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(回答先: 上:<心の傷> 変化、見極めに時間 朝日新聞 投稿者 エンセン 日時 2003 年 10 月 07 日 09:47:51)
またいい加減なことが書いてある・・・。
強制措置1年間が「珍しい」だとか「妥当」 だとか 「かなり長期」だとかいう
ちぐはぐな法と福祉の専門家のコメントですが、
家裁は少年がアスペルガー症候群だ、などという決定を下して、それに基づき処遇を決定したはずです。
精神・心理面で問題ありとされた場合なら、1年間などという半端な期間で更生だとか再審査だとかいう手続きが
そもそも存在しえないのではないかなあ。
1年間なんて、心理学や精神分析の専門家をもってしても
重大事件を起こしたような人物の更生に繋がるケアを手がけるのはムリですよ。
十何年という年月にわたる少年の幼時成育環境において、少年の性格異常が形成されたというような観察内容を正規の調書に残しておきながら、
処遇の実質的内容はというと、肝心のその点への配慮がまったく見られないものでしかありません。
こういうコメントが出てくることで、心理学や精神分析の専門家 とのちゃんとしたコオペレーションが
処遇決定段階で存在しなかった可能性が露見してしまいます。
報道の受け手である大衆の知性というのは、本当に過小評価されているんですねー。
以下、当該箇所を一応再引用:
『■強制措置1年間「珍しい」「妥当」
<土本武司・帝京大法学部教授の話> 強制的措置は6カ月が通常だが1年とし、さらに1年後に改めて審査するという決定は珍しい。特異性のある少年をきちんと更生させる目的に加え、十分に更生せずに社会復帰した場合の社会の安全面も考慮した。被害者の遺族への配慮もみられる。これまでの家裁審判は専ら少年の健全育成を理由にしていたが、社会防衛を意識した点で注目される。触法少年の少年院送致が認められない現行法の下で、今回の決定は最大の努力をしたといえる。
<山口幸男・日本福祉大学社会福祉学部教授の話> 1年というかなり長期の強制的措置が許可されたが、その時間を使って、集中的に子供を現実と向き合わせ、成長させるという考えだと思う。 』