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(回答先: 脱「官僚」?反「官僚」?官僚を有能に使う能力あるの? 投稿者 マルハナバチ 日時 2003 年 10 月 07 日 01:59:32)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20031006ic01.htm
国土交通大臣の辞任要求を突っぱねるという前代未聞の行動に打って出た日本道路公団の藤井治芳(はるほ)総裁(67)。監督官庁の国交省は6日、総裁解任の手続きに着手した。関係者の証言からは「冷え切っていた国交省と公団の関係」「更迭を政局のカードにした官邸」など、“総裁の暴走”を許した様々な要因が浮かび上がってくる。
石原国交相は、総裁の更迭理由の一つとして「公団と国交省との関係がしっくりいっていなかった」と5日の会見で語った。
日本道路公団法に基づいて設置された公団は、監督官庁である国交省の指示に従うのが原則だ。ところが同省道路局によると、ここ数年、公団は国交省からの資料要求に応じないことが多くなり、最近は記者発表の予定や業務に関する報告なども伝えてこなかったという。
「藤井総裁は自民党道路族らとの太いパイプを生かし、直接、『先生』とやり取りするので、監督官庁という意識はなくなっていたのでは」と同省道路局の中堅幹部は語る。
別の中堅幹部も「最近の公団は、民営化が決まったので、もう国交省の言いなりになる必要はない、役所は関係ないという姿勢が露骨だった」と打ち明けた。そのうえで、「扇前国交相は、理由は分からないが、最後まで総裁をかばい続けた。道路公団と国交省道路局との関係が悪化しても、総裁の任免権者である前大臣の信頼を得ていたのが、藤井総裁を増長させた一因だ」と語る。
一方、公団幹部の1人は「小泉首相が総裁更迭を、総選挙をにらんだカードにしたのが最初から間違っていた」と指摘する。政府の道路関係4公団民営化推進委員会は、1年以上前から藤井総裁更迭を求めていたことなどから、「更迭の機会はいくらでもあったのに、これまで放置し、総裁をのさばらせて来た。辞任を拒否された今になって、石原国交相が『民営化まで時間がない』などと言うのは身勝手だ」と憤る。
これに対して、「藤井総裁が辞表提出を拒否する予感はありましたよ」と語るのは、総裁更迭を求めていた「道路公団改革100人委員会」の世話人を務める元公団常任参与の織方弘道さんだ。
「プライドが高い人だから、自分の責任を認める辞表提出は避けたかっただろうし、自分が辞めると側近らの行き場もなくなってしまうので、彼らに対する責任も考えたのではないか」と分析。さらに、石原国交相の指導力にも触れ、「石原大臣は『世間が納得しませんよ』などという人情論に訴えるのではなく、『あなたは総裁として不適格だ』と正面から言うべきだった。民営化推進委員会でも腰がふらついていたので、藤井総裁から甘く見られてしまったのでは」と話している。
(2003/10/7/03:20 読売新聞 無断転載禁止)
★シジミ:記事中に公団中堅幹部の言葉として、「扇前国交相は、理由は分からないが、最後まで総裁をかばい続けた。道路公団と国交省道路局との関係が悪化しても、総裁の任免権者である前大臣の信頼を得ていたのが、藤井総裁を増長させた一因だ」と記されているが、前国交省が藤井氏をかばったのは彼女と道路公団との個人的関係があると考えられる。だがこうした状態を放置したのは、間違いなく小泉首相の責任である。
こうなったら藤井氏には徹底的に抵抗してもらい、小泉内閣・自民道路族を道連れに心中してもらいたい。