02. 2011年6月04日 14:43:58: dUYzpgHy9o
WSJ【社説停滞を打破するのに日本がより強力な指導者を見付けることは喫緊の課題、小沢主導の政界再編に期待」
http://jp.wsj.com/Japan/Politics/node_245295
http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/419.html#c2
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http://jp.wsj.com/Japan/Politics/node_245295
http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/419.html#c2
金子勝慶大教授
「自民党に政権が戻ると、東電救済、原子力行政温存、電力改革無し」
菅政権が無能だからといって、
「政官業学報」癒着で原発を地震列島に乱立してきた自民党に政権を戻すのは愚の骨頂。
「失われた20年」と呼称されているように誤った経済政策を続け、貧困層や自殺者を増大させた自民党に政権を戻すのは愚の骨頂。
民主党にとって真の敵は誰か?
言うまでもなく、真の敵は自民党。
もっと言えば、自民党という統治体制に象徴される日本全体に巣くう政官業の癒着体質、利権の構造です。
http://twitter.com/Asagaokunn/status/17102474171121664
■【亡国の輩、原発マフィア達】 自民党が「原子力を守る政策会議」を発足させた。
(会長)甘利明・元経済産業大臣、(委員長代理・経産省OB)細田博之、(副委員長・経産省OB)西村康稔、
(参与・元自民党参院議員・現東電顧問)加納時男。
電力会社の政治献金とコネ採用枠と随意契約の権利狙いか。
http://twitter.com/#!/ramuseskk/status/65995566886293504
■ @maekitam: 自民党は中曽根康弘元首相を中心に「国策原子力」の旗を振ってきた。
1955原子力基本法を制定。1974年電源三法で立地に補助金。電力業界は資金と選挙で自民党を支援。
電事連は80年代前半から11年間で65億円(!)を党機関紙の広告費として自民党に支払った。今朝朝日4面
http://twitter.com/#!/junsaito0529/status/66023311250960384
■こんなことでは、やはり再び自民党に政権を任せるわけにはいかない。
民主党にもしっかりしてほしいと思います。
@amneris84 自民党では甘利明元経産相、細田博之元官房長官、西村康稔衆院議員、
それに東電顧問の加納時男元参院議員らが中心となって原発維持のための政策会議を発足
http://twitter.com/#!/dqn_officer/status/65946365947166720
■菅直人を支持するわけでは全く無いが、
この事故がもし自民党政権下でおこっていたら
更にもっと最悪な状況になっていたのかもしれない、って
今日の元東京電力副社長 元参議院議員 現東京電力顧問加納時男さんのインタビューを読んで思った。
http://twitter.com/#!/mikishanbara/status/65940282415386625
自民党の原発族議員が結成した「原子力を守る政策会議」メンバー。
主要幹部名は新聞記事(2011年5月5日 朝日新聞 朝刊4面)に書かれている。
次の通り。
・委員長は、元経済産業相の甘利明衆院議員
・委員長代理は、旧通産省(現経産省)出身の細田博之元官房長官(自民党衆院議員)
・副委員長は、旧通産省(現経産省)出身の西村康稔衆院議員
・参与に、東電の元副社長で現在は東電顧問の加納時男・元参院議員(自民党比例区)
そのほかの主なメンバーは、自民党の高市早苗議員のブログによると、以下の通り。
・顧問に野田毅衆院議員と森英介衆院議員
・事務局長に高市早苗衆院議員
・事務局次長に佐藤ゆかり参院議員
平メンバーの氏名は不明だが、数十人の自民党議員がいると思われる。
大連立に断固反対する!
小沢一郎氏が語る「脱原発に向けて行動するのがリーダーの責任」
http://news.nicovideo.jp/watch/nw53733
次の総理は、脱原発派、「失われた20年」脱却派(リフレ派)、そして(普遍主義に基づく)再分配強化派が望ましい。
できるだけ、上記の路線に近い人がいい。
http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/413.html#c1
そして、この嘘つきにマスコミを通じて騙されてる人々の心境も、
一度検証してみたいものですよね。
全く理解できません???
http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/418.html#c2
さすが!あほの帝都通信
今の管の状態を喜べるということは、あんた、ほんとにKYでんねんねんね!
その心は、
今回ほど、管直人の、超醜い人間性を 広く、テレビ中毒の一般市民にも知らしめることができたということです!
今回で管は、完璧に終わった!!
ちーん 、ご愁傷様です。
http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/386.html#c32
党名は平和の平と天下の天で新党平天と言うのはどうだろうか?
ちなみに平天はペテンと読みます。
新党平天代表菅直人、幹事長岡田、国対安住、総務枝野。
*下記の文章を借用します。(⇒小生の追記)
とにかく、森さんでなければよい。 ⇒そして、小泉になった。
とにかく、小泉さんでなければよい。 ⇒そして、安倍になった。
とにかく、安倍さんでなければよい。 ⇒そして、福田になった。
とにかく、福田さんでなければよい。 ⇒そして、麻生になった。
とにかく、麻生さんでなければよい。 ⇒そして、鳩山になった。
とにかく、鳩山さんでなければよい。 ⇒そして、菅になった。
とにかく、菅さんでなければよい。
⇒もはや「小沢一郎」しかいません。いつまでも任期1年の総理大臣を作るべきではありません。
*小沢一郎を非難する人たちに問いたい!
@日本の社会システムを疲弊させたのは、総理未経験の小沢一郎ですか?⇒官僚主導の政治を許してきた過去の無能な総理大臣達ではありませんか?
A小選挙区制の導入に始まり政権交代可能な2大政党制を完成させたのは総理未経験の小沢一郎ではありませんか?(政権交代が可能になることの将来への貢献を想像できない人間にとっては「猫に小判」ですが・・・)
B平でもこれだけのことがやれる小沢一郎を総理大臣にすれば、もっと大きな仕事ができると思いませんか? (普通の功績は書ききれないほどあります)
いつまでもマスゴミが作り上げた「政治とカネ」という色眼鏡だけで小沢一郎を見ていると、いつまで経っても彼の偉大さは見えてきません。
小沢一郎のような偉大な政治家ほど、“変わらずに変わっている”のです。
小沢さんの言ってることは、
菅総理の原発対応は酷すぎる。このままでは東日本が駄目になる。
菅総理では任せられないからお辞めくださいでしょう。
今は日本の重大危機、こういう認識があれば、政策の違いなど置いておいて、原発対応、震災対応で、十分結束できるでしょう。(生きるか死ぬかという時、政策など関係あるか)
鳩山さんはどうも党の分裂を回避したいみたい。
(日本の危機に一政党のことなど心配している時ではないのに)
菅さんは
自分に震災対応、原発対応をやらせて下さいということだけ。
菅さんがやるのが、他の人がやるのと比べてどうして良いかの説明が無い。
せいぜい政権が変わるのは好ましくないということだけ。今すぐ辞めて他の人が政権についたら何か国民に不都合なことが起きるのかな?
原発対応では国民のほとんどに不信任を突きつけられているのにです。
これでは延命のために居座っているとしか思えない。
しかし何であんな苦労の多い椅子にこだわるんだろうね? 不思議
証拠隠滅のためかな
http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/405.html#c29
東京で学生運動してた人たちの間で、癌直人は
“逃げ菅”とあだ名が付けられていたそうです。
これに組みした岡田、枝野、仙谷などの対する風当たりはどうなるか(笑)
何時までも「辞めるとは言っていない!」と言っていられるかしら?
与野党での菅降ろしに拍車がかかるのは当たり前!
「菅辞任」と速報をうち騙されたのか、片棒かつぎしたのか?
マスゴミも黙るでしょうかねぇ(笑)
菅は国民も国際社会も野党も与党もマスゴミも敵に回した(笑)
策を弄して策におぼれる!かな?
騙すより騙される方がいいですよ
騙す人間の人相って、酷いもんです(笑)
http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/313.html#c15
これだけ見ても、国際的に日本は終わってるな。
どうせ、CIAは日本のせいにするんだろう。
自らの協力者、ビンラディンを葬った様に。
おっとと、イスラエルのガザ地区で生きてたりしてな。
朝鮮塵韓直人が、従姉妹にハマった時点で、人間性失格。
韓国ホステスに生ませた時点で、帰化日本人失格。
母国人の熱い支援(韓国献金=パチンコマネー)を、否定した時点で母国からもブーイング。
小泉純一郎は、嘘で千摺漏を国会議員にしたが、横須賀ではネットで暴かれつつある。
ヤクザなGHQ=CIA朝鮮人の限界。
ははは
ギブミーチョコレート・ギブミーテンイェン。
もう無いよ。
お前達、デフォルトで脅迫する破綻国家だろ。
朝鮮人の工作員に後始末出来るのか。
妨害するのはよせ。
お前達は、フィリピンにも嫌われて基地を失ったんだろ。
アメ公は、もう、疫病神だ。
ミシシッピー河の渇水と共に、原子炉暴走で滅びて行け。
お前達も、管理不十分で道連れだ。
なにせ、お前達の工作で、危険たっぷりだからな。
放射能たっぷりの日本から出て行く唯一のチャンスだぞ。
なにせ、お前達の兵隊被曝すれば、戦闘力皆無だからな。
は〜はははは
氏ねアメリカ・続けロシア・協調しろ中国。
あっはは
狂っている。
http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/409.html#c23
浮かぶ瀬は民主党であり、小沢派であり、結果として
ペテン師たちによって沈められた松木議員自身も今後
名誉回復は確実でしょう。
松木さんの不信任決議時の行動はこれに値するものでした。
いまあなたの行動の意味がわかりました。
これからはもっともっと民主党を引っ張って行って
ほしいものです。
今後のご活躍に期待しております。
・・・・・森功流の嘘のつき方と謝り方
・・・・・さて、菅は〜〜〜〜〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
■森功のブログ 【証拠調べ終了「陸山会事件公判」】
http://mori13.blog117.fc2.com/blog-entry-918.html
昨6月1日の第15回公判をもって小沢一郎秘書の陸山会事件公判の証拠調べが終了しました。これですべての証人出廷が終わりましたけど、とくに今度の公判は非常に興味深い場面がありました。その総括は追ってしようと思いますが、その前にお騒がせした森ゆうこ議員問題について、ご説明します。
水谷建設の川村尚元社長が証人出廷した4月27日の第10回公判で、森議員が裁判長に注意されていた模様を記した週刊文春の記事に対し「公判に行っていない」と抗議を受けました。結論から申し上げると、森議員が裁判を傍聴していたのは27日ではなく、それから5日前の22日(第9回公判)でした。
東京地検特捜部の副部長や石川知裕さんの秘書が証人出廷したときの法廷です。いつもは静かな法廷で騒いでいる一団がある。前から3列目あたりだったと思いいますが、そこを見てみると、真っ赤な口紅をした派手なオバサン。口元に黒子。小沢ガールズの森ゆうこさんではないですか。議員バッヂまでつけていたので間違いない、と確信し、その模様を翌23日のこのブログに書いておきました。
ところが自分のブログに書いておきながら、それからほぼ1カ月後、一連の公判の裁判傍聴記を週刊文春に掲載するにあたり、川村出廷公判の印象が強く、間違ってしまいました。最初「公判に行ってない」という抗議を受け、ひょっとするとそっくりさんがバッヂをつけていたのだろうか、とキツネにつままれた思いでした。が、改めてメモやブログを見てその場面を確認できました。大変申し訳ありません。お詫びして訂正いたします。〜〜〜
http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/418.html#c4
タイプミスの揚げ足を取ったってしょうがないだろ?
直前の文章では「党員資格停止中」となっているのだから、単純なタイプミスなのは明らか。
それをうれしそうにキャンキャン言うのはレベルが低いただのバカ。
小沢狂信者はレベル低すぎだね。
あの番組で輩出されて現在でも
メジャーな俳優は山本太郎氏と的場浩二氏くらいか。
車宝石セールスマン・実演販売・
企業の広報マンとしの能力も高いとみる。
体力もかなりある。佐川急便のSDも勤まるくらい
山本太郎氏は社会活動家としては、有望と思われるし是非期待したい。
>>03 まあ01は芸能人の持つ限界
はかなさむなしさをいいたいのだと思われる。
そんなにムキにならなくとも。
メロリンQの彼はあくまで演技
山本氏の本質はかなりまじめな努力家。
彼の同期・同世代の出自芸能人はほとんどあらゆる芸能界
にある誘惑で潰れている。
http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/415.html#c4
不信任案に賛成すると言い切ったのだから、武士に二言はなく 公言したことをやれば ペテン師菅直人の首は すっぱりと 胴体から離れていたものを。
一方、 小沢さんは もともとの民主党オーナーである 鳩山さんには 最後まで
軸がぶれずに 律義に義理立てをしたのだ。
小沢さんはそんな男なのだ。
しかし、民主党員全員と国民全員の前で 赤っ恥をかかされた鳩山さんは 絶対にこのままでは済まさない。
政治家 菅直人の命脈は完全に断ち切られたのだ。
自分でまいた種だな。
http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/363.html#c29
芸能人だって 同じ。自分かわいさでやらないだけ。
芸能人は電波使って政治利用されることだってある。
体制 権力に擦り寄っているのが おなじみ みのもんた テリー伊藤もろもろ
加藤浩二はかなり 電波芸者らしくなってきた。
山本の言ってる事は もっともなことばかり。メディアには嫌われそうだけど。
ない。残された道は10人揃って入院することね。早くしないと入院も受け付けて
くれなくなるよ。白昼堂々と全国民と世界の前でペテンをやったご気分は?
http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/386.html#c33
両院議員総会で小沢氏の党員資格停止を解除すれば、何ら問題はない!
すべての事案を採決し多数を得ればすべて問題なし!
http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/414.html#c9
孫崎さんのツイッターからです。
まさしく前原氏と違って、米国の犬ではない小沢氏をあれほど排除しようとしたのにーその片鱗は工作員コメントがここでも目立ってますー違った観点での対日政策を打ち立てて頂くのを強く希望します。
日本は日本で、真の独立国としてのほんの小さな第一歩を踏み出せるくらいに、体制を整えるべきだと思う。決して急ぎ足ではなく、、。真に独立することがいかに難しいかは、ここ1年で嫌となるくらい見せつけられました。
http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/373.html#c62
この順番の不思議さ、、、
人によっては、災害対策が3番目?と。
いま、聞いた話です。
現在計画してる、東電解体 送電と発電の分離
これが実施されると、莫大な権益が失われてしまう。
このため、野党をうごかしての内閣不信任案。
だから、反菅派も諸手を挙げて賛成できない。
民主党を空中分解させ無力化しないといけない。
キーマンである小沢氏を排除しないといけない。
電力系議員、原発系議員総動員で暗躍している「経団連」・「官僚」
自分さえよければ、自分さえ儲ければ、人が死のうが、苦しもうが・・・
これが「敵」です。
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20110604-785492.html
http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/244.html#c215
何せ今までは内輪の駆け引き
が、今回は「菅辞任」という国際的にも大きな問題になる(笑)
内輪で済む問題では無いってことが問題(笑)
「菅辞任詐欺行為」で延命したつもりでしょうが
一度出た言葉は消せない!
菅一派は「辞任なんて言ってませんよ」って言ったら
鳩さんは引き下がるかと思っていたのでは?
でも今回鳩さんは引き下がらず「ペテン師」発言をした(笑)
詐欺師軍団菅一派の計算違いがこれから始まる!
http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/348.html#c12
からかわれたのをムキになって怒る幼稚園児かおまえは?
まあ殺人教唆の意味も知らず得意がって使うバカだから仕方ないか。
レベルが低い?ん?本日のおまえが言うな!でしたw
http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/414.html#c11
小沢の党員資格停止を解除するには、民主党の規約や倫理規則を両院議員総会の多数をもって変えなければできない。
仮にできたとしても、一個人を助けるために党の規則を変えることになるので、世論から非難轟々となるのは目に見えている。
だからムリだろうね。
おまけに小沢は前科2犯となった。
欠席による反党行為だ。
ますますもって小沢の党員資格停止解除はムリになったといえる。
菅一派は不信任否決のためにマスゴミに「菅辞任」をリークした!
早くに「菅辞任」を流したマスゴミは恥かいた
マスゴミは騙されたってことです
マスゴミをも敵に回した(笑)
http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/365.html#c11
時間の問題だろうが
只では辞めさせんぞ、しっかり第三者検証委員会で菅の3.12の異常行動からすべて
検証場合によっては告訴も必要だろう。
しっかり償ってもらうことだな。
http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/416.html#c10
菅などに騙された野党は怒り心頭でしょう!
頑張れ!
菅を追い詰めろ!
http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/355.html#c14
その通り。
菅、裏切り者内閣はマスコミとその大衆操作で持ってきたが、
さすがに、この期に及んでは、
あまねく国民大衆も菅の本質、卑劣さに気付いたのだ。
ことここに至っては
マスコミも応援することはできなくなったであろう。
http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/305.html#c98
まずは信頼できない人間:小沢を排除してからだね。
不信任案に欠席!するような、政治信念のかけらもない小沢派を抜くこと。
自民はわかっているだろう。
今は悲しき60歳。=禁句
投稿者に同意。
>小沢一郎はタダ者じゃないね!
そう、ただ者じゃないんです。
いままで、検察やマスコミに邪魔されていた、「国民の生活が第一」の政治が始まる!
