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(回答先: Re: ん?何を言ってんのか2?よくわからんが、普通の良い子ちゃんへ 投稿者 ん?@M 日時 2003 年 10 月 09 日 14:52:51)
昨今の十代の愚かな事件を見れば少しは気づく人も増えるかと思いますが、若いから賢い訳でもなければ、中年(35歳以上)だから愚かな訳でもありません。一般的に言えば、どの世代についても、上位5%がエリート(富裕な特権階層の意味ではない)層、下位5%が理解困難層、それ以外は中間層に分類されます。
圧倒的な日本人は、世代別輪切りの発想から抜け出ることもできず、無意味に中高年世代のリストラを続けた結果、既にエンジニアの海外流出を招き、アジア諸国のハイテク技術の向上に貢献しています。
アジア諸国はハイテク技術に多額の研究開発費を投じており、「日本が技術立国と言われたのは既に過去の話」というのがアジアの常識になりつつあります。研究開発投資額の違いは、今日明日には未だ眼に見えなくても、ボディーブローのようにジワリと効いてくる筈です。
米国の後追いをして時価会計を取り入れ、マネーゲームに狂奔している間に、産業の土台を掬われ、IT産業とサ−ビス業しか残らない方向が加速しています。
然し実際には、地球規模で解決すべき技術的課題が山積しており、サ−ビス業にシフトしている場合ではありません。
例えば、この1世紀における戦争の中心課題でもあったエネルギー問題があります。といっても、化石燃料の争奪戦に血道を上げるのではなく、エネルギー基盤を化石燃料から他のものへ変える技術が対象です。
この技術のうち、核融合は、水素やヘリウムの同位体からヘリウムを生成します。米国中心に研究されているD-HE3炉による核融合の場合、放射能は炉内で数時間で消滅するために安全です。核分裂は原子炉内で起こりますが、核融合はプラズマ状態で起こります。
日本では、この10月2日に素晴らしいニュースがありました。この日のニュース・ステーションでも紹介されましたが、ナノゲート・キャパシタです:
http://www.jeol.co.jp/jeol/company/newsrelease/2003/031003.htm
阿修羅では、技術に強いオリハルさんが紹介してくださいました:
http://www.asyura2.com/2us0310/bd30/msg/147.html
サスティナブル・ディベロップメントは、時代遅れどころか、今後益々必要な技術の潮流であり、価値ある投資対象です。時代遅れな電力業界からの圧力を跳ね返すためにも。
因みに、上記の技術を開発した企業の10月3日の株価は、前日比+16.95%だそうです。
投資は、マネーゲームのために行うのではなく、地球環境の未来を、ある程度は人間(北欧系だけでなく、扶余系もその他も)が棲み続けられるように、変えていく力になるものを対象とします。個人資産の僅かな増減に一喜一憂するのではなく、より長いスパンで未来を考えてのリスクヘッジをします。