http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011030201000768.html
国民新党の亀井静香代表が、2月にさいたま市で開かれた埼玉県警幹部やOBらの会合で、選挙違反を取り締まる県警捜査2課長だった自らの経歴に触れ「特定の陣営の違反を摘発しないよう指示したことがある」と発言していたことが分かった。複数の出席者が2日までに明らかにした。
亀井代表は警察庁出身で、1969〜70年に県警2課長を務めた。出席者の一人は「4月の統一地方選が目前に迫る中、不謹慎。捜査関係者が圧力を感じたとしてもおかしくない」と話した。
亀井代表は、事実関係などに関する取材に、事務所を通じて「ノーコメント」と回答している。
会合は2月11日にあった県警OBの叙勲受章祝賀会。県警の署長やOB、統一選に立候補予定の県議、市議ら約300人が出席していた。
関係者によると、あいさつに立った亀井代表は、2課長当時のエピソードを紹介。埼玉県川口市で夜間に飲食した店近くで、電柱にポスターを張っていた女性に声を掛けると「自民党衆院議員の妻だ」と答えた。
亀井代表は「奥さんが自ら選挙運動をやっている姿に感銘した。捜査員に『あの先生の陣営に違反があっても捕まえるんじゃないよ』と指示した」と語ったという。
2011/03/02 18:53 【共同通信】
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