷が付きます。簡単!100ミリシーベルト浴びると100個傷が付きます。これもわかる。じゃあ、浴びた線量に応じて傷が増える。これもわかる、みんな一様に遺伝子に傷が付きます。しかし、我々は生きてます。生きてる細胞はその遺伝子の傷を治します。

 いいですか。1ミリシーベルト浴びた。でも翌日は治ってる。これが人間の身体です。100ミリシーベルト浴びた。99個うまく治した。でも、1個間違って治したかもしれない。この細胞が何十年も経って増えて来て、ガンの芽になるという事を怖がって、いま皆さんが議論している事を健康影響というふうに話をします。まさにこれは確率論です。事実は1ミリシーベルト浴びると1個の遺伝子に傷が付く、100ミリシーベルト浴びると100個付く。1回にですよ。じゃあ、今問題になっている10マイクロシーベルト、50マイクロシーベルトという値は、実は傷が付いたか付かないかわからん。付かんのです。ここがミソです。

 にもかかわらず、新聞報道ではバックグラウンドの千倍とか、一万倍とかいう話が出ます。そのために、即それが健康影響を及ぼすというふうに誤解されます。書いてる新聞記者がよくわかっとらん。報道関係もよくわからないのに、我々専門家の意見をつまみ食いして記事を書きます。決して100%信用できるデータではない、コメントではないのですが、我々専門家も悪い。これを否定したり、あるいはきちんと反論して来ませんでした。

 私が敢えて今回、このように皆様方の前に立って、専門家としてできるだけ分かりやすい話をしたいと思う理由は、国民がこの原発事故を通じて初めて、理科音痴が解消されるかなと期待しているからです。皆さん福島県民は原発がここにあるので、よく放射線の事をご存知で、放射能のことも知っているのかなと思ったけれども、何の事はない皆逃げ出している。出て行けと言ったら、皆出て行ってしまった。おかしいという疑問の手を挙げるためには理科音痴を日本国民全部、払拭する必要があります。特に新聞記者はそうです。報道関係は初めて今回、自分たちの科学的知識のなさに困惑しているはずです。付け焼き刃で記事を書いている。でも、これも大事なことです。勉強する、福島の原発事故は日本国民全員に理科を勉強するチャンスを与えました。シーベルト、何? ベクレルって、何じゃこりゃ??

 そんなことから実は、私は是非皆様方にご理解頂きたいと思います。熱が上がったか上がらんかは手で触ればわかると言いますけれども、体温計が要るでしょう。いいです? 体重が太ったか太らんか、わからん。体重計が要るでしょう。数値化するということで放射線のレベルを知る事が出来ます。杉花粉がいっぱい飛んで来た。どんくらいあるかわからんぞ。測れんもん。見えん。でも、みんなアレルギーに、アトピーになる。これに対して放射線は測れるというのは、これは1つの武器なんです。いいです? ということは、測れるということは、その数値を政府が正しく出しても、それを理解する国民、我々が正しく理解できなければ何の事はない。全くの馬耳東風、猫に小判なんです。そういうふうにして、いま数値が一人歩きして、ピンポン球でメディアに踊らされています。これは由々しき状態。

 ですから、私は皆様方にまず単位のことでご心配をしないようにお話をします。ミリシーベルトというのが、さっき言った1個細胞に傷が付く、100ミリシーベルトは100個傷が付く。だから、いま原子力発電所の事故で決死の覚悟で働いている方々は、250ミリシーベルトに安全基準が引き上げられたのです。100ミリシーベルトが1回の、その時の作業時間の被ばくの線量が労働衛生上決められています。それを250というレベルで今彼らは仕事をしています。じゃあ、これで病気起こるの?ガンになるの?というと、そうではありません。このレベルをまず覚えてください。100ミリシーベルトとか250ミリシーベルト。我々日本人は年間約3.5ミリシーベルト被ばくしています。皆さん方全員そうです。私もそうです。ですから、年間数個の傷は放射線のせいです。でも、それ心配いらないんですよ。どうしてか。病気は、いいです?今この話はガンの話ですけれども、ガンは、色んな原因で起こるんです。放射線以外にたばこ、食生活、あるいは遺伝的な背景、環境因子、色んなもので起こります。100ミリシーベルト浴びると、100人、その生涯ずーっと調査すると、100人の内1人ガンが起こるかどうかという頻度です。100人が、平均78歳としましょうか、生きて1人ガンが起こるかどうかという、そういう確率論的な問題です。でも、70も80も生きればT/3はガンで死んどる。33人はガンで死んどるうちの、1人は放射線のせいかわからんという量の、100ミリシーベルトでみんな議論しています。

 まず、そのレベルをご理解ください。こんな高いところで放射線の障害を議論している。でも、実際はその千分の1、マイクロシーベルトの環境中の問題。体内に入るともっと低い、そういう問題の中で皆さん不安がってます。何故、不安がるか。論理的にいま、私は数値で測れるという話をしました。何故怖がるか。音もしない、においもしない、わかんない。わかんないものに対する不安は、理性ではなく感性、感情で判断するんです。これが人間です。

 私たちは科学の力で、この人類の発展と平和を築こうとしてきました。しかし、残念ながら原子力に関しては、原爆という兵器の開発が先行しました。そのために、原子力の平和利用という原発は常に負のイメージをもって推進されてきました。科学に善し悪しはありません。しかし、科学には善悪は判断できないとしても、事故は付き物です。科学の限界も当然あります。ヒューマンエラー、人のエラーも積み重なります。科学は単に原子力工学だけではありません。医学もそうです。あるいは経済学にしてもそうです。政治学もそうです。科学はありとあらゆる学問体系を含みます。その根幹は皆様方が持っている生き様、哲学です。そして、宗教学です。こういうものを全部含めたものが科学です。その科学が作り出した原子力発電所の過ちや事故を、じゃあ誰が清算し、誰が元に戻すことができるのでしょうか。それはやはり、科学の過ちは科学でしかコントロールすることはできません。これは人間の性です。人間の守備範囲である、自分たちが作り出した物に対しては自分たちで責任をとるという必要があります。

 ミリシーベルトになったら、そのような生体、健康影響がありますが、マイクロシーベルトではありません。だから、私は大胆にも「心配いらん」というふうなことを断定し、バッシングされるかもしれませんが、皆様方に是非このナイーブ(?)から安心と安全を伝えたいということで、この講演会を企画しています。

 昨日、いわき市に行ってきました。びっくりしました、いわき市に行ったら。途中、杉花粉がいっぱい飛んどる。これは原子力のありえんかなと思うくらい杉花粉だらけ。行ったら閑散として、福島市で見るようなガソリンスタンドの長い列がない。人がおらん。どうなっとるんだろうかと思って会場に入ると、ここ福島市民は、あるいはこの地区の、中通りと言うんでしょうか、は、みんな紳士淑女ですね。いわき市に入ったら、「おい、市長帰れ!」「帰るな!」とか、そんな罵声が飛ぶような所だったんです。これはまあ、どうして我々はつるし上げに来たのかと昨日いわき市で思いました。そうしたら、私の友人の鈴木先生が、「いや、これはもう、浜通りと中通りは人種が違うんだ」と言っておられましたので、少しは安心しましたが(笑)。

 大切なことは、科学の目を持って新聞を読む。理科の知識がないのに数値が一人歩きするから心配。具体的な心配しないでいいって言うお話しをします。例えば、この福島市は20マイクロシーベルト/hというふうな値が暫く続いたそうです。しかし、今は10マイクロシーベルト以下になっています。20マイクロシーベルト/hというのは、1時間にずっとそこに居ると20マイクロシーベルト環境中にあり続けるという問題です。24倍すると1日約480マイクロシーベルトがそこにあります。しかし、屋内に居ると、約1/10の48マイクロシーベルトにしかなりません。1日の量は。身体の中に入っていくのは1/10です。つまり1/100しか身体の中に入ってきません。いいです?すると、数マイクロシーベルト我々は1日に浴びるという計算になります。では、この浴びた内部被ばくはずっと蓄積するんでしょうか。せん。どうして?半減期があるからどんどん減って行く。放射線がここに付いてもずっとそこに残らないんです。だから、汚染という実は表現は、体表面に付いたという意味の汚染であって、ずっとペンキがそこではがれないというわけではありません。そこにたとえ付いて洗わなくても、実は半減期といって不安定な物質が安定に向かって減って行きます。じゃあ、そこにあればいつまでもその局所は被ばくするじゃないかと言いますが、圧倒的に量が少ないです。

 今日は雨が降っているから、ひょっとしたら放射性物質が付いているかと思われるかもしれませんが、私は全然怖くありません。理由は、もう新しい爆発が来ていません。今ここにある放射性物質は、数日前の放射性物質がここに飛んで来て、それが落ちてここに溜まっとる。それだけの話です。だから、これからは色んな所に、盆地、あるいは農場、あるいは牧草地帯、野菜畑、土壌にそういうものが降り注いでいますから、そこを測ればけっこう高い値が出るはずです。じゃあ、それが即危険かというと、まさにいま私が話をしたように、たとえ口にしても、それは危険ではありません。問題はその量をずっと1年間食べ続けた時に、トータルとしてどのくらいになるから、安全基準に沿って、そうならないように制限をかけたというのが暫定的な基準です。

 いいです? 安全な値を決める時に、トータル1年間どのくらい浴びたかということで安全基準を決めますが、これは1回それだけ浴びたということと換算、同じ状態と仮定して安全基準を作っています。微量を長期間受けるということを、1回に沢山受けて沢山細胞に傷が付いているのと同じ割合として安全基準を設けています。ここが一番、放射線の健康影響の重要な点です。放射線は入ったらずっと残っとる。大間違い。半減期があって消えて行く、洗い流される。拡散する。なぜそれが普通の日常の出来事かというと、物質は不安定なものから安定なものに変わる。その時に出す放射線の力は、だから半減期と共になくなっていきます。

 今、日本で一番理科の知識が高いのは、ここ福島市の皆さん方です。こんなことを話をされて首を振って、もっとわかったような感じでいらっしゃいますけれども、なーんもわかっとらん、だいたい。それでいいんです。そんな、何でもかんでもわかったら我々の商売上がったりですよね。こんな話を一度でわかると皆さんはもう大学院卒業、単位をやります。わからんでいいんです。

 唯一お願いしたいのは、皆さんと我々、あるいは皆さんと県、あるいは国の信頼関係の絆をつくるということです。今、何を信用していいのかと。今、皆さん方が最も信頼できるデータは何かということです。これは、好むと好まざるとに関わらず我々は日本国民です。日本で戦争で敗れ、そして原子力産業を支え、今の復興を成し遂げたこの日本において、我々が少なくとも民主主義国家として信じなくてはいけないのは、国の方針であり、国から出る情報です。これをきちんとオーディット、監査して、正しいのか正しくないかを説明する、実は機関が我が国にはありません。中立的に国の出す情報を正しいか正しくないかということを評価する機関がないんです。一方的な国寄り、一方的な反対、一方的な、即ち、そこに恣意が入ったり利益誘導の考え方が入るがために、国民は何となく不信、あるいは不安、疑いの目を向ける訳です。お墨付きがいるんですよ。水戸黄門が印籠を出すように、これは大丈夫だと。そういうふうな関係を、この福島原発を契機に日本はつくり直す必要があります。残念なことにJCOの事故でも、チェルノブイリの事故でも、それがなされて来ませんでした。

 これから福島という名前は世界中に知れ渡ります。福島、福島、福島、何でも福島。これは凄いですよ。もう、広島・長崎は負けた。福島の名前の方が世界に冠たる響きを持ちます。ピンチはチャンス。最大のチャンスです。何もしないのに福島、有名になっちゃったぞ。これを使わん手はない。何に使う。復興です、まず。震災、津波で亡くなられた方々。本当に心からお悔やみを申し上げますし、この方々に対する対応と同時に、一早く原子力災害から復興する必要があります。国の根幹をなすエネルギー政策の原子力がどうなるか、私にはわかりません。しかし、健康影響は微々たるものだと言えます。唯一、いま決死の覚悟で働いている方々の被ばく線量、これを注意深く保障していく必要があります。ただ、一般の住民に対する不安はありません。

 しかしながら、それでも不安はある。誰に不安がある?女性、妊婦、乳幼児です。次の世代を背負う子供達に対し、私たちは責任があります。だから、全ての放射線安全防護基準は、赤ちゃんの被ばく線量を基準につくられています。いいですか。子供を守るために安定ヨウ素材の投与、あるいは避難・退避ということの基準は作られています。大人は二十歳を過ぎると放射線の感受性は殆どありません。もう限りなくゼロです。大人は放射線に対して感受性が殆どないということをまず覚えてください。そのくせ、一番心配するのは大人。これは間違いです。特に男は大間違い。我が身を省みれば、自分はタバコを飲んだり、酒を飲んどるのに、放射線より遥かにリスクが高いのに。男はまず心配いらないです。守るべきは女性、女子供、妊婦、乳幼児です。もし、この状態が悪くなるとすれば、逃げるのは妊婦と子供でいいんです。男は戦わなくちゃ。復興に向けてここで福島県民として、会津の白虎隊です。それくらいの覚悟はあって然るべきです。

 放射線の影響は、実はニコニコ笑ってる人には来ません。クヨクヨしてる人に来ます。これは明確な動物実験でわかっています。酒飲みの方が幸か不幸か、放射線の影響少ないんですね。決して飲めということではありませんよ。笑いが皆様方の放射線恐怖症を取り除きます。でも、その笑いを学問的に、科学的に説明しうるだけの情報の提供がいま非常に少ないんです。是非、今の私の話を聞いて、疑問が沢山あると思いますから沢山質問してください。これは講演でも講義でもないんです。皆様と私のキャッチボールなんです。

後半の質疑応答へ続く

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2011年3月21日14時- 山下俊一氏・高村昇氏「放射線と私たちの健康との関係」講演会(後半)
2011-03-24 01:04:27

http://ameblo.jp/kaiken-matome/entry-10839534940.html

それでは、今からの残りの時間を質疑応答にします。私も少し喋りすぎましたから、是非皆様の方から手厳しい、いわきのような質問をしてください。それでは順番にいきましょう。

Q1:昨日、炉心容器を取り出すというような報道がされました。そうすると、放射能は放出されるんじゃないでしょうか。そういう不安定な時期であるのに、心配はないといういわれはないと思うんですけれども、もしそれが本当であれば、コンクリートミキサー車、ポンプ車で炉心が安定した時にコンクリートで固めて頂ければ、本当に安心すると思いますが。それと、山下教授にですけれども、放射性ヨウ素だけを取り上げて、セシウムを問題とされないのはおかしいのではないかと思いますけれども。食物の内部被ばくに対してですね。それと、数値なんですが、福島市、10とか9とか、その辺のμ(マイクロ)なんですけれども、県北地域をもっと細かく測定してみますと、どういうわけか福島市役所だけが高いんですね。高値なんですよ。例えば、県庁の自治会館とか2.0だったり、福島ICが6.5とか。だから平均をとればもっと低い値になるんですけれども、その辺の数字のマジックというか、何故、観測地点を変える、今までやってきたから変えないでと言うんですけれども、やはりそこは正確な情報として言わないと、なかなか福島県にも必要な物資が来ないんじゃないでしょうかね。その辺のところ、いかがでしょうか。

山下:ありがとうございます。3つとも私が答えます。素晴らしい質問ですね。
 まず最初に頂いた原子炉の問題。これは、我々は健康の専門家で、原子力工学の専門ではありませんから、今の状況を抑えるのに水だけで十分なのか、冷却水が回れば全部反応が収まって、次のステップをどうするかというのは次の問題です。恐らく廃炉にする覚悟があれば、今言ったようにコンクリート固めするということも可能だと思います。しかし、それをするかしないかは、また別の判断があると思います。ただ言えることは、数日前から放射性物質は明らかに下がりつつありますので、現状の計画にまず注視したいと思います。
 2つ目の質問、何故放射性ヨウ素だけなのか。セシウムもあるのではないか、おっしゃる通りです。セシウムもあります。放射性のヨウ素は半減期が8日ですが、セシウムは30年です。身体に入ると60日で半分になります。エネルギーの力はヨウ素に比べると遥かに低いんですが、セシウムは必ず入ります。じゃあ、この放射性のセシウムは身体に入ったらどこに行くでしょうか。殆ど尿に流されますが、一部、身体の筋肉に入ります。筋肉。しかし、それは半減期と共に減って行きます。私たちの最大の研究成果は、放射性セシウムをずっと食べ続けたという人々がチェルノブイリの周辺に数百万人います。このレベルどころではありません。放射性セシウムに汚染されたキノコを食べ続けたという方が沢山いるんです。20年フォローしてきて病気は何も増えていません。つまり、筋肉に少し入った放射性セシウムは半減期が身体の中で60日で消えて行きますし、ベクレルも非常に低いので、全く心配しないでいいというので、今日は放射性セシウムの話はしませんでした。ましてや、水道水の中ではフィルターで全部抜かれますから、水の中に出てくるのは放射性ヨウ素だけです。しかし、井戸水は注意が必要ですから、しっかり測ることが必大事だということであります。
 3つ目の質問は、福島市でも場所によって異なる。これはその通りです。理由は、みんな均一に降り注ぐ訳ではありません。非常にまだらです。杉花粉がパーッと飛ばすとみんなまだらに行くと同じで、放射性物質もふわふわ浮いて、そういう環境中に留まる密度は全部異なります。数マイクロシーベルトはある意味、誤差範囲です。ミリシーベルトの誤差範囲はあり得ませんが、マイクロシーベルト、0.01〜0.2という、そいいうのは非常に誤差範囲ですから、その辺の変動は当然、市内であります。ただ、あなたが仰った「じゃあ、福島市は平均で出せばいい」、仰る通りです。平均で出していいんです。しかし、観測のポイントがそこというふうに登録されていますので、そこのデータは出すということになっています。よろしいですか。

Q2:半減期とは何か(回答からの類推。全く聞き取れず)

山下:ごめんなさい、半減期ね。10という放射線のレベルが5になるのにかかる日数です。自然に放射性物質は壊れて行きます。壊れるというのは、放射線を出して安定なものに変わっていくんですね。その時に出す放射線の量が半分になっていきます。それにかかる日数を半減期といいます。申し訳ございません。半分に減ずる期間という意味で半減期といいます。

Q3:切実な問題として、まず飲み水、洗濯水、生活用水、それから食べ物ですね。 そして、安全だ、安全だって先生おっしゃいますが、だったら何で、官房長官が茨城の放射線汚染されたほうれん草を食うな、川俣で取れた原乳を捨てろ。それで本当に安全だったらば、全国民がほうれん草を食べて、全国民が福島の牛乳飲んでもいいんじゃないんですか。それを福島まで来て、福島県民は汚染された食べ物を食べてもいい、飲み水飲んでもいい、それから洗濯水に使ってもいい、牛乳も飲んでもいい。半減する。福島県民だけが、もちろん、食べなくちゃいけない、飲まなくちゃいけない、生きて行くために。だったら、全国規模で枝野官房長官が、ほうれん草大丈夫ですよ、今先生がおっしゃったみたいに、健康被害ないですよ。食べてください、 洗ってください、牛乳も飲んでください。半減しますから。どうしてそういう事が言えないんですか。原発がまだどうなるかわからないこの現状で、私たちが不安なのは、これから先、飲まなくちゃいけない、洗濯しなくちゃいけない。いくら安全だ、体内に取り入れられるのはいくらくらいで、半減期があって、安全ですよ、もちろん、長崎・広島に原爆落とされても、被ばくしても70も、80も生きた方います。でも、その人たちの子孫が白血病、それから先生は甲状腺の権威だと言いましたけども、甲状腺の病気、子供に対する奇形。そういったものを全然出さないで、私たちの不安はそこにあるんです。乳幼児、それから妊婦、女性がいち早く出なくちゃいけないというのは、そういう人たちに対しての被ばく効果があるからでしょう。いま現に福島にいる私たち女性、若いお母さんたち、妊娠するかもしれない女学生、そういう人たちに対しての安全宣言というのが1つも聞かれないんですよ。ですから、怒っている人がいますけれども、私が聞きたいのは、今現在、福島市で通している水が安全なのかどうか。それを飲み水として、お味噌汁に使えるのかどうか、洗濯していいのかどうか。それから、自分たちが自家栽培でつくっている野菜を食べていいのかどうか、今、この日、食べていいのかどうか。それが聞きたいんです。

山下:ありがとうございます。それが皆さんの声の代表だと思います。今、安全宣言はできません。しかし、今のレベル(の水)を既に飲んだ人は全く心配要りません。1回こういうのを測られて、基準値を超えたということであれば、枝野官房長官でなくても、みんなこれは、そういうふうな指示を出します。じゃあ、今ここで汚染されたミルクを飲みなさいと言って、みんな飲むでしょうか。飲まないですよね。福島県民だけにそういう辛い思いをさせるということは許されません。日本国民が全部がこれは分かち合うべきだと思います。だからこそ、風評被害を減らすために私達はここに来ています。枝野官房長官には今日連絡しましょう。ここに来て食えと。まさにそういうことですよね。

Q3:一番最初に食べてほしいし、飲んでほしい。

山下:はい、そう伝えますので。ありがとうございます。

Q4:3点ほど質問させてください。まず1点目なんですが、福島市として放射能濃度が高い。それが福島市の、例えば盆地とか、あるいは立地条件的に何か地形的な、何か高くなる要因があるのかどうか。これがまず第1点。
 それから2点目。前の彼と同じなんですが、我々ずっと住むということは水を飲まないと生きて行けない訳で、水が大変心配です。水道水が安全なのか。それとも、福島は扇状地でちょっと掘ると井戸水が出まして、井戸水を使っている人が大変多いんです。今のように短期間、長期的なスパンではなくて、短期間の方ならば地下水の方が安全とか、あるいは濃度的にどのくらいまでならば、先生のお考えで、どのくらいまでならば飲めるという数値的なものがもしあれば、教えて頂きたい。これが2点目です。
 3点目は高村先生に質問なんですが、チェルノブイリで、ソ連の方で味噌を日本から大量に事故後輸入して、味噌を沢山食べると健康にいいというふうなことがあったように、これも噂なんですが、その辺の真偽についてご質問したいと思います。以上よろしくお願いします。

山下:まず、水ね。まず、水からいきましょう。水道水は、問題になるのは放射性のヨウ素だけです。セシウムはフィルターで取られてゼロになりますので、たとえ少し汚染してもゼロになります。放射性ヨウ素はそのフィルターを通り抜けますから、このレベルが問題です。原則的には確か300ベクレル/kgということで、単位が出ます。各地区の水道水は定期的にチェックされていますから、それを超す場合には今の勧告は飲まない方がいいでしょう。しかし、ボイリングしたり、あるいは洗濯に使う分には全く問題がないし、その水は極めて、8日の半減期で拡散されてほぼゼロになります。今の放出がなければ、もう数日すると安全性が出ると思います。
 それから、もう1つ。どこに溜まりやすいかというお話です。同じような地形であっても、どこに溜まりやすいか。当然、 雨が降って高き所から低きに流れる。低い所に溜まります。これが原則です。じゃあ、将来、これが地下に入っていって、じゃあ地下水を汚染するかということは、まずありません。地下の微生物、あるいはフィルターの効果は極めて強いので、地下水に到達する前に半減期でもう、なくなっています。ですから、原則地下水は数メートル以上であれば全く心配ありません。それと、もうひとつ、

高村:味噌の話ですね。味噌を配ったという話は、私は初耳でした。放射能と味噌という関連は、それはよくわかりません。それが特に効果があるとは思いませんけれども、一般的に非常に植物性のたんぱく質で、塩分も適度に含みますから、そういう意味では栄養補給にはいいと思いますけれども、それと放射能の関連ということはあまりないと思います。

Q5:毎日、毎日、放射線量が今、話題になっている何マイクロシーベルトって発表になるんですけれども、今日の新聞なんかを見ると乳製品が汚染されていると。ベクレルっていうことで。で、シーベルトで言うと本当に少ない量のところでも汚染があるということで、実際、我々関心があるのは、水とか乳製品とかそういうものが汚染されることに非常に関心があるんですが、報道されているマイクロシーベルトと、そういう汚染というのはパラレルなんでしょうか。それとも、全く別なものでしょうか。

山下:たぶん、汚染はベクレルで単位されていて、我々の被ばく線量はシーベルトという単位なんですが、これは換算します。いま何故、乳製品にそれだけ高いかというと、大地に沢山降っているんです、放射性物質は。その雑草を食べた牛のお乳には、放射性ヨウ素が濃縮されるんです。これが1つの原因です。そのために原乳を測ると放射性ヨウ素が高く出る。というのは、他の食材でも非常に高いということで、これが常識です。汚染された物を飲まなければいいんです。これは多分、輸出、あるいは流通に乗らないと思います。チェルノブイリで子供の甲状腺ガンが増えたのは、残念ながらこの汚染されたミルクを子供が飲み続けたんです。これが原因です。ですから、日本の国でもあるレベルになると飲まない、捨てようということを言っているわけです。これは子供に非常に特異的に起こった現象です。

Q6:こんな大変な時に福島まで入って頂いて、こういうお話が聞ける事に本当に感謝しております。みんな感情的になっているんですが、辛い時って怒りが別の方向に向かうので、お許しを願いたいと思いますし、皆さんも怒りを別の方向にぶつけるのは止めましょう。
 先生方に1つ質問です。WHOにもいらっしゃったということなので、うちの教員のアメリカ人とかは国家から安全圏に避難するようにということで、帰っております、母国に。この時に気になったんですが、避難の距離が80キロとか90キロとか、非常に長いですよね。こうした国際的な違いというものは何を根拠においてあるのでしょうか。それだけお聞きします。

山下:根拠はないです。基本的には放射性降下物がどのレベルかということで各国で決めます。少しでも懸念されれば、危険といえば危険というふうに判断をします。アメリカは関東平野まで飛ぶと考えたのでしょう。実際に飛んでいます。しかし、私が強調したいのは、そのレベルでは健康影響は全く出ません。ただ、外国人です。外国人は日本と心中する必要ありません。そういう意味では、私は遠く離れたアメリカがそういう判断をしたのは理解できますし、明日、外国人記者クラブでこの福島の現状、あるいは原発について説明するつもりです。

Q6:つまり、国際基準はないということで、各国で設定しているということですね。

山下:はい。5キロ、10キロ、20キロ、そうです。

Q7:現実的な問題として、聞くように言われて来たんですけど、洗濯物を外に干していいのか。あとは、福島って農業県なんです。果樹とか畑とか沢山あります。雨が降って土のところに放射線が降り注いだという話が沢山ありました。今後、その土を使って畑とか田んぼとか、果物とか、そういったものをまだやっても大丈夫なのかどうか、というところ。最後にもう1つ。いま、避難している方、福島県内から各県に。沢山いらっしゃるっていう報道があります。そういった方が、どのくらいになったらば福島に戻ってきていいのか。そういったところを、ちょっと教えて頂きたいと思いました。

山下:洗濯物だけは答えられます。できるだけ干さない方がいいと思います。屋内退避のところは。部屋の中に干す方が安全です。1/20〜1/10くらい放射性のチリの付き方が違います。ただ、2つ目の質問、3つ目の質問は、これは安全宣言に関わります。これは政府が責任を持ってやるべきで、これなくしては農作物あるいは農耕の再開はできません。ですからこそ、政府の情報公開が第一になります。まず、モニタリングして測る。安全宣言を出すということが、この復興の第一歩になると思います。

Q7:ありがとうございます。あとは、先生方2人の穏やか話し方、私たち聞いて凄い安心しました。本当にありがとうございました。次の方。

Q8:福島に住んでいるアンザイと申します。よろしくお願いします。2つあるんですけれども、報道で基準を超えた牛乳を1年間飲み続ければという報道がされるんですけれども、具体的に1日何ミリリットル飲み続ければとか、そういう具体的な量を知りたいというのと、うちは水道が通っていないので、地下水だけ飲んでいるんですね。この地下水を、放射性物質が含まれているかどうかを、どの機関に持ち込めば見てくれるのかというのを教えて頂きたいんです。

山下:地下水については、これは県に言えば測れると思います。たぶん、これは県民全部の安心を保ために、井戸水の安全・安心ということであろうかと思います。最初の質問は?

