筆者は「真の独立」を戦略目標の第一位に掲げ、それを目指した戦略家の育成と戦略を練り上げることをシンプルに提言した。
ここで「独立」を何かの目的のための手段とする見方は一切とっていない。「独立」自体が目的であり、それ自体に大きな価値があると考えている。だから「アイディンティティを第一目標とした(手段)としての独立」という考え方もとらないし、それを提言した覚えもない。
次の文章を仁王像がそう主張したとするのは無理であり曲解である。もしそう受け取ったとしたら、ここで明確に否定しておく。
http://www.asyura2.com/09/dispute30/msg/280.html
「真の独立」は国家として民族として、何はさておいても実現しなければならない最優先課題である。貧しいか、豊かかとは全く関係ない。民族のアイディンティティの根幹にかかわる。生活を改善する手段などというのは厚顔無恥も甚だしい(引用おわり)
『「国民生活第一」を達成するための手段が「真の独立」』をタワケと批判したのは、独立を「手段」とするという考え方を批判したので、「国民生活第一」の部分になにが入ろうと変わらない。ここに「自主外交」であろうと「アイディンティティ」であろうと、これらを目的とする手段としての「独立」という考え方に反対している。
上に引用したサイトでは、この点を初期の段階ではっきりさせななかったため、55番では(仁王像は)「民族のアイデンティティを第一目的とした独立と叫ぶから」などとドライブがかかり不必要に議論が紛糾してしまったことを反省している。
(参考)
http://www.asyura2.com/09/dispute30/msg/280.html#c14
http://www.asyura2.com/09/dispute30/msg/280.html#c28
http://www.asyura2.com/09/dispute30/msg/280.html#c45
http://www.asyura2.com/09/dispute30/msg/282.html