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2011年4月26日00時00分 〜
コメント [原発・フッ素9] チェルノブイリをみて、東京からいつ退避するべきなのかを考える(ジャーナリスト 木下黄太のブログ) gataro
17. 2011年4月26日 00:00:02: wikjcPGxLM
>>14

300km圏内は東日本全域が入ります。300km圏外が安全かと言えば、チェルノブイリでは600km圏外にも、ホットスポットができています。距離で危険と考えるなら、国外に脱出するのですか?
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/826.html#c17

コメント [原発・フッ素9] 放射能の危険性は本当? 英国で議論呼ぶ異説 sci
11. 2011年4月26日 00:02:19: tgygGCo5OI
内部被爆
http://www.ne.jp/asahi/kibono/sumika/kibo/note/naibuhibaku/naibuhibaku1.htm
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/829.html#c11
コメント [自然災害17] 「東日本大震災津波・岩手からの報告」達増岩手県知事 (日本一新第45号より) 玄米
33. 2011年4月26日 00:05:12: dqdlNDNBbA
鳩山信用できない、達曽信用できない、孫正義信用できない。小沢シンパからよく聞かされました。だとするなら、小沢オンリーで皆さんどうぞ。ごめん。ついていけない。
鳩山、達曽が小沢を信用してるから、小沢を信用できると思った私なんかはいらないんですね。孫も偉いと思ってるB層です。すみません。
でも小沢と鳩山、分断されて喜ぶのは誰でしょう?


http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/233.html#c33

コメント [原発・フッ素9] 孫正義氏「原発の発電コストは一番安い」説に疑問抱く(週刊ポスト) 赤かぶ
06. 梵天 2011年4月26日 00:08:49: 5Wg35UoGiwUNk : bTwp1YEqdo
 Gillesさんへ
 プルトニウムを将来の核兵器に転用しようとしても、日本の原発はほとんどが軽水炉で、そこでできるプルトニウム239には同位体のプルトニウム240が20%程度含まれていて、核兵器への転用は困難である(技術として確立していない)とされています。
 つまり軽水炉で、使用済み核燃料を大量生産しても役に立たないと言う訳です。

 しかしそれらのプルトニウムも高速増殖炉(常陽ともんじゅがある)に装填して原子炉の運転をすると、炉心周囲にあるブランケットという部分で高純度の兵器級プルトニウムが産出されるといわれています。

 つまり、表面上は極右勢力に対して核兵器を作れるようにする為に「もんじゅ」などの高速増殖炉の必要があると騙している可能性が高い。

 兵器用のプルトニウムの生産なら、廃炉にされた東海村の黒鉛炉の方がはるかに適しており、ナトリウムを使う高速増殖炉よりもはるかに安全で廉価だし、なにより技術が確立している。

 恐らく原発マフィアの連中は利権の為に右も左も騙している可能性が高い。
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/835.html#c6

コメント [原発・フッ素9] 首都圏で母乳から「ヨウ素131」が検出か (文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ 『毒蛇山荘日記』) 七転八起
05. 2011年4月26日 00:09:35: MY4N29rjVQ
京大助教授 小出裕章の見識が正しいと思えてなりません。塩素38の発表をしながら1か月もあとに東電はデータを間違えたと発表しています。再臨界というおおきな問題なのです。東電の間違いだったの一言で鵜呑みにしていいんでしょうか?なぜ、記録したデータをみせないのでしょう?YOUTUBU4月25日のたねまきジャーナル 小出先生の声が沈んでいます。YOUTUBU たねまきジャーナルの小出先生の話をみなさん、聞いてくださいませんか?賛同いただけたら、このばんぐみの存在を広げていただきたいと思います。
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/651.html#c5
コメント [自然災害17] 地方議員が、ツイッターで「311人工地震」について書き込み連打 民主党の広島県議会議員・梶川ゆきこ hirokumm
74. 2011年4月26日 00:12:31: pVYnA2lxHo
65様
私も「液化CO2圧入」と「ちきゅう号」は相互に独立した手段であると思います。
紛らわしい書き方をしてすみません。
地震を起こすための二重三重の手段ではないでしょうか。
http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/244.html#c74
コメント [原発・フッ素9] 小出裕章氏と推進派との直接対話 (平成17年)〔小出裕章(京大助教)非公式まとめ〕 gataro
06. 2011年4月26日 00:13:15: 3UbsnckrEQ
ホントに気持ち悪いぐらいの学問盲信馬鹿。この世の全てが科学で枯れるぐらいに判りきったことのように思っている。
こんなのが東大を始めとする学閥集団にわんさかいて、利権しか考えられない連中と強く結びついてるかと思うと吐き気がする。

一方、小出氏はすばらしい。科学の脆弱性を理解しながら人間のための科学を探究し役立てようとしている。人間愛を感じるよ。こういう人こそ、力のある立場に立って欲しいと切に願うよ。
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/842.html#c6

コメント [自然災害17] 地方議員が、ツイッターで「311人工地震」について書き込み連打 民主党の広島県議会議員・梶川ゆきこ hirokumm
75. 2011年4月26日 00:15:34: DCHDReL3A2
911も今度の地震もアメリカ政府がやったのだと推測します。

なんか、最初から政府の言動がウソばかりで異常なんだよね。

こりゃあ、つじつま合わせにいろいろその場しのぎでやってるんでしょうね

静岡地震も変だったし。

何度も何度も地震が起きているし。

必要のない計画停電といい、子供達への棄民といい、政府のいうことは100%信用できない。

後ろから、何かアメリカの臭いがするね。



http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/244.html#c75

コメント [原発・フッ素9] 菅を傷害罪で逮捕できないか? ぽん太
04. 2011年4月26日 00:16:37: bTwp1YEqdo
 検察に告発するのなら、初期に原子炉を廃炉にするのを拒んだ東電副社長の武藤栄がもっとも事件化しやすいと思うが・・・・

 彼の行動は明らかに業務上過失傷害あるい損壊罪に当たると思うが。

 東京地検特捜部に告発の電話や手紙を大量に送りつけたら面白いが。
 容疑は新聞や週刊誌の記事にあふれている。
 告発があって何も捜査されないようなら、フリージャーナリストの方がネットでその事を暴露すると良い。

 あっと言う間に広がる。
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/838.html#c4

記事 [IT11] iSpy? iPhoneには自分の足取りが全部残っている。GIZMODO。
  転載開始。

http://www.gizmodo.jp/2011/04/ispy_iphone24.html
iSpy? iPhoneには自分の足取りが全部残っている
2011.04.21 18:00 [7] [0]


これは僕がこの1年近くの間に行った場所です。全部。

専用の追跡端末持ち歩いたわけでもないし、FBIの覆面パトカーにつけられてたわけでもなく、


  単にiPhone使ってただけなのにiPhoneに残ってたんですよ。

そんなわけでiPhone使ってる人は今この瞬間にも足取りが記録に残ってると思った方がいいです。

好むと好まざるとに関わらず。昨年6月以降に寄った場所が全部タイムスタンプつきで残ってるので...。

データは携帯か3G iPad、コンピュータに保存されており、誰でも簡単に見ることができます。

まあ、どんな携帯でも携帯プロバイダの元には位置情報が残るし、
必要とあれば捜査当局が差し押さえ令状とって捜査に役立てることも可能なわけですけど、使う人のコンピュータとかポケットの中に暗号化抜きでゴロゴロあって、オプトアウトもできないなんて、あんまり気持ちのいいもんじゃないですよね。
理由がどうあれ。どう考えてもおかしいです。
 


これはiOS 4リリースを境にできた穴みたいですよ。発見したのは英国のセキュリティリサーチャーのAlasdair AllanさんとPete Wardenさん(ひとりは5年間アップル社員だった人)。まさかこんな隠れファイルがあろうとは思いもよらなかったようで、僕らと同じぐらい困惑・憤激してます。

「アップルはみなさんに許可も取らずにみなさんの居場所を受動的に記録に残している。

それで、嫉妬深い伴侶から私立探偵まで誰にでもみなさんの足取りを詳しく把握することが可能になってしまってる」と言ってますよ。

20日Where 2.0カンファレンスで成果を発表したのですが、その前に収録した動画があったので貼っておきますね。

iOS端末からこの情報を引き出すには、単にジェイルブレイクすればOK。コンピュータで開くのはもっと簡単で、データを可視化するオープンソースの地図作成アプリ「iPhone Tracker」をふたりが作ってくれたので、これを使えばJPEG開くぐらい容易くできます。ここでダウンロードして自分で試してみてね。

データはゾッとするほど正確です。
GPSでピンポイントで割り出すんではなく携帯基地局の三角測量に頼ってるようだけど(つまり位置情報サービスをOFFにしても逃げられない)、

地図には7月にiPhone 4購入してからの僕の人生がそのまま残ってます。
行った場所全部ですよ。バスで帰宅した道。電車で実家に行った道。
休暇の旅先。行ったのも忘れてた場所まで。

ドッカリ黒くなってるニューヨークの巨大な塊にズームインすると、自分が移動した道が全部一望できるんです、ブロック(通りで囲まれた区画)単位で。私生活と仕事のすべてが携帯に残ってるんです。まさかこれが現在地ログを24時間とる装置だなんて思ってもみませんでしたが。いつどこに行ったかまで全部残ってます(アニメ化ソフトでは1週間より細かい時間枠に位置情報をリンクしてないので、そこまで細かく嗅ぎ回ることはできません。でも元データでは秒刻みで細かく指定されているんです)。僕は何も隠し事がないからこうして上に地図貼っても構わないけど、せめてOFFにさせてくれよ、という感じですねー。

現状、OFFにする手段はありません。

コンピュータから削除する唯一の手段は、コンピュータからバックアップファイル消去することぐらいです。でもそれやっちゃうと今度携帯紛失したとき携帯を修復しようにもバックアップがない、という状況に...。どっちみちコンピュータにシンクする度に新しくファイルができちゃいますしね...。携帯を失くすと自分の追跡データも全部一緒についてって、どっかの誰かさんの手に渡ってしまいます。次のiPhoneに機種替えすると位置追跡の履歴も...くっついていくんです。

Appleが追跡をやめるか、どうしてこんな真似してるのかキチンと理由を説明してくれるまで、安心できない気分。たぶん政府の頼みでやってるのかも...強制されたんで嫌々やってるのかも...。これまでのところ、研究員たちもアップルや政府のホストする遠隔のサーバーに情報が転送された証拠の発見には至っていません。現状それを裏付ける証拠は全くあがってない、ということで、めでたしめでたしですが。でもやっぱりこんな重たい情報、さっさと携帯から下ろしてしまいたいですよ。

セキュリティの専門家Kevin Mitnick氏も「かなりショックな新事実だ」と言ってます。夫・妻や私立探偵、政府も喉から手が出るほど欲しがるだろうと指摘し、
こういうログが存在すること自体、

もしかしたら「政府の要請で行われてる可能性もある」との見方。

「(このデータは)広告には使えないものだし。個人的にはそれよりは政府の要請を反映したものに思える」、「自分のデバイスが何してるかぐらい知っておきたいよね。これではバグと追跡端末を同時に持ち歩いてるようなものだ」と話してますよ。真相やいかに?

アップルにはコメントを求め、回答待ち。マイクロソフト、グーグルにも自社携帯でそっちの面はどうなってるか取材中です!

UPDATE:
Androidも買って立ち上げると「アプリが動作してない時も匿名で位置情報を取得していいですか?」と聞いてきますが、アップルと同じように常時回収してるのかグーグルに尋ねてみたところオンレコでのコメントは控えたいというお返事でした。でもiPhoneと違って、あちらは完全にオプトインみたいです。

マイクロソフトのWindows Phone 7は「紛失時探すのに必要なので、最後の位置情報だけ保存している」、「データポイント1ヶ所の情報だけで、新情報が入ると古い情報は消される」とのこと。RIMとアップルからの回答はまだです。

ジョン・グルーバーの情報源(アップル社内の人かな?)は「キャッシュ消し忘れのバグ」と言ってるそうです。


O'Reilly Radar[Peter Warden, Kevin Mitnick via The Guardian]

Sam Biddle(原文/satomi)
 


ジョン・グルーバーの情報源(アップル社内の人かな?)は「キャッシュ消し忘れのバグ」と言ってるそうです。


O'Reilly Radar[Peter Warden, Kevin Mitnick via The Guardian]

Sam Biddle(原文/satomi)
 

    転載終了。


投稿者コメント。


  多分、もしかしたら(爆笑)、政府かも?
http://www.asyura2.com/09/it11/msg/621.html

コメント [自然災害17] 地方議員が、ツイッターで「311人工地震」について書き込み連打 民主党の広島県議会議員・梶川ゆきこ hirokumm
76. 2011年4月26日 00:23:19: QS6rXyi9EI
>>75
読んだ?

911事件を検証する公開討論会Wiki
http://911social.net/
http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/244.html#c76

コメント [中国2] 中国で偽装食品相次ぐ 広東…ニセ牛肉、上海…防腐剤入り饅頭(MSN産経) 赤かぶ
02. 2011年4月26日 00:25:59: qMgd17wAMA
中国で偽米が売られている
http://www.koreatimes.co.kr/www/news/biz/2011/01/182_80040.html

中国は何でも食べ、何でも偽造することで有名だが、今度は米をプラスチックで偽造し
それが流通していることが報告されている。
「プラスチック製の偽米は中国の市場でかなりの量が出回っている」
とのシンガポールメディアの報告を、香港の韓国語紙ウィークリー香港が引用している。

報告によると偽米は太原市や陝西省の業者が販売しており、
その米は、ジャガイモやサツマイモ、そしてプラスチックの混合であるとのことだ。

「この”プラスチック製の米”はジャガイモやサツマイモを使って米の形に成型した後
 工業用の合成樹脂を注入しています」と専門家は語る。
「普通の米とはまったく違うので、調理しても石のように固いのです。
 それどころか、中の合成樹脂が人体にとって、とても有害なのです
ある中国料理店組合の職員は取材に対し、プラスチック製偽米を三杯食べることは、
ビニール製のかばんをまるごと食べるの一緒であると警告している。
また彼は、偽米の危険は深刻であるので、厳しい偽米工場の捜索が行われるだろうと付け加えた。
(以下略)

真偽が微妙であるとの話だが、現実味を帯びせる事件が次から次へ起きる起きる
http://www.asyura2.com/09/china02/msg/788.html#c2

コメント [原発・フッ素9] 独医薬会社が被ばく者向け治療薬を対日出荷=体内のセシウム除去(ドイツニュースダイジェスト)) 馬鹿まるだし
02. 2011年4月26日 00:27:59: bMOftlwJac
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/05/s0521-5.html
『2.企業に開発の要請を行った医薬品』にあるとおり、
『日本メジフィジックス(株)』に対し『Zn-DTPA』を要請済みです。

これは『対象疾病』として
『放射性金属(アメリシウム,プルトニウム,キュリウム,カリホルニウム,バークリウム)中毒の長期治療 - プルトニウム、アメリシウム、キュリウム体内汚染が判明した、またはその疑いのある患者の汚染物質の排泄の促進』
となっております。

日本メジフィジックス(株)は、
http://www.nmp.co.jp/company/about/index3.html
でわかる通り、『出資会社:住友化学株式会社 50% GEヘルスケア 50%』という『まっとうwww』な会社ですので、みなさんどんどん被爆してください。

と、経団○の米○氏がおっしゃってるそうです^^;
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/846.html#c2

コメント [原発・フッ素9] 放射能の危険性は本当? 英国で議論呼ぶ異説 sci
12. 2011年4月26日 00:28:12: BOUc2pvG4U
>致命的な被曝をしていない

水素爆発を起こした周囲で本当に死人が出ていないのか?
⇒出ていると思う。福島原発の死者はゼロと言うけれど
東電と政府が事実を公表していない可能性もある。
また、作業員ならば隠蔽される可能性大。ノーネームですから。
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/829.html#c12

コメント [IT11] iSpy? iPhoneには自分の足取りが全部残っている。GIZMODO。 宇宙一いい加減な博士
01. 2011年4月26日 00:28:40: 0eCn1erqHk
笑いすぎて、腹が痛い!

こんな芸当が出来るのは、魂胆があるに、決まってる。

即、位置が判れば、逮捕するぞ〜〜〜〜〜、ですね(超爆笑)。

 みなさん、これが現実ですよ。

 日本でも、もう活用されている、かもね?


イエイエ、買い物する人の市場調査です、ご心配なく?
http://www.asyura2.com/09/it11/msg/621.html#c1

コメント [原発・フッ素9] 京大原子炉、小出「1号機注水、4号機プール、情報公開、原発敷地内汚染地図」4月25日たねまきジャーナル・毎日放送ラジオ ジャック・どんどん
04. 2011年4月26日 00:29:19: R0CX945mHs
タイトルも意味不明、本文も誰が何をいってるのかごっちゃごちゃ。
京大小出の話はもうわかった。もういいよ。

http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/852.html#c4
コメント [原発・フッ素9] 想定外なのか! 金子勝 『暴かれた無責任体質』 この国は壊れかけていると感ずるのは私だけであろうか! axioms123
02. 地には平和を 2011年4月26日 00:31:34: inzCOfyMQ6IpM : U6QmkCEPXk
無責任なヤツらが権力を握っているって事だ。つまり、日本国民が無責任がヤツらを延命させてきたって事であり、その事は世界から非難されても仕方が無い事だ。革命を起こせない日本国民が世界に迷惑を掛けたのである。もちろん、その責任の一端は私にもある。
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/853.html#c2
コメント [原発・フッ素9] 福島原発敷地は堤一族の土地だった(日刊ゲンダイ) 生一本
34. 2011年4月26日 00:32:02: 0Z9KkVJiaY
金持ちって金持ちになった理由がそれなりにあったのね。

まっとうに働いて大金持ちになるって事はないのかなぁ・・。
時代劇の悪代官と悪徳商人って現代にもあてはまるんだね。
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/789.html#c34

コメント [自然災害17] 「東日本大震災津波・岩手からの報告」達増岩手県知事 (日本一新第45号より) 玄米
34. 2011年4月26日 00:33:24: 0GBwQG2W3A

33さんが言われるように、小沢と鳩山を分断しようとする工作があるんじゃないでしょうか?少なくとも小沢派と鳩山派は一枚岩じゃないと、政権はとれません。


http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/233.html#c34

コメント [カルト8] なぜ女と経営者は占いが好きか 副島隆彦著  より「彼は如何にして占者になりしか」論 kanegon
07. 2011年4月26日 00:34:10: kFC5TEBIb6
副島家の本家は佐賀藩でしたか。それなら副島氏が親にガリ勉を強制されたようなことを恨む気持ちはなんとなく分かります。

知人が佐賀藩の家老の子孫で副島氏より7歳程年上の女性でしたが、親が勉強、勉強とうるさかったといってました。

俗にいうガリ勉は九州中佐賀藩屈指のものだったらしいです。

藩校もかなり厳しかったとか。(私の母親の家系が福岡藩の武士だった。福岡藩より佐賀藩ほうが勉強が厳しかったとか。)

枝吉神陽はきっと、秀才で神経質な天才肌なのに机に向かって勉強とガリ勉させられて中々自分の思いの丈をぶちまけられなかったに違いない。それで神陽はエキセントリックになったのだろう。

などと勝手に空想の世界に入ってしまいます。

ああっ副島隆彦氏のことコメントするの忘れた!!
http://www.asyura2.com/11/cult8/msg/119.html#c7

コメント [原発・フッ素9] 小出裕章氏と推進派との直接対話 (平成17年)〔小出裕章(京大助教)非公式まとめ〕 gataro
07. 2011年4月26日 00:34:30: cqRnZH2CUM
>小出裕章vs大橋弘忠・プルサーマルの始まり5(佐賀)

小出裕章の肺がん線量でμgのPuで死ぬというのは勘違いだろう
それに大橋に質問している一般女性?は、ちょっと危険を誇張し過ぎていて(Puの致死量1μgなど)、議論の前提が全く共有されていないな

プルサーマルの危険性やエネルギー安全保障と長期的コストに限定して、話を明確にした方が議論は有益になっただろうが
なんかグチャグチャになっている
http://www.sys.t.u-tokyo.ac.jp/staff/oha.html