Q8:飲み続ければ、の量です。

山下:ミルクですね。一番高い、例えば1万5千ベクレルとかいうものであれば、1リットルを飲み続けたという場合の1年間の量が、CT1回の6ミリシーベルトに相当するというコメントです。

Q8:365日ですね。

山下:そうです。

Q8:わかりました。ありがとうございました。

Q9:私ども、今日聞いた中では非常に安心しているんですが、ただ、私ども年寄りを預っている事業所を持っている者、そして職員の家族を預っている私なものですから、職員にもう少し、こうしてこうすれば安心ですよと言える言葉で、もう少しわかりやすく、これとこれをすれば安心ですよという言葉があれば教えて頂きたいと思っております。

山下:科学的に言うと、環境の汚染の濃度、マイクロシーベルトが、100マイクロシーベルト/hを超さなければ、全く健康に影響及ぼしません。ですから、もう、5とか、10とか、20とかいうレベルで外に出ていいかどうかということは明確です。昨日もいわき市で答えられました。「いま、いわき市で外で遊んでいいですか」「どんどん遊んでいい」と答えました。福島も同じです。心配することはありません。是非、そのようにお伝えください。

Q9:すみません、私も今日、マスクをして来たんですが、マスクあるいは帽子と言われているんですが、それについてはどうなんでしょうか。

山下:これは、花粉症には効くでしょう。はい。放射能のそういう物質をどうやってブロックするか。皆さん、濡れタオルを口にしたことはありますか。窒息するぞ、これ。でも、そんなことを平気で書いとるね、新聞は。これは気休めです。でも、気休めを言わなくちゃいけないようになっとるんです。基準がそう書いとるから。だから、皆さん、マスク止めましょう。はい、次の方。

Q10:ベクレルとたぶんシーベルトが今後、ごっちゃまぜで出てくると思うんですけれども、公式発表を全部統一した形でシーベルトに揃えるということは、科学的ではないと思うんですけれども、それは可能でしょうか。

山下:それはできないと思います。1ポイントでベクレルという放射線の出す力の、汚染のベクレルと、受けた時の実効線量のシーベルトは式を換算しますから、仮定の上に仮定を立てるので、実測値しか出せないと思います。

Q11:先程の先生方のお話で、数10マイクロシーベルトぐらいではDNAの破損は問題ないのではないかという話だと思って認識しているんですが、報道なんかによりますと、胃のレントゲンで600マイクロシーベルト、あるいは飛行機に乗って成田からNYを往復すると160マイクロシーベルトとか、そういうような報道がありますけれども、これは多分レントゲンでも放射線を直接出す訳ですね。現在、空気中に拡散している放射性物質がある所で何マイクロシーベルトだと、その辺を単純に比較するというのは整合性があるのかどうかということと、 私はいま、大変この辺、ガソリン不足なんです。ガソリンが。会社まで大げさに言うと約2時間弱くらい自転車で行っている訳ですね。そうすると、マスクをしてもかなり汗をかくくらい、運動しながら外を歩いているということになりますが、これは先生のお話の、普通、外へ出ても1/10のくらいの吸入だということですが、その辺は問題はないのかどうか。この点をお教え頂ければと思うんですが。

山下:今の外に出て2時間半くらい自転車でこいで行って吸っても、たいへん嬉しいことに、あるいは残念なことに、まず男、20歳以上、全く影響ありません。どんどんやって大丈夫です。それはご心配いりません。最初の質問は何でしたかね。

Q11:放射線を直接浴びるのと、放射性物質がある所にいる放射能の量、その整合性はどうかということです。

山下:要するに外から浴びる、レントゲンその他は外部被ばくです。今、彼が質問したのは中から入ってくる内部被ばくと同じように考えていいのかという話ですね。内部被ばくの方が1/10、そういうリスクは少ないです。でも、それも外部被ばくと同じような基準で議論します。2つのスタンダードを作ると混乱しますから、内部被ばくも外部被ばくと同じように基準を作っています。ですから、今の基準は幾重にも安全に厳しく作っているというふうに考えてもらっていいと思います。

Q12:わからないこともあったんですけれども、今、現状が安全だということは、話を聞いてちょっと安心しております。ありがとうございました。それと、僕個人の思いと、福島県民全員が思っている事だと思うんですけれど、原子力発電所はなくなった方がいいと僕は思っているんけど、先生はどう思われますか。

山下:難しい質問ですね。

Q12:はい、そうだと思います。

山下:私は原爆を浴びた両親から生まれましたから、被ばく2世です。しかし、こうやって元気に仕事をしています。高村先生は被ばく3世です。そういう意味で考えますと、科学に善悪、善し悪しはない。原子力発電所を我々がコントロールする術はこれから学ばなくてはいけませんけれども、全廃とか、あるいは原子力発電所が悪いという意見を持っていません。では、どれをどのようにして管理するかはこれからのまた、大きな議論になると思いますので、私は申し上げません。ニュートラルな立場でこれが不要だとは言えませんし、言いません。
 1つ参考になるかもしれません。永井隆をご存知ですね。「長崎の鐘」の永井隆は、原爆を被ばくした直後、彼は瀕死の重傷で日の丸を描いて、復興に当たります。奥さんが、みどりさんというご夫人が亡くなりました。しかし、家に帰ることなく彼はその後3ヶ月間、荒野で、原子野で、被ばく者の救護に当たりました。その時の救護報告書が10月の初めに書かれました。全く何もない中で200数十名の被ばく者の健康影響を書いて、最後に彼がこう書いています。「祖国は破れた。国は壊滅し、荒野になった。しかし、この思いは日本人、日本国民が科学者をないがしろにしたせいである」と。彼は放射線科の先生でしたから、原子力の知識もありました。先に欧米が原子力爆弾を開発したということで非常に悔やみます。と同時に、この惨禍を乗り越えるためには、このエネルギーを良きものとして、世界の幸福のために使うべきだということを彼は述べています。そういう意味では、科学をコントロールする力を持つ事が我々の責務だというように思いますので、今の考えの答えにはなりませんけれども、そのように答えさせて頂きます。

Q12:わかりました。僕にも子供が居ます。正しい知識を身に付けて、頑張って生きて行こうと思います。ありがとうございました。

Q13:3月18日の朝日新聞の方で、同じ長崎大学の教授の方なんですけれども、残念ながら名前の方は覚えていないんですけれども、急性的な200ミリシーベルトと、そういったものの症状だけではなくて、積算値として、私たち福島でも最初20マイクロシーベルト、それが10日近く続いているような状態で、単純に日にち時間で1年で計算したような場合に、放射線従事者が緊急時に100ミリ、認められている数値を超える訳ですよ。急性的な症状はわかるんですけれども、積算として緊急時に100ミリ、それを超えるような数字になるということに対しての危険性。先程、細胞は再生するので、その怖れはないような話だったんですけども、積算値に対する危険性というのはどうなのか。食物とか水から積算されることもあると思うんですけれども、そこの危険性について述べて頂きたいと思います。

山下:はい、内部被ばくで少量、長期間浴びた場合に、それがあるレベルを超したら、1回こっきり受けた量と同じかどうかという質問ですよね。これは防護上は同じと考えて防護します。しかし、生物学的には圧倒的に少量浴びる方が障害が出ません。これはもう明確に疫学的に証明されていますし、動物実験でも、私が話した細胞のレベルでもわかっています。これ、安全防護の基準上、積算で超えたら危険だから、逆算していつもこういう話をしています。ここがわかりにくいんですけれども、少量の慢性被ばくの影響は非常に低いと思ってもらって結構です。

Q13:圧倒的に、その原子力でいま働いている方が100ミリシーベルト受けたものと、我々が福島に1年間居て100ミリシーベルト積算して受けたものとでは、明らかに危険度が違うと。

山下:違います。だから、我々は原発の職員を心配しています。

Q14:南相馬市出身の原と申します。よろしくお願いします。汚染レベルというのは今、川俣とか、土壌が汚染されててミルクに影響が来ているというんですけれども、このまま、あと例えば1ヶ月後、完全に収束したとして、出なくなったといった時に、ただ汚染レベルというのはこれから幾つか続いていくと思うんですけれども、それっていうのは、例えば今から1ヶ月後に完全に原発の方もある程度問題が収束して終わったといった時に、大体どの程度その汚染レベルが、ミルクだったりほうれん草だったりの汚染レベルが、今までの通常時期と同じくらいになるのかということと、もう1つ、そうなった時にも、やはり福島県産のものより他の県の方が食べたいっていうような、風評というのは拭いきれないと思うんですけども、それを払拭するために、これからどのようにしていくのがいいのかという、この2点をお願いします。

山下:仰る通りであります。いつ安全宣言をして、いつその中に入っていけるか。あるいは、今の土壌が安全かというのは、まさにこれは政府の責任で測定をして決めます。だから、土壌の汚染がどのくらい残れるかということで、最も重要なのがセシウム137です。30年の半減期があるわけです。ですから、これが消える間、あるいは安全になるレベルということがまず安全基準の評価になります。じゃあ、福島原産のものがいつ流通が自主規制がなくなって、皆さんが安心して食べれるかというのは数値でしか判断できません。200ベクレル/kg、あるいは300というふうなものによって決まってますので、その基準以下になったら、もう議論する必要は全くないと思います。それは農林水産省と厚労省が両方で決めるというように思います。(場内からの声に対し)そうです、そうです。

Q15:私は15歳の娘が居るんですけれども、子供の事が心配なので色々情報をインターネットで調べたりしたので、間違っていることかもしれませんので、お聞きしたいんですけれども、いま3号機、あそこに今、冷却していますよね。あれは使用済み核燃料ですよね。それで、使用済み核燃料から出るのは、放射線ではなくて中性子線であるということ。それで中性子線というのは、放射線とは違って、コンクリートやガラスや全てを通り越して生きている人体をコロ(?)としてしまうと、そういう危険なものであるということ。で、それは半径80キロ圏内だと被ばくすると。そういう情報がありましたので、放射線の方は心配ないと思うんですけれども、その中性子線というものが一体どのようなものなのか、それが人体にどのような影響を及ぼすのか、そして、いまこの福島市は(原発から)60キロなので、もし仮に爆発などして中性子線が放出されたら、この福島市は大丈夫なのか。子供達は大丈夫なのか、その辺を教えて頂きたいんです。

山下:中性子線というのは熱線と同じでエネルギーですから、これはある距離しか届きません。中性子線を被ばくすると何が一番怖いかというと、自分の身体の元素が破壊されます。JCOの事故を思い出してください。2人の方が被ばくして亡くなりました。これは臨界事故といいます。まさに原発の中における臨界と同じ状況です。いま出てくるのはそういう状況と異なりますから、溜まっている放射性物質が冷やされないで出てくるという状況で、私の理解する限りでは中性子線は出ていないと思います。臨界事故ではありませんから。そして、その届く距離は、確かに鉄筋コンクリートを突き抜けますけれども、そんな数百メートル、数キロメートルも届きません。ですから、ましてや10キロ、20キロ避難した所には絶対に中性子線は届きません。これは長崎の原爆がそれを証明しています。中性子、爆弾として爆発された時の中性子線は、2.数キロの所で留まりました。これはウラン燃料を99%に濃縮した爆弾です。ここは3%のウランを使ってます。全くエネルギーも違いますし、中性子線の心配は全くここではする必要はありません。

Q15:じゃ、子供達も大丈夫だと。

山下:はい。

Q16:放射線が首に集まり、甲状腺ガンを引き起こすと聞いたのですが、それは皮膚から入り込むため、首を守るためにタオルを巻いた方がいいと聞いたのですが、実際はどうなんでしょう、単純に。巻かなくてもいいんでしょうか。

山下:単純にそれは間違い。

Q16:気休めですか。

山下:唯一心配しないといけないのは、飲み続けるミルクに入った放射性ヨウ素。内部被ばくでそのヨウ素が甲状腺に入るから、外をいくらブロックしてもダメ。中に入る事をブロック。汚染されたものを食べない、飲まないというのが大事です。

Q17:私は結婚したばかりで近い将来赤ちゃんがほしいんですけど、母体や子供への影響はこれからあるんでしょうか。何か凄く不安で、これから先。特に夫婦で男の人の方がダメとか、女の人の方が放射能を浴びるとよくないとかっていうのはあるのかなと思って、お聞きしたかったんですが。

山下:これは全部、放射線の量ですね。ですから、ある一定の量以上浴びるとやはりよくありませんが、今の現状が、例えば1ヶ月間収束しなかったとすれば、それは避難した方がいいと思います。しかし、今の状況がここ1週間で収束すれば何ら問題はありません。そうご理解ください。それ以上のことはわかりません。

Q18:私の実家は原発から10〜20キロの圏内なので、避難してきたんですけども、この会場の中、福島市の方いっぱいいる中、この質問をするの恐縮なんですけども、いつになったら元の生活に戻れるのか。原発の状況とか、放射能の測定値、マスコミで流れてると思うんですけど、今までの事故を参考にして環境面、衛生学的面から見て、いつ私達は実家に戻れるのか、本当に気がかりなんです。避難生活がいつまで続くのか。それを先生方からの見解をお聞きしたいなと思いました。

山下:南相馬市というのは、10キロですか。

Q18:10キロの範囲です。

山下:私は今日、日本チェルノブイリ連帯基金という、一緒にチェルノブイリの支援活動をしているグループから連絡をもらいまして、福島には放射能が危険だから、NGOやボランティアが入って行きづらいという連絡を受けました。私は心配いらんと言って、彼らは今、南相馬市に入っています。ですから、早晩この事故が終焉すれば早い時期に安全宣言されるだろうと思いますが、そのための全責任は国が負って安全宣言します。ですから、これは国をかなり強くお願いして、まず測定してもらわないといけません。汚染が大前提で避難しましたから、その地区が安全かどうかは、環境、モニタリングをして、評価をして帰るということになると思います。ですから、いつということは私は言えません。しかし、もう既にボランティアは南相馬に昨日から入りました。それほど危険ではないと思います。

Q19:福島市飯野で酪農をやっています。先程、牛乳に放射能が出てくるのは、降下物のせいだと仰った点でちょっと疑問だったのは、牛と人が共通しているのは空気と水。あと、えさがあると思うんですが、殆ど屋根のかかる所においてある牧草であるとか、配合飼料を食べます。ですから、大地に生えてる草を食べることは、今は全くないんです。ですから、降下物ということであれば、空気と水は人と同じなんですね。私の家族で、姪が間もなく出産します。息子の子供も7月には生まれます
。いま、妊娠5ヶ月、6ヶ月のところです。そこで同じ水と空気が、小さい子供、胎児とかに影響するということで、非常にその事が気になっています。このまま福島に居ていいのか、実家とか県外に行った方がいいのか、凄い単純なことなんですが、どうなんでしょうか。

山下:これは最も難しい質問です。お母さんと妊婦が汚染ゼロの所で当然生活すべきです。じゃあ、今の汚染が安全か安心かということになります。今、お住まいは何キロですか。

Q19:50キロくらいです。

山下:国の今のスタンダード、標準からいくと、30キロより遠い所は心配は要らないと言っていますが、もし私がそのような立場で心配があれば、それはより遠くに避難した方がいいと思います。何故か。避難させなかったばっかりに何かあった時の後悔を持つのは親であり、そしておじいちゃん、おばあちゃんです。そういう意味では、これは理論ではありません。理性ではない。感情論として、女性は行動していいと思います。ですから、もし本当にご心配であれば、その値を客観的に判断して、避難することは何ら恥じることではありませんし、もしそういう事が可能であれば、それを誰も止めることはできないと思います。

Q19:あともう1点。うちはこの地震が起きてから、停電・断水が続いてました。その間、発電機を使い、近所の水道、川俣なんですけれども、もらって、牛の世話をして、牛が病気にならないように搾乳してました。全て捨ててました。それが今の状況で、安全基準を満たすまで出せないって事は理解してます。でも、この後、ここで必ずその仕事を続けることはできるっていうのを、先生の新聞を見て、もう一度そのことを聞きたかったんです。

山下:必ずできます。是非、今はちょっと苦しいし厳しいと思いますけれども、是非乗り越えてください。

Q19:ありがとうございました。

Q20:市内の中学校の教員です。具体的に、生徒が外で体育の授業をしている、もしくは部活動をしている、駅伝の練習をしている、そういった時にモニタリングの結果が出た際、例えば、屋内に「念のため」というような文字が、テロップが入る訳なんですが、屋内にという指示を出すとしたら、そういった基準というのは、教育委員会の方でも設定すべきでしょうか。

山下:仰る通りです。子供は守らなければなりません。20歳以上は放ったらかしておいて大丈夫です。そういう意味では、まさに仰った教育委員会はその義務があると思います。

Q20:だとしたら、その数値の目安としては、

山下:私がいつも言うように100マイクロシーベルト/hというのは、それ以上になると屋内退避すべきだと思います。

Q21:土壌汚染が気にかかるんですが、セシウム137は30年の半減期とおっしゃいましたけども、福島市内にもそういうのが降っているのどうか、それを聞きたかったんですが。

山下:降ってます。日本中、あるレベルまで全部降ってます。調べればわかりますが、希釈されて消えて行きますし、たとえ30年という半減期でも、微量なものであれば全く心配いりません。はい、降ってます。

Q22:現時点で取り組まれているスクリーニングについて、今の時点でどんな意味があるのかということで、私はもう少しマンパワーを別な所に回したらいいのではないかと思っている人間なんですけれどもね。

山下:ありがとうございます。これはもうJECの事故の時からそうですが、被ばくか被ばくでないかを分けるのは、最初のスクリーニングするということが決まっています。それでしていますが、その線量は極めて安全なレベルです。ほとんど人が、除染の必要がある人は今の数をこなしてもゼロだったそうです。ですから、本当に安全なんです。たとえ、千カウント、1万カウント、1万5千カウントあったとしても、実はこれは身体に何ら影響を及ぼしませんから、洗う、服を脱ぐで済むんですが、でも、最初に言ったように測らないとわからない。今回初めて、皆様、CPMとか、大気中に放射線があるかということがわかりましたから、これは次の教訓に活かすべきだと私は思います。しかし、今は国の流れで測らないといけないんです。ですから、マンパワーが足りないんですね、確かに。仰る通りです。

Q23:土壌汚染のことですけども、毎日、福島の野菜を食べてる訳ですけども、洗っていいものと、そうでないものもありますけども、地上に落ちてきますね、放射能が。堆積していきますね。雨もありますね。これから、3ヶ月、6ヶ月、1年と継続していく訳ですね。そういう中で、安全に差し支えないものなんですか。生育していく訳ですけども、その中に取り込まれていくってことはないんでしょうか。

山下:土壌から取り込まれていくという不安ですね。それはあります。だからこそ、そういう野菜類にしても、食物にしても出荷の前には検査がされると思います。あるレベルであれば心配ありません。それから2つ目は、土壌に蓄積されるとおっしゃいましたけど、これは拡散します。そして、雨が降ればどんどん流されます。雨が降るということは実は天の恵みなんですね。ですから、雨は歓迎してよろしいと思います。その条件は、今の事故現場から放射性物質はもう出ないということが大条件です。今のところは、ある数日間は止まってますので、これが続くことを私たちは念願しています。ですから、今言ったようなご心配は、おそらく無くなるだろうと思いますが、絶対はないので、もう一度これが何らかの大きな事故をすれば、また考え直します。今の段階での、これは解釈です。

司会:これで一応、質問を打ち切らせて頂きたいと思います。それでは、最後にお2人の先生からまとめということでお願いします。

山下:いや、もう、まとめはありません。皆さん方の十二分なご質問と厳しい追及を受けましたので、ギロチン台に立ったような気がしましたけれども、でも、私は皆さんに是非お伝えしたい。大変な状況下にありますけれども、少なくとも日本国民、広島や長崎の同じ被ばく県民は、みんな応援してます。絶対に福島を忘れることはありませんし、これからずっと続けます。そういう意味で、今日は実は私たちの大学の副学長が来てくれました。この会をするというので、最後にあいさつを彼がしてまとめにさせて頂きます。調(しらべ)理事です。

調 漸:ご紹介頂きました長崎大学の調です。こんなに活気のある会は初めてでした。私は今月の14日の日に長崎大学の水産学部が船を持っておりまして、 そこに荷物を満載して、4日間航海をして、小名浜に入りました。そこで7トントラック4台分を降ろして、その後、宮古に行きまして、そこでまた同じように降ろしまして、そこで私は船を降りまして、釜石に入りました。いずれも大変悲惨な所でしたけれども、その後、学長から帰ろうと思ったら福島大変だから、山下先生を手伝いに行けということで、帰るアテもなく、東北地方を彷徨っている訳です。
 この2人は佐藤知事さんに、放射線リスクアドバイザーということで、福島県のアドバイスをするという任命を受けております。私共の大学の学長も、今は短期的な集中的な支援ということでございますけれども、次に中期的な支援に移るということで、できれば長崎大学のスタッフが誰かですね、福島県立医大に居て、この県の健康と安全を支えるお手伝いをしたいというメッセージをお伝えしたくて、壇上に上げて頂きました。

司会:ありがとうございました。本日のご講演はこれで終了させて頂きたいと思います。ここで、お忙しい中、また本日の講師をお引き受け頂きまして、また、先生方からは力強いお言葉を頂きました。先生方が退席されますので、本日の感謝の意を込めまして、皆さんで拍手でお送りしたいと思います。

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コメント [音楽5] グリーングリーン /佐咲紗花 ピノキ
02. BRIAN ENO 2012年1月26日 15:27:00 : tZW9Ar4r/Y2EU : 2aMGYmhAyE
例の日本人が書いたとされる歌詞を見つけました・・

「グリーングリーン」の歌詞
1.
ある日
パパとふたりで語り合ったさ
この世に生きる喜び
そして悲しみのことを
グリーン グリーン
青空には小鳥が歌い
グリーン グリーン
丘の上には ララ 緑がもえる

2.
その時
パパが言ったさ ぼくを胸に抱き
つらく悲しいときにも ラララ 泣くんじゃないと
グリーン グリーン
青空にはそよ風吹いて
グリーン グリーン
丘の上には ララ 緑がゆれる

3.
ある朝
ぼくは目覚めて そして 知ったさ
この世につらい悲しいことがあるってことを
グリーン グリーン
青空には雲が走り
グリーン グリーン
丘の上には ララ 緑がさわぐ

4.
あの時
パパと 約束したことを守った
こぶしをかため 胸をはり
ラララ ぼくは立っていた
グリーン グリーン
まぶたには涙があふれ
グリーン グリーン
丘の上には ララ 緑がぬれる

5.
その朝
パパは出かけた 遠い旅路へ
二度と戻って来ないと
ラララ ぼくにもわかった
グリーン グリーン
青空には虹がかかり
グリーン グリーン
丘の上には ララ 緑がはえる

6.
やがて
月日は過ぎゆき ぼくは知るだろう
パパが言ってた
ラララ 言葉の意味を
グリーン グリーン
青空には太陽がわらい
グリーン グリーン
丘の上には ララ 緑があざやか

7.
いつか
ぼくも子供と語り合うだろう
この世に生きる喜び
そして悲しみのことを
グリーン グリーン
青空には かすみたなびき
グリーン グリーン
丘の上には ララ 緑がひろがる

http://www.uwasaranking.com/report89



http://www.asyura2.com/11/music5/msg/899.html#c2

コメント [自然災害17] 次の大地震を巡る妄念 〜北大森谷博士へ捧ぐ〜 たそがれ竹べえ
11. たそがれ竹べえ 2012年1月26日 15:33:39 : EzRc1UvJydDio : JdIjssY5Ho
地震エコー図の最新版も載せておく。

地震エコー図@たそがれ竹べえ加工
http://img.asyura2.com/us/bigdata/up1/source/7067.gif
http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/738.html#c11

コメント [音楽5] グリーングリーン /佐咲紗花 ピノキ
03. BRIAN ENO 2012年1月26日 15:41:23 : tZW9Ar4r/Y2EU : 2aMGYmhAyE
この曲の歌詞を読んでいて、
思いましたが、
確かに、人間には、
誰にだって死は訪れるし、
耐えがたい、悲しみも人間の心を
もった人間には、必ずやってくる・・

それは、だれしも理解する。
しかし、そんなときでも、
この、グリーン・グリーンのような
緑、青空、太陽、虹、雲、小鳥のさえずり、木々、やさしいそよ風等、
我々を生物全体を生きながらえてくれる自然の恩恵があるから、
やってきけるし、やっていかなきゃならないよ、
肉親の死を、友達の死を悲しんでばかりいられないよ、
だから、我々を生かしてくれる、自然を大事にしていこうよ・・

