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<イラク復興>政府、50億ドル以上の資金を検討
政府は7日、イラク復興への資金拠出について、04年から07年までの4年間で総額50億ドル(約5500億円)を上回る規模の拠出を検討する方向で調整に入った。米政府が日本に対し「数十億ドル」規模の支援を外交ルートを通じて要請してきたことも判明。小泉純一郎首相は17日に来日するブッシュ米大統領との首脳会談で協力を約束する意向だ。
政府は、04年分は無償資金協力で実施するが、「20億ドル超」を主張する外務省と「10億ドル程度」に抑えたい財務省との間に隔たりがあり、10億〜20億ドル(約1100億〜約2200億円)の範囲で調整する。05〜07年分は「3年以内に新政権が樹立される」ことを前提に主に円借款により拠出する考えだ。
関係者によると、アーミテージ米国務副長官が先月、加藤良三駐米大使に「日本にはビリオンズ(数十億ドル)を出してほしい」と要請した。これを受け、加藤大使は先月末、緊急帰国。米側の意向を首相官邸などに伝えたとみられる。アーミテージ副長官は「寛大な貢献」という表現で巨額資金拠出への期待を表明していたが、具体的な拠出規模を米政府から示されていたことになる。
イラク復興支援をめぐっては、2日のマドリードでの復興支援国会議準備会合で、世界銀行などが04年に約175億ドル、05〜07年に約375億ドルの総額約550億ドルの復興需要額を発表した。
日本が最近の復興支援で表明した拠出額は、02年のアフガニスタンが2年半で5億ドル、スリランカが3年で10億ドルとなっている。【白戸圭一】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031008-00000138-mai-pol