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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20031006i513.htm
千葉市若葉区千城台東、飲食店アルバイト石橋裕子さん(16)が同区内の駐車場で殺害され、遺体を焼かれた事件で、千葉東署捜査本部に死体損壊容疑で逮捕された戸籍上の夫で同区千城台西、運転手石橋広宣容疑者(22)は6日午後、裕子さん殺害を認める供述を始めた。
捜査本部は、広宣容疑者と裕子さんの間のトラブルが動機につながっている可能性が高いとみて、引き続き追及する。
6日早朝に逮捕された広宣容疑者は、殺害への関与は否定。「少年4人が裕子さんを殺害した。自分は後から呼ばれて現場へ行き、遺体を焼くのを手伝っただけ」と主張していたが、午後になって「殺害に加わった」と認めたという。
動機について、一部の少年は「自分たちがひったくりや路上強盗をしていることを裕子さんが知り、警察に通報しようとしたので殺した」と供述しているが、殺害方法が残忍なことなどから、ほかの理由の可能性もあるとして捜査本部はさらに調べを進める。
広宣容疑者は千葉県勝浦市出身で、もともとの名字は「天野」だった。3年ほど前に千葉市に移り住み、結婚をして「鈴木」姓となった。複数の消費者金融から金を借り、多重債務者リストに掲載されていたといい、取り立てを免れて新たに借金をする目的で婿養子に入ったとみられる。今年7月、裕子さんと婚姻届を提出した際も婿養子に入り「石橋」姓を名乗るようになったが、一緒に暮らしておらず、裕子さんの両親も婚姻届を出したことを知らなかったという。捜査本部では、裕子さんとの結婚は借金がらみで名字を変えるための偽装結婚とみている。
(2003/10/7/02:32 読売新聞 無断転載禁止)