とも聞こえる・・

今のわが国は、悲しみがやってきたとき、困難がやってきた時に、
我々を支え励ましてくれるグリーン・グリーンが、放射性物質の汚染で、
大変な状況になっている・・失われつつある・・
グリーン・グリーンが我々の生命の最後の砦なのに・・

と感じてしまいました。
てことは、奈落の底に堕ちて復活できないということになってしまうでしょうね・・

原発推進派の人間の心を持たない連中に、
聴かせても馬の耳に念仏だろうけど・・


http://www.asyura2.com/11/music5/msg/899.html#c3

記事 [テスト24] Re: テスト
 今日の28SOBAのツイートです。

@hanayuu 去年3月21日の例の御用学者、山下俊一の講演会についての福島県HPでの講演会紹介とお詫び頁が変(←今もある)。お詫びしてるのに未だにお詫び部分の動画は流していたり、逆に都合の悪い動画部分を編集削除していたり。まとめ⇒http://soba.txt-nifty.com/zatudan/2011/03/post-c9ae.html#top


御用学者、山下俊一の「福島県原発事故の放射線健康リスクについて」。講演会
http://soba.txt-nifty.com/zatudan/2011/03/post-c9ae.html#top


 後ろでYouTube動画と、テキスト完全版採録してます

 まず、福島県HPの講演会紹介ページ。末尾で訂正とお詫びをしてます。

トップページ > 組織別 > 知事直轄 > 広報課 > 福島県放射線健康リスクアドバイザーによる講演会

(平成23年3月22日更新)
福島県放射線健康リスクアドバイザーによる講演会
http://wwwcms.pref.fukushima.jp/pcp_portal/PortalServlet;jsessionid=6A027FEA894454F939E0C850C22D8C62?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=23695)←魚拓をとって見ましたが、

3月21日(月)14時00分〜15時00分
場所:福島テルサ

【演題】

福島県原発事故の放射線健康リスクについて(46分45秒)
http://wwwcms.pref.fukushima.jp/download/1/kouhou_kouen110321.wvx

質疑応答(5分59秒)
http://wwwcms.pref.fukushima.jp/download/1/kouhou_kouen11032101.wvx

(↓福島県HPが訂正している部分をそのままコピペ)
訂正:質疑応答の「100マイクロシーベルト/hを超さなければ健康に影響を及ぼさない」旨の発言は、「10マイクロシーベルト/hを超さなければ」の誤りであり、訂正し、お詫びを申し上げます。ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ありません。※

福島県はHPのこのページで上記のように訂正しているにも関わらず、質疑応答の動画では最初の所でそのまま流してます。←福島県HP頁、質疑応答(5分59秒)の5秒から33秒のところです。以下、その部分。

環境の汚染の濃度、マイクロシーベルトが、100マイクロシーベルト/hを超さなければ、全く健康に影響及ぼしません。ですから、もう、5とか、10とか、20とかいうレベルで外に出ていいかどうかということは明確です。昨日もいわき市で答えられました。「いま、いわき市で外で遊んでいいですか」「どんどん遊んでいい」と答えました。福島も同じです。心配することはありません。
_1306772990091
←最初にご紹介した頁は生きてますが、一応キャプチャ保存。スクロールして見るなら

山下俊一
長崎大学大学院医師薬学科薬学総合研究科長、世界保健機構緊急被ばく医療協力研究センター長、日本甲状腺学会理事長。

高村 昇
長崎大学大学院医師薬学総合研究科に勤務、2010年1月から2010年9月まで世界保健機構テクニカルオフィサー。

 

 福島県HPの動画映像中、編集削除部分があります。43分25秒のところで山下の講演姿が一瞬飛びますが、実際には続けて次の様な発言をしていました。(これがその部分。YouTubeでの音声を録音)「これから福島という名前は世界中に知れ渡ります。福島、福島、福島、何でも福島。これは凄いですよ。もう、広島・長崎は負けた。福島の名前の方が世界に冠たる響きを持ちます。ピンチはチャンス。最大のチャンスです。何もしないのに福島、有名になっちゃったぞ。これを使わん手はない。何に使う。復興です、まず。」です。

42分44秒から(上記問題発言の前後部分を含めたテキスト)
一方的な国寄り、一方的な反対、一方的な、即ち、そこに恣意が入ったり利益誘導の考え方が入るがために、国民は何となく不信、あるいは不安、疑いの目を向ける訳です。お墨付きがいるんですよ。水戸黄門が印籠を出すように、これは大丈夫だと。そういうふうな関係を、この福島原発を契機に日本はつくり直す必要があります。残念なことにJCOの事故でも、チェルノブイリの事故でも、それがなされて来ませんでした。

 これから福島という名前は世界中に知れ渡ります。福島、福島、福島、何でも福島。これは凄いですよ。もう、広島・長崎は負けた。福島の名前の方が世界に冠たる響きを持ちます。ピンチはチャンス。最大のチャンスです。何もしないのに福島、有名になっちゃったぞ。これを使わん手はない。何に使う。復興です、まず。震災、津波で亡くなられた方々。本当に心からお悔やみを申し上げますし、この方々に対する対応と同時に、一早く原子力災害から復興する必要があります。国の根幹をなすエネルギー政策の原子力がどうなるか、私にはわかりません。しかし、健康影響は微々たるものだと言えます。唯一、いま決死の覚悟で働いている方々の被ばく線量、これを注意深く保障していく必要があります。ただ、一般の住民に対する不安はありません。(上記問題発言の前後部分を含めたテキスト)

 

山下俊一トンデモ発言
sievert311 さんが 2011/05/08 にアップロード
http://youtu.be/PuwFrNEgDTg

始めから28秒まで、福島県HPの動画では下記部分を編集削除。
 これから福島という名前は世界中に知れ渡ります。福島、福島、福島、何でも福島。これは凄いですよ。もう、広島・長崎は負けた。福島の名前の方が世界に冠たる響きを持ちます。ピンチはチャンス。最大のチャンスです。何もしないのに福島、有名になっちゃったぞ。(このYouTubeの音声をmp3保存

30秒から、
 放射線の影響は、実はニコニコ笑ってる人には来ません。クヨクヨしてる人に来ます。これは明確な動物実験でわかっています

50秒から、福島県HPの動画では下記部分を編集削除。
環境の汚染の濃度、マイクロシーベルトが、100マイクロシーベルト/hを超さなければ、全く健康に影響及ぼしません。ですから、もう、5とか、10とか、20とかいうレベルで外に出ていいかどうかということは明確です。昨日もいわき市で答えられました。「いま、いわき市で外で遊んでいいですか」「どんどん遊んでいい」と答えました。福島も同じです。心配することはありません

1分21秒から、
内部被ばくの方が1/10、そういうリスクは少ないです。でも、それも外部被ばくと同じような基準で議論します。2つのスタンダードを作ると混乱しますから、内部被ばくも外部被ばくと同じように基準を作っています。ですから、今の基準は幾重にも安全に厳しく作っているというふうに考えてもらっていいと思います。

1分48秒からは別の会場。

)福島県HP内「福島県放射線健康リスクアドバイザーによる講演会」頁の魚拓を二度とりましたが、クリックすると福島HPのトップ頁にリダイレクトされます。魚拓URLを見ると、2度とも181文字目だけ迄で、182文字目以降の「S_ID=23695」がちょん切れてました。魚拓可能URL最大文字数があるのでしょうか。どうしても保存したい大事な頁は「頁の丸ごとキャプチャ」が必要と思います。
1度目⇒http://megalodon.jp/2012-0120-1757-43/wwwcms.pref.fukushima.jp/pcp_portal/PortalServlet;jsessionid=6A027FEA894454F939E0C850C22D8C62?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENT

2度目⇒http://megalodon.jp/2012-0120-1807-12/wwwcms.pref.fukushima.jp/pcp_portal/PortalServlet;jsessionid=6A027FEA894454F939E0C850C22D8C62?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENT

 

関連:
【必見】NHKスペシャル、汚された大地で〜チェルノブイリ 20年後の真実〜、2006年4月16日(日)放送。低線量被ばくについてなど

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 こちらは同じ講演会のYouTubeですが、福島県HPで紹介されている動画の16分2秒からです。16分2秒からは質疑部分も含め最後まで丸ごと放送してます(福島HPの動画では質疑部分はダイジェスト)。

3月21日 山下俊一氏講演会 その1
yadoook
http://youtu.be/PgSI7vxqMT0

 この動画部分のテキスト

 

3月21日 山下俊一氏講演会 その2
http://youtu.be/aIMMmBY1qU8

 この動画部分のテキスト

 

3月21日 山下俊一氏講演会 その3
http://youtu.be/ddz3EwqLcLI

 この動画部分のテキスト

4分25秒から4分55秒まで、以下の問題発言あり。福島のHPの以下では削除されてる(動画が一瞬飛んでいて分かる)⇒http://wwwcms.pref.fukushima.jp/download/1/kouhou_kouen110321.wvx
 これから福島という名前は世界中に知れ渡ります。福島、福島、福島、何でも福島。これは凄いですよ。もう、広島・長崎は負けた。福島の名前の方が世界に冠た
る響きを持ちます。ピンチはチャンス。最大のチャンスです。何もしないのに福島、有名になっちゃったぞ。これを使わん手はない。何に使う。復興です、まず
。(このYouTubeの音声をmp3保存

 

3月21日 山下俊一氏講演会 市民を交えて質疑1
http://youtu.be/He9h6IIPa7I

 この動画部分のテキスト

 

3月21日 山下俊一氏講演会 市民を交えて質疑2
http://youtu.be/Ms-AwzcIdw0

 この動画部分のテキスト

6分50秒から、問題発言。
山下:科学的に言うと、環境の汚染の濃度、マイクロシーベルトが、100マイクロシーベルト/hを超さなければ、全く健康に影響及ぼしません。ですから、もう、5とか、10とか、20とかいうレベルで外に出ていいかどうかということは明確です。昨日もいわき市で答えられました。「いま、いわき市で外で遊んでいいですか」「どんどん遊んでいい」と答えました。福島も同じです。心配することはありません。是非、そのようにお伝えください。

 

3月21日 山下俊一氏講演会 市民を交えて質疑3
http://youtu.be/wRTnZcNI1a0

 この動画部分のテキスト

 

3月21日 山下俊一氏講演会 市民を交えて質疑4
http://youtu.be/5jnIDjLUDYc

 この動画部分のテキスト

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 以下、下記リンク先のテキストを参照・チェックし、漏れている所などを若干補足しました。講演会の最初の挨拶から、テキスト完全版です。

2011年3月21日14時- 山下俊一氏・高村昇氏「放射線と私たちの健康との関係」講演会(前半)
2011-03-24 00:41:13
http://ameblo.jp/kaiken-matome/entry-10839525483.html

司会:

14秒から
 それでは、私の方から本日ご講演を頂きますお二人の先生方をご紹介させて頂きます。

初めに山下先生でございますが、山下先生は長崎大学大学院医歯薬学科薬学総合研究科長をされておりまして、世界保健機構緊急被ばく医療協力研究センター長、日本甲状腺学会理事長をされています。 

次に高村先生をご紹介します。高村先生は同じく長崎大学大学院医歯薬学総合研究科に勤務され、2010年1月から2010年9月まで世界保健機構テクニカルオフィサーを勤められておったと聞いております。現在、お二人は福島県民の安全・安心を図るため放射線による健康被害に関する世界的権威からアドバイスを頂いておりまして、放射線と健康に関する正しい知識を県民に提供することを目的とした福島県放射線健康リスク管理アドバイザーに、去る23年3月19日付で就任・委嘱されているところでございます。本日は「福島原発事故の放射線健康リスクについて」と題しましてご講演を頂きます。それでは、山下先生、高村先生、よろしくお願いします。

 

高村昇:

 長崎大学の高村でございます。今日はお忙しいところ、こんなにも沢山お集り頂いて本当にありがとうございます。そしてまた、今回の震災、福島県でも多くの方が被害に遭われ、またお亡くなりになられたと聞いております。心よりご冥福をお祈りしますとともに被災に遭われた方々にお見舞いを申し上げたいと思います。

 私共、先程ご紹介ありましたように長崎大学から参っております。ご承知のように長崎、広島といいますのは、日本でたった2カ所、というより、世界でたった2カ所原爆が落とされた土地でございます。1945年に原爆を落とされて以来、我々長崎大学は被ばく者に向き合い、被ばく者の方のケアを行って参りました。その間、65年という長きにわたります。私自身も元々は内科医でございます。内科医としまして被ばく者の方の診療をし、あるいは被ばく者の方の健康リスクを解明するといった仕事やって参りました。そしてその一方、盛んに最近報道にありますチェルノブイリという言葉が出てきますね。私、実はかれこれもう、40回から50回でしょうか。チェルノブイリの方に足を運んでおります。そしてチェルノブイリの被災者の方に向き合いまして、その診断・治療を行う。あるいは、そういった方々を対象としたいろんな研究を行う。そういった活動をもう、かれこれ15年あまりやってきております。

 そのように長崎大学では被ばく者、これは長崎の被ばく者に限りません。国際的な、世界的な被ばく者の健康のリスクといったものをずっと診断・治療あるいは研究してきたわけですけれども、今回、このような福島で、地震に伴う津波、これだけでも非常に大変な災害なわけですけれども、それに加えてこの原子力発電所の予想外の事故。そして、それに伴う放射能の漏出、そして放射線が至る所で観測されるという、この予想だにしなかった事態におそらく県民の皆さんは困られている、心配が非常に大きいんじゃないかなと思っておりました。それは、長崎からニュースで見てもそう思いましたし、おそらくマスコミの報道とか、あるいは新聞の報道とか、そういうのを見るたびにおそらく皆さん、不安感があるのではないかと大変心配しておりました。

 その理由の1つとしましては、おそらく皆さん方は放射線ってそんなに身近にあるものではないと思います。おそらく、例えば胸のレントゲンを撮るとか、CTを撮るとか、そういった時には放射線のお世話になる訳ですけれども、それ以外にそんなに身近に放射線があるとは思っておりません。実はある訳ですけれども、思っておりませんから、なかなか馴染みがなかろうと。そういったところに、いきなりニュースで「これはチェルノブイリ級の事故である」とか言われれば、これは不安であろうなと。そう思いますと、我々は本当に居ても立ってもいられなくなりまして、これはやはり我々が行って、ちゃんと市民の皆さんに放射線、放射能についての説明をしなければいけないんじゃないかと思い立ちました。それで、福島県知事さん、あるいは福島県立医科大学の皆様の本当に大きな協力もあって、今回このような場を設けさせて頂く事になりました。

 今日はまず私の方から、ごく簡単に放射線とはどういうものかというお話をします。そして、長崎あるいは広島で原爆が落ちた、そしてチェルノブイリの事故があった。それと今回はどういうふうに違うのか。結論から言えば全く異なるし、全く健康に対する心配はしなくていいんですけれども、それは何故かということ、どれくらい規模が違うのかというのを簡単にご説明申し上げます。その後、山下俊一教授の方から質問を受け付けるという形にしたいと考えております。

 まず、皆様、先程申し上げましたように、放射線というのは一般の生活に関係があるとすれば、例えばX線を撮ります。最近よく胃の透視という話が出てきますね。あるいはCTを撮りますという時に放射線を使います。これは、どうやるかといいますと、身体の外から放射線を当てて、それを使って写真を撮ったりして診断に役立てるという事をする訳です。あるいは放射線は治療にも使います。例えば、ガンになった時に、そこに放射線を当てることによってガンを手術をすることなく治療するとか、そういったことにも使います。このように放射線は人の診断や治療といったものに役立つという事がある訳です。これを利益、英語でベネフィットと言ったりします。

 その一方で、放射線はリスクも負っています。私が先程申しましたような、長崎・広島の原爆、これによって多くの方が被ばくされたわけです。それによって多くの方が亡くなられた訳ですし、例えば私が現在働いております長崎大学の医学部は、原爆が落ちた所から大体500メートルから600メートルくらいの所にありました。多くの学生さんやスタッフが亡くなりました。そういった原爆、いわゆる殺傷兵器としても放射線は使われた訳です。

 その一方、原子力発電所というのがあります。原子力発電所は、普段は我々の役に立っている訳です。要するに電力を供給してくれるという、非常にベネフィット、役に立つ面がある。ところが、いったんこれが事故を起こすと、これが最も有名なもの、世界史上最悪の事故というのが、先程来出ているチェルノブイリの事故ということになるのです。

 このチェルノブイリの事故は1986年に起こりましたけれども、チェルノブイリの4号炉の炉心が、最近、皆さんよくテレビ・新聞等でご覧になられている思いますけれども、炉心が完全に爆発して、そこから大量の放射能がまき散らされるという状態だった。それによって最近よく報道されているような、放射性ヨードであるとか、あるいはセシウム137といった、いわゆる放射性物質、放射能が放出された訳です。その中で特におそらく放射性ヨード、ヨウ素131という物質があるんですが、これが大量にまき散らされたことによって、多くの住民、特に子供さんが被ばくして、それによって甲状腺ガンが発症したというのが、チェルノブイリの事故な訳です。

 そういった事実がベースにあるものですから、今回、例えばヨウ素131が出ました、セシウム137が出ました、毎日いろいろな所で今日はどのくらい、今日はどのくらいと報道されます。そうすると、これは危ないんじゃないか、これは福島でこのまま暮らして大丈夫なのか、と思われると思います。これはやむを得ない、仕方のない感情だと思います。しかしながら、先程、私は申し上げました。これによって、福島県民、あるいはもっと言えば日本国民といってもよいでしょう、その健康リスクはありませんと申し上げました。何故かと言いますと、これはひとえにその出た放射能の量、あるいはその放射能から出される放射線の量に起因します。

 つまり、ある一定の量、具体的な線量は後からおそらく山下先生から説明があると思いますが、ある一定の線量は人間のためには害にならない、むしろベネフィットになる。例えば今言いましたような、X線を使うとか、胃の透視に使うとか、あるいはCTに使うとか、そういった量は、例えばもちろん、原爆の被ばくする量、原爆によって被ばくした量、あるいはそれよりも少なくなりますけれども、チェルノブイリで被ばくした線量に比べれば遥かに低い線量な訳です。そして、ニュースでよく説明がありますように、今回、例えばヨウ素131が1時間当たりに出ている量、あるいは1日当たりに出ている量、それも空気中にある量ですね、それは、そのCTであるとか胃の透視の検査よりもさらに少ない量であるとよく説明を受けられていると思います。ですから、それを考えると、明らかにチェルノブイリやあるいは長崎・広島の原子爆弾とは、今回の一連の福島第一原発の事故というのは全く性格の異なるものであろうということが言えます。

 ただし、1つだけ皆さん方がもう1つ心配になってらっしゃることがあると思います。それは、こういうふうに少しずつでも漏れ出しているのが、いつまで続くんだろうということが恐らくあるんだろうと思います。確かに少しの量、ですから、これは決して原発の炉心全部が壊れて、そこから大量の放射能が出ているわけではなく、ごく一部の所から漏れ出して、それが風に乗ってやってきているという状況ではあります。しかし、それがダラダラダラダラと、長期、数日間、この一週間ですかね、続いているということが、これが皆さん不安なんだろうと思います。しかしながら、今日の特にデータなどを見る限りでは、少しずつやはり状況は改善してきているように思います。

 ご承知のようにテレビでは必死に原子力発電所の消火作業に当たったり、冷却作業に当たったり、あるいは発電所の非常電源を繋いだりと、一生懸命働いている方が沢山いらっしゃるというのが連日報道されております。そういった状況もあって、少なくとも、例えば、ここからさらに大きな爆発があるといか、それを皆さん一番心配してらっしゃると思いますけれども、そういった状況になるとはちょっと考えにくいと思いますし。ですから、現時点では、そしてこの先も、この原子力発電所の事故による健康リスクというのは、非常に、と言ってはいけません、全く、考えられないと言ってよろしいかと思います。

 ですので、これは質疑応答の中で各論でお話があると思いますけれども、大事なことは皆さん是非、情報をきちんと集められてください。そして、きちんと情報を集めて、それで冷静に判断して頂くという事が大切であろうと思います。恐らく、今日ここに来ていらっしゃる方の中には、福島市内だけでなく、いろんな所から避難されている方もいらっしゃるかと思います。ここ福島は原子力発電所から50キロくらいですかね、61キロですか。失礼致しました。61キロ離れているということですけれども、もっともっと近い所かた避難されている方もいらっしゃると思います。そういう方は恐らくもう一週間以上、避難生活がきておりますので、非常にストレスもあると思います。肉体的にもきついと思います。ですから、それにプラス、この放射線のこういった一連の報道、あるいは事故ということで、かなりストレスの溜まっている状態であると思います。大変であると思いますけれども、やはり冷静に、是非情報を集められて、冷静に対応して頂ければと思います。

 そして同時に、今日は質疑応答をここで致します。終わった後も、先程申しましたように、私と山下教授は福島県の放射線健康リスクアドバイザーに就任致しました。是非、県を通じまして種々の媒体で質問頂ければ、それはわかりやすく説明しようと思いますし、今後もできるだけいろんな市町村を回りまして、説明会をしていきたいと思います。そういった場を通じて、情報を公開する、正しい放射線に関する知識を公開するよう努めて参りたいと思います。私たち長崎大学、あるいは長崎は福島の皆さんをこれからも継続して応援したい、支援したいと考えておりますので、是非よろしくお願いしたいと思います。これで私の説明を終わらせて頂きます。ありがとうございます。

 

山下俊一:

 引き続きまして、少し年をとった山下が出て参りました。皆様方、今のお話を聞いて少しは放射線が何かということをご理解頂ければと思いますが、ここ福島にあって最も心配していることは、環境中の放射性レベル、あるいは土壌の汚染レベル、もっと言うと、野菜、あるいは水、いろんなレベルが安心、安全なのかどうかということだろうと思います。もちろん、火元である原発の事故が収束しない事には何ら将来の安全や安心をお話することはできません。

 私たちが何故ここに来たかというと、専門家の話はよくわからん、あるいは数字が出てきたり単位が出てくると何にことかさっぱりわからん。どの情報を信用していいのかもわからん。わからんずくめ。わからんずくめで判断をして皆様方は行動をとったり、あるいは不安になったり、不信感を持ったり、避難して逃げて行くという、そういうふうな悪循環を是非断ちたいということで、広島・長崎の経験をいかすべくここに来ました。

 皆様方は原発でいま作業されている方々の被ばくの量と、今ここに我々が居る被ばくの量が全然違うということは感覚的にわかりますよね。火元に近ければ近いほど熱線として熱を浴びる、あるいは火傷をします。これが今の現状です。火元から遠いと、火は当然熱線も届かないし、火の粉も降り注がない、もっと言うと、火山が爆発した。火山が爆発した近くに居ると、火砕流が流れてくる。大きな岩石が飛んでくる。火の雨も降る。危険。5キロ、10キロ、20キロ、30キロ離れると火の粉は飛んで来ん。飛んで来たとしても灰になっとる。そのように考えていただけると、この事故の影響は、実は火元さえ抑えれば治まります。しかし、未曾有のこの大惨事で、残念な事に全く予期しないことが次々と起こってきました。

 私も国の原子力安全委員会の一人のメンバーですけれども、毎年原発事故を想定して訓練をします。シナリオありきの訓練です。そのシナリオは10キロゾーンで避難ということで、10キロ内の避難を想定したシナリオでありました。でも皆さん、今回の事故はどうでしょうか、なんだか知らないうちに20キロ圏内が避難地域になってしまいました。実は訓練では、まず危ないということがわかると、屋内退避をします。環境中に放射性物質が出ると危ないから、屋内に避難しないさいという判断がなされます。それでも危ないということであれば、当然避難をする訳です。避難、すなわち安全なところへ逃げて行くというのが避難です。でも、今回は10キロの倍、20キロ避難したにもかかわらず、いま20〜30キロの間は屋内退避というふうな言葉で、一般の住民は何の事かよくわからん。これは危険なのか、危険じゃないのか。しかも、マイクロシーベルトという値が出て来て、0.02というバックグランドはいつの間にか1になって2になって、20になって、30になって、そんなふうにどんどん日ごとに何か悪くなっている。今度は福島市でも20マイクロシーベルト/hと言っているぞと。

 これについて枝野官房長官も、あるいは政府も、出す声明は正しいんです。値は正しい。環境の汚染、あるいは物理学的なデータは原子力安全・保安院が出すデータは正しいんです。しかし、何が足りないか。じゃあこれが健康に危険かどうかをきちんと説明し得る、その説明の仕方が足りない。何故足りない。誰もこんなことを経験した事がないからです。想定外のこの事故に対して、専門家も自分の専門の分野のコメントを述べます。マスコミを通じてそうです。色んな人が色んな事を言うから、全く違うことに聞こえる方もあるかもしれません。私達はそういうことをイヤというほど過去の事例で経験してきました。

 今は非常事態ですからご心配が多いけれども、いずれこれは治まって、安全宣言がされて、復興のいかづちを上げなくてはいけません。しかし、今はその渦中です。火の粉が降り注いでいるという渦中で、これをどう考えるかということを皆様方は念頭に置いてください。今その渦中にいる我々が予測をする、あるいは安心だ、安全だという事は、実は非常に勇気のいる事であります。危ない、危険だ、最悪のシナリオを考えるという事は、これは、実は誰でも出来るんです。しかし、今の現状を打破するためにどう考えるかという時に、今のデータを正直に読んで皆様に解釈してお伝えするというのが私たちの役割であります。

 放射線の健康への影響は大きく2つに分かれます。高野先生がおっしゃった外部被ばく、外から放射線を浴びるというのを外部被ばくと言います。私たちが20年来仕事をしているチェルノブイリでは、内部被ばくといいます。規模は違いますが、その様相がよく似ています。だから、海外のメディアは心配をして、これは第二のチェルノブイリ型になる怖れがあるから、皆さん遠い所に避難しましょうと。自国の外国人の、東京のいわゆる入国を減らしたり、国外退去を勧告したりしている訳であります。これも、日本の情報が正しく海外に伝わっていないからであります。

