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『種元さんが発表した文書の全文 毎日新聞』( http://www.asyura2.com/2us0310/nihon9/msg/226.html )に基づくものです。
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「あなたたちが事件を報道で知った日からあなたの子供が補導されるまでの間にあなたたちが認識したこと、その時にあなたたち親子の聞に交わきれた会話、つまり警察に対しあなたたちが述べた事実と全く異なることが述べられています」というのは、ニュアンスとその後ろの内容そして少年両親のインタビュー内容から、警察が犠牲者の親に、“少年の両親が少年の犯行であることを察知もしくは疑っていた”と説明したのではないかと推測される。
警察が嘘をついているのか、少年両親が前言を翻す説明をしているのかということになるが、警察には嘘をつくことで少年の犯行であることをもっともらしく見せるというメリットがあるが、少年両親が前言を翻すメリットは、せいぜいが、すぐに謝罪をしなかった言い訳になるだけである。
しかし、少年両親が、“拉致”されている息子に会う前に、息子があのようなことをしでかしたと信じたとはとうてい思えないし、そのようなニュアンスの説明を警察に行ったとも考えられない。
幼児期の話や学校での過剰反応そしてエレベーターに設置された防犯カメラに過剰反応したという限定的な話を除けば、少年の学友、学校の教師、近所の人は、口を揃えて、あのような事件を起こすとはとうてい思えない“普通のいい子”と言っている。
(長崎家裁の裁判官は少年に対するそのような世評は無視しているが...)
そうであるならば、少年の両親が、「全然兆候が見えず、頭では息子がやったと分かっていても「まさか、あの子が…」と思った」(毎日新聞:母親)のはごく自然だから、警察に息子の犯行だと思っていたというようなことを言うはずがない。
警察が被害者の親に“少年の両親も我が子がやったんではないかと思っていた”と嘘を付いていたとすれば、重大な犯罪行為である。
ご存知のように、事件後被害者の親はメディアの注目を浴びており、被害者の親の言動は報道で大きく取り上げられてきた。
警察から、被害者の親が少年の親も少年の犯行であることを認めているという趣旨の説明を受ければ、被害者の親は、少年が犯人という確信を持った立場からメディアの人たちにあれこれ語ることになるはずだ。
逆に、少年の両親はどうしても少年があのような大それたことをしでかしたとは思えないと言っていると伝えれば、犠牲者の両親も、少年が犯人と確信するまでには至らなかったかもしれない。そうであれば、犠牲者の両親がメディアに語った内容も違ったものになっていた可能性がある。
(文書でことさらこの問題を取り上げているのだから、その可能性は極めて大きいと思われる)
警察が少年の両親が言ってもいないことを犠牲者の両親に少年の両親の言葉として説明していたとしたら、警察は、犠牲者の両親の言動で事件の構図を固めてしまうというとんでもない謀略を行ったことになる。
少年の付き添い人をやっている弁護士をはじめとした弁護士の方々は、犠牲者の文書で明らかになった警察と少年両親の齟齬が何に由来しているのかをはっきりとさせ、万が一それが警察の嘘(謀略)であることがわかったら、事件そのものの実相を徹底的に解明する動きを起こすべきである。
被害者の両親が、「警察に対しあなたたちが述べた事実と全く異なることが述べられています」と少年の両親を嘘吐き呼ばわりしているのだから、まともな弁護士であれば放ってはおけないはずだ。