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いわきの病院で爆発8人けが MRIガス抜き取り中
4日午前8時半ごろ、福島県いわき市平小太郎町の松村総合病院(安本幸正院長)の磁気共鳴診断装置(MRI)室で、MRIの機器を取り替える作業中に爆発事故が起きた。市消防本部などによると、作業員や病院の技師ら8人が、爆風で飛ばされるなどしてガラス片で顔などを切った。うち2人が足の骨を折るなどの重傷。
いわき中央署や病院によると、朝からMRI交換のためヘリウムガスを抜き取る作業をしており、ガスが何らかの原因で爆発的に噴出したのが原因とみられるという。火災は起きていないという。
MRI室は病院1階にあり、部屋周辺の天井や窓が吹き飛んだほか、約50m離れた玄関のガラスなどが割れた。事故当時、1階には外来患者20人程度いたが、けが人はなかった。
記者会見した安本院長は「起こり得るはずのない事故だ。まさか、こんなことが起きるとは。患者にけががなかったのは幸いだ」と述べた。作業を担当していた東芝メディカルシステムズは「ヘリウムガス自体が爆発することは考えにくい。今までこんなことがなかったので、原因の想像がつかない」と話している。
現場はJRいわき駅から南へ約600mの中心市街地。
[河北新報 2003年10月04日](河北新報)
[10月4日14時28分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031004-00000009-khk-toh