 一般の、私たち20キロ、30キロ離れた人たちの放射線の被ばくは何が問題かというと、内部被ばくであります。決して、ここにいる私たちは直接あの原発の放射線を受けません。これは明確です。20キロ、30キロに住んでいる方々は、あそこの熱線を感じることはありません。唯一、大気中に放散された放射性の物質が飛んで来てるんです。これを拡散といいます。風、あるいは温度、あるいは地形によって、その飛び方は違います。同心円的に3キロ、5キロ、10キロ、20キロ、30キロと言っていますが、これは全く意味がありません。いいですか。20キロだから安全、30キロだから屋内退避、40キロだから安全と、そういうものではないんです。

 しかし、どこかで線引きをしないといけない。その線引きは、安全だと言えるから線引きをする訳です。20キロを超えれば、放射性降下物が降り注いだとしても、少々汚染しても全く健康に影響がないから、20キロあるいは30キロ屋内退避という今、令が出されています。

 しかし、残念なことに国もこれは困っています。何が困っているか。屋内退避というのは次は避難なんです。じゃあ30キロ以降まで避難させるかどうかという話になります。でも、この一週間その指令は全く出ません。これだけ原発がトラブルを起こして危ない、最悪のシナリオだといいながら、じゃあなぜ国は20〜30キロの人を避難させないんでしょうか。ここは知恵の絞りどころです。今の現状は危険じゃないからです。だから、避難させる必要がないのです。大気中の濃度は恐らく下がります。そして、食物中の汚染も、これは減ってなくなります。どうしてでしょうか。物質は安定なものと不安定なものから成ります。どのような元素も安定な元素と不安定な元素があります。不安定な元素は、不安定ということは安定になるために分裂をします。その時に放射線を出すんです。でも、安定に近づくから放射線は出なくなります。これを半減期といいます。どんどん放射線の活性は減っていきます。エネルギーが強いほど減っていきます。

 大気圏中に出る今回の多くの放射性元素は、放射性ヨウ素であります。ヨウ素は半減期が8日間。8日間で半分になります。そしてその量も非常に少ないために、大気圏中にあるものが身体に入る確率は1/10です。放射性ヨウ素というのは甲状腺ホルモンの原料です。甲状腺に取り込まれます。ワカメや昆布に沢山入っているものと同じものです。その不安定な元素が実は原子炉から出ます。それを吸入して、少しは甲状腺が被ばくをするかもしれません。私が敢えて「少し」と言っているのは、今からお話をするチェルノブイリの事象と比較をするためです。

 放射線は何故怖いかというと、エネルギーだからですよ。紫外線で火傷をする人もいますね。紫外線、みなさん一生懸命、女性の方は特にお化粧のメイキングや紫外線防護に気を遣われます。ただ単に日焼けであけではなくて、欧米ではこれが皮膚がんの原因になるからです。じゃあ、太陽でみんなガンになる?ならないですよ。放射線は紫外線と異なってエネルギーですから、身体に当たるとそれが細胞の遺伝子を壊すということで怖がります。だから、ガンの治療に使うということにもなります。

 放射線はエネルギーとして、1つ覚えてください。1ミリシーベルトの放射線を浴びると皆様方の細胞の遺伝子の1個に傷が付きます。簡単!100ミリシーベルト浴びると100個傷が付きます。これもわかる。じゃあ、浴びた線量に応じて傷が増える。これもわかる、みんな一様に遺伝子に傷が付きます。しかし、我々は生きてます。生きてる細胞はその遺伝子の傷を治します。

 いいですか。1ミリシーベルト浴びた。でも翌日は治ってる。これが人間の身体です。100ミリシーベルト浴びた。99個うまく治した。でも、1個間違って治したかもしれない。この細胞が何十年も経って増えて来て、ガンの芽になるという事を怖がって、いま皆さんが議論している事を健康影響というふうに話をします。まさにこれは確率論です。事実は1ミリシーベルト浴びると1個の遺伝子に傷が付く、100ミリシーベルト浴びると100個付く。1回にですよ。じゃあ、今問題になっている10マイクロシーベルト、50マイクロシーベルトという値は、実は傷が付いたか付かないかわからん。付かんのです。ここがミソです。

 にもかかわらず、新聞報道ではバックグラウンドの千倍とか、一万倍とかいう話が出ます。そのために、即それが健康影響を及ぼすというふうに誤解されます。書いてる新聞記者がよくわかっとらん。報道関係もよくわからないのに、我々専門家の意見をつまみ食いして記事を書きます。決して100%信用できるデータではない、コメントではないのですが、我々専門家も悪い。これを否定したり、あるいはきちんと反論して来ませんでした。

 私が敢えて今回、このように皆様方の前に立って、専門家としてできるだけ分かりやすい話をしたいと思う理由は、国民がこの原発事故を通じて初めて、理科音痴が解消されるかなと期待しているからです。皆さん福島県民は原発がここにあるので、よく放射線の事をご存知で、放射能のことも知っているのかなと思ったけれども、何の事はない皆逃げ出している。出て行けと言ったら、皆出て行ってしまった。おかしいという疑問の手を挙げるためには理科音痴を日本国民全部、払拭する必要があります。特に新聞記者はそうです。報道関係は初めて今回、自分たちの科学的知識のなさに困惑しているはずです。付け焼き刃で記事を書いている。でも、これも大事なことです。勉強する、福島の原発事故は日本国民全員に理科を勉強するチャンスを与えました。シーベルト、何? ベクレルって、何じゃこりゃ??

 そんなことから実は、私は是非皆様方にご理解頂きたいと思います。熱が上がったか上がらんかは手で触ればわかると言いますけれども、体温計が要るでしょう。いいです? 体重が太ったか太らんか、わからん。体重計が要るでしょう。数値化するということで放射線のレベルを知る事が出来ます。杉花粉がいっぱい飛んで来た。どんくらいあるかわからんぞ。測れんもん。見えん。でも、みんなアレルギーに、アトピーになる。これに対して放射線は測れるというのは、これは1つの武器なんです。いいです? ということは、測れるということは、その数値を政府が正しく出しても、それを理解する国民、我々が正しく理解できなければ何の事はない。全くの馬耳東風、猫に小判なんです。そういうふうにして、いま数値が一人歩きして、ピンポン球でメディアに踊らされています。これは由々しき状態。

 ですから、私は皆様方にまず単位のことでご心配をしないようにお話をします。ミリシーベルトというのが、さっき言った1個細胞に傷が付く、100ミリシーベルトは100個傷が付く。だから、いま原子力発電所の事故で決死の覚悟で働いている方々は、250ミリシーベルトに安全基準が引き上げられたのです。100ミリシーベルトが1回の、その時の作業時間の被ばくの線量が労働衛生上決められています。それを250というレベルで今彼らは仕事をしています。じゃあ、これで病気起こるの?ガンになるの?というと、そうではありません。このレベルをまず覚えてください。100ミリシーベルトとか250ミリシーベルト。我々日本人は年間約3.5ミリシーベルト被ばくしています。皆さん方全員そうです。私もそうです。ですから、年間数個の傷は放射線のせいです。でも、それ心配いらないんですよ。どうしてか。病気は、いいです?今この話はガンの話ですけれども、ガンは、色んな原因で起こるんです。放射線以外にたばこ、食生活、あるいは遺伝的な背景、環境因子、色んなもので起こります。100ミリシーベルト浴びると、100人、その生涯ずーっと調査すると、100人の内1人ガンが起こるかどうかという頻度です。100人が、平均78歳としましょうか、生きて1人ガンが起こるかどうかという、そういう確率論的な問題です。でも、70も80も生きればT/3はガンで死んどる。33人はガンで死んどるうちの、1人は放射線のせいかわからんという量の、100ミリシーベルトでみんな議論しています。

 まず、そのレベルをご理解ください。こんな高いところで放射線の障害を議論している。でも、実際はその千分の1、マイクロシーベルトの環境中の問題。体内に入るともっと低い、そういう問題の中で皆さん不安がってます。何故、不安がるか。論理的にいま、私は数値で測れるという話をしました。何故怖がるか。音もしない、においもしない、わかんない。わかんないものに対する不安は、理性ではなく感性、感情で判断するんです。これが人間です。

 私たちは科学の力で、この人類の発展と平和を築こうとしてきました。しかし、残念ながら原子力に関しては、原爆という兵器の開発が先行しました。そのために、原子力の平和利用という原発は常に負のイメージをもって推進されてきました。科学に善し悪しはありません。しかし、科学には善悪は判断できないとしても、事故は付き物です。科学の限界も当然あります。ヒューマンエラー、人のエラーも積み重なります。科学は単に原子力工学だけではありません。医学もそうです。あるいは経済学にしてもそうです。政治学もそうです。科学はありとあらゆる学問体系を含みます。その根幹は皆様方が持っている生き様、哲学です。そして、宗教学です。こういうものを全部含めたものが科学です。その科学が作り出した原子力発電所の過ちや事故を、じゃあ誰が清算し、誰が元に戻すことができるのでしょうか。それはやはり、科学の過ちは科学でしかコントロールすることはできません。これは人間の性です。人間の守備範囲である、自分たちが作り出した物に対しては自分たちで責任をとるという必要があります。

 ミリシーベルトになったら、そのような生体、健康影響がありますが、マイクロシーベルトではありません。だから、私は大胆にも「心配いらん」というふうなことを断定し、バッシングされるかもしれませんが、皆様方に是非このナイーブ(?)から安心と安全を伝えたいということで、この講演会を企画しています。

 昨日、いわき市に行ってきました。びっくりしました、いわき市に行ったら。途中、杉花粉がいっぱい飛んどる。これは原子力のありえんかなと思うくらい杉花粉だらけ。行ったら閑散として、福島市で見るようなガソリンスタンドの長い列がない。人がおらん。どうなっとるんだろうかと思って会場に入ると、ここ福島市民は、あるいはこの地区の、中通りと言うんでしょうか、は、みんな紳士淑女ですね。いわき市に入ったら、「おい、市長帰れ!」「帰るな!」とか、そんな罵声が飛ぶような所だったんです。これはまあ、どうして我々はつるし上げに来たのかと昨日いわき市で思いました。そうしたら、私の友人の鈴木先生が、「いや、これはもう、浜通りと中通りは人種が違うんだ」と言っておられましたので、少しは安心しましたが(笑)。

 大切なことは、科学の目を持って新聞を読む。理科の知識がないのに数値が一人歩きするから心配。具体的な心配しないでいいって言うお話しをします。例えば、この福島市は20マイクロシーベルト/hというふうな値が暫く続いたそうです。しかし、今は10マイクロシーベルト以下になっています。20マイクロシーベルト/hというのは、1時間にずっとそこに居ると20マイクロシーベルト環境中にあり続けるという問題です。24倍すると1日約480マイクロシーベルトがそこにあります。しかし、屋内に居ると、約1/10の48マイクロシーベルトにしかなりません。1日の量は。身体の中に入っていくのは1/10です。つまり1/100しか身体の中に入ってきません。いいです?すると、数マイクロシーベルト我々は1日に浴びるという計算になります。では、この浴びた内部被ばくはずっと蓄積するんでしょうか。せん。どうして?半減期があるからどんどん減って行く。放射線がここに付いてもずっとそこに残らないんです。だから、汚染という実は表現は、体表面に付いたという意味の汚染であって、ずっとペンキがそこではがれないというわけではありません。そこにたとえ付いて洗わなくても、実は半減期といって不安定な物質が安定に向かって減って行きます。じゃあ、そこにあればいつまでもその局所は被ばくするじゃないかと言いますが、圧倒的に量が少ないです。


 今日は雨が降っているから、ひょっとしたら放射性物質が付いているかと思われるかもしれませんが、私は全然怖くありません。理由は、もう新しい爆発が来ていません。今ここにある放射性物質は、数日前の放射性物質がここに飛んで来て、それが落ちてここに溜まっとる。それだけの話です。だから、これからは色んな所に、盆地、あるいは農場、あるいは牧草地帯、野菜畑、土壌にそういうものが降り注いでいますから、そこを測ればけっこう高い値が出るはずです。じゃあ、それが即危険かというと、まさにいま私が話をしたように、たとえ口にしても、それは危険ではありません。問題はその量をずっと1年間食べ続けた時に、トータルとしてどのくらいになるから、安全基準に沿って、そうならないように制限をかけたというのが暫定的な基準です。

 いいです? 安全な値を決める時に、トータル1年間どのくらい浴びたかということで安全基準を決めますが、これは1回それだけ浴びたということと換算、同じ状態と仮定して安全基準を作っています。微量を長期間受けるということを、1回に沢山受けて沢山細胞に傷が付いているのと同じ割合として安全基準を設けています。ここが一番、放射線の健康影響の重要な点です。放射線は入ったらずっと残っとる。大間違い。半減期があって消えて行く、洗い流される。拡散する。なぜそれが普通の日常の出来事かというと、物質は不安定なものから安定なものに変わる。その時に出す放射線の力は、だから半減期と共になくなっていきます。

 今、日本で一番理科の知識が高いのは、ここ福島市の皆さん方です。こんなことを話をされて首を振って、もっとわかったような感じでいらっしゃいますけれども、なーんもわかっとらん、だいたい。それでいいんです。そんな、何でもかんでもわかったら我々の商売上がったりですよね。こんな話を一度でわかると皆さんはもう大学院卒業、単位をやります。わからんでいいんです。

 唯一お願いしたいのは、皆さんと我々、あるいは皆さんと県、あるいは国の信頼関係の絆をつくるということです。今、何を信用していいのかと。今、皆さん方が最も信頼できるデータは何かということです。これは、好むと好まざるとに関わらず我々は日本国民です。日本で戦争で敗れ、そして原子力産業を支え、今の復興を成し遂げたこの日本において、我々が少なくとも民主主義国家として信じなくてはいけないのは、国の方針であり、国から出る情報です。これをきちんとオーディット、監査して、正しいのか正しくないかを説明する、実は機関が我が国にはありません。中立的に国の出す情報を正しいか正しくないかということを評価する機関がないんです。一方的な国寄り、一方的な反対、一方的な、即ち、そこに恣意が入ったり利益誘導の考え方が入るがために、国民は何となく不信、あるいは不安、疑いの目を向ける訳です。お墨付きがいるんですよ。水戸黄門が印籠を出すように、これは大丈夫だと。そういうふうな関係を、この福島原発を契機に日本はつくり直す必要があります。残念なことにJCOの事故でも、チェルノブイリの事故でも、それがなされて来ませんでした。

 これから福島という名前は世界中に知れ渡ります。福島、福島、福島、何でも福島。これは凄いですよ。もう、広島・長崎は負けた。福島の名前の方が世界に冠たる響きを持ちます。ピンチはチャンス。最大のチャンスです。何もしないのに福島、有名になっちゃったぞ。これを使わん手はない。何に使う。復興です、まず。震災、津波で亡くなられた方々。本当に心からお悔やみを申し上げますし、この方々に対する対応と同時に、一早く原子力災害から復興する必要があります。国の根幹をなすエネルギー政策の原子力がどうなるか、私にはわかりません。しかし、健康影響は微々たるものだと言えます。唯一、いま決死の覚悟で働いている方々の被ばく線量、これを注意深く保障していく必要があります。ただ、一般の住民に対する不安はありません。

 しかしながら、それでも不安はある。誰に不安がある?女性、妊婦、乳幼児です。次の世代を背負う子供達に対し、私たちは責任があります。だから、全ての放射線安全防護基準は、赤ちゃんの被ばく線量を基準につくられています。いいですか。子供を守るために安定ヨウ素材の投与、あるいは避難・退避ということの基準は作られています。大人は二十歳を過ぎると放射線の感受性は殆どありません。もう限りなくゼロです。大人は放射線に対して感受性が殆どないということをまず覚えてください。そのくせ、一番心配するのは大人。これは間違いです。特に男は大間違い。我が身を省みれば、自分はタバコを飲んだり、酒を飲んどるのに、放射線より遥かにリスクが高いのに。男はまず心配いらないです。守るべきは女性、女子供、妊婦、乳幼児です。もし、この状態が悪くなるとすれば、逃げるのは妊婦と子供でいいんです。男は戦わなくちゃ。復興に向けてここで福島県民として、会津の白虎隊です。それくらいの覚悟はあって然るべきです。

 放射線の影響は、実はニコニコ笑ってる人には来ません。クヨクヨしてる人に来ます。これは明確な動物実験でわかっています。酒飲みの方が幸か不幸か、放射線の影響少ないんですね。決して飲めということではありませんよ。笑いが皆様方の放射線恐怖症を取り除きます。でも、その笑いを学問的に、科学的に説明しうるだけの情報の提供がいま非常に少ないんです。是非、今の私の話を聞いて、疑問が沢山あると思いますから沢山質問してください。これは講演でも講義でもないんです。皆様と私のキャッチボールなんです。

後半の質疑応答へ続く

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2011年3月21日14時- 山下俊一氏・高村昇氏「放射線と私たちの健康との関係」講演会(後半)
2011-03-24 01:04:27
http://ameblo.jp/kaiken-matome/entry-10839534940.html

それでは、今からの残りの時間を質疑応答にします。私も少し喋りすぎましたから、是非皆様の方から手厳しい、いわきのような質問をしてください。それでは順番にいきましょう。

Q1:昨日、炉心容器を取り出すというような報道がされました。そうすると、放射能は放出されるんじゃないでしょうか。そういう不安定な時期であるのに、心配はないといういわれはないと思うんですけれども、もしそれが本当であれば、コンクリートミキサー車、ポンプ車で炉心が安定した時にコンクリートで固めて頂ければ、本当に安心すると思いますが。それと、山下教授にですけれども、放射性ヨウ素だけを取り上げて、セシウムを問題とされないのはおかしいのではないかと思いますけれども。食物の内部被ばくに対してですね。それと、数値なんですが、福島市、10とか9とか、その辺のμ(マイクロ)なんですけれども、県北地域をもっと細かく測定してみますと、どういうわけか福島市役所だけが高いんですね。高値なんですよ。例えば、県庁の自治会館とか2.0だったり、福島ICが6.5とか。だから平均をとればもっと低い値になるんですけれども、その辺の数字のマジックというか、何故、観測地点を変える、今までやってきたから変えないでと言うんですけれども、やはりそこは正確な情報として言わないと、なかなか福島県にも必要な物資が来ないんじゃないでしょうかね。その辺のところ、いかがでしょうか。

山下:ありがとうございます。3つとも私が答えます。素晴らしい質問ですね。
 まず最初に頂いた原子炉の問題。これは、我々は健康の専門家で、原子力工学の専門ではありませんから、今の状況を抑えるのに水だけで十分なのか、冷却水が回れば全部反応が収まって、次のステップをどうするかというのは次の問題です。恐らく廃炉にする覚悟があれば、今言ったようにコンクリート固めするということも可能だと思います。しかし、それをするかしないかは、また別の判断があると思います。ただ言えることは、数日前から放射性物質は明らかに下がりつつありますので、現状の計画にまず注視したいと思います。
 2つ目の質問、何故放射性ヨウ素だけなのか。セシウムもあるのではないか、おっしゃる通りです。セシウムもあります。放射性のヨウ素は半減期が8日ですが、セシウムは30年です。身体に入ると60日で半分になります。エネルギーの力はヨウ素に比べると遥かに低いんですが、セシウムは必ず入ります。じゃあ、この放射性のセシウムは身体に入ったらどこに行くでしょうか。殆ど尿に流されますが、一部、身体の筋肉に入ります。筋肉。しかし、それは半減期と共に減って行きます。私たちの最大の研究成果は、放射性セシウムをずっと食べ続けたという人々がチェルノブイリの周辺に数百万人います。このレベルどころではありません。放射性セシウムに汚染されたキノコを食べ続けたという方が沢山いるんです。20年フォローしてきて病気は何も増えていません。つまり、筋肉に少し入った放射性セシウムは半減期が身体の中で60日で消えて行きますし、ベクレルも非常に低いので、全く心配しないでいいというので、今日は放射性セシウムの話はしませんでした。ましてや、水道水の中ではフィルターで全部抜かれますから、水の中に出てくるのは放射性ヨウ素だけです。しかし、井戸水は注意が必要ですから、しっかり測ることが必大事だということであります。
 3つ目の質問は、福島市でも場所によって異なる。これはその通りです。理由は、みんな均一に降り注ぐ訳ではありません。非常にまだらです。杉花粉がパーッと飛ばすとみんなまだらに行くと同じで、放射性物質もふわふわ浮いて、そういう環境中に留まる密度は全部異なります。数マイクロシーベルトはある意味、誤差範囲です。ミリシーベルトの誤差範囲はあり得ませんが、マイクロシーベルト、0.01〜0.2という、そいいうのは非常に誤差範囲ですから、その辺の変動は当然、市内であります。ただ、あなたが仰った「じゃあ、福島市は平均で出せばいい」、仰る通りです。平均で出していいんです。しかし、観測のポイントがそこというふうに登録されていますので、そこのデータは出すということになっています。よろしいですか。

Q2:半減期とは何か(回答からの類推。全く聞き取れず)

山下:ごめんなさい、半減期ね。10という放射線のレベルが5になるのにかかる日数です。自然に放射性物質は壊れて行きます。壊れるというのは、放射線を出して安定なものに変わっていくんですね。その時に出す放射線の量が半分になっていきます。それにかかる日数を半減期といいます。申し訳ございません。半分に減ずる期間という意味で半減期といいます。

Q3:切実な問題として、まず飲み水、洗濯水、生活用水、それから食べ物ですね。 そして、安全だ、安全だって先生おっしゃいますが、だったら何で、官房長官が茨城の放射線汚染されたほうれん草を食うな、川俣で取れた原乳を捨てろ。それで本当に安全だったらば、全国民がほうれん草を食べて、全国民が福島の牛乳飲んでもいいんじゃないんですか。それを福島まで来て、福島県民は汚染された食べ物を食べてもいい、飲み水飲んでもいい、それから洗濯水に使ってもいい、牛乳も飲んでもいい。半減する。福島県民だけが、もちろん、食べなくちゃいけない、飲まなくちゃいけない、生きて行くために。だったら、全国規模で枝野官房長官が、ほうれん草大丈夫ですよ、今先生がおっしゃったみたいに、健康被害ないですよ。食べてください、 洗ってください、牛乳も飲んでください。半減しますから。どうしてそういう事が言えないんですか。原発がまだどうなるかわからないこの現状で、私たちが不安なのは、これから先、飲まなくちゃいけない、洗濯しなくちゃいけない。いくら安全だ、体内に取り入れられるのはいくらくらいで、半減期があって、安全ですよ、もちろん、長崎・広島に原爆落とされても、被ばくしても70も、80も生きた方います。でも、その人たちの子孫が白血病、それから先生は甲状腺の権威だと言いましたけども、甲状腺の病気、子供に対する奇形。そういったものを全然出さないで、私たちの不安はそこにあるんです。乳幼児、それから妊婦、女性がいち早く出なくちゃいけないというのは、そういう人たちに対しての被ばく効果があるからでしょう。いま現に福島にいる私たち女性、若いお母さんたち、妊娠するかもしれない女学生、そういう人たちに対しての安全宣言というのが1つも聞かれないんですよ。ですから、怒っている人がいますけれども、私が聞きたいのは、今現在、福島市で通している水が安全なのかどうか。それを飲み水として、お味噌汁に使えるのかどうか、洗濯していいのかどうか。それから、自分たちが自家栽培でつくっている野菜を食べていいのかどうか、今、この日、食べていいのかどうか。それが聞きたいんです。

山下:ありがとうございます。それが皆さんの声の代表だと思います。今、安全宣言はできません。しかし、今のレベル(の水)を既に飲んだ人は全く心配要りません。1回こういうのを測られて、基準値を超えたということであれば、枝野官房長官でなくても、みんなこれは、そういうふうな指示を出します。じゃあ、今ここで汚染されたミルクを飲みなさいと言って、みんな飲むでしょうか。飲まないですよね。福島県民だけにそういう辛い思いをさせるということは許されません。日本国民が全部がこれは分かち合うべきだと思います。だからこそ、風評被害を減らすために私達はここに来ています。枝野官房長官には今日連絡しましょう。ここに来て食えと。まさにそういうことですよね。

Q3:一番最初に食べてほしいし、飲んでほしい。

山下:はい、そう伝えますので。ありがとうございます。

Q4:3点ほど質問させてください。まず1点目なんですが、福島市として放射能濃度が高い。それが福島市の、例えば盆地とか、あるいは立地条件的に何か地形的な、何か高くなる要因があるのかどうか。これがまず第1点。
 それから2点目。前の彼と同じなんですが、我々ずっと住むということは水を飲まないと生きて行けない訳で、水が大変心配です。水道水が安全なのか。それとも、福島は扇状地でちょっと掘ると井戸水が出まして、井戸水を使っている人が大変多いんです。今のように短期間、長期的なスパンではなくて、短期間の方ならば地下水の方が安全とか、あるいは濃度的にどのくらいまでならば、先生のお考えで、どのくらいまでならば飲めるという数値的なものがもしあれば、教えて頂きたい。これが2点目です。
 3点目は高村先生に質問なんですが、チェルノブイリで、ソ連の方で味噌を日本から大量に事故後輸入して、味噌を沢山食べると健康にいいというふうなことがあったように、これも噂なんですが、その辺の真偽についてご質問したいと思います。以上よろしくお願いします。

山下:まず、水ね。まず、水からいきましょう。水道水は、問題になるのは放射性のヨウ素だけです。セシウムはフィルターで取られてゼロになりますので、たとえ少し汚染してもゼロになります。放射性ヨウ素はそのフィルターを通り抜けますから、このレベルが問題です。原則的には確か300ベクレル/kgということで、単位が出ます。各地区の水道水は定期的にチェックされていますから、それを超す場合には今の勧告は飲まない方がいいでしょう。しかし、ボイリングしたり、あるいは洗濯に使う分には全く問題がないし、その水は極めて、8日の半減期で拡散されてほぼゼロになります。今の放出がなければ、もう数日すると安全性が出ると思います。
 それから、もう1つ。どこに溜まりやすいかというお話です。同じような地形であっても、どこに溜まりやすいか。当然、 雨が降って高き所から低きに流れる。低い所に溜まります。これが原則です。じゃあ、将来、これが地下に入っていって、じゃあ地下水を汚染するかということは、まずありません。地下の微生物、あるいはフィルターの効果は極めて強いので、地下水に到達する前に半減期でもう、なくなっています。ですから、原則地下水は数メートル以上であれば全く心配ありません。それと、もうひとつ、

