3号炉は再処理プルトニウムのMOX燃料を使用 高濃度の放射能が流出する恐れも
今回放出が決まった福島第一原発3号機では、使用済み核燃料を再処理して作ったプルトニウムがウラニウムに混ぜられてMOX燃料として使われていた。プルトニウムはウランの約1万倍も中性子を放射、プルトニウムによって起こされる発がん性はウラニウムよりもはるかに高いとされている。すでに3月15日以前に、プルトニウム漏出の決定的な証拠と考えなければならない中性子が検出されていた。今回の措置で濃度の高い放射能が流出する可能性はきわめて高い。(日刊べリタ編集部)
東電側が中性子の検出を明らかにしたのは15日未明の記者会見でだった。16日の朝日新聞朝刊は、3面下段の「東電『隠蔽体質』脈々」の記事で、「中性子線が検出された事実も、はじめは明かされなかった。中性子線は、核分裂反応を引き起こす。 金属板を貫く危険な放射線だ」と書いている。
【引用】
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201103201528100
【参照】
■Fukushima I Nuclear Power Plant Reactor 3 explosion on March 14, 2011
■東電『隠蔽体質』脈々(朝日新聞 2011年3月16日)から一部抜粋
「原発の状況を公表する際、原子炉内の水位や、放射線の測定結果など都合の悪い数値を進んで明らかにしていない。
15日未明の記者会見では、福島第一原発の正門で高い放射線量が測定されていたのに、その2分前のより小さい測定値を説明。記者から指摘され、高い測定値の存在を認めた。
中性子線が検出された事実も、はじめは明かさなかった。中性子線は、核分裂反応を引き起こす。金属板も貫く危険な放射線だ。
こうした「隠蔽体質」は、いまに始まったことでない。」
■発表、報道されないプルトニウム漏出ー東電はすべての事実の公開をー坂井定雄・龍谷大学名誉教授(2011年3月17日)
http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-1516.html
■外国なぜ続々避難?福島3号機は猛毒プルサーマル(J-CASTテレビウォッチ 2011年3月18日)
http://www.j-cast.com/tv/2011/03/18090779.html
http://www.asyura2.com/11/genpatu7/msg/748.html