36. 2010年11月05日 11:29:39: 7dW84fPRL6
●既存メディアの崩壊が加速していく
新聞、テレビ、ラジオ、雑誌といった既存メディアは、情報を編集し発信している。その編集作業に編集者の意図が入るのは当然であり、意図によって事実が捻じ曲げられていく。
今まで我々のような庶民は、捻じ曲げられた事実を与えられてきた飼い犬であった。
しかし、ネットによって状況は大きく変わりつつある。
編集されていない生の情報が手に入るようになると、編集によって隠されてきた真実がはっきりと見える。既存メディアが垂れ流してきた嘘八百は、もはや覆い隠すことなどできない状況だ。
既存メディアは、編集されていない情報など価値がないと言い張る。
確かに情報洪水の中である程度整理することには価値がある。
しかし、整理する際に事実が誰かの意図をもって捻じ曲げられるとしたら、整理されない生の情報を流すより余程性質が悪い。
既存メディアが報道の世界で生き残るためには、自己変革が必要である。
しかし、それは望み薄だ。
なぜなら、既存メディアを牛耳っているお偉いさん達は全員既得権側の人間であり、自己変革=自分の首を絞めることに直結するからである。
また、入社以来、ずっと既存メディアの報道の世界で育ってきた社員たちもすっかり洗脳されていて、何が正しくて何が間違いかを判断する能力がない。
私も15年前まで既得権側の組織に所属していたからよく分かる。
既得権の中に安住している人間は、井の中の蛙であり、自分たちがやっていることが真実とずれていても気付かないか、気付いても何とか誤魔化してしまおうとするものだ。なぜなら、変化することが怖いから。
また、大きな組織は図体が大きいだけになかなか変わることができない。
変わろうとすると、内部に様々な軋轢が生じ、その構成員に被害が生じるからである。誰も、自分に被害が及ぶかもしれない変革などしたくないに決まっている。
例えば、新聞などという古臭い紙メディアは、どう考えても消え去る運命にある。
早晩、電子メディア化されるのは明らかである。
しかし、だからといって紙の新聞を止めるわけにはいかない。
なぜなら、「紙」で生活している人が大勢いるからである。
紙で生活している人たいが悪いわけではない。しかし、時代に合わなくなっても既得権者がいる限り、すぐに止めたり変えたりすることはできないのだ。
また、フジテレビの安藤何某のようなテレビキャスターが急に心を入れ替えて、既得権側を批判し、真実を報道することもない。なぜなら、そんなことをしたら今の何千万円(何億?)のギャラがもらえなくなるからだ。真実なんかより自分のギャラや贅沢な暮しの方が遥かに大切。金をくれる人の言い分を流すのが仕事。
それが既得権というものだ。
既存メディア=既得権の塊である。
既得権で巨大化してしまったマンモスは、自らを縮小して生き残る能力がない。
いずれ滅びるのみ。