http://www.saga-genshiryoku.jp/plu/plu-koukai/
プルサーマル公開討論会議事録
1.テーマ玄海原子力発電所3号機プルサーマル計画の安全性について
2.開催日時平成17年12月25日(日) 13:00 〜 17:30
3.開催場所唐津ロイヤルホテル
4.参加者(パネリスト) 九州大学大学院教授 出光 一哉 東京大学大学院教授 大橋 弘忠 京都大学原子炉実験所助手 小出 裕章 美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会代表 小山 英之 拓殖大学海外事情研究所長 森本 敏 神戸大学海事科学部助教授 山内 知也 (コーディネータ) 科学ジャーナリスト 中村 浩美 (オブザーバー) 資源エネルギー庁 大臣官房参事官 野口 哲男 原子力安全・保安院 原子力発電安全審査課長佐藤 均 原子力安全・保安院 原子力安全広報課長伊藤 敏 原子力安全委員会事務局 審査指針課安全調査管理官 吉田 九二三 原子力安全委員会 原子炉安全専門審査会委員更田 豊志 九州電力(株) 取締役 原子力本部長樋口 勝彦
(敬称略)
5.議事録
【総合司会】
佐賀県主催のプルサーマル公開討論会へたくさんの皆様にご参加を頂きまして誠にありがとうございます。私は本日の司会を務めさせていただきます平原と申します。どうぞ最後までよろしくお願いいたします。
それでは,まず初めに佐賀県くらし環境本部長の西野文夫より一言ご挨拶を申し上げます。
【西野本部長(佐賀県くらし環境本部)】
皆様こんにちは。年末の日曜日という大変お忙しい中、県主催の公開討論会に多数ご参加いただきまして、誠にありがとうございます。また、本公開討論会の趣旨を御理解いただきまして、コーディネータ、パネラーをお引受けいただきました先生方に厚く御礼を申し上げます。あわせてオブザーバーとして出席いただいております国の関係機関、九州電力の方々にも御礼を申し上げます。
さて、本日の公開討論会でございますが、九州電力において計画されております玄海原子力発電所3号機におけるプルサーマルについて、その安全性にテーマを絞りまして、プルサーマルの推進に理解を有しておられる先生方、及び慎重な見解を有しておられる先生方が一同に介していただきまして議論していただくために開催したものでございます。
参加者の募集につきましては佐賀県及び長崎県鷹島町にお住まいの方々を対象とさせていただきましたが、多数の皆様から応募がございまして、本会場は相当窮屈になっておりますが、何卒よろしくお願い致します。また、本日の模様はケーブルテレビとインターネットによる中継を行いまして、県内の多くの方々が視聴できるようにいたしております。
次に玄海3号機のプルサーマル計画につきまして、これまでの経過を若干説明させていただきます。昨年の5月28日に佐賀県と玄海町及び九州電力の3者で締結しております安全協定に基づきまして九州電力から事前了解願いが提出されております。また、同じ日に国に対して原子炉設置変更許可の申請がなされております。国におかれましてはこの設置変更許可に経済産業省の原子力安全保安院において安全審査が行われ、その後更に経済産業省とは別の内閣府にございます原子力委員会及び原子力安全委員会で第二次審査が行われ、その安全審査の結果、安全性は確保されるとして本年の9月
1
7日に経済産業大臣から原子炉設置変更の許可がなされております。県では昨年の5月事前了解願いが出されました後、九州電力から事前了解願いの内容等について説明を受けますとともに、国からもプルサーマルの必要性及び安全審査の結果等について説明を受けております。また、本年2月20日に開催されました九州電力主催の公開討論会での議論や、10月2日に開催されました国主催のプルサーマルシンポジウムでの議論等も聞かせていただいております。プルサーマルに関する真摯な議論がなされたものと理解いたしております。更に本日の公開討論会では、申しましたように、推進・慎重双方の立場の先生方が出席いただいておりますので、プルサーマルの安全性に関する議論を更に深めていただけるものと期待をいたしております。
本日は長時間になりますが、最後までご静聴いただきますようお願い申し上げまして主催者としての挨拶といたします。本日は皆さまよろしくお願い致します。
【総合司会】
まずは、佐賀県くらし環境本部長、西野文夫よりご挨拶をさせていただきました。
それでは本日のプログラムを簡単にご案内いたします。初めに科学ジャーナリスト中村浩美さんのコーディネートによりパネルディスカッションを行います。その後休憩を挟みまして会場参加者の皆さまからご質問を受け、パネリストの方々にお答えをいただくという質疑応答の時間を設けております。なお、ご質問の主旨によってはオブザーバーにお答えいただく場合もございます。
ここで皆さまにお願いですが、会場への出入りは自由とさせていただきますが、他のお客さまにご迷惑とならないように配慮の方をよろしくお願い致します。また、再入場の際は入口の係員へ参加証のご提示をよろしくお願い致します。なお、本日は、インターネット及び地元ケーブルテレビによるライブ中継を行っております。予めご了承下さいませ。
それでは、ステージにお揃いの皆さまをご紹介致します。まずは、パネリストの方々から向かってあいうえお順にご紹介をさせていただきたいと思います。まずは九州大学大学院教授出光一哉さん。東京大学大学院教授大橋弘忠さん。京都大学原子炉実験所助手の小出裕章さん。美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会代表の小山英之さん。拓殖大学海外事情研究所長の森本敏さん。神戸大学海事科学部助教授の山内知也さん。以上6名の方々でございます。そして、オブザーバーの方々をご紹介したいと思います。経済産業省大臣官房参事官野口哲男さん。原子力安全・保安院原子力発電安全審査課長佐藤均さん。原子力安全・保安院原子力安全広報課長伊藤敏さん。原子力安全委員会事務局安全調査管理官吉田九二三さん。原子力安全委員会原子炉安全専門審査会委員更田豊志さん。九州電力株式会社取締役原子力発電本部長樋口勝彦さん。そして、全体を通してコーディネータを努めていただきますのは、科学ジャーナリストの中村浩美さんです。中村さんはエネルギー問題に限らず航空分野等幅広い分野で活躍されていらっしゃいます。
それでは、ここからはコーディネータの中村さんに進行の方をお願いしたいと思います。それでは中村さん、どうぞよろしくお願い致します。
●第一部開始
【中村コーディネータ】
本日コーディネータを努めさせて頂きます中村浩美です。会場の都合でこちら側の皆さんには、なかなか発言してる時も顔が見えないと思いますので最初にご挨拶をしておきますが、よろしくお願い致します。
先ほど主催者の佐賀県の方からご挨拶がございましたように、今日はこのプルサーマルの安全性というところに焦点を絞りまして、公平に、そして、冷静な議論を展開して欲しいという佐賀県主催者からのご依頼がございまして、安全性の議論を深めることによって県民の皆さまにこのプルサーマルを考えていただこうということで、パネルディスカッションを開くというご依頼を受けまして、私コーディネータとして本日伺った次第です。
今日の進め方ですけれども、まず最初に原子力発電あるいはプルサーマルについてよくご存知の方もたくさんいらっしゃるかとは思うんですけれども、簡単に私の方からおさらいをさせていただきま
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して、プルサーマルとはどんなもんなのか、九州電力が計画しているプルサーマルのほんの概要でございますけれども、まず簡単にそれをご紹介させて頂きます。そしてその後、壇上にいらっしゃいます6人の講師、パネリストの皆さんにそれぞれの立場、ご見解の元に、このプルサーマルの安全性についてご意見を発表していただきます。それをお伺いした後で、パネルディスカッションに入ってまいりたいと思います。安全性と一口に申しましても技術的な所から政策的なところ、あるいは防災の見地からと、色々なご意見があろうかと思いますが、私の方で少しずつ整理をさせていただきながら、パネリストの皆さんと議論を深めてまいりたいというふうに思っております。そしてこのディスカッションの質疑、あるいは後半の方では会場の皆さんから挙手をしていただいてご質問をお受けするという時間を設けておりますが、そういう時に、これはどうしても国あるいは九州電力担当でなければお答えできないというようなケースもあろうかと思いますので、先ほどご紹介のあったオブザーバーの皆さんに私共の後ろに控えていただいております。その様な場合に限ってオブザーバーの皆さんにはご発言を頂くということで、今日のパネルディスカッションの中心は壇上の6名のパネリストの皆さんと、それから会場で質問あるいはご意見を発表していただく会場の皆さんが主役ということでございます。プルサーマルを考える色々なアプローチがあろうかと思いますけれども、今回は佐賀県、主催者の意向がございまして、その安全性に焦点を決めてお話を進めてまいりたいと思います。プルサーマルとは言いましても、一般的な原子力発電に対する安全性に言及されるケースもございますでしょうし、我国の原子力政策と安全性という見地からのご発言もあろうかと思いますけれども、今回のテーマはプルサーマルの安全性ということですので、あまり議論が拡散しないようにパネリストの皆さんにもお願いをしたいと思います。
それでは早速ですが、正面のスクリーンの方に映像が出てまいります〔資料1−1〕。皆さん一緒におさらいをしていただきたいと思いますが、まずは火力発電と原子力発電の違いとありますけれども、何らかの燃料を使って蒸気を作って、それでタービンを回して電気を作るという意味では火力発電、原子力発電と共通している訳ですが、ただ、その燃料の部分、蒸気の作り方が違う訳ですね。火力発電の場合ですと、石油・石炭・天然ガスなど燃焼させて蒸気を作る訳ですが、原子力発電の場合、PWR、加圧水型の場合ということになりますと、ウラン燃料の核分裂によって高温の熱が発生すると、その暖められた水を送り、蒸気発生器の方へ送りまして、そこでまた別の水がやってきて、それが蒸気に変わると。この蒸気がタービンを回して発電をしていくと、こういう形です。
この原子力発電所、一般論なんですけれども5つの壁で守られている。安全対策が施されているというふうに言われております。ご覧のような所で〔資料1−2〕。まず最初に燃料を焼き固めたもの、ペレットと申しますけれども、これを被覆管という金属の“さや”ですね、この中に入れて燃料棒というものを作るわけです。ここで、第一の壁、第二の壁ということになりますが、第三の壁、大事な所が原子炉容器ということですね。ここにウラン燃料を納めているわけですけれども、厚さがおよそ20cmの鋼鉄製の容器ということになります。さらに、そのまた外側に原子炉格納容器というのがありました。さらにまたその外側、この原子炉格納容器については鋼鉄製の部分とそれからコンクリートの壁の部分があるということで、5つの壁によって原子力発電所の安全対策は施されている、これももう皆さん既にご存知だと思います。
そして今日のプルサーマルのテーマになります九州電力の玄海3号機の原子炉なんですけれども、皆さんのお手元にもお配りしてありますからご覧いただきたいと思いますが、原子炉容器というのがありまして、その中に燃料棒を集めた物、燃料集合体と言いますけれども、玄海3号機の場合ですと、ここに193体も入っているわけですね〔資料1−3〕。こういう形になって原子炉の中に燃料が納められていると。今日のテーマのプルサーマルということなんですけれども、これはMOX燃料というものを使うわけなんですが、通常の原子力発電所の場合ですとウラン燃料ですよね〔資料1−4〕。このウラン燃料、いわゆる燃やす、核分裂が起きる。そう致しますと、使用済燃料という段階で実は全部が燃え切るわけではないんですね。核分裂とともに核分裂生成物というものが出てきますけれども、その中に燃えにくいウランもありますし、それからプルトニウムというのが新たに出てくる。燃えやすいウランも含まれている。この使用済燃料というものを、日本の場合はリサイクルということを考えてますから、これがまた新たな燃料資源になるという考え方になるわけです。そこで、使い終わったウラン燃料からこのプルトニウムを取り出して、そしてまたウラン等と混ぜてMOX燃料とい
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うものを作ると、Mixed Oxideと言って混合酸化物と言うんですけど、この頭文字をとってMOX燃料と言っているわけですね。この中には当然プルトニウムというのが入ってくる。ここが最初の原子力発電で使うウラン燃料と違う所になるわけですね。ここに大きな特徴がありますし、今日の議論の一つの焦点になろうかと思います。プルサーマルというのは造語なんですけれども、プルトニウムを使うということで、その“プル”ですね。サーマルというのは、サーマルリアクターっていうのが軽水炉、普通の原子力発電所の炉のことです。これを合わせて作られた言葉で、“プルサーマル”という言い方をしております。九州電力が計画しておりますこのプルサーマルなんですけれども、玄海の3号機ということですね〔資料1−5〕。九州電力としては2010年度までに実施したいということなんですが、このMOX燃料というものなんですが、ここのところが安全性の点でおそらく今日もパネリストの皆さんから色々議論になるところだと思うんですが、ウラン235、これが核分裂を起こすものですけど、その濃度とか、プルトニウムの含有率、ここ大事な所ですね。燃料集合体平均、ペレット、焼き固めた燃料ですね、その最大の数字が出てきます。単位がまた出てきます。例えば燃料集合体平均で約4.1wt%濃縮ウラン相当以下というようなことが書いてありますね。これはウエイトパーセントということで、重量での割合を示す単位なんですけれども、それから今度、ペレット最大の所でも13wt%以下で、核分裂性プルトニウムの富化度8wt%以下、ウエイトパーセント、8ウエイトパーセント以下とありますけれど、この数字が何を意味するのかというのは分からない方も多いと思うんですが、これは、この後パネリストの皆さんのご発言の中でよく聞いていただければお分かりいただけると思います。今日の議論の中のかなり重要な部分を示すと思います。それからMOX燃料集合体の最高燃焼度。ここにも何かMWd/tという単位が出てくるんですけども、これはメガワットディーパートンということで、燃料1tがどの程度燃えたかっていうことを示すものなんですが、このあたりのことについてもおそらく議論になると思いますから、是非しっかりと皆さんお聞きになって下さい。そして、このMOX燃料の装荷量、どれぐらい納めるかということなんですけれども、玄海3号機には燃料集合体が193体あります。そのうちMOX燃料集合体を最大48体装荷するということで、全体の4分の1程度がこのMOX燃料というものになるという計画になっております。
そして、この九州電力のプルサーマル計画の安全性につきましては平成16年5月28日に九州電力が国に対して原子炉設置変更許可申請を行いまして、今年の9月7日に国の安全審査が終了し、許可が出ているということになっております。このプルサーマルをめぐりましては、国主催のシンポジウムも開かれましたので、このあたりは皆さんもご記憶かと思いますし、参加された方もいらっしゃると思います。という概要でございます。
これについて、今日は安全性にポイントを絞って議論を進めていきたいということになります。それでは早速ですけれども、パネリストの皆さんからプルサーマルの安全性に関するそれぞれのご意見をお伺いしていきたいと思いますが、まずは私のお隣の側からぐるっと回りたいと思います。出光さんどうぞ。
【九州大学大学院 出光教授】
それでは、出光と申します。九州大学におりまして、中身に入る前に少し自己紹介を簡単にさせていただきますと、今から25年ほど前に九州大学を出まして、原子力の方を専攻しておりまして、その後、動燃事業団、今は名前が変わってしまいまして、日本原子力研究開発機構になりました。そこに入りまして、一番最初にやった仕事が高速炉燃料、使用済燃料、今の軽水炉ではなくて高速炉と呼ばれる次世代の原子炉、この燃料の再処理の研究をやっておりました。その燃料の中にはプルトニウムが30%入っている、そういうものの再処理の実験をやっておりました。その後、廃棄物の処分関係の研究をやりまして、平成元年から大学に戻りまして核燃料と廃棄物の研究をやっております。
中身に入ってまいります〔資料2−1〕。この表ですけども、いわゆる発電用軽水炉原子炉施設に用いられる混合酸化物燃料について、という題目で原子力安全委員会の専門部会の報告書が出ております。ちょっと名前が長いので3分の1MOX報告書と略させていただきますが、この中にプルトニウムを軽水炉で使用する、いわゆるプルサーマルについて検討された結果が書いてあります。その中のプルトニウムの含有率、あるいはプルトニウム富化度といったものについて検討されておりまして、この検討の中では先ほども中村さんの方から言われましたように、プルトニウムの含有率がペレット
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の中で最大で13%。それから、核分裂性プルトニウム富化度、これがペレットの中で約8%というふうになっております。これは、核分裂性プルトニウムというのは、プルトニウムの中に核分裂しやすいものとしにくいものがありまして、核分裂のしやすいプルトニウム、これの割合を示したものです。燃料全体に対して核分裂しやすいものの割合を示したものです。それから、炉心の装荷率といいまして、原子炉の中には、集合体がたくさん入っているわけですが、そのうちのどれだけをMOX燃料に変えていいかということで、一応検討は3分の1程度までというふうになっております。それから、燃焼度というのがありますが、これは、燃焼度、後で出力というのも出てまいりますが、燃焼度というのは車で例えれば走行距離と思って下さい。それから、出力というのはその時の車のスピードと。ですから、出力が高くて長く運転すればたくさん走るということで、ご理解いただければよろしいかと思います。その、最高燃焼度ですが、45,000MWd/tということに設定されております。これは、ウラン燃料を超えない範囲ということで設定をされております。これらの報告書に書いてありますこういった仕様を満足しましたら、従来の設計を大幅に変更することなしにMOX燃料を使用可能であるというふうに報告書で言っております。ここでちょっと注意しておきたいのは、これ以上になったら危なくて使えないと、そういう数字ではありません。報告書では一応設定としてこういう値までを検討しましょうということで検討してありますので、さらに高い含有率の燃料を将来使うことになった場合には再度検討して報告書が出されるというふうになると思います。これに対しまして九州電力の玄海3号炉では、プルトニウム含有率、それから核分裂性プルトニウム富化度については、報告書と同レベルまでのものを使う可能性がある。ただし、炉心の装荷率については集合体全体の4分の1程度で使うということを考えておられます。燃焼度については、報告書と同じ45,000MWd/tということで、考えられております。この報告書についてですが、一応設計を大幅に変更することなく使えるといっておりますが、一応留意点ということで、燃料関係について以下の4項目があげられております〔資料2−2〕。まず、プルトニウムを混ぜますとペレットの融点及び熱伝導度が低下する。ペレットのクリープ速度が増加する。核分裂生成ガス放出率がウランペレットより若干高めである。ペレット内のプルトニウム含有率の不均一が製造時に生じる可能性がある。この4項目について留意をして欲しいというふうに書いております。このことについては後ほど説明いたしますが、このうち、ペレットのクリープ速度が増加するにつきましては、このクリープ速度というのは、分かりやすく言うと燃料の柔らかさ、変形のスピードが早いということを意味しておりまして、どちらかというと、燃料棒が壊れにくくなる方の性質でありますので、後の説明からは省きます。
まず、プルトニウムが入った場合の燃料の融点についてですが、このグラフが融点の測定結果が示してありまして、横軸がプルトニウムの割合で、縦軸が融点になっておりまして、皆さんから向かって左側の端がウラン、右側の端がプルトニウムということで、この線の交差している分で言いますと、ウランですと2,800℃ぐらい〔資料2−3〕。プルトニウムですと2千4百数十℃ということで、確かに融点は低下いたします。しかし、実際に使うプルトニウムの濃度というのが10%前後ということでみますと、確かに融点は低下するんですが、融点の低下は数10℃程度と、100℃までは下がらないということで、安全性には問題なかろうというふうに後で申し上げます。
それから、熱伝導率についても確かにこのグラフも同じなんですが、確かに下がります〔資料2−4〕。ただし、10%程度プルトニウムが入った場合の熱伝導率の低下も、やはり10%程度。ここで注意していただきたいのは、ここには線がいっぱい書いてあります。これは、温度が違うと熱伝導率が変わるんですね。燃料の、プルトニウムの組成というよりも、温度の方でより大きく熱伝導度が変わります。従いまして、プルトニウム濃度よりも温度、つまり運転条件の方が影響するということになります。これらをまとめまして、じゃあ安全なのか、あるいは燃料は溶けないのかということについて言います〔資料2−5〕。最も厳しい条件の評価で燃焼度が1,200MWd/tと燃焼初期になりますが、そこで見ていきます。ウランペレットでは融点が約2,800℃ですが、実際MOXになりますと、これが70℃程下がりまして2,720℃に融点は下がります。ですが、実際の運転条件は、定格の場合ウランの方では1,830℃。それから、MOXでは1,820℃ということで、900℃程の余裕がございます。もし途中異常時があった場合ということで、燃料の温度が上がった場合ですが、この評価ではウラン炉心の場合2,200℃。MOX炉心の場合で2,250℃ということで、やはりここでも500℃近くの裕度を持っているというかたちで運転されますので、中心部が溶融するということは通常時あるいは想定されて
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いる異常時においてもないということを確認されております。
【中村コーディネータ】
そろそろ一旦おまとめ下さい。
【九州大学大学院 出光教授】
後は、圧力の方ですけども、燃料ペレットからの圧力については、解析をした結果、十分に燃料は壊れないということが確認されております〔資料2−6〕。それから、プルトニウムスポットについても、製造時に400ミクロン以下のものについては問題ないというふうにされております〔資料2−7〕。定常時についてもスポット内の温度上昇が数℃程度、それから、初期に消滅してしまうということがあります。異常時についても、後ほど時間があればご説明いたしますが、スポットが存在した条件でも壊れないということが分かっております。実績ですが、今までに約5,000体弱の集合体が世界で使われておりまして、これは、玄海3号炉でいきますと数十年分の実績ということになります〔資料2−8〕。燃焼度、それから装荷率等についてもお配りしました資料に載せておりますが、高い燃焼度、それから、30%以上の装荷率、そういったものもございます〔資料2−9〕。特に、プルトニウムを使うにあたってウラン燃料等大きく異なることはありません。それと、積極的に使用することによってエネルギー資源を有効に利用することが出来ます〔資料2−10〕。ということで、終わりにしたいと思います。
【中村コーディネータ】
後ほどまたご発言の機会はございます。では続いて大橋さんどうぞ。
【東京大学大学院 大橋教授】
東京大学の大橋です。私も出光先生と同じように大学で教育と研究にあたっているんですけど、また一方でこういう安全審査に関して意見を述べさせていただいたりすることもやっております。今日はこうやってお話する機会を与えていただいて大変ありがとうございました。何をお話ししようかと今まで佐賀県で行われたその安全性に関する質疑応答をずっと勉強してきたんですけれども、実は正直申し上げて何でこんな事をやっているんだというくらい意味の無い、もう検討しちゃったことを何回も聞かれて、今、出光さんがお話されたような内容の話を何度となく回答しているというようなことですので、今日は我々がこういう問題をどういうふうに考えるかという考え方のところですとか、県から、事故時の影響について話せというのがありましたんで、それについてまとめてまいりました。
原子力安全、ちょっと早口で申し上げます、申し訳ありません〔資料3−1〕。我々の現代社会にはこういう色んな問題が出てきてます。原子力発電ですとか、遺伝子操作、伝染性の疾患ですとか地球環境問題です。こういう問題は極めて技術の果たす役割が大きくて、どうしても感情に動かされるとかっていうふうに社会の意見が決まっていくところが非常に危ない所で、原子力安全の問題はこういう問題の代表ですけれども、安全がどう確保されているのか、技術的にどういう根拠でどう判断したのかということが問題となるべきです。それに対しまして、流される情報の多くが、これはマスメディアも含めてですけれども、過度に情緒的なアプローチで、怖い・恐ろしいだとか、管理社会になるんじゃないかとか、又は原爆と同じとか、今日のテーマでもありますけどテロが起こるんじゃないかとか、そういうイメージがたくさん流されてます。こういう現代社会を取り巻く科学技術の問題というのは科学技術をベースにした客観的な判断をする、これが一番の基本で、県はそういうことでこういう会を開いていただいてるんですけど、こういうのに基づいて、社会的・経済的・環境的に意思決定をしていくというのが民主主義社会の基本になります。安全確保の考え方です〔資料3−2〕。安全確保の視点は安定に運転出来るかどうか。何か起きた時に安全に停止出来るか。万一の事故時に放射能影響を防げるか。こういう問題です。安全設計・安全評価はどうやっているかというと、考えられる最も厳しい条件で評価をします。安全余裕を見込む、その中で系統の一部が機能しないようなことを保守的に仮定をします。これを逆手に取ればこういうことが起こるんじゃなかというような議論にどんどん入っていってるわけです。何を検討するかというと、核反応に関する特性、あと、熱水
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力に関する特性、構造的にもつかどうかという特性を検討します〔資料3−3〕。これに関連しまして、考える原子炉の状態は停止時であるとか通常運転時、過渡変化時、事故時を扱います。プルサーマルにつきましては、燃料をプルトニウム入り燃料に変えるだけですので、今ご説明したうちの核的特性が変化するだけです。その核的な特性が変化させた時の設計解析評価をやりまして、丁度出光先生がご説明いただいたような一定条件下、MOXの装荷割合とか燃焼の条件下では現行と同等の特性を設計することが可能だという結論になっております。従いまして、原子炉特性に基本的な変更はありませんし、安全性が現行の軽水炉と変わることはありません。隣に安全余裕の図を書いておりますけれども、なんとなく安全余裕が減るんじゃないかというような議論がされているんです。そうではありません。安全上の制限値がありまして、運転上の制限値があって、運転範囲はこういうところでやっています。ここを安全余裕と呼んでいまして、ここの運転範囲というのは原子炉の状態ですとか燃料の設計とか又は運用の仕方によって変わりうる範囲ですので、安全余裕は全く同じです。こういうことの判断の根拠は解析ですとか実績、実験、学術的知見、経験に基づいて総合的な特性を判断します〔資料3−4〕。
プルサーマルの基本問題に戻ってみますと、核的特性を正しく予想できるかどうか。その核的特性を予測したものから安全評価の入力を作りまして、運転停止特性ですとか、過渡変化だとか、事故の時どうなるかという検討をします。核的特性につきましては、これまで軽水炉、プルサーマル、高速炉、実験炉、新型転換炉などで多様な条件の経験と実績を持っています。それと、核データベースの整備、解析手法の改良、計算機性能の向上とあいまって、基本的に100%の確率で正しく予測できるという技術は確立しています。これに、プルサーマルに関しては臨界実験ですとか、今ご紹介いただいたような装荷割合、原子力出力、燃焼度、プルトニウム含有率についての実績をベースに判断をしています。
事故の影響範囲については技術的に想定しうる最大の放射能漏洩を仮定してMOXを装荷した時に、よう素が1%弱増えますけれども、希ガスは5%強減るという結果になっておりまして、現行と同等の結果です〔資料3−5〕。これに対して、距離が2倍に、距離が増えて面積が4倍になるというのがあります。これの原因が、原因というか出所がよく分からずにまずインターネットで調べたんですけれど、どうやらどなたのオリジナルか分からないんですけど、原子力資料情報室のホームページに解析が貼ってありまして、その解析の内容というのがちょっと言葉は過激ですけどもむちゃくちゃです。ラスムッセン報告の特別なシナリオを持ってきて、30年前のですね。プルトニウムとか他の元素がチェルノブイリより更に放出されるという想定をしています。これは、捏造ともいえる解析で技術的には発生しないシナリオです。確率的な議論を決定論的に置き換えているとか、軽水炉ではチェルノブイリのようなことは起きるわけがないので、それを意図的に想定して怖いですよ、怖いですよという恐怖の垂れ流しをやっているような評価結果です。プルサーマルの安全性のまとめですけれども、プルサーマルは今ご紹介したように、現行の軽水炉と全く同じ安全性と信頼性を持っています〔資料3−6〕。安全余裕を食いつぶすとか、事故の影響が2倍4倍になるというようなことは全くありません。ここで是非申し上げておきたいのは、玄海町だとか佐賀県の地元の方々が不安を感じる必要は全くありません。技術的に不誠実なのは誰でしょうか。技術的に全く根拠が無い話です。学会では全然発表なんかされたことがありません。都合の良いデータを使って都合の良い解釈をする。関係の無い話を持ち出されます。チェルノブイリなんか、軽水炉と全然関係が無いという結論が専門家の間で決まっているのに、チェルノブイリがどうだとか、今日も先ほどの資料で拝見したんですけど、地震の話が出されると思います。今日、我々はプルサーマルの安全性、つまり玄海3号炉のウラン燃料の変わりにMOX燃料を入れた時に安全性が確保されるかどうかという議論に来ているのに、地震なんか全然別の話題ですけど、それも怖いですよ怖いですよと恐怖心をあおるような話になってると思います。
以上です。ありがとうございました。
【中村コーディネータ】
大橋さんでした。続いて小出さんどうぞ。
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【京都大学原子炉実験所 小出助手】
京都大学の小出です。今の大橋さんの話には私は反論が山ほどあるんですけれども、後での議論の時にということで、まずは基本的にですね、プルサーマルというのはどういうものなのかということを聞いていただきたいと思います。
私は68年に原子力の平和利用というものに大変な期待を抱きまして、原子核工学科という学問を選びました。どうして私がそういうふうに原子力に期待を抱いたかというと、化石燃料は使えば無くなってしまう、将来のエネルギーは原子力に頼るしかないというふうに聞いたからです。今、ここにご参集の皆さんも、多くの方がそういうふうに思われているだろうと思います。ただし、それは事実でないのです。大橋さんが、今客観的な事実で議論をしようとおっしゃるので私もそうしたいと思いますけれども、それならば地球上にあるエネルギー資源はいったいどういうものがあるのかということをここに、四角の大きさであらわしています〔資料4−1〕。私は今聞いていただいたように、化石燃料が無くなるから原子力だという宣伝を信じまして、原子力に進んだわけですけれども、一番たくさん地球上にある資源は石炭です。もちろん化石燃料。天然ガスというのが最近たくさん見つかってきまして今現在このくらいの大きさだと言われていますけれども、多分もっともっと大きな四角になります。現在、私たちがどっぷりと使っている石油がある。それから、現在は使いにくいのでまだ使ってないオイルシェールやタールサンドという資源もあります。ここまでが全部化石燃料なんです。これが無くなったら原子力だと言われたわけなんですけれども、原子力の燃料であるウランはこれしかない。石油に比べても数分の1しかないし、石炭に比べたら数十分の1しかないという大変貧弱な資源だったのです。こんなものに人類の未来を託するなんてこと、そのことがまずバカげていると思わなければいけません。ただし、原子力を推進する人達には夢があります。今私がここにウランとして書いた資源は核分裂性の資源です。いわゆる燃えるウランです。しかし、原子力の資源には違うものがあると。プルトニウムというものがあるというふうにおっしゃるわけです。プルトニウムというのは長崎の原爆の材料です。ですから、原子炉でも燃えるということでプルトニウムを生み出してそれを資源にしたいというふうに考え出した。一体どうするかというと、こういうことをやりました〔資料4−2〕。まず一番初めはウランを掘ってきます。それを色々な形で加工しまして、普通の原子炉で燃やすということをやる。これが現在やっていることです。後々に廃物の処分をしなければいけないわけですけど、それが今ちょっとどうしていいか分からないので取っておくということになっています。
原子力を推進している人達が描いた夢というのは全然別でして、こちら側です。プルトニウムというのを作り出してそれを高速増殖炉という特別な原子炉を動かすことによってまたそれを再処理という特別なことをしなければいけないのですけれども、グルグルグルグルこのサイクルを回すことでようやく核分裂性のウランに比べて60倍ぐらいまで原子力の資源が増えるだろうという、そういう夢を描いたわけです。ただし、このプルトニウムというのは天然には全くありません。そうすると、どこかから調達してこなければいけないということになりまして、普通の原子力発電所から出てきた燃料の中からプルトニウムを作り出してこちらに引き渡そうとしたんです。しかし、高速増殖炉というのは実は実現できていないのです。世界的にも実現できていないし、日本でも“もんじゅ”という実験炉が潰れてしまったというそういう状態。ところが、このサイクルを動かすということが原子力をやってきた人達の夢だったわけですから、プルトニウムをとにかく生み出して渡したいと思っていた。どのくらいプルトニウムを作ったかというと、こういうふうに作ってきてしまったわけです〔資料4−3〕。1993年から2004年までのデータをここに書きましたけれども、日本という国が高速増殖炉で使うんだといいながら使用済みの燃料から分離してきてしまったプルトニウムはどんどん増えまして、今現在43t、日本という国の懐にあるわけです。細かい議論をするときりが無いのですけれど、もしそれで原爆を作ったらどうなるかというと、右側の軸に書きました。一番上のここに50と書いてあるのは、50メガトンという単位です。長崎の原爆は21キロトンでした。例えばここに20という数字があります。20メガトンですけれども、これは21キロトンの長崎の原爆を1,000発作れるというぐらいの量に相当します。つまり、今現在日本という国が持ってしまったプルトニウムというのは、長崎原爆をもし作ることに使うならば、2,000発も出来てしまうというぐらいの量になっているわけです。こうなると、国際的な関係から見て大変な疑惑を受けるということになります。日本と
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いうのは高速増殖炉をやると言っていたけれども、実際には出来ていない。それなのに、プルトニウムだけは懐に入れちゃった。一体どうするのだと言って大変な疑惑を受けていまして、このプルトニウムを何とか始末をつけなければいけないということになります。それで、今現在こういう状態にあるわけですけれども、しょうがないのでプルサーマルで燃やしてしまおうということを考えたわけです〔資料4−4〕。ですから、これはもともと本当は必要だったんではなくて、原子力をやろうとしていた人達の夢が破れてしまったから、どうしようもなくて今追い込まれてしまっている道なのです。日本がやってきた原子力政策が根本的から間違えてしまったからそこに今私たちが追い込まれてしまっているという、そういうことになっている。結局、原子力政策が破綻してしまいましたので、そのつけで安全性を犠牲にします。大橋さんは犠牲にしないと言ったけど、必ず犠牲にします。それから、経済性も犠牲にします。それから、資源的にはほとんど意味がありません。高速増殖炉をやるということならば別ですけれども、プルサーマルなどは全く意味がないと言った方がいい程度のことです。それで、プルサーマルに踏み込んでしまうという、そういうことになってしまいました〔資料4−5〕。
安全余裕が食いつぶされないとおっしゃったので一言だけ言っておきます〔資料4−6〕。今、示していますのが想定している原子炉の危険度だと思って下さい。玄海3号炉でもいいです。こういう原子炉を設計するときにどうするかというと、大橋さんもおっしゃったように、安全余裕というのを考えて設計して作るわけです。しかし、本当の危険はもっと大きいのかもしれないのです。想定していることが間違えていたということはよくあることでして、人間は完璧ではありませんので、残念ながら事故というのは起こるわけです。だから、普通の原子力発電所でも事故は起こります。実際にたくさん起こってきているわけです。では、これからプルサーマルにすると、どうなるかというと、こういうことになります。危険が増加します。それは先ほど出光さんがいくつかの要因をあげて下さった。危険は必ず増加します。安全余裕は低下します。ではどうするかというと、ここの部分を工夫して何とかすればいいんだと言っている。工夫で頑張ると言ってるにすぎないのであって、危険は必ず増加します。こういうことを皆さんが受け入れるのかどうなのかということが問われているというふうにお考えいただければいいと思います。以上です。
【中村コーディネータ】
ありがとうございました。続いて小山さんお願い致します。
【美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会 小山代表】
長い名前の会の代表ですが、普段は美浜の会と略称しております、小山です。
この新聞ですが、これは1999年の12月16日の記者会見の模様なんですが、左から2番目に私がおります〔資料5−1〕。この年の1999年の9月に、関西電力の高浜4号用のMOX燃料データに不正があるという疑惑が起こってきました。関電は、イギリスに人を派遣しまして、僅か1週間調査しただけで、「不正はない」というように結論しました。その結論を当時の規制当局である通産省と原子力安全委員会は、直ちに了承しました。その後、通産省は、イギリスから入った重要な疑惑のデータを隠していたというのも明らかになりました。それに対して私たち市民は、膨大なデータの入力作業を行いました。これは中学生の二人の娘さんまでが一生懸命データ入力に加わりまして、そして不正があるということを突き止めて、差し止め訴訟を起こしました。それで、12月17日に判決が出るという予定になっていたその前日の16日に、関西電力がやっぱり不正がありました、すみませんと謝りまして、全部燃料を破棄してしまったという、そういうことであります。その時私は、原告団の責任者をしておりました。私は専門家ではありませんので、これから皆さんの、多くの方が抱いておられる疑問点をできるだけ代弁する発言をしたいと思っております。
これは、原子力安全・保安院、これは通産省のあとになるわけですが、佐賀県に9月9日に説明した図ですけども、ここでは原因のところに関電が悪い、関電が悪いと書いてありまして、規制当局としての責任には全く触れておりません〔資料5−2〕。こういう姿勢で今回も安全審査をやられるというのでは、全く信頼ができないと思います。
それで、その後、この事件が契機になりまして、福島原発のプルサーマル、新潟県の柏崎刈羽原発
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のプルサーマルという所にも大きな反対の声が沸き起こってきました〔資料5−3〕。刈羽村の住民投票では、プルサーマル反対の意思が多数を占めました。この刈羽村という所は、原発に人々の生活が非常に依存しておりまして、いわば原発城下町と言われている所ですけれども、ですから容易に原発には反対はできない。しかし、プルサーマルには反対したいと。これ以上危険なのはごめんだと。そういう意思が多数になったわけです。そういうことがありまして、現在は、東電も関電もプルサーマルを実施できる目途が全く立っておりません。
プルサーマルというのは、ウラン燃料用に設計された原発で、設計に反して特性の異なる危険なプルトニウムを混ぜた燃料、MOX燃料を燃やす事であります〔資料5−4〕。普通であれば、設計に反する事をやるというのはとんでもないことだと考えるわけですけど、だんだん慣らされていくと言いますか、それがあると思います。それでどうなるかというのは、九州電力の新聞の2面広告が教えてくれておりますけれども、そのうちの一つは、先ほどからも大橋さんも、出光さんもおっしゃっています、70℃燃料が溶けやすくなるということですね。ここのところが、この線とこの線の間で70℃溶けやすくなる〔資料5−5〕。
これは、1979年スリーマイル島の原発2号機の事故でありますが、炉心のこの燃料の45%が溶けてしまいまして、そのうちの3分の1が炉の下の所に、この底の部分に落下しました〔資料5−6〕。ここはもっと融点が低いですので、下手をすると、底が溶けてしまって、下に落ちると、下に水が溜まってますから、水蒸気爆発を起こす恐れがあります。そういうような方向に70℃で溶けやすくなるということは、もっとたくさん溶けて、底が抜ける傾向が高まるということになります。
それで、プルサーマルが本当にウラン炉心と同等であるのであれば、何も安全性に全く問題ないということであれば、危険手当等らしいものを交付する必要は全くないわけですけれど、既に政府が予算措置をしているらしいのは、受入に「はい」とプルサーマルに手を挙げただけで、年に2億円、5年間。運転を開始した5年間は、年5億円を交付しましょうということですね〔資料5−7〕。ウラン炉心と同等のはずではなかったんでしょうか。そして、もし安全であるのならば、そういうものに手当てを出すというのは、税金の無駄遣いであると思います。
それから、最後の方ですけれども、私たちは、プルトニウム、そこにあるから使えとか、簡単に言いますけれども、プルトニウム利用の陰には放射能汚染があります〔資料5−8〕。青森とか岩手の人たちの、そこに、再処理工場でプルトニウムを分離するわけですけれども、そこでは、ここに再処理工場がありますが、ここから毎年、毎年、年間、放射能が、スリーマイル島の原発事故で出た放射能の3.6倍の放射能がこの排気筒から空に、大気に放出されます〔資料5−9〕。この端っこの方でも、自然の放射能の2倍の放射能が含まれておりまして、そういう放射能を産まれたての赤ん坊から何十年も毎日毎日吸わねばならないという、そういう状態に置かれるわけです。それからこっちの六ヶ所再処理工場の地面の下を通って、パイプを海に引きまして、海の底50mの海底から上を向けて、放射能の廃液を毎日放出します〔資料5−10〕。これをもし飲みますと、47000人分の致死量に相当するのが、毎年ここから放出される。放射能摂取限度で言いますと、3億3000万人分に相当します。こういうのがずっと拡散していきまして、岩手の三陸海岸の豊かな漁場の方にまで押しかけるということで、岩手県議会では全会一致で、自民党も全部含めて、これに対して説明を求めるということを決めました。
プルサーマルを容認するということは、今のようなプルトニウム汚染を引き起こして、日本を放射能汚染の泥沼へと導く道であります〔資料5−11〕。プルサーマルを拒否すれば、また別の道が目の前に開けてくる。そういう第一歩になると思います。以上です。
【中村コーディネータ】
ありがとうございました。続いて森本さんお願い致します。
【拓殖大学海外事情研究所 森本所長】
私は、そもそも原発、あるいは原子力の分野の専門家ではなく、国家の安全保障や危機管理の分野の仕事をしてきたものなので、そういうコンテキストで原発あるいは原子炉の安全性というものを論じてみたいと思います。途中の議論は全部省略をし、結論のみをお話したいと思いますが、原発を含
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むこの種の、国の中にある重要な施設に対するリスクというのは、大きく分けて2つあって、一つはこれは否定しようもないのですが、大規模な災害というもので、もう一つは作為によるものです。この作為によるものというのは、何らか人間の意図が加わっているというものであり、それが今日の議題である、例えばテロだとか、ゲリラ、コマンドだとか、場合によっては、国家の命を受けて不法に侵入し、重要施設を破壊するといった行動です。本格的な侵略が国家に対して行われるとすれば、国際法上武力による攻撃は、それに当てはまりますが、この場合は原発どころではなく、国全体が他国によって侵略を受けるわけですから、ここは今日の議論の対象から外したいと思います。
つまりある種の、国全体が戦争に巻き込まれている状態を議論してみても、あまり原発のケーススタディには参考にならないので、原発だけを重要な目標だと考えて、この種の攻撃が起きた場合のを議論しようとするものです。一体、どういう目的で例えば原発、あるいは原子炉を攻撃するのかというと、一般論として国際政治では2つくらい目標があります。一つは言うまでも無く、そのような重要な国家の施設を破壊することによって、国家の機能を麻痺させるといったもの。第二にそれだけではなく、そのことによって社会的不安をもたらし、国家の意思を他に強要するといった、ある種の武力による威嚇という国際法上の問題がこの場合、例えば原発に対する攻撃の背景要因にあるとすれば、そのようなことをする主体とは、どういうものかと考えた場合、現在の国際政治の中では、例えば、ある種の団体、組織等が行うテロがその例です。
例えば、中東湾岸で見られるようなイスラムのテロといったものが国際社会の中に広がって、それが我が国に及ぶ場合。第二は周辺諸国が何らかの意図を持って、我が国の国益に対する重大な侵害を与えようとするものです。我々はこの種のリスクを非対称脅威と言っています。すなわち、相手が国家であり、国家が軍事力を使って、堂々と攻めてくるというのではなく、誰が主体なのかわからない、目的もよくわからない、様相もよくわからない、つかみどころがないといったようなもので、こちらから正規の軍隊で対応することが、合理的に考えて正しいかどうか、なかなか分かりにくい場合であり、この種のものが我々の周りにあるということです。
ついでに言うと、我が国の国家の安全保障とか、防衛について、我が国政府は2種類の脅威とかリスクを考えております。一つが今申し上げた非対称脅威で、もう一つは、我が国に対する伝統的な脅威というものです。
さて、このようなテロが現実にある特定の原発に波及するといった場合、突然そのようなテロが原発の前に現れるとは、少し考えにくいわけです。もちろん論理的には、ある日、夜間にテログループが航空機から降りてきて、九州上陸をして、施設を破壊するという活動がないわけではない。しかし、いずれにしろ、我が国の地理的範囲、地理的環境を考えると、経空経海と言って、空域を通っていくか、海域を通っていくかであります。陸続きでない我が国に陸から伝わってくるということは考えにくいですから、従って、海を渡ってくるか、空から来るということです。ということは、第一義的に事前に何らかの兆候があると考えるのが普通です。もちろん、兆候を見逃す場合、あるいはこちらで欺瞞行為をやって混乱をしている時に別の方向から入ってくる場合、いろいろありますけれども、一般論として周辺諸国からこの種の原発攻撃が行われる場合、現在は、これは我が国の過去15年に渡る経験からしてですけど、アメリカの偵察衛星で、例えば北朝鮮の海域から出た小型の船舶、どのような船舶であれ、我が国の領海の中に近づくものについては、我が国に通報があるということです。通報があった場合、それをずっとフォローし、必要な場合、海上保安庁、あるいは海上自衛隊の情報収集のための航空機を飛ばして、それを情報収集をします。それ以外に報道にある、ご存知の通り、青森県にエックスバンドレーダーというものをまもなく建設するということです。これは来年建設工事が完了すると思いますが、そうなると、ミサイルとかロケットが飛来してくる場合に、いち早くエックスバンドレーダーで探知できるということになります。
日本海には、海上自衛隊と米海軍がイージス艦を派遣していますけれど、1隻で大体日本の半分の情報収集をすることができますので、この種の情報収集によって、ある程度、我が国に近づく航空機及び船舶を事前に情報収集をするということができると思います。
時間がないので、この種のテロによるリスクというものに我が国が対応する時に何が一番問題かということを2つだけお話してみたいと思います。
1つは、日本の地理的環境をご覧になるとお分かりのように、まず海を渡って何かが近寄って来る
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時には、国際法上は、まず海上保安庁が日本の領海の外で、警戒をし、そして、その相手の対象がそれでも日本の領海の中に入ってくるか、もしくはその対象物が海上保安庁では対応できない武器を持っていると考えられる場合、現在は、海上自衛隊に対し海上警備行動が発令になった場合に、海上自衛隊が海上保安庁からテイクオーバーして対応できます。北朝鮮の不審船が入った時にそういうことが行われたことはご承知のとおりです。
他方において、海を渡って陸に上がってきた場合にどうするかというと、ここからは海上自衛隊でも海上保安庁でもなく、警察にその対応が任されます。ただし、警察とは言っても警察が持っている兵器体系では、ミサイルとか、ロケットに対応できないと明らかになった場合、自衛隊が出ていくことになりますが、そのためには、防衛出動か治安出動が下令されないとダメなので、国会承認が必要です。我が国は戦後、防衛出動と治安出動が下令されたことは一回もありません。他方、そのような場合でなく、原発の周辺に自衛隊が出て、常時警戒監視をやったり、情報収集したりする。つまり駐屯地から自衛隊を外に出すという法的権限は、今日我が国にはありません。一度防衛庁がこれを領域警備法という形で、法律を作ろうとしたのですが、結局今日でも法律ができていません。周辺事態法だとか、有事法制というのは、周辺で紛争が起きた場合とか、有事が起きた場合の話です。平時に誰かしらがわからないところが乗り込んで来て、原発を攻撃しそうだ、あるいは1発ロケットが飛んできたといった場合、しかも警察で対応できない時に、自衛隊を出す法律上の枠組みがないということが第一の問題です。もちろん、これは法律だけの問題ではなく、日本は役所が縦割りになっているので、海上保安庁、海上自衛隊、警察、陸上自衛隊と4つの組織を効果的に、例えば佐賀県だったら、佐賀県知事の一括した統制の下で運営できるかという問題があって、これは法律上の問題ではありません。すなわち、この原発に対する攻撃を効果的に事前に防ぐという方法は、相当法体系と国内の体制をまだまだ整備していかないといけないということではないかと思います。
実際に攻撃を受けた場合にどうなるかというと、現在のロケットとかミサイルで、現在の非常に堅固に守られた構造物である原発が、直ちにミサイルやロケットで破壊されるとは考えにくい。また、そのような攻撃に対して破壊を防ぐための十分な施設でできているということになりますので。しかし、安全というのは万全ではなく、安全に絶対はありませんので、もし安全で100%守れるのなら、何の警備もいらないということになります。そうではないと思います。我々は外から来るもの、あるいは中からこれに呼応するもの、いろいろな種類のリスクに対応しないといけないのですが、残念ながらまだ十分な法体系と国家の体制が出来ていないという問題を提起し、時間が延びましたけど、プレゼンテーションを終わります。
【中村コーディネータ】
ありがとうございました。お待たせしました。続いて、山内さんどうぞ。
【神戸大学海事科学部 山内助教授】
皆さんこんにちは。神戸大学 海事科学部の山内と申します。私は経歴から言うと、17、18年くらい前まで大阪大学の原子力工学科というところで学生院生をしておりまして、その後、神戸商船大学という大学に職を得て、神戸大学との統合の後、海事科学部の教員になっています。学生の頃は原子炉材料の勉強もしたのですけど、今日は佐賀県の方に呼んでいただいて本当にありがとうございます。私が皆さんの前に、皆さんのためにお話できることがあるとすると、専門家というよりも、やはり95年の阪神の震災を経験したものとして、一生活者として発表をさせてもらいたいというふうに思います。
それは、強く思いましたのは、契機となりましたのは、今年3月の地震、こちらの方であった地震と、その後、今回この討論会に呼ばれた時に、玄海原発の設置地震、許可申請書を少し見ました。それを見て、やはり地震の問題を提起しておきたいと考えまして、今日は地震の問題を提起させていただきたいと思います。
結論を先に申しますと、私の考えでは、プルサーマルの議論をする前に、原発耐震審査指針の見直し、あるいはこれが済むまではプルサーマルに対する判断は待ってもいいというのが私の考えです〔資料6−1〕。
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玄海原発は、私たち関西に住む者が抱えている、若狭湾にある原発に比べると比較的新しいようなので、ここにあります老朽化という意味では、比較的新しいということになろうかと思いますけれども、やはり若狭と同じように、原発の文明がこれまで経験した事ないような地震の活動期に進められようとしている計画であるということを見ないといけないと思います。それが実際に玄海原発を考える場合には、どういう時期に、どういうタイミングで、炉心にそういった、これまで経験の無い燃料が放り込まれようとしているのかというところを見る必要があるというふうに考えるからです。
これが3月20日の新聞。これが神戸の方で報道された模様なんですが、これで私が注目すべきものとしては、未知であった断層、これまでそこに断層があると思われてなかった所、そこでマグニチュード7の地震が発生したということです〔資料6−2〕。私たちが経験したのが7.2でしたから、ほぼそれに等しいような地震が発生したということです。それを見ますと、ここの警固断層系とありますけど、それの延長線上にあるということですね〔資料6−3〕。玄海原発の古い方の設置申請書を見ると、この警固断層系が載っていないんですね。91年の日本の活断層にはようやくこれが載るようになりまして、その後に見つかったということです。
玄海原発の方を見ると、原発の基準となっている地震強度には、これは想定するものなんですけど、最強地震というものと、限界地震というものがあります。最強地震は過去の経験を生かそうということで、どうも1700年くらいに壱岐のあたりで大きな地震があったと。それがマグニチュード7ぐらいだっただろうと、そういう記録が残っています。それを基にしてこのS1地震というものが設定されております。
もう一つは、更に大きな7.5というものと、直下地震として6.5というものが出ております。なぜ6.5なのかというと、現在の審査指針に6.5と書いてあるんですね。6.5よりも大きな地震があれば、そこは過去にも地震があったはずだから、活断層もあるだろうということで6.5にしたということを、私自身も国の官僚の方々から何度か聞かせていただきました。
ところが、実際に活断層のなかった所で7.0が現に起こってしまったわけですから、安全性を確保しようと考えるのであれば、直下地震として6.5ではなくて、少なくとも7.0を考えるべきではないかというふうに考えます。
その後、今年の8月になりまして、これは非常に驚くべき地震が起こりました〔資料6−4〕。宮城沖の地震。これの最大の特徴が、地震の揺れが、原発のサイト、女川原発ですけど、そこで観測されたということなんですね。女川原発は3基とも自動停止をしまして、一昨日ですか、2号機は動かしてもいいんじゃないかという保安院の判断が出たというふうに、報道を通じて聞いております。ですけど、ここで起こったことは非常に大きな問題をはらんでいます。つまり設計用に考えた地震があるんですけど、それは距離にして48km、規模にして7.4。その時に大体180ガルぐらい。ガルというのは加速度の単位ですけれども、これぐらいの揺れになるだろうということを想定しておったんですね。
ところが、実際には、もっと遠くて、更に小さい地震であったにもかかわらず、もっと大きな地震を経験してしまった〔資料6−5〕。それが原発のサイトで計測されてしまった。これが非常に大きな問題になりまして、まだ議論は続いておるということです。問題は、小さくて遠い地震なのに揺れが予想を上回った。これまで非常に大きな権威を持っておりました、大崎の手法という計算手法が使われているんですけども、それを超えてしまったというところです。
記録値を表す時に、こちらが速度で、ちょっとこれ複雑な形になっておりますけれども、建物の周期によって揺れの大きさがどの程度であったのかということ〔資料6−6〕。この波線になっているものが実測値です。大崎の手法という現在の審査指針で使われている方法を見ると、それより小さい地震を想定してしまうんですね。これが非常に大きな問題になっていると考えます。
少なくとも現在の耐震設計審査指針の見直しが完了するまでは、玄海でのプルサーマルは待ってもらってもいいんじゃないか、待つべきじゃないか、というのが私の意見です〔資料6−7〕。
少しだけ経験を述べさせてもらうのですけど、阪神大震災、非常に寒い日に起こったこともあるんですけど、逆に良かったことは、救援物資でおそらく皆さんからもいただいたものは、外に置いておいても腐らなかった。夏だったら大変なことになったんです。非常に大事なのは、何か大きなことが起こった時に、そこに付加的な災害ですね、例えば地震の後に大雪が降るとか、地震の後に豪雨が来
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るとか、そういうことになると被災している地域は非常に大変なことになる。ですから、被災している所に決して放射能を降らすような、あるいは少しでもいいから、少しであってもそういうことは起こってはならないわけであって、実際の地震によって、これだけ過去の審査地震が揺らいでいます。ですからそれの決着がつくまで、佐賀県としては待ってもいいんじゃないかというふうに考えます。以上です。
【中村コーディネータ】
ありがとうございました。6人のパネリストの皆さんそれぞれのご専門、あるいは一番関心を持っていらっしゃるポイントについて、ご発言をいただいたわけですが、それぞれお考えが全く違う部分が多々ありますけれど、今日は「安全性」について議論を深めたいという趣旨でございますので、まずはこの原子炉の安全性について、もう少し各パネリストのご意見を伺ってみたいと思うんですが、先日行われました安全性と必要性に関する国のシンポジウムの際も、会場からもたくさんの質問が出されたわけですが、その中に安全性に関するご質問というのは、大変多くてですね、一つは、海外でこのプルサーマル、MOX燃料使用の実績があると言っているけれども、その海外の実績と、実際に今度玄海3号機で行われようとしているところには違いがあるんではないかと。それが安全性の問題につながるんじゃないかというご指摘がありました。それはプルトニウムの富化度という言い方でされております。それから装荷量というところでもご指摘をされているんですけども、このあたり、まずは原子炉の安全性に関してご意見がございましたら、お伺いしたいと思いますが。それでは大橋さんどうぞ。
【東京大学大学院 大橋教授】
今、ご紹介があったようにプルトニウムの富化度ですとか、燃焼度ですとか、炉心にプルトニウムをどれだけ装荷するのかということで、これまでの実績と数字を細かく比べたり、ここがないじゃないかと、そういう議論があったように伺っています。
これについては、殆どについて、例えば原子炉の出力ですとか、燃焼度ですとか、炉心の装荷割合については、ヨーロッパで、各国で実績が出ております。玄海で検討されているのは、その範囲内に収まっています。ただその収まっているからいいとか、ちょっと出ているからいいという判断をしているのではなくて、我々がそういうことを考えるベースとなっている基本的なデータと、そういうことを設計して、解析して、評価するやり方にどれぐらい我々は技術的な信頼をもって、根拠としているのかということに基づいています。
例えば、プルトニウムの富化度については、玄海で用いる値というのは、フランスなんかの値なんかよりも上回っています。それがじゃ上回っているからダメかというと、そんなことはありません。我々はプルトニウムの富化度で言えば、先ほど申し上げたように、高速増殖炉の30%だとか、あまりいい例ではありませんけれども、原子爆弾の性能だとかも、殆ど正確に予測して解析することができます。臨界実験によって、冷温停止、冷温停止というのは、もっとも反応度が高い所ですけれども、核分裂が起きやすい状態で実験をして、これはプルトニウム富化度の14.4%というところまでやっていますけれども、その中で、核定数とか、反応度係数というのを測定しまして、それから原子炉運転特性だとか、過渡変化の計算に用いるわけです。そこから先は、普通の原子炉で何回も実績の出ている計算ですから、我々の根拠というのは、そのことによって揺らぐ事はないということで、全く高い信頼性で、今の玄海。又は言い換えれば、出光先生がご紹介された、3分の1MOX報告書の検討の範囲内というのは、科学技術的な根拠はあるものだと思います。
【中村コーディネータ】
小出さん、さらに加えて、先ほど安全余裕、危険性、危険度の増加というご指摘がありましたけれど、例えば、制御棒の効きが悪くなるとか、融点が下がるとか、いくつかプルトニウムなるがゆえの特性が出てきて、それが安全性の問題につながるじゃないかというご指摘があろうかと思うんですけど、いかがですか。
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【京都大学原子炉実験所 小出助手】
それはもちろんあるわけですね。スクリーンに出せるんでしょうか。ラインは繋がっているんですよね。
【九州大学大学院 出光教授】
探している間にちょっと私の方から、先ほど融点が下がるので、スリーマイルアイランドの時のような事故が起こるとたくさん溶けるというような話がありましたけれど、まず科学的に間違いの方から正しておきたいんですが、融点が下がるからたくさん溶けるということはありません。たくさん熱量を与えられますとたくさん溶けます。例えば、製氷機で氷を作って、氷は融点低いですから、0℃で溶けますけども、それよりも低い所に保存しておけば溶けないわけですね。熱量を加えると溶けます。ということで、融点が高い低いというのと、溶ける量の多さというのは関係がないですね。
【中村コーディネータ】
溶け易いということは言えるわけですね。
【九州大学大学院 出光教授】
溶け易いというのは、その温度になった時に溶けるけども、その温度に到達するまでの熱量、その後、溶ける時に加えられる熱量で決まります。氷の場合も、1g80cal加えますと氷が水になりますけれども、80calなければ1g溶けないわけですね。ということで、これは中学校の理科で習うと思いますので、もし分からなければ帰ってお子さんに聞いていただければ分かるかと思います。
【中村コーディネータ】
お待たせしました。小出さんどうぞ。
【京都大学原子炉実験所 小出助手】
こういう議論は山ほどできると思うんですけど、一つだけ、ちょうど融点の話が出ましたので、その話をしたいのですが、出ますでしょうか〔資料4−7〕。
これは九州電力が新聞に答えた時の質問です。「MOX燃料はウラン燃料より低い温度で溶けて危険が増すと言われていますが、大丈夫ですか」という質問。それに対して、「ウランにプルトニウムを混ぜると、溶融点は、混ぜたプルトニウムの量によって低くなります。従って、玄海3号機で使用するMOX燃料ペレットの場合、溶融点はウラン燃料よりも70℃低い約2,720℃となります」と。なかなか正直だなと。先ほどから出光さんもおっしゃっておられるとおりです。
確かに今まで使っていたウラン燃料に比べて溶け易くなるというのは確実です〔資料4−8〕。そうなった時にどうなるかというと、これが回答なんですね〔資料4−9〕。「MOX燃料ペレットの溶融点は約2,720℃ですが、出力が異常に上昇する場合でもペレットの最高温度は約2,250℃までしか上がらないため、MOX燃料のペレットは溶けることはありません」と。これが九州電力の答えだし、今の出光さんの答えでもあるし、大橋さんの答えでもあるわけです。
ただし、こういう考え方というのは、私はダメだと思っているのです。つまり、技術というものは、一歩一歩の蓄積で、もちろん少しずつは進歩するけれども、常に落とし穴もあるわけです。間違えてしまうこともあるわけだし、想定していることに関しては対応できるけれども、想定していなかったことが起これば対応できないというのが技術なのです。だからこそ安全余裕というものが必要なのだし、安全余裕はなるべく大きく取っておくというのが原子力のようなものを相手にする時の鉄則であるわけです。
その安全余裕というのを一つずつこういう形で、融点のこともそうですし、富化度のこともそうですけど、一つずつ、一つずつ、安全余裕を削っていってしまっているという、そのことが私は問題だと、先ほども訴えさせていただいたつもりです。
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【中村コーディネータ】
という小出さんのご指摘ですが、大橋さんどうぞ。
【東京大学大学院 大橋教授】
これはもう安全余裕を完全に間違えて理解しておられる方の考え方で、融点が下がるということがどういうプラントに問題を引き起こすかということから解析をして、何かが起こった時に、それが溶けるのか、溶けないのか、そういう議論をしているわけです。ですから、融点がちょっと変わったから危険になりますよ、怖いですよというような話は技術的には何の根拠もありません。
一つ、先ほど小山さんにお伺いしたい。大変申し訳ないんですけども、スリーマイル島の事故の時に炉心が溶けました。炉心が下に落ちまして、原子炉の下に溜まって、冷やされて固まったのがTMIの事故です。もちろん炉心がそのまま発熱を続ければ、原子炉の中から溶けて下に落ちたというのは考えられなくはないです。小山さんの資料の中に落ちたら水蒸気爆発が起こるかもと書いてありました。私は水蒸気爆発の専門家です。更田さんもそうですけど、我々専門家の間ではそんなことは夢にも考えられていないんですけども、もし、TMIで炉心が下に落ちて水と混ざったら水蒸気爆発が起こるかもしれないというのはどういうふうに判断されたんですか。
こうやってお聞きしているのは、こういう話をこういう場所でいい加減な根拠でされると、そうすると反対派の方がいやTMIは水蒸気爆発が起きたんだろうというようなことを引用されるわけですね。水蒸気爆発が起こると、今度は格納容器が壊れたんじゃないかというふうに拡大していくんですけども、もとのところは、どういうお考えで、どなたからお聞きになって、どういう判断で「TMIでもし燃料が溶けて下に落ちると水蒸気爆発が起こるかもしれない」と書かれたんでしょうか。
【中村コーディネータ】
小山さんどうぞ。
【美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会 小山代表】
何か資料に基づいて話したのではありません。
【東京大学大学院 大橋教授】
そうすると、こういう公の場で話をされるには不適切ではありませんでしょうか。技術的な議論をしている時にですね、何の根拠もないお話を「かも」という言葉をつければ許されるという類の内容ではないように思うんですけど。
【美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会 小山代表】
じゃ、水蒸気爆発は起きないという証明はできるんですか。
【東京大学大学院 大橋教授】
そういうレトリックな話をしているんじゃないですよ。
【美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会 小山代表】
できるんですかと聞いているんですよ。条件によると思うんですが・・・。
スリーマイル島の場合の話をされているのですか。
【東京大学大学院 大橋教授】
はい。
【美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会 小山代表】
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それは、ちょっと私はわかりません。
【東京大学大学院 大橋教授】
分からなければ書くべきではないんではないでしょうか。ここで書かれたことがまた二次的、三次的に引用されて、起こるかもしれない、いや起きる、いや格納容器が壊れると、そういうふうに必ずなっていくような構造を持っているように見受けられたから、大変恐縮だったんですが、お伺いした次第です。
【中村コーディネータ】
ご指摘は結構です。小出さんご発言あるそうです。
【京都大学原子炉実験所 小出助手】
スリーマイル島の場合には、原子炉の半分が溶けました。圧力容器の底に沈んでいた段階でようやく事故が収束できたということで、圧力容器は幸いに壊れなかったし、格納容器も壊れませんでした。それは一つの事故のシーケンスです。
ただし、そういうスリーマイルの事故が起きるまでは、ああゆう事故は決して起きないと日本の人も言っていたし、世界の原子力を進める人たちが言っていたのです。ところが事故はやはり起きてしまったのです。その時に、起きた後もですね、日本の原子力委員会、いや原子力安全委員会は、原子炉は溶けていないと言っていました。私はその時ちょうど、伊方の裁判ということで、原告側の住民側の証人ということで出ていまして、「炉心が溶けた」と私は証言しましたけれども、その時に、内田秀雄という大変偉い学者さんが出てきて、「原子炉は溶けていない」と発言されました。しかし、その後5年経って、ようやく原子炉の中をのぞけるようになって、初めて原子炉が溶けていたんだということがわかりました。その時に、会社の経営者の人は何と言ったかといいますと、「もし、あの事故の進行過程で原子炉が溶けていたということが分かっていたならば、運転員は慌てて逃げてしまっていただろう」というふうに言ったんです。それ程事故というのは、どういうふうに進展するかがわからない、そういうものなんです。
ですから、たまたまスリーマイル島の時には水蒸気爆発は起きませんでした。だから、じゃ軽水炉というところで水蒸気爆発が起きないかというと、そうではないのです。軽水炉という今の玄海原子力発電所の場合でも、水蒸気爆発が起きる、あるいは水素爆発が起きるということは想定もできるんです。きちんと技術的に想定もできると。それをどこまで考えて、どういう事故評価をするかというとこで、国はある程度以上のことは考えないという、そういう姿勢を現在取っているという、そういうことです。
【中村コーディネータ】
プルサーマルの安全性ですので、あまり拡散しないように期待したいと思うのですが、ただ、限られた時間なので、後でおそらく会場の方からもこの件については再質問もあろうかと思いますので、その時にまたパネリストにはご発言いただきますけれども、プルサーマルの安全性ということで、今、技術的なことを伺ったんですけども、もう一つ、私も実際に今までのシンポジウムなどに参加させていただいて、お聞きした中で、万が一事故が起きた時の影響範囲の問題、それから平常時、通常運転時でも、例えばそこで働く人たちの被爆量が増えるんじゃないかとか、平常時でもそうですね。万が一事故が起きた時には被害が拡大すると。一部大橋さんが先ほどご指摘になりましたけれど、この辺の不安というのは、やはり佐賀県、あるいは隣接の長崎県の方、さらには福岡県の方も含めていいんですけれども、やはり住民の皆さんの不安として指摘をされているんですよね。
次に、この特に事故時の被害の想定、被害の拡大、その危険性、このあたりについて、皆さんのご意見をお伺いしたいと思うんですが。じゃ、口火は大橋さんで。
【東京大学大学院 大橋教授】
私のパソコンを写していただけませんでしょうか。これが事故範囲の話を少し詳しく調べてまとめ
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てきたものです〔資料3−7〕。なかなか資料がなかったんですけれども、先ほど申し上げましたように、原子力資料情報室という所のホームページに、志賀、これは石川県の方ですけども、志賀原発2号炉における事故時の影響予測、プルサーマルの場合とウラン燃料の場合という比較がありました。おそらくこれと同じやり方で、同じやり方をして、距離で2倍、面積で4倍という主張がされているんだと思います。
ラスムッセン報告というのがあります〔資料3−8〕。ラスムッセン報告というのは、1975年に発表されました格納容器破損のシナリオというのが含まれている報告です。この格納容器破損のシナリオを使って、プルトニウムの放出については、チェルノブイリで放出された値プラスアルファという4%という値を想定して、他のアクチニド元素もどんどん放出されるという仮定を置いて、半数死亡の距離を計算すると、ウラン燃料で45km、MOX燃料で83kmと約2倍になりますから、これをもってして距離で2倍、面積で4倍の評価になっているかと思います。
ラスムッセン報告というのは、原子力のリスクを定量的に評価したもので、1975年に発表されました。それはシナリオをそれぞれ考えまして、あるシナリオについて確率、それからその影響を評価して、確率を影響評価して、全部足してリスクを求めたものです。一番顕著な結果は、当時原子力のリスクは、隕石に当たって、隕石が地球に落ちてくるリスクと同じだという評価をされまして、反対派の方からはおかしい、おかしいと評価されたものです。
これは、こういうことなんです。大隕石、例えば地球が壊れるような大隕石が落ちる確率というのは、地球が出来て40億年間一つも来ていないわけですから、極めて小さい確率です。ただ、地球の大きさのような隕石が当たれば、地球は全員死亡ということになります。中程度の隕石ですと、確率は中間だけど、影響も中間くらい。小隕石はおそらく、1年に何個か落ちてきている確率は大きいんだけれども、その影響というのは殆ど海へ落ちて、燃え尽きたりして微小であると。こういうのを足してリスクを求めるのがリスク評価です。
確率論的安全評価研究というのが、ラスムッセン報告の後始まりまして、想定するシナリオの詳細化だとか、確率の評価、機器の故障データベースを充実させる。放射線影響評価の高度化ということで、膨大な研究とデータの充実と手法の高度化が行われています。
これはお配りした資料につけてありますけども、レベル1PSA、PSAというのは、確率論的安全評価で炉心がどれくらいの頻度で損傷するかと。また次はレベル2というので、格納容器がどれくらいの頻度で破損して、公衆に放出されるか。それの影響はどうかというのはレベル3という評価でされています〔資料3−9〕。
2倍4倍解析という原子力資料情報室の解析の問題点は、都合のいいシナリオだけとってきているわけです〔資料3−10〕。例えば大隕石が落ちますよと。怖いですよ、地球は全員死んじゃいますよと。この確率論的安全評価というのは、確率を考慮してリスクを求めるためのもので、シナリオだけとってきてもしょうがないわけです。30年前の古いデータです。今は格納容器破損が起きる確率は極めて小さい。1億年に1回というような評価がされているのに、それが起きると考えたらというような評価がされています。だからチェルノブイリのケースとは全然違います。チェルノブイリのようなことが起こるとは、原子力の専門家は誰も思っていないわけです。それは起こるかもしれない。危険ですよと言って、大きく異なるデータを意図的に持ってくると。
それが先ほど小山さんにご質問したことと関係するんですけど、二次的に引用されるわけです。ホームページを調べてみると、何か根拠は分からないけれども、プルトニウムだから距離2倍、被害4倍に広がるとかですね、これまでの倍は逃げないといけない。面積は、汚染面積は4倍にもなると言われていると。これは全く根拠のない。これは我々から言えば捏造です。原子力資料情報室というのは、どういうものか知りませんけれど、技術レベルが極めて劣るのか、こういうことを日常的にやっておられるか、どちらかだと思います。そういうデータを出す事によって、どんどんどんどん二次的に言って、それにマスメディアがそれに飛びつけば、距離が2倍、被害が4倍、何十万人が死にます。何兆円損しますというふうに広がっているのが、こういう解析の一番大きい問題点だと思います。
【中村コーディネータ】
反論どうぞ。はい、じゃ、小出さん。スクリーンの方に小出さんの資料を出していただけますか。
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【京都大学原子炉実験所 小出助手】
私、大橋さんの話を聞いているとすごい技術信仰論者なんだなというふうに思います。何でも人間が思っているとおりに動くというふうに、どうも大橋さんは思われているようなんですけど、そうではないんですね。
残念ながら原子力の世界でも、これまでたびたび色んな事故が起きてきたんです。決して起きないと言われているような事故も山ほど起きてきました。例えば皆さんご記憶かもしれませんが、1999年の9月30日に東海村の核燃料加工工場で臨界事故というのが起きました。そんな事故は私たち原子力関係者は決して起きないと思っていました。もう、20年前に根絶された事故だというふうに思っていまして、まさかと思ったわけですけれども、でもやはり事故が起きたんです。二人の労働者が大変悲惨な死を遂げました。それを受けて今見ていただいている原子力安全白書というのが2000年に出まして、こう書いてあります〔資料4−8〕。「多くの原子力関係者が原子力は絶対に安全などという考えを実際には有していないにも関わらず、こうした誤った安全神話がなぜ作られたのだろうか。その理由としては以下のような要因が考えられる。他の分野に比べて高い安全性を求める設計への過剰な信頼。長期間に渡り人命に関わる事故が発生しなかった安全の実績に対する過信。過去の事故経験の風化。原子力施設立地促進のためのPA(パブリックアクセプタンス)。公衆による需要活動の分かり易さの追求。絶対的安全への願望。」というんです。こんなことでやっていてはダメだということなんです。
実際に国がどうやって安全審査をするかというと、こういうことになっています〔資料4−11〕。まず「重大事故」というのを考えるといっています。これは技術的に考えて起こる事故です。こんなことなら起こるだろうということを考える。そのうえに「仮想事故」というのを考えて、念には念を入れて起こらないような事故まで考えているからいいだろうというのです。それでも、どちらの事故でも格納容器は壊れないということになっています。今、大橋さんは格納容器が壊れる確率なんてものすごく少ないんだというふうな発言をされたわけですけれども、国は必ずこうなんです。格納容器は壊れない。じゃあ、格納容器が壊れるような事故はどういうふうに呼ぶのかというと、「想定不適当事故」だと言うんです。考えちゃいかん。そんなことはないのです。どんな事故だって考えて、そういう事故がどれだけの可能性で起きるのかということと含めて皆さんに説明する責任が、国に実はあるのです。それを未だに一度もやってないという大変不思議な国が日本なんです。ラスムッセン報告というのは1975年にやられたと先ほど大橋さんがおっしゃった通り、その中でやった仕事は2つです。1つは、小さい事故から大きい事故までとにかく様々な事故を考えて被害を全てに関して明らかにするということを1つやりました。もう1つのことは、それぞれの事故がどういう確率で起きるかということを確率計算をする。ですから、やっていることは2つなんです。事故が起きた時の被害を計算する仕事と、その事故の起こりやすさの確率を計算するという、その2つの仕事をしていました。それをラスムッセン報告という形で公表したのですけれども、その報告は実は1979年の1月に撤回されてしまいました。その研究をした米国の原子力規制委員会自身が撤回しました。なぜかというと、原発の大事故は先ほど大橋さんが言ったみたいに隕石で被害を受けるのと同じぐらいの危険なんだというようなことを米国の電力会社がずっと使っていたわけですけれども、そういう言い方は正しくないと、そんなことを公衆に言ってはいけないんだと、今現在確率の計算というのは開発の途上なんであってよく分からないと。そういう絶対値を使ってはいけないということで、実は撤回したんです。その直後の3月にスリーマイル島の事故が起きるということになりました。それ以降、米国ではしきりにこの確率論的安全評価という研究はなされてきました。たくさんの研究がなされています。報告も出されています。大きな事故が起こった場合には、ほんとに大きな事故が起こった場合にはどういう結果が出るということも、たびたびそれが示されています。米国では示されている。
しかし、日本ではそういうこと絶対やらないと、国としては事故は絶対起きないんだと、想定不適当なんだと言って無視してしまうという、そういう姿勢を貫いてきたという、大変私は不思議な国だと思っています。
【中村コーディネータ】
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はい、ありがとうございました。それで、小出さんの本質論は十分に理解できるところなんですが、大橋さん、その同じところで議論をするんだと、ちょっと打ち切りたいんですけど、本来の所へ戻したいので、逆に小山さんの方から手が上がりましたんで、小山さんのご発言を優先します。小山さんどうぞ。
【美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会 小山代表】
これは、先ほど大橋さんにだいぶ突っ込まれましたけれども、ここでは溶けないと言っているわけですよね。しかし、実際にはスリーマイルでは溶けたというのが事実として非常に重要な点だと思います。
それと、あと、さっきからちょっと問題になっています富化度の話ですが、これは、国の資料ですけれども、集合体の平均のプルトニウム含有率と呼ばれていますが、上段のこういうところが、プルトニウムの中には核分裂するものとしないものとありますけれども、全部合わせたものが上の段、核分裂するものだけが下の段のパーセンテージです。核分裂するものでいいますと4.5とか4.9とかこういう数字ですけれども、玄海の場合は6.1という値をとるということですね〔資料5−12〕。それから、上の段で見ても限界は9.0で、これは諸外国のこういうところにはどれも無いという、それを高い富化度のものがやられるということです。そうしますと、富化度が高くなりますと、プルトニウムスポットという、こういう塊が、富化度が高いほどたくさんゴロゴロと川原の石のように並んでいるということが分かります〔資料5−13〕。ですから、富化度が高いということは、こういう状態のMOX燃料を使うということになります。それでさきほど、出光さんでしたが、千百ミクロンのプルトニウムスポットを使った実験をやっても壊れなかったと言われましたが、何が壊れなかったのかはっきりおっしゃいませんでした。
この実験は、千百ミクロン、1.1ミリですけど、非常に大きなスポットですが、これをペレットの表面のところに貼り付けております〔資料5−14〕。上から輪切りにすると、こういう所に貼り付けております。だけど、今問題になっているのはスポットがありますと、しかも1個だけです。あんなたくさんゴロゴロとあるような実験ではありません。こういう所にいっぱいプルトニウムスポットが中の方にありますと、そこからガス状のものが出てくると。そのガスが、中から燃料を膨張させようとして、壊そうとする力が働くんですが、これは、外に貼り付けていますから、そういう実験をしてるんではないということが分かります。これの目的は、この外の所に被覆管があるんですけども、この、ここから出る熱によって被覆管がどういう影響を受けるかという、それだけに限ってやられた実験であります。ですから、今問題になっているようなガスが出てくることによって燃料が壊れるかどうかということを調べた実験ではないと。だから、壊れなかったというのは当たり前の話であります。
それから、ガスがMOX燃料とウラン燃料でどれぐらい違うかという、これはブランパンという人がやった2001年の論文に書かれているんですが、これ、横軸が燃焼度と言いまして、どれぐらい中で燃料を燃やしたかという、そういうものです〔資料5−15〕。燃焼度が高くなりますとこのピンクのようにMOX燃料はガスが、ペレットの中からガスが出てくる割合が高いということです。ウランはこういう青い所で全然違う振る舞いをしているということが分かります〔資料5−16〕。ですから、ガスが出てくるということはどういうことかと言いますと、本当はあそこに更田さんという専門家がいらっしゃるので、私は更田さんからだいぶ書かれたのを読み、だいぶ勉強させていただいたんですが、ペレットの中のこういう大きな空洞、ポアと呼ばれる空洞が出来て、こういう中にガスが溜まるんです〔資料5−17〕。これは更田さんの所から、パンフレットから取らせていただいた図ですけれども、燃料というのはこういう粒々で出来ておりまして、粒と粒の間の所に気体が、ガスが溜まって、そして、これで燃料をバラバラにしようとする力が働くということです〔資料5−18〕。もしも、制御棒が飛び出すような事故が起こりますと、模擬実験でありますと、ほんとにバラバラになって燃料が冷却水中に飛び出すという、こういうことが起こると。
それでですね、実は、1つ、安全解析というのは、安全という結論に合わせるように解析するということがこれまで行われているという、これちょっと事実として指摘しておきたいと思います〔資料5−19〕。それは、蒸気発生器というものがあります。この蒸気発生器という所で1次系の熱を2
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次系に伝える役割をする細い管がいっぱいあります。こういう細い管が一台の蒸気発生器に3,400本あります〔資料5−20〕。私は、関西電力の高浜2号機というのが、これが実にこの細い管の62%が何らかの損傷を起こして穴が空いたりヒビがはいったりしました。62%ですよ、それにも関わらず安全性は新品と全く変わらないんだという、こういう解析が、損傷が起こるたびに解析を変えていって、62%も損傷しているのに安全性は全く変わらないという結論を出しておりました。それで、1990年代の初め頃に蒸気発生器を持っている高浜2号機を止めるようにという訴訟を起こしました。そういうことに対して、安全解析というのはそういうようなことが出来るということなんですね。
それで、今これは、政府の方が制御棒が飛び出すと飛び出した所の核分裂が盛んに起こります。中性子がバッと増えまして、中性子が増えた、これは政府の図ですけども、増えて、急に中性子が増えております〔資料5−21〕。そうすると、そこで核分裂が盛んに起こるから、そこで熱がたくさん出てきます。それも一緒に合わせた図がこれでありますが、これは九州電力が設置変更許可申請書で出してるもので、赤い方が今回のプルサーマルの場合です〔資料5−22〕。青い方が前回の平成11年に出したものです。さっきの中性子の振る舞いについては、私これをものさしで計って、1つの図に合わせたんですけれども、さっきの政府の図と基本的に同じ振る舞いをしております。こっちがその時に出る燃料の熱です。前はこういう高い熱が起こるよという、こういう解析になっておりました。ところが、今回のプルサーマルに関する解析の値としては、こんな所に、高い所に下がってしまっています。この値はここに下がってしまいました。これは、関西電力も同じことをやっていますので、関西電力に確かめていますけども、これは、対象がウラン燃料からプルサーマルに変わったからではないんだと。解析の方法を変えたから下がりましたという、対象は同じなんですけど、熱が出ないような解析に変えたんです。こんなことが出来るんですよ。なぜ、そういうふうに変えたかと言いますと、実は、前は燃料はなかなか破損しないと思われておりました。ところが、そこにおられる更田さんなんかがやられた原研の実験によりまして、意外ともろく燃料は壊れるということが分かりました。ここの所に線を引いてますが、これが、この線を越えると燃料が壊れるよという、前はこれはもっと高かったのが、新しい実験の知見によって下がりました。そうすると、前のままの青い線のままではほとんど燃料が壊れてしまいます。だから、壊れないようにするために解析を変えて熱が出ないようにしたんですよ、こんなふうに。こんなことをやられてるんです。こういうことが安全解析という名のもとにやられてるんです。
ですから、こういう解析が、いくらでも色んな理屈はつけられると思いますが、この壊れ易さの判断が変わったために、それに合わせるように解析を変えて安全にしてしまうという、こういうことが現にやられているということです。以上です。
【中村コーディネータ】
プルトニウムスポットの影響というご指摘もありましたので、このあたりを是非議論していただきたいんですが。
【九州大学大学院 出光教授】
小山さんの質問のいくつかについてお答えしようと思いますが。まず、小山さんもご指摘ありましたように、プルトニウムスポットの実験でガスが出ないのは当たり前だという話ですけど、指摘というか、違う目的の実験ですからガス放出の話をしているわけではないんで、違う目的の実験を見てそれが違うというのは何か変なので、更田先生もいらっしゃいますが、かいつまんでスポットがあった時の実験結果について説明させていただきます。
スライドの方を出していただけますか〔資料2−11〕。小さくてすいません。NSRRという原子力研究所が持っている、今は組織が変わりましたが、そちらの実験施設でプルトニウムスポットを入れたもの、入れてないものの実験を行いました。小さくて見難いので声で大きく言いますと、その時2種類の実験をやっております。フェイズ1、フェイズ2と2種類の実験をやって、フェイズ1がMOX燃料のものとウラン燃料の破壊の仕方の違いを見る試験です〔資料2−12〕。プルトニウム含有率で6.3ウエイトパーセント、重さ比で6.3。プルトニウム富化度といいますか、使ったプルトニウムの核分裂性のものの割合が74%。ですから、6.3に後で7.4%かけていただければ富化度にな
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るかと思います。約4%強ということになりますが、その燃料を入れて壊れるまで実験をやっています。壊れる所と壊れない所の差を見るという実験をやっております。
それから、フェイズ2では、これはふげん燃料タイプというものでMOXをベースにしまして、そこにプルトニウムスポットを直径400ミクロン、0.4ミリのものと1,100ミクロン、1.1ミリのもの、これを一番厳しい条件で被覆管にくっつけた状態で壊れるか壊れないか、そういう実験をやっております。ここらへんは飛ばしますが、先ほど言いました、どれだけの熱量を一気に加えたら燃料は壊れるか壊れないか、そういう実験をやっておりまして、いろんなパラメータをふって実験をやっております。フェイズ2についても同じですが。これは結果で、壊れているものもあります〔資料2−13〕。ただこれ、フェイズ1の結果ですが、2本目は壊れておりますが、これは、輸送中に壊れたんであろうと思われています。一応、ただ破損にはなっております。この時加えた熱量が267カロリー、1グラムあたり267カロリーというのを加えると壊れると〔資料2−14〕。260とか255、このあたりだと壊れてない。試験結果、おおまとめにしてあります。そうしますと、破損のしきい熱量というのが出されております。標準ウラン燃料の場合、つまりプルトニウムが入ってない状態ですと268〜280カロリー、1グラムあたりこれだけの範囲の所以上だと破損が起きます。ただし、破損といっても先ほど言われたように粉々に粉砕されるというのではなくて、脆くなったり穴が空いたりするかもしれないと。それから、MOX燃料。先ほどプルトニウム6%強入ったものについては、やはり280〜286、このぐらい加えると壊れるということで、これ見ますと、ウランが入っているものとプルトニウムが入っているもので差が無いというのが分かります。それから、その下、ちょっと文字が間違ってすいません。MOX燃料のフェイズ2の方で粒子が入ってた場合ですね。その場合に、そのしきいの熱量が変わるか変わらないかというのを見たら、280カロリーぐらいを境界にして壊れる壊れないが変わるというのが分かります。
【美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会 小山代表】
すみません、これは新燃料ですか。
【九州大学大学院 出光教授】
はい。新燃料です。ということで、ですから。新燃料とそれでない場合の話はまた別なんですが、新燃料の場合、こういう所で壊れる、壊れないというのを試験しているということです。スポットがあろうが無かろうが、あるいはプルトニウムが入っていようが入っていまいが、どういう時に壊れるかというのはMOX燃料とウラン燃料では差が無い。こういう実験結果で、そういう結果を出しているということです。それから、
【中村コーディネータ】
そろそろまとめて下さい。時間がなくなりました。
【九州大学大学院 出光教授】
プルスポットについては特に入っている、入ってないということについては差は無いというふうに判断されております。ガス噴出についてまだ説明はしてないんですが、
【中村コーディネータ】
簡単に説明していただけますか。
【九州大学大学院 出光教授】
途中だけ出すと誤解をまねいて、よく誤解されるんで、どうしたらいいかな。FPガスの放出メカニズムというのは、先ほど図が出ておりましたけども、どういうモデルで計算しているという、先ほどと同じような図ですけれども、まずガスが出来ますと〔資料2−15〕。粒内に出来まして、それが粒界に動いていきます。そこに溜まっていきます。そこに溜まっていったものが最後に繋がって放出が起きるという。これがガス放出のモデルになっております。あと、直接放出とういのがありまし
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て、表面付近から直接出て行くガスもあります。これについては、いろんな燃焼度ですとか、あるいは出力、それについて計算を行いまして、計算結果と実際に実験をやってどれだけ出てきたかというのを見比べて、それが十分な精度で予測可能であるということを確認しております〔資料2−16〕。先ほど出ましたブランパーの、多分このデータだとは思うんですが、こちらの黒い点がMOXでこちらの白い方がウラン燃料で、それでガスがたくさん出るという話を多分されてるんだと思います〔資料2−17〕。
【美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会 小山代表】
私のは2001年です。これは古いほうですね。
【九州大学大学院 出光教授】
これは古い方ですか。この時もですね、見られて分かると思うんですけど、そこにちゃんと書いてあります。線出力、つまり、車で言えば、速かった時にはガンガン熱を出している時、そういう時にはガスはたくさん出ますよと、そういうことは出ておりました。MOXだから高いんではなくて、出力、つまり、その時にパワーを出したからガスがたくさん出たんですよとその論文にも書いてありますし、そのように評価されております。
これが最新のデータで2004年に出たものですが、さらに実験を続けられて出て〔資料2−18〕。これは2001年のデータも含まれております。その時にもちゃんと書いてあって、これは更にそれの補足のデータが出ているんですが、燃焼度はもうこのあたりにきますと7万を超えるぐらいまでMOXでやっておりますが、それでも、失礼しました、6万を超えたあたりですね、このあたり。そこでも、放出率は上がってないんです。線出力を下げたところで運転すれば出ませんよというのは、ちゃんと実験で示されております。ということで終わります。
【中村コーディネータ】
先ほど私が質問した関連で、大橋さん以外はご発言が無かったんですが、それは事故時の影響範囲、影響拡大についてなんですが、なぜそれをお伺いしたかというと、今日は佐賀県の主催なんですけど、防災対策の問題、これは自治体の責任でありますよね。この防災対策の範囲をプルサーマルになったらもっと広げた方がいいんじゃないかというご指摘がありました。その関連で、実は事故時の影響範囲等について皆さんどうお考えですかということをお伺いしたんですけど。今、県としては発電所周辺10kmの範囲内の防災対策ということで、多分、それを今広げる必要は無いという判断だと思うんですけど、そのあたりも関連して、時間も最後になってきましたので、事故時の影響等についてのご意見を伺います。
【京都大学原子炉実験所 小出助手】
原子力発電所というものは、それ自体が危険な物だと私は思います。玄海原子力発電所、現在動いている物も危険な物だと思います。
本当に私たちが恐れているような事故が起きるとすれば、起きるかどうか私は分かりません。でももし起きたとすれば、事故の範囲、被害が出る範囲が10kmで収まるなんてことは到底ありません。もっともっと大きな範囲で被害が出ていくということになるだろうと思います。そしてその中で、プルトニウムを燃やすということになれば、その被害の範囲が拡大するということは当たり前のことです。なぜかというと、プルトニウムはウランに比べて数十万倍も毒性が高いからです。ですから、現在の玄海原子力発電所で事故が起きる。同じような事故がこれからこのMOXを使ってる玄海の3号炉で起きるとすれば被害は必ず拡大する。ですから、範囲も必ず拡大すると思わなければいけません。それが10kmでいいのか20kmでいいのかというような議論は私はしたくはありません。もっともっとはるかに広大な地域が汚染されるということがありうるということを覚悟しておいて下さいと、それだけはお伝えしたいと思います。
【中村コーディネータ】
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山内さんは、この関連ではご発言ありませんか。
【神戸大学海事科学部 山内助教授】
事故の想定という場合には、ソースタームをどういうふうにとるのかというので非常に計算結果も変わってくると思うんですよね。ですから、それが私もNRCのレポートなんかを読むんですけど、決定版がなかなか出てこない。先ほど、蒸気爆発が起きないと言われたのか、それとも、蒸気爆発が起きない、起きても格納容器が壊れないというふうに言われたのかよく分からない大橋先生のお話だったんですけれども。
【東京大学大学院 大橋教授】
水蒸気爆発は起きない。
【神戸大学海事科学部 山内助教授】
水蒸気爆発は起きないですか。どれだけのものが出てきうるかですよね。そこの所については、私の考えでは説得的なソースタームなり、それは出されていない。ですから、最悪の場合を考えておかなければならないんじゃないかというふうには考えます。
【中村コーディネータ】
はい、ありがとうございました。小山さんどうぞ。
【美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会 小山代表】 これは、今の中に入っている放射能が取り出してから1年経った時にどれぐらい放射能が違うかということを、これは関西電力が計算したものを私たちはもらったものです〔資料5−23〕。それで、ここに、ここの数値が並んでいますけれども、まとめますと、核分裂で生まれる放射能については、MOX燃料の方が1.1倍多いと。それから、長寿命の、ウランより重いプルトニウムとか、そういう非常に何千年という寿命を持った、長い寿命を持った放射能なんですけども、これが6.8倍多いということです。ですから、もし4分の1炉心でしますと、だいたいこの長寿命の元素が2.5倍、2倍ぐらいは多い。2.5倍ぐらい多いということになりまして、これが外に出るかどうかという議論はあるにしても、危険になるのは確かであります。
さっきの出光さんが言われたことですけど、このグラフを見せられました〔資料5−24〕。これは2種類のモデルがあるんですが、FINEモデルというのとFPACモデルというのがありますが、ここで、この線がウランの場合の2.5倍ガスが出るという線です。そしてそれを、ここ、これ実は一、十、百、千という目盛りになっていますので非常に線のところに接近しているように見えますけど、これを普通の目盛りにこの部分を直してみますと、これに対して2倍ぐらいは違うんですね〔資料5−25〕。目盛りを普通の目盛りにすると。ですから、ここで2.5倍ウランの、2.5倍出て、更に2倍ぐらい出るということですけど、5倍ぐらいのガスが出るということになります。こういうことはもちろん計算はされて、そういう対策はとられているのは事実なんですけど、これだけは指摘しておきたいと思います。以上です。
【中村コーディネータ】
はい、ありがとうございました。大橋さんどうぞ。
【東京大学大学院 大橋教授】
2つの点を指摘したいと思うんですけれども、事故の時どうなるかというのは想定したシナリオに全部依存します。全部壊れて、全部出て、全部が環境に放出されるとなればどんな結果でも出せます。それは、大隕石が落ちてきたらどうなるかという、そういう起きもしない確率についてやっているわけですね。皆さんは原子炉で事故が起きたら大変だと思っているかもしれませんけど、専門家になればなるほど、そんな格納容器が壊れるなんて思えないんですね。どういう現象で、何がなったら、ど
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うなるんだと。それは反対派の方は、いや分からないでしょうと。水蒸気爆発が起こるわけがないと専門家はみんな言っていますし、僕もそう思うんですけれども、じゃあ、何で起きないと言えるんだと、そんな理屈になっていっちゃうわけです。ですから今、安全審査でやっているのは、技術的に考えられる限り、ここがこうなって、こうなって、ここが壊れてプルトニウムがこう出てきて、ここで止められて、それでもなおかつという仮定を設けた上で、更にそれよりも過大な放射能を放出された場合の前提を置いて計算をしているわけです。ここが一番難しい所ですけれども、我々はそういうのはよく分かります。被害範囲を想定するために、こういうことが起きると想定をして解析をするわけです。ところが一般の方はどうしても“いやそういうことが起きるんだ”と。また、反対派の方が“ほら見ろ、そういうことが起きるから、そういう想定をするんだ”というふうに、逆方向にとられるから、おそらく議論はかみ合わないんだと思います。
もう1つはプルトニウムの毒性です。プルトニウムの毒性というのは非常に誇張されてとらえられています。プルトニウムの毒性は、そのプルトニウムの健康被害を扱う専門家の方は社会的毒性というふうに呼んでいます。実際にはなんにも怖いことはありません。仮に大げさな話をして、プルトニウムをテロリストが取っていって貯水池に投げ込んだと。そこから水道が供給されていると。じゃあ何万人が死ぬかというと、そんなことはありません。1人も死なないというふうに言われています。プルトニウムは水にも溶けませんし、仮に体内に水として飲んで入ってもすぐに排出されてしまいますから、その小出さんが言っているような事が起きるのは、全く仮想的にプルトニウムのツブツブを1個1個取り出して、皆さんの肺を切開手術して、肺の奥深くの出てこない所に1つずつ埋め込んでいったらそれぐらい死にますよと、全く起きもしないような仮想について言っているわけです。そんな事をやっていったら皆さん自動車にも乗れないし、電車にも乗れない、何が起こるか分からないですよという話と全く同じです。
【中村コーディネータ】
それぐらいでよろしいです。小出さん短くどうぞ。
【京都大学原子炉実験所 小出助手】
