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リナックスより「ウィンドウズが安く優れている」
米MSのジョンソン副社長が都内で会見
http://www.zakzak.co.jp/top/t-2003_10/1t2003100406.html
ソフトウエア最大手、米マイクロソフト(MS)のケビン・ジョンソン副社長は3日、都内で記者会見し、無償基本ソフト(OS)「リナックス」について「運用を含むシステム全体の経費ではウィンドウズが安く優れている」とし、日本政府や企業などに積極的に売り込む姿勢を示した。
副社長は、日本では「仙台市役所が(一部サーバーを)運用が大変なリナックスからウィンドウズに切り替えた」とし、リナックスへの移行は得策ではない、と強調。
その理由について「システム構築費用のうち、OSの価格は約5%にすぎないとの試算もある」と説明。システムの保守・運用などを含めた5年間の総経費では(OSにリナックスを採用したシステムより)約10−20%安いとの調査会社のデータを引き合いに出した。
仙台市によると、システム更新や保守などの際、リナックスに詳しい技術者の確保が困難なため、一部部署でPCサーバーに搭載するOSを最近、切り替えたという。
ウィンドウズXPなどの欠陥を突いたコンピューターウイルス「ブラスター」被害の拡大については「リナックスも含めどんなソフトにも欠陥はある」としつつ「業界の最重要課題」として、被害防止に向けハッカー取締機関などとの連携を強める考えを示した。
ZAKZAK 2003/10/04