被災者を救い、放射能被曝を防ぎ、福島第一を収束させ、脱原発国家をめざして、日本再興だ。
http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/416.html#c11
日本外交のツートップが揃って「外国人献金問題」即ち「売国行為」で訴えられているとはまことに嘆かわしい。
外国人献金受領はそれ自体が違法行為なのです。
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-e95d.html
「政治資金規正法第二十二条の五に、外国人から政治活動に関する寄附を受けてはならないことが定められている。」
だから外国人との認識がなかったですまされる問題ではないのです。
ましてや日本外交のツートップを預かる者がそのようなことがあってはならない。
小沢さんが何の違法性もない単なる記帳ズレで党員資格無期限停止をうけている状態と比較すれば、禁固刑そして公民権停止につながる「外国人献金問題」は重罪なのである。
結論から言えば『議員辞職』が相当なのである。
●ところが菅総理大臣は前原を急遽「裁判官訴追委員会委員長」に任命した。
菅は「外国人献金問題」の責任をとって大臣を辞職したばかりの前原を「裁判官訴追委員会委員長」に任命したのである。
その狙いはなんなのか?
●裁判官訴追委員会とはなにか?
前原裁判官訴追委員会委員長挨拶
http://www.sotsui.go.jp/greeting/index.html
−−−−−−−−−−−−−−
裁判官訴追委員会は、国民の皆様から請求のあった職務上あるいは倫理上問題のある裁判官について罷免の訴追を行う機関であり、一般の裁判制度における検察官の役割を担っております。
−−−−−−−−−−−−−−
裁判官訴追委員会は、誰かがある裁判官に罷免(職をやめさせること)を請求した場合訴追(起訴と同じ)する役割だ。
このように、裁判官訴追委員会は裁判官ににらみをきかせる場なのである。
●なぜ「外国人献金問題」の前原が「裁判菅訴追委員会委員長」なの?
「外国人献金問題」で訴えられこれから捜査を受けあるいは裁判に臨む前原がなぜ「裁判菅訴追委員会委員長」に相応しいのか理解できない。
ましてやそれを任命する菅が同じく「外国人献金問題」でまっ黒で前原と同じ立場だ。恐れ入りました、といった感じである。
これから有るかも知れない自分たちの裁判で裁判官を恫喝するためですか?
そうだとすればこれはまた臆面もなく露骨な作戦ですね。
●前原委員長の前任者は赤松広隆であった。
前原はもちろん前原グループ所属、赤松は横路グループ所属である。
この二つのグループに共通に所属している人物がいる。
法律の隘路を巧妙にあやつる奇術師仙谷由人。
菅が(仙谷の指示に従い?)二代続けて「裁判菅訴追委員会」委員長を仙谷所属のグループから出す狙いはなにか?
「裁判官訴追委員会」を実質仙谷のコントロール下に置く目的は?
●「裁判官訴追委員会」は「検察審査会」のようなもの。小沢さんの事案で考えてみよう。
検察に対する「検察審査会」と同じように、裁判官に対して「裁判官訴追委員会」があると考えてよい。
わかりやすいように小沢さんの事案で考えてみる。( )内は私の見解。
−−−【検察審査会】−−−
@小沢さんを30億円かけて捜査した特捜が起訴する事実はなにも無かったとして不起訴とした。
Aこの不起訴処分を不服としてある(あやしげな)個人が検察審査会に不服を申し立てた。
B不服の申し立ては(あやしげに構成された)11人の国民によって審査され(審査補助員という弁護士の誘導に従って)結論を出す。
小沢さんの場合は「不起訴不当」の結論となった。
C検察審査会の議決に従って指定弁護士が強制起訴を行った。
現在、裁判は東京地裁「登石郁朗裁判官」の下で進行中で8月結審飲み込みである。
前科者前田弁護士の調書が証拠採用されどのように扱われるか注目を集めている。
−−−【裁判官訴追委員会】−−−
(以下の記述は私の想像によるフィクションです)
@裁判は結審し判決は「小沢無罪」となった。
(司法の正義は健在であることが確認された)
Aこの小沢無罪判決を不服としてある(あやしげな)個人が裁判官訴追委員会に不服を申し立てた。
B裁判官訴追委員会は訴追請求に基づき訴追審査を行い訴追を決定します。
訴追状を裁判か弾劾裁判所に提出します。
Cそして裁判官弾劾裁判所が罷免をするか否かの裁判を行います。
罷免が判決されれば裁判菅は罷免され、弁護士資格も失います。
裁判は一審限りで、不服申立の方法はありません。
(この場合、この罷免された裁判官によって行われた裁判の判決がどのように扱われるのか私は知りません。)
●「裁判官訴追委員会」も「検察審査会」もほとんど情報が開示されない。
小沢事案で「幽霊検察審査会」と揶揄されたように「検察審査会」のほとんどの手続きは極秘裏に進められ開示されない。
実態があったのかさえ疑われるほどのあやしげな「検察審査会」であった。
「裁判官訴追委員会」も訴追委員の出欠、発言や表決、審議資料、調査の経過や内容、決定の理由などは、一切明らかにしないことになっている。
●反小沢の前原が裁判官訴追委員長であることは小沢事案の裁判官に対する無言の圧力ではないのか?
秘密裏に進められる裁判官訴追委員会の決定により裁判官を罷免され弁護士資格を失う可能性があるということは、裁判官にとって人生の死活問題である。
これが抑止力となって裁判の公平性が保たれるものであるが、例えば「幽霊検察審査会」のように「裁判官訴追委員会」がある特定の目的で恣意的に事が運ぶ恐れがあるとすれば、裁判官にとってはおおいにプレッシャーとなり判決にバイアスがかかることは容易に想像できる。
●「幽霊検察審査会」と同様の「幽霊裁判官訴追委員会」のシナリオを書くのは誰か?
「幽霊検察審査会」は明らかに意図的に民主党党首選にタイミングを合わせて進められた。そしておおいに小沢票を減らす成果をあげた。
「幽霊裁判官訴追委員会」(反小沢急先鋒の前原委員長)の影におびえて陸山会裁判が小沢有罪に傾かないか?
小沢無罪判決後、「「幽霊裁判官訴追委員会」が開かれるシナリオはないか?
ヤメ弁奇術師仙谷由人の政界マジックが再び国民の眼前で行われようとしているのか?
●まもなく明らかになる。この国の司法に正義は健在かが。
みんなで陸山会裁判の監視を徹底し、場合によっては行動を起こす必要がある。
また「幽霊検察審査会」同様に「幽霊裁判官訴追委員会」を追求し、糾弾しなければならない。
管を操り人形にしているのは仙谷だ、今や民主党のオーナー気取りだ。
どちらにしても裁判抱えた小沢にはつらい事続きになりそうだ。
http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/416.html#c12
>そのとおり。小沢さんは勝利した。
>もっとも、松木議員などの犠牲も出たが、
>“戦争”には犠牲がつきものだから、やむを得ない。
そうなのか。
小沢は自分が勝つために松木を切ったのか。
トンズラこいて・・・
何か許せねぇな。
人は道具じゃないって。
http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/416.html#c13
鳩山はやっていることが余りにもお粗末だ。カルト集団を追放しない限り認めないね。政治は結果だ。
日本を救う手は小沢総理の実現しかないよ。小沢総理のもと、赤軍カルト集団を早急に排除し、救国大連合でこの危機を乗り切るしかないと思う。
しかし結果オーライどころか、小沢にとっては思いがけないラッキーな展開になった。
数は確保され、菅は孤立。失意のうちに自滅。
日に日に情勢は小沢に有利な方向へ。
卑怯な連中にまもなく天罰が下る。
とばっちり食わないように離れてよっと。
http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/258.html#c86
アメリカ、経済界、官僚、クソマスコミ・独占電力業界の既得権益擁護が基本。
http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/413.html#c2
日本を人工地震テロで叩き、放射能パニックで信用を貶め、経済を弱体化させ、その分、米ドル・国債への信用度を高めるという盗人作戦は決してうまくいっているとはいえない。WSJ、ブルームバーグ、ロイターなどでは、たびたびデフォルトが話題になる有様。
こうした中、ユダ金一味であるはずのS&Pが、今度は米格付けの格下げ方向で見直し警告を発表。ま、いくらユダ菌の片棒稼ぎのインチキ企業とはいえ、日本だけ格下げではさすがに格付け自体の信用を損なう。なにしろ、正しく判断すれば米国はデフォルト確実、米ドルは崩壊確実。ZZZ(トリプルZ)が実力であり、現在のトリプルAが詐欺同然なのだ。
このニュースに対して無能オーラを発散しまくっている属国のノブタ財務相は、すかさず「米ドルも米国債も信認されている」と口先支援で、失笑を買った。いまや、米デフォルト問題は海外では常識になっているテーマだ。後で、発言に対する責任をとれよ、ノブタ。
正直、菅がどうの、小沢がどうの、鳩山がまた騙された、っていう政局ネタはもういいでしょ。結局、金融悪魔米ユダヤが崩れ落ちるまで日本の奴隷ぶりは変わらない。8月2日のデフォルト期限まで何が起こるか楽しみに待とう。連中は、たまらず尻尾を出すはず。カンチョクトもそれまでの運命。
米国のCDSスプレッド拡大、格下げ方向で見直しとの警告で
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-21509820110602
[ニューヨーク 2日 ロイター] 2日のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場で、米国債の保証コストが上昇した。
格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスがこの日、米連邦債務の上限が数週間以内に引き上げられない場合、米国が短期なデフォルト(債務不履行)に陥るリスクがわずかながらも高まっているとし、米国の「トリプルA」格付けを引き下げ方向で見直す可能性があると警告したことを受けたもの。
マークイットによると、米国債の5年物のCDSスプレッドは51ベーシスポイントと、約2週間ぶりの水準に拡大。前日は46bpだった。
米ドルも米国債も信認されている=米格下げ懸念で野田財務相
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-21518320110603
[東京 3日 ロイター] 野田佳彦財務相は3日、閣議後の会見で、米国債格下げ懸念に関連して「米ドルも米国債も信認されている」との認識を示し、外貨準備の運用スタンスに変更がないことを示唆した。
米格付け機関のムーディーズ・インベスターズ・サービスは2日、米連邦債務の上限が数週間以内に引き上げられない場合、米国が短期的なデフォルト(債務不履行)に陥るリスクがわずかながらも高まっているとし、米国の「トリプルA」格付けを引き下げ方向で見直す可能性があると警告した。格付け機関の評価については「民間の格付け会社の評価・行動にいちいちコメントしない」と語った。 <不信任案否決、国民生活を守るため全力尽くす>
野党提出の内閣不信任決議案は否決されたが、菅直人首相の退陣時期をめぐって民主党内が混乱。政治状況は一段と混乱し、菅政権下での政策実行力に疑問符がついている。
野田財務相は不信任案否決を受けて「これからも気を抜くことなく、震災対応はじめ、国民生活を守るため全力を尽くす」と指摘。そのうえで、「どのような状況のなかでもやらなければならないことはたくさんある。自分の職責をしっかり果たす」と語った。
首相の退陣時期の受け止めについては「(首相からは)具体的な時期を示されていない。震災対応で一定のメドが立った時というその言葉通り受け止めるしかない」、「言葉を信じるしかない」などと繰り返し、首相の辞任時期をめぐる解釈の違いが混乱を生じさせている政治状況についてコメントは避けた。
http://qualitysaitama-blog.at.webry.info/201106/article_6.html
http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/423.html
社会の体制側でぬくぬくと生きてこれた人々には、
社会の本質や姿はみえません。権力の所在はそのままにしたい。
だから変革をのぞみません。
権力の所在を国民へと移動させることができるのは
小沢さんしかいません。
だからこそ、体制内で権力をほしいままに生きている人間たちにとって、
小沢さんはどうしても潰さなければならない敵なのです。
そして、彼らは未だに執拗につぶそうとしています。
メディア、霞ヶ関、民主党をふくめた国会議員たちから、そしてマインドコントロールされた国民さえからも、いわれのない罪で長いことめったうちをうける。私だったら、こんな国どうなってもいいと、とうにさじを投げていることでしょう。しかし彼はそうではない。
小沢さんの精神がすごく強靱なのが、日本人の救いです。小沢さんが諦めたとき、私たち日本人も本当に終わりだと思っています。
加えて 後藤田の馬鹿事件もネタモトが極悪人との事で地元選挙事情が絡んでいる様だが、嫌々恐ろしや。
http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/421.html#c2
亀井氏・・・菅さん<あんたの負けだ>、断腸の思いで辞任を菅に進言したと。
民主党執行・・・確認書という文面、仙谷、岡田、枝野、官房副長官、補佐官、
そのほか、文書をできるだけ玉虫色に、とした。
今日TVで、この期に及んでもまだ枝野がそう長くない時期に・・・と、
紛らわしいことを言っていたが、来週中に、菅一派、総退陣をするべき。
小沢氏棄権 鳩山氏に裏切られた記事を印刷する
菅直人首相は2日昼の党代議士会で、東日本大震災や福島第1原発事故収束に一定のめどがついた段階での退陣を表明した。しかし、同日夜の会見では、来年1月に予定される原発事故の冷温停止がめどだと発言。先月31日、鳩山氏に来年9月までの続投を宣言していたことも判明した。早期退陣の意思などなく、内閣不信任決議案に反対した同僚議員をだまし打ちにしてまで、政権にしがみつきたい姿が露呈した。不信任案は否決されたが「菅降ろし」の動きが強まりそうだ。
前日、内閣不信任案可決に自信を示していた小沢一郎元代表にとって、造反を明言していた鳩山由紀夫前首相らの“心変わり”で否決となり、はしごを外された形となった。菅首相サイドへの「圧力」で辞任カードが出たことに一定の成果を強調したが、不信任可決をしのいだ菅首相が早々と政権居座りを宣言したことを受け、菅首相にだまされた鳩山氏に、さらに裏切られた小沢氏の猛反発は避けられない。
小沢氏は投票を棄権し、議員会館の自室で同僚議員と見守った。支持議員は、「(鳩山氏の対応は)論外だ」とぶちまけたが、小沢氏は「(退陣という)今までなかったことを引き出した。(投票は)自主判断でいいだろう」と述べた。夜には、東京・六本木のカラオケ店で約2時間半、支持派議員約40人と会合を持った。出席者によると、小沢氏は首相の退陣表明を「半歩前進した」と評したが、鳩山氏については一切言及しなかったという。ある議員からは「菅内閣ではだめだ。あと1カ月で辞めればいい」との声も上がった。
[2011年6月3日8時0分 紙面から
http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/414.html#c14
01,02,04,05、07あたりの必死さは注目に値する。
これは真相をついているのかも。
http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/393.html#c13
この事態を大げさに表現すると
政治は術か仁か
を世に問う真剣な戦いだと思います。
http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/422.html#c2
即刻退陣、それだけ。
それにしても嘘つき幹事長である。
したり顔で語る彼を見ていると拒絶反応を起こし、何を言っても怒りしか感じない。
原理主義、無責任主義の彼に嘘つき主義というレッテルが増えた。
菅と一緒に離党して下さい。
大丈夫、社民党が喜んで迎えてくれます。
サヨナラ、ライアー岡田
http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/421.html#c3
「おかしいよ。自民党も民主党もみんなおかしい。何なんだよ、これは。オレは真面目にやってんだ」
これがすべてを語っている。
いまさら菅が変わろうが何か良くなるとでも思っているのか?
