野田政権の末期的状況から離脱して日本を救うのは小沢新党を核とした政界再編しかない
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2012/01/07 23:49 かっちの言い分
仙谷副政調会長を中心に、総選挙に向けて新政権の公約作りを始めるという。きっと小沢幹事長が進めた公約は、全て反故にされるのであろう。しかし、仙谷氏の作業も、個人的には無駄な作業と思ってします。なぜなら、小沢氏が言うように、今の民主党なら総選挙で確実に惨敗するからである。別に小沢氏が言わなくても、昨年一票を投じた国民の多くは呆れ果てて、例え小沢氏が民主党に残っていようとも民主党には投票しないだろう。少なくとも比例では絶対に民主党とは書かない。それほど今の民主党は地に落ちた。
現政権の野田首相、仙谷氏らも内心は無駄な仕事と思っているではないかと思う。こんな惨憺たる状況だからこそ、野田首相は自分で自分を叱咤し、自分を奮い起こすために、「ネバー」を4回も言ったと思われる。
最も与党の政治を知っている小沢氏を座視牢に押し込めた菅政権と野田政権は、私から見ればまるで大人の子供が政治ごっこをしているように見えてしまう。そもそも、国家、国民のために、私心を捨て自分より実力のある小沢氏を使わないということ自体が子供のやることである。そんな子供政治だから官僚頼みになってしまう。官僚に首根っこを抑えられているので、国家公務員の給料、公務員宿舎等の数々の優遇も是正することが出来ないのだ。
国は、国家公務員、官僚の経費等を削減出来ないのに、名古屋市、大阪府の地方自治体では公務員の給与を削減している。これらの自治体は、全て首長が強い意志で遂行しているからだ。地方自治体に出来て、国が出来ないのは総理大臣に命を懸けてもやるという気概がないからである。
民主党の投票した多くの国民は、民主党の一丁目一番地の政策は、まずは霞が関支配を止めさせ、地方自治の確立であると思っていた。しかし、霞が関の改革、地方自治の確立が二の次で、消費税増税が不退転の覚悟で遂行することになってしまった。とんだ吸血鬼政権になってしまった。
野田首相は、参議院で問責を受けた一川大臣、山岡大臣の首と引き換えに、自公に審議をしてもらいたいようだ。自公も自公で全て政局絡みの行動である。一川氏、山岡氏の問責決議は、私から言わせれば問責となるような内容ではない。言ってみれば、鉢呂大臣が辞めた、いいがかりのレベルの話である。一川氏、山岡氏を替えても何ら国の行政が変わらない。単に政局狙いの全く不毛なお遊びである。
こんなことを民主党政権の期限いっぱい延々と続けていては、本当に国は潰れる。野田首相は3月末には消費税の法案を出すと言っているが、これに小沢氏グループが賛成するとは到底思えない。もし賛成したなら、今まで言ってきたことが何であるということになり、もう信用されなくなるだろう。
小沢氏も、もし動くとしたら、4月の判決の出る前に動いた方がまだ自由がある。なぜなら、万が一判決で有罪をだされれば確実に手足を縛られるからだ。従って、3月末で野田首相が国会を解散することは日本のためになる。是非やってもらいたい。衆参ねじれ状態では、国の行政はもう立ちいかない状態になっている。
解散と同時に、泥にまみれた民主党から小沢氏が離脱して新党を立ち上げるべきである。小沢氏を軸とした政界再編を行わなければ、日本は世界から置いていかれる。