@ オカルト・ファンが一度は耳にした予言書に『ひふみ神示』があることだろう。しかし分厚い予言集だから短編小説を読み切るようにはスラスラとはいかないし、予言部分の解読は難解であって、中々読み解けるものではないと諦める人も多いという話だ。
そこで解読のために、初心者のための簡単な連想テクニックを考えてみたのだ。
A 1つの例題として、「諏訪マアカタの仕組」を挙げて解読の仕方を考えてみよう。
まず、本題となる部分は、「裏切る者沢山出てくるぞ、富士と鳴門の仕組、諏訪(スワ)マアカタの仕組。ハルナ、カイの御用なされよ。・・・」(松の巻・十四帖)であるが、
「富士と鳴門の仕組」とは、富士山は休火山だから噴火が連想される。鳴門といえば渦潮が連想される。つまり火山噴火や津波・洪水・濁流とかがイメージされるであろう。
「諏訪マアカタの仕組」とは、諏訪は長野県の諏訪市が連想される。マアカタは理解に苦しむが、逆に読むと「タカアマ」であり高天(高天原)か高海部と読める。ここで諏訪市といえば諏訪大社が連想されるし、高天原といえば記紀神話が連想されるから、記紀神話で諏訪・諏訪大社とくれば諏訪御名方(スワミナカタ、つまり建御名方・たけみなかた)が直ぐに思い浮かぶことであろう。建御名方は国譲り神話の段に登場する神で諏訪大社の御祭神である。
ちなみに建ミナカタを逆に読むと「タカナミ」となり高波が連想されるであろう。「タカアマ」と「タカナミ」はキーワードとなり、「富士と鳴門の仕組」と重なってイメージが広がりをみせる。
「ハルナ、カイの御用なされよ」とは、ハルナは榛名と読めるから、榛名山で1390メートルの榛名富士と1449メートルで最高峰の掃部ヶ岳の2箇所が連想されるであろう。
(あるいは、「暮れ」の海に沈んだ戦艦榛名を連想させる人もいるかも知れない)。
カイは船のオールの櫂と、甲斐が連想されるが甲斐は山梨でもあり「山無し」とも読める。
すると、似通ったキーワードを拾い集めて並べると、噴火、、津波・洪水・濁流、、高海部、、高波、、榛名山、、山無し、が考えられるから、これらを一連に連想すると、
「噴火や津波や洪水の大変動が起きて、1400メートルくらいの所まで津波が押し寄せて、最後は諏訪の辺りが高い海岸線になって、日本列島の大部分は水没するだろう」、などと考えられそうだ。
また別に、「諏訪マアカタ」を逆に読んで、「諏訪タカアマ(高天(高天原)」と解釈すれば、「富士と鳴門の仕組」の噴火や津波や洪水の大変動が起きた後に、諏訪が日本の新しい精神的中心地になるとも解釈できるようだ。
B ただし、ひふみ神示は十人十色で何通りにも読めるそうだし、また「カイ」にしても甲斐と読むか櫂と読むかは前後の文節や、全体の意味合いで考えなければならないが、要するに「連想ゲーム」と考えればよいのではないだろうか。
また、ひふみ神示はどれが正解も不正解も無いそうだから、他人の感想や評価は一切気にする必要がないとも言われている。
また、ひふみ神示には、各所に記紀神話が盛り込まれているから、注意が必要であろう。
C ただし、ひふみ神示は偽書との説もあるので、あまり妄信せずに、頭の体操とか酒席のネタ話程度の軽い気持ちで読み解くほうが楽しいかも知れない。
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