松木さんを総理にそえるなら別だが。
だれになっても同じ。官僚と米国の支配が強まるだけ。
菅はむしろ米国にとって手に負えなくなってきただけのはなし。
ほんと阿修羅の人たちの単純幼稚さにはあきれます。
http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/416.html#c15
無駄飯喰い=死ね。
税金で喰ったんだから、当り前だろう。
氏ね、自衛隊=税金泥棒
鳩山グループと100人規模
ペテン師・菅のだまし討ちですっかりピエロとなってしまった鳩山前首相は、怒りが収まらない。不信任案否決翌日の3日には、早々と両院議員総会の開催に向けて動いた。グループ幹部は「署名は衆院だけで150人は集まった」と強気だ。
民主党内の対立はもはや収拾不可能。最大の関心事は最後の最後でシナリオが狂った小沢一郎元代表が今後、どう動くかである。一気に政界再編まで突き進むのか――。
否決当日の夜、小沢は40人ほどのグループ議員とカラオケ店に行き、「次の戦いに向けて結束して頑張ろう」と慰労。珍しくテキーラのショットグラスをあおったという。怒り心頭だったのだろう。3日も鳩山と電話会談で早期退陣を求めていくことで一致。中堅・若手とは今後の対応を協議し、「オレが引っ張っていく」とアピールした。
「当然、二の矢三の矢を放ってきますよ。両院議員総会での解任動議提出や、6月末にも予想される参院での野党の首相問責決議案可決後の審議ストップ状況の中で、菅を引きずり降ろそうとするはずです」(民主党関係者)
一連の倒閣運動に加え、さらなる攻勢に打って出る可能性もある。ズバリ、新党結成だ。小沢周辺に詳しいジャーナリストが言う。
「菅の“続投宣言”会見までは、党内にとどまりポスト菅レースで主導権を握ればいいという考えだったでしょうが、あの会見で事態は一変しました。菅がこうまでも姑息な手段に出てくれば、小沢サイドも悠長なことは言っていられない。早ければ今月中にも新党結成の動きが出てきますよ。衆院で小沢グループが70人前後、鳩山グループも30人はついてくるとみられます。総勢100人程度の勢力が離党すれば、民主党は衆院で単独過半数を割り込みます。そうなれば菅首相は政権運営ができなくなり、野垂れ死にです」
不信任案否決後、米ウォールストリート・ジャーナルは小沢について、日本が求める「強い指導者のひとりの可能性」と指摘した。その小沢の新たな破壊と創造が始まるのか。
http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/424.html
日本の復興再生、経済、原発処理などを担う総理がやめる、やめないの(菅直人)
さあ、どっちの辞める辞めないが「重い」立場か。
それは、いわずもがな、菅直人総理の去就が重大な決断なのだ。
菅直人総理の延命よりも、原発事故ストップ=国民の延命が優先だ!
http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/383.html#c15
って蕎麦屋の屋号みたいだわ。
心配しなくても現執行部は全員責任を取らされて
追放処分だ。
江戸所払いか島流しだな。
選挙大敗の責任を誰一人取らなかった罪は大きい。
http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/414.html#c15
これは、政府組織の人事の話ではない。民主党は私的政治政党でその組織内の人事処分はその政党の党員の問題だろう。党員でもない人間から党員の処分についてあれこれ言われるのは余計なお世話だ。党員だけがあれこれ言う資格があるのだから、朝日は民主党員だったのか。
こんな常識的区別もつかないのか。
これは、いかに朝日が常識を欠いた新聞であるかの証左だ。どうしてこんなことになるかと言うと、はっきり言って記者がみんな馬鹿だからだ。正常は思考力も判断力も大人の常識も近代代議制民主主義と政治政党に関する基本的知識も理解もない馬鹿ばかりが集まっているからだ。
馬鹿なことをやるのは馬鹿な人間だ。馬鹿な結果は人の問題だ。日本人はもう考え違いを止めるべきだ。いい大学を出たいい新聞の新聞記者、いい大学を出た霞ヶ関の官僚、は優秀なはずだが、そうかどうかは事実によらなければならない。馬鹿をやっているのは組織の問題でも状況の問題でもない。馬鹿がやっているからだ。
朝日は馬鹿な新聞だ。それは記者が馬鹿だからだ。フルストップ。単純な事実だ。
一連の騒動の結果、明らかになったことは、小沢一郎氏が依然として隠然たる党内影響力を維持していることである。そして、この小沢氏と前首相である鳩山氏が連携すれば、民主党の支配権を確保し得るとの現実である。
内閣不信任決議案は可決されることが確実な情勢だった。
この情勢を受けて、菅直人氏は「偽装退陣」の策略に手を染めたのである。菅直人氏は国会答弁で6月2日に鳩山由紀夫氏と官邸で会談したのは、鳩山氏からの申し入れによるものであると何度も強調したが、これは事実に反する。
すでに、前日夜から鳩山氏側近の平野博文氏と菅氏サイドの北沢俊美氏との間で、「確認書」の文面のすり合わせが行われていた。これは、官邸サイドの危機感から生じた行動である。北沢氏はこの文面のやり取りについて、菅氏退陣を前提としたものであったことを明らかにしている。
内閣不信任決議案採決の衆議院本会議直前に開催された民主党代議士会で、菅直人氏は事実上の退陣表明を行った。出席者は菅直人氏の演説だけではその意味が十分読み取れなかったが、菅氏演説の後、鳩山由紀夫氏がトップバッターで補足説明をした。これによって、急変した事態の概要を把握した。
菅−鳩山間で密室会合が持たれ、そこで、菅直人氏の辞任が決せられたことが鳩山氏から説明された。辞任の時期は、
@震災復興基本法が成立し
A第二次補正予算編成にめどが立った時点
であることが明らかにされた。
この補足説明について、菅氏は否定しなかった。
したがって、この密室会談が開かれ、菅氏辞任が決定されたことを突然知らされた民主党代議士は、この2名の説明により、菅−鳩山合意の内容を理解した。
内閣不信任案が可決されなくとも、菅直人氏が上記2条件が成立した時点で退陣することが判明したため、ほとんどの民主党代議士は不信任案に賛成することを中止したのである。
ところが、菅直人氏は不信任決議案が否決されると態度を一変させた。
民主党議員が反発し、菅直人氏が国会で追及されるのは当然である。
菅氏は臆面もなく、自己の言動の正当性を主張した。
その論理構成はあまりにも稚拙だ。浅知恵すぎる。
菅氏は、菅氏が代議士会で発言した言葉をつなぎ合わせて、退陣表明ではないと言い張った。しかし、これは通用しない。
代議士会で菅−鳩山合意について発言したのが菅直人氏だけであるなら、菅氏の主張に理がある。しかし、代議士会では、出席者が何も知らない、突然聞かされた菅−鳩山合意について、菅氏と鳩山氏の2名から説明がなされたのである。しかも、退陣時期については、補足説明した鳩山氏が、「確認書」に記載されたことを明確に口頭で述べて、この条件が整った時点で菅氏が身を捨てることを明言したのだ。
合意事項が菅氏の言葉だけでなく、鳩山氏の言葉と合わせて出席者に理解されたと考えるのは当然で、このときの、菅氏の発言だけをつなぎ合わせて、「私は辞めると言っていない」と菅氏が述べるのは、典型的な詐欺師の手口と言われて反論できない。
一連の騒動は、ある意味で国民に有益な結果をもたらした。菅直人という人物の本性が誰の目にも明らかになったことだ。この期に及んで菅氏を支持する人は皆無になったことだろう。詐欺師を国家のトップに置いておくわけにはいかないのだ。今回の騒動を踏まえて考えると、菅直人氏の発言のすべてが疑わしくなってくる。
6月3日の国会質疑で、「みんなの党」の小野次郎氏が、多胡輝氏の『頭の体操』から「正直村とうそつき村」の例題を持ち出して、すべての重要問題について、終始一貫してうそをついているのは菅直人氏ではないかと糺した。分かりやすい主張である。
他方で、小沢一郎民主党元代表については、その隠然たる影響力が改めて確認された。鳩山由紀夫氏は、人柄の良さのなせる業か、詰めの甘さを露呈はしたものの、その誠実さと真摯さにおいて、菅直人氏を圧倒することが改めて際立った。
文藝評論家の山崎行太郎氏は、政治家の本質は「誠」にあるとし、その意味で、一連の騒動の敗者は菅直人氏ではないかとの、冷徹な分析を示されている。
また、「カナダde日本語」の美爾依さんが、
「不信任決議を茶番でなくすには菅を6月中に辞任させるしかない」と題する記事を掲載されたが、今後の課題としては、このことが最重要である。
マスゴミにとっては、また新しい悩みの種が生まれた。
それは、隠しようのない、小沢一郎氏の影響力完全復活である。
とりわけ、小沢氏と鳩山氏が連携すれば、たちどころに民主党内勢力分布が一変する。
マスゴミとその背後にある悪徳ペンタゴンは、2009年8月総選挙から1年半以上、民主党を「正統民主党」から「悪徳民主党」に変質させることに心血を注いできた。その究極の目標は、小沢一郎氏の影響力排除である。
ところが、今回の騒動により、この課題が、事実上、振り出しに戻ってしまったのである。
そこで、早速始まったのが、小沢一郎氏攻撃の復活である。テレビ番組では、突然、今回の騒動における真犯人は誰かという、意味不明の街角調査を実施した。パネルにシールを貼る制作会社十八番の不正調査に決まっているが、答えは、決められた通りの「小沢一郎氏が一番悪い」だ。
世論調査も、意味不明の小沢氏グループの行動を評価するかの設問を設けて、小沢氏を攻撃することを忘れない。
つまり、焦点はすでに次期首相に移りつつあるのだ。悪徳ペンタゴンは、次期首相が「正統民主党」から輩出されることを、力づくで阻止しなければならないのだ。そのために、小沢攻撃が再開されたのだ。
小沢−鳩山両氏が、強固な連合体制を敷くことを何よりも恐れている。
主権者国民と悪徳ペンタゴンの最終決戦はまだまだ続いている。菅直人偽装退陣事件を契機に、主権者国民勢力は一気に勢力を挽回しなければならない。この戦略上、現時点での解散総選挙は望ましいものではなかった。解散なく菅直人氏を排除できれば、これが、ベストの選択である。そしてこれが、同時に震災復旧・復興を実現するための第一歩になる。
そういう番組が昔あったな。
荷台にはおもちゃが一杯積んであった、現地の恵まれない子供たちに
そんな、とこですか。わかる、わかる。(笑)
鳩山さんは総理辞めたよ。議員はやめなくていいよ。
まだ、仕事できそうですから。ロシアとの友好頼みます。
プーチンさん液化ガス供給します、と発言してますよ。
http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/362.html#c11
小沢総理の早期実現を望みます。
・菅のようなペテン師
・菅のようなウソつき
・菅のような詐欺師
これで意味がよくわかる。菅を擁護するゴミマスコミも同じ。
http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/419.html#c6
内閣不信任案提出されるのを恐れて(被災者の苦しみなんかおかまいなしに)国会の会期は延長しないと言ってた菅首相。
不信任が否決されたら通年国会だって。
1国会で1議決だから国会を閉じない限りもう不信任は出せない。
首相はおそらく絶対に国会を閉じないだろうな。
参議院の問責決議案は強制力がないし。
西岡議長は問責決議案が通ったら国会のベルを鳴らさないなどと言ってるけど、そんなの平気さ。
二次補正が通らなくて被災者が苦しんでも国会を開かない方が悪いと言えばすむ。
「開け」「辞めろ」の意地の張り合いになったら菅の勝ち。
普通の人間は被災者のこと考えて折れちゃうよ。菅は多分折れない。
両院議員総会を開いて菅を代表の座から引きずりおろしても、
別に代表じゃなくても総理大臣はできるから効果はなし。
韓国人からの寄付で牢屋にぶちこもうとしても総理大臣は逮捕できない。
で、詰んじゃった。
お見事!!!。まるで諸葛孔明みたいっ。
ついでに言えば復旧のめどが立つまで、首相でいられるなら復旧遅らせた方がいいね。
それにしてもとてつもない男だ。
その執念には尊敬の念すら覚える。自分以外のすべてを敵に回しても平然としていられるんだから。
たった一人の男に全員やられちゃった。
ここまで非常識な手を打たれると対処のしようがないのさ。
想定外って言葉はこういうときに使うんだ。
でもさ、岡田幹事長や枝野までこんな非常識にのっかっちゃって、
催眠術でもかけたのかな。
岡田幹事長、嘘つく人に見えないんだよね。
こんな状況下で、仮にもし夏前に菅を下ろすことができたら、
小沢にとっては理想的なシチュエーションだな。
菅の異常さが際立てば相対的に小沢の評価が上がるから。
もちろんいまだにB層は小沢より菅が好きさ。
でもここまでコケにされればいくらお子ちゃま民主党議員でも目が覚めるだろう。
結果、手付かずの303議席が手元に残る。
えっ、二人抜けた?
そんなのは呼び戻せばいいだけだろ。
あとは画期的な政策を次々に打ち出せばいい。
もちろんマスコミの一大反小沢キャンペーンが吹き荒れるだろうけど、
しれっと無視すればいいのさ。
お手本がいるじゃない。目の前に。
二年もあればいろんなことができるぞ。
結果を見れば評価も上がる。
そうなれば二年後の選挙も勝てるかもしれない。
夢かな。
http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/426.html
昨日の参議院予算員会の質疑を録画で見ているが、自民党など反菅野党の無様さに暗澹たる気持ちになる。
もちろん、それ以外にあまり攻めどころがなく、TV中継もある質疑で旬のネタを活かそうという気持ちはわかるが、他党の内輪決着とマスコミの誤報を頼りにした「辞任騒動」であれこれ言い募るのはあまりにも子どもっぽすぎる。
メディアの誤報を根拠に、辞任するとか退陣するとか言ったではないかと追及したり、菅首相に、マスコミの報道は誤報だと思うか?と戯けた質問をする姿は悲しみさえ誘う。
辞任表明をした首相が外交を行っても云々という攻撃を自民党の山本一太議員がしていたが、諸外国の政府は、菅首相が辞任表明したなぞ、2日の午後時点ならいざ知らず、その夜からは思っていない。
(エグイけどなかなかやるじゃないかといった反応だろう。欧米や共産主義中国などの政治家に信義や誠実は口先以外にない)
自民党も古株議員ともなると、「あ〜あ、やられたな。あいつらもなかなかの策士だ」と笑っているだけだろう。
(質疑で怒りまくっていた議員にしても、それくらいは思っていながらパフォーマンスをしているのだが)
民主党の代議士が6.2の内閣不信任決議案にどういう態度で臨むかは、基本は党議(以前の話だが)であり、最終的には個々の代議士の判断になる。
「鳩山・菅合意文書」や「代議士会菅演説」を持ち出すのはいいが、それらをきちんと精査すれば、辞任の“じ”の字も、退陣の“た”の字もないことがわかるはずだ。
自民党や公明党は、やっていたかどうかは知らないが、内閣不信任決議案を可決させたかったのなら、民主党のそれなりの政治グループと交渉して明確な合意を取り付けなければならなかったのである。
そして、その合意がありながらその民主党内反乱グループが裏切ったのなら、そのグループを非難することになる。
それでも、菅首相にあれこれ文句をつける話ではないのは当り前だ。これが理解できるなら、マスコミの誤報に乗っかって菅首相を非難する愚もわかるはずだ。
きちんとした根回しをしないまま、願望や夢で内閣不信任決議案が可決できると期待した自民党や公明党が愚かなのである。
昨日の参議院予算委員会で答弁に立った菅首相は、相変わらず暖簾に腕押しで、とにかく言質をとられないよう同じ言葉を繰り返していた。
まあそれはそれでいいのだが、刺激を避けたかったのかもしれないが、菅首相たちがやる気でお利口なら、そのような愚かしい質問をする議員に“厳しい叱責”もできたのだ。それをしなかったのは、武士の情けかもしれない。
次に、朝日新聞の6月3日・4日の社説はなかなか興味深いものだ。
朝日新聞は、自ら、「ニセ辞任情報」に乗せられ“世紀の誤報”をしたと告白しているようなものだ。
さらに、その社説のなかでもさらなる誤報を積み重ねている。
これまでの菅政権に関する報道ぶりを知りつつこれらの社説を読むと、朝日新聞が、6月2日の政局騒動で“蚊帳の外”に置かれていたことをしのばせる。
民主党の誰かから持ち込まれた「ニセ辞任情報」に飛びつき、民主党代議士会での菅発言の内容を精査することなく、恥ずかしながら、「菅首相 辞任の意向」という“世紀の誤報”をしてしまったと推察される。
これら二つの社説は、根回しを受けることなく“蚊帳の外”に置かれていたことへの恨み辛みの吐露であり、錯覚で一部にそう思われているところもあるがクオリティペーパーを自負する朝日新聞が騙され誤報を発した恥を隠そうとするもののように思える。
※ 同じように騙された可能性もあるが、読売新聞の関連社説のほうがずっと冷静である。
「首相退陣表明 「ポスト菅」で強力政権を作れ(6月3日付・読売社説)」(http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20110602-OYT1T01165.htm)
「首相退陣時期 政治不信の根源を早期に断て(6月4日付・読売社説)」
(http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20110603-OYT1T01088.htm)
朝日新聞の6月3日社説は、「辞任はやむなし」という小見出しは少しきつめの表現だが、記事内容は至って穏当で、菅支持派及び民主党全体のペテン的収拾策さえ好意的に評価している。
朝日新聞が6月3日社説で言いたい本音は、「小沢除名」であり、それが、菅支持派民主党の強化を狙ったものか、それとも、民主党の分裂→総選挙→自民党主導政権の成立をもくろむものなのかはわからない。
6月4日社説になると、『「一定のめど」―菅さん、それはない』というちょっとおどけたタイトルからわかるように、前日の社説での憂さ晴らしもあり、今度は政権にすりよる姿勢さえみせている。
しかし、6月4日社説には、またまた重大な“誤報”がある。
【朝日社説から引用】
「直後に鳩山由紀夫前首相が立ち、復興基本法が成立し、第2次補正予算案の編成に
めどが立った段階での辞任で合意していると補足した。」
【私のコメント】
鳩山さんは「身をお捨て願いたい」とか「おやめいただきたい」と言っただけで、「辞任で合意している」という補足はまったくしていない。
朝日新聞は、鳩山さんが代議士会で「めどが立った段階での辞任で合意している」と語った事実があるのなら、それを明確に示す責任がある。
【朝日社説から引用】
「首相はそれを否定せずに聞いていた。」
【私のコメント】
「めどが立った段階での辞任で合意している」という説明があったわけではないから、否定する必要もない。
鳩山発言を受けての菅首相は、鳩山さんと少し前に会っていわゆる「鳩山・菅覚書」を交わしたと言っただけだから、どちらかといえば、否定したとも言える。
なぜなら、その「覚書」には辞任するという文言は一切入っていないし、口頭でもそういう約束はしていないと菅首相が言っているからである。
