現在地 HOME > 掲示板 > 国家破産30 > 117.html ★阿修羅♪ |
|
10月2日(ブルームバーグ):6日にブッシュ政権を去るフィッシャー米財務次官(国内金融担当)は2日、在任中の最後となるインタビュー答え、過去最高に上っている連邦財政赤字が市場金利を押し上げることはないとの考えを示した。
フィッシャー財務次官は、財政赤字を埋めるための国債増発が、他の発行体を市場から締め出す「クラウディング・アウト」が起こることはないとの考えを示した。一部のエコノミストや投資家は、投資資金をめぐって米国債と競争しなければならない民間企業は、投資家を引き付けるため金利を引き上げざる得なくなると指摘している。
フィッシャー次官は、世界の信用市場で米国債が占める割合は縮小していると説明。米財務省の統計によると、米国債の流通規模は過去10年間で3890 億ドル増えた。一方この間に、米国の信用市場全体は10兆8000億ドル拡大した。同次官は、信用市場が「過去50年で様変わりしたことを考えれば『クラウディング・アウト』という言葉は心に浮かばない」と述べた。
また、同次官が2001年10月に決めた30年債の発行中止については、長期的に借り入れコストを最小化するという財務省の目標に貢献するとの考えを示し、現在の超低金利を生かすためにより年限の長い国債の発行を増やすべきだという批判に反論。さらに、政府はあらゆる年限について市場の流動性を維持する責任があると指摘した。
ワシントン Brendan Murray 東京 木下 晶代 Akiyo Kinoshita
Last Updated: October 3, 2003 02:08 EDT
http://quote.bloomberg.com/apps/news?pid=80000003&sid=a25s3Dk1aJVA&refer=top_kaigai