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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031006-00000018-kyt-l26
京都市下京区で今年1月、民家の焼け跡から女性の遺体が見つかった事件で、殺人と現住建造物放火の罪に問われた俳優平野義幸被告(39)の初公判が6日、京都地裁(楢崎康英裁判長)であった。平野被告は罪状認否で「(放火や殺害は)してません」と、全面的に無罪を主張した。
起訴状によると、平野被告は1月16日、下京区松原通西洞院西入ルの自宅2階で、内縁関係にあった仲居手伝い武藤美津子さん=当時(47)=の手足を縛った上、灯油をまいて火をつけ、2階約24平方メートルを焼いて、武藤さんを熱傷で殺害した、とされる。
検察側は冒頭陳述で、平野被告は犯行直前に知人との金銭トラブルをめぐって武藤さんと口論しており、「激情のおもむくまま武藤さんを殺害しようと企てた」と犯行動機を指摘。出火当時、現場宅にいたのは平野被告と武藤さんだけだった▽平野被告は顔や手に消火活動では想定しがたいやけどを負っている▽粗暴癖があり、以前から武藤さんに暴力を加えていた−と述べた。
平野被告は覚せい剤取締法違反罪で起訴され、懲役1年2月の有罪判決を受けて服役中。(京都新聞)
[10月6日12時33分更新]