(鳩山さんは約束したといって食い違いを見せているから、二人で話し合って整合性をつけろと言うか、民主党の機関会議もしくは裁判で決着をつけろというしかない)
もちろん、菅首相と鳩山さんのやりとりは実に巧妙な掛け合い漫才であり、きわどい言い回しで言質をとられないようにしながら国民を愚弄する収拾策を公然と行ったことは事実である。
しかし、それを、「首相はそれを否定せずに聞いていた」というように、記者の観察力のみで判断し社説に盛り込むのは行き過ぎというか愚かだ。
【朝日社説から引用】
「だれの目にも辞意を認めたように見えた。」
【私のコメント】
おいおい、ひとを引っ張り込んで自分の判断を正当化するような言動は犯罪的だぞ。
自分の目にはそう見えたかもしれないが、私にはそう見えなかったし、他にも見えなかったひとはいるだろう。
そう見えた人の多くも、「辞任表明」誤報を見聞きしたせいだという可能性もある。
【朝日社説から引用】
「だから、不信任案に賛成すると息巻いていた「反菅勢力」も沈静化した。
「だから」かどうかは、朝日新聞(論説委員or主幹?)の見方であり、事実かどうかはいまのところ“闇”だろ。
民主党に代議士会出席者を対象にお得意の調査をしたのかい。
後ろの二つは感想文や分析内容だから許せるが、前の二つは、事実に反するもの(=誤報)なのだから、訂正してお詫びしなければならないものだ。
そうしなければ、朝日新聞を、菅政権と変わらぬ口先ペテン新聞だと断じる。
※ 関連投稿
小沢さん、今回の政局は“寸止め”が極意だよ:自公政権への道を切り拓く愚
http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/207.html
小沢さん、菅首相のエセ退陣表明に惑わされず、“寸止め”戦術を貫徹すべき。
http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/223.html
「どこでも表明されず、どこにも書かれていない、菅首相の「条件付辞任表明」が事実のように報道される異様な日本」
http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/269.html
「[6.2政局騒動]少しは小沢氏擁護もしてみたいと思う:端から小沢氏も鳩山氏もソレデイイノダの田舎芝居」
http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/358.html
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※ 引用元朝日新聞社説
6月3日社説
菅首相辞意表明―不毛な政争に区切りを
見たくないものを見せられた気分だ。一連の内閣不信任騒動が示したものは、非常時の国に、非常識な政治がはびこる寒々しい現実だった。
国の最高指導者が任期満了ならいざ知らず、将来の退陣を明らかにするのは極めて異例であり、重い決断だ。
なのに、これで政治が変わるという期待感が広がらない。肝心の退陣時期があいまいなうえ、ただただ民主党の分裂回避を優先させた結果にしか見えないからだ。あまりにも論理が内向きなのだ。
■辞任はやむなし
菅直人首相は与党から大量の造反が出て、不信任案が可決されれば、衆院を解散する構えだった。だが、いざ不信任案が可決されかねない、少なくとも大量の造反で党の分裂は避けられないという状況に追い込まれると、方針を転換した。
東日本大震災の被災地では、いまなお10万人が避難生活を強いられている。福島第一原発の事故は収束への苦難の作業が続く。とても総選挙をできる状況にはない。一方で、総辞職をしたならば、新たな首相選びや政権の枠組みづくりが難航し、政治空白が長引きかねない。
ここは、とにもかくにも政治の混乱は避けたいという選択だったのだろう。
私たちは危機のいま政争にうつつをぬかす与野党の振る舞いを批判してきた。事実上、不信任案が可決されたような展開は評価できないが、菅首相の判断はこの際、やむをえなかったと考える。
ただ、首相が退陣の時期として挙げた「震災の取り組みに一定のめどがついた段階」とは、いつなのかがはっきりしないのは、どうしたことか。
鳩山由紀夫前首相は復興基本法が成立し、第2次補正予算案の成立ではなく編成にめどがついた段階だとしたが、岡田克也幹事長は否定している。
こんな決着の仕方が、党内の亀裂の深さを象徴する。
■小沢氏を除名せよ
不信任案が否決されたいま、菅首相に二つの注文をする。
ひとつは、採決で賛成した2人の除名だけでなく、欠席した小沢一郎元代表らも厳しく処分することだ。党員資格停止中の小沢氏は、もう除名するしかあるまい。
そもそも、マニフェストの見直しや消費税率引き上げに否定的な小沢氏らのグループの存在が、野党との大胆な妥協を阻んできた。その小沢氏らが不信任案に乗るぞ、と揺さぶりをかけたのだ。
分裂回避に腐心した首相に処分問題で党内をまとめる力量が残っているかどうかは心もとないが、結果として、造反は20人以下にとどまった。不信任案が否決されたいま、ためらう理由はないはずだ。
もうひとつは、政権移行に向けた工程表を、できるだけ速やかに示すことだ。
いつ、新たな首相候補を選ぶ民主党代表選を実施するのか。菅政権のもとで実現をめざす政策と、次の政権に委ねる政策の仕分けをどうするのか。
たとえば、社会保障と税の一体改革はどうするのか。第2次補正予算案の財源をどう賄うのかも明確にすべきだ。
■旧世代は総退陣を
とくに、次の指導者選びには時間をかけて、その資質の真贋(しんがん)を吟味しなければならない。
その際のキーワードは、菅首相が「若い世代に責任を引き継ぎたい」と述べた、まさにその「世代交代」だ。
この不信任騒動で表に立ったのは、民主党ではちょうど1年前に首相と幹事長を「ダブル辞任」した鳩山、小沢両氏と菅氏の「トロイカ」だった。
自民党で不信任案の早期提出を唱えていたのは首相経験者や派閥の領袖(りょうしゅう)クラスの長老、ベテランである。
中堅・若手の間では、党派を超えて、危機のさなかに権力闘争をやっていていいのかという声があがっていた。この際、民意を肌で感じられない旧世代には総退陣してほしい。新しい民主党の代表選びを、その第一歩にすべきだ。
自民・公明両党は、首相候補も政権の枠組みも政策の体系も明示しないまま不信任案の提出を急いだ。まったく「責任野党」の名に値しないやり方だった。今後も対決姿勢を続けるというが、菅首相はとにかく退陣を口にしたのだ。こうなれば、復興基本法案や今年度予算の財源を賄う特例公債法案の成立には協力するのが筋だろう。
過去4代、たて続けに1年前後で交代した首相のあとを受けた菅首相も、短命に終わりそうだ。海外には「またまた日本の首相が代わる」というニュースが配信された。外交にとって、大きなマイナスだ。
せめて、この不信任騒動を、与野党が不毛な政争に区切りをつけ、国民のための政策実現に向け再出発する機会にしなければいけない。
http://www.asahi.com/paper/editorial20110603.html
6月4日社説
「一定のめど」―菅さん、それはない
原発事故から目が離せない。震災復興に道筋をつけずに投げ出せない。そんな首相の責任感からなのか。
辞めると認めたら、野党から「退陣する首相など相手にできない」と無視されるので、それを避けたいのか。
辞意を表明した菅直人首相が一転、続投をめざすそぶりだ。おととい夜の記者会見でも、きのうの参院の審議でも「辞任」を口にせず、わけがわからない状況に陥っている。
だが、与野党の国会議員がののしり合っても何も生まれない。ここはまず、お互いにかっかしている頭を冷やすことだ。
確認しておこう。
首相は内閣不信任決議案を採決する前の民主党代議士会で、震災対応に「一定のめど」がついた段階で、若い世代に責任を引き継ぐと表明した。
直後に鳩山由紀夫前首相が立ち、復興基本法が成立し、第2次補正予算案の編成にめどが立った段階での辞任で合意していると補足した。
首相はそれを否定せずに聞いていた。だれの目にも辞意を認めたように見えた。だから、不信任案に賛成すると息巻いていた「反菅勢力」も沈静化した。
ところが、その後、辞意はどこへやらだ。
「一定のめど」を問われて、原発が100度未満で安定する時点を挙げたのを見ると、来年まで続投する気もあるらしい。
もともと、危機の中で「菅おろし」に走った与野党議員は無責任の極みだった。
それでも菅首相は世論の支持を得られず、不信任されそうになった。
そんなとき、国民注視のなかで飛び出したのが「一定のめど」だった。
結果的に、与野党議員を欺いた発言に、「菅さん、それはないでしょう」というしかない。
これでは野党が態度を硬化させ、多数を握る参院での政権攻撃を激化させる。民主党内の対立もさらにこじれる。内政課題も外交も停滞してしまう。
いったん辞意を口にした首相が、退任時期を示さないまま地位にとどまり続けるのは無理がある。政治不信をさらに膨らませるだけだ。
首相は、いつ辞めるのか。それは年内の遠くない時期というのが常識的だろう。期限付きの首相として、大震災関連の予算や法案づくりを急ぐのだ。
同時に、党内で次の党代表選びの作業にとりかかれば、説得力が増す。政争ばかりの国会議員だけでなく、全党員で落ち着いてリーダーを選べばいい。
お前らが毎日毎日、新聞紙面でありもしない「政治と金」の問題をでっちあげてきたのではないのか。一回のウソつきどころか朝昼晩、毎日毎日。ウソを垂れ流してきた張本人が何をほざく。
自分だけ逃げようとしている。どこまで汚いヤツだ。
http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/421.html#c4
陸山会裁判は間もなく8月結審の見込である。
しかし小沢さんが無罪になる保証はないのである。
30億円かけた特捜の捜査で起訴すべき事実なしとされても「幽霊検察審査会」によって強制起訴され現在に至っているのである。
まして「幽霊検察審査会」は民主党党首選のタイミングにしかけられ小沢票減らしの大成果を上げた。
今、菅総理退陣が秒読みの段階となっているこの時に陸山会裁判も山場を迎えている。
「幽霊検察審査会」と同じようなマジックが用意されていると見るべきなのである。
過去の歴史(「幽霊検察審査会」)から学べである。
●あの「幽霊検察審査会」に相当する仕掛けは今どこにあるのか?
それを解く鍵として「裁判官訴追委員会」に注目する必要がある。
「裁判官訴追委員会」の委員長は反小沢の急先鋒である前原誠二である。
以下、詳細は下記をご確認いただきたい。
−−−−−
『前原誠司、次の首相の目はないか!』
http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/355.html
15. 2011年6月04日 15:28:18: l2nZMobMq6
■「外国人献金問題」で訴えられている菅総理大臣と前原前外務大臣。議員辞職が相当である。
−−−−−
●小沢攻撃は巧妙にまだまだ続く、そして山場になると総攻撃が始まる。
我々はしっかりと監視し、事実の情報を共有し、時に行動しなければならない。
http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/373.html#c71
もう十分じゃないですか!
今こそ、生き恥をさらし「玉砕」よりも「花道」を選ぶよう、【夫】にやさしく
助言する時だと思いますが・・・・
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
■伸子夫人「玉砕はいいけど…」首相に中央突破を呼びかけ
2011.1.12 20:47 産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110112/plc11011220490119-n1.htm
菅直人首相夫人の伸子さんが12日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で講演し、政権運営が行き詰まっている首相について「混迷の時代から抜け出すためにできることをやって『玉砕』するのはいいが、いじめのような批判をされ、支持率が悪いから辞めるというのはあってほしくない」と、首相に「中央突破」を呼びかけた。
講演で伸子夫人は「私は叱咤(しった)激励ではなく『叱咤叱咤』が多くて、手加減もしないといけないかなということはございますが…」と会場を笑わせた。民主党の小沢一郎元代表の政治資金問題に関しては「私も菅も政治とカネ問題は私たちの世代でけりを付け、次(の世代)に託さないといけないとの気持ちが強い」と首相と足並みをそろえた。
ただ、内閣改造・党役員人事については「菅は危機管理に長(た)けていて、私にしゃべるとどこかに漏れるからと、肝心なことは申しません」と口を閉ざし、菅政権の今後についても「一寸先は闇の世界だから(政治は)面白い。予想は立ちません」とかわした。〜〜〜
http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/421.html#c5
福島の原発事故の処理もアメリカが取り仕切っている以上どうにもならない。
ゴロツキ アルバ社に17兆円もふんだくられ、猛毒国家ロシア、中国、韓国、北朝鮮に虎視眈々と領土を狙われ何も反論出来ないクズ国会議員どもに怒りを感じる。
特に今まで売国政策で利権をむさぼってきた自眠党と糞マス塵、東大を頂点とした教育界、官僚、財界、学者ども
更に今回の地震が9.11の様にアメリカによる人工地震での自作自演だとしたら、これほどまでに日本人がなめられていると思い愕然とする。
そんな中、松木議員のように国家の為、自分自身の生きざまとして筋を通す行動が我々国民に求められるのではないか。
屁垂れ民主党よおさらばだ。
アメリカの国債など売り飛ばすくらいの賭けに出る勇気と覚悟をもて。
http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/305.html#c108
やっぱり人間としてかっこいい。 菅さんたちと次元が違う。
小沢さんの強靭な精神力は、わたしのように、しっかり小沢さんのこと想ってる人たちがたくさんいるという現れではないですかね。笑
でも何か、深くに繋がってる気持ちがあります。
http://8706.teacup.com/uedam/bbs/10334
「20日、高濃度の汚染水が太平洋に流れ出る」
http://8706.teacup.com/uedam/bbs/10335
「日本の秘密=21世紀になぜ8世紀の行政方式で動くのか?」
=転載開始=
20日、高濃度の汚染水が太平洋に流れ出る 投稿者:ウエダ 投稿日:2011年 6月 3日(金)18時38分31秒
こんにちは、皆さん、植田です。
日本問題です。
いや、日本問題を話題にするのに、酒の力を借りなければならなくなりました。
哀れ、日本問題です。
で、昨日の「国会・茶番ショー」。
ばかばかしさの極み、でした。
脳死首相をクビにもできない国会議員たち。
2011年の日本の国会は、首相だけではなく、国会議員の全部が脳死です。
そんな「茶番」をやっている場合か!!
20日には、福島原発から強烈な汚染水が海に流れ出すというのに。
万死に値(あたい)するのは、菅直人氏よりも、鳩山由紀夫氏です。
鳩山氏は、被災者対策よりも、民主党の解党を食い止めるのに必死でした。
これで、鳩山由紀夫という政治家の資質が見えたり、です。
祖父の名誉を復活した「民主党」の存続が、3.11問題よりも重要だと考えている人でした。
きょうになって、「そういうことなら賛成票を投じるべきだった」とは。
ばか丸出しの鳩山氏です。
それだけ名誉欲にその有能な知性が曇ってしまったのでしょう。
「今は、民主党の党の存続など、どうでもよい。それよりも、3.11問題の解決のほうが急務だ」と、首相が口にしないのであれば、首相に代わって鳩山由紀夫氏が口にすれば、これまでの「ルーピー」さは一挙に返上、となっていたことでしょう。
しかし、「名誉」にしがみつきました。
鳩山由紀夫氏とは、政治家としては、それだけの人でした。
だったら、自然科学系の研究者の道を進んでいたほうが、きっと人類にもっと多く貢献できたことでしょう。
菅直人氏のことは、もう、論外。
この人を、今、この時、日本国の首相に持っている私たちは、日本史のカルマの重さによろめくだけです。
で、小出裕章氏が、たった一人で1億人のアホどもにバランスをとってくれます。
「6月2日 京大だから残れた 小出裕章 (テレ朝)」
これは必見です。
小出氏、やはり、しっかりと東大と京大の違いを認識していました。
東大だったら、小出氏の「反原発の」40年はなかった、と。
ペリー・グッド。
明治政府は、東大に対して、京大をバランス装置にしました。
そのセンスや、グッド。
それを体現したのが、現代では小出裕章氏となりました。
かっては、京都学派に、新京都学派でした。
今は、原子力学者の小出氏です。
京大の存在は、東大がこけたときに、日本を支える代替装置としての機能を果たすことです。
東大の原子力学者がいかにこけたか。
ここに及んで、まだ安全であると公言している東大の教授がいます。
これぞ、地位と真実を取り違えた人です。
その名前を大橋弘忠氏と言います。
名誉のために、大橋氏の記事を紹介しておきます。
「大橋弘忠氏の見解
週刊現代編集部は、大橋氏に対し、「プルトニウムを飲め」と言われたら飲むことができるのか、また今でも「原発は安全」と言い切れるのか、直接取材を試みたということですが、大学に話すなと言われている、授業が始まるから等の理由で応じなかったそうです。
ただし今回の事故についてはメールでの返答があったということです。概要は以下の通りです。
・今回の事故の原因は津波だけであり、地震動はほとんど関係しない。10mを大きく超える津波は専門家も予想しなかった。津波が電源系をほとんど全滅させることや、海水冷却系の機器を流出させることも想定されていなかった。
・事故については東電はよく対応してきた。後は大きな放射能放出はないと思う。
・まじめに技術的な解説をする人を御用学者のように決めつける風潮があるのは残念。冷静な議論や判断、それに資する報道を期待する。」
以上、http://hiroakikoide.wordpress.com/
もちろん、大橋氏は、東大の学者としては、明治政府の方針に徹底的に忠誠です。
学者の本文は、国策を推進することにある、と。
初代文部大臣・森有礼が決定した日本社会の学者のあり方です。
真実の追求ではありません。
国策の推進であり、擁護です。
「・事故については東電はよく対応してきた。後は大きな放射能放出はないと思う」
原子力村の立証です。
これから高濃度の汚染水が福島原発沿岸から太平洋に流れ出るというのに。
小出氏によれば、今、福島原発で起きていることは、人類史上、はじめての事態です。4基も同時にイカれてしまった、と。
さあ皆さん、今月の20日以降、私たちは日本国の意味をとことん考える必要が出てきます。
高濃度の汚染水を太平洋に垂れ流しておいて、それでも、「今やもう安全だ」と国を代表する一流の学者が公言できる社会とは何なのか?
