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福岡市の都市高速道路の遮音壁納入をめぐる汚職事件で、収賄容疑で逮捕された元福岡北九州高速道路公社課長、前川幾郎容疑者(50)=現福岡市港湾局計画課長=が、贈賄側の県内の製造業者(公訴時効完成)に対し、自らわいろを要求していた疑いが強いことが四日、分かった。消費者金融などに多額の借金を抱え、一回目の現金授受後、工事を担当する部下らに贈賄業者の遮音壁を採用するよう推薦していた疑いもあり、県警は、詳しい経緯を調べている。
県警は同日午前、同公社庁舎などを家宅捜索。同日午後、前川容疑者を福岡地検に送検した。
調べでは、前川容疑者は、同公社福岡事務所事業調整課長に出向していた一九九九年七月と二〇〇〇年一月の二回、同公社発注の福岡都市高速道路工事に絡み、県内のアルミ製品製造会社の役員から、工事を受注する建設業者側に自社製の遮音壁を取り扱ってくれるよう働きかけてほしいと依頼され、見返りとして現金計百万円を受け取った疑いが持たれている。
県警によると、贈賄業者は納入実績がなく、前川容疑者に自社製品の推薦を依頼し一回目の五十万円を渡した。この際、業者は「(前川容疑者から)わいろを欲しいと暗にほのめかされた」などと供述しているという。一回目の現金を受け取った前川容疑者は部下らに同社製品を推薦。公社と建設業者の協議で納入が決まった後、さらに謝礼として二回目の五十万円を受け取ったとみられている。
県警は、前川容疑者が工事発注の実務担当者ではないものの、事業全般の調整役として公社内に影響力があったとみており、納入決定の詳しい経緯について当時の公社職員らからも事情を聴く。