14. 2010年7月31日 23:31:59: ZsUNOgGnko
菅首相、支持率回復に必死 消費税封印も「今さら」2010.07.31
菅直人首相が自ら言い出した消費税引き上げ論議を封印した。ねじれ国会が幕開けした30日の記者会見で、消費税増税発言が参院選大敗の要因になったことを踏まえ、一転して9月の党代表選の争点にしない考えを示したのだ。代わりにブチ上げたのが議員定数削減。無駄排除への姿勢をアピールし、支持率回復につなげたいところだが…。
「参院選の結果はかなり厳しかった。私の唐突と受け止められた消費税発言が大きく影響したと反省している」
臨時国会召集の30日、異例の記者会見に臨んだ首相はこう語ったうえで、「党代表選でそのこと(消費税を含む税制抜本改革)自体を約束するような扱いは考えていない」と言い出したのだ。
消費税増税論議を野党に呼びかけてきた超党派協議も「可能かどうか検討していきたい」と一気にトーンダウン。一方で、首相は議員定数削減に踏み込んだ。
「衆院の定数を80、参院の定数を40削減する方針に沿って8月中に党内の意見をとりまとめ、12月までに与野党で合意したい」
無駄排除による財源確保が十分な成果を上げないまま、消費税増税を突如言い出し、参院選で「菅敗」。それだけに、歳出削減努力を身をもって示さない限り、増税論議は国民の理解を得られないうえ、再選を目指す党代表選も乗り切れないと判断したようだ。
しかし、小沢一郎前幹事長に近い中堅議員は、「参院選の前に打ち出すべきだった。順番が逆。今さら軌道修正しても、賞味期限が切れている首相に代表選再選の芽はない」と批判する。
一方、議員定数削減の実現は容易ではない。
首相の議員定数削減発言に早速、公明、共産、社民各党がかみついた。共産党の穀田恵二国対委員長は「絶対に反対だ。比例選は民意を反映させるシステムで、民意を削ることにほかならない」と反発。首相はねじれ国会を乗り切るため、政策ごとに野党と連携する「部分連合」を模索しているが、議員定数削減がネックになるとの見方がでている。
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100731/plt1007311335001-n2.htm
http://www.asyura2.com/10/senkyo91/msg/626.html#c14