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後30年で、スラム街住民の数が20億人に=国連調査
[ロンドン 5日 ロイター] 国連人間居住計画(国連ハビタット)は、「スラム街の挑戦」と題した報告の中で、劇的な措置が緊急に講じられなければ、今後30年で世界のスラム街住民が現在の2倍にあたる20億人に達する、と訴えた。
報告はインドネシアからアフリカ、ブラジルまで、すでに全世界の都市人口30億人の3分の1がスラム街で生活していると指摘し、各国政府に対し、近づきつつある危機の大きさと重大さを認識するよう求めている。
国連のアナン事務総長は、国連ハビタットのウェブサイトで「地方自治体や国、民間活動家や国際社会が一致して行動を起こさなければ、開発途上国の大半でスラム街住民が増加する公算が大きい。真剣な行動がとられなければ、今後30年間にスラム街の住民は約20億人に達すると予想される」と述べた。
報告は、スラム街は途上国で拡大しており、こうした地域のスラム街住民は人口の43%を占めている、と説明。先進地域では、この割合は6%だという。
また、人口に対するスラム街住民の比率が世界で最高水準なのはサハラ以南のアフリカで、71.9%という。