22. 2010年7月20日 15:18:10: a7Q8YdXU6Q
20さん 国債転換への懸念をコメントします。
国債転換と言うのは、仕組みとして転換社債のロジックと同じと予想しています。
単位株当たりに、妥当な国債を組み合わせ、時期がきたら株式と交換できます。
仮に単位株が1万とすれば、国債を1万とします。
利息が年何%つけるかにもよりますが、一般に転換社債より国債の利回りは低いです。
転換方式と言うのは、前提が本来単位株1万より値上がりしているのが前提のものが多い。
株式が値上がりしていなければ、そのまま転換せず国債の利回りで現金化すればよいのです。
また契約の仕組み自体を、当初買った単位株当たりの価格が、国債価格より下回れば
それを補填する契約条項もつけることが出来ます。
更に言えば、転換すると言うことは株に価格がついている必要があります。
株式の値決めとは市場に出ている株式が前提です。
と言うことは、5兆円全てを国債転換方式で売却とはならない。
または、5兆円以上の株式が市場に出ることもシミュレーションとしてあるでしょう。
この国債転換を擬似的に転換社債のロジックと同じと想定した上での話しですが
転換社債方式で、大失敗した例では
香港に本社を移した「ヤオハン」が有名です。
転換時に株式の値段が下がっていた場合、それはその会社から全て持ち出しになっている。
単位株が1万円から値下がりし8000円になっていれば
株券+2000円を投資家に渡すことになります。
また、転換方式の株式はバランスシート上「負債」勘定になります。
ですから、国債転換で一旦国債として収入になるからと言って
そのままが良いかというと、なかなか難しい将来予測や事業計画があって
今の株式相場から言えばリスクが相当高いと思われます。
私個人の考えですが、国営に戻せないなら分社化のしかたを業務で分けるのではなく
NTTのように東西の地区割りにすればよい。
JR方式の地区割りは弊害が大きいと思われる。
元々の郵政の分社化自体が無理である。
郵便事業のネットワークに乗っかっている各事業をばらばらにするのは
逆に民営化したところで、事業の効率や利点を削ぐことになっています。
実際にその弊害が様々なところで噴出しています。
完全民営化&分社化と言うのであれば、特定郵便局や簡易郵便局の建物から
郵貯や簡保は出て行くことになります。まさに無茶な話です。
http://www.asyura2.com/10/senkyo90/msg/843.html#c22