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菅退陣劇場の第2幕は鳩山が幕を下ろさなくてはならない(ryuubufanのジオログ )
http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/308.html
投稿者 七転八起 日時 2011 年 6 月 03 日 09:27:24: FjY83HydhgNT2
http://sky.geocities.yahoo.co.jp/gl/ryuubufan/view/20110602
あれこれと裏事情が見えて来た。鳩山が代議士会の直前に菅と会談して筋書きを作った。小沢には詳しい内容は知らされていなかったようだ。そんな時間も無かっただろう。
代議士会の流れを決定付けた鳩山の発言は小沢にとっては虚を突くものだったようだ。
鳩山は退陣時期の明記が欲しかったが、菅が応じる訳も無い。その点をあいまいにした所が鳩山の弱い部分だ。しかしそこを強く出ると、菅の解散の強権が待ち構える危険が出てくる。鳩山はあいまいを選んでも一つの形をつける事を選んだ。
結局双方が自分の解釈を入れられるあいまいさを残して手を結んだ。やったのは鳩山であり、そのもたらす結果の全責任は鳩山が負う事になる。
代議士会というものはいい加減なものだ。その場の雰囲気で重大な流れの変化が起きる。鳩山も菅もその部分をよく知っていた。鳩山が手を上げ、指名を受け発言する事が、菅と鳩山の間で大きな効果を出す為にしっかりと計算されていた事になる。
事前に小沢とよく話し合った上でならば、また違う展開になった筈だ。でもまだこの部分がハッキリしない。本当に鳩山の単独的行動だったのか? デマゴミはこの機に小沢を追い込みたいから脚色を仕掛けてくる。デマゴミ情報はそういうものと見ておく必要もある。
今思う事。それは戦いはそう簡単には決着しないという事。鳩山が変な役回りを演じているが、鳩山がいたから形の上だけではあったが、政権交代もできた。鳩山を視野から消し去る訳にもいかない。菅が消されていないんだから、鳩山が消される謂れは無い。鳩山らしい行動もそういうものとして認めざるを得ない。
鳩山の行動が大きな影響を与えたのは、退陣の意思を菅の口から出させたからだ。小沢が不承不承であったかは不明だが、とに角自主投票に切り替えたのは、そこに一定の価値を見出せたからだ。何と言っても満天下で退陣を明言した。時期が示されていないとかもあるが、裁判所での話じゃない。言葉で生きている政治家の集まりの中での話だ。
退陣を決める場での退陣の話の中の発言である。皆がどう思って聴いているかという部分が重要だ。代議士会だけの問題ではなく、全国民の注視の中の発言だ。全国民がどう思って聴いていたかの部分が重要だ。
菅にはごまかしの意図があったのは間違いないが、国民はごまかされたとは思っていない。一定のメドがつけば辞めると素直に聞いた。メドというのは勝手に先送りできるものではない。国民が最大公約的にメドと思われる時期がメドだ。メドが中々来なければ、それは菅自身の問題だ。最大公約的メドの範囲内でメドをつけて退陣するという事になる。
菅が旨く乗り切った部分も確かにあるが、菅は国民に退陣を明言した。時期がどうのこうの問題ではない。首相が退陣を口に出す事自体が異常な事態だ。最高権力者が退陣を口に出せばもうレイムダックだ。最高権力者とは言えない。日々そういう見方をされる。いつ退陣ですか?と国民誰しもから言われる。再選も無い訳だ。ひと月もすれば退陣圧力は物凄く大きくなっているだろう。もう権力を維持するのは無理になってくる。
菅は旨く逃げ切ったように見えるが、退陣の圧力は日に日に大きくなる。本来なら不信任案は可決されたのだ。小沢が旗色が悪くなるというのもおかしな話だ。鳩山が自作自演した舞台で小沢が割を食う展開もおかしい。鳩山が責められなければならない。
舞台は一転して菅退陣劇場の第2幕に入った。そこでは菅の退陣が前提であり、解散権など消滅している。これが決定的に大きい。野党はもう相手にしない。普天間だって沖縄は菅を相手にしない。ごくごく限られた範囲内の事で形をつけたら(つけなくてもだが)退陣しなければならない。余命アト何日政権である。
菅が妙な事を始めたら、妙な事を言い出したら、それは鳩山の責任にもなってくる。鳩山は菅の退陣劇場を管理しなくてはならない。一定の時間で幕を下ろさなくてはならない。鳩山は菅のお目付け役だ。重い責任がある。結局菅に騙されていたという事になったら、今度こそ鳩山は民主党を解党しなければならなくなる。なかり早い時期にその時が来るんじゃないか。その時は小沢とともに新党結成だろう。
イザとなると今回のような抜け道を見つけてくる鳩山だ。しかしもう出来ないぞ。次の場面では断を下さねばならない。菅は鳩山の監視下に入った。まさか菅に勢いをつけさせる事はあるまいよ
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