鈴木宗男氏の反撃始まる。島田建設事件の検察証人を訴える。
http://31634308.at.webry.info/201112/article_14.html
2011/12/13 22:46 かっちの言い分
鈴木氏が仮釈放で収監先から出てきた途端、島田建設へ工事受注の見返りにお金の要求を伝えたという検察証人、北海道開発局の元港湾部長を裁判所に提訴した。元港湾部長が嘘の証言をしたとして、損害賠償を要求したのだ。
鈴木宗男元議員が賠償提訴 開発局元部長が偽証と主張
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011121301001845.html
2011年12月13日 17時43分
北海道開発局の元港湾部長が公判で偽証したとして、受託収賄罪などで服役し仮釈放された新党大地代表の鈴木宗男元衆院議員(63)は13日までに、元部長に3300万円の損害賠償を求め、東京地裁に提訴した。
確定判決によると、鈴木元議員は北海道開発庁長官だった97〜98年、島田建設(網走市)から同開発局の港湾工事の受注で請託を受け、元部長に指示、同社から計600万円を受領した。
元部長は公判で「例の島田の件、頼むぞ」と言われたと証言。鈴木元議員は「元部長は受注調整に関与しておらず、指示した事実は一切ない。虚偽の証言で実刑が確定し、政治家として致命的打撃を受けた」と主張。(共同)
この事件は、東京地検特捜部が起訴したものであるが、福島県元知事である佐藤栄佐久氏の事件の構図と極めて似ている。この事件も、佐藤元知事の実弟が水谷建設から土地を購入した際、佐藤元知事が、「天の声」を発したと証言したのが、県の元土木部長である。検察がこの元土木部長宅を家宅捜査したとき、出所不明の2000万円近いお金が出てきたが、それの出所は不問にしたと佐藤氏は述べている。また、この土木部長は、お金の引き出しに、わざわざ東京の上野毛あたりの銀行から引き出していたと言われている。佐藤元知事も、この元土木部長を偽証罪で訴えた。元土木部長の弱みに付け込んで、佐藤元知事に決定的に不利な証言をさせたとも言われている。
特捜部の本質は、大阪地検特捜部の前田元検事の証拠改竄と変わらない。一旦、起訴が目的化すれば、証言まで偽証させて目的を達成させる。これは、小沢氏の陸山会事件でも共通である。
では、なぜこのようなことを敢えて行うのかというと、そこにはターゲットにされた人物に共通点がある。佐藤元知事は、当時プルサーマルの核廃棄物の再利用に反対の態度を取っていて、東電の原発推進の大きな障害になっていた。
鈴木氏は、特に北方領土返還に強く関わってソ連とのパイプを強烈に推進していた。小沢氏の場合は、霞が関の大改革と、米国一辺倒から、中国や東アジアを重視する態度に出ていた。
特捜部が狙う政治家には、明らかに共通点がある。それは、既存特定勢力にとって、明らかに「邪魔な存在」なのである。これほど、おそろしいことはない。まるで、映画の世界である。しかし、ネット社会の到来によって、映画の世界と思っていたことが、現実の話として見えるようになった。
また、それを、何の利害も持たない個人レベル、広く不特定多数の人に訴えることが出来る世界が到来している。だから、その中には偏重のない情報が存在する。