毒物というのは、体への取り込み方でその毒性が変わります。例えば、口から食べる場合。食べたり飲んだりする場合、それから、呼吸で取り込む場合で全く違います。今、大橋さんがおっしゃったのは貯水池を汚す、あるいは飲んだって大丈夫だということをおっしゃって、口から取り込む方のことをおっしゃったわけだけども、プルトニウムの場合に怖いのは、鼻から呼吸で吸入する場合です。その毒性は、ものすごく恐ろしいものです。それを今、1つお見せしたいんですけど〔資料4−12〕。世界にはプルトニウムの研究者が山ほどいます。原子力を支持している人もいますし、原子力に反対している人もいます。ここに、縦にいくつもそういう人達を並べていて、上の方が批判派、だんだんいって一番下が一番の推進派です。たばこを吸う人とたばこを吸わない人、それぞれに分けていっていまして、プルトニウムの239番という番号のついたプルトニウムについて数字が出ていますし、それから、原子炉の中で出来るプルトニウムについての数字もあります。これは、どういう数字を出しているかというと、何マイクログラムのプルトニウムを吸入したらば、肺がん線量というのは、肺がんになって死ぬかというのです。数字見ていただいたら分かると思いますけれども、たばこを特に吸う人というのはめちゃくちゃ危険で、0.0ナントカという、そういう数字です。マイクログラムというのは百万分の1なんです。ですから、手のひらに乗っけても感じない、こんなものが計れる天秤はほとんどの皆さんの家には無いし、大学にもほとんど無いというぐらいの、それぐらいのほんの少量でも、もし吸い込むようなことになれば肺がんで死んでしまうという、プルトニウム研究者が皆が合意している、そういう毒物なのです。ですから、貯水池に汚染して飲む場合とかいうのではなくて、事故の場合には原子力発電所から気体になったものが流れてくるのです。それを吸い込むことが危険なのです。
【東京大学大学院 大橋教授】
どうして気体になるんですか。
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【京都大学原子炉実験所 小出助手】
事故の場合にはもちろん微粒子になるわけですし、ものすごい高温になっていますので、エアロゾルにもなって出てくるわけです。ですから、近傍で落ちるというのは本当です。しかし、でも、粒子になって、粒子あるいはエアロゾルになって飛んでくるという成分も必ずあります。
【東京大学大学院 大橋教授】
もう1つ聞きたいんですけど、そのプルトニウムで肺がんになって亡くなった方っていうのは歴史上いるんですか。そういう疫学的所見はあるんですか?
【京都大学原子炉実験所 小出助手】
はい。マンハッタン計画の労働者をずっと追跡しているグループがあります。肺がんで死んでいる人達がいます。ただし、統計学的にそれが有意と言えるかどうかということの検証をずっと続けてきているという、そういう段階です。
【東京大学大学院 大橋教授】
今のところ有意だという結果が出てないと聞いていますけど。
【京都大学原子炉実験所 小出助手】
こういうものは大変難しいのです。学問は。
【中村コーディネータ】
分かります。それは。
【京都大学原子炉実験所 小出助手】
毒物の危険を証明する。統計学的に証明するということは大変難しくて、たくさんの人々の症例を長い年月に渡って追跡しながら証明しなければいけないんです。ですから、広島・長崎の原爆の人達の中からガンが出てくるということだって、何万人もの被爆者というのを何十年間も追跡してやっと分かるという、そういうものなんです。ですから、科学はこれからもその作業を続けますけれども、一歩一歩しか行かないということはご理解いただきたいと思います。
【中村コーディネータ】
はい、ありがとうございました。じゃあ、出光さん、短くお願いします。ちょっと、森本さんにお伺いしたいことが最後にあるもんですから。
【九州大学大学院 出光教授】
どんな少量のプルトニウムも危ないのかということに、私は異論がありまして、私、学生と一緒に毎年プルトニウム使った実験をやっておりまして、今の所ピンピンしております。先ほども数字が出ていましたけども、許容量でいきますと、1人あたり0.087マイクログラム〔資料2−19〕。計れないといえば確かに計れないんですが。じゃあ、それが危険かという話でいきますと、今までの核実験とかでプルトニウムがたくさん放出されていて、長崎でも出ておりますが、1人あたりのプルトニウムの降下量でみますと100倍以上なんですね、許容値の。ただそれを体の中に取り込んでいるかというと、実際はそうじゃないし、チェルノブイリの時も放出された量は、プルトニウムは確かに出てはきていますが、かなりの部分はあまり広がらなかったと。定量的な話にならなくて申し訳ないですが、それで、プルトニウムによる被害が出たかというと、プルトニウムによる被害というのはまだ確認されてないというのが実態です。
【中村コーディネータ】
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はい、ありがとうございました。それで、セキュリティの問題で、原子力発電所へのテロ攻撃。これがプルサーマル計画が進んでくると余計そのターゲットとしてクローズアップされるんじゃないかという、やはりそういう不安もあったんですが、この問題については、ほんとにもう森本さんが唯一この中でのご専門でございまして、他のパネリストからは発言が無かったので重ねてそういう不安を持ってらっしゃる県民の方もいらっしゃるので、森本さんに、このテロとプルサーマル計画についてのお話を伺って、この第一部を終わりたいと思いますので、森本さんよろしくお願いします。
【拓殖大学海外事情研究所 森本所長】
2つばかりお話したいのですが、最初に僕はイスラムのテロリストが日本の国の中に入り込んで、何らかの物理的なテロ活動をやる蓋然性は少し低いと思っているんです。これには理由があって、日本の社会をご覧になるとお分かりのように、言ってはならないんですけど、単一民族で多民族国家でない。従って、イスラムのグループが日本に入り込んで何らかの活動をする場合、我々の社会の中では非常にアイデンティファイしやすいので、難しいと思いますし、また、無事に逃げられるとも思わないし、日本にその種の脅威を与えるような武器弾薬を多量に持ち込むということもなかなか難しいので、私は周辺国からこの種の、例えばテロだとか、ゲリラコマンド活動が起こりうる、つまり、国際法上誰がやったか分からないが、不法な活動が行われる蓋然性は、むしろイスラムのテロよりも大きいと思いますが、その場合に、その種のグループなり、周りの国のどこかが日本のプルサーマルを破壊しなければならないような軍事的かつ戦略的必然性があるかというと、それもちょっと考えにくい。例えば、日本が100%プルサーマルでエネルギーに依存しているっていうのなら分かりますけども、わずかしか、日本の原子力は30%弱です。だから、私が、例えば相手の国であれば、それは極めて重要な、例えば国家的な化石燃料の備蓄、戦略備蓄倉庫を攻撃するというなら多少出来るかもしれないですけど、それも日本の領域の中に入ってやらないといけないので難しく、私はそれよりも海上輸送路で公海上で脅威を与える。どこか近くに通ると必ずそこは狙われて、潜水艦から攻撃を受けるとか、あるいは機雷がどこかにあってそれに触れて日本に近寄れないとか、といった誰がやったか分からないが日本の領域の中を侵略していないと言えるような脅威を与えるといったリスクの方が、むしろ高いと思うので、プルサーマルを持ってるからプルサーマルだけが相手に狙われて攻撃を受けるという蓋然性を考えると、少し軍事的には考えにくいと思うんです。
他方、もう1つ申し上げたいんですけど、皆さまの議論を聞いて非常に今日は勉強になって、“なるほど、そういう議論なのか”と思って聞いたんですが、私のように国家の安全保障をやっている者からこの国全体の安定を見た場合にプルサーマルや日本の技術というものの技術的許容度をどの程度認めるか認めないかという議論よりも、蓋然性を考えどのようなリスクがあるかという観点に立って考えてみると、例えば周りの国で北朝鮮、あるいは韓国も追いかけて原子力開発とか核開発とかやっているんですが、彼らが日本よりもはるかに技術レベルが低く、核兵器を作っているかもしれないけれども、技術の低いレベルで核実験をやろうとしてうまくいかなかったり失敗したり、あるいは、例えば地下核実験をやって、例えば地下水を破壊し、その中に放射能をたくさん放出するような核実験を日本の周辺でやり、それが日本海を汚染するとかっていうケースだとか、あるいは中国は今どれぐらい持ってるんですか、原発を。
【中村コーディネータ】
9基ですね。でも、近々、あと27基ぐらい増やすとか。
【拓殖大学海外事情研究所 森本所長】
27基とか、2020年までとか言っていますけど、ネットをひくと2050年までに100基近くという目標があるんですが、それは日本海の向こう側にあるわけです。海浜にあるわけですから。それを十分に管理もしないで環境も十分に考えずに、そういった原発が日本海の向こう側にあることからくる我が国へのリスクの方が、蓋然性としては非常に高いと思うんですよね。そういうことはあんまり議論すると、議論が拡散しちゃうんで、国際政治を議論するようになっちゃうから黙ってたんですけども、日本の技術をどこまで我々は信用できるか出来ないかという議論をやっているのは、それはそれ
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で良いのですが、もう少し日本の技術のレベルをグローバルに見た場合に周りから受けるリスクの方が、高いのではないかということだけは申し上げておこうと思うんです。
【中村コーディネータ】
ありがとうございました。専門家のご意見としてご指摘お受けいたします。それで、ちょっと予定の時間をオーバーしてるんですが、ここで休憩を挟ませていただいて、その後、会場の皆さんから挙手でご質問をいただいて、パネリストの皆さんとの質疑応答、必要に応じてはオブザーバーからの回答というのもあるかもしれませんが、そういう形で第二部の方を進めたいと思いますので、しばらく休憩を取らせていただきます。ありがとうございました。
第一部終了 〜休憩〜
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●第二部開始(15:30)
【総合司会】
それではお時間が参りました。皆さまお席の方にお着きになられましたでしょうか。まだの方はお急ぎいただきますようにお願い致します。それでは会場との質疑応答を進めさせていただきたいと思います。引き続きコーディネータの中村浩美さんに進行をお願いしたいと思います。それでは中村さんよろしくお願い致します。
【中村コーディネータ】
はい。それでは、第二部ということで、会場の皆さんからのご質問をお受けしたいと思うんですが、今日は広く、ご出席の皆さんからご意見を伺いたいということで、知事、副知事、県議会議長をはじめ、玄海町長さん、町議会議長さん、唐津の市長さん、市議会議長さん、皆さんお出でいでになっていらっしゃいますが、主催者の方で、なるべく公平に当てるようにと言われておりまして、ブロックに分けて、この中でという形で進めさせていただきます。
申し訳ないですけど、そういうルールで進めさせていただいて、ちょっと後ろを見ていただくと、ABCDEFGまで一応皆さんのブロックがABC順になっているんですね。今度は真ん中ぐらいのところで1と2に分れています。そこでブロックを想定して私が質問をお受けしていきたいと思っておりますので、よろしくご協力をいただきたいと思います。
それから限られた時間ですので、主催者の方の意向としては、お一人様2分くらいを目途にご発言いただきたいということで、事務局の方がタイムキーパーはしますからということで、2分ちょっと前になると、チーンと予鈴が鳴ると思いますので、それが鳴りましたらおまとめいただいて、質問の要旨を明確にしていただきたいというふうに思います。
それではまずは、順番に当てていきますので、まずはこちらの方達がですね、そこAブロックです。ここBブロックです。前の方の方がAの1。Bの1ということになります。前の方のAブロックとBブロックの真ん中から手前の方の中でご質問のある方、挙手をして下さい。Aブロックいいですか、Bブロックからいきますよ。それではそちらのクリーム色のシャツを着ていらっしゃる方。係がマイクをお持ちしますので、よろしくお願いします。
最初にご連絡があったと思いますけれども、本日はインターネットとCATVで中継。この後、議事録も作られるということで、恐れ入りますが、どちらからお出でのどなたかお聞かせいただきたいと思います。
【会場参加者@】
玄海町から来ました○○です。今日ですね、公開討論会があるということで、参加証をいただいて、どういったことを質問しようか、自分なりに考えて来ました。
私も今回のプルサーマルの計画の発表以降、様々な講演会に参加したり、玄海町の行政放送を見たりしているんですけど、MOX燃料の採用に関して、はっきり言って現在のところまだ十分理解できていません。と言いますのは、先ほどの話の中にもあったように、現在使用されているウラン燃料ですか、それをMOX燃料に替えるということですけども、これは扱いによっては、先ほどのお話のように危険であることには変わりはないと思っているわけです。しかしながら、危ない、危ないと言われて、玄海の1号機が運転を開始して30年近く経ちますけども、私の家の方で作っている米とか野菜が放射能の影響で売れなくなったとか、そういうこともございませんし、私の友達も原発の方で働いていますけれど、それが放射能の影響で具合が悪くなったとか、そういう話も一向に聞いたことがありません。
というのは、やはり、国とか県とか、実際に運転している九電が、危ないなら危ないなりに一生懸命放射線管理とか、監視をしているからだというふうに私は思っております。
今、導入に難色を示されている方の分、私のイメージとしては、私が子供にテーブルに置いた包丁をこれ危ないから触っちゃダメだよと言っているようなイメージを受けるんですね。だから、それは親がちゃんと管理して台所になおせば何も子供がケガすることはないわけで、危ないことは判ります。
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それで通常の運転時に、要は私たちの生活にどういうふうに影響が出るのか。玄海町の作物が食えなくなるのか、そういったところをちょっとご質問したいと思うのですが。
【中村コーディネータ】
はい。わかりました。これはどなたかお答えいただける方いらっしゃいますか。小出さんはどういう心配をされているんでしょう。
【京都大学原子炉実験所 小出助手】
原子力発電所というのは、先ほどから私何度も聞いていただいていますけれど、そういうふうに危険なものだと思います。要するに原子炉の中に膨大な危険物質を入れているわけです。それが今おっしゃったように、きちんと管理ができている限りは皆さんに対して被害が出ないし、風評被害のようなことも起きないということで、MOX燃料にしたところで、きちんと管理ができている限りは、たぶんそうだろうと思います。直ちに皆さんに被害が出るという事はないと思います。
ただし、私が心配しているのは、MOX燃料に使われるプルトニウムというのは、ウランに比べて放射線の毒性が大変高いです。ですから、もし管理が少しでもどこかで綻びが出れば、労働者が被ばくする、そして周辺の被ばくが増えると、そういうことになるだろうと思います。ただし、それは、すぐに皆さんに被害が出るとか、そういう現れ方はおそらくしないだろうというのが私の予想です。
私が恐ろしいと思うのは、先ほどから聞いていただいているように、事故になった時が心配だというふうに思っています。
【中村コーディネータ】
ありがとうございました。その辺の管理は、国の監督責任もありますし、もちろん事業主体の九電さんの責任、これは皆さんも注視する、注視するというのは、注目して見続ける必要があるんだろうと思います。それではこのブロックの方で、ご質問のある方。
【会場参加者A】
佐賀市在住の○○でございます。先生方のお話をお伺いして、プルサーマルを実施すると制御棒の効きが少し悪くなる、燃料の溶融点が若干低下するということで、安全の裕度は減少するが、それでも必要な安全は確保できるということで、私なりに理解しました。
身近な話で確認したいのですが、例えて言えば、時速100kmで走ると脱線するカーブがあって、今までは時速60kmで走っていたと、これからは時速62 kmとか63 kmで走るということになるのでよろしいかということです。もし時速が2km、3km上がると、確かに危険は増すと思いますけど、脱線しないというのも一つの見方と思っています。それでもプルサーマルを実施するというのは、時速100kmに近いスピードで走るということなのでしょうか。以上でございます。よろしくお願いします。
【中村コーディネータ】
ありがとうございました。なかなかこういう問題って、例えにするとまた、理解が難しい部分もあるんですが、出光先生、学生さんにお話するように分かり易くお願い致します。
【九州大学大学院 出光教授】
例え話でいきますと、例えば車に乗る時に、一人で乗っている時は軽いのでブレーキがよく効きます。人を乗せたり、荷物をたくさん乗せるとブレーキの効きが悪くなりますというのと、同じだと考えてもらえばいいと思います。当然、過積載はダメですけども、隣に一人ついでに乗せていくという場合にブレーキの効きがちょっと悪くなるという時はどうするかというと、運転中はちょっと深めに踏み込みましょうと。そうすればちゃんと前との車間距離を保てると。危ない時にはちゃんと止まれるかというのを確かめるわけですね。急ブレーキを異常時にはちゃんと止められるか、急ブレーキを効かせられるか。
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それをこの原子炉でプルサーマルの時もちゃんと確認をして、プルトニウムが入っていてもちゃんと原子炉は止められますよと。運転中も、今日は説明がなかったんですけども、ほう酸濃度というのをちょっと濃度を上げて、少し踏み込みを深くしましょうと。そういう方法でコントロールはできますよと。そういうことをやっているということです。
【中村コーディネータ】
ご理解いただけましたか。すみません、遅くなりました。お隣で手を挙げていらっしゃった方。
【会場参加者B】
鹿島市から来ました○○です。玄海原子力の2号機で燃料漏れがあったと思いますが、もしプルサーマルを実施した後に燃料漏れが発生したらどのような現象が起こるでしょうか。プルトニウムが発電所周辺に放出されるということがあるんでしょうか。そこらへんをお伺いしたいと思います。
【中村コーディネータ】
これについては、出光さん。
【九州大学大学院 出光教授】
これは私の方から説明します。ピンホールというのが開いて、中からプルトニウムとかウランとか、燃料自身が出てきたというのではなくて、その中の核分裂生成物が冷却水の中で検出されました。検出されましたというか、あるレベル以上に上がりましたというので、ピンホールが開いたと。だたし、そのピンホールというのは、非常に小さくて目で見ても分かりません。今の確率論的に言うと、燃料棒10万本作ったらそのうち1本くらいにピンホールが開くかもしれない、それくらいのレベルになっております。大きさ的には1ミクロンもないくらい、1000分の1ミリもない穴だと思いますが、目視でどこに開いたというのは見つかりません。洩れているという、核分裂性のもので洩れた量も非常に少ない量でした。それも1次冷却水の中で、外側には全く出てきていません。例えば、MOXがそういう形になって、ピンホールが開いたとしても、状況は変わらないというふうにご理解下さい。
【中村コーディネータ】
A/B1ブロックよろしいですか。じゃそちらの。
【会場参加者C】
私、呼子から来ました、○○ですけど。今までですね、話を学者さんたちとか、いろんなことを聞きまして、原発は安全であると、中には心配をされた方もあります。しかし、人間が原発を発明して、それで運転が確実にいく時は、心配も何もいらないですけど、これが一つ間違うと、沖縄県であったように、ヘリコプターは飛ぶように出来ています。しかし、人間が操縦します。ロボットじゃありません。ということで一歩間違った場合は、玄界灘の魚も何も食べられません。野菜も一緒です。ということで、私は不安で、不安でなりません。子孫をなくさないようにして下さいと、私は思います。以上です。
【中村コーディネータ】
ありがとうございました。そのあたりは重ねてあれですけど、特に事業主体である九州電力の責任は大きいと思いますが、大橋さん何かコメントありますか。短くお願いします。
【東京大学大学院 大橋教授】
わかりました。人間が間違う可能性があるというのは、最初から認識して原子力発電所の設計というのは行われてきまして、もちろん一番は間違えないような操作盤とすること、また次は仮に間違ってもそれが決して危険側に行かないように、フェールセーフというんですけど、そういうような設備
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を付けるということになっています。今、人間の行動の研究がどんどん進んでいまして、今度は人間がグループとして行動する時、間違わないようにするにはどうすればいいかというところまで、今研究が進んでいます。
今、子孫がどうこうという心配をしておられるというのは、私は原子力の関係者として心痛く聞いていますけれど、決して原子力発電所の近くに住んでおられる、プルサーマルするしないにかかわらずですね、原子力発電所というのは、皆さんが思っておられるよりずっと安全なものです。格納容器が破損するというようなことは、物理的には考えられませんし、放射能被害が顕著に外に出て起こるということは有り得ませんから、是非、心穏やかに暮らしていけるように、我々のPRというのもしていかなければいけないと思っております。
【中村コーディネータ】
本当に皆さんの不安を払拭するためには、情報公開、包み隠さず、何でも皆さんの知りたいことを知るというのが大事だと思うので、国ももちろんそうですけど、九州電力も、それから自治体もそういう責任があるかと思いますけれど、是非それは期待したいと思います。次はABの次のブロック、赤いセーターを持ってらっしゃる方。
【会場参加者D】
唐津から来ました、○○と申します。先ほど質問された方もいらっしゃるんですが、似ているんですが、制御棒の効きが悪くなるとか、燃料の融点が下がるとか、プルトニウムのスポットが出来るとか、余裕が少なくなるのはいかんよという話で、余裕は大事だから絶対残しとけという、小出先生のご指摘がありましたけども、非常に分かり易いんですけど、要は程度問題じゃないかと思うんですよね、それに関しては。
先ほど、時速100kmを60kmという話がありましたが、同じように考えていまして、100kmは脱線するよと言われていて、そこは技術的に確認していると。そこを60kmで走っていると。それを65kmというと、人がたくさん運ばなきゃいけないから時刻表を見直して65kmで走ることにしましょうと。それはいかんのかというと、そんなことはないんじゃないかと思うんですよね。
先ほど国の安全審査というのは、安全だという結論を出すためにやっていると、何かすさまじい話もありましたけど、私は基本的に先ほどの100km、60kmと同じように、ある技術的な限度というか、必要なものというのは、かっちり検証して出してですね、それに対して十分余裕があるということを確認していくのが、安全審査だと思うんですよ。だからそれを何か結論的に変に、教えていただいた方もいらっしゃいますので、ここははっきり、そうなんだというのを確認したいので、どなたかお答えいただければと思います。
【中村コーディネータ】
これは一つには小山さんのご発言に関連していると思うんですが、小山さん。
【美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会 小山代表】
私が言ったのは一つの例に基づいて、実際に自分も裁判まで起こした経験に基づいて蒸気発生器の例で言いました。これは蒸気発生器の細かい管が62%も損傷しているのに、新品と全く同じであるという安全審査にだんだんだんだん変わっていったんですよね。安全解析が、そのものが変わっていって、実は前よりも熱があまり出ないということが、新しい知見によってわかりましたとか、そういうような理屈がつけられるんですけどね、だけど常識で考えて、62%も損傷しているものが、新品と同然だと言われても絶対信用できませんがね、そういうことを言っているわけです。一つの例として。
【中村コーディネータ】
はい。一つの例として、関西電力の例をお話になったんですが、今のご意見とご質問に対して、国の方からちょっとどういう姿勢で臨んでいるのかを聞いてみましょうか。保安院に聞いてみましょう
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か。じゃ、保安院の佐藤課長お願いします。
【原子力安全・保安院原子力発電安全審査課 佐藤課長】
今ご質問ありましたように、我々技術的に合理性があるかどうかというところが、我々安全性を判断するポイントだと思っております。こういった技術的な合理性を判断するものとして、様々な実験、経験などをベースに我々判断しているわけであります。その中で、ここにありましたような、制御棒の効きだとか、それから燃料の溶融点の問題。そういったことについても、それぞれ技術的な判断基準をベースに、安全か、そうじゃないかを我々判断しております。
只今の蒸気発生器の問題もご指摘いただきましたけども、蒸気発生器、今はかなり新しいものに殆ど取り替わっておりまして、損傷というのがなくなってきておりますけれども、小山さんがおっしゃったように、昔はけっこう伝熱管が損傷しておりました。その際、修理の仕方と致しましては、スリーブ、さや管を内に当てて補修するとか、使えないものは栓をして使えなくすると、こういったことをやっていたわけでございます。当然そういうことをやっていけば、解析上厳しくなっていくのは確かでございます。我々そういった条件をベースに、冷却材喪失事故の時の燃料被覆管温度がどうなるかといったことについて、解析で判断しているわけでございますが、その判断基準は、そういったケースを満足するというようなことで我々安全性を確認しているところでございます。
【美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会 小山代表】 ちょっとすみません。一言だけ言わせて下さい。
【中村コーディネータ】
はい。小山さん。
【美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会 小山代表】 今は判断基準がありまして、そしてそれを満足するように解析方法をだんだんだんだんと変えていったのが事実であります。
【中村コーディネータ】
それについてはいかがですか。先ほどの小山さんの指摘もその解析方法が変わっているというご指摘だったんですね。
【原子力安全・保安院原子力発電安全審査課 佐藤課長】
解析方法、これは、解析というのは、より精緻の方に持って行くというのが、基本的な今の流れでございます。先ほど小山さんがスライドに出された、解析というのは、一言言いますと、二次元の解析手法のモデルを使ってやったケースが古いケースでございます。最新の解析というのは、コンピューターの精度も上がっていることもあるんだろうと思いますが、三次元のより詳細な評価が行えるようになってきているということでございまして、より現実に近い評価が可能になっていると。二次元でやった場合には、そういった二次元の限界というのもあるわけでございました。安全裕度を多くとって判断していたわけでございますが、三次元で解析することによって、より精緻、現実のベースで評価できるようになってきていると。こういうことで結果が異なっているということだろうと思っております。
【美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会 小山代表】 そういうものもありますが、熱が、前に思っていたよりも意外と出ないことが分かったというふうに解析を変えているんです。私は詳しく調べていますけれども。
【中村コーディネータ】
そのケースのお話をここでしていただくより、ご質問いただいた方に伺いますけど、今の保安院の
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審査姿勢というか、臨む姿勢についての説明でよろしいですか。
【会場参加者D】
基本的に技術的根拠をかっちりさせて、それに対して裕度がちゃんとあるということを確認しながら進めていくんだと、それが当然だと思うんですけど、その通りやっていただいているというご回答であればそれでいいと思います。
【中村コーディネータ】
ということで、よろしゅうございますね。保安院も安全委員会もうなずいていらっしゃいますから、ご指摘のとおりということで。それじゃABの後ろの方の方いらっしゃいますか。紙を持ってらっしゃる方。
【会場参加者E】
唐津市厳木町から来ました、○○と申します。プルサーマル発電については、私は、技術的な難しいことは分からないけれども、将来のエネルギー政策としては必要であるので推進すべきものと考えますが、以前の鹿児島県川内市から急に玄海町に変更になった理由が第一点ですね。
それから第二点、今は厳木も唐津市内になっているんですが、唐津市内でも一番遠くです。それで、この工事承認について、私は原子力保安院の方に電話をかけて聞いたんですが、工事承認は地元行政区画、例えば玄海町長、佐賀県知事の承認があれば着工ができるということで、その法律的根拠は何かと聞いたら、「特にございません」という回答でした。
先般、4月6日に唐津市長さんに聞きましたら、そんなことはないという原子力委員会の回答でございましたということでございますが、その理由をお願いしたいと。
【中村コーディネータ】
まず、最初のなぜ玄海3号機でこの九州電力はプルサーマルを始めるのかというのは、九州電力に伺った方がよろしいですか。それでは樋口本部長お願いします。
【九州電力(株) 樋口取締役】
九州電力の原子力発電本部長を仰せつかっております樋口でございます。なぜ玄海3号機でプルサーマルを実施するかという話でございますが、もともとどの私どもの原子炉でプルサーマルをやっても問題はないということは、先ほどの3分の1MOXの安全委員会の資料からもお分かりいただくと思いますけれども、私共は、今3.2tのプルトニウムを持っているわけでございます。これを計画的に燃やす必要があるわけでして、そういうことで、玄海の1,2号、3,4号、それから川内の1、2号のいずれで実施するか、これを純技術的な観点から検討致しました。
その結果、玄海3、4号が原子炉の中に入っている燃料の数が一番多ございまして、そのうちの4分の1の燃料をプルサーマルの混合酸化物燃料に致しますと、私共が持っているプルトニウムを、海外にあるプルトニウムをバランスよく燃やすことができると、そういうことで、3,4号であれば、安全上技術的には問題なく、安全に管理できることになりました。
そして、なぜ3号かという話でございますけれど、これはやはり、初めて私共が新しい燃料を入れるわけであります。これは海外から参りますので、その検査をちゃんとやる必要があります。先ほどから議論になっておりますように、多少放射性の強い燃料が入ってくるわけで、その管理をちゃんとやる。今までと同じような被ばくの範囲内でやるという従業員の管理、そういうものも大切でございますので、そういう意味で非常に広いスペースが必要になりまして、3号の方がたまたまスペースが広いので、今回は3号でやろうというのが、その主旨でございます。
【中村コーディネータ】
2番目の話は、唐津が市町村合併で大きくなって、玄海町の立地隣接自治体になったという背景もあるんですけど、工事承認の件というのは、どなたがお答えになる。それでは保安院の方から。
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【原子力安全・保安院原子力発電安全審査課 佐藤課長】
ちょっと私、詳細は承知しておりませんが、プルサーマルも同様でございますが、こういった工事計画なりの技術的な認可というのは、安全性について保安院が判断すれば、それで着工はできるというのが法律の考え方でございます。
ただ、こういったものを進めるに当たっては、地元のご理解を必要とするということがまずあるわけでございまして、これは規制とは直接関係しないところであるものでございまして。例えば具体的に一つの例を言えば、事業者と自治体との間で安全協定等が結ばれているケース等がそういった承認というところになるのかなと思いますけれども、保安院、要するに国の規制側としては、安全協定ということについては、直接関与するものではないということであります。
【中村コーディネータ】
短くお願いしますね。
【会場参加者E】
玄海の4号機は、プルトニウム発電を目的にして建設された新しい施設だったと思うんですよ。それを急に3号機に変えたというのが、我々は理解できません。
それともう一つね、鎮西町の串、それから玄海町の普恩寺とは、原発拠点からいきますと、串の方が近いんです。そういう不平等な行政をどうしてやっているのかということで、私はそういう疑問を持っているのでお伺いします。
【中村コーディネータ】
重ねて九州電力さんにお伺いしますけど、まだ玄海3号機ということについて納得をされていないようですけど。
【九州電力(株) 樋口取締役】
先ほどご説明を致しましたけれども、玄海3号機に決めたいきさつは、玄海1,2号機、3,4号機、それから川内の1,2号機、この全部の原子炉の大きさ、燃料の数、それから原子炉で実施した場合の安全性、これを技術的に検討しまして、玄海3,4号機に最終的になったわけでございます。ですから、技術的にはどの原子炉でやってもできるものでございますけれども、私共が持っている海外のプルトニウムを、これを効率よく一つの原子炉でやる方がやりやすいということもございますので、そういう意味で、燃料の数が一番大きい、193体入っております、玄海3,4号機でやるようになったわけであります。
それから二問目のご質問の、鎮西町串地区、肥前町納所、そういう所の方が非常に近いところにあるというお話がございまして、私共プルサーマルをやるにつきましては、広く、東松浦郡、唐津市に合併されましたが、東松浦郡のいろんな方に説明をしてまいりました。そして、原子力発電所に近い所につきましては、1つ一つ、集落を訪ねまして、皆様方に不安に思うことを質問していただきまして、1つ一つ言葉を尽くして説明をしてまいりました。玄海町につきましては、27の地区がございますが、この地区につきまして、1つ一つ説明をしてまいりました。
ご指摘のように、串地区、鎮西町串地区は玄海町の役場よりももっと近い所にあるわけで、発電所から非常に近い所にあるわけでございまして、そういう意味で私共は、行政区は違いますけれども、串地区には区民の方に集まっていただきまして、説明をしたつもりでございます。
今後もいろんなご質問につきましては、特別のグループもできておりますので、説明に行きたいと思っております。それから肥前町につきましても、区長さんの2つの部落につきまして、区民の方に集まっていただきまして説明をしたところでございます。そういう意味で、今後ともそういう不安に思われた方々がおられた場合には、私共が出向いて説明をしたいと思っております。そういうことでよろしくお願いしたいと思います。
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【中村コーディネータ】
ありがとうございます。C/D/Eの前の方の方。
【会場参加者F】
鎮西町漁協の○○と言います。先だって、5月又は7月、2回続けてプルサーマル絶対反対ということで、海上デモを致しました。デモというのも、たくさんの理由があったわけですが、その理由をここで一つ一つ言うとなると時間もかかりますので、私が以前よりこれはおかしいなと思うことが一点だけあったので、そちらを聞いてみたいと思います。
実は、私、玄海漁連の方で役員をしておりまして、当時漁連の役員会の折に、九電の方よりプルサーマルの必要性、安全性の内容の説明があったわけですが、その時に私、質問しました。「当時、おそらく全国でも佐賀県は白血病が非常に多いと。まして佐賀県の中でも東松地区、玄海地区、鎮西、呼子、肥前、そちらの方が非常に多い」といったような疑問があったわけです。なぜ多いのかと、そのへんの質問をしたわけですけど、その回答を速やかに持ってくると言ったような答えがあったわけですけど、現在に至ってまだ来ていませんので、そちらの方の答えを聞きたいと思います。
【中村コーディネータ】
それは○○さん、ご質問された相手はどちらですか。
【会場参加者F】
当時ですね、九電の方から説明に来ていたと思います。
【中村コーディネータ】
九電の説明会の時に質問されたんですね。
【会場参加者F】
それでまた、今回のプルサーマルの反対に対しての理由もいろいろあるわけですけど、そちらの理由は、また組合長がおりますので、後から。
【中村コーディネータ】
今の件というのは、九州電力の説明会の時に一度質問されているそうですので、樋口本部長お願いします。
【九州電力(株) 樋口取締役】
私より分かる範囲でご回答させて頂きたいと思います。私も玄海漁連の組合長さんの集まられた場所で、プルサーマルの必要性、安全性について説明を致しました。ただ、その時にはそのお話は出てなかったような気が致しましたけども、その後、要望書も出ましたし、私共の担当が説明に行った中で、話が出たかもしれません。
そこで、白血病の問題でございますけれども、私が聞き及んでおりますところでは、私共は原子力発電所を運用する前からですね、もう30年以上前になるんですけど、私共の発電所に近い、外津地区、串地区ですね、それからちょっと離れた玄海町につきまして、健康管理特別調査というのも定期的にやっております。これが30年以上のデータが出まして、それによって何を見るかといいますと、要は健康調査なんですけども、今さっきおっしゃられておりますような、そういうものがないということを見るというのも一つの目的でございます。
ただ、その中で私共の保健医であります先生が言われましたことは、この白血病につきましては、放射線による影響というのは、被ばくの影響とかそういうのも確かに学術的にあるわけですが、それとは別に、地区、地域、要するに日本全体に色んなレベルで、ある年を越えますと、白血病が多くなる地域があると聞いています。例えば、和歌山県もその一つであると聞いております。その中で、そういうものがあると聞いておりますので、そういう意味での白血病というのはどこでもあるようでご
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ざいます。その頻度は違うようでございます。
ちなみに、私共の発電所の周りに今放射線がどれくらいあるかと言いますと、自然の放射線は2.4ミリシーベルト、単位はどうでもいい、2.4くらいあるわけです。そして通常、私共が管理しておりますのは、これを0.001以下、要するに自然の放射線によるレベルと比べますと、殆ど無視できるような形に管理しているわけでございます。それから、各都道府県の地域差、これを見てみますと、これが、自然放射能が2.4に対しまして、0.3ぐらいの差があるわけであります。そういう意味では地域によってこんなに大きな差があるわけでございますので、そういう意味で、私共の発電所の影響ではないのではなかろうかと、私共は思っております。
もちろん、そういうことがあってはいけませんので、私共は出来る限り周辺に放射線が出ないようにと、そういうふうな管理をしているわけでして、そういうことでご理解をいただきたいと思っております。以上です。
【中村コーディネータ】
では続いて、一番前の女性の方。
【会場参加者G】
唐津市の○○です。先ほどプルトニウムは安全という話があったんですけど、そんなふうに安全だったら、チェルノブイリの原発事故の時に、19年間で150万人死亡しております。800km圏内に放射能がばらまかれて、150万人死亡しておりますけれど、どうしてそういったことになるのかなと思うわけです。やはり、プルサーマル計画のMOX燃料というのは、ウラン燃料の15万倍の放射能を持つと聞いています。近づいただけで被ばくし、100万分の1gでプルトニウムは人を殺すと聞いております。そういったことを踏まえて、考えなければいけないと思います。
ウラン燃料の15万倍以上の使用済MOX燃料についてですが、使用済ウラン燃料の3倍の発熱量を持ち、同じ発熱量になるまで100年以上かかって、放射能が半減するのに2万4千年かかると聞いています。この使用済MOX燃料の処理方法がまだ決まっていなくて、玄海町に蓄積されることになっています。2万4千年も安全に管理できると、一体誰が言えるのでしょうか。
人形峠のウランを掘った後の残りの土、ウラン残土を誰も引き取り手がなくて、人が近づけない土地になっています。地元の訴訟が起きて、動燃が一部6億円でアメリカに輸送しておりますが、残り456立方メートルは、地元に残されたままになっております。そのウラン燃料の15万倍以上の放射能を持つ使用済MOX燃料の処理について、一体どうなるだろろうと。
操業費42兆9,000億円となっていますが、使用済MOX燃料の費用は含まれていないと聞いています。一体どのくらいかかるかわからないというところが本当だと思います。税金が投入されて、教育福祉が圧迫されると思います。その点について答えをお願いします。
【中村コーディネータ】
まず最初の被害想定というか、またチェルノブイリの話が出てきたんですが、大橋さんお願いします。
【東京大学大学院 大橋教授】
はい。チェルノブイリの話だとか、今の15万倍の放射能というのがよくわからないんですけれども、そういうのをどこでお聞きになって、どうしてそういうのを信じるに至ったかというのを教えていただけませんか。
100万分の1gが致死量だというのは、先ほど申し上げたように、原理的にありえないような、肺の中に1個1個埋めていくということをやらないと起きないわけですね。ですから、環境に放出されるというシナリオというのは、我々には考えられませんし、仮に放出されようが、呼吸として入るということも、またこれも極めて考えにくいことなんですけど、そういうことを申し上げても全然ダメなわけですか。
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【会場参加者G】
ウクライナで150万人死亡したというのはウクライナの政府の発表です。それからMOX燃料はウラン燃料の15万倍の放射能を持つというのは、元京都大学原子炉実験所の小林圭二先生のレポートからです。それから100万分の1グラムのプルトニウムで人を殺すというのは、小出先生からお聞きしたことです。
【東京大学大学院 大橋教授】
チェルノブイリについては後に私よりもっときちんと説明できる方がいらっしゃると思いますけれども、どうしてそういう事は信じて我々が説明する技術的内容はまったく拒絶して、何も変わらないじゃないですか。
【中村コーディネータ】
パネリストと会場の方と直接討論はしないで下さい。そういうデータをご覧になって不安になっている方が他にもいらっしゃると思うので、そういう市民の方の立場を考えて専門家の方としてはお願いします。まず、チェルノブイリのことをなるべく手短にお願いします。
【原子力安全・保安院原子力発電安全審査課 佐藤課長】
チェルノブイリというのはわが国の軽水炉と型が違う炉でございます。このチェルノブイリというのはいろんな要素が事故に至る過程としてあったわけでございますが、ひとつたとえればこの自己制御性というところですね。私、10月2日の説明会で説明しましたけれども、自分で出力を戻そうとする力がわが国の軽水炉ではあるという説明を致しましたけれども、チェルノブイリの炉は低い出力ではそういう性質がないというようなわが国の設計とは違う炉でありました。従って我々は、チェルノブイリのような事故が軽水炉では起こることはないというふうに考えております。
【中村コーディネータ】
ただあの実際の被害については、チェルノブイリは日本のケースとは違うんだけれども、たしかにその大きな被害が出たということは間違いないですね。
【原子力安全・保安院原子力発電安全審査課 佐藤課長】
これは、あれだけ大きな事故が起きたわけであります。被害のその150万人という数字については、私、細かい数字承知しておりませんけれども、大変な方が被害を受けたというのはその通りでございます。
【中村コーディネータ】
そのやっぱり被害に対するショックというのはやっぱり大きく受け取られたと思うんで、それがまた自分が関心を持っているプルサーマルに結びついたということで、ご発言あったんだと思いますが、ひとつあの使用済MOX燃料の件、これについては、まず国の方からもお伺いしましょう。
【九州大学大学院 出光教授】
使用済MOX燃料の処理の技術的な話からいきますと、プルトニウムが13%入ったものが処理できないかというとそんなことはありません。私が冒頭に言いましたように、私が最初に実験したのが高速炉の使用済燃料の再処理で、その中にはプルトニウム30%が入っておりました。それで、何ら問題なくここまでの技術で再処理できております。ただスケールは小さいですけども、実験的には原理的なところは確認できております。あとスケールアップはどうするかという話はございますが。それから経済的なところの話は別としまして、今MOX燃料を貯蔵するということですけども、しばらく貯蔵することにはなると思いますが、2万4千年貯蔵するというのは計画ではございません。現在みなさんご承知のように六ヶ所村で再処理工場を作っておりますけども、そちらの方で通常のウラン燃料の処理をしまして、今の予定ですと2010年以降にプルトニウムがたくさん入ったような燃料も
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再処理の次期のプラント、それについて検討しようということになっております。で、ほったらかしにしているというわけではなくて、まず軽水炉燃料のうちのウラン燃料の再処理事業をまずやって、次にMOX燃料というふうに考えております。
【中村コーディネータ】
では続いて、野口参事官の方から。
【資源エネルギー庁 野口参事官】
今、お話がありましたけれども、使用済のMOX燃料、MOX燃料を発電に使いますとこれはまた使用済になる訳でございます。2010年から仮にプルサーマルを始めるということになりますと、何年か経ちますとこれがまた使用済になって出てくるということでございまして、国の方針としては2010年頃からこの処理について検討を開始する予定でございます。
【中村コーディネータ】
それでは、そちらの方お願いします。
【会場参加者H】
私、唐津市の玄海原発から10q圏内に居住しております○○でございます。実は今日の討論会の主催は県でございます。この趣旨は、討論会の中でパネラーの方あるいは、参加者の意見を県が聞きながら、これから考えられます九電との安全協定をどういうふうに対応していくのかというひとつの指針にするのが今日の目的だったというふうに私も理解しておるわけでございますけども、今日色々な先生方のお話を、推進派の先生、あるいは慎重派の先生のお話を聞いておりますと、なかなかどれがどっちかなというふうに思うのが大半じゃなかったのかなというふうに思っております。
そういう形で先ほど国の安全保安院の方から、安全保安院がプルサーマル導入を認知をすればそれだけで法的にはいいんですよ、と言うふうにお答えでした。ただ安全協定というのはやっぱりその周辺に居住する人々が安心で安全でいかに生活できるかというそういうものをやっぱり我々は国や地方自治体が責任を持ってやる。あるいは設置者である電力会社がやるこれはもう当然のことですね。そういう観点に立って、これから安全協定をどうするかという問題になっていくであろうと思います。そうなった時にじゃあ設置行政区域が本当に技術的に、私は安全であるか問題があるかというそういう判断ができるような状態ではない。今までも色々論議をしてきましたけども、あくまでも原子力情勢は国の需要で推進されておるからという、国が安全であるからという形でやられています。これについて私は、地方自治体にもっと技術者そういう見極める体制というものを作り上げていきたい。その辺どう思われるか。
もう一点は、ちょっと時間もございませんが、もう一件。あのスリーマイルの問題もありました。これを契機にしまして、いわゆる原発設置区域から直線で7qであったやつが10qに見直されました。これはやっぱり原子力が非常に原発が安全であるという神話が崩れた問題であります。今日のご意見を聞きましても安全であるというふうに言われましたけれども、完全に事故はございませんという意見はひとつも聞かれなかった。そこに問題があると思うんですね。私達は、この完全に事故がないとするんであればその証明というものをどのようにして出されていくのか、それに基づいて我々がどう対応していくのかというようなことをしていかなければならないんですね。そのことが大きな問題だと思います。それについてお伺いいたします。
【中村コーディネータ】
まあ、あのこれはお答えあると思いますけど、技術に絶対完全はないです。完全と言うことはないことなんで、表現の仕方の問題もあると思いますが、まずその安全協定等々、自治体との関係の件なんですけども、これは県は今日、一応お答えの予定入ってないんですけども、まずそれでは九州電力の方でどういうふうになっているかを伺いましょう。
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【九州電力(株) 樋口取締役】
安全協定に関してでございますけども、私どもと地元玄海町、それから佐賀県の間に安全協定を結んでいるわけでございます。先般、唐津市議会で私もこの件につきましてご質問をうけました。そこで私がお答えいたしましたのは、安全協定は確かにこの三者で結ばれております。但し、私どもはですね、周辺のこともちゃんと考えておりまして、何か異常がありますと、唐津市についてもちゃんと情報を流すというそういうことも安全協定の中に盛り込まれているわけでございます。ただ私どもは、行政範囲を考えてみた場合に、やはり唐津市の意向を反映するのは県の仕事だと思っております。そういうことで安全協定についての議論がされると思いますけども、私どもはその線で県当局ともご相談をしながら今後の方針を決めていきたいと思っております。以上でございます。
【中村コーディネータ】
今のご質問で他の方も同じご意見だと思いますけども、唐津は立地ではないですけども、隣接市なわけですよね、大唐津全体がですね。で、安全協定を結ぶんならやはり立地本体だけでなくて周りの自治体の意見なども聞いて県は判断すべきだし、できれば安全協定というのは例えば現在の場合だと玄海に対するこの唐津市が結ぶべきだというふうにお考えで仰っていると理解してよろしいですか。
【会場参加者H】
質問者としてはそのこともあるんですね。それともう一つは安全だというね、佐賀県がどうやって安全性の確認をするのか今の体制で、あるいは唐津市がどうやって安全であるという体制ができあがっておらないわけですね。今、佐賀県も唐津市もだろうと思うんですけども、安全だと言われるのはですね、国が審査をされて安全だから、だから安全ですよというような形にしかなってないわけですね。やっぱり独自に自治体が安全確認ができるような体制、これをひとつやっていただきたいと言うことがひとつ。もう一点は、プルサーマル、今まではですね、ウランを燃料としたいわゆる原子炉だったわけですね。そういう設計になっている。先ほど質問者の方から100kmと60kmの話が出ましたけれども、それよりも私はガソリン車の車に混合燃料入れて走るようなもんじゃないかなと言うふうに思うんですよ。そういうですね、ウランとMOX燃料の事故があった場合の違い、その辺も明確にされておらない。その辺もひとつ明らかにしていただけないでしょうか。
【中村コーディネータ】
その技術的なことは、こちらでお答えできると思いますし、今の例えもときどき聞く例えですので、ガソリン車と他の混合燃料という話もあるんですが、ただ県あるいは唐津市、玄海町も含めてでしょうけど、今のご指摘というのは、県民のみなさんのご意見としてまずはお伝えするという立場でいいですか、今日の所は。まず国の方にはですね。自治体の方には、まずはそれをとにかく私の方からお伝えするということにしますが、それは後ほど国の方に伺います。その技術的なところから、大橋先生。
【東京大学大学院 大橋教授】
大変失礼な言い方ですけど、大変心外です。今まで、我々パネルディスカッションで一生懸命説明してきてですね、みなさんお聞きになったと思うんですけども、今日はプルサーマルの安全性というタイトルでパネルが開かれました。で、出光先生はきちんとした先生ですので、データをもっていかに安全であるかを説明されて、私はこういう問題をどういうふうに考えるべきであるかをどういうふうに考えて、どういうふうに設計して安全を確保しているのかというご説明を差し上げました。で、それがかみ合わないとおっしゃるんですけども、反対派慎重派の方が言っておられるのは、もうその10年も前に検討して溶融温度が少し下がるとか、制御棒の効きがプルトニウムだとちょっと悪くなるとか、もうみんな考慮に入れた上で国は報告書を出して九州電力は安全審査の解析書を作って、国がさらに安全審査をしたという結果の中に入っていることをごちゃごちゃ言っておられます。で、それはもう全部かたがついちゃってますから、今日、慎重派の方が言っておられたのはみなさんご存じのように、エネルギー政策としておかしいじゃないかとか、地震が起きたらどうするんだとか、再処
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理工場で青森とか岩手のことを考えてみろとか、プルサーマルの安全と全然かけ離れてることばかりです。そんならそういう専門家を呼んできて議論する。どうして関係あるんですか。プルサーマルの安全とは関係がないですよ。
【中村コーディネータ】
不規則発言で、やらないでください。壇上と。それはあのみなさんのお気持ちは、多分、小出先生が先ほどおっしゃったことだと思うんで、あのそういう刺激の仕方はしないで下さい。せっかくみんな冷静に話してきたんだから。
【東京大学大学院 大橋教授】
せっかく説明してもですね、いやかみ合わない、わからないと、いつまで言ってもそうじゃないですか。理解しようと言う気があるんでしょうか。
【中村コーディネータ】
ちょっとそれぐらいにしておいてください。今の大橋先生の発言に対しては、私もイエローカード出しますけれども、ただ会場でまたそうして不規則発言をたくさんされると他に静かに聞きたい方もいらっしゃるんで、それだけは控えて下さい。
【京都大学原子炉実験所 小出助手】
一番初めに申し上げたけれども、安全性の問題とは単にテクニカルな問題だけでは決まりません。原子力の政策的な問題もあるし、もちろん経済的な問題もあるし、日常的な管理の問題もあるし、いろんなことが絡んでいるわけです。技術というのはもちろん事故が起きないようにやるわけですけども、必ずしもそれが貫徹できない時があるわけです。それで今までもずっと事故が起きてきたというそういう歴史をたどっているわけで、プルサーマルをやればその危険が増えますと私は発言しています。そういうものをみなさんが受け入れる必要はないというふうに私は思うということを一番初めに申し上げたわけです。
【中村コーディネータ】
自治体に対するご要望についてはですね、責任を持ってまずお伝えするということと、国の方としてどういう姿勢でいらっしゃるかということだけは、ちょっとお答えを聞いて次に移りたいと思いますので。
【資源エネルギー庁 野口参事官】
国と地方の関係というのはなかなか難しいところがあるんですけども、法律に基づいて国がチェックを行います。それを尊重していただいて、地元の自治体も、これは地元の自治体のお立場、すなわちこの地域の安全を守っていらっしゃるというお立場から、さまざまなチェックをしていただくという事かなと思います。お話で出ました安全協定につきましては、これをどうこうと言うことは国の立場で申し上げるべきことではないと思いますけども、やはり地元のご理解を得ることが一番大切なことでありますので、事業者と、自治体とがきちっとお話をされていくと言うことが重要であると思っております。
【中村コーディネータ】
茶色のブレザーを着ていらっしゃる方。
【会場参加者I】
唐津市から来ました、○○と申します。まず最初に、小出先生がスライドの中でエネルギーがたくさんあるというようなスライドが出たかと思うんですけども、これは世界にはあるかもしれませんけども、日本にはこれは厳しい状況ではないかと思います。また昨今の原油高とか尖閣列島、天然ガス
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の問題、かなり厳しいと思っています。あとこの先生の想定外の危険度というのにハテナマークがついた資料があるんですけども、想定外というのはどういうことなんでしょう。具体的な例を。
【京都大学原子炉実験所 小出助手】
まずはエネルギー資源のことから、お伝えしますけども、確かに日本は資源小国なんですね。自分の国の中でとれている資源は、たしか4%ぐらいしかないだろうと思います。残りのほとんどのエネルギーは輸入してきているわけです。原子力はなにか国産エネルギーのようなことをいう人がいるんですけれども、もちろん違います。全部が海外からの輸入です。結局日本という国は大変エネルギーの少ないとこで何とか生き延びなければいけないというしくみをもっているわけですから、なるべくエネルギーを使わないようにこれから社会をどう作っていくかということを考えるのが一番大切なことです。どんどんどんどんエネルギーを使いたいから原子力でもいいからもってこいというようなそんな考え方を改めていただきたいと私は思います。
それから想定外の事故というのはどういうような事故かということですけども、私は先ほど発言をしたときに国がどういう事故を災害評価をするかということを聞いていただきました。国は重大事故という事故と仮想事故という事故、2つの事故を考えて、それで事故想定をして周辺の人たちをどうやって守るかということをやっているわけです。ただし、その事故では格納容器という最後の砦のようなものは絶対壊れないという、この前提で災害評価がなされているわけです。でも格納容器が壊れるという事故もシナリオとしてはいくらでもかけるわけです。そういう事故が起きたときには被害がどんどんどんどん大きくなるということも考えられるわけです。私は、そういう格納容器が壊れる事故の想定もしてそういう場合にはどういう対策が必要なのかということを考えるのが国の責任だし、自治体の責任だし、それをまずみなさんに伝えた上で判断をあおがなければいけないだろうというふうに思っています。以上です。
【中村コーディネータ】
ありがとうございました。小出さんのご意見について出光先生はどのようにお考えでしょうか。
【九州大学大学院 出光教授】
私の方で、燃料の安全性の専門家ということでそちらについての話をしてきたつもりなんですが、未だにわからないといわれて多少ショックを受けているんですけども、先ほど配った資料にもありますけども、過去の海外の実績、現在も年間450体もMOX燃料が世界の原子炉で使われております。毎年450体ですね。毎年毎年500体ぐらいが増えていって、現在、4894体、昨年末ですね。今もう更に500体ぐらい増えていますから、5,000体超えていると思います。これでいいますと、玄海の3号炉でこれから使うものの数十年分、百年近いような実績が今まであって、それまでの実績で、色んな原子炉を見ていますけども、燃料の破損がなかったわけではない。
先ほど言いましたピンホールのようなものが起きております。ただそれはウラン燃料とプルトニウム原料を混ぜたもので、特に差は見られないと。中でどんな現象が起きているというのも使い終わった燃料を調べられております。特にプルトニウムが入ったから違うとそういうことは見つけられておりません。そういう現状を考えてウランとプルトニウム、今使われているような設定の範囲内で、差はないというふうにご説明したんですけども、安全性について疑問があるといわれましても、これ以上示すデータがないんですけども、壊す実験もやられているんですね、どうやったら壊れるという実験もやられていて、それに対してこういうより過酷な条件で試験をして、その結果でもウランと変わらないと。運転条件は条件を満たすように運転すれば壊れないという条件をはっきりさせているわけですね。絶対安全というのは言えませんけども、このレベルになったら壊れる、このレベルだったら壊れないというのは科学的に言うのはできます。今後どんなことが起きるかわからないと言われても、それはどういうようなことが起きるのかというのまでは、私も科学者として保障はできません。ただこういうふうに使っている分には、ちゃんと壊れずに使うことができたし、これからも使うことができるというふうに考えております。
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【中村コーディネータ】
筒を振ってらっしゃる方を先に。
【会場参加者J】
呼子町の○○です。2点ほど聞きたいと思います。1点は、MOX燃料は国内で前例がなくそのような危険な燃料を玄海町で先駆けて使用する必要性があるのかというのが1点。もう1点は、過去にはスリーマイルとチェルノブイリの悪例があり、型、様式は違うが人的ミスや科学者の予想を超えたトラブルまたテロによる事故の危険性があり、その被害は従来の数倍となり、甚大な事故につながると思います。万一の場合の責任の所在はどこにあるのか、明確に示していただきたいと思っております。
【会場参加者K】
MOX燃料の使用済燃料は、半永久的に残ると思うが、現在はその処理方法はただ地中に埋めるだけのこと。使ってしまったものを全く無害にはできないのでしょう。ということは、我々は負の資産を子孫に残すだけではないでしょうか。これは大きな汚点を残すことになるのではないでしょうか。
【中村コーディネータ】
使用済MOXに限らないですね。今の使用済燃料に関してもですね。
MOX燃料プルサーマルの必要性というお話もずいぶんやったと思っていたんですが、それが指摘されました。それから被害のことについてもパネリストがお話しされたと思うんですが、更によく知りたいということなんだと思います。それから万が一の時とそれから使用済燃料の最終処分ということですよね。この辺りの責任、国の方針決まっているわけですが、その辺りのご質問になりました。最後の所は国の方にお答えいただくとして、重ねて、プルサーマル、MOX燃料使用の必要性、安全性それから被害想定この辺りの話をお願いします。
【九州大学大学院 出光教授】
廃棄物関係私の専門でありますのでお答えいたします。
直接捨てるだけと言われましたが、一応再処理をしてプルトニウム、ウランは回収してまた燃料として使う、と。それ以外を固めて捨てましょうということにしております。半永久的になくなるという定性的なお話ですが、半減期というのがありまして、放射能がだんだん少なくなっていきます。中には、ウランのように45億年というとてつもなく長いものもありますが、中には、1年ぐらいで減っていくものもある。5年ぐらい30年といろんなものがあります。放射線に限らずいろんな物でゴミが出てくるわけですが、例えば重金属とかそういったものの化学的毒もあるわけですが、それとくらべて放射性廃棄物処分の利点は何かというと、最初は危険なんだけどもだんだんだんだん量が減っていくんです。重金属系は毒性は変わらないし量も減りませんが、放射性廃棄物の場合は量がだんだん減っていきます。確かにたくさんあるのでそれが近くにあれば危険です。
しかし、例えばガラス固化体というものにしますが、すぐ側にいればそれはその人の命に関わる問題になります。例えば、今は地下に千年間は絶対に漏れ出さないようにしましょうというふうにしております。それからその後も、仮に漏れだしたとしてもそれの移動をものすごく遅くしてやって出てくるものが途中で放射能がなくなるように、そういったことを考えて、地下に埋めるわけです。だんだん毒性がなくなってくるので、それに対応して捨てていこう、そういうシナリオが成り立つのは放射性廃棄物だけなんですね。他の廃棄物の重金属系は固めてそれは半永久的に置くしかないんですが、放射性の場合は危険度がだんだんだんだん減ってくるというそういう利点があるので、処分がしっかりできるようになっているというそういう考えで、今、地下に埋めるといっていますが、ただ埋めるのではなくて、色んな手段を施して人に対する影響がないようにと、そういうのを考えて捨てるということを考えております。
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【美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会 小山代表】
使用済MOX燃料が今のところは全く持って行くところがないというのは認めざるを得ないと思います。2010年頃からどうするかということを検討するということになっております。そして現在の使用済ウラン燃料ですが、これは六ヶ所村に運んでこれからそろそろアクティブ試験というのを始めようとしておりますが、今おっしゃったガラス固化体にするということ、ここに非常なネックがあるということ、うまくいっていないということが明らかになっております。ガラス固化体にもしできないとしますと、液体状態という非常に危険な状態で、絶えず攪拌しながら冷却しなければならないという非常に危険な状態の液体の高レベルの放射性廃液が貯まります。
もしMOX燃料にしますと、まだ東海村で実験をやっておりますが、まだその問題解決していないと、公的に認められております。それから、MOX燃料になりますと、ガラス固化体の所が非常に困難になっていくことが見えるわけで、そういうような状態の中で現在の所、もし使用済MOX燃料ができればどうなるかまったく見当もつかないという、それが事実であります。だからそれをあたかも将来は解決するかのようにして今引き受けるととんでもないことにならないとも言えないというのが、それが事実だと思います。現に、イギリスのBNFLという会社の所では、ガラス固化体にするところがうまくいってなくて、最近、中から内部文書が出まして、実はガラス固化体に非常に欠陥品があるということが内部文書で明らかになりました。そういうような問題もありますので、うまくいくというようなことは決してないわけであります。
【東京大学大学院 大橋教授】
先ほど刺激的な発言をしてすみませんでした。
MOXの再処理とかガラス固化の問題が今小山先生からご指摘いただいたんですけども、技術開発という言葉、今見通しが立たないとよく言われるんですけども、このMOX燃料の再処理というのは2010年頃から検討開始するとなってます。さらにガラス固化とか、なんで固化するかとか、その後検討することになると思います。でもそういう技術開発は、決して宇宙に人を送ろうとか、核融合を地球で起こそうとかいう技術開発とは違います。我々の技術の範囲内ですから、お金をかけて着実に段階を踏んでいくことで必ず達成できる技術開発です。そこは全然違うところです。
【中村コーディネータ】
必要性についてまだ疑問をもってらっしゃる方がいらっしゃるということが、今の発言でわかったので、必要性、万が一の時の防災体制、そのあたりの国の基本的な考え方、これを簡潔にお伺いして次に行きたいと思うんですが。
【資源エネルギー庁 野口参事官】
必要性については既に色んなところで議論されておりますので、ここで改めてということはございませんが、使用済燃料を再処理して、回収されるウラン、プルトニウムを有効活用していくというのが基本的な考え方です。先ほどご質問のあった中で、高レベルの放射性廃棄物、これの処分場が決まっていないということが、これが大きな課題だと我々も認識しています。5年前に法律を作って枠組み、色々な制度を作ったわけですけども、まだこれから実際の処分場を決めていくには何段階かに渡って、色んな手続きを踏んでいかなければなりません。その手続きがまだ進んでいないという状況でございます。これについては、我々もできるだけ早く処分場が決まるように努力して参りたいと考えてございます。
【会場参加者K】
大事なことをまだ伺ってないんですよ。責任の所在はどこにあるのかという。
【中村コーディネータ】
では保安院の方に答えてもらいます。
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【原子力安全・保安院原子力発電安全審査課 佐藤課長】
万一の事故が起きたときの責任ということでございますけども、まず安全を確保する責任というのは一義的にはまず事業者にあると、我々は考えてございます。また我々保安院と致しましては、当然安全規制を行っているわけでございますから、その安全規制を行うという観点からの責任も当然あると思っております。原子力発電所で万一事故が発生いたしまして、周辺の方々に放射線による被害が及んだ場合の制度といたしましては、事業者が全額を賠償するということで原子力損害賠償法というのが定められております。これは額と致しましては、600億円というものが支払われることになっておりますけども、それを超える損害に対しては必要に応じて国会の決議により認められた範囲の中で国が援助を行うという制度も用意してございます。何よりもまず事故を起こさないというのが、まず第一でございますけども、万が一事故が起きた場合そういった損害を賠償する制度も法的には用意していくということでございます。
【中村コーディネータ】
紙を上げて立ち上がられた方から。
【会場参加者L】
佐賀から来ました○○といいます。世界の実績の関係で先ほど出光先生から、すでに世界で5,000体の実績がありますから、やれますよという説明がありました。九州電力が計画をしているプルトニウムの含有率、富化度の観点からそういう世界の実績の原発の施設があるのかどうなのか、ということが私は疑問にあります。世界の実績をいくら説明されても、含有率、富化度の点からするとかなり低いところでの原発の運転がやられているのではないかというところがございますので、そういうところからすれば、なぜ安全だといえる判断が示されるのかというのが疑問にあります。
あとひとつは地震との関係でございます。先ほど、山内先生の方からご説明がありましたが、例えば、インドスマトラ沖地震で大津波が起きて大変な被害がマスコミで報道されました。そうしたとき、津波が玄海原発に押し寄せたときにそのスマトラ沖地震レベルまで大丈夫ということが国の話し合いのところでされているのかどうか、どこら辺までなら津波の被害は大丈夫ということが言えるのかどうか、ということをお聞きしたい。
【会場参加者M】
九州電力の公開討論会の時にも言ったが、資料が非常に不十分だというより、数字を操作して、大事なところを隠している。表を見ると装荷率というのが書いてあるけども、燃料体総数、それと装荷したMOX燃料の数はわざわざはずしてある。それと何年のものなのかがわからない。そして、九電のは燃料体総数と予定している分で、計算をすると25%になるけれども、手元にある原子力市民年鑑の2003年のもので計算すると、ベルギーのものもドイツのものもスイスのものも、ここに書いてあるようなパーセントにはならない。九電の計算のやり方と同じようなやり方でこの装荷率を出したら、いくらになるのかお答えいただきたい。
【会場参加者N】
鳥栖の○○と申します。色々な先生達の専門的なご意見を聞きまして、本当に困っとるわけですけども、時間の関係でひとつ、森本先生の方から日本のプルサーマルの関係については非常に安全だというお話もありましたが、中国とか韓国の例が出されました。そここそ問題じゃないかというお話がありましたから。私は、日本の中で初めてプルサーマルが試行されるということで、佐賀県に天が下ろされようとしております。私は佐賀県のプルサーマルに問題があるとか、鹿児島とか東京が賛成だというような話をしているわけじゃないんですよ。今本当に大橋先生とか、出光先生の方からお話があったように、安全に安全を重ねたプルサーマルだということでありましょうけども、じゃあ逆に外国のプルサーマルの安全性について、原子力の安全委員会についてはどのように認識されているのでしょうか。また、それについての対応をどうしたらいいのか、日本のプルサーマルはいいけれども、外国のプルサーマルはだめだという話じゃないわけですよ。そういう面でご回答をお願いします。
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【中村コーディネータ】
まとまった形になりますけども、海外実績、データ分析の件です。
【九州大学大学院 出光教授】
海外実績のデータ分析、これも私が実際やったわけではなくて、これは調査結果があります。計算結果も多分九電で計算したんではなくて、調査部会が説明した資料で非常に表としては大きくなります。多分それを全部見せたらOHPで字が全部見えなくなってしまうから、その中から掻い摘んで出してきたのが、多分、資料で載せている分だと思います。装荷の開始時期等は、書いてありまして、燃焼度については、燃料を入れてから出てくるまで数年経ちますので、その後のデータだというふうにご理解下さい。
ちなみに燃焼度のもの、今も5万メガワットデーとかそういった燃焼度のものは恒常的に運転されておりまして、6万メガワットデーを今は目標にして、海外では更に上の燃焼度を狙っているというところであります。九電のデータにつきましては、これはこうやりたいということで出しているので並べております。それからプルトニウムの濃度については、冒頭にも言いましたが、例えば13%以上になったら危ないとかそういう話ではないということは一番冒頭に申し上げたと思います。他の海外でのものに比べますと、九電の方が入れるプルトニウムは多いと思います。これは確かです。
別に隠しているわけでも何でもないんですが、運転の仕方が違うので、例えばフランスとかドイツとかは、そこまで入れないで運転するような運転の仕方になっている。逆に入れすぎても使い残しが増えるから少なく入れているという。日本の場合には、例えばフランスの場合ですと、290日間運転とかに対しまして、日本の場合には400日と長いので、その分よりたくさん核分裂するものを最初に入れといてやると、そういう形で運転をされるということで濃度が増えているということです。量が多くなったら危ないのかという話については、先ほど融点の話もしまして熱伝導の話もしましたし、そういった話をしたので差はないということを申し上げて、それ以上ご説明することはないんですけども、燃料の物性等につきましては以上です。
この報告については、ちゃんと報告書の形で調査結果が出ておりますので、その報告書で出ております。その中についてデータに疑問があるんであれば、その報告書そのものに疑問を出していただいて、どこのデータがおかしいと、だからないんではないか、という話ではないですか。
【東京大学大学院 大橋教授】
燃料のハードウェアについては出光先生がおっしゃったとおりです。ソフトウェアについては、プルトニウム含有率が今までに実績がないというのを上回る件については2つ理由があります。1つは、実は説明してるんですけど。
【会場参加者M】
MOX燃料の数を聞いてるんです。
【東京大学大学院 大橋教授】
それは、どうしましょうか。
【会場参加者M】
違うことばっかり言っているじゃないか。
【九州大学大学院 出光教授】
僕がご説明しようと思っていたのは、装荷率が上回ることについて…。
【中村コーディネータ】
ご質問の主旨が全然違うんですけども、これはデータもってないようです。お答えできないようです。
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【九州大学大学院 出光教授】
古いデータでよければ、どこのデータについて聞かれたいでしょうか。装荷体数については出ております。フランスのサンローランでは96体とかですね。
【中村コーディネータ】
ちょっと待って下さいね。
【九州大学大学院 出光教授】
例えばネッカーですと32体とかですね。
【会場参加者M】
どこがですか。
【九州大学大学院 出光教授】
ネッカーというのがあるはずです。
【中村コーディネータ】
ドイツの…。
【会場参加者M】
ネッカーは12体になっている。
【九州大学大学院 出光教授】
すみません。これは総数ですね。
【会場参加者M】
総数は193でしょう。燃料体総数が193で2003年に入れたのが12体でしょう。九電と同じ計算をやったら、6.2%にしかならない。
【九州大学大学院 出光教授】
それは何年のデータを見られているのでしょうか。
【会場参加者M】
2003年。
【九州大学大学院 出光教授】
今、手持ちでもってきてないんですが、2004年のデータが出ていると思います。すみません。すぐには見つからないんですが…。
【中村コーディネータ】
ちょっとまってくださいね。時間の関係で、今ちょっと調べてるんで、その前のご質問についての防災関係のご質問がありました。地震とかスマトラ沖並みの津波というようなご指摘もあったんですけど、防災についてはどのようなお考えなんでしょうか。
【原子力安全・保安院原子力発電安全審査課 佐藤課長】
津波についてご意見いただきました。本日プルサーマル関係ということで、津波の方のデータを持ってきていないんですが、安全審査でどういうことをやっているかということをご紹介したいと思い
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ます。
津波の場合は、それぞれ発生する津波の大きさというのをシミュレーションによって、津波の高さ、それと引き波の高さを求めます。津波の上がる方の高さについては、基本的に我が国の発電所は、想定される津波の高さより高い所に設置されているということで、津波の高さによる問題はないという評価を行ってございます。また、引き波も安全上の大きな問題となります。これは、原子炉を冷やすための水が取れなくなるということで、引き波に関する評価も行っているわけでございますが、基本的には我が国の発電所は、こういった引き波が発生しても、水の冷却というのは確保されるといったような評価を行ってございます。
大変申し訳ありませんが、具体的な玄海の数字については、手元に持っておりませんので、ここでのお答えはできませんので、ご了承いただきたいと思います。
【中村コーディネータ】
それで今のご質問のところなんですが、先生達は研究者ですから、今持っている資料と持ってない資料があるらしいんですが、ご説明できる資料はあるらしいですね。ただ、今ここにはどうもないみたいなんですけども、これは。
【会場参加者M】
もうひとつ言わせて。
【中村コーディネータ】
ただね、ちょっと待って下さい。今日、パネリストとしてお招きをしているので、糾弾するような形は止めて下さいね。データが分かれば。
【会場参加者M】
資料について質問してるんだから。
【中村コーディネータ】
わかりました。おっしゃっていることは。
【会場参加者M】
私はどうやって計算したかわからんけれど、このパーセントは一致している。しかし九州電力のパーセントはね、燃料総数分の装荷予定のMOX燃料の数で25%ができるはずなんです。そしたらね、他のベルギーやドイツやスイスのやつが、その計算ではそのパーセントは出てこない。だから質問している。おかしいじゃないか。九電の計算のやり方と、外国の計算のやり方と違うのを持ってきているのか。
【中村コーディネータ】
そこは今、お答え出来ないみたいですね。データがないので、これはちょっと継続預かりにさせて下さい。
【会場参加者M】
じゃ、いつ開きますか。
【中村コーディネータ】
いつ開くじゃなくて、そのデータについては、報告書を確認すれば出ますか。
【九州大学大学院 出光教授】
そのデータをどこかで提示すればいいですか。
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【中村コーディネータ】
そうですね ホームページでもいいですし、あるいはメールで送るということも可能ですか。
【会場参加者M】
私はそういうものを買う金がありませんから、手紙でお願いします。
【中村コーディネータ】
ただ、いずれにしろ方法はあれとしてですね、○○さんの件については、データ確認をするということを一応お約束して。
【会場】
海外について答えていない。
【中村コーディネータ】
はい。その件はたぶん森本さんですね。伺うとしたら。最後に○○さんがご質問になった、中国、韓国、北朝鮮の疑惑もあるわけですが、原子力発電という現実があって、向こうはまだプルサーマルまでいっていませんが、中国は将来的には考えているらしいですけど、そういうところのセキュリティの問題と我が国というところですよね。そのへんについて、恐れ入りますが、森本さんにご意見をお伺いしたいと思います。
【拓殖大学海外事情研究所 森本所長】
技術的な細かい点は、本当は原子力をやっている人の方が詳しいんだと思うんですが、私はナショナルセキュリティしか担当していないので、私がこういうふうに考えているというか、今までの僅かな勉強の中で理解できることはこういうことです。
一つは、まず、中国というのは残念ながらまだこの種の問題、すなわち原子力の平和利用や環境問題についての法的な枠組みがまだ十分整備されていない。国には発展段階があって、それを全部我々と同じレベルのものを期待するということが少し無理なのかもしれないんですけど、特に原子力の平和利用だとか、環境だとかという問題については、まず法律が十分に整備されていないために、国内でその被害に遭う人が、特に環境問題では非常に多く、これはご承知のとおり、中国の一般の人々の大変大きなフラストレーションとか、不安になっていて、しばしば環境問題については暴動の原因になっているということだと思うんです。
今のような状態で、中国が原子力の平和利用、つまり原発を増やしていくということになりますと、安全管理がうまくできていない上に、技術レベルが低いということになると、核兵器を作る技術はあるが、原子力の平和利用の個々のマネージメントについてのきめ細かな技術が十分なかった場合に、その種の被害というのが、中国の人民だけでなく、周辺諸国に及ぶ影響というのを我々は考えなければならないということが、第一です。
もう一つは、実は中国だけではなく、北朝鮮はなかなかまだNPTやIAEAに戻ってくれてないものですから、国際条約を適用して、北朝鮮にとやかく言ってもどうにもならないのですが、ただ、アジアの中では中国や北朝鮮だけではなく、韓国や台湾のいわゆる核開発というものもしばしば言われていますし、また核開発だけでなくて、原子力の平和利用については既にご承知の通り両方とも原子炉を持っているわけですから、そういう問題はこれから増えていくと思いますし、インドネシアやその他のアセアンの諸国でも、やっぱり原発がこれから増えていく。
どう考えても、アジアのエネルギー需給というのが2020年以降に非常に厳しくなって、どの国も経済発展をするために、原発を一定以上導入しないといけないという時に、今申し上げたように、国内の安全管理が十分でない国のこの種の問題が、周りに及び、場合によっては、環境に与える影響だけではなく、そのプルトニウムが溜まって、それが核兵器の原材料になるという問題をどうしたらいいかということについては、従来からアジアの中で非常に大きな問題意識があって、ヨーロッパにお
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けるユーラトムのような、つまりプルトニウムを共同管理をする方法はないかということを随分議論してきたわけです。
例えば、その作ったプルトニウムをどこかアジアの共通の銀行のような所にきちんと預けて、出し入れを透明性にして、IAEAの監視だけではなくて、自国でそれが核兵器に転換されるということがないように、地域として共同管理するという方法とか、あるいは原子力の平和利用について、技術的な協力というのを進めて、この分野で安全管理を一緒にやっていくということができればよいのですが、これはなかなか各国の主権というものがあって、手が出せない部分があって、非常に皆悩んでいるということです。
この問題は、国際会議に入ると必ず大きな問題になって、結局原子力の平和利用というのを不拡散という問題が障害を与えているということなんで、これはなかなかすっきりいかないのですが、アジア太平洋における地域の安定の非常に大きな課題の一つということなんではないかと思います。
【中村コーディネータ】
日本の安全技術というのが輸出できればいいんですけどね。そういう感じがします。
それでは、すみません。公平にやれというのがあそこにありました。お待たせしました。そちらのブロックの方から。
【会場参加者O】
唐津市内に住んでおります、○○と申します。まず、コーディネータの方に一つ注文がありますが、指名に当たってはですね、やはりある程度許容できる意見を持った人ですね、これも当ててもらいたいという意味から、そういう仕分けをしてもらうと。
【中村コーディネータ】
すみません。わからないものですから。
【会場参加者O】
糾弾大会みたいになってしまっているので。私は安全性につきましては、過去フランスほか、このプルサーマル導入をされて、実用運転を長年月されている実績を見ても信頼できるというふうに私は思っております。社会生活のシステム上における事故災害というものは、毎年、数千人にも及ぶ死者を出しているんですね。交通事故、あるいは列車、航空機、医療事故に至ってもですね、現実にあるわけですね。その中にいわゆる人、従事者に関わっている災害の要因が非常に多いと思うんですよ。この点を我々は十分監視しなければいけないというふうに思うわけです。これはプルサーマル・原子力発電についても十分言えることだと思います。その従事する人たちの技能維持、または安全、ルールを守る、これを指導・監査する機関、こういうものを十分に充実させるということが、非常に大事じゃないかと。そういうふうな意見を持っております。
【中村コーディネータ】
ご意見として伺います。ありがとうございます。すみません、そのブロック遅くなってすみませんね。
【会場参加者P】
唐津市から来ました、○○と言います。本日の討論会を聞いてイメージより安全ではないかというふうに私は感じました。その理由としては、先ほど質問の中からありましたとおり、もしも実施して、事故を起こした時、九州電力や国は責任を取ります。その体制も築いています、というふうなことをおっしゃいました。
また、九州電力や国の責任を取るところにも原子力の専門家は多数いらっしゃると思います。その専門家の方々は、自分のプライドにかけて安全と言わないものに賛成はされないと、私は信じております。そこで慎重なご意見の先生方に質問をさせていただきます。先生方がおっしゃっていることに
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対し、九州電力や国は、先生方の技術的な主張を理解していないとお考えなのか、それとも技術的なものは理解しているものの、それを何か目をつぶってでも、無視してでも進めなければならないという理由があるとお考えなのでしょうか、その点よろしくお願いします。
【京都大学原子炉実験所 小出助手】
今ご質問くださった方と私は実は正反対に思っているわけです。
九州電力が補償するよ、それから足りない部分は国が補償するよと言って、先ほど国の方が説明された。その通り、原子力損害賠償法で書いてあるんです。でもなんで、原子力損害賠償法などというのを定めなければならなかったのかというと、原子力の場合にはとてつもない危険を抱えていて、一つの民間会社では補償ができないようなことが起こるかもしれないと。だからしょうがない時には国が出てくるよというのがあったからなんです。それは世界的に皆分かっていまして、一番初めは米国のプライス・アンダーソン法というのができたわけですけれども、民間会社に任していたらば、補償ができないような事故が起こるかもしれないというのが前提になって、原子力が進められてきているわけです。
ですから、それほどのものだということを皆さんが覚悟してくださるならばいいと思います。私はもちろんずっとそういうふうに話して来ましたし、国の方は私の言っていることは十分承知しているわけです。ですから、とてつもない事故だってあるよという事は承知しているからこそ、そういう体制をとっているわけです。
ちなみに言わせてもらうならば、チェルノブイリの原子力発電所の事故というのは、86年の4月に起きたわけですけれども、とてつもない被害が起きまして、そのためにソ連という国は崩壊してしまったという。その崩壊の一つの重要な要因になったくらいの被害なわけです。国家が倒産してしまうという、それくらい巨大な被害が起こりうるというのが、原子力の本質にあるということを皆さんに理解しておいていただきたいと思うわけです。
【中村コーディネータ】
というのが、小出さんのご意見です。一番そっちのブロックの方よろしいですか。
【会場参加者Q】
佐賀市の○○と申します。今日は、いろいろな先生のご意見を聞かせていただきまして、ありがとうございました。色んな勉強になりました。
質問なんですけど、現在世間を騒がせております、耐震、耐震といえば、山内先生の方からお話がありましたけど、耐震関係で、耐震の設計偽造という、俗に言う「姉歯問題」というのが世間を騒がせております。
今回、そのプルサーマルの、今日はプルサーマルの安全性ということで討論会があったわけですけれども、当然その安全の部分についてですね、九州電力としてもですね、この安全という面で、いろんな偽装とかそういったことはないと思っていますし、そういったことがあったとしても何のメリットもないと思います。
また、いろんな国、原子力安全・保安院とか、安全委員会においてもいろんな審査が行われておりますが、先に言いました偽装問題においては、そういった国、自治体、民間の審査体制においての偽造というのがあっていました。この点について、今回のプルサーマルを含めて、原子力を含めたところの安全的審査というふうな観点からのご意見をお聞かせ願いたいと思います。
【中村コーディネータ】
これはどなたか、お答えご希望ありますか。
【会場参加者Q】
そしたら、審査ということで国の方にお願い致します。
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【原子力安全・保安院原子力発電安全審査課 佐藤課長】
国の安全審査というのは、このプルサーマルに限らず、例えば原子炉の場合は、原子炉の設置許可、それから次の段階で工事計画の認可、また、その工事をした中身がその通り造られているかどうかを国が確認するという、使用前の検査、こういった様々な段階において国のチェックが入ってございます。
審査においては、更に我々審査した結果を原子力安全委員会が再度チェックするという、ダブルチェックシステムも用意されているというところでございます。
こういった最近話題になっておりますような、データの偽造などという問題は、原子力のケースにおいては、起こりにくい状況ではあると思います。ただ、偽造が起こらないかといえば、それは我々のチェックの中で当然抜けてしまうものもあるわけでございます。それ自体我々全て100%否定するわけにはいかないと思ってございます。こういったことも我々あるわけでございますので、原子炉等規制法においては、申告制度というのも別途用意してございまして、申告者の保護をはかりながら、こういった内部状況についても我々対応することによって、そういったものをなくすようにするというようなことを対応しているわけでございます。
【中村コーディネータ】
ありがとうございました。それで、まだまだ手が上がるのはわかるんですが、予定の時間を延長してるんですけども、だいぶ経ってしまいました。今日は6人のパネリストの皆さんと一緒にプルサーマルの安全性について考えてきたんですけども、会場の皆さんまだご質問あろうかと思いますが、だいぶん時間も過ぎましたので、最後にもう一度、このパネリストの皆さんとご意見を一言ずつお伺いしながら、皆さんの胸にそれぞれ引き受けていただいて、プルサーマルを考える一つの基準にしていただきたいというふうに思います。それでは、まずお一人ずつ伺いますけど、まずは山内さんから。皆さんへのメッセージでも結構です。
【神戸大学海事科学部 山内助教授】
はい。今日はプルサーマルの問題のところに地震の議論が抜けているじゃないかということで、地震の議論は持ってきたつもりでおります。少し津波の話なんかも出ましたけど、神戸等では港湾で津波の際に船舶が燃料、液化燃料のタンクに、そういうところにぶつかるんですけれども、それをどう回避するのかということが大問題になっています。原発の方なんかでも、取水口の水位がたぶん問題になると思うんですけど、やはり今後とも、プルサーマルも勿論なんですけど、地震の方、現に皆さんの近くで地震があったわけですから、考えられる。考えるというのがまず大事じゃないかというふうに思いました。
プルサーマルのかなり細かな物性値とかの話だったんですけど、一般的な印象でもよろしいでしょうか。実は大学のいた研究室が材料系だったので、MOXの融点が何度だとか、ウランの酸化物の融点が何度とかいうのは、試験の時に覚えさせられるんですよね。勿論その数値は今日も変わってないんですけども、10年経ってもまだ後の議論をされているというようなことも議論になったんですけども、どうしてこの10年、20年の間にもっと融点が高いとかね、もっと熱伝導度の高い燃料とかね、そういうものを推進側の人が作れてないのか。
今日、かなり議論になったのは、安全余裕がどうしたこうしたという議論で終始して、なかなか本質までいかなかったと思うんですよね。そのへんの話じゃなくて、どうして70なら70。小さいと言うならもっと高い、もっと性能のいい燃料を作ればいいわけで、そういうような議論が、そういった努力がなされていないのかなという印象を、私は今全然燃料を触っていませんからわかりませんけど、進んでないのかなという印象を持ちました。
【中村コーディネータ】
ありがとうございました。パネリストの山内さんでした。続いて森本さんお願いします。
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【拓殖大学海外事情研究所 森本所長】
私は今会場で出た質問の中で、最後のご質問に非常に共鳴を覚えるものなのですが、やはり日本の社会における安全神話というのがすごい勢いで崩れつつあるということではないかと思うのです。原子力の平和利用、つまり原発というものがなかなか各地域に浸透しないというか、皆さんの理解が得られない理由は、やはり過去数十年の間に日本の原発でちょっと考えられないような、皆さんが後でおっしゃるような事故が現に起きてきたということだと思うんです。一つ一つの事故は大変不幸な偶発的な事故だったんですけども、日本の社会の中で我々が考えないといけないのは、我々が守らなければならない基本的なルール、規律というものがどこかで弛緩してきて、社会そのものに非常に強い緊張感がなくなってきているということか、あるいは、その中にいる個々の我々が少しモラルが低いという状態が、現象としてこういう事故を生んできたんではないかと思うんです。
原子力の平和利用というのは、絶対に事故があってはならない分野の仕事で、そういう意味では我々は絶対安全ということは、世の中に絶対なんていうことはないわけですから、常に緊張して、努力をしながら、努力をしながら、自分達が決められたルールをきちんと一人ずつが守ると。もしそれでも問題があるというなら、その決めている規律そのものが間違いなわけで、そういう自分の身の回りの問題を常に見直して、見直して生活をしていくということをしないと、これは何も原発だけの問題ではなく、我々の日々の生活、ここから、この部屋から出て車に乗る時からそうだと思うんですけど。
今回の耐震偽装というのは、私は日本社会の中で特異な事件ではなく、我々の中にある日常の生活の問題がこういう形で表れた、ある種の日本社会の氷山の一角なんではないかと思うんです。そういう意味で、我々がよい社会を作るために、安全な社会を作るために、一人一人がこれから心掛けていかなければいけないということなので、そういう意味では今日のこのシンポジウムを通じて、我々はもう一度、自分達の身の回りをもう一度見直して、自分達でなんとなくやってきたことというのが、本当に正しく行われているのか、自分達が守っているルールというのが、本当に正しいのかということをもう一度見直すと、そこから私は安全管理というものが始まるんではないかと、私は思うわけです。
【中村コーディネータ】
ありがとうございました。パネリストの森本さんでした。続いて小山さんどうぞ。
【美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会 小山代表】
私は、関西に住んでおりますので、美浜3号機の事故にずっと関わってきておりました。美浜3号機の事故が起こしたのは、予想外に老朽化が進んでいるということが明らかになったわけです。そして全体の中で、原発全体が老朽化が進んでおります。それが60年今からまだ使おうかという発想も出ておりますが、他方では、新増設とか、新規立地というようなものは殆ど出来ておりません。これは資源エネルギー庁が作ったグラフを見ても明らかで、ガターと落ちております。だから一口で言いますと、原発というのは黄昏の時代と言いますか、そういうところに入ってきている。老朽化という問題は、本当に真剣に取り組まないと、いつ事故を起こすか分からないような、そういう時代に入ってきているということだと思います。
そういうところで、プルトニウムが今まで海外で再処理したものが、たまたまそこにあると。だからそれを使うということになるわけですが、九州電力が16体ずつMOX燃料を入れていきますが、それは3回ないし、せいぜい4回入れるだけの分しかありません。プルトニウムがありません。その後どうなるかというのは、全く見通しが立っておりません。六ヶ所で動かして、プルトニウムを分離して、そこにまたMOX燃料工場を新しく六ヶ所に作って、そこでMOX燃料が初めてできる。それがいつになるか、なかなかわからない。2012年頃とか言われていますけれど、見通しが立っておりません。
ですから、皆さんは今すぐ慌ててプルサーマルを判断するようなことは全然する必要はないと思います。ゆっくり考えて、本当にこれで大丈夫なのかどうか、ゆっくり考える時間は十分あります。今慌てて決める必要は全くないと思います。
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それから使用済MOX燃料一つだけとっても、どうなるかという見通しが全く立ってないから、今引き受けたら、そのまま永久に置かれる可能性は勿論あるわけですよね。そういう見通しが全く立っていない段階で慌てて決める必要は全くないと思います。まだまだ皆さん、これは皆さんの選択される問題ですから、よくよく議論して、十分な納得された上で判断されるように希望します。以上です。
【中村コーディネータ】
はい。ありがとうございました。パネリスト小山さんでした。続いて小出さん、どうぞ。
【京都大学原子炉実験所 小出助手】
今日は一番始めに聞いていただきましたけれども、プルサーマルをやるということは、まずは安全性を犠牲にします。経済性を犠牲にします。これはひどいものです。九電の方がよくご存知だと思います。それから資源的には殆ど意味がないという、そういうものです。でもなんでそれをやらなければならなくなってしまったかというと、国が進めてきた原子力政策が破綻したからなんです。思ったようにはいかなかったからなんです。これからも原子力というのは、思ったようにいかないことは山ほど出てきます。今、小山さんがちょっとおっしゃったけれども、MOXという燃料を玄海で燃やした後の使用済燃料をどうするのかというと、2010年頃から再処理をするかどうか考えると言っているわけですけれども、考えたところでいい名案が出ないなんていう選択だってあるわけです。本当に望んでいる通りにはならなかったというのが、これまでの原子力の姿なわけですから、皆さんはもしMOX燃料を受け入れる、プルサーマルを受け入れるというならば、今国が説明していること、あるいは九州電力が説明していることが、その通りにはならないかもしれないということを必ず含んでおいていただきたいと思います。
【中村コーディネータ】
ありがとうございます。パネリスト小出さんでした。続いて、大橋さんどうぞ。
【東京大学大学院 大橋教授】
まず最初に、原子力技術というのは一般公衆の方に顕著な放射線影響を与えないということを、最大の目標にスタートした技術です。論理の倒錯が起こるんですけども、何かあっても大丈夫なように施設し、仮に何があっても、重大事故、仮想事故がそうですけど、仮に何があってもこうだと、仮にこうなってもという検討をするわけです。そうすると、それは起こるんだろうという議論になるわけです。先ほどの原子力賠償保険もそうで、もしこうなったら、こうなったらという、その最果てにそういう制度があるんですけど、それが逆に見れば、いやそれはやっぱり起こるだろうという捉え方をされるのがとても残念です。
もう一つは、プルサーマルの安全性について、私は今日簡単にご説明をしたんですけど、本当に専門家として、どうしてこういうことをこんなふうに議論する必要があるのかと思うくらい、何の問題もないと思っています。原子力にはたくさんの技術者がメーカーだとか、電力だとか、行政庁だとか、我々も参加していますけど、誰一人そんな危険なものを地方に押し付けて、危険だと分かっているのを地方に押し付けようなんていう人は誰もいないと思います。
ですから、ただ一点私が大変気になりますのは、皆さん今度はイデオロギー論争に巻き込まれたり、また原子力発電所があるから不安に思っておられるというのは、とても残念です。原子力発電所というのは、皆さんが思っている以上に安全です。そこに何か社会的インフラストラクチャーの施設があるよりもはるかに安全だと思っています。以上です。
【中村コーディネータ】
パネリスト大橋さんでした。続いて、出光さんどうぞ。
【九州大学大学院 出光教授】
技術的な話はたくさん言いましたので、答えられなかったものについては、後日お答え致しますと
54
いうことで。
私も冒頭にも言いましたが、東海村という所に住んでいまして、再処理工場もあるし、原子力発電所もあると。そこに7年半住んでおりまして、その後ですが、一時期スイスに1年間行ったことがありますが、その住んでいる場所のすぐ近くに、今日の資料の表には載せておりませんが、ベツナウという炉がありまして、そこにはもうMOXが入っていました。そこで1年間暮らしまして、周りの人の様子をみましたけど、特に変わった様子もないし、偶然ですけど、子供が通っていた学校の家庭科の先生のご主人がちょうどベツナウで働いていたとか、一緒に話をしたりして、特に普通の家庭のようになっておりまして。ただ、スイスの人を見ていてうらやましいなと思ったのは、原子力発電所に勤めている人、あるいは研究所に勤めている人、原子力をやっている人は非常に尊敬されていたんですね。住んでいて、そこの研究所に行っていると言うと、一目置かれるというか、そういうふうに特別なふうに見てもらえると、お前はちゃんとしたことをやっているというふうに見てもらえます。アジアから来て、ヨーロッパ圏にアジア人が住んでいると、意外とうがった目で見られることもあるんですが、そこの研究所に勤めているというだけで尊敬をされると、あるいは発電所に勤めているというだけで尊敬をされるということで、どれだけ地元に根付いているのかというのが実感できました。
あと、研究所、プルトニウムMOXやっているところですけど、近くに農場とかいっぱいありました。研究所から時々、周りに牛が放牧されていまして、カランカランという牛のカウベルが聞こえてくるという、そういうのどかな所で研究をやっておりましたけれども、特に風評被害というのは起きていませんでしたし、他の所と変わらないような生活がちゃんとできておりました。ということで、プルサーマルについて、急ぐ必要はないという話もありますが、できるものはやった方がいいし、全然経済的なメリットも資源的なメリットもないと言いますが、使うと、例えば1tの燃料を処理しますと、燃料250kg分のウラン、プルトニウムが回収できます。25%。プルトニウムだけを見ても13%、MOX燃料130kg分回収できます。これはものすごい資源だと思います。ですから、資源の有効利用という観点ではこのまま進めていきたいというのが私の意見です。
【中村コーディネータ】
今日は佐賀県の主催でプルサーマルの安全性を考えるということで、公開討論会を行ったわけですが、勿論この安全性から少し幅が広がって本質論とか、政策論とか様々なところまで、パネリストの皆さんのご意見は広がりましたけれども、会場からも熱心なご質問をいただいて、国や九州電力からもご回答をいただきましたし、パネリストの皆さんもまた会場の皆さんのご質問に対して真摯にお答えいただいて、本当にありがとうございます。 予定の時間を30分も過ぎてしまったんですけども、皆さんに感謝致します。この長い時間、最後まで熱心に参加をしていただいた皆さんに感謝をして、本日の公開討論会を終わらせていただきます。ありがとうございました。
終 了(17:30)
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http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/842.html#c7