メフィストフェレスは日本国家、ファウストは東大の学者です。
東大で学者であることの宿命がこの図式の中にあります。
小出氏は、この図式をしっかりと認識していたのでした。
だてに40年も、「教員としては最下層の」助教(助手)をやってきたのではありませんでした。
以下、「20日」記事です。
「福島第一原発の施設内で増え続けている汚染水は、処理システムが今月15日に予定通り稼働しなければ、20日にもあふれ出す恐れがあります。
東京電力によると、福島第一原発の高濃度の汚染水の量は10万5100トンで、放射性物質の量は1年間に発電所が海に放出して良いとされる値の約324万倍に上ります。東京電力では、汚染水を浄化して原子炉の冷却に再利用する循環処理システムを今月15日に稼働させる予定ですが、稼働しなければ20日にもあふれ出す可能性があるということです。大雨で汚染水が増えれば、見通しがさらに厳しくなります。」
http://news.tv-asahi.co.jp/news/web/html/210603026.html
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日本の秘密=21世紀になぜ8世紀の行政方式で動くのか? 投稿者:ウエダ 投稿日:2011年 6月 4日(土)11時15分59秒
こんにちは、皆さん、植田です。
日本問題に関心を持つために、一つの視点を設定したいと思います。
日々のあれこれの出来事に反応るだけではなく、その出来事を一つの図式の中に織り込む、いう視点です。
3.11以降、そのための実に素晴らしい素材が誕生しました。
原発事故という非常に新しい出来事に、日本社会は8世紀の初頭に構築された行政行動方式で対処している、と。
私が設定したいと思うのは、なぜ21世紀の今、8世紀の行政行動方式なのか、です。
人類史的に非常に新しい原発に対して、なぜ日本人は8世紀の行政しかできないのか?
このギャップは何なのか?
で、実例の紹介です。
3.11以降、すっかり有名人になった西山・保安員ですが、まさに8世紀の行動原理を口にしました。
き坊氏が、NHKニュースでの西山氏の発言を紹介しています。
本日のブログから。
「先ほどのNHKTV(本日朝7時ニュース)で保安院は「このデータはみなの頭の中にあったのだが、それを発表しようという発想にならなかった。反省している」という趣旨の発言をしていた。」
http://www.ne.jp/asahi/kibono/sumika/kibo/kinkyo1106.htm#saisin
現代の律令官僚たる西山氏が、放射能が原発から漏れ出ても、そのことを国民に発表するという発想はなかった、と。
これが、21世紀でも続く8世紀の行政方式です。不比等戦略です。
西山氏は1956年に生まれの日本人です。
ということは、マッカーサー憲法の体制の中で生まれ育った戦後世代です。
それなのに、マッカーサー憲法よりも、不比等の大宝律令人です。
これは何なのか?
日本問題で今後、私に関心が持てることがあるとすれば、この問題です。
21世紀という時代になぜ8世紀なのか?
どこをどうすれば、こういうことが可能なのか?
答えは、日本人の精神構造にあります。
日本が鎖国の歴史を選択したのは、まさに8世紀を現代に保管するためだったのではないか、と考えられます。
だとしたら、それは何のために?
国民を放射能で被曝させておきながら、放射能が漏れ出ていることを国民に知らせるという発想を持たない行政官僚とは何か?
西山氏のせいではありません。
彼は、たまたま今の時代に官僚になっただけです。
問題は、制度です。
責任があるのは、8世紀の制度を13世紀もの間、何も変えることが出来なかった日本人です。
最初に行ってしまえば、「ペテン師・菅のだまし討ち」にあうような政治勢力が、何かことを成し遂げられるはずもない。
それがわからないようなら、新聞発行はやめたほうがいい。
「両院議員総会での解任動議提出」をするくらいなら、6月2日の戦術は違ったものになったはず。決定的なのは、それを提出しても“数の論理”で可決されないことだ。
「参院での野党の首相問責決議案可決後の審議ストップ状況の中で、菅を引きずり降ろそうとする」なら、繰り返すが、絶好の好機であった6月2日にそうしていた。
「ズバリ、新党結成だ」、「衆院で小沢グループが70人前後、鳩山グループも30人はついてくるとみられます。総勢100人程度の勢力が離党すれば、民主党は衆院で単独過半数を割り込みます。そうなれば菅首相は政権運営ができなくなり、野垂れ死にです」というのなら、またまた繰り返しだが、いちおうテンションが上がりまくっていた6月2日こそがその機会だったのだ。
小沢Gの70人もあのときならともかくこれからだったら20〜30人がいいとこだし、鳩山Gは下手したら本人だけになる。そんなことは御両人もわかっているから、民主党のなかで機を待つに決まっている。
とにかく、今しばらくは民主党のなかは穏やかなのだ。それが6月2日の結論だから。
「uedaom.com」から「律令とは何か(今も日本の政治が官僚主導になる歴史的背景)」をフォローアップ投稿として転載投稿します。
=転載開始=
○○ 今日は2010年7月18日です。
植田 これ、このとおり?
○○ ええ、このとおりにやります。
本日は植田信さんという研究者の方にお話を伺っております。
植田さんは2002年に『ワシントンの陰謀』という本を洋泉社新書から出された方で、以後も自分の会員制サイトで、日本の政治、世界の政治の思想を中心にした分野から研究を進めている方です。
今日お伺いしたいのは、植田さんがもう既に5年ほど研究されてきた律令制度の話です。律令制度と欧米の政治、ポリティカル・サイエンスの考え方の違いを浮き彫りにすることで、日本のいわゆる官僚主導政治がいかに特有な存在であるかということを浮き彫りにしていきたいと思っております。
直近の話でいいますと、やはり6月上旬に鳩山政権が崩壊しました。鳩山政権は発足する前から日米対等関係に持っていき、官僚主導政治を政治家主導政治に変えるということをマニフェスト等で公約してきましたが、細川政権とほぼ同じ8カ月、9カ月の短命政権になりました。
まず植田さんに直近にお伺いしたいのは、質問票の中にもあるんですが、民主党政権とはどういう政権なのか、そして鳩山政権が崩壊したことはどういう意味を持つのかということを少々お伺いしたいと思います。よろしくお願いします。
植田 植田です。これは最初に言っておいたほうがいいと思うんですけど、2002年に『ワシントンの陰謀』を出したときは、副島さんには非常にお世話になりました。副島隆彦さん、その節はありがとうございました。
じゃあ質問の内容に入りましょう。
○○ 今どういうことをやっているか、もう少し詳しく説明していただけると助かります。
植田 今は、生活のほうは昔は郵便局で働いていたんですけどやめて、一番のメーンは、哲学をずっと専攻していたので、それをメーンにやっているんですけど、21世紀に入ってから日本の問題に特化するようになって、そこから律令制度、律令理性の問題に取り組むようになりました。いま司会者の方からご案内があったように、律令理性の問題を集中的に固めようと思ったのは、まだそれほど前のことではなくて、現在で多分7〜8年ぐらいだと思います。
打ち明け話をすると、一番最初、副島さんが戦略研究所をインターネットの中に立ち上げられたときに、副島さんのどなたかのメンバーの方が、ひとつ私のサイトをつくってみたらどうかということで、つくっていただきました。そのときの暗証コードはマッカーサー(マック) だったかな、そういうコードをいただいて、しばらくやらせてもらいました。
その後、自分のホームページを立ち上げたわけなんですけれども、いま言ったように日本の問題をちょっと特化してやってみようかなということです。それで、結果的に煮詰まったのが、いま司会者がおっしゃったように、律令理性論ということになりました。これが完成したのは、私の考えではまだここつい最近のことで、自分の中では今年になってはっきりと人にこれはこうだということが説明できる状態に達した段階です。
○○ ・・・・ですね。
植田 うん。なので、ここでインタビューを受けるというのは、私にとっては非常にタイムリーなことではないかなと思っています。
次に質問の本論ですね。
○○ 本論に移る前に、律令理性といっているところの理性というのは結構重要なんですね。
植田 そうですね。
○○ 理性というのは欧米のreasonという言葉であるから、律令と理性がくっついているこのネーミングは、恐らく植田さんの独自の呼び名だと思うんですけれども。
植田 そうだと思います。
○○ そうですよね。そういったところも後でお伺いしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。それでは本論のほうをお願いします。
植田 最初の話題ということで、民主党政権、鳩山内閣が10カ月で終わったわけですけど、これをどう見るかということですね。
○○ はい。植田さんのご意見を。
植田 これは、私が最近読んだ副島さんと佐藤優さんの対談に出ているんですけど、これは実にすばらしいことが書いてあると思います。それは後にして、私の考えでは二つ理由があると思います。一つは、鳩山首相の自業自得。これは、『ワシントン・ポスト』の何という記者でしたか、鳩山首相……
○○ アル・カーメンですか。
植田 そうでしたか。鳩山首相にloopyというにニックネームをつけたんですけど、これは決して鳩山はばかだとかあほだとかいう意味ではなくて、現実離れしているという意味だと自分では言っていましたね。なぜ現実離れをしているかといえば、戦後の日米安保体制の中で、日本が憲法9条を持っていて、集団的安全自衛権も自分で行使できない状態において、軍事的な問題を日本国のほうからあれこれできると思うこと自体が、私は不思議だと思っていたので、当然なるべくようになってしまった。そのきっかけをつくったのが鳩山首相の場合は普天間基地の移設問題で、それを県外、国外に移転できると思った時点で、そもそもloopyではなかったかなと思っています。なので、1点目の理由としては自業自得です。
2点目は、副島さんと佐藤さんが言っているように、本の帯に出ていますけど、「官僚勢力とアメリカが仕組んだ政権打倒の"クーデター"だった!」と書いてありますが、ある程度このベースもあると思うんです。佐藤さんがこの中で具体的に言っていますけど、鳩山政権というのは、成り立ちが「脱官僚」でしたよね。
○○ はい、そうですね。
植田 脱官僚ということは、今までの日本社会の政治システムが律令システムだとすれば、このスローガンだけで、律令システムに依存している人たちにとっては激震なわけです。だから、何かしらのきっかけで鳩山由紀夫政権を倒さねばいけないということが、官僚たち、メディアの人たちに、それが意図的かそうでないかは別として、日本の伝統的な思想風土の中でわき上がったと私は思います。このことを思っていたところに、『小沢革命政権で日本を救え』の中で、佐藤優さんがまさにそのことを言っていたものですから、非常に驚きました。要するにここで官僚と政治家との間でこの国の支配者はだれかという戦闘が始まったんだと。一つのその結果として、鳩山政権が10カ月で崩壊したという側面があると思います。
なので、私の考えをまとめると、一つはloopy、もう一つは律令システムの支配層が「脱官僚」のスローガンに驚愕して、これはなくなったほうがいいと思って、これは佐藤さんが言うように多分無意識だと思うんですけど、動いた結果だろうと思います。そういうふうな様相になっています。
○○ なるほど、わかりました。
次の話で鳩山政権崩壊で、民主党代表選が6月4日に行われて、菅直人新代表が誕生しました。それで、参議院選挙に突入して惨敗したということですよね。その後、おとといだったか、『朝日新聞』は一面トップで、ほかの新聞でも比較的大きな扱いでやっていたんですが、国家戦略局を廃止するというか、位置づけを大幅に下げると言っていました。国家戦略室というのは、ある意味で政治家主導の脱官僚の象徴的なものだったはずです。戦略立案を官僚に任せないで政治家が行うということが基本だったはずなのに、これがどうもだめになったと。松井孝治官房副長官なんかのTwitterでは悔しいということを書いていました。そういったことでいうと、菅新政権というのは、官僚主導打破というテーマを引っ込めたのか、引っ込めてないのか。引っ込めてないとすればその理由は何なのか、引っ込めたとすればその理由は何なのかというのを、わかる範囲でお話しいただければと思いますが。
植田 引っ込めたかどうかという点については、まず引っ込めることはあり得ないでしょう。これを引っ込めたら政権交代にもならないですから。だから、引っ込めることはまずあり得ません。民主党の存在意味がなくなりますから。
だから、次の問題は戦略の問題になります。それでは、どうやって脱官僚を進めていくか。それでいま足踏みをしているように見えるんですけど、これは菅首相がどういう人かによりけりじゃないかなと思っています。例えば市民運動家の出身の首相なものですから、もしかしたら権力についたことで、すごろくでいえば上がりだと自分で思ってしまえばこれで終わります。これまで市民運動家出身で首相になった人はいませんから。民主党は「脱官僚」を続けると思いますけど、菅首相本人はこれからどのような戦略でそれを推進していくかにかかっていると思います。
具体的に言えばどうやってやるか。先の話題になるかもしれないんですけど、これは佐藤優さんが、外務省条約局が今現在日本の条約の解釈権を持っていると言っています。だから、もし脱官僚をやるのであれば、内閣がこれを最終的に持つといえば、それである意味では脱官僚になります。そのようにできます。なので、菅首相が例えばここをどう自分で決定するか、今までどおり外務省条約局に決定権を持たせておくか、それとも官邸によこせと言えるか。言えるかというのは権力的には言えるんですよ。問題は何で言わないかなんです。
○○ そうですね。私の意見ですが、制度的にそういうふうにつくるということで、実質的にそうなっていることとはまた別の問題ですよね。仮に国家戦略局を残して、政治家主導で権限を与えても、政治家の頭がよくなかったら、それは実質的には官僚主導になるという問題もある。
一つ最近わかったことで非常に重要なことがありまして、これはインタビュアーの口から言うのもあれなんですけれども、小泉政権の時代、あと自民党政権の時代に、日米規制改革委員会という、いわゆる年次改革要望書をアメリカから受け取って各省庁に割り振る委員会があったんですけど、それが鳩山政権になって日米規制改革委員会は廃止されたそうなんです。あと、亀井静香さんが記者会見で言った話では、いわゆる年次改革要望書はおれのところでとめてあると。だから、USDRのサイトに出ないんだということを言っていました。
あと、斎藤次郎という大蔵次官の元官僚を郵政の社長にしたことに関しては、国民新党の森田高(たかし)さんという国会議員がいるんですが、その人が言っていたことでは、ゴールドマン・サックスから日本郵政に運用代理人として人間が送られてきたんだと。その運用代理人が郵政のお金の運用を決めていたんだと。要するに、日本人の度量では運用できないから、おれたちが、近代人である我々がやってあげるということで。
植田 郵政の資金は、今は自主運用になっていますよね。以前は、大蔵官僚が運用していました。
○○ 民営化では、運用権を外資に委託できるという条項がついていましたから、そのようなことが実際に起きて、ところが斎藤郵政時代になったら、民主化時代のゴールドマンの関係を、その運用代理人を全部駆逐したんだと言っていました。
その後、国民新党に対してゆうパックの問題とか、ATM、これはちょっと陰謀めいている話になるんですが、スキャンダルが多い。みんなの党の躍進がありました。ですから、そういった意味で官僚制度とは別にアメリカの攻撃があるのかなと。
年次改革要望書は、外務省、通産省が受け取って割り振っているんですけど、それを小泉政権、自民党政権では残していた。そして民主党の政権の間に廃止したそうなんですね。それはどうも、先ほど松井孝治前官房副長官にTwitterで聞いてみたら、一応そうであると。特定の国の要求だけを受け入れて政策をつくるのは好ましくないということで、廃止になったんでしょうねという意見をいただけました。
副島・佐藤の見解だと、アメリカと官僚が一種の結託関係をつくって、日本の政治を進めているというのが今までのやり方である。それに対して、恐らく鳩山政権は対抗しようとしたからつぶされたと。戦略がなかったのはもちろんそうだけど。
そういうことなので、菅新政権に関すると、いきなり消費税の問題を言ったわけです。消費税の問題は何かというと、財務省の出身で今IMFの副専務理事の篠原尚之というのがいますが、それはやっぱり15%とか10%の提言をIMFでも歓迎している。当然財務省も歓迎しているし、財界も法人税の減税とセットで消費税を上げるので歓迎しているということで、財務省、通産省系が両方、ある意味消費税の増税を歓迎して、それはどうもG20とかG7の外圧らいしのですが、そういった意味でいうと、菅新政権というのはかなり苦しい立場に置かれて、昨日なんかは菅さんが「財務大臣なんかにならなければよかった」と言ったそうなんですね。それは本音だろうと。
植田 それは言うに遅いね、タイミングのノリが。
○○ つまり消費税のことを言い始めたのは、それこそ菅さんが……
植田 あの人は財務大臣になる準備がなかったんだもんね。まさか藤井さんがやめるとは思ってもなかったんじゃないですかね。
○○ だから、いろいろなところから漏れ聞こえてくるのは、財務省のレクがあって、消費税のことに関しての情報を与えているとか。そういう逆に言うと、いま植田さんの話に戻ると、看板をもちろん引っ込めるわけにはいかないんだけれども……
植田 事実上は引っ込められている。
○○ それを事実的な看板の掲げ方ということが、非常に戦略としては、相手にどんどんどんどんイニシアチブをとられていると。佐藤さんの言うところの複合体に。
植田 それはとられているね。
○○ イニシアチブをとるのが大事で、それだったら戦わなくても勝てるわけですから。