高村:味噌の話ですね。味噌を配ったという話は、私は初耳でした。放射能と味噌という関連は、それはよくわかりません。それが特に効果があるとは思いませんけれども、一般的に非常に植物性のたんぱく質で、塩分も適度に含みますから、そういう意味では栄養補給にはいいと思いますけれども、それと放射能の関連ということはあまりないと思います。

Q5:毎日、毎日、放射線量が今、話題になっている何マイクロシーベルトって発表になるんですけれども、今日の新聞なんかを見ると乳製品が汚染されていると。ベクレルっていうことで。で、シーベルトで言うと本当に少ない量のところでも汚染があるということで、実際、我々関心があるのは、水とか乳製品とかそういうものが汚染されることに非常に関心があるんですが、報道されているマイクロシーベルトと、そういう汚染というのはパラレルなんでしょうか。それとも、全く別なものでしょうか。

山下:たぶん、汚染はベクレルで単位されていて、我々の被ばく線量はシーベルトという単位なんですが、これは換算します。いま何故、乳製品にそれだけ高いかというと、大地に沢山降っているんです、放射性物質は。その雑草を食べた牛のお乳には、放射性ヨウ素が濃縮されるんです。これが1つの原因です。そのために原乳を測ると放射性ヨウ素が高く出る。というのは、他の食材でも非常に高いということで、これが常識です。汚染された物を飲まなければいいんです。これは多分、輸出、あるいは流通に乗らないと思います。チェルノブイリで子供の甲状腺ガンが増えたのは、残念ながらこの汚染されたミルクを子供が飲み続けたんです。これが原因です。ですから、日本の国でもあるレベルになると飲まない、捨てようということを言っているわけです。これは子供に非常に特異的に起こった現象です。

Q6:こんな大変な時に福島まで入って頂いて、こういうお話が聞ける事に本当に感謝しております。みんな感情的になっているんですが、辛い時って怒りが別の方向に向かうので、お許しを願いたいと思いますし、皆さんも怒りを別の方向にぶつけるのは止めましょう。
 先生方に1つ質問です。WHOにもいらっしゃったということなので、うちの教員のアメリカ人とかは国家から安全圏に避難するようにということで、帰っております、母国に。この時に気になったんですが、避難の距離が80キロとか90キロとか、非常に長いですよね。こうした国際的な違いというものは何を根拠においてあるのでしょうか。それだけお聞きします。

山下:根拠はないです。基本的には放射性降下物がどのレベルかということで各国で決めます。少しでも懸念されれば、危険といえば危険というふうに判断をします。アメリカは関東平野まで飛ぶと考えたのでしょう。実際に飛んでいます。しかし、私が強調したいのは、そのレベルでは健康影響は全く出ません。ただ、外国人です。外国人は日本と心中する必要ありません。そういう意味では、私は遠く離れたアメリカがそういう判断をしたのは理解できますし、明日、外国人記者クラブでこの福島の現状、あるいは原発について説明するつもりです。

Q6:つまり、国際基準はないということで、各国で設定しているということですね。

山下:はい。5キロ、10キロ、20キロ、そうです。

Q7:現実的な問題として、聞くように言われて来たんですけど、洗濯物を外に干していいのか。あとは、福島って農業県なんです。果樹とか畑とか沢山あります。雨が降って土のところに放射線が降り注いだという話が沢山ありました。今後、その土を使って畑とか田んぼとか、果物とか、そういったものをまだやっても大丈夫なのかどうか、というところ。最後にもう1つ。いま、避難している方、福島県内から各県に。沢山いらっしゃるっていう報道があります。そういった方が、どのくらいになったらば福島に戻ってきていいのか。そういったところを、ちょっと教えて頂きたいと思いました。

山下:洗濯物だけは答えられます。できるだけ干さない方がいいと思います。屋内退避のところは。部屋の中に干す方が安全です。1/20〜1/10くらい放射性のチリの付き方が違います。ただ、2つ目の質問、3つ目の質問は、これは安全宣言に関わります。これは政府が責任を持ってやるべきで、これなくしては農作物あるいは農耕の再開はできません。ですからこそ、政府の情報公開が第一になります。まず、モニタリングして測る。安全宣言を出すということが、この復興の第一歩になると思います。

Q7:ありがとうございます。あとは、先生方2人の穏やか話し方、私たち聞いて凄い安心しました。本当にありがとうございました。次の方。

Q8:福島に住んでいるアンザイと申します。よろしくお願いします。2つあるんですけれども、報道で基準を超えた牛乳を1年間飲み続ければという報道がされるんですけれども、具体的に1日何ミリリットル飲み続ければとか、そういう具体的な量を知りたいというのと、うちは水道が通っていないので、地下水だけ飲んでいるんですね。この地下水を、放射性物質が含まれているかどうかを、どの機関に持ち込めば見てくれるのかというのを教えて頂きたいんです。

山下:地下水については、これは県に言えば測れると思います。たぶん、これは県民全部の安心を保ために、井戸水の安全・安心ということであろうかと思います。最初の質問は?

Q8:飲み続ければ、の量です。

山下:ミルクですね。一番高い、例えば1万5千ベクレルとかいうものであれば、1リットルを飲み続けたという場合の1年間の量が、CT1回の6ミリシーベルトに相当するというコメントです。

Q8:365日ですね。

山下:そうです。

Q8:わかりました。ありがとうございました。

Q9:私ども、今日聞いた中では非常に安心しているんですが、ただ、私ども年寄りを預っている事業所を持っている者、そして職員の家族を預っている私なものですから、職員にもう少し、こうしてこうすれば安心ですよと言える言葉で、もう少しわかりやすく、これとこれをすれば安心ですよという言葉があれば教えて頂きたいと思っております。

山下:科学的に言うと、環境の汚染の濃度、マイクロシーベルトが、100マイクロシーベルト/hを超さなければ、全く健康に影響及ぼしません。ですから、もう、5とか、10とか、20とかいうレベルで外に出ていいかどうかということは明確です。昨日もいわき市で答えられました。「いま、いわき市で外で遊んでいいですか」「どんどん遊んでいい」と答えました。福島も同じです。心配することはありません。是非、そのようにお伝えください。

Q9:すみません、私も今日、マスクをして来たんですが、マスクあるいは帽子と言われているんですが、それについてはどうなんでしょうか。

山下:これは、花粉症には効くでしょう。はい。放射能のそういう物質をどうやってブロックするか。皆さん、濡れタオルを口にしたことはありますか。窒息するぞ、これ。でも、そんなことを平気で書いとるね、新聞は。これは気休めです。でも、気休めを言わなくちゃいけないようになっとるんです。基準がそう書いとるから。だから、皆さん、マスク止めましょう。はい、次の方。

Q10:ベクレルとたぶんシーベルトが今後、ごっちゃまぜで出てくると思うんですけれども、公式発表を全部統一した形でシーベルトに揃えるということは、科学的ではないと思うんですけれども、それは可能でしょうか。

山下:それはできないと思います。1ポイントでベクレルという放射線の出す力の、汚染のベクレルと、受けた時の実効線量のシーベルトは式を換算しますから、仮定の上に仮定を立てるので、実測値しか出せないと思います。

Q11:先程の先生方のお話で、数10マイクロシーベルトぐらいではDNAの破損は問題ないのではないかという話だと思って認識しているんですが、報道なんかによりますと、胃のレントゲンで600マイクロシーベルト、あるいは飛行機に乗って成田からNYを往復すると160マイクロシーベルトとか、そういうような報道がありますけれども、これは多分レントゲンでも放射線を直接出す訳ですね。現在、空気中に拡散している放射性物質がある所で何マイクロシーベルトだと、その辺を単純に比較するというのは整合性があるのかどうかということと、 私はいま、大変この辺、ガソリン不足なんです。ガソリンが。会社まで大げさに言うと約2時間弱くらい自転車で行っている訳ですね。そうすると、マスクをしてもかなり汗をかくくらい、運動しながら外を歩いているということになりますが、これは先生のお話の、普通、外へ出ても1/10のくらいの吸入だということですが、その辺は問題はないのかどうか。この点をお教え頂ければと思うんですが。

山下:今の外に出て2時間半くらい自転車でこいで行って吸っても、たいへん嬉しいことに、あるいは残念なことに、まず男、20歳以上、全く影響ありません。どんどんやって大丈夫です。それはご心配いりません。最初の質問は何でしたかね。

Q11:放射線を直接浴びるのと、放射性物質がある所にいる放射能の量、その整合性はどうかということです。

山下:要するに外から浴びる、レントゲンその他は外部被ばくです。今、彼が質問したのは中から入ってくる内部被ばくと同じように考えていいのかという話ですね。内部被ばくの方が1/10、そういうリスクは少ないです。でも、それも外部被ばくと同じような基準で議論します。2つのスタンダードを作ると混乱しますから、内部被ばくも外部被ばくと同じように基準を作っています。ですから、今の基準は幾重にも安全に厳しく作っているというふうに考えてもらっていいと思います。

Q12:わからないこともあったんですけれども、今、現状が安全だということは、話を聞いてちょっと安心しております。ありがとうございました。それと、僕個人の思いと、福島県民全員が思っている事だと思うんですけれど、原子力発電所はなくなった方がいいと僕は思っているんけど、先生はどう思われますか。

山下:難しい質問ですね。

Q12:はい、そうだと思います。

山下:私は原爆を浴びた両親から生まれましたから、被ばく2世です。しかし、こうやって元気に仕事をしています。高村先生は被ばく3世です。そういう意味で考えますと、科学に善悪、善し悪しはない。原子力発電所を我々がコントロールする術はこれから学ばなくてはいけませんけれども、全廃とか、あるいは原子力発電所が悪いという意見を持っていません。では、どれをどのようにして管理するかはこれからのまた、大きな議論になると思いますので、私は申し上げません。ニュートラルな立場でこれが不要だとは言えませんし、言いません。
 1つ参考になるかもしれません。永井隆をご存知ですね。「長崎の鐘」の永井隆は、原爆を被ばくした直後、彼は瀕死の重傷で日の丸を描いて、復興に当たります。奥さんが、みどりさんというご夫人が亡くなりました。しかし、家に帰ることなく彼はその後3ヶ月間、荒野で、原子野で、被ばく者の救護に当たりました。その時の救護報告書が10月の初めに書かれました。全く何もない中で200数十名の被ばく者の健康影響を書いて、最後に彼がこう書いています。「祖国は破れた。国は壊滅し、荒野になった。しかし、この思いは日本人、日本国民が科学者をないがしろにしたせいである」と。彼は放射線科の先生でしたから、原子力の知識もありました。先に欧米が原子力爆弾を開発したということで非常に悔やみます。と同時に、この惨禍を乗り越えるためには、このエネルギーを良きものとして、世界の幸福のために使うべきだということを彼は述べています。そういう意味では、科学をコントロールする力を持つ事が我々の責務だというように思いますので、今の考えの答えにはなりませんけれども、そのように答えさせて頂きます。

Q12:わかりました。僕にも子供が居ます。正しい知識を身に付けて、頑張って生きて行こうと思います。ありがとうございました。


Q13:3月18日の朝日新聞の方で、同じ長崎大学の教授の方なんですけれども、残念ながら名前の方は覚えていないんですけれども、急性的な200ミリシーベルトと、そういったものの症状だけではなくて、積算値として、私たち福島でも最初20マイクロシーベルト、それが10日近く続いているような状態で、単純に日にち時間で1年で計算したような場合に、放射線従事者が緊急時に100ミリ、認められている数値を超える訳ですよ。急性的な症状はわかるんですけれども、積算として緊急時に100ミリ、それを超えるような数字になるということに対しての危険性。先程、細胞は再生するので、その怖れはないような話だったんですけども、積算値に対する危険性というのはどうなのか。食物とか水から積算されることもあると思うんですけれども、そこの危険性について述べて頂きたいと思います。

山下:はい、内部被ばくで少量、長期間浴びた場合に、それがあるレベルを超したら、1回こっきり受けた量と同じかどうかという質問ですよね。これは防護上は同じと考えて防護します。しかし、生物学的には圧倒的に少量浴びる方が障害が出ません。これはもう明確に疫学的に証明されていますし、動物実験でも、私が話した細胞のレベルでもわかっています。これ、安全防護の基準上、積算で超えたら危険だから、逆算していつもこういう話をしています。ここがわかりにくいんですけれども、少量の慢性被ばくの影響は非常に低いと思ってもらって結構です。

Q13:圧倒的に、その原子力でいま働いている方が100ミリシーベルト受けたものと、我々が福島に1年間居て100ミリシーベルト積算して受けたものとでは、明らかに危険度が違うと。

山下:違います。だから、我々は原発の職員を心配しています。

Q14:南相馬市出身の原と申します。よろしくお願いします。汚染レベルというのは今、川俣とか、土壌が汚染されててミルクに影響が来ているというんですけれども、このまま、あと例えば1ヶ月後、完全に収束したとして、出なくなったといった時に、ただ汚染レベルというのはこれから幾つか続いていくと思うんですけれども、それっていうのは、例えば今から1ヶ月後に完全に原発の方もある程度問題が収束して終わったといった時に、大体どの程度その汚染レベルが、ミルクだったりほうれん草だったりの汚染レベルが、今までの通常時期と同じくらいになるのかということと、もう1つ、そうなった時にも、やはり福島県産のものより他の県の方が食べたいっていうような、風評というのは拭いきれないと思うんですけども、それを払拭するために、これからどのようにしていくのがいいのかという、この2点をお願いします。

山下:仰る通りであります。いつ安全宣言をして、いつその中に入っていけるか。あるいは、今の土壌が安全かというのは、まさにこれは政府の責任で測定をして決めます。だから、土壌の汚染がどのくらい残れるかということで、最も重要なのがセシウム137です。30年の半減期があるわけです。ですから、これが消える間、あるいは安全になるレベルということがまず安全基準の評価になります。じゃあ、福島原産のものがいつ流通が自主規制がなくなって、皆さんが安心して食べれるかというのは数値でしか判断できません。200ベクレル/kg、あるいは300というふうなものによって決まってますので、その基準以下になったら、もう議論する必要は全くないと思います。それは農林水産省と厚労省が両方で決めるというように思います。(場内からの声に対し)そうです、そうです。

Q15:私は15歳の娘が居るんですけれども、子供の事が心配なので色々情報をインターネットで調べたりしたので、間違っていることかもしれませんので、お聞きしたいんですけれども、いま3号機、あそこに今、冷却していますよね。あれは使用済み核燃料ですよね。それで、使用済み核燃料から出るのは、放射線ではなくて中性子線であるということ。それで中性子線というのは、放射線とは違って、コンクリートやガラスや全てを通り越して生きている人体をコロ(?)としてしまうと、そういう危険なものであるということ。で、それは半径80キロ圏内だと被ばくすると。そういう情報がありましたので、放射線の方は心配ないと思うんですけれども、その中性子線というものが一体どのようなものなのか、それが人体にどのような影響を及ぼすのか、そして、いまこの福島市は(原発から)60キロなので、もし仮に爆発などして中性子線が放出されたら、この福島市は大丈夫なのか。子供達は大丈夫なのか、その辺を教えて頂きたいんです。

山下:中性子線というのは熱線と同じでエネルギーですから、これはある距離しか届きません。中性子線を被ばくすると何が一番怖いかというと、自分の身体の元素が破壊されます。JCOの事故を思い出してください。2人の方が被ばくして亡くなりました。これは臨界事故といいます。まさに原発の中における臨界と同じ状況です。いま出てくるのはそういう状況と異なりますから、溜まっている放射性物質が冷やされないで出てくるという状況で、私の理解する限りでは中性子線は出ていないと思います。臨界事故ではありませんから。そして、その届く距離は、確かに鉄筋コンクリートを突き抜けますけれども、そんな数百メートル、数キロメートルも届きません。ですから、ましてや10キロ、20キロ避難した所には絶対に中性子線は届きません。これは長崎の原爆がそれを証明しています。中性子、爆弾として爆発された時の中性子線は、2.数キロの所で留まりました。これはウラン燃料を99%に濃縮した爆弾です。ここは3%のウランを使ってます。全くエネルギーも違いますし、中性子線の心配は全くここではする必要はありません。

Q15:じゃ、子供達も大丈夫だと。

山下:はい。

Q16:放射線が首に集まり、甲状腺ガンを引き起こすと聞いたのですが、それは皮膚から入り込むため、首を守るためにタオルを巻いた方がいいと聞いたのですが、実際はどうなんでしょう、単純に。巻かなくてもいいんでしょうか。

山下:単純にそれは間違い。

Q16:気休めですか。

山下:唯一心配しないといけないのは、飲み続けるミルクに入った放射性ヨウ素。内部被ばくでそのヨウ素が甲状腺に入るから、外をいくらブロックしてもダメ。中に入る事をブロック。汚染されたものを食べない、飲まないというのが大事です。

Q17:私は結婚したばかりで近い将来赤ちゃんがほしいんですけど、母体や子供への影響はこれからあるんでしょうか。何か凄く不安で、これから先。特に夫婦で男の人の方がダメとか、女の人の方が放射能を浴びるとよくないとかっていうのはあるのかなと思って、お聞きしたかったんですが。

山下:これは全部、放射線の量ですね。ですから、ある一定の量以上浴びるとやはりよくありませんが、今の現状が、例えば1ヶ月間収束しなかったとすれば、それは避難した方がいいと思います。しかし、今の状況がここ1週間で収束すれば何ら問題はありません。そうご理解ください。それ以上のことはわかりません。

Q18:私の実家は原発から10〜20キロの圏内なので、避難してきたんですけども、この会場の中、福島市の方いっぱいいる中、この質問をするの恐縮なんですけども、いつになったら元の生活に戻れるのか。原発の状況とか、放射能の測定値、マスコミで流れてると思うんですけど、今までの事故を参考にして環境面、衛生学的面から見て、いつ私達は実家に戻れるのか、本当に気がかりなんです。避難生活がいつまで続くのか。それを先生方からの見解をお聞きしたいなと思いました。

山下:南相馬市というのは、10キロですか。

Q18:10キロの範囲です。

山下:私は今日、日本チェルノブイリ連帯基金という、一緒にチェルノブイリの支援活動をしているグループから連絡をもらいまして、福島には放射能が危険だから、NGOやボランティアが入って行きづらいという連絡を受けました。私は心配いらんと言って、彼らは今、南相馬市に入っています。ですから、早晩この事故が終焉すれば早い時期に安全宣言されるだろうと思いますが、そのための全責任は国が負って安全宣言します。ですから、これは国をかなり強くお願いして、まず測定してもらわないといけません。汚染が大前提で避難しましたから、その地区が安全かどうかは、環境、モニタリングをして、評価をして帰るということになると思います。ですから、いつということは私は言えません。しかし、もう既にボランティアは南相馬に昨日から入りました。それほど危険ではないと思います。


Q19:福島市飯野で酪農をやっています。先程、牛乳に放射能が出てくるのは、降下物のせいだと仰った点でちょっと疑問だったのは、牛と人が共通しているのは空気と水。あと、えさがあると思うんですが、殆ど屋根のかかる所においてある牧草であるとか、配合飼料を食べます。ですから、大地に生えてる草を食べることは、今は全くないんです。ですから、降下物ということであれば、空気と水は人と同じなんですね。私の家族で、姪が間もなく出産します。息子の子供も7月には生まれます
。いま、妊娠5ヶ月、6ヶ月のところです。そこで同じ水と空気が、小さい子供、胎児とかに影響するということで、非常にその事が気になっています。このまま福島に居ていいのか、実家とか県外に行った方がいいのか、凄い単純なことなんですが、どうなんでしょうか。

山下:これは最も難しい質問です。お母さんと妊婦が汚染ゼロの所で当然生活すべきです。じゃあ、今の汚染が安全か安心かということになります。今、お住まいは何キロですか。

Q19:50キロくらいです。

山下:国の今のスタンダード、標準からいくと、30キロより遠い所は心配は要らないと言っていますが、もし私がそのような立場で心配があれば、それはより遠くに避難した方がいいと思います。何故か。避難させなかったばっかりに何かあった時の後悔を持つのは親であり、そしておじいちゃん、おばあちゃんです。そういう意味では、これは理論ではありません。理性ではない。感情論として、女性は行動していいと思います。ですから、もし本当にご心配であれば、その値を客観的に判断して、避難することは何ら恥じることではありませんし、もしそういう事が可能であれば、それを誰も止めることはできないと思います。

Q19:あともう1点。うちはこの地震が起きてから、停電・断水が続いてました。その間、発電機を使い、近所の水道、川俣なんですけれども、もらって、牛の世話をして、牛が病気にならないように搾乳してました。全て捨ててました。それが今の状況で、安全基準を満たすまで出せないって事は理解してます。でも、この後、ここで必ずその仕事を続けることはできるっていうのを、先生の新聞を見て、もう一度そのことを聞きたかったんです。

山下:必ずできます。是非、今はちょっと苦しいし厳しいと思いますけれども、是非乗り越えてください。

Q19:ありがとうございました。

Q20:市内の中学校の教員です。具体的に、生徒が外で体育の授業をしている、もしくは部活動をしている、駅伝の練習をしている、そういった時にモニタリングの結果が出た際、例えば、屋内に「念のため」というような文字が、テロップが入る訳なんですが、屋内にという指示を出すとしたら、そういった基準というのは、教育委員会の方でも設定すべきでしょうか。

山下:仰る通りです。子供は守らなければなりません。20歳以上は放ったらかしておいて大丈夫です。そういう意味では、まさに仰った教育委員会はその義務があると思います。

Q20:だとしたら、その数値の目安としては、

山下:私がいつも言うように100マイクロシーベルト/hというのは、それ以上になると屋内退避すべきだと思います。

Q21:土壌汚染が気にかかるんですが、セシウム137は30年の半減期とおっしゃいましたけども、福島市内にもそういうのが降っているのどうか、それを聞きたかったんですが。

山下:降ってます。日本中、あるレベルまで全部降ってます。調べればわかりますが、希釈されて消えて行きますし、たとえ30年という半減期でも、微量なものであれば全く心配いりません。はい、降ってます。

Q22:現時点で取り組まれているスクリーニングについて、今の時点でどんな意味があるのかということで、私はもう少しマンパワーを別な所に回したらいいのではないかと思っている人間なんですけれどもね。

山下:ありがとうございます。これはもうJECの事故の時からそうですが、被ばくか被ばくでないかを分けるのは、最初のスクリーニングするということが決まっています。それでしていますが、その線量は極めて安全なレベルです。ほとんど人が、除染の必要がある人は今の数をこなしてもゼロだったそうです。ですから、本当に安全なんです。たとえ、千カウント、1万カウント、1万5千カウントあったとしても、実はこれは身体に何ら影響を及ぼしませんから、洗う、服を脱ぐで済むんですが、でも、最初に言ったように測らないとわからない。今回初めて、皆様、CPMとか、大気中に放射線があるかということがわかりましたから、これは次の教訓に活かすべきだと私は思います。しかし、今は国の流れで測らないといけないんです。ですから、マンパワーが足りないんですね、確かに。仰る通りです。

Q23:土壌汚染のことですけども、毎日、福島の野菜を食べてる訳ですけども、洗っていいものと、そうでないものもありますけども、地上に落ちてきますね、放射能が。堆積していきますね。雨もありますね。これから、3ヶ月、6ヶ月、1年と継続していく訳ですね。そういう中で、安全に差し支えないものなんですか。生育していく訳ですけども、その中に取り込まれていくってことはないんでしょうか。

山下:土壌から取り込まれていくという不安ですね。それはあります。だからこそ、そういう野菜類にしても、食物にしても出荷の前には検査がされると思います。あるレベルであれば心配ありません。それから2つ目は、土壌に蓄積されるとおっしゃいましたけど、これは拡散します。そして、雨が降ればどんどん流されます。雨が降るということは実は天の恵みなんですね。ですから、雨は歓迎してよろしいと思います。その条件は、今の事故現場から放射性物質はもう出ないということが大条件です。今のところは、ある数日間は止まってますので、これが続くことを私たちは念願しています。ですから、今言ったようなご心配は、おそらく無くなるだろうと思いますが、絶対はないので、もう一度これが何らかの大きな事故をすれば、また考え直します。今の段階での、これは解釈です。

司会:これで一応、質問を打ち切らせて頂きたいと思います。それでは、最後にお2人の先生からまとめということでお願いします。

山下:いや、もう、まとめはありません。皆さん方の十二分なご質問と厳しい追及を受けましたので、ギロチン台に立ったような気がしましたけれども、でも、私は皆さんに是非お伝えしたい。大変な状況下にありますけれども、少なくとも日本国民、広島や長崎の同じ被ばく県民は、みんな応援してます。絶対に福島を忘れることはありませんし、これからずっと続けます。そういう意味で、今日は実は私たちの大学の副学長が来てくれました。この会をするというので、最後にあいさつを彼がしてまとめにさせて頂きます。調(しらべ)理事です。

調 漸:ご紹介頂きました長崎大学の調です。こんなに活気のある会は初めてでした。私は今月の14日の日に長崎大学の水産学部が船を持っておりまして、 そこに荷物を満載して、4日間航海をして、小名浜に入りました。そこで7トントラック4台分を降ろして、その後、宮古に行きまして、そこでまた同じように降ろしまして、そこで私は船を降りまして、釜石に入りました。いずれも大変悲惨な所でしたけれども、その後、学長から帰ろうと思ったら福島大変だから、山下先生を手伝いに行けということで、帰るアテもなく、東北地方を彷徨っている訳です。
 この2人は佐藤知事さんに、放射線リスクアドバイザーということで、福島県のアドバイスをするという任命を受けております。私共の大学の学長も、今は短期的な集中的な支援ということでございますけれども、次に中期的な支援に移るということで、できれば長崎大学のスタッフが誰かですね、福島県立医大に居て、この県の健康と安全を支えるお手伝いをしたいというメッセージをお伝えしたくて、壇上に上げて頂きました。

司会:ありがとうございました。本日のご講演はこれで終了させて頂きたいと思います。ここで、お忙しい中、また本日の講師をお引き受け頂きまして、また、先生方からは力強いお言葉を頂きました。先生方が退席されますので、本日の感謝の意を込めまして、皆さんで拍手でお送りしたいと思います。