記事 [原発・フッ素9] 追加の電源装置、冷却機能に懸念 9社の原発ともんじゅ(共同通信)
追加の電源装置、冷却機能に懸念 9社の原発ともんじゅ
http://www.47news.jp/CN/201104/CN2011042501000984.html
2011/04/26 00:20 【共同通信】

 東京電力福島第1原発事故を受け、外部電源と非常用発電機の全ての電源が断たれた場合に備え配備した電源車や発電機について、電力9社などでは、原発で原子炉を安定した停止状態にすることはできないことが25日、電力会社などへの取材で分かった。

 容量が小さく、原子炉を冷却する装置を一部しか動かせないのが理由。地震後の福島第1原発と同様に、非常用発電機が使えない場合には代替電源がないという状況は事実上、改善されていない。経済産業省原子力安全・保安院は、電源車配備などを緊急安全対策の一つに位置付けているが、こうした状態での運転継続は議論を呼びそうだ。

 原発を所有する電力10社と、高速増殖炉もんじゅ(福井県)を持つ日本原子力研究開発機構によると、事故後に電源車や可搬式発電機を原発に配備した。だがこうした電源で動かせるのは計器類や小規模の注水装置だけで「非常用発電機のバックアップとは言えない」(電力関係者)という。

 東京電力だけは、柏崎刈羽原発(新潟県)に配備した4500キロワット1台、500キロワット4台の電源車などで運転中の4基の冷却が可能だとしている。

 日本原子力発電によると、敦賀原発2号機(116万キロワット、福井県)の安全な冷却には約3500キロワットが必要だが、配備したのは220キロワットと800キロワットの電源車1台ずつ。1825キロワットの電源車3台を手配したが、配備は「来年3月ごろまでに」としている。敦賀1号機では220キロワットを1台配備、800キロワットと1825キロワット1台ずつを手配した。

 中部電力は東海地震の震源域にある浜岡原発(静岡県)で、廃炉手続き中の2基を含む5基に追加対策。現在ある非常用発電機に加え、津波の影響を受けないように海抜約14〜30メートルの原子炉建屋屋上などに新たにディーゼル発電機計9台を設置したが、容量が小さいため、さらに敷地内の高台にガスタービン発電機3台を配備する。

 北海道電力は、泊原発に3200キロワットの電源車1台を配備したが、1〜3号機共用で3基の原子炉を安定的な停止状態にするには容量が十分でないため、2年以内をめどに1台追加するという。

 ガスタービン発電機の設置などで十分な大容量電源が確保できるのは「2012年度初め」(九州電力)、「2年程度」(北陸電力)と比較的時間がかかる施設と、秋―年内という東北電力東通原発(青森県)、日本原電東海第2原発(茨城県)、関西電力、中国電力、「速やかに」(四国電力、原子力機構)などに分かれている。

http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/855.html

コメント [原発・フッ素9] 各地のモニタリングポストの地上からの高さ一覧(電話で聞いてみた)横浜23m・ビル屋上も 放射線量は地上が一番高いけど てんさい(い)
19. 2011年4月26日 00:40:04: Is00apEnXw
屋上にも放射性物質は降り積もっているよね?地上と同じように。
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/715.html#c19
コメント [原発・フッ素9] 独医薬会社が被ばく者向け治療薬を対日出荷=体内のセシウム除去(ドイツニュースダイジェスト)) 馬鹿まるだし
03. 2011年4月26日 00:41:08: cqRnZH2CUM
プルシアンブルーってキレート剤というか、色素だな

http://www.remnet.jp/lecture/forum/sh10_03.html 
Radiation Emergency Medicine Training WEBSITE
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3. 内部汚染の治療
目次 | 詳細版 第2章 | 詳細版 第3章 | 詳細版 第5章 | 詳細版 第7章 | 詳細版 第8章 | 詳細版 第10章 |

放射性核種が体内に沈着した患者さん(傷病者)の処置は、吸収線量と将来の生物学的影響の低減化を図ります。これには2つの方法、

吸収と内部沈着の低減
吸収した核種の除去と排泄の促進

があり、いずれも被ばく後できる限り早い時期に開始する方が効果は大きくなります。

一般に治療の効果は、放射性核種が循環系に入っていない場合に最も高くなります。また、細胞内に取り込まれる(incorporation)前に行う必要があります。安定同位元素による希釈または阻害は、放射性核種の排泄率を高め、組織に沈着する放射性核種の量を低減します。放射性核種が既に標的組織または細胞に吸収されている場合、排泄促進効果は少なくなります。体内汚染の治療に際して最も留意する点は、

放射性核種に対する適切な薬剤の選択
被ばく後のタイミングのよい投与

です。また、放射性核種が酸、フッ素(六フッ化ウラン-UF6等)、水銀、鉛等との化合物である場合は、それらに対する治療も必要です。
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1) 治療の開始の決定

治療が必要か否かの決定に際して、絶対的な指針としての被ばく値の数字を示すことは困難です。年当たりの被ばく線量が20mSvを超える場合に、治療を開始することも一つの方法です。治療による効果・副作用と被ばくによるリスクを考慮し、速やかに治療を開始します。
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2) 治療の中止

治療を行った場合の効果とリスクの関係が判断材料となります。例えば、治療を行った場合、あるいは治療を行わなかった場合、それぞれの放射性核種尿排泄率の測定と、ホールボディカウンタで判定した放射性核種実効半減期と治療に伴う副作用や侵襲の比較検討です。しかし、これも絶対的な基準はなく、患者さん(傷病者)に十分説明した上で決めます。
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3) 内部被ばく低減化のための治療

一般的な体内汚染の治療法を示します。日本では医薬品として発売されていないため、一般には入手できないものもあります。体内被ばくの危険性が重大である場合、副作用のリスクが高い通常より多い量の投与も医師の裁量で正当化されることもあります。放射性核種を摂取した人の治療に関する文献は少ないですが、治療の正当性がある場合には、他の医学的症状では通常使用しない薬剤や投与量を用いた積極的な治療法をとることがあります。
(1) 消化管での吸収を低減する方法

1胃洗浄

大量の放射性核種を消化管から摂取したため、現在または将来の健康を大幅に脅かす恐れがあるか、または摂取したばかりで胃の中に放射性物質が存在している可能性がある場合に用います。使用後の洗浄液は、放射能測定のために保存しておきます。この方法で効果が出ない場合には、催吐剤の使用も考えます。

2下 剤

消化管で吸収されにくい核種の場合、排泄を促す方法です。排便作用が促進し、消化管に滞留する時間が減少することで、消化管からの吸収が抑制され、消化管壁や近接臓器への被ばくが低減されることになります。

3プルシアンブルー

プルシアンブルー、別名ベルリンブルーは数種の形態で存在し、Fe4[Fe(CN)6]3のフェロシアン化第二鉄に属します。消化管に吸収されない毒性の低い細いコロイド状の溶解可能な形態を持ち、ある種の単価の陽イオンに対しイオン交換体のような働きがあります。プルシアンブルーは経口的に使用することができ、セシウム等の放射性核種摂取後速やかに投与されると消化管からの吸収を抑制する働きがあります。経口投与されたプルシアンブルーは、腸管から再循環し再吸収される放射性核種の消化管からの取り込みを防ぐ効果があります。治療は、放射性核種摂取後速やかに開始し、一定期間1日数回投与します。治療効果は、放射性核種が腸に循環する割合や量にも関係します。なお、本質的に本剤に関する禁忌はありませんが、消化管運動が正常な場合にのみ効果を示します。また、患者さん(傷病者)には、青みを帯びた便を排泄することになることを伝えておく必要があります。

プルシアンブルーの臨床経験としては、1987年にゴイアニア(ブラジル)で発生した放射線事故の後、Cs-137を取り込んだ患者さん(傷病者)46人に対する治療があります。4〜38歳の患者さん(傷病者)に対し、最長150日間のプルシアンブルーを用いた治療が行われました。一般的な用量は1日1〜10gでした。成人4例には1日20gを分割投与しました。小児には1日1〜1.5gを2〜3回に分割投与しました。これらの症例において、プルシアンブルーがセシウムの体外排泄を大幅に促進しました。セシウムの有効半減期は個人により異なっており、36〜124日の範囲となっていました。プルシアンブルーはセシウムの体外排泄を促進し、平均有効半減期を39日から16日に短縮させました。ゴイアニアのCs-137汚染事故では、不溶性プルシアンブルーによる治療範囲上限は約10g/日(1/3ずつ3回、経口)であることが示されました。用量が10g/日を上回ると、胃炎、便秘、下痢の発生率が上昇しました。

プルシアンブルーは、ドイツのHeyl社から入手可能です。日本では医薬品となっていませんが、放射線医学総合研究所で備蓄しています(表2)。ドイツではプルシアンブルーの調合薬としてRadiogardaseが医薬品となっています。
表2 プルシアンブルー 剤  型 投与法と用量 備   考
プルシアンブルー
別名ベルリンブルー
(フェロシアン化第二鉄:ferric hexacyanoferrate(II))
(ドイツHeyl社)
※放医研に備蓄  水とともに1gを1日3回、3週間、必要に応じてそれ以上の期間経口投与。  医療目的での使用は米国、日本では不可。
 現在までに3週間を超える人への使用は報告されていない。副作用として便秘がある。

4アルミニウムを含む制酸剤

アルミニウムを含む制酸剤は、腸で吸収される放射性ストロンチウムを減少させる効果があります。被ばく直後に60〜100mlの水酸化アルミニウムゲルを単独投与すると、摂取量を約50%低下させるという報告もあります。我が国では、乾燥水酸化アルミニウムゲルとして[アルミゲル](山之内、細粒:99%水酸化アルミニウムゲル/水酸化マグネシウム配合)があります。

5硫酸バリウム(Barium Sulfate)

硫酸バリウムは、不溶性の塩で消化管のレントゲン撮影の造影剤として使われています。ストロンチウムとラジウムが不溶性の硫酸塩を形成すると、腸内で放射性核種の吸収が大幅に低減します。
(2) 阻害および希釈

阻害剤は、特定の臓器を安定元素で代謝過程を飽和することによって放射性核種の摂取を低減します。この代表例は、安定ヨウ化カリウムが甲状腺に取り込まれる放射性ヨウ素の取り込みをブロックする場合です。

阻害剤は、速やかに投与するほど効果があります。放射性同位元素の希釈は、大量の安定元素または化合物の投与によって行います。確率的に放射性核種の摂取と被ばくが減少します。代表例は、水を使うことによりトリチウムの体内に取り込まれた際の実効半減期を短縮することです。阻害剤に関しては、少なくとも放射性同位体を含む化合物と同じくらいに速やかに吸収され代謝される形で投与することが望ましいです。

置換療法は、希釈療法の特殊な例であり、異なった原子番号の非放射性同位元素が効果的に放射性核種と競合し、吸収部位で摂取を抑えます。一例としてカルシウムを投与すると放射性ストロンチウムの蓄積が減少することがこれに相当します。

1ヨウ素剤

放射性ヨウ素による内部汚染が考えられる場合には、できる限り速やかに安定ヨウ素剤を服用します。我が国の製剤では、ヨウ化カリウム(KI)100mgを投与することにより、76mgのヨウ素を投与したことになります。安定ヨウ素剤は、放射性ヨウ素が甲状腺に再吸収されるのを防ぐために服用されます。

原子力防災上の安定ヨウ素剤の服用量は、以下のとおりです。
対象者 ヨウ素量 ヨウ化カリウム量
新生児 12.5mg 16.3mg
生後1ヵ月以上3歳未満の者 25mg 32.5mg
3歳以上13歳未満の者 38mg 50mg
13歳以上40歳未満の者および妊婦 76mg 100mg
注)40歳以上の者については、服用しません。
新生児および乳幼児のための安定ヨウ素剤シロップ液の調整方法について

安定ヨウ素剤内服液の調製は、16.3mg/mlヨウ化カリウム(12.5mg/mlヨウ素含有)、50%単シロップ水溶液を衛生的な環境で正確に調製し、その記録を作成しておきます(図4)。
図4 安定ヨウ素剤シロップ液の調製と服用方法の例
図4 安定ヨウ素剤シロップ液の調製と服用方法の例

2ストロンチウム化合物

安定したストロンチウムは、放射性ストロンチウムに対する効果的な希釈剤です。現在、医薬品としての製剤は国内外ともになく、試薬としてのみ入手できます。

ストロンチウム乳酸塩は、経口で乳酸塩として1日当たり500〜1,500mg投与可能です。この投与量では、耐性に優れ毒性がありません。数週間毎日投与可能です。
ストロンチウムブドウ酸塩は、1日600mgを6日間続けて静脈注入できます。尿からのSr-85の排出を2〜3倍上昇させます。

3水分摂取

トリチウムによる体内汚染の場合、水分を強制的に経口投与して排泄効果を高めます。経口で適切な量の投与が不可能な場合には、静脈注入を考慮します。心臓血管の疾患や腎不全を併発している患者さん(傷病者)には、十分な注意が必要です。

4カルシウム

経口または静脈注入でカルシウムを投与すると、放射性ストロンチウムとカルシウムの尿中排泄率が増加します。経口投与のカルシウムにより放射性カルシウムの吸収を相対的に抑制します。

5亜 鉛

Zn-65による体内汚染がある場合、Ca-DTPAが速やかに入手できない場合には、同位元素を希釈するために亜鉛の経口投与を行います。

ただし、我が国には、医薬品としての製剤はありません。

6カリウム

放射性カリウムの内部被ばくでは、放射性同位元素を希釈するために経口でカリウム製剤を投与します。主な放射性カリウムの同位元素であるカリウム-42は、12時間と半減期が短く、はっきり線量に影響を与えるほどの治療は必要ないことが多いです。胃の刺激を最小限にするために食後の投与となります。患者さん(傷病者)が服用できない場合を除き、カリウムの静脈注入はしません。
(3) 利尿剤

利尿剤は、腎の尿細管がナトリウムの再吸収を抑制することでナトリウムと水の体外への排泄を増し、細胞外液量を減らします。放射性核種の内部沈着の治療に効果があるかどうかは不明です。ナトリウム、塩素、カリウム、重炭酸塩、マグネシウムの排泄が利尿に伴って起こります。

放射線事故に関連のある放射性同位体は、Nasyuracom-22、Na-24、Cl-38、K-43、H-3です。サイアザイド、スルフォナマイド誘導体、エタクリン酸、フロセミドは強い利尿剤であり、被ばく線量が高い場合に治療薬として使用することができます。
(4) 副甲状腺/上皮小体抽出液(PTE)

PTEは、カルシウムを骨から移動させることにより、血清のカルシウムレベルを上げます。PTEは、カルシウムおよびリンの尿への排泄を促進します。PTEを用いて骨からの放射性ストロンチウムの除去は、カルシウムの尿からの排泄増加と結び付き、骨粗鬆症となることもあります。副甲状腺ホルモンは、放射性リン(P-32)の被ばく時の治療に用いられてきました。P-32の実効半減期は11.2日から4.8日に短縮し、これは放射性同位元素の排泄率が7倍増加したという報告もあります。

PTEは、我が国では診断薬として入手可能です。副甲状腺抽出物として、[パラソルモン](日本では酢酸テリパラチド)、[ヒトPTH Human PTH注](旭化成、100単位/1バイアル)があります。
(5) キレート剤

キレート剤は、特定の陽イオンとキレート作用をするのではなく、他の金属よりさらに強いある種の金属と結合します。キレート後、陽イオンは安定した環状体に組み込まれた一部となり、遊離イオンとしての作用は弱くなります。この化合物が溶解性の場合には、腎臓から容易に排泄されます。

キレート剤を用いた治療効果の評価は、治療の前後で放射性核種の尿中からの排泄率の測定に基づいて行います。ホールボディカウンタで測定した放射性核種の実効半減期と、計算により求められる半減期を比較することによって治療効果が判断できます。この評価は、薬剤を継続して投与するかどうか決定するために必要です。

1EDTA

Ethylenediaminetetraacetic acid (CaNa2-EDTA)は、人の鉛中毒を治療するために使用されている最も一般的な薬剤です(表3)。亜鉛、銅、カドミウム、クロム、マンガン、ニッケルをキレートするためにも使われていますが、水銀、ヒ素、金のキレートには効果がないとされています。また、CaNa2-EDTAは超ウラン金属、例えばプルトニウム、アメリシウムには有効ですが、CaNa3-DTPAは10倍以上の有効性を示します。
表3 EDTA 剤  型 投与法と用量 備   考
Ca-EDTA
(calcium disodium edentate)
[サンクレブトンE](サン)
[ブライアン](日新)
錠:166.7mg
S錠:500mg
注:1g 5ml 日本では、鉛中毒の治療に経口投与できるが、米国では注射のみ。
内 服
1日1〜2g、2〜3回食間または食後分服。5〜7日間連用後、3〜7日休薬、これを1クールとする。
静 注
日本:1回1g、1日2回、5日間点滴連用後、2日間休薬、総量10gで1クール。
米国:最大1日75mg/kgを2回に分けて静注。週375mg/kg以下とし、1週間の休薬。総投与量500mg/kg以下。放射性核種のキレートには上記の1/2量。 EDTAの経口投与では腹部の不快感と下痢が伴う。

注意:腎機能が正常のこと。

EDTAの注入前後に尿タンパク質を検査する。タンパク尿の場合には治療を中止する。注入時間は1gのEDTAに対して、おおむね1時間。成人に対してEDTAの投与を2クール以上行わない。

2DTPA

Diethylenetriaminepentaacetic acid(DTPA)は、重金属を除去するキレート剤として米国、ヨーロッパ、中国では最も一般的に使われており、同族体のEDTAより多価の放射性同位元素に対してより効果的です。多くの重金属と形成されるキレート体は水溶性で腎から排泄されますが、DTPA重金属複合体はより安定で、体外に排泄される前には放射性同位元素を遊離しません。経静脈的に投与した後、DTPAは最初の1時間に尿中に約50%が排泄されます。プルトニウム等の摂取後、直ちにキレート剤を投与すると放射性同位元素を最大限に排泄することができます。放射性同位元素の摂取後の治療開始時間が遅れると、治療の効果はin vivoにおける金属の可溶性と細胞外量に直接依存します。

プルトニウムは骨や肝臓に蓄積しますが、迅速にDTPAを使用すれば吸収されたプルトニウムの骨への取り込みが大いに低減されます。アクチノイド系のいくつかの取り込みは速いのが特徴です。溶解性アメリシウムやキュリウムは吸収されて1時間後には約76%が骨に蓄積されるという報告があります。したがって溶解性アクチノイド化合物吸入後、15分から45分でDTPAを使用することが必要となります。

Ca-DTPAおよびZn-DTPAは、効果的に超ウラン金属(プルトニウム、アメリシウム、キュリウム、カリフォルニウム、ネプツニウム)、希金属(セリウム、イットリウム、ランタン、プロメチウム、スカンジウム)や遷移金属(ジルコニウム、ニオブ)をキレートします。これらの薬剤の臨床的使用は、一般的にプルトニウムとアメリシウム被ばく時です。

表4は、米国で行われている投与方法です。この投与量でのCa-DTPAの重大な副作用は、人においては報告されていません。しかし、治療のために短期間に繰り返しCa-DTPAを投与すると、嘔気、嘔吐、下痢、震え、発熱、掻痒感、痙攣が24時間以内に起こります。

米国REAC/TSの資料によると、1995年までに4,531gのDTPAが630人に投与されており、副作用は軽いもののみで2.7%に認められています。長期間投与すると、Ca-DTPAにより亜鉛欠乏症を起こします。これは、metalloenzymeのβ-アミルブリン酸脱水酵素の一過性の抑制を引き起こします。無臭覚症が7ヵ月以上の治療期間で総量123gのCa-DTPAを受けた1人の患者さん(傷病者)に報告され、亜鉛欠乏症と関係づけられています。DTPA治療を100日止めた結果、患者さん(傷病者)の嗅覚は戻っています。なお、特殊な被ばく時にどの投与法が最適であるかについては、さらなる研究が必要となっています。

なお、超ウラン元素に対するCa-DTPAの初回キレート効果は、Zn-DTPAの約10倍と考えられています。超ウラン元素の大量摂取が生じた場合は、常にCa-DTPAを使用すべきです。Ca-DTPAは、禁忌でない限り患者さん(傷病者)の初期管理における選択肢となります。被ばく後約24時間を過ぎると、Zn-DTPAとCa-DTPAの効果は同等となります。この効果の同等性と毒性の低さを考え合わせると、長期投与にはZn-DTPAの方が適しているといわれています。
表4 DTPA 剤  型 投与法と用量 備   考
Ca-DTPA(trisodium Calcium pentathamil, Ditripentat)
ドイツHeyl社が製造販売1アンプル(5ml)中に1gのCa-DTPAを含む。
※放医研に備蓄 静脈注射
成人:1gを250mlの5%
ブドウ糖または生理食塩水に溶いて1時間以上かけて注射する。週5回連続して繰返し投与可能。
噴霧吸入
成人:水薬瓶に1gを入れ、噴霧器にセットする。
通常全体量は15〜30分で吸入する。噴霧吸入投与は、毎日あるいは週に2〜3回繰返しが可能。 1日1度の投与。分割または長期にわたる投与をしてはならない。
(1)原液を3〜4分かけて静注、あるいは生食に希釈し2時間以内で点滴静注。
(2)未成年者と重症の白血球減少症や血小板減少症がある場合は禁忌。
(3)腎機能が正常のこと。使用の前に尿検査で正常であること。タンパクや血液、円注が見られたなら投与を中止する。
(4)注入中は血圧を調べる。
(5)下痢が始まった場合は投与を中止。
(6)長期投与によりZn欠乏が生じる。なお、以前に肺疾患のあった患者には用いない。
Zn-DTPA(trisodium Zinc pentathamil)
(ドイツHeyl社)
1アンプル中(5ml)0.055gのZn-DTPAを含む。
※放医研に備蓄 1日の静注または噴霧投与に関しては、Ca-DTPAと同じ投与量とする。 Ca-DTPAよりは毒性が弱く、Ca-DTPAの効果が高い被ばく後1〜2日を除いて投与する。
混合療法  第1回目の投与ではCa-DTPA1g、2回目以降の5日間はZn-DTPA1gを投与する。その後、超ウラン元素の排泄率の増加が見られなくなるまで、1週間に2−dose(1dose当たりZn-DTPA1g)のZn-DTPA療法を始める。 (1)4〜6ヵ月後、尿排泄率を再評価した上で効果が期待できる場合は、Zn-DTPA1gを投与する。Zn-DTPAの汚染物質の排泄効果を決めるためにバイオアッセイか尿データが必要である。
(2)必要により、Zn-DTPAを週2dose投与する。

3Dimercaprol

Dimercaprol(BAL)は、水銀、鉛、ヒ素、金、ビスマス、クロム、ニッケルと安定なキレート複合体を作り、これらの元素の放射性同位体による内部被ばくの治療薬として使用されます。BALは副作用も比較的強く、使用にあたっては、排泄促進による利益とリスク(副作用)を考慮すべきです。頻脈に伴う収縮期、拡張期圧の両方の上昇が認められることがあります。嘔気、嘔吐、頭痛、口腔内の焼けるような感覚、結膜炎、胸痛等が出ることがありますが、通常は軽度です。また、疼痛を伴う無菌性膿瘍が注射部位に生じることがあります。

4Penicillamine

ペニシラミンは、ペニシリンの分解産物から由来するアミノ酸ですが、抗菌作用はありません。銅、鉄、水銀、鉛、金等、尿中に排泄される可溶性複合体を作る重金属をキレートします。ペニシラミンは、銅の除去にはDimercaprol(BAL)やCa-EDTAより優れています。Au-198、Hg-203、Pb-210の経口投与後12時間でラットの食物に50mg/日あるいは270mg/kgに相当するペニシラミンを投与すると、それぞれの金属の生物学的半減期を短縮することができます。放射性同位元素の銅(Cu-64)による被ばくには効果的ですが、13時間と半減期が非常に短く、2〜3日後に排泄が増加するため、実際上の有効性はありません。

5Deferoxamine

デフェロキサミン(DFOAまたはdeferoxamine)は、鉄蓄積症治療および急性の鉄中毒の治療に有効であり、三価の第二鉄塩としての鉄に対して高い親和性を持ちます。経口DFOAは、小腸内で鉄と結合し非吸収性にするので、Fe-59の吸入および摂取後に有効です。通常、摂取鉄の15%が吸収されます。
(6) 気管支肺胞(肺)洗浄

気管支肺胞洗浄は、不溶性の放射性同位元素(例えば、酸化プルトニウム等)を吸入した患者さん(傷病者)を治療する方法です。洗浄手技には危険を伴いますが、急性または亜急性の放射線障害の危険性を伴う被ばくでは、洗浄を行う一つの要因と考えられます。
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http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/846.html#c3

コメント [原発・フッ素9] 自由報道協会主催 孫 正義  記者会見  2011/04/22 愚民党
129. 2011年4月26日 00:42:45: NnEUoPWyTw
あっ、いっけねーっ
俺、>>128だけど、書き間違えちゃったわー

× 現実的に、日本【を併合する】のは韓国が最有力候補だろう。
○ 現実的に、日本【に併合される】のは韓国が最有力候補だろう。

パソコン再起動したからID変わっちゃっててゴメンな
いちおう気付いたから早めに訂正しといた
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/735.html#c129

記事 [原発・フッ素9] 4号機の汚染水、1カ月で放射能濃度250倍に(asahi.com)
4号機の汚染水、1カ月で放射能濃度250倍に
http://www.asahi.com/national/update/0425/TKY201104250558.html
2011年4月26日0時15分 :朝日新聞

 東京電力は25日の事故対策統合本部の会見で、福島第一原発4号機のタービン建屋地下にたまった水の放射能濃度が1カ月で約250倍になったと発表した。地下でつながっているとみられる3号機から、濃度の高い汚染水が流れ込んでいるらしい。

 21日の調査で汚染水の放射性セシウム濃度は1立方センチあたり1万5900ベクレルだった。3号機タービン建屋地下の水は4号機より最大約200倍高く、今後4号機の濃度がさらに高まる可能性がある。東電原子力・立地本部の松本純一本部長代理は「(4号機の)濃度がこれ以上高くなると、放射性物質の濃度を下げる浄化処理が必要だ」と話している。

http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/856.html

コメント [自然災害17] 地方議員が、ツイッターで「311人工地震」について書き込み連打 民主党の広島県議会議員・梶川ゆきこ hirokumm
77. 2011年4月26日 00:45:30: 7FF3HmiPCw
>69氏へ、>67でおまっ!私も無断で考えた!衛星平気島4〜、ブリリアントパブルス、Nobiru Suit、「怒れる者は笑う者捕まえる」なにか、笑えたら・・・。しかし、韓スクトは南ベトナム出身で華僑との混血じゃ?それが、駐留韓国軍経由で日本へ帰化?つまり、カトリック。支持母体NRC,アレバ、(アメリカ、フランス)南ベトナムでやってた事と良く似てる。反北ベトナムで親中国、南ベトナムの仏教徒弾圧と現在の日本の状況、ジエム、ニュー(この二人を排除した後、少ししてケネディは
・・・)のカトリック勢力と白丁。植民地主義者の外部から連れてきた管理用兵隊。
「日航ジャンボ機」の「とても綺麗な服を着た兵隊の中」で「U2のビンを投げ」ておいて欲しいなぁ。
http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/244.html#c77
コメント [原発・フッ素9] 小出裕章氏と推進派との直接対話 (平成17年)〔小出裕章(京大助教)非公式まとめ〕 gataro
08. 2011年4月26日 00:47:05: 4cdbbeRrbA

とりあえず、議事録貼り付けてコメント欄つぶしに来たみたいだけど、
映像だけじゃなく、テキストでも間抜けの記録が残っているのはお気の毒。
未来永劫、末代の恥をさらし続けるとは。これから毎日、プルトニウムで
被害者が出ないことを祈りながら日々を過ごすことになりそう。
今回の事故の下地を作った人間の一人であることは確実だと思うけどね。

http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/842.html#c8
コメント [原発・フッ素9] 想定外なのか! 金子勝 『暴かれた無責任体質』 この国は壊れかけていると感ずるのは私だけであろうか! axioms123
03. 2011年4月26日 00:48:07: Ey9ocC9aAg
このままでは、更なる大惨事が、必ず起こる。

福井の高速増殖炉「もんじゅ」の爆発、浜岡原発の震災暴走が、起こるであろう、その瀬戸際にある。
六ヶ所村再処理工場も、大いに不安がある。

原発推進派の暴走により、国が滅ぶ、
すべてが安逸すぎる。

http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/853.html#c3

コメント [自然災害17] 「東日本大震災津波・岩手からの報告」達増岩手県知事 (日本一新第45号より) 玄米
35. 2011年4月26日 00:48:23: mEDoM0uCGg
>小沢憎けりゃ岩手県まで憎い。なんと心の貧しい人たちか。

昔からその手の奴はいた。
そういう連中を岩手では「腐れ和人」と言う。
http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/233.html#c35

記事 [原発・フッ素9] 4月25日 情報一本化のリスク 小出裕章〔小出裕章(京大助教)非公式まとめ〕/MBSラジオのたね蒔きジャーナル
http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/04/25/tanemaki-apr25/

4月25日 情報一本化のリスク 小出裕章

2011年4月25日(月)、MBS(毎日放送)ラジオのたね蒔きジャーナルに小出裕章氏が出演されました。

2011年4月25日【月】
JR福知山線脱線事故から6年
107人が死亡したJR福知山線の脱線事故は、きょうで発生から6年を迎えました。今夜の特集では、事故で娘を亡くした、ある遺族の思いをお伝えします。
また、きょうも京大原子炉実験所の小出裕章さんに、原発事故について解説してもらいます。

今日も小出先生出演部分を録音、公開してくださっています。

【福島原発】4/25/月★1情報公開について 2水棺はどうか? 1/2

【福島原発】4/25/月★1情報公開について 2水棺はどうか? 2/2

・(情報公開のあり方に関して細野補佐官が記者会見の一本化を発表したが評価は?)分からない。もともと一本化は私は大嫌い。それぞれの意見を言う方が好ましい。一本化した情報が間違えていたらどうなるのか。

・(東電と、チェックする立場の国が一本化することについてはどうか?)国はチェックするどころか推進してきた張本人。それなのに偉そうにしている。まず自分たちが悪かったということを反省するところから始めるべき。

・(東電が原発敷地の中の汚染地図を公開したが、作られてから一ヶ月以上公開されなかったのは?)私には分からない。他のこともすべて公開が遅れている。

・(敷地の汚染地図で気になる点は?)1と3号機の周辺にスポット状に高い汚染がみられる。建屋で水素爆発が起きたが、それにより汚染物質が飛び散った影響だろう。

・(一ヶ月経っても毎時70ミリシーベルトの地点があることについて)がれきそのものに近づけばその一桁多い数値になってもおかしくない。

・(毎時900ミリシーベルトのコンクリ破片も見つかったが)普通の人の被曝限度は年間1ミリであり、900分の1時間(※4秒)で1年間の被曝をしてしまう放射線量。

・(そういうがれきを撤去したとしてどう処分するのか?)放射能の墓場をどこかに作ることになる。チェルノブイリの場合はヘリや装甲車などを20kmくらい離れたところに作った墓場に廃棄した。福島のポンプ車などの場合もそれをすることになる。現在福島原発から半径3kmは一時帰宅も不可能になっており、そういう地域につくるのだろう。

・(一時帰宅については食品や家畜の持ち出しは禁止されているが?)科学的には家畜持ち出しはできない。が、科学では測れないものがある。

・(ペットを持ち出すことについては検討されているが?)人もペットも汚染されている。スクリーニングをしながら人は逃がしたが、避難地域で亡くなった人については遺体の持ち出しもできず、難しい状態。

・(馬淵補佐官が1〜4号機に連続地中壁の構想について語ったが可能か?)私の専門ではないが、大量の汚染水が現在海に出ており、それをしても水はなくならないため、他のところから出てくるのでは。一箇所を止めたから止まるとは思えない。

・(格納容器を水でいっぱいにすること=水棺化について)格納容器を水で満たすのは意図的にやっているのではなく、圧力容器の穴から漏れてきて、結果的にたまっている。今の状態は意味がない。もっと水が増えて燃料が水没するのであれば意味があるかもしれないが、いまは格納容器の下のほうに水がたまっているだけでメリットは何もない。

・(圧力容器から漏れているのであれば水棺方式は無理?)もともと無理があると思う。格納容器は巨大で、水で満たそうとすると何千トンもの水をいれることになる。が、格納容器は水をいれるような設計をしていないし、現在損傷があると思われる状況で、損傷がひどくなる可能性もある。

・(一時帰宅する人はマイカーを持ち出せるか?洗車すればOKか?)クルマは比較的汚染を落としやすい。が、放射性物質の除去は汚染地帯でする必要があるため、被曝が発生する。それにやっても全部は取り除けない。チェルノブイリの時は多くの車両が放棄された。


http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/857.html

コメント [自然災害17] 地方議員が、ツイッターで「311人工地震」について書き込み連打 民主党の広島県議会議員・梶川ゆきこ hirokumm
78. 2011年4月26日 00:53:41: EaMDBBltaE
>>77はもう少し日本語上手に話せるようになってから書いてね。
全然意味不明。
http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/244.html#c78
コメント [原発・フッ素9] 原発なしで暮らしたい100万人アクション in ヒロシマ gataro
01. 2011年4月26日 00:56:34: BsDmoGKzMg
下痢は、放射線障害の初期症状なのか!
この秋から来年の春にかけて、症状が顕在化してくるという見立てだ。
長年、治療に携わった肥田医師の勘だそうだ。現代の医学では、放射能が原因だということを証明できないとのこと。
被爆者にしたのと同様、政府はすぐには補償しないだろう。


http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/828.html#c1

コメント [経世済民71] 外貨準備を復興資金に使えない理由 sci
08. 2011年4月26日 00:56:36: cqRnZH2CUM
>小笠原氏のトンデモ経済ニュース

まあ、変なことも言うが、
「1兆ドルもある外貨準備を日本円に換金して、大規模な経済復旧・復興経済対策を策定するべきである」
などの超トンデモに比べれば遥かにマシだろう
単に財政赤字が拡大するだけでなく、為替損失が確定する上に超円高になって状況が悪くなるだけだからな


>政府短期証券の残高の償還財源をどうしているの?