植田 なので、問題は権力は持っているのに、なぜ押し込まれるのかなんです。どうも日本の政治の仕組みを、民主党政権は政権奪取の意欲はあっても十分に研究してなかったんです。
○○ なるほど。
植田 それでなぜ。ここは最後にしゃべろうと思ったけれど、いきなり……
○○ トップレビューで。
植田 そう。本質論に入りましょう。なぜ民主党は意欲はあるのに実質的に権力を奪えないのか。これは技術論ではないんです。条約の最終的な解釈権が官邸にあるか、外務省の官僚にあるか。これは最終的には結果に出てくることなんですけど、確かに官邸に移れば脱官僚ができたとわかるんですけど、今これが踏み切れない状態ですよね。問題はなぜ踏み切れないかです。日本国憲法的には、もう政治家にあるのはわかり切っていることです。
○○ そう。条文上は書いておられますね、政治・・。
植田 ところが戦後の日本は官僚主導だった。なぜかといったら、ここで律令理性論が出てくるんです。何で、それでは政治家はそこで自分たちが主人であると言えないのか。答えは簡単で、理由はアメリカなんですよ。これはアメリカにやられたんじゃなくて、アメリカがプレゼントしてくれた。これがSWNCC(スウィンク)228。日本語で「日本の統治体制の改革」と訳されている文書です。
○○ それは何ですか。
植田 アメリカの占領中の出来事で、日本国憲法はアメリカが急造したということは、よく知られていますね。これは当時の事情によって、マッカーサーが急遽GHQの民政局に指示して、たった9日間でつくられたと言われているんですけど、実はそれは間違いで、本当はアメリカは日本を戦争中にじっくり研究して、戦後、日本をして二度とアメリカに対して軍事的に対抗できないように……
○○ 軍事的に対抗戦力にならないように。
植田 そうそう。ならないようにするためにはどうすればいいか考えたあげくに、デモクラシーを日本に導入するんです。国民主権ですよね。国民に主権を与えれば、絶対に意見が割れます。ところが、戦前の明治憲法だったら、結果的には軍部が主導しちゃったわけです。そこまで彼らは明治憲法を研究して、安全装置をつくるわけです。それが主権在民だったわけです。だけど、戦後の日本人は、ああ、自分たちに主権のある憲法が来たということで喜んでしまったわけです。
それはそれでいいんです。両方とも解釈できるんです。アメリカにとっては安全装置、日本にとっては初めて自分たちが有権者として政治家を選んで、政治家が政治の主人となる憲法ができてうれしいなとなってしまうわけです。ところが、日本人は悲しいかな律令理性人だから、ここの意味が自分では全然わからないんです。制度的には自分たちが主権在民になって、有権者として政治家を選んで、政治家主導になったはずなのに、ところが律令制度の歴史が長いから、現実的に官僚が主導しちゃってきたんです。ここは、なぜこうなったかではなくて、実際にそうなってしまったわけです。
そこで、問題はどうすれば離脱できるかです。これはいきなり司会者の提案で14番目の問題に来てしまうんですけど、律令を理解した上でどのように乗り越えていくか。これは……
○○ 後でももう一回。
植田 いいです。それじゃあこれで終わっておきましょう。じゃあ、どうぞ。
○○ それで、なぞの解き明かしのところは簡単に言っていただこうかなと思ったけど、最後にとっておいて、次に移って、日本国憲法という制度上、条文を読めばどう考えても国民主権、近代民主主義の表現であるところの日本国憲法を読んで、その与えられた日本人がなぜにして官僚主導の政治に頼ったか。それは植田さんの答えだと、日本人が律令理性人であるからであると。
植田 そうです。
○○ その律令という言葉を、テレビ朝日の「朝まで生テレビ!」で平野貞夫さんが言っていた。政権交代があったと、小沢の操作があったと。平野さんは小沢の側近ですから出ていて、「民主党の革命というのは律令制度以来の大革命である」と言った。
植田 そのとおりです。
○○ みんな周りの人間は、明治以来の革命であると言うんですよ。でも、みんなきょとんとしているわけです。律令という言葉がぱーんと出てきて、私とかはある程度植田さんの文章とかを読ませていただいたし、あれなんで、ああ、なるほどねということで、この人はわかっているよと。
植田 わかっている。701年の大宝律令以来です。
○○ 701年ですよね。
植田 1868年ではありません。そこをはっきりと押さえましょう。
○○ 1868年はマスコミが言いたがるあれで、もっと根が深いと。
植田 もっと根が深い。701年大宝律令、藤原不比等です。
○○ そうなんですよね。だから、今この項目でいうと、3番、4番をまとめていきますけれども、律令制度とは何か、そして官僚政治とは律令政治であるということの意味は何か、そして明治維新があったにもかかわらず律令政治は残ったということですよね。
植田 そうです。
○○ そのことの意味、大日本帝国は恐らく律令に基づいて運営されていた。
植田 そうです。
○○ 日本国憲法においてもそうである。それで、いまだそうである。
植田 そうです。
○○ そういったことを植田さんの5年間の研究の成果から、どういった結論が出るのか、歴史の流れから次はちょっとお伺いしたいと思うんです。
植田 それは私が言うより、さっき占領中の話をしたんですけど、ボナー・フェラーズがもう全部知っていたんです。ボナー・フェラーズというのはマッカーサーの軍事秘書で、マッカーサーがまだフィリピンにいたころに、アメリカのできたばかりの情報部から自分の手元に呼び寄せた人物です。マッカーサーがどうしてそこまでフェラーズを重宝したかというと、いま言ったように日本の社会の仕組みを全部調べていたわけです。これが19
35年のアメリカの陸軍大学だったか、何かの学校を卒業するときの卒業論文なんですね。(アメリカ指揮幕僚大学)。
○○ 卒論がそうなんですか。
植田 日本兵士の心理の研究だったかな、日本兵の心理だったかな、ちょっとその辺の具体的なことはまた後で資料を届けます。(「日本兵の心理」)。
○○ そうですね。お願いします。
植田 彼が何を言ったかというと、日本人の心理を知るには、ラフカディオ・ハーンの『神国日本』(『神国日本―解明への一試論』)1冊で十分であると言ったんです。
○○ そうなんですか。1冊で。
植田 ラフカディオ・ハーンのことを私が知ったのは、京都大学の中西輝政教授のご指導です。今はちょっと中西先生は立場が変わるようになったんですけど、たった3年前に中西先生に会ったときには、私は彼の意見に結構傾倒していたものですから、その縁があってラフカディオ・ハーンのことを知りました。そういういきさつでハーンのことを知って、その後になって、今度はフェラーズの重要性がわかったんですけど、そういった過去のいきさつは別にして、フェラーズが言ったことは何かというと、要するにそれはラフカディオ・ハーンが日本はどういう国かと言ったかということなんですけど、日本社会は祖先崇拝の国であると言ったんです。
○○ なるほど。
植田 それで祖先崇拝という信仰は、過去の地球上ではどこの国でもどこの社会でもそうだったというわけです。ただし、西洋では紀元前6世紀から7世紀ごろに、古代ギリシャ、古代ローマでは祖先崇拝は終わりました。
○○ そこで終わったんですか。
植田 終わった。ところが、ハーンが日本に来て――ラフカディオ・ハーンが日本に来たのは1890年です、彼はイギリス人の海軍のお父さんとギリシャ人のお母さんのハーフでした。それでフランス、イギリスで育って、アメリカでジャーナリストの経験を長くした後、1890年に日本に来ました。それでよく知られているように、死んだのは1904年で日露戦争が始まったときです。それで日本人の女性と結婚して、帰化しましたね。
○○ 小泉ですね。
植田 そうです。小泉八雲という日本名を名乗りました。それでフェラーズはその奥さんとも小泉八雲が死んだ後に会っています。それで死んだ部屋で、ハーンの慰霊の前でお線香を上げています。まあ、それはちょっとおいておいて、それで何を言ったかということなんですが。
○○ 祖先崇拝の話ですね。
植田 ハーンが明治の日本に来て何に驚いたかといったら、西洋では紀元前6世紀、7世紀に終わったことが、ここでは今現在の出来事であると。それはすばらしいと言ったわけです。
○○ すばらしいと。
植田 だから、神国日本なんです。だから、西洋の人類学者とか文化研究者が、古代の人類の社会形態がどうなっているか知りたかったら、日本に来ればいい、ここにあると言った。それは近代人になった西洋人が全然予想も想像もできない姿である、と。しかしその一方で、祖先崇拝、これは見方によっては逆転するんです。それはラフカディオ・ハーンも言っていますけど、西洋文明が日本に来ると、これが完全に壊される。そして自由競争に巻き込まれる。そして日本は絶対に劣性に置かれる。なぜなら、ここが祖先崇拝のマイナス面なんですけど、祖先崇拝は自由競争を許容しない社会だから。なぜなら祖先崇拝ということは、要するに先祖の言うことを絶対正しいものとして、自分の意見を持たせない社会なんですよ。これが日本の政体の原理。
だから、祖先を政体に置きかえれば、アマテラス神話なんです。アマテラスが『日本書紀』の中で何を言ったかといったら、この瑞穂(ミズホ)の国は我が子孫だけが統治できる国であると。天皇ですね、それでここから万世一系になるんです。祖先崇拝を信仰している律令理性人がそれを信じる限りにおいて、思想的にはこの考えが今現在まで続いてきたわけです。
だから、ここでアメリカ占領軍の天皇利用計画が生きてくるわけです。天皇さえ押さえれば、日本人はどうとでもなる、と。東京裁判のときはこれが現実だったわけです。極東委員会で天皇を死刑にすると言い出すわけです。それで、マッカーサーがこれでは天皇利用計画ができないから、それをやめるための処置として急遽日本国憲法をつくるわけです。あの時点ではつくるかどうかわからなかったわけです。天皇が生きて利用できれば、日本国憲法をつくらなくていいわけです。ところが、極東委員会が天皇を処刑せよと言うわけですよ。昭和天皇をヒトラーと同じように考えていたわけですから。ところが、アメリカは1942年の時点で、天皇利用計画をつくってしまっているわけです。マッカーサーもそれに従うわけです。アメリカは戦中から用意周到に準備していました。どちらの場合にも、天皇を利用できるように、と。
○○ たしかフェラーズが天皇助命を言ったんですよね。
植田 そうです。そういうことです。あとは、司会者さんのほうが詳しいんじゃないかと思うんですけどね。
○○ いや、私は……
植田 思想的な根幹はそういうことなんです。
○○ なるほどね。その律令というものと、律令というと何か歴史の教科書で学ぶと中国から輸入しましたみたいに書いてあるんですけど。
植田 そうです。だから、その祖先崇拝の信仰を政治形態に焼き直したのが、藤原不比等です。大宝律令と養老律令。もちろんそれ以前にも聖徳太子が、−今度は律令政治史に入っていけば、またちょっと話が横にそれるようですけれども、この話も一応必要でしょう。
○○ そうですね。
植田 律令政治史だけを見れば、取っかかりをつくったのは聖徳太子なんです。やっぱり十七条憲法とか、十二冠位制度でしたっけ。
○○ 冠位十二階。
植田 もう私の頭は疲れてきたので、頭がごちゃごちゃになってきたんですけど。
○○ 聖徳太子。
植田 うん。聖徳太子がやったことは大きいでしょう。律令制度を踏み出すための一歩を始めました。その後、天智天皇とか天武天皇とかが出て、大化の改新があったり、壬申の乱があったり、その合間に白村江の戦いで日本が敗戦したりということもあって、飛鳥浄御原令(あすかきよみがはらりょう)で、だんだんと律令法に向かって日本が準備されていったわけです。それまでは神祇制度なんです。これは司会者さんが私に教えてくれた、佐藤さんが言っている……
○○ 何か書いていましたね。
植田 うん。佐藤さんが言っていましたよ。
○○ 私もちょっと読んだんだけど、覚えていない。(権藤政卿の〈社稷の体制〉)。
植田 そのことは私はちょっと知らないんですけど、それをおくとして、私が自分でその古代史を解き明かすのに非常に重視しているのが、私がネーミングしたのですが、新京都学派という人たちがいるんです。
○○ 京都が例の京都学派の京都ですよね。
植田 そうです。京都学派というのはご存じのように、戦中に京都大学を中心に、だれでしたっけ、いましたね。
○○ 西田幾多郎とか田辺元とか、いましたね。
植田 あの人たちがつくったのと区別するために新とつけたんですけど、新とは新しいという言葉ですけど、梅原猛、上山春平、それからもう一人、誰だっけな、ちょっと名前を忘れちゃった、ごめんなさい。
○○ 梅原さんは歴史研究家で有名ですよね。
植田 有名ですね。それはおいておいて、それに私は基づいているんですけど、この新京都学派たちは、日本史の黒幕は藤原不比等だと発掘したんです。
○○ この人たちが言ったんですか。
植田 言ったんです。私の発掘ではないんです。ここははっきりしておいたほうがいいと思うんです。彼らの業績です。
○○ それは梅原さんが何か本で書かれているんですか。
植田 書いています。
○○ よろしければ後で本のタイトルを。
植田 ええ、送ります。1970年代にこの人たちが日本史を研究し始めて、藤原不比等が黒幕だということを発見しました。藤原不比等のこの辺の歴史を研究すれば、なぜ日本が律令制度になったのかわかります。だけど、さっき言ったラフカディオ・ハーンが言った、日本は祖先崇拝の神国であるというのは、梅原さんたちはまだ言っていません。
○○ ここは切れていますね。
植田 切れています。だから、そこをつなげたのは私です。さらに言えば、なぜ祖先崇拝かというのは、今度は人間の精神構造の問題になりますけど、この点についてはラフカディオ・ハーンは言っていません。これは哲学の範疇に入らないと行けません。ここはヘーゲル哲学の範疇になってくるから、そこはまた別のときにしましょう。
○○ 今日はちょっと厳しいですね。難しくなりますね。
植田 うん。だから、歴史のいきさつ、なぜ藤原不比等が大宝律令をつくって、養老律令をつくって、またあの時代になぜ平城京遷都になり、なぜ日本国という名前になって独立したかということも入ってくるんですけど、そういったことも……
○○ ちょっと話を戻してよろしいですか。
植田 一度戻してください。ゴチャゴチャしてしまいますから。
○○ 法律の律と命令の令、律令とはまず何かというのを、私も日本史の授業では何となく学んでいるはずなんですけど、植田さんの「律令とは」の以下の部分を。
植田 文字的な意味では、律と令、合わせて律令ですね。律が刑法で、令が政令、具体的には行政法なんです。なので、日本の政治は刑法と行政法で治めようと。それでこの二つの法律を使って、日本国を管理する身分が官僚なんです。
○○ これは民法はないわけですね。
植田 民法はないです。だから、明治維新で民法が初めて出るでしょう。
○○ なるほどね。
植田 「民法が出て、日本国が滅ぶ」、これを言ったのはだれでしたっけ。名前を忘れちゃった。(「民法出テテ忠孝亡フ」穂積八束)
○○ 少なくとも701年大宝律令が制定されたときは、私人間の取引を規制する民法というものはなかったんですか。
植田 ないです。だから、これはあくまでも官僚の法律全集なんです。民のことなんか一切言っていません。
○○ あ、ある意味、そういうのが「律令」なんですね。
植田 民のことなんか度外視なんです、日本の政体は。
○○ 民は度外視ね。
植田 そう、それが律令なんです。だから役人の職務規定をした点では、聖徳太子も同じなんです。もっとも17条憲法で聖徳太子は民のことを言っていますけど、律令法だけに限定すれば、官僚のことしか言っていません。身分規程なんです。なので、官僚さえ政体的に統一できれば、あとは民は適当にくっついてくるだろうというのが日本の律令システムなんです。
○○ それは中国の統治システムでもあるんですか。
植田 それはもちろんそうです。
○○ そうですよね。当時の支配国である日本は、中国の時の王朝から留学生を送って、中国の律令制度を学んだ、と。
植田 藤原不比等が参考にしているのは唐の律令ですね。それで、日本流に焼き直したわけです。その辺のいきさつは副島さんも『小沢革命政権』(『小沢革命政権で日本を救え』)の中である程度述べています。これで一番の問題は、じゃあポイントに行きましょう。唐の律令と日本の不比等の律令の違い、ポイントに行きましょう。
唐の律令は、皇帝が全部支配するんです。ところが、日本の律令では天皇は象徴になりました。権力がないんです。天皇は権威として祀りあげられます。日本の権力は太政官が持つ。太政官に誰がなるか。それで日本史では、この藤原不比等がつくった太政官をめぐる闘争史なんです。武士も太政官以上には行きません。なぜ皇族以外の他の日本人が天皇になれないか、一番はこれなんです。不比等がそこでつくってしまったわけです。だから、祖先崇拝の信仰にいる限り、日本人は絶対に律令システムを崩せない。
これを崩せたのが、さっき言ったSWNCC228だけなんです。近代人の理性でなければ、自然理性でなければ、この律令理性は崩せない。だから、この自然理性と律令理性の区別がまだ明瞭に認識されていない民主党政権では、いくら脱官僚のスローガンを掲げても、現実的にはできない。
○○ そういった意味で、これはちょっと話が飛んじゃうんですけど、今の話をまとめると、ラフカディオ・ハーンが言っている祖先崇拝の根源が万世一系と言われているところである天皇の崇拝であると、神として崇拝していて。
植田 神といっても、祖先神です。だから、フェラーズがマッカーサーにアドバイスして、天皇を処刑するなんてとんでもないというわけです。むしろ処刑なんかしたら、今後何十年、何百年にわたって、私たちアメリカ人は日本人から恨まれる。そのかわり天皇を生かして、利用したほうがいい。
○○ ある意味でアノミー(anomie)になると。天皇なんかを殺してしまったら。
植田 ベトナム戦争のゲリラ戦どころじゃなくて、それこそ日本人がすべていっしょになっての「撃って一丸」ですよ、終戦の時点の日本人なら。
○○ 中国の律令制度というか統治制度では、皇帝がトップである。先祖崇拝はない。それに対して日本は、先祖崇拝というところを行きつつ、統治形態としては太政官制度。