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記事 [原発・フッ素20] 御用学者、山下俊一の「福島県原発事故の放射線健康リスクについて」講演会。
 今日の28SOBAのツイートです。

@hanayuu 去年3月21日の例の御用学者、山下俊一の講演会についての福島県HPでの講演会紹介とお詫び頁が変(←今もある)。お詫びしてるのに未だにお詫び部分の動画は流していたり、逆に都合の悪い動画部分を編集削除していたり。まとめ⇒http://soba.txt-nifty.com/zatudan/2011/03/post-c9ae.html#top


御用学者、山下俊一の「福島県原発事故の放射線健康リスクについて」講演会。
http://soba.txt-nifty.com/zatudan/2011/03/post-c9ae.html#top


 後ろでYouTube動画と、テキスト完全版採録してます

 まず、福島県HPの講演会紹介ページ。末尾で訂正とお詫びをしてます。

トップページ > 組織別 > 知事直轄 > 広報課 > 福島県放射線健康リスクアドバイザーによる講演会

(平成23年3月22日更新)
福島県放射線健康リスクアドバイザーによる講演会
http://wwwcms.pref.fukushima.jp/pcp_portal/PortalServlet;jsessionid=6A027FEA894454F939E0C850C22D8C62?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=23695)←魚拓をとって見ましたが、

3月21日(月)14時00分〜15時00分
場所:福島テルサ

【演題】

福島県原発事故の放射線健康リスクについて(46分45秒)
http://wwwcms.pref.fukushima.jp/download/1/kouhou_kouen110321.wvx

質疑応答(5分59秒)
http://wwwcms.pref.fukushima.jp/download/1/kouhou_kouen11032101.wvx

(↓福島県HPが訂正している部分をそのままコピペ)
訂正:質疑応答の「100マイクロシーベルト/hを超さなければ健康に影響を及ぼさない」旨の発言は、「10マイクロシーベルト/hを超さなければ」の誤りであり、訂正し、お詫びを申し上げます。ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ありません。※

福島県はHPのこのページで上記のように訂正しているにも関わらず、質疑応答の動画では最初の所でそのまま流してます。←福島県HP頁、質疑応答(5分59秒)の5秒から33秒のところです。以下、その部分。

環境の汚染の濃度、マイクロシーベルトが、100マイクロシーベルト/hを超さなければ、全く健康に影響及ぼしません。ですから、もう、5とか、10とか、20とかいうレベルで外に出ていいかどうかということは明確です。昨日もいわき市で答えられました。「いま、いわき市で外で遊んでいいですか」「どんどん遊んでいい」と答えました。福島も同じです。心配することはありません。
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←最初にご紹介した頁は生きてますが、一応キャプチャ保存。スクロールして見るなら

山下俊一
長崎大学大学院医師薬学科薬学総合研究科長、世界保健機構緊急被ばく医療協力研究センター長、日本甲状腺学会理事長。

高村 昇
長崎大学大学院医師薬学総合研究科に勤務、2010年1月から2010年9月まで世界保健機構テクニカルオフィサー。

 

 福島県HPの動画映像中、編集削除部分があります。43分25秒のところで山下の講演姿が一瞬飛びますが、実際には続けて次の様な発言をしていました。(これがその部分。YouTubeでの音声を録音)「これから福島という名前は世界中に知れ渡ります。福島、福島、福島、何でも福島。これは凄いですよ。もう、広島・長崎は負けた。福島の名前の方が世界に冠たる響きを持ちます。ピンチはチャンス。最大のチャンスです。何もしないのに福島、有名になっちゃったぞ。これを使わん手はない。何に使う。復興です、まず。」です。

42分44秒から(上記問題発言の前後部分を含めたテキスト)
一方的な国寄り、一方的な反対、一方的な、即ち、そこに恣意が入ったり利益誘導の考え方が入るがために、国民は何となく不信、あるいは不安、疑いの目を向ける訳です。お墨付きがいるんですよ。水戸黄門が印籠を出すように、これは大丈夫だと。そういうふうな関係を、この福島原発を契機に日本はつくり直す必要があります。残念なことにJCOの事故でも、チェルノブイリの事故でも、それがなされて来ませんでした。

 これから福島という名前は世界中に知れ渡ります。福島、福島、福島、何でも福島。これは凄いですよ。もう、広島・長崎は負けた。福島の名前の方が世界に冠たる響きを持ちます。ピンチはチャンス。最大のチャンスです。何もしないのに福島、有名になっちゃったぞ。これを使わん手はない。何に使う。復興です、まず。震災、津波で亡くなられた方々。本当に心からお悔やみを申し上げますし、この方々に対する対応と同時に、一早く原子力災害から復興する必要があります。国の根幹をなすエネルギー政策の原子力がどうなるか、私にはわかりません。しかし、健康影響は微々たるものだと言えます。唯一、いま決死の覚悟で働いている方々の被ばく線量、これを注意深く保障していく必要があります。ただ、一般の住民に対する不安はありません。(上記問題発言の前後部分を含めたテキスト)

 

山下俊一トンデモ発言
sievert311 さんが 2011/05/08 にアップロード
http://youtu.be/PuwFrNEgDTg

始めから28秒まで、福島県HPの動画では下記部分を編集削除。
 これから福島という名前は世界中に知れ渡ります。福島、福島、福島、何でも福島。これは凄いですよ。もう、広島・長崎は負けた。福島の名前の方が世界に冠たる響きを持ちます。ピンチはチャンス。最大のチャンスです。何もしないのに福島、有名になっちゃったぞ。(このYouTubeの音声をmp3保存

30秒から、
 放射線の影響は、実はニコニコ笑ってる人には来ません。クヨクヨしてる人に来ます。これは明確な動物実験でわかっています

50秒から、福島県HPの動画では下記部分を編集削除。
環境の汚染の濃度、マイクロシーベルトが、100マイクロシーベルト/hを超さなければ、全く健康に影響及ぼしません。ですから、もう、5とか、10とか、20とかいうレベルで外に出ていいかどうかということは明確です。昨日もいわき市で答えられました。「いま、いわき市で外で遊んでいいですか」「どんどん遊んでいい」と答えました。福島も同じです。心配することはありません

1分21秒から、
内部被ばくの方が1/10、そういうリスクは少ないです。でも、それも外部被ばくと同じような基準で議論します。2つのスタンダードを作ると混乱しますから、内部被ばくも外部被ばくと同じように基準を作っています。ですから、今の基準は幾重にも安全に厳しく作っているというふうに考えてもらっていいと思います。

1分48秒からは別の会場。

)福島県HP内「福島県放射線健康リスクアドバイザーによる講演会」頁の魚拓を二度とりましたが、クリックすると福島HPのトップ頁にリダイレクトされます。魚拓URLを見ると、2度とも181文字目だけ迄で、182文字目以降の「S_ID=23695」がちょん切れてました。魚拓可能URL最大文字数があるのでしょうか。どうしても保存したい大事な頁は「頁の丸ごとキャプチャ」が必要と思います。
1度目⇒http://megalodon.jp/2012-0120-1757-43/wwwcms.pref.fukushima.jp/pcp_portal/PortalServlet;jsessionid=6A027FEA894454F939E0C850C22D8C62?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENT

2度目⇒http://megalodon.jp/2012-0120-1807-12/wwwcms.pref.fukushima.jp/pcp_portal/PortalServlet;jsessionid=6A027FEA894454F939E0C850C22D8C62?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENT

 

関連:
【必見】NHKスペシャル、汚された大地で〜チェルノブイリ 20年後の真実〜、2006年4月16日(日)放送。低線量被ばくについてなど

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 こちらは同じ講演会のYouTubeですが、福島県HPで紹介されている動画の16分2秒からです。16分2秒からは質疑部分も含め最後まで丸ごと放送してます(福島HPの動画では質疑部分はダイジェスト)。

3月21日 山下俊一氏講演会 その1
yadoook
http://youtu.be/PgSI7vxqMT0

 この動画部分のテキスト

 

3月21日 山下俊一氏講演会 その2
http://youtu.be/aIMMmBY1qU8

 この動画部分のテキスト

 

3月21日 山下俊一氏講演会 その3
http://youtu.be/ddz3EwqLcLI

 この動画部分のテキスト

4分25秒から4分55秒まで、以下の問題発言あり。福島のHPの以下では削除されてる(動画が一瞬飛んでいて分かる)⇒http://wwwcms.pref.fukushima.jp/download/1/kouhou_kouen110321.wvx
 これから福島という名前は世界中に知れ渡ります。福島、福島、福島、何でも福島。これは凄いですよ。もう、広島・長崎は負けた。福島の名前の方が世界に冠た
る響きを持ちます。ピンチはチャンス。最大のチャンスです。何もしないのに福島、有名になっちゃったぞ。これを使わん手はない。何に使う。復興です、まず
。(このYouTubeの音声をmp3保存

 

3月21日 山下俊一氏講演会 市民を交えて質疑1
http://youtu.be/He9h6IIPa7I

 この動画部分のテキスト

 

3月21日 山下俊一氏講演会 市民を交えて質疑2
http://youtu.be/Ms-AwzcIdw0

 この動画部分のテキスト

6分50秒から、問題発言。
山下:科学的に言うと、環境の汚染の濃度、マイクロシーベルトが、100マイクロシーベルト/hを超さなければ、全く健康に影響及ぼしません。ですから、もう、5とか、10とか、20とかいうレベルで外に出ていいかどうかということは明確です。昨日もいわき市で答えられました。「いま、いわき市で外で遊んでいいですか」「どんどん遊んでいい」と答えました。福島も同じです。心配することはありません。是非、そのようにお伝えください。

 

3月21日 山下俊一氏講演会 市民を交えて質疑3
http://youtu.be/wRTnZcNI1a0

 この動画部分のテキスト

 

3月21日 山下俊一氏講演会 市民を交えて質疑4
http://youtu.be/5jnIDjLUDYc

 この動画部分のテキスト

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 以下、下記リンク先のテキストを参照・チェックし、漏れている所などを若干補足しました。講演会の最初の挨拶から、テキスト完全版です。

2011年3月21日14時- 山下俊一氏・高村昇氏「放射線と私たちの健康との関係」講演会(前半)
2011-03-24 00:41:13
http://ameblo.jp/kaiken-matome/entry-10839525483.html

司会:

14秒から
 それでは、私の方から本日ご講演を頂きますお二人の先生方をご紹介させて頂きます。

初めに山下先生でございますが、山下先生は長崎大学大学院医歯薬学科薬学総合研究科長をされておりまして、世界保健機構緊急被ばく医療協力研究センター長、日本甲状腺学会理事長をされています。 

次に高村先生をご紹介します。高村先生は同じく長崎大学大学院医歯薬学総合研究科に勤務され、2010年1月から2010年9月まで世界保健機構テクニカルオフィサーを勤められておったと聞いております。現在、お二人は福島県民の安全・安心を図るため放射線による健康被害に関する世界的権威からアドバイスを頂いておりまして、放射線と健康に関する正しい知識を県民に提供することを目的とした福島県放射線健康リスク管理アドバイザーに、去る23年3月19日付で就任・委嘱されているところでございます。本日は「福島原発事故の放射線健康リスクについて」と題しましてご講演を頂きます。それでは、山下先生、高村先生、よろしくお願いします。

 

高村昇:

 長崎大学の高村でございます。今日はお忙しいところ、こんなにも沢山お集り頂いて本当にありがとうございます。そしてまた、今回の震災、福島県でも多くの方が被害に遭われ、またお亡くなりになられたと聞いております。心よりご冥福をお祈りしますとともに被災に遭われた方々にお見舞いを申し上げたいと思います。

 私共、先程ご紹介ありましたように長崎大学から参っております。ご承知のように長崎、広島といいますのは、日本でたった2カ所、というより、世界でたった2カ所原爆が落とされた土地でございます。1945年に原爆を落とされて以来、我々長崎大学は被ばく者に向き合い、被ばく者の方のケアを行って参りました。その間、65年という長きにわたります。私自身も元々は内科医でございます。内科医としまして被ばく者の方の診療をし、あるいは被ばく者の方の健康リスクを解明するといった仕事やって参りました。そしてその一方、盛んに最近報道にありますチェルノブイリという言葉が出てきますね。私、実はかれこれもう、40回から50回でしょうか。チェルノブイリの方に足を運んでおります。そしてチェルノブイリの被災者の方に向き合いまして、その診断・治療を行う。あるいは、そういった方々を対象としたいろんな研究を行う。そういった活動をもう、かれこれ15年あまりやってきております。

 そのように長崎大学では被ばく者、これは長崎の被ばく者に限りません。国際的な、世界的な被ばく者の健康のリスクといったものをずっと診断・治療あるいは研究してきたわけですけれども、今回、このような福島で、地震に伴う津波、これだけでも非常に大変な災害なわけですけれども、それに加えてこの原子力発電所の予想外の事故。そして、それに伴う放射能の漏出、そして放射線が至る所で観測されるという、この予想だにしなかった事態におそらく県民の皆さんは困られている、心配が非常に大きいんじゃないかなと思っておりました。それは、長崎からニュースで見てもそう思いましたし、おそらくマスコミの報道とか、あるいは新聞の報道とか、そういうのを見るたびにおそらく皆さん、不安感があるのではないかと大変心配しておりました。

 その理由の1つとしましては、おそらく皆さん方は放射線ってそんなに身近にあるものではないと思います。おそらく、例えば胸のレントゲンを撮るとか、CTを撮るとか、そういった時には放射線のお世話になる訳ですけれども、それ以外にそんなに身近に放射線があるとは思っておりません。実はある訳ですけれども、思っておりませんから、なかなか馴染みがなかろうと。そういったところに、いきなりニュースで「これはチェルノブイリ級の事故である」とか言われれば、これは不安であろうなと。そう思いますと、我々は本当に居ても立ってもいられなくなりまして、これはやはり我々が行って、ちゃんと市民の皆さんに放射線、放射能についての説明をしなければいけないんじゃないかと思い立ちました。それで、福島県知事さん、あるいは福島県立医科大学の皆様の本当に大きな協力もあって、今回このような場を設けさせて頂く事になりました。

 今日はまず私の方から、ごく簡単に放射線とはどういうものかというお話をします。そして、長崎あるいは広島で原爆が落ちた、そしてチェルノブイリの事故があった。それと今回はどういうふうに違うのか。結論から言えば全く異なるし、全く健康に対する心配はしなくていいんですけれども、それは何故かということ、どれくらい規模が違うのかというのを簡単にご説明申し上げます。その後、山下俊一教授の方から質問を受け付けるという形にしたいと考えております。

 まず、皆様、先程申し上げましたように、放射線というのは一般の生活に関係があるとすれば、例えばX線を撮ります。最近よく胃の透視という話が出てきますね。あるいはCTを撮りますという時に放射線を使います。これは、どうやるかといいますと、身体の外から放射線を当てて、それを使って写真を撮ったりして診断に役立てるという事をする訳です。あるいは放射線は治療にも使います。例えば、ガンになった時に、そこに放射線を当てることによってガンを手術をすることなく治療するとか、そういったことにも使います。このように放射線は人の診断や治療といったものに役立つという事がある訳です。これを利益、英語でベネフィットと言ったりします。

 その一方で、放射線はリスクも負っています。私が先程申しましたような、長崎・広島の原爆、これによって多くの方が被ばくされたわけです。それによって多くの方が亡くなられた訳ですし、例えば私が現在働いております長崎大学の医学部は、原爆が落ちた所から大体500メートルから600メートルくらいの所にありました。多くの学生さんやスタッフが亡くなりました。そういった原爆、いわゆる殺傷兵器としても放射線は使われた訳です。

 その一方、原子力発電所というのがあります。原子力発電所は、普段は我々の役に立っている訳です。要するに電力を供給してくれるという、非常にベネフィット、役に立つ面がある。ところが、いったんこれが事故を起こすと、これが最も有名なもの、世界史上最悪の事故というのが、先程来出ているチェルノブイリの事故ということになるのです。

 このチェルノブイリの事故は1986年に起こりましたけれども、チェルノブイリの4号炉の炉心が、最近、皆さんよくテレビ・新聞等でご覧になられている思いますけれども、炉心が完全に爆発して、そこから大量の放射能がまき散らされるという状態だった。それによって最近よく報道されているような、放射性ヨードであるとか、あるいはセシウム137といった、いわゆる放射性物質、放射能が放出された訳です。その中で特におそらく放射性ヨード、ヨウ素131という物質があるんですが、これが大量にまき散らされたことによって、多くの住民、特に子供さんが被ばくして、それによって甲状腺ガンが発症したというのが、チェルノブイリの事故な訳です。

 そういった事実がベースにあるものですから、今回、例えばヨウ素131が出ました、セシウム137が出ました、毎日いろいろな所で今日はどのくらい、今日はどのくらいと報道されます。そうすると、これは危ないんじゃないか、これは福島でこのまま暮らして大丈夫なのか、と思われると思います。これはやむを得ない、仕方のない感情だと思います。しかしながら、先程、私は申し上げました。これによって、福島県民、あるいはもっと言えば日本国民といってもよいでしょう、その健康リスクはありませんと申し上げました。何故かと言いますと、これはひとえにその出た放射能の量、あるいはその放射能から出される放射線の量に起因します。

 つまり、ある一定の量、具体的な線量は後からおそらく山下先生から説明があると思いますが、ある一定の線量は人間のためには害にならない、むしろベネフィットになる。例えば今言いましたような、X線を使うとか、胃の透視に使うとか、あるいはCTに使うとか、そういった量は、例えばもちろん、原爆の被ばくする量、原爆によって被ばくした量、あるいはそれよりも少なくなりますけれども、チェルノブイリで被ばくした線量に比べれば遥かに低い線量な訳です。そして、ニュースでよく説明がありますように、今回、例えばヨウ素131が1時間当たりに出ている量、あるいは1日当たりに出ている量、それも空気中にある量ですね、それは、そのCTであるとか胃の透視の検査よりもさらに少ない量であるとよく説明を受けられていると思います。ですから、それを考えると、明らかにチェルノブイリやあるいは長崎・広島の原子爆弾とは、今回の一連の福島第一原発の事故というのは全く性格の異なるものであろうということが言えます。

 ただし、1つだけ皆さん方がもう1つ心配になってらっしゃることがあると思います。それは、こういうふうに少しずつでも漏れ出しているのが、いつまで続くんだろうということが恐らくあるんだろうと思います。確かに少しの量、ですから、これは決して原発の炉心全部が壊れて、そこから大量の放射能が出ているわけではなく、ごく一部の所から漏れ出して、それが風に乗ってやってきているという状況ではあります。しかし、それがダラダラダラダラと、長期、数日間、この一週間ですかね、続いているということが、これが皆さん不安なんだろうと思います。しかしながら、今日の特にデータなどを見る限りでは、少しずつやはり状況は改善してきているように思います。

 ご承知のようにテレビでは必死に原子力発電所の消火作業に当たったり、冷却作業に当たったり、あるいは発電所の非常電源を繋いだりと、一生懸命働いている方が沢山いらっしゃるというのが連日報道されております。そういった状況もあって、少なくとも、例えば、ここからさらに大きな爆発があるといか、それを皆さん一番心配してらっしゃると思いますけれども、そういった状況になるとはちょっと考えにくいと思いますし。ですから、現時点では、そしてこの先も、この原子力発電所の事故による健康リスクというのは、非常に、と言ってはいけません、全く、考えられないと言ってよろしいかと思います。

 ですので、これは質疑応答の中で各論でお話があると思いますけれども、大事なことは皆さん是非、情報をきちんと集められてください。そして、きちんと情報を集めて、それで冷静に判断して頂くという事が大切であろうと思います。恐らく、今日ここに来ていらっしゃる方の中には、福島市内だけでなく、いろんな所から避難されている方もいらっしゃるかと思います。ここ福島は原子力発電所から50キロくらいですかね、61キロですか。失礼致しました。61キロ離れているということですけれども、もっともっと近い所かた避難されている方もいらっしゃると思います。そういう方は恐らくもう一週間以上、避難生活がきておりますので、非常にストレスもあると思います。肉体的にもきついと思います。ですから、それにプラス、この放射線のこういった一連の報道、あるいは事故ということで、かなりストレスの溜まっている状態であると思います。大変であると思いますけれども、やはり冷静に、是非情報を集められて、冷静に対応して頂ければと思います。

 そして同時に、今日は質疑応答をここで致します。終わった後も、先程申しましたように、私と山下教授は福島県の放射線健康リスクアドバイザーに就任致しました。是非、県を通じまして種々の媒体で質問頂ければ、それはわかりやすく説明しようと思いますし、今後もできるだけいろんな市町村を回りまして、説明会をしていきたいと思います。そういった場を通じて、情報を公開する、正しい放射線に関する知識を公開するよう努めて参りたいと思います。私たち長崎大学、あるいは長崎は福島の皆さんをこれからも継続して応援したい、支援したいと考えておりますので、是非よろしくお願いしたいと思います。これで私の説明を終わらせて頂きます。ありがとうございます。

 

山下俊一:

 引き続きまして、少し年をとった山下が出て参りました。皆様方、今のお話を聞いて少しは放射線が何かということをご理解頂ければと思いますが、ここ福島にあって最も心配していることは、環境中の放射性レベル、あるいは土壌の汚染レベル、もっと言うと、野菜、あるいは水、いろんなレベルが安心、安全なのかどうかということだろうと思います。もちろん、火元である原発の事故が収束しない事には何ら将来の安全や安心をお話することはできません。

 私たちが何故ここに来たかというと、専門家の話はよくわからん、あるいは数字が出てきたり単位が出てくると何にことかさっぱりわからん。どの情報を信用していいのかもわからん。わからんずくめ。わからんずくめで判断をして皆様方は行動をとったり、あるいは不安になったり、不信感を持ったり、避難して逃げて行くという、そういうふうな悪循環を是非断ちたいということで、広島・長崎の経験をいかすべくここに来ました。

 皆様方は原発でいま作業されている方々の被ばくの量と、今ここに我々が居る被ばくの量が全然違うということは感覚的にわかりますよね。火元に近ければ近いほど熱線として熱を浴びる、あるいは火傷をします。これが今の現状です。火元から遠いと、火は当然熱線も届かないし、火の粉も降り注がない、もっと言うと、火山が爆発した。火山が爆発した近くに居ると、火砕流が流れてくる。大きな岩石が飛んでくる。火の雨も降る。危険。5キロ、10キロ、20キロ、30キロ離れると火の粉は飛んで来ん。飛んで来たとしても灰になっとる。そのように考えていただけると、この事故の影響は、実は火元さえ抑えれば治まります。しかし、未曾有のこの大惨事で、残念な事に全く予期しないことが次々と起こってきました。

 私も国の原子力安全委員会の一人のメンバーですけれども、毎年原発事故を想定して訓練をします。シナリオありきの訓練です。そのシナリオは10キロゾーンで避難ということで、10キロ内の避難を想定したシナリオでありました。でも皆さん、今回の事故はどうでしょうか、なんだか知らないうちに20キロ圏内が避難地域になってしまいました。実は訓練では、まず危ないということがわかると、屋内退避をします。環境中に放射性物質が出ると危ないから、屋内に避難しないさいという判断がなされます。それでも危ないということであれば、当然避難をする訳です。避難、すなわち安全なところへ逃げて行くというのが避難です。でも、今回は10キロの倍、20キロ避難したにもかかわらず、いま20〜30キロの間は屋内退避というふうな言葉で、一般の住民は何の事かよくわからん。これは危険なのか、危険じゃないのか。しかも、マイクロシーベルトという値が出て来て、0.02というバックグランドはいつの間にか1になって2になって、20になって、30になって、そんなふうにどんどん日ごとに何か悪くなっている。今度は福島市でも20マイクロシーベルト/hと言っているぞと。

 これについて枝野官房長官も、あるいは政府も、出す声明は正しいんです。値は正しい。環境の汚染、あるいは物理学的なデータは原子力安全・保安院が出すデータは正しいんです。しかし、何が足りないか。じゃあこれが健康に危険かどうかをきちんと説明し得る、その説明の仕方が足りない。何故足りない。誰もこんなことを経験した事がないからです。想定外のこの事故に対して、専門家も自分の専門の分野のコメントを述べます。マスコミを通じてそうです。色んな人が色んな事を言うから、全く違うことに聞こえる方もあるかもしれません。私達はそういうことをイヤというほど過去の事例で経験してきました。

 今は非常事態ですからご心配が多いけれども、いずれこれは治まって、安全宣言がされて、復興のいかづちを上げなくてはいけません。しかし、今はその渦中です。火の粉が降り注いでいるという渦中で、これをどう考えるかということを皆様方は念頭に置いてください。今その渦中にいる我々が予測をする、あるいは安心だ、安全だという事は、実は非常に勇気のいる事であります。危ない、危険だ、最悪のシナリオを考えるという事は、これは、実は誰でも出来るんです。しかし、今の現状を打破するためにどう考えるかという時に、今のデータを正直に読んで皆様に解釈してお伝えするというのが私たちの役割であります。

 放射線の健康への影響は大きく2つに分かれます。高野先生がおっしゃった外部被ばく、外から放射線を浴びるというのを外部被ばくと言います。私たちが20年来仕事をしているチェルノブイリでは、内部被ばくといいます。規模は違いますが、その様相がよく似ています。だから、海外のメディアは心配をして、これは第二のチェルノブイリ型になる怖れがあるから、皆さん遠い所に避難しましょうと。自国の外国人の、東京のいわゆる入国を減らしたり、国外退去を勧告したりしている訳であります。これも、日本の情報が正しく海外に伝わっていないからであります。

 一般の、私たち20キロ、30キロ離れた人たちの放射線の被ばくは何が問題かというと、内部被ばくであります。決して、ここにいる私たちは直接あの原発の放射線を受けません。これは明確です。20キロ、30キロに住んでいる方々は、あそこの熱線を感じることはありません。唯一、大気中に放散された放射性の物質が飛んで来てるんです。これを拡散といいます。風、あるいは温度、あるいは地形によって、その飛び方は違います。同心円的に3キロ、5キロ、10キロ、20キロ、30キロと言っていますが、これは全く意味がありません。いいですか。20キロだから安全、30キロだから屋内退避、40キロだから安全と、そういうものではないんです。

 しかし、どこかで線引きをしないといけない。その線引きは、安全だと言えるから線引きをする訳です。20キロを超えれば、放射性降下物が降り注いだとしても、少々汚染しても全く健康に影響がないから、20キロあるいは30キロ屋内退避という今、令が出されています。