日銀引き受けで一時的に凌いだ後に、一般会計で返済するつもりが
夕張みたいに、借り換えの継続で、債権飛ばしになっているようだな
しかし、日銀保有国債全てに当てはまることだ

そういう誤魔化しが、いつまでもつかに世界の投資家は注目しているわけだな
http://www.asyura2.com/11/hasan71/msg/603.html#c8

コメント [戦争b7] 動き出したHAARPとそのURL&白い不気味な化け物に攻撃される日本&ある真相究明家への質問 千早@オーストラリア
17. 2011年4月26日 00:57:34: nEv1oZrhjU
すんませんな。以後気をつけます。このスレッドについては(笑

http://www.asyura2.com/10/warb7/msg/555.html#c17
コメント [原発・フッ素9] 想定外なのか! 金子勝 『暴かれた無責任体質』 この国は壊れかけていると感ずるのは私だけであろうか! axioms123
04. 2011年4月26日 00:58:26: rWmc8odQao
落合洋司氏
「原発から5キロ圏に防護服を着て臨み訓示する警察庁長官、高血圧とめまいと称して行方をくらまし国民から批判の集中砲火を浴びる電力会社社長。特に、これからリーダーを目指す人には、どういうリーダーになるべきか考える上で参考になるだろう。」
https://twitter.com/#!/yjochi/status/62488760306237440

おじいちゃんには何も期待しておりませんが、せめて「若者の手本」になってください。そういう意味で東電社長は…引退してください。
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/853.html#c4

コメント [原発・フッ素9] 医学生と若手の医師の皆さんへ → お願いです、甲状腺を目指してください (民間人です) 七転八起
02. 2011年4月26日 01:05:58: EGaQ73B5yp

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http://blog.imva.info/medicine/door

Beyond That Door

    Posted by Mark Sircus - Director on 25 April 2011
     Filed under Medicine, World Affairs


http://blog.imva.info/wp-content/uploads/2011/04/clip_image0026.jpg

Beyond that door is death. It’s death’s door and it has brought us a new hell on earth. What’s behind this door and several others like it is so hot, in terms of death, that its effects can be seen 10,000 miles away. Though thanks to the media we almost forgot about this and other similar doors and the nuclear meltdowns that are occurring right here right now on planet earth.

Today you have to be a hound dog to sniff up any credible news about what is actually going on at that destroyed nuclear plant. It’s very scary how the media has clamped down on most of the news so it seems like multiple nuclear meltdowns are not a big deal.

On April 21 radiation levels stood at up to 110 microsieverts per hour in the air in the town of Okuma in Tokyo (http://jen.jiji.com/jc/eng?g=eco&k=2011042100886), some 3 kilometers southwest of that door you see above.

If a person is exposed to this quantity of radiation for about nine hours, the cumulative dose is estimated to reach one millisieverts, the annual safety limit set by the government. Do the math. In just 30 days a person living there would have a lethal dose!

http://blog.imva.info/wp-content/uploads/2011/04/clip_image001.jpg

On Sunday, April 24, 2011 Tokyo Electric Power Company (TEPCO) disclosed a map of radiation levels at the damaged Fukushima Daiichi nuclear plant. Radiation levels around the No. 3 reactor building, which was damaged by a powerful hydrogen explosion, are higher than in other locations, and 300 millisieverts per hour of radiation was detected in debris on a nearby mountainside. Stand near that and 30 hours later kiss life goodbye.

Work started on April 6th to remove contaminated rubble that had been obstructing the restoration process. TEPCO says much of the debris around the former office building has been removed, and it has started clearing the rubble around the No. 3 and No. 4 reactors. Enough debris has been removed to fill 50 containers, and it is being kept in a field on the mountainside.

The radiation levels one meter away are 1 to 2 millisieverts per hour. Gee that would be a walk in the park meaning we could hang around endlessly until 20 days go by and then we too are radioactive toast.

Okay so let’s translate that into a bit of practical reality for people 10,000 miles away on the east coast of the United States. We’re getting pretty far away from that damn door and yet its nuclear wretchedness is reaching around the world just like Chernobyl did.


Radiation a Personal Account
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I am a retired biologist who used to work in radiation biology. Just wanted to share with you what we’ve been doing lately. We live in the mid-Atlantic area of the U.S. We have a Geiger counter and have been testing daily for radiation (am and pm) since the Fukushima incident. Since March 11, our numbers normally are 25-30 cpm inside and 31-35 cpm outside (Geiger counter sits at an open window). This is within background radiation numbers. When it rains, the numbers rise to about 35 cpm for inside and 40 cpm for outside. Our grass reads around 50 cpm. I noticed today after I did some weeding (sunny day) and washing my hands that they read around 50 cpm. I had to wash them 3-4 times before the reading went down.

Also noticed a couple of dandelions looking abnormal (their stems were twice as thick as others and heads were joined). Never saw that before.

We had ordered kelp granules from the company Maine Coast three weeks ago. We typically use kelp in our foods, and this was a bigger order than usual because of the nuclear incident. Just got the shipment today! We tested the bags of kelp for radiation and they tested 182 cpm! We called the company but they had their answering machine on, stating that they won’t be open until April 25th because they’re doing inventory. We plan to return the kelp! Noticed the expiration date is April 16, 2013, which makes us wonder if they filled the order after the Fukushima incident (maybe April 16, 2011?). Patty
-------------------------------------------

Life with Geiger counters will become much more common in our futures as well as nuclear weather reports. They might as well have ripped a hole into another universe with so much hell to be released each month for as long as we can see into the future. Best-case scenario at this point would be several years of relentless radiation buildup around the world but most particularly in the northern hemisphere where it will be increasingly difficult to get uncontaminated food. Let’s not even think of worst-case scenarios for not many of us will be around for long if such were to occur.

Authorities will keep everything under their hat for as long as humanly possible to avoid panic and migrations. With financial collapse on the horizon, private citizens will not be able to afford any movement anyway and will have to dig in and weather the radiation. With the help of the media, the entire populations of the north are caught like deer in the headlights and are totally unaware of and unprepared for this increasing nuclear radiation. In case no one has informed you, radioactivity makes it harder for our bodies to live.


Today’s Nuclear News

The Number 4 spent fuel pool stores 1,535 fuel rods (http://www3.nhk.or.jp/daily/english/25_12.html), the most at the nuclear complex. TEPCO says it will inject 210 tons of water into the pool on Monday, after finding on Sunday evening that the temperature in the pool had risen to 81 degrees Celsius. The utility firm had earlier limited the amount of water being injected into the pool to 70 tons a day, saying the weight of the water could weaken the reactor building, which was already damaged in last month’s hydrogen explosion.

On Friday, TEPCO found that the pool’s temperature had reached 91 degrees, so it began injecting 2 to 3 times the amount of water. TEPCO says the pool’s water temperature dropped to 66 degrees on Saturday after water was injected, but started to rise again, to 81 degrees. The operator says the water level in the pool was 2.5 meters lower than normal after 165 tons of water was injected on Sunday.

Conclusion

But there is absolutely nothing to worry about! Doctors are not worried that iodine deficiency will make you much more vulnerable to death rays in the form of radioactive iodine, which your thyroid will mop up like a sponge. But what do doctors or our friendly governments care?

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I have been trying to get a prescription for iodine from a medical doctor, but I can’t find one that will do it. They tell me BS like you don’t need it; it’s dangerous to take supplemental iodine without a battery of thyroid tests, and a bunch of other BS ad nauseum. I used to be able to get it over the counter at a drugstore, but no longer. I need to find an MD with common sense that will actually help me. ---David Ostrander
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http://www.youtube.com/watch?v=9YJaaVAQ5lE&feature=player_embedded

This is a gift from Brazil of a music that was first presented live in 1974 (http://www.youtube.com/watch?v=o4VFZQirRGU&feature=related). Brazil has sung out against atomic energy and thus we have only one reactor in this huge country. I have translated the lyrics below. I hope people can appreciate with their hearts this musical message.

The Rose of Hiroshima
(Vinícius de Moraes / Gerson Conrad) Think of the children

Mute, telepathic
Think of the girls
Blind, inaccurate
Think of the women
Routes changed
Think of the wounds
As warm roses
But oh, do not forget
of the rose, the rose
The rose of Hiroshima
The hereditary rose
The radioactive rose
Stupid and invalid
The rose with cirrhosis
The atomic anti-rose
with no color no parfum,
No rose, no anything.

image
Photograph: Robert Brook/Alamy/Alamy
http://blog.imva.info/wp-content/uploads/2011/04/clip_image0021.gif

Radiation Hell at the disused plutonium reactors at Sellafield, England are a “slow motion Chernobyl”(http://www.guardian.co.uk/environment/2009/apr/19/sellafield-nuclear-plant-cumbria-hazards) according to Greenpeace campaigners against nuclear energy.

The BBC says (http://www.bbc.co.uk/dna/h2g2/A2922103), “There are about 440 operational reactors in 32 countries, generating 16 percent of the world’s electricity. Only 27 new reactors are under construction, mainly in Eastern Europe and Asia. Not one of the remaining 22 countries with nuclear power is currently building any new reactors, including the USA, Canada and all of Western Europe. The western world has put its nuclear power program on hold. This is arguably due at least in part to the Chernobyl accident and the ensuing perception that no matter how small the risk, it is just not worth it.”
(http://www.bbc.co.uk/go/dna/h2g2/A2922103/ext/_auto/-/http:/www.world-nuclear.org/wgs/decom/database/php/reactorsdb_index.php)
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http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/848.html#c2

コメント [原発・フッ素9] 追加の電源装置、冷却機能に懸念 9社の原発ともんじゅ(共同通信) 赤かぶ
01. 2011年4月26日 01:06:11: jGKzU7J4XE
次から次へと、よくもまあ剥がれる化けの皮のあること。すべて即刻停止→廃炉だな。
キチガイに原発では国民全滅だ。
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/855.html#c1
記事 [雑談専用39] 三現主義の誤用と贋物専門家の時代の生み出したもの
まぁ、理由はいくつかあるのだが、なぜ日本のレベルがここまで落ちたのだろうと、悩むことがある。
今回の原発を巡る対応などはその最たるもので、日本の技術力の欠如と、危機的な事態への対応力の不足や鈍重さを如実に物語るものとなっている。冷静に事態の進展を見守っているつもりでも、被害の様相よりもむしろ「ここまでレベルが落ちるものか」というところに悲しみを覚える。このままでは、復興もままならないと思えて仕方がないからだ。

それで、なぜ日本のレベルがここまで落ちたのか、という点について、私なりの一つの視点をここに投稿しておく。阿修羅読者の中には、経営者やそれなりの立場についている方も多いだろうと思う。web上のカキコミなどから、私の記事を好んで読んでいる方もそれなりにいると推定される。そういう方々は(おそらく私と似たような考え方をすることに慣れているだろうから)これから私が書こうとしていることに同意なさるだろう。いや、むしろ「以前からそう思っていた」と感じて下さるかもしれない。私のこの投稿が、私同様、正しい考え方を抱こうとしている人々の助けになれば幸いである。

さて、日本で広く見られている間違った考え方というものが、いくつかある。特に最近目立つのが、三現主義の誤用である。三現主義というアイデアそのものは正しいのだが、多くの場合、それは完全に間違ったしかたで運用されている。

"三現主義とは:「現場に行く」「現物(現状)を知る」「現実的であること」ということを行動指針とし、これら3つの「現」を大切にしていこうというもの。"
(http://www.honda.co.jp/HCC/idea/ )と定義されている。

ここで気をつけなければならないのは、あくまでも『「現」を大切』にするという点であり、『「現」だけを大切』するわけでは無いということである。当たり前のことであるが、しかし『「現」だけを大切』にしている人が多すぎるのである。

たとえば、ある製品を開発していて、現場で不具合が起きたとしよう。そこへ、駆け出しの若い技術者が急行し、現物を確認して、さてなんだろうと考える。そういうことが日本企業では広くみられている。それでも、技術者ならまだいい。文系のど素人管理職が現場に来たりする。まさしく今、原発対応で見られていることだ。そんなことをしていたらいつまでたっても解決しないのは目に見えている。

現場というのは、激しく様々な要因が絡んでいる。それゆえに、机上では分からない情報が得られ、「現状が把握でき(た)」つもりになるのは事実である。しかし、それは対象を構成する各「機能」が、「あるモード」にあるときに、どのように「動作する」かが分かっていなければ意味がない。各機能がそれぞれのモードでどのように動作するか分からないのに、どうしてあらゆる条件が複雑に絡み合った現場のことが本当の意味で理解できるのだろうか。そんなことをすれば、ただ現場で情報の海の中 路頭に迷うだけである。当たり前の話しだ。

その道のプロであれば、反射的に(意識するまでもなく)対象を各機能ごとに判断する。それぞれの機能ブロックごとに、それがどのようなモードで動いているかを検証し、あるブロックが異常であればその下位のブロックがどう動いているか考えるということを繰り返している。

多くの場合、こうしてはじめて「現状を把握」できる。そのために必要なデータは小数である。

しかし、このときに、事前の膨大な数の「机上の検討」が必要となってくる。つまり、それぞれの機能が特定のモードでどう動くか、それが組合わさるとどうなるか、どこでこれを診断できるか、、、etc.、といった「知識」が必要になるのだ。現場では、その予め準備した「モデル」を検証するのである。

このモデルは、現実的なものでなければならない。モデルは常に複数用意し、間違ったモデルは捨てなければならない。ここが「知恵」の働かせどころである。

繰り返しになるが、多くの場合、本当に機能ごとにどう振る舞うかが整理されている人であれば、適切なデータさえ手に入るのであれば、現場に行くまでもなく多くのことを理解することができる。だから、三現主義は絶対に必要というわけではない。

問題は、例えば現場にあれを見てこいとか、これの様子を伝えろと言っても、そこにエラーが入ると正しく「現状を把握」することができない。だから、エキスパートであるならば、その人自身が現場に入って現物を確認することを怠ってはならない。そして、現象が自分の想定と異なっているならば、現実に起きていることを優先しなければならない。そういう「泥臭い仕事」を惜しんではならない、というのが三現主義の言わんとするところなのである。

三現主義というのは、技術のプロであった本田が、プロを目指す人達に怠惰になることを戒めたからこそ意味があるのだ。

こう考えると、現場にド素人が突っ立って現状をレポートにしたところで、それは全くの無駄であって、ゴミのようなデータを増やすだけで百害あって一利にもならないということが分かるだろう(それの最たるものがマスゴミであるし、わたしが阿修羅住人の一部のバカの一つおぼえみたいにコピペする輩をゴミとか害悪と呼ぶのも同じ理由である)。

しかし、いつからか、三現主義という言葉が独り歩きしはじめ、それは事実上『「現」だけを大切』にするという風潮にながされてきた。基礎研究は軽んじられ、「机上の考察」はあってはならないものと見做され、「知識だけがあって知恵がない」と専門的な技能を有する人が潰される時代が続いた。(そもそも、モデルに言及したときに触れたとおり、知識がなければ有用な知恵も出てこないのだ。)

こうして、ナチス・ドイツから知識人が消えてしまったように*、日本の真の意味での専門家は絶滅危惧種になってしまった。

そのツケが、出てきている。

わかりやすいから原発を引き合いに出しているのだが、今回の原発対応にしても、情報にノイズが多過ぎた。会見で単位が目茶苦茶だったり、測定すべきものを測定していなかったり、意味のないものを測定していたり、言い出せばキリがないが、、、、これらは素人が現場にいるから起きるものだろう。そうではないだろうか。

対応がまずいから原発問題が悪化していると断定するわけではないが、すくなくともこの一連の混乱については、間違った三現主義と知識人排除の時代の弊害と言えるかもしれない。

そして、この同じ"構造的失敗"が、自分達の周りでも起きていないかどうか、確認し、この傾向と闘う必要がある。それは、率先して泥を被るような辛いものとなる。それが報われるかどうかすら、今の時代では怪しいものだ。だが、自分の心に恥じないように行動するのは、大切なことだと思うね。


notes
*) 小泉のやったことっていうのはつまり、いわゆるB層を主役にするために、知識人を公開処刑したところにあった。それで快感を覚えてしまった民衆の一定の集団が、己の怠惰を棚に上げ、円形競技場にあつまる血に飢えた聴衆のように「いじめの対象」を見つけてはウサ晴らしをしている。その精神構造はレイプ魔のそれと大差ない。それが自分の首を絞めていることすら、彼等は学習しようとしない。そういう風潮と戦う必要があるだろう。
http://www.asyura2.com/10/idletalk39/msg/323.html

コメント [原発・フッ素9] 厚労省の犯罪的行為:農産物の放射能汚染を小賢しい悪知恵で過小評価させた菅内閣 あっしら
08. 逆風評被害状態ですね 2011年4月26日 01:07:55: 2EBWN1emLuPsU : D0RDeTd40Y
筆者のコメントはまさに的確です。今まさに、「放射能は食べても安全」という「風評被害」が広がりつつあることに、憂慮しております。
本来バッシングされるべきは、放射能をまき散らした原因企業である東電、自己保身のために情報を歪曲し世論操作を図る「政府」のはずなのに、最近ではなぜか、放射能汚染された(基準値以内であっても汚染は汚染です。しかもこの基準は、根拠が曖昧なまま、世界基準よりはるかに緩和したものです)食品に疑問を呈する方を、福島から避難した方をいじめた人権侵害と巧妙にリンクさせ、バッシングする始末です。フジテレビでは、こういった考え方をバッシングする上に、唯一良識のある意見を見ることができるネットを、"嘘だから信じてはいけない"とまで言って洗脳にかかります。石原や猪瀬等も、疑問を呈する人に対して、自分の都合の良いデータのみを引き合いに出し逆切れして洗脳にかかります。まさに戦前の大本営状態じゃないですか。
前述した"暫定基準"も、本来"ずっと食べなければ直ちに健康被害は発生しない"ものが、何故か"一年間食べ続けても問題ない"という「風評」に置き換わっているし。
大人はともかく、産地も選べず給食で食べてしまう子供が心配です。この「風評」を垂れ流し続ける大手マスコミは、万死に値すると思います。

http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/689.html#c8
コメント [雑談専用39] 実力と野心。野心はその人を不幸にする。国民も不幸にする。 天のあゆみ
01. 天のあゆみ 2011年4月26日 01:08:43: ule849OXhf152 : 3g4Twz5NHQ
時間が多少遅れたからといって、その地位そのものが
なくなってしまうことはないのであり、
野心で、その地位を早期に(早いもの勝ちで)得たとしても持続はできない。
その地位は適任者を待っているでしょう。
収まる所に収まる実力者が、その地位を獲得する事で
世界人類が、そして国民市民が平和に幸せに末永く
存続できるようになるでしょう。
野心の人物がその地位に留まり続けると滅亡となるのも当然の成り行きですが
実力ある人物が、その地位に自力で到達するのではないでしょうか。
それぞれの支持者が、わが党首を首相にと焦っている(焦った)でしょうが、
ご本人の実力に応じて適材適所の仕事を効果的にこなし、国民を幸せにする為には
支持者が自己野心で首相にと煽りたてると、何もかもダメにするかもしれません。
一人一人の国民から、政治家、首相に至るまで、物心両面幸せな世界の実現には
人間も野蛮な生存競争から脱して、人間らしい落ち着いた理性を取り戻し、首相を
こころざす方々は自己研鑽で、進化しながら、国民市民・国民人類・自身の為に
心を澄ませ、必要なことを身に付けながら、適材適所の仕事として
その地位を目指せば、自然に適任者が確定するのだと思います。

実力も無いのに、首相の地位に留まる努力なんてあほらしいことは
誰がするかな?。(菅は別に何かある筈だけど)カンちゃん位かな?
   
http://www.asyura2.com/10/idletalk39/msg/322.html#c1

コメント [雑談専用39] 今日に想う あっしら
32. 2011年4月26日 01:10:25: DhiEXQBayw
おけえりなせませ、おらだよ。長壁満子さんとのバトル、なづかすいなっす。んだ、東北だ。いよいよ、しゃまがたも影響圏内さ入った。んだってば、山形新幹線もぶっとたっつまって、おらは右往左往。んで、3月にはおらのかあかちゃんのふるさとの、かごんままでスンカンセンエンが通ったかんね、どないしょ。死の灰ば逃れて南へ逃げるか、焼け石にションベンひっかけてる東電の馬鹿ば応援すっか、あああ、あっすららさん、おらももう限界だ。ブルジョワに叩きのめされて、極度の貧困と戦ってますだあよ。
http://www.asyura2.com/10/idletalk39/msg/308.html#c32
記事 [原発・フッ素9] 再生可能エネルギーは原発の代わりにはならない  原発事故のリスクをどう「割り切る」か 
池田信夫、原発推進派でないと言っていたが
また大衆に叩かれそうなネタだな
http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51701378.html
再生可能エネルギーは原発の代わりにはならない
孫正義氏によれば「太陽光発電コストが原子力発電コストを下回った」そうだ。他方で、彼は「これから20年間、再生可能エネルギーを全量買い取りで補助すべきだ」という。なぜ原発より安いエネルギーに補助金が必要なのだろうか。

そもそも彼の引用しているNC WARNなる反原発団体のパンフレットの数字には、何の客観性もない。たとえばアメリカのエネルギー省の予測では、2016年でも太陽光(Solar PV)のコストは原発(Advanced Nuclear)のほぼ2倍だ。

しかもこれはワットアワーの比較である。原子力はコンスタントに電力を供給できるが、太陽光発電の稼働率は12%。今回の計画停電のような夜間のピークには役に立たない。数字を見ればわかるように、もっとも有望なのは非在来型の天然ガス(Advanced Combined Cycle)で、太陽光の1/3以下である。

したがって孫氏の話の前提が間違っているのだが、かりにそれが正しいとしても、アメリカで起こったことが日本で起こる保証はない。再生可能エネルギーには広い土地が必要で、日本の面積はアメリカの1/25。しかも平地がその3割しかなく、アメリカのような砂漠はない。いくら補助金を出しても、日本の面積を広げることはできない。

「20年間補助金をよこせ」というのは今後20年は原発と競争できないと表明しているのと同じだ。再生可能エネルギーの買い取り料金は、4月から42円/kWhと電気代の3倍近いが、このコストは電力会社が電気代に上乗せして、すべての消費者の負担になる。政府が全量買い取りなどの補助を行なうのは電力供給のためではなく、CO2排出量を下げるためだ。それはそれで一つの政策目標だが、コストは増えて国民負担になる。

欧州で行なわれているこの種の補助金は、再生可能エネルギーをクリーンだが高価な補助的エネルギーと位置づけるもので、孫氏の信じているように原発を代替するためではない。飯田哲也氏の「再生可能エネルギーはCO2を出さないでエネルギーを100%供給できる夢のテクノロジーだ」などという話は、この二つの目的を意図的に混同した政治的プロパガンダである。

私は太陽光に意味がないと言っているのではない。その用途は家庭用の小規模な利用が適しており、原発の代わりにはならないのだ。電力会社は、電圧や周波数の調整が面倒なので、料金だけ払って再生可能エネルギーの電力を捨てている。福島事故のあとは、送電網の調整ができないので電力の卸売市場は停止されている。

つまり最大の障害は、技術ではないのだ。電力会社が送電網ももっているため、IPP(独立系発電事業者)との公正競争が成り立たないことが根本問題で、この構造が続くかぎり、再生可能エネルギーは補助金に頼らざるをえない。これは孫氏が「光の道」で激しく糾弾したNTTの独占を維持する構造と同じである。

もちろんNTTと同じく、発送電分離のコストは(経済的にも技術的にも)大きいので、電力会社は全力で抵抗するだろう。昨今出ている政府の東電救済案は現在の東電を丸ごとベイルアウトしようというもので、このままではどさくさにまぎれて改革は幕引きされてしまう。

だから孫氏が本当に再生可能エネルギーが原発より安いと思うのなら、発送電の分離を提案し、みずから投資してIPPに参入してはどうだろうか。経産省の改革派も、それを待っている。
http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51700098.html
2011年04月20日 10:38
原発事故のリスクをどう「割り切る」か
もう原発の記事はやめようと思っていたのだが、まだまだ議論が続くので、また原発の話。うんざりしている人は無視してください。

私が今度の震災を「1000年に1度ぐらいのブラック・スワン」だと書いたことを町村泰貴氏が批判しているが、福島県沖で14mを超える津波が起こったのは、869年の貞観地震以来のことらしいので、1100年ぶりである。三陸沖地震のときは30m以上の津波が起こったというが、それはリアス式海岸で波が増幅されたためで、福島県沖で観測された最大の津波はチリ地震のときの3m余りだ。

実は、本質的な問題はそこにはない。原因が何であれ、冷却水が抜けてECCSが動かない上に非常用電源もすべて切れる事態は、論理的には考えられる。その可能性をどこまで設計に反映させるかは、電力会社の経営判断だ。斑目春樹原子力安全委員長は、浜岡原発訴訟の中部電力側の証人として、こう証言している。

非常用ディーゼルが二台同時に壊れて、いろいろな問題が起こるためには、そのほかにもあれも起こる、これも起こる、あれも起こる、これも起こると、仮定の上に何個も重ねて初めて大事故に至るわけです。[・・・]何でもかんでも、これも可能性ちょっとある、これはちょっと可能性がある、そういうものを全部組み合わせていったら、ものなんて絶対造れません。だからどっかでは割り切るんです。

この発言がネット上で批判を呼んでいるが、これは工学的には当たり前だ。ジェット機のエンジンがすべて止まったら落ちるに決まっているが、それを防ぐために無限に多くのエンジンをつけることはできない。原子炉は特殊な燃料を使ったボイラーにすぎないが、ボイラーの爆発はありふれた事故で、そのリスクをゼロにすることは求められない。起こる確率を最小化し、起こったとき被害が広がらないように設計すればよい。

ところが原発の場合は、最悪の事故(China syndrome)が起こった場合には、死者が数千人から数万人という非常に大きな被害が出る可能性がある。その確率がいくら小さくても「割り切る」ことはできないというのが反対派の主張であり、これは傾聴に値する。極端な話、北朝鮮からミサイルが飛んできて原発を破壊する確率はゼロではないので、そういうリスクをどう考えるかはむずかしい問題だ。

しかし旧共産圏以外では、そういう事故は起こっていない。福島第一の場合も、運転そのものは緊急停止したので、最悪の事態ではないのだ。この程度の事故なら、斑目氏のいうように割り切ることは妥当である。被害を確率的に計算して、経済的に見合うなら建設すればいいし、他のエネルギーのほうが経済的なら無理して進めないほうがいい。

実は今回の事故の原因はそういう本質的な問題ではなく、非常用電源とポンプをすべて浸水する建屋に置き、電源車からの送電も(電圧が違うために!)できなかったという設計ミスにある。ほぼ同じような津波をかぶった福島第二では、非常用電源やポンプを気密性の高い原子炉建屋の中に置いていたため、問題が起こらなかった。

つまり問題は安全性か経済性かという一般論ではなく、浸水に備える設計の問題にすぎないのだ。非常用電源とポンプのうち1系統を原子炉建屋の中に配置することは、数億円のコストでできたはずである。これは柏崎原発の資料で判明したことだが、東電の社内で事前にそういう指摘が行なわれていたかどうかが、今後の焦点だろう。

これまで判明した事実をみるかぎり、今回の事故はお粗末な設計と経営陣の判断の誤りによる平凡なプラント事故である。原発事故が「文明災」だなどという大げさな話をする前に、まず事故調査委員会が原因を正確に調査したほうがいい。

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1.
もう帰るのですか―「はらわたをつき動かされる」怒り
[ 日日是生日 ]
2011年04月22日 13:16

 昨日21日、菅総理は福島原発被災地を初めて訪問しました。

コメント一覧

1.
ikuside5
2011年04月20日 11:08

ご説に賛同いたします。津波が当初の報道より大きかったことは結果的に明らかになっていますし、また最悪の事態とはいえそれなりに収まる可能性も見えつつあるので、その意味では真に最悪のケースでもないように素人目にも思えます。少なくとも現場を放棄してオペレーションを諦めて全員避難するという状況には既にないし、その意味では、はからずもではありますが、原発事故とはこんなものかというモデルケースになったように思いますが。

もうちょっと事態が落ち着いてから、周辺環境の除染などをした結果、原発周辺の環境がどの程度回復可能なのか?ということが今は気になってます。各方面からさんざん不安を煽られただけに、個人的には、今はむしろ回復可能性の期待感に興味が移って来ているかんじです。
2.
yeelee
2011年04月20日 11:29

想定以下の津波しか来ないという前提ならば、非常用電源とポンプのうち1系統を原子炉建屋の中に配置する数億円のコストは無駄なので、事前には不可能だったのではないでしょうか。
むしろ他の、原子炉建屋の中にそれらを配置した原発は何故、そうしたのでしょうか。
設計ミスというより、設計思想とそれに影響を与える経営方針、その方針が合理的と判断せざるをえないフレームに、問題があるのでは。
社内で事前に指摘が全くなかったとは思えません。ヨウ素剤を自転車で配布できるようにしたらどうか、のような提案まであったそうですが、あってはならないことを想定した対策を検討すること自体が禁忌、という風潮だったようです。
また、社内で事前に指摘があったかどうかより、社外で事前にあった指摘を否定し続けてきた点に注目が集まっています。
3.
sudoku_smith
2011年04月20日 11:38

非常に的確で面白いご指摘ですね。こういった総括があまりマスコミやネットで見られないのが残念です。
 たとえとして北朝鮮からのミサイルが原発を、とありますが、そもそもかの国からミサイルが飛んでくること自体のリスクの方が地震のリスクよりも高いように思います。別に原発を狙わなくとも不良品ミサイルが飛んでくるだけでとんでもない事になるでしょうから。それが石油コンビナートでも狙えば直接的な被害は原発より大きいでしょうしね。
 ともあれ、工学的にどこまで割り切るか、と言うのはご指摘のように当たり前の事ですが、それを「許せない」というアジテーターは、以前の建築関係やサラ金関連の問題で多くの混乱を招いた法律家と同じ穴の狢ではないでしょうか。この種の人に取っては「どの程度」のと言う発想がなくて、1ppbであっても存在する事がNGなんでしょうね。それが全体としてどれだけの社会的損失であったとしても、感情的には訴えかけやすいのかな。
 昨今の過剰コンプライアンスに似た病理を感じます。
 
4.
leftalone_jr
2011年04月20日 12:02

装置産業で、システム設計をしていた技術者です。何が何でも原発反対という者では有りませんが、異なる意見を金と権力で潰してきた業界体質を知るにつけ、技術的見解や意見をよりも、経済性が優先されていることが、不安を持つ一般人を説得できない元になっているように思います。

>浸水に備える設計の問題にすぎないのだ。非常用電源とポンプのうち1系統を原子炉建屋の中に配置することは、数億円のコストでできたはずである。

その通りだと思います。
定型的な後出しじゃんけん的批判ですが。

しかし、その手の意見をことごとく潰してきた体質こそ、問題であり危険なのです。

原発の危険性は、業界を牛耳っている原子力村の存在だとさえ思えてきます。

なお、池田氏の以下の言葉、
「福島第一の場合も、運転そのものは緊急停止したので、最悪の事態ではないのだ。この程度の事故なら・・・」

今回の事故を「この程度」といい現す感覚には、全く共感共鳴出来ません。運良くギリギリセーフだったに過ぎません。また、非難されている地域の人々への配慮のかけらも感じられません。

しかし裏を返せば、原発が本当の大事故になったら、「この程度」じゃ済まないと言う池田氏自身の大いなる危険性の認識を物語る言葉と捉えることにしましょう。

5.
worldcomw
2011年04月20日 12:12

もしご存知なければどうぞ

「電源を収納する建屋」がどこかは分かりませんが
第1-1〜4号機 と 第1-5・6号機/第2では標高自体が異なるようです。
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20110410/546894/
(登録が必要かもしれません)

> 福島第二原発は取水ポンプなどがある海側の敷地が浸水したものの、
> 第一原発より2m高い法面は越えず、原子炉建屋の敷地に遡上しなかった。

扉の内開き/外開き、ロックしていたか等、基本的な情報もわからないので
分析・発表を待ちます。

基本思想として、既存不適格への対応の不備と言えるのでは?
6.
chuarai
2011年04月20日 12:27

3 個人的には「経営陣の判断の誤り」のほうが深刻だと思っています。ECCSや非常用電源などが機能しなくなってから海水を入れるまでの意思決定のプロセスを検証することで、また同じような事態が発生させないことにつなげてほしいと思います。

さらに原子力保安院と経産省そして官邸とのやりとりも検証しなければならないと思います。有耶無耶にしてしまうと、日本は何も変わっておらず同じ過ちを繰り返すことになってしまうでしょう。
7.
dotcom07
2011年04月20日 12:32

5 @ 原子力の今後の課題は立地の高さの確保 :

約15mの高さの宮城・女川原発は安全に停止、被災住民の避難所に。福島第1原発は約6m弱高の津波の想定に対し14m高の津波が来た。設備を流し、重要機器の非常用発電機が水没。原子炉を冷却できなくなる事態へ http://exci.to/eLtXmm

A 不詳ですが、左派の反対運動のために経年劣化対策がおくれたのかもです。>http://bit.ly/huNH61

8.
damakosh
2011年04月20日 12:50

3 原発プラントが物理的に危険かどうかというより、日本人(政府・企業)には、事故リスク管理能力がないから原発は止めたほうがよいということだと思います。

太平洋戦争時代の軍部が、自らの生産能力・作戦遂行能力を直視せず、自己幻想をマスターベーションで膨らませて、終結案もなく戦争に突込んでいった愚を繰り返している。手本があればよりかかり、なければ穴の中で自己妄信する〜その根本にあるコミュニケーションとディスカッション能力の低さ=自己樹立能力の低さは歴史的に不変です。
その意味での文明災害だということと、当方は理解しています。
9.
sudoku_smith
2011年04月20日 12:55

追加で申し訳ありません。書き忘れが一つ。
今回の原子炉の設計について、GEの設計がどうのとの指摘が以前あった事を覚えていますが、GEはどこまでプラント設計全体とリスク管理に関わったのでしょう。原子炉/格納容器の設計はGEオリジナルと思いますが、全体のコーディネーションと例えば池田さんのご指摘にある発電機の位置など、リスク対策にはどこまで関わったのか、全体の統轄は東電なんですかね?40年前の建設時の全体統括をどの組織がやったかによって自ずとリスクの見積もりも変わってくると思うんですが、そういう指摘もあまり見当たりませんね。
10.
comap21
2011年04月20日 13:00

記事内容同意です。普通の着眼で普通にやってさえいれば100%阻止できた事故だけに悔し涙もでません。大学院レベルの問題を解いて小学校低学年の問題が解けないという話です。しかも「これこれこういうことだからこのままではまずい」と的を射た指摘を散々言われていた。それに対して「お前たちは小学生の問題を持ち出してきてがたがた言ってなんなの?こっちは大学院レベルで結論出してんだ!」ということで門前払い。彼らには「一切論理的に検証しない」という機能(権利)がまずあるのだからどうしようもない。これは日本行政の根幹に共通してある。

要するに、指摘を無視した結果例えどんなことが起こっても、責任は取らなくてok。だからそれで問題ないわけです。耐震偽装や諫早湾問題や著作権行政問題や警察検察の証拠偽装問題etc・・・、どれもこれも図式は完全に同じ。

耐震偽装までなら、テキトーかました結果最悪事態発生でも、責任は現場担当最小限にとらせ、大方被害を受けた国民側に泣いてもらうことで終結させるというのが基本(日本の常識)。今回はとてもじゃないがそれは無理そうに見えるが、イメージ、バイブル通りに基本姿勢は崩さないかもしれない。東電が姉羽という構図。

11.
Dr. OK
2011年04月20日 13:31

「この程度」と書いたのは、感情的な東電や原発批判に対する煽り文句で意図的に書かれたのだと思います。文章としては優れている。

今回の津波は、貞観よりも三陸沖よりもエネルギー量はずっと甚大だったようですので、予想は不可能、というか確率論を言うならば、(僕も以前から言っていますが)ノドンの飽和攻撃の方が可能性はありそうです。(この場合は制御棒すらも入らないかもしれません)つまり言い換えれば万全な方策はきりがないと言う事になります。

どこで割り切るかは、実はとても難しい問題で、在る部分を作るときにはここで割り切った、だけど暫くして別の部分を作ればその時の指導で全く変わると思います。
それは「年間発生確率1/1000以下と計算されるならば、あるいは年間関連死者数1/1000人以下対処しない」と言うような基準は作りにくいからです。

先生の仰る通り、事象の微分値に対して世間は騒ぐので、原発大事故は言い換えれば絶対に風評被害が実際の被害より遥かに大きいわけです。それも見越して作らなければならなかったというのも、一般論の話に戻りますが、今回の巨大な教訓です。

勝間さんの話ですが、彼女なんで謝ったんでしょうね。
12.
kotodama137
2011年04月20日 14:45

その通りだと思います。どこでリスクの線引きするかは、お財布と経営哲学がきめるでしょう。東電には経営哲学がなかったというよくある話です。自分が前上げたタイタニックの話は、起業家セミナーでの話で、組織ができると中にいる人には、体制を変えるのは難しいので、創業時の組織設定や経営理念が大事だということでした。東電の事は良く知りませんが、創業当時から問題を持っていただろうし、これからも問題を起こすだろうと推測できます。またこれからは責任者探しになるでしょう。原発設計者も例外ではないでしょう。だから原発のリスクは政治的バイアスがかかり、理性的に言う意見は利用されるという古今東西変わらないことが起こるだろうなあ。
13.
realiser_realiser
2011年04月20日 15:32

5 >しかし旧共産圏以外では、そういう事故は起こっていない

これはチェルノブイリ(だけ)のことですよね?
恐らくは、「最悪の事故は旧共産圏でやはり起こっているんじゃないか!それをなぜスルーする?」という突っ込みが来るものと思われます。
これはチェルノブイリでは起こったけれど、その被害も(WHOが発表しているように)死者4000人程度のものだった、と考えればよいでしょうか?

ミサイルが公演中の東京ドームや国立競技場を狙っても数万人死にますね。
とりあえずミサイルについてのみ考えると、一つの原発の犠牲者が「数万人」レベルなら必ずしも受け入れられないリスクではないかもしれません。
14.
hogeihantai
2011年04月20日 15:35

>4
>異なる意見を金と権力で潰してきた業界体質
>技術的見解や意見より経済性が優先

より優れた技術があっても耳を傾けないのは事実ですが経済性を優先させるというのは間違いです。

冷却用の海水取水ポンプは福島第一では津波で全滅、第二では辛うじて一台のみ無事でした。海水取水ポンプは「竪型ポンプ」と呼ばれるものでポンプ部分は水中にありカップリングを介して水面上のモーターで駆動される構造です。モーターは水面に近接して設置してありますので、東電が予測していた5.7メーターの津波でも簡単に冠水し運転不能になります。福島第二ではポンプ小屋を作っていたので1台は助かったのですが、ポンプ小屋の水密、気密を保つことは出来ないので完全な対策ではありません。

私はポンプの技術者ですが竪型ポンプでなく水中ポンプを使用すればどんな津波でも平気なのです。しかも価格もメンテナンスも設置費も安くつきます。では何故水中ポンプを使用しないのか。水中ポンプメーカーは原子力村の住人ではないからです。勿論外国の機器メーカーは村の中に入れません。
15.
zaizeno
2011年04月20日 15:54

yeeleeさん、
>想定以下の津波しか来ないという前提ならば、
>非常用電源とポンプのうち1系統を原子炉建屋の中に配置する
>数億円のコストは無駄なので、事前には不可能だったのではないでしょうか。

この点について、私も疑問に思っています。

そもそも或る災害が想定されるかどうかの認識が元々1か0かの二値であるはずはなく、連続量の確率分布であるはずですので、被災する確率が低くとも、被災時に想定される損害が大きいほど、また、その対策コストが小さいほど、対策を取るべきであるはずです。(大雑把に言って、「被災確率 × 想定される被害の大きさ / 対策のコスト」といった感じでしょうか。)

たとえば、シートベルトが装備されている車に乗る場合、シートベルトを締めるコストはほんのわずかの労力だけですので、実際に事故に遭遇する確率が低くても万一の事故の場合の死や重傷を避けるためにシートベルトは締めるべきだと判断するのがまともな判断のはずです。

ですから、元記事で池田さんが書いてらっしゃる、数億円のコストでできたはずのことをやらなかったのは設計ミスだとの見方は全く妥当だと思います。

いえ、もちろんyeeleeさんのおっしゃりたい主な論点はわかりますし、私も同感です。(事前に指摘されていたのに拒否していた、等)
ただ、東京電力が災害の想定を「想定される/されない」のニ値で考えていたのかどうか、その点が気になりましたので、コメントとして書かせて頂いきました次第です。

こういったことも追々あきらかにされてくるとは思いますが。
16.
kazukiv
2011年04月20日 16:10

原発の話をどんどん書いてください。
まだまだネットで徹底的に議論をするべきです。

今回の指摘でいいのは外国からのミサイル攻撃の可能性です。

この可能性があるなら、単なる設計ミスの問題ではない。
ミサイルで飽和攻撃をされたら設計は関係ありませんね。
原子炉の破壊を目的にしたミサイル攻撃が成功したら被害は確かに「この程度」ではすまないでしょう。

設計を割り切るのは当然。すべての想定外に対応できる技術などない。
だからこそ事故後の軍事的な処理のスキームがない事が日本の原発の一番の問題点なのだと思う。

そして経済的な損失を避けるために問題に目をつぶって既存原発を運転を止められない体質。

太平洋戦争から変わっていませんね。

東電にはまだ同情の余地はあります。
原発事故はサンプルが少ないですから。

しかし今回の事故の後に運転を継続して再び事故を起こしたら、政府と電力会社への国内外からの批判は「この程度」ではすまないでしょう。

軍事的に事故処理を行えるスキームがない限り、すべの既存原発の運転は中断するべきです。

経済的には一時的に大きな損失になるでしょうが、破綻にはなりません。
しかし当たり前の事を当たり前にできない組織(国家)はいずれ破綻します。

勇気を出して既存原発を一度止めるべきです。
17.
virtue337
2011年04月20日 16:25

素人の個人的な意見ですが、今回の原発事故の原因は想定を超える津波によって生じたとはまだ判明した訳ではないのであり、場合によっては、地震によってではなく津波という被害によって原子炉の制御棒が作動した可能性も考えられるのではないかと思っています。そのような場合、今回の地震によって最悪の事故であるチャイナ・シンドロームが起こっていた可能性もあったことは否定できなくなってしまいます。今回の原発事故の原因が調査、判明されるまでは、まだ原発のリスクについて議論する段階ではないのでは・・・と思います。現在の(この程度の)事故の対応状況を見ている限りでは、万が一の最悪の事故が起こった場合、現在の技術レベルでは対応しきれないということが判明したように見えてしまいます。そのような技術レベルしか持ち合わせていない現状では、今後増えるだろうと言われている地震を考慮した場合、やはり地震大国である日本での原発利用は、よほどの技術の進歩が可能になる時までは控える方向に進むのが賢明な判断に思えてしかたありません。
18.
atoman0
2011年04月20日 16:51

これからも,同規模の地震と津波による死傷者のほとんどは,原発が原因となることはないだろうと思う.今回のような原発事故を防ぐ対策は難しくないだろうし,実際に講じられるだろうが,地震や津波による犠牲は同規模であり続ける.何万人もの犠牲者が出ても,原発が原因でなければ仕方がないとは言えない.実際,原発を廃止するよりも,千年に一度起きる津波で予想される被害地域での居住を禁止したほうが意味があるだろう.しかし,そこまでの安全性よりは,いつかどこかで誰かが犠牲になることを選ぶことになりそうだ.
19.
dotcom07
2011年04月20日 16:55

「低線量での避難は、放射線以上のリスク」 :福島計画避難に対して政府へ問題提起 by4月初頭に2日の福島現地調査の高田純先生(放射線防護学) http://bit.ly/idasSn

PS 今回の地震対策の有意義な情報を流せる様に心がけてます。

http://togetter.com/id/dotcom07 http://twitter.com/dotcom07 http://www.facebook.com/dotcom07
20.
nac00230
2011年04月20日 17:19

大きな話は理解し、賛同していますが、1000年に一度起こることをブラックスワンという点には異論。原発の寿命50年とすればその生涯に出会う確率は5%。決して小さくない。
それと、津波でなくとも「全ての電源を失う」という事態の想定は考えていたようだが、一体どんな対応をすることにしてたんだろう。最悪の事態でも炉心溶融には至らないような対応手順(当然廃炉となることも含めて)をきちんと決めていたら、大きなコスト無しに今回の事態を避けれた可能性は大きい。
いずれにせよ、「平凡な」とまで私には言い切れないが「お粗末な設計と経営陣の判断の誤りによる事故」という結論になる。

21.
nac00230
2011年04月20日 18:27

連投失礼。別のポイントです。
「原発の場合は、最悪の事故(China syndrome)が起こった場合には、・・・これは傾聴に値する。」の記述、流石に大切な点を押さえてられると思いました。

今回はこの意味での「最悪」では無いにしても、「遣らずもがなの大失点」。言い方を変えると、東電(否日本)のようなヘボプレーヤーが扱ってはいけない技術と言えるのかもしれません。

でも、そう思ってしまうのは悲しい。望むところは、これからの世代の人たちが、この事態を受けて、鍛えあがられていくことですね。(別に原発を進めろという意味ではなく、リスクや危機対応に関しての一般論であり、リスクをきちんと管理して高いレベルの革新を行っていかねば、ということ。)

22.
poteto99
2011年04月20日 18:48

今回一番風評被害にあうはめになるのは他ならぬ原発自身なのかもしれませんね。いかに原発に関する正論が述べられようとも、現実問題これからの世論の流れは原発推進とは逆の方向へ向かうでしょう、もし仮に原因がここで述べられているようなものだったとしても、そんなことは関係なく、すでに東電の原発の信用、ひいては原発の信用は失墜してしまいました、今からどう釈明した所で今更取り返しは効きません。また、ここで述べられている内容をさらに遡って掘り下げていくと、おそらく「会社の組織構造の問題」そして「日本の組織構造の問題」の話になってくると思います、今回の全ての原因を全て遡って洗って、情報開示をして、さらに今後同じことが起こらないように組織構造そのものから全てひっくるめて改善して、具体的にそれを国民に対して示さない限り、東電の組織体質、遡って日本の組織体質、ひいては原発の運用のされかたに対する国民の不信感、不安感は払拭できないでしょう、そちらの方の尺度から見ても今の所原発が支持されることはおそらくないでしょう。それなら原発以外に発電方法がないわけでもないので、暫定的に今現在「経済性、安全性、イメージ、リスク、効率、あらゆる尺度から見て最も完成されている発電方法」がメインの発電方法として支持されることになるだけだと思います。
23.
あおき
2011年04月20日 19:02

原発事故も場合によっては起こるものだと考えると、原発の名前を慎重に考えた方がいいと思います。
福島第一なんて名前のせいで一時会津若松の酪農家まで風評被害をこうむった。
なので、九州の唐津半島にある玄海原発が事故起こしたら、福岡〜長崎に至る玄海灘全域で風評被害が及ぶと思うので、名前を東松浦原発とかに変えて欲しいです。
そういう考え方していかないと、モラルハザードが起こるんですね。
24.
outsidervoice
2011年04月20日 19:46

1 「リスクを割り切る」と書かれていますが、その割るための「リスク」自体が、池田さんが思われているほど、確定しているあるいは計算できるものではありません。

「不確定なものを割り切る」結果も、当然不確定です。つまり、割り切っても、割り切ったつもりでない事故が起きるわけです。

後から見れば「平凡なプラント事故」に見えるものでさえ、起こってしまう(防ぐことは難しい)ということです。

Accidents will happen. とはこのことです。
25.
nabekichi32
2011年04月20日 20:06

そうやって割り切ってきたコトが法律なんかの”決まり”ですよね。

0であるコトと、限りなく0に近いコト、の区別がつかない人が多すぎるのも問題ですが、世の中の大半はそういう人々であるから、と割り切るコトも大事なんだと思う。

でも、そうやってきた結果(原発は安全、という誇大広告)をまた批判され…

26.
c2240068
2011年04月20日 20:30

ツイッターやブログ上では、左翼系反原発派が勢いを増しているように見えますが、世論調査や選挙を見れば明らかなように、「推進派」でも「反対派」でもなく「現状維持+ゆるやかな減少」派が大多数。世間は意外と冷静なようです。

ただ、残念なのは、ツイッターやブログ上でエセジャーナリストやトンデモ学者が、デマを撒き散らすおかげで、「実害」以上に「風評被害」がひどくなりそうなこと。

彼らは、建前上は、「国民に真実を知らせたくて」とか「国民の命を救いたくて」とかいってますが、この事故に便乗して一儲けしようとたくらんでいるとしか思えない。ほんとうに「国賊」ものです。

残念ながら、「実害」は、防ぎようはありませんが、「風評被害」は、今後の私たちの意識の持ち方しだいで減らすことができると信じたいです。

27.
poiu07
2011年04月20日 22:30

東海村は事前にポンプや取水施設の堤防の補強を行い。
非常用電源を移動させていた。それだけで事故は防げました。(工事中のが水没して一つダメになりましたが)
また浜岡の一号機と二号機は政府の定めた安全指針を守る補強をするとコストが合わなくなると判断して廃炉にしました。
女川は津波のメッカなので高台につくり、貯水槽なども容易していました。
東電だけなんですよね。なんもしてないのは。
産経の記事に耐震補強を先にやり津波対策を後回しにした結果、こうなったとありました。
まあ1000年に一度の津波を後回しにしたのは分からなくもないのですが、ならなんでさっさと海水投入とベントをしなかったのか理解に苦しむ話です。


まあ私から言わせると放射能恐怖症の国民が風評被害を広めて、被害を拡大し、結果的に国庫負担を増やしているだけの気がしますけどね。
28.
ikedf
2011年04月20日 23:51

原発問題考えるとキリが無く。1)左翼の反原発運動に関して。連中は盛んに原発推進者の責任を云々いってるが、北朝鮮を好き放題にさせて日本の融和措置を推進させミサイル製造や核開発を好き放題にやらせてきた左翼の責任のほうが重大と考える。左翼全盛で無防備の日本からの多額の資金や部品技術流出によって、北朝鮮は周囲を戦慄させるほどの核やミサイル開発の基礎を築いたのだ。2)東京電力に関して。むかし東電社員が言っていたが、原発は火力と違って本社首脳は原発の連中に自由に指図できない空気があるとのこと。原発は特殊な領域だから、現場の人間は、本社のお偉いさんはどうせわからないのだし、何かあったら俺たちが死ぬのだから俺たちに現場のことはまかせろという雰囲気が強いのだとか。資材調達なんかでもその威力は発揮されるらしい。今回の有様を見てふと思い出した。社長が事務屋でなく技術屋だったらと意見も目にしたが、意外と事務屋だから客観的な判断ができるということもあり得る。3)データ公表に関して。養鶏場の経営者が言っていた。卵のサルモネラをいちいち公表してたらパニックや風評がでる。少量ならたいしたことない。健康被害影響ない場合は公表しないこともある。放射性物質も同様とはいえないが、なんでもかんでも公表、公表というドシロウトは世間や科学を知らないのだろう
29.
ikedf
2011年04月21日 00:29

設計ミスに関して。信頼性は各部品の掛け算になるので、信頼性99%の部品が99個あっても、最後の1個が10%であったなら結局トータルでは10%以下の信頼性しかないことになる。技術者なら誰でも知っている基礎知識であるが、問題は「近々大地震が起こって大津波が襲ってくる」ということを真剣に想定できなかったことにある。この原因を何に求めるか。終わりのない飛行機墜落を分析した柳田邦男の感想を聞きたいところだが・。人によっては現場が挙げた忠告を上層部がコスト優先で握りつぶしたと考えて組織の官僚的構造に原因を求めるかもしれない(JR西日本が線路のスピード抑止装置をケチって暴走事故が起こったのに似ている)。だが今回に関しては学問で進行する「縦割り構造」が災いをもたらしたのではないだろうか。委員会でいくら複数の専門分野の学者を集めて幾日議論しても、ここから先は他分野で俺の専門ではない、専門家がこう言っているから大丈夫だろうという変な割り切りがあったとしたら。原子力と電気設備の知識をもった専門家が地震という現象について、専門外と割り切らずもっと真剣に追求していたら、もっとましな結末になっていたのではないだろうか。今となっては後知恵でしかないが・・。
30.
kkay1974
2011年04月21日 01:15

設計の問題に過ぎないといっても、そのような事故が起こることも想定の範囲ではないのか?

