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【モスクワ】ロシア極東部に生息する有名なアムール・タイガー(トラ)は今後20−30年で絶滅する恐れがあると生態学者たちが最近、警告した。毛皮が高価で売れるため密猟者の格好の標的になっており、保護措置が取られたものの絶滅のリスクは回避されていないとロシア人研究者ユーリー・ドゥニチェンコ氏は言っている。
ドゥニチェンコ氏によれば、ロシアと米国の研究者の最新の生息数調査では、アムール・トラの数は400−450頭で下げどまっているが、子供のアムール・トラの比率は1997年の28.6%から2003年には9.5%に減少した。この数は安定した増殖には不十分だという。子供を産めるメスの比率は97年の14.3%から03年には4.8%に下がった。
アムール・トラの毛皮はヤミ市場で1頭当たり最高2万ドル(約220万円)の値が付くと言われる。生息地は森林伐採で縮小し、ハバロフスク地域の380万ヘクタールしかないとドゥニチェンコ氏は語った。(日本の某動物園にも阪神タイガースの監督の名を愛称にしたアムール・トラ「センイチ」がいると3日、報道されている)〔AFP=時事〕