02. 2011年7月30日 00:00:20: 8sabVgpDK6
日本テレビ放送網や読売新聞は、支配階級のために国民世論を誘導する報道を行なってきた。彼らの報道は「世論工作」のためであり、これをB層が信じる。これにより世論が形成される。国鉄の分割解体の時でも、まだ国会で議決していない時点で「分割民営化」が決まったように報道していた。消費税の時もそうだ。思考停止状態の老人なら、新聞に書いていることだから「決まった」と受け取ってしまう。
1980年代後期、電電公社が民営化され株式が公開された。その時にNTT株の値上がりを煽り立てるような報道をやったのは誰か。買わないと時代に乗り遅れるかのように報道し、購入希望者が増えすぎて抽選になった。200万円を超えたように記憶している。それがバブル崩壊で暴落し、再起不能。いまや38万円だ。これで損した国民がいかほどいたことか。これについて、読売も日経も報道しないな。これからは貯蓄より投資だと平蔵がえらそうに言っていた。これを世の中のトレンドだと煽り立て、これに乗せられた国民が、株式は難しいから入門に投資信託を購入した結果、リーマンショックで暴落し老後の財産を失った人もいるが、こういうのも報道しないな。
トラックの事故だが、国道23号は料金無料の高規格道路で、神風トラックが大挙暴走している。不景気で会社は高速道路を使うなと言う。それでいて遅れるとペナルティを課す。このことから名阪間のトラックは、通行料金無料の国道23号線を利用する。そして三重県内は名阪国道。あれは日本が最初につくった高速道路とされているが、高速道路ではない。高速道路の規格を満たしていないためで、それだから通行料金を取らないのだが、ここを通過するドライバーは誰もが高速道路と同じに飛ばす。
だから当方など怖くて通らないのだが、トラック運転手は「神風特攻隊」のごとく飛ばす。車間距離なんて全然とらない。それなら廃止すればいいじゃないかと思うんだが、廃止されない。何か強い政治力がバックで働いているのかも知れない。トラックのために存在しているような道路だ。こういう道路が日本には多い。だから高速道路は、操縦を楽しむ道路ではない。一時期、高速道路無料とか言って、ETCを自動車に取り付けることが流行した。当方は、高速道路で死にたくないのでつけなかったが。
並行する鉄道での貨物輸送だが、四日市以東で行なわれている。四日市は石油の精製基地なので、ここからの送り出しと、あとコンテナがある。しかし、これだけ。ここから亀山、柘植、奈良方面に鉄道路線が併走しているが、1〜2両の列車が1時間に1本程度走っているのみ。貨物列車は1986年秋になくなりました。ちなみに奈良県、和歌山県は貨物列車も貨物駅もない。だから貨物はトラックが運ぶものだと思われているそうな。このような地域、日本には多いよ。
読売に話を戻すと、バブル時代に日本中に沸き立ったリゾート開発計画。あれ、日本中にゴルフ場やスキー場を建設しまくる計画だったのだが、山の木を切り倒すことから大規模な自然破壊が懸念された。リゾート開発反対運動が各地で起きたが、その時に読売はゴルフ擁護の立場から、この反対運動を抑えるよう世論を誘導しようとしたことを覚えている人は少ないかもしれない。それでいて何でみんなが購読するのかね。反動勢力に加担するのかね。原発と同じ構図だ。
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