「割り切る」にしても、死亡者が出てないことを理由に原発の安全性を言うのではなく、原発の費用と他の手段の費用とを示して、国民がどれを選択するのかの合意形成を取り付けておくことが必要なのではないか?またいつか起こるであろう次の事故に備えて

31.
gateway20110311
2011年04月21日 01:28

4 原子力について、いま、日本人が読むべき論述と本はこれだろうと思う。

http://bbc.in/eJCMF7

そしてその著者による作品は;

http://t.co/im6Glcv
32.
zzz1968
2011年04月21日 02:30

今回、この「原発事故」ということに関する一連のエントリーを読ませていただいている限り、言葉の使い方による誤解なり行き違いが多く起こっているという印象を受けました。
例えば、タイトルの「原発事故のリスクをどう『割り切る』か」に関しても、「交通事故のリスクを割り切る」とか「不当判決のリスクを割り切るか」といった議論に対し普通の人々が共感し難いのと同様の受け止め方をされるのは当然かと思われます。

また今回の福島第一で続いている一連の災害に関して、単にそれが「原子力発電」という発電技術の持つリスクなのか、それを一民間企業に独占的に管理させることによるモラル・ハザードの問題なのか、さらにそれを監督するべき政府なり機関なりの能力の限界についての問題なのか、というところをそれぞれ分けて論じると議論がもう少し整理されるのではないかと感じました。

今まで池田さんにお勧めいただいた書籍や文献を読ませていただいた中での印象としては、「情報の非対称」という問題が、この「原発」に関しては非常にそれぞれの判断を難しくしているのではないでしょうか?
33.
minourat
2011年04月21日 04:49

>> 浸水に備える設計の問題にすぎないのだ。非常用電源とポンプのうち1系統を原子炉建屋の中に配置することは、数億円のコストでできたはずである。

> その通りだと思います。

こまかいことですが、 独立に生き残る3系統が必要です。 1系統が定期点検もしくは修理中とします。 その間に、 もう一つの系統が故障することがあります。 この時も、 最後の系統が稼動できることが必要です。 必須の機器およびその制御系は想定される事象に対しては、 そのように設計されています。

ひとつの事象で複数の系統がいかれるのを、 common−mode failure といって注意がはらわれているのですが、 それでも抜けがでてきます。 非常用電気系統がすべて冠水ということは、 考えられていなっかたわけです。

そのほか、 中央制御室がなんらかの理由で使用不能になるとか破壊されるといったことも想定されていません。 それから、 配管には破損したらどうしようもないといった部分もあります。

現在、 1−3号機で水をどれだけ注入しても、 燃料棒を完全に水没させることができないのは、 圧力容器、 配管、 もしくはこれらにつながっている機器のどこかに欠損が生じたとおもわれます。

それから、 非常用電気系統は水のこない部屋にあればよくて、 原子炉建屋にいれる必要はないとおもいます。

難しいのは、 どういう事象がおきるかということとその確率を設計段階で予測することです。


34.
jestemneko
2011年04月21日 05:59

石炭火力発電の場合、発電効率を高めることや廃物処理を高めること、安全性を高めることや最悪の場面での被害を最小化すること、その他もろもろのことがイノベーションにより可能であると十分予想できます。ところが原発の場合、それができない。だとしたら、まともなリスク計算もできないでしょう。そこに、原発の本質的欠陥があると考えます。一方、太陽光発電などは、リスクはなくても確実な代替手段になるとの予想がまったくできない。私が石炭火力発電を水深して原発や太陽光発電に反対するのはそういう理由なのですが、誰もが理解できるアプローチであるというのに、なぜか学者や評論家等々が非難する。いったい、どうすればよいのか。なぜ、石炭火力発電の良さを認めようとしないのか、私にはさっぱり理解できません。
35.
minomi66
2011年04月21日 06:40

私は原発そのもののリスクより、東電や行政府といった組織が信用されていないことの方が問題を深くしていると考えている。計器やコンピュータは嘘をつかない。もちろん入力する人やプログラムによる間違いはあるが、どんなに時の権力者や経営陣に不都合な数値であっても素直に出力してくる。しかし、経営側や政府はそれらを知らせないと消極的な方法で隠すということができる。IBMが最悪だったころ、フレームワークの未来は暗いというデータが出たときに経営陣の一人が、「このデータが間違っている」と言って受け付けなかったことがあるそうな。結局、反対派がもっとも不安視しているのは原発そのものより、問題のある結果を白と黒と言いくるめ、あるいは隠す権力に対してであって、そのような状況下にある場合、いくら科学的に原発の安全性を説いてもあまり効果は無いように思われる。
36.
minomi66
2011年04月21日 06:43

何より信用されていないのは原発そのものよりそれを扱う組織である。それゆえ、より致命的な問題を起こしそうな道具をその信用おけない組織に使用させるのは反対である。ということなのではないかと思われる。
37.
rabbitge
2011年04月21日 07:11

原発の問題というより、組織の問題だと思います。

これほどの社会的不安を作りだし、なお拡大しようとしているのに責任を問われないのは、今までお金をばらまいた成果でしょう。通常の企業なら即倒産でしょう。

訂正しましたが、トップは6月に辞任する予定だと言いました。もう事態を収集出来ないと諦めたとみられてもおかしくありません
38.
tatuya101
2011年04月21日 07:20

5 現状では、とても言いにくい率直なご意見だと思います。こういう議論を続けていくことが大切だと思います。原子力の本質論ではなく、現実的に東電を調査することから始めることが大切だと思います。
 私が懸念していることは、「政府や東電、原子力村の御用学者達がうそを言うことです。」放射能に汚染されている野菜・魚をできるだけ食べないようにする方がいいに決まっているし、福島県や茨城県の農家さんや漁業関係者には、全額補償が必要です。(当たり前です)また、子供さんなどは疎開した方がよりベターな対策ではないでしょうか。
 原子力の本質論を問うこと、これからの対策とは分けて考えるべきです。私は原発反対派ではありませんが、事故が起これば、現実的によりベターな対策をし、最悪の状況を回避することが必要だと思います。
39.
test2436
2011年04月21日 07:36

この問題はあまりにも大きな問題にもかかわらず、リスクについての議論が
少ないように思います。いくつか気になる点を投稿いたします。

1.人体や健康被害について

>チェルノブイリ事故の最終的な死者の推定について、国際原子力機関(IAEA)は
>「最大9千人」としているが、ばかげている。私の調査では100万人近くになり、
>放射能の影響は7世代に及ぶ。

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/233873

・死者の数は本当に9千人なのか?
・その他の健康被害は考えられないのか?
 データには表れないような被害が生じている可能性。生殖器その他に対する影響。

2.経済的またはその他のリスクについて

日本製ブランドの低下、故郷を失うこと、放射能差別などによる精神的被害、
狭い日本の土地を有効利用できなくなる被害、いまだに処理が終わっていないチェルノブイリ
のように、廃炉にするまでの労働力や資本の投入の損失、日本へ留学生や研究者などの
優秀な外国人が入ってこなくなる損失、観光者が増えるどころか減ってしまうなどなど。

それと、今回は福島であり東の海へ風で放射性物質が流されており、人口4000万人が暮らす
首都圏に大きな被害が出ていなかったからいいものの、福井のもんじゅとか、浜岡原発で
事故が起きていたらどうだったのか?最悪の事態が起こらなかったから良かっただけではないのか?
国が滅ぶ、東日本が西日本が致命傷を負うような甚大なリスクはないのかまで議論する必要があります。
自動車事故やコンビナートの事故とはレベルが100倍ぐらい違うような気がします。もんじゅとか浜岡。
40.
test2436
2011年04月21日 08:03

日本とチェルノブイリでは人口密度が違います。
ロシアやウクライナと日本では国土の面積も違います。
東京や横浜、大阪、名古屋とあちらさんでは土地やビルの資産価値も違います。
人が住めなくなった時のリスクはでかいですよ。
人口が首都圏周辺だと4000万人もいるので被害者の数は多いはずですよ。

日本列島の一番東側にある福島で事故が起こり、チェルノブイリの10分の1の放出で済んだという
事例を基準にしていいのでしょうか?600km以上離れた地点でも高濃度の放射性物質が欧州で出たりしています。
チェルノブイリの10倍ぐらいの放射性物質が日本中にばらまかれて水や土壌そして人までも汚染されたらどうなるのか。
日本沈没の恐怖もあるかもしれないわけですから最悪の事態をきちんと想定すべきだと思います。
41.
test2436
2011年04月21日 08:40

この問題の最大のポイントは「最悪の事故」が起こった場合のリスクをどう計算するかでしょう。
運良く軽微で済んだ場合を想定の範囲としたら今回の教訓を生かせないことになる可能性が
あると思います。

ちょっと想定が甘い議論がなされているように見えます。チェルノブイリと日本では状況が
違いすぎます。非常に甘い認識で福井や静岡など、日本中に原発を作りまくっているのでは。
前の投稿に加えて、大都市に半世紀以上人が住めなくなるような、そして4000万人が放射性物質を
チェルノブイリの何倍もの量を喰らうような事態がないのか?
西側で事故が起こったら日本中が汚染地域となってしまわないのか?
同時多発的に事故が起きたら対応できるのか?
そんなこと考えたら原発なんか作れないよと言われそうですが、それが起きた場合の、
「最悪の事故」が起こった場合のリスクを踏まえた上で議論してくれないと賛成はできませんよ。

日本は狭い。人口密度も高い。日本中に地震が多い。セキュリティ意識、リスク管理が甘い。
考えが甘い。お役所仕事。無責任体質。これでは原発なんか増やしていくのは無理なのではないか?
事故は起きないことが前提になってるからなぁ。隕石が当たるとかまでは考慮しなくてもいいけど、
同時多発的あるいは大都市で事故が起こることぐらいは想定内とすべきなのでは?
でも事故が起きることを前提にしたらもんじゅなんか作れないだろうし反原発派と推進派の
議論は噛み合わないだろうなぁ。「最悪の事故」を考慮に入れると原発は作れなくなると思うから。
少なくとも、リスク想定に関する合意が必要でしょう。あまりにも甘い想定だとドイツのように廃止の方向かな。
42.
gari
2011年04月21日 10:51

「割り切る」のは、コストの兼ね合いで、技術の世界ではよくやられている事だが、この発想が行き過ぎると、「チェックが甘い」という事になりかねない。池田さんの述べておられるようにコストが数億円で済むような対策を行えなかったというところに問題があるとすると、逆にその「割り切り」が「甘いチェック」になってしまったと考える事も出来る。つまり、「割り切り」を行うのにも程度の問題があるという事を、今回の原発事故は示しているのだと思う。津波で浸水するような場所ではなく、万が一の事を考えて非常用電源と燃料を高台に置いておくだけでも、かなり状況は変わったと思う。しかし、そういう事すら出来ない事を「割り切り」で片づけられるのかというと、やはり違うと思う。その背後には、東電の組織形態の問題もあるだろうし、原発村の閉塞性もあっただろう。そう考えると、単純なプラント事故というよりも、批判されても大丈夫な状態、これが最大の問題ではなかったかと思う。なぜなら、問題を指摘されていたのに数億円で対策出来ることすらしていなかったのだから。私の意見は、原発は段階的に廃止、自然エネルギーとバイオエネルギーとスマートグリッド〔電気自動車)と電子都市で対応するべきだと思います。リスクそのものを分散化してしまうこと、それが一番安全だと私は思います。
2030年の日本の電力(私が提案する具体策です)
http://d.hatena.ne.jp/skymouse/20110408/1302233827
43.
k030201ff
2011年04月21日 12:50

「最悪の事件」の想定が抜けている。
確かに現時点では原発のリスクは他の発電に比べたら死人も少ないので池田さんが云うように低いと思います。でもこれは現時点での話で、それこそこれから想定外の事が起きると、一気にリスクが高くなるかもしれません。
つまりここで話すのが躊躇われるようなリスクですね。世界中の原発がある切っ掛けで◎◎のターゲットになればという話です。確率は低いでしょうか?
これだけは起こらないことを祈るのみです。
44.
kamokaneyoshi
2011年04月21日 21:22

「今回の事故はお粗末な設計と経営陣の判断の誤りによる平凡なプラント事故である」というのはやはり問題を限定し過ぎではないでしょうか。「文明災」という程大げさな話ではないにせよ、今回の事故の背景には日本社会が抱える多くの問題が潜んでいると考えられます。その中には池田先生が常日頃批判されている日本社会の構造的問題も含まれております。今回の事故を契機としてこの問題を抉らない限り、例え原発を止めたとしても、日本を不幸にする事故は起こり続けるのではないでしょうか。今回露呈した日本社会が抱える問題のいくつかにつきましては、私の論考をご参照いただきたいと思います。
45.
ksmo2011
2011年04月21日 21:44

 千年に一度の地震など考えていたら、原発など作れないというのが、推進派の論理なのでしょう。
 でも、残念ながら、その、千年に一度の地震が千年前に起きていたとしたら、その地震は,今、何時起きてもおかしくないという想定が全く欠落していました。
 その事に気付いていたか否か、東電は、まるで、天変地変の被害者であるかのように振る舞い、さも迷惑そうに保身に務め、口先だけの謝罪を型どおり語ってやり過ごそうとしているかのように見えます。「千年に一度]を割り切って,だから、事故が起きるなどと考えもしなかったというのは、さて、如何なものでしょうか。
 千年に一度の事故が,数万人、数十万人に被害が及び,補償や弁済が出来ないほどに膨大なものになるとするなら、当然にして想定の範囲内でしょう。
 イヤ、地震は想定外だとしても、全電源喪失によるメルトダウンは、公知の事実であり、疑いもないものであるとするなら、地震や、天変地変等に関わりなく、その想定は、全くなんの疑いもなく想定内でなければなりません。
 その想定をしなかった東電の責任は、疑いようもなく、一切の弁明も釈明も、許されるものではないでしょう。
 なんの根拠も無しに、全電源喪失はあり得ないと決めつけていただけのことなのですから。
46.
moku8py8py
2011年04月22日 04:50

「平凡なプラント事故」であっても、22万人が最低半年以上(6か月なら132万人月)避難しなければいけない事故です。

コスモ石油の千葉製油所燃料タンク爆発は「平凡なプラント事故」以上だと思いますが、鎮火までの10日間で避難した人月は1万分の1以下ではないでしょうか?

今回残念にも事実として判明したこと2点。
1.「平凡なプラント事故」であっても原発事故では石油プラント事故の数万倍の人的被害をもたらす。
2.使用済み核燃料が格納容器の外に大量に保管されていただけでなく、燃料混じりの放射性物質が海にも流れだすなど(圧力容器+格納容器)では密閉できなかった。
47.
minourat
2011年04月22日 06:47

> 40年前の建設時の全体統括をどの組織がやったかによって自ずとリスクの見積もりも変わってくると思うんですが

1号機ですと、 原子炉、 タービン、 発電機等の主機はGEですが、 土木工事・建物等をふくめた全体の統括はエンジニャリングを行う米国のエバスコ社でした。

東電はお客様ですから、 エバスコ社にどんなことでも要求することはできました。 しかし、 当時の東電に細部まで理解して仕様変更を要求するほどの技術力はなっかたとおもいます。 また、 東京に本社のある東電の技術者の津浪に対する認識は薄かったとおもいます。

3号機の主契約者のT社でも、 だれかが考えていたかもしれませんが、
津浪の話はきいたことがありませんでした。 とにかく原子力発電所は複雑です、 担当技術者が何千人といます。 どこかに、 抜けがあっても簡単にはわかりません。 事故があってからこの抜けを指摘することはできても、 事前に指摘することは難しいです。


48.
tagosaku01
2011年04月22日 14:29

私の考えでは山奥で岩石のなかに希薄な状態で存在していた「ウラン」を人間が「危険な状態」にまで濃縮し、人口希薄であるが離れた所には人口密集地がある場所に持ってきたのが原因です。従って論じられている「安全」とはせいぜい管理された「危険な状態」に戻すという話です。

今回の事故でわかるように使用済核燃料でも自発的には元のような希薄な濃度に戻ってくれませんので今後長期にわたり管理された「危険な状態」を保つ必要があります。

私の考えでは原発は相対的に安い発電コストに廃炉や使用済核燃料保管費用等を上乗せして供給することで存続する、こぎ続けなければ倒れてしまう自転車のようなものだと思います。原発を廃止するためには管理された「危険な状態」を保つ費用をずっと払い続けるためにどこかに原資を求める必要があり、その点をがめついドイツがどう解決するのか注目して見る必要があります。

49.
takotakobun
2011年04月22日 15:17

リスクをアセスメントし管理する工学的手法はきわめて進化しており、民間企業でも実際のプロジェクトマネジメントの手法の上に載せて、半導体や自動車などで管理運用されています。

 リスクアセスメント上、”どこかで割り切る”のは必要不可欠で、もっとも慎重に行われれるべき作業です。そのクライテリオンを議論しコモンセンスのたたき台を作るのは有識者といわれる人たちです。(ピアレビュー)。

 原発のようなものですから、そうしたリスク管理マネジメントルーチンはより厳格に、サイクリックに運用されていたんでしょう....とおもっていたら、福島第2原発ではハードお状況が違う....おやおや、やるべきことをやっていたかどうかを再検証することからはじめる必要があるということですね。

 いわゆる構造疲労が懸念されるわけですが、すり合わせが得意なわが国では多くの業界がまったく似たような状況。だからこそ、そこからら始めるべきかと。ということで、池田さんの説をなぞるコメントになってしまいました。
50.
mshino3523
2011年04月22日 16:27

>もう原発の記事はやめようと思っていたのだが、まだまだ議論が続くので、

廃炉にしてもこれだけの労力がかかるのだから、この議論はまだ続かざるを得ないと思う。

東電の「工程表」によれば、原発を「冷温停止」させるには、あと半年から9カ月
かかるという。すべてが順調にいった場合の“大甘”見通しでもこれだから、気の遠く
なる長期戦になるのだが、だとすると心配なのが現場で働いている「作業員」の体だ。
http://news.livedoor.com/article/detail/5508656/

こうなると米倉会長の言う「原発賠償は国の責任」は、いったい誰のための賠償なのか。
原発を廃炉にするだけでも四苦八苦状態、これでは電力復旧の見通しなど論外だ。
かといって石原知事の言うような自動販売機などの節電をした程度ではどうにもならず、
もはや小手先の対症療法ではなくマクロ的な政策転換が求められるのではないかと。
「首都機能移転」の議論を再開、そして民間企業にも本社移転や自家発電を推奨する。
51.
cool_but_fool
2011年04月22日 19:35

原子力はかつて一人の老人の夢でした。
正力という老人はマイクロ波を手にするための交換条件として、米国に便宜をはかるように読売新聞と日本テレビによる「反・反米反核」の一大プロパガンダを起こしたわけです。
メディアを完全にコントロールして世論を180度転換させ、まんまと原子力発電を導入し、つじつまあわせに原賠法もつくってしまいました。
折しも日本漁船が米軍核実験の犠牲になり、国内に反米反核の嵐が吹き荒れるなかでのことです。
これが日本という国の縮図です。
民意など反映される余地はなく、世論はバックグラウンドでコントロールされ、大衆は愚民化され、特権階級はピラミッドの頂点に安座する。
左翼も右翼も彼らにしてみれば三下です。
原発を夢のエネルギーだなどと本気で思っていたのは見事にだまされた大衆と、一部の学者馬鹿だけでしょう。
原発は、最初っから「クリーン」であり、「経済的」であり、「安全」であるという枠が先につくられて、それにあう「リスク管理」や「予算」が組まれてきたわけです。
経済効率もその評価も、結論ありきでスタートしているのです。
建設的な議論なら、福島の廃炉の金はどっからもってくるかってことと、原発は合理的ではないが、50基以上もつくってしまい、半世紀たまった使用済み燃料もあるし、壊れかけのもんじゅも含め、どっから資金を調達して、どうやって片付けていくかってことでしょう。
なんですぐに全廃できないかってところの本音は、全廃したあとに今更廃棄処分の費用を電気料金に入れさせてくださいとはさすがに言えないからですね。これらを費用にいれたらコストが安いと言えなくなるから計算してなかったのです。
それが「割り切り」ってものの正体です。原発をやめることで電力が不足とか眠いことをいつまでも言わないでください。現状の火力とスマートグリッドと、企業努力による省エネ機器の開発など、なんとでもなります。


http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/858.html

コメント [原発・フッ素9] 想定外なのか! 金子勝 『暴かれた無責任体質』 この国は壊れかけていると感ずるのは私だけであろうか! axioms123
05. 2011年4月26日 01:14:21: z5uQPVPWWg
原発に反対してきた人たちにとっては、「想定内」。

『安全神話』を吹聴してきた輩が「想定外」を繰り返すのは、責任逃れに過ぎない。この責任逃れを容認する世論作りに加担するマスメディア、この期に及んでいつものお人好しで騙される国民が多いとしたら、「日本国民が世界に迷惑をかけた」と認めなければならないだろう。

>日本国民が無責任なヤツらを延命させてきた
  ↓
無責任なヤツらが日本国民をだまして延命してきた。

日本国民は騙されてきた愚かさに対しては責任があるが、特権階級に対して
いかなる対峙が可能なのか、問いたい。
子どもを、官僚という特権階級へ送り込むことを至上目的に育ててきた親たちに責任があるというなら、理解できる。
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/853.html#c5

コメント [原発・フッ素9] 菅を傷害罪で逮捕できないか? ぽん太
05. 2011年4月26日 01:14:57: ISciM0uj5A
既存の権力者を全て追放して権力構造を変えないと原発事故の責任追及は無理でしょう。しかし、大日本帝国戦犯を裁けなかったのみならず、戦犯を戦後の権力者にしてきた日本人民の程度からすると、原発事故責任追及はせいぜいトカゲの尻尾を切って終わりというところでしょう。
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/838.html#c5
コメント [自然災害17] 死者ゼロの岩手・普代村を守ったのは… 2人の「ヒーロー」(MSN産経) 赤かぶ
01. 2011年4月26日 01:15:05: FFuNfLHeO2
すばらしい村長さん。よきリーダーがみんなを救う。
http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/256.html#c1
コメント [お知らせ・管理19] 削除依頼 無段活用
01. 2011年4月26日 01:15:23: EGaQ73B5yp
無断活用さん、阿修羅はひとたび投稿したものは削除しないで
永久に残す、というのが管理人のポリシーなので、
失敗したというだけでは削除依頼しても対応してくれません。

しかし失敗投稿を削除してもらうための秘訣があります。
それは、重複投稿は削除するという管理人のポリシーに
かなうかたちで、形式的に重複投稿をしてから失敗投稿の
削除を願い出る、というテクニックです。

つまり、完成稿をあらためて破産板に投稿してから
「最初の投稿(http://www.asyura2.com/11/hasan71/msg/605.html)が
 文章作成上、手違いがあったので、書き直してあらためて投稿
 し直しました(→再投稿のURL)。つきましては、最初の投稿を
 削除していただきたく、お願い申し上げる次第です」といった具合に
削除依頼を連絡板(このスレッド)に書き込めば、効率的に対応して
もらえると思います。


http://www.asyura2.com/10/kanri19/msg/758.html#c1

コメント [原発・フッ素9] 福島原発敷地は堤一族の土地だった(日刊ゲンダイ) 生一本
35. 2011年4月26日 01:16:12: lnu5OixOTs
>……濡れ手で粟のポロ儲けだが、忘れていけないのは、康次郎氏が衆院議長も経験した自民党の大物議員でもあったこと。福島原発はハナから自民党政治家の利権ありきでスタートしたのだ。

正力松太郎、小泉純一郎、堤康次郎・・。
自民党の原発利権と原発運営の方針は今からでも断罪が求められますね。
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/789.html#c35

コメント [原発・フッ素9] 東電会見からネットメディアを会見から締め出し!(白石草)〔レイバーネット日本〕 gataro
06. 2011年4月26日 01:23:41: 0GJJznkobY
警戒地域の設定 → 原発周辺にカメラが入れなくなった。

「あきそら」の重版禁止 → 東京都で出版規制開始。出版前に規制されたものに本当にエロがあったかどうかを確認できるのは規制した当局だけ。

ブロッキング → 児童ポルノのサイトにアクセスできないようになった。児童ポルノかどうかは警察の天下りの機関が判断。フィンランドにも同様のシステムがあるが、規制サイトの大半が児童ポルノとは無関係だった。ドイツでは以前はブロッキングがあったが違憲とのことから、現在は撤廃されている。

東電、保安員の会見からの締め出し → 反体制の記事を書いているメディアは一次情報を得ることができなくなった。矛盾を追及し、真相を知ろうとするメディアはいなくなり、言われたことを「はいそうですか」と言うだけの記者クラブ、政府の広告塔だけが、原発の現状を報道することになった。

この四つの規制は、ここ数日で一気に始まった。
政府は本気である。

インターネット規制法案 → 風評被害、デマと認定されたら削除。場合によって逮捕。
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/834.html#c6

コメント [原発・フッ素9] 東電会見からネットメディアを会見から締め出し!(白石草)〔レイバーネット日本〕 gataro
07. 2011年4月26日 01:26:19: uh4ihpwQrK
東電報酬減はたった50%=>100%ボーナスカットでしょ。何もしてないんだから。責任放棄&放射能流出防止失敗でもボーナスもらおうなんて甘すぎる!

http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920009&sid=aEW1ZTJxqop8

東電:役員報酬50%・管理職25%・一般職20%減額−来年度採用中止(1)
記事をメールで送信 記事を印刷する Twitter はてな livedoor Yahoo! Newsing it! Buzzurl   4月25日(ブルームバーグ):東京電力は25日夕、役員報酬を50%、管理職25%、一般職20%それぞれ削減すると発表した。これによる経費削減額は年間約540億円。2012年度は1100人を採用する予定だったが、これも中止することを明らかにした。

  役員は4月、管理職と一般職は7月から実施する。賞与に関しては6月から実施。

  東電広報の竹山学氏によると、社員給与の減額については25日午後4時半ごろ、労働組合と合意した。12年度の採用中止も合わせて合意した。

  竹山氏は人員整理について、「今後の合理化策の中で検討していく」と述べた。

  東電は福島第一原発事故に関連して、今後、莫大な損害賠償が生じる見込みで、リストラ策などを急いでいた。

記事に関する記者への問い合わせ先:東京 中山理夫 Michio Nakayama mnakayama4@bloomberg.net

更新日時: 2011/04/25 19:45 JST
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/834.html#c7

コメント [お知らせ・管理19] Re: 記事の規制について kanon
09. kanegon 2011年4月26日 01:26:23: xVuuIAvxG7FMM : kFC5TEBIb6
>>カルト的ミスリーダーであると副島氏を判断したことに対して2ちゃんねるレベルの発言をすると「宣言」したと先に述べられておられたようにおぼろげに記憶しておりますが、副島氏がカルトという言葉とつなげられただけで、そのように判断される脊髄反射的な(失礼!独断かな)表現は少々感情的になりすぎなのではないでしょうか?
いや〜中々ギャラリーが増えて宜しいではありませんか。

>的を得た回答だとは申せませんが、回答に貴方なりの誠意がみられますから、正直に誠意を持って回答なさるように心掛ければ、貴方の賛同者も増えることかと存じます。

う〜んこのやり取りでkanonさまが誠意た見られるとした解釈が私には分かりませんが。まあ、やっと
>根拠は副島氏関連の投稿記事やコメントにさんざん載せておりますが、kanonさまが「みざる、きかざる、いわざる」に徹しているか失礼ながら読解能力が無いなら仕方がないでしょう。

>根拠は副島氏関連の投稿記事やコメントにさんざん載せておりますが、kanonさまが「みざる、きかざる、いわざる」に徹しているか失礼ながら読解能力が無いなら仕方がないでしょう。

>副島氏の発言がカルトの類だと思い込んでいるのは、今のところ、kanegonさまの方ですよね。

やっと認識されましたか、最初から私は副島氏があなたさまの理解の範疇であるかどうかわ構わずカルトだと申しているではありませんか。この位のやり取りしてやっと理解していただけて誠実と仰っていただけたのかとやっと少々安堵する次第です。意見の相違とはいえ私の主張を理解していただけるのは幸いです。
私の周囲の人間は取りあえず公式がこうなっているからそれを元に解けから始まり。理論はこういうことであるからそこから方法を発展していこうという理系的な公式、や原則に対しての奴隷人間が多いもので。副島氏からみると劣等な科学者的な(科学者ではありませんが)人間と同一に分類されるたぐいの人種でしょう。

>自分の長所だけの指摘なら問題ないわけですが、人は短所を指摘された時にこそ、本性が現れたりします。(笑)冷静に判断する能力を養うためにもバランス感覚を持ち合わせたいです。

とこう、kanonさまは過去に仰っておられたようですが。(笑)本当に本性を表していらっしゃる。

ttp://www.asyura2.com/07/idletalk28/msg/642.html

ギャラリーの方のアクセス数稼ぎになったらいけないのですがご参考までに。


>>管理人さんの投稿規制の理由は掲示板の管理人にならないと分からないところがあるのではないでしょうか?本当に冷静になってくださいよ。管理人さんの気持ちが分かりませんか?

>そのようなことを問題にした覚えはありませんよ。話をでっち上げた挙げ句に、冷静になってくださいと促すこと自体、ナンセンスですね。

私としてはこのやりとりで私の誠意を汲んで頂きたかった。現実論であり観念論を述べる程私は議論が得意ではありませんので。そこが限界かもしれませんが、現実を見るところやこのやりとりをみると私自身kanonさまはあまり得手ではないように思えます。
あくまで私が勝手に現実論を問題にしたのですがあなたさまがそれを解せなかったか、私ごときが論点を買えるのは僭越であると軽く見ている思想的エリート的な感覚を持っていらっしゃるのでしょう。

実際私の限界について言及されているところをみるとあなたさまの優越感が透見できます。

あなたさまの議論の範囲は私がうかがいしれない(失礼ながら)狭量な範囲なのですね!驚愕いたしました。

>>管理人さんの投稿規制の理由は掲示板の管理人にならないと分からないところがあるのではないでしょうか?本当に冷静になってくださいよ。管理人さんの気持ちが分かりませんか?

>そのようなことを問題にした覚えはありませんよ。話をでっち上げた挙げ句に、冷静になってくださいと促すこと自体、ナンセンスですね。

あの〜このやり取りに関して「話のでっち上げ」とは一体どういう意味なのかもう一度ご回答願えますか?私には分かりません。あなたさまのいう限界のある人間なもんで。

私の感性で訴えたものが感性でしか判断できない限界のある人物であっても私にとっては「kanegonの感性で判断したもの」でありどこが「話のでっちあげ」なのでしょうか?なんか冷静さが段々失われているところではありませんか?もう一度言いますが管理人にならなければ管理人の気持ちは分からないのです。kanonさまと同様に私も分かりません。

言葉尻で議論されているのはkanonさまではないでしょうか?

kanonさまは失礼ながら、ご自分から自分で調べた情報を発信され御経験がおありでしょうか?

kanonさまが副島氏をカルトだと私が定義して意見を述べることに不満があるようですが、それは残念ながら、一人の人間が発言した場合十人十色でとられることから、批判したり非難してもあなたさまの裁量範囲外なのですよ。

>>根拠は副島氏関連の投稿記事やコメントにさんざん載せておりますが、kanonさまが「みざる、きかざる、いわざる」に徹しているか失礼ながら読解能力が無いなら仕方がないでしょう。

>私は、副島氏の書籍を何冊も読んでいますから、彼の思想の中身ぐらいは知っているつもりでございます。
ここで、貴方の欠点を分かりやすく申上げましょう。先の書き込みでも書いたことと重なりますが、貴方は副島氏の発言をカルトの類だと一蹴しております。それで、私の場合は、その点については留保している状況であり、「確かにそうした疑いもあるなぁ」としている点に違いがあるのだと存じます。人間ですから、間違いがあって当然ですし、ましてや今回の大惨事において、100%の確立で正確な分析が人間にできるだろうとは思っておりません。

ああ、、これは悪かったあくまで私は阿修羅掲示板のコメントの中でと断っていたらよかった。但し。副島氏の著作や学問道場のサイトの彼のぼやきや重掲などにのっているやるとりも含めて私は彼がカルト教祖を目指しているのでは?と疑念を持ち更に確信に至っているのです。

私が副島氏の著作を何冊も読んでいるからあなたさまより副島氏の思想を完全に理解していると自慢するつもりはなかった。参考にするならば、阿修羅掲示板の私のコメントや投稿で判断してください。初期の小沢批判は間違いだったと思っておりますがそのミスリーダーをしたのが副島氏だとある意味恨んでいるというルサンチマンがありますね。

あなたさまのような賢明な方がなぜ副島氏に心酔されるのか???なのですよね。

しかも著作を何冊も読まれいるだろうことは私自身言わずもがなの前提と思っていたのです。そこまで馬鹿にしたつもりはありません。


まあ、私にしたら、分かりやすく比喩すると、kanonさま「そんな男のどこがいいのか?」などと言いたくなってきたわけであります。

いや〜ここまで意見の食い違いや見解の相違が寄り添わないとは面白い!!

ギャラリーにサービスせねば。ギャラリーの方々にどこまで飽きられずにいくかkanonさまと私とのやりとりにかかっています。いやーかみ合わないところをお互い論理の弱点として勝手に解釈して突いているところが面白いですよね。お互いに独善的な人間というところでしょうか?
http://www.asyura2.com/10/kanri19/msg/713.html#c9

コメント [カルト8] なぜ女と経営者は占いが好きか 副島隆彦著  より「彼は如何にして占者になりしか」論 kanegon
08. 2011年4月26日 01:29:01: EGaQ73B5yp
うそエジマ隆彦の本家は佐賀県なのか・・・

佐賀県には玄海原発が立っていてプルサーマル運転もやってるぞ。
うそエジマ隆彦が本当に愛国者で郷土を愛しているのなら、
テメエの古里を破壊しつつある玄海原発となぜ闘わないのだ?

頭でっかちの肥大した奇形的精神をもてあました還暦直前の肥満児が、
欺瞞とハッタリだけでカルトごっこをして遊んでいる……


まるでチャールズ・マンソンの「ファミリー」から
女っ気と若さを取り払ったあとの残骸のような悲惨さだな。(笑)
http://www.asyura2.com/11/cult8/msg/119.html#c8

コメント [雑談専用39] 今日に想う あっしら
33. 2011年4月26日 01:30:48: DhiEXQBayw
20. 愚民党ちゃん、無地だったかええ?おらの友だつの、あて・るいの子孫は大船渡だんべす。今年の正月に大船渡さカエルって行ってたもんで、んで、それから酒呑んでわがれては、・・・みな還暦ばすぎてたもんで(というと今は若返ってんだども)、精神年齢25歳で意気揚々とわがれて・・・・。だどもにゃ、生きてんだっつ。えがった、イワテだよ、あの三陸津波のイワテの話ば正月にすてたんだ。ほいが現実さなっつまって・・・。
おらは悲しい。友達は生きてたけども、大勢津波さ飲みこまれた。何が悲しい?明治・昭和の大津波ば経験してきたにもかかわらず、やっぱす、同じ人災ば繰り返す。行政が強制的に移住すておくべきだったっつ、つくづく思うだよ。地形から言うと、しゃまたは影響は少ねっつ、言うけれどもにゃ、プレートの影響ば離れて比較的安全だ。ヤッパスリアス式はだめだ。過去の津波ば忘れて繁栄ば享受させてきたブルジョワさ怒りば覚えてる。原発はチェルノブイリの3倍の発電力だから、放出する放射性物質も3倍だだべ。また歯がもげる。んじゃ。クエスチョン、プチ熟女、・・・・なづかすいね。
http://www.asyura2.com/10/idletalk39/msg/308.html#c33
コメント [雑談専用39] 神という表現は、便宜上、使用しているだけ。老子について。   個人意見。 宇宙一いい加減な博士
04. 宇宙一いい加減な博士 2011年4月26日 01:31:27: n4Wa2D7ip3fpM : 0eCn1erqHk
>>03へ。


色即是空のこと?  とは、どの文章の事を聞いているのですか?


1,釈迦の言った色即是空の空は、姿も形もない神の意味では、ありませんよ。

   姿もない形もない神の意味は、絶対無の意味です。

2,釈迦が言った色は、物質の事です。

  そして、空は、非物質の事です。物質の元になる非物質の意味ですよ。

3,物質が形成されるには、元に非物質の素粒子が必要なのです。


   このことを、釈迦は、色は空だと、言ったのです。

3,空(非物質、素粒子)がなければ、色(物質)は、無いのです。

  

   故に、色(物質)が、存在するとこには、

   必ず、空(非物質の素粒子)が、存在するのです。


http://www.asyura2.com/10/idletalk39/msg/321.html#c4

コメント [原発・フッ素7] イスラエルの会社が、福島原発の安全管理をやっていた! しかも、全部の原発も担当する契約が - 同時多発テロはヤラセだよ! 千早@オーストラリア
84. 2011年4月26日 01:37:07: 7FF3HmiPCw
アラスカ”沖”のぷ〜かぷ〜か新型Xバンドレーダー櫓くるくる向き変わって・・・。
http://www.asyura2.com/11/genpatu7/msg/468.html#c84
コメント [自然災害17] 緊急報告)3/11地震テロ特定!証拠保全完了!井口氏に連絡を! 平成の坂本竜馬
365. 2011年4月26日 01:38:29: EaMDBBltaE
お前らほんとバカだな。
素人でもわかる検証もしないで変な情報信じて、
素人が簡単にわかる検証したらそれを見ないようにして
精神科で診てもらったら方がいいんじゃねぇか?
http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/158.html#c365
コメント [議論30] 「あっしら」という男の詐術の手口を改めて暴露しておく 短足鰐
08. 2011年4月26日 01:39:54: iuBVUGRGaI
以前はここは詩篇を読むサロンだったのですよ。
http://www.asyura2.com/09/dispute30/msg/414.html#c8
記事 [戦争b7] 最新作ZEITGEIST3(日本語字幕)
悪を仕方ないと受け入れる人は、悪の一部となる。悪に抵抗しない人は、実は悪に協力しているのだ。 -マーティン・ルーサー・キング・ジュニア-

CCの部分をクリックしてJapanese公式版を選択すれば日本語字幕になります。

今後50年以内に世界の国の60%が破産する...........現在の経済システムは終焉を迎える。


http://www.asyura2.com/10/warb7/msg/561.html
コメント [雑談専用39] 神という表現は、便宜上、使用しているだけ。老子について。   個人意見。 宇宙一いい加減な博士
05. 2011年4月26日 01:44:15: 0eCn1erqHk
追記1、

 色、イコール、物質、イコール、

   原子です。
http://www.asyura2.com/10/idletalk39/msg/321.html#c5

コメント [原発・フッ素9] 菅を傷害罪で逮捕できないか? ぽん太
06. 2011年4月26日 01:47:42: 0GJJznkobY
実際に傷害が起きてからでなければ、
つまり診断書がなければ訴訟もできない。

20ミリシーベルトの件が原因で甲状腺ガン等が発生するのは
早くて2年後。増えてくるのは4年後以降。
そこからようやく訴訟。

水俣病や薬害エイズと同じで、10年、20年後になって
「あー、わかったよ、そこまで言うなら一部の人には補償する」
で終わりだと思います。

でもその頃には、子供は亡くなっているか、成人するか
しまっている。
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/838.html#c6

コメント [雑談専用39] 自主投稿、輪廻転生、生まれ変わり。 宇宙一いい加減な博士
08. 2011年4月26日 01:50:03: 7FF3HmiPCw
釈迦は500世の前世を語る。宿業を乗り越えられるまで何世でもそのイベントは繰り返し出現する。悲しみの星、カテゴリー1の惑星はそう呼ばれる。地球が無くなっても、別の”悲しみの星”で”乗り越えられるまで”転生”するのだ。何に価値があり、何が有害か、良く悟ることである。
http://www.asyura2.com/10/idletalk39/msg/297.html#c8
コメント [原発・フッ素9] 原発七不思議  神になった専門家 : 「他人の運命を勝手に決める権利」はない!   [武田邦彦 (中部大学)] 純一
12. 2011年4月26日 01:50:12: iEe69CTcRQ
基本的には武田教授の話は楽観論過ぎて嫌いなんだけど(温暖化への楽観論がその極み)、その楽観論の斜め下を行く政府・マスゴミ・御用学者には、開いた口がふさがらない。。。
世界的に信用されないのも無理はない。

福島の学童以下の子供を持つ親御さん方。悪いことは言わないので、借金してでも早く子供を疎開させてくれ。大げさではなく末代まで禍根はかかる。
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/825.html#c12

コメント [原発・フッ素9] 日本の土壌中に驚くべき高レベルの放射性物質  米サイエンス誌 ダイナモ
01. 2011年4月26日 01:50:52: BdVyPqzXIk
私は今、覚醒しました! 本当に些細な認識の間違いに気が付きました。

人生の空しさから、このサイトを知り、読んでいました。
政治・経済欄等々を読み考え、人の多種多様の考えに深くのめり込み、選択肢の分岐点の難しさをシミジミ感じていました。   時期を違えず福島原発の事故(東日本大震災)の到来、何かにすがる思いで知らぬ間に思いのたけを文字にして投稿を始めました。
でも 私自身の間違いに気が付き最後の投稿にします。

地震・津波等の自然災害の被災は自然の摂理とは言え、何度となく襲い、その度に悲しき運命の狭間に身を委ねそれぞれの営みを奪われ、営々と生きなければ成らない運命にある。

何を隠そう、私自身もそう長くは無い、癌という病に冒されているから、後一年と持たぬであろう。人に失望し、人に希望を与えられ、今また人に絶望している 何もかも捨てて六紋銭を手に、河を渡ろうと時期を探している。
…贅沢な悩みである事に変わりはない。 私などは五十年も生きてこれた。

幼きその身・若き前途あるその身を奪われ、生きる場所と糧を奪われた人達に比べれば・・


本題に移ろう。
もし管総理大臣、枝野官房長官、海江田大臣、仙石議員他、国家最高の英知の賢人議員様方、現政権の人々が真剣にこの事態(原発・地震・津波)に真摯に立ち向かい、何も隠さず、画さず、嘘偽りなく立ち向かっているならば当たり前 政治生命と人としての尊厳を賭しているから、だから政権維持に燃えているのであろう。

何故なら、事実を隠蔽し、事実を捻じ曲げ、検閲と保身と強欲に己の欲を持つ政治家なんて、日本に存在があり得ない。 国会尋問の報道規制や言論統制や政府機関による脅しが在る筈が無い。
国民を不幸のどん底に陥れるのは病的支配であり、真実の湾曲であるからだ。  この国難の時代に日本人を破滅に淡々と向かわせる指導者と参謀なんか居るはずが無い!!


  ありがとう。 そして さよなら。
    ・・・頑張ってね。
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/854.html#c1

コメント [原発・フッ素9] 追加の電源装置、冷却機能に懸念 9社の原発ともんじゅ(共同通信) 赤かぶ
02. 2011年4月26日 01:53:11: 0GJJznkobY
もんじゅって、廃炉にもできないんだよな。
中継装置が原子炉に落下して、内部で折れ曲がってしまい、
中継装置を引き抜くことができない。
中継装置が邪魔で、燃料棒を取り出すこともできない。

非常に不安定な状態のまま、実質放置されている。

もんじゅは、冷却に水ではなくてナトリウムをつかっているので、
すぐに爆発するし、原子炉は薄くてペラペラだし、
「高速増殖炉」だけあって、プルトニウム量は半端ない。


http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/855.html#c2

コメント [原発・フッ素9] 日本は,いま,どうなっているのか? (飯山一郎HP) 亀ちゃんファン
18. 2011年4月26日 01:57:06: EGaQ73B5yp
第二次世界大戦中の理系少年の憧れの進学先は
帝国大学の工学部・航空学科だった。

当時は飛行機そのものが最先端のハイテクだったし、
国防力のカナメであると認識されていた。
それに、こうした学科に進学すれば、徴兵される心配もなかった。
(学徒動員で徴兵され、犬死した優秀な学生たちは、ほとんどが文系だった。)

戦争が終わるとベビーブームが来た。
この時期には、医学部に進んで産婦人科医になるのが、
理系少年たちの憧れの進路であった。

何百万人もの死者を出した日本国家が立ち直るには
産めよ殖やせよが必要だった。 産婦人科医は
終戦直後の「復興戦士」だったのだ。

……そういうわけで、産婦人科学会の傲慢不遜な体質は
おそらくこうした経緯もあって病的に増長しつづけてきたのでしょう。


http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/819.html#c18

コメント [日本の事件29] 鹿沼のクレーン車暴走:母親「発作が原因かも」 3年前人身事故、会社に申告 /栃木 sci
01. 2011年4月26日 01:59:34: 7FF3HmiPCw
をを〜〜っ!!来たで来たでぇ〜〜っ!!よ〜判らんねやが、死亡事故起こして3年で特殊免許取れるんか???とりあえず、一発目はこれで!!ねぇ、皆さん??
http://www.asyura2.com/09/nihon29/msg/754.html#c1
コメント [お知らせ・管理19] 削除依頼 無段活用
02. 管理人さん 2011年4月26日 02:01:48: Master
消しておきました。
http://www.asyura2.com/10/kanri19/msg/758.html#c2
コメント [お知らせ・管理19] 削除依頼 E-wave Tokyo
01. 管理人さん 2011年4月26日 02:03:02: Master
消しておきました。
http://www.asyura2.com/10/kanri19/msg/759.html#c1
コメント [原発・フッ素9] 日本の土壌中に驚くべき高レベルの放射性物質  米サイエンス誌 ダイナモ
02. 2011年4月26日 02:03:18: Gt5KbLTT1s
非情な国家と御用学者と哀れな飯館村の住民を思うと、平常心ではこの記事を最後まで読めません。ひどすぎる。次の当事者は私ですか、それとも貴方ですか。

ダイヤモンドオンラインの
【福島県飯舘村・現地レポート】
持続可能な村づくりを奪われた村
――原子力災害の理不尽な実態
http://diamond.jp/articles/-/11978

 そうした状況の中で行われたわれわれの調査だったため、結果の発表は慎重に進める必要があった。国は30km圏の線引きにこだわり、村の汚染を覆い隠そうとしているように思われた。

 ところが4月4日に調査チームのレポートが公開されると、国の動きに微妙な変化が現れた。レポートはすでに2日の段階で村に、そして村に派遣されている原子力安全・保安院職員に渡されていた。枝野官房長官は4月5日、年間被曝限度量の引き上げを示唆したが、これはこれまでのような「線量率」から予測を含めた「積算値」管理への転換を意味している。

 4月6日、村はわれわれの提案に基づき、南部の住民達の役場周辺への避難と、妊婦・乳幼児の村外への避難を決めた。その夕方、原子力安全委員会は記者会見で「村の判断は正しい」と見解を述べたという。このことは報道はされなかったが、親しい記者が私に伝えてくれた。

 さらに4月7日には菅野典雄村長が官房長官から呼び出された。そして11日になって国は飯舘村を含む圏外の地区を「計画的避難区域」に指定することを発表した。すでに放射性物質が大量に村に降下した15日夜から1ヵ月近くが経過し、村民はこの間いたずらに被曝を重ねてしまった。国はこれ以上の被曝を重ねないよう、村民への補償を含めた避難条件について一刻も早く村に提示し、合意すべきだ。村民は今、放射能への不安と今後の生活の不安、村の将来への不安という三重の不安を抱えながら暮らしているのだ。

 いま、飯舘村の山々は、軟らかい木々の芽吹きに包まれるころである。だが昨年と異なるのは、そこが目に見えない放射能に汚染されていることだ。村民は、彼らには何の責任もない原因で暮らしを仕事をそして故郷を奪われようとしている。あまりの理不尽さに、私は声を失う。(文中敬称略)

 そのころ福島第一原発は、地震と津波によりすべての電源を喪失、危機的な状況を迎えていた。運転中の原子炉3基は緊急停止したものの、炉心や使用済み燃料の貯蔵プールを冷却できない事態に陥っていた。12日にはとうとう1号炉が、14日には3号炉が水素爆発。15日早朝には2号炉で爆発があり格納容器が損壊、さらに炉内に燃料のないはずの4号炉でも水素爆発と見られる爆発があり、建屋が吹き飛んだ。

 避難民を受け入れるどころか、村にも危険が迫っていた。15日午前には飯舘村の南東部の一部を含む20〜30km圏に屋内待避勧告が出された。最大の放射性物質放出があったと見られるこの日、村には南東寄りの穏やかな風が吹いていた。そして夕方からの雨が夜半には雪に変わった。

 飯舘村は阿武隈山地の北端にあり、なだらかな山々に囲まれた美しい村だ。平成の大合併時にも独自の道を選び、自立自給の村づくりを進めてきた。

 東北地方の方言で「までい」という言葉がある。漢字で書くと「真手」。までいにと言えば、手間を掛ける、手を抜かないという意味になる。スローライフならぬ「までいライフ」が村づくりのキーワードだ。標高が高くたびたび冷害に見舞われてきた村では、米作中心から20年以上かけて飯舘牛というブランド肉牛を育ててきた。村内には3000頭以上の牛がいる。その餌も大半は牧草、稲わらや飼料用トウモロコシを自給する。有機農業を手掛ける篤農家も多い。至るところに「までい」精神が行き渡っている。

 私自身が村に関わったのは、こうした村づくりを支援してきた日本大学教授の糸長浩司らとの出会いがきっかけだ。村が再生可能エネルギー導入の計画を作る際に、糸長らとともに関わることになった。このとき作成したプランの一つは、2年前、村で最大のエネルギー需用者である特別養護老人ホームに、木質チップボイラーを導入するかたちで実を結んだ。燃料は村内で調達できる木材。そのボイラーがデンマーク製だったところから、デンマーク大使館から人を招いて行ったシンポジウムには、首都圏からも多くの参加者が集まった。

 大阪・熊取町にある京都大学原子炉実験所助教の今中哲二は、3月15日の段階で「福島第一はチェルノブイリのようになる」と確信していた。その後、ぽろぽろと出てくる汚染状況のデータを見て、飯舘村とその周辺に汚染のホットスポットがありそうだと考えていた。

 3月22日にはアメリカの国家核安全保障局(NNSA)から、米軍機による放射線調査結果が公表されたが、そこには福島第一原発から北西に飯舘村あたりまで高濃度区域が伸びていることが示されていた。原子力安全委員会はその翌朝、緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)による、シミュレーションを発表、図では汚染はやはり北西方面に伸びていた。

 朝日新聞は3月25日朝刊一面で、「飯舘村では20日に土壌1キログラムあたり16万3000ベクレルのセシウム137が出た」と報じた。村は文科省が土壌調査を行ったことは知っていたが、その結果は村には知らされず、一方的に発表されたものだった。この記事の中で今中は、チェルノブイリなら強制移住になっていた「避難が必要なレベル」とコメントした。

 事故以来、糸長らとともに「飯舘村後方支援チーム」として、情報収集やメディアへの対応にあたっていた私は、すがる思いで今中に電話した。この状況をどう判断したらいいのか、何か対策はないのかと。

 今中は、「この時点でしっかり汚染の状況を把握しておくことが必要だ」と言った。そのために自ら現地に調査に行く予定だという。

「(週明けの)月曜にから現地に入る。日曜日に東京に行くからミーティングに参加してほしい」

 ようやく東北自動車道が再開したばかり、まだ新幹線は那須塩原までしか動いていなかったため、現地には東京からレンタカーで向かうという。私たちは調査団の受け入れのため、ばたばたと村役場と調整を取った。その時には現地の交通に不案内な今中らに替わって、運転手を買って出ることを決めていた。

 調査団は今中と私の他、広島大学大学院准教授の遠藤暁、公害史が専門の國學院大学教授の菅井益郎の4人。28日の朝、東京を出発する際に今中から渡されたのは、「ポケット線量計」だった。放射線作業従事者や原発作業員が身につける、被曝量をチェックするための計器だ。

 道中でも線量率を計測しながら、福島市を経由して村に着いた時はもう夕方近かった。村長への挨拶と説明もそこそこに、予備調査のため役場を発った。南下するにつれ今中の手にするサーベイメーター(放射線の空間線量率を測る計器)の数値が上がっていく。「10マイクロ、11、15……、計測不能!」。今中が叫んだ。その時彼が手にしていたサーベイメーターでは、毎時19.9マイクロシーベルトまでしか測れないのだ。

 この日は村内に宿泊し、翌日は朝から車で南北、東西に村内を走りながら、空間線量率を記録していった。測定箇所は全部で140ヵ所。ほぼ村内全域を網羅した。うち5ヵ所では含まれる放射性物質を調べるため土壌も採取した。最も値の高かった村南部の測定ポイントでは、路上で毎時24マイクロシーベルト、畑の上では同30マイクロシーベルトにも達した。

 30日に東京に戻り調査チームはいったん解散したが、広島大学の遠藤は早速持ち帰ったデータ、サンプルの解析に取りかかった。金曜日には解析があらかた終わり、その情報を村に伝えるとともに、対策を検討した。

拡大画像表示 飯舘村の汚染は予想以上に深刻だった。村南部における3月15日からの屋外累積被曝量は、1ヵ月で50ミリシーベルト、3ヵ月で100ミリシーベルトまで達すると予想された。ずっと屋内に居続けたとしても、木造ならその半分程度は浴びることになる。放射線業務従事者の年間被曝限度を3ヵ月で上回ることになる。ここは原発から30kmの屋内待避圏の外側で、30km圏はむしろそれよりも低い値だった。30km圏の同心円状の線引きが、実態を反映していないことは明らかだった。

 放射線による人体への影響には、一時に大量に浴びた場合の急性障害と比較的低量を浴びた場合の晩発障害とがある。原発事故により大量の放射性物質が放出された場合に、まず問題になるのは前者だ。

 急性障害に関しては、しきい値(これ以下は症状が出ないという限界値)がある。影響は器官や年齢などによって異なるが、100ミリシーベルト以下では症状は出ないとされている。しかし、低量放射線を浴び続けそれが積み重なることによって生じる晩発障害については、しきい値がないとするのがICRP(国際放射線防護委員会)の基準だ。放射線で遺伝子が傷つき、被曝量に応じて将来癌や白血病、遺伝的障害が生じるおそれあるのだ。

 事故直後から、原子力安全・保安院などが伝えていたのは、一時的な被曝量を表す「線量率(時間あたりの値)」だ。これを元に、レントゲン検査1回分程度などと「安心感」をふりまいた。しかし線量率が1マイクロシーベルト/hの土地に1年居続ければ、8760マイクロシーベルト=8.76ミリシーベルトになる。体が受けるダメージは1マイクロシーベルトではなく、8.76ミリシーベルト分だ。

 飯舘村では20日ごろまでに、自主避難を含めて半数程度の村民が村外に避難していたと見られる。しかし、原発の状況が落ち着き始めると、家や家畜が心配だったり、仕事があったりして戻ってくる人が増えた。

 そんな中、県は放射線健康リスク管理アドバイザーに就任した長崎大学の教授を村に派遣した。しかし、彼は村内の汚染状況にかなり差があることや、そこに住み続けるリスクを明確に示さず、「安全」、「直ちに健康に影響はない」と村民の前で断言して帰った。「子どもが外遊びをしても何も問題はない」とまで言い切ったという。

 放射線は目に見えない。まわりにはいつもの春と替わらぬ景色が広がっている。もとより村にはなんの責任もない。その中で、放射線医療の専門家から安全のお墨付きを与えられ、村民の間には安心感が広がってしまった。

 そうした状況の中で行われたわれわれの調査だったため、結果の発表は慎重に進める必要があった。国は30km圏の線引きにこだわり、村の汚染を覆い隠そうとしているように思われた。

 ところが4月4日に調査チームのレポートが公開されると、国の動きに微妙な変化が現れた。レポートはすでに2日の段階で村に、そして村に派遣されている原子力安全・保安院職員に渡されていた。枝野官房長官は4月5日、年間被曝限度量の引き上げを示唆したが、これはこれまでのような「線量率」から予測を含めた「積算値」管理への転換を意味している。

 4月6日、村はわれわれの提案に基づき、南部の住民達の役場周辺への避難と、妊婦・乳幼児の村外への避難を決めた。その夕方、原子力安全委員会は記者会見で「村の判断は正しい」と見解を述べたという。このことは報道はされなかったが、親しい記者が私に伝えてくれた。

 さらに4月7日には菅野典雄村長が官房長官から呼び出された。そして11日になって国は飯舘村を含む圏外の地区を「計画的避難区域」に指定することを発表した。すでに放射性物質が大量に村に降下した15日夜から1ヵ月近くが経過し、村民はこの間いたずらに被曝を重ねてしまった。国はこれ以上の被曝を重ねないよう、村民への補償を含めた避難条件について一刻も早く村に提示し、合意すべきだ。村民は今、放射能への不安と今後の生活の不安、村の将来への不安という三重の不安を抱えながら暮らしているのだ。

 いま、飯舘村の山々は、軟らかい木々の芽吹きに包まれるころである。だが昨年と異なるのは、そこが目に見えない放射能に汚染されていることだ。村民は、彼らには何の責任もない原因で暮らしを仕事をそして故郷を奪われようとしている。あまりの理不尽さに、私は声を失う。(文中敬称略)


http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/854.html#c2

コメント [原発・フッ素9] 東電会見からネットメディアを会見から締め出し!(白石草)〔レイバーネット日本〕 gataro
08. 2011年4月26日 02:07:31: z6oyV2g5vA
こんなことをやるなら、2度と民主党に票は入れないな。
10年も政権交代を待ってた私のような国民に対して、この仕打ちかよ!!
自民党の時よりどこが良くなったんだ?

