43. 2012年1月03日 21:11:04 : SttCLuyb9A
しょせん、世間の風にあたったことのないお坊ちゃんの夢想だ。
一度も飢えたこともないし、宿無しになったこともない。
そういうお坊ちゃんがいくら居直ってみても一度でもリアルな悲惨に直面すれば
小便漏らすタイプ。
たかが小説書きが、なにをほざいてやがる。人より少々、妄想癖があるだけじゃないか。
と、ここまで書いて、ハタと気がついた。
しょせんは理屈じゃないんだな。「立場」の問題なんだ。いま、東電をクソ味噌に非難している人も、東電の社員だったり、東電資本のクスリの効いたところで芸能活動をしている人だったら、なんとか東電を擁護するだろう。
だから最後には、人は「立場」でしかものを言わないのだとおもう。
どんな頭のいい人でも、正義漢でもそう。
戦後最大の思想的巨人といわれた吉本隆明ですら、娘が漫画家になると、いっきにサブカルチャーを擁護しはじめた。都合のいい思想家だ。w
だから「良い、悪い」とか、「論理が間違っている」とか「論理的だ」というのは何の関係もない。人は自分の「立場」でものをいっているだけだ。
この石田の場合もまわりにいるのは、要するに出版資本に寄生して口糊を得ている人たちばかりで、そういうリアルな厳しさを知らない頭でっかちな綺麗ごと好きの連中に自然に感化される。そして、それが知らず知らず石田の立場になる。
おれだって東電が一億くれるってんなら黙るかもしれない。
しかし子どもが放射能のせいで四肢をなくしてダルマみたいな不具で生まれてきたら、一億もらっていても東電(の背後にいる者たち)を憎むだろう。
復讐するかもしれない。
石田だってそれは同じだとおもう。
しかし石田が未熟な若者相手の娯楽小説家としてしか成立しないのは、そのような洞察や想像力が皆目無いからなんだな。
みなさん、この想像力の欠如した哀れな娯楽作家をあたたかい目でみてやりましょう。
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