35. 2011年3月21日 00:00:30: 6tLYJ3udi2
日本に限らずアカデミズム、またその「真正科学」とやらの信奉者の群れ、いつの時代も先駆者、異端者には冷笑と黙殺の歴史だよね。
今ではどんな携帯電話にでも内蔵されているマナーモード時に振動で着信を知らせる技術、偏芯モーターの応用なんだが、この技術を開発した企業がプレハブ2階建ての中小企業。文字通りの町工場。
専業の営業担当社員なぞいない町工場である。社長自ら日本の大手電気メーカーに靴底すり減らして日参、何度プレゼン、営業活動をしても大手企業サイドの対応は冷笑、慇懃無礼な態度で追い返すだけだった。日本の名のある大手電気メ―カー全てそうだったとのこと。
先行き販売のメドも経たず、失意にあったこのプレハブ工場建屋2階にある事務所に、米国から1人の来訪者が訪ねてきてから、この廃業すら考えていた企業の運気が激変した。来訪者はインテルからだった。
ちっちゃな町工場だ。英会話なぞできる社員などおらず、なんとも四苦八苦の面談だったらしい。それでもその場で契約即決だったとのこと。社長はインテルという会社がどういった会社なのか、まるで知識がなかったと後日語っている。
日本の大手電気メーカー、米国のセルラーフォンの偏芯モーター導入を見て、慌ててこの会社に列をなして日参し始めたことは、皆さん容易に想像できよう。
技術立国日本なんて手前で自惚れているが、実態はこんなものなのである。パイオニア精神がなく、新機軸の採用に極めて臆病な横並びコンプレックスが濔漫(びまん)している風土なんだね、この日本て国は。ヴェンチャー企業が育たない。
自分が新規に事を立ち上げる力がなければ、黙って傍観しておれば良いものを、他人にもそれを許さないばかりか、脚までを引っ張るのである。
もし比嘉照夫博士が、もっと山っ気のある人物であり、EM組織体が米国やスイスの製薬会社のようにすれっからしな存在であったなら、「Nature]誌やその他の「権威ある」欧米系科学雑誌に、カネを使って論文の一つや二つ掲載すれば済んだ話なのである。「ネーチャー誌」に掲載された、という箔をつけるためにね。
掲載できるようアレンジするライターすら存在する世界である。ES細胞技術で、すわノーベル賞ものか、と騒がれた韓国のファン・ウソク教授が使った手だ。
欧米系の「権威」にからきし弱い日本のアカデミズムなんて、もしEM技術が、あの「ネーチャー」誌に取り上げられた、というだけで即死状態になるのは目に見えている(笑)
おそらく比嘉博士も何べんとなく学会での学術発表、また講演会でパワーポイント等も用い、分子式やら分子変換のプロセス等々、説明し続けてきたはずであるが、ハナからこんなことがある訳ないと思っている衆中には「馬の耳に念仏」状態であったろう。
実証してみせるしかない、そしてそのとおりやってきた結果が現在である。日本のアカデミズムの評価なんて、今ではどうでもいい「ゴマメの歯ぎしり」でしかないようだ。
今やアインシュタインや、ホーキング理論すら疑問視される時代である。仮説であったものが定説となり、その定説が再び覆されようとしている時代にあって、現時点における学術的権威なぞ、どれほどの生命力を持つのやら?
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