この事態を英語出来る人はニュースでガンガン流して欲しい。
記者会見の模様もガンガン海外に流した方がいい。

絶対にこの国はイカレてる。
民主主義が呆れる。
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/834.html#c8

コメント [原発・フッ素9] 自由報道協会主催 孫 正義  記者会見  2011/04/22 愚民党
130. 2011年4月26日 02:07:51: DRTMAAt2m2
101さんコメント有難うございます。
(孫正義氏は、このマードックの「手下」として動いています。)
確かに3月11日前はそうだったのかもしれません。でも自然の強大な破壊力と
日本の繁栄の象徴の原発の惨状をみてしまうとそんな事はどうでもよくなります。
 (つまり、孫正義はアメリカの金融資本家たちによって「選ばれた」日本国民向  けのスポークスマンではないのか?・・・ということです。たしか孫はカリフォ  ルニア大学に留学(入学?)していますよね?)
原発が54基もあることを知らなかった私にとってはそんな事はあまり重要と思えないのです。
 それより経産省、電事蓮、マスコミ、御用学者の原発推進のカラクリとその為の嘘を知ってしまったことのほうがはるかに大きいです。
管さんの復興会議がパッとしないのは、ばれてしまった原発推進のカラクリをそのままにして議論を進めようとしてるからだと思います。
その覚悟の違いが人の心を動かすと思います。
陰謀史観的見方より、私が暮らしの危うさがわかってしまうと
孫さんの発言と行動に光を見た重いです。



http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/735.html#c130

コメント [原発・フッ素9] ドイツ、脱原発へ政策転換 6月に法改正、と首相(東京新聞) クマのプーさん
13. 日本三毛猫 2011年4月26日 02:14:15: ChK5rDM.n9g0Y : RaQD6fuJvU
 隠された被曝労働〜日本の原発労働者〜

 以前、BBCで放送されたもので、40数分のビデオです。
http://video.google.com/videoplay?docid=4411946789896689299&hl=de
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/396.html#c13

コメント [原発・フッ素9] 想定外なのか! 金子勝 『暴かれた無責任体質』 この国は壊れかけていると感ずるのは私だけであろうか! axioms123
06. 2011年4月26日 02:15:43: YnIVqi6406

( ホウドウ トウセイ ト オドシ )

 マスコミ ヲ ツカイ オモイノママ ニ ツクリ アゲル 

 キタ ト ヨバレル タイセイ ガ オコナウ ミツゴノタマシイ ヨリツヅク

 センノウ ハ ソトノ セカイ デ ジッタイケン ニ ヨッテ トカレルコトニナル

 ソレ ヲ カエサセル コト ハ ジツニ ヨウイ ナ コト デハナイ ノダ。!

   ( イマ ソノ タダナカ ニ イルコト ニ キズカナケレバ ナラナイ )

     

http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/853.html#c6

コメント [原発・フッ素9] 日本の土壌中に驚くべき高レベルの放射性物質  米サイエンス誌 ダイナモ
03. 2011年4月26日 02:20:32: Gt5KbLTT1s
文章の順番が間違っていたので再掲します。


3月11日午後、私は関西から東京に戻る新幹線のぞみ号の車上にいた。そろそろ岐阜羽島駅に差しかかろうかという時、列車は緊急停車した。無線LANの使える車両だったたため、パソコンを開きネットにつなぐと、ツイッターのタイムラインは「揺れた」、「大きい」のつぶやきであふれていた。

 震源は東北沖、メディアのサイトを含め続々入る情報は断片的なものだったが、ただならぬ事態であることは伝わってきた。阪神淡路を超える大震災になると直感すると同時に、悪い予感が頭をよぎった。震源地が海なら大津波が押し寄せる。東北から茨城北部の太平洋岸は、北から東通、女川、福島第一・第二、東海第二と15基もの原発がたち並ぶ。それらが津波に飲みこまれたらどうなるのか。

 結局5時間缶詰になり、のぞみ号は夜10時半ごろようやく新横浜までたどり着いた。そのまま待合室で大型テレビに映し出される衝撃的な映像を見ながら、一睡もできずに夜を明かしたのだった。

 福島第一原発の北西30〜45kmに位置する福島県飯舘村は、11日の地震で大きな揺れに襲われたものの、幸い被害は小さくてすんだ。しかし、隣接する相馬市や南相馬市は地震と津波により甚大な被害を受けていた。11日から12日にかけて、村役場は両市からの避難民の受け入れにてんてこ舞いだった。人口6000人余りの村に、一時1300人もの避難民が村内の公民館や小中学校などに滞在していた。

 そのころ福島第一原発は、地震と津波によりすべての電源を喪失、危機的な状況を迎えていた。運転中の原子炉3基は緊急停止したものの、炉心や使用済み燃料の貯蔵プールを冷却できない事態に陥っていた。12日にはとうとう1号炉が、14日には3号炉が水素爆発。15日早朝には2号炉で爆発があり格納容器が損壊、さらに炉内に燃料のないはずの4号炉でも水素爆発と見られる爆発があり、建屋が吹き飛んだ。

 避難民を受け入れるどころか、村にも危険が迫っていた。15日午前には飯舘村の南東部の一部を含む20〜30km圏に屋内待避勧告が出された。最大の放射性物質放出があったと見られるこの日、村には南東寄りの穏やかな風が吹いていた。そして夕方からの雨が夜半には雪に変わった。

 飯舘村は阿武隈山地の北端にあり、なだらかな山々に囲まれた美しい村だ。平成の大合併時にも独自の道を選び、自立自給の村づくりを進めてきた。

 東北地方の方言で「までい」という言葉がある。漢字で書くと「真手」。までいにと言えば、手間を掛ける、手を抜かないという意味になる。スローライフならぬ「までいライフ」が村づくりのキーワードだ。標高が高くたびたび冷害に見舞われてきた村では、米作中心から20年以上かけて飯舘牛というブランド肉牛を育ててきた。村内には3000頭以上の牛がいる。その餌も大半は牧草、稲わらや飼料用トウモロコシを自給する。有機農業を手掛ける篤農家も多い。至るところに「までい」精神が行き渡っている。

 私自身が村に関わったのは、こうした村づくりを支援してきた日本大学教授の糸長浩司らとの出会いがきっかけだ。村が再生可能エネルギー導入の計画を作る際に、糸長らとともに関わることになった。このとき作成したプランの一つは、2年前、村で最大のエネルギー需用者である特別養護老人ホームに、木質チップボイラーを導入するかたちで実を結んだ。燃料は村内で調達できる木材。そのボイラーがデンマーク製だったところから、デンマーク大使館から人を招いて行ったシンポジウムには、首都圏からも多くの参加者が集まった。

 大阪・熊取町にある京都大学原子炉実験所助教の今中哲二は、3月15日の段階で「福島第一はチェルノブイリのようになる」と確信していた。その後、ぽろぽろと出てくる汚染状況のデータを見て、飯舘村とその周辺に汚染のホットスポットがありそうだと考えていた。

 3月22日にはアメリカの国家核安全保障局(NNSA)から、米軍機による放射線調査結果が公表されたが、そこには福島第一原発から北西に飯舘村あたりまで高濃度区域が伸びていることが示されていた。原子力安全委員会はその翌朝、緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)による、シミュレーションを発表、図では汚染はやはり北西方面に伸びていた。

 朝日新聞は3月25日朝刊一面で、「飯舘村では20日に土壌1キログラムあたり16万3000ベクレルのセシウム137が出た」と報じた。村は文科省が土壌調査を行ったことは知っていたが、その結果は村には知らされず、一方的に発表されたものだった。この記事の中で今中は、チェルノブイリなら強制移住になっていた「避難が必要なレベル」とコメントした。

 事故以来、糸長らとともに「飯舘村後方支援チーム」として、情報収集やメディアへの対応にあたっていた私は、すがる思いで今中に電話した。この状況をどう判断したらいいのか、何か対策はないのかと。

 今中は、「この時点でしっかり汚染の状況を把握しておくことが必要だ」と言った。そのために自ら現地に調査に行く予定だという。

「(週明けの)月曜にから現地に入る。日曜日に東京に行くからミーティングに参加してほしい」

 ようやく東北自動車道が再開したばかり、まだ新幹線は那須塩原までしか動いていなかったため、現地には東京からレンタカーで向かうという。私たちは調査団の受け入れのため、ばたばたと村役場と調整を取った。その時には現地の交通に不案内な今中らに替わって、運転手を買って出ることを決めていた。

 調査団は今中と私の他、広島大学大学院准教授の遠藤暁、公害史が専門の國學院大学教授の菅井益郎の4人。28日の朝、東京を出発する際に今中から渡されたのは、「ポケット線量計」だった。放射線作業従事者や原発作業員が身につける、被曝量をチェックするための計器だ。

 道中でも線量率を計測しながら、福島市を経由して村に着いた時はもう夕方近かった。村長への挨拶と説明もそこそこに、予備調査のため役場を発った。南下するにつれ今中の手にするサーベイメーター(放射線の空間線量率を測る計器)の数値が上がっていく。「10マイクロ、11、15……、計測不能!」。今中が叫んだ。その時彼が手にしていたサーベイメーターでは、毎時19.9マイクロシーベルトまでしか測れないのだ。

この日は村内に宿泊し、翌日は朝から車で南北、東西に村内を走りながら、空間線量率を記録していった。測定箇所は全部で140ヵ所。ほぼ村内全域を網羅した。うち5ヵ所では含まれる放射性物質を調べるため土壌も採取した。最も値の高かった村南部の測定ポイントでは、路上で毎時24マイクロシーベルト、畑の上では同30マイクロシーベルトにも達した。

 30日に東京に戻り調査チームはいったん解散したが、広島大学の遠藤は早速持ち帰ったデータ、サンプルの解析に取りかかった。金曜日には解析があらかた終わり、その情報を村に伝えるとともに、対策を検討した。

拡大画像表示 飯舘村の汚染は予想以上に深刻だった。村南部における3月15日からの屋外累積被曝量は、1ヵ月で50ミリシーベルト、3ヵ月で100ミリシーベルトまで達すると予想された。ずっと屋内に居続けたとしても、木造ならその半分程度は浴びることになる。放射線業務従事者の年間被曝限度を3ヵ月で上回ることになる。ここは原発から30kmの屋内待避圏の外側で、30km圏はむしろそれよりも低い値だった。30km圏の同心円状の線引きが、実態を反映していないことは明らかだった。

 放射線による人体への影響には、一時に大量に浴びた場合の急性障害と比較的低量を浴びた場合の晩発障害とがある。原発事故により大量の放射性物質が放出された場合に、まず問題になるのは前者だ。

 急性障害に関しては、しきい値(これ以下は症状が出ないという限界値)がある。影響は器官や年齢などによって異なるが、100ミリシーベルト以下では症状は出ないとされている。しかし、低量放射線を浴び続けそれが積み重なることによって生じる晩発障害については、しきい値がないとするのがICRP(国際放射線防護委員会)の基準だ。放射線で遺伝子が傷つき、被曝量に応じて将来癌や白血病、遺伝的障害が生じるおそれあるのだ。

 事故直後から、原子力安全・保安院などが伝えていたのは、一時的な被曝量を表す「線量率(時間あたりの値)」だ。これを元に、レントゲン検査1回分程度などと「安心感」をふりまいた。しかし線量率が1マイクロシーベルト/hの土地に1年居続ければ、8760マイクロシーベルト=8.76ミリシーベルトになる。体が受けるダメージは1マイクロシーベルトではなく、8.76ミリシーベルト分だ。

 飯舘村では20日ごろまでに、自主避難を含めて半数程度の村民が村外に避難していたと見られる。しかし、原発の状況が落ち着き始めると、家や家畜が心配だったり、仕事があったりして戻ってくる人が増えた。

 そんな中、県は放射線健康リスク管理アドバイザーに就任した長崎大学の教授を村に派遣した。しかし、彼は村内の汚染状況にかなり差があることや、そこに住み続けるリスクを明確に示さず、「安全」、「直ちに健康に影響はない」と村民の前で断言して帰った。「子どもが外遊びをしても何も問題はない」とまで言い切ったという。

 放射線は目に見えない。まわりにはいつもの春と替わらぬ景色が広がっている。もとより村にはなんの責任もない。その中で、放射線医療の専門家から安全のお墨付きを与えられ、村民の間には安心感が広がってしまった。

 そうした状況の中で行われたわれわれの調査だったため、結果の発表は慎重に進める必要があった。国は30km圏の線引きにこだわり、村の汚染を覆い隠そうとしているように思われた。

 ところが4月4日に調査チームのレポートが公開されると、国の動きに微妙な変化が現れた。レポートはすでに2日の段階で村に、そして村に派遣されている原子力安全・保安院職員に渡されていた。枝野官房長官は4月5日、年間被曝限度量の引き上げを示唆したが、これはこれまでのような「線量率」から予測を含めた「積算値」管理への転換を意味している。

 4月6日、村はわれわれの提案に基づき、南部の住民達の役場周辺への避難と、妊婦・乳幼児の村外への避難を決めた。その夕方、原子力安全委員会は記者会見で「村の判断は正しい」と見解を述べたという。このことは報道はされなかったが、親しい記者が私に伝えてくれた。

 さらに4月7日には菅野典雄村長が官房長官から呼び出された。そして11日になって国は飯舘村を含む圏外の地区を「計画的避難区域」に指定することを発表した。すでに放射性物質が大量に村に降下した15日夜から1ヵ月近くが経過し、村民はこの間いたずらに被曝を重ねてしまった。国はこれ以上の被曝を重ねないよう、村民への補償を含めた避難条件について一刻も早く村に提示し、合意すべきだ。村民は今、放射能への不安と今後の生活の不安、村の将来への不安という三重の不安を抱えながら暮らしているのだ。

 いま、飯舘村の山々は、軟らかい木々の芽吹きに包まれるころである。だが昨年と異なるのは、そこが目に見えない放射能に汚染されていることだ。村民は、彼らには何の責任もない原因で暮らしを仕事をそして故郷を奪われようとしている。あまりの理不尽さに、私は声を失う。(文中敬称略)


http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/854.html#c3

コメント [昼休み39] 2、役職にがっついているトロイの七奉行に対し、小沢氏は、キャンディーズみたいに「普通のおじさん」を満喫しているようです 小沢内閣待望論
01. 2011年4月26日 02:23:31: qhT4uiXl5E
http://www.youtube.com/watch?v=WxfpPoVfGa8&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=4HQKzflQaPc&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=lQ3jWlm3_dg&feature=related
http://www.asyura2.com/10/lunchbreak39/msg/396.html#c1
コメント [原発・フッ素9] 再生可能エネルギーは原発の代わりにはならない  原発事故のリスクをどう「割り切る」か  sci
01. 2011年4月26日 02:23:44: 0GJJznkobY
孫正義の提案する自然エネルギーには、洋上風力発電や地熱発電なども
含まれている。
これらは安価で安全、発電能力も高い。

原発のトータルコストは廃炉に至るまでのコストだけではなく、
廃棄物の処理、維持管理までが全部お金がかかる。
「もんじゅ」は運転再開も廃炉もできない状況で実質放置されており、
毎日5500万円の費用がかかっている。
まして今回のような事故が起これば、その補償、賠償などで、どれだけの
コストがかかるか分からない。

原発安全神話が崩壊した現在、事故が起こらない前提で原発コストを語っても虚しいだけだろう。
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/858.html#c1

コメント [自然災害17] 地方議員が、ツイッターで「311人工地震」について書き込み連打 民主党の広島県議会議員・梶川ゆきこ hirokumm
79. 2011年4月26日 02:24:08: 7FF3HmiPCw
>10氏へ、やっぱりズムウォルト級で「ターキーハンティングならぬモンキーハンティング」を「原子炉相手」にしとったんか?陸方向に一方向にだけ放射能漏れが多いのは・・・?>78氏へ、直感でね、思い浮かべてくださいね。「シートベルトの国防力」!!!しかし、板止めしょっちゅうの俺に否定的意見がこんなに早いとは!をっ、「赤い文だろう?」どうだ。今回バーべキューは「きょうわさんきゅう」か?
http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/244.html#c79
コメント [自然災害17] 津波により壊滅的被害地、いわきの実態視察(動画) E-wave Tokyo
02. 2011年4月26日 02:24:25: H9h3Z3HdNE

この動画、安手の再現VTRみたいな曲付けて、なに考えてんだか・・・
被災者の証言も、伝聞じゃなく、直にインタヴューで流せよ。
まじめにやれ。

◆E-wave Tokyo (Ustream)
 青山貞一、池田こみち、鷹取敦(環境総合研究所)
 津波により壊滅的被害地、いわきの実態視察
  http://www.ustream.tv/recorded/14241236
http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/248.html#c2

コメント [原発・フッ素9] 日本の土壌中に驚くべき高レベルの放射性物質  米サイエンス誌 ダイナモ
04. 2011年4月26日 02:25:42: EGaQ73B5yp
】「あなたは放射性物質が入った水道水を飲みますか?」 → 6割以上が「飲む」と回答


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1 名前:名無しさん@涙目です。(大阪府) 2011/04/26(火) 01:52:47.40 ID:icO7/nhz0● 2BP(0)

東北地方太平洋沖地震の影響で発生した日本海側の大津波。
地震と津波により未曾有の大災害となった東日本大震災は、福島第一原子力発電所の放射能漏れ事故も引き起こし、
大気や大地、そして海を放射性物質で汚染するという取り返しのつかない状態になっています。
放射性物質は水道水にも入り込み、一部の地域の水道水からヨウ素やセシウムなどが検出されました。
それによってスーパーやコンビニエンスストアでミネラルウォーターを買い占める人が増え、物議をかもす出来事となりました。

政府は幼児に飲ませることは控えるように言いながらも、大人が飲むぶんには「ただちに問題のある量ではない」としていました。
でも、世間の人たちは放射性物質が入った水道水を飲むことに対して、どのような考えを持っているのでしょうか?
飲料水や料理に使用することに抵抗はないのでしょうか?

そこで今回、『放射性物質が入った水道水をあなたは飲みますか?』というアンケートを実施してみました。
「あなたの地域の水道水に、飲んでもただちに影響がない微量なヨウ素やセシウムなどの放射性物質が入っているとします。
政府は安全と言っています。あなたはその水道水を飲みますか?」という説明のもと、
2001人のインターネットユーザーにアンケートに答えてもらいました。

<放射性物質が入った水道水をあなたは飲みますか?>
気にしないで水道水を飲む    695票(34.7%)
ミネラルウォーターなどの他の水を飲む  685票(34.2%)
飲みたくないが水道水を飲む    621票(31%)
無回答 4票

http://getnews.jp/archives/113042

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http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/854.html#c4

コメント [原発・フッ素9] 再生可能エネルギーは原発の代わりにはならない  原発事故のリスクをどう「割り切る」か  sci
02. 2011年4月26日 02:33:19: tgygGCo5OI
福島原発事故の結果は8-10年を経過しないと分らない。
一説では200兆円以上の被害額という。
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/858.html#c2
コメント [原発・フッ素9] 独医薬会社が被ばく者向け治療薬を対日出荷=体内のセシウム除去(ドイツニュースダイジェスト)) 馬鹿まるだし
04. 2011年4月26日 02:34:06: 0GJJznkobY
最初に発注された2000箱は、政治家がつかっているのか?
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/846.html#c4
記事 [原発・フッ素9] 震災当日、東電社長の輸送機が防衛省指示でUターン(MSN産経)
震災当日、東電社長の輸送機が防衛省指示でUターン
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110426/dst11042601310004-n1.htm
2011.4.26 01:30  :産経新聞

 東京電力の清水正孝社長が、福島第1原子力発電所が深刻な事故に見舞われた3月11日の東日本大震災当日、出張先から東京に戻るため航空自衛隊の輸送機で離陸後、防衛官僚の判断でUターンさせられていたことが25日、分かった。被災地救援を優先させるべきとする北沢俊美防衛相の意向をくんだ過剰反応ともいえる。しかも、輸送機がいったん離陸したことは北沢氏に報告されておらず、官僚との間で十分な意思疎通が図れていなかったことが、結果的に清水社長を足止めする原因となった。

 清水社長が都内の本店に戻るのは翌12日午前10時までずれ込み、防衛省内には「離陸した輸送機をUターンさせるロスを考えれば、そのまま飛行させるべきだった」(幹部)との指摘もある。

 自衛隊関連行事での民間人の政権批判を封じた昨年11月の防衛事務次官通達をはじめ、防衛省・自衛隊は民主党政権から「政治主導」の圧力を受けていたが、危機管理の重要局面でいびつな関係があらわになった形だ。

 清水社長は震災当日、関西に出張中で、奈良市の平城宮跡も視察した。東電によると清水社長は午後3時ごろ、帰京すると伝えてきたが、東京に向かう高速道路が通行止めとなり、奈良から名古屋まで電車で移動。名古屋空港から東電グループの民間ヘリで帰京しようとした。だが、航空法の規定でヘリは午後7時以降は飛行できなかった。

 防衛省によると、午後9時半ごろ、首相官邸にいた運用企画局長に対して、清水社長を空自輸送機に搭乗させるよう要請があった。官庁間協力に基づく、経済産業省からの働きかけとみられる。

 清水社長は名古屋空港と同じ敷地内にある空自小牧基地からC130輸送機に搭乗。11日午後11時半ごろ入間基地(埼玉県)に向けて離陸した。

 防衛省では同じ11時半ごろ、運用企画局事態対処課長が北沢氏に「東電の社長を輸送機に乗せたいとの要請がある」と報告。北沢氏は「輸送機の使用は(東日本大震災の)被災者救援を最優先すべきだ」と強調した。

 これを受け、事態対処課長は統合幕僚監部などを通じ、空自部隊に清水社長を搭乗させないよう指示しようとしたが、すでにC130は離陸していた。ただ、離陸直後だったため、課長は即座にUターンするよう求めた。同機は離陸から約20分後にUターンし、12日午前0時10分ごろ小牧基地に着陸した。

 課長は清水社長が搭乗したC130が離陸し、それをUターンさせたことを北沢氏に報告していなかった。北沢氏は最近までこうした事実関係を把握していなかった。

 課長は産経新聞の取材に「大臣指示を受け、災害派遣医療チーム(DMAT)など人命救助のための人員輸送を最優先すべきと判断し、Uターンを求めた。判断は適正だったと考えている」と述べた。

 清水社長は12日早朝、チャーターした民間ヘリで名古屋空港を離陸し、本店に到着したのは午前10時ごろだった。清水社長が不在の間、第1原発では原子炉内の水が失われ炉心溶融が進む一方、原子炉内部の放射性物質を含む蒸気を外部に逃す「ベント(排気)」と呼ばれる措置も遅れた。

http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/859.html

記事 [原発・フッ素9] 今ごろ?…放射性物質の飛散予測を公表(読売新聞)
今ごろ?…放射性物質の飛散予測を公表
図解http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110425-OYT1T00953.htm?from=main4
2011年4月26日01時31分 読売新聞

 内閣府原子力安全委員会は25日、東京電力福島第一原子力発電所から大気中に放出された放射性物質のコンピューターによる拡散予測を公表した。

 予測は本来、事故発生直後の避難に活用する計画だったが、これまで3月23日と4月11日の2回公開されただけだった。細野豪志首相補佐官は25日の事故対策統合本部の共同記者会見で「3月半ばの最も放射性物質が飛んでいた時期に予測を利用できず、大変申し訳ない」と謝罪した。

 公表されたのは、3月11日から4月25日までの1時間ごとの放射性物質の拡散予測と、これまでの積算放射線量。今後は、1時間ごとの予測を毎日正午に更新、積算線量も随時更新する。

http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/860.html

コメント [原発・フッ素9] 日本は,いま,どうなっているのか? (飯山一郎HP) 亀ちゃんファン
19. 2011年4月26日 02:42:36: iEe69CTcRQ
ちなみに、「原発御用学者一覧」は明らかにアクセスが遅い。
「つむじ風」も然り。
単にアクセスが遅いのではなく、「何か」が動いている模様(ログ解析?)

「何者か」に監視されている可能性大。

http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/819.html#c19

コメント [カルト8] 副島隆彦:重掲より[486](報告文 13) ついに原発20キロ圏のは立ち入り禁止(警戒区域)となりました。私は、激しく kanegon
26. 2011年4月26日 02:46:31: EGaQ73B5yp
福島原発での危険作業、高齢エンジニアたちが志願 「未来のある若者に任せてはいけない」

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1 名前: ◆BB2C/xRDfM (東京都) 2011/04/25(月) 21:57:55.03 ID:GrK8whpC0● 2BP(30)



福島原発で危険作業志願 高齢エンジニアたち「決死の覚悟」 2011/4/25 20:00

72歳になるエンジニアが、福島第一原子力発電所の暴発を阻止しようと立ち上がった。福島原発は
高温状態の原子炉を冷やす作業が続いているが、一方で作業員の劣悪な生活環境が伝えられている。
そうした中で、かつての「敏腕」エンジニアたちが「自分たちがもっている技術を役立ててほしい」と訴えている。

原則、現場での作業に耐えられる体力と経験のある60歳以上が対象。2011年4月6日から500通の
メールと2000通の封書で呼びかけを開始したところ、エンジニアの「決死の覚悟」としてブログやツ
イッターで取り上げられ、約2週間で米国やフランス、ドイツ、そして原発事故から25年経ったチェルノブイリへも広がっている。

「未来のある若者に任せてはいけない」

「福島原発暴発阻止行動隊」を呼びかけた山田恭暉(72)さんは、住友金属工業に技術者として
30年勤め、製鉄や環境・廃棄物処理、プラント建設などを手がけてきた。原発についても「新事業の
研究で構造や問題点、安全性などを勉強してきた」経験をもつ。

現在、原発の事故現場には下請けや孫請け企業を含め、知識や経験もない人が、ハローワークな
どで集められては投入されている。東京電力の、そんな場当たり的な対応に危機感を募らせた。

もし原発が暴発すれば、首都圏をも含めた広範な汚染が発生する可能性がある。それを防ぐには、
ホースによる散水のような一時的な処置ではなく、10年間安定して作動する冷却設備を設置して、こ
れを故障することなく保守、運転し続けなければならない。しかも、この冷却設備の建設や保守、運
転はすでに高度の放射線物質に「決死の覚悟」で行わざるを得ないのだ。

暴発という最悪のシナリオを避けるため、どのような設備をつくることが必要か、放射線汚染を
減らすためにどうしたらよいのか、「国家プロジェクトとして考えるべき」と山田さんはいう。

その中で、実際の作業にあたる作業員について「被爆しないで作業にあたることが現実としてむ
ずかしいことは明らかで、だからこそしっかりとした知識や経験のある技術者が作業すべき」と訴えた。
http://www.j-cast.com/2011/04/25094120.html

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http://www.asyura2.com/11/cult8/msg/118.html#c26

コメント [原発・フッ素9] 医学生と若手の医師の皆さんへ → お願いです、甲状腺を目指してください (民間人です) 七転八起
03. 2011年4月26日 02:47:33: x26fGKMBn6
武田教授によれば、200人近い子供がすでに甲状腺がんになっている可能性があるそうです。
症状が出るのは数年後だと思いますが、もっと早い段階で発見できるシステムが必要ですね。
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/848.html#c3
コメント [原発・フッ素9] 4月25日 情報一本化のリスク 小出裕章〔小出裕章(京大助教)非公式まとめ〕/MBSラジオのたね蒔きジャーナル gataro
01. 2011年4月26日 02:50:58: EGaQ73B5yp
異端の京大助教授・小出裕章氏「原発容認してきた大人が汚染食物食え!m9( ゚д゚)」


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1 名前:名無しさん@涙目です。(アラビア) 2011/04/25(月) 19:01:07.51 ID:2GXsVX0dP PLT(12002) ポイント特典



政府はレベル7と認めたが、私は当初からそう思っていた。3月12日の水素爆発時点でレベル6は確実で、その後レベル7も明らかだった。
レベル7は原発事故のうち最悪のもの。
現時点の福島では、チェルノブイリと比較すると放出されている放射能の量は少ないが、福島は進行中であり、今後の状態次第で超えることもありえる。
チェルノブイリで強制避難があったが、100?200人くらいは汚染地帯に戻った。ガンになる可能性を抱えて生きている。
今回の汚染地域の住民のなかには帰りたいと思う人がいるかもしれないが、相当の被曝を覚悟しないといけないだろう。
放射能はあらゆる意味で危険。国は基準値を設けて出荷の可否を決めているが、基準以下だから安心ということではない。
そうしたやり方は正しくない。汚染度をひとつひとつについて示すべき。それに応じて食べるか食べないか個々が決めるべき。
被曝は避けられるなら避けないといけない。枝野さんは「ただちに?」と言うが、それは急性の被曝障害がないという意味であって、
ガンや白血病になる危険はある。低い被曝も危険であることは調査で分かっている。基準値より上か下かの問題ではない
元は安全で必要なものと思っていたが、原子力発電所を消費地に作らないことを見て、これはだめだと思った。それからは廃絶させることを目指している。
推進派は我々との対話を望まなかった。私は知っていることを伝えたいと思ってそうしてきた。論争できる場があればどこにでも出かけてきたし、
今後もそうするが、推進派はそうした場に出てこない。私の相手をすることにメリットがないから。
福島を中心として食べ物は汚染されるが、国の基準で出荷停止をしたりすると地域の農業が崩壊する。従い、
大人は汚染された食物を食べるべき。年をとるほど放射能の影響は少ない(60を超えると平均より100分の1の感受性)し、
原発の存在を許してきた責任もある。ただし、乳児やこどもには汚染した食物を与えるべきでない。

http://hiroakikoide.wordpress.com/
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http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/857.html#c1

コメント [自然災害17] 緊急報告)3/11地震テロ特定!証拠保全完了!井口氏に連絡を! 平成の坂本竜馬
366. メロン熊 2011年4月26日 02:54:29: 6alyHbXPLLqOo : zxxtK6vDwA
竜馬さん逃げた?
ちょっと残念です、もっと証拠を出してくれると思ってたのに・・・
http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/158.html#c366
コメント [経世済民71] 外貨準備を復興資金に使えない理由 sci
09. 2011年4月26日 02:56:59: Mxe81VNupg
>その償還財源をどうするというのでしょう?

日銀の国債引き受けで償還済みですよ。
毎月2兆数千億の国際買い切りオペをして積み上げた1兆ドル。
外為特会は純資産。不用意に動かせないなら日銀に担保として差しだし
40年国債を発行して復興資金に充てればよい。

外為特会については禁じ手の国際買い切りオペを行って積み上げた物。
http://www.asyura2.com/11/hasan71/msg/603.html#c9

コメント [カルト8] 東日本大震災の300人委員会「世界人間牧場計画」的解釈(1) さるやま
01. 2011年4月26日 03:06:12: cqRnZH2CUM
>先進国に局地的な戦争を起こし、第三国に飢饉と病気を広めることによって、2050年までに彼らの言う30億人の「ムダ飯食いの人々」を殺す。

第三世界では飢饉と病気により、ものすごい数の人間が死んでいるが
それを遥かに上回る人間が増えているから、逆効果だな

人口減少には世界を日本のように平和で生活水準への執着心が高く同調圧力の強い少子高齢社会にするのが一番だろう
そのためには教育を与え、産業化を進め、高い生活水準で人々を釣ることだ

どうも300人委員会はバカの集まりのようで、このままでは
到底、OneWorldの実現など無理そうで残念だが
人類を減らすという活動には大いに賛成だから今後も頑張ってもらいたいものだw

http://d.hatena.ne.jp/rainbowring-abe/20051108
財政破綻後の世界
■世界人間牧場計画  

 長々と『シオンの議定書』にお付き合いいただきましてありがとうございます。

 私が『シオンの議定書』を読んで驚いたのは、マイヤー・アムシェル・ロスチャイルドが発表した『世界革命行動計画』と内容が酷似していて、さらに詳細に書かれていた点です。ロスチャイルドが『世界革命行動計画』を発表したのが1773年。『シオンの議定書』が発表されたのが1897年。実に1世紀以上もの時を経ています。

 もし私がロスチャイルドのことを知らずに『シオンの議定書』だけを読んでいたら、ただのトンデモ本として一笑に付したかもしれません。しかし、ロスチャイルド一族は、まさに『シオンの議定書』に書かれたような手法を実行しながら、『世界金融王朝』と呼ばれる国家をも超越した支配力を獲得してきたのです。戦争を利用し、国家にお金を貸し付け、従属させ、富を吸い上げる。使用人や代理人を国家の要職につけ、政策をコントロールする。大学や学者に資金提供し、教育をコントロールする。マスコミを株主として支配し、世論をコントロールする。恐ろしいほどに「計画」は実現されています。

http://d.hatena.ne.jp/rainbowring-abe/20050903

 今では金融王朝の覇権をロックフェラー一族に譲渡し、かつての力を失っているといわれるロスチャイルド一族ですが、一時は世界の富の半分以上を所有していたと言われ、一説によれば、米国のロックフェラー=モルガン連合と欧州のロスチャイルド=ウォーバーグ連合を合わせると世界の富の90%を支配していると言われています。この事実から考えて『シオンの議定書』を「偽物」として葬ることこそ愚かなのではないでしょうか?

※くどいようですが、私はなんでもかんでもユダヤ人のせいにするつもりは毛頭ありません。

 さて、『シオンの議定書』とほぼ同時に私の頭に浮かんだのが三百人委員会の『世界人間牧場計画』です。

 この『三百人委員会』(ジョン・コールマン著)という本は、かなり前に買ったのですが、なんでこんな本を買ったのか、自分でもよくわかりません。たまたま本屋で見かけ、その怪しさに惹かれ(^^;)、つい出来心で買ってしまった本です。しかし読んでみて、あまりに馬鹿馬鹿しい内容のため、途中で放り出していました。当時の私には「読むに値しない本」にしか思えなかったのです。

 その内容は、簡単に言えば、世界を陰から操る三百人委員会が、大衆を家畜のごとく飼い慣らす『世界人間牧場計画』を進めていて、いよいよその準備が整ったというものです。その『世界人間牧場計画』とは、どんなものか?

(1)三百人委員会指揮のもと、教会と金融システムを統一し、ワン・ワールド政府=新世界秩序を確立する。

(2)国民国家のアイデンティティーと誇りを完全に粉砕する。

(3)世界の大宗教、特にキリスト教の壊滅を計画し、実行する。唯一自分たちの宗教だけを認める。

(4)マインド・コントロールやブレジンスキーが提唱する「テクノトロニクス」によって人間を管理、コントロールする手段を確立する。

(5)脱工業化ゼロ成長政策に基づき、すべての工業化と核エネルギーによる電力供給を廃止する。

(6)ドラックの使用を奨励し、最終的には合法化。ポルノを芸術として広く認めさせ、最終的には日常的なものにする。

(7)カンボジアのポル・ポト政権が実行した実験を応用し、大都市の人口を激減させる。

(8)科学の発達は、三百人委員会が必要と見なすものを除いて一切抑制する。

(9)先進国に局地的な戦争を起こし、第三国に飢饉と病気を広めることによって、2050年までに彼らの言う30億人の「ムダ飯食いの人々」を殺す。

(10)膨大な失業者を生み出し、国全体の道徳心を低下させ、労働者の生産意欲を失わせる。

最終的には家族という共同体を根底から揺るがし、破壊する。

(11)意図的に危機的状況を次々に起こし、それを操作・管理して、自分たちを除く全人類が自らの運命に対して無力感しか持ちえないようにする。

(12)新たな「破壊的カルト」を増産し続け、すでに役割を果たしている連中の後押しをする。

(13)イギリス東インド会社に奉仕するダービー卿がはじめたキリスト教原理主義の信仰を後押しし続ける。

(14)ムスリム同胞団、イスラム原理主義、シーク教徒のような宗教的・破壊的カルトを圧迫し、マインド・コントロールの実験をする。

(15)信教の自由という思潮を世界中に輸出し、既存の真摯な宗教、とりわけキリスト教の根底を揺るがす。

(16)世界の経済を完全に崩壊させ、政治的混乱を生じさせる。

(17)アメリカの内外政策をコントロールする。

(18)国連や国際通貨基金(IMF)、国際決済銀行(BIS)、国際司法裁判所のような超国家的制度を強化し、三百人委員会の目的の障碍となる局地的な機関に関しては段階的に廃止させたり、国連の影響下に置いて、その効力をできるだけ弱める。

(19)すべての政府中枢に侵入し、打倒し、政府が代表する国家主権を内奥から破壊する。

(20)世界的テロリスト・グループを組織し、テロリスト活動が起きた際、テロリストと当事者の交渉に介入する。

(21)アメリカおよび世界各国の教育をコントロールし、完全に破壊する。

 以上です。どうです?とんでもない内容でしょう?(苦笑)到底、信じるに値しない内容のように思えますし、否定するのは簡単です。しかし、『世界革命行動計画』および『シオンの議定書』にも通ずる内容になっていますし、三百人委員会の名簿には世界を動かせる実力者たちが名を連ねています。また、現実と照らし合わせると、符合していることも多く、幾ばくかの真実が含まれているような気がします。

 たとえば−

 「新世界秩序の確立」というのは、米国大統領や先進国首脳そして国連が、冷戦後、とくに湾岸戦争以降、声高に叫んでいることです。

 また、あまり知られてはいませんが、マインド・コントロール技術は、近年、飛躍的に研究され、使用されています。

 CIAやモサド(イスラエルの諜報機関)がテロリストに資金や武器、軍事技術を提供していることは公然の秘密となっていますし、これらの諜報機関が麻薬取引に関与している(というよりは元締めといってもよいほど)ことも公然の秘密となっています。

 第二章で触れた通り、第三世界では飢饉と病気により、ものすごい数の人間が死んでいます。

 また、写真誌『DAYS JAPAN』の2005年2月号には、米国がスマトラ沖での地震を感知しながら各国への地震情報には「これは津波警報ではない」と書いていた、つまり故意に被害を増大させた痕跡があるとしています。

 8月末に米国南部をハリケーン「カトリーナ」が襲った時も、被災者を助けようとする動きをFEMA(米連邦緊急事態管理局)によって妨害されていた形跡があります。(参考 http://tanakanews.com/f0918katrina.htm

 アフリカで猛威をふるうエイズは米軍が作り出した生物兵器との説もあります。

(参考文献は『悪魔の遺伝子操作―エイズは誰が何の目的でつくったのか』がお薦め。

ネットで読めるエイズ関連資料はこちら「エイズ・ミステリー」)

 9.11事件を機に、無理矢理こじつけた理由でアフガンやイラクを攻撃し、まったく関係ない一般市民の大量虐殺をおこなったのも記憶に新しいところです。また、その暴挙に対し、世界中の良識ある声が反対したのにも関わらず、誰も押し止めることができなかったのも事実です。

 そして、第一章で触れた通り、日本経済の崩壊は時間の問題であり、それに伴う米国経済の崩壊は、世界の経済を崩壊させるはずです。

 これらのことが絵空事であるならば、それに越したことがありません。

 しかし−

(9)先進国に局地的な戦争を起こし、第三国に飢饉と病気を広めることによって、2050年までに彼らの言う30億人の「ムダ飯食いの人々」を殺す。

(11)意図的に危機的状況を次々に起こし、それを操作・管理して、自分たちを除く全人類が自らの運命に対して無力感しか持ちえないようにする。

(16)世界の経済を完全に崩壊させ、政治的混乱を生じさせる。

というようなことが実際に行なわれようとしているのならば、これは大変なことです。

 何度か書きましたが、私も「陰謀論」と言われると真実味を失って、そこで探求することを止めてしまっていました。しかし、これは調べないわけにはいきません。

 ここから私はさらに迷宮へ入り込むことになります。

http://www.asyura2.com/11/cult8/msg/122.html#c1

コメント [原発・フッ素9] 「白雪姫の毒リンゴは日本産」国際紙が漫画(読売新聞)/汚染されていない昨年産のコメにまで影響 gataro
07. 2011年4月26日 03:06:40: evSC25VapI
食べ物汚染されちゃったんだから、漫画に描かれても仕方ないでしょう。
汚染された物も普通に売られている状態なのに、抗議する資格なんかありません。


http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/758.html#c7

コメント [原発・フッ素9] チェルノブイリ原発事故死100万人 2009革命はあったのか
10. 2011年4月26日 03:10:01: RaQD6fuJvU
 海外に移住してやっていける人は少ししかいないでしょう。どうすればいいのか。。。

 「円」が暴落「年金」が無価値になれば、無一文です。
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/617.html#c10

コメント [Ψ空耳の丘Ψ59] 映畫「Knowing」を「328(審~[サニワ])」せよ 聯中が次に仕掛けて來る日附は5月9日(月)午前12時だ 不動明
10. 2011年4月26日 03:12:11: nEv1oZrhjU
すいません 

このスレッドには無関係かと思ったのですが、どうしても気になるCMがあります

現在やっているポカリスウェットのCMです。
ナスカの地上絵を写した内容で、「PURE]「900」という文字が出てきます。

この時期に重ねるように このようなCMです。

ナスカの地上絵・・・宇宙、宇宙人
「PURE」・・・ですが、PU RE に分けて考えてみました。「PU」プルトニウム「RE」元素記号でレニウム→水素関連の原子です。もしくわ 再び・・の意味の「RE」なのか・・・
900」は分かりません900時間とか900日とか・・・

このCMが全くそれらと関係なく流されているとは思えないのですが

なにせ 大塚製薬ですので
どうしても イルミナティがヒットします 

一度ご覧になってください
http://www.asyura2.com/10/bd59/msg/479.html#c10

コメント [原発・フッ素9] 再生可能エネルギーは原発の代わりにはならない  原発事故のリスクをどう「割り切る」か  sci
03. 2011年4月26日 03:12:43: wj0yeVZKRY
  ”割り切る”という方々がリスク算定に当たって期待値=リスク×確率
の式を忘れたんでしょう。経済学や工学の学位をもってても所詮昔の人。

 確率がいくら低くても、予想される損害が無限大に近いほど巨額であれば期待値は算定可能です。デルタ関数を思い出しましょう。

 
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/858.html#c3

コメント [原発・フッ素9] チェルノブイリ原発事故死100万人 2009革命はあったのか
11. 2011年4月26日 03:17:41: EGaQ73B5yp
ロシアから福島に「早く逃げろ」という内容の電子メール相次ぐ


1 :名無しさん@涙目です。(埼玉県):2011/04/25(月) 18:05:16.86 ID:qRtOt9js0● ?2BP(3)

露から福島案ずるメール続々


府中市の市民団体ジュノーの会に、旧ソ連のチェルノブイリ原発事故の被災者から電子メールが相次いで届いている。
国際評価尺度でチェルノブイリと並ぶ「レベル7」となった福島第1原発事故の被災者の健康を案じている。

チェルノブイリの被災者団体「ゼムリャキ」のメンバーから計24通が届いた。
タマーラ・クラシツカヤ代表は「政府が脅威がないと言っても直ちに避難し、子どもを救って」と呼び掛け。
「靴のほこりを拭き取り、手を洗い、部屋の中を頻繁に雑巾がけした。帽子やスカーフを着け、髪を覆うことも大切」など体験を生かしたメッセージもあった。

 ジュノーの会はメールの日本語訳を支援物資に添えて福島市の被災者に届けている。
会のブログでも公開。24日午後1時半からは、府中市文化センターで報告集会も開く。

甲斐等代表は「ヒロシマ・ナガサキとチェルノブイリの声を福島の人に伝え、危機感を共有したい」としている。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201104250076.html

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/617.html#c11

コメント [原発・フッ素9] 福島原発敷地は堤一族の土地だった(日刊ゲンダイ) 生一本
36. 2011年4月26日 03:21:35: maxkpWHZCo
22様
たしか2度目の記者会見で
田中龍作氏が質問で同行した
マスコミ関係者の氏名を
各位に同意が得られれば公表するといってたが
これも放射線量と同じでホントのことは知らされないのか
ネットも規制され放射線に汚染されたものを
安全ですといって市場に流通させ、汚染された大地に
子供たちをさらし続けている菅直人
殺られる前に・・・・・


http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/789.html#c36

コメント [原発・フッ素9] 震災当日、東電社長の輸送機が防衛省指示でUターン(MSN産経) 赤かぶ
01. 2011年4月26日 03:21:36: hFwcsx0jWJ
?
社長が居ないと、何もできない?その方が、問題だと思うのですが。
そもそも、事故が起こったときの対応に、いちいち社長決済が必要ということはないと思いますが。
また、不在のときには、代理がいるはずで、それすら決めていないのは、大問題なのですが。
不在で、こんな状況になってしまうというなら、不在であったことが問題なのですが。
それが、普通の会社の考え方ですが、これほど危険なものを管理している会社の社長は、もっと危機管理が問われると思いますが。

この記事は、何が言いたいのだろうか?東電は、危機管理が全くされていない、原発管理能力が欠如した集団であり、事故はその結果として起こった人災であるということが言いたいのかな?
なら、納得だけど。
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/859.html#c1

コメント [原発・フッ素9] 4月23日 今何をすることが必要か 小出裕章〔小出裕章(京大助教)非公式まとめ〕 gataro
23. 2011年4月26日 03:22:09: gOR3mFCrCo
>誰がどうやって即死状況の放射線の中でつなぎこみ工事をするのでしょうか。

イカンナオトと、民主党の代表選挙でイカンナオトに投票した民主党のウルトラバカ国会議員が、
その工事をやるのです!
(民主党のウルトラバカ議員候補に投票して当選させてしまったのは、・・・。)
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/771.html#c23

コメント [原発・フッ素9] 菅は福島の小中学生を殺すのか 75.9%の学校が被曝量オーバーなのに放置のア然 (日刊ゲンダイ) 赤かぶ
148. 2011年4月26日 03:39:49: DCHDReL3A2
同胞を見殺しにされているのに暴動、反乱が起きてもいいはずなのに


日本人は何もしません。薄情なもんですね。


飼い慣らされた家畜みたいなもんですね。
海外メディアに褒められたくて大人しくする必要などない。


せめて被災していない東京都民は全員が国会議事堂を取り囲むべきです。


http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/700.html#c148

コメント [自然災害17] 今日23日から26日ごろまでM8級 巨大地震発生の可能性あり。 てんさい(い)
19. 2011年4月26日 03:45:34: nEv1oZrhjU
すいません 
このスレッドには無関係かと思ったのですが、どうしても気になるCMがあります

現在やっているポカリスウェットのCMです。
ナスカの地上絵を写した内容で、「PURE]「900」という文字が出てきます。

この時期に重ねるように このようなCMです。

ナスカの地上絵・・・宇宙、宇宙人
「PURE」・・・ですが、PU RE に分けて考えてみました。「PU」プルトニウム「RE」元素記号でレニウム→水素関連の原子です。もしくわ 再び・・の意味の「RE」なのか・・・
900」は分かりません900時間とか900日とか・・・

このCMが全くそれらと関係なく流されているとは思えないのですが

なにせ 大塚製薬ですので
どうしても イルミナティがヒットします 

一度ご覧になってください

http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/245.html#c19

記事 [経世済民71] 日本経済研究センター、東北3県の「無税特区」を提言 ← 基本は悪くないぞぉ!!
復興でも再興でも…必要なものは民間そして当事者の活力…「やる気」だ!!

国の復興構想会議とかいう馬鹿共が、何とかの森とか何とか公園とか、超発想の貧しい意味のない会議を繰り返し(案が沸かないもんだから)財源論とかやっている始末!
要は、当事者にしか真の痛みは分からないということだ!ましてや、安泰な生活をしている会議メンバーに、その痛みの10%さえ分かる筈がない!

個々の地域毎に状況は異なる。

被災地の惨状を自ら理解し、故人のメッセージの意味を理解し、そして、その地に残る民が自ら考えるべきで、国は方針と予算配分そして支給方法を決めるだけでよい。

何故なら、彼等は自分の子供や孫のことを真剣に考えてプランを決める…

下手な御用学者やへたれが、余計なことをするな!

必要なのは、彼等が求めたときに彼等が望む専門家派遣と、誰が旗振りをすべきかというボス決めだけだ。

もし、議論の能力があるのなら、津波災害を100%防御するか、津波被害で死者を1人も出さず復興が安価で済む道を選ぶか、そのあたりを議論しろ!

何で経済から一番遠い防衛大学の学長に、復興財源を消費税増税と言われなきゃならないんだ?
言わされたのは目に見えているが…

学長にも上り詰めた人であり、国防を担う若者を育てる機関の長が言う台詞か?

「恥を知れ!」

楽市楽座こそ復興と反映の原点である!

民を潤わせてこそ、そこに勝機と活力が生まれるのである…

財務省の暗示に掛かった死神がごとき増税3兄弟は即刻打ち首!

国あっての世界経済であって、世界経済あっての国ではない!

ちんぽの立たない宦官どもめ!!

――――――――――――――――――――――――――――――――
日本経済研究センター、東北3県の「無税特区」を提言
2011/4/25 18:32

民間の研究機関「日本経済研究センター」(岩田一政理事長)は2011年4月25日、東日本大震災に関する緊急提言を発表した。

それによると、(1)電力制約が少なくとも3年続くと見て全国一律の電力供給体制を確立する(2)原発の処理・補償として12兆円を捻出する(3)大規模風力を復興の柱とする、としたうえで、震災被害の大きかった岩手、宮城、福島の東北3県について5〜10年の間、「無税特区」とすることを挙げている。

http://www.j-cast.com/2011/04/25094107.html
http://www.asyura2.com/11/hasan71/msg/609.html

コメント [原発・フッ素9] 東電会見からネットメディアを会見から締め出し!(白石草)〔レイバーネット日本〕 gataro
09. 2011年4月26日 03:47:51: Ki68oVhXuk
こうなったらしょうがないから、締め出されたフリーランスは、すべて推測で書くしかないってことだよね。かえって大変な事になると思うけどね。

なぜ、福島で会見を開かないのだ?

ここまで、必死に隠蔽工作するという事は、そろそろ、フクシマ1234号機が核爆発するという事かもしれませんね?恐ろしいですね。
1号機の放射線量が急激に100〜180Sv/hまであがってから、隠蔽し続けてますからね。

このタイミングで、フリーを締め出したというのは、そろそろ、爆発するという事なのでしょうか?

それとも、4/7の地震で壊れた女川、東通原発も危なくなってきたか?
ここの情報もぜんぜん流れてないですからね。
それに、最近の地震では、新潟近辺にも大きなのがきてるよね。
いよいよ新潟柏崎刈羽も危なくなってきたのか?
静岡浜岡原発も、正式な情報は何もない。
すべて、だいじょうぶだあああだけで終わってる。

いよいよ原発列島、日本大爆発ってことなのか?

情報を隠蔽すると、みんな憶測で動き出すということだから、逆に問題が大きくなると思うけどね。
不安が不安を呼んでパニックになると思うけどね。
政府は隠さない方が良いと思うよ。良い事ないよね。
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/834.html#c9

コメント [原発・フッ素9] 日本は,いま,どうなっているのか? (飯山一郎HP) 亀ちゃんファン
20. 2011年4月26日 03:49:17: uOTIzHdlJY

>その東京には,福島以上の放射能が降っていた….

⇒東京で4/2から毎日自費で購入したガイガーカウターで計測しているが、「0.09〜0.19μ㏜」である。ウソばっかり。

昔、つのだじろう、という漫画家の書いたマンガに『恐怖新聞』というのがあった。
主人公の家には、毎日、12時になると明日の出来事が書いてある新聞が届けられる。
いくら要らないといっても届けられ、それを読むと100日寿命が縮む。

私は、“危ない! 危ない!”といい続ける人は、恐怖心の配達人に似ていると思った。
現実を少しでも良くするという方策も無く、ハズレても、「ハズレて良かったじゃない」だ。
何の責任も取らないばかりか、「あなたのためを思って言っていたんです」とも言いかねない。

その間に、それを読んだ人たちの寿命が縮んだことなど、考えもしない。


http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/819.html#c20

コメント [口蹄疫・新型インフル02] 日本最大級の畜産地帯で口蹄疫か 宮崎・都城市(MSN産経) 赤かぶ
01. jesusisinus 2011年4月26日 03:54:38: veLsqfdw2ggms : EkRv5h7dIk
東子配るは、パフォーマンスだけだったからなw

そりゃー奴も芸能人だったし、たけしも着いているからパフォーマンス上手いよw

しかし…本当に宮崎を愛していなかったからな…

単なる足がかり…

結局…ハートのない口だけ男。

だから、あの美貌の奥さんも去ったのだろうな…
http://www.asyura2.com/09/buta02/msg/857.html#c1

コメント [原発・フッ素9] チェルノブイリをみて、東京からいつ退避するべきなのかを考える(ジャーナリスト 木下黄太のブログ) gataro
18. 2011年4月26日 03:56:06: uOTIzHdlJY

チェルノブイリ原発事故と福島原発事故を同列に論じるなどは、自分に正しい知識がない、と公言しているようなものである。

チェルノブイリ原発事故は臨界爆発が起こって、放射線の中の中性子線までもが飛び交った。福島原発事故はあくまでも中性子線以外の放射線(アルファ線、ベータ線、ガンマ線)が漏洩しているのをどう封じ込めるか、という問題である。

福島原発事故では、自衛隊員が22kgの鉛を装備して作業をしていた。鉛で防御できるのは、あくまで中性子線以外の放射線(アルファ線、ベータ線、ガンマ線)までであり、中性子線を防御することはできない。
中性子線を防御するには30cm以上のコンクリートや水などが必要である。
つまり、福島原発事故では、臨界爆発には至っておらず、作業できないほどの中性子線が飛散するまでの状況にはなっていない、ということである。

チェルノブイリ原発事故と福島原発事故は規模・内容とも違うのである。

にもかかわらず、チェルノブイリ原発事故と福島原発事故は、国際原子力事象評価尺度では同じ「レベル7」である。

それは国際原子力事象評価尺度が、「基準1事業所外への影響:放射性物質の重大な外部放出:ヨウ素131等価で数万テラベクレル以上の放射性物質の外部放出」という尺度で捉えているからにすぎない。

西村肇(にしむらはじめ)東大名誉教授が、「福島原発事故の原因の究明」という論文を書き、4月8日に、記者会見した。

西村先生は、4月8日に、はっきりと、「チェルノブイリ原発事故で放出された放射能物質の総量の10万分の1の放射能物質が、福島原発事故では放出された。100日間の合計でも、千分の1の量である」ということを、厳密な計算式を使って証明しました。

 日本政府(原理力安全委員会、保安院もそれぞれ独自に数値を4月12日に発表した)は、嘘八百の発表を、西村論文のあとに、慌てて行った。 その内容は、 「チェルノブイリ事故で放出された放射線量の10分の1が、福島原発事故で放出された。だから、事故レベルは7だ」というものだった。

その理由は、「レベル5で、低濃度放射性物質の海洋投棄をやれば、日本は、太平洋周辺国から袋叩きされる。海洋汚染に対する、膨大な賠償請求を避けるために、役人も東電も、何が何でもレベル7にする必要があった」からである。
つまり嘘の過大評価である。

仏アレバ社の高濃度汚染水を処理できるシステムがもっと早く稼働できれば「低濃度放射性物質の海洋投棄」は、やる必要がなかった措置である。

仏アレバCEO「汚染水処理施設、5月末にも稼働」

 フランスの原子力大手アレバのアンヌ・ロベルジョン最高経営責任者(CEO)は19日都内で記者会見し、東京電力福島第1原子力発電所の高濃度汚染水を処理できるシステムを5月末にも稼働させる考えを明らかにした。同原発の敷地内に設置して毎時50トンの処理能力を持たせる。放射性物質の濃度を1000〜1万分の1に下げ、冷却水として再利用できるようにする。

 東電はシステム稼働は6月になるとの見通しを示していた。ロベルジョンCEOは「非常事態なので、より早めたい」と表明。「5月末に稼働できれば(着手から)最速のケースになる」と早期稼働に意欲を見せた。

 タービン建屋やトレンチ(坑道)にたまった高濃度汚染水の処理を目指す。化学物質を使い、複数の放射性物質を沈殿させる方式を採用する。仏の自社工場では実用化済み。他社と協力し、海水から塩分を取り除く装置なども組み込む。

 福島第1原発の原子炉には1日480トンの冷却水を注入している。容器の損傷などによって放射性物質で汚染された水が漏れ出すため、回収してアレバの装置で除染し、再利用する計画。理想的な条件で24時間動かせば計算上は1日1200トン処理できる。アレバは土壌汚染の除去などでも協力する方針だ。

 福島第1原発の敷地内には少なくとも6万7500トンの汚染水があるとされ、本格的な冷却機能の復旧作業を妨げている。汚染水対策が進まないと東電の「工程表」の実施も難しく、処理システムは今後の作業進展の鍵を握るとされる。


http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/826.html#c18

コメント [経世済民71] それでも経済成長が必要な意味 sci
02. 2011年4月26日 03:59:09: KvPcQFRDuI
ちきりんは、あっち側の人だからこういう馬鹿なことを言えるんでしょうね。
経済成長とは、単に借金が増えていくことです。もちろん単に借金を増やしたり、あるいはすごい技術革新があると、借金によってできた資産価値が0になるので、破綻します。ところが最近、民間の会社は国内で借金して投資したりなんかしなくなりました。それで政府が国債をすりまくって何とか維持してるって話でしょう。健全な経済成長は弱者を助けますが、イカサマ成長だと既得権維持か延命にしかなりませーん。
http://www.asyura2.com/11/hasan71/msg/606.html#c2
コメント [お知らせ・管理19] 削除依頼 無段活用
03. 2011年4月26日 04:02:36: wH1BsdniSA
管理人さん、

2ちゃんねるのレス引用とレッテル貼りのみでしかないこの投稿は問題ないかどうか審査願います。

在特会、とうとう13人に減る[ネットゲリラ:在特会4名有罪判決下り、早くもネット上では手のひら返しが]
http://www.asyura2.com/09/gaikokujin01/msg/731.html
投稿者 皮肉屋 日時 2011 年 4 月 25 日 17:37:54: 0dIQZfg1bPDtc


私の知る限り2ちゃんねるでのレス引用は規制対象だったと記憶しております。


http://www.asyura2.com/10/kanri19/msg/758.html#c3

コメント [自然災害17] 地方議員が、ツイッターで「311人工地震」について書き込み連打 民主党の広島県議会議員・梶川ゆきこ hirokumm
80. 2011年4月26日 04:06:18: Ki68oVhXuk
人工地震が簡単だったら、そいつを捕まえるのも簡単だろうよ。

3/9の前震、3/11の本震から、M2以上だけでも1万回も起こってるんだぞ。
だれが、どうやって、そんなことをできる?