 しかし、残念なことに国もこれは困っています。何が困っているか。屋内退避というのは次は避難なんです。じゃあ30キロ以降まで避難させるかどうかという話になります。でも、この一週間その指令は全く出ません。これだけ原発がトラブルを起こして危ない、最悪のシナリオだといいながら、じゃあなぜ国は20〜30キロの人を避難させないんでしょうか。ここは知恵の絞りどころです。今の現状は危険じゃないからです。だから、避難させる必要がないのです。大気中の濃度は恐らく下がります。そして、食物中の汚染も、これは減ってなくなります。どうしてでしょうか。物質は安定なものと不安定なものから成ります。どのような元素も安定な元素と不安定な元素があります。不安定な元素は、不安定ということは安定になるために分裂をします。その時に放射線を出すんです。でも、安定に近づくから放射線は出なくなります。これを半減期といいます。どんどん放射線の活性は減っていきます。エネルギーが強いほど減っていきます。

 大気圏中に出る今回の多くの放射性元素は、放射性ヨウ素であります。ヨウ素は半減期が8日間。8日間で半分になります。そしてその量も非常に少ないために、大気圏中にあるものが身体に入る確率は1/10です。放射性ヨウ素というのは甲状腺ホルモンの原料です。甲状腺に取り込まれます。ワカメや昆布に沢山入っているものと同じものです。その不安定な元素が実は原子炉から出ます。それを吸入して、少しは甲状腺が被ばくをするかもしれません。私が敢えて「少し」と言っているのは、今からお話をするチェルノブイリの事象と比較をするためです。

 放射線は何故怖いかというと、エネルギーだからですよ。紫外線で火傷をする人もいますね。紫外線、みなさん一生懸命、女性の方は特にお化粧のメイキングや紫外線防護に気を遣われます。ただ単に日焼けであけではなくて、欧米ではこれが皮膚がんの原因になるからです。じゃあ、太陽でみんなガンになる?ならないですよ。放射線は紫外線と異なってエネルギーですから、身体に当たるとそれが細胞の遺伝子を壊すということで怖がります。だから、ガンの治療に使うということにもなります。

 放射線はエネルギーとして、1つ覚えてください。1ミリシーベルトの放射線を浴びると皆様方の細胞の遺伝子の1個に傷が付きます。簡単!100ミリシーベルト浴びると100個傷が付きます。これもわかる。じゃあ、浴びた線量に応じて傷が増える。これもわかる、みんな一様に遺伝子に傷が付きます。しかし、我々は生きてます。生きてる細胞はその遺伝子の傷を治します。

 いいですか。1ミリシーベルト浴びた。でも翌日は治ってる。これが人間の身体です。100ミリシーベルト浴びた。99個うまく治した。でも、1個間違って治したかもしれない。この細胞が何十年も経って増えて来て、ガンの芽になるという事を怖がって、いま皆さんが議論している事を健康影響というふうに話をします。まさにこれは確率論です。事実は1ミリシーベルト浴びると1個の遺伝子に傷が付く、100ミリシーベルト浴びると100個付く。1回にですよ。じゃあ、今問題になっている10マイクロシーベルト、50マイクロシーベルトという値は、実は傷が付いたか付かないかわからん。付かんのです。ここがミソです。

 にもかかわらず、新聞報道ではバックグラウンドの千倍とか、一万倍とかいう話が出ます。そのために、即それが健康影響を及ぼすというふうに誤解されます。書いてる新聞記者がよくわかっとらん。報道関係もよくわからないのに、我々専門家の意見をつまみ食いして記事を書きます。決して100%信用できるデータではない、コメントではないのですが、我々専門家も悪い。これを否定したり、あるいはきちんと反論して来ませんでした。

 私が敢えて今回、このように皆様方の前に立って、専門家としてできるだけ分かりやすい話をしたいと思う理由は、国民がこの原発事故を通じて初めて、理科音痴が解消されるかなと期待しているからです。皆さん福島県民は原発がここにあるので、よく放射線の事をご存知で、放射能のことも知っているのかなと思ったけれども、何の事はない皆逃げ出している。出て行けと言ったら、皆出て行ってしまった。おかしいという疑問の手を挙げるためには理科音痴を日本国民全部、払拭する必要があります。特に新聞記者はそうです。報道関係は初めて今回、自分たちの科学的知識のなさに困惑しているはずです。付け焼き刃で記事を書いている。でも、これも大事なことです。勉強する、福島の原発事故は日本国民全員に理科を勉強するチャンスを与えました。シーベルト、何? ベクレルって、何じゃこりゃ??

 そんなことから実は、私は是非皆様方にご理解頂きたいと思います。熱が上がったか上がらんかは手で触ればわかると言いますけれども、体温計が要るでしょう。いいです? 体重が太ったか太らんか、わからん。体重計が要るでしょう。数値化するということで放射線のレベルを知る事が出来ます。杉花粉がいっぱい飛んで来た。どんくらいあるかわからんぞ。測れんもん。見えん。でも、みんなアレルギーに、アトピーになる。これに対して放射線は測れるというのは、これは1つの武器なんです。いいです? ということは、測れるということは、その数値を政府が正しく出しても、それを理解する国民、我々が正しく理解できなければ何の事はない。全くの馬耳東風、猫に小判なんです。そういうふうにして、いま数値が一人歩きして、ピンポン球でメディアに踊らされています。これは由々しき状態。

 ですから、私は皆様方にまず単位のことでご心配をしないようにお話をします。ミリシーベルトというのが、さっき言った1個細胞に傷が付く、100ミリシーベルトは100個傷が付く。だから、いま原子力発電所の事故で決死の覚悟で働いている方々は、250ミリシーベルトに安全基準が引き上げられたのです。100ミリシーベルトが1回の、その時の作業時間の被ばくの線量が労働衛生上決められています。それを250というレベルで今彼らは仕事をしています。じゃあ、これで病気起こるの?ガンになるの?というと、そうではありません。このレベルをまず覚えてください。100ミリシーベルトとか250ミリシーベルト。我々日本人は年間約3.5ミリシーベルト被ばくしています。皆さん方全員そうです。私もそうです。ですから、年間数個の傷は放射線のせいです。でも、それ心配いらないんですよ。どうしてか。病気は、いいです?今この話はガンの話ですけれども、ガンは、色んな原因で起こるんです。放射線以外にたばこ、食生活、あるいは遺伝的な背景、環境因子、色んなもので起こります。100ミリシーベルト浴びると、100人、その生涯ずーっと調査すると、100人の内1人ガンが起こるかどうかという頻度です。100人が、平均78歳としましょうか、生きて1人ガンが起こるかどうかという、そういう確率論的な問題です。でも、70も80も生きればT/3はガンで死んどる。33人はガンで死んどるうちの、1人は放射線のせいかわからんという量の、100ミリシーベルトでみんな議論しています。

 まず、そのレベルをご理解ください。こんな高いところで放射線の障害を議論している。でも、実際はその千分の1、マイクロシーベルトの環境中の問題。体内に入るともっと低い、そういう問題の中で皆さん不安がってます。何故、不安がるか。論理的にいま、私は数値で測れるという話をしました。何故怖がるか。音もしない、においもしない、わかんない。わかんないものに対する不安は、理性ではなく感性、感情で判断するんです。これが人間です。

 私たちは科学の力で、この人類の発展と平和を築こうとしてきました。しかし、残念ながら原子力に関しては、原爆という兵器の開発が先行しました。そのために、原子力の平和利用という原発は常に負のイメージをもって推進されてきました。科学に善し悪しはありません。しかし、科学には善悪は判断できないとしても、事故は付き物です。科学の限界も当然あります。ヒューマンエラー、人のエラーも積み重なります。科学は単に原子力工学だけではありません。医学もそうです。あるいは経済学にしてもそうです。政治学もそうです。科学はありとあらゆる学問体系を含みます。その根幹は皆様方が持っている生き様、哲学です。そして、宗教学です。こういうものを全部含めたものが科学です。その科学が作り出した原子力発電所の過ちや事故を、じゃあ誰が清算し、誰が元に戻すことができるのでしょうか。それはやはり、科学の過ちは科学でしかコントロールすることはできません。これは人間の性です。人間の守備範囲である、自分たちが作り出した物に対しては自分たちで責任をとるという必要があります。

 ミリシーベルトになったら、そのような生体、健康影響がありますが、マイクロシーベルトではありません。だから、私は大胆にも「心配いらん」というふうなことを断定し、バッシングされるかもしれませんが、皆様方に是非このナイーブ(?)から安心と安全を伝えたいということで、この講演会を企画しています。

 昨日、いわき市に行ってきました。びっくりしました、いわき市に行ったら。途中、杉花粉がいっぱい飛んどる。これは原子力のありえんかなと思うくらい杉花粉だらけ。行ったら閑散として、福島市で見るようなガソリンスタンドの長い列がない。人がおらん。どうなっとるんだろうかと思って会場に入ると、ここ福島市民は、あるいはこの地区の、中通りと言うんでしょうか、は、みんな紳士淑女ですね。いわき市に入ったら、「おい、市長帰れ!」「帰るな!」とか、そんな罵声が飛ぶような所だったんです。これはまあ、どうして我々はつるし上げに来たのかと昨日いわき市で思いました。そうしたら、私の友人の鈴木先生が、「いや、これはもう、浜通りと中通りは人種が違うんだ」と言っておられましたので、少しは安心しましたが(笑)。

 大切なことは、科学の目を持って新聞を読む。理科の知識がないのに数値が一人歩きするから心配。具体的な心配しないでいいって言うお話しをします。例えば、この福島市は20マイクロシーベルト/hというふうな値が暫く続いたそうです。しかし、今は10マイクロシーベルト以下になっています。20マイクロシーベルト/hというのは、1時間にずっとそこに居ると20マイクロシーベルト環境中にあり続けるという問題です。24倍すると1日約480マイクロシーベルトがそこにあります。しかし、屋内に居ると、約1/10の48マイクロシーベルトにしかなりません。1日の量は。身体の中に入っていくのは1/10です。つまり1/100しか身体の中に入ってきません。いいです?すると、数マイクロシーベルト我々は1日に浴びるという計算になります。では、この浴びた内部被ばくはずっと蓄積するんでしょうか。せん。どうして?半減期があるからどんどん減って行く。放射線がここに付いてもずっとそこに残らないんです。だから、汚染という実は表現は、体表面に付いたという意味の汚染であって、ずっとペンキがそこではがれないというわけではありません。そこにたとえ付いて洗わなくても、実は半減期といって不安定な物質が安定に向かって減って行きます。じゃあ、そこにあればいつまでもその局所は被ばくするじゃないかと言いますが、圧倒的に量が少ないです。


 今日は雨が降っているから、ひょっとしたら放射性物質が付いているかと思われるかもしれませんが、私は全然怖くありません。理由は、もう新しい爆発が来ていません。今ここにある放射性物質は、数日前の放射性物質がここに飛んで来て、それが落ちてここに溜まっとる。それだけの話です。だから、これからは色んな所に、盆地、あるいは農場、あるいは牧草地帯、野菜畑、土壌にそういうものが降り注いでいますから、そこを測ればけっこう高い値が出るはずです。じゃあ、それが即危険かというと、まさにいま私が話をしたように、たとえ口にしても、それは危険ではありません。問題はその量をずっと1年間食べ続けた時に、トータルとしてどのくらいになるから、安全基準に沿って、そうならないように制限をかけたというのが暫定的な基準です。

 いいです? 安全な値を決める時に、トータル1年間どのくらい浴びたかということで安全基準を決めますが、これは1回それだけ浴びたということと換算、同じ状態と仮定して安全基準を作っています。微量を長期間受けるということを、1回に沢山受けて沢山細胞に傷が付いているのと同じ割合として安全基準を設けています。ここが一番、放射線の健康影響の重要な点です。放射線は入ったらずっと残っとる。大間違い。半減期があって消えて行く、洗い流される。拡散する。なぜそれが普通の日常の出来事かというと、物質は不安定なものから安定なものに変わる。その時に出す放射線の力は、だから半減期と共になくなっていきます。

 今、日本で一番理科の知識が高いのは、ここ福島市の皆さん方です。こんなことを話をされて首を振って、もっとわかったような感じでいらっしゃいますけれども、なーんもわかっとらん、だいたい。それでいいんです。そんな、何でもかんでもわかったら我々の商売上がったりですよね。こんな話を一度でわかると皆さんはもう大学院卒業、単位をやります。わからんでいいんです。

 唯一お願いしたいのは、皆さんと我々、あるいは皆さんと県、あるいは国の信頼関係の絆をつくるということです。今、何を信用していいのかと。今、皆さん方が最も信頼できるデータは何かということです。これは、好むと好まざるとに関わらず我々は日本国民です。日本で戦争で敗れ、そして原子力産業を支え、今の復興を成し遂げたこの日本において、我々が少なくとも民主主義国家として信じなくてはいけないのは、国の方針であり、国から出る情報です。これをきちんとオーディット、監査して、正しいのか正しくないかを説明する、実は機関が我が国にはありません。中立的に国の出す情報を正しいか正しくないかということを評価する機関がないんです。一方的な国寄り、一方的な反対、一方的な、即ち、そこに恣意が入ったり利益誘導の考え方が入るがために、国民は何となく不信、あるいは不安、疑いの目を向ける訳です。お墨付きがいるんですよ。水戸黄門が印籠を出すように、これは大丈夫だと。そういうふうな関係を、この福島原発を契機に日本はつくり直す必要があります。残念なことにJCOの事故でも、チェルノブイリの事故でも、それがなされて来ませんでした。

 これから福島という名前は世界中に知れ渡ります。福島、福島、福島、何でも福島。これは凄いですよ。もう、広島・長崎は負けた。福島の名前の方が世界に冠たる響きを持ちます。ピンチはチャンス。最大のチャンスです。何もしないのに福島、有名になっちゃったぞ。これを使わん手はない。何に使う。復興です、まず。震災、津波で亡くなられた方々。本当に心からお悔やみを申し上げますし、この方々に対する対応と同時に、一早く原子力災害から復興する必要があります。国の根幹をなすエネルギー政策の原子力がどうなるか、私にはわかりません。しかし、健康影響は微々たるものだと言えます。唯一、いま決死の覚悟で働いている方々の被ばく線量、これを注意深く保障していく必要があります。ただ、一般の住民に対する不安はありません。

 しかしながら、それでも不安はある。誰に不安がある?女性、妊婦、乳幼児です。次の世代を背負う子供達に対し、私たちは責任があります。だから、全ての放射線安全防護基準は、赤ちゃんの被ばく線量を基準につくられています。いいですか。子供を守るために安定ヨウ素材の投与、あるいは避難・退避ということの基準は作られています。大人は二十歳を過ぎると放射線の感受性は殆どありません。もう限りなくゼロです。大人は放射線に対して感受性が殆どないということをまず覚えてください。そのくせ、一番心配するのは大人。これは間違いです。特に男は大間違い。我が身を省みれば、自分はタバコを飲んだり、酒を飲んどるのに、放射線より遥かにリスクが高いのに。男はまず心配いらないです。守るべきは女性、女子供、妊婦、乳幼児です。もし、この状態が悪くなるとすれば、逃げるのは妊婦と子供でいいんです。男は戦わなくちゃ。復興に向けてここで福島県民として、会津の白虎隊です。それくらいの覚悟はあって然るべきです。

 放射線の影響は、実はニコニコ笑ってる人には来ません。クヨクヨしてる人に来ます。これは明確な動物実験でわかっています。酒飲みの方が幸か不幸か、放射線の影響少ないんですね。決して飲めということではありませんよ。笑いが皆様方の放射線恐怖症を取り除きます。でも、その笑いを学問的に、科学的に説明しうるだけの情報の提供がいま非常に少ないんです。是非、今の私の話を聞いて、疑問が沢山あると思いますから沢山質問してください。これは講演でも講義でもないんです。皆様と私のキャッチボールなんです。

後半の質疑応答へ続く

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2011年3月21日14時- 山下俊一氏・高村昇氏「放射線と私たちの健康との関係」講演会(後半)
2011-03-24 01:04:27
http://ameblo.jp/kaiken-matome/entry-10839534940.html

それでは、今からの残りの時間を質疑応答にします。私も少し喋りすぎましたから、是非皆様の方から手厳しい、いわきのような質問をしてください。それでは順番にいきましょう。

Q1:昨日、炉心容器を取り出すというような報道がされました。そうすると、放射能は放出されるんじゃないでしょうか。そういう不安定な時期であるのに、心配はないといういわれはないと思うんですけれども、もしそれが本当であれば、コンクリートミキサー車、ポンプ車で炉心が安定した時にコンクリートで固めて頂ければ、本当に安心すると思いますが。それと、山下教授にですけれども、放射性ヨウ素だけを取り上げて、セシウムを問題とされないのはおかしいのではないかと思いますけれども。食物の内部被ばくに対してですね。それと、数値なんですが、福島市、10とか9とか、その辺のμ(マイクロ)なんですけれども、県北地域をもっと細かく測定してみますと、どういうわけか福島市役所だけが高いんですね。高値なんですよ。例えば、県庁の自治会館とか2.0だったり、福島ICが6.5とか。だから平均をとればもっと低い値になるんですけれども、その辺の数字のマジックというか、何故、観測地点を変える、今までやってきたから変えないでと言うんですけれども、やはりそこは正確な情報として言わないと、なかなか福島県にも必要な物資が来ないんじゃないでしょうかね。その辺のところ、いかがでしょうか。

山下:ありがとうございます。3つとも私が答えます。素晴らしい質問ですね。
 まず最初に頂いた原子炉の問題。これは、我々は健康の専門家で、原子力工学の専門ではありませんから、今の状況を抑えるのに水だけで十分なのか、冷却水が回れば全部反応が収まって、次のステップをどうするかというのは次の問題です。恐らく廃炉にする覚悟があれば、今言ったようにコンクリート固めするということも可能だと思います。しかし、それをするかしないかは、また別の判断があると思います。ただ言えることは、数日前から放射性物質は明らかに下がりつつありますので、現状の計画にまず注視したいと思います。
 2つ目の質問、何故放射性ヨウ素だけなのか。セシウムもあるのではないか、おっしゃる通りです。セシウムもあります。放射性のヨウ素は半減期が8日ですが、セシウムは30年です。身体に入ると60日で半分になります。エネルギーの力はヨウ素に比べると遥かに低いんですが、セシウムは必ず入ります。じゃあ、この放射性のセシウムは身体に入ったらどこに行くでしょうか。殆ど尿に流されますが、一部、身体の筋肉に入ります。筋肉。しかし、それは半減期と共に減って行きます。私たちの最大の研究成果は、放射性セシウムをずっと食べ続けたという人々がチェルノブイリの周辺に数百万人います。このレベルどころではありません。放射性セシウムに汚染されたキノコを食べ続けたという方が沢山いるんです。20年フォローしてきて病気は何も増えていません。つまり、筋肉に少し入った放射性セシウムは半減期が身体の中で60日で消えて行きますし、ベクレルも非常に低いので、全く心配しないでいいというので、今日は放射性セシウムの話はしませんでした。ましてや、水道水の中ではフィルターで全部抜かれますから、水の中に出てくるのは放射性ヨウ素だけです。しかし、井戸水は注意が必要ですから、しっかり測ることが必大事だということであります。
 3つ目の質問は、福島市でも場所によって異なる。これはその通りです。理由は、みんな均一に降り注ぐ訳ではありません。非常にまだらです。杉花粉がパーッと飛ばすとみんなまだらに行くと同じで、放射性物質もふわふわ浮いて、そういう環境中に留まる密度は全部異なります。数マイクロシーベルトはある意味、誤差範囲です。ミリシーベルトの誤差範囲はあり得ませんが、マイクロシーベルト、0.01〜0.2という、そいいうのは非常に誤差範囲ですから、その辺の変動は当然、市内であります。ただ、あなたが仰った「じゃあ、福島市は平均で出せばいい」、仰る通りです。平均で出していいんです。しかし、観測のポイントがそこというふうに登録されていますので、そこのデータは出すということになっています。よろしいですか。

Q2:半減期とは何か(回答からの類推。全く聞き取れず)

山下:ごめんなさい、半減期ね。10という放射線のレベルが5になるのにかかる日数です。自然に放射性物質は壊れて行きます。壊れるというのは、放射線を出して安定なものに変わっていくんですね。その時に出す放射線の量が半分になっていきます。それにかかる日数を半減期といいます。申し訳ございません。半分に減ずる期間という意味で半減期といいます。

Q3:切実な問題として、まず飲み水、洗濯水、生活用水、それから食べ物ですね。 そして、安全だ、安全だって先生おっしゃいますが、だったら何で、官房長官が茨城の放射線汚染されたほうれん草を食うな、川俣で取れた原乳を捨てろ。それで本当に安全だったらば、全国民がほうれん草を食べて、全国民が福島の牛乳飲んでもいいんじゃないんですか。それを福島まで来て、福島県民は汚染された食べ物を食べてもいい、飲み水飲んでもいい、それから洗濯水に使ってもいい、牛乳も飲んでもいい。半減する。福島県民だけが、もちろん、食べなくちゃいけない、飲まなくちゃいけない、生きて行くために。だったら、全国規模で枝野官房長官が、ほうれん草大丈夫ですよ、今先生がおっしゃったみたいに、健康被害ないですよ。食べてください、 洗ってください、牛乳も飲んでください。半減しますから。どうしてそういう事が言えないんですか。原発がまだどうなるかわからないこの現状で、私たちが不安なのは、これから先、飲まなくちゃいけない、洗濯しなくちゃいけない。いくら安全だ、体内に取り入れられるのはいくらくらいで、半減期があって、安全ですよ、もちろん、長崎・広島に原爆落とされても、被ばくしても70も、80も生きた方います。でも、その人たちの子孫が白血病、それから先生は甲状腺の権威だと言いましたけども、甲状腺の病気、子供に対する奇形。そういったものを全然出さないで、私たちの不安はそこにあるんです。乳幼児、それから妊婦、女性がいち早く出なくちゃいけないというのは、そういう人たちに対しての被ばく効果があるからでしょう。いま現に福島にいる私たち女性、若いお母さんたち、妊娠するかもしれない女学生、そういう人たちに対しての安全宣言というのが1つも聞かれないんですよ。ですから、怒っている人がいますけれども、私が聞きたいのは、今現在、福島市で通している水が安全なのかどうか。それを飲み水として、お味噌汁に使えるのかどうか、洗濯していいのかどうか。それから、自分たちが自家栽培でつくっている野菜を食べていいのかどうか、今、この日、食べていいのかどうか。それが聞きたいんです。

山下:ありがとうございます。それが皆さんの声の代表だと思います。今、安全宣言はできません。しかし、今のレベル(の水)を既に飲んだ人は全く心配要りません。1回こういうのを測られて、基準値を超えたということであれば、枝野官房長官でなくても、みんなこれは、そういうふうな指示を出します。じゃあ、今ここで汚染されたミルクを飲みなさいと言って、みんな飲むでしょうか。飲まないですよね。福島県民だけにそういう辛い思いをさせるということは許されません。日本国民が全部がこれは分かち合うべきだと思います。だからこそ、風評被害を減らすために私達はここに来ています。枝野官房長官には今日連絡しましょう。ここに来て食えと。まさにそういうことですよね。

Q3:一番最初に食べてほしいし、飲んでほしい。

山下:はい、そう伝えますので。ありがとうございます。

Q4:3点ほど質問させてください。まず1点目なんですが、福島市として放射能濃度が高い。それが福島市の、例えば盆地とか、あるいは立地条件的に何か地形的な、何か高くなる要因があるのかどうか。これがまず第1点。
 それから2点目。前の彼と同じなんですが、我々ずっと住むということは水を飲まないと生きて行けない訳で、水が大変心配です。水道水が安全なのか。それとも、福島は扇状地でちょっと掘ると井戸水が出まして、井戸水を使っている人が大変多いんです。今のように短期間、長期的なスパンではなくて、短期間の方ならば地下水の方が安全とか、あるいは濃度的にどのくらいまでならば、先生のお考えで、どのくらいまでならば飲めるという数値的なものがもしあれば、教えて頂きたい。これが2点目です。
 3点目は高村先生に質問なんですが、チェルノブイリで、ソ連の方で味噌を日本から大量に事故後輸入して、味噌を沢山食べると健康にいいというふうなことがあったように、これも噂なんですが、その辺の真偽についてご質問したいと思います。以上よろしくお願いします。

山下:まず、水ね。まず、水からいきましょう。水道水は、問題になるのは放射性のヨウ素だけです。セシウムはフィルターで取られてゼロになりますので、たとえ少し汚染してもゼロになります。放射性ヨウ素はそのフィルターを通り抜けますから、このレベルが問題です。原則的には確か300ベクレル/kgということで、単位が出ます。各地区の水道水は定期的にチェックされていますから、それを超す場合には今の勧告は飲まない方がいいでしょう。しかし、ボイリングしたり、あるいは洗濯に使う分には全く問題がないし、その水は極めて、8日の半減期で拡散されてほぼゼロになります。今の放出がなければ、もう数日すると安全性が出ると思います。
 それから、もう1つ。どこに溜まりやすいかというお話です。同じような地形であっても、どこに溜まりやすいか。当然、 雨が降って高き所から低きに流れる。低い所に溜まります。これが原則です。じゃあ、将来、これが地下に入っていって、じゃあ地下水を汚染するかということは、まずありません。地下の微生物、あるいはフィルターの効果は極めて強いので、地下水に到達する前に半減期でもう、なくなっています。ですから、原則地下水は数メートル以上であれば全く心配ありません。それと、もうひとつ、

高村:味噌の話ですね。味噌を配ったという話は、私は初耳でした。放射能と味噌という関連は、それはよくわかりません。それが特に効果があるとは思いませんけれども、一般的に非常に植物性のたんぱく質で、塩分も適度に含みますから、そういう意味では栄養補給にはいいと思いますけれども、それと放射能の関連ということはあまりないと思います。

Q5:毎日、毎日、放射線量が今、話題になっている何マイクロシーベルトって発表になるんですけれども、今日の新聞なんかを見ると乳製品が汚染されていると。ベクレルっていうことで。で、シーベルトで言うと本当に少ない量のところでも汚染があるということで、実際、我々関心があるのは、水とか乳製品とかそういうものが汚染されることに非常に関心があるんですが、報道されているマイクロシーベルトと、そういう汚染というのはパラレルなんでしょうか。それとも、全く別なものでしょうか。