植田 そう、そこが藤原不比等の才能なんです。日本的な祖先崇拝の信仰、これは要するに氏神なんです。アマテラスを皇室の氏神として設定したんです。それと、中国がなぜ皇帝政治になったかといったら、これはご存じのように、あそこは王朝が変わりますよね。血が全然変わってしまうわけです。外からばーっと万里の長城を越えて攻め入ってきて、と。日本はそれがないから、だから万世一系となりうる、と。
○○ 逆に言うと、不比等戦略の律令制度でいうと、天皇は神様であって、祖先崇拝の対象であるということがまず1本目の柱、2本目の柱は太政官による統治。
植田 そうです。
○○ そうするとこれは2本の柱が両方ないとだめなんですか。
植田 両方ないとだめです。
○○ 太政官だけでもだめだし、天皇だけでもだめだと。
植田 だめですね。だから、天皇は祖先崇拝の日本の統治システムの一つの具体的な形にした姿ですね。だから、日本人が例えば祖先崇拝ではなくて自然理性、これが日本国憲法にあるように国民主権、在民主権の思想的原理というのは、自分たちの理性こそが主人なのであるという発想なんです。
○○ そうですね。
植田 この発想を本当に日本人が納得すれば、祖先崇拝をもとにした統治形態は終わるんです。だけど、これは念のために言っておきますけど、天皇陛下をおとしめることでは全然ないんです。象徴は象徴なんです。ただ、政治政体の権力はだれにあるかという問題なんです。
○○ 日本は斎川眞さんかな、『天皇がわかれば日本がわかる』。
植田 そう。私もあれは副島さんから教えていただいて読みました。あれはいい本ですね。
○○ だから、接ぎ木して接ぎ木して接ぎ木してという本でしたけど、それと同じような話なのかなと・・・なりましたが。
植田 そうです。
○○ ちょっと彼に関して、後で私のほうでインタビュアーの話したことにして加筆しておきますので。結局思い出したと言ったのは、いま小沢さんの問題があるわけですよ。この小沢革命の本にも書いてありますけれども、やっぱり特例会見問題というのがありましたよね。
植田 ええ。
○○ あれは、一般の新聞の報道、特に『産経新聞』なんかは小沢一郎は天皇陛下に対してけしからんと言っていたんですが、自然理性の立場からすると、やはり政治家が主になるわけですか。
植田 ちょっといま聞き漏らしたので確認させていただくと、今の話題は去年……
○○ 習近平の。
植田 そうそう。去年の12月の出来事ですね。
○○ 12月の出来事です。
植田 あれはまさに私も中西輝政教授の意見にぎょっとした点なんですけど、中西先生に言わせると、小沢一郎はとんでもない、自分が天皇を管理できると思っている、と言っているわけなんですけど、これが今に続く律令理性の柱なんです。
○○ そのようですね。今までの話の流れからすると。
植田 そう。小沢一郎が自然理性の立場に立てば、それは正反対。天皇は今でも象徴であって、主権者は私たち国民であり有権者であり、それに選ばれた国会議員であり、内閣であるから、天皇陛下はあくまでも主権者の意見に従ってもらうのが筋でしょうと言ったんです。
○○ だから、それで小沢さんは記者会見で憲法を読めと。
植田 だから日本国憲法にそのとおりある。具体的条文について、お互いにいろいろと言っていますけどね。
○○ だから国事行為と公的行為とか、そういう細部のほうにマスコミの話は行っちゃって。
植田 細部はいいんです。
○○ 条文のところでは。
植田 条文の内容は法学者に任せた、と。私の場合は哲学的に、思想の原理的なことを言うわけです。
○○ 原理的に言うと。
植田 原理的に言えば、小沢一郎が正しい。
○○ なるほど。
植田 日本国憲法の思想そのものです。
○○ 後で日本改造計画の話にも行きますけれども、そこのところはやっぱり非常に重要なんだろうなと思いました。
植田 私も『小沢革命政権』を読んで一番気になったのは、何で小沢一郎という人物が律令理性の日本社会の中に出てきたのかという点なんです。突然変異なのか。それで副島さんの説明が3点挙げてありますけど、ああ、なるほどそういうことか、アメリカに育てられた。早い話がね。
○○ その1。
植田 うん。その1はそうですよ。二つ目もそうです。ルイーザ……
○○ ルイーザ・ルービンファイン。
植田 そうそう。
○○ ルイーザ・ルービンファインというのは、あの本のトランスレーターとして入っていますよね。
植田 それで今現在、ジェイ・ロックフェラーの後ろ盾で。この三つ。ちょっと整理すると、1番目が子供のときからアメリカの家庭教師。
○○ そうですね。
植田 それで、「改造計画」がルービンファインさん、それとジェイ・ロックフェラー、それに従っていますね。私はそれが今の実際のことかどうかわかりません。副島さんの意見として、そういうことであれば、なるほどとわかります。
私としては、もう一つの別の理由は、さっきの日本国憲法の中で政治家が生まれてくれば、それで真っ当に日本国憲法のように政治を運営しようと政治家も考えれば、どうしたって政治家主導になるというのが私の考えです。
○○ なるほど。日本人の政治家の中でも、日本国憲法の読み方がわかっている政治家というのが恐らくいない。
植田 いないというのは言い過ぎですよ。
○○ いないというのは言い過ぎだけれども。
植田 慶應大学の小林節教授はハーバード大学に留学しましたけれど、憲法と法律の違いをしっかりと押さえています。憲法学者ですけど、彼が言うには、いま司会者さんが言ったように、日本の法学者はこの違いがわかっていないと。だから両方いるんですよ。個別的にはわかっている日本人もいるんですけど、わかってない人たちが多い。
○○ 政治政体としては律令制度なので、日本国憲法の解釈権を官僚に任せてしまっているということがあるわけで。
植田 そうそう。
○○ 小沢一郎は、アメリカで何を学んだかというと、アメリカの主導者から何を教わったかというと、政治家が主君であるという政体を恐らく私は1993年の段階ではつくれよと、アメリカのだれかから言われたんだろうと。
植田 宮澤の、あの乱のときですね。
○○ そうそう。それでやったんだけど、小沢は今はそれこそ反米に近いような考え方の持ち主になっているわけですよ。
植田 あれは反米というより、私の言い方は反米ととらえるのは律令理性の側から見た視線です。あれは普通の主権国家の政治家としてごく普通なんですよ。
○○ だからこう言っている側も、ある意味律令のとらえ方にとらえられているという言い方はできると思いますね。
植田 それはもちろん。見方が二つの側からがありますから、だから律令側からいわせれば、私が言っていることは当然そうなります。
○○ 鳩山政権もある意味、非常に当たり前のことを言っていたんですね。
植田 そうですよ。
○○ それすら挫折してしまったというのは、それだけやっぱり裏に何かがあるだろうというのが小沢革命の本の論旨であるわけですね。
植田 そうですね。
○○ そこで、天皇の話が出て、ラフカディオ・ハーンの話が天皇の話になって、太政官制度になりましたけれども、太政官というのは今もあるんですか。
植田 ないですよ。
○○ それはさすがにない。
植田 うん。制度的には、明治政府が復活しましたよね。明治維新をやった直後に。これも副島さんがどこかで言っていましたけど、読み方を変えましたけど、漢字としては同じ「太政官」を使っています。(不比等の時代は、太政官を「だいじょうかん」と読み、明治政府は、「だじょうかん」と読んだ)。制度的には、文字的にも復活し、職位的にも復活しました。明治政府で最初の太政大臣になったのは、例の幕末時代に「長州落ち」した公卿の三条実美でした。そのあとで、内閣ができます。内閣ができたのは1885年でしたから、それまでは太政官制度が復活していました。それで内閣は何かといったら、要するにそれまでの太政官からの直結で、今の現在の内閣は律令制度の中から見れば太政官なんです。
○○ 不勉強で申しわけない。江戸時代というのは、太政官制度はあったんですか。
植田 そこも私自身も興味を持って、新京都学派の本を何冊か調べたんですけど、梅原猛さんは、あまり江戸時代のことは述べていません。一方、上山春平さんは、明治時代まで律令制度は延長されたと言っています。それで実例も挙げています。今忘れていますので、また後で資料でご紹介します。(たとえば、江戸時代の官職名。徳川将軍が名乗る「征夷大将軍」とは、律令制度の中の職名)。
○○ そうですね。お願いします。
植田 ここのところは制度的に続きます。
○○ 今もなお太政官制度というのは内閣であると。
植田 内閣。
○○ 基本的な法制な話なんですけど、太政官というのは1人ですか、それとも2人ですか、3人ですか。
植田 明治政府がつくった太政官というのは、議政官以下7人のことを総称したようです。しかし、ちょっと細かいところまで調べてないんですよ。私の場合、輪郭を押さえることだけを優先にしているので。
○○ そうですね。もう一つ、律令時代の太政官制度というのは、右大臣、左大臣とかを含めて太政官というんでしょうか。
植田 そうですね。しかし、細かなところまでは、今はわかりかねます。
○○ じゃあちょっと後でこれも。
植田 調べます。ここは調べればすぐわかるからね。
○○ そういった太政官制度を藤原不比等がつくったと。
植田 ええ。
○○ 藤原不比等というのは、当然藤原氏ですよね。
植田 藤原氏です。
○○ 道長は出てくるけれども、あまり教科書に出てこない。
植田 いや、私の息子はいま中学2年ですけれども、ちょっと気になって中学2年の歴史の教科書を見たんですよ。藤原不比等は出ています。
○○ 出ている。
植田 ただし、本文の文脈の中には出てなくて、参考程度に添え物で出ています。だから、藤原不比等がこれほど重要であるかということは、今の中学の教科書の段階ではまだ認識されてないです。そのかわりに、私たちも司会者さんも多分習ったと思うんですけど、その父親の藤原鎌足のほうは、大化の改新の大立て者、大役者というんですか、それとして大文字で出ています。
○○ 不比等の大分後に道長というのが出てくるわけですよね。
植田 そうです。道長は不比等がつくった太政官というか、不比等戦略の中の具体形態です(道長は左大臣になった)。平安時代の藤原摂関政治というのは、見事に不比等の戦略の結果です。
○○ だから、律令制度の創業社長が不比等なのに、それが不当に黙殺されているというか。
植田 いや、不当じゃなくて、誰も知らないんでしょう。
○○ 知らないだけだと。
植田 というか、藤原不比等が自分で消したんですよ。当時はまだ藤原氏というのは、新京都学派の説では、俗にいう言葉でぽっと出なんです、成り上がり貴族。だから、自分を政界の前面に出したら、出るくぎは打たれるでつぶされてしまうんです。だから、わざわざ目立たない戦略を立てたんです。だから、彼は左大臣にならなかった。たしかそうだったかな。トップである左大臣は空白にして、その2番目の段階(右大臣)に自分が生涯最高の位としてなったんです。トップに立ったらたたかれますから、そこまで用心深く自分を前面に出さなかったんです。だから、誰も気がつかなかったんです。意図して史家たちも、権力者たちも藤原不比等を消しているんじゃないんです。
○○ デビューできたのは、鎌足が革命を起こしたから、おやじがあるところ……
植田 デビューできたのは、もちろんそうです。
○○ 鎌足が偉かったから。
植田 そう。だから、鎌足は何者かという、古代史をめぐって現代の日本人の研究者たちが争って発掘調査をやっているんです。だから鎌足はだれか、百済人説あり、唐人説あり、新羅人説あり、もちろん日本人説もありますが、外国人説も。まだ決まってはいないです。
○○ 不比等研究というのは、ある意味学者の中でも、たしか朝日選書で『藤原不比等』という本が出ていて……
植田 それが上田正昭さんです。
○○ たしかそんなお名前だった。
植田 そう、出ています。
○○ 朝日選書で、これが1冊出ているだけだったかな。
植田 藤原不比等という名前だけで。
○○ ええ。
植田 多分そうですね。
○○ 私は、それを買ってまだ読んでないんですけど。
植田 上山春平さんが藤原不比等自身について書いたのは、隠された群像だったか、虚像だったか(『埋もれた巨像』)、ずばり不比等という名前を出せばいいだろうと思うんですけど、やはりこの辺もまだ早いというあれがあるんですか、1970年代の後半のものです。これも後で送りますから。
○○ この人も新京都学派の1人ですか。
植田 さっき言った1人です。私が新京都学派と名前をつけたのは3人で、梅原猛、上山春平、それでいま名前が出た上田正昭さん、この人は実家が神道のうちだったみたいですけど。
○○ 梅棹忠夫とは大分路線が違う人たちなんですね。
植田 また違いますね。
○○ あの人はどちらかというと中央アジアとか、ゴビ砂漠とかに行って。
植田 でも、あの人はあの人なりにいいことを言っていますよ。例えば西洋史の文明の流れが日本史と重なっているとか、注目すべき指摘があります。西洋史にシャルルマーニュが出てきたとき、日本では藤原不比等が出てきましたもんね。
○○ ついでにお伺いすると、京都学派と新京都学派というのは、イデオロギー的なつながりはあるんですか。
植田 新京都学派と京都学派は?
○○ 西田幾多郎とか。
植田 ああ、それは哲学の問題で、これは梅原猛も一番熱心に問題にしています。彼らと私たちはどう違うか。だけど、深みはない。それは言っちゃうとまずいか。戦前の京都学派というのは、要するに日本独自の哲学を立ち上げるにはどうしたらいいかという学派でしょう。なぜかといったら、明治時代、日本の哲学というのは西洋の輸入なんです。哲学に限らず全部の学問は。これじゃあまずいだろうと起きたのが京都大学でしょう。自分たち日本人独自の学問をつくらなくちゃいけないと。
○○ 近代の超克とか言ってますよね。
植田 そうそう。それで明治政府によってつくられたのが京都大学でしょう。そのかわり東京大学からは役人をつくるというのができているわけです。だから、その京都大学が明治政府に与えられた使命を実行に移そうとできたのが、京都学派なんです。西洋の翻訳だけじゃまずいだろうと。
それと、いま言った梅原猛さんたちの新京都学派は、大きな流れでいけば、その中から出てきたと言えます。梅原猛とか上山春平という人は、京都大学で哲学を学んだんです。それで、それぞれに哲学を勉強するわけです。ソクラテス、プラトン、アリストテレス、デカルト、ヒューム、カント、ヘーゲル、ハイデッガー、等々。ところが、中年に差しかかって自分たちの人生が半分終わったところで、西洋人について何だかんだと言ったところで、これでいいのかと、彼らはふと気がつくわけです。私たち日本人の主題は何かといったら、日本にあるだろうと。自分の足元にある。それで日本史に行くわけです。
京都学派と新京都学派では、研究する主題が異なっています。西田の場合は、たとえば善を研究しましたが、哲学の問題として行いました。それに年齢的にも、梅原猛や上山春平は、そのあとの世代です。
それで、上山春平さんの場合は、軍隊のときに潜水艦に徴集されたわけです。それで終戦を潜水船の中で迎えるわけです。それで勤務の合間に自分が持っていった『万葉集』とか『古事記』『日本書紀』を読むわけです。それで、一番引かれるのはアマテラス神話で、これは何かというわけですよ。何のためにこんなのができてきたのか。そこから読み解き始めるわけです。これは藤原氏の一番都合のいいように編成されていると。
それで、明治時代に津田左右吉が当時の西洋の最先端の学問である実証主義を輸入して、「信じているだけではだめだ、文献的に『日本書紀』を調べなくてはいけない」ということで調べ始めて、『日本書紀』は政治的につくられたと言ったわけです。これは天皇を中心にしてつくられた神話だから、あの人(津田)は戦前の人だから、皇室万歳で行きましょうと、こういう流れです。
ところが、戦後になって新京都学派になると、これがもう少し深みを持って、もっと読み込むと、そんなレベルではない。これはぽっと出の藤原氏が、自分たちが皇室に巻きついて日本国の権力を独占するために、非常に巧妙につくられた政治的文書であるというんです。このことを新京都学派が発掘したわけです。
○○ その問題意識というものは、本当にいわゆる書店で普通に手に入る新書レベルの本の……
植田 そうですよ、出ていますよ。
○○ 出ているけれども、それほど市民権が今あるというふうには私は見えない。
植田 私にはそれが不思議なんですよ。こんな重要なことを、なんでだれもがみんなほっといているのか、と。私が考えたのは、いま言ったように、そういう話とボナー・フェラーズとかマッカーサーの天皇利用計画とか、今現在の民主党の脱官僚が何でできないかということを結びつける人がまだいないんですよ。
○○ そうですね。
植田 そこまで行かないと、全部は解き明かせないんです、日本史は。
○○ テッサ・モーリス・スズキとかいうアメリカのポストコロニアリズムの女の学者が、『天皇とアメリカ』という本を集英社新書で書いた。でもそこまで肉薄しているという感じではなかったですね。
植田 そうですか。
○○ 天皇とは一神教だと、昔からいたいろいろな神様を黙殺したと。そのレベルの認識でとどまっていて、律令制度まで話は全然及んでいない。ある意味、植田さん以外に取っかかってないから、ぜひやっていただきたいなと、本も出していただきたいなと。
植田 多分私が1人目だと思います。
○○ 1人でやったら、永遠の業績に。
植田 カウントされますか。
○○ ストックになりますから。本というのはフローが多い、フローの情報で使い捨てが多い。ストックの情報をつくらなくてはいけないですよね。私の『パワーエリート』の本(『アメリカを支配するパワーエリート解体新書』)でも、これはオバマ政権が8年間、4年間は一応ストックとして持つんだけど、その後はフローとなっている部分が多いから、なかなかストックになりづらい。
でも、歴史の本というのは必ずストックになるんです。歴史に残りますから、ぜひ頑張っていただきたいと。
植田 ちょっとタイム。ちょっと疲れちゃったんですけど、この辺で今日の分は終わりにしてもらってもいいですか。
○○ どうしましょう。今カトリックの話……
植田 私はエネルギー的限度が毎日2時間なんです。今どのぐらいたちました?
