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http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20031007k0000e040071000c.html
福島県矢祭町の根本良一町長(65)が全国町村会から「市町村長総務大臣表彰」の推薦を受けたが、同様に推薦された町村長25人の中で唯一、表彰から外されていたことが分かった。矢祭町は総務省が推進する市町村合併に対して「合併しない宣言」をし、住民基本台帳ネットワークシステム(住基ネット)にも参加しておらず、総務省の“意趣返し”とみられる。
総務省の内規「市町村長総務大臣表彰規定」によると「市町村長として通算20年以上在職し、地方自治の発展に功労があったと認められるもの」が表彰される。根本町長は83年7月に初当選し、6期目。今年7月に在職20年を迎えた。
全国町村会が福島県町村会の推薦を受けて8月中旬、総務省に推薦したが「総合的に勘案し、規定に該当しない」と選から漏れた。
同省行政課は「決裁したのは大臣」と話し、当時の片山虎之助総務相による判断だったと説明した。そのうえで「違法行為や犯罪を行ったものは、はねることもある」とも述べた。総務省は住基ネットへの不参加を「違法行為」としており、福島県は国の見解を受け6月、接続を求め矢祭町に是正勧告している。
今回推薦された全国の町村長25人のうち、根本町長を除く24人は10月3日、表彰された。表彰は92年度から始まったが、同課は全国町村会の推薦に反して表彰を見送った例がこれまでにあるか否かは「分からない」と話している。【坂本昌信】
根本町長の話 住民のための町長であって、総務大臣表彰などそもそも眼中にない。受賞が決まっても、総務省には足を運ばなかっただろう。
[毎日新聞10月7日] ( 2003-10-07-15:00 )