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10/07 16:43 機密費20億円上納は事実 戦争反対で「解雇」の大 外信44
米国主導のイラク戦争に反対する意見具申をしたことで、外務省
を事実上、解雇されたとしている天木直人前駐レバノン大使(56
)が、八日発売の著書「さらば外務省!」(講談社刊)で、外務省
の機密費のうち二十億円が毎年、内閣官房に上納されていたとされ
る疑惑は、「厳然たる事実」と指摘していることが分かった。在カ
ナダ大使での約八百万円の公金流用疑惑についても言及している。
外務省関係者は「あり得ないこと」と事実関係を全面否定してい
るが、天木氏は「すべて私が直接見聞きした事実」と話している。
天木氏をめぐっては、民主党の菅直人代表らが、「大使の職務と
して当然の意見具申」なのに、それを理由に外務省が退職に追い込
んだとして問題視しており、天木氏に接触、詳しい事情を聴いてい
る。
著書によると、機密費の上納は一九六○年代半ば、日韓国交正常
化交渉で官邸の機密費が底を尽き、当時の佐藤栄作首相が椎名悦三
郎外相に命じたのがきっかけ。天木氏は「同僚や上司から公然の秘
密として何度も聞いた」と話し、少なくとも二○○一年の外務省機
密費盗用事件発覚まで上納は続いたとみている。
また、同書によると、カナダのハリファクスで先進国首脳会議(
サミット)が開催された翌年の一九九六年、天木氏が公使だった在
カナダ大使館で、サミット時のホテル代の二重払いが判明、約八百
万円がホテルから返金された。当時の大使は「隠し財源ができた」
と喜び、天木氏の離任後、会計担当官が「あの金はすべて使われた
」と打ち明けたという。
この指摘に対し、当時の複数の関係者は「全く覚えがないし、あ
り得ない」と反論している。(共同)
(了) 031007 1642
[2003-10-07-16:43]
10/07 19:00 天木直人氏の略歴 外信45
天木 直人氏(あまき・なおと)47(昭和22)年、山口県生
まれ。69年、京大を中退し、外務省入省。中近東アフリカ局アフ
リカ第2課長、駐カナダ公使、駐デトロイト総領事などを経て20
01年2月から03年8月まで駐レバノン大使。8月29日、外務
省を退職。著書に「マンデラの南ア」がある。(共同)
(了) 031007 1859
[2003-10-07-19:00]
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