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http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20031007k0000m040088000c.html
6日午前11時ごろ、さいたま市浦和区瀬ケ崎1、会社社長、羽生啓さん(57)方から110番に無言電話があり、口論する声が聞こえた。浦和署員が発信元を突きとめ約1時間20分後、屋内で羽生さんの妻慶子さん(54)とパキスタン国籍で住所不定、職業不詳の男(28)が倒れているのを見つけた。2人は間もなく死亡した。同署は羽生さんの長女(26)との交際を巡るトラブルが原因で、男が慶子さんに青酸化合物とみられる薬物を注射し、自分も薬物を飲んで自殺した疑いが強いとみて、被疑者死亡のまま殺人容疑で書類送検する方針。
調べでは、男は6日午前10時半ごろ、羽生さん方を訪れ、1階玄関付近で慶子さんと言い争いになった。長女は1階洗面所に隠れていたが、しばらくして玄関付近を見ると、慶子さんが倒れていた。男はその後、洗面所に来て、持っていた瓶の薬を飲み、倒れたという。長女は署員に発見された時、左手に手錠をかけられていた。青酸化合物が入っているとみられる注射器と瓶が、洗面所で見つかった。
浦和署によると、長女と男は昨秋ごろから交際していた。長女は今夏、別れ話を持ち出したが、男は同意せず、1日に数十回電話をかけるなどしたという。長女は8月12日、浦和署に「自宅に来たり、嫌がらせを受けて怖い」と相談、署員が同13、14日、男に電話で警告した。その後、ストーカー行為はなくなったが、男の行方が分からなくなっていた。
浦和署の中村正副署長は、ストーカー行為への対応について「相談から事件までの経過をよく精査して検討する」と話している。通報から発見まで1時間20分かかった点は「今後検討する事項になる」と語った。【小原綾子、高島博之】
[毎日新聞10月6日] ( 2003-10-06-20:35 )