普天間、「県外」は誤りと公然と述べるようになった民主党は、昔の民主党ではなくなった。
http://31634308.at.webry.info/201110/article_26.html
2011/10/26 21:15 かっちの言い分
玄葉大臣が、以下の記事のように普天間「県外」発言は誤りと言ったという。これを聞いて、本当にこの男は終わったと思った。内心そう思っても言わないものであるのに、これでは心底そう思っていることが分かった。いわば確信犯である。
これは、少なくとも自民党の基地政策を変えて、沖縄の総意である「基地県外」へという思いを踏みにじるものである。これでは、「基地県外」と唱えて辞めることになった鳩山前首相も浮かばれないだろう。
普天間「県外」発言は誤り=鳩山政権終わると思った−玄葉外相
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011102600268&google_editors_picks=true
玄葉光一郎外相は26日午前の衆院外務委員会で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先を鳩山由紀夫元首相が「最低でも県外」と発言したことについて、「私はあの時点でああいう発言をしたのは誤りだったと思っている」と述べた。自民党の河井克行氏に答えた。
鳩山氏の発言は2009年7月、民主党代表として衆院選前に沖縄を遊説した際に出たもので、その後、普天間問題をめぐり鳩山政権は迷走。玄葉氏は「あの発言を聞いて、恐らくこの問題で(鳩山政権は)終わるんじゃないかと思い、現実のものになってしまった」と語った。 (2011/10/26-10:54)
基地県外は、沖縄の総意であることは間違いない。それを交渉で実現させるのが政治家である。玄葉氏のように、そのとき何も発言せず、後出しジャンケンで発言することは卑怯である。初めから「県外」はないと考えているような政治家は、少なくとも民主党員ではなかった。こんなことを平気で言えるようになった民主党は第二自民党であることを証明してしまった。
小泉元首相時代に、前原氏と玄葉氏は一緒に、小泉氏の勉強会に出席していたという新自由主義者である。バリバリの米国大好き議員であると言われている。玄葉氏は鳩山氏が「県外」と発言したことが、政権の命取りになったと言っている。それは違うのではないか?鳩山氏が辞めるはめになったのは、確かに沖縄基地を「県外」と言ったことが関係しているが、基地問題の解決に「期限」を区切って実現出来なかったから辞めざるを得なくなった訳である。この玄葉氏の発言には、沖縄県民への思いは全く感じられない。
政府は米国の国防長官に、辺野古の基地のアセスを出すと明言した。これを押し進めれば、沖縄県民との間に成田闘争以上の紛争が起こるように思える。玄葉外相自身がこんな発言をしたということは、外相自身が辞めざるを得なくなるのだと言いたい。
沖縄県民に背を向け、米国にシッポを振るような民主党は、もう昔の民主党ではない。