○○ カトリックの話まで行っていませんね。
植田 行っていませんね。
○○ ええ。
植田 もう一回やりましょうか。
○○ そうしたら……
植田 いや、話せば全部話せるんですよ。
○○ 今度は電話とかでもいいですか。
植田 いいです。ネットでもいいですよ。ネットというか、メールでも。
○○ メールだとやっぱりやりとりができないから。
植田 そうかそうか。
○○ 電話でやっていきたいなと思うんですよね。でも、話の流れとしては非常におもしろくて、第1回の……
植田 おもしろかった?
○○ おもしろかった。非常におもしろかった。不比等の話まで出てきたわけです。
植田 いや、いま司会者さんが言われたカトリックと近世、ここから今度は西洋史の話になるんですが、ここからがまたすごくおもしろいんですよ。これはこれで改めて、また体力がフレッシュのときから始めたいですよ。
○○ お電話であれば資料を片手におうちでできると思うんですよね。
植田 いいですよ。
○○ うちの事務所にはテープどりの装置がありますので。
植田 副島さんがrational、ratio、reason、理性について、この前の佐藤さんとの対話でかなり話されていますけど、それはそれとして、私は私なりに哲学のほうから理性とは何か、これは古代ギリシャから中世、それと近代全部、この政治の問題と絡めて話したいと思っているんです。
それと、もう一つつけさせてもらうと、司会者さんが一番関心を持たれているイルミナティ、それとかフリーメーソン、インビジブル・カレッジ、スカル・アンド・ボーンズ、これもまた哲学と独立の範疇で同じぐらいの分量でやっぱりあるんです。それで、司会者さんが関心を持たれている世界権力の問題も、まさにドッキングします。
○○ そうですね。
植田 これはまた3回目の話に持ってくるだけの量があるので、とてもじゃないけれど話し切れないですよ。
○○ そうですね。じゃあ1回目の話をまとめると、今もなお律令というものが残っていると。それをつくったのが藤原氏であり、藤原氏は今は藤原氏としては勢力は残ってないけど、その呪縛が日本の官僚制度、あるいは政治政体に取りついている、それをうまく利用してきたのがアメリかであるということなんだろうと。ここら辺のちょっと結論めいたところを。
植田 だから、戦後の日本をつくったのはアメリカなんです。副島さんが言っているけれど。それはどこにあるかといったら天皇利用計画で、SWNCC228で決まりです。ただ、占領中の日本改造計画と、今現在とは分けたほうがいいです。それで私が言ったのは、今のほうに与えられた日本国憲法のほうの天皇利用計画です。ただ従来、例えばこれも私が名前をつけたんですけど、軍国少年世代の言論家たちがいましたよね。西尾幹二さんとか、渡部昇一さん、彼らが一番重要視したのは、「東京裁判とは何だったか」でしょう。早い話こんなのはどうでもいいんですよ。こんなものはアメリカの戦略にすぎないんだから、アメリカ占領軍の。冗談じゃないと、それで終わり。
○○ 終わり(笑)。
植田 だから……
○○ 今の最後の情報提供も含めて私の意見なんですけど、『ワシントン・ポスト』なんかを読んでいると、あるいは『朝日』でアメリカのマイケル・グリーンとか、そういう当局者が言うと、日本の官僚は非常に優秀だと。そればかり言うんですね。
植田 そうか、それを言いたい?
○○ それを今回の1回目の結論で。
植田 じゃあそこを言っておきましょう。
○○ ええ。
植田 アメリカは帝国主義戦略として、日本が律令制度であろうが、デモクラシーであろうがどっちみち利用するんです。だから、どっちが利用しやすいかの話で、律令理性とか、今の官僚が利用しやすいんだったら、今のままでやりますよ。それで日本が政権を交代して、脱官僚になって、政治家主導になっても、今度はマイケル・グリーンの次の世代が、どうやって新しい日本の自然理性派の連中を、―もっともそのときは日本人を「原住民」とは呼ばなくなると思うんですけど、―私たちの「同志」のデモクラシーの国を、いかにイギリス流に持っていくか、そういう発想になりますよ。
○○ なるほどね。そうすると日本の政治家のほうも、それに対応する戦略がないといけない。
植田 そうです。既にそれをやろうとして、いま思いついた推測なんですけど、小沢一郎なんてむしろ、日本をイギリスの立場に置いてアメリカと交渉しろ、とやろうとしているのではないだろうか?
○○ 確かに小沢さんはイギリスに何回か行っていますからね。
植田 そうでしょう。だから、律令理性派から見ると、戦後の日本はやられ過ぎなんです。律令理性というのは、上下関係でしか国の関係を見ないです。これも中華思想を受け入れた律令制度の残滓が根にあるんですけど。
だから明治以来、日本が巻き込まれたウエストファリア体制、これは国家対等の論理でしょう。これはやっぱり主権国家同士で対等であると。もちろん世界には国家規模の大小がありますが、一応建前は対等です、とね。実際はアメリカが権力を持っているでしょう。これはだれもが認めていることだから。だから建前と実際は違うというのは、世界だって同じなんですよ。
○○ なるほど。そういった意味で戦略が重要だと。第1回目はこのくらいにして、ありがとうございました。
植田 いえいえ、とんでもない。
○○ はい。
菅直人首相が辞意を表明したにもかかわらず、早期辞任を否定している問題で、枝野幸男官房長官は四日午前のテレビ番組に出演し、首相の長期続投に対し否定的な見解を示した。首相を支える立場の枝野氏さえ、首相が主張した来年一月までの政権継続を否定したことで、政府・民主党内の早期退陣論は一層拡大するのは必至。首相が長期に政権にとどまるのは極めて困難な情勢になった。
枝野氏は「首相である限り、全力で支える」と述べる一方、「(首相は)長く居座るつもりはない」「(首相が辞めるのは)そう遠くない時期だ」と強調した。また、九月の訪米日程について「首相は(二日の記者会見でも)自分で出るようなことは言っていない」と、八月末までには首相が辞任している可能性があるとの見方を示した。
菅首相は二日夜の記者会見で、退陣時期について「(福島第一原発事故が)冷温停止までが自分の責任」として来年一月までの続投を目指す考えを表明。これに対し、民主党や閣内の一部から批判が続出し、首相と鳩山由紀夫前首相が合意した確認事項に沿って、二〇一一年度第二次補正予算案の編成にめどが付いた段階か、もしくはもっと早い時期での退陣が望ましいとの意見が強まっていた。
枝野氏の発言は、党内の首相批判を踏まえ、首相に長期間、続投する考えのないことを強調し、党内の沈静化を図る狙いがあるほか、首相に対しても、早期退陣を暗に促したものとみられる。民主党の渡辺周国民運動委員長も四日午前のテレビ番組で「(首相には)そんなに長い時間があるとは思っていない」と述べた。
一方、自民党は首相を早期辞任に追い込む方針で、石原伸晃幹事長は「六月末を焦点に全党を挙げて首相を降ろす」と述べ、月内にも参院への首相問責決議案提出を目指す考えを示した。
(東京新聞)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
枝野よ止めるときくらい大人しくして止めろよ
どこまで行ってもペテン師だな。
それから岡田ずいぶん静かになったな。
喋るだけ反発を買うのが分かっているようだ。
大人しくして両院議員総会で枝野・岡田・安住・仙谷ら
は党・執行部の役職を解任されるのを待つことだ。
最低限そこまでしなければ民主党は党として再浮上できない
だろう。
大人の弄する「ペテン」の場合、
その行為そのものは「悪」であり、どう転んでも「正義」とはなりえない
しかしながら、大人がやらかす失敗
それがどんな「無様なヘマ」であっても、決して「ヘマ=悪」とはならない
政権延命の為だけに、狡猾なペテンを弄し
「ハト」という一個人を利用して「大多数が騙す」という行為より、
「利用されたハトの方が悪い」とそう言い張る訳ですね
さすが「国ウリ」の連中は一味違うw
いつまでたってもこの国が「良い方向」に向かえない理由が
今わかった気がするわ
植草氏、がんばってください。応援しております。
http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/425.html#c2
2011年6月4日 土曜日
◆居座り首相「誠意ゼロ」証明 死して屍拾う者なし 6月4日 産経新聞
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/snk20110604094.html
「政治家の秘訣(ひけつ)は、ほかにはないのだよ。ただ誠心誠意の四字しかないよ。伊藤(博文)さんは、この政治家の秘訣を知らない」
勝海舟は明治29年5月、倒れる直前の第2次伊藤博文内閣に引導を渡す際にこう語った。明治は遠くなりにけり。
4日で首相指名から1年を迎える菅直人首相は、国民の批判に耳をふさぎ「やるやる詐欺」ならぬ「辞める辞める詐欺」を働き、その地位にかじりついている。明治の元勲にさえ苦言を呈した勝海舟がこの姿を見たら何と言うだろうか。
首相は3日の閣僚懇談会で、2日の内閣不信任決議案採決直前に鳩山由紀夫前首相と交わした退陣の約束をあっさり否定した。
「自分と鳩山氏の会話は確認文書に書いてある通りだ。それ以外のことは一切話をしていない」
これを信じた閣僚はいないだろう。現に鳩山氏は首相を「ペテン師」呼ばわりして激怒している。
不信任案可決の公算が大きくなった1日深夜から首相周辺は「民主党代議士会で首相が辞意を表明する」という情報を複数のルートを通じて流した。
実際には「一定のめどがついた段階で若い世代に責任を引き継ぎたい」とあいまいな表現で退陣をほのめかしただけだったが、多くの民主党議員はあらかじめ「退陣」の2文字が頭にすりこまれていたために真に受けた。こうやって造反の芽を摘み、不信任決議案を否決した途端に「福島第1原発が冷温停止になるのが一定のめどだ」と来年1月までの続投を表明した。
そこに「誠意」の「せ」の字もない。卑怯(ひきょう)で姑息(こそく)と言わずに何というのか。(後略)
◆菅政権の最後 6月3日 田中良紹
http://www.the-journal.jp/contents/kokkai/2011/06/post_264.html#more
不信任案採決直前の民主党代議士会で菅総理はついに「一定の目途がついた時点での退陣」を表明、鳩山前総理は復興基本法案の成立と第二次補正予算案の編成の目途をつけた時に菅総理は退陣すると発言した。しかしこの合意書が表に出れば自民党は断固として菅政権とは手を組めなくなる。参議院で問責決議案を出す可能性が高まる。そうなれば法案は1本も通らなくなる。総理に参議院を「解散」する権限はないから、政権はそこで立ち往生する。
また合意書には「辞任」の文字がない事から、菅総理は鳩山前総理とは異なる解釈をしてさらなる延命を図ろうとした。これに鳩山前総理が「うそつき」と応じた。海水注入問題と同様の「言った」、「言わない」が繰り返され、菅総理の体質が国民の目にさらされる事になった。
菅総理の「退陣表明」を聞いて小沢氏は「撃ち方やめ」を指示し、不信任案は否決され、「解散・総選挙」による「政治空白」は避けられた。今後不信任案が提出される事はないから「解散・総選挙」が行なわれる事はなくなった。しかしこの一連の出来事で菅総理の首は次第に締められていくのである。延命のためにもがけばもがくほどきつく絞まる可能性がある。
この国では「民主主義」をまともに教えていないから、民主政治について国民の多くはとんでもない勘違いをしている。「政局はけしからん」とか「権力闘争ばかりしてなんだ」と言うが、民主主義政治とは国民を守るために権力闘争をする事を言うのである。国民に主権があると言う事は、自分たちの生活を守ってくれないと思ったら、権力者を「ころころ変える」権利があるという事である。
しかしそれが国民に理解されていない以上、常道ではない仕掛けをして、誰が与野党一致の政治体制の構築を阻んでいるのかを、国民の目に見えるようにしていかなければならない。それが今回の不信任案の否決で始まったと私は見ている。
(私のコメント)
昨日の参議院予算委員会のテレビ中継を見ていましたが、こんな事をすれば国会でつるし上げられると分かっても、平気で「早期辞任」を翻すとは菅総理は国会議員を何年やっているのだろうか? 30年も国会議員をやっていれば永田町のしきたりぐらい知っているはずですが、またもや「言った」「言っていない」で切り抜けようとしている。しかしテレビ中継がなされている中でのことだからごまかしが効かない。
民主党議員にとっても総理の解散権が一番怖いから、これを封じるには不信任決議を否決しておかなければならない。後は菅総理を民主党代表から引き摺り下ろせば総理は退陣せざるを得なくなる。永田町では総理大臣が「重大な決意」とか「若い世代に引き継ぎたい」と言えば、どうなるか分かっているはずだ。自分は言っていないと否定しても永田町はそれで通ってしまう。
それくらい国会議員にとっては解散が一番怖いから、なかなか総理を引き摺り下ろすことは難しい。おそらく解散総選挙になれば民主党の新人議員のほとんどが国会には帰ってこれないだろう。菅総理にとっては総理になることが目的であり、総理になって何をするという事を言っていたわけではない。最小不幸社会と言っても当たり前のことで具体性はない。
中道左派政権なのだから、脱アメリカとか脱原発とか言っているのなら分かりますが、日米合意を守ります、原発の発電量を50%にしますとか自民党と変わらない事をやっている。つまり任期を永らえる事が目的化して「辞めるとはどこにも書いていない」と言うことになったのでしょうが、与党内からの辞任要求に対しては、自分の支持率を高くするしか方法がない。小泉内閣ではそうしてきた。
安部内閣でも福田内閣でも麻生内閣でも鳩山内閣でも短命だった原因は国民の支持率が低迷したためであり、菅内閣でも20%台に低迷して今回のような騒ぎになった。小泉内閣が6年近くも持ったことが奇跡のようですが、靖国参拝をしたから長期政権になったのであり、安部氏以降はまた靖国参拝をしなくなった。
政権維持のためならなんでもする現実感覚の持ち主なら、8月15日に靖国参拝すれば50%くらいには支持率も上がるだろう。靖国参拝すると中国や韓国が騒ぐからしないと言う事ですが、このような弱腰外交だから国民の支持率も上がらないのだ。菅総理は本当に現実的政治家なら靖国参拝も避ける事はなかったはずだ。
昨日も書いたように内閣の支持率を上げるには外交で成果を上げることであり、佐藤内閣の沖縄返還とか、田中内閣の日中国交回復とかありますが、小泉内閣でも北朝鮮外交で成果を上げた。しかしその後の内閣では国際会議の中に入ると借りてきた猫のようになってしまう。あるいはしなくてもいいような国際公約をしてくる。
官僚には怒鳴りつけるような居丈高な態度をとる半面で、胡錦濤の前に出るとメモを見ながらでないと会談が出来ないほど小心振りを見せてしまう。これでは国民の支持が高まることはないのであり、日本国のトップが外国の物笑いになっている状態は何とかしなければならない。
菅総理も一生懸命に小泉総理の真似をしているようですが、靖国参拝やアメリカ大統領の前でプレスリーの真似をするようなことはやらない。これでは任期も長くないことは確定済みであり、次の総理で靖国参拝できるような国会議員はいそうもない。だから東日本大震災が起きたのも靖国神社のたたりであり、300万の英霊が総理が参拝してくれないことに怒っているのだ。
現在の政界で、本当の意味で壮大な政局シナリオ描ける人、それを実行する覚悟・肝があり、やり遂げられる政治手腕に長け政治的構造を知悉しつくしてる人は、小沢一郎しか存在しません。
百術不如一誠の小沢一郎さんが最後の花道用意してくれたのに、これまでの一年の政権運営どおりにアカン垂れは最期まで気づかずに目先目先に浮かれてるだけ。
既存大手メディアは、ご存知のように55年体制時代の皮相的政局観でしか見れないので、まともに相手にするだけ労力の無駄です。
かなり本気で怒った小沢さんは、日本国民と国土の生命と財産の崩壊的喪失をなんとしても阻止するため、通常は好としない策を講じ、今はほぼ8割がた完了してるでしょう。
現実に今、結果として誰が、アカン垂れの味方になっていますか?
事実上、執行部数人とカミさんだけでしょう(言い換えれば主犯格連中)。
野党はもちろん今や与党内擁護中間派からも反旗の声が挙がり始めていますし、現実には見限ってるでしょう。
米国も見捨ててるし行政官僚はハナから相手にしてない面従服従。
ジャーナリズムなど欠片もない利権メディアは、上記2勢力に付いてくだけの談合集団。
冷静に考えてください。我々一般の国民の前で「平然と仲間を裏切り約束を保護にし終いには公然とシラをきる」姿をこの2日間全国に向けて見せてくれました。
日本人が伝統的に大事に共有してきたもの平然と公然で放り出したのです。
アカン垂れが自ら招いた道で、自ら最後の引鉄(例の辞任表明否定会見)を無用に引いたわけです(あの人は最後まで余計な事=自爆行為します)。
もしかしたら、戦後政治史に残る(汚す)無様で惨めな退陣劇が起きるかもしれません。
楽しむつもりは毛頭ありませんが、様々な意味で、民主主義を正面から学んでこなかった日本社会のツケを払うときが今来てるのかもしれません。
今は一刻も早く救国政権を樹立して、現地被災者を大救出して、日本中・世界中の英知を結集して原発収束体制を再構築して、新しい東北および日本社会を創造するのみです。
流したのは管一派である。小沢、鳩山が知るわけはない。
卑劣な情報操作を行い国民を欺くかんと一派、戦前の軍国国家そのものである。そのことは声を大にして暴かれねばならない。新聞tvは利用されたのだ。
「大多数が騙す」でなく、
「大多数を騙す」です
「84ですが」でなく
「109ですが」です
重ね重ねのヘマ、すみません
http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/305.html#c111
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