山下:たぶん、汚染はベクレルで単位されていて、我々の被ばく線量はシーベルトという単位なんですが、これは換算します。いま何故、乳製品にそれだけ高いかというと、大地に沢山降っているんです、放射性物質は。その雑草を食べた牛のお乳には、放射性ヨウ素が濃縮されるんです。これが1つの原因です。そのために原乳を測ると放射性ヨウ素が高く出る。というのは、他の食材でも非常に高いということで、これが常識です。汚染された物を飲まなければいいんです。これは多分、輸出、あるいは流通に乗らないと思います。チェルノブイリで子供の甲状腺ガンが増えたのは、残念ながらこの汚染されたミルクを子供が飲み続けたんです。これが原因です。ですから、日本の国でもあるレベルになると飲まない、捨てようということを言っているわけです。これは子供に非常に特異的に起こった現象です。

Q6:こんな大変な時に福島まで入って頂いて、こういうお話が聞ける事に本当に感謝しております。みんな感情的になっているんですが、辛い時って怒りが別の方向に向かうので、お許しを願いたいと思いますし、皆さんも怒りを別の方向にぶつけるのは止めましょう。
 先生方に1つ質問です。WHOにもいらっしゃったということなので、うちの教員のアメリカ人とかは国家から安全圏に避難するようにということで、帰っております、母国に。この時に気になったんですが、避難の距離が80キロとか90キロとか、非常に長いですよね。こうした国際的な違いというものは何を根拠においてあるのでしょうか。それだけお聞きします。

山下:根拠はないです。基本的には放射性降下物がどのレベルかということで各国で決めます。少しでも懸念されれば、危険といえば危険というふうに判断をします。アメリカは関東平野まで飛ぶと考えたのでしょう。実際に飛んでいます。しかし、私が強調したいのは、そのレベルでは健康影響は全く出ません。ただ、外国人です。外国人は日本と心中する必要ありません。そういう意味では、私は遠く離れたアメリカがそういう判断をしたのは理解できますし、明日、外国人記者クラブでこの福島の現状、あるいは原発について説明するつもりです。

Q6:つまり、国際基準はないということで、各国で設定しているということですね。

山下:はい。5キロ、10キロ、20キロ、そうです。

Q7:現実的な問題として、聞くように言われて来たんですけど、洗濯物を外に干していいのか。あとは、福島って農業県なんです。果樹とか畑とか沢山あります。雨が降って土のところに放射線が降り注いだという話が沢山ありました。今後、その土を使って畑とか田んぼとか、果物とか、そういったものをまだやっても大丈夫なのかどうか、というところ。最後にもう1つ。いま、避難している方、福島県内から各県に。沢山いらっしゃるっていう報道があります。そういった方が、どのくらいになったらば福島に戻ってきていいのか。そういったところを、ちょっと教えて頂きたいと思いました。

山下:洗濯物だけは答えられます。できるだけ干さない方がいいと思います。屋内退避のところは。部屋の中に干す方が安全です。1/20〜1/10くらい放射性のチリの付き方が違います。ただ、2つ目の質問、3つ目の質問は、これは安全宣言に関わります。これは政府が責任を持ってやるべきで、これなくしては農作物あるいは農耕の再開はできません。ですからこそ、政府の情報公開が第一になります。まず、モニタリングして測る。安全宣言を出すということが、この復興の第一歩になると思います。

Q7:ありがとうございます。あとは、先生方2人の穏やか話し方、私たち聞いて凄い安心しました。本当にありがとうございました。次の方。

Q8:福島に住んでいるアンザイと申します。よろしくお願いします。2つあるんですけれども、報道で基準を超えた牛乳を1年間飲み続ければという報道がされるんですけれども、具体的に1日何ミリリットル飲み続ければとか、そういう具体的な量を知りたいというのと、うちは水道が通っていないので、地下水だけ飲んでいるんですね。この地下水を、放射性物質が含まれているかどうかを、どの機関に持ち込めば見てくれるのかというのを教えて頂きたいんです。

山下:地下水については、これは県に言えば測れると思います。たぶん、これは県民全部の安心を保ために、井戸水の安全・安心ということであろうかと思います。最初の質問は?

Q8:飲み続ければ、の量です。

山下:ミルクですね。一番高い、例えば1万5千ベクレルとかいうものであれば、1リットルを飲み続けたという場合の1年間の量が、CT1回の6ミリシーベルトに相当するというコメントです。

Q8:365日ですね。

山下:そうです。

Q8:わかりました。ありがとうございました。

Q9:私ども、今日聞いた中では非常に安心しているんですが、ただ、私ども年寄りを預っている事業所を持っている者、そして職員の家族を預っている私なものですから、職員にもう少し、こうしてこうすれば安心ですよと言える言葉で、もう少しわかりやすく、これとこれをすれば安心ですよという言葉があれば教えて頂きたいと思っております。

山下:科学的に言うと、環境の汚染の濃度、マイクロシーベルトが、100マイクロシーベルト/hを超さなければ、全く健康に影響及ぼしません。ですから、もう、5とか、10とか、20とかいうレベルで外に出ていいかどうかということは明確です。昨日もいわき市で答えられました。「いま、いわき市で外で遊んでいいですか」「どんどん遊んでいい」と答えました。福島も同じです。心配することはありません。是非、そのようにお伝えください。

Q9:すみません、私も今日、マスクをして来たんですが、マスクあるいは帽子と言われているんですが、それについてはどうなんでしょうか。

山下:これは、花粉症には効くでしょう。はい。放射能のそういう物質をどうやってブロックするか。皆さん、濡れタオルを口にしたことはありますか。窒息するぞ、これ。でも、そんなことを平気で書いとるね、新聞は。これは気休めです。でも、気休めを言わなくちゃいけないようになっとるんです。基準がそう書いとるから。だから、皆さん、マスク止めましょう。はい、次の方。

Q10:ベクレルとたぶんシーベルトが今後、ごっちゃまぜで出てくると思うんですけれども、公式発表を全部統一した形でシーベルトに揃えるということは、科学的ではないと思うんですけれども、それは可能でしょうか。

山下:それはできないと思います。1ポイントでベクレルという放射線の出す力の、汚染のベクレルと、受けた時の実効線量のシーベルトは式を換算しますから、仮定の上に仮定を立てるので、実測値しか出せないと思います。

Q11:先程の先生方のお話で、数10マイクロシーベルトぐらいではDNAの破損は問題ないのではないかという話だと思って認識しているんですが、報道なんかによりますと、胃のレントゲンで600マイクロシーベルト、あるいは飛行機に乗って成田からNYを往復すると160マイクロシーベルトとか、そういうような報道がありますけれども、これは多分レントゲンでも放射線を直接出す訳ですね。現在、空気中に拡散している放射性物質がある所で何マイクロシーベルトだと、その辺を単純に比較するというのは整合性があるのかどうかということと、 私はいま、大変この辺、ガソリン不足なんです。ガソリンが。会社まで大げさに言うと約2時間弱くらい自転車で行っている訳ですね。そうすると、マスクをしてもかなり汗をかくくらい、運動しながら外を歩いているということになりますが、これは先生のお話の、普通、外へ出ても1/10のくらいの吸入だということですが、その辺は問題はないのかどうか。この点をお教え頂ければと思うんですが。

山下:今の外に出て2時間半くらい自転車でこいで行って吸っても、たいへん嬉しいことに、あるいは残念なことに、まず男、20歳以上、全く影響ありません。どんどんやって大丈夫です。それはご心配いりません。最初の質問は何でしたかね。

Q11:放射線を直接浴びるのと、放射性物質がある所にいる放射能の量、その整合性はどうかということです。

山下:要するに外から浴びる、レントゲンその他は外部被ばくです。今、彼が質問したのは中から入ってくる内部被ばくと同じように考えていいのかという話ですね。内部被ばくの方が1/10、そういうリスクは少ないです。でも、それも外部被ばくと同じような基準で議論します。2つのスタンダードを作ると混乱しますから、内部被ばくも外部被ばくと同じように基準を作っています。ですから、今の基準は幾重にも安全に厳しく作っているというふうに考えてもらっていいと思います。

Q12:わからないこともあったんですけれども、今、現状が安全だということは、話を聞いてちょっと安心しております。ありがとうございました。それと、僕個人の思いと、福島県民全員が思っている事だと思うんですけれど、原子力発電所はなくなった方がいいと僕は思っているんけど、先生はどう思われますか。

山下:難しい質問ですね。

Q12:はい、そうだと思います。

山下:私は原爆を浴びた両親から生まれましたから、被ばく2世です。しかし、こうやって元気に仕事をしています。高村先生は被ばく3世です。そういう意味で考えますと、科学に善悪、善し悪しはない。原子力発電所を我々がコントロールする術はこれから学ばなくてはいけませんけれども、全廃とか、あるいは原子力発電所が悪いという意見を持っていません。では、どれをどのようにして管理するかはこれからのまた、大きな議論になると思いますので、私は申し上げません。ニュートラルな立場でこれが不要だとは言えませんし、言いません。
 1つ参考になるかもしれません。永井隆をご存知ですね。「長崎の鐘」の永井隆は、原爆を被ばくした直後、彼は瀕死の重傷で日の丸を描いて、復興に当たります。奥さんが、みどりさんというご夫人が亡くなりました。しかし、家に帰ることなく彼はその後3ヶ月間、荒野で、原子野で、被ばく者の救護に当たりました。その時の救護報告書が10月の初めに書かれました。全く何もない中で200数十名の被ばく者の健康影響を書いて、最後に彼がこう書いています。「祖国は破れた。国は壊滅し、荒野になった。しかし、この思いは日本人、日本国民が科学者をないがしろにしたせいである」と。彼は放射線科の先生でしたから、原子力の知識もありました。先に欧米が原子力爆弾を開発したということで非常に悔やみます。と同時に、この惨禍を乗り越えるためには、このエネルギーを良きものとして、世界の幸福のために使うべきだということを彼は述べています。そういう意味では、科学をコントロールする力を持つ事が我々の責務だというように思いますので、今の考えの答えにはなりませんけれども、そのように答えさせて頂きます。

Q12:わかりました。僕にも子供が居ます。正しい知識を身に付けて、頑張って生きて行こうと思います。ありがとうございました。


Q13:3月18日の朝日新聞の方で、同じ長崎大学の教授の方なんですけれども、残念ながら名前の方は覚えていないんですけれども、急性的な200ミリシーベルトと、そういったものの症状だけではなくて、積算値として、私たち福島でも最初20マイクロシーベルト、それが10日近く続いているような状態で、単純に日にち時間で1年で計算したような場合に、放射線従事者が緊急時に100ミリ、認められている数値を超える訳ですよ。急性的な症状はわかるんですけれども、積算として緊急時に100ミリ、それを超えるような数字になるということに対しての危険性。先程、細胞は再生するので、その怖れはないような話だったんですけども、積算値に対する危険性というのはどうなのか。食物とか水から積算されることもあると思うんですけれども、そこの危険性について述べて頂きたいと思います。

山下:はい、内部被ばくで少量、長期間浴びた場合に、それがあるレベルを超したら、1回こっきり受けた量と同じかどうかという質問ですよね。これは防護上は同じと考えて防護します。しかし、生物学的には圧倒的に少量浴びる方が障害が出ません。これはもう明確に疫学的に証明されていますし、動物実験でも、私が話した細胞のレベルでもわかっています。これ、安全防護の基準上、積算で超えたら危険だから、逆算していつもこういう話をしています。ここがわかりにくいんですけれども、少量の慢性被ばくの影響は非常に低いと思ってもらって結構です。

Q13:圧倒的に、その原子力でいま働いている方が100ミリシーベルト受けたものと、我々が福島に1年間居て100ミリシーベルト積算して受けたものとでは、明らかに危険度が違うと。

山下:違います。だから、我々は原発の職員を心配しています。

Q14:南相馬市出身の原と申します。よろしくお願いします。汚染レベルというのは今、川俣とか、土壌が汚染されててミルクに影響が来ているというんですけれども、このまま、あと例えば1ヶ月後、完全に収束したとして、出なくなったといった時に、ただ汚染レベルというのはこれから幾つか続いていくと思うんですけれども、それっていうのは、例えば今から1ヶ月後に完全に原発の方もある程度問題が収束して終わったといった時に、大体どの程度その汚染レベルが、ミルクだったりほうれん草だったりの汚染レベルが、今までの通常時期と同じくらいになるのかということと、もう1つ、そうなった時にも、やはり福島県産のものより他の県の方が食べたいっていうような、風評というのは拭いきれないと思うんですけども、それを払拭するために、これからどのようにしていくのがいいのかという、この2点をお願いします。

山下:仰る通りであります。いつ安全宣言をして、いつその中に入っていけるか。あるいは、今の土壌が安全かというのは、まさにこれは政府の責任で測定をして決めます。だから、土壌の汚染がどのくらい残れるかということで、最も重要なのがセシウム137です。30年の半減期があるわけです。ですから、これが消える間、あるいは安全になるレベルということがまず安全基準の評価になります。じゃあ、福島原産のものがいつ流通が自主規制がなくなって、皆さんが安心して食べれるかというのは数値でしか判断できません。200ベクレル/kg、あるいは300というふうなものによって決まってますので、その基準以下になったら、もう議論する必要は全くないと思います。それは農林水産省と厚労省が両方で決めるというように思います。(場内からの声に対し)そうです、そうです。

Q15:私は15歳の娘が居るんですけれども、子供の事が心配なので色々情報をインターネットで調べたりしたので、間違っていることかもしれませんので、お聞きしたいんですけれども、いま3号機、あそこに今、冷却していますよね。あれは使用済み核燃料ですよね。それで、使用済み核燃料から出るのは、放射線ではなくて中性子線であるということ。それで中性子線というのは、放射線とは違って、コンクリートやガラスや全てを通り越して生きている人体をコロ(?)としてしまうと、そういう危険なものであるということ。で、それは半径80キロ圏内だと被ばくすると。そういう情報がありましたので、放射線の方は心配ないと思うんですけれども、その中性子線というものが一体どのようなものなのか、それが人体にどのような影響を及ぼすのか、そして、いまこの福島市は(原発から)60キロなので、もし仮に爆発などして中性子線が放出されたら、この福島市は大丈夫なのか。子供達は大丈夫なのか、その辺を教えて頂きたいんです。

山下:中性子線というのは熱線と同じでエネルギーですから、これはある距離しか届きません。中性子線を被ばくすると何が一番怖いかというと、自分の身体の元素が破壊されます。JCOの事故を思い出してください。2人の方が被ばくして亡くなりました。これは臨界事故といいます。まさに原発の中における臨界と同じ状況です。いま出てくるのはそういう状況と異なりますから、溜まっている放射性物質が冷やされないで出てくるという状況で、私の理解する限りでは中性子線は出ていないと思います。臨界事故ではありませんから。そして、その届く距離は、確かに鉄筋コンクリートを突き抜けますけれども、そんな数百メートル、数キロメートルも届きません。ですから、ましてや10キロ、20キロ避難した所には絶対に中性子線は届きません。これは長崎の原爆がそれを証明しています。中性子、爆弾として爆発された時の中性子線は、2.数キロの所で留まりました。これはウラン燃料を99%に濃縮した爆弾です。ここは3%のウランを使ってます。全くエネルギーも違いますし、中性子線の心配は全くここではする必要はありません。

Q15:じゃ、子供達も大丈夫だと。

山下:はい。

Q16:放射線が首に集まり、甲状腺ガンを引き起こすと聞いたのですが、それは皮膚から入り込むため、首を守るためにタオルを巻いた方がいいと聞いたのですが、実際はどうなんでしょう、単純に。巻かなくてもいいんでしょうか。

山下:単純にそれは間違い。

Q16:気休めですか。

山下:唯一心配しないといけないのは、飲み続けるミルクに入った放射性ヨウ素。内部被ばくでそのヨウ素が甲状腺に入るから、外をいくらブロックしてもダメ。中に入る事をブロック。汚染されたものを食べない、飲まないというのが大事です。

Q17:私は結婚したばかりで近い将来赤ちゃんがほしいんですけど、母体や子供への影響はこれからあるんでしょうか。何か凄く不安で、これから先。特に夫婦で男の人の方がダメとか、女の人の方が放射能を浴びるとよくないとかっていうのはあるのかなと思って、お聞きしたかったんですが。

山下:これは全部、放射線の量ですね。ですから、ある一定の量以上浴びるとやはりよくありませんが、今の現状が、例えば1ヶ月間収束しなかったとすれば、それは避難した方がいいと思います。しかし、今の状況がここ1週間で収束すれば何ら問題はありません。そうご理解ください。それ以上のことはわかりません。

Q18:私の実家は原発から10〜20キロの圏内なので、避難してきたんですけども、この会場の中、福島市の方いっぱいいる中、この質問をするの恐縮なんですけども、いつになったら元の生活に戻れるのか。原発の状況とか、放射能の測定値、マスコミで流れてると思うんですけど、今までの事故を参考にして環境面、衛生学的面から見て、いつ私達は実家に戻れるのか、本当に気がかりなんです。避難生活がいつまで続くのか。それを先生方からの見解をお聞きしたいなと思いました。

山下:南相馬市というのは、10キロですか。

Q18:10キロの範囲です。

山下:私は今日、日本チェルノブイリ連帯基金という、一緒にチェルノブイリの支援活動をしているグループから連絡をもらいまして、福島には放射能が危険だから、NGOやボランティアが入って行きづらいという連絡を受けました。私は心配いらんと言って、彼らは今、南相馬市に入っています。ですから、早晩この事故が終焉すれば早い時期に安全宣言されるだろうと思いますが、そのための全責任は国が負って安全宣言します。ですから、これは国をかなり強くお願いして、まず測定してもらわないといけません。汚染が大前提で避難しましたから、その地区が安全かどうかは、環境、モニタリングをして、評価をして帰るということになると思います。ですから、いつということは私は言えません。しかし、もう既にボランティアは南相馬に昨日から入りました。それほど危険ではないと思います。


Q19:福島市飯野で酪農をやっています。先程、牛乳に放射能が出てくるのは、降下物のせいだと仰った点でちょっと疑問だったのは、牛と人が共通しているのは空気と水。あと、えさがあると思うんですが、殆ど屋根のかかる所においてある牧草であるとか、配合飼料を食べます。ですから、大地に生えてる草を食べることは、今は全くないんです。ですから、降下物ということであれば、空気と水は人と同じなんですね。私の家族で、姪が間もなく出産します。息子の子供も7月には生まれます
。いま、妊娠5ヶ月、6ヶ月のところです。そこで同じ水と空気が、小さい子供、胎児とかに影響するということで、非常にその事が気になっています。このまま福島に居ていいのか、実家とか県外に行った方がいいのか、凄い単純なことなんですが、どうなんでしょうか。

山下:これは最も難しい質問です。お母さんと妊婦が汚染ゼロの所で当然生活すべきです。じゃあ、今の汚染が安全か安心かということになります。今、お住まいは何キロですか。

Q19:50キロくらいです。

山下:国の今のスタンダード、標準からいくと、30キロより遠い所は心配は要らないと言っていますが、もし私がそのような立場で心配があれば、それはより遠くに避難した方がいいと思います。何故か。避難させなかったばっかりに何かあった時の後悔を持つのは親であり、そしておじいちゃん、おばあちゃんです。そういう意味では、これは理論ではありません。理性ではない。感情論として、女性は行動していいと思います。ですから、もし本当にご心配であれば、その値を客観的に判断して、避難することは何ら恥じることではありませんし、もしそういう事が可能であれば、それを誰も止めることはできないと思います。

Q19:あともう1点。うちはこの地震が起きてから、停電・断水が続いてました。その間、発電機を使い、近所の水道、川俣なんですけれども、もらって、牛の世話をして、牛が病気にならないように搾乳してました。全て捨ててました。それが今の状況で、安全基準を満たすまで出せないって事は理解してます。でも、この後、ここで必ずその仕事を続けることはできるっていうのを、先生の新聞を見て、もう一度そのことを聞きたかったんです。

山下:必ずできます。是非、今はちょっと苦しいし厳しいと思いますけれども、是非乗り越えてください。

Q19:ありがとうございました。

Q20:市内の中学校の教員です。具体的に、生徒が外で体育の授業をしている、もしくは部活動をしている、駅伝の練習をしている、そういった時にモニタリングの結果が出た際、例えば、屋内に「念のため」というような文字が、テロップが入る訳なんですが、屋内にという指示を出すとしたら、そういった基準というのは、教育委員会の方でも設定すべきでしょうか。

山下:仰る通りです。子供は守らなければなりません。20歳以上は放ったらかしておいて大丈夫です。そういう意味では、まさに仰った教育委員会はその義務があると思います。

Q20:だとしたら、その数値の目安としては、

山下:私がいつも言うように100マイクロシーベルト/hというのは、それ以上になると屋内退避すべきだと思います。

Q21:土壌汚染が気にかかるんですが、セシウム137は30年の半減期とおっしゃいましたけども、福島市内にもそういうのが降っているのどうか、それを聞きたかったんですが。

山下:降ってます。日本中、あるレベルまで全部降ってます。調べればわかりますが、希釈されて消えて行きますし、たとえ30年という半減期でも、微量なものであれば全く心配いりません。はい、降ってます。

Q22:現時点で取り組まれているスクリーニングについて、今の時点でどんな意味があるのかということで、私はもう少しマンパワーを別な所に回したらいいのではないかと思っている人間なんですけれどもね。

山下:ありがとうございます。これはもうJECの事故の時からそうですが、被ばくか被ばくでないかを分けるのは、最初のスクリーニングするということが決まっています。それでしていますが、その線量は極めて安全なレベルです。ほとんど人が、除染の必要がある人は今の数をこなしてもゼロだったそうです。ですから、本当に安全なんです。たとえ、千カウント、1万カウント、1万5千カウントあったとしても、実はこれは身体に何ら影響を及ぼしませんから、洗う、服を脱ぐで済むんですが、でも、最初に言ったように測らないとわからない。今回初めて、皆様、CPMとか、大気中に放射線があるかということがわかりましたから、これは次の教訓に活かすべきだと私は思います。しかし、今は国の流れで測らないといけないんです。ですから、マンパワーが足りないんですね、確かに。仰る通りです。

Q23:土壌汚染のことですけども、毎日、福島の野菜を食べてる訳ですけども、洗っていいものと、そうでないものもありますけども、地上に落ちてきますね、放射能が。堆積していきますね。雨もありますね。これから、3ヶ月、6ヶ月、1年と継続していく訳ですね。そういう中で、安全に差し支えないものなんですか。生育していく訳ですけども、その中に取り込まれていくってことはないんでしょうか。

山下:土壌から取り込まれていくという不安ですね。それはあります。だからこそ、そういう野菜類にしても、食物にしても出荷の前には検査がされると思います。あるレベルであれば心配ありません。それから2つ目は、土壌に蓄積されるとおっしゃいましたけど、これは拡散します。そして、雨が降ればどんどん流されます。雨が降るということは実は天の恵みなんですね。ですから、雨は歓迎してよろしいと思います。その条件は、今の事故現場から放射性物質はもう出ないということが大条件です。今のところは、ある数日間は止まってますので、これが続くことを私たちは念願しています。ですから、今言ったようなご心配は、おそらく無くなるだろうと思いますが、絶対はないので、もう一度これが何らかの大きな事故をすれば、また考え直します。今の段階での、これは解釈です。

司会:これで一応、質問を打ち切らせて頂きたいと思います。それでは、最後にお2人の先生からまとめということでお願いします。

山下:いや、もう、まとめはありません。皆さん方の十二分なご質問と厳しい追及を受けましたので、ギロチン台に立ったような気がしましたけれども、でも、私は皆さんに是非お伝えしたい。大変な状況下にありますけれども、少なくとも日本国民、広島や長崎の同じ被ばく県民は、みんな応援してます。絶対に福島を忘れることはありませんし、これからずっと続けます。そういう意味で、今日は実は私たちの大学の副学長が来てくれました。この会をするというので、最後にあいさつを彼がしてまとめにさせて頂きます。調(しらべ)理事です。

調 漸:ご紹介頂きました長崎大学の調です。こんなに活気のある会は初めてでした。私は今月の14日の日に長崎大学の水産学部が船を持っておりまして、 そこに荷物を満載して、4日間航海をして、小名浜に入りました。そこで7トントラック4台分を降ろして、その後、宮古に行きまして、そこでまた同じように降ろしまして、そこで私は船を降りまして、釜石に入りました。いずれも大変悲惨な所でしたけれども、その後、学長から帰ろうと思ったら福島大変だから、山下先生を手伝いに行けということで、帰るアテもなく、東北地方を彷徨っている訳です。
 この2人は佐藤知事さんに、放射線リスクアドバイザーということで、福島県のアドバイスをするという任命を受けております。私共の大学の学長も、今は短期的な集中的な支援ということでございますけれども、次に中期的な支援に移るということで、できれば長崎大学のスタッフが誰かですね、福島県立医大に居て、この県の健康と安全を支えるお手伝いをしたいというメッセージをお伝えしたくて、壇上に上げて頂きました。

司会:ありがとうございました。本日のご講演はこれで終了させて頂きたいと思います。ここで、お忙しい中、また本日の講師をお引き受け頂きまして、また、先生方からは力強いお言葉を頂きました。先生方が退席されますので、本日の感謝の意を込めまして、皆さんで拍手でお送りしたいと思います。

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コメント [原発・フッ素20] 去年十二月からの一ヶ月間に、都内で乳幼児が突然死などする事例がハイペースで増加との情報。(木下黄太のブログ)  赤かぶ
10. 2012年1月26日 15:48:19 : NHD8uR69eQ
>09
見られても構わんよww
02,07, 09みたいな本物の馬鹿じゃないからwww

01の真摯な内容に揚げ足取りしかできないやつは馬鹿いかだろうがwwwww
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/492.html#c10

コメント [原発・フッ素20] 原発避難者の「許されざる結婚」福島への偏見や差別は本当にあるのか(その1) ts
06. 2012年1月26日 15:48:40 : FEC1zKK4NY
関西だが、福井県人と判るといやな気がする、結構こういう人が多い。
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/495.html#c6

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