そんな事ができるんだったら、福島第一原発なんて簡単に止められるだろう。

それよりも、1/26の新燃岳噴火の後、3/9、3/11と地震が起こったんだよね。
また最近、すごい勢いで、新燃岳が噴火してるね。桜島も噴火してるようだ。
http://www.nhk.or.jp/kagoshima/volcano/index.html

この噴火が治まった頃、1ヶ月ぐらいして、どこかに、次の地震が来るかもな。
三陸とは限らないね。
関西か?静岡か?福井か?新潟か?
でも、距離が遠い方が時間的には早いらしいから、やっぱ三陸かもな?
http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/244.html#c80

コメント [原発・フッ素7] プルトニウムの毒性の基本性格 by 吉田繁治 びぼ
31. 2011年4月26日 04:08:49: 9bSyh8cV4E
じつは私も爆発のあった日のあとで確かに一日だけ空気が鉄のにおいがしました
東京です
子供もそのころ同じことを言ってましたが特に気に留めなかったのですが
チェルノブイリではそういった訴えが住民からあったと言う記事を読んでゾッとしました
だとすると当日相当数が被爆してると言うことで
それが政府が躍起になってデータを隠す理由なのでしょうか。
http://www.asyura2.com/11/genpatu7/msg/280.html#c31
コメント [原発・フッ素9] 日本の土壌中に驚くべき高レベルの放射性物質  米サイエンス誌 ダイナモ
05. 2011年4月26日 04:12:55: ynSQvzTlvk
>>01
観自在菩薩行深般若波羅蜜多時
照見五蘊皆空度一切苦厄


http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/854.html#c5

記事 [議論30] Re: 「あっしら」という男の詐術の手口を改めて暴露しておく

短足鰐さん、どうもです。

私の書き込みに関する疑念を、原発板だけではなく議論板にも投稿されているので少し応えさせていただきます。


>「原子炉隔離時冷却系(RCIC)」なるものを持ち出し読者を幻惑する

>あっしら氏は、詐術を弄したとも言えるのである。対策チームが「判断ミス」を
>したという結論を誘導したいがため、良心的な専門家さえ言及したことのない
>(と見る)「原子炉隔離時冷却系(RCIC)」なるものを持ち出して「ヘリクヅム」を
>駆使したのである。

短足鰐さんの奇妙な説明に唖然です。

「原子炉隔離時冷却系(RCIC)」は、私が作り上げた独自の概念ではなく、今回の事故にかかわる保安院やコメンテーターの説明でも普通に使われているものです。

※ (RCIC)という略称表記がお目障りですか?漢字表記だと面倒だなと思い、あとで略称で書いてもわかっていただけるようにと添えていたものです。実際に略称のみでは使ってはいないと思いますが...


福島第一の2号機と3号機は、全電源喪失でも原子炉の余熱を利用して駆動するこの冷却系が今回の事故でも動いたので、1号機(バッテリーで7時間ほど動く非常用復水器による原子炉の冷却)のように短時間で炉心が露出しなくて済んだのです。

隔離時冷却系から高圧注水系(電源要)に切り替わっていた(公表がないのでいつの時点か不明)3号機は、3月13日明け方、高圧注水系が自動停止し(原因不明:公表なし)、事故後あるときまで駆動していた隔離時冷却系も再起動しなかったためアラート状態になり、13日午前8時に燃料棒トップからマイナス3mまで水位が低下し燃料棒が露出した(そうなる直前の3号機原子炉水位公表値は3月12日午後7時時点のもので燃料棒トップの上プラス1m超の水位)。そして、3月15日午前11時1分に水素爆発を引き起こしました。

2号機は、隔離時冷却系が3月14日の午前中まで動いていたので原子炉水位もプラス4m近くを維持していました。
2号機の隔離時冷却系が止まったのは、元の書き込みで説明しているように、復水貯蔵プールと圧力抑制室サプレッションプールの水が枯渇したからだと推測しています。


(「Re: 「知」に流れ過ぎてはいないか、あっしら氏。ー別シナリオでも説明可。」より)
>>2号機についてはRCICがからんだため他の号機より海水の注入が遅れた、
>>とするなら何日ぐらい遅れたのかの裏付けデータが少なくとも必要である。


「RCICがからんだため他の号機より海水の注入が遅れた」と言っているのではなく、2号機はRCICが動いていたおかげで長いあいだ水位がプラス4m近くを維持できていたため、事故対策チームに“警戒感”が薄かったのだろうと推測しているのです。
ざっくばらんに言えば、対策チームはRCICが長時間動くことで引き起こされるサプレッションチェンバーの水枯渇問題を失念していたのではないかという疑いです。

昨日(4月26日)の参議院予算委員会で、自民党の福岡議員の原発事故初動の誤りに関する質問に対し、菅首相は、1号機の水素爆発について「その危険性を考え、(原子力)安全委員会にきいたら、格納容器には窒素が充てんされているからありえないと説明された」と答えていました。
事故対策チームの最高ポジションにある原子力安全委員会が、格納容器内の圧力が最高使用圧力の2倍にもなれば格納容器上部の蓋が持ち上げられてわずかな隙間ができ、そこから最も軽い物質である水素が出ていくことさえわかっていなかったのです。
非常に重要な内容を含んだ菅首相の答えだったのに、突っ込みはありませんでした(笑)


1号機と3号機の格納容器に注水を始めた3月13日午前11時55分は、1号機原子炉水位:ダウンスケール、3号機原子炉水位(午前8時から午後1時にかけてマイナス3m→プラス1.8m→マイナス1.4.m)で、2号機はプラス3.7mです。

13日午前11時55分の時点で2号機の格納容器にも注水を始めていれば、1・3号機と同じような水素爆発が起こった可能性は高いと思いますが、圧力抑制室の損壊をきたして放射性物質と汚染水がダダ漏れという今のような事態にはならなかったと考えています。

(水素爆発の可能性について:2号機は3月1日夕方まで原子炉圧力が50気圧を超えていたので、消防ポンプ(たぶん10気圧ほど)で原子炉に注水するのは困難だったと思います。であれば、燃料棒の露出は避けられず、1号機や3号機と同じ推移を見せたであろうと考えるからです)


>>2号機のチェンバーの損傷についてはもっと単純な説明も可能と思う。
≪略≫
>> 津波で非発が失われてから、各号機が暴走をはじめた。炉心の温度が
>>上がり、大量の水素が発生した。1号機、3号機では地震でゆるんだ
>>(損傷した)と考えられる格納容器につながっているパイプ等から水素が
>>建屋内に大量に漏れ出し、建屋の水素爆破につながった。

15条事象が発生してすぐに臨界に達したわけではないので“暴走”という表現は相応しくないと思いますが、それぞれ微妙に違う推移で、原子炉水位が下がり、燃料棒の露出(冷却不全)→高温化→被覆管化学反応で大量の水素が発したことはまちがいないでしょう。
原子炉から格納容器に水素が流れ込む契機は、ベントや主蒸気逃がし安全弁操作だと考えています。
「格納容器につながっているパイプ等から水素が建屋内に大量に漏れ出」すような状態であったならば、格納容器の圧力が最高使用圧力の2倍になることはなかったはずです。格納容器の密閉度が高かったからこそ圧力が上昇していったと考えます。

>>だが、2号機については不幸にもパイプのゆるみが少なく、大部分が格納容器
>>内に溜まった。それが格納容器内で爆発した。これは上部で爆発しても、その圧
>>力は容器内全体にほぼ均等に衝撃として伝わるはずだ。それで比較的弱いとさ
>>れる下側のドーナツ上のチャンバーの一部が損傷した。

一体ではなく10数本のパイプでつながっている格納容器と圧力抑制室の構造的関係を考えると、格納容器「上部で爆発しても、その圧力は容器内全体にほぼ均等に衝撃として伝わる」とは考えられません。
それ以前に、窒素が充てんされている格納容器のなかで水素爆発が起こるということ自体が考えにくいので、水素爆発が起きるほどの濃度の酸素が、何を発生源にどのような経路で格納容器に入り込んできたかを説明していただければと思います。


>> 以上のようなシナリオも十分考えられると思う。あっしら説は、京大の小出先生
>>も指摘していたとは記憶にない。あっしら氏、「知」に流れ過ぎてはいないか。

小出先生が指摘されていたのなら、阿修羅に転載されていたでしょうから、わざわざ私ごときが書き込みする必要はなかったでしょう。


(「あっしら氏の「ヘリクヅム」「ウッカリズム」はもはや明らかだろう。」より)

>> 仮に2号機への海水注入が、1、3号機より数日遅れたとする。すると一般的
>>には水素の発生もそれだけ大量になることが考えられる。この水素ガスが
>>漏れ出してよく建屋の水素爆発が起きなかったのが不思議なくらいである。

上述したように、2号機の原子炉水位は、3月14日午前中までは4m近くありました。
水素が発生するようになったのは、燃料棒が露出してからしばらくしての14日夜からのはずです。


>>2号機の場合は、地震によるパイプ等の損傷が少なかったのではないかと
>>前稿で述べた。だとすると2号機の場合は格納容器内に大量の水素が溜まっ
>>ている確率が高くなり、容器が真っ二つに割れるぐらいの大爆発が起きた可
>>能性も出てくる。それにも拘わらず、チェンバーの破損ぐらいで終わったのであ
>>る(これも大事故)。

上述したように、格納容器内で水素爆発が起きる条件がどのようなかたちで満たされたのかを説明してください。


>>こう考えてくると、そもそも「原子炉隔離時冷却系(RCIC)」を持ち出して海水の
>>注入が他の号機より遅れたから、爆発してチェンバーが損傷したという論理
>>が、小学生の算数レベルで考えても辻褄があわない。

念のため、「海水の注入」にこだわっているのではなく、可能ならば真水の注入でもかまいません。
だらだらと長文でしかもわかりにくい文章で申し訳ありませんが、もう一度、私の当該書き込みをお読みください。


私に対する反論になると思われるポイントを書いておきます。
たった二つです。

● 海水であれ真水であれ、2号機の格納容器(サプレッションプールに直接でも可)に注水することはできなかった。(できなかったのなら事故対策チームはこの件では免責)

● サプレッションプールの水がなくなった状態で、格納容器の圧力が最高使用圧力の2倍近くという状態が長い時間(6時間以上)続いてたり、原子炉圧力容器を守るための主蒸気逃がし弁操作をやったりしても、圧力抑制室が圧力で破壊されることはない。(私の推論の誤りを意味する)

>だが、このプラントは「電源喪失想定せぬ」という構えで成り立っていたのであ
>る。電源喪失から直ちに原子炉は暴走を始めた。あれよあれよという間に1号
>機の建屋の水素爆発が起こったのである。その後数日でほぼ今日の状態の
>惨状を招いたのである。
>「電源喪失想定せぬ」プラントが必然的にこんな結果を招いた確率は極めて高
>い蓋然性をそもそも秘めていたのである。

何度も言いますが、福島第一の3つの原子炉は、「電源喪失から直ちに原子炉は暴走を始め」てはいません。
とりわけ、2号機は、事故からまるっと3日近く(65時間)はそれなりに冷却できていたのです。(なお、隔離時冷却系は“電源喪失を想定”した設備です)
もちろん、冷却をきちんと続けていくためには電源と水の確保が重要な条件ですから、福島第一が、電源バックアップ体制をはじめ大欠陥を抱えていたことは間違いありません。


>現時点でこのように断じ切る無謀さというものを考えていただきたい。あっしら説
>には「デマを助長するので正しい態度とは思いません」との批判もあるのである。
>→http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/549.html#c6

上述した二つの「私に対する反論になると思われるポイント」をクリアしていただけば、私の推論は“デマ”ということになります。

さまざまいろんなことろで書かれている私の“精神分析”に関するところは、お好きに如何様にも解釈してくださいと言うしかありません。

>@「原子炉隔離時冷却系(RCIC)」を持ち出し、無理な理屈付けをした。
>A「判断ミス」があったと現時点で決めつけた。
>B上二つをもって、「政府・東電の大罪:…極めて深刻な失態」と事態を矮小化した。
 「その一。」は、繰り返しの説明になりますので省略します。ただ、「2号機と1・3号機の爆発場所が違ったのは、地震による配管の損傷の程度の違いによる偶然性で決まってきたと言える」といったものではなく、原子力発電所の構造から、ああいう違った事象を引き起こすことになった理由(高い蓋然性)が説明できるものです。
原子力発電所は、偶然性で爆発場所が違うほどでたらめな設計と建設ではないと思っています。

>その二。
>現時点で「判断ミス」などと決めつけられるデータは揃っていない。判断ミスかも
>しれないし、そうでなかったかも知れない。今後の検証を待たなければならない
>案件である。そんな基本的なことを逸脱しているのである。

私が当該書き込みをしたのは、推論したように、それほどアテにならない事故対策チームに事故の“終息”を委ねきっていいのかという疑念からです。
日本だけで考えても、もっと幅広い人材がいるのだから、もっとデータをオープンにし、いろんな知恵を集めて良し悪しを検討していく必要があると考えています。
そういう声が上がる契機になればと思って書き込みをしたのです。
「地震による配管の損傷の程度の違い」も、公表されているデータはまったくありませんよ。

>その三。
>上の二つをもって「深刻な失態」だとするが、判断ミスがなければ事故が「深刻
>化」しなかったかのようである(なら原発プラントの建設はこれまで通りの基準
>でもよいということにもなりかねない/造るとして)。

「深刻な失態」ではなく、「極めて深刻な失態」です。
その理由は、当該書き込みのなかでも書いているように、放射性物質の放出量の飛躍的増大や海洋汚染の多くが2号機の圧力抑制室損壊に起因していると考えているからです。
事故評価が「レベル7」になった最大の原因だからです。


>そもそも(時の)政府・東電が「電源の喪失想定せぬ」プラントを建設したこと自体
>が「深刻な大罪であり失態」なのである。原罪はそこにある。これは現時点でも言
>いきれることであり、そのことを追及し断罪すべきである。

それはそう思います。

私は、ひとが思いつく限りひとができる限りの“安全対策”をやったとしても事故は起こるものだと思っていますので、その結果が現状のような事態を招くような原発には元々反対で、順次廃炉にしていくべきだと思っています。

(別にガスタービン発電など他の発電方法が安全だと主張しているわけではありません。事故が発生したときに可能な対処方法でリスクに対する“許容度”が変わると考えています)

原発事故が今回のような被害レベルなら“許容”できるというひとが多数派を占めるのなら致し方ありませんが...。

現在進行中の事故ですから、原罪云々はさておき、早期終息を目指すほうが優先されると思っています。

私の判断ではたいした能力があるとは思えないひとたちが事故対策を仕切っていることになりますので、大失態を犯した人たちに全面的に任せるわけにはいかないと考えています。


> この男の詐術のキーワードは「RCIC」「判断ミス」「政府・東電の深刻な失態」で
>ある。いかにも読者に受けそうなワードではないか。
> ここにこの男の詐術の実態を暴露しておくことは、今後何かの役に立つこともあ
>ろう。

「この男の詐術」という表現も、あなたには根拠があると思っての広言なのでしょうからお好きにどうぞ。
昔なら、そのような表現をする相手はまったく無視するか、とことんそのような表現をした根拠や正当性を追求したでしょうが,,,。


http://www.asyura2.com/09/dispute30/msg/416.html

コメント [Ψ空耳の丘Ψ59] 映畫「Knowing」を「328(審~[サニワ])」せよ 聯中が次に仕掛けて來る日附は5月9日(月)午前12時だ 不動明
11. 2011年4月26日 04:29:56: jkBLem6bCM
日本の国旗の横はリビア共和国(リビアの旧国旗)ですね
http://www.asyura2.com/10/bd59/msg/479.html#c11
コメント [原発・フッ素9] 想定外なのか! 金子勝 『暴かれた無責任体質』 この国は壊れかけていると感ずるのは私だけであろうか! axioms123
07. 2011年4月26日 04:38:45: E4bT3Bpr2w
この国の無責任体質なんて今に始まった話じゃない、太平洋戦争の頃からずっとだろ。


http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/853.html#c7

記事 [原発・フッ素9] 日弁連会長声明 - 「福島県内の学校等の校舎・校庭等の利用判断における暫定的考え方について」
日本の主要なメディアでどれほど報道されているか知らないのですが、福島原発周辺の、「せめて若い命だけでも遠くに疎開させなければ」という人々の思いを後押ししてくれる声明が日本弁護士連合会会長から出されていますので、それを転載致します。

まだ知られていないようでしたら、転送・転載などで広めてください。
以下、転載。


会長声明集 Subject:2011-4-22
「福島県内の学校等の校舎・校庭等の利用判断における暫定的考え方について」に関する会長声明
http://www.nichibenren.or.jp/ja/opinion/statement/110422_2.html

4月19日、政府は「福島県内の学校等の校舎・校庭等の利用判断における暫定的考え方について」を発表し、これを踏まえて、文部科学省は、福島県教育委員会等に同名の通知を発出した。これによると「児童生徒等が学校等に通える地域においては、非常事態収束後の参考レベルの1〜20mSv/年を学校等の校舎・校庭等の利用判断における暫定的な目安と」するとされており、従前の一般公衆の被ばく基準量(年間1mSv)を最大20倍まで許容するというものとなっている。その根拠について、文部科学省は「安全と学業継続という社会的便益の両立を考えて判断した」と説明している。

しかしながら、この考え方には以下に述べるような問題点がある。

第1に、低線量被ばくであっても将来病気を発症する可能性があることから、放射線被ばくはできるだけ避けるべきであることは当然のことである。とりわけ、政府が根拠とする国際放射線防護委員会(ICRP)のPublication109(緊急時被ばくの状況における公衆の防護のための助言)は成人から子どもまでを含んだ被ばく線量を前提としているが、多くの研究者により成人よりも子どもの方が放射線の影響を受けやすいとの報告がなされていることや放射線の長期的(確率的)影響をより大きく受けるのが子どもであることにかんがみると、子どもが被ばくすることはできる限り避けるべきである。

第2に、文部科学省は、電離放射線障害防止規則3条1項1号において、「外部放射線による実効線量と空気中の放射性物質による実効線量との合計が3月間につき1.3 ミリシーベルトを超えるおそれのある区域」を管理区域とし、同条3項で必要のある者以外の者の管理区域への立ち入りを禁じている。3月あたり1.3mSv は1年当たり5.2mSv であり、今回の基準は、これをはるかに超える被ばくを許容することを意味する。しかも、同規則が前提にしているのは事業において放射線を利用する場合であって、ある程度の被ばく管理が可能な場面を想定しているところ、現在のような災害時においては天候条件等によって予期しない被ばくの可能性があることを十分に考慮しなければならない。

第3に、そもそも、従前の基準(公衆については年間1mSv)は、様々な社会的・経済的要因を勘案して、まさに「安全」と「社会的便益の両立を考えて判断」されていたものである。他の場所で教育を受けることが可能であるのに「汚染された学校で教育を受ける便益」と被ばくの危険を衡量することは適切ではない。この基準が、事故時にあたって、このように緩められることは、基準の策定の趣旨に照らして国民の安全を軽視するものであると言わざるを得ない。

第4に、この基準によれば、学校の校庭で体育など屋外活動をしたり、砂場で遊んだりすることも禁止されたり大きく制限されたりすることになる。しかしながら、そのような制限を受ける学校における教育は、そもそも、子どもたちの教育環境として適切なものといえるか根本的な疑問がある。

以上にかんがみ、当連合会は、文部科学省に対し、以下の対策を求める。

1 かかる通知を速やかに撤回し、福島県内の教育現場において速やかに複数の専門的機関による適切なモニタリング及び速やかな結果の開示を行うこと。

2 子どもについてはより低い基準値を定め、基準値を超える放射線量が検知された学校について、汚染された土壌の除去、除染、客土などを早期に行うこと、あるいは速やかに基準値以下の地域の学校における教育を受けられるようにすること。

3基準値を超える放射線量が検知された学校の子どもたちが他地域において教育を受けざるを得なくなった際には、可能な限り親やコミュニティと切り離されないように配慮し、近隣の学校への受け入れ、スクールバス等による通学手段の確保、仮設校舎の建設などの対策を講じること。

4 やむを得ず親やコミュニティと離れて暮らさざるを得ない子どもについては、受け入れ場所の確保はもちろんのこと、被災によるショックと親元を離れて暮らす不安等を受けとめるだけの体制や人材の確保を行うこと。

5 他の地域で子どもたちがいわれなき差別を受けず、適切な教育を受けることができる体制を整備すること。


2011年(平成23年)4月22日

                    日本弁護士連合会
                    会長 宇都宮 健児


★転送・転載の際は、この記事のURLを
http://insidejobjp.blogspot.com/2011/04/blog-post_8379.html
必ず入れてください。

一人でも多くの人々に読んでもらうため、
これを読んだあなたも周りの人々に知らせてくださいね。
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/861.html

コメント [戦争b7] 緊急会見!日本の皆さん、アメリカの皆さんへ。B・フルフォード氏によるペンタゴン情報 hattariya
174. 2011年4月26日 04:58:48: sJWVmwgvvM
昔は電磁気学が趣味だった人間の感想ですが、
「HAARPで電離層を撹乱」しても、単に短波通信が出来なくなるだけですし、そんな面妖なモノを使わないでも、磁気嵐やら何やらの自然現象で時折ダメになりますが、だからといって地震が起きる訳じゃない。
電磁波を使って電磁波のシールドは出来ない。単に波形が重なり合うだけ。
仮に電離層を部分的に破壊する(というのが何を意味するかはわからんが)と、そこから宇宙空間に信号が直進するだけ。
電離層が壊れなければ、反射された信号が複数箇所で(電離層と地表で反射を繰り返しながら)受信されるが、気象を改変する程のエネルギーなら、周辺の電子機器は一たまりも無い。しかし、東日本でラジオ受信機が片っ端から火を噴いたとか、鉄塔があちこちで受信電界による誘起電圧でコロナ放電したとか、架空電線が燃えたとか、東京タワーが融けたとか、おっ立てたチンポが高周波火傷をしたという話は無い。
仮に電離層を一箇所加熱しても、他の場所は無傷だし、そもそも電離層の厚さは多寡が数十センチ程度で、実は電子密度も単に周囲より高めと言うだけで、実はかなり低い。そんなものが発熱して、どうなるというのだろうか。
電界を加えても、地殻は変形する訳が無い。「仮に」常識外の超大電力を想定しても、海底が交番電界の静電誘導によって数メガヘルツで超高速振動する前に、その上の海水がダイポール・モーメントの振動による誘電加熱と渦電流による損失で盛大に沸騰する。海水に短波の信号を照射しても、penetration depth は1センチも無い。超長波なら数十メートルの深度でやっとマイナス数十デシベルで一応受信出来るが、長波のアンテナでそんなに鋭い指向性を出すとなると、それこそテキサス州全土をアンテナにする必要がある。
極めつけは、それだけの送信機に電力を供給できる発電所は世界中に一つも無いし、現在存在する各種燃料の熱量 (別にJ/kg でも BTU/lbs でも良いが)では、それこそ天文学的な量の原油やウラン鉱石が要るんで、秘密にやるのは無理。日本中の発電所の総出力を電波に変えて送信しても足りない。

結論:こんなショウモナイ話をしたところで、怠慢な電力会社と無学な御用学者に加えて、利権塗れの政治家の責任問題がうやむやになるだけ。不毛過ぎる。
http://www.asyura2.com/10/warb7/msg/469.html#c174

コメント [自然災害17] 緊急告発「緊急報告)3/11地震テロ特定!証拠保全完了!」という名のデタラメについて フシギ空間
19. 2011年4月26日 05:07:49: psl31AAiEc
あんたが  アホ

  だということだけがわかった
http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/199.html#c19

コメント [原発・フッ素9] 日本の土壌中に驚くべき高レベルの放射性物質  米サイエンス誌 ダイナモ
06. 2011年4月26日 05:10:24: 4WV2HM1H9Y

また、危機感扇動者か…

これって、その土壌の上に、防護無しで24時間いた場合を仮定してる訳でしょ。

そんな人いませんから…

チェルノと同様に関しては、数字の根拠も脆弱だし、推定根拠が曖昧。


http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/854.html#c6

コメント [原発・フッ素9] 4月23日 東電は生データ開示を 小出裕章〔小出裕章(京大助教)非公式まとめ〕 gataro
09. 2011年4月26日 05:10:42: arINNVlKBj
>>07
「クロム」(chrome, chromium)じゃなくて「クロル」(chlorine)だよ。
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/822.html#c9
コメント [原発・フッ素9] 福島原発敷地は堤一族の土地だった(日刊ゲンダイ) 生一本
37. 2011年4月26日 05:21:10: xvOLgN88gw
★>5さま・・・アマゾンURL

●高橋五郎
http://www.amazon.co.jp/gp/search?index=blended&tag=sleipnir0asyuracom-22&field-keywords=%E9%AB%98%E6%A9%8B%E4%BA%94%E9%83%8E&__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&linkCode=qs
●鬼塚英昭
http://www.amazon.co.jp/gp/search?index=blended&tag=sleipnir0asyuracom-22&field-keywords=%E9%AC%BC%E5%A1%9A%E8%8B%B1%E6%98%AD&__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&linkCode=qs
_____________________________[分かりました♪]_____________________________
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/789.html#c37

コメント [原発・フッ素9] 福島原発敷地は堤一族の土地だった(日刊ゲンダイ) 生一本
38. 2011年4月26日 05:24:33: ygRauIFF52
>17さんに同意
結局、差し支えない所しかバッシングしない。堤王国は解体させられ堤一族に現在権力はない。堤一族が正しいなんて言わないが悪い奴ほどよく眠る。誰が解体したのか?見誤るとメディアに踊らされるよ。
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/789.html#c38
コメント [原発・フッ素9] 日本の土壌中に驚くべき高レベルの放射性物質  米サイエンス誌 ダイナモ
07. 2011年4月26日 05:32:46: NAdiAE5k66
ロシアと違って、日本は雨が多い。
広島・長崎もセシウム・プルトニウム等が長期に残っていたはずだが、
戦後しばらくして復活し、百万の人口を誇っている。
もちろん、統計学的に有意なほど癌や奇形が増える可能性はあるから、
数年は警戒し近づかない方がいいだろう。
しかし、
チェルノブイリのように何十年も住めないということはないのではないか。

ただし、福島第一が無事に収束し、他の原発も暴発しない、という前提だが。
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/854.html#c7

記事 [テスト21] Re: test
Good Nukes-- "Almost Good Enough": Pt. 4 Nuclear Racism

Disaster at Chernobyl part 5 of 6

Richie Spice - World Crisis

http://www.asyura2.com/10/test21/msg/906.html

コメント [原発・フッ素9] 4月23日 今何をすることが必要か 小出裕章〔小出裕章(京大助教)非公式まとめ〕 gataro
24. 2011年4月26日 05:34:38: arINNVlKBj
>>21
(コメント)がマヌケすぎ。
その阿修羅の記事の「とおき」氏のコメントと知恵袋の質問での「クロム38」は「クロル (chlorine) 38」の誤記。
しかも知恵袋の「答」は、中性子のソースが問題なので答になってない。
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/771.html#c24
コメント [経世済民71] 外貨準備を復興資金に使えない理由 sci
10. 2011年4月26日 05:38:05: 4WV2HM1H9Y

この話は、外為特会だけに限定して話しているでしょ…財務省の官僚と同じだ。

米国債を含めた資産はもっと沢山あるでしょ。

外為特会で少し赤字を出したところで、トータルの国の資産で十分埋められるでしょ。

この記事は、縦割り会計で悪い課目の数字ばかりを出す財務官僚の手玉に取られている参考例として見ておきましょう。

http://www.asyura2.com/11/hasan71/msg/603.html#c10

記事 [テスト21] Re: test
Good Nukes-- "Almost Good Enough": Pt. 4 Nuclear Racism

Disaster at Chernobyl part 5 of 6

チェルノヴイリの祈り(導入部) 演者・神田香織

Richie Spice - World Crisis

http://www.asyura2.com/10/test21/msg/907.html

コメント [環境・エネルギー・天文板4] 植物プランクトンから作る「未来の燃料」、CO2も吸収 スペイン  AFP ダイナモ
01. 2011年4月26日 05:42:25: qYjFrIkfqE
いいことですね。頼もしい限りです。成功をお祈りします。ところで
 日本人も同じアイディアを発表してませんでしたっけ。
どうなったんでしょう。その後の展開ご存知の方がおいででしたら、どうかお知らせください。

http://www.asyura2.com/09/nature4/msg/616.html#c1
記事 [音楽3] Richie Spice - World Crisis
Good Nukes-- "Almost Good Enough": Pt. 4 Nuclear Racism

Disaster at Chernobyl part 5 of 6

チェルノヴイリの祈り(導入部) 演者・神田香織

Richie Spice - World Crisis

http://www.asyura2.com/10/music3/msg/472.html

コメント [経世済民71] 復興債の日銀引き受け、必要性ない=民主・中川正春衆院議員 sci
01. 2011年4月26日 05:44:34: 4WV2HM1H9Y

バカ議員の税金上げたいための方便だ。

>「日銀が引き受けたら、円に対する信頼が崩れる。そのような禁じ手を使う必要  はない」

アメリカが既にやってるだろうが、信頼が崩れているか?

大震災による一時的措置というアナウンスを発し、その後のプラン・道筋を提示すれば、世界・金融市場は動揺しない。

http://www.asyura2.com/11/hasan71/msg/602.html#c1

記事 [お知らせ・管理19] 管理人さん、削除をお願いします。
お手数お掛けします。
投稿失敗です。
宜しくです。
Richie Spice - World Crisis
http://www.asyura2.com/10/music3/msg/472.html
投稿者 陣中見舞い 日時 2011 年 4 月 26 日 05:42:30: 3pEdi1PI5rkGQ

http://www.asyura2.com/10/kanri19/msg/760.html
コメント [経世済民71] [節電対策] イオンが夏の開店1時間早めます ← えぅ…それだけ??? jesusisinus
02. 2011年4月26日 05:49:03: 4WV2HM1H9Y

銭ゲバ会社…

弟の力の無さの消費落ち込みで、どうせ大して売れないんだから、もっと営業時間を短くして、コストダウンした方が経営効率が高まると思うよ。

弟が不出来で、国難を更に悪化させてんだから、兄貴の方はもっと社会に貢献した方が良いぞ。
http://www.asyura2.com/11/hasan71/msg/594.html#c2

コメント [外国人参政権・外国人住民基本法01] 在特会、とうとう13人に減る[ネットゲリラ:在特会4名有罪判決下り、早くもネット上では手のひら返しが] 皮肉屋
03. 2011年4月26日 05:51:36: qYjFrIkfqE
 やっぱ人間って異常なもの、汚いものには別にこれだっていう理由がなくてもなんとなく嫌悪感を抱いて遠ざかるよね。 ネトウヨって自分の中にある人間のクズというか動物でも持たない様な汚らわしさがあるね。 やがてみんな気づくよ。
http://www.asyura2.com/09/gaikokujin01/msg/731.html#c3
コメント [原発・フッ素9] 震災当日、東電社長の輸送機が防衛省指示でUターン(MSN産経) 赤かぶ
02. 2011年4月26日 05:56:27: 0GJJznkobY
いいわけばっかだな。

津波の危険性について2006年に発表していながら、
対策してこなかった。

対策もしてないのに廃炉にすべき原発の使用期間を延長した。

福島原発を廃炉にしたくなかったからホウ素を入れず、
海水も入れなかった。
菅直人がくるというのでベントを遅らせた。
結果、爆発した。

と言われてるけど違うのか?
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/859.html#c2

コメント [自然災害17] 地方議員が、ツイッターで「311人工地震」について書き込み連打 民主党の広島県議会議員・梶川ゆきこ hirokumm
81. 2011年4月26日 05:58:03: TQhglW8JjY
72へ
なにかしらの小説のような書き込みは、いかがなものか?

GODI(グローバル・オーシャン・ディベロップメント)もSmedvig(スメドビック)も謎の会社では、ありません。

 GODIは、日本郵船会社の子会社。
 Smedvig社は、数年前にSeadrillと名を変えていますが、ノルウェー国の会社です。

 Seadrillと社名を変更したのは、Smedvig社をアメリカのメジャーが、買収(乗っ取り)をかけてきたため、ノルウェー国が、Smedvig社を保護したのです。

 とりわけ、産業の無いノルウェー国にとって、北海油田を開発する掘削会社は、国の大黒柱ですから、うなずけます。ちなみに、ノルウェー国の厚い社会保障も、この石油利権から生まれています。
 日本で厚い社会保障の論議が、かもしだされることがありますが、ノルウェー国なみの水準を保つことは、非常に難しいでしょう。

 「ちきゅう号」は、船舶ですから、船の運航を、日本郵船が、掘削関係機器の運用をSmedvig社が請負いシェアしたのです。

 
 Smedvig社がアメリカを中心とした石油メジャーに乗っ取られたとは、聞いたことはありません。
 現在は契約が切れ、全くの無関係です。

 貴方(72)も述べられているように、現在は、日本マントルクエスト名を変えていることは、事実です。
 でも、謎の会社では、ありません。
 
 Smedvig社の請け負っていた掘削関係機器の運用を、JDC(日本海洋掘削会社)に変わっただけです。
 
 これで、ほぼ日本人で運用する状況が出来上がったのです。
JDC社の日本人は、非常に優秀な方が、おおいですが、企業規模が大変小さいため、ちきゅう号の配乗に回せる掘削系社員が、とてもすくないです。
 日本国民に、とっては、より良い状況だとみています。

下記のようなコメントは、非常に誤解を招くのでは、ないでしょうか?
「「こうやって、日本近海には、いつでも爆弾を仕込むことが可能な穴が今や無数に開いているのである。」」
 
 少なくとも、「ちきゅう号」は、日本海側へ行ったことがありません。
 CDEXのHPを、いつも見ておれば、わかりますが、おもに掘っているのは、紀伊半島沖の熊野灘です。
 その他としては、沖縄と青森沖です。 

下記のコメントにも、私は、非常に疑問を持ちます。 

「「我々の命も来年の2012年で尽きるのかもしれないですナ」」

 非常に、不安を煽った文章を書いておきながら、貴方(72)は来年の予想ですか?

 なに、のんびりしたことを、言っているのですか?

 アメリカの経済が、今年の夏にでも、破綻するかもしれないことは、知っているでしょう。

 破綻するまでに、経済的に世界No2の日本と中国を叩いておこうと、アメリカが考えていても、おかしくはないと思います。

 地震が起きる(起こす)すれば、それまでとは考えられないでしょうか?
 つまり、今年の7月までです。

 劇場型の文章を表現するのは、貴方の自由ですが、
 いい加減な表現で民衆を不安に落としこめたり、安堵させたりするのは、異常な表現だと私は思います。


 
http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/244.html#c81

記事 [音楽3] 再投稿  Richie Spice - World Crisis
Good Nukes-- "Almost Good Enough": Pt. 4 Nuclear Racism

Disaster at Chernobyl part 5 of 6

チェルノヴイリの祈り(導入部) 演者・神田香織

Richie Spice - World Crisis


http://www.asyura2.com/10/music3/msg/473.html

コメント [原発・フッ素9] 日本は,いま,どうなっているのか? (飯山一郎HP) 亀ちゃんファン
21. 2011年4月26日 06:07:22: XLzyABna6s
>20

確かにガイガーカウンター計測のHPなどに行くと

http://park30.wakwak.com/~weather/geiger_index.html

現在安定しているし、通常時に数値とほぼかわらないことも確認できます。

一方で

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110423-OYT1T00667.htm?from=main5

みたいな報道もなされています。素人なのでこれがどういう事態なのかわかりませんが、「ただちに健康に問題ない」と言われて「ああ、そうなんだ!」と思える人間もどうかと思います。

本当に安全なのかもしれませんが、“安全だ! 安全だ!”というその言葉に重みも何もないようにした人たちについてはなんとも思わないのでしょうか。
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/819.html#c21

コメント [原発・フッ素8] 低線量率放射線の健康効果 稲 恭宏博士 緊急特別講演 とある母
90. 2011年4月26日 06:09:06: GoBmkOFPug
正直な感想から言って稲博士の言説は信用する事ができません
なぜなら同じ測定器で同じ空間線量を記録していたとしても
鉱石や宇宙線など由来の空間線量と放射能漏れがあった場所での空間線量
では意味合いが全く異なるからです
前者は純粋に外部の放射線量ですが後者についてはその空間に放射性物質を含む
微粒子や埃が舞っている事を意味しているからです
後者の塵や微粒子を呼吸で体内に入れた場合内部被曝します
同じ空間線量であってもその放射線源の性質を考えないと意味がありません

今現在問題になっているの明らかに微粒子由来であり
通常より空間線量の多い場所は放射性物質を含む微粒子が
存在すると考えなければいけません
なのでその場所の空間線量が飛行機に乗った場合やレントゲン検診など
外部被曝と比較する事は全くナンセンスであり
実際にある危険性に誤った認識を与えてしまうと思われます

これらを総合して稲博士の言動は極めて愚劣といわざる得ません

http://www.asyura2.com/11/genpatu8/msg/342.html#c90

記事 [自然災害17] 大気イオン濃度 兵庫、川西地区が異常に上昇
http://img.asyura2.com/us/bigdata/up1/source/4285.gif
兵庫川西地点での大気イオン上昇が恐ろしいほどあがっている。
これほどあがっているのは見たことがない。

http://www.e-pisco.jp/r_ion/data/hyogo_kawanishi.html
http://www.e-pisco.jp/

兵庫川西地区での異常値について
http://www.e-pisco.jp/r_ion/attention/110425a.html
http://www.e-pisco.jp/r_ion/attention/110425b.html
すごいのは、この大気イオン濃度のホームページも
次々と閲覧不能になっている点である。
前兆証言も閲覧不能になっている。
http://www.e-pisco.jp/r_koukan/ex/hansin/1519kennsaku.html

東北地方太平洋沖地震および中部・東日本の地震活動と大気イオン濃度変化について
http://www.e-pisco.jp/r_ion/attention/110408.html

東北から東海に目標を移動させたのだろうか?


http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/257.html

コメント [自然災害17] 地方議員が、ツイッターで「311人工地震」について書き込み連打 民主党の広島県議会議員・梶川ゆきこ hirokumm
82. 2011年4月26日 06:19:38: G3HCBxSrNo
海溝沿いの海底に穴掘って、連続爆破ってシーンが、日本沈没(新)にあったな。

まさかな。

http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/244.html#c82

コメント [自然災害16] 阿修羅コメント・ベンジャミンフルフォードさんの語る『地震兵器』・・竹中・・「・・日本が地震兵器で脅されたからやった・・」 小沢内閣待望論
16. 2011年4月26日 06:21:00: E6PUCeFP4s
>>13
確かに、日本国民の欧米かぶれは異常です。それを不思議と思わない自体が異常。
これ以上、付いて行きたくないし、タカられるのもイヤですが、暴力をチラつかせるのでキビシイですね。
http://www.asyura2.com/09/jisin16/msg/403.html#c16
記事 [自然災害17] HAARPが異常に動いている。
http://img.asyura2.com/us/bigdata/up1/source/4286.png
HAARPがまた異常に動いている。
こちらが騒いだからか
また見れるようになった。

しかし4月11日の直前にひどく動き

また4月20日から継続してひどく動いている。


http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/258.html

コメント [原発・フッ素9] 日本の土壌中に驚くべき高レベルの放射性物質  米サイエンス誌 ダイナモ
08. 2011年4月26日 06:33:12: GVMFy9UA0g
コノ長崎大学の教授は 『 銃殺刑 』ヤネ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


>07

ソンナ勇気もナイ癖に!!!!!!!!!!!!!!!!

ドウゾ、どうぞ、福島の大地は何時でもアナタをお待ちしてオリますので、数年後には是非 移住されて下さい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


麗しい空気と大地を噛みしめてネ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

>06


また、危機煽動者かって、オマエ本当に日本人なの!!!!!!!!!!!!!!!!????????????????


「 煽動 」 という言葉の意味を全く理解してナイな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

>防護無しで24時間いた場合を仮定してる訳で、そんな人いませんから…

って、ジャ24時間 CBIRF の部隊の様な格好で暮らすのカヨ、アホ 馬鹿!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


オマエは、第2時大戦後にブラジルの日系社会で、


「 日本が負けたナンテ嘘だ!!!!!!!! デタラメを言うナ!!!!!!!!!!!!!!!!」


って最後まで日本の敗戦を受け容れようとしなかった " 大バカ野郎共 " ソックリだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


「 バカ 」 は死ぬまで、" バカ " って事ダ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/854.html#c8

コメント [原発・フッ素9] 日本は,いま,どうなっているのか? (飯山一郎HP) 亀ちゃんファン
22. 2011年4月26日 06:33:22: YnIVqi6406

( ヨトウ ニ カエリザク タメ ノ ダイショウ )

 アマリニモ タカスギタ ダイショウ ダガ ソレイガイ ハ 

 メニ ハイラナイ  チンプ ダガ オロカ トシカ タトエヨウ ガ ナイ 

 ミエザル オオイナル モノ ニ ヨリドコロ ヲ モタナイ ミンゾク ノ 

 シュクメイ ナノカ? サキノ タイセンニ ツキススマザルヲエナカッタ 

 ソノ レキシカラ ナニモ マナバズ ナニモ シンポ モナイ。

 ワタシタチハ ドコカラキテ ドコエイコウト スルノカ トユウ フレーズ

 ガ 1987エヌスペ デ ツカワレタ ソンナ キオク ガ アルガ 

 カコ ニ マナブコト ハ タケサン アル ヨウダ ト オモウ。



http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/819.html#c22

コメント [原発・フッ素9] 再生可能エネルギーは原発の代わりにはならない  原発事故のリスクをどう「割り切る」か  sci
04. 2011年4月26日 06:37:26: crACn4rYw2
原発反対派、小沢信者、孫信者は受け入れたくないだろうが事実は事実

「既に原発より安いエネルギー」に補助金は必要ない。
「20年間補助金をよこせ」というのは今後20年は競争できないと表明しているのと同じ。

原発は安全性を上げるととても高くなるというなら、天然ガスでいい。
太陽光は天然ガスに勝てない。

http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/858.html#c4

コメント [お知らせ・管理19] 削除依頼 E-wave Tokyo
02. E-wave Tokyo 2011年4月26日 06:38:57: jkjLTpRhJKBzA : RDnkdyDEnw
ありがとうございました。

http://www.asyura2.com/10/kanri19/msg/759.html#c2
コメント [原発・フッ素9] チェルノブイリをみて、東京からいつ退避するべきなのかを考える(ジャーナリスト 木下黄太のブログ) gataro
19. 2011年4月26日 06:40:57: wikjcPGxLM
>>18

正しい知識で、教えていただけますでしょうか。

チェルノブイリ原発事故は、爆発(臨界爆発は見解が分かれています)により、大量の放射性物質を排出しました。福島第一原発事故は水素爆発を起こしましたが、格納容器があるため、チェルノブイリ原発事故より少ない放射性物質を排出したと発表されています。

チェルノブイリ原発は事故収束迄の10日間で、セシウム137:8.5京Bq、ヨウ素131:176京Bqを排出したと推計されています。3月26日、ZAMGは、福島第一原発は事故発生以降、1日平均、セシウム137:5000兆-5京Bq、ヨウ素131:10京Bqを排出したとの推計を出しています。

■質問1:放射性物質の初期排出量
ZAMGの平均推計を18日分積算すると、セシウム137:9京-90京Bq、ヨウ素131:180京Bqとなり、福島第一原発事故の放射性物質排出量は、チェルノブイリ原発事故を上回ります。ZAMGの推計は、どこまで正しいのでしょうか?誤りがあるとすれば、何が原因で、どれ位の量が妥当でしょうか?

■質問2:放射性物質の総量
チェルノブイリ原発は4号炉のみの事故ですが、福島第一原発は1号機・2号機・3号機(プルサーマル)・4号機(核燃料プール)の事故です。福島第一原発1〜4号機は、再臨界がないと仮定した場合、主要核種で放射性物質の総量は、どれ位でしょうか?

■質問3:放射性物質の排出量
チェルノブイリ原発事故の放射性物質排出は10日間で収束しています。福島第一原発事故は炉心冠水で大気排出量は減少しましたが、冷却回路構築と排出経路遮断が完成するまで、放射性物質は排出されます。東電の工程表通りに作業が進捗したと仮定した場合、福島第一原発の放射性物質の総排出量は、どれ位でしょうか?

■質問4:放射性物質の拡散範囲
ZAMG初め海外の飛散シミュレーションでは、放射性物質の拡散範囲は、日本全国(海洋)より広くなっています。文科省発表の全国線量値でも、日本全国に広がっています。福島第一原発事故がチェルノブイリ原発事故と違うのであれば、拡散範囲は、何を基準にして考えるのでしょうか?
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/826.html#c19

コメント [原発・フッ素8] 特別リポート:地に落ちた安全神話―福島原発危機はなぜ起きたか(REUTERS) gataro
03. 2011年4月26日 06:42:33: acHQSSmZwM
原発を推進してきた愚か者達の所在を明らかにして、相応の処分を下さなくてはいけない。
いまだに騙されている愚民たちも、目を覚まさなくてはいけない。

原発に反対し、警鐘をならしてきた方達は素晴らしい。
そういう方達をこそ、今後はリーダーにすべきだ。
http://www.asyura2.com/11/genpatu8/msg/293.html#c3

コメント [原発・フッ素9] 想定外なのか! 金子勝 『暴かれた無責任体質』 この国は壊れかけていると感ずるのは私だけであろうか! axioms123
08. 2011年4月26日 06:43:03: c2cw24JQGg
さっさと韓国政府に、我が国を併合してもらうよう進言しようではないか!!
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/853.html#c8
記事 [原発・フッ素9] 笑える福島第一原発のニュース ベスト5 (破壊屋)
http://hakaiya.com/20110425/diary-23227(破壊屋)

2011年04月25日
笑える福島第一原発のニュース ベスト5

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震災以降、原発関連のニュースばっかり積極的に読んでいる。

プルトニウムが再び検出された
20キロ圏内は立ち入り禁止
一日150兆ベクレル漏れている
一番危険な4号機、そのプールは余震や水圧に耐えられないかもしれない
これはほんの一例。日本の絶望の未来を意味するニュースが毎日毎日流れてきて、気分が落ち込んでくる。でもごくたまに酷すぎて笑ってしまうニュースがあったりするので、俺が笑ってしまった原発ニュースベスト5を紹介します。


【第5位 燃料棒の溶融を今さら認める 】

このニュースの見出しを読んだときは吹き出してしまった。燃料棒が溶融しているなんてみんな知ってるよ!

◎燃料棒の溶融、保安院が初めて認める 内閣府に報告(朝日新聞 4月18日)
http://www.asahi.com/national/update/0418/TKY201104180444.html
『福島第一原発1〜3号機の原子炉内にある燃料棒は一部が溶けて形が崩れている、との見解を経済産業省原子力安全・保安院が示した。18日に開かれた内閣府の原子力安全委員会に初めて報告した』

保安院が燃料棒の溶融を認めたのはなんと4月18日。保安院の「現実を認めない」方針は酷いものがあるが、ここまでくると「現実がわかってない」のでは?と疑ってしまう。しかし保安院よりも酷い組織があるのだ………。


【第4位 それでも燃料棒は溶融していない 】

その組織とはもちろん東電。東電が溶融を認めたのは保安院よりもさらに遅れて4月20日。しかも2号機と3号機についてはまだ認めていない。

◎〔放射能漏れ〕東電、1号機の燃料溶融の可能性認める 「炉心がドロドロに溶けた状態」 – MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110421/dst11042107120004-n1.htm
『福島第1原発事故で、東京電力の松本純一原子力・立地本部長代理は、1号機の燃料溶融について「炉心の状態が確認できないが、決して溶融していないと断定して申し上げているわけではない」と燃料溶融の可能性を認めた。20日の記者会見で話した』

「決して溶融していないと断定して申し上げているわけではない」という表現に笑ってしまった。政治家の答弁よりも複雑な表現だ。どんなにデータがある事象でも、不都合なことは絶対に認めようとしない東電の姿勢には見上げたものがある。圧力容器や格納容器が壊れていることを認めようとえせずに、「健全性が保たれている状態」「穴が開いているイメージ」とかずっと言い張ってたしね。


【第3位 ベストを尽くした 】

無計画停電と計画入院と揶揄された東電の清水正孝社長だけど、4月13日に復帰して記者会見を行った。最悪の公害企業となってしまった反省が語られると思いきや…「ベストを尽くした」を連発したのであった。わはは、さすが東電の社長である。

◎東京電力社長「ベストを尽くした」強気の記者会見 – 法と経済のジャーナル Asahi Judiciary – WEBマガジン – 朝日新聞社(Astand)
http://astand.asahi.com/magazine/judiciary/articles/2011041400009.html

東電の初動の意思決定の遅れを指摘されて↓
『これは私の不在時でも適切に連携をとりながら進めてきておりましたので、ベストを尽くした対応をしてきたというふうに考えております』

ベストを尽くして爆発?とツッコミを受けたので、ベストで反論した↓
『全力でベストを尽くしてきたと認識いたしております』

東京電力の落ち度について聞かれて↓
『それが私どものオペレーション上のミスうんぬんという点については、私どもはこれまでもベストを尽くしてきて、また、現在もベストを尽くしつつある、このように考えております』

「3号機爆発を防ぐ」と発表しながら、実際は何もしていなかったことをつっこまれて↓
『一つひとつの事象に対する対応はそのときどきのベストを尽くしてきていると申し上げておりますし』

取締役としての原発事故の責任について↓
『これまでの実際に対応してきた個々の手立て、これは私どもとしては、ベストを尽くしてきたと、このように考えております』

スポーツ選手じゃあるまいし、なんだこのやり取り。でも俺も仕事ミスったときは、この手でいこう。


【第2位 福島第一原発の被ばくはノーカウント】

世界が注目する福島第一原発の作業員たち。ところが彼らの待遇があまりにも酷いことは有名だ。最近だと時給1900円(しかも実働時間のみで拘束時間は払われない)の作業員が週刊誌で話題になった。

そして何よりも心配なのは彼らの被ばく線量。健康被害はもちろんのこと雇用問題もある。100ミリシーベルト以上被ばくすると5年間は放射線業務ができない、つまり原発での仕事ができなくなる。原発作業員にとっては失業どころでは済まない問題だ。しかし彼らを救う想定外な手段があった!

◎福島第1原発:作業員の被ばく線量 管理手帳に記載せず – 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110421k0000m040166000c.html
『一方、作業員の被ばく線量を一括管理する財団法人・放射線影響協会の放射線従事者中央登録センターは「250ミリシーベルト浴びた労働者に通常規則を当てはめてしまうと、相当年数、就業の機会を奪うことになる。全く別扱いで管理する」と説明。
(中略)
復旧作業にあたる2次下請け会社の男性作業員(30)は3月下旬、現場で元請け会社の社員から「今回浴びた線量は手帳に載らない」と説明された。「250ミリシーベルト浴びて、新潟県の東電柏崎刈羽原発で働くことになっても250ミリシーベルトは免除される」と言われたという』

被ばくノーカンという発想も酷いが、これが普通に報道されているという現状も狂っている。そして「250ミリシーベルトは免除される」この一文を読んで笑い出してしまった俺も狂っている。免除されるってなんだよ。

作業員の現状の悪さは本当に酷い。週刊誌の報道によると、下請け作業員たちは東電側から「福島第一原発の被ばくとガンの関係性は証明できない」と説明を受けているとのこと。国難に立ち向かう彼らがそんなこと言われているんだから、数年後に被ばく者への健康被害でも東電が同じ説明で逃げるのはもう目に見えている。


【第1位 ガスボンベが爆発 】

世界が震撼した2011年3月12日の福島第一原発一号機の爆発。ところが東電の説明は「建屋から煙が出ている」「ガスボンベが爆発した可能性」だった!この記事を読んだときは「ワハハ!」と声をあげて笑ってしまったよ。

◎検証・大震災:原発事故2日間(6)初動遅れ連鎖 現実直視できず – 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/verification/news/20110404org00m040023000c2.html
『与野党党首会談を終えた菅首相は執務室に戻ったが、東電からも保安院からも情報は入っておらず、問い合わせにも東電は「建屋から煙が出ている」というだけだった。首相は「なぜ官邸にすぐに報告できない。こんなことをしていたら東電はつぶれる」と、東電から派遣された幹部を怒鳴りつけた。幹部は「タービン建屋に保管しているガスボンベが爆発した可能性もあります」と説明したが、テレビ映像を見た首相には、小さなトラブルには思えなかった』

全世界が大きなトラブルだと思ったよ!東電と保安院のグダグダな初期対応と情報隠しに菅首相はカンカンに激怒して、いわゆる「東電を恫喝」して問題になったわけだが、そりゃまあ怒るよなぁとしか言えない。

ガスボンベが爆発して煙が出る動画はこちらで見れます。
http://www.youtube.com/watch?v=kjx-JlwYtyE


【特別賞 「爆破弁」を使ってガス抜きしました】

3月11日〜20日のニュースを今見ると、能天気な報道もあって笑ってしまう。中でも凄いのは「爆破弁」だ。
テレビ局が原発の爆発を流しながら「あくまでも爆破弁を使ってガスを抜くような作業です」と解説している。
動画はここで見れる(http://www.youtube.com/watch?v=pg4uogOEUrU
俺は最近この動画を知ったので大笑いしながら見たけど、リアルタイムで見てたら笑わなかった。なお「爆破弁」を主張した有冨教授は内閣官房参与になりました。


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国が嘘を言い、企業が嘘を言い、メディアが嘘を言っている。それでも俺は彼らの発信するニュースを聞いて生活している。原発が爆発しても『マッド・マックス』や『北斗の拳』みたいな世紀末の時代は来なかった。国民が電気のために管理される『マトリックス』のような状態が明らかになっただけかも?

最後にお約束の一言を。これは笑いごとじゃないんだよ!


【追加特別賞 大きな音とともに白煙が発生】

色んな人から「他にも笑えるニュースあるよ!」って意見を頂きますが、@kmaebashiさんから教わった「東電用語」情報で笑ったのでご紹介します。この画像は福島第一原発三号機の爆発。
福島第一原発の三号機爆発の動画はこちら(http://www.youtube.com/watch?v=Q-9ax_X_PQ4
かなりショッキングな映像だし、茫然とするキャスターの顔が印象的。でもこれが東電用語になると……

◎〔PDFファイル〕福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(4月25日 午後3時00分現在)
http://www.tepco.co.jp/nu/f1-np/press_f1/2011/htmldata/bi1463-j.pdf
『3月14日午前11時1分頃、1号機同様大きな音とともに白煙が発生したことから、水素爆発を起こした可能性が考えられます』

ぶわははは!「白煙が発生」ってそういう問題じゃないだろ。色も黒じゃねーか。しかもこの「白煙が発生」が過去の話じゃなくて、現在の東電の認識というのが酷い。今後ネットで犯罪予告したい人は東電用語を使うといいよ。爆発騒ぎは「お前の会社で白煙が発生するぜ」で、毒物混入は「スーパーの食品に直ちに健康に影響が無いもの入れといたぜ」って言うの。

ちなみに1号機の内容はもっと酷くて

『3月12日午後3時36分頃、直下型の大きな揺れが発生し、1号機付近で大きな音があり白煙が発生しました。水素爆発を起こした可能性が考えられます。』

ってあるんだけど、その時間帯に地震なんて無かった。15時40分に地震あったけど震度1だった。じゃあその直下型の大きな揺れって何なの?どうしても地震のせいにしたいのだろうか?


http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/862.html

記事 [原発・フッ素9] あまりにもひどい専門家や官僚たちの対応
福島原発の事故対応についての対応はどうなっているのか。マスコミは東電ばかりを非難しているが、極端に言えば東電も被害者である。こういう事を言うと多数の国民は非難するだろうが、その時点ですでにマインドコントロールにかかっているとしか思えないのだ。その理由は簡単だ。東電は法律にのっとり原発を建設して運営してきた。地震が来て津波により被害を受け原発施設に多大の被害を受けて事故になった。全てが東電の責任なのであろうか・・・・唯一、中部大学の武田邦彦教授だけが正確にコメントしている。「東電は原子力安全保安院に基準を確認し、その基準に基づき原発を作り運用してきた。地震で壊れたのはその基準が甘かったからである。なのに原子力保安院はその長も含めて誰も国民に対して、基準が甘かったことにより事故になった事を謝罪もしない。税金で高額の給与を得ているのに何の責任感もない。こんな組織に意味があるのか?」正に正論ではないか。http://takedanet.com/2011/04/post_20b2.html

武田教授はさらに続ける。この国の関係省庁の官僚たちや政府は国民の安全確保を何も考えていない、むしろ法律違反を自ら犯して放射能汚染を無視している。こんな事が許されるのか。各省庁も原子力安全保安院も原子力安全委員会も全てが法律違反をしている事を必死で隠している。子どもの被爆許容量を、法律無視の20mSvにして何も問題がないような事が許されるのか、とんでもない事である。野菜や魚介類の放射性物質の摂取許容量も、内部被曝と外部被爆の合計値で決定するべきことを誰も言わない。風評被害だなんだとマスコミも産地のお涙頂戴で報道を繰り返すが、実際の被害が出るのは10年、20年先の今の児童たちである。この国の学者、官僚、それを束ねるべき政府の対応の酷さは何なのか。このままでは国が亡びる、早急な政権交代で政治主導の国家建設が必要である。今こそ小沢一郎の出番ではないのか。

最後にもう一度武田先生の意見を参照して欲しい。「神になった専門家」
http://takedanet.com/2011/04/post_c649.html

http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/863.html

コメント [原発・フッ素9] あまりにもひどい専門家や官僚たちの対応 星と月
01. 2011年4月26日 07:09:19: 0GJJznkobY
国民の健康と安全なんか屁とも思ってない政府に
なんで税金払ってるんだろう、と思うね。

最近の東電会見へのメディアのしめだし、出版規制、警戒区域設定、
ネットのブロッキング、インターネット規制法案。

言論、出版、報道の自由を回復してくれる政治家はいないものか。
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/863.html#c1

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