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長崎幼児殺害事件:悪いが、お二人は親としての責務を果たしていない! ― 両親は警察やメディアと同罪である ―
http://www.asyura2.com/2us0310/nihon9/msg/183.html
投稿者 あっしら 日時 2003 年 10 月 07 日 16:23:48:Mo7ApAlflbQ6s


『長崎幼児殺害事件 -「死ぬ場所探した」 中1両親一問一答 長崎新聞』( http://www.asyura2.com/2us0310/nihon9/msg/167.html )に対する感想です。
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補導された少年の両親は、メディアの報道を見聞きして「そうかも」と思い、面会したときに「息子が「はい」と認めた」ことで少年の犯行であると納得したようである。

お二人のインタビュー記事が基本線で正しいものであれば、お二人は親(権者)としての責務を果たしていない、親として失格であり、警察(長崎県警)やメディアと同じ罪を息子に対して犯していると断ずる。

これは、少年が無実の可能性があるからというのではなく、少年が真犯人であったとしても同じように断罪されるべき対応である。


12歳の少年は、一般の刑事事件のように法廷で審理されることもない立場に置かれている。
メディアなどには、12歳の少年だから罰を受けることがないと“思い込み”、あれほどの罪を犯した人間に罰が与えられないのはおかしいという風潮があった。

12歳の少年が親から切り離されて児童保護施設に閉じ込められ、今後も、長期に渡って“異様なかたちで幼児を殺した少年”として施設に閉じ込められる。
(家裁の決定は、「現段階においては、許可の期間を一年間としたうえで、一年後に、少年の心身の状況を慎重に見極めたうえ、あらためて審査するのが相当である」というものだから、ずるずると引き延ばすことが可能である)

たとえ、施設に閉じ込められないとしても、少年は、死ぬまで「変態殺人犯」という周囲の目に晒されながら生きていくことになるのである。
刑務所や少年院に収容されないだけの話であり、これを罰と言わずして、なんと言う。

一般の刑事裁判を受ける“権利”がない少年が、警察・家裁裁判官・政治・メディアから罪人であると断定され、両親からも罪人だと認定されてしまったのである。

報道されている経緯で面会した「息子が「はい」と認めた」ことをもって、息子の犯行だと認めてしまう親はカスである。

12歳の少年にとって、両親以外に身を守ってくれる人はいないのである。
両親が安易に認めてしまえば、事実が曖昧なまま、さらには、無実であっても、少年は死ぬまで罪を背負い続けることになる。

両親は、「(補導から一カ月過ぎた)八月九日ごろ、付添人弁護士に連絡を取り、長崎家裁に行った後、長崎少年鑑別所で、事件後初めて息子と面会した」という。
親権者である両親が会おうとしなかったのか、警察や県が会わそうとしなかったのかはっきりさせる必要がある。
警察や県が親権者に会わさなかったのなら、法に基づかない拘禁だから、それこそ拉致である。(少年が会いたがらなかったというのは、親権侵害であり、言い訳にはならない)

家裁の決定のなかに、「本件により補導された後も、少年鑑別所職員の注意に対して号泣し「こんなとこ逃げ出してやる」などと言って扉をたたいたり本を机に打ちつけたりしている」という事実が提示されている。

少年は、両親に会えるようになったときまでに、“諭され”、宥めすかされ、因果を含まされ、幼児殺害が自分の犯行であることを素直に認める精神情況に追い込まれた可能性もある。

母親も、「面会のときの少年の様子は」と問われ、「表情がなく別人のよう。自分の子供とは思えない感じ。幼さが消えて神妙な面持ちだった。返事しかしなかった」と息子の変わりように驚いている。


両親が親権者として全責任を負うというのなら、まずは、息子が犯人であることを息子の言葉を聞いただけで納得するのではなく、事実を精査しそれに基づいて判断することから始めるべきである。

その結果息子の犯行に間違いないという判断になれば、被害者に対する責任を全うすべきである。
しかし、息子の犯行でない可能性があるという判断になったら、徹底的に争うべきである。
それが、親権者としての義務である。

両親が警察や県そしてメディアの“包囲”で困難な情況にあることは理解しているが、罵られながらであっても、息子に起きた重大事に立ち向かうことが親の努めだと考える。

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